JPH11108646A - テーパねじゲージ及び検査システム - Google Patents

テーパねじゲージ及び検査システム

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JPH11108646A
JPH11108646A JP26976797A JP26976797A JPH11108646A JP H11108646 A JPH11108646 A JP H11108646A JP 26976797 A JP26976797 A JP 26976797A JP 26976797 A JP26976797 A JP 26976797A JP H11108646 A JPH11108646 A JP H11108646A
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JP
Japan
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gauge
screw
tapered
thread
taper
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JP26976797A
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Eiji Uematsu
▲えい▼司 上松
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CKD Corp
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CKD Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ねじ山形状の異常を検出するテーパねじゲー
ジ及び検査システムを提供すること。 【解決手段】 被検査テーパねじと螺合するねじ部に開
設された吐出口と、圧縮エアの供給を可能とすべく開設
された流入口と、吐出口と流入口とを連通する連通路と
を有するテーパねじゲージと、テーパねじゲージに圧縮
エアを供給するエア供給手段と、テーパねじゲージとエ
ア供給手段をつなぐ供給管に設けられた絞りと、テーパ
ねじゲージと絞りとの間の背圧を測定する計測手段とを
有する検査システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、はめ合い検査によ
ってテーパねじの合否を判定するテーパねじゲージ及び
検査システムに関し、特に、ねじ部に供給される圧縮エ
アの漏れ状況を測定して合否の判定を行うためのテーパ
ねじゲージ及びそのテーパねじゲージを使用した検査シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】テーパねじは、国際標準機構(ISO)
によって作られた規格に従って製作され、日本工業規格
(JIS)基づくテーパねじゲージによって検査が行わ
れてきた。そこで、従来からISOに規定されている基
準山形、基準寸法及び寸法許容差に基づいて形成された
テーパねじゲージによってはめ合い検査が行われてきて
いる。この従来のテーパねじゲージには、図7及び図8
に示すようにテーパねじプラグゲージと、テーパねじリ
ングゲージを挙げることができる。
【0003】図7のテーパねじプラグゲージ51は、I
SOに規定されている基準に基づいてねじ部52が形成
され、検査対象となるテーパめねじの管端からテーパお
ねじの基準の長さに相当する範囲内で、ねじの互換性を
総合的に検査するもので、その切欠き53に対するテー
パめねじの管端の軸方向のずれによって判定される。そ
こで、このテーパねじプラグゲージ51をテーパめねじ
に対して止まるまでねじ込み、テーパめねじの管端が最
大及び最小の切欠き53の範囲内にあれば、そのテーパ
めねじはテーパねじゲージ51によるはめ合い検査に合
格したものとされる。
【0004】一方、図8のテーパねじリングゲージ61
は、ISOに規定されている基準に基づいてねじ部62
が形成され、テーパおねじ基準径から管端までの範囲の
ねじの互換性を総合的に検査するもので、その切欠き6
3に対するテーパおねじ管端の軸方向のずれによって判
定される。そこで、テーパねじリングゲージ61をテー
パおねじに対して止まるまでねじ込み、テーパおねじの
管端が切欠き63の範囲内にあれば、そのテーパおねじ
はテーパねじリングゲージ61によるはめあい検査に合
格したものとされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のテーパ
ねじゲージによる検査では、合格と判断されたテーパね
じの中に実際の使用に適さない不良品が含まれるといっ
た問題があった。その原因としては、以下のようなねじ
山形状の異常が挙げられる。先ず、タップを送る加工機
の速度が形成するねじのピッチに合わない場合には、図
9に示すようなねじ山の片側斜面Mが余分に削られてし
まうといったねじ山形状の異常があった。また、ねじを
切る際に予めあけておく下穴の加工寸法が大きすぎた
り、その下穴加工と実際のねじ加工との中心軸がずれて
しまった場合には、本来めねじの内径に合わせて下穴加
工が行われるため、図10に示すようにねじ山が欠けて
しまったり、図示しないが谷部が深く削られてしまうと
いったねじ山形状の異常があった。更に、ねじ加工の際
に異物がかみ込まれたり、タップやダイス自体の形状に
異常が生じていた場合には、図11に示すような欠損や
削り残しによるねじ山形状に異常が生じてしまってい
た。
【0006】そこで、テーパねじに対してテーパねじゲ
ージをねじ込んでいったとき、前述したような形状に異
常があるようなものでもテーパねじのピッチがテーパね
じゲージのピッチと同一である場合には、テーパねじの
管端がゲージの最大及び最小の切欠きの範囲内にまでね
じ込まれてしまい、「はめ合い検査」の結果が合格と判
断されてしまう。ところが、テーパねじは、一般に管、
管用部品、流体機器などの接続において接続部の耐密性
を主目的として使用されるものである。そのため、「は
め合い検査」に合格したからといって、前述したような
ねじ山形状に異常が生じていたのでは、隙間から漏れが
生じてしまい所期の目的が達成できず、テーパねじとし
ての本来の機能を果たし得ないといった問題があった。
【0007】そこで、本発明は、かかる問題点を解決す
べく、ねじ山形状の異常を検出するテーパねじゲージ及
び検査システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明のテーパねじゲージは、被検査テーパねじ
と螺合するねじ部に開設された吐出口と、圧縮エアの供
給を可能とすべく開設された流入口と、前記吐出口と流
入口とを連通する連通路とを有し、被検査テーパねじに
前記ねじ部を螺合させた状態で、流入口から供給された
圧縮エアが連通路を通って前記ねじ部の吐出口から漏れ
出る状況を測定して該被検査テーパねじの合否を判定す
ることを特徴とする。よって、従来テーパねじゲージの
ねじ込み具合のみによって行っていた検査に加えて、エ
アの漏れ状況を測定することでねじ込みだけの検査では
分からなかったねじ山の欠損などの不良が検出できる。
【0009】(2)また、本発明のテーパねじゲージ
は、前記吐出口が、前記ねじ部に複数設けられたもので
あることを特徴とする。よって、各箇所に存在するねじ
山形状の異常をより確実に検出することができる。 (3)また、本発明のテーパねじゲージは、前記ねじ部
の表面にねじと交叉する一又は二以上のエア抜け溝を有
することを特徴とする。よって、吐出口から漏れ出たエ
アがねじ溝に沿ってエア抜け溝にまで流れ出し、ねじ山
形状の異常の有無による圧縮エアの漏れ状況がより明ら
かに確認できる。 (4)また、本発明のテーパねじゲージは、前記エア抜
け溝が前記ねじの前後端にまで貫設されていることを特
徴とする。よって、吐出口から漏れ出た圧縮エアは大気
に排出されるため、ねじ山形状の異常の有無による圧縮
エアの漏れ状況が更に明らかに確認できる。
【0010】(5)一方、本発明の検査システムは、前
記(1)乃至(4)のいずれかに記載のテーパねじゲー
ジと、前記テーパねじゲージに圧縮エアを供給するエア
供給手段と、前記テーパねじゲージと前記エア供給手段
をつなぐ供給管に設けられた絞りと、前記テーパねじゲ
ージと前記絞りとの間の背圧を測定する計測手段とを有
することを特徴とする。そこで、エア供給手段から送り
出された圧縮エアは絞りを介してテーパねじゲージに供
給され、そのテーパねじゲージの流入口から供給された
圧縮エアが連通路を通ってねじ部の吐出口から漏れ出
る。このとき、ねじ山形状の異常の有無によって吐出口
から漏れ出る圧縮エアの漏れ量の違いにより背圧が異な
り、それを計測手段で測定することによってねじ山形状
の異常の有無が確認できる。 (6)また、本発明の検査システムは、前記計測手段
が、圧力計又は圧力スイッチであることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明にかかるテーパねじ
ゲージ及び検査システムの一実施の形態について説明す
る。先ず、第一の実施の形態における検査システムの構
成を示せば、図1のような概念図で示すことができる。
この検査システムは、テーパねじゲージ1がエアパイプ
5を介してエアポンプ2に接続され、そのテーパねじゲ
ージ1とエアポンプ2との間には絞り3が設けられてい
る。絞り3は、エアポンプ2からテーパねじゲージ1側
へ供給されるエアの上流側圧力を高めるようにするため
に設けられている。そして、検査システムにはテーパね
じゲージ1の背圧を測定すべく、テーパねじゲージ1と
絞り3との間で分岐したエアパイプ5に圧力計4が接続
されている。
【0012】ところで、このような検査システムに使用
されるテーパねじゲージ1は、図2及び図3に示すよう
な構成をしている。図2はテーパねじゲージ1の一部断
面図であり、図3はA方向から見た平面図である。テー
パねじゲージ1は、図1に示す被測定物に形成されたテ
ーパめねじの検査を行うプラグゲージであり、ねじが切
られたおねじ部11には軸方向に首部12と握り部13
とで形成し、エアパイプ5との接続を可能とする流入口
14が同軸上に設けられている。そして、このようなテ
ーパねじゲージ1は、握り部13の流入口14側に開口
した流路15が、その握り部13から取付部12そして
おねじ部11に至るまで直線上に形成され、おねじ部1
1に開設された吐出口16が連通されている。また、お
ねじ部11には軸方向に貫いたエア抜け溝17が形成さ
れている。
【0013】そこで、このようなテーパねじゲージ1
は、検査対象となるテーパねじに止まるまでねじ込まれ
る。その場合、テーパねじの管端がゲージの最大及び最
小の切欠き18の範囲内にあれば、そのテーパねじは、
テーパねじプラグゲージによる「はめ合い検査」に合格
したと判断される。そして、「はめ合い検査」に合格し
たならば、テーパねじにねじ込まれたままのテーパねじ
ゲージ1に対してエアポンプ2から圧縮エアが供給され
る。エアポンプ2から供給された圧縮エアは、エアパイ
プ5内を絞り3を通ってテーパねじゲージ1にまで送ら
れる。テーパねじゲージ1にまで送られた圧縮エアは、
流入口14から流路15内、そして吐出口16へと流れ
る。
【0014】その場合、テーパねじが、その形状に異常
がなく正確に形成されている良品は、テーパねじゲージ
1が構成するおねじとテーパねじが構成するめねじとが
気密に螺合し、吐出口16へ流れた圧縮エアはねじ間か
らなかなか漏れ出ることなく、所期の耐密性が発揮され
る。そのため、テーパねじゲージ1と絞り3間のエアパ
イプ5内圧力が背圧によって高められる。一方、テーパ
ねじが、前述したようにねじ山の側面が余分に削られて
いる等ねじ山形状に異常が生じている不良品は、螺合し
たテーパねじゲージ1とテーパねじとのねじ間に大きな
隙間ができてしまう。そのため、吐出口16へ流れた圧
縮エアは、その隙間を通ってテーパねじゲージ1に形成
されたエア抜け溝17から大量に漏れ出てしまう。その
ため、テーパねじゲージ1の背圧によるエアパイプ5内
の圧力は、前述した正常なテーパめねじの場合に比べて
低くなる。
【0015】従って、正常なときと異常なときで背圧の
変化を圧力計4で測定したところ、図4に示すような結
果が得られた。この場合、エアポンプ2による入気圧力
は5kgf/cm2 である。そこで、テーパめねじが良品の場
合、ほとんどない螺合したねじ部の隙間から少量の圧縮
エアがエア抜け溝17から漏れ出すのみなので、エアパ
イプ5内の背圧は一気に4kgf/cm2 以上にまで上昇し、
0.3秒程度で飽和状態となってその後一定圧力に安定
する。一方、テーパめねじが不良品の場合には、ねじ山
の欠損などの大きな隙間を通って大量の圧縮エアがエア
抜け溝17から漏れ出るので、エアパイプ5内の背圧は
あまり上昇せず、やはり0.3秒程度で飽和状態となる
が、その値は約1.5kgf/cm2 を示して安定した。
【0016】更に、このような良品及び不良品の検査を
所定数行って平均をとった結果、良品では4.34kgf/
cm2 で、不良品では1.46kgf/cm2 となり、その違い
が明らかに示された。従って、図1ではテーパねじゲー
ジ1の背圧を測定するためにエアパイプ5に圧力計4を
接続させたが、この圧力計4の代わりに圧力スイッチを
接続し、所定の圧力以上でランプを点灯させるようにし
て良品を瞬時に識別できるようにしてもよい。
【0017】よって、本実施の形態のテーパねじゲージ
によれば、従来テーパねじゲージのねじ込み具合のみに
よって行っていた検査では発見できなかったねじ山の欠
損などの不良が検出できるようになった。従って、耐密
性が要求されるテーパねじの信頼性を高めることができ
た。また、このようなテーパねじゲージを使用した検査
システムは、そのテーパねじゲージに供給される圧縮エ
アの背圧を測定して形状の異常の有無を検出するように
したので、その構成は極めて簡易なものとなり、そして
その取り扱いも容易なものとなった。また、図4に示す
ように背圧の値が一定となる飽和状態までの時間は約
0.3秒と瞬時に検査が行え、従来の検査との時間差は
ないといってよい。
【0018】次に、本発明にかかる第二の実施の形態に
ついて説明する。本実施の形態のものは、対象をテーパ
おすねじとするテーパねじリングゲージ及び、それを使
用した検査システムである。検査システムの構成は、前
記実施の形態のものと同様にエアポンプ2、絞り3、圧
力計4そしてエアパイプ5を有し、テーパねじプラグゲ
ージをなすテーパねじゲージ1に代えてテーパねじリン
グゲージを接続させたものである。従って、ここでは、
テーパねじリングゲージの構成についてのみ説明する。
図5は、テーパねじリングゲージ(以下、「テーパねじ
ゲージ」という)21の一部断面図であり、図6はB方
向から見た平面図である。
【0019】テーパねじゲージ21は、所定厚さの本体
22の中心にテーパめねじが切られたねじ部23が形成
され、テーパおねじ管端の軸方向のずれを判定するため
の切欠き24が形成されている。また、テーパねじゲー
ジ21は、本体22に軸方向との直交方向に貫通孔が穿
設され、本体22外側にはエアパイプ5を接続させる流
入口25が、ねじ部23が形成された内側には吐出口2
6が形成されている。そして、ねじ部23には軸方向に
貫いたエア抜け溝27が形成されている。
【0020】そこで、このようなテーパねじゲージ21
に対して検査対象のテーパおねじが止まるまでねじ込ま
れる。その場合、テーパおねじの管端がゲージの切欠き
24の範囲内にあれば、そのテーパおねじは、テーパね
じリングゲージによる「はめ合い検査」に合格したと判
断される。そして、「はめ合い検査」に合格したなら
ば、テーパねじがねじ込まれたままのテーパねじゲージ
21に対してエアポンプ2から圧縮エアが供給される。
エアポンプ2から供給された圧縮エアは、エアパイプ5
内を絞り3を通ってテーパねじゲージ21にまで送られ
る。テーパねじゲージ21にまで送られた圧縮エアは、
流入口25から流入して吐出口26へと流れる。
【0021】その場合、テーパねじが正確に形成された
良品ならば、テーパねじゲージ21が構成するめねじと
気密に螺合し、吐出口26から流れる圧縮エアは気密性
の高いねじ間をなかなか漏れ出ない。そのため、テーパ
ねじゲージ21と絞り3間のエアパイプ5内圧力が背圧
によって高められる。一方、テーパねじが、前述したよ
うにねじ山に欠損が生じていたり、加工ピッチの不一致
によってねじ山の側面が余分に削られている不良品なら
ば、はめ合わされたテーパねじゲージ21とテーパねじ
との間に大きな隙間ができてしまう。そのため、吐出口
26へ流れた圧縮エアは、その隙間を通ってテーパねじ
ゲージ21に形成されたエア抜け溝27から大量に漏れ
出てしまう。そのため、テーパねじゲージ1の背圧によ
るエアパイプ5内の圧力は、前述した正常なテーパめね
じの場合に比べて低くなる。
【0022】従って、本実施の形態のものの場合にも、
良品と不良品との間には前記第一の実施の形態で図4を
もって示しように、圧力計4で計測する背圧に明らかな
違いが見られた。よって、本実施の形態のテーパねじゲ
ージで21も、従来テーパねじゲージのねじ込み具合の
みによって行っていた検査では発見できなかったねじ山
の欠損などの不良が検出できるようになり、耐密性が要
求されるテーパねじの信頼性を高めることができた。ま
た、このようなテーパねじゲージ21を使用した検査シ
ステムは、そのテーパねじゲージに供給される圧縮エア
の背圧を測定して形状の異常の有無を検出するようにし
たので、その構成は極めて簡易なものとなり、そしてそ
の取り扱いも容易なものとなった。更に、背圧の値が一
定となる飽和状態までの時間は約0.3秒と瞬時に検査
が行え、従来の検査との時間差はないといってよい。
【0023】なお、本発明は、前記実施の形態のものに
限定されるわけではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で
様々な変更が可能である。例えば、前記実施の形態で
は、吐出口16,26を円形のものとしたが、これを長
円形のものとして、より広い範囲でねじ山の欠損などの
異常を検出するようにしてもよい。ところで、この点で
前記実施の形態で円形のものとしたのでは検査範囲が狭
いと考えられるかもしれないが、どのタイプの加工不良
(例えば図9乃至図11)もねじ部全体に及ぶので、め
ねじとおねじがかみ合う範囲の1部で検出すれば充分有
効な結果が得られる。
【0024】
【発明の効果】本発明は、被検査テーパねじと螺合する
ねじ部に開設された吐出口と、圧縮エアの供給を可能と
すべく開設された流入口と、吐出口と流入口とを連通す
る連通路とを有し、被検査テーパねじにねじ部を螺合さ
せた状態で、流入口から供給された圧縮エアが連通路を
通ってねじ部の吐出口から漏れ出る状況を測定して該被
検査テーパねじの合否を判定するようにしたので、ねじ
山形状の異常を検出するテーパねじゲージを提供するこ
とが可能となった。
【0025】また、本発明は、被検査テーパねじと螺合
するねじ部に開設された吐出口と、圧縮エアの供給側に
接続させる流入口と、吐出口と流入口とを連通する連通
路とを有するテーパねじゲージと、テーパねじゲージに
圧縮エアを供給するエア供給手段と、テーパねじゲージ
とエア供給手段をつなぐ供給管に設けられた絞りと、テ
ーパねじゲージと絞りとの間の背圧を測定する計測手段
とを有する構成としたので、ねじ山形状の異常を検出す
る検査システムを提供することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる検査システムの第一の実施の形
態を示した概念図である。
【図2】本発明にかかるテーパねじゲージの第一の実施
の形態を示した一部断面図である。
【図3】本発明にかかるテーパねじゲージの第一の実施
の形態を示した平面図である。
【図4】テーパねじゲージ1による背圧の変化をグラフ
に示した図である。
【図5】本発明にかかるテーパねじゲージの第二の実施
の形態を示した一部断面図である。
【図6】本発明にかかるテーパねじゲージの第二の実施
の形態を示した平面図である。
【図7】従来のテーパねじプラグゲージを示した一部断
面図である。
【図8】従来のテーパねじリングゲージを示した一部断
面図である。
【図9】ねじ山の片側斜面が余分に削られたねじ山形状
の異常を示した図である。
【図10】ねじ山の頂部が欠けてしまったねじ山形状の
異常を示した図である。
【図11】欠損や削り残しによるねじ山形状の異常を示
した図である。
【符号の説明】
1 テーパねじゲージ 2 エアポンプ 3 絞り 4 圧力計 5 エアパイプ 11 おねじ部 12 首部 13 握り部 14 流入口 15 流路 16 吐出口 17 エア抜け溝

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検査テーパねじと螺合するねじ部に開
    設された吐出口と、圧縮エアの供給を可能とすべく開設
    された流入口と、前記吐出口と流入口とを連通する連通
    路とを有し、 被検査テーパねじに前記ねじ部を螺合させた状態で、流
    入口から供給された圧縮エアが連通路を通って前記ねじ
    部の吐出口から漏れ出る状況を測定して該被検査テーパ
    ねじの合否を判定することを特徴とするテーパねじゲー
    ジ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のテーパねじゲージにお
    いて、 前記吐出口が、前記ねじ部に複数設けられたものである
    ことを特徴とするテーパねじゲージ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のテーパね
    じゲージにおいて、 前記ねじ部の表面にねじと交叉する一又は二以上のエア
    抜け溝を有することを特徴とするテーパねじゲージ。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のテーパねじゲージにお
    いて、 前記エア抜け溝は、前記ねじ部の前後端にまで貫設され
    ていることを特徴とするテーパねじゲージ。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
    のテーパねじゲージと、 前記テーパねじゲージに圧縮エアを供給するエア供給手
    段と、 前記テーパねじゲージと前記エア供給手段をつなぐ供給
    管に設けられた絞りと、 前記テーパねじゲージと前記絞りとの間の背圧を測定す
    る計測手段とを有することを特徴とする検査システム。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の検査システムにおい
    て、 前記計測手段が、圧力計又は圧力スイッチであることを
    特徴とする検査システム。
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