JPH11108573A - 空気調和機 - Google Patents
空気調和機Info
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- JPH11108573A JPH11108573A JP9268955A JP26895597A JPH11108573A JP H11108573 A JPH11108573 A JP H11108573A JP 9268955 A JP9268955 A JP 9268955A JP 26895597 A JP26895597 A JP 26895597A JP H11108573 A JPH11108573 A JP H11108573A
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- Japan
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- pressure
- heat storage
- storage container
- air conditioner
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/14—Thermal energy storage
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- Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 圧力解放用の動作圧力を低く設定することも
可能な簡易に構成された圧力解放手段を備えた空気調和
機を提供する。 【解決手段】 内部に蓄熱材(16)が収容され内部を
冷凍サイクルを循環する冷媒の一部が通過し通過した冷
媒を加熱させるための密閉した蓄熱容器(14)と、蓄
熱容器内の蓄熱材を加熱するための加熱手段(17)
と、蓄熱容器内の圧力が所定圧力以上になったときにそ
の圧力を解放するための圧力解放手段(18)と、を備
え、圧力解放手段は、蓄熱容器内と連通する連通孔(3
2a)が形成され蓄熱容器の外壁に固着される固定部
(32)と、連通孔を塞ぐように複数の点で固定部に取
り付けられ、蓄熱容器内の圧力が所定圧力以上になった
ときにその圧力を解放するように固定部との間に隙間
(40)を形成可能な受圧板(34)と、を有すること
を特徴とする空気調和機。
可能な簡易に構成された圧力解放手段を備えた空気調和
機を提供する。 【解決手段】 内部に蓄熱材(16)が収容され内部を
冷凍サイクルを循環する冷媒の一部が通過し通過した冷
媒を加熱させるための密閉した蓄熱容器(14)と、蓄
熱容器内の蓄熱材を加熱するための加熱手段(17)
と、蓄熱容器内の圧力が所定圧力以上になったときにそ
の圧力を解放するための圧力解放手段(18)と、を備
え、圧力解放手段は、蓄熱容器内と連通する連通孔(3
2a)が形成され蓄熱容器の外壁に固着される固定部
(32)と、連通孔を塞ぐように複数の点で固定部に取
り付けられ、蓄熱容器内の圧力が所定圧力以上になった
ときにその圧力を解放するように固定部との間に隙間
(40)を形成可能な受圧板(34)と、を有すること
を特徴とする空気調和機。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒートポンプ式の
空気調和機に係り、特に、圧力解放手段が取り付けられ
た蓄熱容器を備えた空気調和機に関する。
空気調和機に係り、特に、圧力解放手段が取り付けられ
た蓄熱容器を備えた空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ヒートポンプ式空気調和機では、
暖房運転の開始直後や暖房運転の除霜時において蓄熱源
が用いられることがあり、例えば、除霜方式の一例とし
て、除霜時の吸熱源として蓄熱源を用い、除霜に必要な
熱量を蓄熱源でまかなう除霜方式がある。
暖房運転の開始直後や暖房運転の除霜時において蓄熱源
が用いられることがあり、例えば、除霜方式の一例とし
て、除霜時の吸熱源として蓄熱源を用い、除霜に必要な
熱量を蓄熱源でまかなう除霜方式がある。
【0003】この場合の蓄熱源の例としては密閉した蓄
熱容器に収容した蓄熱材をヒータや冷凍サイクル中の冷
媒等で加熱するように構成されたものがある。
熱容器に収容した蓄熱材をヒータや冷凍サイクル中の冷
媒等で加熱するように構成されたものがある。
【0004】そして、蓄熱容器の内部は加熱された蓄熱
材によって高い圧力になり得るので、蓄熱容器が爆発し
ないように蓄熱容器には圧力解放装置が設けられてい
る。
材によって高い圧力になり得るので、蓄熱容器が爆発し
ないように蓄熱容器には圧力解放装置が設けられてい
る。
【0005】蓄熱容器に設けられた従来の圧力解放装置
としては、破裂弁として作用するアルミ薄等の薄膜を弁
膜として用いた破裂弁方式のものや、バネを用いて弁体
を開閉するバネ方式のものが知られている。
としては、破裂弁として作用するアルミ薄等の薄膜を弁
膜として用いた破裂弁方式のものや、バネを用いて弁体
を開閉するバネ方式のものが知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】破裂弁方式では、薄膜
が破裂する動作圧力を低く設定しようとする場合、弁膜
を薄くすることが最も簡便である。しかし、弁膜を薄く
すると機械的振動によっても弁膜が不安定に開閉するこ
とがある。この不安定な動作を解決しようとすると、圧
力解放装置の構成が複雑になるという問題がある。
が破裂する動作圧力を低く設定しようとする場合、弁膜
を薄くすることが最も簡便である。しかし、弁膜を薄く
すると機械的振動によっても弁膜が不安定に開閉するこ
とがある。この不安定な動作を解決しようとすると、圧
力解放装置の構成が複雑になるという問題がある。
【0007】また、バネ方式では、通常は動作せず異常
時のみに動作する安全装置として構成する場合に、圧力
解放装置の構成が複雑になるという問題がある。
時のみに動作する安全装置として構成する場合に、圧力
解放装置の構成が複雑になるという問題がある。
【0008】そこで、本発明の目的は上記従来技術の有
する問題を解消し、圧力解放用の動作圧力を低く設定す
ることも可能な簡易に構成された圧力解放手段を備えた
空気調和機を提供することである。
する問題を解消し、圧力解放用の動作圧力を低く設定す
ることも可能な簡易に構成された圧力解放手段を備えた
空気調和機を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願の第1の発明に係る空気調和機は、圧縮機、四
方弁、室内熱交換器、減圧装置、室外熱交換器を順次連
通させて冷媒を循環させる冷凍サイクルを構成した冷暖
可能な空気調和機において、内部に蓄熱材が収容され内
部を前記冷凍サイクルを循環する冷媒が通過し通過した
冷媒を加熱させるための蓄熱容器と、前記蓄熱容器内の
蓄熱材を加熱するための加熱手段と、前記蓄熱容器内の
圧力が所定圧力以上になったときにその圧力を解放する
ための圧力解放手段と、を備え、前記圧力解放手段は、
前記蓄熱容器内と連通する連通孔が形成され前記蓄熱容
器の外壁に固着される固定部と、前記連通孔を塞ぐよう
に前記固定部に複数の点で固定され、前記蓄熱容器内の
圧力が所定圧力以上になったときにその圧力を解放する
ように前記固定部との間に隙間を形成可能な受圧板と、
を有する。
に、本願の第1の発明に係る空気調和機は、圧縮機、四
方弁、室内熱交換器、減圧装置、室外熱交換器を順次連
通させて冷媒を循環させる冷凍サイクルを構成した冷暖
可能な空気調和機において、内部に蓄熱材が収容され内
部を前記冷凍サイクルを循環する冷媒が通過し通過した
冷媒を加熱させるための蓄熱容器と、前記蓄熱容器内の
蓄熱材を加熱するための加熱手段と、前記蓄熱容器内の
圧力が所定圧力以上になったときにその圧力を解放する
ための圧力解放手段と、を備え、前記圧力解放手段は、
前記蓄熱容器内と連通する連通孔が形成され前記蓄熱容
器の外壁に固着される固定部と、前記連通孔を塞ぐよう
に前記固定部に複数の点で固定され、前記蓄熱容器内の
圧力が所定圧力以上になったときにその圧力を解放する
ように前記固定部との間に隙間を形成可能な受圧板と、
を有する。
【0010】本願の第2の発明に係る空気調和機は、第
1の発明において、前記受圧板は、押圧、接着または溶
着により前記固定部に固定されている。
1の発明において、前記受圧板は、押圧、接着または溶
着により前記固定部に固定されている。
【0011】本願の第3の発明に係る空気調和機は、第
1の発明において、前記受圧板は、前記蓄熱容器内の圧
力が前記所定圧力より十分に高い爆発圧力になったとき
にその爆発圧力を解放するように破断可能であるか、ま
たは固定の解除可能であるかである。
1の発明において、前記受圧板は、前記蓄熱容器内の圧
力が前記所定圧力より十分に高い爆発圧力になったとき
にその爆発圧力を解放するように破断可能であるか、ま
たは固定の解除可能であるかである。
【0012】本願の第4の発明に係る空気調和機は、第
1の発明において、前記受圧板は、設定される前記所定
圧力の大きさに対応して固定される点の個数または固定
される点と点との間隔を選択可能に前記固定部に固定さ
れる。
1の発明において、前記受圧板は、設定される前記所定
圧力の大きさに対応して固定される点の個数または固定
される点と点との間隔を選択可能に前記固定部に固定さ
れる。
【0013】本願の第5の発明に係る空気調和機は、第
1の発明において、前記受圧板は、シール材を介して前
記固定部に固定される。
1の発明において、前記受圧板は、シール材を介して前
記固定部に固定される。
【0014】本願の第6の発明に係る空気調和機は、第
5の発明において、前記シール材は、経時硬化性の液体
シール材である。
5の発明において、前記シール材は、経時硬化性の液体
シール材である。
【0015】本願の第7の発明に係る空気調和機は、第
6の発明において、前記固定部には前記液体シール材を
流し込むための溝状凹部が形成され、前記受圧板には前
記溝状凹部に対面し前記液体シール材を押圧可能な凸部
が形成されている。
6の発明において、前記固定部には前記液体シール材を
流し込むための溝状凹部が形成され、前記受圧板には前
記溝状凹部に対面し前記液体シール材を押圧可能な凸部
が形成されている。
【0016】上述の発明において、暖房運転の除霜時あ
るいは暖房運転の開始直後において、加熱手段によって
蓄熱容器に収容された蓄熱材を加熱し、冷凍サイクルを
循環する冷媒を蓄熱容器内を通過させ、蓄熱容器内を通
過することによって加熱された冷媒を室外熱交換器へ送
る。室外熱交換器を供給された加熱された冷媒は、室外
熱交換器において放熱し、室外熱交換器が加熱される。
この結果、暖房運転の除霜時には室外熱交換器は除霜さ
れ、あるいは暖房運転の開始直後においては暖房運転が
迅速に開始可能になる。
るいは暖房運転の開始直後において、加熱手段によって
蓄熱容器に収容された蓄熱材を加熱し、冷凍サイクルを
循環する冷媒を蓄熱容器内を通過させ、蓄熱容器内を通
過することによって加熱された冷媒を室外熱交換器へ送
る。室外熱交換器を供給された加熱された冷媒は、室外
熱交換器において放熱し、室外熱交換器が加熱される。
この結果、暖房運転の除霜時には室外熱交換器は除霜さ
れ、あるいは暖房運転の開始直後においては暖房運転が
迅速に開始可能になる。
【0017】蓄熱容器内の蓄熱材が加熱手段によって加
熱され密閉した蓄熱容器内の圧力が所定圧力以上になる
と、固定部に形成された連通孔を塞ぐように固定部に取
り付けられ受圧板は変形し固定部との間に隙間が形成さ
れ、この隙間から蓄熱容器内の圧力が解放され蓄熱容器
内が保護される。
熱され密閉した蓄熱容器内の圧力が所定圧力以上になる
と、固定部に形成された連通孔を塞ぐように固定部に取
り付けられ受圧板は変形し固定部との間に隙間が形成さ
れ、この隙間から蓄熱容器内の圧力が解放され蓄熱容器
内が保護される。
【0018】受圧板を前記連通孔を囲う複数の点で固定
部に固定する。蓄熱容器内の圧力が所定圧力以上になる
と、固定された点と隣のスポット固定された点とに渡っ
て受圧板と固定部との間に隙間が生じ、この隙間から蓄
熱容器内の圧力が解放される。
部に固定する。蓄熱容器内の圧力が所定圧力以上になる
と、固定された点と隣のスポット固定された点とに渡っ
て受圧板と固定部との間に隙間が生じ、この隙間から蓄
熱容器内の圧力が解放される。
【0019】受圧板は、例えばピンや爪状の突起等を用
いた押圧、接着あるいは溶着により外周部において固定
部に固定される。
いた押圧、接着あるいは溶着により外周部において固定
部に固定される。
【0020】蓄熱容器内の圧力が前記所定圧力より十分
に高い爆発圧力に瞬間的になったときには、その爆発圧
力を解放するように受圧板が破断するか固定が解除され
るかするように、受圧板の材質や厚さや面積等を設定す
る。これによって、爆発圧力が生じ受圧板と固定部との
間に隙間から蓄熱容器内の圧力が解放されるだけでは不
十分の場合でも、受圧板が破断し、蓄熱容器が破壊され
ることがないようにできる。
に高い爆発圧力に瞬間的になったときには、その爆発圧
力を解放するように受圧板が破断するか固定が解除され
るかするように、受圧板の材質や厚さや面積等を設定す
る。これによって、爆発圧力が生じ受圧板と固定部との
間に隙間から蓄熱容器内の圧力が解放されるだけでは不
十分の場合でも、受圧板が破断し、蓄熱容器が破壊され
ることがないようにできる。
【0021】蓄熱容器の耐圧強度等を考慮して、所望の
前記所定圧力の大きさが設定される。設定される前記所
定圧力の大きさに対応してスポット固定される点の個数
またはスポット固定される点と点との間隔等のファクタ
を選択することにより、蓄熱容器内の圧力が設定した前
記所定圧力以上になったときに蓄熱容器内の圧力が解放
される。
前記所定圧力の大きさが設定される。設定される前記所
定圧力の大きさに対応してスポット固定される点の個数
またはスポット固定される点と点との間隔等のファクタ
を選択することにより、蓄熱容器内の圧力が設定した前
記所定圧力以上になったときに蓄熱容器内の圧力が解放
される。
【0022】受圧板をシール材を介して固定部に固定す
ることにより、正常な動作圧力内における蓄熱容器内の
気密性の保持と異常高圧時の圧力解放とを確実に行うこ
とができる。
ることにより、正常な動作圧力内における蓄熱容器内の
気密性の保持と異常高圧時の圧力解放とを確実に行うこ
とができる。
【0023】前記シール材を経時硬化性の液体シール材
とすることにより、簡易な組立によって確実なシール性
を得ることができる。
とすることにより、簡易な組立によって確実なシール性
を得ることができる。
【0024】固定部に液体シール材を流し込むための溝
状凹部を形成し、受圧板に前記溝状凹部に対面し液体シ
ール材を押圧可能な凸部を形成することによって、受圧
板と固定部との間を確実にシールすることができる。
状凹部を形成し、受圧板に前記溝状凹部に対面し液体シ
ール材を押圧可能な凸部を形成することによって、受圧
板と固定部との間を確実にシールすることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、本発明の
実施形態を説明する。図1は本発明の実施形態に係る空
気調和機の冷凍サイクル図である。この空気調和機は冷
媒を圧縮するロータリー圧縮機2に、四方弁3、室内フ
ァン4を具備している室内熱交換器5、減圧装置である
電子式膨張弁6、室外ファン8を具備している室外熱交
換器9を冷媒配管10により順次接続している。暖房運
転においては、冷媒は矢印Aの方向に冷媒配管10内を
循環する。
実施形態を説明する。図1は本発明の実施形態に係る空
気調和機の冷凍サイクル図である。この空気調和機は冷
媒を圧縮するロータリー圧縮機2に、四方弁3、室内フ
ァン4を具備している室内熱交換器5、減圧装置である
電子式膨張弁6、室外ファン8を具備している室外熱交
換器9を冷媒配管10により順次接続している。暖房運
転においては、冷媒は矢印Aの方向に冷媒配管10内を
循環する。
【0026】また、空気調和機は蓄熱源13を備えてい
る。蓄熱源13は、密閉した蓄熱容器14と、蓄熱容器
14内に収容された不凍液からなる蓄熱材16を加熱す
るためのヒータ等からなる加熱手段17と、蓄熱容器1
4内の圧力が所定圧力以上になったときにその圧力を解
放するための圧力解放手段18とを備えている。
る。蓄熱源13は、密閉した蓄熱容器14と、蓄熱容器
14内に収容された不凍液からなる蓄熱材16を加熱す
るためのヒータ等からなる加熱手段17と、蓄熱容器1
4内の圧力が所定圧力以上になったときにその圧力を解
放するための圧力解放手段18とを備えている。
【0027】室内熱交換器5と四方弁3とを結ぶ冷媒配
管10の部分と、室外熱交換器9と電子式膨張弁6とを
結ぶ冷媒配管10の部分との間には、冷媒配管10を循
環する冷媒の一部が流通可能な加熱冷媒供給配管12が
設けられている。加熱冷媒供給配管12は蓄熱容器14
内を通過するように配設されている。
管10の部分と、室外熱交換器9と電子式膨張弁6とを
結ぶ冷媒配管10の部分との間には、冷媒配管10を循
環する冷媒の一部が流通可能な加熱冷媒供給配管12が
設けられている。加熱冷媒供給配管12は蓄熱容器14
内を通過するように配設されている。
【0028】室内熱交換器5に近い加熱冷媒供給配管1
2の部分には、加熱冷媒供給配管12への冷媒の流通を
制御する二方弁20が設けられている。冷媒配管10か
ら分岐した冷媒は、二方弁20が開状態のときに、加熱
冷媒供給配管12内を矢印Bの方向に流れる。
2の部分には、加熱冷媒供給配管12への冷媒の流通を
制御する二方弁20が設けられている。冷媒配管10か
ら分岐した冷媒は、二方弁20が開状態のときに、加熱
冷媒供給配管12内を矢印Bの方向に流れる。
【0029】蓄熱容器14の外壁には温度センサ22が
配設され、温度センサ22によって内部蓄熱材の温度を
検出し蓄熱の利用運転が可能か否かが判断される。室外
熱交換器9には室外熱交換器9に付着する霜の霜状態を
検出する霜センサ23が配設されている。センサ22、
23の検出結果は制御部24に送られる。制御部24
は、空気調和機の全体の制御を行う他に、センサ22、
23による検出結果に応じて二方弁20の開閉を行う。
配設され、温度センサ22によって内部蓄熱材の温度を
検出し蓄熱の利用運転が可能か否かが判断される。室外
熱交換器9には室外熱交換器9に付着する霜の霜状態を
検出する霜センサ23が配設されている。センサ22、
23の検出結果は制御部24に送られる。制御部24
は、空気調和機の全体の制御を行う他に、センサ22、
23による検出結果に応じて二方弁20の開閉を行う。
【0030】次に、圧力解放手段18について以下に詳
細に説明する。
細に説明する。
【0031】図1に示すように圧力解放手段18は、蓄
熱容器14内と連通する連通孔が形成され蓄熱容器14
の外壁に固着された固定部32と、連通孔32aを塞ぐ
ように固定部32に取り付けられた受圧板34とを有す
る。受圧板34はプラスチック材等の弾性変形可能な薄
い板材から構成されており、受圧板34は蓄熱容器14
内の圧力が所定圧力以上になったときにその圧力を受け
て弾性変形し固定部32の取付面との間に隙間を形成
し、その隙間から蓄熱容器14内の圧力が解放される。
熱容器14内と連通する連通孔が形成され蓄熱容器14
の外壁に固着された固定部32と、連通孔32aを塞ぐ
ように固定部32に取り付けられた受圧板34とを有す
る。受圧板34はプラスチック材等の弾性変形可能な薄
い板材から構成されており、受圧板34は蓄熱容器14
内の圧力が所定圧力以上になったときにその圧力を受け
て弾性変形し固定部32の取付面との間に隙間を形成
し、その隙間から蓄熱容器14内の圧力が解放される。
【0032】図2及び図3は圧力解放手段18の一実施
例を示す。
例を示す。
【0033】受圧板34を固定部32の連通孔32aを
囲う複数の点で固定部に固定されている(以下に、スポ
ット固定という。)。
囲う複数の点で固定部に固定されている(以下に、スポ
ット固定という。)。
【0034】固定部32は円盤状の形状を有し蓄熱容器
14の外壁に溶接等により固着されている。固定部32
の中央には円形の連通孔32aが形成され、32aの外
側には経時硬化性の液体シール材38を流し込むための
溝状凹部32bが形成されている。
14の外壁に溶接等により固着されている。固定部32
の中央には円形の連通孔32aが形成され、32aの外
側には経時硬化性の液体シール材38を流し込むための
溝状凹部32bが形成されている。
【0035】受圧板34は薄い円盤状の形状を有し、固
定部32の溝状凹部32bに対面し液体シール材38を
押圧可能な凸部34aが形成されている。受圧板34の
凸部34aと固定部32の溝状凹部32bと液体シール
材38とによって、シール部35が構成される。受圧板
34はシール部35の外側の外周部において連通孔32
aを塞ぐように4本のピン36で等間隔に固定部32に
ねじ止めされて押圧されスポット固定されている。受圧
板34は矢印C方向に向かって蓄熱容器14の内側から
圧力を受けている。
定部32の溝状凹部32bに対面し液体シール材38を
押圧可能な凸部34aが形成されている。受圧板34の
凸部34aと固定部32の溝状凹部32bと液体シール
材38とによって、シール部35が構成される。受圧板
34はシール部35の外側の外周部において連通孔32
aを塞ぐように4本のピン36で等間隔に固定部32に
ねじ止めされて押圧されスポット固定されている。受圧
板34は矢印C方向に向かって蓄熱容器14の内側から
圧力を受けている。
【0036】図3(a),(b)は、受圧板34が蓄熱
容器14の内側から受ける圧力が、予め設定された所定
圧力以上になった状態を示し、図3(a)は図2のピン
36、36を通るA−Aにおける断面図であり、図3
(b)は図2のピン36、36を通らないB−Bにおけ
る断面図である。
容器14の内側から受ける圧力が、予め設定された所定
圧力以上になった状態を示し、図3(a)は図2のピン
36、36を通るA−Aにおける断面図であり、図3
(b)は図2のピン36、36を通らないB−Bにおけ
る断面図である。
【0037】図3(a)に示すように、受圧板34は蓄
熱容器14内から圧力を受け変形するが、ピン36、3
6でスポット固定された位置においては固定部32の取
付面との間には隙間40が形成されていない。
熱容器14内から圧力を受け変形するが、ピン36、3
6でスポット固定された位置においては固定部32の取
付面との間には隙間40が形成されていない。
【0038】一方、図3(b)に示すように、ピン3
6、36でスポット固定された位置を除いた受圧板34
の外周部においては、受圧板32の変形により固定部3
2の取付面との間に隙間40が形成されている。隙間4
0からD方向に蓄熱容器14内の圧力が解放される。
6、36でスポット固定された位置を除いた受圧板34
の外周部においては、受圧板32の変形により固定部3
2の取付面との間に隙間40が形成されている。隙間4
0からD方向に蓄熱容器14内の圧力が解放される。
【0039】図3(a),(b)に示したことからわか
るように、受圧板34の外周部のピン36でスポット固
定された点とその近傍位置では隙間40が形成され隙間
領域になるが、スポット固定された位置と隣のスポット
固定された位置との間のスポット固定点と避けた受圧板
34の外周部では隙間40が形成されず非隙間領域にな
る。
るように、受圧板34の外周部のピン36でスポット固
定された点とその近傍位置では隙間40が形成され隙間
領域になるが、スポット固定された位置と隣のスポット
固定された位置との間のスポット固定点と避けた受圧板
34の外周部では隙間40が形成されず非隙間領域にな
る。
【0040】隙間領域と非隙間領域との分配関係は、ス
ポット固定される点の個数や、スポット固定される点と
点との間隔や、連通孔32aを塞ぐ受圧板34の外周部
の大きさや、受圧板34の材質や厚さ等のファクタによ
って選択的に設定可能である。例えば、スポット固定さ
れる点の個数が多いほど、あるいは、スポット固定され
る点の個数を一定としたときには連通孔32aを塞ぐ受
圧板34の外周部の大きさが小さいほど、非隙間領域の
隙間領域に対する割合を多くすることができ、所定圧力
の大きさが高く設定される。
ポット固定される点の個数や、スポット固定される点と
点との間隔や、連通孔32aを塞ぐ受圧板34の外周部
の大きさや、受圧板34の材質や厚さ等のファクタによ
って選択的に設定可能である。例えば、スポット固定さ
れる点の個数が多いほど、あるいは、スポット固定され
る点の個数を一定としたときには連通孔32aを塞ぐ受
圧板34の外周部の大きさが小さいほど、非隙間領域の
隙間領域に対する割合を多くすることができ、所定圧力
の大きさが高く設定される。
【0041】従って、蓄熱容器14の耐圧強度等を考慮
して所望の前記所定圧力を設定し、設定した所定圧力の
大きさに対応するようにこれらのファクタを選択するこ
とにより、蓄熱容器14内の圧力が解放され始める圧力
を所望する所定圧力に設定することが可能になる。
して所望の前記所定圧力を設定し、設定した所定圧力の
大きさに対応するようにこれらのファクタを選択するこ
とにより、蓄熱容器14内の圧力が解放され始める圧力
を所望する所定圧力に設定することが可能になる。
【0042】図4は、互いに異なる材質と板厚からなる
2種類(Aタイプ、Bタイプ)の受圧板32を準備し、
スポット固定の固定点数を変えたときの蓄熱容器14内
の圧力が解放され始める所定圧力の大きさを解放圧力
(MPa)として表したグラフである。図4からわかる
ように、固定点数を増やすと解放圧力(MPa)が増加
し、また、同じ固定点数であっても互いに異なる材質と
板厚からなる2種類(Aタイプ、Bタイプ)で解放圧力
(MPa)が異なることが認められる。
2種類(Aタイプ、Bタイプ)の受圧板32を準備し、
スポット固定の固定点数を変えたときの蓄熱容器14内
の圧力が解放され始める所定圧力の大きさを解放圧力
(MPa)として表したグラフである。図4からわかる
ように、固定点数を増やすと解放圧力(MPa)が増加
し、また、同じ固定点数であっても互いに異なる材質と
板厚からなる2種類(Aタイプ、Bタイプ)で解放圧力
(MPa)が異なることが認められる。
【0043】次に、蓄熱容器14内の圧力が前述した所
定圧力より十分に高い爆発圧力に突発的になった場合に
ついて説明する。この場合、隙間40が形成されただけ
では圧力解放が十分でなくなる。
定圧力より十分に高い爆発圧力に突発的になった場合に
ついて説明する。この場合、隙間40が形成されただけ
では圧力解放が十分でなくなる。
【0044】これに対しては、例えば二つの対応が可能
であり、一つは、爆発圧力を受け受圧板34が固定部3
2にスポット固定されたまま破裂するように受圧板34
の材質等を選択することであり、他は、ピン36が固定
部32からはずれ爆発圧力を受けた受圧板34が破裂す
る前にスポット固定が解除されることである。
であり、一つは、爆発圧力を受け受圧板34が固定部3
2にスポット固定されたまま破裂するように受圧板34
の材質等を選択することであり、他は、ピン36が固定
部32からはずれ爆発圧力を受けた受圧板34が破裂す
る前にスポット固定が解除されることである。
【0045】これによって、空気調和機の正常動作時に
は、隙間40から所定圧力以上の圧力を解放し、異常運
転になって蓄熱容器14内が爆発圧力になった場合に
は、受圧板34が破裂するかスポット固定が解除される
かして蓄熱容器14が破壊から保護される。
は、隙間40から所定圧力以上の圧力を解放し、異常運
転になって蓄熱容器14内が爆発圧力になった場合に
は、受圧板34が破裂するかスポット固定が解除される
かして蓄熱容器14が破壊から保護される。
【0046】次に、図5乃至図7を参照して、圧力解放
手段18の他の実施例について説明する。
手段18の他の実施例について説明する。
【0047】図5は、受圧板34が方形状の形状を有
し、固定部32の連通孔32aが方形状に形成され、受
圧板34がシール部35の外側の外周部で8個のピン3
6で固定部にスポット固定された例を示す。
し、固定部32の連通孔32aが方形状に形成され、受
圧板34がシール部35の外側の外周部で8個のピン3
6で固定部にスポット固定された例を示す。
【0048】図6は、受圧板34が6角形の形状を有
し、固定部32の連通孔32aが6角形状に形成され、
受圧板34がシール部35の外側の外周部の6角形の頂
部で6個のピン36で固定部にスポット固定された例を
示す。
し、固定部32の連通孔32aが6角形状に形成され、
受圧板34がシール部35の外側の外周部の6角形の頂
部で6個のピン36で固定部にスポット固定された例を
示す。
【0049】図7は、受圧板34は図2に示す場合と同
じ円形状であり4個のピン36でスポット固定されてい
るが、スポット固定される等間隔でにされていない場合
を示す。
じ円形状であり4個のピン36でスポット固定されてい
るが、スポット固定される等間隔でにされていない場合
を示す。
【0050】図8は、受圧板34が、ピンではなく固定
部32に底端部が取り付けられた爪状突起42でスポッ
ト固定される場合を示す。
部32に底端部が取り付けられた爪状突起42でスポッ
ト固定される場合を示す。
【0051】図9は、受圧板34の凸部34aと固定部
32の溝状凹部32bと液体シール材38とによって構
成されるシール部35が、ピン36でスポット固定され
る位置よりも外側にある例を示す。
32の溝状凹部32bと液体シール材38とによって構
成されるシール部35が、ピン36でスポット固定され
る位置よりも外側にある例を示す。
【0052】図5乃至図7に示した実施例によれば、蓄
熱容器14の外壁形状等に応じて適合し易い構成を選択
でき、また前述の設定する所定圧力の大きさを応じてい
ずれかの構成を選択することも可能である。
熱容器14の外壁形状等に応じて適合し易い構成を選択
でき、また前述の設定する所定圧力の大きさを応じてい
ずれかの構成を選択することも可能である。
【0053】なお、上述の説明において、スポット固定
としてピン36を用いた押圧による場合を示したが、受
圧板34を固定部32に接着あるいは溶着することによ
ってスポット固定してもよい。
としてピン36を用いた押圧による場合を示したが、受
圧板34を固定部32に接着あるいは溶着することによ
ってスポット固定してもよい。
【0054】次に、上述した圧力解放手段18を備えた
空気調和機の作用を、図1を参照して説明する。
空気調和機の作用を、図1を参照して説明する。
【0055】図示しないリモコン等により暖房運転モ−
ドあるいは除霜運転モードが選択操作されると、制御部
24により四方弁3がオン(通電)されると共に、温度
センサー22による検出温度が所定値以上であって蓄熱
容器14の熱容量が十分にあると判断され、また霜セン
サ23により多量の霜があると判断されると、制御部2
4により二方弁20が開弁され、室内ファン4と室外フ
ァン8が運転され、冷媒は冷凍サイクルを図中のA方向
に循環する。
ドあるいは除霜運転モードが選択操作されると、制御部
24により四方弁3がオン(通電)されると共に、温度
センサー22による検出温度が所定値以上であって蓄熱
容器14の熱容量が十分にあると判断され、また霜セン
サ23により多量の霜があると判断されると、制御部2
4により二方弁20が開弁され、室内ファン4と室外フ
ァン8が運転され、冷媒は冷凍サイクルを図中のA方向
に循環する。
【0056】圧縮機2から吐出された高温高圧のガス冷
媒が四方弁3により案内されて室内熱交換器5と加熱冷
媒供給配管12とに導入される。室内熱交換器5へ導入
された冷媒はここで放熱して外気と熱交換して温風が室
内ファン4により室内へ送風されて暖房を行ない、室内
熱交換器5内で放熱する一方で凝縮して液化した液冷媒
は電子式膨張弁6で減圧されてから室外熱交換器9内に
流入し、ここで蒸発して液冷媒の蒸発潜熱により外気か
ら吸熱してガス化し、室外ファン8の送風により、その
熱交換が促進される。
媒が四方弁3により案内されて室内熱交換器5と加熱冷
媒供給配管12とに導入される。室内熱交換器5へ導入
された冷媒はここで放熱して外気と熱交換して温風が室
内ファン4により室内へ送風されて暖房を行ない、室内
熱交換器5内で放熱する一方で凝縮して液化した液冷媒
は電子式膨張弁6で減圧されてから室外熱交換器9内に
流入し、ここで蒸発して液冷媒の蒸発潜熱により外気か
ら吸熱してガス化し、室外ファン8の送風により、その
熱交換が促進される。
【0057】一方、加熱冷媒供給配管12に導入された
冷媒は開弁されている二方弁20を通り蓄熱容器14内
を通る際に蓄熱材16により加熱されて気化し、高温の
ガス状冷媒として室外熱交換器9へ送られる。これによ
って、室外熱交換器9に多量の霜が付着しているときに
は霜が解除され、また、暖房運転モ−ドの開始直後にあ
っては迅速に暖房運転モードへ進行することができる。
冷媒は開弁されている二方弁20を通り蓄熱容器14内
を通る際に蓄熱材16により加熱されて気化し、高温の
ガス状冷媒として室外熱交換器9へ送られる。これによ
って、室外熱交換器9に多量の霜が付着しているときに
は霜が解除され、また、暖房運転モ−ドの開始直後にあ
っては迅速に暖房運転モードへ進行することができる。
【0058】ここで、圧力解放手段18は蓄熱容器14
内の圧力が所定圧力以上にならないように作用するの
で、蓄熱容器14が異常圧力によって破壊されることな
く、空気調和機は暖房運転モ−ドあるいは除霜運転モー
ドで正常に運転することができる。
内の圧力が所定圧力以上にならないように作用するの
で、蓄熱容器14が異常圧力によって破壊されることな
く、空気調和機は暖房運転モ−ドあるいは除霜運転モー
ドで正常に運転することができる。
【0059】以上説明したように、本発明の実施の形態
によれば、固定部34に受圧板34にスポット固定する
だけで、受圧板34と固定部32の取付面との間には圧
力解放する隙間40が自動的に形成され、圧力解放手段
18をきわめて簡易な構成にすることができる。
によれば、固定部34に受圧板34にスポット固定する
だけで、受圧板34と固定部32の取付面との間には圧
力解放する隙間40が自動的に形成され、圧力解放手段
18をきわめて簡易な構成にすることができる。
【0060】また、スポット固定される点の個数や、ス
ポット固定される点と点との間隔や、連通孔32aを塞
ぐ受圧板34の外周部の大きさや、受圧板34の材質や
厚さ等のファクタを選択するだけで、蓄熱容器14内の
圧力が解放される所定圧力の大きさを簡易に所望の大き
さに設定することが可能になる。
ポット固定される点と点との間隔や、連通孔32aを塞
ぐ受圧板34の外周部の大きさや、受圧板34の材質や
厚さ等のファクタを選択するだけで、蓄熱容器14内の
圧力が解放される所定圧力の大きさを簡易に所望の大き
さに設定することが可能になる。
【0061】また、これらのファクタを選択することに
よって所定圧力の大きさをかなり低く設定することも可
能になり、受圧板34はある程度の厚みを有するので所
定圧力の大きさを低く設定した場合にあっても圧力解放
手段18が機械的な振動に影響されることなく安定して
動作することが可能になる。
よって所定圧力の大きさをかなり低く設定することも可
能になり、受圧板34はある程度の厚みを有するので所
定圧力の大きさを低く設定した場合にあっても圧力解放
手段18が機械的な振動に影響されることなく安定して
動作することが可能になる。
【0062】固定部32と受圧板34との間にシール部
35を設けたので、正常な動作圧力内における蓄熱容器
内の気密性の保持と異常高圧時の圧力解放とを確実に行
うことができる。
35を設けたので、正常な動作圧力内における蓄熱容器
内の気密性の保持と異常高圧時の圧力解放とを確実に行
うことができる。
【0063】シール材38を経時硬化性の液体シール材
とすることにより、簡易な組立によって確実なシール性
を得ることができる。
とすることにより、簡易な組立によって確実なシール性
を得ることができる。
【0064】上述のような圧力解放手段18を備えた本
発明の空気調和機においては、蓄熱容器14が異常圧力
によって破壊されることなく、冷凍サイクルを循環する
冷媒の一部を加熱冷媒供給配管12を介して蓄熱容器1
4内を通過させ冷媒を加熱し室外熱交換器9へ送ること
によって、暖房運転の除霜時には室外熱交換器9は除霜
され、あるいは暖房運転の開始直後においては暖房運転
が迅速に開始可能になる。
発明の空気調和機においては、蓄熱容器14が異常圧力
によって破壊されることなく、冷凍サイクルを循環する
冷媒の一部を加熱冷媒供給配管12を介して蓄熱容器1
4内を通過させ冷媒を加熱し室外熱交換器9へ送ること
によって、暖房運転の除霜時には室外熱交換器9は除霜
され、あるいは暖房運転の開始直後においては暖房運転
が迅速に開始可能になる。
【0065】なお、圧力解放手段18を適用した空気調
和機として図1に示す冷凍サイクルを備えた空気調和機
を例にとり説明したが、圧力解放手段18を適用した冷
凍サイクルとしては、図1に示すものに限らず、蓄熱容
器さえ備えていれば他の冷凍サイクルであってもよい。
和機として図1に示す冷凍サイクルを備えた空気調和機
を例にとり説明したが、圧力解放手段18を適用した冷
凍サイクルとしては、図1に示すものに限らず、蓄熱容
器さえ備えていれば他の冷凍サイクルであってもよい。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、圧
力解放手段は、蓄熱容器内と連通する連通孔が形成され
前記蓄熱容器の外壁に固着される固定部と、連通孔を塞
ぐように複数の点で固定部に取り付けられ、前記蓄熱容
器内の圧力が所定圧力以上になったときにその圧力を解
放するように前記固定部との間に隙間を形成可能な受圧
板と、を有するので、圧力解放用の動作圧力を低く設定
することも可能な簡易に構成された圧力解放手段を備え
た空気調和機を提供することができる。
力解放手段は、蓄熱容器内と連通する連通孔が形成され
前記蓄熱容器の外壁に固着される固定部と、連通孔を塞
ぐように複数の点で固定部に取り付けられ、前記蓄熱容
器内の圧力が所定圧力以上になったときにその圧力を解
放するように前記固定部との間に隙間を形成可能な受圧
板と、を有するので、圧力解放用の動作圧力を低く設定
することも可能な簡易に構成された圧力解放手段を備え
た空気調和機を提供することができる。
【図1】本発明の一実施形態に係る空気調和機の冷凍サ
イクル図。
イクル図。
【図2】圧力解放手段の一実施例を示す平面図(a)と
断面図(b)。
断面図(b)。
【図3】図2におけるA−Aで見た断面図(a)とB−
Bで見た断面図(b)。
Bで見た断面図(b)。
【図4】スポット固定の固定点数と蓄熱容器内の圧力が
解放される解放圧力の大きさとの関係を、2つのタイプ
の受圧板について示した図。
解放される解放圧力の大きさとの関係を、2つのタイプ
の受圧板について示した図。
【図5】圧力解放手段の他の実施例を示す平面図。
【図6】圧力解放手段のさらに他の実施例を示す平面
図。
図。
【図7】圧力解放手段の他の実施例を示す平面図。
【図8】圧力解放手段のさらに他の実施例を示す断面
図。
図。
【図9】圧力解放手段の他の実施例を示す断面図。
2 圧縮機 3 四方弁 5 室内熱交換器 6 電子式膨張弁 9 室外熱交換器 10 冷媒配管 12 加熱冷媒供給配管 13 蓄熱源 14 蓄熱容器 16 蓄熱材 17 加熱手段 18 圧力解放手段 20 二方弁 22 温度センサ 23 霜センサ 32 固定部 32a 連通孔 32b 溝状凹部 34 受圧板 34a 凸部 35 シール部 36 ピン 38 液体シール材 40 隙間
Claims (7)
- 【請求項1】圧縮機、四方弁、室内熱交換器、減圧装
置、室外熱交換器を順次連通させて冷媒を循環させる冷
凍サイクルを構成した冷暖可能な空気調和機において、 内部に蓄熱材が収容され内部を前記冷凍サイクルを循環
する冷媒が通過し通過した冷媒を加熱させるための蓄熱
容器と、 前記蓄熱容器内の蓄熱材を加熱するための加熱手段と、 前記蓄熱容器内の圧力が所定圧力以上になったときにそ
の圧力を解放するための圧力解放手段と、を備え、 前記圧力解放手段は、 前記蓄熱容器内と連通する連通孔が形成され前記蓄熱容
器の外壁に固着される固定部と、 前記連通孔を塞ぐように前記固定部に複数の点で固定さ
れ、前記蓄熱容器内の圧力が所定圧力以上になったとき
にその圧力を解放するように前記固定部との間に隙間を
形成可能な受圧板と、を有することを特徴とする空気調
和機。 - 【請求項2】前記受圧板は、押圧、接着または溶着によ
り前記固定部に固定されていることを特徴とする請求項
1に記載の空気調和機。 - 【請求項3】前記受圧板は、前記蓄熱容器内の圧力が前
記所定圧力より十分に高い爆発圧力になったときにその
爆発圧力を解放するように破断可能であるか、または固
定の解除可能であるかであることを特徴とする請求項1
に記載の空気調和機。 - 【請求項4】前記受圧板は、設定される前記所定圧力の
大きさに対応して固定される点の個数または固定される
点と点との間隔を選択可能に前記固定部に固定されるこ
とを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。 - 【請求項5】前記受圧板は、シール材を介して前記固定
部に固定されることを特徴とする請求項1に記載の空気
調和機。 - 【請求項6】前記シール材は、経時硬化性の液体シール
材であることを特徴とする請求項5に記載の空気調和
機。 - 【請求項7】前記固定部には前記液体シール材を流し込
むための溝状凹部が形成され、前記受圧板には前記溝状
凹部に対面し前記液体シール材を押圧可能な凸部が形成
されていることを特徴とする請求項6に記載の空気調和
機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9268955A JPH11108573A (ja) | 1997-10-01 | 1997-10-01 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9268955A JPH11108573A (ja) | 1997-10-01 | 1997-10-01 | 空気調和機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11108573A true JPH11108573A (ja) | 1999-04-23 |
Family
ID=17465628
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9268955A Withdrawn JPH11108573A (ja) | 1997-10-01 | 1997-10-01 | 空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11108573A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003535299A (ja) * | 2000-05-30 | 2003-11-25 | アイジーシー ポリコールド システムズ インコーポレイテッド | 制御された冷却および昇温速度と長期加熱機能とを有する極低温冷凍システム |
CN106352414A (zh) * | 2016-10-26 | 2017-01-25 | 广东美的制冷设备有限公司 | 一种蓄热化霜的空调系统及控制方法 |
-
1997
- 1997-10-01 JP JP9268955A patent/JPH11108573A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003535299A (ja) * | 2000-05-30 | 2003-11-25 | アイジーシー ポリコールド システムズ インコーポレイテッド | 制御された冷却および昇温速度と長期加熱機能とを有する極低温冷凍システム |
CN106352414A (zh) * | 2016-10-26 | 2017-01-25 | 广东美的制冷设备有限公司 | 一种蓄热化霜的空调系统及控制方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20041207 |