JPH11108229A - 弁駆動用アクチュエータ装置 - Google Patents

弁駆動用アクチュエータ装置

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Publication number
JPH11108229A
JPH11108229A JP28626197A JP28626197A JPH11108229A JP H11108229 A JPH11108229 A JP H11108229A JP 28626197 A JP28626197 A JP 28626197A JP 28626197 A JP28626197 A JP 28626197A JP H11108229 A JPH11108229 A JP H11108229A
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JP
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switch
valve
rotation
actuator device
unit
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Application number
JP28626197A
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English (en)
Inventor
Takeshi Kuchihara
彪 朽原
Hiroki Yoshimura
博喜 吉村
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Seibu Electric and Machinery Co Ltd
Original Assignee
Seibu Electric and Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この弁駆動用アクチュエータ装置は,制御機
器を防爆防水カバーを備えたケース内に集合的に収容
し,装置そのものをコンパクトに構成する。 【解決手段】 この弁駆動用アクチュエータ装置は,ケ
ース7内に複数の取付プレート14を隔置して並列に配
置し,取付プレート14に回転伝達機構3を取り付ける
と共に,回転伝達機構20にトルクスイッチ27とリミ
ットスイッチ28から成るスイッチユニット3を組み込
んでコンパクトに構成する。隣接する取付プレート14
間には,回転伝達機構3の一部を構成する減速装置26
を取り付けると共に,トルクスイッチ27を構成するス
イッチ機構27Aとマイクロスイッチ29,及びリミッ
トスイッチ28を構成するスイッチ機構28Aとマイク
ロスイッチ30をそれぞれ取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は,水路,浄水場,
排水処理システム,温調システム,各種制御システム,
発電所等の流路の流体の流れを制御するゲート,弁体,
水門等の弁を駆動制御する手動・電動切換式の弁駆動用
アクチュエータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在,浄水場,発電所等の各種工場にお
ける流路に設けられた弁駆動用アクチュエータ装置は,
人手の操作からコントローラを用いて制御する中央情報
システム化に向っている。弁駆動用アクチュエータの診
断そのものを上位コンピュータへデータ転送して行う弁
駆動用アクチュエータ装置は,設備が大掛かりになり,
弁駆動用アクチュエータに異常のある場合には現場に赴
いて点検修理を行わなければならず,修理点検作業が高
価になり,メインテナンス費用等も嵩んで好ましくない
ものであった。一般には,バルブコントローラ自体にチ
ェック機能が殆ど設けられておらず,ユーザは弁駆動用
アクチュエータの設置されている場所へ赴き,定期的に
点検しているのが現状であり,点検そのものも不正確で
あり且つ点検費用も嵩むという問題を有している。
【0003】そこで,弁駆動用アクチュエータ装置にお
いて,全ての制御を中央情報システムで処理すること
は,装置が大がかりになり,複雑な構造になるので,一
部の情報の処理を内蔵したコントローラで処理するとい
う分散処理を行うシステムが採用されるようになった。
弁駆動用アクチュエータ装置において,流路の制御の基
本となる情報は,流路中に設けられている種々のゲー
ト,弁体等の弁の開度,流量,流速等であり,弁の開度
調整を制御するための駆動手段として,多くの形式の電
動式の弁駆動用アクチュエータ装置が知られている。
(例えば,特開昭62−292978号公報,特開昭6
4−49778号参照)。
【0004】弁駆動用アクチュエータ装置をコントロー
ラによって制御するため,トルクスイッチ,リミットス
イッチ等の各種制御機器を用いたものが知られている
(例えば,特開昭64−79407号公報,実公平5−
37373号公報,実公平6−35343号公報参
照)。また,弁駆動用アクチュエータ装置において,バ
ルブ開度指示計等を収容したケース内の結露を防止する
ものも知られている(例えば,特開平8−114275
号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記弁駆動用アクチュ
エータ装置は,分散処理を可能にするため,弁駆動用ア
クチュエータ装置の内部に演算回路即ち演算コントロー
ラを有し,制御系の一部を負担可能とし,極めて簡単に
且つ正確に弁の開閉時間即ち弁開閉速度等の開閉コント
ロールを電気的に自動設定して自己制御することができ
るが,しかしながら,弁駆動用アクチュエータ装置に組
み込まれたコントローラを構成するトルクスイッチ,リ
ミットスイッチ,指示装置等の各種制御機器はそれぞれ
別々のケース内に収容されているが,それらの各種のケ
ースを防爆防水用カバーを備えたケース内に収める必要
があり,そのため,装置そのものが大型にならざるを得
ず,弁駆動用アクチュエータ装置をコンパクトに構成す
ることができなかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の目的は,上記
の課題を解決することであり,弁駆動用アクチュエータ
装置を制御作動するための制御機器を防爆防水カバーを
備えたケース内に集合的に収容し,しかも回転伝達機構
の減速装置,リミットスイッチとトルクスイッチとをケ
ース内の取付プレート間に直接取り付け,従来のように
それぞれの単独用ケースに収容することを廃止して装置
自体の部品点数を低減し,装置そのものをコンパクトに
構成すると共に,スイッチユニットとそれに隣接するタ
ーミナルユニットとの接続を簡潔に構成した弁駆動用ア
クチュエータ装置を提供することである。
【0007】この発明は,流路を開閉調節する弁を取り
付けたスピンドル,前記スピンドルを往復駆動するため
回転駆動され且つ取付本体に回転可能に取り付けられた
回転軸,前記回転軸を手動ハンドルによって回転駆動す
る手動駆動機構又は前記回転軸をモータによって回転駆
動する電動駆動機構に切り換える駆動切換装置,前記回
転軸の回転を減速して前記回転軸の回転量を表示する表
示装置に伝達する回転伝達機構,前記回転伝達機構に組
み込まれたトルクスイッチとリミットスイッチを含むス
イッチユニット,及び前記弁に関する情報の交換を行う
ため前記スイッチユニットを制御するコントローラと前
記スイッチユニットとを接続するターミナルユニットを
有する弁駆動用アクチュエータ装置において,前記回転
伝達機構を収容するケースには隔置して並列に配置され
た複数の取付プレートが前記取付本体に取り付けられ,
隣接する前記取付プレート間には前記回転伝達機構の一
部を構成する減速装置,前記トルクスイッチ及び前記リ
ミットスイッチがそれぞれ取り付けられていることを特
徴とする弁駆動用アクチュエータ装置に関する。
【0008】また,前記ケース内の前記取付プレートに
は,弁開度指示装置及び遠方弁開度指示用発信器が取り
付けられている。
【0009】前記ケースには,前記スイッチユニットと
前記ターミナルユニットとをそれぞれ収容するための防
爆防水用カバーがそれぞれ設けられている。
【0010】前記コントローラは前記スイッチユニット
を制御するため少なくともマグネットスイッチを含む電
気部品から成り,前記取付本体には前記電気部品を収容
した防爆防水用カバーを備えた筒状ケースが取り付けら
れている。
【0011】前記駆動切換装置は,手動切換レバー,前
記手動切換レバーによって断接される噛み合いクラッチ
及び前記モータの回転によって前記電動駆動機構の駆動
に切り換える自動復帰機構ユニットを備えている。
【0012】この弁駆動用アクチュエータ装置におい
て,前記リミットスイッチはスイッチ機構とマイクロス
イッチから構成され,また,前記トルクスイッチはスイ
ッチ機構とマイクロスイッチから構成されている。
【0013】この弁駆動用アクチュエータ装置は,上記
のように構成したので,隣接する取付プレート間にスイ
ッチユニットを組み込んだ回転伝達機構をコンパクトに
且つ簡単に取り付けることができ,スイッチユニットと
ターミナルユニットとを共通のケース内に収容できると
共に,前記回転伝達機構に設けた前記スイッチユニット
と前記ターミナルユニットとを防爆防水カバーで確実に
密封状態に取り付けることができ,しかも装置全体をコ
ンパクトに構成でき,前記スイッチユニットに隣接して
設けたコントローラの電気部品に簡単に接続することが
できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下,図面を参照して,この発明
による弁駆動用アクチュエータ装置の一実施例を説明す
る。図1はこの発明による弁駆動用アクチュエータ装置
を示す一部断面の概略図,図2はこの弁駆動用アクチュ
エータ装置の一部を示す正面図,図3は図2の弁駆動用
アクチュエータ装置を示す側面図,図4は図1の弁駆動
用アクチュエータ装置の要部を示す断面図,図5は図4
の弁駆動用アクチュエータ装置の側方からの断面図,図
6は図4の弁駆動用アクチュエータ装置の駆動切換装置
を示す断面図,及び図7は図4の弁駆動用アクチュエー
タ装置のスイッチユニットを示す一部断面の説明図であ
る。
【0015】この発明による弁駆動用アクチュエータ装
置は,概して,ハウジング5を構成する取付本体6に往
復動可能に取り付けられたスピンドル1,スピンドル1
に取り付けられた水路等の流路57に設けられた流量を
調節する弁21,スピンドル1を種々の情報に従って駆
動制御する制御機器等を構成する電気部品19から成る
コントローラ25,スピンドル1を手動的に駆動するた
めの手動ハンドル12,スピンドル1を自動的に駆動す
るためのモータ11,及びスピンドル1をカバーするた
め取付本体6に取り付けられたスピンドルカバー22を
有している。この弁駆動用アクチュエータ装置は,例え
ば,中央コントローラからの指令を分散処理するための
内蔵のコントローラ25が受け,コントローラ25の制
御によって弁21を駆動制御して弁21によって流路5
7の開閉調節を行うと共に,弁21の作動状態,流路5
7の流速,流量等の各情報を流量センサ(図示せず),
リミットスイッチ28,トルクスイッチ27等の各セン
サで検出し,該各情報を受けたコントローラ25は,弁
21や流路57についての各情報に応じた最適な状態に
弁21の開閉調節を制御するものである。
【0016】この弁駆動用アクチュエータ装置は,主と
して,流路57を開閉調節する弁21を取り付けた弁棒
を構成するスピンドル1,スピンドル1を往復駆動する
ため回転駆動されるウォームホィール9に噛み合うウォ
ーム10を取り付け且つ取付本体6に回転可能に取り付
けられた回転軸8,回転軸8を手動ハンドル12によっ
て回転駆動する手動駆動機構又は回転軸8をモータ11
によって回転駆動する電動駆動機構に切り換える駆動切
換装置2,回転軸8の回転を減速して回転軸42に伝達
する回転伝達機構20,回転軸42の回転量を表示する
表示装置15,回転伝達機構20に組み込まれたスイッ
チユニット3,及び弁21や流路57の各種情報を交換
して制御するためスイッチユニット3,スイッチユニッ
ト3に接続されたターミナルユニット4,及びターミナ
ルユニット4を通じてスイッチユニット3を制御するコ
ントローラ25から構成されている。
【0017】この弁駆動用アクチュエータ装置におい
て,駆動切換装置2を手動駆動機構に切り換えるには手
動切換レバー18を操作することによって行われ,電動
駆動機構への切り換えはモータ11が回転に応じて自動
復帰機構ユニット32によって自動的に切り換えられ
る。回転軸8は,軸受63によって取付本体6,61に
回転可能に支持されている。手動ハンドル12で回転さ
れる回転軸53は,軸受64によって取付本体6に回転
可能に支持されている。手動切換レバー18で回転され
る操作軸62は,回転可能に取付本体6に支持されてい
る。回転軸8,回転軸53及び操作軸62は,互いに並
列に配置され,手動ハンドル12と手動切換レバー18
の操作が,スピンドル1を回転駆動する回転軸8に駆動
連結されている。回転軸8は,ウォーム10が設けられ
た回転軸8Aとスリーブ34が摺動可能にスプライン3
5が嵌合した回転軸8Bから構成されている。
【0018】スリーブ34は,その一端部に噛み合いク
ラッチ31を構成する爪即ちドグ歯が形成され,他端部
に歯車55が形成されている。また,回転軸8B上に
は,噛み合いクラッチ31の他方の爪即ちドグ歯が設け
られた自動復帰機構ユニット32に回転自在に設けられ
ている。噛み合いクラッチ31が接続される時は,スリ
ーブ34のドグ歯と自動復帰機構ユニット32のドグ歯
とが噛み合う状態である。更に,回転軸8B上には,モ
ータ11の出力軸72に設けられた歯車59が噛み合う
歯車33が回転自在に設けられている。更に,自動復帰
機構ユニット32と歯車33との間には,緩衝部材60
が介在されている。操作軸62に設けたカムヨーク56
は,スリーブ34の外周面に設けた溝65に係合し,手
動切換レバー18による操作軸62の回転でカムヨーク
56が回転すると,スリーブ34を回転軸8上を摺動移
動させ,噛み合いクラッチ31を断接することができ
る。手動切換レバー18によってスリーブ34がスピン
ドル36のばね力に抗して噛み合いクラッチ31から解
放されて摺動移動し,スリーブ34の歯車55と手動ハ
ンドル12で回転される回転軸53に設けた歯車54と
が噛み合うことになる。歯車55と歯車54とが噛み合
うと,手動ハンドル12で回転軸8を回転させる手動駆
動機構に切り換えられる。
【0019】この弁駆動用アクチュエータ装置は,特
に,図7に示すように,取付本体6に取り付けられ且つ
隔置して並列に配置された複数の取付プレート14を収
容したケース7内に回転伝達機構20を収容し,互いに
隣接する取付プレート14間には,回転軸8の回転を伝
達する回転伝達機構20の一部を構成する減速装置26
を取り付けると共に,並びにスイッチユニット3を構成
する少なくともトルクスイッチ27及びリミットスイッ
チ28がそれぞれ取り付けられ,装置自体を部品点数を
低減してコンパクトに構成したことに特徴を有してい
る。
【0020】スイッチユニット3は,カウンタ機構から
構成され,取付本体6に取り付けられたケース7内に収
容されている。スイッチユニット3は,回転軸8のトル
クを検出するユニット化されたトルクスイッチ27と,
弁21の往復移動の上限と下限を検出するリミットスイ
ッチ28とを少なくとも有している。トルクスイッチ2
7は,回転軸8のトルクを検出するためのスイッチ機構
27A及びトルクスイッチ27に設けられた弁開方向と
弁閉方向の上限と下限の過トルク状態時を検出する2個
のマイクロスイッチ29(1個のみ図示)から構成され
ている。また,リミットスイッチ28は,弁21の往復
移動の上限と下限を検出するためのスイッチ機構28A
及び弁21の往復移動の上限と下限を検出する2個のマ
イクロスイッチ30(1個のみ図示)から構成されてい
る。スイッチユニット3は,上記の制御機器の他に,フ
リッカスイッチ37S(図4),インタロックスイッチ
66(図5),開度遠方指示用発信器67を構成するポ
テンショメータ等を有している。また,スイッチユニッ
ト3を収容するケース7には,その内部を外部と遮断す
るため,防爆防水カバー16が設けられている。
【0021】ターミナルユニット4は,スイッチユニッ
ト3に隣接して取付本体6に取り付けられている。ター
ミナルユニット4を収容するケース7には,その内部を
外部と遮断するため,防爆防水カバー17が設けられて
いる。ターミナルユニット4は,スイッチユニット3の
各制御機器とコントローラ25とを接続する入力側端子
68とプリント基板70を介してスイッチユニット3と
接続される出力側端子69から構成されている電源ター
ミナルを構成し,入力側端子68と出力側端子69とは
ターミナル本体71において密封状態に構成されてい
る。
【0022】更に,ハウジング5を構成する取付本体6
には,コントローラ25を収容した筒状ケース23が取
り付けられている。コントローラ25は,スイッチユニ
ット3を制御する少なくともマグネットスイッチを含む
電気部品19から構成されている。筒状ケース23は,
その内部を外部と遮断するため,防爆防水カバー58が
設けられている。コントローラ25は,ターミナルユニ
ット4の一端子に連結され,スイッチユニット3の各種
の制御機器と情報の交換を行って弁21を最適状態に作
動制御している。
【0023】更に,駆動切換装置2は,手動切換レバー
18によって断接される噛み合いクラッチ31と,モー
タ11の回転によって電動駆動機構の駆動に切り換える
自動復帰機構ユニット32とを備えている。駆動切換装
置2は,通常はモータ11による駆動状態に自動復帰機
構ユニット32によって設定され,オペレータが弁駆動
用アクチュエータ装置の点検等で,弁駆動用アクチュエ
ータ装置を手動で操作する時に,手動切換レバー18に
よって手動ハンドル12で操作できるように切り換える
ものである。
【0024】この弁駆動用アクチュエータ装置は,モー
タ11によって駆動される場合は次のとおりである。ま
ず,モータ11は,種々の情報を受けてコントローラ2
5からの指令で回転する。モータ11の駆動によって歯
車59を介して回転軸8に回転自在に取り付けられた歯
車33を回転し,自動復帰機構ユニット32を働かせ
る。モータ11の回転によって自動復帰機構ユニット3
2が働くと,スリーブ34はスプリング36のばね力で
噛み合いクラッチ31が接続状態になり,スリーブ34
に歯車37の回転が伝達され,スリーブ34が回転す
る。スリーブ34の内周面にスプライン35が形成され
ており,スリーブ34のスプライン35は回転軸8に形
成されたスプライン35と互いにスプライン嵌合してい
るので,スリーブ34の回転は回転軸8に伝達される。
回転軸8の回転によって回転軸8に取り付けられたウォ
ーム10が回転し,ウォーム10の回転はスピンドル1
に設けたウォームホィール9を回転駆動する。回転軸8
の回転によって,ウォーム10が回転し,ウォーム10
に噛み合うウォームホィール9が回転する。ウォームホ
ィール9の回転は,回転運動を上下運動に変換する駆動
力伝達機構(図示せず)を通じて雌ねじ56(図1)を
回転させ,雌ねじ56と噛み合う雄ねじ73が設けられ
たスピンドル1が上下移動する。スピンドル1の先端に
は弁21が取り付けられているので,弁21が上下動
し,流路57が開閉調節される。一方,回転軸8の回転
は回転軸13に伝達される。
【0025】この弁駆動用アクチュエータ装置は,回転
軸8の回転数を検出することによって弁21の流路の開
閉状態,或いは種々の情報を取り出すことができるもの
であり,それに応じて弁駆動用アクチュエータ装置を駆
動制御するものである。回転軸8の回転は,歯車機構3
8を介して回転軸13に伝達される。回転軸13の回転
は,歯車機構40を介して入力側回転軸41を回転させ
る。入力側回転軸41には歯車43が固定されており,
歯車43には入力側回転軸41と同軸に配置された出力
側回転軸42が回転自在に支持されている。入力側回転
軸41に設けた歯車43の回転は,減速装置26の入力
歯車47へ伝達され,減速装置26の複数の歯車列49
によって減速され,減速装置26の出力歯車48に伝達
される。出力歯車48の回転は,出力側回転軸42の固
定された歯車44に伝達され,出力側回転軸42の回転
として出力される。
【0026】出力側回転軸42の端部には,指針45が
取り付けられている。ケース7内に固定された複数の取
付プレート14の1枚に目盛板46が取り付けられてい
る。目盛板46は防爆防水カバー16に設けられた透明
板50を通じて見ることができる。指針45は,目盛板
46上を回転移動することによって,弁21の開閉度を
目で検知することができる。
【0027】この弁駆動用アクチュエータ装置におい
て,回転軸8の回転力は,歯車機構38A及びトルクシ
ャフト39を介して回転軸13Aに伝達され,回転軸1
3Aの回転は歯車機構51を介してトルクスイッチ27
のスイッチ機構27Aに伝達され,トルクスイッチ27
によって回転軸8のトルクが検出される。トルクスイッ
チ27の作動状態,即ち,上限と下限の過トルクの状態
は,マイクロスイッチ29を通じてコントローラ25に
入力される。また,回転軸8の回転は,歯車機構38を
介して回転軸13に伝達され,回転軸13の回転は歯車
機構40を介して入力側回転軸41を回転させる。入力
側回転軸41の回転は,歯車機構52を介してカウンタ
機構から成るリミットスイッチ28のスイッチ機構28
Aに伝達され,リミットスイッチ28によって回転軸8
の回転数が検出される。リミットスイッチ28の作動状
態,即ち,上限と下限は,マイクロスイッチ30を通じ
てコントローラ25に入力される。
【0028】次に,この弁駆動用アクチュエータ装置
は,手動ハンドル12によって作動される場合は次のと
おりである。まず,駆動切換装置2を働かせるには,手
動切換レバー18を回転させ,スリーブ34に嵌合した
カムヨーク56を回転させる。カムヨーク56の回転は
スリーブ34をスプリング36のばね力に抗して回転軸
8上で摺動移動させ,スリーブ34を噛み合いクラッチ
31から離脱させ,モータ11との駆動連結状態を解放
する。更に,カムヨーク56を回転させてスリーブ34
を摺動移動させると,スリーブ34の歯車55は,手動
ハンドル12を取り付けた回転軸53に設けられた歯車
54に噛み合うようになる。
【0029】上記の操作によってスリーブ34の歯車5
5と回転軸53に設けた歯車54とを噛み合った状態に
した後,手動ハンドル12を回転させると,回転軸53
が回転し,その回転は歯車54から歯車55に伝達され
スリーブ34を回転させる。スリーブ34が回転するこ
とによって回転軸8が回転する。回転軸8の回転によっ
て,ウォーム10が回転し,ウォーム10に噛み合うウ
ォームホィール9が回転する。ウォームホィール9の回
転することにより,上記と同様の伝達経路によって,弁
21が上下動し,流路57が開閉調節される。一方,回
転軸8の回転は回転軸13に伝達される。回転軸13の
回転は,上記と同様に,指針等から成る表示装置15を
回転させると共に,トルクスイッチ27及びリミットス
イッチ28へ情報を送ることができる。
【0030】
【発明の効果】この弁駆動用アクチュエータ装置は,上
記のように構成されているので,従来の装置に比較して
部品を低減して装置そのものをコンパクトに構成するこ
とができ,特に,スイッチユニットを収容したケース内
には隣接する取付プレート間でトルクスイッチやリミッ
トスイッチの制御機器を適正に配列でき,法規制に対し
ても最適に順応できる構造に構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による弁駆動用アクチュエータ装置を
示す一部断面の概略図である。
【図2】この弁駆動用アクチュエータ装置の一部を示す
正面図である。
【図3】図2の弁駆動用アクチュエータ装置を示す側面
図である。
【図4】図1の弁駆動用アクチュエータ装置の要部を示
す断面図である。
【図5】図4の弁駆動用アクチュエータ装置の側方から
の断面図である。
【図6】図4の弁駆動用アクチュエータ装置の駆動切換
装置を示す断面図である。
【図7】図4の弁駆動用アクチュエータ装置のスイッチ
ユニットを示す一部断面の説明図である。
【符号の説明】
1 スピンドル 2 駆動切換装置 3 スイッチユニット 4 ターミナルユニット 5 ハウジング 6,61 取付本体 7 ケース 8,13 回転軸 9 ウォームホイール 10 ウォーム 11 モータ 12 手動ハンドル 14 取付プレート 15 表示装置 16,17 防爆防水カバー 18 手動切換レバー 19 制御機器 20 回転伝達機構 21 弁 23 筒状ケース 25 コントローラ 26 減速装置 27 トルクスイッチ 27A,28A スイッチ機構 28 リミットスイッチ 29,30 マイクロスイッチ 31 噛み合いクラッチ 32 自動復帰機構ユニット 34 スリーブ 45 指針 46 目盛板 62 操作軸

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流路を開閉調節する弁を取り付けたスピ
    ンドル,前記スピンドルを往復駆動するため回転駆動さ
    れ且つ取付本体に回転可能に取り付けられた回転軸,前
    記回転軸を手動ハンドルによって回転駆動する手動駆動
    機構又は前記回転軸をモータによって回転駆動する電動
    駆動機構に切り換える駆動切換装置,前記回転軸の回転
    を減速して前記回転軸の回転量を表示する表示装置に伝
    達する回転伝達機構,前記回転伝達機構に組み込まれた
    トルクスイッチとリミットスイッチを含むスイッチユニ
    ット,及び前記弁に関する情報の交換を行うため前記ス
    イッチユニットを制御するコントローラと前記スイッチ
    ユニットとを接続するターミナルユニットを有する弁駆
    動用アクチュエータ装置において,前記回転伝達機構を
    収容するケースには隔置して並列に配置された複数の取
    付プレートが前記取付本体に取り付けられ,隣接する前
    記取付プレート間には前記回転伝達機構の一部を構成す
    る減速装置,前記トルクスイッチ及び前記リミットスイ
    ッチがそれぞれ取り付けられていることを特徴とする弁
    駆動用アクチュエータ装置。
  2. 【請求項2】 前記ケース内の前記取付プレートには,
    弁開度指示装置及び遠方弁開度指示用発信器が取り付け
    られていることを特徴とする請求項1に記載の弁駆動用
    アクチュエータ装置。
  3. 【請求項3】 前記ケースには,前記スイッチユニット
    と前記ターミナルユニットとをそれぞれ収容するための
    防爆防水用カバーがそれぞれ設けられていることを特徴
    とする請求項1に記載の弁駆動用アクチュエータ装置。
  4. 【請求項4】 前記コントローラは前記スイッチユニッ
    トを制御するため少なくともマグネットスイッチを含む
    電気部品から成り,前記取付本体には前記電気部品を収
    容した防爆防水用カバーを備えた筒状ケースが取り付け
    られていることを特徴とする請求項1に記載の弁駆動用
    アクチュエータ装置。
  5. 【請求項5】 前記駆動切換装置は,手動切換レバー,
    前記手動切換レバーによって断接される噛み合いクラッ
    チ及び前記モータの回転によって前記電動駆動機構の駆
    動に切り換える自動復帰機構ユニットを備えていること
    を特徴とする請求項1に記載の弁駆動用アクチュエータ
    装置。
  6. 【請求項6】 前記リミットスイッチはスイッチ機構と
    マイクロスイッチから構成され,また,前記トルクスイ
    ッチはスイッチ機構とマイクロスイッチから構成されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の弁駆動用アクチ
    ュエータ装置。
JP28626197A 1997-10-03 1997-10-03 弁駆動用アクチュエータ装置 Pending JPH11108229A (ja)

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KR1019980008631A KR100313975B1 (ko) 1997-10-03 1998-03-14 밸브구동용액츄에이터장치
CN98119899A CN1100228C (zh) 1997-10-03 1998-09-28 阀驱动用致动装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102223559B1 (ko) * 2020-11-23 2021-03-04 경남과학기술대학교 산학협력단 액추에이터 분리형 디클러치 유닛 장치

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