JP3841527B2 - 電気部品の取付構造及び該取付構造を備えた弁駆動用アクチュエータ装置 - Google Patents

電気部品の取付構造及び該取付構造を備えた弁駆動用アクチュエータ装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は,例えば,水路,浄水場,発電所等の流路の流体の流れを制御するゲート,水門等の弁を駆動制御するためのスイッチユニットに組み込まれるマイクロスイッチ等の電気部品を取り付ける取付構造及びその取付構造を備えた弁駆動用アクチュエータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来,弁駆動用アクチュエータ装置は,水路,浄水場,発電所等の各種流路に設けられ,人手の操作からコントローラを用いて制御する中央情報システム化に向っている。弁駆動用アクチュエータの診断そのものを上位コンピュータへデータ転送して行う弁駆動用アクチュエータ装置は,設備が大掛かりになり,弁駆動用アクチュエータに異常のある場合には現場に赴いて点検修理を行わなければならず,修理点検作業が高価になり,メインテナンス費用等も嵩んで好ましくないものであった。一般には,バルブコントローラ自体にチェック機能が殆ど設けられておらず,ユーザは弁駆動用アクチュエータの設置されている場所へ赴き,定期的に点検しているものがあり,点検そのものも不正確であり且つ点検費用も嵩むという問題を有している。
【0003】
そこで,弁駆動用アクチュエータ装置において,全ての制御を中央情報システムで処理することは,装置が大がかりになり,複雑な構造になるので,一部の情報の処理を内蔵したコントローラで処理するという分散処理を行うシステムが採用されるようになった。弁駆動用アクチュエータ装置において,流路の制御の基本となる情報は,流路中に設けられている種々のゲート,水門等の弁の開度,流量,流速等であり,弁の開度調整を制御するための駆動手段として,多くの形式の電動式の弁駆動用アクチュエータ装置が知られている。(例えば,特開昭62−292978号公報,特開昭64−49778号参照)。また,弁駆動用アクチュエータ装置をコントローラによって制御するため,トルクスイッチ,リミットスイッチ等の各種制御機器を用いたものが知られている(例えば,特開昭64−79407号公報,実公平5−37373号公報,実公平6−35343号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで,従来の弁駆動用アクチュエータ装置のように内蔵のコントローラを設けた場合に,コントローラを作動するため,センサやマイクロスイッチ等の電気部品を数多く使用しているが,それらの電気部品を取付本体に取り付けて位置決めする必要があり,例えば,マイクロスイッチ本体をハウジング等の取付本体にねじ等を用いて固定し,マイクロスイッチに対して配線されるリード線をマイクロスイッチに半田付け,或いはねじ止めで取り付け固定していた。しかしながら,マイクロスイッチを正確に所定の位置に位置決めして半田付けやねじ止めで固定するには,手間や作業時間がかかり,しかも配線が複雑になる傾向があり,コンパクトな取付構造を得ることは困難であった。
【0005】
また,上記弁駆動用アクチュエータ装置は,分散処理を可能にするため,弁駆動用アクチュエータ装置の内部に演算回路即ち演算コントローラを有し,制御系の一部を負担可能とし,極めて簡単に且つ正確に弁の開閉時間即ち弁開閉速度等の開閉コントロールを電気的に自動設定して自己制御することができる。しかしながら,弁駆動用アクチュエータ装置に組み込まれたコントローラを構成するトルクスイッチ,リミットスイッチ,指示装置等の各種制御機器はそれぞれ別々のケース内に収容されているが,それらの各種のケースを防爆防水用カバーを備えたケース内に収めることが法規によって義務づけられており,そのため,装置そのものが大型にならざるを得ず,弁駆動用アクチュエータ装置をコンパクトに構成することができなかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明の目的は,上記の問題を解決することであり,マイクロスイッチ等の電気部品を取付本体に固定するのに,プリント基板そのものを利用し,該プリント基板を取付本体に固定した取付プレートの位置決めされた所定の位置に高精度に且つ迅速に取り付けることを可能にし,取付け取外しの作業性を向上できる電気部品の取付構造を提供すると共に,弁駆動用アクチュエータを制御するためのスイッチユニット,ターミナルユニット等の制御機器を防爆防水カバーを備えたケース内に収容し,特に,マイクロスイッチ等の電気部品を上記のように取付プレート間に直接取り付け,従来のようにそれぞれ別々のハウジングに収容することを廃止して装置自体の部品点数を低減し,装置そのものをコンパクトに構成すると共に,スイッチユニットとそれに隣接するターミナルユニットとの接続を簡潔に構成した弁駆動用アクチュエータ装置を提供することである。
【0007】
この発明は,取付本体に隔置状態に配置して取り付けられた複数の取付プレート,隣接する前記取付プレート間に嵌合する挿入部と前記取付プレートの端面に当接するストッパ部を備えたプリント基板,前記プリント基板上に取り付けられた電気部品,前記電気部品と接続する前記プリント基板に設けられたプリント配線,及び前記取付プレートに形成された係止部に係合し且つ前記プリント基板の前記ストッパ部を前記取付プレートの前記端面に押圧して前記プリント基板を前記取付プレートに固定するクリップ,から成る電気部品の取付構造に関する。
【0008】
この電気部品の取付構造では,前記取付プレートには前記プリント基板の前記挿入部の側部が嵌合する挿入溝が形成され,前記プリント基板は前記挿入溝に嵌合して固定されることによって前記取付プレートに位置決めされる。
【0009】
また,前記プリント基板の前記ストッパ部は,前記挿入部の側面から張り出した突出部から構成されている。
【0010】
また,前記電気部品は,マイクロスイッチ本体と前記マイクロスイッチ本体に前記プリント配線で接続するコネクタから成るマイクロスイッチである。更に,前記マイクロスイッチに設けた作動片は,前記取付プレート間に回転可能に取り付けられた回転軸に設けたカムによって作動される。
【0011】
この電気部品の取付構造は,上記のように構成されているので,マイクロスイッチ等の電気部品に設けられたプリント基板を取付プレートの予め決められた位置決め溝に挿入してクリップで固定するだけで,プリント基板を取付プレートの正確な所定の位置に位置決めして取り付けることができ,電気部品の取付作業が極めて簡単で且つ迅速に達成できる。
【0012】
或いは,この発明は,流路を開閉調節する弁を取り付けたスピンドル,前記スピンドルを往復駆動するため取付本体に回転可能に取り付けられた回転軸,前記回転軸を手動ハンドルによって回転駆動する手動駆動機構又は前記回転軸をモータによって回転駆動する電動駆動機構に切り換える駆動切換装置,前記取付本体に設けた取付プレートに取り付けられ且つ前記回転軸の回転を減速して前記回転軸の回転量を表示する表示装置に伝達する回転伝達機構,請求項1〜5のいずれか1項に記載の電気部品の取付構造を使用して前記取付プレートに取り付け且つ前記回転伝達機構に組み込んだスイッチユニット,前記スイッチユニットに接続するターミナルユニット,及び前記スイッチユニットと前記ターミナルユニットを通じて前記弁に関する情報に応じて前記弁の開閉作動を制御するコントローラ,から成る弁駆動用アクチュエータ装置に関する。
【0013】
また,前記取付プレートを取り付けた前記取付本体は,弁駆動用アクチュエータのハウジングを構成している。
【0014】
この弁駆動用アクチュエータ装置は,上記のように構成されており,電気部品をスイッチユニットに簡単に組み込むことができるので,スイッチユニット自体をコンパクトに構成でき,スイッチユニットやターミナルユニットを1つのケース内に収容できると共に,前記スイッチユニットと前記ターミナルユニットとをそれぞれ別々の防爆防水カバーで確実に密封することができ,しかも装置全体をコンパクトに且つ制御機器の接続を簡単に構成することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下,図面を参照して,この発明による電気部品の取付構造及び該取付構造を備えた弁駆動用アクチュエータ装置の一実施例を説明する。
【0016】
まず,図1〜図6を参照して,この発明による電気部品の取付構造の一実施例を説明する。図1はこの発明による電気部品の取付構造を弁駆動用アクチュエータ装置のスイッチユニットに組み込んだ一実施例を示す断面図,図2は電気部品のマイクロスイッチの一実施例を示す正面図,図3は図2のマイクロスイッチのプリント基板に設けたプリント配線の一実施例を示す背面図,図4は電気部品のマイクロスイッチの取付構造を示す平面図,図5は図4のマイクロスイッチの取付構造における取付プレートとプリント基板との関係を示す断面図,及び図6はマイクロスイッチと作動カムの関係を示す斜視図である。
【0017】
この発明による電気部品の取付構造は,例えば,弁駆動用アクチュエータ装置に組み込んだものであり,弁駆動用アクチュエータ装置は,図1に示すように,取付本体6に取り付けられ且つ隔置して並列に配置された複数の取付プレート14を収容したケース7内に回転伝達機構20を収容し,互いに隣接する取付プレート14間には,回転軸8の回転を伝達する回転伝達機構20の一部を構成する減速装置26,並びに電気部品としてのスイッチユニット3を構成する少なくともトルクスイッチ27及びリミットスイッチ28がそれぞれ取り付けられ,装置自体を部品点数を低減してコンパクトに構成したものである。
【0018】
スイッチユニット3は,取付本体6を構成するケース7内に収容されている。スイッチユニット3は,回転軸8のトルクを検出するユニット化されたトルクスイッチ27と,弁21の往復移動の上限と下限を検出するリミットスイッチ28とを少なくとも有している。トルクスイッチ27は,回転軸8のトルクを検出するためのスイッチ機構27A及びトルクスイッチ27に設けられた弁開方向と弁閉方向の上限と下限の過トルク状態時を検出する2個のマイクロスイッチ29(1個のみ図示)から構成されている。また,リミットスイッチ28は,弁21の往復移動の上限と下限を検出するためのカウンタ機構のスイッチ機構28A及び弁21の往復移動の上限と下限を検出する2個のマイクロスイッチ30(1個のみ図示)から構成されている。スイッチユニット3は,上記の制御機器の他に,フリッカスイッチ37S(図10),インタロックスイッチ66(図11),開度遠方指示用発信器67を構成するポテンショメータ等を有している。また,スイッチユニット3を収容するケース7には,その内部を外部と遮断するため,防爆防水カバー16が設けられている。
【0019】
この電気部品の取付構造の実施例は,特に,電気部品であるマイクロスイッチ80(図1のマイクロスイッチ29,30に相当)をスイッチユニット3に組み込む取付構造に特徴を有するものである。マイクロスイッチ80は,図2や図3に示すように,プリント基板83に取り付けられたマイクロスイッチ本体81とコネクタ82,及びプリント基板83の背面にプリントされたプリント配線88から構成されている。プリント配線88は,マイクロスイッチ本体81とコネクタ82とを接続する機能を有する。マイクロスイッチ本体81は,図6に示すように,作動片を構成するローラ89とばね体90とを有している。ローラ89は,取付プレート14に回転可能に取り付けられた回転軸94に設けたカム95に当接することによって,ばね体90のばね力に抗して移動し,プリント基板83のプリント配線88をオンして電気信号を発するように構成されている。
【0020】
プリント基板83は,取付本体6に隔置状態に配置して取り付けられた複数の取付プレート14間に嵌合する挿入部85と,取付プレート14の端面91に当接するストッパ部86を備えている。プリント基板83は,挿入部85の両側面から張り出した突出部84に形成され,突出部84の端面が取付プレート14の端面91に当接するストッパ部86を構成している。この電気部品の取付構造では,プリント基板83を取付プレート14間に固定するため,クリップ87が使用されている。クリップ87は,プリント基板83を抱持した状態で,両端の係止部96を取付プレート14に形成された係止穴等の係止穴97にそれぞれ係合し,ストッパ部86を取付プレート14の端面91に押圧し,プリント基板83を取付プレート14に弾性的に固定している。
【0021】
また,取付プレート14には,プリント基板83を固定するため,予め位置決めされた所定の位置に挿入溝92が形成されている。プリント基板83の挿入部85の側部は,取付プレート14の挿入溝92に嵌合してクリップ87で固定されることによって,プリント基板83は取付プレート14に位置決めされる。従って,マイクロスイッチ80の位置設定は,プリント基板83の挿入部85を取付プレート14の挿入溝92に単に挿入し,次いで,クリップ87でプリント基板83を取付プレート14に固定するだけで正確に且つ迅速に達成することができる。
【0022】
次に,図7〜図12を参照して,この発明による弁駆動用アクチュエータ装置の一実施例を説明する。図7はこの発明による弁駆動用アクチュエータ装置を示す一部断面の概略図,図8はこの弁駆動用アクチュエータ装置の一部を示す正面図,図9は図8の弁駆動用アクチュエータ装置の一部を示す側面図,図10はこの弁駆動用アクチュエータ装置の要部を示す断面図,図11は図10の弁駆動用アクチュエータ装置の側面図,図12は図10の弁駆動用アクチュエータ装置の駆動切換装置を示す断面図である。
【0023】
この弁駆動用アクチュエータ装置は,上記の電気部品の取付構造を採用して,電気部品のマイクロスイッチ29,30をスイッチユニット3に組み込んだことに特徴を有している。この弁駆動用アクチュエータ装置は,ハウジング5内で取付本体6に往復動可能に取り付けられた弁棒を構成するスピンドル1,スピンドル1に取り付けられた水路等の流路57に設けられた流量を開閉調節する弁21,スピンドル1を往復駆動するため回転駆動されるウォームホィール9に噛み合うウォーム10を取り付け且つ取付本体6に回転可能に取り付けられた回転軸8,回転軸8を手動ハンドル12によって回転駆動する手動駆動機構又は回転軸8をモータ11によって回転駆動する電動駆動機構に切り換える駆動切換装置2,回転軸8の回転を回転軸8の回転量を表示する表示装置15に減速して伝達する回転伝達機構20,回転伝達機構20に組み込まれたスイッチユニット3,スイッチユニット3に接続するターミナルユニット4,及びスイッチユニット3とターミナルユニット4を通じて弁21に関する情報に応じて弁21の開閉作動を制御するコントローラ25から構成されている。
【0024】
コントローラ25は,スピンドル1を種々の情報に従って駆動制御する制御機器等を構成する電気部品19から構成されている。手動ハンドル12は,回転軸8を手動的に回転駆動し,それによってスピンドル1を上下移動させる。モータ11は回転軸8を自動的に駆動してスピンドル1を上下移動させる。スピンドルカバー22は,スピンドル1をカバーするため取付本体6に取り付けられている。この弁駆動用アクチュエータ装置は,例えば,中央コントローラからの指令を内蔵のコントローラ25が受け,コントローラ25の制御によって弁21を駆動制御して弁21によって流路57の開閉調節を行うと共に,弁21の作動状態,流路57の流速,流量等の各情報を流量センサ(図示せず),スイッチユニット3を構成するリミットスイッチ28,トルクスイッチ27等の各センサで検出し,該各情報を受けたコントローラ25は,弁21や流路57についての各情報に応じた最適な状態に弁21の開閉調節を制御するものである。
【0025】
ターミナルユニット4は,スイッチユニット3に隣接して取付本体6に取り付けられている。ターミナルユニット4を収容するケース7には,その内部を外部と遮断するため,防爆防水カバー17が設けられている。ターミナルユニット4は,スイッチユニット3の各制御機器とコントローラ25とを接続する入力側端子68とプリント基板70を介してスイッチユニット3と接続される出力側端子69から構成されている中継ターミナルを構成し,入力側端子68と出力側端子69とはターミナル本体71において密封状態に構成されている。
【0026】
駆動切換装置2を手動駆動機構に切り換えるには,手動切換レバー18を操作することによって行われ,電動駆動機構への切り換えはモータ11が回転に応じて自動復帰機構ユニット32によって自動的に切り換えられる。回転軸8は,軸受63によって取付本体6,61に回転可能に支持されている。手動ハンドル12で回転される回転軸53は,軸受64によって取付本体6に回転可能に支持されている。手動切換レバー18で回転される操作軸62は,回転可能に取付本体6に支持されている。回転軸8,回転軸53及び操作軸62は,互いに並列に配置され,手動ハンドル12と手動切換レバー18の操作が,スピンドル1を回転駆動する回転軸8に駆動連結されている。回転軸8は,ウォーム10が設けられた回転軸8Aとスリーブ34が摺動可能にスプライン35が嵌合した回転軸8Bから構成されている。
【0027】
スリーブ34は,その一端部に噛み合いクラッチ31を構成する爪即ちドグ歯が形成され,他端部に歯車55が形成されている。また,回転軸8B上には,噛み合いクラッチ31の他方の爪即ちドグ歯が設けられた自動復帰機構ユニット32に回転自在に設けられている。噛み合いクラッチ31が接続される時は,スリーブ34のドグ歯と自動復帰機構ユニット32のドグ歯とが噛み合う状態である。更に,回転軸8B上には,モータ11の出力軸72に設けられた歯車59が噛み合う歯車33が回転自在に設けられている。更に,自動復帰機構ユニット32と歯車33との間には,緩衝部材60が介在されている。操作軸62に設けたカムヨーク56は,スリーブ34の外周面に設けた溝65に係合し,手動切換レバー18による操作軸62の回転でカムヨーク56が回転すると,スリーブ34を回転軸8上を摺動移動させ,噛み合いクラッチ31を断接することができる。手動切換レバー18によってスリーブ34がスプリング36のばね力に抗して噛み合いクラッチ31から解放されて摺動移動し,スリーブ34の歯車55と手動ハンドル12で回転される回転軸53に設けた歯車54とが噛み合うことになる。歯車55と歯車54とが噛み合うと,手動ハンドル12で回転軸8を回転させる手動駆動機構に切り換えられる。
【0028】
更に,ハウジング5を構成する取付本体6には,コントローラ25を収容した制御ケース23が取り付けられている。コントローラ25は,スイッチユニット3を制御する少なくともマグネットスイッチを含む電気部品19から構成されている。制御ケース23は,その内部を外部と遮断するため,防爆防水カバー58が設けられている。コントローラ25は,ターミナルユニット4の一端子に連結され,スイッチユニット3の各種の制御機器と情報の交換を行って弁21を最適状態に作動制御している。
【0029】
更に,駆動切換装置2は,手動切換レバー18によって断接される噛み合いクラッチ31と,モータ11の回転によって電動駆動機構の駆動に切り換える自動復帰機構32とを備えている。駆動切換装置2は,通常はモータ11による駆動状態に自動復帰機構ユニット32によって設定され,オペレータが弁駆動用アクチュエータ装置の点検等で,弁駆動用アクチュエータ装置を手動で操作する時に,手動切換レバー18によって手動ハンドル12で操作できるように切り換えるものである。
【0030】
この弁駆動用アクチュエータ装置は,モータ11によって駆動される場合は次のとおりである。まず,モータ11は,種々の情報を受けてコントローラ25からの指令で回転する。モータ11の駆動によって歯車59を介して回転軸8に回転自在に取り付けられた歯車33を回転し,自動復帰機構ユニット32を働かせる。モータ11の回転によって自動復帰機構ユニット32が働くと,スリーブ34はスプリング36のばね力で噛み合いクラッチ31が接続状態になり,スリーブ34に歯車37の回転が伝達され,スリーブ34が回転する。スリーブ34の内周面にスプライン35が形成されており,スリーブ34のスプライン35は回転軸8に形成されたスプライン35と互いにスプライン嵌合しているので,スリーブ34の回転は回転軸8に伝達される。回転軸8の回転によって回転軸8に取り付けられたウォーム10が回転し,ウォーム10の回転はスピンドル1に設けたウォームホィール9を回転駆動する。回転軸8の回転によって,ウォーム10が回転し,ウォーム10に噛み合うウォームホィール9が回転する。ウォームホィール9の回転は,回転運動を上下運動に変換する駆動力伝達機構(図示せず)を通じて雌ねじ56S(図7)を回転させ,雌ねじ56Sと噛み合う雄ねじ73が設けられたスピンドル1が上下移動する。スピンドル1の先端には弁21が取り付けられているので,弁21が上下動し,流路57が開閉調節される。一方,回転軸8の回転は回転軸13に伝達される。
【0031】
この弁駆動用アクチュエータ装置は,回転軸8の回転数を検出することによって弁21の流路の開閉状態,或いは種々の情報を取り出すことができるものであり,それに応じて弁駆動用アクチュエータ装置を駆動制御するものである。回転軸8の回転は,歯車機構38を介して回転軸13に伝達される。回転軸13の回転は,歯車機構40を介して入力側回転軸41を回転させる。入力側回転軸41には歯車43が固定されており,歯車43には入力側回転軸41と同軸に配置された出力側回転軸42が回転自在に支持されている。入力側回転軸41に設けた歯車43の回転は,減速装置26の入力歯車47へ伝達され,減速装置26の複数の歯車列49によって減速され,減速装置26の出力歯車48に伝達される。出力歯車48の回転は,出力側回転軸42の固定された歯車44に伝達され,出力側回転軸42の回転として出力される。
【0032】
出力側回転軸42の端部には,指針45が取り付けられている。ケース7内に固定された複数の取付プレート14の1枚に目盛板46が取り付けられている。目盛板46は防爆防水カバー16に設けられた透明板50を通じて見ることができる。指針45は,目盛板46上を回転移動することによって,弁21の開閉度を目で検知することができる。
【0033】
この弁駆動用アクチュエータ装置において,回転軸8の回転力は,歯車機構38A及びトルクシャフト39を介して回転軸13Aに伝達され,回転軸13Aの回転は歯車機構51を介してトルクスイッチ27のスイッチ機構27Aに伝達され,トルクスイッチ27によって回転軸8のトルクが検出される。トルクスイッチ27の作動状態,即ち,上限と下限の過トルクの状態は,マイクロスイッチ29を通じてコントローラ25に入力される。また,回転軸8の回転は,歯車機構38を介して回転軸13に伝達され,回転軸13の回転は歯車機構40を介して入力側回転軸41を回転させる。入力側回転軸41の回転は,歯車機構52を介してカウンタ機構から成るリミットスイッチ28のスイッチ機構28Aに伝達され,リミットスイッチ28によって回転軸8の回転数が検出される。リミットスイッチ28の作動状態,即ち,上限と下限は,マイクロスイッチ30を通じてコントローラ25に入力される。
【0034】
次に,この弁駆動用アクチュエータ装置は,手動ハンドル12によって作動される場合は次のとおりである。まず,駆動切換装置2を働かせるには,手動切換レバー18を回転させ,スリーブ34に嵌合したカムヨーク56を回転させる。カムヨーク56の回転はスリーブ34をスプリング36のばね力に抗して回転軸8上で摺動移動させ,スリーブ34を噛み合いクラッチ31から離脱させ,モータ11との駆動連結状態を解放する。更に,カムヨーク56を回転させてスリーブ34を摺動移動させると,スリーブ34の歯車55は,手動ハンドル12を取り付けた回転軸53に設けられた歯車54に噛み合うようになる。
【0035】
上記の操作によってスリーブ34の歯車55と回転軸53に設けた歯車54とを噛み合った状態にした後,手動ハンドル12を回転させると,回転軸53が回転し,その回転は歯車54から歯車55に伝達されスリーブ34を回転させる。スリーブ34が回転することによって回転軸8が回転する。回転軸8の回転によって,ウォーム10が回転し,ウォーム10に噛み合うウォームホィール9が回転する。ウォームホィール9の回転することにより,上記と同様の伝達経路によって,弁21が上下動し,流路57が開閉調節される。一方,回転軸8の回転は回転軸13に伝達される。回転軸13の回転は,上記と同様に,指針等から成る表示装置15を回転させると共に,トルクスイッチ27及びリミットスイッチ28へ情報を送ることができる。
【0036】
【発明の効果】
この発明による電気部品の取付構造は,上記のように構成されているので,マイクロスイッチ等の電気部品に設けられたプリント基板を取付プレートの予め決められた位置決め溝に挿入してクリップで固定するだけで,プリント基板は取付プレートに正確に所定の位置に位置決めされ,電気部品の取付作業が極めて簡単で且つ迅速にワンタッチで取り付けを行うことができる。従って,この電気部品の取付構造は,従来の電気部品の取付構造のように,はんだ付けやねじによる取り付けを行う必要がなく,配線作業やマイクロスイッチ等の電気部品の取付作業が簡素化でき,手間がかからないものとなる。また,プリント基板は,規定のサイズに規格化して大量生産が可能であり,コストを低減できる。
【0037】
また,この弁駆動用アクチュエータ装置は,上記のように構成されているので,従来の装置に比較して部品を低減して装置そのものをコンパクトに構成することができ,特に,スイッチユニットを収容したケース内には隣接する取付プレート間でトルクスイッチやリミットスイッチの制御機器を適正に配列でき,法規制に対しても最適に順応できる構造に構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による電気部品の取付構造を弁駆動用アクチュエータ装置のスイッチユニットに組み込んだ一実施例を示す断面図である。
【図2】電気部品のマイクロスイッチの一実施例を示す正面図である。
【図3】図2のマイクロスイッチのプリント基板に設けたプリント配線の一実施例を示す背面図である。
【図4】電気部品のマイクロスイッチの取付構造を示す平面図である。
【図5】図4のマイクロスイッチの取付構造における取付プレートとプリント基板との関係を示す断面図である。
【図6】マイクロスイッチと作動カムの関係を示す斜視図である。
【図7】この発明による弁駆動用アクチュエータ装置を示す一部断面の概略図である。
【図8】この弁駆動用アクチュエータ装置の一部を示す正面図である。
【図9】図8の弁駆動用アクチュエータ装置の一部を示す側面図である。
【図10】この弁駆動用アクチュエータ装置の要部を示す断面図である。
【図11】図10の弁駆動用アクチュエータ装置の側面図である。
【図12】図11の弁駆動用アクチュエータ装置の一部を示す断面図である。
【符号の説明】
1 スピンドル
2 駆動切換装置
3 スイッチユニット
4 ターミナルユニット
5 ハウジング
6 取付本体
8,94 回転軸
11 モータ
12 手動ハンドル
14 取付プレート
15 表示装置
20 回転伝達機構
21 弁
25 コントローラ
29,30,80 マイクロスイッチ
81 マイクロスイッチ本体
82 コネクタ
83 プリント基板
84 突出部
85 挿入部
86 ストッパ部
87 クリップ
88 プリント配線
89 ローラ
90 ばね体
91 取付プレートの端面
92 挿入溝
93 側部
95 カム
96 係止部
97 係止穴

Claims (7)

  1. 取付本体に隔置状態に配置して取り付けられた複数の取付プレート,隣接する前記取付プレート間に嵌合する挿入部と前記取付プレートの端面に当接するストッパ部を備えたプリント基板,前記プリント基板上に取り付けられた電気部品,前記電気部品と接続する前記プリント基板に設けられたプリント配線,及び前記取付プレートに形成された係止穴に係合し且つ前記プリント基板の前記ストッパ部を前記取付プレートの前記端面に押圧して前記プリント基板を前記取付プレートに固定するクリップ,から成る電気部品の取付構造。
  2. 前記取付プレートには前記プリント基板の前記挿入部の側部が嵌合する挿入溝が形成され,前記プリント基板は前記挿入溝に嵌合して固定されることによって前記取付プレートに位置決めされることから成る請求項1に記載の電気部品の取付構造。
  3. 前記プリント基板の前記ストッパ部は,前記挿入部の側面から張り出した突出部から構成されていることから成る請求項1に記載の電気部品の取付構造。
  4. 前記電気部品は,マイクロスイッチ本体と前記マイクロスイッチ本体に前記プリント配線で接続したコネクタから成るマイクロスイッチである請求項1に記載の電気部品の取付構造。
  5. 前記マイクロスイッチ本体に設けた作動片は,前記取付プレート間に回転可能に取り付けられた回転軸に設けたカムによって作動されることから成る請求項4に記載の電気部品の取付構造。
  6. 流路を開閉調節する弁を取り付けたスピンドル,前記スピンドルを往復駆動するため取付本体に回転可能に取り付けられた回転軸,前記回転軸を手動ハンドルによって回転駆動する手動駆動機構又は前記回転軸をモータによって回転駆動する電動駆動機構に切り換える駆動切換装置,前記取付本体に設けた取付プレートに取り付けられ且つ前記回転軸の回転を減速して前記回転軸の回転量を表示する表示装置に伝達する回転伝達機構,請求項1〜5のいずれか1項に記載の電気部品の取付構造を使用して前記取付プレートに取り付け且つ前記回転伝達機構に組み込んだスイッチユニット,前記スイッチユニットに接続するターミナルユニット,及び前記スイッチユニットと前記ターミナルユニットを通じて前記弁に関する情報に応じて前記弁の開閉作動を制御するコントローラ,から成る弁駆動用アクチュエータ装置。
  7. 前記取付プレートを取り付けた前記取付本体は,弁駆動用アクチュエータのハウジングを構成していることから成る請求項6に記載の弁駆動用アクチュエータ装置。
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