JPH11108085A - オーバーランニングクラッチ - Google Patents

オーバーランニングクラッチ

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JPH11108085A
JPH11108085A JP10225209A JP22520998A JPH11108085A JP H11108085 A JPH11108085 A JP H11108085A JP 10225209 A JP10225209 A JP 10225209A JP 22520998 A JP22520998 A JP 22520998A JP H11108085 A JPH11108085 A JP H11108085A
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JP
Japan
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inner race
cage
race
overrunning clutch
outer periphery
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Withdrawn
Application number
JP10225209A
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English (en)
Inventor
Christopher J Cronin
クリスタフア、ジェイ、クロゥニン
Michael Z Creech
マイクル、ズィー、クリーチ
Dieter Seidel
ディータ、ジーデル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dana Inc
Original Assignee
Dana Inc
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Publication date
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Withdrawn legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D41/00Freewheels or freewheel clutches
    • F16D41/06Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface
    • F16D41/064Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface the intermediate members wedging by rolling and having a circular cross-section, e.g. balls
    • F16D41/066Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface the intermediate members wedging by rolling and having a circular cross-section, e.g. balls all members having the same size and only one of the two surfaces being cylindrical
    • F16D41/067Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface the intermediate members wedging by rolling and having a circular cross-section, e.g. balls all members having the same size and only one of the two surfaces being cylindrical and the members being distributed by a separate cage encircling the axis of rotation
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D41/00Freewheels or freewheel clutches
    • F16D41/06Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface
    • F16D41/08Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface with provision for altering the freewheeling action
    • F16D41/10Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface with provision for altering the freewheeling action with self-actuated reversing
    • F16D41/105Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface with provision for altering the freewheeling action with self-actuated reversing the intermediate members being of circular cross-section, of only one size and wedging by rolling movement not having an axial component between inner and outer races, one of which is cylindrical

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • One-Way And Automatic Clutches, And Combinations Of Different Clutches (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)
  • Retarders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケージを内レースに対し係合位置から中立位
置に付勢して戻すことのできる双方向性オーバーランニ
ングクラッチを提供することにある。 【解決手段】双方向性オーバーランニングクラッチ20
は、内レース26と外レース68とこれ等両レース2
6、68間に配置したケージ44とを備える。付勢部材
72を、内レースの外周辺30に形成した孔38と、ケ
ージの内周辺46に形成したポケット54との間に配置
する。付勢部材は、内レース及びケージの間に回転運動
を許容するが、ケージを内レース26に対して中立位置
に向かい回転方向に付勢する。孔38は内レースの中心
点を貫いて延び、内レースに2個の開口を形成する。付
勢部材は、孔を貫いて各開口から半径方向外方に延び、
ケージに異なる2個所の円周方向位置で係合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内レース及び外側ケー
ジの間にこのケージを内レースに対して、中立位置に付
勢して戻す力を生ずるばね付勢心合わせ装置(spri
ng energized centering de
vice)を備えた双方向性オーバーランニングクラッ
チ(bi−directional overrunn
ingclutch)に関する。
【0002】
【従来の技術】環状の双方向性クラッチは、内レース及
び外レースとこれ等の内レース及び外レース間に配置し
たケージとを備えている。このケージは、それぞれロー
ラを受入れる円周方向に互いに間隔を置いた複数個の開
口(opening)を備えている。各ローラは内レー
ス及び外レースに選択的に係合する。内レースが中立位
置すなわち休止位置から係合位置すなわち駆動位置に回
転すると、各ローラは抵抗ケージにより内レースに形成
した対応する扁平部に乗上げる。次いで各ローラは内レ
ース及び外レース間に捕捉され内レース及び外レース間
にトルクを伝える。クラッチの係合が離脱すると、各ロ
ーラ及びケージの慣性によりケージを係合位置から中立
位置に動かすのに必要な力を生じ各ローラはもはや内レ
ース及び外レースに接触しなくなる。しかし各ローラの
慣性力は不十分なことが多い。従ってこのクラッチは係
合が離脱しなくてケージを内レースに対して中立位置に
戻す。
【0003】ケージ及び内レースの間の回転を防ぐには
従来種種の方法が使用されている。たとえば栓の形の止
めは、内レースの外周辺に形成した孔から弾性割りケー
ジの各側部に延びる。この弾性ケージは、ローラのよう
なくさび作用手段が作用し始めるのに先だって外レース
に摩擦を伴って係合しこのくさび作用手段(wedgi
ng means)に伴う遠心力に対抗し又このくさび
作用手段を定位置に保持する。或は、割りケージ(sp
lit cage)の相互に傾斜した端部に同時に係合
するばね付勢くさびを使ってもよい。しかしばね荷重を
加えたくさびの場合にはこのくさびの剛性構造部を内レ
ースの孔内に各割りケージ端部間に受入れる。すなわち
ばね荷重を加えたくさびは止めに平行に作用してケージ
及び内レースの間の回転は生じさせないがこのケージの
半径方向の伸縮は生じさせる。
【0004】又従来入力軸と出力軸との間にばねを位置
させ、これ等の軸の間に配置したカム部材を中立位置に
付勢することも知られている。しかしこのような使用法
は、外レースが内レースに対して回転できなければなら
ないオーバーランニングクラッチには適用できない。
【0005】
【発明の開示】本発明は、内レースと、外レースと、こ
れ等の内レースと外レースとの間に配置したケージと、
前記の内レース及び外レースに選択的に係合する複数の
くさび作用装置(wedging device)とを
備えた改良された双方向性オーバーランニングクラッチ
に係わる。ばね心合わせ装置(spring cent
ering device)はケージを内レースに対し
て係合位置から中立位置に付勢して戻す。この付勢によ
りケージが内レースに対し回転方向に不整合になる程度
をそれだけ増加する。
【0006】典型的には内レースは、それぞれ縁部に終
る円周方向に互いに間隔を置いた複数の扁平部を備え
る。2つの扁平部に隣接する面を形成する互いに隣接す
る縁部間の点から内レース内に孔(cavity)が半
径方向に延びている。この孔は、レースの全体を貫いて
延び第1の点に対向する第2の点に終る。
【0007】ケージの互いに隣接する開口(openi
ng)の間には1個又は複数個のポケットを選択的に形
成する。これ等の穴はくさび作用装置を受入れ、又ポケ
ットは本発明クラッチが中立位置にあるときに内レース
の孔に整合するようにしてある。
【0008】内レースの孔からケージの対応するポケッ
ト内に付勢部材が延びている。この付勢部材はばね自由
端部及びケージのポケットの間にボールを位置させた、
板ばね、コイルばね又は圧縮ばねでよい。
【0009】ケージのポケットは、使用される特定の付
勢部材に適応し、付勢部材の自由端部を受入れるみぞ或
はばね端部を受け入れるようにし又ボールに組合うよう
にした表面を備える。
【0010】クラッチが係合位置から中立位置又は係合
離脱位置に移行する際に、くさび作用装置及びケージの
慣性により係合位置から中立位置にケージを移行させる
のに必要な力を生ずるようになる。しかしくさび作用装
置の慣性力は係合離脱を生ずるには不十分なことが多
い。ばね付勢心合わせ装置の使用により係合離脱によっ
て作用する必要な付加的回転力を生じ互いに異なる種種
の用途に適用できる。本発明クラッチの1つの応用例は
芝手入れトラクタの変速機にある。このようなトラクタ
がかどを曲がるときは、本発明クラッチは外側車輪を一
層早く回転させ芝の望ましくない引きずりをなくす。
【0011】本発明の特徴及び態様を添付図面について
以下に詳細に説明する。
【0012】
【実施例】ばね付勢ケージの心合わせ装置(sprin
g energized cage centerin
g device)22を備えた本発明の第1実施例に
よる双方向性クラッチ20を図1ないし図5に例示して
ある。双方向性クラッチ20は、内レース26を貫いて
延び、内レース26に固定した入力軸24を備えてい
る。内レース26は、外周辺30に対して心合わせした
軸24を受入れる軸線方向に延びる穴(bore)28
を備えている。外周辺30は円周方向に互いに間隔を置
いた複数の扁平部32を備える。各扁平部32は、互い
に隣接する扁平部32の間に形成した面36の縁部34
に終る。各面36は内レース26の最大の半径方向長さ
を定めるが、各扁平部32の中間点は内レース26の最
小半径方向長さを定める。
【0013】孔(cavity)38は、第1の面36
から軸24及び内レース26の中心点を貫いて延び対向
する第2の面36に終わる。孔38は、内レース26の
軸線方向上面40の近くで軸線方向下面42から間隔を
置いて位置している。
【0014】剛性の環状の分割してないケージ(non
−split annular cage)44は内周
辺46及び外周辺48を備える。内周辺46は、内レー
ス26の外周辺30に隣接するが係合はしない。ケージ
44はローラ52のようなくさび作用装置を受入れるよ
うにした円周方向に互いに間隔を置いた複数個の開口
(opening)50を備える。
【0015】互いに隣接する開口(opening)5
0の間には1個又は複数個のポケット54を選択的に形
成してある。各ポケット54は、内周辺46から半径方
向外方に延びるが外周辺48の手前に終っている。さら
にポケット54は、軸線方向上面56から軸線方向に延
びるが軸線方向下面58の手前に終るのがよい。図3な
いし図5に明らかなように各ポケット54は、側壁6
0,62と底壁64と軸線方向に延びるみぞ66とを備
える。みぞ66は、底壁64の中心点の半径方向外方に
延びるがケージ44の外周辺48の手前に終る。
【0016】剛性の環状の分割してない外レース(no
n−split outer race)68は内周辺
70を備える。内周辺70は、ケージ44の外周辺48
に近接して位置するが接触はしない。図示してないが出
力軸のような出力手段を外レース68に協働させてあ
る。
【0017】内レース26,ケージ44及び外レース6
8は金属製にするのがよい。さらにこれ等はそれぞれ剛
性を持ち互いに精密に整合している。これ等はそれぞれ
近似的に同じ軸線方向寸法を持つ。
【0018】ばね付勢ケージ心合わせ装置(sprin
g energized cagecentering
device)22は、孔38と互いに対向するポケ
ット54と自由端部74,76を持つ付勢部材72とを
備える。付勢部材72は板ばねが好適である。図3は、
ケージ44を持ち内レース26に対し中立位置すなわち
休止位置にある双方向性クラッチ20を示す。このよう
な位置にあるときは孔38は互いに対向するポケット5
4に整合し各自由端部74,76は互いに対向するみぞ
66内に受入れるようにしてある。外レース68は内レ
ース26に対して自由に回転でき、又くさび作用装置
(wedging device)52は外レース68
に係合しない。しかしくさび作用装置52が内レース2
6に接触する場合に、各くさび作用装置52は扁平部3
2の中間点で接触する。
【0019】図4は、ばね付勢ケージ心合わせ装置22
の第1の係合点を示し、内レース26及び外レース68
は各矢印により示すように逆時計回りに動く。ローラ5
2は扁平部32の中間点から面36に向かって動いてい
る。半径方向直径の増大によって、各ローラ52は半径
方向外方に押され、外レース68の内周辺70に係合す
る。各ローラ52は、対向側壁80から離れて受入れ開
口50の対応側壁78に係合する状態に押される。付勢
部材72は弛緩状態から変形して孔38がもはや対向す
るポケット54に整合しないで、各自由端部74,76
はなおそれぞれみぞ66にはまるようになる。孔38が
みぞ66に対して回転方向に不整合になる(rotat
ionally misaligned)程度が大きく
なるほど、付勢部材72により生ずる付勢作用がそれだ
け大きくなりケージ44を付勢して内レース26に対し
中立位置に戻す。
【0020】図5はばね付勢ケージ心合わせ装置22の
第2の係合点を示し、内レース26及び外レース68は
各矢印により示すように時計回りに動いている。各ロー
ラ52は図4に比べて扁平部32の中間点から異なる面
36に向かって動いている。各ローラ52は押されて側
壁80に係合し、側壁78から離れている。ふたたび付
勢部材72は弛緩状態から変形して孔38がもはや対向
ポケット54に整合しないが自由端部74はなおみぞ6
6にはまる。
【0021】双方向性クラッチ20の係合が離脱する
と、各ローラ52及びケージ44の慣性によりケージ4
4を図3に示すようにケージ44を内レース26に対し
て係合位置から中立位置に動かすのに必要な力を生ずる
ようになる。しかし各ローラ及びケージの慣性力は係合
を離脱するのには不十分なことが多い。ばね付勢ケージ
心合わせ装置22は係合離脱に役立つ所要の付加的回転
力を生ずる。付勢部材72は、クラッチ20の係合が離
脱するときに、かなりの補助作用が生ずるように注意深
く選定するが、しかしなお特定の用途に対し必要なとき
に双方向性クラッチ20を係合させることができなけれ
ばならない。
【0022】本発明の第2の実施例による双方向性クラ
ッチ20′はばね付勢ケージ心合わせ装置22を備え図
6に示してある。双方向性クラッチ20′及び双方向性
クラッチ20の間の主要な違いは装置22′の構造であ
る。とくに孔38′は内レース26′及び軸24′を両
方共貫いて延びてはいない。この場合1条又は複数条の
孔38′が双方向性クラッチ20′のまわりに円周方向
に互いに間隔を置いている。各孔38′は内レース2
6′の面36′の中間点から内周辺まで延びている。
【0023】ポケット54′も又異なっている。各ポケ
ット54′は各側壁60′、62と底壁64′とを備え
ている。しかしみぞ66は設けてない。各ポケット5
4′は大体において台形の形を持ち、側壁60′、6
2′は底壁64′に対して或る角度をなして外方に延び
ている。ポケット54′は又長方形でもよく又は種種の
半径を持つことができる。
【0024】付勢部材72′は、孔38内に受入れ、内
レース26の内周辺に隣接する自由端部76′に終る。
対向する自由端部74′は、双方向性クラッチ20′の
係合時にポケット54′の各側壁の一方に接触する。た
とえば図6に破線で示すように内レース26′及び外レ
ース68が互いに係合してこれ等が一緒に時計回りに回
転するときは、付勢部材72′の自由端部74′が側壁
60′に係合するようになる。付勢部材72′はコイル
ばねが好適である。
【0025】この第2の実施例の利点は、付勢部材7
2′の回転付勢作用を或る程度の不整合が生ずるまで
は、付勢部材72′とポケット54′の壁との間に係合
が生じないように比較的精密に制御できることである。
係合が生ずると、付勢部材72はポケット54′の側壁
に反作用を及ぼしケージ44′を付勢して内レース2
6′に対して中立位置に戻す。
【0026】第3の実施例による双方向性クラッチ2
0″はばね付勢ケージ心合わせ装置22″を備え図7に
例示してある。双方向性クラッチ20″は別個の内レー
ス及び軸を備えていない。単一の内レース26″を設け
てある。孔38″は、双方向性クラッチ20の場合と同
じようにして第1の面36″から内レース26″の中心
点を貫いて延び対向する第2の面36″に終る。
【0027】なお重要なこととして付勢部材72″は自
由端部74″、76″を持つ圧縮コイルばね90を備え
る。すなわち孔38″は板ばねを使う孔38′に比べて
一層大きい直径を持つ。金属製なるべくは鋼製のボール
92は各自由端部及び対応するポケット54″の間に配
置され、圧縮コイルばね90によりポケット54″に付
勢作用を伴って係合させる。ポケット54″は、互いに
隣接する穴50″間に選択的に形成され内周辺46″か
ら半径方向外方に短い距離だけ延びている。ポケット5
4″は弧状の形状を持ち各別の側壁及び底壁がない。ポ
ケット54″の直径は、ポケット54″内に受入れたボ
ール92よりかなり大きい。扁平な傾斜又は複合の半径
を使ってもよい。
【0028】双方向性クラッチ20″は初めの2つの実
施例に比べて同じように作用する。付勢部材72″は、
孔38″が対向ポケット54″の中心点に整合する中立
位置にケージ44″を内レース26″に対して回転方向
に付勢する。付勢部材72″は又各ローラ52を外レー
ス68の内周辺70に係合させ、内レース26″及び外
レース68の間に時計回り又は逆時計回りにおいて係合
作用を生ずる。ケージ44″及び内レース26″の間の
回転方向の不整合の増大により、ボール92がポケット
54″の傾斜部又は半径部に乗るに伴いばね90のばね
力を増しこれに対応してケージ44″を中立位置に戻す
付勢作用が増す。所要のばね力は、圧縮コイルばね90
の性質とポケット54″の対応する精密に制御した表面
形状及び各ボール間の関係とを考慮して双方向性クラッ
チ20に比べると双方向性クラッチ20″に対して一層
精密に調和することが多い。ポケットの表面と付勢部材
との間にはつねに面接触が存在する。ボール92の使用
によって摩耗も減少する。
【0029】単一の付勢部材と組合わせて内レースの中
心点を貫いて延びる単一の孔を使用することにより第1
及び第3の実施例に対し若干の利点がある。多数の孔を
備えることによる製造公差は最低になる。典型的には単
一の付勢部材だけしか使わないから、多数の互いに異な
る付勢部材を必要とするクラッチに比べると問題が比較
的少ない。各付勢部材は同じ程度の回転抵抗を生ずるの
に極めて類似していなければならない。そうでない場合
クラッチ、ばね及びポケットの摩耗が増大する。
【0030】以上述べた実施例及び各例は本発明を例示
したものである。これ等は本発明を限定するものではな
くなお種種の変化変型を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ばね付勢心合わせ装置を備えた本発明による双
方向性オーバーランニングクラッチの第1の実施例の斜
視図である。
【図2】外レースを加えた第1の実施例の展開斜視図で
ある。
【図3】中立位置すなわち休止位置における第1の実施
例の平面図である。
【図4】第1の回転方向で係合位置すなわち駆動位置に
付勢したときの第1の実施例の平面図である。
【図5】第2の回転方向に係合位置すなわち駆動位置に
付勢したときの第1の実施例の平面図である。
【図6】休止位置と係合位置すなわち駆動位置に付勢し
たときとにおける本発明の第2の実施例の部分横断面図
である。
【図7】休止時における本発明の第3の実施例の横断面
図である。
【符号の説明】
20 オーバーランニングクラッチ 22 心合わせ装置 26 内レース 30 外周辺 38 孔 44 ケージ 46 内周辺 48 外周辺 50 穴 52 くさび作用装置(ローラ) 54 ポケット 68 外レース 70 内周辺 72 付勢部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マイクル、ズィー、クリーチ アメリカ合衆国ミシガン州48236、グロゥ ス・ポイント・ウッズ、エヌ・ブライス 823番 (72)発明者 ディータ、ジーデル ドイツ国ハイデルベルク、エリザベート・ シュトラッセ 70番

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内レースと、 この内レースに隣接する内周辺を持ち、円周方向に互い
    に間隔を置いた複数個の穴と、前記内周辺から半径方向
    外方に延びる少なくとも1個のポケットとを備えた剛性
    の分割してないケージと、 前記内レースと前記ケージとの間に配置され、前記内レ
    ースと前記ケージとの間に回転運動を許容するが、この
    ケージを前記内レースに対し中立位置に向かい回転方向
    に付勢する付勢部材と、を包含するオーバーランニング
    クラッチ。
  2. 【請求項2】 前記内レースに外周辺を設け、この外周
    辺が、この外周辺から半径方向内方に延びる孔を備え、
    この孔内に前記付勢部材の一部分を受入れた請求項1の
    オーバーランニングクラッチ。
  3. 【請求項3】 前記内レースの前記外周辺に第1及び第
    2の穴を形成するように前記孔が前記内レースを貫いて
    延びている請求項2のオーバーランニングクラッチ。
  4. 【請求項4】 前記付勢部材が、前記孔を貫き、前記第
    1及び第2の開口から半径方向外方に延び、互いに異な
    る1つの円周方向位置で前記ケージに係合するようにし
    た請求項3のオーバーランニングクラッチ。
  5. 【請求項5】 前記付勢部材が、板ばねである請求項4
    のオーバーランニングクラッチ。
  6. 【請求項6】 前記付勢部材が、コイルばねである請求
    項4のオーバーランニングクラッチ。
  7. 【請求項7】 前記付勢部材に、前記ばねの自由端部と
    前記ケージとの間に配置したボールを設けた請求項6の
    オーバーランニングクラッチ。
  8. 【請求項8】 前記オーバーランニングクラッチが前記
    中立位置にあるときに、前記ポケットが、前記孔に対向
    するようにした請求項2のオーバーランニングクラッ
    チ。
  9. 【請求項9】 前記ポケットを、前記ケージの互いに隣
    接する開口の間に位置させた請求項1のオーバーランニ
    ングクラッチ。
  10. 【請求項10】 外周辺を持ち、この外周辺から半径方
    向内方に延びる孔を前記外周辺が備えて成る内レース
    と、 内周辺を持つ外レースと、 前記内レースと前記外レースとの間に配置されたケージ
    であって、前記外レースの前記内周辺に隣接する外周辺
    と、前記内レースの前記外周辺に隣接する内周辺と、円
    周方向に互いに間隔を置いた複数個の開口と、前記ケー
    ジの前記内周辺から半径方向外方に延びる少なくとも1
    個のポケットとを備えて成るケージと、 このケージの前記開口内に配置され、前記内レース及び
    外レースにそれぞれ選択的に衝合する複数個のくさび作
    用装置と、 前記内レースの孔と、前記外レースのポケットとの間に
    配置され、前記内レースと前記ケージとの間に回転運動
    を許容するが、このケージを前記内レースに対して中立
    位置に向かい回転方向に付勢する付勢部材と、を包含す
    るオーバーランニングクラッチ。
  11. 【請求項11】 前記付勢部材に、前記ポケットに係合
    するボールを設けた請求項10のオーバーランニングク
    ラッチ。
  12. 【請求項12】 前記ポケットを、前記ケージの外周辺
    から半径方向内方に間隔を置いて配置し、前記ボールの
    対応する周辺より大きい周辺を持つ弧状にした請求項1
    1のオーバーランニングクラッチ。
  13. 【請求項13】 前記付勢部材に、前記ボ−ルと前記内
    レースとの間に配置したばねを設けた請求項10のオー
    バーランニングクラッチ。
  14. 【請求項14】 前記ばねが、コイルばね及び板ばねの
    一方である請求項13のオーバーランニングクラッチ。
  15. 【請求項15】 前記外周辺に第1及び第2の開口を形
    成するよう、前記孔が、前記内レースを貫いて延びてい
    る請求項10のオーバーランニングクラッチ。
  16. 【請求項16】 前記開口が前記内レースの前記外周辺
    の対向面に位置するように、前記孔が前記内レースの中
    心点を貫いて延びている請求項15のオーバーランニン
    グクラッチ。
  17. 【請求項17】 前記付勢部材が、前記孔を貫いて前記
    の第1及び第2の開口から半径方向外方に延び、互いに
    異なる2つの周辺方向位置で前記ケージに係合するよう
    にした請求項15のオーバーランニングクラッチ。
  18. 【請求項18】 前記各ローラが前記内レースの扁平部
    との係合によって前記内レース及び外レースのそれぞれ
    に対して前記中立位置から係合位置に移動し、前記孔
    を、前記内レースの異なった面上の互いに隣接する2つ
    の扁平部間の中間に位置させた請求項10のオーバーラ
    ンニングクラッチ。
  19. 【請求項19】 外周辺を持ち、この外周辺から半径方
    向内方に延びる孔を前記外周辺が備えて成る内レースで
    あって、前記内レースの中心点を貫いて前記外周辺に第
    1及び第2の開口を形成することによりこれ等の開口
    が、前記内レースの前記外周辺の対向面に位置するよう
    に、前記孔が前記内レースの前記中心点を貫いて延びて
    いる内レースと、 外周辺を持つ外レースと、 前記内レースと前記外レースとの間に配置され、前記外
    レースの前記内周辺に隣接する外周辺と、前記内レース
    の前記外周辺に隣接する内周辺と、を持ち円周方向に互
    いに間隔を置いた複数個の開口と、前記内周辺から半径
    方向外方に延びそれぞれ相互に直接対向する少なくとも
    2個のポケットとを備えたケージと、 このケージの前記各穴内に配置され前記の内レース及び
    外レースにそれぞれ選択的に係合するくさび作用装置
    と、 前記内レースの前記孔と、前記外レースの前記ポケット
    との間に配置され、前記ケージを前記内レースに対して
    中立位置に向かい回転方向に付勢する、ばねを備えた付
    勢部材と、を包含するオーバーランニングクラッチ。
  20. 【請求項20】 前記ばねに、半径方向外方の自由端部
    を設け、これ等の各自由端部が、前記ばねと、前記ケー
    ジの前記ポケットとの間に配置したボールに係合し、前
    記各ポケットが、前記ボールの対応する直径より大きい
    直径を持つ大体において弧状の形状を持つようにした請
    求項19のオーバーランニングクラッチ。
  21. 【請求項21】 前記ばねに、半径方向外方の自由端部
    を設け、これ等の自由端部がそれぞれ前記ポケットの壁
    に係合するようにした請求項19のオーバーランニング
    クラッチ。
  22. 【請求項22】 前記壁にみぞを設け、このみぞ内に前
    記ばねの前記自由端部を配置した請求項21のオーバー
    ランニングクラッチ。
JP10225209A 1997-07-30 1998-07-27 オーバーランニングクラッチ Withdrawn JPH11108085A (ja)

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