JPH11107623A - 電動伸縮式門扉 - Google Patents

電動伸縮式門扉

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Publication number
JPH11107623A
JPH11107623A JP9266430A JP26643097A JPH11107623A JP H11107623 A JPH11107623 A JP H11107623A JP 9266430 A JP9266430 A JP 9266430A JP 26643097 A JP26643097 A JP 26643097A JP H11107623 A JPH11107623 A JP H11107623A
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JP
Japan
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motor
door body
gate
fixed
fully
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Pending
Application number
JP9266430A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kumada
洋 熊田
Makoto Ikemizu
誠 池水
Katsuhiko Konakano
雄彦 向中野
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Ichikoh Industries Ltd
Toyo Exterior Co Ltd
Original Assignee
Ichikoh Industries Ltd
Toyo Exterior Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ichikoh Industries Ltd, Toyo Exterior Co Ltd filed Critical Ichikoh Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 門扉構成体が確実に全開すること。 【解決手段】 全開側遮断手段として、門扉構成体10
1、100が全開状態に達した時に生じる過負荷を検知
してモータMへの通電を遮断する過負荷検知回路204
から構成されているものを使用する。この結果、門扉構
成体101、100の開動作においてばら付きが生じて
も、過負荷が生じないので、モータMが継続して駆動す
ることとなり、門扉構成体101、100が正規に全開
した時点で、過負荷が生じて、これを過負荷検知回路2
04が検知してモータMへの通電を遮断する。従って、
門扉構成体101、100が全開状態に確実に開くこと
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、門扉構成体がフレ
ーム、リンク構造又はパンタグラフ構造から構成されて
いる電動伸縮式門扉に係り、特に門扉構成体が全開状態
に確実に開くことことができる電動伸縮式門扉に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】電動伸縮式門扉においては、門扉構成体
がフレーム、リンク構造から構成されているものと、パ
ンタグラフ構造から構成されているものとがある。ま
ず、前者(門扉構成体がフレーム、リンク構造から構成
されている電動伸縮式門扉)について図3乃至図5を参
照して説明する。なお、この例の電動伸縮式門扉は片側
の開閉式について説明する。
【0003】この電動伸縮式門扉は、例えばアルミ製で
あって、図3に示すように、設置面Gから垂直に立設さ
れた固定支柱102と、この支柱固定102から離間し
て設置面Gから垂直に立設された戸当り支柱103と、
この固定支柱102と戸当り支柱103間に位置するよ
うに設置面G上に水平に敷設された走行ガイド104
と、前記固定支柱102に固定された固定フレーム10
5と、前記戸当り支柱103に対向して接近離反する自
由端フレーム(戸先フレーム)106と、前記固定フレ
ーム105と自由端フレーム106間に配設された複数
本の中間フレーム107、この各フレーム105、10
6、107をほぼ平行状態で伸縮可能に連結した複数本
のパンタグラフ式のリンク108と、前記自由端フレー
ム106及び任意の中間フレーム107の各下端に回転
可能に装着されて前記走行ガイド104上を回転移動す
る走行ローラ109と、基端側が前記固定支柱102の
内部に設けられた収納部に出し入れ可能に収納されかつ
先端が前記自由端フレーム106に連結されたプッシュ
プルチェーン110と、前記各フレーム105、10
6、107間に架設されかつ前記プッシュプルチェーン
110が貫通する伸縮可能な蛇腹状のチューブカバー1
11と、を備える。なお、上述の各フレーム105、1
06、107とリンク108とにより門扉構成体101
が構成されている。また、上述のチューブカバー111
はゴム等の伸縮性を有する材料から形成されている。
【0004】前記固定支柱102の内部に設けられた収
納部中には、図4に示すように、プッシュプルチェーン
110の送り出し又は引き入れを案内するガイド113
が設けられている。また、支柱102の収納部中にはプ
ッシュプルチェーン110の出し入れを行うためのスプ
ロケット112が設けられている。さらに、固定支柱1
02にはモータMが内蔵されている。このモータMが前
記スプロケット112に減速機構等(図示せず)を介し
て連結されている。
【0005】前記固定フレーム105にはプッシュプル
チェーン110のガイド孔を有する枠体114が設けら
れている。この枠体114にはチューブカバー111の
端部の球縁がチューブ保持部材や連結ブラケットや押え
部材等を介して保持固定されている。また、前記自由端
フレーム106にはプッシュプルチェーン110のガイ
ド孔を有する枠体117が設けられている。枠体117
にはチューブカバー111の端部の球縁がチューブ保持
部材や連結ブラケットや押え部材を介して保持固定され
ている。この枠体117にはプッシュプルチェーン11
0の先端が固定されている。さらに、前記中間フレーム
107は、図5に示すように、下方を開口する略アーチ
形状をなしている共に、この下端間には下枠120が固
定されている。この下枠120には、チューブカバー1
1の端部の球縁がチューブ保持部材や押え部材を介して
固定されている。この中間フレーム107には、図5に
示すように、リンクフレーム108を回動可能に支持す
る架設フレーム123と、リンクフレーム108の両端
と連結されてリンクフレーム108の架設フレーム12
3を中心とした回動を案内する案内フレーム124とが
設けられている。
【0006】次に、門扉構成体101が上述のフレー
ム、リンク構造から構成されている電動伸縮式門扉の操
作作動について説明する。まず、図3に示す状態、すな
わち閉じている状態の門扉構成体101を開く場合は、
図示しないスイッチ又はリモートコントロールスイッチ
を「開」操作する。すると、モータMが駆動してスプロ
ケット112が図4中の矢印方向に回転し、このスプロ
ケット112の回転によりプッシュプルチェーン110
が図4中の矢印方向に引張られて固定支柱102へと引
き入れられ、このプッシュプルチェーン110の移動に
伴って、フレーム105、106、107及びリンク1
08及びチューブカバー111が図3中の矢印方向に収
縮して固定支柱102と戸当り支柱103との間が開け
られる。また、開いている状態の門扉構成体101を閉
じる場合は、図示しないスイッチ又はリモートコントロ
ールスイッチを「閉」操作する。すると、モータMが駆
動してスプロケット112が図4中の矢印と逆方向に回
転し、このスプロケット112の回転によりプッシュプ
ルチェーン110が固定支柱102から押出されて図4
中の矢印と逆方向に送り出され、このプッシュプルチェ
ーン110の移動に伴って、フレーム105、106、
107及びリンク108及びチューブカバー111が図
3中の矢印と逆方向に伸張して固定支柱102と戸当り
支柱103との間が閉じられる。
【0007】門扉構成体101が上述のフレーム、リン
ク構造から構成されている電動伸縮式門扉としては、例
えば特願平5−280523号(特開平7−10987
0号)や特願平7−280241号(特開平9−125
846号)に記載のものがある。なお、上述の電動伸縮
式門扉は片側の開閉式のものについて説明したが、この
電動伸縮式門扉は両側の開閉式のものもある。
【0008】次に、後者(門扉構成体がパンタグラフ構
造から構成されている電動伸縮式門扉)について図6乃
至図12を参照して説明する。なお、この例の電動伸縮
式門扉は片側の開閉式について説明する。
【0009】この電動伸縮式門扉における門扉構成体1
00は、設置面Gから垂直に固定立設された固定支柱3
と、その固定支柱3に第1扉体1の一端10と第2扉体
2の一端20とが回動軸(図中小黒丸)により平面から
見てV字形状に開閉回動可能に取り付けられてなる固定
端部材Aと、自由支柱4に第1扉体1の一端10と第2
扉体2の一端20とが回動軸6により平面から見てV字
形状に開閉回動可能に取り付けられてなる自由端部材B
と、第1扉体1の中央と第2扉体2の中央とが回動軸6
により平面から見てX字形状に開閉回動可能に取り付け
られてなる中間部材Cと、基端側が前記固定支柱3に出
入り可能に収納され、かつ先端が前記自由支柱4に連結
されたプッシュプルチェーン8と、から構成されてい
る。前記固定端部材Aの第1扉体1の他端10及び第2
扉体2の他端20と、前記複数組の中間部材Cの第1扉
体1の両端10及び第2扉体2の両端20と、前記自由
端部材Bの第1扉体1の他端10及び第2扉体2の他端
20とが、回動軸7(図中小白丸)により相互に開閉回
動可能にかつ連続的に取り付けられて、パンタグラフ構
造の門扉構成体100が構成されるものである。
【0010】上述の固定支柱3の内部に設けられた収納
部中には、プッシュプルチェーン8の送り出し又は引き
入れを案内するガイド(図示せず)が設けられている。
また、固定支柱3の収納部中にはプッシュプルチェーン
8の出し入れを行うためのスプロケット80が設けられ
ている。さらに、固定支柱3にはモータMが内蔵されて
いる。このモータMが前記スプロケット80に減速機構
等(図示せず)を介して連結されている。なお、上述の
固定端部材Aの第1扉体1及び第2扉体2と上述の自由
端部材Bの第1扉体1及び第2扉体2の平面から見た長
さが、上述の中間部材Cの第1扉体1及び第2扉体2の
平面から見た長さの約2分の1である。また、図中、5
は上述の固定支柱1から離間して設置面Gから垂直に固
定立設された戸当り支柱である。
【0011】上述の第1扉体1は長方形のパネル形状を
なすものからなる。一方、第2扉体2は、第1扉体1の
上辺側に配置されたロッド形状をなす上第2扉体2A
と、第1扉体1の下辺側に配置されたロッド形状をなす
下第2扉体2Bとからなる。上述の隣り合う第1扉体1
の下辺側の開閉回動中心(回動軸6)と下辺側の左右両
端10とを結ぶ線分の中点には第1リンク91の両端が
回動軸9によりそれぞれ回動可能に取り付けられてい
る。また、上述の隣り合う下第2扉体2Bの開閉回動中
心(回動軸6)と左右両端20とを結ぶ線分の中点には
第2リンク92の両端が回動軸9によりそれぞれ回動可
能に取り付けられている。この第1リンク91の中央と
第2リンク92の中央とが回動軸62により平面から見
てX字形状に開閉回動可能に取り付けられている。上述
の回動軸6、62にはチェーンサポート60、61が設
けられており、このチェーンサポート60、61間には
伸縮可能な蛇腹形状のチューブカバー81が架設されて
おり、このチューブカバー81内には上述のプッシュプ
ルチェーン8が走行可能に貫通されている。上述の設置
面Gにはガイドレール50が上述の第1扉体1と第2扉
体2との複数個の開閉回動中心(回動軸6)を結ぶ直線
方向に敷設されている。一方、上述の自由支柱4の下端
であって、上述の第1扉体1と第2扉体2との開閉回動
中心(回動軸6)にはガイドローラ51が転動可能に取
り付けられている。このガイドローラ51がガイドレー
ル50に係合されている。また、上述の隣り合う下第2
扉体2の互い違いの端部20には設置面G上を走行する
キャスタホイール90が取付板を介して取り付けられて
いる。
【0012】次に、門扉構成体100が上述のパンタグ
ラフ構造から構成されている電動伸縮式門扉の操作作動
について説明する。まず、図6(A)及び図8乃至図1
0に示す状態、すなわち閉じている状態の門扉構成体1
00を開く場合は、図示しないスイッチ又はリモートコ
ントロールスイッチを「開」操作する。すると、モータ
Mが駆動してスプロケット80が図8中の矢印方向に回
転し、このスプロケット80の回転によりプッシュプル
チェーン8が図8乃至図10中の矢印方向に引張られて
固定支柱3へと引き入れられ、このプッシュプルチェー
ン8の移動に伴って、直線状の第1扉体1及び第2扉体
2が、図6(B)に示すV字形状若しくはX字形状の状
態を経て、図6(C)に示すように折り畳まれて短縮し
固定支柱3と戸当り支柱5との間が開けられる。また、
開いている状態の門扉構成体100を閉じる場合は、図
示しないスイッチ又はリモートコントロールスイッチを
「閉」操作する。すると、モータMが駆動してスプロケ
ット80が図8中の矢印と逆方向に回転し、このスプロ
ケット80の回転によりプッシュプルチェーン8が固定
支柱3から押出されて図8乃至図10中の矢印と逆方向
に送り出され、このプッシュプルチェーン8の移動に伴
って、折り畳まれていた第1扉体1及び第2扉体2が、
図6(B)に示すV字形状若しくはX字形状の状態を経
て、図6(A)に示すようにほぼ直線状に伸長してかつ
自由支柱4が戸当り支柱5に当接して、固定支柱3と戸
当り支柱5との間が第1扉体1及び第2扉体2により閉
じられる。
【0013】門扉構成体100が上述のパンタグラフ構
造から構成されている電動伸縮式門扉としては、例えば
特願平8−119132号に記載のものがある。なお、
上述の電動伸縮式門扉は片側の開閉式のものについて説
明したが、この電動伸縮式門扉は両側の開閉式のものも
ある。また、門扉構成体が上述のパンタグラフ構造から
構成されている電動伸縮式門扉としては、上述の第1扉
体1と第2扉体2とが3分割式のものの他に、2分割
式、4分割式等であっても良い。例えば、特開昭61−
92287号公報に記載のもののように、第1扉体の横
桟と第2扉体の横桟とを上下に互い違いに配置し、この
第1扉体の横桟の両端と第2扉体の横桟の両端とを縦支
柱で連結し、この第1扉体と第2扉体とを開閉回動可能
に取り付けたものであっても良い。
【0014】そして、上述の門扉構成体101又は10
0がフレーム、リンク構造又はパンタグラフ構造から構
成されている電動伸縮式門扉においては、モータMに通
電する通電手段(図示せず)と、門扉構成体101又は
100が全開した状態を検知してモータMへの通電を遮
断する全開側遮断手段(図示せず)と、門扉構成体10
1又は100が全閉した状態を検知してモータMへの通
電を遮断する全閉側遮断手段(図示せず)と、を備えて
いる。特に、前記全開側遮断手段としてはリミットスイ
ッチが使用されている。このリミットスイッチは、固定
支柱102や固定フレーム105又は固定支柱3に設け
られたスイッチ本体と、これと対向する中間フレーム1
07又は第1扉体1や第2扉体2に設けられスイッチ本
体を作動させるドッグとから構成されており、門扉構成
体101又は100が全開状態に達した時、固定支柱1
02や固定フレーム105と中間フレーム107とが又
は固定支柱3と第1扉体1や第2扉体2とが相互に近接
し、前記ドッグが前記スイッチ本体に当ってそのスイッ
チ本体が作動することにより、モータMへの通電を遮断
するものである。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の従来
の電動伸縮式門扉において使用される全開側遮断手段の
リミットスイッチは、固定支柱102や固定フレーム1
05と中間フレーム107とが又は固定支柱3と第1扉
体1や第2扉体2とが相互に近接した位置を、スイッチ
本体とドッグとにより機械的に検知してモータMへの通
電を遮断するものである。このために、上述の従来の電
動伸縮式門扉においては、門扉構成体101の複数の中
間フレーム107の開動作又は門扉構成体100の複数
の第1扉体1や第2扉体2の開動作が施工条件や天候条
件等により均等に行われずにばらばらに行われる場合が
ある。この場合には、門扉構成体101又は100が正
規に全開状態に達していない時に、固定支柱102や固
定フレーム105と中間フレーム107とが又は固定支
柱3と第1扉体1や第2扉体2とが相互に近接し、ドッ
グがスイッチ本体に当ってそのスイッチ本体が作動し、
モータMへの通電を遮断してしまう。この結果、上述の
門扉構成体101又は100が実際には全開していなく
ともリミットスイッチが作動して門扉構成体101又は
100が開動作の途中で停止してしまう等の問題があ
る。
【0016】本発明の目的は、門扉構成体が全開状態に
確実に開くことことができる電動伸縮式門扉を提供する
ことにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の問題を
解決するために、全開側遮断手段として、門扉構成体が
全開状態に達した時に生じる過負荷を検知してモータへ
の通電を遮断する過負荷検知回路から構成されているも
のを使用することを特徴とする。
【0018】この結果、本発明の電動伸縮式門扉は、門
扉構成体の開動作においてばら付きが生じても過負荷が
生じないので、モータが継続して駆動することとなり、
門扉構成体が正規に全開した時点で、過負荷が生じて、
これを過負荷検知回路が検知してモータへの通電を遮断
するものであるから、門扉構成体が確実に全開状態に開
くことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電動伸縮式門扉の
実施の形態のうちの2例を図1及び図2を参照して説明
する。図1は本発明の電動伸縮式門扉の第1の実施の形
態を示す電気回路図である。
【0020】図1において、200はリモートコントロ
ールスイッチである。このリモートコントロールスイッ
チ200は、門扉構成体の全開又は全閉の操作等を行う
ものであって、「開」操作又は「閉」操作により「開」
信号又は「閉」信号を後述するCPU(201)に出力
するものである。このリモートコントロールスイッチ2
00としては、門扉構成体の固定支柱等に設けられてい
て手動操作を行うもの又は電動伸縮式門扉と別体に設け
られていて遠隔操作を行うもの等がある。
【0021】201はCPUである。このCPU(20
1)は、上述のリモートコントロールスイッチ200か
らの入力信号(「開」信号又は「閉」信号)により後述
するスイッチ回路202を介してモータMを正回転又は
逆回転に駆動させる機能と、後述する過負荷検知回路2
04又は後述する全閉用リミットスイッチ205からの
入力信号により後述するスイッチ回路202を介してモ
ータMへの通電を遮断する機能とを有するものである。
【0022】202はスイッチ回路である。このスイッ
チ回路202は、電源203とモータMとの間に介装さ
れており、上述のCPU(201)の作動により、モー
タMへの通電、またモータMへの通電の極性の切替、さ
らにモータMへの通電を遮断するものである。
【0023】204は全開側遮断手段としての過負荷検
知回路である。この過負荷検知回路204は、門扉構成
体が全開状態に達した時(門扉構成体が正規に全開した
時点)に生じる回路中の過負荷を検知し、その検知信号
を上述のCPU(201)に出力し、そのCPU(20
1)及びスイッチ回路202を介して、モータMへの通
電を遮断するものである。上述のCPU(201)及び
スイッチ回路202及びモータM及び過負荷検知回路2
04は門扉構成体の固定支柱等に内蔵されている。
【0024】205は全閉側遮断手段としての全閉用リ
ミットスイッチである。この全閉用リミットスイッチ2
05は、門扉構成体の戸当り支柱に設けられたスイッチ
本体(図示せず)と、これと対向する自由端フレーム又
は自由支柱に設けられスイッチ本体を作動させるドッグ
(図示せず)とから構成されており、門扉構成体が全閉
状態に達した時、戸当り支柱と自由端フレーム又は自由
支柱とが相互に近接し、前記ドッグが前記スイッチ本体
に当ってそのスイッチ本体が作動することにより、その
作動信号を上述のCPU(201)に出力し、そのCP
U(201)及びスイッチ回路202を介して、モータ
Mへの通電を遮断するものである。この全閉用リミット
スイッチ205の戸当り支柱側のスイッチ本体と、上述
の固定支柱側のCPU(201)との間は配線されてい
る。
【0025】この実施の形態における本発明の電動伸縮
式門扉は、以上の如き構成からなり、以下その操作作動
について説明する。まず、全閉状態の門扉構成体を開く
場合は、リモートコントロールスイッチ200を「開」
操作する。すると、その「開」信号がCPU(201)
に入力され、そのCPU(201)及びスイッチ回路2
02を介してモータMが駆動し、このモータMの駆動に
より門扉構成体が開く。このとき、門扉構成体の複数の
中間フレーム又は複数の第1扉体や第2扉体の開動作が
均等に行われずにそれらの開動作においてばら付きが生
じたとしても、回路中に過負荷が生じないので、モータ
Mが継続して駆動することとなる。そして、門扉構成体
が正規に全開した時点で、回路中に過負荷が生じて、こ
れを過負荷検知回路204が検知し、その検知信号がC
PU(201)に入力され、そのCPU(201)及び
スイッチ回路202を介して、モータMへの通電が遮断
され、閉じている状態の門扉構成体が全開状態に確実に
開くことができる。
【0026】次に、全開状態の門扉構成体を閉じる場合
は、リモートコントロールスイッチ200を「閉」操作
する。すると、その「閉」信号がCPU(201)に入
力され、そのCPU(201)及びスイッチ回路202
を介してモータMが駆動し、このモータMの駆動により
門扉構成体が閉じる。そして、門扉構成体が全閉した時
点で、全閉用リミットスイッチ205が作動して、その
作動信号がCPU(201)に入力され、そのCPU
(201)及びスイッチ回路202を介して、モータM
への通電が遮断され、全開状態の門扉構成体が全閉する
こととなる。
【0027】図2は本発明の電動伸縮式門扉の第2の実
施の形態を示した電気回路図である。図中、図1と同符
号は同一のものを示す。
【0028】この実施の形態における本発明の電動伸縮
式門扉は、全閉側遮断手段として、全開側遮断手段と同
様に、門扉構成体が全閉状態に達した時に生じる回路中
の過負荷を検知し、その検知信号をCPU(201)に
出力し、そのCPU(201)及びスイッチ回路202
を介して、モータMへの通電を遮断する過負荷検知回路
206から構成されているものである。この過負荷検知
回路206は、上述の全閉側遮断手段と全開側遮断手段
とに兼用するものである。
【0029】この実施の形態における本発明の電動伸縮
式門扉は、以上の如き構成からなるものであり、以下そ
の操作作動について説明する。なお、全閉状態の門扉構
成体を全開する操作は、上述の第1の実施の形態のもの
と同様であるから省略する。全開状態の門扉構成体を閉
じる場合は、リモートコントロールスイッチ200を
「閉」操作することにより、上述のように、「閉」信号
がCPU(201)に入力され、そのCPU(201)
及びスイッチ回路202を介してモータMが駆動し、こ
のモータMの駆動により門扉構成体が閉じる。そして、
門扉構成体が全閉した時点で、回路中に過負荷が生じ
て、これを過負荷検知回路206が検知し、その検知信
号がCPU(201)に入力され、そのCPU(20
1)及びスイッチ回路202を介して、モータMへの通
電が遮断され、全開状態の門扉構成体が閉じることがで
きる。
【0030】上述の第2の実施の形態のものは上述の第
1の実施の形態のものと同様の作用効果を達成すること
ができる。特に、この第2の実施の形態のものは、全閉
側遮断手段として、全閉用リミットスイッチ205の代
わりに、全開側遮断手段と兼用の過負荷検知回路206
を使用するので、全閉用リミットスイッチ205が不要
となり、その分部品点数及びコストの低減化を図ること
ができる。また、戸当り支柱側の全閉用リミットスイッ
チ205と固定支柱側のCPU(201)との間の配線
も不要となり、その分施工作業の簡略化及び施工コスト
の軽減化を図ることができる。
【0031】なお、上述の実施の形態において、全開時
又は及び全閉時に門扉構成体が障害物に当って門扉構成
体の全開作動又は及び全閉作動が停止した場合には、過
負荷検知回路204、206の作動によりモータMへの
通電が遮断されるので、回路が保護される。この場合、
全開時の障害物停止には門扉構成体をそのままの状態
で、また全閉時の障害物停止には門扉構成体を若干戻し
た(開いた)状態で、障害津物を取り除く。
【0032】
【発明の効果】以上から明らかなように、本発明の電動
伸縮式門扉は、全開側遮断手段として、門扉構成体が全
開状態に達した時に生じる過負荷を検知してモータへの
通電を遮断する過負荷検知回路から構成されているもの
を使用するものであるから、門扉構成体の開動作におい
てばら付きが生じても過負荷が生じないので、モータが
継続して駆動することとなり、そして、門扉構成体が正
規に全開した時点で、過負荷が生じて、これを過負荷検
知回路が検知してモータへの通電を遮断するものである
から、門扉構成体が全開状態に確実に開くことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電動伸縮式門扉の第1の実施の形態を
示した電気回路図である。
【図2】本発明の電動伸縮式門扉の第2の実施の形態を
示した電気回路図である。
【図3】門扉構成体がフレーム、リンク構造から構成さ
れている電動伸縮式門扉の全閉状態を示した正面図であ
る。
【図4】同じく、門扉構成体の全開作動を示した説明図
である。
【図5】同じく、中間フレームの側面図である。
【図6】門扉構成体がパンタグラフ構造から構成されて
いる電動伸縮式門扉を示し、(A)は全閉状態を示した
概略平面図、(B)は同じく全開作動又は全閉作動の状
態を示した概略平面図、(C)は同じく全開状態を示し
た概略平面図である。
【図7】同じく、門扉構成体の分解斜視図である。
【図8】同じく、全閉状態の正面図である。
【図9】図8におけるIX部の拡大正面図である。
【図10】同じく、全閉状態の概略一部平面図である。
【図11】同じく、全開作動又は全閉作動の状態の概略
一部平面図である。
【図12】同じく、全閉状態の概略一部平面図である。
【符号の説明】
200…リモートコントロールスイッチ、201…CP
U、202…スイッチ回路、203…電源、204…過
負荷検知手段(全開側遮断手段)、205…全閉用リミ
ットスイッチ(全閉側遮蔽手段)、206…過負荷検知
回路(全開側遮断手段兼全開側遮断手段)、M…モー
タ、101…門扉構成体、102…固定支柱、103…
戸当り支柱、105…固定フレーム、106…自由端フ
レーム(戸先フレーム)、107…中間フレーム、10
8…リンク、110…プッシュプルチェーン、100…
門扉構成体、A…固定端部材、B…自由端部材、C…中
間部材、G…設置面、1…第1扉体、10…上下両辺の
両端(左右両辺)、2…第2扉体、2A…上第2扉体、
2B…下第2扉体、20…左右両端、3…固定支柱、4
…自由支柱、5…戸当り支柱、50…ガイドレール、5
1…ガイドローラ、6、62、7、9…回動軸、60、
61…チェーンサポート、8…プッシュプルチェーン、
90…キャスタホイール、91…第1リンク、92…第
2リンク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 向中野 雄彦 長野県上伊那郡宮田村1972 東洋エクステ リア 株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータが内蔵されている固定支柱と、前
    記固定支柱と離間する戸当り支柱と、前記モータの駆動
    により前記固定支柱と前記戸当り支柱との間を伸縮開閉
    する門扉構成体と、を備えた電動伸縮式門扉であって、 前記モータに通電する通電手段と、 前記門扉構成体が全開した状態を検知して前記モータへ
    の通電を遮断する全開側遮断手段と、 前記門扉構成体が全閉した状態を検知して前記モータへ
    の通電を遮断する全閉側遮断手段と、 を備えた電動伸縮式門扉において、 前記全開側遮断手段は、前記門扉構成体が全開状態に達
    した時に生じる過負荷を検知して前記モータへの通電を
    遮断する過負荷検知回路から構成されている、 ことを特徴とする電動伸縮式門扉。
  2. 【請求項2】 前記全閉側遮断手段は、相対向する前記
    戸当り支柱と前記門扉構成体とに設けられており、前記
    門扉構成体が全閉状態に達した時に作動して前記モータ
    への通電を遮断するリミットスイッチから構成されてい
    る、 ことを特徴とする請求項1に記載の電動伸縮式門扉。
  3. 【請求項3】 前記全閉側遮断手段は、前記固定支柱に
    設けられており、前記門扉構成体が全閉状態に達した時
    に生じる過負荷を検知して前記モータへの通電を遮断す
    る過負荷検知回路から構成されている、 ことを特徴とする請求項1に記載の電動伸縮式門扉。
  4. 【請求項4】 前記門扉構成体は、 前記固定支柱に固定された固定フレームと、 複数の中間フレームと、 自由端フレームと、 前記固定フレーム及び複数の中間フレーム及び自由端フ
    レームを伸縮可能に連結したリンクと、 基端側が前記固定部材に出入り可能に収納され、かつ先
    端が前記自由端フレームに連結されたプッシュプルチェ
    ーンと、 から構成され、 前記モータの駆動により、前記プッシュプルチェーンが
    出入りして、前記リンクを介し前記複数の中間フレーム
    及び自由端フレームが伸縮して開閉することを特徴とす
    る請求項1又は2又は3に記載の電動伸縮式門扉。
  5. 【請求項5】 前記門扉構成体は、 前記固定支柱に第1扉体と第2扉体とが平面から見てV
    字形状に開閉回動可能に取り付けられてなる固定端部材
    と、 自由支柱に第1扉体と第2扉体とが平面から見てV字形
    状に開閉回動可能に取り付けられてなる自由端部材と、 第1扉体と第2扉体とが平面から見てX字形状に開閉回
    動可能に取り付けられてなる中間部材と、 基端側が前記固定支柱に出入り可能に収納され、かつ先
    端が前記自由支柱に連結されたプッシュプルチェーン
    と、 から構成され、前記固定端部材の第1扉体及び第2扉体
    と、前記複数組の中間部材の第1扉体及び第2扉体と、
    前記自由端部材の第1扉体及び第2扉体とが、相互に開
    閉回動可能にかつ連続的に取り付けられており、 前記モータの駆動により、前記プッシュプルチェーンが
    出入りし、前記第1扉体及び第2扉体が伸縮して開閉す
    ることを特徴とする請求項1又は2又は3に記載の電動
    伸縮式門扉。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6866924B2 (en) 2001-02-14 2005-03-15 Ricoh Company, Ltd. Tissue paper used for heat-sensitive stencil sheet, heat-sensitive stencil sheet, and method of making the same
WO2014196229A1 (ja) * 2013-06-04 2014-12-11 株式会社椿本チエイン 可動体移動装置

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