JPH0724544Y2 - 簡易型回転スライド式自動ドアー装置 - Google Patents

簡易型回転スライド式自動ドアー装置

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JPH0724544Y2
JPH0724544Y2 JP1988094907U JP9490788U JPH0724544Y2 JP H0724544 Y2 JPH0724544 Y2 JP H0724544Y2 JP 1988094907 U JP1988094907 U JP 1988094907U JP 9490788 U JP9490788 U JP 9490788U JP H0724544 Y2 JPH0724544 Y2 JP H0724544Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は開閉ドアーを自動的に開閉させる室内向けの
自動ドアー装置に係り、特に開閉ドアーを折畳み可能に
開閉させる折戸式開閉ドアーの自動化を図った簡易型回
転スライド式自動ドアー装置に関する。
〔従来の技術〕
近年、身障者の車椅子,食品衛生,環境衛生,シルバー
化対策等への配慮から室内の各ドアーの自動開閉化が真
剣に検討され、室内向けドアーの自動ドアー装置として
徐々に実用化されつつある。この種の自動ドアー装置に
開閉ドアーを折畳み可能に回転させながらスライドさ
せ、開閉させるものがある。
しかし、従来の自動ドアー装置は、室外用に設計された
自動ドアー装置の使用態様を変更して室内用に適用して
いるため、施工やメンテナンスが大掛りなものとなり、
施工面でも価格面でも問題が多く、実用化の妨げとなっ
ている。
従来、この種の自動ドアー装置に特開昭57−165579号公
報に開示されたものがある。この自動ドアー装置は、折
畳み可能な施回スライド式の開閉ドアーを左右両側にそ
れぞれ対称に一対設け、左右対をなす開閉ドアーをモー
タユニットからの回転駆動力によりタイミングをとって
自動的に開閉させるようになっている。開閉ドアーは駆
動用ドアーと従動用ドアーがヒンジにより折畳み可能に
連結され、駆動ドアーをモータユニットからの駆動力で
回転駆動させることにより、従動用ドアーがスライド案
内軸によりスライドしながら回転して折り畳まれ、開閉
するようになっている。モータユニットは駆動モータと
減速機とを組み合せて構成される。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の自動ドアー装置は、上部枠体(シャーシ)内にモ
ータユニットや左右の開閉ドアーのタイミングをとるタ
イミング装置が収納されているので、上部枠体が大形化
し、大重量化して大型化する。このため、この自動ドア
ー装置の施工に大掛りな工事を必要とし、建物の上部に
大型の上部枠体の取付スペースを確保できなければ設置
できず、しかも、この上部枠体中に重量物であるモータ
ユニットを収納させる構造であり、据付作業が天井部付
近の不安定な場所で行なわれるので、建物内に自動ドア
ー装置を施工するのが新設や改造を問わず困難である。
また、自動ドアー装置は駆動モータや減速機のモータユ
ニットおよびタイミング装置が上部枠体内に備えられて
おり、動的機構が存在するために、保守・点検・修理の
必要が生じるが、これらのメンテナンス作業や修理作業
は、天井近くの上部枠体内に収納されたモータユニット
やタイミング装置の取扱作業が中心となるために、高い
所での不安定な作業が要求され、しかも重量のある大掛
りな作業となるために、困難性を伴い、長時間を要す
る。
さらに、自動ドアー装置を室内ドアーに用いるには、騒
音を発生させない充分な防音対策が要求されるが、従来
の自動ドアー装置のように従動用ドアーのスライドがス
ライド案内軸によって案内されるものでは、防音対策が
充分でなく、騒音発生の原因となっていた。
この考案は上述した事情を考慮してなされたもので、新
設や改造を問わず、施工が簡単かつ容易であるととも
に、価格の安い室内向けの簡易型回転スライド式自動ド
アー装置を提供することを目的とする。
この考案の他の目的は、メンテナンス作業や修理作業を
簡単かつ短時間に作業環境の良い所で行なうことがで
き、作業性を改善するとともに、床面にガイドレールを
不要とし、騒音の発生を効果的に抑制した静音タイプの
簡易型回転スライド式自動ドアー装置を提供することに
ある。
〔課題を解決するための手段〕
この考案に係る簡易型回転スライド式自動ドアー装置
は、上述した課題を解決するために、請求項1に記載し
たように、ドアー取付枠の上部にスライドレールを取り
付ける一方、上記ドアー取付枠の下部隅部の床面上にモ
ータユニットを固定し、このモータユニットの出力軸と
前記スライドレールに設けられたピボット軸により開閉
ドアーを回転自在に支持し、上記開閉ドアーの下部隅部
をモータユニットの収納寸法分切欠き、この切欠部に前
記モータユニットを位置させたものである。
また、上述した課題を解決するために、この考案に係る
簡易型回転スライド式自動ドアー装置は、請求項2に記
載したように、モータユニットはトルクモータと減速機
とを組み合せて構成し、減速機の出力軸先端側にピボッ
トを回転一体に装着するとともに、上記ピボットをスラ
ストベアリングを介して補強板に回転自在に支持させ、
この補強板をモータユニットケーシングに固定させて開
閉ドアーの荷重をスラストベアリングで支持したり、さ
らに、請求項3に記載したように、スライドレールにピ
ボット支持装置を設け、このピボット支持装置はピボッ
ト軸進退機構によりピボット軸をスライドレールより下
方に突出させた突出位置と後退させた後退位置との間を
進退自在に取り付けたり、また、請求項4に記載したよ
うに、開閉ドアーはモータユニットの出力軸により回転
駆動される駆動用ドアーと、この駆動用ドアーにヒンジ
連結された従動用ドアーとから構成される一方、スライ
ドレール内にガイド車輪装置を移動自在に支持し、上記
ガイド車輪装置と回転自在に設けられた吊設シャフトに
前記従動用ドアーを吊設支持させたり、さらにまた、請
求項5に記載したように、開閉ドアーは駆動用ドアーが
従動用ドアーよりドアー幅が小さく形成されたものであ
る。
〔作用〕 この考案に係る簡易型回転スライド式自動ドアー装置に
おいては、ドアー取付枠の下部隅部の床面上にモータユ
ニットを固定させる一方、開閉ドアーの下部隅部をモー
タユニットの収納寸法分切欠き、この切欠部にモータユ
ニットを位置させたから、開閉ドアーの開閉を案内する
スライドレール内にモータユニットのような重量物を設
置する必要がなく、スライドレールの軽量化・コンパク
ト化を図ることができる。重量物であるモータユニット
はドアー取付枠の下部隅部に設置して固定させるだけで
よいので、新設や改造を問わず、自動ドアー装置の施工
に大掛りな工事を必要とせず、簡単かつ容易に短時間で
行なうことができる。
また、この自動ドアー装置はドアー取付枠の下部隅部に
モータユニットが設置されるので、これらのメンテナン
ス作業や修理作業を作業環境の良い床面上で行なうこと
ができ、しかも大掛りな工事や作業が必要ないので作業
性を改善し、簡単かつ短時間で行なうことができる。
さらに、モータユニットは床面上に設置されるので、モ
ータユニットを床面に埋設したものと異なり、モータユ
ニットに塵芥等の異物が付着しにくく、故障の原因を有
効的に除去することができる一方、モータユニットが床
面上に目立たない隅部で露出しているので、全体の美的
外観を損うことがなく、保守・修理等のメンテナンスが
容易となる。
さらに、請求項2に記載したように、減速機の出力軸に
ピボットを回転一体に取り付け、このピボットをスラス
トベアリングを介してモータユニットケーシングに固定
の補強板に回転自在に支持させた場合には、開閉ドアー
の荷重をスラストベアリングを介してモータユニットケ
ーシングで受けるので、モータユニットの出力軸に開閉
ドアーの荷重が伝達されず、トルクモータの保護を図る
ことができる。
また、請求項3に記載したように、ピボット軸を進退さ
せるピボット支持装置を設けた場合には、ピボット支持
装置を操作してピボット軸を進退させることにより、開
閉ドアーを簡単に脱着させることができ、モータユニッ
トのメンテナンスや修理作業をより一層簡単に行なうこ
とができる。
さらに、請求項4に記載したように、スライドレール内
にガイド車輪装置を移動自在に支持させ、上記ガイド車
輪装置に回転自在に設けられた吊設シャフトに従動用ド
アーを吊設支持させた場合には、開閉ドアーを折畳み可
能に開閉させるとき、従動用ドアーが回転しながらスム
ーズに案内されるので、騒音の発生を効果的に防ぐこと
ができ、静音化させることができるので、室内ドアーに
適したものとなる。
さらにまた、請求項5に記載したように、開閉ドアーの
駆動用ドアーを従動用ドアーよりドアー幅を小さく形成
した場合には、スライドレールがドアー幅全体に亘って
設ける必要がなく、駆動用ドアーの一部(側端部)にス
ライドレールが不要となるので、この部分を利用して天
井に水平移動装置等の他の設備用ガイドレールを敷設す
ることができる。
〔実施例〕
以下、この考案に係る簡易型回転スライド式自動ドアー
装置の一実施例を添付図面を参照して説明する。
第1図はこの考案に係る簡易型回転スライド式自動ドア
ー装置を示す全体図であり、この自動ドアー装置は門型
をなすドアー取付枠10の上部にスライドレール11を水平
方向に設ける一方、ドアー取付枠10の下部隅部の床面上
にモータユニット12が固設される。このモータユニット
12により開閉ドアー13が折畳み可能に開閉される。
開閉ドアー13は駆動用ドアーである小ドアー14と従動用
ドアーである大ドアー15とから構成され、大ドアー15は
小ドアー14に上下に対をなすドアー連結手段としてのヒ
ンジ16により折畳み可能に連結される。大ドアー15は小
ドアー14より大きなドアー幅を有する。
小ドアー14のドアー取付枠10側の下部隅部はモータユニ
ット12の収納寸法分切り欠かれ、この切欠部18に対応し
てモータユニット12がドアー取付枠10に密着して床面19
上に固定される。モータユニット12は第2図に示すよう
に、駆動モータである市販のトルクモータ20と減速機21
とを一体的に組み合せて構成される。減速機21の出力軸
22の先端部にはピボット23が回転一体に装着され、この
ピボット23はスラストベアリング24を介して補強板25に
固定される。ピボット23は小ドアー14に固定されたピボ
ットアーム26のピボット孔27に結合され、減速機21から
の回転駆動力を小ドアー14に伝達するようになってい
る。ピボットアーム26は小ドアー14の切欠部18に固定さ
れる。
また、ピボット23はスラストベアリング24により回転自
在に支持されるが、このスラストベアリング24を固定し
た補強板25は、モータユニット12のユニットケーシング
28上に設置された台座29に固定され、開閉ドアー13の荷
重をスラストベアリング24を介して補強板25で受けてい
る。開閉ドアー13の荷重が出力軸22を介してモータユニ
ット12のトルクモータ20に伝達されることがない。減速
機21の出力軸22の途中にはリミットスイッチアーム31が
取り付けられ、このリミットスイッチアーム31はリミッ
トスイッチ32を作動して出力軸22の回転位置を検出し、
制御するようになっている。
モータユニット12のトルクモータ20はコントロールユニ
ットとしての自動ドアー制御盤33にケーブル34を介して
電気的に接続され、この自動ドアー制御盤33によりトル
クモータ20の作動が制御される。
モータユニット12により回転駆動される小ドアー14の頂
部はピボット支持装置36により回転自在に支持される。
ピボット支持装置35はピボット軸37を進退自在に支持す
るピボット軸進退機構38を備え、このピボット軸進退機
構38はスライドレール11に収容され、固定される。ピボ
ット軸進退機構38は、第5図に示すように、スクリュー
シャフト39とリンク機構40を組み合せ、スクリューシャ
フト39を図示しないドライバーで回動操作させることに
よりスライダブロック41が昇降し、作動リンク42を支点
A廻りに回動させてピボット軸37をピボットアーム44の
ピボット孔45に係合させるため、ピボット軸37はスライ
ドレール11から下方に突出する突出位置と後退した後退
位置との間を進退される。ピボット軸37はモータユニッ
ト12の出力軸22の延長線上に位置するようにセットされ
る一方、ピボットアーム44は小ドアー14の頂部に埋設し
て固定される。
ピボット支持装置36を取り付けたスライドレール11は両
側に化粧板47が取り付けられ、この化粧板47で覆われ
る。
スライドレール11は第3図ないし第5図に示すように門
型形状に形成されて両側下部に内側に折曲された一対の
ガイドフランジ48を有し、このガイドフランジ48にガイ
ド車輪装置50が走行自在に収容される。ガイド車輪装置
50は台車枠51の両側に複数個ずつガイドローラ52を備え
ている。ガイド車輪装置50は4輪ローラを有する。ガイ
ド車輪装置50の台車枠51にはスラストベアリング54を介
して頭付ボルト形状の吊設シャフト55が回転自在に支持
される。
この吊設シャフト55は下方に延び、従動用ドアーである
大ドアー15の頂部に固定された固定板56にねじ結合さ
れ、止めねじ57により緩み止めされる。大ドアー15は吊
設シャフト55とスライトベアリング54を介してガイド車
輪装置50にシャフト軸廻りに回動自在かつスライド自在
に設けられ、吊設状態に支持される。
また、モータユニット12の作動による開閉ドアー13の折
畳み開閉時に、固定側のピボット支持装置36とスライド
レール11内を移動するガイド車輪装置50の衝撃を緩衝さ
せるために、第5図に示すように、対向位置にクッショ
ン材58が設けられている。このクッション材58は補助ば
ねにより形成しても、同極の永久磁石を用いるようにし
てもよい。同極の2個の永久磁石を用いた場合には、開
閉ドアー13の閉運転の開始時に、必要な初期の反動力を
永久磁石の反発力を利用して付与することができる。
さらに、開閉ドアー13を開閉させるモータユニット12は
開閉ドアー13の下部隅部に露出して設置されるため、第
6図に示すように外装ケース59で覆われ、美的外観が保
たれる一方、開閉ドアー13の開閉に伴って小ドアー14の
切欠面がモータユニット12の出力軸22廻りを90度回転す
る構造であるため、外装ケース60の対応部分にアール面
60aを施している。
なお、符号61は隙間用戸当りである。
次に、簡易型回転スライド式自動ドアー装置の作用を説
明する。
この簡易型回転スライド式自動ドアー装置は、第7図な
いし第9図に示すように、ドアー閉位置とドアー開位置
との間を折畳み自在に開閉されるようになっている。
この自動ドアー装置を使用する時は、図示しない感知器
等から開信号が第1図に示す自動ドアー制御盤33に入力
されると、自動ドアー制御盤33はケーブル34を経てモー
タユニット12のトルクモータ20に駆動信号を出力してト
ルクモータ20を回転駆動される。このトルクモータ20の
回転駆動は減速機21で減速されて出力軸22に伝達され、
そのピボット23を介して小ドアー14に伝達され、小ドア
ー14をピボット回転軸23,37廻りに回転駆動させる。
小ドアー14の回転により、この小ドアー14にヒンジ連結
された大ドアー15は吊設シャフト55の軸線廻りに回動し
つつ、車輪ガイド装置50によりスライドレール11内を走
行自在のガイドローラ52が転動し、ピボット軸37側に引
き寄せられ、開閉ドアー13は第7図から折り畳まれるよ
うに開いていく。
開閉ドアー13は開ききる寸前にリミットスイッチアーム
31がリミットスイッチ32を作動させてトルクモータ20を
ブレーキ作用させて開き速度を減少せしめられる。そし
て、第9図に示すように、開閉ドアー13は折り畳まれて
開放され、開放状態に保たれる。感知器の開信号が切れ
れば、開閉ドアー13はドアー開回転と全く逆の順序でド
アー閉回転が始まる。
そのとき、補助ばね等のクッション材60が働いて、開閉
ドアー13の動きを円滑にする。開閉ドアー13は第9図に
示す折り畳まれた開放状態から第8図のように移動し、
閉まりきる少し手前でブレーキを作用させて閉方向の速
度を落として第7図に示すように開閉ドアー13を閉じ、
ドアー閉時状態に保つ。
このとき、風圧等で開閉ドアー13が開いたり、揺れたり
しないように、トルクモータ2の特性を生かし、弱電圧
で開閉ドアー13に拘束回転を与え続け、開閉ドアー13を
閉状態あるいは閉状態に安定的に保持させる。
さらに、開閉ドアー13の荷重をモータユニット12の出力
軸22に直接作用させず、開閉ドアー13の荷重はスラスト
ベアリング24により補強板25,台座29を経てモータユニ
ットケーシング28に伝達し、モータユニットケーシング
28で受けるので、モータユニット12のトルクモータ20
を、開閉ドアー13の荷重から解放し、保護している。
なお、簡易型回転スライド式自動ドアー装置の一実施例
の説明においては、開閉ドアーを駆動用の小ドアーと従
動用の大ドアーで構成した例を説明したが、床面にガイ
ドレールを埋設することにより、駆動用と従動用のドア
ーは均等幅の2枚折戸タイプとしてもよく、また、開閉
ドアーを回転式の1枚のドアーで構成して自動化しても
よい。
〔考案の効果〕
以上に述べたようにこの考案に係る簡易型回転スライド
式自動ドアー装置においては、ドアー取付枠の下部隅部
の床面上にモータユニットを固定させる一方、開閉ドア
ーの下部隅部をモータユニットの収納寸法分切欠き、こ
の切欠部にモータユニットを位置させたから、開閉ドア
ーの開閉を案内するスライドレール内にモータユニット
のような重量物を設置する必要がなく、スライドレール
の軽量化・コンパクト化を図ることができ、重量物であ
るモータユニットはドアー取付枠の下部隅部に設置して
固定されるだけでよいので、新設や改造を問わず、自動
ドアー装置の施工に大掛かりな工事を必要とせず、簡単
かつ容易に短時間で行なうことができる。
また、この自動ドアー装置はドアー取付枠の下部隅部に
モータユニットが設置されるので、これらのメンテナン
ス作業や修理作業を作業環境の良い床面上で行なうこと
ができ、しかも大掛りな工事や作業が必要ないので作業
性を改善し、簡単かつ短時間で行なうことができる。
さらに、モータユニットは床面上に設置されるので、モ
ータユニットを床面に埋設したものと異なり、モータユ
ニットに塵芥等の異物が付着しにくく、故障の原因を有
効的に除去することができる一方、モータユニットが床
面上に目立たない隅部で露出しているので、全体の美的
外観を損うことがなく、保守・修理等のメンテナンスが
容易となる。
さらに、請求項2に記載したように、減速機の出力軸に
ピボットを回転一体に取り付け、このピボットをスラス
トベアリングを介してモータユニットケーシングに固定
の補強板に回転自在に支持させた場合には、開閉ドアー
の荷重をスラストベアリングを介してモータユニットケ
ーシングで受けるので、モータユニットの出力軸に開閉
ドアーの荷重が伝達されず、トルクモータの保護を図る
ことができる。
また、請求項3に記載したように、ピボット軸を進退さ
せるピボット支持装置を設けた場合には、ピボット支持
装置を操作してピボット軸を進退させることにより、開
閉ドアーを簡単に脱着させることができ、モータユニッ
トのメンテナンスや修理作業をより一層簡単に行なうこ
とができる。
さらに、請求項4に記載したように、スライドレール内
にガイド車輪装置を移動自在に支持させ、上記ガイド車
輪装置に回転自在に設けられた吊設シャフトに従動用ド
アーを吊設支持させた場合には、開閉ドアーを折畳み可
能に開閉させるとき、従動用ドアーが回転しながらスム
ーズに案内されるので、騒音の発生を効果的に防ぐこと
ができ、静音化させることができるので、室内ドアーに
適したものとなる。
さらにまた、請求項5に記載したように、開閉ドアーの
駆動用ドアーを従動用ドアーよりドアー幅を小さく形成
した場合には、スライドレールがドアー幅全体に亘って
設ける必要がなく、駆動用ドアーの一部(側端部)にス
ライドレールが不要となるので、この部分を利用して天
井に水平移動装置等の他の設備用ガイドレールを敷設す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る簡易型回転スライド式自動ドア
ー装置の一実施例を示す全体正面図、第2図は上記自動
ドアー装置に備えられるモータユニットの詳細図、第3
図は上記自動ドアー装置の駆動用ドアーの断面図、第4
図は上記自動ドアー装置の従動用ドアーの断面図、第5
図は上記自動ドアー装置に備えられる簡易スライドレー
ルの断面図、第6図は自動ドアー装置に備えられるモー
タユニットの外装ケースを示す平面図、第7図は上記自
動ドアー装置の開閉ドアーが閉状態にあることを示す展
開図、第8図は上記自動ドアー装置の開閉ドアーが開閉
途上にあることを示す展開図、第9図は上記自動ドアー
装置の開閉ドアーが開状態にあることを示す展開図。 10……ドアー取付枠、11……スライドレール、12……モ
ータユニット、13……開閉ドアー、14……小ドアー(駆
動用ドアー)、15……大ドアー(従動用ドアー)、16…
…ヒンジ、18……切欠部、19……床面、20……トルクモ
ータ、21……減速機、22……出力軸、23……ピボット、
24……スラストベアリング、25……補強板、26……ピボ
ットアーム、28……モータユニットケーシング、29……
台座、31……リミットスイッチアーム、32……リミット
スイッチ、33……自動ドアー制御盤、34……ケーブル、
36……ピボット支持装置、37……ピボット軸、38……ピ
ボット軸進退機構、39……スクリューシャフト、40……
リンク機構、44……ピボットアーム、47……化粧板、50
……ガイド車輪装置、51……台車枠、52……ガイドロー
ラ、54……スラストベアリング、55……吊設シャフト、
56……固定板、57……止めねじ、60……クッション材。

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドアー取付枠の上部にスライドレールを取
    り付ける一方、上記ドアー取付枠の下部隅部の床面上に
    モータユニットを固定し、このモータユニットの出力軸
    と前記スライドレールに設けられたピボット軸により開
    閉ドアーを回転自在に支持し、上記開閉ドアーの下部隅
    部をモータユニットの収納寸法分切欠き、この切欠部に
    前記モータユニットを位置させたことを特徴とする簡易
    型回転スライド式自動ドアー装置。
  2. 【請求項2】モータユニットはトルクモータと減速機と
    を組み合せて構成し、減速機の出力軸先端側にピボット
    を回転一体に装着するとともに、上記ピボットをスラス
    トベアリングを介して補強板に回転自在に支持させ、こ
    の補強板をモータユニットケーシングに固定させて開閉
    ドアーの荷重をスラストベアリングで支持した請求項1
    記載の簡易型回転スライド式自動ドアー装置。
  3. 【請求項3】スライドレールにピボット支持装置を設
    け、このピボット支持装置はピボット軸進退機構により
    ピボット軸をスライドレールより下方に突出させた突出
    位置と後退させた後退位置との間を進退自在に取り付け
    た請求項1記載の簡易型回転スライド式自動ドアー装
    置。
  4. 【請求項4】開閉ドアーはモータユニットの出力軸によ
    り回転駆動される駆動用ドアーと、この駆動用ドアーに
    ヒンジ連結された従動用ドアーとから構成される一方、
    スライドレール内にガイド車輪装置を移動自在に支持
    し、上記ガイド車輪装置に回転自在に設けられた吊設シ
    ャフトに前記従動用ドアーを吊設支持させた請求項1記
    載の簡易型回転スライド式自動ドアー装置。
  5. 【請求項5】開閉ドアーは駆動用ドアーが従動用ドアー
    よりドアー幅が小さく形成された請求項1または4記載
    の簡易型回転スライド式自動ドアー装置。
JP1988094907U 1988-07-18 1988-07-18 簡易型回転スライド式自動ドアー装置 Expired - Fee Related JPH0724544Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS57165579A (en) * 1981-04-07 1982-10-12 Sanii Kk Drive mechanism of automatic door apparatus having pair of revolving type opening and closing door

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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