JPH11107268A - 共回り防止翼付き掘削攪拌装置 - Google Patents

共回り防止翼付き掘削攪拌装置

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JPH11107268A
JPH11107268A JP27253997A JP27253997A JPH11107268A JP H11107268 A JPH11107268 A JP H11107268A JP 27253997 A JP27253997 A JP 27253997A JP 27253997 A JP27253997 A JP 27253997A JP H11107268 A JPH11107268 A JP H11107268A
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rod
bosses
excavation rod
excavating
boss
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Atsuo Fukuda
厚生 福田
Koichi Gunji
紘一 郡司
Shigeru Yoshida
茂 吉田
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  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 掘削ロッドの外周に遊嵌するボスを介して共
回り防止翼が装着された掘削ロッドの外周面の、相対的
に回転するボスとの接触による磨耗を抑制,または防止
する。 【解決手段】 掘削ロッド2外周の、ボス3が遊嵌する
部分の表面に溶接により肉盛り5を施す。掘削ロッド2
外周の、ボス3が遊嵌する部分の上下に固定されたフラ
ンジ6,6のボス3側の面に溶接により肉盛り5を施
す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は深層混合処理工法
等の地盤改良工法に使用され、掘削土が掘削翼や攪拌翼
と共に回転する事態を防止する共回り防止翼付き掘削攪
拌装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】先端に
掘削翼を有する掘削ロッドの外周に攪拌翼が突設された
掘削攪拌装置を用い、粘性土地盤をセメント等の固化材
と攪拌,混合して地盤改良する場合に、掘削された粘性
土が掘削翼や攪拌翼に付着して掘削攪拌装置と共に回転
する事態の発生を防止する目的で、出願人は掘削径より
長い共回り防止翼を掘削ロッドの外周に遊嵌させた共回
り防止装置を提案している(特許第 1197295号)。
【0003】この共回り防止翼は先端部分が掘削地盤の
回りの地盤中に差し込まれることで、掘削ロッドの回転
時にも地盤の抵抗により静止した状態を維持し、掘削土
を強制的に切断して良好な混合状態を得るものである
が、掘削ロッドに対して相対的に回転するため、掘削ロ
ッドに遊嵌するボスの内周面との接触による摩擦によ
り、掘削ロッドの外周面が磨耗する問題がある。磨耗は
ボス内周面と掘削ロッド外周面間の隙間に入り込む土砂
によって助長される。
【0004】共回り防止翼に磨耗が生じた場合、その交
換は容易に行えるが、掘削ロッドに磨耗が生じた場合に
は部分的な交換が効かない。また掘削ロッドは全長に亘
って捩じりモーメントを負担していることから、掘削ロ
ッドの磨耗が進行すれば、破断する可能性がある。
【0005】この発明は上記背景より、掘削ロッドの磨
耗を抑制し、その寿命を延ばす装置を提案するものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では掘削ロッド外
周の、ボスが遊嵌する部分の表面に溶接により肉盛り
し、掘削ロッドの表面とボス内周面を非接触状態に保つ
ことにより、掘削ロッドの表面を保護し、磨耗を抑制,
あるいは防止する。
【0007】ボスは、それが遊嵌している部分の上下に
突設され、ボスの上下動を拘束する、掘削ロッドのフラ
ンジにも接触することから、請求項2に記載のようにフ
ランジのボス側の面にも溶接による肉盛りを施すこと
で、フランジも掘削ロッド本体と同様に保護されるた
め、掘削ロッド自体の寿命が延びる。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明は図2に示すような、先
端に掘削翼7を有し、外周に攪拌翼8が突設された掘削
ロッド2の外周に遊嵌するボス3を介して共回り防止翼
4が装着された掘削攪拌装置1において、図1に示すよ
うに掘削ロッド2外周の、ボス3が遊嵌する部分の表面
に溶接により肉盛り5を施したものである。
【0009】ボス3は図3−(a) に示すように掘削ロッ
ド2の外周面との間に相対的に回転できる程度の隙間を
おいて掘削ロッド2の外周に装着される。ボス3はその
内周面に磨耗が生じた場合の交換のためや、掘削ロッド
2外周の肉盛り5の状態を確認するために、掘削ロッド
2に対して着脱自在に装着される。
【0010】図3−(a) では、掘削ロッド2の中心に関
して片側に位置する共回り防止翼4の掘削ロッド2寄り
を湾曲させてボス3を形成し、共回り防止翼4が一体化
したボス3,3を対向させた状態で掘削ロッド2の回り
に配置し、掘削ロッド2を挟み込んで互いに接合するこ
とでボス3と共回り防止翼4を掘削ロッド2の外周に着
脱自在に装着している。
【0011】共回り防止翼4の枚数は限定されず、図3
−(a) と同様の要領で3枚、または4枚の共回り防止翼
4を装着する場合もあり、4枚付ける場合は図3−(a)
のボス3,3の部分の一点鎖線で示す中心線上に共回り
防止翼4を溶接等により突設することもある。
【0012】掘削ロッド2外周の、ボス3が遊嵌する部
分の上下にはボス3の上下動を拘束するフランジ6,6
が突設されるが、肉盛り5は図1,図3−(b) に示すよ
うに上下のフランジ6,6に挟まれた区間に溶着させら
れる。図1,図3は肉盛り5のビードを掘削ロッド2の
軸方向に向け、図4はその直交方向に付け、図面では線
状に肉盛り5を溶着させた場合を示しているが、ボス3
の内周面と掘削ロッド2の外周面との間に常に隙間が確
保されればよいため、肉盛り5を点状に溶着させる場合
もある。
【0013】肉盛り5を線状に付ける場合、肉盛り5は
直線状の他、溶接作業性の面から図示するような波形に
付けられる。肉盛り溶接は掘削ロッド2を水平に寝かせ
た状態で行われるため、直線状に付ける場合は掘削ロッ
ド2の軸方向に付けるのが効率的である。
【0014】肉盛り5に使用される溶接棒には磨耗を低
減する上では硬質な程よく、一例としてはHK800Kが使用
される。肉盛り5の高さは掘削ロッド2とボス3間の隙
間の大きさによって決まり、3〜5mm程度が適当であ
る。
【0015】図5は掘削ロッド2と同じくフランジ6,
6も保護するために、各フランジ6のボス3側の面にも
肉盛り5を施した場合を示す。
【0016】
【発明の効果】掘削ロッド外周の、ボスが遊嵌する部分
の表面に溶接により肉盛りし、掘削ロッド表面とボス内
周面を非接触状態に保つため、掘削ロッド表面が保護さ
れ、その磨耗を抑制,あるいは防止できる。
【0017】ボスが着脱自在に装着されていれば、肉盛
りの磨耗状況の確認が可能であり、磨耗が進行していれ
ばボスを取り外すことで改めて肉盛りを施すことができ
るため、肉盛りが磨耗した場合には再度肉盛りを施すこ
とで、磨耗が進行して掘削ロッド自体が損傷する事態を
防止できる。
【0018】請求項2ではフランジのボス側の面にも肉
盛りするため、掘削ロッド表面と同等にフランジを保護
でき、掘削ロッドの寿命を延長させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】共回り防止翼を外した状態の掘削ロッドを示し
た立面図である。
【図2】共回り防止翼を装着した状態の掘削ロッドを示
した立面図である。
【図3】(a) は図2の上部のフランジを通る横断面図、
(b) は図1の共回り防止翼が装着される部分の拡大図で
ある。
【図4】図3の変形例であり、(a) は図2の上部のフラ
ンジを通る横断面図、(b) は図1の共回り防止翼が装着
される部分の拡大図である。
【図5】掘削ロッド表面とフランジに肉盛りを施した様
子を示した斜視図である。
【符号の説明】
1……掘削攪拌装置、2……掘削ロッド、3……ボス、
4……共回り防止翼、5……肉盛り、6……フランジ、
7……掘削翼、8……攪拌翼。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端に掘削翼を有し、外周に攪拌翼が突
    設された掘削ロッドの外周に遊嵌するボスを介して共回
    り防止翼が装着された掘削攪拌装置であり、掘削ロッド
    外周の、ボスが遊嵌する部分の表面に溶接により肉盛り
    してある共回り防止翼付き掘削攪拌装置。
  2. 【請求項2】 掘削ロッド外周の、ボスが遊嵌する部分
    の上下に固定されたフランジのボス側の面に溶接により
    肉盛りしてある請求項1記載の共回り防止翼付き掘削攪
    拌装置。
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JP2013167139A (ja) * 2012-02-17 2013-08-29 Tenox Corp 地盤改良工法及び地盤改良装置
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