JPH11107051A - 結晶性炭化ケイ素系繊維の不織布又は織物及びその製造方法 - Google Patents
結晶性炭化ケイ素系繊維の不織布又は織物及びその製造方法Info
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Abstract
結晶性炭化ケイ素系繊維から構成される不織布又は織物
及びその製造方法を提供する。 【解決手段】密度が2.7g/cm3以上で、弾性率が
250GPa以上である結晶性炭化ケイ素系繊維から構
成されてなる不織布又は織物。
Description
極めて優れた耐熱性を有する結晶性炭化ケイ素系繊維か
ら構成される不織布又は織物及びその製造方法に関す
る。
及び力学的特性を生かして、プラスチックス又はセラミ
ックスの強化繊維として利用されている。炭化ケイ素系
繊維としては、比較的低い温度、例えば1500℃以下
の温度での加熱処理によって得られる、非晶質又は微結
晶質の繊維(以下この繊維を「非晶質炭化ケイ素系繊
維」と言う)が広く知られており、各種マトリックスの
強化繊維として実用に供されている。
については既に多くの提案がなされている。例えば、特
公昭58−38535号公報には、ケイ素及び炭素を主
な骨格成分とする有機ケイ素重合体を紡糸し、紡糸繊維
を酸化性雰囲気中で低温加熱して不融化し、不融化繊維
を高温焼成して炭化ケイ素系繊維を製造する方法が開示
されている。
は、ケイ素−炭素−チタン−酸素からなる炭化ケイ素系
繊維が開示されており、特公昭58−5286号公報に
は、ポリカルボシランを紡糸し、紡糸繊維を不融化し、
不融化繊維を焼成して、上記ケイ素−炭素−チタン−酸
素からなる炭化ケイ素系繊維を製造する方法が開示され
ている。
を、焼結助剤の作用のもとにさらに高温、例えば150
0℃以上の温度で加熱処理することにより、繊維中の炭
化ケイ素微粒子を焼結させた結晶性炭化ケイ素系繊維の
開発が行われている。そして、この結晶性炭化ケイ素系
繊維についてもいくつかの提案がなされている。例え
ば、米国特許5268336号明細書には、ホウ素を
0.2重量%以上含有する密度が2.9g/cm3以上
である、結晶性炭化ケイ素系繊維が開示されている。ま
た、米国特許5366943号明細書には、ケイ素、炭
素、チタン及び/又はジルコニウム、及びホウ素のよう
な焼結助剤からなる結晶性炭化ケイ素系繊維が開示され
ている。さらに、特願平9−226156号には、Al
を主体とする微量の焼結助剤成分を含有する非晶質又は
微結晶質炭化ケイ素系繊維を原料とした耐アルカリ性の
良好な結晶性炭化ケイ素系繊維及びその製造方法が開示
されている。
維は、優れた耐熱性及び力学的特性を有しており、適度
な伸度を有していることから複雑な織物形状物としても
各種方面で利用されている反面、1300℃を越える高
温においては繊維中の酸素がCOガス及び/又はSiO
として脱離し、β−SiC結晶の急激な成長による力学
的特性の低下が生じることが指摘されている。
越える高温でも優れた耐熱性を示し、極めて高い力学的
特性を発現するが、弾性率が非常に高く、伸度が比較的
小さいことから製織性に難点があり、複雑な織物形状物
に成形して使用するする事は事実上不可能とされてい
る。
好な非晶質炭化ケイ素系繊維を、予め不織布又は織物形
状物に成形しておき、それぞれの繊維組成に応じた加熱
処理を行って結晶化させることにより、不織布又は複雑
な形状を有する2次元或いは3次元織物状の結晶性Si
C繊維を得ることに成功した。
以上で、弾性率が250GPa以上である結晶性炭化ケ
イ素系繊維から構成されてなる不織布又は織物が提供さ
れる。また、密度が2.7g/cm3以上で、強度及び
弾性率がそれぞれ2GPa以上及び250GPa以上
で、SiCの焼結構造からなる結晶性炭化ケイ素系繊維
から構成されてなる不織布又は織物が提供される。
cm3以上であり、重量割合で、Si:55〜70%、
C:28〜45%、Al:0.06〜3.8%及びB:
0.06〜0.5%からなり、SiCの焼結構造からな
る結晶性炭化ケイ素系繊維から構成されてなる不織布又
は織物が提供される。
り、重量割合で、Si:55〜70%、C:28〜45
%、Al:0.06〜3.8%及びB:0〜0.2%、
及びY:0.06〜3.8%及び/又はMg:0.06
〜3.8%からなり、SiCの焼結構造からなる結晶性
炭化ケイ素系繊維から構成されてなる不織布又は織物が
提供される。さらに、密度が2.7g/cm3以上であ
り、重量割合で、Si:55〜70%、C:30〜45
%からなり、SiCの多結晶構造からなる結晶性炭化ケ
イ素系繊維から構成されてなる不織布又は織物が提供さ
れる。
〜3重量%、Bを0.05〜0.4重量%、及び余剰の
炭素を1重量%以上含有する非晶質又は微結晶質炭化ケ
イ素系繊維を不織布又は織物に加工した後、1600〜
2100℃の範囲内の温度で、不活性ガス中で加熱処理
することを特徴とする、耐熱性に優れた結晶性炭化ケイ
素系繊維で構成された不織布又は織物の製造方法が提供
される。
〜0.1重量%、Yを0.05〜3重量%及び/又はM
gを0.05〜3重量%、及び余剰の炭素を1重量%以
上含有する非晶質又は微結晶質炭化ケイ素系繊維を不織
布又は織物に加工した後、1600〜2100℃の範囲
内の温度で、不活性ガス中で加熱処理することを特徴と
する、耐熱性に優れた結晶性炭化ケイ素系繊維で構成さ
れた不織布又は織物の製造方法、並びに、ケイ素を57
〜70重量%、炭素を30〜43重量%の範囲内で含有
する非晶質又は微結晶質炭化ケイ素系繊維を不織布又は
織物に加工した後、800〜1800℃の範囲内の温度
で、水素中で加熱処理することを特徴とする、耐熱性に
優れた結晶性炭化ケイ素系繊維で構成された不織布又は
織物の製造方法が提供される。
又は織物についてまず説明する。この結晶性炭化ケイ素
系繊維は、不織布又は2次元又は3次元の織物形状から
なり、その構成繊維の密度は、2.7g/cm3以上で
あり、弾性率が250GPa以上であり、さらには強度
が2GPa以上であると言う優れた力学的特性を有して
いる。この結晶性炭化ケイ素系繊維の繊維径については
特別の制限はないが、通常は50μm以下である。
は、上述のように弾性率が非常に高く、これを出発原料
として上記のような不織布又は織物形状物を作製するの
は極めて困難である。そのため、製織性良好な非晶質炭
化ケイ素系繊維を、予め不織布又は織物形状物に成形し
ておき、それぞれの繊維組成に応じた加熱処理を行って
結晶化させることで、初めて不織布又は複雑な形状を有
する織物状の結晶性炭化ケイ素系繊維を得ることができ
る。
は、ケイ素及び炭素を主成分とし、焼結構造を取る場合
は、焼結助剤成分としてのAl及びホウ素、或いはY及
び/又はMgを含有する。これらの成分の好ましい割合
は、Si:55〜70%、C:28〜45%、Al:
0.06〜3.8%、特に0.13〜1.25%、B:
0.06〜0.5%、特に0.06〜0.19%であ
る。
び/又はMgが共存する場合には、Si:55〜70
%、C:28〜45%、Al:0.06〜3.8%、特
に0.13〜1.25%、B:0〜0.2%、Y:0.
06〜3.8%、特に0.13〜1.25及び/又はM
g:0.06〜3.8%、特に0.13〜1.25%で
ある。
場合には、焼結構造にまでは緻密化しないが、Si:5
5〜70%、C:30〜45%からなるSiCの多結晶
構造を呈する。
不織布又は織物の製造方法を次に説明する。前述のよう
に、結晶性炭化ケイ素系繊維は非常に弾性率が高く、製
織性に劣っている。従って、この繊維をそのまま不織布
又は2次元又は3次元の織物に加工するのは極めて困難
である。そこで、結晶化させる前段階の非晶質又は微結
晶質の炭化ケイ素系繊維を不織布又は2次元又は3次元
織物に加工した後、その形状のまま結晶構造に変換させ
る。
イ素系繊維は、Alを0.05〜3重量%、Bを0.0
5〜0.4重量%、及び余剰の炭素を1重量%以上含有
するもの、または、Alを0.05〜3重量%、Bを0
〜0.1重量%、Yを0.05〜3重量%及び/又はM
gを0.05〜3重量%、及び余剰の炭素を1重量%以
上含有するものである。これらの繊維は、酸素を8〜1
6重量%含むことが好ましい。この酸素は、これらの繊
維を後の工程において加熱する際に、前述の余剰炭素を
COガスとして脱離させるのに重要な役割を演じる。
のようなSiCの焼結助剤成分が含有されていない場合
は、ケイ素を57〜70重量%、炭素を30〜43重量
%の範囲内で含有する非晶質又は微結晶質炭化ケイ素系
繊維が用いられ、この繊維の酸素含有量は、通常2重量
%以下である。この非晶質又は微結晶質炭化ケイ素系繊
維は、その製造における不融化工程を電子線照射により
行うことを特徴としている。尚、この焼結助剤成分を含
有していない繊維を結晶化させる際の加熱条件(温度並
びに雰囲気)は、後述のように、焼結助剤を含有する繊
維とは大きく異なっている。
維は、極めて製織性に優れており、予め、不織布や希望
する形状の2次元又は3次元の織物に成形加工される。
助剤成分が含有されている場合は、アルゴンのような不
活性ガス中1600〜2100℃の温度で加熱されて、
SiCの焼結構造からなる結晶性炭化ケイ素系繊維から
なる不織布又は2次元又は3次元の織物が得られる。こ
の加熱温度には、一定の昇温速度で上昇させても、段階
的に上昇させても良い。また、雰囲気の圧力について
は、特に規定はないが、一般に常圧又は微減圧が好まし
い。尚、加熱処理により、この織物は一般に、10〜2
0%の体積収縮を起こすので、予め、原料繊維の収縮率
を考慮して織物の寸法を決定することが望ましい。
の焼結助剤成分が含有されていない非晶質又は微結晶質
炭化ケイ素系繊維の場合は、800〜1800℃の範囲
内の温度で、水素中で加熱処理することにより、繊維中
に存在する余剰の炭素分を脱離させるとともに、SiC
結晶の緻密化を促進させ、多結晶質炭化ケイ素系繊維の
不織布又は2次元又は3次元織物が得られる。
及び比較例を示す。 参考例1 ナトリウム400gを含有する無水キシレンに、窒素ガ
ス気流下にキシレンを加熱還流させながら、ジメチルジ
クロロシラン1lを滴下し、引き続き10時間加熱還流
し沈殿物を生成させた。この沈殿をろ過し、メタノー
ル、次いで水で洗浄して、白色のポリジメチルシラン4
20gを得た。
を窒素ガス雰囲気下にn−ブチルエーテル中、100〜
120℃で加熱し、生成した白色樹脂状物をさらに真空
中400℃で1時間加熱することによって、フェニル基
含有ポリボロシロキサン530gを得た。
例2で得られたフェニル基含有ポリボロシロキサン4部
を添加し、窒素ガス雰囲気中、350℃で5時間熱縮合
して、高分子量の有機ケイ素重合体を得た。この有機ケ
イ素重合体100部を溶解したキシレン溶液にアルミニ
ウム−トリ−(sec−ブトキシド)を7部を加え、窒
素ガス気流下に310℃で架橋反応させることによっ
て、ポリアルミノカルボシランを合成した。
で溶融紡糸した後、空気中140℃で5時間加熱処理し
た後、これを更に窒素中300℃で10時間加熱して不
融化繊維を得た。この不融化繊維を窒素中1500℃で
連続焼成し、非晶質炭化ケイ素系繊維を得た。この非晶
質炭化ケイ素系繊維の化学組成は、Si:56%、C:
30%、O:13%、Al:0.6%、B:0.05%
であった。この非晶質炭化ケイ素系繊維を3次元織物
(繊維割合は、X:Y:Z=1:1:0.5)に成形し
た。
ン気流中、1900℃まで昇温して結晶化を行った。得
られた結晶性炭化ケイ素系繊維の化学組成は、Si:6
7wt%、C:31wt%、O:0.3wt%、Al:0.8
wt%、B:0.06wt%で、原子比でSi:C:O:A
l=1:1.08:0.008:0.012であった。
この3次元織物を構成する結晶性炭化ケイ素系繊維の引
張り強度は270kg/mm2、弾性率は32t/mm2で、緻密
なSiCの焼結構造からなっていた。また、密度は2.
9g/cm3であった。
を、1900℃のアルゴン中で連続加熱処理して、結晶
性炭化ケイ素系繊維を得た。得られた繊維の化学組成
は、実施例1と同様Si:67wt%、C:31wt%、
O:0.3wt%、Al:0.8wt%、B:0.06wt%
で、原子比でSi:C:O:Al=1:1.08:0.
008:0.012で、引張り強度は270kg/mm2、弾
性率は32t/mm2であった。この結晶性炭化ケイ素系繊
維を3次元織物に成形しようとしたところ、Z軸方向の
繊維がことごとく切れ、実質的に3次元織物への成形加
工が出来なかった。
例2で得られたフェニル基含有ポリボロシロキサン0.
5部を添加し、窒素ガス雰囲気中、410℃で5時間熱
縮合して、高分子量の有機ケイ素重合体を得た。この有
機ケイ素重合体100部を溶解したキシレン溶液にアル
ミニウム−トリ−(sec−ブトキシド)4部、及びマ
グネシウムアセチルアセトネート3部を加え、窒素ガス
気流下に310℃で架橋反応させることによって、アル
ミニウム並びにマグネシウムが導入された変成ポリカル
ボシランを得た。
融紡糸した後、空気中150℃で3時間加熱処理し、さ
らに窒素中300℃で9時間加熱して、不融化繊維を得
た。不融化繊維を1450℃で連続焼成し、非晶質炭化
ケイ素系繊維を合成した。この非晶質炭化ケイ素系繊維
の化学組成は、Si:53wt%、C:33.4wt%、
O:13wt%、Al:0.34wt%、B:0.01wt
%、Mg:0.30wt%であった。
同様の3次元織物に成形加工した後、常圧のアルゴン気
流中1850℃まで昇温して結晶化させた。得られた3
次元織物を構成する結晶性炭化ケイ素系繊維の化学組成
は、Si:66.5wt%、C:32.5wt%、O:0.
2wt%、Al:0.43wt%、B:0.01wt%、M
g:0.38wt%で、引張り強度は230kg/mm2、弾性
率は31t/mm2であった。この結晶性炭化ケイ素系繊維
の密度は2.87g/cm3であった。
例2で得られたフェニル基含有ポリボロシロキサン0.
2部を添加し、窒素ガス雰囲気中、420℃で5時間熱
縮合して、高分子量の有機ケイ素重合体を得た。この有
機ケイ素重合体100部を溶解したキシレン溶液にアル
ミニウム−トリ−(sec−ブトキシド)4部、及びイ
ットリウムアセチルアセトネート4部を加え、窒素ガス
気流下に300℃で架橋反応させることによって、アル
ミニウム並びにイットリウムが導入された変成ポリカル
ボシランを得た。
融紡糸した後、空気中155℃で3時間加熱処理し、さ
らに窒素中300℃で10時間加熱して、不融化繊維を
得た。不融化繊維をアルゴン中1450℃で連続焼成
し、非晶質炭化ケイ素系繊維を合成した。この非晶質炭
化ケイ素系繊維の化学組成は、Si:52.5wt%、
C:34.5wt%、O:12wt%、Al:0.35wt
%、B:0.005wt%、Y:0.56wt%であった。
同様の3次元織物に成形加工した後、常圧のアルゴン気
流中1900℃まで昇温して結晶化させた。得られた3
次元織物を構成する結晶性炭化ケイ素系繊維の化学組成
は、Si:67wt%、C:31.5wt%、O:0.1wt
%、Al:0.41wt%、B:0.01wt%、Y:0.
73wt%で、原子比でSi:C:O:Al:Y=1:
1.1:0.0026:0.0064:0.0034で
あった。この繊維の引張り強度は245kg/mm2、弾性率
は32t/mm2であった。この結晶性炭化ケイ素系繊維の
密度は3.01g/cm3であった。
囲気中、470℃で10時間熱縮合して、高分子量の有
機ケイ素重合体を得た。この有機ケイ素重合体を320
℃で溶融紡糸し、ヘリウム中電子線照射して不融化を行
った後、1000℃で連続焼成して非晶質炭化ケイ素系
繊維を得た。この非晶質炭化ケイ素系繊維を実施例1と
同様の3次元織物に成形加工した後、1300℃の水素
中で加熱処理し、結晶性炭化ケイ素系繊維からなる3次
元織物を得た。この織物を構成する繊維の化学組成は、
Si:68.8wt%、C:31.0wt%、O:0.2wt
%であった。この繊維の弾性率は35t/mm2、密度は
2.95g/cm3であった。
Claims (8)
- 【請求項1】 密度が2.7g/cm3以上で、弾性率
が250GPa以上である結晶性炭化ケイ素系繊維から
構成されてなる不織布又は織物。 - 【請求項2】 密度が2.7g/cm3以上で、強度及
び弾性率がそれぞれ2GPa以上及び250GPa以上
で、SiCの焼結構造からなる結晶性炭化ケイ素系繊維
から構成されてなる不織布又は織物。 - 【請求項3】 密度が2.7g/cm3以上であり、重
量割合で、Si:55〜70%、C:28〜45%、A
l:0.06〜3.8%及びB:0.06〜0.5%か
らなり、SiCの焼結構造からなる結晶性炭化ケイ素系
繊維から構成されてなる不織布又は織物。 - 【請求項4】 密度が2.7g/cm3以上であり、重
量割合で、Si:55〜70%、C:28〜45%、A
l:0.06〜3.8%及びB:0〜0.2%、及び
Y:0.06〜3.8%及び/又はMg:0.06〜
3.8%からなり、SiCの焼結構造からなる結晶性炭
化ケイ素系繊維から構成されてなる不織布又は織物。 - 【請求項5】 密度が2.7g/cm3以上であり、重
量割合で、Si:55〜70%、C:30〜45%から
なり、SiCの多結晶構造からなる結晶性炭化ケイ素系
繊維から構成されてなる不織布又は織物。 - 【請求項6】 Alを0.05〜3重量%、Bを0.0
5〜0.4重量%、及び余剰の炭素を1重量%以上含有
する非晶質又は微結晶質炭化ケイ素系繊維を不織布又は
織物に加工した後、1600〜2100℃の範囲内の温
度で、不活性ガス中で加熱処理することを特徴とする請
求項1〜3記載の結晶性炭化ケイ素系繊維の不織布又は
織物の製造方法。 - 【請求項7】 Alを0.05〜3重量%、Bを0〜
0.1重量%、Yを0.05〜3重量%及び/又はMg
を0.05〜3重量%、及び余剰の炭素を1重量%以上
含有する非晶質又は微結晶質炭化ケイ素系繊維を不織布
又は織物に加工した後、1600〜2100℃の範囲内
の温度で、不活性ガス中で加熱処理することを特徴とす
る請求項1、2又は4記載の結晶性炭化ケイ素系繊維の
不織布又は織物の製造方法。 - 【請求項8】 ケイ素を57〜70重量%、炭素を30
〜43重量%の範囲内で含有する非晶質又は微結晶質炭
化ケイ素系繊維を不織布又は織物に加工した後、800
〜1800℃の範囲内の温度で、水素中で加熱処理する
ことを特徴とする請求項1又は5記載の結晶性炭化ケイ
素系繊維の不織布又は織物の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26854297A JP3381575B2 (ja) | 1997-10-01 | 1997-10-01 | 結晶性炭化ケイ素系繊維の不織布又は織物及びその製造方法 |
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---|---|---|---|
JP26854297A JP3381575B2 (ja) | 1997-10-01 | 1997-10-01 | 結晶性炭化ケイ素系繊維の不織布又は織物及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11107051A true JPH11107051A (ja) | 1999-04-20 |
JP3381575B2 JP3381575B2 (ja) | 2003-03-04 |
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ID=17459983
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26854297A Expired - Lifetime JP3381575B2 (ja) | 1997-10-01 | 1997-10-01 | 結晶性炭化ケイ素系繊維の不織布又は織物及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3381575B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011231438A (ja) * | 2010-04-30 | 2011-11-17 | Gunze Ltd | 丸編みされた結晶性炭化ケイ素系繊維構造物で強化された炭化ケイ素系複合材料 |
-
1997
- 1997-10-01 JP JP26854297A patent/JP3381575B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011231438A (ja) * | 2010-04-30 | 2011-11-17 | Gunze Ltd | 丸編みされた結晶性炭化ケイ素系繊維構造物で強化された炭化ケイ素系複合材料 |
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---|---|
JP3381575B2 (ja) | 2003-03-04 |
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