JPH11106992A - 電気めっきのエッジマスク位置制御方法 - Google Patents

電気めっきのエッジマスク位置制御方法

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JPH11106992A
JPH11106992A JP26532797A JP26532797A JPH11106992A JP H11106992 A JPH11106992 A JP H11106992A JP 26532797 A JP26532797 A JP 26532797A JP 26532797 A JP26532797 A JP 26532797A JP H11106992 A JPH11106992 A JP H11106992A
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JP
Japan
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edge
edge mask
electroplating
plating tank
plating
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Application number
JP26532797A
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English (en)
Inventor
Yuji Ikenaga
雄二 池永
Hirosato Yamane
弘郷 山根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 両エッジ位置センサやめっき槽内のエッジ位
置センサを用いることなく、低コストで高精度のエッジ
マスク位置制御を可能とする。 【解決手段】 複数のめっき槽201 〜20n で構成さ
れる電気めっき設備より上流で検出され、プロセスコン
ピュータ40に入力されている板幅データをパイロット
ジェネレータ42でトラッキングした板幅情報と、最上
流側の第1槽201 入口及び最下流側の第n槽20n で
それぞれ検出した片エッジ位置とに基づいて、最上流側
のめっき槽入口から最下流側のめっき槽出口までの鋼板
のエッジ位置を直線近似し、該直線近似により求めた各
めっき槽の推定エッジ位置に、エッジマスク26を追従
制御させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のめっき槽で
構成される電気めっき設備を用いて、各めっき槽内で、
エッジマスクにより鋼板のエッジをマスキングしなが
ら、鋼板を連続的に電気めっきする際に、鋼板のエッジ
にエッジマスクを追従させるための電気めっきのエッジ
マスク位置制御方法に係り、特に、両端エッジ位置セン
サや、めっき槽内のエッジ位置センサを用いることな
く、低いコストで高精度の制御が可能な、電気めっきの
エッジマスク位置制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】鋼板を電気めっきする場合、従来は、図
4に示すように、めっき槽201 〜20n 内の電解液2
2中に配設された電極24間に被めっき鋼板10を案内
し、電極24から電解液22を介して被めっき鋼板10
に通電することにより行っていた。
【0003】この際、幅の広い2つの前記電極24間に
鋼板10を挟んだ状態でめっきしたのでは、鋼板10の
両端エッジに電流が集中して、両端エッジ部のめっき厚
さが厚くなり過ぎるため、通常は、図5及び図6に示す
如く、電気の不良導体製のエッジマスク26で鋼板10
の両側エッジ部を覆っていた。
【0004】ところで、鋼板10は連続してめっき槽2
0内を搬送されており、各めっき槽内で幅方向位置が変
動している。従って、エッジマスク26を、鋼板10の
両側エッジ部に対して一定の位置に追従させる必要があ
る。
【0005】この方法として従来は、例えば特公昭62
−37702に記載されているように、最上流側のめっ
き槽201 の入口及び最下流側のめっき槽20n の出口
に、それぞれ鋼板10の両側エッジを検出する、投光器
32及び受光器34からなる両側エッジ位置センサ30
を設けると共に、更にその上流側に、板幅変更点である
溶接部や、板幅や、凹凸があるので避ける必要がある切
欠(サイドグリップと称する)を検出するセンサを設置
し、これらの情報から、エッジマスク26の位置を制御
するようにしていた。
【0006】又、特開昭63−247394には、更
に、めっき槽内部にもエッジ位置センサを設置し、めっ
き槽内の蛇行に対して追従させることも記載されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5に
示したような、例えば蛍光灯を投光器32として用いた
両側エッジ位置センサ30は、投光器32が左右一体と
されているため、ライン外への引き出しが困難であり、
メンテナンスも困難である。又、めっき槽内部へのエッ
ジ位置センサ配置は、設備コストがかかるだけでなく、
実現が困難である等の問題点を有していた。
【0008】本発明は、前記従来の問題点を解消するべ
くなされたもので、メンテナンスが困難な両側エッジ位
置センサやめっき槽内のエッジ位置センサを用いること
なく、低コストで、高精度のエッジマスク位置制御を可
能とすることを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数のめっき
槽で構成される電気めっき設備を用いて、各めっき槽内
で、エッジマスクにより鋼板のエッジをマスキングしな
がら、鋼板を連続的に電気めっきする際に、鋼板のエッ
ジにエッジマスクを追従させるための電気めっきのエッ
ジマスク位置制御方法において、電気めっき設備より上
流で検出され、プロセスコンピュータに入力されている
板幅データをトラッキングした板幅情報と、最上流側の
めっき槽入口及び最下流側のめっき槽出口で、それぞれ
検出した片エッジ位置とに基づいて、最上流側のめっき
槽入口から最下流側のめっき槽出口までの鋼板のエッジ
位置を直線近似し、該直線近似により求めた各めっき槽
の推定エッジ位置に、エッジマスクを追従制御させるこ
とにより、前記課題を解決したものである。
【0010】又、板幅変更点近傍では、前記エッジマス
クの位置を、前記直線近似により求めた推定エッジ位置
から退避させるようにしたものである。
【0011】又、前記直線近似により求めた推定エッジ
位置に、更に、鋼板の蛇行量に対応するキャンバ補正量
を加えた値に、エッジマスクを追従制御させるようにし
たものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して、n個のめっ
き槽を有する電気めっき設備に適用した、本発明の実施
形態を詳細に説明する。
【0013】まず、図1に示す如く、溶接点等の板幅変
更点がめっき槽に存在するときは、本発明を実施するた
めのエッジマスク位置制御装置50は、最上流側の第1
(めっき)槽201 の入口からXm前方のO点で、プロ
セスコンピュータ(P/C)40からの板幅情報を受信
し、鋼板10をトラッキングしているパルスジェネレー
タ(PLG)42出力のPLG信号によりトラッキング
して、最下流側の第n(めっき)槽20n の出口を抜け
るまでの間は、各めっき槽201 〜20n 毎に設けられ
たエッジマスク駆動装置521 〜52n により、次のよ
うな制御を行う。
【0014】即ち、まず前記O点でプロセスコンピュ
ータ40から板幅変更点の板幅情報を受信した時点で、
板幅変更点がめっき槽に存在しないときの最終制御位置
をホールドすると共に、PLG42の出力によるトラッ
キングを開始する。
【0015】次いで、板幅変更点が、第1槽201 の
入側X1 m前方のA点に到達した時点で、次式に示す如
く、第1槽201 のエッジマスク駆動装置521 によ
り、第1槽201 のエッジマスクの制御位置をのホー
ルド値よりもαだけ大として、退避させる。
【0016】 エッジマスク制御位置=ホールド値+α …(1)
【0017】次いで、板幅変更点が、第1槽201 の
出側Y1 m後方のB点に到達した時点で、次式に示す如
く、第1槽201 のエッジマスク制御位置を、後鋼板の
板幅Wi+1 に追従させる。
【0018】 エッジマスク制御位置=ホールド値+(Wi+1 −Wi ) …(2) ここで、Wi は前鋼板の板幅である。
【0019】上記、の制御を、第2槽202 以降に
ついても行い、板幅変更点が最終第n槽20n 出側の
片エッジ位置センサ44o を抜けたC点に到達した時点
で、エッジマスク制御を、板幅変更点がめっき槽に存在
しない場合の制御方法に戻す。
【0020】図において、44i は、第1槽201 入側
の片エッジ位置センサである。
【0021】一方、図2に示す如く、板幅変更点がめっ
き槽に存在しないときには、次のようにしてエッジマス
クの位置を制御する。
【0022】入側及び出側の片エッジ位置センサ44
i 、44o により検出した検出位置を直線近似して、各
槽の片側鋼板エッジ位置を求める。
【0023】該片側エッジ位置とP/C40から受信
した板幅情報により、もう一方の鋼板エッジ位置を求め
る。
【0024】P/C40から受信した各槽キャンバ補
正量を加えて、最終的な鋼板エッジ推定位置を求める。
具体的には、各めっき槽内で蛇行する鋼板の蛇行量は、
板厚、板幅、材質等の要因から、ライン特有の癖により
ほぼ決まっているので、例えば板厚、板幅、材質を、そ
れぞれ3段階又は種類に分けて各めっき槽毎に作成し
た、図3に板厚が厚く、広幅で、ある材質の場合を例示
したようなテーブルで整理して、記憶しておく。そし
て、及びで推定した鋼板エッジ位置を、図3のテー
ブルから読み出したキャンバ補正量により各めっき槽毎
に補正して、最終的な鋼板エッジ推定位置を求める。な
お、キャンバ補正量を決定するためのパラメータの種類
及び区分数は図3の例に限定されず、板厚、板幅、材質
等の1個以上の要因に基づいてテーブル化することがで
きる。
【0025】で推定した鋼板エッジ推定位置と目標
とするエッジマスク量により、エッジマスク位置を制御
する。
【0026】本実施形態においては、板幅変更点近傍で
のエッジマスク退避と、キャンバ補正量による補正を組
み合わせているので、特に高精度の制御を行うことがで
きる。なお、いずれか一方のみとしたり、あるいは、キ
ャンバ補正量が問題にならない場合には、キャンバ補正
量による補正を省略することも可能である。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、メンテナンスの困難な
両側エッジ位置センサや、めっき槽内部のエッジ位置セ
ンサ、溶接部、板幅、切欠を検出するセンサ等が不要と
なり、片エッジ位置センサのみで、高精度のエッジマス
ク位置制御が可能となる。
【0028】即ち、プロセスコンピュータに入力されて
いる板幅データをトラッキングして板幅情報としている
ので、片エッジ位置センサのみで両エッジ位置を知るこ
とができる。片エッジ位置センサは、ライン外への引き
出しが容易であり、メンテナンスも容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における、板幅変更点がめっ
き槽に存在したときのエッジマスク位置制御方法を説明
するための線図
【図2】同じく、板幅変更点がめっき槽に存在しないと
きの、キャンバ補正による鋼板エッジ推定方法を説明す
るための線図
【図3】キャンバ補正量を求めるためのテーブルの例を
示す線図
【図4】従来の電気めっき設備の概略説明図
【図5】同じくエッジマスクの配置を示す斜視図
【図6】同じくエッジマスク部分の横断面図
【符号の説明】
10…鋼板 20…めっき槽 201 …第1(めっき)槽 20n …第n(めっき)槽 26…エッジマスク 40…プロセスコンピュータ(P/C) 42…パイロットジェネレータ(PLG) 44i 、44o …片エッジ位置センサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のめっき槽で構成される電気めっき設
    備を用いて、各めっき槽内で、エッジマスクにより鋼板
    のエッジをマスキングしながら、鋼板を連続的に電気め
    っきする際に、鋼板のエッジにエッジマスクを追従させ
    るための電気めっきのエッジマスク位置制御方法におい
    て、 電気めっき設備より上流で検出され、プロセスコンピュ
    ータに入力されている板幅データをトラッキングした板
    幅情報と、 最上流側のめっき槽入口及び最下流側のめっき槽出口
    で、それぞれ検出した片エッジ位置とに基づいて、 最上流側のめっき槽入口から最下流側のめっき槽出口ま
    での鋼板のエッジ位置を直線近似し、 該直線近似により求めた各めっき槽の推定エッジ位置
    に、エッジマスクを追従制御させることを特徴とする電
    気めっきのエッジマスク位置制御方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、板幅変更点近傍では、
    前記エッジマスクの位置を、前記直線近似により求めた
    推定エッジ位置から退避させることを特徴とする電気め
    っきのエッジマスク位置制御方法。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記直線近似により求
    めた推定エッジ位置に、更に、鋼板の蛇行量に対応する
    キャンバ補正量を加えた値に、エッジマスクを追従制御
    させることを特徴とする電気めっきのエッジマスク位置
    制御方法。
JP26532797A 1997-09-30 1997-09-30 電気めっきのエッジマスク位置制御方法 Pending JPH11106992A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101628061B1 (ko) * 2014-12-03 2016-06-08 주식회사 포스코 이동식 가상 전극을 갖는 전기 도금 장치
JP2019183249A (ja) * 2018-04-17 2019-10-24 住友金属鉱山株式会社 アノード遮蔽板、電解めっき装置、および金属張積層板の製造方法

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