JPH1110579A - 産業用ロボット - Google Patents

産業用ロボット

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JPH1110579A
JPH1110579A JP17890497A JP17890497A JPH1110579A JP H1110579 A JPH1110579 A JP H1110579A JP 17890497 A JP17890497 A JP 17890497A JP 17890497 A JP17890497 A JP 17890497A JP H1110579 A JPH1110579 A JP H1110579A
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arm
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JP17890497A
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Takashi Sanada
孝史 真田
Tomoyuki Shiraki
知行 白木
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Yaskawa Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アームとバランサの相対回転角度を吸収する
支持構造であって、潤滑を必要としない支持構造を備え
た産業用ロボットを提供することを目的とする。 【解決手段】 バランサ10を上部支持点13に板ばね
15を介して固定する。これにより、ベアリングの潤滑
不良による寿命低下の問題が生じなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バランサを有する
垂直多関節型の産業用ロボットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のバランサを有する垂直多関節型の
産業用ロボットは、図2に示すように構成されている。
図において、1はベースであり、設置場所に固定されて
いる。2は旋回ヘッドであり、ベース1に取り付けら
れ、図示しない垂直軸回りに、自在に旋回駆動される。
3は下部アームであり、旋回ヘッド2に取り付けられ、
第1の回動軸4回りに回転駆動され、その先端には、上
部アーム5が取り付けられ、第2の回動軸6回りに回転
駆動される。7は手首部であり、3軸回りの回転自由度
を持ち、上部アーム5の先端に取り付けられている。1
0はバランサであり、ばね箱11と連結棒12からな
る。連結棒12は、ばね箱11に、摺動自在に取り付け
られ、連結棒12をばね箱11から引き出すと、ばね箱
11の内部に配設した図示しないばねの力で、連結棒1
2をばね箱11の中へ引き戻す力が発生するように構成
されている。バランサ10は、ばね箱11の連結棒12
の反対側の端部を下部アーム3に設けた上部支持点13
に、連結棒12の端部を旋回ヘッド2に設けた下部支持
点14にそれぞれ図示しないベアリングを介して回動自
在に支持されている。下部支持点14は旋回ヘッド2
の、第1の回動軸4から離れた所定の位置にあり、下部
アーム3が、垂直に立った姿勢を取るとき、第2の回動
軸6、上部支持点13、下部支持点14、および第1の
回動軸4が、ロボットの側面からみて、垂直な一線に並
ぶように配置されている。3aは下部アーム3を、垂直
から90°倒した時、つまり水平にした時の、下部アー
ム3の姿勢を示す線であり、10aはこの時のバランサ
10の姿勢を示す線であり、また、13aはこの時の、
上部支持点13の位置を示す点であり、線10aと線1
3aの交点である。このように構成されているので、下
部アーム3が、垂直に立った姿勢を取るとき、上部支持
点13と下部支持点14の間の距離は最小になる。すな
わち、この時、バランサ10の長さは最小になる。下部
アーム3を傾けると、上部支持点13と下部支持点14
の間の距離が広がり、連結棒12は、ばね箱11から引
き出され、図示しない前記ばねによって、連結棒12を
ばね箱11に引き戻す力が生じる。一方下部アーム3に
は、下部アーム3自身及び上部アーム6、手首部7の重
量によって、下部アーム3を倒すモーメントが生じる。
前記ばねに生じた力は下部アーム3を引き起こす方向に
働くから、バランサ10は下部アーム3に生じる重力に
よる負荷を軽減する働きをする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来技
術では、次のような問題がある。上部支持点13まわり
の、下部アーム3に対するバランサ10の相対回転角度
は、下部支持点14まわりの、バランサ10の回転角と
第1の回動軸4回りの下部アーム3の回転角の差であ
り、第1の回動軸4と下部支持点14の間の距離は、バ
ランサ10の長さに比べて小さいから、仮に、下部アー
ム3を前後に90°づつ、回動させたとしても、上部支
持点13まわりの、下部アーム3に対するバランサ10
の回転角度は、線3aと線10aのなす角度として示さ
れる角度、すなわち約13°程度に過ぎない。このた
め、上部支持点13のベアリングは限られた範囲でしか
回転しないので、潤滑油が行き渡らず、潤滑不良をおこ
し、ベアリングの寿命が短縮するという問題がある。ま
た潤滑不良を避けるために、頻繁に注油が必要であり、
保守の手間がかかると言う問題もある。そこで本発明
は、アームとバランサの相対回転角度を吸収する支持構
造であって、潤滑を必要としない支持構造を備えた産業
用ロボットを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明は、バランサを上部支持点で、弾性体を介し
て下部アームに固定するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図に基づ
いて説明する。図1は、本発明の実施例を示す垂直多関
節型の産業用ロボットの下部アームとバランサの取り合
い部を示す側面図である。従来技術と共通する部分につ
いての説明は省略する。図において、10はバランサで
あり、ばね箱11と連結棒12からなる。ばね箱11の
端部には板ばね15が固定され、板ばね15の端部は、
下部アーム3に設けた上部支持点13に、ボルト16で
固定されている。下部アーム3を第1の回動軸4まわり
に回動させる時に生じる、下部アーム3とバランサ10
の相対的回転角度は、板ばね15の曲がりで吸収される
ので、バランサ10を上部支持点13で回動自在に支持
した場合と同様にバランサ10は機能する。板ばね15
は潤滑を必要としないので、注油等の必要がない。また
板ばね15を曲げる仕事は、下部アーム3に加わる重力
によってなされ、板ばね15が復元する時に発生する力
は、下部アーム3の引き起しを助勢する方向に働くの
で、負荷の増大やエネルギーのロスもない。なお、板ば
ね15をねじりコイルばねに置き換えてもよい。また、
板ばね15は、下部アーム3とバランサ10の相対的回
転角度を吸収できる弾性体なら、材質、形状を問わず他
の弾性体に置き換えられることは言うまでもない。
【0006】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、バ
ランサをベアリングを介さずに、弾性体を介してアーム
に弾性支持したので、ベアリングの潤滑不良による寿命
の低下がなく、また、ベアリングを使用しないので、バ
ランサを安価に製造することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す産業用ロボットの部分側
面図である。
【図2】従来技術の例を示す産業用ロボットの側面図で
ある。
【符号の説明】 1:ベース 2:旋回ヘッド 3:下部アーム 4:第1の回動軸 5:上部アーム 6:第2の回動軸 7:手首部 10:バランサ 11:ばね箱 12:連結棒 13:上部支持点 14:下部支持点 15:板ばね 16:ボルト 3a:下部アームを水平に倒した時の姿勢を示す直線 10a:下部アームを水平に倒した時のバランサの姿勢
を示す直線 13a:下部アームを水平に倒した時の上部支持点の位
置を示す点

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定部と、前記固定部に回動自在に支持
    されたアームと、バランサを備え、前記バランサは前記
    固定部に設けた下部支持点と前記アームに設けた上部支
    持点とでそれぞれ回動自在に支持され、内部にばねを備
    え、重力によって前記アームを倒す方向に働くモーメン
    トを打ち消す方向に力を発生させる物である産業用ロボ
    ットにおいて、 前記バランサを前記上部支持点に弾性体を介して固定し
    たことを特徴とする産業用ロボット。
  2. 【請求項2】 前記弾性体を板ばねとしたことを特徴と
    する請求項1に記載の産業用ロボット。
  3. 【請求項3】 前記弾性体をねじりコイルばねとしたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の産業用ロボット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008142848A (ja) * 2006-12-12 2008-06-26 Nabtesco Corp 産業用ロボットの関節構造
CN105522556A (zh) * 2016-01-25 2016-04-27 佛山市南海区广工大数控装备协同创新研究院 一种四自由度多环路混联机械臂

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