JPH11104715A - 水巻込みヘッダー - Google Patents

水巻込みヘッダー

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JPH11104715A
JPH11104715A JP26691397A JP26691397A JPH11104715A JP H11104715 A JPH11104715 A JP H11104715A JP 26691397 A JP26691397 A JP 26691397A JP 26691397 A JP26691397 A JP 26691397A JP H11104715 A JPH11104715 A JP H11104715A
Authority
JP
Japan
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water
rolling
wiper
header
coolant
Prior art date
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Pending
Application number
JP26691397A
Other languages
English (en)
Inventor
Rikio Takeshima
力男 竹嶋
Makoto Suzuki
真 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
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Publication of JPH11104715A publication Critical patent/JPH11104715A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧延ロール替え時の高圧洗浄装置によるスラ
ジを吹き飛ばし作業をなくして圧延ロール替え時間を短
縮し、これにより生産性の向上を図る。 【解決手段】 圧延ロール2に軸方向に沿って接触する
水切り用ワイパー5の圧延材側に配設されて該圧延材3
に向けて冷却液を噴射する水巻込みヘッダー6におい
て、水切り用ワイパー5を向く壁部にノズル孔9を形成
して冷却液の一部を該ノズル孔9から水切り用ワイパー
5に向けて噴射する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱間圧延設備にお
ける仕上圧延機のロール冷却を行うための水巻込みヘッ
ダーに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、熱間仕上圧延設備の圧延機入側
においては、圧延ロールに冷却液を噴射して該圧延ロー
ルを冷却する冷却液噴射ノズルと、該冷却液噴射ノズル
より圧延材側に配置され、圧延ロールに圧延油を噴射す
ることにより、圧延時の圧延材と圧延ロールとの摩擦係
数を軽減する圧延油噴射ノズルと、ロールバイトの圧延
材表面温度を低下させるために圧延材に向けて水を噴射
する水巻込みヘッダーとが配設されている。
【0003】そして、圧延油噴射ノズルと冷却液噴射ノ
ズルとの間には、圧延油と冷却液の混合を防止すべく圧
延ロールに軸方向に沿って接触する水切り用ワイパーが
配設されている。
【0004】ところで、圧延時には水切りワイパー上
(特に圧延材の下側に配置された水切りワイパー上)に
スラジが堆積し、この堆積スラジが圧延ロールに噛み込
んで圧延材に疵を付ける原因になる。このため、圧延ロ
ール替え時に高圧洗浄装置を使用してスラジを吹き飛ば
して除去するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、高圧洗
浄装置を使用してスラジを吹き飛ばす作業に時間がかか
って圧延ロール替え時間が長くなり、生産性の低下を招
く。特に、圧延ロールを圧延機に組み込んだまま、圧延
中又は圧延インターバル中に圧延ロールを研削するオン
ラインロール研削装置(ORG)を用いた場合には、ロ
ール交換周期が長くなり水切りワイパー上でのスラジの
堆積量が多くなるので、ロール替え時にのみスラジを除
去していたのでは不十分である。
【0006】本発明はかかる不都合を解消するためにな
されたものであり、圧延ロール替え時の高圧洗浄装置に
よるスラジを吹き飛ばし作業をなくして圧延ロール替え
時間を短縮し、これにより生産性の向上を図ることがで
きる水巻込みヘッダーを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、請求項1に係る水巻込みヘッダーは、冷却液噴射
ノズルと該冷却液噴射ノズルより圧延材側に配置された
圧延油噴射ノズルとの間に位置して圧延ロールに軸方向
に沿って接触する水切り用ワイパーの前記圧延材側に配
設され、前記圧延材に向けて冷却液を噴射する水巻込み
ヘッダーにおいて、前記水切り用ワイパーを向く壁部に
ノズル孔を形成して前記冷却液の一部を該ノズル孔から
前記水切り用ワイパーに向けて噴射するようにしたこと
を特徴とする。
【0008】請求項2に係る水巻込みヘッダーは、請求
項1において、前記圧延ロールの軸方向に所定の間隔を
存して複数配設された各ノズル孔の軸線を該圧延ロール
の軸方向の略中央部を中心として前記圧延ロールの両端
部側に傾けたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図1〜図3を参照して説明する。図1は本発明の実施
の形態の一例である水巻込みヘッダーを説明するための
説明図、図2は水巻込みヘッダーの拡大断面図、図3は
複数のノズル孔の圧延ロールの軸方向における配置を説
明するための説明図である。
【0010】図1において符号1は、下側の圧延ロール
2に冷却液を噴射して該圧延ロール2を冷却する冷却液
噴射ノズルである。冷却液噴射ノズル1の圧延材3側に
は該圧延ロール2に圧延油を噴射して圧延時の圧延材3
と圧延ロール2との摩擦係数を軽減する圧延油噴射ノズ
ル4が配設されており、また、圧延油噴射ノズル4と冷
却液噴射ノズル1との間には圧延油と冷却液の混合を防
止すべく圧延ロール2に軸方向に沿って接触する水切り
用ワイパー5が配設されている。
【0011】この水切り用ワイパー5の圧延材3側には
圧延表面温度を低下させるために圧延材3に向けて水噴
射を行う水巻込みヘッダー6が圧延ロール2の軸方向に
等間隔で複数配設されている。
【0012】なお、図1では冷却液噴射ノズル1、圧延
油噴射ノズル4、水切り用ワイパー5及び水巻込みヘッ
ダー6を入側位置で且つ下側の圧延ロール2に対しての
み配設した図となっているが、実際には、入側位置の上
側の圧延ロール2に対しても冷却液噴射ノズル1、圧延
油噴射ノズル4、水切り用ワイパー5及び水巻込みヘッ
ダー6が圧延材3を境にして対称配置され、また、出側
位置については上側及び下側の圧延ロール2に対して冷
却液噴射ノズル1及び水切り用ワイパー5が圧延ロール
2を境にして入側位置に対して対称配置されている。
【0013】水巻込みヘッダー6は管状に形成されてお
り、図2に示すように、圧延材3に対して略平行に圧延
ロール2に向けて延びた後、先端部が水切り用ワイパー
5側に屈曲形成されて屈曲部6aとされている。屈曲部
6aの圧延ロール2側を向く周壁には管用テーパ雌ねじ
7が形成されており、該管用テーパ雌ねじ7には噴射ノ
ズル8が螺合固定されている。
【0014】また、屈曲部6aの先端壁、即ち、水切り
用ワイパー5を向く壁部には、該水切り用ワイパー5を
指向するノズル孔9が形成されている。水巻込みヘッダ
ー6の基端部は、配管(図示せず。)を介して冷却液供
給源(図示せず。)に接続されている。該冷却液供給源
から所定圧(ここでは10kgf/m2 )の冷却液を水
巻込みヘッダー6に供給することにより、噴射ノズル8
から圧延材3に向けて冷却液が噴射されて該圧延材3の
冷却が行われるとともに、ノズル孔9から水切り用ワイ
パー5に向けて冷却液が噴射されて該水切り用ワイパー
5上に堆積したスラジが吹き飛ばされるようになってい
る。
【0015】ここで、この実施の形態では、圧延ロール
2の軸方向に複数配設された水巻込みヘッダー6の各ノ
ズル孔9の軸線を図3に示すように配置している。即
ち、圧延ロール2の軸方向の略中央部を中心として圧延
ロール2の一端側に配置された各ノズル孔9の軸線を該
一端側に傾け、圧延ロール2の他端側に配置された各ノ
ズル孔9の軸線を該他端側に傾けている。これにより、
各水巻込みヘッダー6のノズル孔9から水切り用ワイパ
ー5上に冷却液を噴射した際に、該水切り用ワイパー5
上のスラジが冷却液とともに圧延ロール2の軸方向の両
端側へ吹き出され易くなっている。
【0016】このようにこの実施の形態では、水切り用
ワイパー5上に堆積したスラジを圧延中に除去すること
ができるので、圧延ロール2の替え時において従来のよ
うに高圧洗浄装置を使用してスラジを吹き飛ばす作業が
不要になり、この結果、圧延ロール替え時間が大幅に短
縮されて生産性の向上を図ることができる。
【0017】また、圧延ロール2の軸方向に複数配設さ
れた各ノズル孔9の軸線を該圧延ロール2の軸方向の略
中央部を中心として両端部側にそれぞれ傾けて水切り用
ワイパー5上のスラジが圧延ロール2の両端側へ吹き出
され易くしているため、水切り用ワイパー5上のスラジ
の除去をより効果的に行うことができる。
【0018】なお、上記実施の形態では、水巻込みヘッ
ダー6と水切り用ワイパー5とを別体に設けた場合を例
に採ったが、水巻込みヘッダー6と水切り用ワイパー5
とを直接的又は間接的に一体に設けてもよい。
【0019】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、請求項
1の発明では、水切り用ワイパー上に堆積したスラジを
圧延中に除去することができるので、ロール替え時にお
いて従来のように高圧洗浄装置を使用してのスラジの吹
き飛ばし作業が不要になり、この結果、ロール替え時間
が大幅に短縮されて生産性の向上を図ることができると
いう効果が得られる。
【0020】また、オンライン研削装置を用いたことに
より、スラジの発生量が多くなっても圧延中にスラジを
吹き飛ばすことが可能であるため、圧延材に疵を付ける
ことはない。
【0021】請求項2の発明では、請求項1の発明に加
えて、各ノズル孔から水切り用ワイパー上に冷却液を噴
射した際に、該水切り用ワイパー上のスラジが圧延ロー
ルの軸方向の両端側へ吹き出され易くなるため、スラジ
の除去をより効果的に行うことができるという効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例である水巻込みヘッ
ダーを説明するための説明図である。
【図2】水巻込みヘッダーの拡大断面図である。
【図3】複数のノズル孔の圧延ロールの軸方向における
配置を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1…冷却液噴射ノズル 2…圧延ロール 3…圧延材 4…圧延油噴射ノズル 5…水切り用ワイパー 6…水巻込みヘッダー 9…ノズル孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却液噴射ノズルと該冷却液噴射ノズル
    より圧延材側に配置された圧延油噴射ノズルとの間に位
    置して圧延ロールに軸方向に沿って接触する水切り用ワ
    イパーの前記圧延材側に配設され、前記圧延材に向けて
    冷却液を噴射する水巻込みヘッダーにおいて、前記水切
    り用ワイパーを向く壁部にノズル孔を形成して前記冷却
    液の一部を該ノズル孔から前記水切り用ワイパーに向け
    て噴射するようにしたことを特徴とする水巻込みヘッダ
    ー。
  2. 【請求項2】 前記圧延ロールの軸方向に所定の間隔を
    存して複数配設された各ノズル孔の軸線を該圧延ロール
    の軸方向の略中央部を中心として前記圧延ロールの両端
    部側に傾けたことを特徴とする請求項1記載の水巻込み
    ヘッダー。
JP26691397A 1997-09-30 1997-09-30 水巻込みヘッダー Pending JPH11104715A (ja)

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JP26691397A JPH11104715A (ja) 1997-09-30 1997-09-30 水巻込みヘッダー

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JP (1) JPH11104715A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101243119B1 (ko) 2010-07-22 2013-03-12 주식회사 포스코 열간 압연기의 와이퍼 탄화 방지 장치
KR101482333B1 (ko) * 2012-12-21 2015-01-13 주식회사 포스코 워크롤의 와이퍼 장치

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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