JPH11104624A - 浄水器 - Google Patents

浄水器

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Publication number
JPH11104624A
JPH11104624A JP9287801A JP28780197A JPH11104624A JP H11104624 A JPH11104624 A JP H11104624A JP 9287801 A JP9287801 A JP 9287801A JP 28780197 A JP28780197 A JP 28780197A JP H11104624 A JPH11104624 A JP H11104624A
Authority
JP
Japan
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water
cartridge
cap
outer cylinder
water purifier
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Pending
Application number
JP9287801A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukihiro Hosoda
幸宏 細田
Kanji Inoue
完治 井上
Koichi Negishi
公一 根岸
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
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Publication of JPH11104624A publication Critical patent/JPH11104624A/ja
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  • Water Treatment By Sorption (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は水道水を対象とする浄水器に関するも
のである。 【解決手段】ハウジング外缶内に納められた外筒と、外
筒内に立設された内筒と、外筒と内筒間に充填された浄
化濾材と、外筒キャップと、内筒内に挿入されたプレフ
ィルタ−カ−トリッジと、この中に挿入されたプレフィ
ルタ−と、プレフィルタ−カ−トリッジキャップと、か
らなり、プレフィルタ−カ−トリッジキャップに空気取
り入れ弁を備えると共に、入水路と出水路に浄水器内の
残水排水弁を備えた浄水器。2‥外筒、3‥内筒、4‥
外筒キャップ、6‥ベ−ス、62 ‥入水路、63 ‥出水
路、64 、65 ‥ニップル、20‥空気取り入れ弁、3
0‥残水排水弁、302 ‥遮断口。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水道水を対象とする
浄水器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、飲料水に対する安全性の要求が高
まっており、水道水を浄化する浄水器が用いられるよう
になっている。かかる浄水器にあって、プレフィルタ−
と浄水濾材の両方を用いる浄水器が特に効果があり、水
質が比較的悪い地域や時期においても広く用いられてい
る。かかる浄水器はプレフィルタ−を浄水濾材の前に設
け、このプレフィルタ−で水道水中の固形成分を濾し取
り、その後浄水濾材にて浄化する方法が取られており、
プレフィルタ−の目が詰まってきたらプレフィルタ−を
新品と交換する方式が取られている。
【0003】このように、優れた浄水機能を有する浄水
器が多いが、濾過機能が向上するほど水道水中の固形分
が浄水器のフィルタ−効果によって浄水器内部に留まる
ことになり、浄水器内にこれらの水が留まった場合には
何らかの要因で浄水器内部に入り込んだ細菌類の格好の
住み処となってしまう。即ち、水道水は活性炭等を通過
したものであるので、元来殺菌作用のある塩素等が取り
除かれているため、長期間浄水器中に水が放置される
と、細菌類が繁殖し易く、浄水機能が優れているものほ
ど細菌の繁殖を増長させるという結果となってしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような従
来の浄水器の欠点に鑑みてなされたものであって、水中
の固形不溶等の不純物を除去するプレフィルタ−と、水
の浄化のための浄水濾材とを採用したコンパクトな浄水
器を提供するもので、特に、浄水器内部に留まる水を排
水する構造としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の課題を解
決するためになされたものであって、その要旨は、ハウ
ジング外缶と、このハウジング外缶内に納まり底部に入
水口と出水口とを備えた外筒と、当該外筒内に立設され
た内筒と、これら外筒と内筒間に充填された浄化濾材
と、外筒の上縁を塞ぐ外筒キャップと、内筒内に上方よ
り挿入された筒状のプレフィルタ−カ−トリッジと、当
該プレフィルタ−カ−トリッジ内に挿入されたプレフィ
ルタ−と、プレフィルタ−カ−トリッジの上部を塞ぐプ
レフィルタ−カ−トリッジキャップと、当該プレフィル
タ−カ−トリッジキャップが外筒キャップに装着された
際に外筒キャップの下側に位置する部位に通水口が形成
されており、更にハウジング外缶の上部に嵌め込まれる
ハウジングキャップと、ハウジング外缶の下部に嵌込ま
れて外筒を支持するベ−スと、このベ−スに外筒の入水
口と出水口とに通ずる入水路と出水路を備えた浄水器で
あって、プレフィルタ−カ−トリッジキャップに空気取
り入れ弁を備えると共に、入水路と出水路に浄水器内の
残水排水弁を備えた浄水器であって、前記空気取り入れ
弁は、カ−トリッジの内部水圧が大きい時は閉じて外部
との密閉をなし、内部水圧が減じた時は開いて外部の空
気をカ−トリッジ内に取り入れる構造とし、一方、残水
排水弁は、カ−トリッジの内部水圧が大きい時は閉じて
外部との密閉をなし、内部水圧が減じた時は開いて浄水
器内部の残水を排水する構造としたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】先ず本発明の浄水器について水の
流れを説明すれば、水道の蛇口等よりベ−スの入水路に
入り、外筒の入水口を通って内筒内に入る。そしてカ−
トリッジ内に入りここでプレフィルタ−にてゴミ等が除
かれ、次いでカ−トリッジキャップの通水口より外筒の
上端に流れ込み、活性炭等の浄化濾材内を上から下へと
通過して塩素やトリハロメタンや2MIB等の有害物質
を取り除かれ、外筒の底部に形成した出水口より出水路
に流出しこれが取り出されて飲料等に供される。
【0007】本発明の浄水器にあっては以上のようにプ
レフィルタ−と浄化濾材とを分離して用いるが、一つの
ハウシング内に効率よく納めることによって浄水器が小
型化されたものである。そして、プレフィルタ−が目詰
まりしてきて、浄水の流量が小さくなってきたらカ−ト
リッジキャップの上部に備えたつまみを回転し、これを
引き抜くことでカ−トリッジがプレフィルタ−と共に取
り出せることとなる。そして、カ−トリッジの底部に逆
止弁を設けておけば、この逆止弁が働いてカ−トリッジ
内部の水が漏れない構造となる。尚、カ−トリッジキャ
ップを支える外筒キャップには好ましくはこのカ−トリ
ッジキャップを囲んで周溝を形成しておくのがよく、カ
−トリッジを取り出したり、新しいプレフィルタ−を装
着する際に生ずる溢水をこの周溝で受け、溢水が例えば
外缶と外筒間に水が流れ込んでしまうのを防ぐことがで
きることとなる。
【0008】本発明の浄水器にあって、浄水器に直結す
る蛇口が開かれ、浄水器の内部を水が通っている際には
水道水の水圧に等しい圧力が浄水器の内部に均一に作用
するため、空気取り入れ弁及び残水排水弁共に閉じてお
り、カ−トリッジの水密性が保証される。一方、蛇口が
閉じられて浄水器に加わる水道水圧力がなくなると、空
気取り入れ弁が自動的に開き、外部の空気がカ−トリッ
ジ内に取り込まれる。このため、残水排水弁が自動的に
開き浄水器内部の滞留水が放出される。このため、浄水
器内は残留水がなく、細菌等の増殖が防げることになる
のである。
【0009】特に、ツ−ウエイの浄水器においては、入
水側と出水側の両方から水を抜くことが好ましく、プレ
フィルタ−部の内筒と、外筒とが分離されているので、
一つの残水排水弁から排水することが難しく、両方に備
えるのが良い。尚、空気取り入れ弁及び残水排水弁より
一般細菌の侵入を防ぐために、抗菌性の外気濾過膜を備
えるのが良く、例えば、酸化チタン等を担持した抗菌金
網を使用するのが良い。
【0010】又、外筒の下端を支えるベ−スにあって
は、外筒の底部に備えた入水口と出水口に対応して入水
路と出水路を形成しておくものであって、この入水路と
出水路は同一方法に向けて並設しておくのがよい。こう
することによって配管やメンテナンスの面で有利となる
ものである。
【0011】尚、浄化濾材は水中の不純物や有害イオ
ン、塩素臭、トリハロメタン、黴臭、雑菌等を濾過する
ため、活性炭、麦飯石等が充填されているものであり、
一方、プレフィルタ−としては開口径が1ミクロン以下
の中空糸膜やポリウレタンフォ−ム等が用いられる。
【0012】本発明にあって、浄水器全体が小型化され
ることになるが、逆に言えばその分だけ活性炭等の浄化
濾材の量を増やすことも可能で、衛生的でかつ小型の優
れた機能を発揮する浄水器を構成することが可能となっ
たものである。
【0013】
【実施例】図1は本発明の浄水器の好ましい例を示す縦
断面図である。図中、符号1は円筒状のハウジング缶体
であり、上端が内側にややくびれ11 ており、この外周
側に雄ネジ12 が刻設されている。そしてこのくびれ部
1 に浄化濾材が納められる外筒2が嵌合されるもので
ある。この外筒2の底部21 には中央に入水口22とそ
の外周に出水口23 とが形成されており、入水口22
囲んで周フランジ24 が立ち上っている。そしてカ−ト
リッジ10を納める内筒3がその下端31 が前記入水口
2 を囲む周フランジ24 に嵌め込まれて立設されるも
のである。そして、内筒3と外筒2との間に浄化濾材例
えば繊維状活性炭71 、粒状活性炭72 、燒結フィルタ
−73 等が層状につめ込まれることになる。
【0014】カ−トリッジ10に内蔵されたプレフィル
タ−100 は、例えば下側が固定されたル−プ状をなし
ておりこれらが円筒状に整列された中空糸膜からなるプ
レフィルタ−100 であって、この状態でカ−トリッジ
10内に挿入され、爪102にて係止されためくら栓1
3 に中空糸膜プレフィルタ−100 の最下端1001
嵌められて固定される。そして、カ−トリッジ10はそ
の最下端104 が入水口22 に嵌め込まれて縦設される
ものである。図中、105 は逆止弁であり、カ−トリッ
ジ10内の水が逆流することを防止するものである。
【0015】一方、カ−トリッジキャップ101 はカ−
トリッジ10の上端に嵌め合わされると共に、その先端
1011が中空糸膜プレフィルタ−100 の内面に嵌め込
まれて取り付けられ、この中間部に横方向に通水口10
12を形成したもので、この通水口1012はカ−トリッジ
キャップ101 が外筒キャップ4に完全に嵌込まれた状
態で外筒キャップ4の下側に位置する位置となる。従っ
て、中空糸膜プレフィルタ−100 を通過した水はカ−
トリッジキャップ101 に至り、更にこの通水口1012
を通って外筒2内の浄化濾材上に至ることになる。尚、
カ−トリッジ10及びカ−トリッジキャップ101 にO
−リング81 が嵌め込まれて内筒3や外筒キャップ4と
の間でシ−ルが完成する。
【0016】そして、特徴的にはカ−トリッジキャップ
101 の中央に後述する空気取り入れ弁20を備えるも
のであって、かかる空気取り入れ弁20は、カ−トリッ
ジ10の内部水圧が大きい時は閉じて外部との間で密閉
をなし、内部水圧が減じた時はこれが開いて外部の空気
をカ−トリッジ10内に取り入れる構造としたものであ
る。
【0017】外筒1の上縁には外筒キャップ4の外周縁
1 の凹部42 が嵌め込まれてこの部位を溶接すること
によって固定されており、外筒キャップ4は中央部に遊
口43 を形成すると共にこの遊口43 を囲んで雌ネジ4
4 が刻設されたフランジ45が形成されているものであ
って、このフランジ45 と外筒キャップ4の外周縁41
との間に周溝46 を形成したものである。このフランジ
5 に刻設した雌ネジ44 はカ−トリッジキャップ10
1 との螺合に供されるものであり、一方フランジ45
囲む周溝46 はカ−トリッジキャップ101 の引き抜き
及び装着時の溢水をここに集めるためのものである。
【0018】カ−トリッジキャップ101 の外周には外
筒キャップ4の雌ネジ44 と螺合する雄ネジ1013が刻
設されており、両者は着脱可能とされている。そしてこ
のカ−トリッジキャップ101 は中空糸膜プレフィルタ
−100 を交換するために定期的に取り外すことになる
が、この取り外しに便ならしめるためその上部に摘み1
14が取り付けられており、これを摘んで回転すること
によって外筒キャップ4から外れ、或いは外筒キャップ
4に螺着されることになる。そして、この摘み1014
指を引っ掛けて引き上げることによりカ−トリッジ10
を内筒3より容易に引き抜くことができることになった
ものである。
【0019】尚、内筒3とカ−トリッジ10及び外筒キ
ャップ4とカ−トリッジキャップ101 との接触面は水
密にシ−ルされる必要があり、通常はO−リング81
用いてシ−ルされる。このO−リング81 の収容のため
内筒キャップ5の所定面にO−リング溝82 が形成され
ている。そして、これらカ−トリッジキャップ101
び外筒キャップ3を覆ってハウジングキャップ10 がハ
ウジング缶1の雄ネジ12 に螺合されて上部を保護して
いる。
【0020】一方、ハウジング缶1の下端にはベ−ス6
が嵌め込まれており、このベ−ス6の裏側に環状のクッ
ションゴム61 が接着されている。そしてこのベ−ス6
には外筒2の底面21 に備えられた入水口22 と出水口
3 に合致させた入水路62と出水路63 が形成されて
おり、これらを水密に嵌め込むものである。この水密シ
−ルのため入水口21 と出水口22 の外周側にO−リン
グ溝82 を形成し、ここにO−リング81 が嵌合されて
シ−ルされることになる。そして入水路62 と出水路6
3 は同一方向に向けて並設されるのがよく、この先端に
配管用のニップル64 、65 が螺合される。尚、図示は
しないが出水側のニップル65 にハウジング缶1にバン
ドやア−ム等にて支持される吐出管がセットされてもよ
い。
【0021】そして、ニップル64 、65 にはこれ又後
述する残水排水弁30を備えたものであり、この残水排
水弁30は、カ−トリッジ10の内部水圧が大きい時は
閉じて外部との密閉をなし、内部水圧が減じた時は開い
て内部の残水を排水する構造としたものである。尚、図
1において、ベ−ス6の入水路62 と出水路63 は分り
やすいように略記した。
【0022】ここで水の流れを具体的に説明すると、水
道水はニップル64 からベ−ス6に形成された入水路6
2 に入り、外筒2の底部21 の中央に形成した入水口2
2 より内筒3内に入る。そして、内筒3内に至った水は
中空糸膜プレフィルタ−100 の外周面より中空糸膜プ
レフィルタ−100 の内部に流れることによってゴミ等
の固形分や原虫が捕獲され、更にカ−トリッジキャップ
101 に至り、これと直角方向に配置された通水口10
12を通って外筒2内の浄化濾材上に達する。そしてこの
浄化濾材中を通過して水が浄化され、外筒2の底部21
に形成した出水口23 及びベ−ス6における出水路63
を通り、ニップル65 に達し、最後に吐出管66 より給
水されることとなる。
【0023】このように、浄水器内に水道水が流されて
いる場合には、水圧によって浄水器内が加圧状態となっ
ており、前記空気取り入れ弁20と残水排水弁30がい
ずれも外部との連絡を絶つように遮断される。このた
め、浄水器内の順路に従って水道水が処理されて給水さ
れることになる。
【0024】一方、浄水器への水道水の供給が途絶えた
場合には、浄水器内に水圧がかかることはなくなり、こ
のため、前記空気取り入れ弁20と残水排水弁30がい
ずれ解放されて外部との連絡ができるようになる。ここ
で浄水器内の水は全て残水排水弁30より流出するもの
で、このため、浄水器内には水が残っておらず、このた
め、浄水器内での細菌等の増殖の発生が見られなくなる
ものである。
【0025】尚、中空糸膜プレフィルタ−100 の引き
抜きについて言えば、ハウジングキャップ10 を取り外
すと共にカ−トリッジキャップ101 の摘み1014をも
って回転してネジ44 、53 の螺合を解除し、次いでこ
の摘み1014に指を入れてカ−トリッジキャップ101
をカ−トリッジ10共々引き上げ、カ−トリッジ10内
の中空糸膜プレフィルタ−100 を交換するものであ
る。この際、カ−トリッジ10内の水が内筒3内に逆流
することがないよう逆止弁105 は備えられているのが
よい。
【0026】このように、中空糸膜プレフィルタ−10
0 の目詰まりが進行するとこれを新品に交換する必要が
あるが、交換の度に浄水器内部の水が溢れ出ることがし
ばしばであり、溢れ出た水が例えば浄水器のハウジング
缶体1と外筒2との間の手のとどきにくい所に流れ込ん
でしまうことがあり、黴の発生や汚れの原因となってい
た。即ち、カ−トリッジ10を引き出して交換する際
に、カ−トリッジ10の内部から水が溢れ出たり、中空
糸膜プレフィルタ−100 を交換してカ−トリッジ10
を再装着する際に中空糸膜プレフィルタ−100 の先端
のめくら栓103によって内部の水が押し出されてしま
う等の欠点があったが、この例のように外筒キャップ4
に周溝46 を形成したため、カ−トリッジ10と一緒に
溢れ出す水は外筒4の周溝46 内に溜められ、周囲にし
み込んだり流れ出したりすることはなくなるものであ
る。
【0027】次に本発明の浄水器を構成する各部材につ
いて言及する。図2は外筒2の平面図であって、外筒2
の底部21 の中央に入水口22 とその外周側に出水口2
3 が形成されており、底部21 より内側に多数の突起2
5 が立設され、これをもって浄化濾材を支えることにな
る。24 は周フランジであり、内筒3がこれと嵌め合わ
されて立設することになる。
【0028】図3は外筒キャップ4の平面図であり、中
央にカ−トリッジキャップ101 が嵌る遊口43 が形成
され、更にこれを囲んでフランジ45 が形成されてい
る。そして、このフランジ45 と外周縁41 との間には
周溝46 が形成され、溢れ出る水をここに集めることに
なっている。
【0029】図4はカ−トリッジキャップ101 の平面
図であり、図5は通水口1012における水平断面図であ
る。図1及び図4でも分る通り摘み1014は一定の幅を
有するブリッジ状に形成されており、このブリッジ状の
内側に指を入れることがで、これをもってカ−トリッジ
10を容易に引き抜くことができることとなる。尚、カ
−トリッジキャップ101 を外筒キャップ4に螺着させ
たまま摘み1014に指を掛けて引き上げることにより外
筒2をベ−ス6から容易に引き抜くことができることは
勿論である。尚、4つの片1015をもって通水口1012
が形成されているが、通水口1012としては単に横方向
に孔を開けたものでもよい。この通水口1012の存在に
よりカ−トリッジキャップ101 内を通った水はこの通
水口1012により向きを変えられ、外筒2内に充填され
た浄化濾材上に流れる(矢印)ことになる。
【0030】図6はカ−トリッジキャップ101 の中央
部に備えられた空気取り入れ弁20の一例を示す断面図
であり、外周にフランジ201 を備えた円筒状ハウジン
グ202 内に遮断口203 及び遊動ボ−ル204 を備え
たものである。そして、遊動ボ−ル204 は、カ−トリ
ッジの内部水圧が大きい時は遮断口203 側に移動して
遮断口203 を閉じて外部との密閉をなし、内部水圧が
減じた時はこの遮断口203 より離れて外部の空気をカ
−トリッジ内に取り入れる構造としたものである。尚、
符号205 は抗菌金網であって、大気中からの細菌の侵
入を防ぐものである。
【0031】図7はハウジングキャップ10 の平面図で
あり、101は中央に備えた取手であり、取り外しに供さ
れる。
【0032】図8はベ−スの平面図であり、図9はその
側面図、図10は裏面図、図11は図8のA−A線での
断面図、図12は図9のB−B線での断面図である。さ
て、ベ−ス6はその中央に外筒2の底部21 に形成され
た入水口22 が嵌合する入水路62 と出水口23 が嵌合
する出水路63 とが形成され、これはそのまま直角に方
向を変えて並設されニップルの挿入に供されることにな
る。即ち、入水路62 及び出水路63 はそのままベ−ス
6内にて直角方向に向きを変え、ニップル64 と65
に達することになる。この時出水口63 はその中心軸が
出水路63 の中心軸と直接交差しているが入水口22
入水路62 と中心軸同士が直接交差せず若干の間隔を生
ずるよう配置されている。これによりニップル64 と6
5 とはベ−ス中心に対して対称的に並設され、例えばツ
インホ−スで形成される接続ホ−スはバランスよく浄水
器に接続できるようになった。
【0033】図13はここで用いられる一対のニップル
4 、65 が一連のものたされた例の一部切断平面図、
図14はその正面図である。図にあって、各ニップル6
4 、65 には夫々残水排水弁30が備えられて浄水器外
への排水路641、651を形成したものである。そして、
かかる弁30の構造は例えば前記した空気取り入れ弁2
0の構造と略同一であり、円筒状ハウジング301 内に
遮断口302 及び遊動ボ−ル303 を備えたものであ
る。そして、遊動ボ−ル303 は、カ−トリッジの内部
水圧が大きい時は遮断口302 側に移動して遮断口30
2 を閉じて外部との密閉をなし、内部水圧が減じた時は
この遮断口302 より離れて外部との連絡ができる構造
としたもので、この場合、排水路641、651より浄水器
内部の水が排出されることとなる。図中、符号66 はホ
−ス取り付け用袋ナットである。
【0034】
【発明の効果】本発明の浄水器にあっては、浄水器全体
の構造が大型、複雑になるのを解決するためにハウジン
グ缶内に内筒及び外筒を備え夫々にプレフィルタ−と浄
化濾材を別々に内蔵し、しかもプレフィルタ−の目詰ま
りに際して、手を汚すことなく交換が容易に行える構造
としたものであり、更に、浄水器内部に留まる水を排水
する構造としたものであり衛生上の点からも極めて優れ
たものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の浄水器の好ましい例を示す縦断
面図である。
【図2】図2は外筒の平面図である。
【図3】図3は外筒キャップの平面図である。
【図4】図4はカ−トリッジキャップの平面図である。
【図5】図5は通水口における水平断面図である。
【図6】図6はカ−トリッジキャップに備えられた空気
取り入れ弁の断面図である。
【図7】図7はハウジングキャップの平面図である。
【図8】図8はベ−スの平面図である。
【図9】図9は図8の側面図である。
【図10】図10は図8の裏面図である。
【図11】図11は図8のA−A線での断面図である。
【図12】図12は図9のB−B線での断面図である。
【図13】図13はニップルの一部切断平面図である。
【図14】図14はニップルの正面図である。
【符号の説明】
1‥‥ハウジング缶体、 10 ‥‥ハウジングキャップ 101‥‥ハウジングキャップの取手、 11 ‥‥ハウジング缶体の上端のくびれ部、 12 ‥‥雄ネジ、 2‥‥外筒、 21 ‥‥外筒の底部、 22 ‥‥外筒の底部の中央に形成した入水口、 23 ‥‥外筒の底部に形成した出水口、 24 ‥‥入水口を囲む周フランジ、 25 ‥‥外筒の底部に形成した突起、 3‥‥内筒、 31 ‥‥内筒の下端、 4‥‥外筒キャップ、 41 ‥‥外筒キャップの外周縁、 42 ‥‥外筒キャップの外周縁に形成された凹部、 43 ‥‥外筒キャップの中央部に形成された遊口、 44 ‥‥雌ねじ、 45 ‥‥遊口を囲むフランジ、 46 ‥‥フランジと外筒キャップの外周縁との間の周
溝、 6‥‥ベ−ス、 61 ‥‥クッションゴム、 62 ‥‥入水路、 63 ‥‥出水路、 64 、65 ‥‥ニップル、 641、651‥‥排水経路、 66 ‥‥袋ナット、 71 ‥‥繊維状活性炭、 72 ‥‥粒状活性炭、 73 ‥‥燒結フィルタ−、 81 ‥‥O−リング、 82 ‥‥O−リング溝、 10‥‥カ−トリッジ、 100 ‥‥プレフィルタ−、 101 ‥‥カ−トリッジキャップ、 102 ‥‥爪、 103 ‥‥めくら栓、 1001‥‥プレフィルタ−の下端、 104 ‥‥カ−トリッジの最下端、 105 ‥‥逆止弁、 1011‥‥カ−トリッジキャップの先端、 1012‥‥通水口、 1013‥‥カ−トリッジキャップの雄ネジ、 1014‥‥カ−トリッジキャップの摘み、 1015‥‥通水口用片。 20‥‥空気取り入れ弁、 202 ‥‥円筒状ハウジング、 203 ‥‥遮断口、 204 ‥‥遊動ボ−ル、 205 ‥‥抗菌金網、 30‥‥残水排水弁、 301 ‥‥円筒状ハウジング、 302 ‥‥遮断口、 303 ‥‥遊動ボ−ル。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング外缶と、このハウジング外缶
    内に納まり底部に入水口と出水口とを備えた外筒と、当
    該外筒内に立設された内筒と、これら外筒と内筒間に充
    填された浄化濾材と、外筒の上縁を塞ぐ外筒キャップ
    と、内筒内に上方より挿入された筒状のプレフィルタ−
    カ−トリッジと、当該プレフィルタ−カ−トリッジ内に
    挿入されたプレフィルタ−と、プレフィルタ−カ−トリ
    ッジの上部を塞ぐプレフィルタ−カ−トリッジキャップ
    と、当該プレフィルタ−カ−トリッジキャップが外筒キ
    ャップに装着された際に外筒キャップの下側に位置する
    部位に通水口が形成されており、更にハウジング外缶の
    上部に嵌め込まれるハウジングキャップと、ハウジング
    外缶の下部に嵌込まれて外筒を支持するベ−スと、この
    ベ−スに外筒の入水口と出水口とに通ずる入水路と出水
    路を備えた浄水器であって、プレフィルタ−カ−トリッ
    ジキャップに空気取り入れ弁を備えると共に、入水路と
    出水路に浄水器内の残水排水弁を備えたことを特徴とす
    る浄水器。
  2. 【請求項2】 空気取り入れ弁は、カ−トリッジの内部
    水圧が大きい時は閉じて外部との密閉をなし、内部水圧
    が減じた時は開いて外部の空気をカ−トリッジ内に取り
    入れる構造とした請求項第1項記載の浄水器。
  3. 【請求項3】 残水排水弁は、カ−トリッジの内部水圧
    が大きい時は閉じて外部との密閉をなし、内部水圧が減
    じた時は開いて浄水器内部の残水を排水する構造とした
    請求項第1項記載の浄水器。
JP9287801A 1997-10-03 1997-10-03 浄水器 Pending JPH11104624A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105964032A (zh) * 2016-06-23 2016-09-28 任杰 一种用于热水器的过滤组件
WO2020168847A1 (zh) * 2019-02-18 2020-08-27 宿迁菡束环保设备有限公司 一种集成滤芯组件

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