JPH11104585A - 衣類洗浄機 - Google Patents

衣類洗浄機

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Publication number
JPH11104585A
JPH11104585A JP26957597A JP26957597A JPH11104585A JP H11104585 A JPH11104585 A JP H11104585A JP 26957597 A JP26957597 A JP 26957597A JP 26957597 A JP26957597 A JP 26957597A JP H11104585 A JPH11104585 A JP H11104585A
Authority
JP
Japan
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electrode
porous body
clothes
washed
electrodes
Prior art date
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Pending
Application number
JP26957597A
Other languages
English (en)
Inventor
Etsuzo Hamakawa
悦三 濱川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP26957597A priority Critical patent/JPH11104585A/ja
Publication of JPH11104585A publication Critical patent/JPH11104585A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被洗浄衣類に物理的な機械力をかけることな
く洗浄を行う衣類洗浄機において、被洗浄衣類中の汚れ
を電気泳動で多孔質体に移動させて被洗浄衣類を洗浄
し、被洗浄衣類を機械的な力で傷めることなく、デリケ
ートな被洗浄衣類を洗浄できるようにする。 【解決手段】 被洗浄衣類1を第1電極4−第1多孔質
体2−被洗浄衣類1−第2多孔質体3−第2電極5の構
成で挟着し、被洗浄衣類1および第1多孔質体2と第2
多孔質体3に電解液を含浸させて、相対する第1電極4
と第2電極5との間に直流電圧を印加し、被洗浄衣類1
中の汚れを電気泳動で洗浄するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被洗浄衣類に物理
的な機械力をかけることなく洗浄を行う衣類洗浄機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、衣類の洗浄は、洗濯機などを用い
て、物理的な機械力で洗浄する方法が一般的である。し
かし、洗濯機による機械力で洗う方法は、衣類を全体的
にきれいにする効果はあるが、シミなど部分的な汚れに
対しては、あまり効果が期待できない。そこで、クリー
ニング業界などでは、超音波や高圧の水の吹き付けな
ど、部分的に効果を発揮する方法が部分洗いに応用され
ている。しかし、これらも機械力を与えて洗浄する方法
の一部である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の機械力を与えて
洗浄する方法は、原理が簡単で、機械も安価にでき、か
つ全体的な洗浄効果もあるが、機械力で衣類を傷める欠
点がある。また、衣類の襟の汚れや食品によるシミな
ど、部分的な汚れを落とすには十分な洗浄力が得られな
いという問題がある。
【0004】そこで、本発明は、電気的な力で洗浄を行
なおうとするものである。汚れには、繊維に電気的な力
で吸着されている物や、金属イオンを含むものがある。
また、イオン系の界面活性剤が多用されている。
【0005】被洗浄衣類にイオン系の界面活性剤を含浸
させ、これを挟着した電極に3V程度の電圧をかける
と、汚れの移動現象が認められる。たとえば、緑茶や紅
茶などのしみや、ほこりを含んだ顔汚こう(綿布で顔を
こすった時に綿布に付く汚れ)や、カーボンや泥や牛脂
を含んだ汚れなどで、この現象が認められる。
【0006】本発明は上記課題を解決するもので、被洗
浄衣類中の汚れを電気泳動で多孔質体に移動させて被洗
浄衣類を洗浄し、被洗浄衣類を機械的な力で傷めること
なく、デリケートな被洗浄衣類を洗浄できるようにする
ことを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、被洗浄衣類を電極−多孔質体−被洗浄衣類
−多孔質体−電極の構成で挟着し、被洗浄衣類および多
孔質体に電解液を含浸させて、相対する電極に直流電圧
を印加し、被洗浄衣類中の汚れを電気泳動で洗浄するも
のである。
【0008】これにより、被洗浄衣類中の汚れを電気泳
動で多孔質体に移動させて被洗浄衣類を洗浄することが
でき、被洗浄衣類を機械的な力で傷めることなく、デリ
ケートな被洗浄衣類を洗浄することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、被洗浄衣類を電極−多孔質体−被洗浄衣類−多孔質
体−電極の構成で挟着し、前記被洗浄衣類および多孔質
体に電解液を含浸させて、相対する電極に直流電圧を印
加し、被洗浄衣類中の汚れを電気泳動で洗浄するもので
あり、被洗浄衣類中の汚れを電気泳動で多孔質体に移動
させて被洗浄衣類を洗浄することができ、被洗浄衣類を
機械的な力で傷めることなく、デリケートな被洗浄衣類
を洗浄することができる。
【0010】請求項2に記載の発明は、被洗浄衣類を電
極−多孔質体−被洗浄衣類−電極の構成で挟着し、前記
被洗浄衣類および多孔質体に電解液を含浸させて、相対
する電極に直流電圧を印加し、被洗浄衣類中の汚れを電
気泳動で洗浄するものであり、被洗浄衣類中の汚れを電
気泳動で多孔質体に移動させ、被洗浄衣類を洗浄するこ
とができる。
【0011】請求項3に記載の発明は、上記請求項1ま
たは2に記載の発明において、挟着した被洗浄衣類をゆ
っくり移動させて洗浄場所を変えるように構成したもの
であり、衣類洗浄機を小さく構成して広い面積の被洗浄
衣類を洗う場合に有用である。
【0012】請求項4に記載の発明は、上記請求項1ま
たは2に記載の発明において、一方の電極を固定し、他
方の電極を自由に動かせる構成にしたものであり、衣類
洗浄機を小さく構成して被洗浄衣類の部分的な汚れを集
中的に洗う場合に有用である。
【0013】請求項5に記載の発明は、上記請求項1ま
たは2に記載の発明において、両方の電極を略平面状の
電極で形成し、ほぼ平行に位置するように構成したもの
であり、ある程度の広さの面積を洗う場合に有用であ
る。
【0014】請求項6に記載の発明は、上記請求項1ま
たは2に記載の発明において、一方の電極を略平面状に
し、他方の電極を棒状に形成したものであり、通電部分
を線または点になるようにし、被洗浄衣類のシミなどの
部分的な汚れを集中的に効果的に洗う場合に有用であ
る。
【0015】請求項7に記載の発明は、上記請求項1ま
たは2に記載の発明において、一方の電極を略平面状に
し、他方の電極を棒状または略平面状に切り替えて使う
ように構成したものであり、被洗浄衣類のある程度の広
い平面の洗浄、部分的汚れの集中的洗浄の両方を洗う場
合に有用である。
【0016】請求項8に記載の発明は、上記請求項1ま
たは2に記載の発明において、多孔質体、または電極と
多孔質体を帯状に形成し、挟着した被洗浄衣類をゆっく
り移動させながら洗浄するものであり、広い面積の被洗
浄衣類を洗うとき、被洗浄衣類を連続的に移動させなが
ら洗浄することが容易になり、また、汚れた多孔質体の
場所を変えて新鮮な多孔質体で洗浄できるので、広い面
積の被洗浄衣類を洗浄する場合に有用である。
【0017】請求項9に記載の発明は、上記請求項1ま
たは2に記載の発明において、電極、または電極と多孔
質体を略円筒状に形成し、挟着した被洗浄衣類をゆっく
り移動させながら洗浄するものであり、汚れた多孔質体
の場所を変えて新鮮な多孔質体で洗浄する場合に有用で
ある。
【0018】請求項10に記載の発明は、上記請求項1
または2に記載の発明において、電極を略平面状に形成
し、外周を電気絶縁体で形成した凹部を接合し、凹部に
多孔質体を入れたものであり、多孔質体に含浸させた電
解液を外部に流さないように有効に利用しながら洗浄す
るのに有用である。
【0019】請求項11に記載の発明は、上記請求項1
または2に記載の発明において、電極を金網で形成した
ものであり、電流を略線状に集中させることにより微弱
電流でより効果的に洗浄するのに有用である。
【0020】請求項12に記載の発明は、上記請求項1
または2に記載の発明において、電極をブラシ状に形成
したものであり、電流を略多点状に集中させることによ
り微弱電流でより効果的に洗浄するのに有用である。
【0021】請求項13に記載の発明は、上記請求項1
または2に記載の発明において、電極を凹凸状に形成し
たものであり、凸部に電流を略点状に集中させることに
より微弱電流でより効果的に洗浄するのに有用である。
【0022】請求項14に記載の発明は、上記請求項1
または2に記載の発明において、電極の被洗浄衣類との
接触面を略円弧状に形成したものであり、電流を略線状
に集中させることにより微弱電流でより効果的に洗浄す
るのに有用である。
【0023】請求項15に記載の発明は、上記請求項1
または2に記載の発明において、多孔質体を導電繊維入
りの布または紙で形成したものであり、電極と多孔質体
を一体化し、多孔質体を電極に密着できるため、移動し
た汚れを多孔質体により確実に捕捉することができ、よ
り有効に洗浄するのに有用である。
【0024】請求項16に記載の発明は、上記請求項1
〜15に記載の発明において、電極の極性を入れ替えら
れるように形成したものであり、+極側の電極の金属が
金属イオン(例えば、銅の場合は銅イオン)となって、
電解液中に溶出するため、極性を変えずに長期間使用し
た場合は、+側の電極だけが消耗してしまう。片側だけ
の電極の消耗を抑えるために、電位極性を随時切り替え
ることにより、通電による電極の溶出を2極で均一化す
ることができ、電極の寿命を長くすることができる。
【0025】請求項17に記載の発明は、上記請求項1
〜16に記載の発明において、電極を銅または銀または
これらの合金で形成したものであり、+極側の電極金属
が金属イオン(例えば、銅の場合は銅イオン、銀の場合
は銀イオン)となって、電解液中に溶出するため、溶出
した金属イオン(銅イオン、銀イオン)が被洗浄衣類中
を通過する。銅イオンや銀イオンは殺菌性があることが
一般的に知られており、この銅イオンや銀イオンで被洗
浄衣類の殺菌作用を持たせるのに有用である。
【0026】請求項18に記載の発明は、上記請求項1
〜17に記載の発明において、多孔質体を織布または不
織布または紙で形成したものであり、多孔質体は、被洗
浄衣類から移動してきた汚れを捕捉して汚れるため、廃
却する必要があり、多孔質体を織布または不織布または
紙で形成することで、多孔質体を安価で、使い易くする
ことができる。
【0027】請求項19に記載の発明は、上記請求項1
〜17に記載の発明において、多孔質体を極細繊維で形
成したものであり、汚れを吸収する空間をより多く形成
することができ、より良い洗浄効果を持たせることがで
きる。
【0028】請求項20に記載の発明は、上記請求項1
〜17に記載の発明において、多孔質体をイオン交換樹
脂で形成したものであり、電極を金属で形成した場合
は、+極側の電極の金属が金属イオン(例えば、銅の場
合は銅イオン)となって、電解液中に溶出して、被洗浄
衣類に含有して残存し、着用中に金属イオンにより被洗
浄衣類が変色することがあるが、イオン交換樹脂は、銅
イオンや銀イオンなどの金属イオンをナトリウムイオン
に置換する作用が知られており、ナトリウムイオンは、
前述の変色が少ないため、被洗浄衣類の変色を防止する
ことができる。
【0029】請求項21に記載の発明は、上記請求項1
〜20に記載の発明において、電極を炭素で形成したも
のであり、電極を金属で形成した場合のように、+極側
の電極の金属が金属イオン(例えば、銅の場合は銅イオ
ン)となって、電解液中に溶出して被洗浄衣類に含有残
存することがなく、着用中に金属イオンにより被洗浄衣
類が変色することを防止することができる。
【0030】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0031】(実施例1)図1に示すように、被洗浄衣
類1を第1多孔質体(多孔質体)2と第2多孔質体(多
孔質体)3で挟着し、被洗浄衣類1、第1多孔質体2お
よび第2多孔質体3にイオン系界面活性剤を含む洗剤溶
液などの電解溶液を含浸させ、略平面状の第1電極(電
極)4および第2電極(電極)5で挟着し、第1電極4
と第2電極5との間に直流電圧を印加するように構成し
ている。
【0032】上記構成において動作を説明する。例え
ば、第1電極4を+電極とし、第2電極5を−電極にし
て、両電極間に直流電圧(たとえば、3V)を印加する
と、被洗浄衣類1に付着した−電位の汚れは+極の第1
電極4側へ移動し、+電位の汚れは−極の第2電極5側
へ移動する。各電極の周囲には、第1多孔質体2および
第2多孔質体3が存在するため、移動した汚れはこれら
の多孔質体に捉えられ、被洗浄衣類1を洗浄することが
できる。
【0033】また、洗剤中に含まれるイオン性界面活性
剤、例えば陰イオン界面活性剤は、+極である第1電極
4側へ引きつけられるが、移動の途中に被洗浄衣類1の
繊維間を通過するとき、繊維に付着した汚れにぶつか
り、汚れを繊維から引き剥がす効果も期待できる。
【0034】(実施例2)図2に示すように、被洗浄衣
類1を片側を略平面状の第1電極4で、反対側を多孔質
体6と略平面状の第2電極5で挟着し、被洗浄衣類1お
よび多孔質体6にイオン系界面活性剤を含む洗剤溶液な
どの電解溶液を含浸させ、第1電極4と第2電極5との
間に直流電圧を印加するように構成している。
【0035】上記構成において動作を説明する。例え
ば、第1電極4を+電位とし、第2電極5を−電位にし
て、両電極間に直流電圧(たとえば、3V)を印加する
と、被洗浄衣類1に付着した+電位の汚れは−極の第2
電極5側へ移動し、+電位の汚れは−極の第2電極5側
へ移動する。
【0036】第2電極5の周囲には、多孔質体6が存在
するため、移動した+電位の汚れは多孔質体6に捉えら
れる。ただし、第1電極4の周辺には、上記実施例1に
示したような多孔質体が存在しないため、−電位の汚れ
は、被洗浄衣類1の第1電極4周辺に残留することにな
る。
【0037】そのため、次に第1電極4を−電位とし第
2電極5を+電位として、両電極間に直流電圧(たとえ
ば、3V)を印加すると、被洗浄衣類1に残留した−電
位の汚れは+極の第2電極5側へ移動し、第2電極5の
周囲の多孔質体6に捉えられ、被洗浄衣類1を洗浄する
ことができる。
【0038】このとき、第1電極4を−電位とし第2電
極5を+電位にして洗浄する場合、第1電極4を+電位
とし第2電極5を−電位にして洗浄したときに多孔質体
6に捉えられた+電位の汚れが、被洗浄衣類1側へ再度
移動してこないように、電圧を印加する前に、多孔質体
6を+電位の汚れを含まないものに取り替えておく必要
がある。
【0039】また、洗剤中に含まれるイオン性界面活性
剤、例えば陰イオン界面活性剤は、+極である第1電極
4側へ引きつけられるが、移動の途中に被洗浄衣類1の
繊維間を通過するとき、繊維に付着した汚れにぶつか
り、汚れを繊維から引き剥がす効果も期待できる。
【0040】(実施例3)図3に示すように、被洗浄衣
類1を第1多孔質体2と第2多孔質体3で挟着し、被洗
浄衣類1、第1多孔質体2および第2多孔質体3にイオ
ン系界面活性剤を含む洗剤溶液などの電解溶液を含浸さ
せ、第1電極7および第2電極8で挟着している。第1
電極7は、円筒状に構成して回転自在に軸支し、モータ
などの駆動装置(図示せず)により回転可能とし、第2
電極8は、円筒状に構成して回転自在に軸支している。
【0041】上記構成において動作を説明する。例え
ば、第1電極7を+電極とし、第2電極8を−電極にし
て、両電極間に直流電圧(たとえば、3V)を印加し、
駆動装置により第1電極7を回転させると、被洗浄衣類
1は第1多孔質体2と第2多孔質体3で挟着された状態
で、第1電極7と第2電極8の間で移動するとともに、
第1電極7と第2電極8の間の被洗浄衣類1に付着した
−電位の汚れは+極の第1電極7側へ移動し、+電位の
汚れは−極の第2電極8側へ移動する。各電極の周囲に
は、第1多孔質体2および第2多孔質体3が存在するた
め、移動した汚れはこれらの多孔質体に捉えられ、被洗
浄衣類1を洗浄することができ、広い面積の被洗浄衣類
1を洗浄することができる。
【0042】なお、本実施例では、被洗浄衣類1を第1
多孔質体2と第2多孔質体3で挟着しているが、上記実
施例2に示すように、被洗浄衣類1の片側だけに多孔質
体を設けても、同様にして洗浄することができる。
【0043】(実施例4)図4に示すように、被洗浄衣
類1を第1多孔質体2と第2多孔質体3で挟着し、被洗
浄衣類1、第1多孔質体2および第2多孔質体2にイオ
ン系界面活性剤を含む洗剤溶液などの電解溶液を含浸さ
せ、第1電極9および第2電極5で挟着している。第1
電極9は、円筒状に構成して回転自在に軸支し、モータ
などの駆動装置(図示せず)により水平方向に移動可能
とし、第2電極5は、略平面状で固定している。
【0044】上記構成において動作を説明する。例え
ば、第1電極9を+電極とし、第2電極5を−電極にし
て、両電極間に直流電圧(たとえば、3V)を印加し、
駆動装置により第1電極9を水平方向に移動させると、
第1電極9と第2電極5の間の被洗浄衣類1に付着した
−電位の汚れは+極の第1電極9側へ移動し、+電位の
汚れは−極の第2電極5側へ移動する。各電極の周囲に
は、第1多孔質体2および第2多孔質体3が存在するた
め、移動した汚れはこれらの多孔質体に捉えられ、被洗
浄衣類1を洗浄することができ、第1電極9を被洗浄衣
類1の部分的な汚れのある箇所に集中させることで、部
分的な汚れを集中的に洗浄することができる。
【0045】なお、本実施例では、被洗浄衣類1を第1
多孔質体2と第2多孔質体3で挟着しているが、上記実
施例2に示すように、被洗浄衣類1の片側だけに多孔質
体を設けても、同様にして洗浄することができる。
【0046】(実施例5)図5に示すように、被洗浄衣
類1を第1多孔質体2と第2多孔質体3で挟着し、被洗
浄衣類1、第1多孔質体2および第2多孔質体2にイオ
ン系界面活性剤を含む洗剤溶液などの電解溶液を含浸さ
せ、第1電極10および第2電極11で挟着している。
第1電極10および第2電極11を略平面状の電極で、
かつ、ほぼ平行に位置するように構成している。
【0047】上記構成において動作を説明する。第1電
極10と第2電極11により、第1多孔質体2と第2多
孔質体3の間に挟着した被洗浄衣類1を押さえ込み、例
えば、第1電極10を+電極とし、第2電極11を−電
極にして、両電極間に直流電圧(たとえば、3V)を印
加すると、第1電極10と第2電極11の間の被洗浄衣
類1に付着した−電位の汚れは+極の第1電極10側へ
移動し、+電位の汚れは−極の第2電極11側へ移動す
る。各電極の周囲には、第1多孔質体2および第2多孔
質体3が存在するため、移動した汚れはこれらの多孔質
体に捉えられ、被洗浄衣類1を洗浄することができる。
【0048】第1電極10と第2電極11を略平面状の
電極で形成し、ほぼ平行に位置するように構成すること
で、ある程度の広さの面積を有する被洗浄衣類1を洗浄
することができる。
【0049】なお、本実施例では、被洗浄衣類1を第1
多孔質体2と第2多孔質体3で挟着しているが、上記実
施例2に示すように、被洗浄衣類1の片側だけに多孔質
体を設けても、同様にして洗浄することができる。
【0050】(実施例6)図6に示すように、被洗浄衣
類1を第1多孔質体2と第2多孔質体3で挟着し、被洗
浄衣類1、第1多孔質体2および第2多孔質体2にイオ
ン系界面活性剤を含む洗剤溶液などの電解溶液を含浸さ
せ、棒状の第1電極12および第2電極5で挟着してい
る。第1電極12は、手動により自由に移動可能とし、
第2電極5は、略平面状で固定している。
【0051】上記構成において動作を説明する。例え
ば、第1電極12を+電極とし、第2電極5を−電極に
して、両電極間に直流電圧(たとえば、3V)を印加す
ると、第1電極12と第2電極5の間の被洗浄衣類1に
付着した−電位の汚れは+極の第1電極12側へ移動
し、+電位の汚れは−極の第2電極5側へ移動する。各
電極の周囲には、第1多孔質体2および第2多孔質体3
が存在するため、移動した汚れはこれらの多孔質体に捉
えられ、被洗浄衣類1を洗浄することができ、第1電極
12を手動で移動させて被洗浄衣類1の部分的な汚れの
ある箇所に集中させることで、部分的な汚れを集中的に
洗浄することができる。
【0052】なお、本実施例では、被洗浄衣類1を第1
多孔質体2と第2多孔質体3で挟着しているが、上記実
施例2に示すように、被洗浄衣類1の片側だけに多孔質
体を設けても、同様にして洗浄することができる。
【0053】(実施例7)図7(a)に示すように、被洗
浄衣類1を第1多孔質体2と第2多孔質体3で挟着し、
被洗浄衣類1、第1多孔質体2および第2多孔質体2に
イオン系界面活性剤を含む洗剤溶液などの電解溶液を含
浸させ、第1電極13および第2電極5で挟着してい
る。第1電極13は、図7(b)に示すような棒状電極1
3aと、図7(c)に示すような丸棒型電極13aを保持
するクランプ13bを有する略平面状電極13cとで構
成し、第1電極13を棒状電極13aまたは略平面状電
極13cとに切り替えできるように構成し、第2電極5
は、略平面状で固定している。
【0054】上記構成において動作を説明する。例え
ば、第1電極13を+電極とし、第2電極5を−電極に
して、両電極間に直流電圧(たとえば、3V)を印加す
ると、第1電極13と第2電極5の間の被洗浄衣類1に
付着した−電位の汚れは+極の第1電極13側へ移動
し、+電位の汚れは−極の第2電極5側へ移動する。各
電極の周囲には、第1多孔質体2および第2多孔質体3
が存在するため、移動した汚れはこれらの多孔質体に捉
えられ、被洗浄衣類1を洗浄することができる。
【0055】ここで、被洗浄衣類1の汚れがある程度の
広い平面に広がっているときは、第1電極に略平面状電
極13cを使用し、部分的な汚れの場合は、棒状電極1
3aを使用することで、被洗浄衣類1被洗浄衣類の汚れ
に応じて効率よく洗浄することができる。
【0056】なお、本実施例では、被洗浄衣類1を第1
多孔質体2と第2多孔質体3で挟着しているが、上記実
施例2に示すように、被洗浄衣類1の片側だけに多孔質
体を設けても、同様にして洗浄することができる。
【0057】(実施例8)図8に示すように、第1多孔
質体14と第2多孔質体15とを不織布、布、スポンジ
などにより帯状に形成し、それぞれ第1電極16とガイ
ドローラ17および第2電極18とガイドローラ19に
懸架し、被洗浄衣類1を第1多孔質体14と第2多孔質
体15で挟着し、被洗浄衣類1、第1多孔質体14およ
び第2多孔質体15にイオン系界面活性剤を含む洗剤溶
液などの電解溶液を含浸させ、第1電極16および第2
電極18で挟着している。第1電極16は、円筒状に構
成して回転自在に軸支し、モータなどの駆動装置(図示
せず)により回転可能とし、第2電極18は、円筒状に
構成して回転自在に軸支している。
【0058】上記構成において動作を説明する。例え
ば、第1電極16を+電極とし、第2電極18を−電極
にして、両電極間に直流電圧(たとえば、3V)を印加
し、駆動装置により第1電極16を回転させると、第1
多孔質体14がガイドローラ17との間で回転するた
め、被洗浄衣類1が移動し、この被洗浄衣類1の移動に
よって第2多孔質体15が第2電極18とガイドローラ
19との間で回転する。
【0059】このことにより、被洗浄衣類1は第1多孔
質体14と第2多孔質体15で挟着された状態で、第1
電極16と第2電極18の間で移動するとともに、第1
電極16と第2電極18の間の被洗浄衣類1に付着した
−電位の汚れは+極の第1電極16側へ移動し、+電位
の汚れは−極の第2電極18側へ移動する。各電極の周
囲には、第1多孔質体14および第2多孔質体15が存
在するため、移動した汚れはこれらの多孔質体に捉えら
れ、被洗浄衣類1を洗浄することができ、広い面積の被
洗浄衣類1をゆっくり移動させながら洗浄することがで
き、汚れた多孔質体の場所を変えて新鮮な多孔質体で洗
浄することができる。
【0060】なお、本実施例では、第1多孔質体14と
第2多孔質体15とを、それぞれ第1電極16とガイド
ローラ17および第2電極18とガイドローラ19に懸
架しているが、図9に示すように、第1多孔質体14と
第2多孔質体15とを、金属ベルトなどの帯状の第1電
極20と第2電極21とともに、ローラ22とガイドロ
ーラ17およびローラ23とガイドローラ19に懸架
し、第1電極20と第2電極21との間に直流電圧を印
加し、駆動装置(図示せず)によりローラ22を回転さ
せるように構成しても、同様の作用効果を得ることがで
きる。
【0061】また、本実施例では、被洗浄衣類1を第1
多孔質体14と第2多孔質体15で挟着しているが、上
記実施例2に示すように、被洗浄衣類1の片側だけに多
孔質体を設けても、同様にして洗浄することができる。
【0062】(実施例9)図10に示すように、第1電
極24と第2電極25は、円筒状に形成し、それぞれ第
1多孔質体26と第2多孔質体27を被着し、被洗浄衣
類1、第1多孔質体26よび第2多孔質体27にイオン
系界面活性剤を含む洗剤溶液などの電解溶液を含浸さ
せ、第1電極24および第2電極25で挟着している。
第1電極24は、回転自在に軸支し、モータなどの駆動
装置(図示せず)により回転可能とし、第2電極25
は、回転自在に軸支している。
【0063】上記構成において動作を説明する。例え
ば、第1電極24を+電極とし、第2電極25を−電極
にして、両電極間に直流電圧(たとえば、3V)を印加
し、駆動装置により第1電極24を回転させると、被洗
浄衣類1は第1多孔質体26と第2多孔質体27で挟着
された状態で移動するとともに、第1電極24と第2電
極25の間の被洗浄衣類1に付着した−電位の汚れは+
極の第1電極24側へ移動し、+電位の汚れは−極の第
2電極25側へ移動する。
【0064】各電極の周囲には、第1多孔質体26およ
び第2多孔質体27が存在するため、移動した汚れはこ
れらの多孔質体に捉えられ、被洗浄衣類1を洗浄するこ
とができ、広い面積の被洗浄衣類1を洗浄することがで
きるとともに、汚れた多孔質体の場所を変えて新鮮な多
孔質体で洗浄することができる。
【0065】なお、本実施例では、第1電極24と第2
電極25にそれぞれ第1多孔質体26と第2多孔質体2
7を被着しているが、図11に示すように、第1多孔質
体2と第2多孔質体3で被洗浄衣類1を挟着するように
しても同様の作用効果を得ることができる。
【0066】また、本実施例では、被洗浄衣類1を第1
多孔質体2、26と第2多孔質体3、27で挟着してい
るが、上記実施例2に示すように、被洗浄衣類1の片側
だけに多孔質体を設けても、同様にして洗浄することが
できる。
【0067】(実施例10)図12に示すように、第1
電極28は、円筒状に構成して回転自在に軸支し、モー
タなどの駆動装置(図示せず)により水平方向に移動可
能とし、第2電極29は、略平面状に形成し、その外周
を電気絶縁体30で形成した凹部31を形成し、凹部3
1に多孔質体32を入れている。被洗浄衣類1および多
孔質体32にイオン系界面活性剤を含む洗剤溶液などの
電解溶液を含浸させている。
【0068】上記構成において動作を説明する。例え
ば、第1電極28を+電極とし、第2電極29を−電極
にして、両電極間に直流電圧(たとえば、3V)を印加
し、駆動装置により第1電極28を水平方向に移動させ
ると、第1電極28と第2電極29の間の被洗浄衣類1
に付着した−電位の汚れは+極の第1電極28側へ移動
し、+電位の汚れは−極の第2電極29側へ移動する。
【0069】第2電極29の周囲には、多孔質体32が
存在するため、移動した+電位の汚れは多孔質体32に
捉えられる。ただし、第1電極28の周辺には、多孔質
体が存在しないため、−電位の汚れは、被洗浄衣類1の
第1電極28周辺に残留することになる。そのため、次
に第1電極28を−電位とし第2電極29を+電位とし
て、両電極間に直流電圧(たとえば、3V)を印加する
と、被洗浄衣類1に残留した−電位の汚れは+極の第2
電極29側へ移動し、第2電極29の周囲の多孔質体3
2に捉えられ、被洗浄衣類1を洗浄することができる。
【0070】このとき、第1電極28を−電位とし第2
電極29を+電位にして洗浄する場合、第1電極28を
+電位とし第2電極29を−電位にして洗浄したときに
多孔質体32に捉えられた+電位の汚れが、被洗浄衣類
1側へ再度移動してこないように、電圧を印加する前
に、多孔質体32を+電位の汚れを含まないものに取り
替えておく必要がある。
【0071】このようにして、第1電極28を被洗浄衣
類1の部分的な汚れのある箇所に集中させることで、部
分的な汚れを集中的に洗浄することができる。また、外
周を電気絶縁体30で形成した凹部31に多孔質体32
を入れることで、多孔質体32に含浸させた電解液を外
部に流さないように有効に利用しながら洗浄することが
できる。
【0072】なお、本実施例では、第2電極29に形成
した凹部31に多孔質体32を入れているが、第1電極
28側にも多孔質体を設けてもよいことはいうまでもな
い。
【0073】(実施例11)図13に示すように、被洗
浄衣類1を第1多孔質体2と第2多孔質体3で挟着し、
被洗浄衣類1、第1多孔質体2および第2多孔質体3に
イオン系界面活性剤を含む洗剤溶液などの電解溶液を含
浸させ、導電性の金網で形成した第1電極33と略平面
状の第2電極5で挟着し、第1電極33と第2電極5と
の間に直流電圧を印加するように構成している。
【0074】上記構成において動作を説明する。例え
ば、第1電極33を+電極とし、第2電極5を−電極に
して、両電極間に直流電圧(たとえば、3V)を印加す
ると、被洗浄衣類1に付着した−電位の汚れは+極の第
1電極33側へ移動し、+電位の汚れは−極の第2電極
5側へ移動する。各電極の周囲には、第1多孔質体2お
よび第2多孔質体3が存在するため、移動した汚れはこ
れらの多孔質体に捉えられ、被洗浄衣類1を洗浄するこ
とができる。
【0075】ここで、第1電極33を導電性の金網で形
成しているので、電流を略線状に集中させることがで
き、微弱電流でより効果的に洗浄することができる。
【0076】なお、本実施例では、第1電極33を導電
性の金網で形成しているが、第2電極も導電性の金網で
形成してもよいことはいうまでもない。
【0077】また、被洗浄衣類1を第1多孔質体2と第
2多孔質体3で挟着しているが、上記実施例2に示すよ
うに、被洗浄衣類1の片側だけに多孔質体を設けても、
同様にして洗浄することができる。
【0078】(実施例12)図14に示すように、被洗
浄衣類1を第1多孔質体2と第2多孔質体3で挟着し、
被洗浄衣類1、第1多孔質体2および第2多孔質体3に
イオン系界面活性剤を含む洗剤溶液などの電解溶液を含
浸させ、導電性の細線を植えたブラシで形成した第1電
極34と略平面状の第2電極5で挟着し、第1電極34
と第2電極5との間に直流電圧を印加するように構成し
ている。
【0079】上記構成において動作を説明する。例え
ば、第1電極34を+電極とし、第2電極5を−電極に
して、両電極間に直流電圧(たとえば、3V)を印加す
ると、被洗浄衣類1に付着した−電位の汚れは+極の第
1電極34側へ移動し、+電位の汚れは−極の第2電極
5側へ移動する。各電極の周囲には、第1多孔質体2お
よび第2多孔質体3が存在するため、移動した汚れはこ
れらの多孔質体に捉えられ、被洗浄衣類1を洗浄するこ
とができる。
【0080】ここで、第1電極34を導電性の細線を植
えたブラシで形成しているので、電流を略多点状に集中
させることができ、微弱電流でより効果的に洗浄するこ
とができる。
【0081】なお、本実施例では、第1電極34を導電
性のブラシで形成しているが、第2電極も導電性の金網
で形成してもよいことはいうまでもない。
【0082】また、被洗浄衣類1を第1多孔質体2と第
2多孔質体3で挟着しているが、上記実施例2に示すよ
うに、被洗浄衣類1の片側だけに多孔質体を設けても、
同様にして洗浄することができる。
【0083】(実施例13)図15に示すように、被洗
浄衣類1を第1多孔質体2と第2多孔質体3で挟着し、
被洗浄衣類1、第1多孔質体2および第2多孔質体3に
イオン系界面活性剤を含む洗剤溶液などの電解溶液を含
浸させ、表面を凹凸状に形成した第1電極35と略平面
状の第2電極5で挟着し、第1電極35と第2電極5と
の間に直流電圧を印加するように構成している。
【0084】上記構成において動作を説明する。例え
ば、第1電極35を+電極とし、第2電極5を−電極に
して、両電極間に直流電圧(たとえば、3V)を印加す
ると、被洗浄衣類1に付着した−電位の汚れは+極の第
1電極35側へ移動し、+電位の汚れは−極の第2電極
5側へ移動する。各電極の周囲には、第1多孔質体2お
よび第2多孔質体3が存在するため、移動した汚れはこ
れらの多孔質体に捉えられ、被洗浄衣類1を洗浄するこ
とができる。
【0085】ここで、第1電極35の表面を凹凸状に形
成しているので、電流を略点状に集中させることがで
き、微弱電流でより効果的に洗浄することができる。
【0086】なお、本実施例では、第1電極35の表面
を凹凸状に形成しているが、第2電極の表面も凹凸状に
形成してもよいことはいうまでもない。
【0087】また、被洗浄衣類1を第1多孔質体2と第
2多孔質体3で挟着しているが、上記実施例2に示すよ
うに、被洗浄衣類1の片側だけに多孔質体を設けても、
同様にして洗浄することができる。
【0088】(実施例14)図16に示すように、被洗
浄衣類1を第1多孔質体2と第2多孔質体3で挟着し、
被洗浄衣類1、第1多孔質体2および第2多孔質体3に
イオン系界面活性剤を含む洗剤溶液などの電解溶液を含
浸させ、接触面を略円弧状に形成した第1電極36と略
平面状の第2電極5で挟着し、第1電極36と第2電極
5との間に直流電圧を印加するように構成している。
【0089】上記構成において動作を説明する。例え
ば、第1電極36を+電極とし、第2電極5を−電極に
して、両電極間に直流電圧(たとえば、3V)を印加す
ると、被洗浄衣類1に付着した−電位の汚れは+極の第
1電極36側へ移動し、+電位の汚れは−極の第2電極
5側へ移動する。各電極の周囲には、第1多孔質体2お
よび第2多孔質体3が存在するため、移動した汚れはこ
れらの多孔質体に捉えられ、被洗浄衣類1を洗浄するこ
とができる。
【0090】ここで、第1電極36の接触面を略円弧状
に形成しているので、電流を略線状に集中させることが
でき、微弱電流でより効果的に洗浄することができる。
【0091】なお、本実施例では、第1電極36の接触
面を略円弧状に形成しているが、第2電極の接触面も略
円弧状に形成してもよいことはいうまでもない。
【0092】また、被洗浄衣類1を第1多孔質体2と第
2多孔質体3で挟着しているが、上記実施例2に示すよ
うに、被洗浄衣類1の片側だけに多孔質体を設けても、
同様にして洗浄することができる。
【0093】(実施例15)図17に示すように、第1
多孔質体37と第2多孔質体38をそれぞれ導電性の繊
維39入りの布または紙で形成し、被洗浄衣類1を第1
多孔質体37と第2多孔質体38で挟着し、被洗浄衣類
84、第1多孔質体37および第2多孔質体38にイオ
ン系界面活性剤を含む洗剤溶液などの電解溶液を含浸さ
せ、導電性の繊維39を電極として、直流電圧を印加す
るように構成している。
【0094】上記構成において動作を説明する。例え
ば、第1多孔質体37の導電性の繊維39を+電極と
し、第1多孔質体38の導電性の繊維39を−電極にし
て、両電極間に直流電圧(たとえば、3V)を印加する
と、被洗浄衣類1に付着した−電位の汚れは+極の第1
多孔質体37側へ移動し、+電位の汚れは−極の第2多
孔質体385側へ移動する。移動した汚れはこれらの多
孔質体に捉えられ、被洗浄衣類1を洗浄することができ
る。
【0095】ここで、第1多孔質体37と第2多孔質体
38をそれぞれ導電性の繊維39入りの布または紙で形
成しているため、電極と多孔質体を一体化することがで
き、汚れを多孔質体により効果的に捕捉させ、より有効
に洗浄することができる。
【0096】(実施例16)図18に示すように、被洗
浄衣類1を第1多孔質体2と第2多孔質体3で挟着し、
被洗浄衣類1、第1多孔質体2および第2多孔質体2に
イオン系界面活性剤を含む洗剤溶液などの電解溶液を含
浸させ、棒状の第1電極40および第2電極41で挟着
している。第1電極40は、手動により自由に移動可能
とし、第2電極41は、略平面状で固定している。第1
電極40および第2電極41の電位極性(+、−)を随
時切り替えられるように構成している。
【0097】上記構成において動作を説明する。例え
ば、第1電極40を+電極とし、第2電極41を−電極
にして、両電極間に直流電圧(たとえば、3V)を印加
すると、第1電極40と第2電極41の間の被洗浄衣類
1に付着した−電位の汚れは+極の第1電極40側へ移
動し、+電位の汚れは−極の第2電極41側へ移動す
る。各電極の周囲には、第1多孔質体2および第2多孔
質体3が存在するため、移動した汚れはこれらの多孔質
体に捉えられ、被洗浄衣類1を洗浄することができ、第
1電極40を手動で移動させて被洗浄衣類1の部分的な
汚れのある箇所に集中させることで、部分的な汚れを集
中的に洗浄することができる。
【0098】ここで、第1電極40と第2電極41の極
性を入れ替えられるように構成することで、通電による
電極の溶出を2極で均一化することができ、電極の寿命
を長くすることができる。
【0099】なお、本実施例では、第1電極40は棒状
としているが、略平面状であってもよく、また、金網
状、ブラシ状、凹凸状、円弧状でもよく、また、被洗浄
衣類1を第1多孔質体2と第2多孔質体3で挟着してい
るが、上記実施例2に示すように、被洗浄衣類1の片側
だけに多孔質体を設けても、同様にして洗浄することが
できる。
【0100】(実施例17)図19に示すように、被洗
浄衣類1を第1多孔質体2と第2多孔質体3で挟着し、
被洗浄衣類1、第1多孔質体2および第2多孔質体2に
イオン系界面活性剤を含む洗剤溶液などの電解溶液を含
浸させ、棒状の第1電極42および第2電極43で挟着
している。第1電極42は、手動により自由に移動可能
とし、第2電極43は、略平面状で固定している。第1
電極42および第2電極43を銅または銀またはこれら
の合金で形成している。
【0101】上記構成において動作を説明する。例え
ば、第1電極42を+電極とし、第2電極43を−電極
にして、両電極間に直流電圧(たとえば、3V)を印加
すると、第1電極42と第2電極43の間の被洗浄衣類
1に付着した−電位の汚れは+極の第1電極42側へ移
動し、+電位の汚れは−極の第2電極43側へ移動す
る。各電極の周囲には、第1多孔質体2および第2多孔
質体3が存在するため、移動した汚れはこれらの多孔質
体に捉えられ、被洗浄衣類1を洗浄することができ、第
1電極42を手動で移動させて被洗浄衣類1の部分的な
汚れのある箇所に集中させることで、部分的な汚れを集
中的に洗浄することができる。
【0102】ここで、第1電極42および第2電極43
を銅または銀またはこれらの合金で形成しているので、
電流により流出した銅イオンまたは銀イオンで殺菌作用
を持たせることができる。
【0103】なお、本実施例では、第1電極42は棒状
としているが、略平面状であってもよく、また、金網
状、ブラシ状、凹凸状、円弧状でもよく、また、被洗浄
衣類1を第1多孔質体2と第2多孔質体3で挟着してい
るが、上記実施例2に示すように、被洗浄衣類1の片側
だけに多孔質体を設けても、同様にして洗浄することが
できる。
【0104】(実施例18)図20に示すように、被洗
浄衣類1を第1多孔質体44と第2多孔質体45で挟着
し、被洗浄衣類1、第1多孔質体44および第2多孔質
体45にイオン系界面活性剤を含む洗剤溶液などの電解
溶液を含浸させ、略平面状の第1電極4および第2電極
5で挟着している。第1多孔質体44と第2多孔質体4
5は、織布または不織布または紙で形成している。
【0105】上記構成において動作を説明する。例え
ば、第1電極4を+電極とし、第2電極5を−電極にし
て、両電極間に直流電圧(たとえば、3V)を印加する
と、第1電極4と第2電極5の間の被洗浄衣類1に付着
した−電位の汚れは+極の第1電極4側へ移動し、+電
位の汚れは−極の第2電極5側へ移動する。各電極の周
囲には、第1多孔質体44および第2多孔質体45が存
在するため、移動した汚れはこれらの多孔質体に捉えら
れ、被洗浄衣類1を洗浄することができる。
【0106】ここで、第1多孔質体44と第2多孔質体
45は、織布または不織布または紙で形成してので、汚
れを吸収する多孔質体を安価で、使い易くすることがで
きる。
【0107】なお、本実施例では、第1電極4と第2電
極5は略平面状としているが、棒状であってもよく、ま
た、金網状、ブラシ状、凹凸状、円弧状でもよく、ま
た、被洗浄衣類1を第1多孔質体44と第2多孔質体4
5で挟着しているが、上記実施例2に示すように、被洗
浄衣類1の片側だけに多孔質体を設けても、同様にして
洗浄することができる。
【0108】(実施例19)図21に示すように、被洗
浄衣類1を第1多孔質体46と第2多孔質体47で挟着
し、被洗浄衣類1、第1多孔質体46および第2多孔質
体47にイオン系界面活性剤を含む洗剤溶液などの電解
溶液を含浸させ、略平面状の第1電極4および第2電極
5で挟着している。第1多孔質体46と第2多孔質体4
7は、図22(a)に示すような極細繊維48を使用した
織布や不織布で構成している。極細繊維48は、図22
(b)に示すような一般繊維49に比べ細く、例えば2種
類の原料を混ぜ合わせて紡糸した後、溶剤で一方の原料
を溶出させると、細い糸に分割されるような製造方法で
作成される。
【0109】上記構成において動作を説明する。例え
ば、第1電極4を+電極とし、第2電極5を−電極にし
て、両電極間に直流電圧(たとえば、3V)を印加する
と、第1電極4と第2電極5の間の被洗浄衣類1に付着
した−電位の汚れは+極の第1電極4側へ移動し、+電
位の汚れは−極の第2電極5側へ移動する。各電極の周
囲には、第1多孔質体46および第2多孔質体47が存
在するため、移動した汚れはこれらの多孔質体に捉えら
れ、被洗浄衣類1を洗浄することができる。
【0110】ここで、第1多孔質体46と第2多孔質体
47は、極細繊維48を使用した織布や不織布で構成し
ているので、汚れを吸収する空間をより多く形成するこ
とができ、より良い洗浄効果を持たせることができる。
【0111】なお、本実施例では、第1電極4と第2電
極5は略平面状としているが、棒状であってもよく、ま
た、金網状、ブラシ状、凹凸状、円弧状でもよく、ま
た、被洗浄衣類1を第1多孔質体44と第2多孔質体4
5で挟着しているが、上記実施例2に示すように、被洗
浄衣類1の片側だけに多孔質体を設けても、同様にして
洗浄することができる。
【0112】(実施例20)図23に示すように、被洗
浄衣類1を第1多孔質体50と第2多孔質体51で挟着
し、被洗浄衣類1、第1多孔質体50および第2多孔質
体51にイオン系界面活性剤を含む洗剤溶液などの電解
溶液を含浸させ、略平面状の第1電極4および第2電極
5で挟着している。第1多孔質体50と第2多孔質体5
1は、第1電極4または第2電極5の電位極性が+に設
定される側の電極に接する側をイオン交換樹脂で形成し
ている。
【0113】上記構成において動作を説明する。例え
ば、第1電極4を+電極とし、第2電極5を−電極にし
て、両電極間に直流電圧(たとえば、3V)を印加する
と、第1電極4と第2電極5の間の被洗浄衣類1に付着
した−電位の汚れは+極の第1電極4側へ移動し、+電
位の汚れは−極の第2電極5側へ移動する。各電極の周
囲には、第1多孔質体50および第2多孔質体51が存
在するため、移動した汚れはこれらの多孔質体に捉えら
れ、被洗浄衣類1を洗浄することができる。
【0114】ここで、第1多孔質体50と第2多孔質体
51は、イオン交換樹脂で形成しているので、第1電極
4または第2電極5から出た金属イオンを吸収し、被洗
浄衣類1に金属イオンが付くのを避け、金属による変色
を抑制することができる。
【0115】なお、本実施例では、第1電極4と第2電
極5は略平面状としているが、棒状であってもよく、ま
た、金網状、ブラシ状、凹凸状、円弧状でもよく、ま
た、被洗浄衣類1を第1多孔質体44と第2多孔質体4
5で挟着しているが、上記実施例2に示すように、被洗
浄衣類1の片側だけに多孔質体を設けても、同様にして
洗浄することができる。
【0116】(実施例21)図24に示すように、被洗
浄衣類1を第1多孔質体2と第2多孔質体3で挟着し、
被洗浄衣類1、第1多孔質体2および第2多孔質体3に
イオン系界面活性剤を含む洗剤溶液などの電解溶液を含
浸させ、略平面状の第1電極52および第2電極53で
挟着している。第1電極52と第2電極53は、第1電
極52または第2電極53の電位極性が+に設定される
側の電極の材質を炭素で形成している。
【0117】上記構成において動作を説明する。例え
ば、第1電極52を+電極とし、第2電極53を−電極
にして、両電極間に直流電圧(たとえば、3V)を印加
すると、第1電極52と第2電極53の間の被洗浄衣類
1に付着した−電位の汚れは+極の第1電極52側へ移
動し、+電位の汚れは−極の第2電極53側へ移動す
る。各電極の周囲には、第1多孔質体2および第2多孔
質体3が存在するため、移動した汚れはこれらの多孔質
体に捉えられ、被洗浄衣類1を洗浄することができる。
【0118】ここで、第1電極52と第2電極53は、
電極の材質を炭素で形成しているので、被洗浄衣類1に
金属イオンが付くことを避けることができ、金属による
変色を抑制することができる。
【0119】なお、本実施例では、第1電極52と第2
電極53は略平面状としているが、棒状であってもよ
く、また、金網状、ブラシ状、凹凸状、円弧状でもよ
く、また、被洗浄衣類1を第1多孔質体2と第2多孔質
体3で挟着しているが、上記実施例2に示すように、被
洗浄衣類1の片側だけに多孔質体を設けても、同様にし
て洗浄することができる。
【0120】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、被洗浄衣類を電極−多孔質体−被洗浄衣
類−多孔質体−電極の構成で挟着し、前記被洗浄衣類お
よび多孔質体に電解液を含浸させて、相対する電極に直
流電圧を印加し、被洗浄衣類中の汚れを電気泳動で洗浄
するから、被洗浄衣類中の汚れを多孔質体に移動させ、
被洗浄衣類を洗浄することができ、従来の機械力を加え
て洗う洗浄方式に比べ、被洗浄衣類を機械的な力で傷め
ることがなくなり、デリケートな被洗浄衣類を洗浄する
ことができる。
【0121】また、請求項2に記載の発明によれば、被
洗浄衣類を電極−多孔質体−被洗浄衣類−電極の構成で
挟着し、前記被洗浄衣類および多孔質体に電解液を含浸
させて、相対する電極に直流電圧を印加し、被洗浄衣類
中の汚れを電気泳動で洗浄するから、被洗浄衣類中の汚
れを多孔質体に移動させ、被洗浄衣類を洗浄することが
でき、従来の機械力を加えて洗う洗浄方式に比べ、被洗
浄衣類を機械的な力で傷めることがなくなり、デリケー
トな被洗浄衣類を洗浄することができ、さらに、構成を
簡略化でき、部分汚れに効果を発揮しやすくなる。
【0122】また、請求項3に記載の発明によれば、挟
着した被洗浄衣類をゆっくり移動させて洗浄場所を変え
るように構成したから、衣類洗浄機を小さく構成して広
い面積の被洗浄衣類を洗浄することができ、例えばワイ
シャツなどの襟部分の汚れの場合は、幅が狭くて長さが
長い汚れの付き方をするため、襟全体に一気に電位をか
けて洗浄するよりも、部分的な洗浄を連続的に行って洗
浄する方がより少ない電力で洗浄できるため、効率よく
洗浄することができる。
【0123】また、請求項4に記載の発明によれば、一
方の電極を固定し、他方の電極を自由に動かせる構成に
したから、衣類洗浄機を小さく構成して被洗浄衣類の部
分的な汚れを集中的に洗浄することができ、例えばスポ
ット汚れの場合は、狭い範囲の汚れの付き方をするた
め、広い面積に電位をかけて洗浄するよりも、部分的な
洗浄をする方がより少ない電流で洗浄できるため、効率
よく洗浄することができる。
【0124】また、請求項5に記載の発明によれば、両
方の電極を略平面状の電極で形成し、ほぼ平行に位置す
るように構成したから、ある程度の広さの面積で均一的
な汚れ方をする下着などを効率よく洗浄することができ
る。
【0125】また、請求項6に記載の発明によれば、一
方の電極を略平面状にし、他方の電極を棒状に形成した
から、棒状の電極の先端を略球面状に形成することで、
先端の球面でスポット汚れを洗浄することができ、棒の
側面でゆっくり動かしながら洗浄すると広い面を洗浄す
ることができ、汚れに応じて効率よく洗浄することがで
きる。
【0126】また、請求項7に記載の発明によれば、一
方の電極を略平面状にし、他方の電極を棒状または略平
面状に切り替えて使うように構成したから、棒状の電極
でスポット汚れを洗浄し、略平板状の電極である程度広
い面を洗浄することができ、被洗浄衣類のある程度の広
い平面の洗浄、部分的汚れの集中的洗浄の両方を効率よ
く洗浄することができる。
【0127】また、請求項8に記載の発明によれば、多
孔質体、または電極と多孔質体を帯状に形成し、挟着し
た被洗浄衣類をゆっくり移動させながら洗浄するから、
広い面積の被洗浄衣類を洗うとき、被洗浄衣類を連続的
に移動させながら洗浄することが容易になり、また、汚
れた多孔質体の場所を変えて新鮮な多孔質体で洗浄でき
るので、広い面積の被洗浄衣類を効率よく洗浄すること
ができる。
【0128】また、請求項9に記載の発明によれば、電
極、または電極と多孔質体を略円筒状に形成し、挟着し
た被洗浄衣類をゆっくり移動させながら洗浄するから、
広い面積の被洗浄衣類を洗うとき、被洗浄衣類を連続的
に移動させながら洗浄することが容易になり、また、汚
れた多孔質体の場所を変えて新鮮な多孔質体で洗浄でき
るので、広い面積の被洗浄衣類を効率よく洗浄すること
ができる。
【0129】また、請求項10に記載の発明によれば、
電極を略平面状に形成し、外周を電気絶縁体で形成した
凹部を接合し、凹部に多孔質体を入れたから、多孔質体
に電解溶液をたっぷり含浸させても、電解液が流出する
ことなく使え、周辺を濡らすこともなく、使い勝手を向
上することができる。
【0130】また、請求項11に記載の発明によれば、
電極を金網で形成したから、電流を略線状に集中させる
ことができ、より低い電流で効果的な洗浄が可能とな
り、効率よく洗浄することができる。
【0131】また、請求項12に記載の発明によれば、
電極をブラシ状に形成したから、電流を略多点状に集中
させることができ、より低い電流で効果的な洗浄が可能
となり、効率よく洗浄することができる。
【0132】また、請求項13に記載の発明によれば、
電極を凹凸状に形成したから、凸部に電流を略点状に集
中させることができ、より低い電流で効果的な洗浄が可
能となり、効率よく洗浄することができる。
【0133】また、請求項14に記載の発明によれば、
電極の被洗浄衣類との接触面を略円弧状に形成したか
ら、電流を略線状に集中させることができ、微弱電流で
より効果的な洗浄が可能となり、効率よく洗浄すること
ができる。
【0134】また、請求項15に記載の発明によれば、
多孔質体を導電繊維入りの布または紙で形成したから、
電極と多孔質体を一体化し、多孔質体を電極に密着でき
るため、移動した汚れを多孔質体により確実に捕捉する
ことができ、より効果的に洗浄することができる。
【0135】また、請求項16に記載の発明によれば、
電極の極性を入れ替えられるように形成したから、通電
による電極の溶出を2極で均一化することができ、電極
の寿命を長くすることができる。
【0136】また、請求項17に記載の発明によれば、
電極を銅または銀またはこれらの合金で形成したから、
+極側の電極金属が金属イオン(例えば、銅の場合は銅
イオン、銀の場合は銀イオン)となって、電解液中に溶
出するため、溶出した金属イオン(銅イオン、銀イオ
ン)が被洗浄衣類中を通過する。銅イオンや銀イオンは
殺菌性があることが一般的に知られており、この銅イオ
ンや銀イオンで被洗浄衣類の殺菌作用を持たせることが
できる。
【0137】また、請求項18に記載の発明によれば、
多孔質体を織布または不織布または紙で形成したから、
多孔質体は、被洗浄衣類から移動してきた汚れを捕捉し
て汚れるため、廃却する必要があり、多孔質体を織布ま
たは不織布または紙で形成することで、多孔質体を安価
で、使い易くすることができる。
【0138】また、請求項19に記載の発明によれば、
多孔質体を極細繊維で形成したから、汚れを吸収する空
間をより多く形成することができ、より良い洗浄効果を
持たせることができる。
【0139】また、請求項20に記載の発明によれば、
多孔質体をイオン交換樹脂で形成したから、電極から出
た金属イオンを吸収し、被洗浄衣類に金属イオンが付く
のを避け、金属による変色を抑制することができる。
【0140】また、請求項21に記載の発明によれば、
電極を炭素で形成したから、被洗浄衣類に金属イオンが
付くことを避け、金属イオンによる変色を抑制すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の衣類洗浄機の要部断面
【図2】本発明の第2の実施例の衣類洗浄機の要部断面
【図3】本発明の第3の実施例の衣類洗浄機の要部断面
【図4】本発明の第4の実施例の衣類洗浄機の要部断面
【図5】本発明の第5の実施例の衣類洗浄機の要部断面
【図6】本発明の第6の実施例の衣類洗浄機の要部断面
【図7】(a)本発明の第7の実施例の衣類洗浄機の要
部断面図 (b)同衣類洗浄機の電極の断面図 (c)同衣類洗浄機の電極の断面図
【図8】本発明の第8の実施例の衣類洗浄機の一例の要
部断面図
【図9】同衣類洗浄機の他の例の要部断面図
【図10】本発明の第9の実施例の衣類洗浄機の一例の
要部断面図
【図11】同衣類洗浄機の他の例の要部断面図
【図12】本発明の第10の実施例の衣類洗浄機の要部
断面図
【図13】本発明の第11の実施例の衣類洗浄機の要部
断面図
【図14】本発明の第12の実施例の衣類洗浄機の要部
断面図
【図15】本発明の第13の実施例の衣類洗浄機の要部
断面図
【図16】本発明の第14の実施例の衣類洗浄機の要部
断面図
【図17】本発明の第15の実施例の衣類洗浄機の要部
断面図
【図18】本発明の第16の実施例の衣類洗浄機の要部
断面図
【図19】本発明の第17の実施例の衣類洗浄機の要部
断面図
【図20】本発明の第18の実施例の衣類洗浄機の要部
断面図
【図21】本発明の第19の実施例の衣類洗浄機の要部
断面図
【図22】(a)同衣類洗浄機の多孔質体の繊維の拡大
断面図 (b)従来の衣類洗浄機の多孔質体の繊維の拡大断面図
【図23】本発明の第20の実施例の衣類洗浄機の要部
断面図
【図24】本発明の第21の実施例の衣類洗浄機の要部
断面図
【符号の説明】
1 被洗浄衣類 2 第1多孔質体(多孔質体) 3 第2多孔質体(多孔質体) 4 第1電極(電極) 5 第2電極(電極)

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被洗浄衣類を電極−多孔質体−被洗浄衣
    類−多孔質体−電極の構成で挟着し、前記被洗浄衣類お
    よび多孔質体に電解液を含浸させて、相対する電極に直
    流電圧を印加し、被洗浄衣類中の汚れを電気泳動で洗浄
    する衣類洗浄機。
  2. 【請求項2】 被洗浄衣類を電極−多孔質体−被洗浄衣
    類−電極の構成で挟着し、前記被洗浄衣類および多孔質
    体に電解液を含浸させて、相対する電極に直流電圧を印
    加し、被洗浄衣類中の汚れを電気泳動で洗浄する衣類洗
    浄機。
  3. 【請求項3】 挟着した被洗浄衣類をゆっくり移動させ
    て洗浄場所を変えるように構成した請求項1または2記
    載の衣類洗浄機。
  4. 【請求項4】 一方の電極を固定し、他方の電極を自由
    に動かせる構成にした請求項1または2記載の衣類洗浄
    機。
  5. 【請求項5】 両方の電極を略平面状の電極で形成し、
    ほぼ平行に位置するように構成した請求項1または2記
    載の衣類洗浄機。
  6. 【請求項6】 一方の電極を略平面状にし、他方の電極
    を棒状に形成した請求項1または2記載の衣類洗浄機。
  7. 【請求項7】 一方の電極を略平面状にし、他方の電極
    を棒状または略平面状に切り替えて使うように構成した
    請求項1または2記載の衣類洗浄機。
  8. 【請求項8】 多孔質体、または電極と多孔質体を帯状
    に形成し、挟着した被洗浄衣類をゆっくり移動させなが
    ら洗浄する請求項1または2記載の衣類洗浄機。
  9. 【請求項9】 電極、または電極と多孔質体を略円筒状
    に形成し、挟着した被洗浄衣類をゆっくり移動させなが
    ら洗浄する請求項1または2記載の衣類洗浄機。
  10. 【請求項10】 電極を略平面状に形成し、外周を電気
    絶縁体で形成した凹部を接合し、凹部に多孔質体を入れ
    た請求項1または2記載の衣類洗浄機。
  11. 【請求項11】 電極を金網で形成した請求項1または
    2記載の衣類洗浄機。
  12. 【請求項12】 電極をブラシ状に形成した請求項1ま
    たは2記載の衣類洗浄機。
  13. 【請求項13】 電極を凹凸状に形成した請求項1また
    は2記載の衣類洗浄機。
  14. 【請求項14】 電極の被洗浄衣類との接触面を略円弧
    状に形成した請求項1または2記載の衣類洗浄機。
  15. 【請求項15】 多孔質体を導電繊維入りの布または紙
    で形成した請求項1または2記載の衣類洗浄機。
  16. 【請求項16】 電極の極性を入れ替えられるように形
    成した請求項1〜15のいずれか1項に記載の衣類洗浄
    機。
  17. 【請求項17】 電極を銅または銀またはこれらの合金
    で形成した請求項1〜16のいずれか1項に記載の衣類
    洗浄機。
  18. 【請求項18】 多孔質体を織布または不織布または紙
    で形成した請求項1〜17のいずれか1項に記載の衣類
    洗浄機。
  19. 【請求項19】 多孔質体を極細繊維で形成した請求項
    1〜17のいずれか1項に記載の衣類洗浄機。
  20. 【請求項20】 多孔質体をイオン交換樹脂で形成した
    請求項1〜17のいずれか1項に記載の衣類洗浄機。
  21. 【請求項21】 電極を炭素で形成した請求項1〜20
    のいずれか1項に記載の衣類洗浄機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009106406A1 (en) * 2008-02-27 2009-09-03 Unilever Nv A process and a device for electrolytically removing a stain from a fabric
CN112011962A (zh) * 2020-09-01 2020-12-01 浙江易力车业有限公司 一种自摩擦高效衣领清洗装置

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