JPH11104416A - 空気清浄用エレクトレットフィルターとその製造方法 - Google Patents

空気清浄用エレクトレットフィルターとその製造方法

Info

Publication number
JPH11104416A
JPH11104416A JP9265770A JP26577097A JPH11104416A JP H11104416 A JPH11104416 A JP H11104416A JP 9265770 A JP9265770 A JP 9265770A JP 26577097 A JP26577097 A JP 26577097A JP H11104416 A JPH11104416 A JP H11104416A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nonwoven fabric
inorganic powder
electret filter
air cleaning
biodegradable plastic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9265770A
Other languages
English (en)
Inventor
Hironao Numamoto
浩直 沼本
Masaharu Ota
雅春 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP9265770A priority Critical patent/JPH11104416A/ja
Publication of JPH11104416A publication Critical patent/JPH11104416A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filtering Materials (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
  • Biological Depolymerization Polymers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はゴミ問題を考慮した高性能な空気清
浄用エレクトレットフィルターとその製造方法を提供す
るものである。 【解決手段】 無機粉末を結着剤で生分解性プラスチッ
クを含有する繊維からなる不織布に分散担持して構成さ
れる空気清浄用エレクトレットフィルター1。また、無
機粉末を不織布に対して5〜20wt%分散担持させて
構成される。また、無機粉末は1μm以下のアルミナ粒
子またはチタニア粒子である。したがって、長期間の帯
電効果が維持でき、使用後に埋め立てゴミとされた場
合、土中で分子レベルまで分解される。製造方法では、
生分解性プラスチックを含有する不織布にスプレー塗布
で無機粉末を分散担持させることで、少量の担持量で充
分な空気清浄効果が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気清浄用を目的
とするエレクトレットフィルターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、空気清浄用フィルターはポリエス
テルあるいはポリプロピレンからなる繊維を不織布とし
てフィルター状にして使用していた。ポリプロピレンに
対しては高性能化を図るため、その後に製品を永久帯電
させて提供し、その結果大気中の小さなゴミ,ホコリを
効率よく除去し、清浄なものとすることができた。
【0003】しかしながら、近年家電製品のリサイクル
化、ゴミの分別収集が叫ばれる中ではいくら使い捨ての
小さな部品といえども、そのままにしておくわけにはい
かなくなってきている。すなわち、フィルターが使用後
に埋め立てゴミとされた場合にはポリエステル,ポリプ
ロピレンからなるものはそのままの形状を保ち続けてし
まう。
【0004】そこで、我々は生分解性プラスチックを含
有する繊維からなる不織布に着目して、空気清浄用での
適用を検討してきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、生分解性プラ
スチックは分子構造的に永久帯電し難く、一度帯電でき
ても特性の維持期間が通常のポリプロピレンと比較して
かなり短いという欠点を有することがわかった。
【0006】そこで、本発明は上記従来の問題点を鑑み
て、永久帯電特性に優れ、かつゴミ問題を考慮した高性
能な空気清浄用エレクトレットフィルターとその製造方
法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、永久帯電し易い無機端末を生分解性プラス
チックを含有する繊維からなる不織布に分散担持して構
成される空気清浄用エレクトレットフィルターである。
帯電した無機粉末によって高性能な集塵力が長期間維持
される。また、フィルター構成材として生分解性プラス
チックが含まれることによって、使用後埋め立てゴミ化
された場合には土壌中で次第に分子レベルまで分解され
る。さらに、焼却ゴミ化された場合にも生分解性プラス
チックはポリプロピレンに比べて単位当たりの発生熱が
小さいので焼却炉に負荷を与えるとが軽減される。
【0008】
【発明の実施の形態】上記の課題を解決するための請求
項1記載の発明は、無機粉末を結着剤で生分解性プラス
チックを含有する繊維からなる不織布に分散担持して構
成される空気清浄用エレクトレットフィルターである。
【0009】請求項2,3記載の発明は、生分解性プラ
スチックと残部ポリプロピレンからなる繊維を混合し、
実用に際して高性能化の図れる担持無機粉末との組成を
設定したものである。
【0010】また、請求項4,5記載の発明は、帯電特
性に優れた無機粉末として粒子径の小さなアルミナ,チ
タニアを選定して、さらに高性能化させた。
【0011】また、請求項6記載の発明は、本目的に適
した生分解性プラスチックとして耐久性,製造加工性の
観点からポリ乳酸系を選択した。
【0012】また、請求項7記載の発明は、本目的に適
した空気清浄用エレクトレットフィルターを製造するた
め、予め生分解性プラスチックを含有する不織布に無機
粉末と結着剤を含有した液をスプレー塗布した後、乾燥
して無機粉末を不織布に分散担持し、その後エレクトレ
ット化する方法である。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について詳細に説明す
る。
【0014】(実施例1)ポリ乳酸系を繊維化した後、
目付40g/m2 、厚み2mmの不織布を得た。その後
前記不織布に平均粒径0.4μmの活性アルミナ粒子
(比表面積120m 2 /g)を分散させ、1wt%のア
ルミナゾルを結着剤として含有する水溶液を不織布の両
面にスプレー塗布した後、80℃で乾燥させた。その
時、活性アルミナの不織布への担持量は20wt%であ
った。その後不織布を帯電させるために直径0.2mm
の放電電極と表面の平滑なスチール板のアース電極とで
構成される2極間に10KV/cmの正の直流電圧を印
加してコロナ放電を発生せしめた高電界中でエレクトレ
ット化した。その後、コルゲート形状に加工して図1,
2に示すようなサンプルA(長さL=175、巾W=6
5、高さH=5、山高さh=2.7、ピッチP=5)を
得た。
【0015】(実施例2)脂肪族ポリエステル系を繊維
化した後、目付40g/m2 、厚み2mmの不織布を得
た。その後前記不織布に実施例1と同様な方法で活性ア
ルミナを不織布に対して20wt%担持させた後、永久
帯電させてから実施例1と同様な形状にコルゲート加工
してサンプルBを得た。
【0016】(実施例3)デンプン/変性ポリビニルア
ルコール系を繊維化した後、目付40g/m2 、厚み2
mmの不織布を得た。その後前記不織布に実施例1と同
様な方法で活性アルミナを不織布に対して20wt%担
持させた後、永久帯電させてから実施例1と同様な形状
にコルゲート加工してサンプルCを得た。
【0017】(実施例4)酢酸セルロース系を繊維化し
た後、目付40g/m2 、厚み2mmの不織布を得た。
その後前記不織布に実施例1と同様な方法で活性アルミ
ナを不織布に対して20wt%担持させた後、永久帯電
させてから実施例1と同様な形状にコルゲート加工して
サンプルDを得た。
【0018】(実施例5)ポリ乳酸系とポリプロピレン
をそれぞれ繊維化した後、均等に配合して目付40g/
2 の不織布を得た。その後前記不織布に実施例1と同
様な方法で活性アルミナを不織布に対して10wt%担
持させた後、永久帯電させてから実施例1と同様な形状
にコルゲート加工してサンプルEを得た。
【0019】(実施例6)ポリ乳酸系とポリプロピレン
をそれぞれ繊維化した後、ポリ乳酸系:ポリプロピレン
=3:7(重量比)に配合して目付40g/m2 の不織
布を得た。その後前記不織布に実施例1と同様な方法で
活性アルミナを不織布に対して5wt%担持させた後、
永久帯電させてから実施例1と同様な形状にコルゲート
加工してサンプルFを得た。
【0020】(実施例7)ポリ乳酸系とポリプロピレン
をそれぞれ繊維化した後、ポリ乳酸系:ポリプロピレン
=7:3(重量比)に配合して目付40g/m2 の不織
布を得た。その後前記不織布に実施例1と同様な方法で
活性アルミナを不織布に対して15wt%担持させた
後、永久帯電させてから実施例1と同様な形状にコルゲ
ート加工してサンプルGを得た。
【0021】(実施例8)ポリ乳酸系を繊維化した後、
目付40g/m2 、厚み2mmの不織布を得た。その後
前記不織布に実施例1と同様な方法で活性アルミナを不
織布に対して15wt%担持させた後、永久帯電させて
から実施例1と同様な形状にコルゲート加工してサンプ
ルHを得た。
【0022】(実施例9)ポリ乳酸系を繊維化した後、
目付40g/m2 、厚み2mmの不織布を得た。その後
前記不織布に実施例1と同様な方法で活性アルミナを不
織布に対して10wt%担持させた後、永久帯電させて
から実施例1と同様な形状にコルゲート加工してサンプ
ルIを得た。
【0023】(実施例10)ポリ乳酸系を繊維化した
後、目付40g/m2 、厚み2mmの不織布を得た。そ
の後前記不織布に実施例1と同様な方法で活性アルミナ
を不織布に対して5wt%担持させた後、永久帯電させ
てから実施例1と同様な形状にコルゲート加工してサン
プルJを得た。
【0024】(実施例11)ポリ乳酸系を繊維化した
後、目付40g/m2 、厚み2mmの不織布を得た。そ
の後前記不織布に実施例1と同様な方法で平均粒径0.
3μmのチタニア粒子(比表面積50m2 /g)を不織
布に対して15wt%担持させた後、永久帯電させてか
ら実施例1と同様な形状にコルゲート加工してサンプル
Kを得た。
【0025】(実施例12)ポリ乳酸系を繊維化した
後、目付40g/m2 、厚み2mmの不織布を得た。そ
の後前記不織布に実施例1と同様な方法で平均粒径0.
1μmのチタニア粒子(比表面積80m2 /g)を不織
布に対して15wt%担持させた後、永久帯電させてか
ら実施例1と同様な形状にコルゲート加工してサンプル
Lを得た。
【0026】(実施例13)ポリ乳酸系を繊維化した
後、目付40g/m2 、厚み2mmの不織布を得た。そ
の後前記不織布に実施例1と同様な方法で平均粒径0.
1μmの活性アルミナ(比表面積200m2 /g)を不
織布に対して10wt%担持させた後、永久帯電させて
から実施例1と同様な形状にコルゲート加工してサンプ
ルMを得た。
【0027】(実施例14)ポリ乳酸系を繊維化した
後、目付40g/m2 、厚み2mmの不織布を得た。そ
の後前記不織布に実施例1と同様な方法で平均粒径1μ
mの活性アルミナ(比表面積100m2 /g)を不織布
に対して10wt%担持させた後、永久帯電させてから
実施例1と同様な形状にコルゲート加工してサンプルN
を得た。
【0028】(実施例15)ポリ乳酸系を繊維化した
後、目付40g/m2 、厚み2mmの不織布を得た。そ
の後前記不織布に平均粒径0.4μmの活性アルミナ粒
子(比表面積120m 2 /g)を分散させ、0.5wt
%のアクリル系樹脂を結着剤として含有する水溶液を不
織布の両面にスプレー塗布した後、80℃で乾燥させ
た。その時、活性アルミナの不織布への担持量は20w
t%であった。その後永久帯電させてから実施例1と同
様な形状にコルゲート加工してサンプルOを得た。
【0029】(実施例16)ポリ乳酸系を繊維化した
後、目付40g/m2 、厚み2mmの不織布を得た。そ
の後前記不織布に平均粒径0.4μmの活性アルミナ粒
子(比表面積120m 2 /g)を分散させ、0.5wt
%のポリビニルアルコール系樹脂を結着剤として含有す
る水溶液を不織布の両面にスプレー塗布した後、80℃
で乾燥させた。その時、活性アルミナの不織布への担持
量は20wt%であった。その後永久帯電させてから実
施例1と同様な形状にコルゲート加工してサンプルPを
得た。
【0030】(比較例1)ポリプロピレンを繊維化した
後、目付40g/m2 の不織布を得た。その後前記不織
布を永久帯電させてから実施例1と同様な形状にコルゲ
ート加工してサンプルQを得た。
【0031】上記サンプルA〜Qに対して土中埋設試験
を行った。試験方法はサンプルを深さ10cmのところ
に6ヶ月間埋めて、その後の重量変化率と外観で評価し
た。
【0032】その結果を表1に示す。
【0033】
【表1】
【0034】ただし、重量変化率は下記の式による。
【0035】
【数1】
【0036】次に、空気清浄用に使用されるエレクトレ
ットフィルターとしての特性評価について述べる。
【0037】図3は、空気調和機室内機の前面パネル2
を開いた状態の外観図および一部断面図である。前面パ
ネル2の内部にはエアフィルター3が位置し、その内部
に空気清浄用エレクトレットフィルター1が外枠4に内
装されて配置している。図4に空気清浄用エレクトレッ
トフィルター1と外枠4の解体図を示す。機能として
は、前面グリル5と前面パネル1を通過した室内空気が
エアフィルター3を通過した後、空気清浄用エレクトレ
ットフィルター1を通過して清浄化を行っている。空気
清浄用エレクトレットフィルター1について、下記の評
価を行った。
【0038】上記サンプルA〜Qを使用して、ホコリ補
集効率の試験を行った。試験方法はサンプルを永久帯電
後に1週間,1ヶ月間放置させてから、粒子NaCl
(平均0.3μm)を風速100cm/secで通過さ
せてパーティクルカウンター(リオン社製 KC−01
B)で捕集効率を測定した。
【0039】
【表2】
【0040】上記(表1)(表2)の結果を基に実施結
果をまとめる。生分解性プラスチック、具体的にはポリ
乳酸系,脂肪族ポリエステル系,デンプン/ポリビニル
アルコール系,酢酸セルロース系について土中埋設試験
で次第に分解されることが確認された。その分解速度は
構成される分子構造によって差があるので、用途目的に
応じた選択が可能である。エレクトレットフィルターと
しての性能評価では、無機粉末を担持させてフィルター
に帯電特性を維持させているため、生分解性プラスチッ
ク素材自体の影響は受けにくくなり、大きな差は現れ
ず、長期間に亘って集塵捕集特性を維持していた。その
中で、ポリ乳酸系がデンプン/ポリビニルアルコール系
よりも好ましい傾向にあった。
【0041】生分解性プラスチックの中には、それだけ
では剛性が不足して長繊維化することが難しいものがあ
る。そのような強度耐久性,製造加工性に課題がある場
合には通常のポリプロピレンと混合させることによって
不織布としての加工性が良くなる傾向にあった。しか
し、ポリプロピレンの含有量を多くすると土中での分解
性が低下してくる。そのため少なくとも30wt%以上
の生分解性プラスチックを含む不織布を使用しないと本
発明の意図が達成されにくい。
【0042】実施例では無機粉末として活性アルミナと
チタニアを使用したが、本発明の目的とする無機粉末に
帯電特性を補助させるためには比表面積の大きな粉末、
具体的には比表面積50m2 /g以上のものが好ましか
った。また、帯電特性の保持および維持のためには粒径
も小さなものを使用した方が好ましく、具体的には平均
粒径1μm以下のものが好ましかった。
【0043】実施例についてはポリ乳酸系を主体にして
実施結果を示したが、ポリ乳酸は生分解性プラスチック
の中でも剛性があって繊維化に適した特性を有し、その
後の製造加工性に優れており、本発明の目的に好ましい
材質であった。しかし、ポリ乳酸系と同等の剛性を有す
るものであれば他の生分解性プラスチックでも問題なく
フィルターを製造することができる。
【0044】無機粉末を不織布に担持する結着剤とし
て、実施例ではアルミナゾル,アクリル系樹脂,ポリビ
ニルアルコール系樹脂を使用したが、本発明の目的に使
用できる結着剤はこれらに捕らわれるものではない。し
かし、使用する結着剤の量は無機粉末の量に応じて適宜
調整することが好ましい。さらに、有機系の結着剤を使
用する場合には生分解性への阻害影響がないか確認が必
要であり、使用量が多くなる場合には無機系のアルミナ
ゾル等を選択することが好ましい。
【0045】また、コルゲート加工を行う際に、山部と
平面部を接合させるためにわずかな接着剤(通常約3w
t%以下)を部分的に使用するが、この程度であれば生
分解性阻害への影響はないようであった。しかし、当然
多くなると影響がでてくるので、使用量はできる限り少
なくすることが好ましい。
【0046】
【発明の効果】上記実施例から明らかなように、請求項
1記載の発明によれば、空気清浄用エレクトレットフィ
ルターに無機粉末を結着剤で生分解性プラスチックを含
有する不織布に分散担持することによって、帯電した無
機粉末によって高性能な集塵力が長期間維持され、かつ
土中での形状崩壊,生分解が可能となった。
【0047】また、請求項2,3記載の発明によれば、
生分解性プラスチックとポリプロピレンとを組み合わせ
ることによって強度耐久性,製造加工性に優れたものが
得られ、無機粉末の担持量を最適化することによってエ
レクトレットフィルターの高性能化が図れた。
【0048】また、請求項4,5記載の発明によれば、
担持する帯電特性に優れた無機粉末として粒子径の小さ
なアルミナ,チタニアを選定して、さらにエレクトレッ
トフィルターの高性能化が図れた。
【0049】また、請求項6記載の発明によれば、本発
明の目的に適した生分解性プラスチックとして強度耐久
性,製造加工性の観点からポリ乳酸系を選択した。
【0050】また、請求項7記載の発明によれば、本発
明の目的に適した空気清浄用エレクトレットフィルター
を製造するため、予め生分解性プラスチックを含有する
不織布に無機粉末と結着剤を含有した液をスプレー塗布
した後、乾燥して無機粉末を不織布に分散担持し、その
後エレクトレット化する。そのことによって、製造工程
上の煩わしさはなく、製造加工性に優れる。また、スプ
レー塗布の後加工法で無機粉末を分散担持させること
で、少量の担持量で充分な空気清浄効果を得ることがで
きた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例において示す空気清浄用エレ
クトレットフィルターの外観図
【図2】本発明の一実施例において示す空気清浄用エレ
クトレットフィルターの一部拡大図
【図3】本発明の実施例に供される空気調和機室内機の
外観図および一部断面図
【図4】本発明の実施例に供される空気清浄用エレクト
レットフィルターとその外枠の解体図
【符号の説明】
1 空気清浄用エレクトレットフィルター 2 前面パネル 3 エアフィルター 4 外枠 5 前面グリル

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無機粉末を結着剤で生分解性プラスチッ
    クを含有する繊維からなる不織布に分散担持して構成さ
    れることを特徴とする空気清浄用エレクトレットフィル
    ター。
  2. 【請求項2】 生分解性プラスチック30wt%以上
    と、残部ポリプロピレンから不織布が構成されることを
    特徴とする請求項1記載の空気清浄用エレクトレットフ
    ィルター。
  3. 【請求項3】 無機粉末を不織布に対して5〜20wt
    %分散担持させて構成されることを特徴とする請求項1
    または2記載の空気清浄用エレクトレットフィルター。
  4. 【請求項4】 無機粉末がアルミナ粒子またはチタニア
    粒子であることを特徴とする請求項3記載の空気清浄用
    エレクトレットフィルター。
  5. 【請求項5】 アルミナ粒子またはチタニア粒子が平均
    粒径1μm以下であることを特徴とする請求項4記載の
    空気清浄用エレクトレットフィルター。
  6. 【請求項6】 生分解性プラスチックがポリ乳酸系であ
    ることを特徴とする請求項1または2記載の空気清浄用
    エレクトレットフィルター。
  7. 【請求項7】 生分解性プラスチックを含有する繊維を
    所定の厚みからなる不織布に成形した後、前記不織布上
    に無機粉末を分散させた液でスプレー塗布後、乾燥させ
    て液中に含まれる結着剤で無機粉末を不織布に分散担持
    し、その後エレクトレット化して得られる空気清浄用エ
    レクトレットフィルターの製造方法。
JP9265770A 1997-09-30 1997-09-30 空気清浄用エレクトレットフィルターとその製造方法 Pending JPH11104416A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9265770A JPH11104416A (ja) 1997-09-30 1997-09-30 空気清浄用エレクトレットフィルターとその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9265770A JPH11104416A (ja) 1997-09-30 1997-09-30 空気清浄用エレクトレットフィルターとその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11104416A true JPH11104416A (ja) 1999-04-20

Family

ID=17421799

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9265770A Pending JPH11104416A (ja) 1997-09-30 1997-09-30 空気清浄用エレクトレットフィルターとその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11104416A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003326120A (ja) * 2002-05-14 2003-11-18 Toyobo Co Ltd 濾 材
WO2003097212A1 (fr) * 2002-05-20 2003-11-27 Toyo Boseki Kabushiki Kaisha Feuille de fibres ouvree et unite de filtre
WO2003103801A1 (ja) * 2002-06-06 2003-12-18 東洋紡績株式会社 エレクトレット濾材、及びその製造方法
JP2006102687A (ja) * 2004-10-07 2006-04-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 空気清浄ユニット
KR100732546B1 (ko) 2005-12-26 2007-06-27 삼성전자주식회사 공기조화기용 필터
US8313567B2 (en) 2009-09-16 2012-11-20 Smart Air Filter, LLC Direct replacement air handler filter with automatic filter media advance
US8591616B2 (en) 2009-09-16 2013-11-26 Challen Sullivan Direct replacement filter with automatic pleated filter media advance
US8617278B2 (en) 2009-09-16 2013-12-31 Challen Sullivan Replacement cartridge filter with pleated filter media, automatic filter media advance and wireless communications
US8657936B2 (en) 2009-09-16 2014-02-25 Challen Sullivan Direct replacement air filter with automatic filter media advance and wireless communications
US8986414B2 (en) 2012-02-29 2015-03-24 Challen Sullivan Method of adhering a pleated filtration media and filter and media filter stack using same
US9435997B2 (en) 2012-08-01 2016-09-06 Pentair Water Pool And Spa, Inc. Multidimensional rotary motion apparatus moving a reflective surface and method of operating same
CN109157912A (zh) * 2018-08-31 2019-01-08 江苏新亿源环保科技有限公司 一种掺钴二氧化钛生物滤料的制备方法

Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003326120A (ja) * 2002-05-14 2003-11-18 Toyobo Co Ltd 濾 材
WO2003097212A1 (fr) * 2002-05-20 2003-11-27 Toyo Boseki Kabushiki Kaisha Feuille de fibres ouvree et unite de filtre
EP1506804A1 (en) * 2002-05-20 2005-02-16 Toyo Boseki Kabushiki Kaisha Wrought fiber sheet and filter unit
EP1506804A4 (en) * 2002-05-20 2005-08-17 Toyo Boseki OPEN FIBER SHEET AND FILTER UNIT
CN1309448C (zh) * 2002-05-20 2007-04-11 东洋纺织株式会社 成形纤维状薄片、以及过滤装置
US7364607B2 (en) 2002-05-20 2008-04-29 Toyo Boseki Kabushiki Kaisha Wrought fiber sheet and filter unit
WO2003103801A1 (ja) * 2002-06-06 2003-12-18 東洋紡績株式会社 エレクトレット濾材、及びその製造方法
JP2006102687A (ja) * 2004-10-07 2006-04-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 空気清浄ユニット
JP4622436B2 (ja) * 2004-10-07 2011-02-02 パナソニック株式会社 空気清浄ユニット
KR100732546B1 (ko) 2005-12-26 2007-06-27 삼성전자주식회사 공기조화기용 필터
US8313567B2 (en) 2009-09-16 2012-11-20 Smart Air Filter, LLC Direct replacement air handler filter with automatic filter media advance
US8591616B2 (en) 2009-09-16 2013-11-26 Challen Sullivan Direct replacement filter with automatic pleated filter media advance
US8617278B2 (en) 2009-09-16 2013-12-31 Challen Sullivan Replacement cartridge filter with pleated filter media, automatic filter media advance and wireless communications
US8657936B2 (en) 2009-09-16 2014-02-25 Challen Sullivan Direct replacement air filter with automatic filter media advance and wireless communications
US8657906B2 (en) 2009-09-16 2014-02-25 Challen Sullivan Direct replacement air filter with automatic pleated filter media advance
US9409114B2 (en) 2009-09-16 2016-08-09 Challen Sullivan Replacement filter with cartridge and automatic filter media advance and wireless communications
US8986414B2 (en) 2012-02-29 2015-03-24 Challen Sullivan Method of adhering a pleated filtration media and filter and media filter stack using same
US9435997B2 (en) 2012-08-01 2016-09-06 Pentair Water Pool And Spa, Inc. Multidimensional rotary motion apparatus moving a reflective surface and method of operating same
US9983400B2 (en) 2012-08-01 2018-05-29 Pentair Water Pool And Spa, Inc. Multidimensional rotary motion apparatus moving a reflective surface and method of operating same
US10302935B2 (en) 2012-08-01 2019-05-28 Pentair Water Pool And Spa, Inc. Multidimensional rotary motion apparatus moving a reflective surface and method of operating same
CN109157912A (zh) * 2018-08-31 2019-01-08 江苏新亿源环保科技有限公司 一种掺钴二氧化钛生物滤料的制备方法
CN109157912B (zh) * 2018-08-31 2021-05-04 平果嘉臻环保科技有限责任公司 一种掺钴二氧化钛生物滤料的制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11104416A (ja) 空気清浄用エレクトレットフィルターとその製造方法
CN106984201A (zh) 纳米蛛网/串珠纤维复合空气过滤膜及其制备方法
CN108579212A (zh) 一种功能化纳米纤维过滤材料及其制备方法和应用
CN109157916B (zh) 一种LiNbO3/PVDF复合纳米纤维驻极体空气过滤材料及其制备方法
CN208130648U (zh) 复合过滤膜
JPH10202025A (ja) 空気清浄用フィルター
JP2010115570A (ja) エアフィルタ用帯電不織布およびエアフィルタ
JP2004243233A (ja) 生分解性濾材
JPH07116430A (ja) エアーフィルター用濾材およびこれを用いたユニット型エアーフィルター
JP2007007566A (ja) 生分解性濾材
US6602457B1 (en) Process of making high dielectric non-woven fabrics
JP2003070891A (ja) 脱臭フィルター及び空気清浄器
CN112452068A (zh) 一种高效低阻抗菌可重复冲洗的空调过滤组件及其应用
JPH1099421A (ja) 面状消臭体およびその製造方法
JPH1147522A (ja) 空気清浄フィルター用濾紙、その製造方法及びその濾紙を用いた空気清浄フィルター
JP3166866B2 (ja) エレクトレット濾材
CN110984827A (zh) 一种PU/Si3N4驻极纳米纤维防雾霾窗纱及其制备方法
JP4100549B2 (ja) エアフィルタ用濾材並びにエアフィルタ
JP2003245510A (ja) 濾 材
CN220904322U (zh) 一种环保抗菌空气过滤无纺布
CN211836907U (zh) 一种空气净化用可降解过滤棉
JP2006328586A (ja) エレクトレット、空気浄化用フィルター及びそれらの製造方法
JP2003245511A (ja) 濾 材
JPH119921A (ja) エアーフィルター材及びその製造方法
JP2003284910A (ja) 空気清浄フィルタ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040302

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040629