JPH11104252A - レーザ光式治療器 - Google Patents

レーザ光式治療器

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JPH11104252A
JPH11104252A JP9266790A JP26679097A JPH11104252A JP H11104252 A JPH11104252 A JP H11104252A JP 9266790 A JP9266790 A JP 9266790A JP 26679097 A JP26679097 A JP 26679097A JP H11104252 A JPH11104252 A JP H11104252A
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JP
Japan
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laser beam
laser light
circuit
terminals
human body
Prior art date
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Pending
Application number
JP9266790A
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English (en)
Inventor
Katsuto Inagaki
勝人 稲垣
Mitsuo Yamashita
光夫 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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Priority to JP9266790A priority Critical patent/JPH11104252A/ja
Publication of JPH11104252A publication Critical patent/JPH11104252A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タッチ端子が人体に触れても不快感を感じた
りせず、また、一対のタッチ端子に触ったぐらいではレ
ーザ光が発射されない、安全なレーザ光式治療器を提供
する。 【解決手段】 本体部1から電源をプローブ部2に供給
して、レーザ光をプローブ部2の発射穴3から発射でき
るレーザ光式治療器において、プローブ部2の先端部を
患者の患部に接触させ、複数個のタッチ端子4が人体の
誘起電圧を感知すると、レーザ光が発射穴3から発射さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ光式治療器
に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザ光を用いた医療への応用には数多
くあるが、小出力のレーザ光を鍼のように用いて肩こり
や頭痛などの神経痛やねんざ、腰痛などの筋肉痛の患
部、またはツボに数分間レーザ光を照射することによっ
て痛みを和らげたり、あるいは治したりしている。この
場合、レーザ光の出力が数mWから数十mWの半導体レ
ーザダイオード(以下LDと称する)が使われている。
この弱いエネルギーのレーザ光で生物賦活を行なってい
る。
【0003】しかし、レーザ光は一般の光と異なってコ
ヒーレント光であるため簡単に集光でき、照射面積を数
ミリ平方とすれば、単位面積当たりのパワー密度は非常
に大きなものとなる。したがって、集光されたレーザ光
が目に入ると、目の網膜が破壊され失明の危険性がある
ので、国際電気標準会議IECが定めた「レーザ機器及
びその使用者のための安全指針」に準拠して障害防止対
策がなされ安全性が要求されている。
【0004】したがって、上記危険性を防止するために
レーザ光式治療器のプローブ部を患部にタッチしないと
レーザ光が発射されないタッチ端子付のプローブ部を有
したレーザ光式治療器が使われている。そのレーザ光式
治療器を図5、図6に基づいて説明すると、本体101
とプローブ部102とからなり、このプローブ部102
にLD201が組み込まれており、レーザ光はこの先端
穴203から発射される。図6(A)、(B)は、この
プローブ部102の先端部の概略図を示したものであ
る。プローブ部102のLD201からのレーザ光は、
レンズ202で集束され平行光線となって先端の穴20
3より発射される。この先端の穴203の対角線上にタ
ッチ端子204を2端子設けている。このタッチ端子2
04は導電性の材料であり、先端の穴203よりやや突
起しており、この両端子が患者の患部に触れると、LD
201が動作するようになっている。したがって、プロ
ーブ部102が患部に触れないとレーザ光は発射されな
い。
【0005】図7にこのレーザ光式治療器のタッチ端子
の回路部を示す。MOSFET401と402とを差動
増幅器として使用し、図8に示すように人体に誘起され
る商用電源の誘導電圧による誤動作をなくするようにさ
れている。タッチ端子403と404との間が開放状態
であれば、両MOSFET401と402とのドレイン
電流は等しくなり、この状態から、タッチ端子403と
404との両端子が皮膚に触れると、電源Bの電圧は、
抵抗100KΩ、皮膚抵抗、抵抗1MΩを通って、MO
SFET401のゲート側に電圧が加わり、MOSFE
Tのドレイン電流が多くなる。したがってソース側の電
圧が高くなって、MOSFET402のゲート側はソー
ス電位に固定されるので、ドレイン電流は逆に少なくな
り、MOSFET402側のドレイン抵抗5.6KΩの
両端は電圧変化する。この電圧変化をコンパレータ40
5の一方の入力端子に入力すると、コンパレータ405
はスイッチング動作する。また、コンデンサ406は商
用電源の誘導による交流分を除くもので、さらに除きき
れない交流分をコンデンサ407でMOSFET402
のゲート側へも加える。つまり両方のMOSFET40
1と402とのゲートへ加えると、MOSFET402
のゲートおよびMOSFET401のソース側とは同じ
交流成分が加わり、MOSFET402のドレイン電圧
は交流分が表われないか、または交流分の振幅は非常に
小さくなる。さらには、両ドレイン側に表れる交流分の
位相は逆であるので、コンデンサ408によって交流分
は取り除くことができる。そして、上記のコンパレータ
405の出力電圧を用いて、LD駆動点滅制御回路でL
Dを点滅制御することができる。
【0006】一方、生体に接触する電気機器の分野で
は、電源からの漏れ電流による電撃に対する十分な対策
が必要である。IECの基準によると、体表に電極を装
着するもの(マクロショック)に対する漏れ電流の許容
値はおよそ0.1mA、心臓に直接電流が流れる心配の
あるもの(マクロショック)に対する許容値は10μA
である。
【0007】このように従来のタッチ端子を有したレー
ザ光式治療器は、人体接触のためのタッチ端子に、入力
端子間を交流的に短絡した差動増幅器を用いてレーザ光
源を点滅させ、人体接触によって誘起される交流電圧に
よる誤動作を防止し、またそれによる人体への危険を防
止している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のレーザ光式治療
器は以上のように構成されているが、タッチ端子を一対
に分けているため、同時に触れないとタッチ端子が動作
しないという長所があるが、タッチ端子に触れる際に回
路電流が流れるため、人によっては不快を感じたり、ま
たタッチ端子が一対しかないため、指などで押えた場合
にレーザが発射され、場合によってはレーザが目に入り
網膜を損傷する危険性があるという問題があった。
【0009】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、タッチ端子が人体に触れても不快感を
感じたりしない、また、一対のタッチ端子に触ったぐら
いではレーザが発射されないレーザ光式治療器を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明のレーザ光式治療器は、レーザ光線の発射穴の
近傍に位置するところに設けられるセンサ端子と、その
センサ端子が高インピーダンス回路と増幅器を介して接
続されるレーザ光源駆動点滅制御回路を備え、前記のセ
ンサ端子の人体の皮膚への接触により人体から商用電源
の誘導によって生じる信号で、レーザ光源を制御するこ
とを特徴とする。
【0011】また、レーザ光線の発射穴の近傍に位置す
るところに設けられる複数個のセンサ端子と、その各セ
ンサ端子が高インピーダンス回路と増幅器及び、論理A
ND回路を介して接続されるレーザ光源駆動点滅制御回
路を備え、前記のセンサ端子の人体の皮膚への接触によ
り人体から商用電源の誘導によって生じる信号で、レー
ザ光源が制御されることを特徴とする。
【0012】本発明のレーザ光式治療器は上記のように
構成されており、タッチ端子が人体に触れても不快感を
感じることが無く、かつ安全に操作する事ができる。
【0013】
【発明の実施の形態】一般に人体は完全に空中に浮いて
いる状態でなく、また商用電源の両端は完全に絶縁して
いるものでなく、一方はかならずアース電位としている
ことから、床からまたは何らかの誘導で人体にはかなら
ず商用電源の一方が誘導されいる。生体の電気現象を計
測する場合は、電源からの静電誘導を除くために図8に
示すような方法を用いるのが普通である。特に安全に注
意しなければならない場合は、患者に装着する部分を他
の部分や他の機器と絶縁している。この発明においては
逆に上記の誘起電圧を利用して、タッチ端子に人体の誘
起電圧を入力する方式を採用している。
【0014】本発明のレーザ光式治療器について、一実
施例を示す図1にしたがって説明すると、レーザ光式治
療器は本体部1とプローブ部2とその両者を電気的に接
続するケーブル5からなり、このプローブ部2内にLD
11が組み込まれており、レーザ光はこの先端の発射穴
3から発射される。その発射穴3の周辺には複数個のタ
ッチ端子4が設けられている。このタッチ端子4は導電
性の材料であり、先端の発射穴3よりやや突起してい
る。このタッチ端子のすべてが患者の皮膚に触れるとL
D11が動作するようになっている。したがってプロー
ブ部2が患部に触れないとレーザ光は発射されない。
【0015】図2に本発明のタッチ端子の電気回路の一
実施例を示しているが、図に示すように、この場合はタ
ッチ端子4を4個備えた場合を示している。生体のイン
ピーダンスは1〜数十kΩの間で変動するので、この影
響を少なくするためには増幅器の入力インピーダンスを
著しく大きくしなければならないので、入力回路に高イ
ンピーダンス回路6を設け、入力抵抗には3MΩ程度を
有し、5V以上の入力があればバイパスするようにダイ
オードを設け増幅器7を保護して、増幅器7の入力に人
体誘起の電圧が入力される。同じ回路が4回路構成され
その出力を論理AND回路8に入れて、すべての入力が
ONのときのみに出力されるように構成している。後段
にはローパスフィルタをつけ、信号の平滑化を行なって
確実に動作するようにしている。さらに増幅器7を通し
て信号を増幅し、出力端子9の出力電圧を用いて、レー
ザ光源駆動点滅制御回路10でLD11を点滅制御する
ことができる。ここではこのレーザ光源駆動点滅制御回
路10の説明は除く。
【0016】次にレーザ光式治療器の使用手順を説明す
る。まず患者の患部に照射し易い楽な姿勢をとらせ、必
要に応じ患者、セラピストは付属の保護メガネを着用す
る。本体部1の電源スイッチに専用キーを挿入し電源を
ONにする。更に周波数設定ボタンで治療に応じた周波
数を設定する。次に照射時間設定ボタンで照射時間を設
定する。そして、プローブ部2を持って先端部の発射穴
3を患部に近づける。その時、先端部のタッチ端子がす
べて人体の皮膚に接触しておれば、レーザ光が発射穴3
から発射され人体に発射される。もしタッチ端子4が一
つでも皮膚に接触していなければレーザ光は照射されな
い。設定時間を過ぎれば自動的に照射は止まり、照射終
了すれば、プローブ部2を元に戻し、スイッチをOFF
して、専用キーを本体部1から抜き取り、責任者が保管
する。
【0017】このようにタッチ端子4を誘導型にするこ
とで、人体に直接低電流を与えること無く、人体への接
触を検知でき、レーザ光を安全に照射できる。
【0018】上記においては、レーザ光の発射穴3の周
りに複数個のタッチ端子4を備えた例について説明した
が、このタッチ端子4は一個でも良い。この場合は回路
が簡単になる。図3に示すように、本回路は本体部1と
プローブ部2とケーブル5とから構成される。タッチ端
子4は一個で、その回路図は図4に示される。複数個の
タッチ端子4が無いため論理AND回路を設ける必要が
無く、一回路で良い。回路の動作原理は上記と同じであ
る。
【0019】
【発明の効果】本発明のレーザ光式治療器は上記のよう
に構成されており、タッチ端子を誘導型としているた
め、電流が人体を流れることによる不快感が無く、さら
にタッチ端子を複数個設けることで、指等によって一対
のタッチ端子に触ったぐらいではレーザ光が発射される
ことがなく、安全性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のレーザ光式治療器の一実施例を示す
図である。
【図2】 図1のタッチ端子回路の構成図である。
【図3】 本発明のレーザ光式治療器の他の実施例を示
す図である。
【図4】 図3のタッチ端子回路の構成図である。
【図5】 従来のレーザ光式治療器を示す図である。
【図6】 A,Bはプローブ部のタッチ端子部の構成図
である。
【図7】 図5のタッチ端子回路の構成図である
【図8】 電源からの静電結合による雑音とその除去を
示す図である。
【符号の説明】
1 本体部 2 プローブ部 3 発射穴 4 タッチ端子 5 ケーブル 6 高インピーダンス回路 7 増幅器 8 論理AND回路 9 出力端子 10 レーザ光源駆動点滅制御回路 11 LD

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザ光線の発射穴の近傍に位置するとこ
    ろに設けられるセンサ端子と、そのセンサ端子が高イン
    ピーダンス回路と増幅器を介して接続されるレーザ光源
    駆動点滅制御回路を備え、前記のセンサ端子の人体の皮
    膚への接触により人体から商用電源の誘導によって生じ
    る信号で、レーザ光源を制御することを特徴とするレー
    ザ光式治療器。
  2. 【請求項2】レーザ光線の発射穴の近傍に位置するとこ
    ろに設けられる複数個のセンサ端子と、その各センサ端
    子が高インピーダンス回路と増幅器及び、論理AND回
    路を介して接続されるレーザ光源駆動点滅制御回路を備
    え、前記のセンサ端子の人体の皮膚への接触により人体
    から商用電源の誘導によって生じる信号で、レーザ光源
    が制御されることを特徴とするレーザ光式治療器。
JP9266790A 1997-09-30 1997-09-30 レーザ光式治療器 Pending JPH11104252A (ja)

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JP9266790A JPH11104252A (ja) 1997-09-30 1997-09-30 レーザ光式治療器

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8332019B2 (en) 2009-04-02 2012-12-11 Murata Manufacturing Co., Ltd. Electrocardiographic signal detection device
KR102120233B1 (ko) * 2019-12-06 2020-06-08 한성호 실시간 접촉 감지 기능이 구비된 고주파 온열기용 어플리케이터

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US8332019B2 (en) 2009-04-02 2012-12-11 Murata Manufacturing Co., Ltd. Electrocardiographic signal detection device
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