JPH11104126A - X線撮影装置 - Google Patents

X線撮影装置

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JPH11104126A
JPH11104126A JP9284541A JP28454197A JPH11104126A JP H11104126 A JPH11104126 A JP H11104126A JP 9284541 A JP9284541 A JP 9284541A JP 28454197 A JP28454197 A JP 28454197A JP H11104126 A JPH11104126 A JP H11104126A
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ray
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Takahiro Yoshimura
隆弘 吉村
Koichi Sonobe
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 X線撮影装置において、設置後に自動露出機
能等の特別機能を容易に追加できるようにすること。 【解決手段】 このX線撮影装置は、被撮影者の被撮影
部を挟んで互いに対向するように設けたX線発生装置4
5とX線受像装置46とを有する旋回ユニット26と、
旋回ユニット26を制御する制御装置45を備える。ま
た、このX線撮影装置は複数の特別機能を実現するため
の、それぞれ少なくとも回路基板69,71,74,8
4を含む複数の追加機構を取り付け可能である。さら
に、このX線撮影装置は、実行可能な特別機能の設定を
手動で切り換える機能設定切換手段50a,50b,5
0cを備える。制御装置51は、機能設定切換手段50
a,50b,50cからの入力信号に基づいて、複数の
特別機能のうち特定の特別機能を実行可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯科診断等の好適
に使用されるパノラマX線撮影装置及びセファロ撮影ま
たはクロス断層撮影機能付きのパノラマX線撮影装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】この種のX線撮影装置では、従来より、
歯列弓等のパノラマ撮影を行う機能(パノラマ撮影機
能)において、被撮影者を透過するX線量が一定となる
ように管電圧と管電流を自動的に調節する機能(自動露
出機能)、被撮影者までの距離を計測してX線断層位置
と被撮影者の位置を被撮影者を移動させることなく自動
的に一致させる機能(自動位置付け機能)、及びパノラ
マ撮影機能に付加して顎骨等の特殊な部位のパノラマ撮
影を行う機能(スペシャルパノラマ撮影機能)、パノラ
マ撮影以外の歯牙等の任意の断面を撮影する機能(クロ
ス断層撮影機能)、X線源と被撮影者の位置関係を常に
一定として撮影可能とする機能(セファロ撮影機能)等
のパノラマ撮影に関連する各種の特別機能を備えたもの
が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記特別機能のうち一
部の機能を有するX線撮影装置を設置した後に、使用者
が別の機能を追加することを望む場合がある。例えば、
パノラマ撮影機能と自動露出機能があれば十分であると
判断して、これらの機能のみを備えるX線撮影装置を購
入、使用していたが、その後セファロ撮影機能が必要と
なる場合がある。しかし、従来のこの種の装置では、新
たな機能を追加するのは不可能であるか、あるいは、い
ったん設置した装置を工場に送って大幅な改造を行う必
要があった。また、従来のこの種のX線撮影装置では、
異なる機能を備えた別仕様の装置は個別に製作されてお
り、製造コストが高いという問題もあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、被撮影
者の被撮影部を挟んで互いに対向するように設けたX線
発生装置とX線受像装置とを有する旋回ユニットと、該
旋回ユニットを制御する制御装置とを備え、上記旋回ユ
ニットを旋回させつつX線発生装置から被撮影部に対し
てX線を照射し、被撮影部を透過したX線をX線受像装
置で受けるパノラマ撮影が可能なX線撮影装置であっ
て、上記パノラマ撮影に関連する複数の特別機能を実現
するための、それぞれ少なくとも回路基板を含む複数の
追加機構を取り付け可能であり、実行可能な特別機能の
設定を手動で切り換える機能設定切換手段を備え、上記
制御装置は、上記機能設定切換手段からの入力信号に基
づいて、複数の特別機能のうち特定の特別機能を実行可
能とすることを特徴としている。
【0005】上記特別機能には、自動露出機能、自動位
置付け機能、スペシャルパノラマ撮影機能及びクロス断
層撮影機能が含まれる。
【0006】セファロスタットを備え、セファロ撮影を
実行可能としてもよい。
【0007】セファロスタットの取り付け部を設けても
よい。
【0008】
【発明の作用及び効果】本発明に係るX線撮影装置で
は、機能設定切換手段の設定に基づいて、制御装置が複
数の特別機能のうち特定の特別機能を実行可能とする。
よって、X線撮影装置の設置後に特定の特別機能を実現
するための追加機構を追加し、かつ、機能設定切換手段
を切り替えるだけで新たに特別機能を追加することがで
きる。また、異なる特別機能を備える別個の仕様のX線
撮影装置であっても、追加機構の有無と機能設定切替手
段の設定が異なるだけであり、制御装置等の他の機構を
共用することができる。よって、本発明に係るX線撮影
装置であれば、製造コストを低減することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施形態を説明する。 (第1実施例)図1は、本発明の第1実施形態に係る歯
科診断用のX線撮影装置10の外観を示す。このX線撮
影装置10は、歯科診療用防X線室の床面12に固定さ
れたベース14と、このベース14に垂直に固定された
支柱16を有する。支柱16の上部には昇降ユニット1
8が設けてあり、この昇降ユニット18は図示しない駆
動装置により支柱16に沿って上下移動できるようにし
てある。昇降ユニット18は、メーンフレーム20と、
このメーンフレームの上部と下部からそれぞれ前方に突
出した上部フレーム22と下部フレーム24とからな
り、上部フレーム22は後述する連結軸を介して旋回ユ
ニット26の本体27を支持し、下部フレーム24は被
撮影者の頭部を固定するためのチンレスト28、側頭部
押さえ29、ハンドル30等を備えている。また、下部
フレーム24には小型表示パネル68A(図3に図示す
る。)が設けられている。
【0010】上記昇降ユニット18の上部フレーム22
には、X方向(メーンフレーム20に対して上部フレー
ム22と下部フレーム24が突出している方向と平行な
方向)とY方向(水平面上でX方向と直交する方向)に
移動するXY移動機構に鉛直方向に下向きに延びる連結
軸35(図2参照)が固定されている。図2に示すよう
に、連結軸35の下端側には、転がり軸受36を介して
旋回ユニット26の本体27のハウジング27aが固定
されており、ハウジング27a内に突出する連結軸35
の下端にはプーリ37が固定されている。また、本体2
7のハウジング27a内には旋回用モータ39が固定さ
れており、この旋回用モータ39の出力軸39aにプー
リ41が固定されている。プーリ37,41は駆動用タ
イミングベルト42が張設されており、旋回用モータ3
9が回転すると、旋回ユニット26が連結軸35を中心
として旋回する。
【0011】鉛直方向下向きに延びる旋回ユニット26
の本体27の両端部には、それぞれX線発生装置45と
X線受像装置46が取り付けられており、これらX線発
生装置45とX線受像装置46は水平方向に互いに対向
している。
【0012】このX線撮影装置10は、上記X線発生装
置45、X線受像装置46の交換、図5で後述する回路
基板69,71,74,84の取付等により、パノラマ
撮影に関連する、自動露出機能、自動位置付け機能、ス
ペシャルパノラマ撮影機能、クロス断層撮影機能のうち
の所望の機能(特別機能)を持たせることができる。昇
降ユニット18の下部フレーム24には、これらの特別
機能の設定を手動で切り替えるためのディップスイッチ
50a,50b,50c(図3参照)が設けられいる。
このディップスイッチ50a〜50cのうち、50aが
自動露出機能、50bが自動位置付け機能、50cがス
ペシャルパノラマ機能に対応しており、これらのディッ
プスイッチ50a〜50bを“0N”側に設定するとそ
の機能が有効になり、“OFF”側に設定するとその機
能は抑止される。
【0013】さらに、上記昇降ユニット18の下部フレ
ーム24内には、図3に示す制御装置51が収容されて
いる。この制御装置51は、第1CPU53Aと第2C
PU53Bを備えている。このうち第1CPU53Aに
は、上記ディップスイッチ50a〜50cから信号が入
力される。第1CPU53Aは、このディップスイッチ
50a〜50cからの入力信号に基づいて、上記特別機
能のうちいずれが有効であるかを判断し、対応する制御
プログラムを第1記憶部54Aから読み出す。また、第
2CPU53Bは後述するように自動位置付け機能用の
回路基板71の有無を判断する。
【0014】また、制御装置51には各種のセンサ類5
4及びスイッチ類55から信号が入力されると共に、仕
様によっては図5で後述するX線センサ67、フィルム
スピードセンサ68、測距センサ70等から信号が入力
される。さらに、制御装置51は上記第1及び第2CP
U53A,53Bの判断に基づいて、上記XY移動機構
のX軸、Y軸用モータ56の他、上記した旋回用モータ
39の他、後述するX線管59、カセットホルダ移動用
モータ65等を制御する。
【0015】(標準仕様)まず、パノラマ撮影のみを行
う標準仕様の場合、X線発生装置45は図4(A)に示
すスリット形状一定型であり、X線受像装置46は上記
図2に示す固定型である。上記図4(A)に示すスリッ
ト形状一定型のX線発生装置45は、ハウジング45a
内にX線管59、一次スリットを有するX線遮蔽板60
等を備えており、一次スリットを有するX線遮蔽板60
はハウジング45aに対して固定されている
【0016】上記図2に示す固定型のX線受像装置46
は、吊り板62により旋回ユニット26の本体27に着
脱可能に固定されている。また、X線受像装置46のハ
ウジング46a内には、スライド機構63を介してカセ
ットホルダ64が摺動可能に支持されており、このカセ
ットホルダ64にX線フィルムを内蔵したフィルムカセ
ット47が収容されている。このカセットホルダは、ハ
ウジング46a内に収容されたカセットホルダ移動用モ
ータ65を作動するとスライド機構63上を紙面に垂直
な方向に移動するようにしてある。また、X線受像装置
46には二次スリットを有するX線遮蔽板66等が取り
付けてある。
【0017】標準仕様の場合には、液晶表示装置等から
小型表示パネル68A(図3にのみ図示する。)を昇降
ユニット18の下部フレーム24に取り付けられてい
る。さらに、標準使用の場合には、すべてのディップス
イッチ50a〜50cが“OFF”に設定される。
【0018】この標準仕様で実行可能な上記パノラマ撮
影では、上記XY移動機構によりその旋回中心が歯列弓
等に沿って移動しつつ、旋回ユニット26が旋回する。
また、これと同時に、X線発生装置45から歯列等に対
してX線が照射され、X線受像装置46が透過X線を受
ける。
【0019】(自動露出機能追加仕様)上記標準仕様に
自動露出機能を追加した自動露出機能追加仕様とする場
合には、図5に示すように、X線受像装置46内に透過
X線量を測定するためのX線センサ67と、X線フィル
ムカセットの移動速度を検出するためのフィルムスピー
ドセンサ68を追加する。また、図5に示すように、下
部フレーム24内に自動露出測定機能を実行するために
必要な機能を備える回路基板69を取り付けて、上記制
御装置51の第1CPU53Aに接続する。さらに、デ
ィップスイッチ50aを“ON”に設定する。
【0020】上記自動露出では、実際の撮影を行う際
に、旋回ユニット26を旋回させつつ、X線発生装置4
5のX線管59から被撮影部に対してX線を照射して、
透過X線量をX線センサ67で検出し、かつ、その時の
フィルムスピードをフィルムスピードセンサ68により
測定する。そして、この測定結果に基づいて、被撮影部
を透過するX線量が一定となるようにX線管59に印加
する管電圧と管電流を自動的に調節する。
【0021】(自動位置付け機能追加仕様)上記標準仕
様に自動位置付け機能を追加した自動位置付け機能追加
仕様とする場合には、昇降ユニット18のメーンフレー
ム20に図6に示す測距センサ70を取り付けて、上記
制御装置51に接続する。また、図6に示すように、下
部フレーム24内に自動露出測定機能を実行するために
必要な機能を備える回路基板71を取り付けて、上記制
御装置51に接続する。さらに、ディップスイッチ50
bを“ON”に設定する。
【0022】上記自動位置付けでは、被撮影者までの距
離を上記測距センサ70により計測し、X線断層位置と
被撮影者の位置が一致するように、XY移動機構により
X方向に旋回ユニットを移動させる。
【0023】(自動露出及び自動位置付け機能追加仕
様)上記標準仕様に自動露出機能と自動位置付け機能を
追加した自動露出及び自動位置付け機能追加仕様とする
場合には、図7に示すように、X線受像装置45内にX
線センサ67と、フィルムスピードセンサ68を取り付
ける。また、昇降ユニット18のメーンフレーム20に
測距センサ70を取り付ける。さらに、図7に示すよう
に、下部フレーム24内に自動露出測定機能を実行する
ために必要な機能を備える回路基板69と、自動露出機
能を実行するために必要な機能を備える回路基板71を
取り付けて、それぞれ制御装置51に接続する。さらに
また、ディップスイッチ50a,50bを“ON”に設
定する。
【0024】(スペシャルパノラマ撮影機能追加仕様)
上記標準仕様のX線撮影装置10を、顎骨、片顎等の特
殊な部位の曲面断層撮影を行うスペシャルパノラマ撮影
機能を追加したスペシャルパノラマ機能追加仕様とする
場合には、図8に示すように、スペシャルパノラマ撮影
を実行するのに必要な機能を備える回路基板74を昇降
ユニット18の下部フレーム24内に取り付けて制御装
置51の第1CPU53Aに接続する。また、ディップ
スイッチ50bを“ON”に設定する。なお、上記自動
露出機能追加仕様、自動位置付け追加仕様お自動露出機
能及び自動位置付け追加仕様において、スペシャルパノ
ラマ撮影機能を追加してもよい。
【0025】(クロス断層撮影機能追加仕様)上記標準
仕様のX線撮影装置を、クロス断層撮影機能を追加した
クロス断層撮影機能追加仕様とする場合は、X線発生装
置45を図4(B)に示す一次スリット形状可変型とす
ると共に、X線受像装置46を図9に示す揺動型とす
る。
【0026】上記図4(B)に示す一次スリット形状可
変型のX線発生装置45では、一次スリット用モータ7
7を駆動することにより、形状の異なる一次スリットを
有するX線遮蔽板60を図4(B)の紙面表裏方向に移
動できるようにしてあり、クロス断層撮影時には一次ス
リットを有するX線遮蔽板60のスリット幅をパノラマ
撮影時より広くするように変更できるようにしてある。
一次スリット形状可変型のX線発生装置45のその他の
構造は、上記図4(A)に示すスリット形状一型のX線
発生装置45と同様である。
【0027】上記図9に示す揺動型のX線受像装置46
は、旋回ユニット26の本体27に回動自在に支持され
た揺動軸79に固定されている。また、上記旋回ユニッ
ト26の本体27内に揺動用モータ80が収容固定され
ており、この揺動用モータ80の出力軸80aに固定さ
れた平歯車81がX線受像装置46に固定された円弧状
のラック82と係合している。よって、揺動用モータ8
0の回転方向に応じて旋回ユニット26の本体27に対
してX線受像装置46が揺動する。なお、揺動型のX線
受像装置46のその他の構造は、上記図2に示す固定型
のX線発生装置46と同様である。
【0028】また、クロス断層撮影機能追加仕様の場合
には、図10に示すようにクロス断層撮影を実行するた
めに必要な機能を有する回路基板84を追加する。さら
に、クロス断層撮影機能の場合には、図10に示すよう
にディップスイッチ50a〜50cをすべて“OFF”
に設定する。
【0029】クロス断層撮影では、X線受像装置46を
旋回ユニット26の本体27に対して揺動させることに
より、旋回ユニット26の本体27の旋回角度位置に応
じて、X線受像装置46を一定角度揺動させる。これに
より、X線発生装置45から照射されたX線が平面断層
内の同一領域を通過し、歯牙等の所望部位の断面を撮影
することができる。
【0030】なお、上記した自動露出機能追加仕様から
クロス断層撮影機能追加仕様において、大型表示パネル
68A、一次スリット形状可変型のX線発生装置45、
揺動型のX線受像装置46及び回路基板84を取り付け
てクロス断層撮影機能を追加してもよい。
【0031】次に、図11を参照しつつ上記制御装置5
1の第1CPU53Aの作動について説明すると、ま
ず、ステップS1で電源が投入されると、ステップS2
で大型表示パネル68Aが装着されているか否かを判断
する。ステップS2で大型表示パネル68Aが装着され
ていれば、ステップS3において、第1CPU53Aが
第1記憶部54Aに記憶されたクロス断層撮影用制御プ
ログラムを読み出した後、ステップSS3に移行する。
【0032】ステップS4〜S6ではディップスイッチ
50a〜50cからの入力信号に基づいて、自動露出機
能、自動位置付け機能及びスペシャルパノラマ機能が有
効か否かを判断する。まず、ステップS4においてディ
ップスイッチ50aが“ON”であれば、自動露出機能
を装備していると判断し、ステップS7において第1記
憶部54Aから自動露出用制御プログラムを起動した
後、ステップS5に移行する。一方、ステップS4にお
いてディップスイッチ50aが“OFF”であれば、自
動露出機能は装備していないと判断し、ステップS5に
移行する。次に、ステップS5において、ディップスイ
ッチ50bが“ON”であれば、自動位置付け機能を装
備していると判断し、ステップS8において第1CPU
53Aが第1記憶部54Aから自動位置付け制御プログ
ラムを起動する。一方、ステップS5においてディップ
スイッチ50bが“OFF”であれば、自動位置付け機
能は装備していないと判断し、ステップS6に移行す
る。次に、ステップS6においてディップスイッチ50
cが“ON”であれば、スペシャルパノラマ撮影機能を
装備していると判断し、ステップS9において第1CP
U53Aが第1記憶部54Aからスペシャルパノラマ撮
影制御プログラムを起動する。一方、ステップS6にお
いてディップスイッチ50cが“OFF”であれば、ス
ペシャルパノラマ撮影機能は装備していないと起動す
る。
【0036】このように制御装置51の第1CPU53
Aは、小型表示パネル68Aと大型表示パネル68Bの
いずれが装着されているか及びディップスイッチ50a
〜50cの設定に基づいて特別機能の実行に必要なプロ
グラムを第1記憶部54Aから読み出す。
【0037】次に、図12に基づいて上記第2CPU5
3Bの作動について説明すると、まず、ステップS11
において電源が投入されると、ステップS12上記自動
位置付け機能用の回路基板71(図6参照)が装着され
ているか判断し、装着されていない場合には、ステップ
S13において第2記憶部54Bから読み出した自動露
出機能未装着制御プログラムを起動する。一方、ステッ
プS12において上記回路基板71が装着されている場
合には、ステップS14において自動露出機能の初期調
整が完了しているか否かを判断する。ステップS14で
初期調整が完了していない場合には、ステップS15に
おいて第2記憶部54Bから読み出した初期調整補助プ
ログラムを起動した後、ステップS16に移行する。一
方、ステップS14において初期調整が完了してる場合
には、ステップS16に移行する。ステップS16では
自動露出機能制御プログラムを起動する。
【0038】このように第1実施形態のX線撮影装置で
は、制御装置51の第1CPU53Aがディップスイッ
チ50a〜50cの設定に基づいて、上記自動露出機能
等の複数の特別機能のうち特定の特別機能を実行可能と
する。よって、X線撮影装置10の設置後に自動露出機
能等の特定の特別機能を実現するための回路基板69,
71,74,84やセンサ67,68,70等を追加し
たり、必要に応じてX線発生装置45やX線受像装置4
6を交換すると共に、ディップスイッチ50a〜50c
を切り換えるだけで標準仕様に対して特別機能を追加す
ることができる。よって、X線撮影装置10の納品、設
置後も使用者等の要求に応じて、自動露出等の機能を容
易に追加することができる。また、この第1実施形態の
X線撮影装置では上記のように標準仕様に種々の特別機
能を追加して種々の仕様に変更することができるが、別
仕様であっても標準仕様に対して追加する回路基板6
9,71,74,84の有無、X線撮影装置45、X線
受像装置46の種類、ディップスイッチ50a〜50c
の設定等が異なるだけであり、制御装置51等の他の大
部分の機構を共用することができる。よって、第1実施
形態のX線撮影装置であれば、製造コストを低減するこ
とができる。
【0039】(第2実施形態)図13は、本発明の第2
実施形態に係るX線撮影装置10を示している。このX
線撮影装置10における標準仕様は、パノラマ撮影機能
の他、セファロ撮影機能を備えており、支柱16にセフ
ァロスタッド90が取り付けられている。また、X線発
生装置45は、旋回ユニット26の本体27に対して回
動可能な回動型である。図14(A)に示すように、こ
の回動型のX線発生装置45は旋回ユニット26の本体
27に対して回動自在に取り付けられた回動軸91に固
定されており、回動用モータ92の回転方向に応じてX
線発生装置45全体が可動するようになっている。ま
た、一次スリットを有するX線遮蔽板60をスリット用
モータ77により移動させることにより、パノラマ撮影
時とセファロ撮影時でスリット幅を変更できるようにな
っている。さらに、図15に示すよう、セファロ機能用
の回路基板93を下部フレーム24内に取り付けて制御
装置51の第1CPU53Aに接続する。第2実施形態
の標準仕様のその他の構成は上記した第1実施形態の標
準仕様と同一である。
【0040】セファロ撮影では、セファロスタット90
の先端に設けた被撮影者の頭部位置付け機構95に被撮
影者を位置付けし、旋回ユニット26の本体27を旋回
させると共に、X線発生装置45を回動させて、X線受
像装置46に干渉されることなく、X線発生装置45と
被撮影者を対向させる。そして、この状態でX線発生装
置45から被撮影者に向けてX線を照射し、透過X線を
セファロスタット90の先端に取り付けたXフィルムカ
セット97により受ける。
【0041】第2実施形態の標準仕様に自動露出機能、
自動位置付け機能、スペシャルパノラマ撮影機能、クロ
ス断層撮影機能を追加する場合は、第1実施形態の場合
と同様に追加する特別機能に必要な回路基板、センサ等
を追加し、その特別機能に対応し、ディップスイッチ5
0a〜50cをオンすればよい。例えば、クロス断層撮
影機能を追加する場合には、クロス断層撮影機能用の回
路基板84(図10参照)を追加すると共に、X線発生
装置45を図14(B)に示すようなクロス断層撮影用
のものに交換し、かつ、X線受像装置46を上記図9に
示す揺動機構を備えるものに交換する。さらに、小型表
示パネル68Aに代えて大型表示パネル68Bを取り付
ける。
【0042】なお、この第2実施形態において、支柱に
上記セファロスタット取付をボルト止めするための取付
孔を設けておき、セファロスタットは必要に応じて後付
け可能としてもよい。この場合、セファロ機能用のディ
ップスイッチを設けておき、支柱にセファロスタットを
後付けする場合にのみ、そのディップスイッチをオンす
ればよい。
【0043】本発明は、上記実施形態に限定されるもの
ではなく、種々の変形が可能である。例えば、本発明の
X線撮影装置に関する品質情報やコンピュータのバージ
ョンアップのために通信回路を介して制御装置と外部の
コンピュータの間で通信を行うようにしてもよい。これ
には2つの方法がある。1つは、外部のコンピュータか
ら直接に通信回路を介してパノラマX線装置のCPUと
通信する方法で、もう1つは、外部コンピュータから院
内LANや既存の院内のコンピュータを経由してパノラ
マX線装置と通信する方法である。このいずれかによ
り、コンピュータソフトの品質情報やバージョンアップ
を通信回路を使用して行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態に係るX線撮影装置を示す斜視
図である。
【図2】 固定型のX線受像装置を備える旋回ユニット
の部分断面正面図である。
【図3】 標準仕様を示す概略構成図である。
【図4】 (A)はスリット形状一定型のX線発生装置
を示す断面図、(B)は一次スリット形状可変型のX線
発生装置を示す断面図である。
【図5】 自動露出機能追加仕様を示す概略構成図であ
る。
【図6】 自動位置付け機能追加仕様を示す概略構成図
である。
【図7】 自動露出及び自動位置付け機能追加仕様を示
す概略構成図である。
【図8】 スペシャルパノラマ撮影機能追加仕様を示す
概略構成図である。
【図9】 揺動型のX線受像装置を備える旋回ユニット
の部分断面正面図である。
【図10】 クロス断層撮影機能追加仕様を示す概略構
成図である。
【図11】 第1CPUの作動を説明するためのフロー
チャートである。
【図12】 第2CPUの作動を説明するためのフロー
チャートである。
【図13】 第2実施形態に係るX線撮影装置を示す斜
視図である。
【図14】 (A)は第2実施形態におけるスリット形
状一定型のX線発生装置を示す断面図、(B)は第2実
施形態における一次スリット形状可変型のX線発生装置
を示す断面図である。
【図15】 第2実施形態の標準仕様を示す概略構成図
である。
【符合の説明】
18…昇降ユニット、26…旋回ユニット、45…X線
発生装置、46…X線受像装置、50a,50b,50
c…ディップスイッチ、51…制御装置、53A…第1
CPU、53B…第2CPU、54A…第1記憶部、5
4B…第2記部、67…X線センサ、68A…小型表示
パネル、68B…大型表示パネル、69,71,74,
84…基板回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被撮影者の被撮影部を挟んで互いに対向
    するように設けたX線発生装置とX線受像装置とを有す
    る旋回ユニットと、 該旋回ユニットを制御する制御装置とを備え、 上記旋回ユニットを旋回させつつX線発生装置から被撮
    影部に対してX線を照射し、被撮影部を透過したX線を
    X線受像装置で受けるパノラマ撮影が可能なX線撮影装
    置であって、 上記パノラマ撮影に関連する複数の特別機能を実現する
    ための、それぞれ少なくとも回路基板を含む複数の追加
    機構を取り付け可能であり、 実行可能な特別機能の設定を手動で切り換える機能設定
    切換手段を備え、 上記制御装置は、上記機能設定切換手段からの入力信号
    に基づいて、複数の特別機能のうち特定の特別機能を実
    行可能とすることを特徴とするX線撮影装置。
  2. 【請求項2】 上記特別機能は、自動露出機能、自動位
    置付け機能、スペシャルパノラマ撮影機能及びクロス断
    層撮影機能のうち少なくとも1つを含むことを特徴とす
    る請求項1に記載のX線撮影装置。
  3. 【請求項3】 セファロスタットを備え、セファロ撮影
    を実行可能であることを特徴とする請求項1又は請求項
    2に記載のX線撮影装置。
  4. 【請求項4】 セファロスタットの取り付け部を備える
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のX線撮
    影装置。
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