JPH11104015A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

誘導加熱調理器

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JPH11104015A
JPH11104015A JP26716797A JP26716797A JPH11104015A JP H11104015 A JPH11104015 A JP H11104015A JP 26716797 A JP26716797 A JP 26716797A JP 26716797 A JP26716797 A JP 26716797A JP H11104015 A JPH11104015 A JP H11104015A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
induction heating
heating coil
cooling fan
supplied
Prior art date
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Pending
Application number
JP26716797A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaharu Irie
正治 入江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Zojirushi Corp
Original Assignee
Zojirushi Vacuum Bottle Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品を共用して簡単な構成で安価な誘導加熱
調理器を提供する。 【解決手段】 誘導加熱コイル2に供給する高周波電流
に発生するノイズを除去するためのコイル10と、該コ
イル10と誘導するように設けられる2次側コイル11
とを備えたものである。そして、前記2次側コイル11
は、他の電子部品の駆動電源用としたり、前記誘導加熱
コイル2に流れる電流の検出用として利用することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、誘導加熱調理器に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、誘導加熱調理器では、スイッチン
グ素子を駆動制御して誘導加熱コイルに通電することに
より、高周波磁界を発生させ、被加熱物を誘導加熱する
ようにしている。そして、冷却ファンを回転駆動させる
ことにより、スイッチング素子及び誘導加熱コイルを冷
却するようにしている。前記誘導加熱コイルに流れる電
流はカレントトランス等によって検出し、この検出結果
に基づいて誘導加熱コイルへの通電量を制御している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記誘
導加熱調理器では、冷却ファンを駆動させるために、誘
導加熱コイルへの通電用とは別に電源回路が必要であっ
た。また、誘導加熱コイルに流れる電流を検出するため
に、別部品のカレントトランス等が必要であった。しか
も、これらの部品は重量及び発熱量が大きいため、コス
トアップ、装置の大型化等の問題があった。
【0004】そこで、本発明は、部品を共用して簡単な
構成で安価な誘導加熱調理器を提供することを課題とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するための手段として、誘導加熱調理器を、誘導加熱
コイルに供給する高周波電流からノイズを除去するため
のコイルと、該コイルと誘導するように設けられる2次
側コイルとを備えた構成としたものである。
【0006】前記2次側コイルは、他の電子部品の駆動
電源用とすることができる。
【0007】この場合、スイッチング制御回路から誘導
加熱コイルに高周波電流が供給されると、コイルがノイ
ズを除去すると共に、2次側コイルに誘導起電力を発生
させ、冷却ファンを回転駆動させる。
【0008】また、前記2次側コイルは、前記誘導加熱
コイルに流れる電流の検出用として利用することができ
る。
【0009】この場合、スイッチング制御回路から誘導
加熱コイルに高周波電流が供給されると、コイルがノイ
ズを除去すると共に、その供給電流値を検出する。そし
て、この検出結果に基づいて誘導加熱コイルへの通電制
御を行うことができる。
【0010】なお、前記2次側コイルを2つ設け、一方
を他の電子部品の駆動電源用とし、残る他方を前記誘導
加熱コイルに流れる電流の検出用としてもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に従って説明する。
【0012】図1は、本発明に係る誘導加熱調理器を示
す。この誘導加熱調理器は、上面にセラミックプレート
1aを設けた調理器本体1内に、誘導加熱コイル2、温
度センサ3、冷却ファン4及び制御装置5等を収容した
構成である。
【0013】前記誘導加熱コイル2は、セラミックプレ
ート1aの下方に配設されている。誘導加熱コイル2に
は、図2に示す電気回路によって高周波電流が供給され
るようになっている。
【0014】すなわち、商用電源6からの交流は、コン
デンサC1を並列接続した整流回路7で整流され、コン
デンサC2で平滑化されるようになっている。また、誘
導加熱コイル2にはコンデンサC3が並列接続され、ス
イッチング素子8によって高周波が発生するようになっ
ている。スイッチング素子8のエミッタ・コレクタ間に
はダイオードDが接続され、ベースには後述するインバ
ータ制御回路18からオン・オフ信号が入力されるよう
になっている。そして、セラミックプレート1a上に載
置された鍋9を誘導加熱するようになっている。また、
前記誘導加熱コイル2に供給する高周波電流は、整流回
路7との間に接続したコイル10によってノイズを除去
されるようになっている。コイル10は、図2に示すよ
うに、ドーナツ状の鉄心10aに巻回されている。
【0015】前記温度センサ3にはサーミスタ等が使用
され、セラミックプレート1aの中央部下面に当接する
ように設けられている。温度センサ3は、セラミックプ
レート1aを介して間接的に前記鍋9の温度を検出す
る。
【0016】前記冷却ファン4は、前記誘導加熱コイル
2及びスイッチング素子8等を冷却するためのもので、
前記調理器本体1の前方側に配設されている。冷却ファ
ン4には、前記コイル10を1次側コイルとする2次側
コイル11から安定化電源回路12を介して電力が供給
されるようになっている。2次側コイル11は、図2に
示すように、鉄心10aに巻回したコイル10の周囲に
部分的に巻回されている。
【0017】このように、2次側コイル11を設けるこ
とにより、冷却ファン4に電流を供給できるので、別途
新たに電源を設ける必要がなく、構造を簡略・軽量化し
てコンパクトに構成することが可能である。特に、ノイ
ズ除去用コイル10での発熱分を2次側コイル11での
誘導起電力の発生に利用できるようにすれば、消費電力
を低減しつつ冷却ファン4を回転させることが可能とな
り、経済的である。また、コイル10での発熱を抑える
ことにより、冷却ファン4の回転数をも抑制できるの
で、騒音の発生を低減することも可能である。
【0018】前記冷却ファン4の近傍には、基板13が
ねじ止めされ、この基板13に前記スイッチング素子8
を取り付けたフィン14がねじ止めされている。そし
て、前記冷却ファン4の回転により、調理器本体1の底
面に穿設した吸引口1bから吸い込まれた空気が、誘導
加熱コイル2及びフィン14に吹き付けられ、誘導加熱
コイル2及びスイッチング素子8が冷却されるようにな
っている。
【0019】前記制御装置5は、基板13上に各種電子
部品を実装したもので、図3に示すように、温度検出回
路15、冷却ファン駆動回路16、温度制御回路17及
びインバータ制御回路18で構成されている。
【0020】温度検出回路15は、前記温度センサ3が
周囲の温度により変化した抵抗値を電圧値として検出
し、温度制御回路17に出力する。
【0021】冷却ファン駆動回路16は、インバータ制
御回路18からの制御信号に基づいて冷却ファン4を駆
動制御する。
【0022】電流検出回路14は、整流回路7を流れる
電流を電圧値に変換し、インバータ制御回路18に出力
する。整流回路7での電流値は、誘導加熱コイル2での
電流値と比例関係にあるため、この電流値を検出するこ
とで、誘導加熱コイル2に供給するインバータ電力値を
正確に把握することができる。
【0023】インバータ制御回路18は、前記温度制御
回路17からの信号に基づいてスイッチング素子8に制
御信号を出力する。
【0024】前記構成の誘導加熱調理器では、電源を投
入すると、温度センサ3での検出温度が読み込まれ、ス
イッチング素子8に制御信号が出力される。これによ
り、誘導加熱コイル2に高周波電流が通電され、鍋9が
誘導加熱される。このとき、コイル10は発生するノイ
ズを除去すると共に、2次側コイル11に誘導起電力を
発生させる。これにより、安定化電源回路12を介して
冷却ファン4に通電される。冷却ファン4は、冷却ファ
ン駆動回路16からの制御信号に基づいて回転する。こ
の結果、吸引口1bから吸い込まれた空気が、誘導加熱
コイル2及びフィン14に吹き付けられる。つまり、マ
イクロコンピュータ等の高価な電子部品がなくても、誘
導加熱コイル2によって鍋9を誘導加熱する際、冷却フ
ァン4に通電して確実に誘導加熱コイル2及びスイッチ
ング素子8の冷却を開始させることができる。
【0025】なお、前記実施形態では、2次側コイル1
1を冷却ファン4の駆動用に利用したが、電流検出用と
して利用してもよい。
【0026】すなわち、図4の電気回路図に示すよう
に、2次側コイル11からの電流を電流検出回路19で
検出し、電圧に変換してインバータ制御回路18に入力
する。2次側コイル11に発生する電流は、誘導加熱コ
イル2に流れる電流と比例関係にあるので、インバータ
制御回路18では、この入力信号に基づいてスイッチン
グ素子8を駆動制御し、インバータ回路18から誘導加
熱コイル2への通電を制御する。
【0027】このように、2次側コイル11を電流検出
用として利用した場合、誘導加熱コイル2への通電量を
直接検出してスイッチング素子8を駆動制御できるの
で、別途検出手段を設ける必要がなく、経済的である。
【0028】また、前記2次側コイル11を2つ設ける
ことにより、一方を冷却ファン4の駆動用として、残る
他方を電流検出用として利用するようにしてもよい。
【0029】また、前記コイル10は、冷却ファン4に
よる空気流れの途中に配設したり、フィン14に直接設
けるようにしてもよい。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る誘導加熱調理器によれば、誘導加熱コイルのスイ
ッチング制御回路から発生するノイズを除去するための
コイルと、該コイルと誘導するように設けられる2次側
コイルとを備えた構成としたので、カレントトランス等
の別部品が不要となり、簡単かつ安価な構成とすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態に係る誘導加熱調理器の平面図で
ある。
【図2】 コイル及び2次側コイルの拡大図である。
【図3】 図1の電気回路図である。
【図4】 他の例に係る電気回路図である。
【符号の説明】
2 誘導加熱コイル 4 冷却ファン 5 制御装置 8 スイッチング素子 10 コイル 11 2次側コイル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘導加熱コイルに供給する高周波電流に
    発生するノイズを除去するためのコイルと、 該コイルと誘導するように設けられる2次側コイルとを
    備えたことを特徴とする誘導加熱調理器。
  2. 【請求項2】 前記2次側コイルを、他の電子部品の駆
    動電源用としたことを特徴とする請求項1に記載の誘導
    加熱調理器。
  3. 【請求項3】 前記2次側コイルを、前記誘導加熱コイ
    ルに流れる電流の検出用としたことを特徴とする請求項
    1に記載の誘導加熱調理器。
  4. 【請求項4】 前記2次側コイルを2つ設け、一方を他
    の電子部品の駆動電源用とし、残る他方を前記誘導加熱
    コイルに流れる電流の検出用としたことを特徴とする請
    求項1に記載の誘導加熱調理器。
JP26716797A 1997-09-30 1997-09-30 誘導加熱調理器 Pending JPH11104015A (ja)

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