JPH11103490A - 移動通信システムとその基地局装置 - Google Patents

移動通信システムとその基地局装置

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JPH11103490A
JPH11103490A JP9262125A JP26212597A JPH11103490A JP H11103490 A JPH11103490 A JP H11103490A JP 9262125 A JP9262125 A JP 9262125A JP 26212597 A JP26212597 A JP 26212597A JP H11103490 A JPH11103490 A JP H11103490A
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JP9262125A
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Inventor
Shigeru Sugita
茂 杉田
Katsumi Yamagishi
勝已 山岸
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 適切なメモリ管理を行うことで、基地局が保
有する有限のデータベース用メモリを有効に使用してロ
ーカル情報のダウンロードサービスを実現する。 【解決手段】 基地局の要求に応じて管理制御装置から
ローカル情報がダウンロードされたときに、このローカ
ル情報を当該基地局から要求元の移動局に転送するとと
もに、当該ローカル情報を基地局のデータ記憶部54に
追加記憶または更新記憶することは有効であるか否か
を、当該ローカル情報の更新頻度と移動局からのアクセ
ス頻度との比をしきい値と比較することにより判定す
る。そして、当該ローカル情報を記憶することは有効で
あると判定すると、当該ローカル情報をデータ記憶部5
4に追加記憶あるいは更新記憶し、一方有効性が低いと
判定した場合には当該ローカル情報の追加記憶あるいは
更新記憶を行わないようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばPHS
(Personal Handy-phone System )のように、サービス
エリアに複数の基地局を地理的に分散配設し、これらの
基地局を介して移動局に無線通信サービスを提供する移
動通信システムに係わり、特に各基地局に地域特有の提
供情報を記憶して、移動局からのアクセスに応じてこの
提供情報を移動局にダウンロードする機能を備えた移動
通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、セルラ電話システムやPHSに代
表されるディジタル移動通信システムが急速に普及して
いる。そして、これらのシステムでは、音声通話サービ
スに加え、携帯電話機に接続したパーソナル・コンピュ
ータや無線通信機能を有する携帯情報端末を使用したデ
ータ通信サービスの提供が開始されている。
【0003】例えば、ユーザがインターネット等のコン
ピュータ・ネットワーク上の情報提供者から所望の情報
を取得しようとする場合には、携帯情報端末から所望の
情報提供者に対し発呼する。そうすると、先ず携帯情報
端末と最寄りの基地局との間が無線回線を介して接続さ
れ、続いてこの基地局から公衆網さらにはインターネッ
トを介して情報提供者のサーバがアクセスされる。そし
て、携帯情報端末とサーバとの間に通信パスが確立され
ると、携帯情報端末の要求に応じた情報が上記通信パス
を介してサーバから携帯情報端末へ伝送される。
【0004】このように移動通信システムを利用したデ
ータ通信サービスは、いつでもどこからでも電子メール
の送受信やインターネット上のホームページ等へのアク
セスを行うことができるので大変便利である。
【0005】ところが、このようなデータ通信サービス
機能を備えた従来の移動通信システムは、携帯情報端末
等の移動局の発呼に応じて当該移動局と情報提供者との
間を基地局から公衆網およびコンピュータ・ネットワー
ク等を介して接続するものとなっている。このため、例
えば多数のユーザからの情報検索要求が同一時間帯に集
中すると、公衆網やコンピュータ・ネットワークのトラ
フィックが増加して、他の電話通信等が話中を起こしや
すくなる等の悪影響が及び非常に好ましくない。またユ
ーザにとっては、情報を効率良く取得できなくなること
は勿論のこと、情報検索等を行うごとに公衆網およびプ
ロバイダから課金されることになるため、接続時間およ
び検索の回数によっては費用負担が大きくなる。
【0006】そこで、本発明者等は、情報提供者がコン
テンツサーバ等から一括提供していた情報のうち、地域
ごとの局所的な情報(以後ローカル情報と称する)を、
対応する地域に設置されている基地局のデータベースに
記憶させる。そして、移動局から情報の検索要求が到来
した場合に、該当するローカル情報が基地局内のデータ
ベースに格納されているか否かを判断し、格納されてい
る場合には該当する情報を基地局のデータベースから読
み出して要求元の移動局に送出する方式を提唱してい
る。
【0007】このようなシステムであれば、ユーザがロ
ーカル情報を取得する場合には公衆網やコンピュータ・
ネットワークを介す必要がなくなるので、公衆網やコン
ピュータ・ネットワークのトラフィックを緩和すること
ができる。また、ユーザにとっては公衆網やコンピュー
タ・ネットワークのトラフィックの影響を受けずに効率
良く情報を取得することができ、また費用的な負担を軽
減することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、各基地局が
備えているデータベース用のメモリ容量は一般にそれほ
ど大きなものではなく、この容量の限られたメモリに多
くのローカル情報をすべて格納することは到底不可能で
ある。これを解決するには各基地局のメモリを増設すれ
ばよいが、データベース用のメモリはフラッシュメモリ
のような読み出しおよび書き込みが随時可能な不揮発性
メモリであり高価である。しかも、PHSでは基地局数
が非常に多いため、このような多数台の基地局に先に述
べたような高価なメモリを増設することは膨大な設備投
資を強いられることになり、実現が難しくなる。
【0009】この発明は上記事情に着目してなされたも
ので、その目的とするところは、適切なメモリ管理を行
うことで、基地局が保有する有限のデータベース用メモ
リを有効に使用してローカル情報のダウンロードサービ
スを実現できる移動通信システムとその基地局装置を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明は、サービスエリアに地理的に分散配設され
た複数の基地局と、これらの基地局に対し通信網を介し
て接続される情報提供装置とを備え、この情報提供装置
に複数の提供情報を記憶するとともに、これらの提供情
報のうち各基地局のカバーエリアに関係する情報をそれ
ぞれ該当する基地局に記憶し、移動局からのアクセスに
応じて該当する提供情報を基地局もしくは情報提供装置
から要求元の移動局にダウンロードする機能を備えた移
動通信システムにおいて、情報記憶判定手段と、記憶制
御手段とを備えている。そして、情報提供装置から基地
局に提供情報が転送された場合に、上記情報記憶判定手
段において、当該提供情報を基地局に記憶する必要があ
るか否かを、当該提供情報の過去の更新頻度と当該提供
情報に対する移動局からの過去のアクセス頻度とに基づ
いて判定し、その結果記憶する必要があると判定された
場合に、上記記憶制御手段により当該提供情報を基地局
に記憶するべく制御するようにしたものである。
【0011】具体的には、移動局からのアクセスに応じ
て基地局に記憶されていない提供情報が情報提供装置か
ら基地局に転送された場合や、基地局に記憶された提供
情報を更新する必要があると判定されてこれに応じて情
報提供装置から対応する更新用の提供情報が転送された
場合に、この提供情報を当該基地局に記憶する必要があ
るか否かを、当該提供情報の過去の更新頻度と当該提供
情報に対する移動局からの過去のアクセス頻度とに基づ
いて判定する。
【0012】また判定手段においては、情報提供装置か
ら転送された提供情報の過去の更新頻度と当該提供情報
に対する移動局からの過去のアクセス頻度との比を求
め、更新頻度がアクセス頻度の所定倍以上の場合に当該
提供情報を基地局に記憶する必要があると判定し、所定
倍未満のときには当該提供情報を基地局に記憶する必要
がないと判定する。
【0013】上記提供情報の更新頻度は、情報提供装置
において計測されて提供情報とともに基地局へ転送さ
れ、一方上記提供情報に対する移動局からのアクセス頻
度は、基地局において計測されてメモリに記憶される。
判定手段は、情報提供装置から転送された更新頻度情報
を提供情報から分離し、かつ当該提供情報に対応するア
クセス頻度をメモリから読み出し、このアクセス頻度と
上記分離した更新頻度とを基に提供情報を基地局に記憶
するか否かを判定する。
【0014】したがってこの発明によれば、例えば更新
用としてあるいは新たに記憶するために情報提供装置か
ら基地局に提供情報が転送された場合に、この提供情報
を基地局に記憶する必要があるか否かがその情報の過去
の更新頻度およびアクセス頻度を基に判定され、必要と
判定された場合にのみ提供情報が記憶される。このた
め、更新あるいは新たに記憶してもその提供情報が次に
更新されるまでの間に移動局からアクセスされる可能性
が低い場合には、この提供情報の更新あるいは追加記憶
を行わないようにすることができる。したがって、各基
地局の限られたデータベース用メモリをより有効に使用
することができる。
【0015】一方、他の発明は、基地局に記憶された複
数の提供情報の各々について消去対象とするか否かを個
別に判定するための消去判定手段を備え、この消去判定
手段により消去対象とされた提供情報を基地局のデータ
ベース用メモリから選択的に消去するように構成したも
のである。
【0016】具体的には、基地局に記憶された複数の提
供情報の各々について当該提供情報に対する移動局から
のアクセス時刻を記憶し、最新のアクセス時刻から所定
時間が経過した提供情報を消去対象とする。または、基
地局に記憶された複数の提供情報の各々について当該提
供情報に対する移動局からのアクセス頻度を求め、この
アクセス頻度が所定値未満に低下した提供情報を消去対
象とする。さらに、消去対象とされた提供情報が複数存
在する場合に、これらの提供情報のデータサイズを比較
し、その比較結果を基に例えばデータサイズの大きいも
のから順に選択して提供情報を消去する。
【0017】したがってこの発明によれば、基地局のデ
ータベース用メモリに記憶された提供情報のうち、過去
の所定時間内に移動局からアクセスされなかったもの
や、アクセス頻度が所定値よりも低いものは、メモリか
ら自動的に消去される。このため、メモリには比較的頻
繁にアクセスされる提供情報のみが格納されることにな
り、これにより限られたメモリ領域をより有効に使用す
ることができる。
【0018】またこの発明は、情報提供装置から基地局
に新たに記憶すべき提供情報が転送された場合に、当該
基地局における提供情報記憶領域の空き容量を基に提供
情報の記憶が可能か否かを判定し、記憶不可能と判定さ
れた場合に消去対象とされた提供情報を選択的に消去す
ることも特徴としている。
【0019】このようにすることで、基地局のデータベ
ース用メモリに空き領域がなくなった場合にのみ、アク
セス頻度の少ない提供情報が消去される。このため、ア
クセス頻度がそれほど多くない提供情報であっても無理
に消去せずにメモリに残しておくことができ、この提供
情報に対するアクセスが到来した場合に、当該提供情報
を情報提供装置をアクセスすることなく基地局からダウ
ンロードすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)図1は、この発明に係わる移動通信
システムの第1の実施形態を示す概略構成図であり、C
S1〜CSnは基地局を示している。これらの基地局C
S1〜CSnは、例えば図2に示すようにシステムのサ
ービスエリアに地理的に分散配設されており、隣接する
数台ごとにローカルエリアE1,E2,E3を形成して
いる。そして各基地局CS1〜CSnは、これらのロー
カルエリアE1,E2,E3ごとに移動局PS1〜PS
mに対し共通のローカル情報を提供する。
【0021】移動局PS1〜PSmは、上記各基地局C
S1〜CSnが形成するセル内において、最寄りの基地
局に無線回線を介して接続される。このとき基地局と移
動局との間の無線アクセス方式としては、例えばTDM
A−TDD方式が使用される。移動局PS1〜PSmに
は、通話機能のみを有する携帯電話機の他に、データ通
信機能と無線アクセス機能を備えた携帯情報端末と、携
帯電話機にパーソナル・コンピュータPCを接続したも
のとがある。
【0022】また上記各基地局CS1〜CSnはそれぞ
れ有線回線を介して公衆網INWに接続される。公衆網
INWは、ISDNと、このISDNに上記各基地局C
S1〜CSnを収容するためのI′インタフェース網と
を有する。公衆網INWには多くの加入者有線端末の他
に、コンピュータ・ネットワークや企業内ネットワーク
等が接続される。例えばインターネットの場合には、I
SDNにインターネット・サービスプロバイダのアクセ
ス・サーバASが接続され、このアクセス・サーバAS
を介してインターネットITNに接続される。インター
ネットITNには多数のWWW(World-Wide Web)サー
バWS1,WS2,…が接続され、TCP/IPプロト
コルを使用することで、加入者有線端末は勿論のこと上
記移動局PS1〜PSmからもアクセスが可能となって
いる。
【0023】またアクセスサーバASには、インターネ
ット・サービスプロバイダが保有するコンテンツ・サー
バTSが接続されている。このコンテンツ・サーバTS
は、加入者有線端末および移動局PS1〜PSmの要求
に応じて、各種グローバル情報を提供する機能を有す
る。
【0024】さらに、この実施形態の移動通信システム
は管理制御装置MSを備えている。この管理制御装置M
Sは公衆網INWを介して各基地局CS1〜CSnに接
続され、各基地局CS1〜CSnが移動局PS1〜PS
mに提供するローカル情報を統括管理している。
【0025】図3は、上記管理制御装置MSの機能構成
を示すブロック図である。管理制御装置MSは、データ
ベースとして提供情報管理部201および更新頻度管理
部202を備え、さらに情報合成部203と、ダウンロ
ード実行部204と、通信部205と、制御部206と
を備えている。
【0026】提供情報管理部201はデータベースを有
しており、このデータベースには移動局PS1〜PSm
に提供するすべての提供情報が一括して記憶されてい
る。これらのローカル情報にはその有効期限を表す情報
が付加されており、この有効期限が過ぎるとそのローカ
ル情報は情報提供者により定期的あるいは随時更新され
る。なお、ローカル情報としては、例えば最寄り駅の発
車時刻表、基地局周辺の地図情報、ニュースヘッドライ
ン、スポーツニュースヘッドライン、ローカル天気予
報、最寄りの商店街のショッピングガイド、映画館情報
が考えられる。
【0027】更新頻度管理部202は、上記提供情報管
理部201に記憶された各ローカル情報についてその更
新頻度を表す情報を記憶している。図4はその記憶情報
の一例を示すもので、この例では各ローカル情報に対応
付けてその平均更新間隔を記憶している。上記更新頻度
を表す情報は、対応するローカル情報の内容が更新され
るごとに計算し直される。
【0028】情報合成部203は、ローカル情報をダウ
ンロードする際に、提供情報管理部201から読み出さ
れたローカル情報に、更新頻度管理手段202から読み
出された対応する更新頻度情報を付加する。ダウンロー
ド実行部204は、上記合成部203から出力されたダ
ウンロード情報を宛先の移動局あるいは基地局へダウン
ロードするための処理を実行する。通信部205は回線
インタフェースやモデムを備え、公衆網INWとの間で
呼の接続処理およびデータ通信を行う。制御部206
は、上記各回路部を統括制御することにより、ローカル
情報のダウンロードを行う。
【0029】一方、基地局CS1〜CSnは次のように
構成される。図5はその構成を示す回路ブロック図であ
る。基地局CS1〜CSnは、アンテナ11を備えた無
線部1と、モデム部2と、TDMA部3と、インタフェ
ース部4と、データ記憶部54およびアクセス情報記憶
部55を備えた制御部5とを具備している。
【0030】すなわち、移動局PS1〜PSmから到来
した無線搬送波信号は、アンテナ11で受信されたのち
無線部1の高周波スイッチ(SW)12を介して受信部
13に入力される。この受信部13では、上記受信され
た無線搬送波信号がシンセサイザ14から発生された局
部発振信号とミキシングされて受信中間周波信号にダウ
ンコンバートされる。なお、上記シンセサイザ14から
発生される局部発振周波数は無線チャネル周波数に応じ
て制御部5より指示される。また、無線部1には受信電
界強度検出部(RSSI)16が設けられている。この
受信電界強度検出部16では、移動局PS1〜PSmか
ら到来した無線搬送波信号の受信電界強度が検出され、
その検出値は制御部5に通知される。
【0031】上記受信部13から出力された受信中間周
波信号は、モデム部2の復調部21に入力される。復調
部21では上記受信中間周波信号のディジタル復調が行
なわれ、これによりディジタル復調信号が再生される。
【0032】TDMA部3のTDMAデコード部31
は、上記ディジタル復調信号を各受信タイムスロットご
とに分離する。そして、トラフィックチャネルにより伝
送された音声データはインタフェース部4に入力する。
一方、制御チャネルにより伝送された制御データおよび
トラフィックチャネルにより伝送された非制限ディジタ
ルデータについては制御部5に入力する。
【0033】インタフェース部4は、ADPCM(Adap
tive Differential Pulse Code Modulation )トランス
コーダ41と、回線インタフェース42とから構成され
る。ADPCMトランスコーダ41は、上記TDMAデ
コード部31から出力された音声データを復号する。回
線インタフェース42は、制御部5の指示に従い、公衆
網INWに対する呼接続処理およびデータ通信を行う。
これにより、上記上記ADPCMトランスコーダ41で
復号された音声データは公衆網INWへ送出される。
【0034】一方、公衆網INWから到来した複数チャ
ネルのディジタル通信信号は、回線インタフェース42
でそれぞれ受信される。そして、上記ディジタル通信信
号が音声データであれば、ADPCMトランスコーダ4
1で符号化処理が施されてTDMAエンコード部32に
入力される。これに対し上記ディジタル通信信号がロー
カル情報などの情報データであれば制御部5に入力され
る。制御部5はこの入力された情報データの宛先アドレ
スが移動局PS1〜PSmであれば、当該情報データを
上記TDMAエンコード部32に入力する。またデータ
記憶部54に格納されたローカル情報を移動局PS1〜
PSmへダウンロードする場合には、このローカル情報
をデータ記憶部54から読み出してTDMAエンコード
部32に入力する。
【0035】TDMAエンコード部32は、上記ADP
CMトランスコーダ41から出力された各チャネルのデ
ィジタル音声データ、および制御部5から供給されたロ
ーカル情報を、制御部5から指示された送信タイムスロ
ットに挿入して多重化する。変調部22は、上記TDM
Aエンコード部32から出力された多重化ディジタル通
信信号により送信中間周波信号をディジタル変調し、こ
の変調した送信中間周波信号を送信部15に入力する。
送信部15は、上記変調された送信中間周波信号をシン
セサイザ14から発生された局部発振信号とミキシング
して無線搬送波周波数にアップコンバートし、さらに所
定の送信電力レベルに増幅する。この送信部15から出
力された無線搬送波信号は、高周波スイッチ12を介し
てアンテナ11から移動局PS1〜PSmに向け送信さ
れる。
【0036】制御部5は、例えばマイクロコンピュータ
を備えたもので、移動局PS1〜PSmと公衆網INW
との間の接続制御機能に加え、ローカル情報の転送制御
を行う手段を備え、さらにこの発明に係わる制御機能と
してローカル情報の更新制御手段51と、ローカル情報
の記憶の可否を判定する手段52と、ローカル情報の記
憶制御手段53とを有している。
【0037】ローカル情報転送制御手段は、移動局PS
1〜PSmからローカル情報の提供要求が到来した場合
に、要求に対応するローカル情報がデータ記憶部54に
格納されているか否かを判定し、格納されている場合に
は当該ローカル情報をデータ記憶部54から読み出し
て、要求元の移動局に向けて送出する制御を実行する。
また格納されていない場合には、管理制御部MSやコン
テンツ・サーバTSなどに公衆網INWを介してダウン
ロードを要求し、ダウンロードされた提供情報を移動局
PS1〜PSmへ転送する制御を実行する。
【0038】ところで、更新制御手段51は、データ記
憶部54に格納されている各ローカル情報ごとに、これ
らのローカル情報に付加されている有効期限を基に当該
ローカル情報の有効期限を過ぎたか否かを監視する。そ
して、ローカル情報の有効期限が過ぎた場合には、当該
ローカル情報に対する移動局PS1〜PSmからのアク
セス要求が到来したときに、管理制御装置MSに対し当
該ローカル情報のダウンロードを要求し、データ記憶部
54に記憶されたローカル情報をダウンロードされた新
たなローカル情報に更新記憶するための制御を実行す
る。
【0039】記憶可否判定手段52は、上記データ記憶
部54に新たなローカル情報を追加記憶する際、および
データ記憶部54に記憶されているローカル情報を更新
記憶する際に、このローカル情報の更新頻度および移動
局PS1〜PSmからのアクセス頻度を基に、当該ロー
カル情報をデータ記憶部54に記憶すべきか否かを判定
するものである。
【0040】図6はこの記憶可否判定手段52の処理機
能を示すブロック図である。この記憶可否判定手段52
は、アクセス頻度管理制御部521と、更新頻度分離部
522と、判定部523とを有している。
【0041】アクセス頻度管理制御部521は、データ
記憶部54に記憶されている各ローカル情報ごとにその
アクセス頻度を監視し、その結果をアクセス情報記憶部
55に記憶する。図7はその記憶情報の一例を示すもの
で、この例ではデータ記憶部54に記憶されている各提
供情報A〜Dに対応付けて、平均アクセス間隔および最
新アクセス時刻をそれぞれ記憶している。
【0042】更新頻度分離部522は、管理制御装置M
Sからダウンロードされたローカル情報からその更新頻
度情報を分離するもので、この分離した更新頻度情報を
判定部523に入力する。
【0043】判定部523は、上記更新頻度に対するア
クセス頻度の比XまたはYを算出し、この比XまたはY
が所定値以上であるか否かを判定する。そして、この判
定結果を記憶制御手段53に与える。
【0044】記憶制御手段53は、上記記憶可否判定手
段52の判定結果に基づいてダウンロードされたローカ
ル情報の記憶制御を行うもので、上記比XまたはYが所
定値以上であれば当該ローカル情報をデータ記憶部54
に記憶し、一方比XまたはYが所定値未満であれば当該
ローカル情報を記憶しない。なお、記憶する際には、デ
ータ記憶部54の空き領域の確認を行い、ローカル情報
を更新記憶あるいは追加記憶するに必要な空き領域がな
い場合には、例えばアクセス頻度が最も低いローカル情
報を消去した上で記憶する。
【0045】次に、以上のように構成されたシステムの
動作を図8および図9に示すフローチャートを参照して
説明する。なお、ここでは基地局CS1を例にとり、こ
の基地局CS1に関係するローカル情報A,B,C,D
はすべて管理制御装置MSに記憶され、このうちのA,
Bのみが基地局CS1のデータ記憶部54に記憶されて
いるものとして説明を行う。
【0046】基地局CS1は、待ち受け状態において、
図8に示すごとくステップ8aで移動局PS1〜PSm
からのアクセス要求の到来を監視している。この状態で
例えば移動局PS2からローカル情報Aに対するアクセ
ス要求が到来したとする。そうすると基地局CS1は、
先ずステップ8bでローカル情報Aについてアクセス頻
度情報の更新を行う。すなわち、アクセス情報記憶部5
5に格納されている情報を基に平均アクセス間隔を計算
し直し、この計算し直した平均アクセス間隔をアクセス
情報記憶部55に更新記憶するとともに、上記アクセス
要求の到来時刻を最新アクセス時刻としてアクセス情報
記憶部55に格納する。
【0047】次に基地局CS1は、ステップ8cで移動
局PS2から要求されたローカル情報が自局のデータ記
憶部54に格納されているか否かを判定する。そして、
格納されている場合にはローカル情報のダウンロードと
ともに更新記憶制御を実行し、一方格納されていない場
合にはローカル情報のダウンロードとともに追加記憶制
御を実行する。
【0048】先ず更新記憶制御は次のように行われる。
すなわち、基地局CS1は先ず該当するローカル情報A
のダウンロードに先立ち、ステップ8dで当該ローカル
情報Aに付加されている有効期限を基に、このローカル
情報Aを更新する必要があるか否かを判定する。そし
て、更新する必要がなければ、ステップ8eに移行して
ここでデータ記憶部54から該当するローカル情報Aを
読み出し、この情報Aを要求元の移動局PS2に向け送
信する。
【0049】これに対し該当するローカル情報Aはその
有効期限が過ぎており、更新する必要ありと判定される
と、基地局CS1はステップ8fで管理制御装置MSを
アクセスして該当するローカル情報A′のダウンロード
を要求する。この要求を受けると管理制御装置MSは、
提供情報管理部201から該当するローカル情報A′を
読み出し、このローカル情報A′に更新頻度管理部20
2に記憶されている対応する更新頻度情報を付加して要
求元の基地局CS1へダウンロードする。
【0050】基地局CS1は、管理制御装置MSからロ
ーカル情報A′がダウンロードされると、記憶可否判定
手段52によりステップ8gで当該ローカル情報A′に
ついてその平均更新間隔に対する平均アクセス間隔の比
Xを算出し、この比Xが所定値“1”以上であるか否
か、つまり平均アクセス間隔が平均更新間隔よりも短い
か否かを判定する。この判定の結果X<1であれば、当
該ローカル情報A′に対する次の更新時刻までに移動局
PS1〜PSmからのアクセスは見込めないと判断し、
ステップ8iに移行してここで上記管理制御装置MSか
らダウンロードされたローカル情報A′を要求元の移動
局PS2へ送信する。
【0051】一方判定結果がX≧1であれば、次の更新
時刻までに少なくとも1回のアクセスが見込めると判断
してステップ8hに移行し、ここでデータ記憶部54内
の空き領域の容量を検出して上記ローカル情報A′の更
新記憶が可能か否かを判定する。そして、更新記憶が可
能であればステップ8kにて、上記ダウンロードされた
ローカル情報A′をデータ記憶部54に更新記憶すると
ともに要求元の移動局PS2へ送信する。
【0052】これに対し、いま仮にデータ記憶部54の
空き容量が少なく、更新記憶が不可能だったとすると、
ステップ8mで例えばデータ記憶部54に記憶されてい
る各ローカル情報のうちアクセス間隔が最も長いローカ
ル情報を消去対象として選択し、このローカル情報をデ
ータ記憶部54から消去したのち、上記ダウンロードさ
れたローカル情報A′をデータ記憶部54に更新記憶す
るとともに、要求元の移動局PS2へ送信する。かくし
て、基地局CS1のデータ記憶部54に格納されたロー
カル情報の更新記録が行われる。
【0053】次に、ローカル情報の追加記憶制御につき
図9を参照して説明する。いま仮に移動局PS3がロー
カル情報Cのダウンロードを要求したとする。しかし、
このローカル情報Cは自局のデータ記憶部54に格納さ
れていないので、基地局CS1はステップ9aに移行
し、ここで管理制御装置MSをアクセスして該当するロ
ーカル情報Cのダウンロードを要求する。この要求を受
けると管理制御装置MSは、提供情報管理部201から
該当するローカル情報Cを読み出し、このローカル情報
Cに更新頻度管理部202に記憶されている対応する更
新頻度情報を付加して要求元の基地局CS1へダウンロ
ードする。
【0054】基地局CS1は、管理制御装置MSからロ
ーカル情報Cがダウンロードされると、記憶可否判定手
段52によりステップ8gで当該ローカル情報Cについ
てその平均更新間隔に対する平均アクセス間隔の比Yを
算出する。そして、この比Yが所定値“2”以上である
か、つまりこのローカル情報の次の更新時刻までに移動
局PS1〜PSmからのアクセスが見込めるか否かを判
定する。この判定の結果Y<1であれば、当該ローカル
情報Cを基地局CS1に記憶しても、このローカル情報
Cが管理制御装置MSにおいて次に更新されるまでの間
にこのローカル情報Cに対するアクセスは見込めないと
判断し、ステップ9dに移行してここで上記管理制御装
置MSからダウンロードされたローカル情報Cを要求元
の移動局PS3へ送信する。
【0055】一方判定結果がY≧2であれば、次の更新
時刻までに少なくとも1回のアクセスが見込めると判断
してステップ9eに移行し、ここでデータ記憶部54内
の空き領域の容量を検出して上記ローカル情報の追加記
憶が可能か否かを判定する。そして、追加記憶が可能で
あればステップ9fにて、上記ダウンロードされたロー
カル情報Cをデータ記憶部54に追加記憶するとともに
要求元の移動局PS3へ送信する。
【0056】これに対し、いま仮にデータ記憶部54の
空き容量が少なく、追加記憶が不可能な場合には、ステ
ップ8mで例えばデータ記憶部54に記憶されている各
ローカル情報のうちアクセス間隔が最も長いローカル情
報を消去対象として選択し、このローカル情報をデータ
記憶部54から消去したのち、上記ダウンロードされた
ローカル情報Cをデータ記憶部54に追加記憶するとと
もに、要求元の移動局PS2へ送信する。かくして、基
地局CS1のデータ記憶部54に格納されていないロー
カル情報Cの追加記録が行われる。
【0057】以上の述べたようにこの実施形態では、基
地局CS1〜CSnの要求に応じて管理制御装置MSか
らローカル情報がダウンロードされたときに、このロー
カル情報を当該基地局CS1〜CSnから要求元の移動
局PS1〜PSmに転送するとともに、当該ローカル情
報を基地局CS1〜CSnのデータ記憶部54に追加記
憶または更新記憶することは有効であるか否かを、当該
ローカル情報の更新頻度と移動局PS1〜PSmからの
アクセス頻度との比XまたはYをしきい値と比較するこ
とにより判定する。そして、当該ローカル情報を記憶す
ることは有効であると判定すると、当該ローカル情報を
データ記憶部54に追加記憶あるいは更新記憶し、一方
有効性が低いと判定した場合には当該ローカル情報の追
加記憶あるいは更新記憶を行わないようにしている。
【0058】したがって、各基地局CS1〜CSnのデ
ータ記憶部54には、次の更新時期までに移動局PS1
〜PSmからアクセスされる可能性の高いローカル情報
のみを記憶し、記憶しても次の更新時期までに移動局P
S1〜PSmからアクセスされる可能性が低いローカル
情報は記憶しないようにすることができる。このため、
各基地局CS1〜CSnが有するデータ記憶部54の限
られた記憶領域をより有効に使用することが可能とな
り、これにより各基地局CS1〜CSnへのメモリ増設
の必要性は低減される。
【0059】またこの実施形態では、移動局PS1〜P
Smからのローカル情報のダウンロード要求をトリガと
して、基地局S1〜CSnに対するダウンロード情報の
更新記憶および追加記憶を行っている。すなわち、管理
制御装置MSから移動局PS1〜PSmへのローカル情
報のダウンロード動作に便乗して、基地局CS1〜CS
nにおけるローカル情報の更新記憶または追加記憶を行
っている。このため、ローカル情報の更新記憶または追
加記憶のみのために基地局CS1〜CSnと管理制御装
置MSとの間に通信リンクを改めて形成する必要がなく
なり、これにより公衆網INWの呼接続要求のトラヒッ
クを低減して、ローカル情報の効率的な記憶を行うこと
ができる。
【0060】なお、以上述べた第1の実施形態は次のよ
うな変形が可能である。すなわち、図8および図9で
は、管理制御装置MSからダウンロードされたローカル
情報をデータ記憶部54に記憶するか否かを判定し、さ
らにデータ記憶部54に記憶した後に、当該ダウンロー
ド情報を要求元の移動局PS1〜PSmへ転送するよう
にした。しかし、管理制御装置MSからダウンロードさ
れたローカル情報を先ず移動局PS1〜PSmへ転送
し、しかるのち当該ローカル情報をデータ記憶部54に
記憶するか否かを判定して、その判定結果に応じた記憶
制御を実行するようにしてもよい。このようにすると、
移動局PS1〜PSmに対するローカル情報のダウンロ
ード所要時間を短縮することができる。
【0061】(第2の実施形態)ところで、前記第1の
実施形態では、基地局CS1〜CSnのデータ記憶部5
4に格納されたローカル情報の更新記憶および追加記憶
を制限することでデータ記憶部54の有効利用を図って
いる。しかし、ローカル情報の中には、記憶当初のアク
セス頻度は高くてもその後アクセス頻度が低下するもの
がある。このようなローカル情報をいつまでもデータ記
憶部54に記憶しておくと、データ記憶部54の有効利
用率は低下する。
【0062】そこで、この発明の第2の実施形態は、デ
ータ記憶部54に格納されているローカル情報ごとにそ
のアクセス状態を監視し、アクセス頻度が所定値よりも
低下したローカル情報については強制消去するように
し、これによりデータ記憶部54の有効利用率を高く保
持するようにしたものである。
【0063】図10は、この発明の第2の実施形態に係
わる基地局装置の構成を示すブロック図である。なお、
同図において前記図5と同一部分には同一符号を付して
詳しい説明は省略する。
【0064】制御部50には消去制御手段56が新たに
備えてある。この消去制御手段56は、待ち受け時にお
いてデータ記憶部54に格納された各ローカル情報A,
B,C,Dの各々についてそのアクセス状態を監視す
る。このアクセス状態の監視は、例えばアクセス情報記
憶部55に記憶された最新アクセス時刻を用いて行われ
る。すなわち、各ローカル情報ごとにその最新アクセス
時刻から所定時間が経過したか否かを監視し、所定時間
が経過した場合にそのローカル情報を消去対象としてリ
ストアップし、データ記憶部54から消去する。
【0065】例えば、いま上記所定時間が3ヶ月である
とし、データ記憶部54に格納されているローカル情報
A,B,C,Dの最新アクセス時刻が図11に示すよう
になっているものとすると、1997年3月25日にな
った時点でローカル情報Aの連続無アクセス時間は3ヶ
月を超える。このため、上記ローカル情報Aは消去対象
となり、この消去対象となった時点あるいはその後の任
意の時点で消去される。この消去のタイミングとして
は、例えば制御部50の制御負荷が最も少ない時間帯を
選ぶと好都合である。
【0066】なお、管理制御装置MSからダウンロード
されたローカル情報をデータ記憶部54に更新記憶また
は追加記憶する際に、データ記憶部54の空き容量がな
足りないと判定された時点で、上記消去対象のローカル
情報を消去するようにしてもよい。
【0067】このように本実施形態であれば、基地局C
S1〜CSnにローカル情報の強制消去手段を備えたこ
とにより、所定時間以上アクセスがないローカル情報を
実質的に不要な情報としてデータ記憶部54から強制消
去することができ、これによりデータ記憶部54の限ら
れた記憶領域をより一層有効に使用することが可能とな
る。
【0068】なお、この実施形態は次のような変形が可
能である。すなわち、アクセス情報記憶部55に例えば
図12に示すごとくアクセス頻度を記憶しておき、この
アクセス頻度が所定値以下に低下したローカル情報を消
去対象としてリストアップするようにしてもよい。
【0069】また、例えば図13に示すごとく各ローカ
ル情報ごとにそのデータサイズを記憶しておき、消去対
象となったローカル情報が複数ある場合には、これらの
ローカル情報をデータサイズの大きい順に選択して消去
するようにしてもよい。
【0070】(その他の実施形態)前記各実施形態で
は、ローカル情報を管理制御装置MSのみからダウンロ
ードする場合を例にとって説明したが、コンテンツサー
バTSやインターネット上のWWWサーバからダウンロ
ードする場合にも、この発明は適用できる。
【0071】さらに本発明は、ローカル情報を提供する
という目的からしてセル系の小さなPHSに適用した場
合に最も効果が得られるが、その他のマイクロセルシス
テムや、携帯電話システム等のマクロセルシステムにも
適用可能である。
【0072】その他、管理制御装置および基地局装置の
回路構成やダウンロード制御手順、記憶可否の判定手順
および消去制御手順、移動通信システムの種類やその構
成などについても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で
種々変形して実施できる。
【0073】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明では、情報
提供装置から基地局に提供情報が転送された場合に、情
報記憶判定手段において、当該提供情報を基地局に記憶
する必要があるか否かを当該提供情報の過去の更新頻度
と当該提供情報に対する移動局からの過去のアクセス頻
度とに基づいて判定し、その結果記憶する必要があると
判定された場合に、記憶制御手段により当該提供情報を
基地局に記憶するべく制御するようにしている。
【0074】また他の発明では、基地局に記憶された複
数の提供情報の各々について消去対象とするか否かを個
別に判定するための消去判定手段を備え、この消去判定
手段により消去対象とされた提供情報を基地局のデータ
ベース用メモリから選択的に消去するようにしている。
【0075】したがってこれらの発明によれば、提供情
報の更新頻度とアクセス頻度とに応じた適切な記憶制御
を行うことができ、これにより基地局が保有する有限の
データベース用メモリを有効に使用して、安価で効率的
なローカル情報ダウンロードサービスを実現できる移動
通信システムとその基地局装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係わる移動通信システムの第1の
実施形態を示す概略構成図。
【図2】 図1に示したシステムにおける基地局の地理
的な配置例およびローカルエリアの構成例を示す図。
【図3】 図1に示したシステムにおける管理制御装置
の機能構成を示すブロック図。
【図4】 図3に示した管理制御装置における更新頻度
管理部の記憶例を示す図。
【図5】 図1に示したシステムにおける基地局の構成
を示す回路ブロック図。
【図6】 図5に示した基地局装置における記憶可否判
定手段の機能構成を示すブロック図。
【図7】 図5に示した基地局装置におけるアクセス情
報記憶部の記憶例を示す図。
【図8】 図5に示した基地局装置による更新記憶制御
手順およびその内容を示すフローチャート。
【図9】 図5に示した基地局装置による追加記憶制御
手順およびその内容を示すフローチャート。
【図10】 この発明に係わる基地局装置の第2の実施
形態を示す回路ブロック図。
【図11】 図10に示した基地局装置におけるアクセ
ス情報記憶部の記憶例を示す図。
【図12】 図10に示した基地局装置におけるアクセ
ス情報記憶部の他の記憶例を示す図。
【図13】 図10に示した基地局装置のデータ記憶部
にデータサイズを記憶した場合の記憶例を示す図。
【符号の説明】
CS1〜CSn…基地局 PS1〜PSm…移動局 INW…公衆網 MS…管理制御装置 ITN…インターネット WS1,WS2,WS3…WWWサーバ AS…インターネットサービスプロバイダのアクセスサ
ーバ TS…コンテンツサーバ E1,E2,E3…ローカルエリア 1…無線部 2…モデム部 3…TDMA部 4…インタフェース部 5,50…基地局の制御部 11…アンテナ 12…高周波スイッチ(SW) 13…受信部 14…シンセサイザ 15…送信部 16…受信電界強度検出部(RSSI) 21…復調部 22…変調部 31…TDMAデコード部 32…TDMAエンコード部 41…ADPCMトランスコーダ 42…回線インタフェース 51…更新制御手段 52…記憶可否判定手段 53…記憶制御手段 54…データ記憶部 55…アクセス情報記憶部 56…消去制御手段 201…提供情報管理部 202…更新頻度管理部 203…合成部 204…ダウンロード実行部 205…通信部 206…管理制御装置の制御部 521…アクセス頻度管理制御部 522…更新頻度分離部 523…判定部

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サービスエリアに地理的に分散配設され
    た複数の基地局と、これらの基地局に対し通信網を介し
    て接続される情報提供装置とを備え、この情報提供装置
    に複数の提供情報を記憶するとともに、これらの提供情
    報のうち各基地局のカバーエリアに関係する情報をそれ
    ぞれ該当する基地局に記憶し、移動局からのアクセスに
    応じて該当する提供情報を基地局もしくは情報提供装置
    からアクセス元の移動局にダウンロードする機能を備え
    た移動通信システムにおいて、 前記情報提供装置から基地局に提供情報が転送された場
    合に、当該提供情報を基地局に記憶する必要があるか否
    かを、当該提供情報の過去の更新頻度と当該提供情報に
    対する移動局からの過去のアクセス頻度とに基づいて判
    定するための判定手段と、 この判定手段により記憶する必要があると判定された場
    合に、当該提供情報を基地局に記憶するための記憶制御
    手段とを具備したことを特徴とする移動通信システム。
  2. 【請求項2】 前記判定手段は、移動局からのアクセス
    に応じて基地局に記憶されていない提供情報が情報提供
    装置から基地局に転送された場合に、当該提供情報を基
    地局に記憶する必要があるか否かを、当該提供情報の過
    去の更新頻度と当該提供情報に対する移動局からの過去
    のアクセス頻度とに基づいて判定することを特徴とする
    請求項1記載の移動通信システム。
  3. 【請求項3】 前記基地局に記憶された提供情報につい
    て更新の必要性を判定する更新判定手段と、この更新判
    定手段により提供情報を更新する必要があると判定され
    た場合に、前記情報提供装置から対応する更新用の提供
    情報を該当する基地局に転送するための情報転送手段と
    をさらに具備し、 前記判定手段は、前記情報転送手段により情報提供装置
    から基地局に提供情報が転送された場合に、この提供情
    報を当該基地局に記憶する必要があるか否かを、当該提
    供情報の過去の更新頻度と当該提供情報に対する移動局
    からの過去のアクセス頻度とに基づいて判定することを
    特徴とする請求項1記載の移動通信システム。
  4. 【請求項4】 前記判定手段は、情報提供装置から転送
    された提供情報の過去の更新頻度と当該提供情報に対す
    る移動局からの過去のアクセス頻度との比を求め、更新
    頻度がアクセス頻度の所定倍以上の場合に当該提供情報
    を基地局に記憶する必要があると判定し、所定倍未満の
    ときには当該提供情報を基地局に記憶する必要がないと
    判定することを特徴とする請求項1記載の移動通信シス
    テム。
  5. 【請求項5】 前記提供情報の更新頻度は、情報提供装
    置において計測されて提供情報とともに基地局へ転送さ
    れ、 前記判定手段は、情報提供装置から転送された提供情報
    から更新頻度を分離し、この更新情報とアクセス頻度と
    を基に提供情報を基地局に記憶するか否かを判定するこ
    とを特徴とする請求項1記載の移動通信システム。
  6. 【請求項6】 前記提供情報に対する移動局からのアク
    セス頻度は、基地局において計測されてメモリに記憶さ
    れ、 前記判定手段は、情報提供装置から提供情報が転送され
    た場合に、当該提供情報に対応するアクセス頻度を前記
    メモリから読み出し、このアクセス頻度と更新頻度とを
    基に提供情報を基地局に記憶するか否かを判定すること
    を特徴とする請求項1記載の移動通信システム。
  7. 【請求項7】 サービスエリアに地理的に分散配設され
    た複数の基地局装置と、これらの基地局装置に対し通信
    網を介して接続される情報提供装置とを備え、この情報
    提供装置に複数の提供情報を記憶するとともに、これら
    の提供情報のうち各基地局装置のカバーエリアに関係す
    る情報をそれぞれ該当する基地局装置に記憶し、移動局
    からのアクセスに応じて該当する提供情報を基地局装置
    もしくは情報提供装置からアクセス元の移動局にダウン
    ロードする機能を備えた移動通信システムで使用される
    前記基地局装置において、 前記情報提供装置から提供情報が転送された場合に、当
    該提供情報を自局に記憶する必要があるか否かを、当該
    提供情報の過去の更新頻度と当該提供情報に対する移動
    局からの過去のアクセス頻度とに基づいて判定するため
    の判定手段と、 この判定手段により記憶する必要があると判定された場
    合に、当該提供情報を自局に記憶するための記憶制御手
    段とを具備したことを特徴とする基地局装置。
  8. 【請求項8】 サービスエリアに地理的に分散配設され
    た複数の基地局と、これらの基地局に対し通信網を介し
    て接続される情報提供装置とを備え、この情報提供装置
    に複数の提供情報を記憶するとともに、これらの提供情
    報のうち各基地局のカバーエリアに関係する情報をそれ
    ぞれ該当する基地局に記憶し、移動局からのアクセスに
    応じて該当する提供情報を基地局もしくは情報提供装置
    からアクセス元の移動局にダウンロードする機能を備え
    た移動通信システムにおいて、 前記基地局に記憶された複数の提供情報の各々について
    消去対象とするか否かを個別に判定するための消去判定
    手段と、 この消去判定手段により消去対象とされた提供情報を選
    択的に消去するための消去制御手段とを具備したことを
    特徴とする移動通信システム。
  9. 【請求項9】 前記消去判定手段は、基地局に記憶され
    た複数の提供情報の各々について当該提供情報に対する
    移動局からのアクセス時刻を記憶し、最新のアクセス時
    刻から所定時間が経過した提供情報を消去対象とするこ
    とを特徴とする請求項8記載の移動通信システム。
  10. 【請求項10】 前記消去判定手段は、基地局に記憶さ
    れた複数の提供情報の各々について当該提供情報に対す
    る移動局からのアクセス頻度を求め、このアクセス頻度
    が所定値未満に低下した提供情報を消去対象とすること
    を特徴とする請求項8記載の移動通信システム。
  11. 【請求項11】 前記消去制御手段は、前記消去判定手
    段により消去対象とされた提供情報が複数存在する場合
    に、これらの提供情報のデータサイズを比較して、その
    比較結果を基に選択的に提供情報を消去することを特徴
    とする請求項8、9および10のいずれかに記載の移動
    通信システム。
  12. 【請求項12】 前記消去制御手段は、前記情報提供装
    置から基地局に新たに記憶すべき提供情報が転送された
    場合に、当該基地局における提供情報記憶領域の空き容
    量を基に前記提供情報の記憶が可能か否かを判定するた
    めの記憶容量判定手段を有し、この記憶容量判定手段に
    より記憶不可能と判定された場合に、前記消去判定手段
    により消去対象とされた提供情報を選択的に消去するこ
    とを特徴とする請求項8記載の移動通信システム。
  13. 【請求項13】 サービスエリアに地理的に分散配設さ
    れた複数の基地局装置と、これらの基地局装置に対し通
    信網を介して接続される情報提供装置とを備え、この情
    報提供装置に複数の提供情報を記憶するとともに、これ
    らの提供情報のうち各基地局装置のカバーエリアに関係
    する情報をそれぞれ該当する基地局装置に記憶し、移動
    局からのアクセスに応じて該当する提供情報を基地局装
    置もしくは情報提供装置からアクセス元の移動局にダウ
    ンロードする機能を備えた移動通信システムで使用され
    る前記基地局装置において、 記憶した複数の提供情報の各々について消去対象とする
    か否かを個別に判定するための消去判定手段と、 この消去判定手段により消去対象とされた提供情報を選
    択的に消去するための消去制御手段とを具備したことを
    特徴とする基地局装置。
  14. 【請求項14】 サービスエリアに地理的に分散配設さ
    れた複数の基地局装置と、これらの基地局装置に対し通
    信網を介して接続される情報提供装置とを備え、この情
    報提供装置に複数の提供情報を記憶するとともに、これ
    らの提供情報のうち各基地局装置のカバーエリアに関係
    する情報をそれぞれ該当する基地局装置に記憶し、移動
    局からのアクセスに応じて該当する提供情報を基地局装
    置もしくは情報提供装置からアクセス元の移動局にダウ
    ンロードする機能を備えた移動通信システムで使用され
    る前記基地局装置において、 前記情報提供装置から提供情報が転送された場合に、当
    該提供情報を自局に記憶する必要があるか否かを、当該
    提供情報の過去の更新頻度と当該提供情報に対する移動
    局からの過去のアクセス頻度とに基づいて判定するため
    の判定手段と、 この判定手段により記憶する必要があると判定された場
    合に、当該提供情報を自局に記憶するための記憶制御手
    段と、 自局に記憶した複数の提供情報の各々について消去対象
    とするか否かを個別に判定するための消去判定手段と、 この消去判定手段により消去対象とされた提供情報を選
    択的に消去するための消去制御手段とを具備したことを
    特徴とする基地局装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7155507B2 (en) 2000-03-25 2006-12-26 Nippon Telegraph And Telephone Corporation Method and system for providing environmental information on network
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