JPH11103358A - 通信装置、通信システム、同報通信装置及び再発呼制御方法 - Google Patents
通信装置、通信システム、同報通信装置及び再発呼制御方法Info
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- JPH11103358A JPH11103358A JP26066897A JP26066897A JPH11103358A JP H11103358 A JPH11103358 A JP H11103358A JP 26066897 A JP26066897 A JP 26066897A JP 26066897 A JP26066897 A JP 26066897A JP H11103358 A JPH11103358 A JP H11103358A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】複数の通信装置からなる通信システムにいて、
再発呼の回数を少なくして通信時間を短縮することであ
る。 【解決手段】通信中に着呼を受け付けると、通信装置1
1はデータ送信を中断して、発呼を行った通信装置12
側に回線を切り換える。そして、送信データの残量と通
信速度からデータ送信が完了する通信終了予定時刻を算
出し、発呼側の通信装置12にその通信終了予定時刻を
通知する。発呼側の通信装置12は、現在時刻が通信終
了予定時刻となったとき再発呼を行う。
再発呼の回数を少なくして通信時間を短縮することであ
る。 【解決手段】通信中に着呼を受け付けると、通信装置1
1はデータ送信を中断して、発呼を行った通信装置12
側に回線を切り換える。そして、送信データの残量と通
信速度からデータ送信が完了する通信終了予定時刻を算
出し、発呼側の通信装置12にその通信終了予定時刻を
通知する。発呼側の通信装置12は、現在時刻が通信終
了予定時刻となったとき再発呼を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信回線を介して
複数の通信装置が通信を行う通信システム、通信装置、
同報通信装置及び再発呼制御方法に関する。
複数の通信装置が通信を行う通信システム、通信装置、
同報通信装置及び再発呼制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の通信装置が通信回線に接続された
通信システムでは、各通信装置が通信先を指定して回線
の接続を要求する発呼を行う。これに対して相手側が通
信中でなければ回線が設定されて通信が行われる。この
とき相手側の通信装置が通信中であれば発呼は受付られ
ず、両者の間に回線は設定されないので、発呼側の通信
装置が再発呼を行う必要がある。
通信システムでは、各通信装置が通信先を指定して回線
の接続を要求する発呼を行う。これに対して相手側が通
信中でなければ回線が設定されて通信が行われる。この
とき相手側の通信装置が通信中であれば発呼は受付られ
ず、両者の間に回線は設定されないので、発呼側の通信
装置が再発呼を行う必要がある。
【0003】図18は従来の通信システムにおいて、通
信しようとする相手が他の通信装置と通信中の場合の再
発呼の通信手順の説明図である。今、通信装置1801
が通信装置1802に対して発呼を行ったときに、通信
装置1802が通信装置1803と既に通信していると
きには、発呼は受付けられない。従来、このような場
合、通信装置1801は発呼が受付られるまで、例えば
一定時間毎に通信装置1802に対して発呼を行ってい
た。
信しようとする相手が他の通信装置と通信中の場合の再
発呼の通信手順の説明図である。今、通信装置1801
が通信装置1802に対して発呼を行ったときに、通信
装置1802が通信装置1803と既に通信していると
きには、発呼は受付けられない。従来、このような場
合、通信装置1801は発呼が受付られるまで、例えば
一定時間毎に通信装置1802に対して発呼を行ってい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の通信シ
ステムでは、発呼側が再発呼するとき、着呼側の通信装
置の通信が終了しているかどうかを知ることができない
ので、再発呼を行っても相手が通信中である場合があ
り、通信が完了するまで再発呼を何回も繰り返さなけれ
ばならなかった。再発呼のときも通信回線を占有するこ
とになるので、再発呼の回数が多いと、再発呼に要する
時間も含めた通信時間が長くなるという問題点があっ
た。特に同報送信などにおいては、送信先が複数あるこ
とから再発呼の回数が多くなるので、再発呼の回数を減
らし通信回線を効率的に使用することが必要である。
ステムでは、発呼側が再発呼するとき、着呼側の通信装
置の通信が終了しているかどうかを知ることができない
ので、再発呼を行っても相手が通信中である場合があ
り、通信が完了するまで再発呼を何回も繰り返さなけれ
ばならなかった。再発呼のときも通信回線を占有するこ
とになるので、再発呼の回数が多いと、再発呼に要する
時間も含めた通信時間が長くなるという問題点があっ
た。特に同報送信などにおいては、送信先が複数あるこ
とから再発呼の回数が多くなるので、再発呼の回数を減
らし通信回線を効率的に使用することが必要である。
【0005】本発明の課題は、再発呼の回数を少なくし
て通信装置間の通信時間を短くすることである。
て通信装置間の通信時間を短くすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】通信回線を介して通信を
行う複数の通信装置からなる通信システムにおいて、第
1の発明は第1及び第2の通信装置からなり、第1の通
信装置は、通信中に着呼を受けた場合に、通信データの
残量と通信速度から通信終了予定時刻を算出する時刻算
出手段と、時刻算出手段で算出された通信終了予定時刻
を着呼に対する応答として通知する通知手段とを有す
る。また、第2の通信装置は、発呼に対して第1の通信
装置から通信終了予定時刻が通知された場合に、通信終
了予定時刻に再発呼を行う通信手段を有する。
行う複数の通信装置からなる通信システムにおいて、第
1の発明は第1及び第2の通信装置からなり、第1の通
信装置は、通信中に着呼を受けた場合に、通信データの
残量と通信速度から通信終了予定時刻を算出する時刻算
出手段と、時刻算出手段で算出された通信終了予定時刻
を着呼に対する応答として通知する通知手段とを有す
る。また、第2の通信装置は、発呼に対して第1の通信
装置から通信終了予定時刻が通知された場合に、通信終
了予定時刻に再発呼を行う通信手段を有する。
【0007】第2の発明は第1の通信装置と第2の通信
装置からなる。第1の通信装置は、受信中に着呼を受け
た場合に、送信側から通知される送信予定データ量と、
受信済みのデータ量と、通信速度から通信終了予定時刻
を算出する時刻算出手段と、時刻算出手段で算出された
通信終了予定時刻を着呼に対する応答として通知する通
知手段とを有する。第2の通信装置は、発呼に対して第
1の通信装置から通信終了予定時刻が通知された場合
に、通信終了予定時刻に再発呼を行う通信手段を有す
る。
装置からなる。第1の通信装置は、受信中に着呼を受け
た場合に、送信側から通知される送信予定データ量と、
受信済みのデータ量と、通信速度から通信終了予定時刻
を算出する時刻算出手段と、時刻算出手段で算出された
通信終了予定時刻を着呼に対する応答として通知する通
知手段とを有する。第2の通信装置は、発呼に対して第
1の通信装置から通信終了予定時刻が通知された場合
に、通信終了予定時刻に再発呼を行う通信手段を有す
る。
【0008】第3の発明は、第1、第2及び第3の通信
装置からなる。第1の通信装置は、受信中に着呼を受け
た場合に、送信側に通信終了予定時刻を問い合わせる問
い合わせ手段と、問い合わせに対して送信側から通知さ
れる通信終了予定時刻を、着呼に対する応答として通知
する第1の通知手段とを有する。第2の通信装置は、受
信側の第1の通信装置からの通信終了予定時刻の問い合
わせに対して送信データの残量と通信速度から通信終了
予定時刻を算出する時刻算出手段と、時刻算出手段で算
出された通信終了予定時刻を第1の通信装置に通知する
第2の通知手段とを有する。さらに、第3の通信装置
は、発呼に対する応答として第1の通信装置から通信終
了予定時刻が通知された場合に、通信終了予定時刻に再
発呼を行う通信手段を有する。
装置からなる。第1の通信装置は、受信中に着呼を受け
た場合に、送信側に通信終了予定時刻を問い合わせる問
い合わせ手段と、問い合わせに対して送信側から通知さ
れる通信終了予定時刻を、着呼に対する応答として通知
する第1の通知手段とを有する。第2の通信装置は、受
信側の第1の通信装置からの通信終了予定時刻の問い合
わせに対して送信データの残量と通信速度から通信終了
予定時刻を算出する時刻算出手段と、時刻算出手段で算
出された通信終了予定時刻を第1の通信装置に通知する
第2の通知手段とを有する。さらに、第3の通信装置
は、発呼に対する応答として第1の通信装置から通信終
了予定時刻が通知された場合に、通信終了予定時刻に再
発呼を行う通信手段を有する。
【0009】第1、第2あるいは第3の発明は、通信中
に着呼を受けた場合、通信終了予定時刻を発呼側に通知
し、発呼側でその通信終了予定時刻に再発呼するように
した。これにより、通信しようとする相手が通信中のと
きに無駄に再発呼が行われるのを防止できるので、再発
呼の回数を減らして再発呼の時間を含む通信に要する時
間を短縮することができる。また、再発呼の回数を減ら
すことで、再発呼による通信回線の占有率を低減するこ
とができる。
に着呼を受けた場合、通信終了予定時刻を発呼側に通知
し、発呼側でその通信終了予定時刻に再発呼するように
した。これにより、通信しようとする相手が通信中のと
きに無駄に再発呼が行われるのを防止できるので、再発
呼の回数を減らして再発呼の時間を含む通信に要する時
間を短縮することができる。また、再発呼の回数を減ら
すことで、再発呼による通信回線の占有率を低減するこ
とができる。
【0010】第4の発明の同報通信装置は、同報送信先
の複数の通信装置に対する発呼に対して、通信中の1ま
たは複数の通信装置から通信終了予定時刻が通知された
場合に、受信した通信終了予定時刻に基づいて同報通信
の発呼順序を決める発呼順序決定手段と、発呼順序決定
手段で決定された発呼順序で再発呼を行う同報通信手段
とを備える。
の複数の通信装置に対する発呼に対して、通信中の1ま
たは複数の通信装置から通信終了予定時刻が通知された
場合に、受信した通信終了予定時刻に基づいて同報通信
の発呼順序を決める発呼順序決定手段と、発呼順序決定
手段で決定された発呼順序で再発呼を行う同報通信手段
とを備える。
【0011】第4の発明によれば、同報送信先が通信中
の場合、通信終了予定時刻が通知されるので、その通信
終了予定時刻に基づいて同報送信の発呼順序を決めるこ
とで、無駄な再発呼を減らすことができ、同報通信を完
了するまでの通信時間を短縮できる。
の場合、通信終了予定時刻が通知されるので、その通信
終了予定時刻に基づいて同報送信の発呼順序を決めるこ
とで、無駄な再発呼を減らすことができ、同報通信を完
了するまでの通信時間を短縮できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。この第1の実施の形態は、データ
送信中の通信装置11が着呼を受けた場合、送信データ
の残量と通信速度から通信終了予定時刻を計算し、その
通信終了予定時刻を発呼側に通知し、発呼側が通信終了
予定時刻に再発呼を行うようにしたものである。
を参照して説明する。この第1の実施の形態は、データ
送信中の通信装置11が着呼を受けた場合、送信データ
の残量と通信速度から通信終了予定時刻を計算し、その
通信終了予定時刻を発呼側に通知し、発呼側が通信終了
予定時刻に再発呼を行うようにしたものである。
【0013】図1は、本発明の第1の実施の形態のネッ
トワーク構成図であり、通信装置11及び12と受信装
置13とが電話網14に接続されている。通信装置11
は、図2に示すように、電話網14とのインタフェース
機能を有する通信部21、装置全体の動作を制御する制
御部22、送受信データを保持するデータ保持部23、
送信データの残量と通信速度から通信終了予定時間を計
算する計算部24からなる。また、通信装置11はキャ
ッチホン機能を有しており、通信中に着呼があると、そ
れまでの回線を保留状態にして着呼を受け付けることが
できる。
トワーク構成図であり、通信装置11及び12と受信装
置13とが電話網14に接続されている。通信装置11
は、図2に示すように、電話網14とのインタフェース
機能を有する通信部21、装置全体の動作を制御する制
御部22、送受信データを保持するデータ保持部23、
送信データの残量と通信速度から通信終了予定時間を計
算する計算部24からなる。また、通信装置11はキャ
ッチホン機能を有しており、通信中に着呼があると、そ
れまでの回線を保留状態にして着呼を受け付けることが
できる。
【0014】通信装置12は、図3に示すように、電話
網14とのインタフェース機能を有する通信部31と、
装置全体の制御を行う制御部32と、送受信データを保
持するデータ保持部33と、発呼、再発呼を制御する発
呼制御部34とからなる。
網14とのインタフェース機能を有する通信部31と、
装置全体の制御を行う制御部32と、送受信データを保
持するデータ保持部33と、発呼、再発呼を制御する発
呼制御部34とからなる。
【0015】受信装置13は、データ送信側からデータ
送信の中断/再開の通知を受信すると、データ受信の中
断/再開を行う機能を有している。通信装置11が受信
装置13へデータを送信しているときに着呼を受ける
と、通信装置11の通信部21がその着呼を検出し、デ
ータの送信を一時中断して、受信装置13にデータ送信
の一時中断を通知する。そして、制御部22が計算部2
4にデータ送信の終了予定時刻の計算を行わせる。計算
部24は、送信データの残量と受信装置13との間の通
信速度からデータ送信が終了する通信終了予定時刻を計
算し、計算結果を制御部22に出力する。制御部22
は、通信部21を介して通信終了予定時刻を発呼側に通
知した後回線を切り換え、受信装置13にデータ送信を
再開することを通知した後に、データ送信を再開する。
送信の中断/再開の通知を受信すると、データ受信の中
断/再開を行う機能を有している。通信装置11が受信
装置13へデータを送信しているときに着呼を受ける
と、通信装置11の通信部21がその着呼を検出し、デ
ータの送信を一時中断して、受信装置13にデータ送信
の一時中断を通知する。そして、制御部22が計算部2
4にデータ送信の終了予定時刻の計算を行わせる。計算
部24は、送信データの残量と受信装置13との間の通
信速度からデータ送信が終了する通信終了予定時刻を計
算し、計算結果を制御部22に出力する。制御部22
は、通信部21を介して通信終了予定時刻を発呼側に通
知した後回線を切り換え、受信装置13にデータ送信を
再開することを通知した後に、データ送信を再開する。
【0016】通信装置12は、発呼に対する応答として
着呼側の通信装置11から通信終了予定時刻が通知され
ると、そのことを通信部31が検出して制御部32に通
知する。制御部32は通信終了予定時刻を発呼制御部3
4に通知する。発呼制御部34は、その通信終了予定時
刻に再発呼を行う。
着呼側の通信装置11から通信終了予定時刻が通知され
ると、そのことを通信部31が検出して制御部32に通
知する。制御部32は通信終了予定時刻を発呼制御部3
4に通知する。発呼制御部34は、その通信終了予定時
刻に再発呼を行う。
【0017】次に、以上のような構成の第1の実施の形
態の動作を、図4の動作シーケンス図を参照して説明す
る。通信装置11は、受信装置13へのデータ送信中に
(図4)、キャッチホン機能により通信装置12から
の着呼を検出すると(図4)、データ送信を一時中断
することを受信装置13へ通知する(図4)。
態の動作を、図4の動作シーケンス図を参照して説明す
る。通信装置11は、受信装置13へのデータ送信中に
(図4)、キャッチホン機能により通信装置12から
の着呼を検出すると(図4)、データ送信を一時中断
することを受信装置13へ通知する(図4)。
【0018】そして、通信装置11は回線を切り換え、
発呼を行った通信装置12との間に回線を設定する。こ
のとき通信装置11は、受信装置13へ送信する残りの
データ量と、受信装置13との間の通信速度から通信終
了予定時刻を計算する。そして、発呼側の通信装置12
にその通信終了予定時刻を通知した後(図4)、通信
装置12との間の回線を切断する(図)。
発呼を行った通信装置12との間に回線を設定する。こ
のとき通信装置11は、受信装置13へ送信する残りの
データ量と、受信装置13との間の通信速度から通信終
了予定時刻を計算する。そして、発呼側の通信装置12
にその通信終了予定時刻を通知した後(図4)、通信
装置12との間の回線を切断する(図)。
【0019】通信装置11は、回線を受信装置13側に
切り換え、データ送信を再開することを受信装置13へ
通知する(図4)。そして、データの送信を再開して
(図4)、所定量のデータの送信が完了したなら回線
を切断する(図4)。
切り換え、データ送信を再開することを受信装置13へ
通知する(図4)。そして、データの送信を再開して
(図4)、所定量のデータの送信が完了したなら回線
を切断する(図4)。
【0020】通信装置12は、現在時刻が通信終了予定
時刻となると、通信装置11に対して再発呼する(図4
)。この第1の実施の形態は、データ送信中の通信装
置11が、送信データの残量と通信速度からデータ送信
が終了する通信終了予定時刻を計算し、発呼を行った通
信装置12にその通信終了予定時刻を通知し、通信装置
12が通信終了予定時刻に再発呼を行う。従って、相手
の通信装置11が通信可能なときに再発呼が行われるの
で、1度の再発呼で通信が成功する確率が高くなる。ま
た、相手が通信中で通信できな状態のときに再発呼を繰
り返すことによる無駄な通信時間を無くすことができる
ので、再発呼の時間も含めた通信に要する時間を短縮で
きる。
時刻となると、通信装置11に対して再発呼する(図4
)。この第1の実施の形態は、データ送信中の通信装
置11が、送信データの残量と通信速度からデータ送信
が終了する通信終了予定時刻を計算し、発呼を行った通
信装置12にその通信終了予定時刻を通知し、通信装置
12が通信終了予定時刻に再発呼を行う。従って、相手
の通信装置11が通信可能なときに再発呼が行われるの
で、1度の再発呼で通信が成功する確率が高くなる。ま
た、相手が通信中で通信できな状態のときに再発呼を繰
り返すことによる無駄な通信時間を無くすことができる
ので、再発呼の時間も含めた通信に要する時間を短縮で
きる。
【0021】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。この第2の実施の形態は、データの送信側から予め
送信予定データ量を受信側に通知し、送信中に着呼を受
けた場合に、送信予定データ量と受信済みデータ量と通
信速度から通信終了予定時刻を計算して発呼側に通知
し、発呼側がその通信終了予定時刻に再発呼を行うもの
である。
る。この第2の実施の形態は、データの送信側から予め
送信予定データ量を受信側に通知し、送信中に着呼を受
けた場合に、送信予定データ量と受信済みデータ量と通
信速度から通信終了予定時刻を計算して発呼側に通知
し、発呼側がその通信終了予定時刻に再発呼を行うもの
である。
【0022】図5は、第2の実施の形態のネットワーク
構成図である。電話網14には、前述した通信装置12
と、送信装置51と通信装置52とが接続されている。
送信装置51は、図示していないが前述した通信装置1
1と同様に通信部21、制御部22、データ保持部23
及び計算部24を有し、制御部22は、受信側からの通
信の中断/再開要求を受けてデータの送信を中断/再開
する機能の他にデータの送信を開始する際に、送信予定
データ量を受信側に通知する機能を有している。
構成図である。電話網14には、前述した通信装置12
と、送信装置51と通信装置52とが接続されている。
送信装置51は、図示していないが前述した通信装置1
1と同様に通信部21、制御部22、データ保持部23
及び計算部24を有し、制御部22は、受信側からの通
信の中断/再開要求を受けてデータの送信を中断/再開
する機能の他にデータの送信を開始する際に、送信予定
データ量を受信側に通知する機能を有している。
【0023】通信装置52は、同様に通信部61、制御
部62、データ保持部63及び計算部64を有する。通
信装置52は、データ受信開始時に、通信部61で送信
側から送信予定データ量の通知を受けると、制御部62
がその情報を保持し、受信データ量の監視を行う。そし
て、データ受信中に通信部61で着呼を検出すると、制
御部62が送信装置51からのデータ送信を中断させた
後、計算部64に送信終了予定時刻の計算を指示する。
計算部64は、送信側から通知された送信予定データ量
と、データの受信を中断したときまでの受信済みデータ
量から残りの受信予定データ量を求める。そして、計算
部64はその残りの受信予定データ量と通信速度から通
信終了予定時刻を計算し、計算結果を制御部62に通知
する。制御部62は、通信終了予定時刻を発呼側に通知
する。また、通信装置52は、キャッチホン機能を有し
ており、通信中に着呼があると、通信中の回線を保留状
態にして着呼に応答することができる。
部62、データ保持部63及び計算部64を有する。通
信装置52は、データ受信開始時に、通信部61で送信
側から送信予定データ量の通知を受けると、制御部62
がその情報を保持し、受信データ量の監視を行う。そし
て、データ受信中に通信部61で着呼を検出すると、制
御部62が送信装置51からのデータ送信を中断させた
後、計算部64に送信終了予定時刻の計算を指示する。
計算部64は、送信側から通知された送信予定データ量
と、データの受信を中断したときまでの受信済みデータ
量から残りの受信予定データ量を求める。そして、計算
部64はその残りの受信予定データ量と通信速度から通
信終了予定時刻を計算し、計算結果を制御部62に通知
する。制御部62は、通信終了予定時刻を発呼側に通知
する。また、通信装置52は、キャッチホン機能を有し
ており、通信中に着呼があると、通信中の回線を保留状
態にして着呼に応答することができる。
【0024】以下、この第2の実施の形態の各通信装置
の動作を図7の動作シーケンス図を参照して説明する。
送信装置51と通信装置52との間にデータ送信のため
に回線が設定されると、先ず、送信装置51から通信装
置52にこれから送信される送信予定データ量が通知さ
れ(図7)、その後データの送信が開始される(図7
)。
の動作を図7の動作シーケンス図を参照して説明する。
送信装置51と通信装置52との間にデータ送信のため
に回線が設定されると、先ず、送信装置51から通信装
置52にこれから送信される送信予定データ量が通知さ
れ(図7)、その後データの送信が開始される(図7
)。
【0025】データ受信中に通信装置12から通信装置
52に対して発呼が行われ(図7)、通信装置52が
キャッチホン機能により着呼を検出すると、送信装置5
1に対してデータの送信を一時中断する要求を出力する
(図7)。
52に対して発呼が行われ(図7)、通信装置52が
キャッチホン機能により着呼を検出すると、送信装置5
1に対してデータの送信を一時中断する要求を出力する
(図7)。
【0026】次に、通信装置52は、回線を発呼を行っ
た通信装置12側に切り換える。そして、通信装置52
の計算部24で、送信側から通知された送信予定データ
量とデータ送信を中断するまでに受信した受信済みデー
タ量から残りの受信予定データ量を求め、その残りの受
信予定データ量と送信装置51との間の通信速度から通
信終了予定時刻を計算し、その通信終了予定時刻を発呼
を行った通信装置12に通知する(図7)。その後、
通信装置12との間の回線を切断する(図7)。
た通信装置12側に切り換える。そして、通信装置52
の計算部24で、送信側から通知された送信予定データ
量とデータ送信を中断するまでに受信した受信済みデー
タ量から残りの受信予定データ量を求め、その残りの受
信予定データ量と送信装置51との間の通信速度から通
信終了予定時刻を計算し、その通信終了予定時刻を発呼
を行った通信装置12に通知する(図7)。その後、
通信装置12との間の回線を切断する(図7)。
【0027】次に、通信装置52はデータ送信の再開要
求を送信装置51に送る(図7)。これを受けて送信
装置51がデータの送信を再開する(図7)。データ
の送信が完了したなら、送信装置51と通信装置52と
の間の回線を切断する(図7)。
求を送信装置51に送る(図7)。これを受けて送信
装置51がデータの送信を再開する(図7)。データ
の送信が完了したなら、送信装置51と通信装置52と
の間の回線を切断する(図7)。
【0028】通信装置12は、現在時刻が通信終了予定
時刻となったなら、通信装置52に対して再発呼を行う
(図7(10))。この第2の実施の形態は、送信側の送信
装置51が受信側の通信装置52に予め送信予定データ
量を通知し、受信側の通信装置52が、通信中に着呼を
検出した場合、通知された送信予定データ量と受信済み
データ量と通信速度から通信終了予定時刻を計算する。
そして、発呼を行った通信装置12に通信終了予定時刻
を通知し、通信装置12がその通信終了予定時刻に再発
呼を行う。従って、相手の通信装置52が通信可能なと
きに再発呼を行うことができるので、1度の再発呼で通
信が成功する確率が高くなる。これにより、再発呼の回
数が最小限となるので、再発呼の時間も含めた通信に要
する時間を短縮できる。
時刻となったなら、通信装置52に対して再発呼を行う
(図7(10))。この第2の実施の形態は、送信側の送信
装置51が受信側の通信装置52に予め送信予定データ
量を通知し、受信側の通信装置52が、通信中に着呼を
検出した場合、通知された送信予定データ量と受信済み
データ量と通信速度から通信終了予定時刻を計算する。
そして、発呼を行った通信装置12に通信終了予定時刻
を通知し、通信装置12がその通信終了予定時刻に再発
呼を行う。従って、相手の通信装置52が通信可能なと
きに再発呼を行うことができるので、1度の再発呼で通
信が成功する確率が高くなる。これにより、再発呼の回
数が最小限となるので、再発呼の時間も含めた通信に要
する時間を短縮できる。
【0029】次に、本発明の第3の実施の形態を説明す
る。この第3の実施の形態は、受信側が送信側に通信終
了予定時刻を問い合わせ、送信側から送られてくる通信
終了予定時刻を発呼側へ通知し、発呼側でその通信終了
予定時刻に再発呼を行うようにしたものである。
る。この第3の実施の形態は、受信側が送信側に通信終
了予定時刻を問い合わせ、送信側から送られてくる通信
終了予定時刻を発呼側へ通知し、発呼側でその通信終了
予定時刻に再発呼を行うようにしたものである。
【0030】図8は、第3の実施の形態のネットワーク
構成図であり、電話網14に通信装置81、82と前述
した通信装置12とが接続されている。通信装置81及
び82は、図示していないが前述した通信装置11と同
様に通信部21、制御部22、データ保持部23及び計
算部24とを有する。通信装置81は、通信部21で着
呼を検出すると、制御部22が送信側にデータ送信の中
断を要求した後、通信終了予定時刻を問い合わせる機能
を有する。
構成図であり、電話網14に通信装置81、82と前述
した通信装置12とが接続されている。通信装置81及
び82は、図示していないが前述した通信装置11と同
様に通信部21、制御部22、データ保持部23及び計
算部24とを有する。通信装置81は、通信部21で着
呼を検出すると、制御部22が送信側にデータ送信の中
断を要求した後、通信終了予定時刻を問い合わせる機能
を有する。
【0031】通信装置82は、通信部21で受信側から
のデータ送信の中断要求を受信すると、制御部22が計
算部24に通信終了予定時刻の計算を指示する。計算部
24は送信データの残量と通信速度から通信終了予定時
刻を計算し、制御部22は計算部24で計算された通信
終了予定時刻を受信側に通知する。通信装置12は、第
1の実施の形態の通信装置12と同一である。
のデータ送信の中断要求を受信すると、制御部22が計
算部24に通信終了予定時刻の計算を指示する。計算部
24は送信データの残量と通信速度から通信終了予定時
刻を計算し、制御部22は計算部24で計算された通信
終了予定時刻を受信側に通知する。通信装置12は、第
1の実施の形態の通信装置12と同一である。
【0032】以下、上記のような構成の第3の実施の形
態の動作を、図9の動作シーケンス図を参照して説明す
る。通信装置82から通信装置81へのデータの送信中
に(図9)、通信装置12が通信装置81に対して発
呼を行うと(図9)、通信装置81はキャッチホン機
能により通信装置12からの着呼を検出する。そして、
受信側の通信装置81は、送信側の通信装置82にデー
タ送信の中断を要求し(図9)、さらにデータの送信
が終了する通信終了予定時刻を問い合わせる(図9
)。
態の動作を、図9の動作シーケンス図を参照して説明す
る。通信装置82から通信装置81へのデータの送信中
に(図9)、通信装置12が通信装置81に対して発
呼を行うと(図9)、通信装置81はキャッチホン機
能により通信装置12からの着呼を検出する。そして、
受信側の通信装置81は、送信側の通信装置82にデー
タ送信の中断を要求し(図9)、さらにデータの送信
が終了する通信終了予定時刻を問い合わせる(図9
)。
【0033】その問い合わせに対して、通信装置82は
残りの送信データ量と通信装置81との間の通信速度と
から通信終了予定時刻を計算し、計算により得られた通
信終了予定時刻を受信側の通信装置81に通知する(図
9)。
残りの送信データ量と通信装置81との間の通信速度と
から通信終了予定時刻を計算し、計算により得られた通
信終了予定時刻を受信側の通信装置81に通知する(図
9)。
【0034】通信装置81は、送信側の通信装置82と
の回線を保留状態にし、発呼側の通信装置12との回線
に切り換えた後、通信終了予定時刻を発呼側の通信装置
12に通知する(図9)。その後、通信装置12との
回線を切断して(図9)、通信装置82との回線に切
り換える。そして、通信装置82にデータ送信を再開す
るように要求する(図9)。
の回線を保留状態にし、発呼側の通信装置12との回線
に切り換えた後、通信終了予定時刻を発呼側の通信装置
12に通知する(図9)。その後、通信装置12との
回線を切断して(図9)、通信装置82との回線に切
り換える。そして、通信装置82にデータ送信を再開す
るように要求する(図9)。
【0035】これに応じて、通信装置82はデータの送
信を再開する(図9)。一定量のデータの送信が終了
したなら、通信装置81と通信装置82との間の回線が
切断される(図9(10))。そして、通信装置12は、現
在時刻が通信終了予定時刻になったなら、通信装置81
に対して再発呼を行う(図9(11))。
信を再開する(図9)。一定量のデータの送信が終了
したなら、通信装置81と通信装置82との間の回線が
切断される(図9(10))。そして、通信装置12は、現
在時刻が通信終了予定時刻になったなら、通信装置81
に対して再発呼を行う(図9(11))。
【0036】この第3の実施の形態では、受信側の通信
装置81が送信側の通信装置82に通信終了予定時刻を
問い合わせ、送信側の通信装置82から通信終了予定時
刻が通知されたなら、その通信終了予定時刻を発呼側の
通信装置12に通知する。そして、発呼側の通信装置1
2は、その通信終了予定時刻に通信装置81に対して再
発呼する。これにより、相手の通信装置81が通信可能
なときに再発呼が行われるので、1度の再発呼で通信が
成功する確率が高くなる。また、再発呼の回数を最小限
にすることができるので、再発呼の時間も含めた通信に
要する時間を短縮することができる。
装置81が送信側の通信装置82に通信終了予定時刻を
問い合わせ、送信側の通信装置82から通信終了予定時
刻が通知されたなら、その通信終了予定時刻を発呼側の
通信装置12に通知する。そして、発呼側の通信装置1
2は、その通信終了予定時刻に通信装置81に対して再
発呼する。これにより、相手の通信装置81が通信可能
なときに再発呼が行われるので、1度の再発呼で通信が
成功する確率が高くなる。また、再発呼の回数を最小限
にすることができるので、再発呼の時間も含めた通信に
要する時間を短縮することができる。
【0037】次に、本発明の第4の実施の形態を説明す
る。図10は、第4の実施の形態のネットワーク構成図
である。電話網14には、複数の通信装置102〜10
4と、それらの通信装置102〜104に同報送信を行
う同報通信装置101と、通信装置105とが接続され
ている。この第4の実施の形態は、同報通信の通信先が
通信中であった場合に、通信中の通信装置が通信終了時
刻を同報通信装置101に通知し、同報通信装置101
が通知された通信終了予定時刻を参照して発呼順序を決
めるものである。
る。図10は、第4の実施の形態のネットワーク構成図
である。電話網14には、複数の通信装置102〜10
4と、それらの通信装置102〜104に同報送信を行
う同報通信装置101と、通信装置105とが接続され
ている。この第4の実施の形態は、同報通信の通信先が
通信中であった場合に、通信中の通信装置が通信終了時
刻を同報通信装置101に通知し、同報通信装置101
が通知された通信終了予定時刻を参照して発呼順序を決
めるものである。
【0038】通信装置102〜104は、第2の実施の
形態の通信装置52と同じ機能を有し、データ受信時
に、通信部61で送信側から送信データ量の通知を受
け、制御部62がその情報を保持すると共に、通信開始
後の受信データ量を監視する。そして、データの受信中
に通信部21が着呼を検出すると、計算部24が、送信
側から通知された受信予定データ量とその時点の受信済
みデータ量から残りの受信予定データ量を求め、その残
りの受信予定データ量と通信速度から通信終了予定時刻
を計算し、制御部22に通知する。制御部22は通信終
了予定時刻を発呼側に通知する。また、通信装置102
〜104はキャッチホン機能を有し、通信中に着呼を検
出すると、そのとき通信中の回線を保留状態にして着呼
に応答することができる。
形態の通信装置52と同じ機能を有し、データ受信時
に、通信部61で送信側から送信データ量の通知を受
け、制御部62がその情報を保持すると共に、通信開始
後の受信データ量を監視する。そして、データの受信中
に通信部21が着呼を検出すると、計算部24が、送信
側から通知された受信予定データ量とその時点の受信済
みデータ量から残りの受信予定データ量を求め、その残
りの受信予定データ量と通信速度から通信終了予定時刻
を計算し、制御部22に通知する。制御部22は通信終
了予定時刻を発呼側に通知する。また、通信装置102
〜104はキャッチホン機能を有し、通信中に着呼を検
出すると、そのとき通信中の回線を保留状態にして着呼
に応答することができる。
【0039】通信装置105は、第2の実施の形態の通
信装置51と同じ機能を有し、データ送信を開始する際
に、送信予定データ量を受信側に通知する機能と、受信
側からの通信の中断/再開要求を受けてデータの送信を
中断/再開する機能を有する。
信装置51と同じ機能を有し、データ送信を開始する際
に、送信予定データ量を受信側に通知する機能と、受信
側からの通信の中断/再開要求を受けてデータの送信を
中断/再開する機能を有する。
【0040】同報通信装置101は、図11のブロック
図に示すように、電話網14とのインタフェース機能を
持つ通信部1101と、装置全体を制御する制御部11
02と、送受信データを保持するデータ保持部1103
と、同報送信の順序を決める同報送信制御部1104と
からなる。
図に示すように、電話網14とのインタフェース機能を
持つ通信部1101と、装置全体を制御する制御部11
02と、送受信データを保持するデータ保持部1103
と、同報送信の順序を決める同報送信制御部1104と
からなる。
【0041】ここで、同報通信装置101の動作を図1
2のフローチャートを参照して説明する。同報通信装置
101の同報送信制御部1104は、同報送信先と再発
呼先を指定する同報送信リストを有しており、同報送信
先リストは、図13(A)(B)に示す発呼リスト13
01と、同図(B)に示す再発呼リスト1302からな
る。発呼リスト1301には、最初の状態では、指定さ
れた送信順に送信先の通信装置が登録され、再発呼リス
ト1302にはなにも登録されていない。
2のフローチャートを参照して説明する。同報通信装置
101の同報送信制御部1104は、同報送信先と再発
呼先を指定する同報送信リストを有しており、同報送信
先リストは、図13(A)(B)に示す発呼リスト13
01と、同図(B)に示す再発呼リスト1302からな
る。発呼リスト1301には、最初の状態では、指定さ
れた送信順に送信先の通信装置が登録され、再発呼リス
ト1302にはなにも登録されていない。
【0042】同報送信の開始が指示されると、現在時刻
に同報送信に要する通信時間(この例では、5分として
いる)を加算して得られる時刻が、再発呼リスト130
2の1番目の通信終了予定時刻より早いか否かを判別す
る(図12、S1)。ステップS1で、現在時刻に同報
送信に要する通信時間を加算した時刻が、再発呼リスト
1302の1番目の通信終了予定時刻より早いか否かを
判別しているのは、通信中か否かが不明な発呼リスト1
301に登録されている通信装置に対して発呼するより
も、そのとき受信可能となっている通信装置に再発呼す
る方が通信が成功する確率が高いので、再発呼を優先し
て実行するためである。その際、現在時刻に同報送信に
要する通信時間を加算した時刻より通信終了予定時刻が
早い場合には、再発呼を優先して行う。他方、通信終了
予定時刻がそれより遅い場合、つまり発呼リスト130
1の1番目の送信先に対する発呼が成功し、同報データ
の送信が終了した後に通信終了予定時刻がくる場合に
は、発呼リスト1301に基づく発呼を行うことで、再
発呼を優先するための待ち時間が必要以上に長くならな
いようにしている。なお、再発呼を優先させる際の基準
となる時間は、上述した同報送信に要する通信時間と等
しい時間に限らず、それより長い、あるいは短い時間を
設定してもよい。
に同報送信に要する通信時間(この例では、5分として
いる)を加算して得られる時刻が、再発呼リスト130
2の1番目の通信終了予定時刻より早いか否かを判別す
る(図12、S1)。ステップS1で、現在時刻に同報
送信に要する通信時間を加算した時刻が、再発呼リスト
1302の1番目の通信終了予定時刻より早いか否かを
判別しているのは、通信中か否かが不明な発呼リスト1
301に登録されている通信装置に対して発呼するより
も、そのとき受信可能となっている通信装置に再発呼す
る方が通信が成功する確率が高いので、再発呼を優先し
て実行するためである。その際、現在時刻に同報送信に
要する通信時間を加算した時刻より通信終了予定時刻が
早い場合には、再発呼を優先して行う。他方、通信終了
予定時刻がそれより遅い場合、つまり発呼リスト130
1の1番目の送信先に対する発呼が成功し、同報データ
の送信が終了した後に通信終了予定時刻がくる場合に
は、発呼リスト1301に基づく発呼を行うことで、再
発呼を優先するための待ち時間が必要以上に長くならな
いようにしている。なお、再発呼を優先させる際の基準
となる時間は、上述した同報送信に要する通信時間と等
しい時間に限らず、それより長い、あるいは短い時間を
設定してもよい。
【0043】同報送信を最初に行うときには、再発呼リ
スト1302には何も登録されていないので、ステップ
S1の判別がYESとなり、ステップS2に進み発呼リ
スト1301の1番目の送信先に対して発呼を行う。そ
して、次のステップS3で発呼が成功して回線が接続さ
れたか否かを判別する(S3)。
スト1302には何も登録されていないので、ステップ
S1の判別がYESとなり、ステップS2に進み発呼リ
スト1301の1番目の送信先に対して発呼を行う。そ
して、次のステップS3で発呼が成功して回線が接続さ
れたか否かを判別する(S3)。
【0044】発呼が成功しなければ(S3、NO)、発
呼リスト1301の1番目の送信先を削除し、2番目以
降の送信先を順に繰り上げる(S4)。着呼側が通信中
で回線が接続できなかったときには、着呼側から通信終
了予定時刻が送信されてくるので、そのときの送信先を
通信終了予定時刻と共に再発呼リスト1302に加えた
後、再発呼リスト1302の送信先を通信終了予定時刻
の早い順にソートする(S5)。
呼リスト1301の1番目の送信先を削除し、2番目以
降の送信先を順に繰り上げる(S4)。着呼側が通信中
で回線が接続できなかったときには、着呼側から通信終
了予定時刻が送信されてくるので、そのときの送信先を
通信終了予定時刻と共に再発呼リスト1302に加えた
後、再発呼リスト1302の送信先を通信終了予定時刻
の早い順にソートする(S5)。
【0045】図14(A)、(B)は、発呼リスト13
01の1番目に登録されている通信装置102に対する
発呼が終了した後の時刻「13時05分」における、発
呼リスト1301と再発呼リスト1302の内容を示し
ている。
01の1番目に登録されている通信装置102に対する
発呼が終了した後の時刻「13時05分」における、発
呼リスト1301と再発呼リスト1302の内容を示し
ている。
【0046】通信装置102への発呼が終了すると(こ
の場合、着呼拒否)、図14(A)に示すように発呼リ
スト1301の1番目に登録されていた通信装置102
が削除され、それまで2番目に登録されていた通信装置
103が1番目に繰り上げられる。この場合、通信装置
102に対する同報送信が完了していないので、図14
(B)の再発呼リスト1302の1番目に通信装置10
2と、通信装置102から通知された通信終了予定時刻
の「13時12分」が登録される。
の場合、着呼拒否)、図14(A)に示すように発呼リ
スト1301の1番目に登録されていた通信装置102
が削除され、それまで2番目に登録されていた通信装置
103が1番目に繰り上げられる。この場合、通信装置
102に対する同報送信が完了していないので、図14
(B)の再発呼リスト1302の1番目に通信装置10
2と、通信装置102から通知された通信終了予定時刻
の「13時12分」が登録される。
【0047】他方、図12のステップS3で発呼が成功
した場合には、ステップS6に進み、発呼リスト130
1の1番目の送信先を削除し、2番目以降の送信先を順
に繰り上げる。
した場合には、ステップS6に進み、発呼リスト130
1の1番目の送信先を削除し、2番目以降の送信先を順
に繰り上げる。
【0048】1つの送信先に対する発呼が終了したな
ら、ステップS1に戻り現在時刻と発呼リスト1301
の1番目の通信装置103との通信時間(同報送信に要
する通信時間)を加算して得られる時刻の方が、再発呼
リスト1302の1番目の送信先の通信終了予定時刻よ
り早いか否かを判別する。
ら、ステップS1に戻り現在時刻と発呼リスト1301
の1番目の通信装置103との通信時間(同報送信に要
する通信時間)を加算して得られる時刻の方が、再発呼
リスト1302の1番目の送信先の通信終了予定時刻よ
り早いか否かを判別する。
【0049】例えば、現在時刻が、図14(A)、
(B)に示す発呼リスト1301と再発呼リスト130
2の書き換えが終了した時刻「13時05分」で、同報
送信に要する通信時間が「5分」であるとすると、現在
時刻に通信時間の「5分」を加算した時刻は「13時1
0分」となり、これは図14(B)の再発呼リスト13
02の1番目の通信終了予定時刻「13時12分」より
早いので、この場合、発呼リスト1301の1番目に登
録されている通信装置103に対して発呼が行われる。
(B)に示す発呼リスト1301と再発呼リスト130
2の書き換えが終了した時刻「13時05分」で、同報
送信に要する通信時間が「5分」であるとすると、現在
時刻に通信時間の「5分」を加算した時刻は「13時1
0分」となり、これは図14(B)の再発呼リスト13
02の1番目の通信終了予定時刻「13時12分」より
早いので、この場合、発呼リスト1301の1番目に登
録されている通信装置103に対して発呼が行われる。
【0050】そして、同報送信先の通信装置103との
通信が成功した場合には、図15(A)に示すように発
呼リスト1301から通信装置103が削除され、2番
目に登録されていた通信装置104が1番目に繰り上げ
られる。この場合、通信が成功したので図15(B)
の、再発呼リスト1302の内容は変更されない。な
お、図15図(A)、(B)の同報送信リストの内容は
時刻「13時10分」のときの状態を示している。
通信が成功した場合には、図15(A)に示すように発
呼リスト1301から通信装置103が削除され、2番
目に登録されていた通信装置104が1番目に繰り上げ
られる。この場合、通信が成功したので図15(B)
の、再発呼リスト1302の内容は変更されない。な
お、図15図(A)、(B)の同報送信リストの内容は
時刻「13時10分」のときの状態を示している。
【0051】発呼リスト1301の1番目の通信装置1
03に対する発呼が終了したなら、再度、図12のステ
ップS1に戻り、現在時刻に発呼リスト1301の1番
目の送信先に対する送信に要する通信時間を加算して得
られる時刻の方が、再発呼リスト1302の1番目の通
信終了予定時刻より早いか否かを判別する。このステッ
プS1で、再発呼リスト1302の1番目の通信終了予
定時刻の方が早いと判別された場合には(S1、N
O)、ステップS7に進み再発呼リスト1302の1番
目に登録されている通信装置に対して発呼を行う。
03に対する発呼が終了したなら、再度、図12のステ
ップS1に戻り、現在時刻に発呼リスト1301の1番
目の送信先に対する送信に要する通信時間を加算して得
られる時刻の方が、再発呼リスト1302の1番目の通
信終了予定時刻より早いか否かを判別する。このステッ
プS1で、再発呼リスト1302の1番目の通信終了予
定時刻の方が早いと判別された場合には(S1、N
O)、ステップS7に進み再発呼リスト1302の1番
目に登録されている通信装置に対して発呼を行う。
【0052】現在時刻が、例えば、図15(A)発呼リ
スト1301の書き換えが終了した「13時10分」で
あるとすると、その時刻に同報送信に要する通信時間の
5分を加算して得られる時刻は「13時15分」とな
り、この時刻より、図15(B)の再発呼リスト130
2の1番目に登録されている通信終了予定時刻「13時
12分」の方が早いので、ステップS7進み再発呼リス
ト1302の1番目の送信先に対して再発呼を行う。
スト1301の書き換えが終了した「13時10分」で
あるとすると、その時刻に同報送信に要する通信時間の
5分を加算して得られる時刻は「13時15分」とな
り、この時刻より、図15(B)の再発呼リスト130
2の1番目に登録されている通信終了予定時刻「13時
12分」の方が早いので、ステップS7進み再発呼リス
ト1302の1番目の送信先に対して再発呼を行う。
【0053】そして、再発呼が成功したか否かを判別し
(S8)、発呼が成功しなければ、ステップS9に進
み、再発呼リスト1302の1番目の情報を削除し、2
番目以降の送信先及びその通信終了予定時刻を順に繰り
上げる。
(S8)、発呼が成功しなければ、ステップS9に進
み、再発呼リスト1302の1番目の情報を削除し、2
番目以降の送信先及びその通信終了予定時刻を順に繰り
上げる。
【0054】その後、前述したステップS5に進み、再
発呼を行った宛先と、発呼に失敗したときに着呼側から
通知される通信終了予定時刻を再発呼リスト1302に
加えた後に、再発呼リスト1302を通信終了予定時刻
の早い順にソートする。
発呼を行った宛先と、発呼に失敗したときに着呼側から
通知される通信終了予定時刻を再発呼リスト1302に
加えた後に、再発呼リスト1302を通信終了予定時刻
の早い順にソートする。
【0055】ステップS8で、発呼が成功したと判別さ
れた場合には、ステップS10に進み、再発呼リスト1
302の1番目の情報を削除して2番目以降の情報を順
に繰り上げる。
れた場合には、ステップS10に進み、再発呼リスト1
302の1番目の情報を削除して2番目以降の情報を順
に繰り上げる。
【0056】図16(A)、(B)は、図15(B)の
再発呼リスト1302の1番目に登録されていた通信装
置102に対して再発呼を行って、通信が成功した後の
発呼リスト1301及び再発呼リスト1302の内容を
示している。
再発呼リスト1302の1番目に登録されていた通信装
置102に対して再発呼を行って、通信が成功した後の
発呼リスト1301及び再発呼リスト1302の内容を
示している。
【0057】再発呼により同報送信が完了した場合に
は、図16(B)の再発呼リスト1302の1番目の送
信先及び通信終了予定時刻を削除する。この結果、再発
呼リスト1302はデータが何も登録されていない状態
となる。
は、図16(B)の再発呼リスト1302の1番目の送
信先及び通信終了予定時刻を削除する。この結果、再発
呼リスト1302はデータが何も登録されていない状態
となる。
【0058】ここで、第4の実施の形態における各通信
装置の動作を、図17の動作シーケンス図を参照して説
明する。以下、通信装置105から通信装置102に対
してデータが送信されているときに、同報通信装置10
1が、図13(A)の発呼リスト1301に基づいて通
信装置102、103及び104に同報送信を行う場合
について説明する。
装置の動作を、図17の動作シーケンス図を参照して説
明する。以下、通信装置105から通信装置102に対
してデータが送信されているときに、同報通信装置10
1が、図13(A)の発呼リスト1301に基づいて通
信装置102、103及び104に同報送信を行う場合
について説明する。
【0059】通信装置105から通信装置102へデー
タ送信が行われているとき(図17)、同報通信装置
101から通信装置102に対して発呼が行われると
(図17)、通信装置102はキャッチホン機能によ
り着呼を検出し、送信側の通信装置105に対して中断
要求を送信する(図17)。そして、回線を発呼側に
切り換え、同報通信装置101に通信終了予定時刻を通
知した後(図17)、回線を切断する(図17)。
その後、通信装置105にデータ送信の再開要求を送
る。これを受けた通信装置105はデータ送信を再開す
る(図17)。
タ送信が行われているとき(図17)、同報通信装置
101から通信装置102に対して発呼が行われると
(図17)、通信装置102はキャッチホン機能によ
り着呼を検出し、送信側の通信装置105に対して中断
要求を送信する(図17)。そして、回線を発呼側に
切り換え、同報通信装置101に通信終了予定時刻を通
知した後(図17)、回線を切断する(図17)。
その後、通信装置105にデータ送信の再開要求を送
る。これを受けた通信装置105はデータ送信を再開す
る(図17)。
【0060】同報送信が失敗した場合には、同報通信装
置101は、前述したように発呼リスト1301の1番
目に送信先として登録されている通信装置102を削除
し、2番目以降の送信先を順に繰り上げる。また、再発
呼リスト1302に再発呼先として通信装置102とそ
の通信終了予定時刻を登録し、再発呼リスト1302を
通信終了予定時刻の早い順に並べ変える。これにより、
発呼リスト1301及び再発呼リスト1302は、図1
4(A)、(B)に示すように書き換えられる。次に、
同報通信装置101は、現在時刻に同報送信に要する通
信時間を加算して得られる時刻の方が、再発呼リスト1
302の1番目の通信終了予定時刻より早いか否かを判
別する。
置101は、前述したように発呼リスト1301の1番
目に送信先として登録されている通信装置102を削除
し、2番目以降の送信先を順に繰り上げる。また、再発
呼リスト1302に再発呼先として通信装置102とそ
の通信終了予定時刻を登録し、再発呼リスト1302を
通信終了予定時刻の早い順に並べ変える。これにより、
発呼リスト1301及び再発呼リスト1302は、図1
4(A)、(B)に示すように書き換えられる。次に、
同報通信装置101は、現在時刻に同報送信に要する通
信時間を加算して得られる時刻の方が、再発呼リスト1
302の1番目の通信終了予定時刻より早いか否かを判
別する。
【0061】送信装置102への発呼が終了した後の図
14の状態の時刻は「13時05分」で、その時刻に同
報送信に要する通信時間の「5分」を加算した時刻は
「13時10分」となり、これは再発呼リスト1302
の1番目の通信終了予定時刻「13時12分」より早
い。
14の状態の時刻は「13時05分」で、その時刻に同
報送信に要する通信時間の「5分」を加算した時刻は
「13時10分」となり、これは再発呼リスト1302
の1番目の通信終了予定時刻「13時12分」より早
い。
【0062】従って、この場合、同報通信装置101
は、発呼リスト1301の1番目に登録されている通信
装置103に対して発呼を行う(図17)。この発呼
に対して通信装置103から受信可能との応答がある
と、同報通信装置101は同報送信を開始する(図17
)。そして、データの送信が完了したなら、同報通信
装置101は、通信装置103に回線の切断を通知して
回線を切断する(図17(10))。その後、通信終了予定
時刻となって、通信装置105と通信装置102との間
のデータ送信が完了すると、それらの間の回線が切断さ
れる(図17(11))。
は、発呼リスト1301の1番目に登録されている通信
装置103に対して発呼を行う(図17)。この発呼
に対して通信装置103から受信可能との応答がある
と、同報通信装置101は同報送信を開始する(図17
)。そして、データの送信が完了したなら、同報通信
装置101は、通信装置103に回線の切断を通知して
回線を切断する(図17(10))。その後、通信終了予定
時刻となって、通信装置105と通信装置102との間
のデータ送信が完了すると、それらの間の回線が切断さ
れる(図17(11))。
【0063】通信装置103への同報送信が終了する
と、同報通信装置101は、現在時刻に同報送信に要す
る通信時間を加算した時刻の方が、再発呼リスト132
0の1番目の通信終了予定時刻より早いか否かを判別す
る。
と、同報通信装置101は、現在時刻に同報送信に要す
る通信時間を加算した時刻の方が、再発呼リスト132
0の1番目の通信終了予定時刻より早いか否かを判別す
る。
【0064】図15の例では、通信装置103への同報
送信が成功して、発呼リスト1301が書き換えられた
ときの時刻が「13時10分」であり、この時刻に同報
送信の通信時間「5分」を加算した時刻は「13時15
分」となる。この時刻より図15(B)の再発呼リスト
1302の1番目の通信終了予定時刻の方が早いので、
同報通信装置101は、その再発呼リスト1302の1
番目に登録されている通信装置102に対して再発呼を
行う(図17(12))。この発呼に対して通信装置102
から受信可能との応答があると、同報通信装置101は
同報データを送信し(図17(13))、同報データの送信
が終了したなら回線を切断する(図17(14))。
送信が成功して、発呼リスト1301が書き換えられた
ときの時刻が「13時10分」であり、この時刻に同報
送信の通信時間「5分」を加算した時刻は「13時15
分」となる。この時刻より図15(B)の再発呼リスト
1302の1番目の通信終了予定時刻の方が早いので、
同報通信装置101は、その再発呼リスト1302の1
番目に登録されている通信装置102に対して再発呼を
行う(図17(12))。この発呼に対して通信装置102
から受信可能との応答があると、同報通信装置101は
同報データを送信し(図17(13))、同報データの送信
が終了したなら回線を切断する(図17(14))。
【0065】これにより、通信装置102への同報送信
が完了したので、再発呼リスト1302の1番目の情報
を削除し、通信装置102との回線を切断する(図17
(14))。その後、発呼リスト1301の1番目の通信装
置104に対して発呼を行い(図17(15))、着呼側か
ら受信可能との応答があれば、同報データの送信を行
い、これが完了すれば同報送信が終了する。
が完了したので、再発呼リスト1302の1番目の情報
を削除し、通信装置102との回線を切断する(図17
(14))。その後、発呼リスト1301の1番目の通信装
置104に対して発呼を行い(図17(15))、着呼側か
ら受信可能との応答があれば、同報データの送信を行
い、これが完了すれば同報送信が終了する。
【0066】上述した第4の実施の形態によれば、同報
送信を行う場合に、着呼側が他の通信装置と通信中で送
信が行えないときには、通信が終了する通信終了予定時
刻を通知してもらい、その通信終了予定時刻に再発呼を
行うようにしたので、2回目以降の送信が成功する確率
が高くなり、再発呼の回数を大幅に減らすことができ
る。また、所定時間分だけ(実施の形態では同報送信に
要する通信時間分)、発呼リスト1301の発呼より再
発呼を優先することにより、そのとき通信可能となって
いる再発呼先と通信できるので、通信中か否かが不明の
発呼リスト1301に登録されている通信装置に対して
発呼するより通信に成功する確率が高くなる。よって、
同報送信における再発呼の回数を少なくでき、同報送信
に要する全体の通信時間を短くできる。
送信を行う場合に、着呼側が他の通信装置と通信中で送
信が行えないときには、通信が終了する通信終了予定時
刻を通知してもらい、その通信終了予定時刻に再発呼を
行うようにしたので、2回目以降の送信が成功する確率
が高くなり、再発呼の回数を大幅に減らすことができ
る。また、所定時間分だけ(実施の形態では同報送信に
要する通信時間分)、発呼リスト1301の発呼より再
発呼を優先することにより、そのとき通信可能となって
いる再発呼先と通信できるので、通信中か否かが不明の
発呼リスト1301に登録されている通信装置に対して
発呼するより通信に成功する確率が高くなる。よって、
同報送信における再発呼の回数を少なくでき、同報送信
に要する全体の通信時間を短くできる。
【0067】上述した実施の形態では、通信中に着呼を
受けた通信装置が発呼側に通信終了予定時間を通知して
いるが、発呼側に通信データの残量と通信速度を通知
し、発呼側の通信装置が通信終了予定時刻を算出するよ
うにしてもよい。
受けた通信装置が発呼側に通信終了予定時間を通知して
いるが、発呼側に通信データの残量と通信速度を通知
し、発呼側の通信装置が通信終了予定時刻を算出するよ
うにしてもよい。
【0068】
【発明の効果】本発明によれば、通信中に着呼を受けた
場合に、通信が終了する通信終了予定時刻を算出し、そ
の通信終了予定時刻に再発呼することで通信の成功する
確率が高くなる。従って、再発呼の回数を減らし、通信
時間を短縮することができる。
場合に、通信が終了する通信終了予定時刻を算出し、そ
の通信終了予定時刻に再発呼することで通信の成功する
確率が高くなる。従って、再発呼の回数を減らし、通信
時間を短縮することができる。
【図1】第1の実施の形態のネットワーク構成図であ
る。
る。
【図2】通信装置11のブロック図である。
【図3】通信装置12のブロック図である。
【図4】第1の実施の形態の動作シーケンス図である。
【図5】第2の実施の形態のネットワーク構成図であ
る。
る。
【図6】通信装置52のブロック図である。
【図7】第2の実施の形態の動作シーケンス図である。
【図8】第3の実施の形態のネットワーク構成図であ
る。
る。
【図9】第3の実施の形態の動作シーケンス図である。
【図10】第4の実施の形態のネットワーク構成図であ
る。
る。
【図11】同報通信装置101のブロック図である。
【図12】同窓送信処理のフローチャートである。
【図13】同図(A)は発呼リスト1301の最初の状
態を示す図であり、同図(B)は再発呼リスト1302
の最初の状態を示す図である。
態を示す図であり、同図(B)は再発呼リスト1302
の最初の状態を示す図である。
【図14】同図(A)、(B)は、通信装置102への
発呼終了後の発呼リスト1301及び再発呼リスト13
02の内容を示す図である。
発呼終了後の発呼リスト1301及び再発呼リスト13
02の内容を示す図である。
【図15】同図(A)、(B)は、通信装置103への
発呼終了後の発呼リスト1301及び再発呼リスト13
02の内容を示す図である。
発呼終了後の発呼リスト1301及び再発呼リスト13
02の内容を示す図である。
【図16】同図(A)、(B)は、通信装置102への
再発呼終了後の発呼リスト1301及び再発呼リスト1
302の内容を示す図である。
再発呼終了後の発呼リスト1301及び再発呼リスト1
302の内容を示す図である。
【図17】第4の実施の形態の動作シーケンス図であ
る。
る。
【図18】従来の通信システムにおける再発呼の手順の
説明図である。
説明図である。
【符号の説明】 11、12、51、52、81、82 通信装置 102、103、104、105 通信装置 21 通信部 22 制御部 24、64 計算部 34 発呼制御部
Claims (10)
- 【請求項1】通信回線を介して通信を行う複数の通信装
置からなる通信システムにおいて、 通信中に着呼を受けた場合に、通信データの残量と通信
速度から通信終了予定時刻を算出する時刻算出手段と、
該時刻算出手段で算出された通信終了予定時刻を前記着
呼に対する応答として通知する通知手段とを有する第1
の通信装置と、 発呼に対して前記第1の通信装置から前記通信終了予定
時刻が通知された場合に、該通信終了予定時刻に再発呼
を行う通信手段を有する第2の通信装置と、 からなることを特徴とする通信システム。 - 【請求項2】通信回線を介して通信を行う複数の通信装
置からなる通信システムにおいて、 受信中に着呼を受けた場合に、送信側から通知される送
信予定データ量と、受信済みデータ量と、通信速度から
通信終了予定時刻を算出する時刻算出手段と、該時刻算
出手段で算出された通信終了予定時刻を前記着呼に対す
る応答として通知する通知手段とを有する第1の通信装
置と、 発呼に対して前記第1の通信装置から前記通信終了予定
時刻が通知された場合に、該通信終了予定時刻に再発呼
を行う通信手段を有する第2の通信装置と、 からなることを特徴とする通信システム。 - 【請求項3】通信回線を介して通信を行う複数の通信装
置からなる通信システムにおいて、 受信中に着呼を受けた場合に、送信側に通信終了予定時
刻を問い合わせる問い合わせ手段と、前記問い合わせに
対して送信側から通知される通信終了予定時刻を、前記
着呼に対する応答として通知する第1の通知手段とを有
する第1の通信装置と、 受信側の前記第1の通信装置からの通信終了予定時刻の
問い合わせに対して送信データの残量と通信速度から通
信終了予定時刻を算出する時刻算出手段と、該時刻算出
手段で算出された通信終了予定時刻を前記第1の通信装
置に通知する第2の通知手段とを有する第2の通信装置
と、 発呼に対する応答として前記第1の通信装置から前記通
信終了予定時刻が通知された場合に、該通信終了予定時
刻に再発呼を行う通信手段を有する第3の通信装置と、 からなることを特徴とする通信システム。 - 【請求項4】同報通信のための複数の通信装置に対する
発呼に対して、通信中の1または複数の通信装置から通
信終了予定時刻が通知された場合に、受信した通信終了
予定時刻に基づいて同報通信の発呼順序を決める発呼順
序決定手段と、 前記発呼順序決定手段で決定された発呼順序で再発呼を
行う同報通信手段とを備えることを特徴とする同報通信
装置。 - 【請求項5】前記発呼順序決定手段は、予め指定された
同報送信先を送信予定順に記憶する発呼順序記憶手段
と、前記発呼順序記憶手段に記憶された順序で発呼を行
ったとき、通信中であった通信装置を該通信装置から通
知される通信終了予定時刻と共に該通信終了予定時刻の
早い順に記憶する再発呼順序記憶手段とを有し、 前記同報通信手段は現在時刻に所定時間を加算して得ら
れる時刻と、前記再発呼順序記憶手段の先頭に記憶され
ている前記通信終了予定時刻との何れの時刻が早いかを
判定し、前記通信終了予定時刻が前記現在時刻に所定時
刻を加算して得られる時刻より早いときには、前記再発
呼順序記憶手段の先頭に記憶されている同報送信先に対
する再発呼を優先して行い、前記通信終了予定時刻が現
在時刻に所定時刻を加算して得られる時刻より遅いとき
には、前記発呼順序記憶手段に記憶されている同報送信
先に対して発呼を行うことを特徴とする請求項4記載の
同報通信装置。 - 【請求項6】通信回線を介して通信を行う複数の通信装
置からなる通信システムにおいて、 通信中に着呼を受けた場合に、該着呼に対する応答とし
て通信データの残量と通信速度を通知する通知手段を有
する第1の通信装置と、 発呼に対して前記第1の通信装置から通知される通信デ
ータの残量と通信速度とから、着呼側の通信終了予定時
刻を算出する時刻算出手段と、該時刻算出手段で算出さ
れた通信終了予定時刻に再発呼を行う通信手段とを有す
る第2の通信装置と、 からなることを特徴とする通信システム。 - 【請求項7】通信中に着呼を受けた場合に、該着呼に対
する応答として通信データの残量と通信速度を通知する
通知手段と、 発呼に対して着呼側から通信データの残量と通信速度が
通知された場合に、該通信データの残量と通信速度から
着呼側の通信終了予定時刻を算出する時刻算出手段と、 前記通信終了時刻に再発呼を行う通信手段とを備えるこ
とを特徴とする通信装置。 - 【請求項8】通信中に着呼を受けた場合に、送信データ
の残量または今後受信する受信予定データ量と通信速度
から通信終了予定時刻を算出する時刻算出手段と、 前記着呼に対する応答として前記通信終了予定時刻を通
知する通知手段と、 自装置からの発呼に対して着呼側から通信終了予定時刻
が通知された場合に、該通信終了予定時刻に再発呼を行
う通信手段とを備えることを特徴とする通信装置。 - 【請求項9】受信中に着呼を受けた場合に、送信側に通
信終了予定時刻を問い合わせる問い合わせ手段と、 前記問い合わせ手段の問い合わせに対して送信側から通
知される通信終了予定時刻を発呼側に通知する通知手段
と、 自装置からの発呼に対して通信終了予定時刻が通知され
た場合に、該通信終了予定時刻に再発呼を行う通信手段
とを備えることを特徴とする通信装置。 - 【請求項10】通信中に着呼を受けた場合に、通信が終
了する通信終了予定時刻を算出し、 発呼側に前記通信終了予定時刻を通知し、 発呼側が前記通信終了予定時刻に再発呼することを特徴
とする再発呼制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26066897A JPH11103358A (ja) | 1997-09-25 | 1997-09-25 | 通信装置、通信システム、同報通信装置及び再発呼制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26066897A JPH11103358A (ja) | 1997-09-25 | 1997-09-25 | 通信装置、通信システム、同報通信装置及び再発呼制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11103358A true JPH11103358A (ja) | 1999-04-13 |
Family
ID=17351117
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26066897A Withdrawn JPH11103358A (ja) | 1997-09-25 | 1997-09-25 | 通信装置、通信システム、同報通信装置及び再発呼制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11103358A (ja) |
-
1997
- 1997-09-25 JP JP26066897A patent/JPH11103358A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20041207 |