JPH1110124A - 生ゴミ発酵処理装置 - Google Patents

生ゴミ発酵処理装置

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JPH1110124A
JPH1110124A JP9166957A JP16695797A JPH1110124A JP H1110124 A JPH1110124 A JP H1110124A JP 9166957 A JP9166957 A JP 9166957A JP 16695797 A JP16695797 A JP 16695797A JP H1110124 A JPH1110124 A JP H1110124A
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剛 吉田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生ゴミ発酵処理装置において、生ゴミ水分調
整材の異常時に、あらかじめ定めた含水率設定値よりも
低い設定値にすることで、生ゴミ水分調整材の交換作業
を簡易なものとし、交換の終了した生ゴミ水分調整材の
重量を減少させることで持ち運びの負担を軽減し、保管
時のにおいの発生も抑することができる生ゴミ発酵処理
装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 生ゴミを収納し発酵分解する処理槽にお
いて、含水率検知手段からの検出信号によって含水率を
算出する含水率算出手段と、前記生ゴミ水分調整材の異
常を検知する異常検知手段とで攪拌手段、加熱手段、給
排気手段を制御して異常時には、生ゴミ水分調整材の含
水率を60%以下にする生ゴミ発酵処理装置とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は生ゴミを微生物分解
を利用して堆肥化を行う生ゴミ発酵処理装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、微生物分解を利用して堆肥化を行
う生ゴミ発酵処理装置における生ゴミ水分調整材の含水
率を、含水率検知手段により検出し、検出された検出信
号により、含水率を算出し、設定含水率と比較し、含水
率の調整を行うことにより、良好な微生物処理を行わせ
る生ゴミ発酵処理装置は数多く知られている。また、生
ゴミ水分調整材の交換方法としては,開平1−1418
6に記載されたものなどがあり、処理槽1の底部に取出
し口を設け、蓋を開閉し、重力により落下させるといっ
た方法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、含水率を算出
して含水率を微生物処理に適した60%前後の範囲で調
整を行う含水率制御型の生ゴミ発酵処理装置は存在する
が、生ゴミ水分調整材の含水率60%前後という範囲の
生ゴミ水分調整材の状態は、微生物処理に適していると
いうものも、生ゴミ水分調整材交換時の取出しには水分
量が多すぎる状態であり、重量は相当重いものとなり、
取出し作業も困難で、運搬も辛く、利便性の点で課題が
あった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の生ゴミ発酵処理装置は、生ゴミを収納し
発酵分解する処理槽と、前記処理槽内に収納された生ゴ
ミ水分調整材と、投入された生ゴミと前記生ゴミ水分調
整材を攪拌、混合する攪拌手段と、前記処理槽を加温す
る加熱手段と、前記処理槽内の空気の交換を行う給排気
手段と、前記生ゴミ水分調整材の含水率を検知する含水
率検知手段と、含水率検知手段からの検出信号によって
含水率を算出する含水率算出手段と、前記生ゴミ水分調
整材の異常を検知する異常検知手段とを備え、前記含水
率算出手段と前記異常検知手段からの信号により、前記
攪拌手段、加熱手段、給排気手段を制御する制御手段と
からなる生ゴミ発酵処理装置であるから、これにより含
水率を適正な値に保持でき、安定した発酵分解処理が可
能となる。また、異常を検知することが可能なため、異
常検知時に適正な制御が可能となる。
【0005】また、異常検知時に前記生ゴミ水分調整材
の含水率をあらかじめ定めた含水率設定値よりも低い設
定値で制御を行なうため、生ゴミ水分調整材の交換作業
を簡易なものとし、交換の終了した生ゴミ水分調整材の
重量を減少させることで持ち運びの負担を軽減し、保管
時の臭いの発生も抑することができるという作用を有す
るとともに、生ゴミ水分調整材の殺菌を行え、取り扱い
に安全であるという作用を有する。
【0006】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、生ゴミ
を収納し発酵分解する処理槽と、前記処理槽内に収納さ
れた生ゴミ水分調整材と、投入された生ゴミと前記生ゴ
ミ水分調整材を攪拌、混合する攪拌手段と、前記処理槽
を加温する加熱手段と、前記処理槽内の空気の交換を行
う給排気手段と、前記生ゴミ水分調整材の含水率を検知
する含水率検知手段と、含水率検知手段からの検出信号
によって含水率を算出する含水率算出手段と、前記生ゴ
ミ水分調整材の異常を検知する異常検知手段とを備え、
前記含水率算出手段と前記異常検知手段からの信号によ
り、前記攪拌手段、加熱手段、給排気手段を制御する制
御手段とからなる生ゴミ発酵処理装置であるので、含水
率を適正な値に保持でき、安定した発酵分解処理が可能
となる。また、生ゴミ水分調整材の異常を検知すること
が可能なため、異常検知時に適正な制御が可能であると
いう作用を有する。
【0007】請求項2に記載の発明は、前記異常検知手
段が異常を検知しない場合はあらかじめ定めた含水率設
定値に制御することを特徴とするものであり、異常を検
知しない場合はあらかじめ定めた含水率で制御できるた
め、安定した発酵分解処理が可能であるという作用を有
する。
【0008】請求項3に記載の発明は、前記異常検知手
段が異常を検知した場合はあらかじめ定めた含水率設定
値よりも低い設定値で制御することを特徴とするもので
あり、生ゴミ水分調整材の交換作業を簡易なものとし、
交換の終了した生ゴミ水分調整材の重量を減少させるこ
とで持ち運びの負担を軽減し、保管時のにおいの発生も
抑することができるという作用を有するとともに、生ゴ
ミ水分調整材の殺菌を行え、取り扱いに安全であるとい
う作用を有する。
【0009】以下、本発明の実施の形態について説明す
る。図1は、本発明の一実施の形態における生ゴミ発酵
処理装置の処理槽の縦横断面図である。
【0010】図1を用いて本実施の形態1の生ゴミ発酵
処理装置に関して説明をする。1は厨芥等の生ゴミを生
物処理する処理槽である。2は処理槽1内を加温するた
めの加熱手段であるヒータである。3は処理槽1内に収
容した後記する生ゴミ水分調整材4を生ゴミとともに攪
拌する攪拌装置の攪拌羽根であり、モータ6によって駆
動される。攪拌羽根3は攪拌シャフト7の周りに螺旋状
の配置となるように取り付けられたもので硬質の金属で
作られている。4は生ゴミ水分調整材であって、投入さ
れた生ゴミを発酵分解させるための微生物を担持するも
のであり、おがくずや木質チップ等からなる。5は処理
槽1の底部に設けられた生ゴミ水分調整材4の取出口で
ある。8は攪拌シャフト7に取り付けられたスプロケッ
ト、9はモータ6に取り付けられたスプロケットであ
る。10はスプロケット8とスプロケット9を連結し、
モータ6からの駆動力を攪拌羽根3に伝えるチェーンで
ある。これら攪拌羽根3、攪拌シャフト7、スプロケッ
ト8,9、モータ6は本実施例の攪拌手段を構成するも
のである。11は処理槽1の生ゴミ投入口を覆う蓋体で
ある。12は生ゴミ発酵処理装置に空気を送るための給
気口であり、13は給気口12設けられた吸排気用ファ
ンである。吸排気用ファン13が本実施例の給排気手段
である。14は排気口、15は処理槽1の内底面に設置
されたサーミスタ等の第1温度検知器、16は処理槽1
の内部の生ゴミ水分調整材4の温度を検知するサーミス
タ等の第2温度検知器、17は第1温度検知器15と第
2温度検知器16を取り付ける取付棒である。この第1
温度検知器15と第2温度検知器16が本実施の形態の
含水率検知手段である。生ゴミ水分調整材4の温度検出
はこの含水率検知手段を構成する第1温度検知器15と
第2温度検知器16の2箇所で行われる。第1温度検知
器15は処理槽1内の内底面で、ヒータ2が設置されて
いる裏面上もしくは近傍に設置される必要がある。取付
棒17は、この第1温度検知器15を取り付けた位置か
ら、処理槽1の内部方向、攪拌シャフト7の方向に向か
った方向に突出して取り付けられている。第2温度検知
器16は取付棒17の先端に取り付けられている。また
蓋体11のそばに各種スイッチと後記する表示部19を
配置した操作盤が設けられている。また、処理槽1には
光センサー等の異常を検知するセンサーが設置されてお
り、このセンサーにより生ゴミ水分調整材の異常を検知
することが可能である。このセンサーは水分調整材の増
加や塊の発生、色の識別等により異常を検知できるもの
ならどのようなものでもよく、例えば重量センサーのよ
うに重量増加により異常を検知するものがある。
【0011】次に本実施の形態の生ゴミ発酵処理装置の
制御構成について図2に基づいて詳細に説明する。図2
において18はマイクロコンピューター等で構成される
制御手段であり、後記するように本実施の形態の生ゴミ
発酵処理装置の全般的な制御を行うものである。19は
生ゴミ発酵処理装置の各種の表示を行うための表示部
で、LEDによって表示を行っており、生ゴミ水分調整
材交換スイッチ23も表示部19に設けてある。21は
蓋体開閉確認スイッチで、蓋体11が完全に閉まったと
きにONして制御手段18による生ゴミ発酵処理装置の
運転が可能になるものである。21は取出口開閉確認ス
イッチで、生ゴミ水分調整材4の取り出しを行う取出口
5が閉まっているときにONとなり、また、生ゴミ水分
調整材4の取り出し時に取出口5は開の状態であるが、
生ゴミ水分調整材交換スイッチ23を押すことによりO
Nとなり、制御手段18による制御を行うことが可能に
なる。22はヒータ2の加熱温度を検知するヒータ温度
検知部である。192は含水率算出手段であって、含水
率検知手段191から送られた検出信号によって後記す
るように含水率を算出するものである。
【0012】また、24は生ゴミ水分調整材の異常を検
知する異常検知手段であり、ここで検知された信号は制
御手段18に送られ表示部19に表示される。
【0013】そこで本実施の形態の生ゴミ発酵処理装置
の動作について説明する。生ゴミを蓋体11を開けて投
入し、蓋体開閉確認スイッチ20と取出口開閉確認スイ
ッチ21の2つのスイッチがONであれば、制御手段1
8はモータ6の駆動を開始させる。モータ6は3〜30
rpm程度の速度で攪拌羽根3を回転し、投入された生
ゴミと生ゴミ水分調整材4とを混合する。生ゴミ投入時
には生ゴミと生ゴミ水分調整材4は比較的長く攪拌され
るが、その後は1時間に1分もしくは数分程度の間欠運
転となる。またこれと同時に制御手段18は、ヒータ温
度検知部22の検出した温度をみながら、ヒータ2への
通電を開始し、生ゴミ水分調整材4の温度が40℃以上
になるように制御する。発酵を促すため吸排気用ファン
13も酸素供給のため制御手段18によって回転させら
れる。
【0014】次にマイクロコンピューターから構成され
る含水率算出手段192は定期的に含水率算出を行い、
制御手段18はこれを受け含水率調整動作を行う。この
含水率算出動作は1日に1回行う程度で通常は十分であ
る。含水率算出手段192は含水率の算出をするのに先
だって、ヒータ2への通電を停止する。次いで攪拌装置
のモータ6を駆動させ十分攪拌を行う。次に所定の時間
が経過して処理槽1内の生ゴミ水分調整材4の温度分布
と含水率が一様になったところで、再びヒータ2によっ
て処理槽1内の生ゴミ水分調整材4の加温を開始する。
このとき攪拌は行わないで、この実施の形態において含
水率検知手段191を構成する第1温度検知器15と第
2温度検知器16により、それぞれの位置の温度を検知
する。検知されたそれぞれの温度データの検出信号を含
水率算出手段192が取り込み、前もってメモリに記憶
されているこれらの温度と含水率の関係から含水率を算
出する。
【0015】ここでこの温度と含水率の関係から温度を
測定すれば含水率が算出できることを図3を用いて説明
する。図3において、含水率が高いΓhであるときの第
1温度検知器15と第2温度検知器16の検出する温度
変化曲線が15h、16hである。含水率が低いΓlであ
るときのそれが15l、16lである。含水率Γが高い
と、水と空気の比熱の違いからも分かるように生ゴミ水
分調整材4の熱伝導率が低くなり、取付棒17の先端に
ある第2温度検知器16の近傍の温度は、取付棒17の
根元の第1温度検知器15の近傍の温度より低くなる。
すなわち第1温度検知器15の近傍から第2温度検知器
16の近傍にかけての熱の伝わり方が相当鈍くなるから
である。これに対し含水率Γが低いと、生ゴミ水分調整
材4の熱伝導率が高くなり、15h、16hに比べ第1温
度検知器15の近傍から第2温度検知器16の近傍にか
けて熱の伝わり方が速く、生ゴミ水分調整材4の温度が
高くなる。このように本実施の形態の含水率Γの算出は
含水率Γが熱伝達に与える影響に着目して、温度を検知
することにより算出するものである。
【0016】図3に示すように処理槽1内の生ゴミ水分
調整材4を十分攪拌し、温度分布と含水率が一様になっ
た状態を起点として加熱手段であるヒータ2による加熱
を続けると、第1温度検知器15は処理槽1のヒータ2
近くの内底面に取り付けられているため、第1温度検知
器15は15h、15lのように上昇する。ところでこの
第1温度検知器15は処理槽1の表面近くにあるから外
部の影響を直接受ける所にあり、生ゴミ水分調整材4の
含水率Γはもちろんのこと、外部の条件の影響を受けて
さまざまの変化を示すことになる。従って第1温度検知
器15が測定する温度曲線15h、15lは、生ゴミ水分
調整材4の含水率Γを一定にしたとしても、環境の影響
を受けて多様な温度曲線となる。しかし処理槽1の表面
温度がこのように変化しても、第2温度検知器16が検
出する温度は、概ねこの表面温度から含水率Γに依存し
た所定の温度低下を示す。この温度低下は外界の影響が
少ないものである。従って第2温度検知器16は、第1
温度検知器15との関係においてどれだけ温度低下が生
じるかをみるためのものである。含水率Γが高いΓhの
ときには15hから比較的大きい温度低下ΔThを生じて
16hとなるし、含水率Γが低いΓlのときには15lか
ら小さい温度低下ΔTlを生じて16lとなる。
【0017】そこで本実施の形態においては、当初の温
度、外部の気温等の条件をいろいろ変化させるととも
に、含水率をパラメータとして、15h、15l等の温度
曲線のデータ及び内部で生じる温度低下ΔTh、ΔTl等
のデータを測定し、経過時間と対応させてメモリに記憶
させておくものである。経過時間はタイマ等の計時手段
193で計測される。従って所定の時間が経過した時点
に、第1温度検知器15と第2温度検知器16でそれぞ
れの位置の温度検知を行うと、含水率算出手段192は
この検出データの信号を受けて温度低下ΔTを算出す
る。経過時間と、第1温度検知器15が検知したヒータ
ON直前の温度と、温度低下ΔTに対応したΓが、生ゴ
ミ水分調整材4の含水率Γということになる。
【0018】ところで制御手段18がヒータ2による加
温を一定温度T0になるように制御した場合、この近傍
におかれた第1温度検知器15の測定温度はほぼ一定値
T0を示す。そこでこのような制御を行う場合には、上
記の含水率検知手段191の構成のうち第1温度検知器
15を設けなくとも、第2温度検知器16が検知した温
度とT0との差をとることにより温度低下ΔTを算出で
きる。すなわちこの場合には含水率検知手段191は取
付棒17の先端に設けた1つの温度検知器であり、第1
温度検知器15が不要になるからコスト低下に役立ち、
メモリの容量も小さくすることができる。
【0019】含水率Γが求められると、この含水率Γは
制御手段18に送られ、制御手段18は算出された含水
率と設定含水率とを比較する。設定含水率は操作盤に設
けられたテンキー等の入力手段194から入力される。
設定含水率Γとして微生物処理にとって理想的な含水率
である40%〜60%という範囲の値を設定するのが適
当である。しかしこの領域内の最も適当な数値、例えば
50%といった値を採用し、これを維持するように制御
するのもよい。含水率Γが設定含水率である40%〜6
0%の範囲内入っていると、生ゴミ水分調整材4の含ん
だ水分は最適の状態にあるから、水分をとばしすぎない
ように現状を保つためヒータ2の温度制御、攪拌装置の
攪拌制御、並びに吸排気用ファン13の通気制御を行
う。もし、算出された含水率Γが40%〜60%の範囲
を越えたプラスの偏差がある場合には、制御手段18は
攪拌羽根3のモータ6の動作頻度、ヒータ2の加温頻
度、吸排気用ファン14の動作頻度を高めて、生ゴミ水
分調整材4中の水分を蒸発させて偏差を減少させるよう
に制御する。逆に生ゴミ水分調整材4の含水率Γが低い
マイナスの偏差がある場合には、ヒータ2を停止し吸排
気用ファン13と攪拌羽根3のモータ6の動作頻度を下
げて生ゴミ水分調整材4中の水分の蒸発を抑えて、この
偏差を減少させるように制御する。水分は生ゴミの投入
で補われる。また、制御手段18は表示部19に偏差が
あればその旨の表示、なければまたその旨の表示を行
う。この調整動作は通常このまま1日程度続けられる。
この間の調整によって徐々に含水率Γが変化し、1日経
過した時点に再び含水率検知動作を行って、この結果に
基づいて再度の含水率調整動作を行う。またさらにこの
動作を繰り返して行う。
【0020】このようにして、含水率は40%〜60%
の範囲内に入るように制御され、生ゴミの理想的な含水
率を保つことができる。しかし、生ゴミ水分調整材4は
おがくずや木質チップ等のものであるため、異常が来た
ときには、交換しなければならない。
【0021】次に生ゴミ水分調整材4の異常検知後の動
作ついて説明を行う。異常検知された生ゴミ水分調整材
4と、未分解生ゴミ等を含めた処理槽1内に収納された
ものの総重量は、通常の生ゴミ発酵処理装置において
は、10kg以上のものとなり交換、運搬等の作業を顧
慮すると重量を下げる必要性がでてくる。本発明の一実
施の形態として、交換、運搬が簡易に行える40%以下
を交換時の生ゴミ水分調整材4の含水率と設定し説明を
行う。
【0022】処理槽1の材質、ヒータ2の容量、ランニ
ングコストを顧慮し、含水率を可能な限りさげることに
より、交換、運搬等の作業性は向上する。
【0023】異常検知手段24により、生ゴミ水分調整
材4の異常が検知されると、その信号が制御手段18に
送られ、制御手段18はヒータ2の通常の温度設定値よ
り高い交換温度設定値でヒータ2を制御し始める。交換
温度設定値としては80〜100℃程度が好ましい。第
2温度検知器16の温度を検知しながら、第2温度検知
器16の温度が交換温度設定値になると一定時間その温
度を保つ制御となる。
【0024】その後、上記含水率の測定を何度か行い、
生ゴミ水分調整材4の含水率が40%以下になるまで測
定を行う。含水率が40%以下になると制御手段18は
ヒータ2への通電を停止し、表示部19に信号を送り、
使用者に生ゴミ水分調整材4の交換時期を表示させる。
表示部19に表示することにより使用者に交換時期が来
たことを知らせることができる。このように、生ゴミ水
分調整材4の交換の際に、ヒータ2の設定値を通常の設
定値より上昇させる方法をとることにより、生ゴミ水分
調整材4の温度も上昇し、比較的短時間で生ゴミ水分調
整材4の含水率を40%以下にすることができ、また、
生ゴミ水分調整材4の殺菌も可能となるものである。
【0025】生ゴミ水分調整材4の含水率を40%以下
にする方法として、モータ6の動作時間を変更する方法
もあり、これは上記異常の信号が制御手段18に送られ
ると、制御手段18はモータ6の動作時間を通常の設定
時間よりも頻繁に動作させるようモータ6を制御し始め
る。モータ6を頻繁に動作させることにより、生ゴミ水
分調整材4がよく混合され、空気との接触頻度が増え、
生ゴミ水分調整材4が含んでいる水分をよく蒸発させる
ことができるものである。動作中に上記含水率測定を行
い、含水率が40%以下になるまで攪拌を行う。含水率
が40%以下になると制御手段18はモータ6への通電
を停止し、表示部19に信号を送り、使用者に生ゴミ水
分調整材4の交換時期を表示させる。このように、モー
タ6を通常の設定動作時間よりも頻繁に動作させること
により、比較的ランニングコストをかけずに生ゴミ水分
調整材4の含水率を40%以下にすることができる。ま
た、モータ6の動作時間を通常の動作時間より頻繁に行
う変わりに、モータ6の回転数を通常の回転数よりも多
くすることでも同様の効果が得られる。
【0026】また、生ゴミ水分調整材4の含水率を40
%以下にする別の方法として、給排気用ファン13の風
量を変更する方法もあり、これは上記異常の信号が制御
手段18に送られると、制御手段18は給排気用ファン
13の風量を通常の風量よりも大きく制御し始める。給
排気用ファン13の風量を大きくすることにより、処理
槽1内の湿った空気の交換量が大きくなり、生ゴミ水分
調整材4の水分蒸発速度がはやくなる。したがって、生
ゴミ水分調整材4の含水率を40%以下にすることがで
きる。また、風量を通常の風量よりも大きくする変わり
に、給排気用ファン13の動作時間を通常の動作時間よ
りも頻繁にすることでも同様の効果が得られる。
【0027】さらに、上記に示した、ヒータ2の設定値
の変更、モータ6の動作時間の変更、また、給排気用フ
ァンの設定値の変更のいずれかの組合わせにより、さら
に効率良く生ゴミ水分調整材4の含水率を40%以下に
することができる。
【0028】次に生ゴミ水分調整材4の交換方法につい
て説明を行う。まず、取出口5を開にすると、取出口開
閉確認スイッチ21がOFFになり、制御手段18によ
りモータ6は駆動を停止する。次ぎに、表示部19に設
けられている生ゴミ水分調整材4交換スイッチ24をO
Nにすると、取出口開閉確認スイッチ21がONの状態
になり、モータ6は駆動を開始する。モータ6が回転す
ることにより、生ゴミ水分調整材4はあらかじめ設置さ
れていた受け箱に落下し収納される。ここで生ゴミ水分
調整材4は含水率が40%以下の状態になっているた
め、取出口5から円滑に落下する。また、生ゴミ水分調
整材4の重量が減少しているので持ち運びの負担が軽減
され、保管時のにおいの発生も抑することができる。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、生ゴミ水分調整材の異常時に、生ゴミ水分調整
材の含水率を攪拌手段、加熱手段、給排気手段を制御す
ることにより、あらかじめ定めた含水率設定値よりも低
い設定値に制御することで、生ゴミ水分調整材の交換作
業を簡易なものとし、交換の終了した生ゴミ水分調整材
の重量を減少させることで持ち運びの負担を軽減し、保
管時のにおいの発生も抑することができる生ゴミ発酵処
理装置を提供することができる。
【0030】また、生ゴミ水分調整材を一定時間高温に
保ことにより、生ゴミ水分調整材を殺菌することがで
き、安全に取出し作業のできる生ゴミ発酵処理装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における生ゴミ発酵処理
装置の処理槽の縦横断面図
【図2】本発明の一実施の形態における生ゴミ発酵処理
装置の制御構成図
【図3】温度変化曲線に対する含水率の影響を示す図
【符号の説明】
1 処理槽 2 ヒータ 3 攪拌羽根 4 生ゴミ水分調整材 5 取出口 6 モータ 7 攪拌シャフト 8 スプロケット(撹はん用) 9 スプロケット(モータ用) 10 チェーン 11 蓋体 12 給気口 13 吸排気用ファン 14 排気口 15 第1温度検知器 16 第2温度検知器 17 取付棒 18 制御手段 19 表示部 20 蓋体開閉確認スイッチ 21 取出口開閉確認スイッチ 22 ヒータ温度検知部 23 生ゴミ水分調整材交換スイッチ 24 異常検知手段 191 含水率検知手段 192 含水率算出手段 193 計時手段 194 入力手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】生ゴミを収納し発酵分解する処理槽と、前
    記処理槽内に収納された生ゴミ水分調整材と、投入され
    た生ゴミと前記生ゴミ水分調整材を攪拌、混合する攪拌
    手段と、前記処理槽を加温する加熱手段と、前記処理槽
    内の空気の交換を行う給排気手段と、前記生ゴミ水分調
    整材の含水率を検知する含水率検知手段と、含水率検知
    手段からの検出信号によって含水率を算出する含水率算
    出手段と、前記生ゴミ水分調整材の異常を検知する異常
    検知手段とを備え、前記含水率算出手段と前記異常検知
    手段からの信号により、前記攪拌手段、加熱手段、給排
    気手段を制御する制御手段とからなることを特徴とする
    生ゴミ発酵処理装置。
  2. 【請求項2】前記異常検知手段が異常を検知しない場合
    はあらかじめ定めた含水率設定値に制御することを特徴
    とする請求項1記載の生ゴミ発酵処理装置。
  3. 【請求項3】前記異常検知手段が異常を検知した場合は
    あらかじめ定めた含水率設定値よりも低い設定値で制御
    することを特徴とする請求項1、2記載の生ゴミ発酵処
    理装置。
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CN102311280A (zh) * 2011-07-25 2012-01-11 李文庆 一种厨余垃圾储存发酵装置
CN109622556A (zh) * 2018-11-02 2019-04-16 江苏优态美生物科技有限公司 一种基于有机生物降解的一体式厨余垃圾降解方法

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