JPH11100807A - ロードヒーティングの制御方法 - Google Patents

ロードヒーティングの制御方法

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JPH11100807A
JPH11100807A JP26345597A JP26345597A JPH11100807A JP H11100807 A JPH11100807 A JP H11100807A JP 26345597 A JP26345597 A JP 26345597A JP 26345597 A JP26345597 A JP 26345597A JP H11100807 A JPH11100807 A JP H11100807A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
road
traffic volume
heating
sensor
surface temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26345597A
Other languages
English (en)
Inventor
Kyogo Watanabe
恭吾 渡辺
Yoshiaki Doi
義明 土井
Koichi Ono
幸一 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Hokkaido Electric Power Co Inc
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Hokkaido Electric Power Co Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd, Hokkaido Electric Power Co Inc filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP26345597A priority Critical patent/JPH11100807A/ja
Publication of JPH11100807A publication Critical patent/JPH11100807A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両のタイヤ等についてロードヒーティング
区間に持ち込まれる持ち込み雪を、少ないエネルギー消
費量で効率的に融雪すること。 【解決手段】 ロードヒーティング区間の道路には、水
分センサ2、路面温度センサ3、表面温度センサ4等の
センサ類に加え、車両検知センサ7が設けられている。
ロードヒーティング制御器1aは上記センサ類の検出デ
ータに加え、車両検知センサ7により検出される通過車
両数に基づき、道路を加熱するための投入エネルギー量
を制御し、交通量が多い場合には投入エネルギーを増加
させる。これにより、少ないエネルギーで持ち込み雪の
融雪状況を改善することができる。車両検知センサ7を
設ける代わりに予めロードヒーティング区間の時間帯別
交通量、週間交通量等を調べておき、これらの交通量デ
ータによりエネルギー投入量を制御してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】降雪量が多い地域では、道路
上の雪を融雪するためロードヒーティングが行われる。
本発明は上記したロードヒーティングの制御方法に関
し、特に本発明は、車両のタイヤ等に着いてロードヒー
ティング区間に持ち込まれる持ち込み雪を効率的に融雪
することができるロードヒーティングの制御方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】ロードヒーティングによる融雪は、通
常、路面の状態、外気温、降雪量等を検出し、これらの
検出データに応じてヒータ等により路面を加熱すること
により行われる。上記検出データとして、一般的に使わ
れるものは、次の4要素である。 外気温(外気温センサにより検出) 路面(路中)温度(路温センサにより検出) 路表面の水分(水分センサにより、設置点の水分の
有無を検出) 降雪の有無 この外、日射量、風速等の要素を取り入れた制御も一部
で行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ロードヒーティング区
間の開始部分は、非ロードヒーティング区間より進入す
る車両のタイヤ等について持ち込まれる雪(以下「持ち
込み雪」という)の影響で、ヒーティング区間の中央部
分より融雪状況が良くない。路温センサや水分センサを
ヒーティングの開始部分に設置すれば多少の改善はされ
るが、タイヤの通る位置は一定でなく、全ての持ち込み
雪の検知はできない。また、全体のエネルギー消費量が
増大してしまう問題がある。特に、横断歩道等の幅の狭
い区間の融雪を行う場合、持ち込み雪による影響は無視
できないが、従来においては全体のエネルギー消費量を
上げて融雪を行うしか方法がなかった。
【0004】本発明は上記した事情を考慮してなされた
ものであって、車両のタイヤ等についた持ち込み雪を、
少ないエネルギー消費量で効率的に融雪することができ
るロードヒーティングの制御方法を提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】車両のタイヤ等について
ロードヒーティング区間に持ち込まれる持ち込み雪の量
は、通過車両の数にほぼ比例する。したがって、通過車
両数に応じて路面をヒーティングするためのエネルギー
投入量を制御すれば、持ち込み雪を効率的に融雪するこ
とができる。すなわち、通過車両数が少ないときは、降
雪量、水分、路温等に基づきエネルギー投入量を定め、
通過車両数が多い場合はエネルギー投入量を増やして、
路面温度を上昇させることにより持ち込み雪の融雪状況
を改善することができる。上記のように、通過車両数の
多いときのみエネルギー投入量を増やすことにより、当
初よりエネルギー投入量をあげて融雪を行う方法と比
べ、エネルギー消費量を小さくすることができる。
【0006】ロードヒーティング区間の通過車両数は次
の方法で求めることができる。 ロードヒーティング区間の開始部分、中央部分、終
端部分もしくは手前あるいは後方に車両検知機を設置
し、通過車両数を検出する。 あらかじめロードヒーティング設置道路の時間帯交
通量、週間交通量等の交通量データ交通量を調査しファ
イル等に格納しておき、交通量データをロードヒーティ
ング制御器に取り込む。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、札幌市内の某横断歩道で試
験を行った実施例について説明する。図1は本発明の第
1の実施例を示す図である。図1において、1はロード
ヒーティング制御盤であり、ロードヒーティング制御盤
1には、外気温度を検出する外気センサ5、降雪を検知
する降雪センサ6、道路状況を監視するためのCCDカ
メラ8が取り付けられている。また、ロードヒーティン
グ区間(例えば横断歩道)の道路には、道路の水分を検
出するための水分センサ2、路面(路中)の温度を計測
する路面温度センサ3、道路表面の温度を検出する表面
温度センサ4等のセンサ類に加え、車両検知センサ7が
設けられている。車両検知センサ7はロードヒーティン
グ区間の手前に埋設されており、ロードヒーティング区
間に進入する車両数を検出する。
【0008】上記、水分センサ2、路面温度センサ3、
表面温度センサ4、外気センサ5、降雪センサ6、車両
検知センサ7の出力は、ロードヒーティング制御盤1に
設けられたロードヒーティング制御器1aに取り込ま
れ、ロードヒーティング制御器1aはこれらの検出量に
基づき、図示しないヒータを制御して道路上の融雪を行
う。
【0009】また、ロードヒーティング制御器1aに取
り込まれた各種検出データは、通信用インタフェース1
b、モデム1cを介して回線切替器1eに送られる。一
方、CCDカメラ8で撮影された道路の状況は画像通信
用モデム1dを介して回線切替器1eに送られる。回線
切替器1eは公衆回線等を介して監視センタ10に接続
されており、回線切替器1eを切替えることにより、上
記各種センサで検出された検出データあるいはCCDカ
メラ8で撮影された道路状況の画像が監視センタ10に
送信される。
【0010】図2は本実施例におけるロードヒーティン
グ制御器1aの制御フローを示す図であり、同図により
本実施例の動作について説明する。ロードヒーティング
制御器1aは、まず降雪センサ6の出力により降雪の有
無を判定し(図2のステップS1)、降雪の有無、道路
上の水分の有無、交通量、路面温度に応じて、次のよう
な制御を行う。
【0011】(1) 降雪が無い場合 降雪が無い場合には、道路上の水分の有無、車両の通過
量に応じて、次のように路面の設定温度を変更し、ヒー
ティングを行う。 道路上の水分が無の場合 水分センサ2の出力により道路上の水分の有無を判定し
(ステップS2)、水分が無い場合、車両検知センサ7
により検出される車両の通過量(交通量)が設定台数以
上であるか(例えば、10分当たりの通過台数が設定台
数を超えているか)を調べる(ステップS3)。
【0012】車両の通過台数が上記設定台数以下の場合
には、路面温度を調べ(ステップS4)、路面温度が例
えば−5°C以下の場合には、ヒータをオンにして道路
の予熱を行う(予熱モードB)。また、路面温度が例え
ば−5°C以上の場合には、ヒータをオフとする。ま
た、車両の通過台数が上記設定台数以上の場合には、路
面温度を調べ(ステップS5)、路面温度が例えば3°
C以下の場合には、ヒータをオンにして道路の予熱を行
う(予熱モードA)。また、路面温度が例えば3°C以
上の場合には、ヒータをオフとする。
【0013】 道路上の水分が有の場合 水分が有る場合、車両検知センサ7により検出される車
両の通過量(交通量)が設定台数以上であるか(例え
ば、10分当たりの通過台数が設定台数を超えている
か)を調べる(ステップS6)。車両の通過台数が上記
設定台数以下の場合には、路面温度を調べ(ステップS
7)、路面温度が例えば4°C以下の場合には、ヒータ
をオンにして道路の凍結防止を行う(凍結防止モー
ド)。また、路面温度が例えば4°C以上の場合には、
ヒータをオフとする。また、車両の通過台数が上記設定
台数以上の場合には、路面温度を調べ(ステップS
8)、路面温度が例えば6°C以下の場合には、ヒータ
をオンにして道路の融雪を行う(融雪1モード)。ま
た、路面温度が例えば6°C以上の場合には、ヒータを
オフとする。
【0014】(2) 降雪が有る場合 降雪があるときは、設定温度を高くして(例えば5°C
以上)運転するので、上記(1) のように車両通過数(交
通量)に応じた制御は行わない。 道路上の水分が無の場合 水分センサ2の出力により道路上の水分の有無を判定し
(ステップS9)、水分が無い場合、路面温度を調べ
(ステップS10)、路面温度が例えば5°C以下の場
合には、ヒータをオンにして道路の融雪を行う(融雪2
モードB)。また、路面温度が例えば5°C以上の場合
には、ヒータをオフとする。 道路上の水分が有の場合 水分が有る場合、路面温度を調べ(ステップS11)、
路面温度が例えば8°C以下の場合には、ヒータをオン
にして道路の融雪を行う(融雪2モードA)。また、路
面温度が例えば8°C以上の場合には、ヒータをオフと
する。
【0015】図3は本発明の第2の実施例を示す図であ
り、前記図1に示したものと同一のものには同一の符号
が付されており、本実施例においては、車両検知センサ
7に換え、ロードヒーティング制御盤1内に、交通量デ
ータを格納した交通量データファイル1fが設けられて
いる。上記交通量データファイル1fには、予め調査し
たロードヒーティング区間の交通量データ(例えば、時
間帯毎の交通量、週間交通量等)が記録されており、ロ
ードヒーティング制御器1aは上記交通量データを参照
し、交通量の多い時間帯には、路面の設定温度を上げる
等の制御を行う。
【0016】図4は本実施例におけるロードヒーティン
グ制御器1aの制御フローを示す図であり、図4は、前
記図2に示したステップS3、S6を時間帯に応じた交
通量の判別処理に変えたものであり、その他の処理は図
2に示したものと同じである。図4のステップS3、ス
テップS6において、ロードヒーティング制御器1a
は、交通量データファイル1fを参照してその時点にお
ける交通量を調べ、交通量に応じて前記図2で説明した
ように設定温度を変更し、ヒータのオン/オフ制御を行
う。本実施例によれば、道路に車両検知センサ7を埋設
することなく、交通量に応じた制御を行うことができ
る。
【0017】以上示した制御フローでは、降雪、水分、
路面温度の検出データに加え、交通量を用いて制御する
場合について示したが、その他の検出データ(例えば、
図1、図3に示した外気温、路面の表面温度等)を用い
て制御する制御器に、本実施例を適用し交通量を加味し
た制御を行うことも可能である。また、上記実施例で
は、ヒータをオン/オフ制御する場合について示した
が、ヒータの通電率を制御したり、あるいは、ヒータと
して温水ヒータを用い、温水の流量制御や温水の温度を
制御する通湯温制御に適用することも可能である。さら
に、上記実施例では、一定時間に検出された通過車両台
数が設定された台数より多いか、少ないかにより交通量
を判定しているが、このような固定した判定法ではな
く、通過車両台数に比例して路面の設定温度を変えて制
御する(通過車両台数に比例してエネルギー投入量を変
える)制御方法を用いることも可能である。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、ロードヒーティング設置道路の交通量に応じて路面
を加熱するためのエネルギー投入量を制御するようにし
たので、車両のタイヤ等についてロードヒーティング区
間に持ち込まれる持ち込み雪を、少ないエネルギー消費
量で効率的に融雪することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施例の制御フローを示す図で
ある。
【図3】本発明の第2の実施例の構成を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施例の制御フローを示す図で
ある。
【符号の説明】
1 ロードヒーティング制御盤 1a ロードヒーティング制御器 1b 通信用インタフェース 1c モデム 1e 回線切替器1e 1f 交通量データファイル 2 水分センサ 3 路面温度センサ 4 表面温度センサ 5 外気センサ 6 降雪センサ 7 車両検知センサ 8 CCDカメラ 10 監視センタ
フロントページの続き (72)発明者 小野 幸一 東京都千代田区丸の内二丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 路面のヒーティングにより路面上の雪を
    融雪するロードヒーティングの制御方法であって、 ロードヒーティング区間の車両通過量を検出し、車両通
    過量に応じてエネルギー投入量を制御することを特徴と
    するロードヒーティングの制御方法。
  2. 【請求項2】 路面のヒーティングにより路面上の雪を
    融雪するロードヒーティングの制御方法であって、 予め調べたロードヒーティング設置道路の交通量データ
    に基づき、エネルギー投入量を制御することを特徴とす
    るロードヒーティングの制御方法。
JP26345597A 1997-09-29 1997-09-29 ロードヒーティングの制御方法 Pending JPH11100807A (ja)

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JP26345597A JPH11100807A (ja) 1997-09-29 1997-09-29 ロードヒーティングの制御方法

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008075422A (ja) * 2006-09-25 2008-04-03 Irisawa Takuya 融雪装置遠隔制御システム
CN103938519A (zh) * 2014-03-26 2014-07-23 中交一公局第一工程有限公司 无人值守路面自动除雪系统
CN104805754A (zh) * 2015-05-11 2015-07-29 东南大学 一种道路智能融冰化雪系统及方法

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