JPH11100663A - 蒸着装置、及び蒸着方法 - Google Patents

蒸着装置、及び蒸着方法

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JPH11100663A
JPH11100663A JP26025397A JP26025397A JPH11100663A JP H11100663 A JPH11100663 A JP H11100663A JP 26025397 A JP26025397 A JP 26025397A JP 26025397 A JP26025397 A JP 26025397A JP H11100663 A JPH11100663 A JP H11100663A
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vapor deposition
collimator
substrate
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hole
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JP26025397A
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English (en)
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Akio Wakejima
彰男 分島
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 真空蒸着において、積層された蒸着物の積層
方向における横方向寸法制御を可能にする蒸着装置及び
蒸着方法を実現する。 【解決手段】 蒸着装置の蒸着容器7の内部は、バルブ
9を介した真空ポンプ8で真空にできる。蒸着容器7の
天井には基板ホルダー3により基板2が保持されてい
る。蒸着容器7の底部には蒸着材料10を収容し加熱す
るためのボート11からなる蒸着源1が設置されてい
る。そして蒸着源1と基板2との間には、蒸着源1と基
板2を結ぶ直線方向にレール5に沿って移動できるコリ
メータ4が設置されている。コリメータ4の貫通孔6は
蒸着源1と基板2を固定した基板ホルダー3との中心を
結ぶ直線方向と平行の孔である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置製造等に
用いられるコリメータを有する蒸着装置に関し、特に可
動コリメータ、貫通孔開口寸法可変コリメータを備える
真空蒸着装置に関する。
【0002】また、本発明は半導体装置製造等に用いら
れる蒸着装置を用いた蒸着方法に関し、可動コリメー
タ、貫通孔寸法可変コリメータ、可動蒸着源、もしくは
可動基板ホルダーを備えた真空蒸着装置を用いた蒸着方
法に関する。
【0003】
【従来の技術】従来、デバイスにおける電極形成方法と
しては、フォトレジストによりパターンニングされた領
域に電極金属を真空蒸着法により蒸着した後、リフトオ
フ法により所望の領域以外の金属を除去する方法が用い
られている。
【0004】この蒸着リフトオフ法による電極形成にお
いて、コリメータを有する蒸着装置は、たとえば、特開
平7−24030号公報に示されるように、レジスト開
口部の寸法と寸法変換差のない金属パターンを形成する
ことを目的として用いられている。このコリメータには
発熱体が配置され、コリメータや貫通孔に蒸着粒子が付
着するのを防いでいる。
【0005】図17は、従来のコリメータを有する蒸着
装置の一例を示す図(上記公報を引用)、また図18〜
20は、このコリメータを用いて蒸着を行った後の蒸着
物質のパターン形成の状態を示す断面図である。真空蒸
着装置の蒸着源921の直上に、貫通孔922aを有す
るコリメータ922を配置する。ヒーター923は、コ
リメータ922に付着した粒子を再蒸発させるために設
置してある。
【0006】次にこのコリメータを通過する蒸着粒子9
24の動きについて説明する。蒸着源921より気化し
た蒸着粒子924は蒸発面より自由な角度で気化してい
く。このとき、蒸着源921の直上にコリメータ922
を有しているので、蒸着粒子は貫通孔922aを通過す
ることにより、入射方向が制限される。つまり、蒸着粒
子924のうち基板926に向かってほぼ直進するもの
のみを通過させることが可能である。また、コリメータ
には発熱体923が配置されており、通過されない蒸着
粒子はコリメータ922や貫通孔922a内部に付着せ
ずに、蒸着源921に戻る。
【0007】以上のように、コリメータ922を通過し
た粒子は、基板926への入射角度を制限されているの
で、図18に示すように、蒸着物929の寸法d3はレ
ジスト開口部928の寸法d4と同一に近い寸法とな
る。また、コリメータ922が加熱されているので、貫
通孔922aを通過しない蒸着粒子を蒸着源921に戻
すことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来技術では、
コリメータを使うことによって半導体との接触部の寸法
はレジスト開口とほぼ同一寸法に制御できるが、積層さ
れた蒸着物の積層方向における横方向寸法制御が困難で
あるという問題点がある。その理由は、蒸着が進むにつ
れて、レジスト開口部に蒸着金属が堆積し、蒸着初期よ
り実効的なレジスト開口部が狭くなってしまうためであ
る。その結果、図18に示すように、蒸着物の形状が基
板から遠いほど細くなってしまう。この場合、微細な領
域に厚く金属を蒸着することができないという問題が生
じてくる。
【0009】また、電極部の抵抗を下げるために、電極
金属を積層化する。この電極積層化において蒸着金属種
を換える際、その原料金属表面の形状、原料ルツボの形
状、蒸着機の大きさが異なることにより、レジストを介
した基板への蒸着金属の侵入角度がかわることがある。
そのため、図19に示すように、上層の金属が、基板と
の接触金属よりも外側に回り込んだり、また、図20に
示すように接触金属よりも小さくなってしまうというこ
とが生じる。図19のように外側に広がる時には上層金
属と半導体との反応がおこり、安定したデバイスが製造
し難い。逆に、図20のように上層金属が小さくなった
場合には配線抵抗が高くなり、高性能化が難しくなる。
このように、微細な開口部に金属種を変えて蒸着金属を
厚く堆積することも困難であった。
【0010】本発明の目的は、上記従来技術の課題に鑑
み、真空蒸着において、積層された蒸着物の積層方向に
おける横方向寸法制御を可能にする蒸着装置、及び、蒸
着方法を実現することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、蒸着源と基板との間に、貫通孔が形成され
たコリメータを有する蒸着装置において、前記コリメ
ータの位置が前記蒸着源と前記基板とを結ぶ直線方向に
可変であること、前記コリメータの前記貫通孔の大き
さが可変であること、前記コリメータの前記貫通孔の
長さが可変であること、前記蒸着源の位置が前記蒸着
源と前記基板とを結ぶ直線方向に可変であること、前
記基板の位置が前記蒸着源と前記基板とを結ぶ直線方向
に可変であること、を特徴とする。
【0012】上記の蒸着装置において、前記蒸着源が抵
抗加熱法、電子ビーム加熱法、高周波誘導加熱法などに
より加熱されるものであることが考えられ、また前記蒸
着源は分子線エピタキシャル法による分子線源であって
もよい。
【0013】また本発明は、上記の特徴を持つ蒸着装
置を用いて、蒸着中にコリメータの位置を移動する蒸着
方法や、上記の特徴を持つ蒸着装置を用いて、蒸着中
にコリメータの貫通孔の開口寸法を変える蒸着方法や、
上記の特徴を持つ蒸着装置を用いて、蒸着中にコリメ
ータの貫通孔の長さを変える蒸着方法や、上記の特徴
を持つ蒸着装置を用いて、蒸着中に蒸着源の位置を移動
する蒸着方法や、上記の特徴を持つ蒸着装置を用い
て、蒸着中に基板の位置を移動する蒸着方法をも提供す
る。
【0014】(作用)本発明によれば、例えば、可動コ
リメータを用いる場合、蒸着中に可動コリメータを基板
から遠ざけていくことによって、蒸着粒子の入射角度が
大きくなる。これによって、蒸着をしていくにつれて蒸
着物の横方向寸法が小さくならず、ほぼ垂直な形状の蒸
着物を形成できる。
【0015】また、電極部を積層構造にする時に、上層
の金属が下層の金属の側面へ回り込む場合には、蒸着材
料を換える際にコリメータを基板に近づける。これによ
って、蒸着粒子の基板への入射角度が小さくなり、下層
金属の横方向寸法と上層金属の横方向寸法をほぼ等しく
することができる。逆に上層の金属が下層の金属より小
さくなる場合には、蒸着材料を換える際にコリメータを
基板から遠ざける。これによって、蒸着粒子の基板への
入射角度が大きくなり、下層金属の横方向寸法と上層金
属の横方向寸法をほぼ等しくすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0017】(第1の実施の形態)図1は本発明の第1
の実施形態である真空蒸着装置の概略構成を示す断面図
である。この図に示す形態の蒸着装置では蒸着装置7内
の底部に蒸着源1が配置され、蒸着装置7の天井部には
蒸着される基板2が基板ホルダー3によって固定されて
いる。そして、蒸着源1と基板2の間には、移動用レー
ル5に沿って移動可能なコリメータ4が配置されてい
る。この移動レール5により、コリメータ4は蒸着源1
と基板2を固定した基板ホルダー3との中心を結ぶ直線
方向に沿って移動できる様になっている。
【0018】蒸着装置7の内部は真空ポンプ8により真
空にする事ができ、この真空ポンプ8はバルブ9により
蒸着装置7に対して切り離しが可能である。また、蒸着
源1は蒸着材料10と、蒸着材料10を収容して抵抗加
熱法で加熱するためのボート11とから構成されてい
る。蒸着材料10を加熱する方法は、上記の抵抗加熱法
以外に電子ビームによる加熱や、高周波誘導による加熱
等の方法でもよい。また、蒸着源1は分子線エピタキシ
ャル法による分子線源でもよい。
【0019】コリメータ4とは蒸着粒子のうち基板に向
かってほぼ直進するものだけを通過させたり、または、
蒸着粒子の広がりを抑えるための貫通孔6を有する治具
を指している。貫通孔6の数は1つであっても、複数で
あってもよい。貫通孔6の寸法は蒸着源の種類、大きさ
により適宜決定する。また、貫通孔6の孔方向は蒸着源
1と基板2を固定した基板ホルダー3との中心を結ぶ直
線方向と平行である。
【0020】コリメータ4は蒸着源1より大きいことが
必要であり、蒸着粒子が付着しないように加熱すること
を考えると、融点が1000℃以上の高融点金属、また
はセラミック等の高耐熱材料が望ましい。また、加熱の
ためにコリメータ4の周囲には発熱体12が配置されて
いる。そして、この発熱体12は、コリメータ4を蒸着
源1と基板2との間に支持し、かつ蒸着源1と基板2を
結ぶ直線上に可動させる際の支柱の役割を兼ねる。
【0021】次に、蒸着の時のコリメータの動きと蒸着
粒子の動きを併せて図2を参照しながら説明する。図2
に示すように、蒸着材料10から気化した蒸着粒子13
bは蒸発材料10の表面より自由な角度で気化してい
く。この蒸着粒子13bのうち、コリメータ4に形成さ
れた貫通孔を通過した蒸着粒子13aのみが、基板2に
向かってほぼ垂直方向に進行し、レジスト上及びレジス
ト開口部内に積層される。つまり、蒸着粒子はコリメー
タ4の貫通孔を通過する際に、その基板への入射角度が
制限される。その入射角度の制限はコリメータの貫通孔
の長さが長いほど、貫通孔の径が小さいほど、強くな
り、基板への入射角度は垂直に近くなっていく。
【0022】図2(a)と図2(b)は、コリメータの
位置を変えた場合の蒸着粒子の貫通孔を通過できる蒸着
粒子の角度の違いを示したものである。これらの図中で
は、判り易くするために1つの貫通孔を通過する粒子の
みを記載してある。図2(a)から図2(b)のように
コリメータ4を基板2から遠ざけることによって、貫通
孔を通過する蒸着粒子の最大角度αが大きくなる。この
機能を蒸着中に連続して作動させることによって、蒸着
物の横方向寸法を成長中に制御することが可能になって
いる。すなわち、蒸着が進むにつれてコリメータ4を基
板2から遠ざけ、貫通孔を通過する蒸着粒子の最大角度
αを大きくしていく。これにより、蒸着が進むにつれ
て、レジスト開口部に蒸着金属が堆積し、蒸着初期より
実効的なレジスト開口部が狭くなっても、積層方向にお
いて横方向寸法がほぼ一定の蒸着物を形成することがで
きる。
【0023】また、蒸着材料を換える際に、この機能を
作動させると、蒸着粒子の回り込みを抑制したり、界面
での段差を少なくすることができる。すなわち、上層の
金属が下層の金属の側面へ回り込む場合には、蒸着材料
を換える際にコリメータを基板に近づける。これによっ
て、蒸着粒子の基板への入射角度が小さくなり、下層金
属の横方向寸法と上層金属の横方向寸法をほぼ等しくす
ることができる。逆に上層の金属が下層の金属より小さ
くなる場合には、蒸着材料を換える際にコリメータを基
板から遠ざける。これによって、蒸着粒子の基板への入
射角度が大きくなり、下層金属と上層金属の横方向寸法
をほぼ等しくすることができる。
【0024】また、上記の機能により、意図的に上層金
属の横方向寸法を下層の横方向寸法より小さくすること
もできる。
【0025】ここで、本実施の形態の更なる具体例とし
て、抵抗加熱法によりニッケル(Ni)を蒸着する場合につ
いて説明する。
【0026】加熱された蒸着源から、ニッケル粒子が気
化し、自由な方向へ広がる。コリメータに到達したニッ
ケル粒子のうちコリメータに対して、ほぼ垂直に侵入し
たもののみが、貫通孔を通過できる。それ以外のニッケ
ル粒子はコリメータに衝突するが、コリメータもまた発
熱体により加熱されているので、コリメータに付着する
ことない。蒸着装置内部に取り付けられた水晶振動子で
蒸着速度をモニターし、この蒸着速度から蒸着膜厚を得
る。そして、得られた蒸着膜厚に従って図2の距離dを
連続的に大きくしていく。蒸着レートが20nm/分の
場合の、距離dの時間変化の一例を図3に示す。このよ
うに基板とコリメータの距離dを変えることによって、
蒸着粒子の入射角度を図2の(a)及び(b)に示すよ
うに変えると、図4に示すように蒸着物質であるニッケ
ル(Ni)20の形状を蒸着方向にほぼ垂直に立たせること
ができる。また、ニッケル(Ni)を200nm蒸着した
後、蒸着材料を金(Au)に換える場合には、蒸着材料を換
えるときに距離dを350mmにすると、図5に示すよう
にNi-Au界面でのAuの周り込みや段差のない形状で蒸着
が可能である。
【0027】ここでは、ニッケルを蒸着する場合につい
て記述したがそれ以外の金属でも可能である。また、ニ
ッケルを蒸着の後に金を蒸着する場合について記述した
が、それ以外の金属の組み合わせでも可能である。
【0028】(第2の実施の形態)図6は本発明の第2
の実施の形態である真空蒸着装置の概略構成を示す断面
図である。本実施形態の構成は、蒸着装置のコリメータ
以外の構成部は第1の実施形態と同じであるので、ここ
では異なる構成部分について主に説明する。
【0029】本形態の真空蒸着装置では、図6に示すよ
うに蒸着源1と基板2の間のコリメータ4の位置は固定
であり、コリメータ4がコリメータ(A)4a及びコリ
メータ(B)4bの2段構造からなる。そして、コリメ
ータ(B)4bを蒸着源1と基板2を結ぶ方向に対して
垂直に動かすためにコリメータ4には回転導入機14が
装備されている。コリメータ(A)4a及びコリメータ
(B)4bの貫通孔は同径で同じ位置に配置されてお
り、蒸着源1と基板2を固定した基板ホルダー3の中心
を結ぶ直線と平行の孔である。コリメータ自体の機能に
ついては第1の実施の形態と同じである。
【0030】本実施形態においては、図6に示すよう
に、基板2側に配置されたコリメータ(B)4bの貫通
孔を回転導入機14によって、蒸着源1側に配置された
コリメータ(A)の貫通孔に対してずらすことで、コリ
メータ4の貫通孔6の開口寸法を変えることが可能であ
る。また、カメラのレンズの絞りのように多数枚の羽を
閉じたり、開いたりすることでも、貫通孔の開口寸法を
変えることが可能である。
【0031】次に、上下に配置された2個のコリメータ
(A)とコリメータ(B)によって貫通孔の開口寸法を
変えた場合の蒸着粒子の動きについて図7及び図8を参
照しながら説明する。図7(a)と図7(b)は、コリ
メータの貫通孔の開口寸法を変えた場合の蒸着粒子の貫
通孔を通過できる蒸着粒子の角度の違いを示した図であ
る。また、図8(a)には図7(a)での貫通孔の開口
寸法を示し、図8(b)には図7(b)での貫通孔の開
口寸法を示している。
【0032】図7の(a)及び(b)に示すように、基
板2側に配置されたコリメータ(B)4bの、蒸着源1
と基板2を結ぶ方向の長さをコリメータ(A)4aのそ
れよりも十分に短くしておく。そこで、図7(a)及び
図8(a)に示すようにコリメータ(B)4bの貫通孔
をコリメータ(A)4aの貫通孔に対してずらした状態
から、図7(b)及び図8(b)に示すようにコリメー
タ(A)4aの貫通孔にあわせていく。これにより、基
板2への入射角度が大きい蒸着粒子の割合が大きくな
る。また、コリメータ(B)4bの、蒸着源1と基板2
を結ぶ方向の長さをコリメータ(A)4aのそれよりも
十分に短くしてあるので、蒸着粒子の基板への入射角度
が小さくなることはない。この機能を蒸着中に連続して
作動させることによって、蒸着物の横方向寸法を成長中
に制御することが可能になっている。すなわち、蒸着が
進むにつれてコリメータ4の貫通孔の開口寸法rを拡
げ、貫通孔を通過する蒸着粒子の最大角度αを大きくし
ていく。これにより、蒸着が進むにつれて、レジスト開
口部に蒸着金属が堆積し、蒸着初期より実効的なレジス
ト開口部が狭くなっても、積層方向において横方向寸法
がほぼ一定の蒸着物を形成することができる。
【0033】また、蒸着材料を換える際に、この機能を
作動させると、蒸着粒子の回り込みを抑制したり、界面
での段差を少なくすることができる。すなわち、上層の
金属が下層の金属の側面へ回り込む場合には、蒸着材料
を換える際にコリメータの貫通孔の開口寸法rを狭くす
る。これによって、蒸着粒子の基板への入射角度が小さ
くなり、下層金属の横方向寸法と上層金属の横方向寸法
をほぼ等しくすることができる。逆に上層の金属が下層
の金属より小さくなる場合には、蒸着材料を換える際に
コリメータの貫通孔の開口寸法rを拡げる。これによっ
て、蒸着粒子の基板への入射角度が大きくなり、下層金
属と上層金属の横方向寸法をほぼ等しくすることができ
る。
【0034】また、上記の機能により、意図的に上層金
属の横方向寸法を下層の横方向寸法より小さくすること
もできる。
【0035】ここで、本実施の形態の更なる具体例とし
て、抵抗加熱法によりニッケル(Ni)を蒸着する場合につ
いて説明する。
【0036】加熱された蒸着源からニッケル粒子を気化
させ、蒸着装置内部に取り付けられた水晶振動子で蒸着
速度をモニターし、蒸着速度から蒸着膜厚を得る。その
蒸着膜厚に従ってコリメータの貫通孔の開口寸法rを小
さくしていく。蒸着レートが20nm/分の場合の、貫
通孔の開口寸法rの時間変化の一例を図9に示す。この
ようにコリメータの貫通孔の開口寸法rを変えることに
よって、蒸着粒子の入射角度を図7の(a)及び(b)
に示すように変化させると、第1の実施形態と同様の結
果を得る。また、ニッケル(Ni)を200nm蒸着した
後、蒸着材料を金(Au)に換える場合には、蒸着材料を換
えるときにコリメータの貫通孔の開口寸法rを15mmに
すると第1の実施形態と同様の結果を得る。
【0037】ここでは、ニッケルを蒸着する場合につい
て記述したがそれ以外の金属でも可能である。また、ニ
ッケルを蒸着の後に金を蒸着する場合について記述した
が、それ以外の金属の組み合わせでも可能である。
【0038】(第3の実施の形態)図10は本発明の第
3の実施の形態である真空蒸着装置の概略構成を示す断
面図である。本実施形態の構成は、蒸着装置のコリメー
タ以外の構成部は第1の実施形態と同じであるので、こ
こでは異なる構成部分について主に説明する。
【0039】本形態の真空蒸着装置では、図10に示す
ように蒸着源1と基板2の間のコリメータ4の位置は固
定であり、コリメータ4は貫通孔6の長さが変えられる
ようになっている。コリメータ4の貫通孔6の長さを変
えるためにコリメータ4にはコリメータ4の基板2側の
面を動かす回転導入機15が装備されている。コリメー
タ4の貫通孔6は蒸着源1と基板2を固定した基板ホル
ダー3の中心を結ぶ直線と平行の孔である。コリメータ
自体の機能については第1の実施の形態と同じである。
【0040】本実施形態においては、図10に示すよう
に、コリメータ4の基板2側の面を回転導入機15によ
って、基板2に対して近付けたり遠ざけたりすること
で、コリメータ4の貫通孔6の長さを変えることが可能
である。
【0041】次に、コリメータ4の貫通孔6の長さを変
えた場合の蒸着粒子の動きについて図11を参照しなが
ら説明する。図11(a)と図11(b)は、コリメー
タの貫通孔の長さを変えた場合の蒸着粒子の貫通孔を通
過できる蒸着粒子の角度の違いを示した図である。
【0042】図11(a)から図11(b)のように、
コリメータ4の基板2側の面と基板2との距離Lを長く
することによって、貫通孔の長さが短くなる。その結
果、貫通孔を通過する蒸着粒子の最大入射角度αが大き
くなる。この機能を蒸着中に連続して作動させることに
よって、蒸着物の横方向寸法を成長中に制御することが
可能になっている。すなわち、蒸着が進むにつれてコリ
メータ4の基板2側の面と基板2との距離Lを長くして
コリメータ4の貫通孔の長さを短くし、貫通孔を通過す
る蒸着粒子の最大角度αを大きくしていく。これによ
り、蒸着が進むにつれて、レジスト開口部に蒸着金属が
堆積し、蒸着初期より実効的なレジスト開口部が狭くな
っても、積層方向において横方向寸法がほぼ一定の蒸着
物を形成することができる。
【0043】また、蒸着材料を換える際に、この機能を
作動させると、蒸着粒子の回り込みを抑制したり、界面
での段差を少なくすることができる。すなわち、上層の
金属が下層の金属の側面へ回り込む場合には、蒸着材料
を換える際にコリメータ4の基板2側の面と基板2との
距離Lを短くしてコリメータの貫通孔の長さを長くす
る。これによって、蒸着粒子の基板への入射角度が小さ
くなり、下層金属の横方向寸法と上層金属の横方向寸法
をほぼ等しくすることができる。逆に上層の金属が下層
の金属より小さくなる場合には、蒸着材料を換える際に
コリメータ4の基板2側の面と基板2との距離Lを長く
してコリメータの貫通孔の長さを短くする。これによっ
て、蒸着粒子の基板への入射角度が大きくなり、下層金
属と上層金属の横方向寸法をほぼ等しくすることができ
る。
【0044】また、上記の機能により、意図的に上層金
属の横方向寸法を下層の横方向寸法より小さくすること
もできる。
【0045】ここで、本実施の形態の更なる具体例とし
て、抵抗加熱法によりニッケル(Ni)を蒸着する場合につ
いて説明する。
【0046】加熱された蒸着源からニッケル粒子を気化
させ、蒸着装置内部に取り付けられた水晶振動子で蒸着
速度をモニターし、蒸着速度から蒸着膜厚を得る。その
蒸着膜厚に従ってコリメータ4の基板2側の面と基板2
との距離Lを長くしていく。蒸着レートが20nm/分
の場合の、前記距離Lの時間変化の一例を図12に示
す。このように前記距離Lを変えることによって、蒸着
粒子の入射角度を図11の(a)及び(b)に示すよう
に変化させると、第1の実施形態と同様の結果を得る。
また、ニッケル(Ni)を200nm蒸着した後、蒸着材料
を金(Au)に換える場合には、蒸着材料を換えるときに前
記距離Lを200mmにすると第1の実施形態と同様の結
果を得る。
【0047】ここでは、ニッケルを蒸着する場合につい
て記述したがそれ以外の金属でも可能である。また、ニ
ッケルを蒸着の後に金を蒸着する場合について記述した
が、それ以外の金属の組み合わせでも可能である。
【0048】(第4の実施の形態)図13は本発明の第
4の実施形態である真空蒸着装置の概略構成を示す断面
図である。ここでは第1の実施形態と異なる構成部分に
ついて主に説明する。
【0049】本形態の真空蒸着装置では、図7に示すよ
うに基板2と蒸着源1との間のコリメータ4の位置は固
定であり、蒸着源1の位置が回転導入機16によって蒸
着源1と基板2を結ぶ直線方向に可動である。コリメー
タ4の貫通孔6は蒸着源1と基板2を固定した基板ホル
ダー3の中心を結ぶ直線と平行の孔である。コリメータ
4の機能については第1の実施の形態と同じである。
【0050】本実施形態においては、図13に示すよう
に、ボート11を回転導入機16によって、コリメータ
4に対して近付けたり遠ざけたりすることで、基板2と
蒸着材料10との距離を変えることが可能である。
【0051】次に、蒸着源の位置を変えた場合の蒸着粒
子の動きについて図14を参照しながら説明する。図1
4(a)と図14(b)は、蒸着源の位置を変えた場合
の蒸着粒子の貫通孔を通過できる蒸着粒子の角度の違い
を示した図である。
【0052】図14(a)から図14(b)のように、
半導体基板18と蒸着材料10との距離d2を短くする
ことによって、蒸着粒子の、レジスト19を介した半導
体基板18への最大入射角度αが大きくなる。この機能
を蒸着中に連続して作動させることによって、蒸着物の
横方向寸法を成長中に制御することが可能になってい
る。すなわち、蒸着が進むにつれて半導体基板18と蒸
着材料10の距離d2を短くし、貫通孔を通過する蒸着
粒子の最大角度αを大きくしていく。これにより、蒸着
が進むにつれて、レジスト開口部に蒸着金属が堆積し、
蒸着初期より実効的なレジスト開口部が狭くなっても、
積層方向において横方向寸法がほぼ一定の蒸着物を形成
することができる。
【0053】また、蒸着材料を換える際に、この機能を
作動させると、蒸着粒子の回り込みを抑制したり、界面
での段差を少なくすることができる。すなわち、上層の
金属が下層の金属の側面へ回り込む場合には、蒸着材料
を換える際に半導体基板18と蒸着材料10の距離d2
を長くする。これによって、蒸着粒子の基板への入射角
度が小さくなり、下層金属の横方向寸法と上層金属の横
方向寸法をほぼ等しくすることができる。逆に上層の金
属が下層の金属より小さくなる場合には、蒸着材料を換
える際に半導体基板18と蒸着材料10の距離d2を短
くする。これによって、蒸着粒子の基板への入射角度が
大きくなり、下層金属と上層金属の横方向寸法をほぼ等
しくすることができる。
【0054】また、上記の機能により、意図的に上層金
属の横方向寸法を下層の横方向寸法より小さくすること
もできる。
【0055】ここで、本実施の形態の更なる具体例とし
て、抵抗加熱法によりニッケル(Ni)を蒸着する場合につ
いて説明する。
【0056】加熱された蒸着源からニッケル粒子を気化
させ、蒸着装置内部に取り付けられた水晶振動子で蒸着
速度をモニターし、蒸着速度から蒸着膜厚を得る。その
蒸着膜厚に従って半導体基板18と蒸着材料10の距離
2を長くしていく。蒸着レートが20nm/分の場合
の、前記距離d2の時間変化の一例を図15に示す。こ
のように前記距離d2を変えることによって、蒸着粒子
の入射角度を図14の(a)及び(b)に示すように変
化させると、第1の実施形態と同様の結果を得る。ま
た、ニッケル(Ni)を200nm蒸着した後、蒸着材料を
金(Au)に換える場合には、蒸着材料を換えるときに前記
距離d2を700mmにすると第1の実施形態と同様の結
果を得る。
【0057】ここでは、ニッケルを蒸着する場合につい
て記述したがそれ以外の金属でも可能である。また、ニ
ッケルを蒸着の後に金を蒸着する場合について記述した
が、それ以外の金属の組み合わせでも可能である。
【0058】(第5の実施の形態)図16は本発明の第
5の実施形態である真空蒸着装置の概略構成を示す断面
図である。ここでは第1の実施形態と異なる構成部分に
ついて主に説明する。
【0059】本形態の真空蒸着装置では、図16に示す
ように基板2と蒸着源1との間のコリメータ4の位置は
固定であり、基板2の位置が回転導入機17によって蒸
着源1と基板2を結ぶ直線方向に可動である。コリメー
タ4の貫通孔6は蒸着源1と基板2を固定した基板ホル
ダー3の中心を結ぶ直線と平行の孔である。コリメータ
4の機能については第1の実施の形態と同じである。
【0060】本実施形態においては、基板ホルダー3を
蒸着材料と基板を結ぶ直線方向に移動させることによっ
て、第4の実施の形態と同様の効果を得ることができ
る。
【0061】以上説明した第1から第5の実施の形態で
は、コリメータの位置、コリメータの貫通孔開口寸法、
コリメータの貫通孔長さ、蒸着源の位置、基板ホルダー
の位置をそれぞれ独立に動かすことを記述したが、これ
らの機能を組み合わせて動かすことも可能である。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、基板と蒸
着源の間のコリメータの位置、あるいはコリメータの貫
通孔開口寸法、コリメータの貫通孔長さ、基板ホルダー
位置、蒸着源位置を可変にしたことにより、蒸着粒子の
基板への侵入角度を蒸着中に自由に変えることができ
る。したがって、蒸着中において、蒸着物の横方向の寸
法制御が可能となる。例えば、蒸着を継続するに従っ
て、横方向寸法幅をほぼ均一に保ったまま蒸着をするこ
とができる。これによって微細な領域に厚く金属を蒸着
することができる。また、例えば、積層構造の電極を半
導体基板上に形成する場合、上層金属の横方向寸法幅を
下層金属の横方向寸法幅と同一、または、意図的に小さ
くする事が可能である。これによって、電極金属が半導
体基板に接することを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態である真空蒸着装置の
概略構成を示す断面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態である真空蒸着装置に
おける蒸着源、コリメータ、基板の位置関係を示す図で
ある。
【図3】図1の蒸着装置において蒸着レートが20nm
/分の場合の、コリメータの基板との距離dの時間変化
の一例を示すグラフである。
【図4】図1の蒸着装置において蒸着した時の蒸着物質
の形状を示す図である。
【図5】図1の蒸着装置において、途中で蒸着材料を換
えて蒸着した時の蒸着物質の形状を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施形態である真空蒸着装置の
概略構成を示す断面図である。
【図7】本発明の第2の実施形態である真空蒸着装置に
おける蒸着源、コリメータ、基板の位置関係を示す図で
ある。
【図8】図7のコリメータの貫通孔の開口寸法の変化を
示す図である。
【図9】図7の蒸着装置において蒸着レートが20nm
/分の場合の、貫通孔の開口寸法rの時間変化の一例を
示すグラフである。
【図10】本発明の第3の実施形態である真空蒸着装置
の概略構成を示す断面図である。
【図11】本発明の第3の実施形態である真空蒸着装置
における蒸着源、コリメータ、基板の位置関係を示す図
である。
【図12】図10の蒸着装置において蒸着レートが20
nm/分の場合の、コリメータの基板側の面と基板との
距離Lの時間変化の一例を示すグラフである。
【図13】本発明の第4の実施形態である真空蒸着装置
の概略構成を示す断面図である。
【図14】本発明の第4の実施形態である真空蒸着装置
における蒸着源、コリメータ、基板の位置関係を示す図
である。
【図15】図13の蒸着装置において蒸着レートが20
nm/分の場合の、基板と蒸着材料の距離d2の時間変
化の一例を示すグラフである。
【図16】本発明の第5の実施形態である真空蒸着装置
の概略構成を示す断面図である。
【図17】従来のコリメータを有する蒸着装置の一例を
示す図である。
【図18】図17のコリメータを用いて蒸着を行った後
の蒸着物質のパターン形成の状態を示す断面図である。
【図19】図17のコリメータを用いて蒸着を行った後
の蒸着物質のパターン形成の状態を示す断面図である。
【図20】図17のコリメータを用いて蒸着を行った後
の蒸着物質のパターン形成の状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 蒸着源 2 基板 3 基板ホルダー 4 コリメータ 5 コリメータ移動用レール 6 貫通孔 7 蒸着装置 8 真空ポンプ 9 バルブ 10 蒸着原料 11 ボート 12 発熱体 13a 蒸着粒子 13b 蒸着粒子 14 コリメータ移動用回転導入機 15 コリメータ伸縮用回転導入機 16 蒸着源移動用回転導入機 17 基板ホルダー移動用回転導入機 18 半導体基板 19 レジスト 20 ニッケル(Ni) 21 金(Au)

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸着源と基板との間に、貫通孔が形成さ
    れたコリメータを有する蒸着装置において、前記コリメ
    ータの位置が前記蒸着源と前記基板とを結ぶ直線方向に
    可変であることを特徴とする蒸着装置。
  2. 【請求項2】 蒸着源と基板との間に、貫通孔が形成さ
    れたコリメータを有する蒸着装置において、前記コリメ
    ータの前記貫通孔の大きさが可変であることを特徴とす
    る蒸着装置。
  3. 【請求項3】 蒸着源と基板との間に、貫通孔が形成さ
    れたコリメータを有する蒸着装置において、前記コリメ
    ータの前記貫通孔の長さが可変であることを特徴とする
    蒸着装置。
  4. 【請求項4】 蒸着源と基板との間に、貫通孔が形成さ
    れたコリメータを有する蒸着装置において、前記蒸着源
    の位置が前記蒸着源と前記基板とを結ぶ直線方向に可変
    であることを特徴とする蒸着装置。
  5. 【請求項5】 蒸着源と基板との間に、貫通孔が形成さ
    れたコリメータを有する蒸着装置において、前記基板の
    位置が前記蒸着源と前記基板とを結ぶ直線方向に可変で
    あることを特徴とする蒸着装置。
  6. 【請求項6】 前記蒸着源が抵抗加熱法により加熱され
    るものである請求項1から5の何れか1項に記載の蒸着
    装置。
  7. 【請求項7】 前記蒸着源が電子ビーム加熱法により加
    熱されるものである請求項1から5の何れか1項に記載
    の蒸着装置。
  8. 【請求項8】 前記蒸着源が高周波誘導加熱法により加
    熱されるものである請求項1から5の何れか1項に記載
    の蒸着装置。
  9. 【請求項9】 前記蒸着源が分子線エピタキシャル法に
    よる分子線源である請求項1から5の何れか1項に記載
    の蒸着装置。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の蒸着装置を用いて、蒸
    着中にコリメータの位置を移動することを特徴とする蒸
    着方法。
  11. 【請求項11】 請求項2記載の蒸着装置を用いて、蒸
    着中にコリメータの貫通孔の開口寸法を変えることを特
    徴とする蒸着方法。
  12. 【請求項12】 請求項3記載の蒸着装置を用いて、蒸
    着中にコリメータの貫通孔の長さを変えることを特徴と
    する蒸着方法。
  13. 【請求項13】 請求項4載の蒸着装置を用いて、蒸着
    中に蒸着源の位置を移動することを特徴とする蒸着方
    法。
  14. 【請求項14】 請求項5記載の蒸着装置を用いて、蒸
    着中に基板の位置を移動することを特徴とする蒸着方
    法。
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