JPH11100341A - ビスフェノール化合物の精製方法 - Google Patents

ビスフェノール化合物の精製方法

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JPH11100341A
JPH11100341A JP26353997A JP26353997A JPH11100341A JP H11100341 A JPH11100341 A JP H11100341A JP 26353997 A JP26353997 A JP 26353997A JP 26353997 A JP26353997 A JP 26353997A JP H11100341 A JPH11100341 A JP H11100341A
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JP
Japan
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carbon atoms
group
bisphenol compound
tert
bisphenol
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JP26353997A
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Masanori Abe
正典 阿部
Wataru Funakoshi
渉 船越
Katsuji Sasaki
勝司 佐々木
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Teijin Ltd
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Teijin Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリカーボネートやエポキシ樹脂の原料など
に供しうる、色相の優れたヒンダードフェノール骨格を
有するビスフェノールを提供する。この色相の優れたビ
スフェノールより、色相の優れたポリカーボネートやエ
ポキシ樹脂を製造することができる。 【解決手段】 下記式(2)で表されるリン化合物 (式中Ra、Rb、Rcのいずれか1つは炭素数4以上2
0以下の3級アルキル基であり、残りの2つは、それぞ
れ独立に水素原子及び、炭素数1から20のアルキル基
から選ばれる。)をビスフェノール化合物100重量部
に対し、0.001〜10重量部添加して再結晶する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定のビスフェノ
ール化合物の精製方法に関する。
【0002】
【従来の技術】2,2―ビス(4―ヒドロキシフェニ
ル)プロパン(通称ビスフェノールA)などのビスフェ
ノール類はポリカーボネート樹脂の原料やエポキシ樹脂
の原料等、多くの樹脂の原料として用いられている。そ
の際、色相や耐熱性に優れた樹脂を得るためには、原料
中の不純物を取り除く必要がある。ビスフェノール化合
物は一般に高沸点であり、高温で酸化されやすく、通常
再結晶により精製を行っている。しかし、ヒンダードフ
ェノール骨格を有するビスフェノール化合物は、非常に
酸化されやすく、再結晶精製によっても、不純物を除く
ことは困難なことが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ポリカーボ
ネートやエポキシ樹脂の原料などに供しうる、色相の優
れたヒンダードフェノール骨格を有するビスフェノール
を提供することを目的とする。この色相の優れたビスフ
ェノールより、色相の優れたポリカーボネートやエポキ
シ樹脂を製造することができる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記問題点を
解決するために鋭意研究を重ねた結果、ヒンダードフェ
ノール骨格を有するビスフェノール類を精製する際に、
特定のリン化合物の存在下再結晶精製を行うことによ
り、ポリカーボネートやエポキシ樹脂の原料などに供し
うる、色相の優れたヒンダードフェノール骨格を有する
ビスフェノールが得られることを見出した。
【0005】すなわち、下記式(1)で表されるビスフ
ェノール化合物
【0006】
【化4】
【0007】[式中R1は炭素数4から20の3級アル
キル基であり、R2、R3およびR4はそれぞれ独立に、
水素原子、炭素数1から20のアルキル基、炭素数1か
ら20のアルコキシル基、炭素数5から20のシクロア
ルキル基、炭素数6から20のアリール基、炭素数7か
ら20のアラルキル基、炭素数6から20のシクロアル
コキシル基、炭素数6から20のアリールオキシ基また
は炭素数7から20のアラルキルオキシ基を表し、
【0008】
【化5】
【0009】(ここでR5とR6は同一または異なり、水
素原子または炭素数1から12の炭化水素基を表し、R
7 は、炭素数3から10の置換されていてもよいアル
キレン基を表す。)]を再結晶精製する際に、
【0010】
【化6】 (2)
【0011】(式中Ra、Rb、Rcのいずれか1つは炭
素数4以上20以下の3級アルキル基であり、残りの2
つは、それぞれ独立に水素原子及び、炭素数1から20
のアルキル基から選ばれる。)を上記ビスフェノール化
合物100重量部に対し、0.001〜10重量部添加
して行うことを特徴とする精製方法である。
【0012】本発明におけるビスフェノール化合物とし
ては、
【0013】
【化7】
【0014】[式中R1は炭素数4から20の3級アル
キル基であり、R2、R3およびR4はそれぞれ独立に、
水素原子、炭素数1から20のアルキル基、炭素数1か
ら20のアルコキシル基、炭素数5から20のシクロア
ルキル基、炭素数6から20のアリール基、炭素数7か
ら20のアラルキル基、炭素数6から20のシクロアル
コキシル基、炭素数6から20のアリールオキシ基また
は炭素数7から20のアラルキルオキシ基を表す。
【0015】
【化8】
【0016】(ここでR5とR6は同一または異なり、水
素原子または炭素数1から12の炭化水素基を表し、R
7は、炭素数3から10の置換されていてもよいアルキ
レン基を表す。)]である。式(1)中のR1として
は、炭素数から20の3級アルキル基として、tert
−ブチル基、2,2−ジメチルブチル基、2−メチル−
2−エチルブチル基、2,2−ジメチルヘキシル基など
が例示される。R2、R3、R4としては、炭素数1から
20のアルキル基として、メチル基、エチル基、プロピ
ル基、ブチル基など、炭素数1から20のアルコキシル
基としてメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブト
キシ基など、炭素数5から20のシクロアルキル基とし
てシクロペンチル基、シクロヘキシル基など、炭素数6
から20のアリール基としてフェニル基、トリル基、メ
フチル基など、炭素数7から20のアラルキル基として
ベンジル基、ジメチルベンジル基など、炭素数6から2
0のシクロアルコキシル基としてシクロヘキシロキシ基
など、炭素数6から20のアリールオキシ基としてフェ
ノキシ基、ナフトキシ基など、炭素数7から20のアラ
ルキルオキシ基としてベンジルオキシ基などが挙げられ
る。
【0017】R5、R6の炭化水素基としては、炭素数1
から12の脂肪族炭化水素基あるいは炭素数6〜12の
芳香族炭化水素基が好ましい。かかる脂肪族炭化水素基
として、アルキル基、アルケニル基などが挙げられ、メ
チル基、エチル基、プロピル基などが挙げられる。また
芳香族基として置換もしくは非置換のフェニル基、ナフ
チル基などが挙げられる。R7のアルキレン基として、
ブチレン基、ペンチレン基などが例示される。
【0018】上記のビスフェノール化合物としては、ビ
ス(3−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)メタ
ン、1,1−ビス(3−t−ブチル−4−ヒドロキシフ
ェニル)エタン、2,2−ビス(3−t−ブチル−4−
ヒドロキシフェニル)プロパン、1,1−ビス(5−t
ert−ブチル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニ
ル)プロパン、1,1−ビス(5−tert−ブチル−
4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)エタン、1,1
−ビス(5−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−2−
メチルフェニル)ブタン、ビス(5−tert−ブチル
−4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)プロパン、
2,2−ビス(3、5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
シフェニル)プロパン、1,1−ビス(3−t−ブチル
−4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、3,
3’,5,5‘−テトラ−t−ブチル−4,4’−ジヒ
ドロキシ(1,1’−ビフェニル)などが例示される。
【0019】本発明におけるリン化合物としては、
【0020】
【化9】
【0021】で表され、式中Ra、Rb、Rcのいずれか
1つは炭素数4以上20以下の3級アルキル基であり、
残りの2つは、それぞれ独立に水素原子及び、炭素数1
から20のアルキル基から選ばれる。
【0022】炭素数4以上20以下の3級アルキル基と
してはtert−ブチル、2,2−ジメチルブチル、2
−メチル−2−エチルブチル、2,2−ジメチルヘキシ
ルなどが例示される。また、炭素数1から20のアルキ
ル基としては、直鎖であっても、分岐していてもよく、
メチル、エチル、プロピル、ブチル、ヘキシル、オクチ
ル基などが例示される。
【0023】上記の化合物としては、トリス(2,4−
ジ−tert−ブチルフェニル)フォスファイト、トリ
ス(2,6−ジ−tert−ブチルフェニル)フォスフ
ァイト、トリス(2,4,6−トリ−tert−ブチル
フェニル)フォスファイト、トリス(2,4−ジ−te
rt−ブチル−6−メチルフェニル)フォスファイト、
トリス(4−tert−ブチルフェニル)フォスファイ
トなどが例示され、トリス(2,4−ジ−tert−ブ
チルフェニル)フォスファイトをより好ましいものとし
て挙げることができる。
【0024】リン化合物の使用量としては、ビスフェノ
ール100重量部に対し、0.001から10重量部、
好ましくは0.1から5重量部の範囲で選ばれる。それ
以下であると効果が現れず、それ以上であると、結晶が
析出しにくくなるため、好ましくない。
【0025】再結晶精製に用いる溶媒としては、従来か
らビスフェノールの精製に使用される溶媒に準ずればよ
いが、精製後に結晶中に残存するリン化合物を低く抑え
ることができることから、リン化合物の溶解性が高いも
のが好ましい。
【0026】以下、再結晶に用いる溶媒を例示するが、
特にこれらの溶媒に限定されない。ベンゼン、トルエ
ン、キシレンなどの芳香族炭化水素系溶媒、ペンタン、
ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ペンテン、シクロヘキ
サンなどの脂肪族炭化水素系溶媒、アセトン、メチルエ
チルケトン、ジエチルケトン、メチルイソブチルケトン
などのケトン類、メタノール、エタノール、プロパノー
ル、ブタノール、ペンタノール、ベンジルアルコール、
シクロヘキサノールなどのアルコール類、ジエチルエー
テル、ジオキサン、ジオキソラン、ジフェニルエーテル
などのエーテル類、ぎ酸メチル、ぎ酸エチル、ぎ酸ブチ
ル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエステ
ル類、アセトニトリル、ピリジン、石油エーテル、クロ
ロベンゼン、ジクロロベンゼン、塩化メチレン、クロロ
ホルム、四塩化炭素、テトラヒドロフランなどを例示す
ることができ、これらの溶媒を2種以上混合して用いて
も構わない。
【0027】特にベンゼン、トルエン、キシレンなどの
芳香族炭化水素系溶媒や、ペンタン、ヘキサン、シクロ
ヘキサンなどの脂肪族炭化水素系溶媒を好ましいものと
して挙げることができる。
【0028】精製条件としては、従来からビスフェノー
ルの再結晶精製に使用されている条件に準ずればよく、
上記リン化合物の存在下、ビスフェノールの再結晶精製
を行えばよい。例えばビスフェノール、リン化合物、再
結晶溶媒を混合、攪拌しながら、昇温し、ビスフェノー
ル化合物を溶解後、冷却する。析出した結晶をろ過分離
後、必要に応じて、溶媒にて結晶を洗浄後、溶媒を分
離、乾燥する。
【0029】また、再結晶精製の際に、通常用いる活性
炭、および/または活性白土等の助剤を併用することも
より好ましい。これらの助剤の使用量としては通常再結
晶精製に用いられる範囲で良い。例えば粉末状活性炭で
は、ビスフェノール100重量部に対し、0.01から
10重量部を好ましい範囲として挙げることができる。
【0030】
【実施例】次に本発明を実施例および比較例により、さ
らに詳しく説明する。
【0031】[実施例1]ジオール成分として1,1−
ビス(5−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−2−メ
チルフェニル)ブタン100重量部とリン化合物として
トリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)フォ
スファイト1.0重量部、溶媒としてキシレン357重
量部を攪拌装置、還流塔を備えた再結晶槽に仕込み、窒
素置換をした後、加熱し、内温を120℃として溶解し
た。30分攪拌後、窒素雰囲気下で目開き5μmのろ過
床で熱時ろ過した後、ろ液を室温まで冷却した。十分に
結晶を析出させた後、目開き5μmのろ過床で結晶をろ
別し、結晶を約200重量部のキシレンにて洗浄した
後、80℃、50mmHgで5時間乾燥した。得られた
結晶を大気中で約220℃として溶融させたところ、ほ
ぼ無色透明な液体であった。
【0032】ジオール成分として上記のように再結晶し
て得られた1,1−ビス(5−tert−ブチル−4−
ヒドロキシ−2−メチルフェニル)ブタンの結晶306
重量部(0.8モル)と2,2―ビス(3―tert―
ブチル―4―ヒドロキシフェニル)プロパン68重量部
(0.2モル)を用い、炭酸エステル形成性化合物とし
てジフェニルカーボネート225重量部(1.05モ
ル)、および触媒としてテトラメチルアンモニウムヒド
ロキシドを9.1×10−3重量部と水酸化ナトリウム
4×10−4重量部を撹拌装置、精溜塔および減圧装置
を備えた反応槽に仕込み窒素置換をした後、加熱溶融し
た。30分撹拌後、内温を180℃に昇温しつつ徐々に
減圧し、生成するフェノールを溜去しながら100mm
Hgで30分間反応させた。
【0033】次に200℃に昇温した後、徐々に減圧
し、フェノールを溜去しながら50mmHgで20分間
反応させた。さらに220℃/30mmHgまで徐々に
昇温、減圧し、同温、同圧で20分、さらに240℃/
10mmHg、280℃/1mmHg以下にまで上記と
同じ手順で昇温、減圧を繰り返して反応を続行し、最終
的に280℃/1mmHg以下で2時間反応せしめ、ポ
リカーボネートを合成した。その結果、得られた重合体
のガラス転移温度はデュポン製熱分析装置(2000型
DSC)で測定したところ150℃であった。さらに2
mm厚の射出成形板をシリンダー温度300℃射出圧力
100kg/cm2金型温度90℃で成形し、X、Y、
Z値を日本電色工業製Color and Color
Defference Meter ND−1001
DPで透過法でL/bを測定した。その結果、得られた
成形板の色相は94/2.4であった。(以下同様の方
法により評価した。)
【0034】[実施例2]1,1−ビス(5−tert
−ブチル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)ブタ
ン100重量部に対し、粉末状活性炭1.0重量部をジ
オール、リン化合物とともに用いた他は、実施例1と同
様の操作により精製を行った。得られた結晶を大気中で
約220℃として溶融させたところ、ほぼ無色透明な液
体であった。実施例1と同様にして得られた1,1−ビ
ス(5−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−2−メチ
ルフェニル)ブタンをモノマー成分とするポリカーボネ
ートを合成した。その結果、得られた重合体のガラス転
移温度は150℃であった。さらに成形板の色相は95
/1.0であった。
【0035】[比較例1]リン化合物、トリス(2,4
−ジ−tert−ブチルフェニル)フォスファイトを用
いなかった他は、実施例1と同様の操作により精製を行
った。得られた結晶を大気中で約220℃として溶融さ
せたところ、薄く黄色い透明な液体であった。実施例1
と同様にして得られた1,1−ビス(5−tert−ブ
チル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)ブタンを
モノマー成分とするポリカーボネートを合成した。その
結果、得られた重合体のガラス転移温度は150℃であ
った。さらに成形板の色相は91/4.6であった。
【0036】[比較例2]リン化合物、トリス(2,4
−ジ−tert−ブチルフェニル)フォスファイトを用
いなかった他は、実施例2と同様に精製を行った。得ら
れた結晶を大気中で約220℃として溶融させたとこ
ろ、薄くやや黄色い透明な液体であった。実施例1と同
様にして得られた1,1−ビス(5−tert−ブチル
−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)ブタンをモノ
マー成分とするポリカーボネートを合成した。その結
果、得られた重合体のガラス転移温度は150℃であっ
た。さらに成形板の色相は92/3.0であった。
【0037】
【発明の効果】本発明は、ポリカーボネートやエポキシ
樹脂の原料などに供しうる、色相の優れたヒンダードフ
ェノール骨格を有するビスフェノールを提供することが
できる。この色相の優れたビスフェノールより、色相の
優れたポリカーボネートやエポキシ樹脂を製造すること
ができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07C 43/295 C07C 43/295 A 45/81 45/81 49/83 49/83 A 49/84 49/84 E 315/06 315/06 317/22 317/22 319/28 319/28 323/20 323/20

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式(1)で表されるビスフェノール
    化合物 【化1】 [式中R1は炭素数4から20の3級アルキル基であ
    り、R2、R3およびR4はそれぞれ独立に、水素原子、
    炭素数1から20のアルキル基、炭素数1から20のア
    ルコキシル基、炭素数5から20のシクロアルキル基、
    炭素数6から20のアリール基、炭素数7から20のア
    ラルキル基、炭素数6から20のシクロアルコキシル
    基、炭素数6から20のアリールオキシ基または炭素数
    7から20のアラルキルオキシ基を表す。] 【化2】 (ここでR5とR6は同一または異なり、水素原子または
    炭素数1から12の炭化水素基を表し、R7は、炭素数
    3から10の置換されていてもよいアルキレン基を表
    す。)]を再結晶し精製する方法において、下記式
    (2)で表されるリン化合物 【化3】 (式中Ra、Rb、Rcのいずれか1つは炭素数4以上2
    0以下の3級アルキル基であり、残りの2つは、それぞ
    れ独立に水素原子及び、炭素数1から20のアルキル基
    から選ばれる。)を上記ビスフェノール化合物100重
    量部に対し、0.001〜10重量部添加して再結晶す
    ることを特徴とするビスフェノール化合物の精製方法。
  2. 【請求項2】 ビスフェノール化合物100重量部に対
    し、リン化合物と共に活性炭および/または活性白土を
    0.01から10重量部添加して再結晶することを特徴
    とする請求項1記載の精製方法。
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