JPH11100077A - 粘性液状体の吐出容器 - Google Patents
粘性液状体の吐出容器Info
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- JPH11100077A JPH11100077A JP9294764A JP29476497A JPH11100077A JP H11100077 A JPH11100077 A JP H11100077A JP 9294764 A JP9294764 A JP 9294764A JP 29476497 A JP29476497 A JP 29476497A JP H11100077 A JPH11100077 A JP H11100077A
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- cylindrical main
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 上端開口部に塗布部が形成された中キャップ
をキャッピングして、容器本体から吐出される粘性液状
体を略均等に分散して被着物に均一状に塗布され、さら
に、中キャップをユニット化することにより部品点数や
組立工程を減少させた粘性液状体の吐出容器を提供す
る。 【解決手段】 粘性を有する液状体Aを貯留する容器本
体10の上端開口部に液状体Aを吐出する中キャップ2
0を取付けて、その上端部に着脱可能な外側キャップ4
0を装着してなり、前記中キャップ20は、筒状主体部
21と塗布部22とを有し、前記塗布部22は筒状主体
部21の上面に一体または一体となるように形成され、
その上縁に凹凸条24を形成した環状周壁23とこの環
状周壁23の内面を閉塞する吐出孔25を設けた仕切壁
26とこの仕切壁26の上面に突設される複数の棒状の
突起27とを軟質合成樹脂材により成形してなるもので
ある。
をキャッピングして、容器本体から吐出される粘性液状
体を略均等に分散して被着物に均一状に塗布され、さら
に、中キャップをユニット化することにより部品点数や
組立工程を減少させた粘性液状体の吐出容器を提供す
る。 【解決手段】 粘性を有する液状体Aを貯留する容器本
体10の上端開口部に液状体Aを吐出する中キャップ2
0を取付けて、その上端部に着脱可能な外側キャップ4
0を装着してなり、前記中キャップ20は、筒状主体部
21と塗布部22とを有し、前記塗布部22は筒状主体
部21の上面に一体または一体となるように形成され、
その上縁に凹凸条24を形成した環状周壁23とこの環
状周壁23の内面を閉塞する吐出孔25を設けた仕切壁
26とこの仕切壁26の上面に突設される複数の棒状の
突起27とを軟質合成樹脂材により成形してなるもので
ある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、糊、接着剤ある
いはマヨネーズやバター等の粘性を有する液状体を貯留
しておきこれを吐出して被着物に塗布して使用される粘
性液状体の吐出容器に関するものである。
いはマヨネーズやバター等の粘性を有する液状体を貯留
しておきこれを吐出して被着物に塗布して使用される粘
性液状体の吐出容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の粘性液状体の吐出容器
は、有底筒状の容器本体の上端開口部に中キャップを取
付けた柔軟性を有する容器本体を外部から押圧して内部
に貯留されている例えば糊等の液状体を中キャップに設
けられている有孔性シートを介して吐出させて紙等の被
着物に塗布するものが用いられており、液状体を吐出す
る中キャップは、中央に開口部を設けた硬質性のキャッ
プ本体と、このキャップ本体の内側に装填される布また
はスポンジ状の柔軟性を有する有孔性シートと、複数の
孔部を穿設した頂部をやや円弧状に膨出した硬質性の略
ハット状の押止杆とを順次組合せたものが用いられてい
る。
は、有底筒状の容器本体の上端開口部に中キャップを取
付けた柔軟性を有する容器本体を外部から押圧して内部
に貯留されている例えば糊等の液状体を中キャップに設
けられている有孔性シートを介して吐出させて紙等の被
着物に塗布するものが用いられており、液状体を吐出す
る中キャップは、中央に開口部を設けた硬質性のキャッ
プ本体と、このキャップ本体の内側に装填される布また
はスポンジ状の柔軟性を有する有孔性シートと、複数の
孔部を穿設した頂部をやや円弧状に膨出した硬質性の略
ハット状の押止杆とを順次組合せたものが用いられてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来こ
の種の粘性液状体の吐出容器においては、中キャップを
構成する部品をそれぞれ別体に製してキャップ本体の下
面に有孔性シートを装填し、さらに、略ハット状の押止
杆を装着してやや円弧状に膨出した頂部により有孔性シ
ートを押圧してその頂部をキャップ本体より突出して塗
布部分を形成するように組立てられていた。このため部
品点数が多く、さらに、これら各部品を密着状に組み立
てなければならず、その作業が煩雑となりコストアップ
の要因となっていた。さらに、容器本体から吐出された
糊等の液状体は中キャップの有孔性シートが円弧状に形
成されているため均等に分散されにくく、また、塗布し
た後の液状体の一部が中キャップの周縁やその有孔性シ
ートの上面に固化されて残留されることにより液状体の
正常な吐出を阻害したり、これらの残留固形分が被着面
に異物となって転移されることがあった。
の種の粘性液状体の吐出容器においては、中キャップを
構成する部品をそれぞれ別体に製してキャップ本体の下
面に有孔性シートを装填し、さらに、略ハット状の押止
杆を装着してやや円弧状に膨出した頂部により有孔性シ
ートを押圧してその頂部をキャップ本体より突出して塗
布部分を形成するように組立てられていた。このため部
品点数が多く、さらに、これら各部品を密着状に組み立
てなければならず、その作業が煩雑となりコストアップ
の要因となっていた。さらに、容器本体から吐出された
糊等の液状体は中キャップの有孔性シートが円弧状に形
成されているため均等に分散されにくく、また、塗布し
た後の液状体の一部が中キャップの周縁やその有孔性シ
ートの上面に固化されて残留されることにより液状体の
正常な吐出を阻害したり、これらの残留固形分が被着面
に異物となって転移されることがあった。
【0004】この発明は、上記事情に鑑みてなされたも
のであって、容器本体の上端開口部にキャッピングされ
る中キャップは筒状主体部の上端面に弾力性を有する屈
曲可能な塗布部を突出状に形成することにより、容器本
体から吐出される粘性液状体を略均等に分散して被着体
に均一状に塗布され、また、塗布する際、筆感覚に近い
柔らかさを有し、しかも、確かな手応えを感じさせる良
好な塗布感覚をもたせることができ、さらに、中キャッ
プをユニット化することにより部品点数や組立工程を減
少させてコストの低減を図ることができる粘性液状体の
吐出容器を提供することを目的とするものである。
のであって、容器本体の上端開口部にキャッピングされ
る中キャップは筒状主体部の上端面に弾力性を有する屈
曲可能な塗布部を突出状に形成することにより、容器本
体から吐出される粘性液状体を略均等に分散して被着体
に均一状に塗布され、また、塗布する際、筆感覚に近い
柔らかさを有し、しかも、確かな手応えを感じさせる良
好な塗布感覚をもたせることができ、さらに、中キャッ
プをユニット化することにより部品点数や組立工程を減
少させてコストの低減を図ることができる粘性液状体の
吐出容器を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の粘性液状体の吐出容器は粘性を有
する液状体を貯留する容器本体の上端開口部に中キャッ
プを取付け、前記容器本体の上端部には外側キャップを
装着してなる粘性液状体の吐出容器において、前記中キ
ャップは、筒状主体部と該筒状主体部の上端面に突出状
に形成される屈曲可能な塗布部とを軟質性の合成樹脂材
により一体または一体となるように成形し、前記塗布部
は、筒状主体部の上面に形成される開口を囲繞して立設
されその上縁に凹凸条を形成した環状周壁と該環状周壁
の内面を閉塞して一つまたは複数の吐出孔を穿設した仕
切壁と該仕切壁の上面において吐出孔の周辺に突設され
る複数の突起とを有してなることを特徴としている。
に、請求項1に記載の粘性液状体の吐出容器は粘性を有
する液状体を貯留する容器本体の上端開口部に中キャッ
プを取付け、前記容器本体の上端部には外側キャップを
装着してなる粘性液状体の吐出容器において、前記中キ
ャップは、筒状主体部と該筒状主体部の上端面に突出状
に形成される屈曲可能な塗布部とを軟質性の合成樹脂材
により一体または一体となるように成形し、前記塗布部
は、筒状主体部の上面に形成される開口を囲繞して立設
されその上縁に凹凸条を形成した環状周壁と該環状周壁
の内面を閉塞して一つまたは複数の吐出孔を穿設した仕
切壁と該仕切壁の上面において吐出孔の周辺に突設され
る複数の突起とを有してなることを特徴としている。
【0006】請求項2に記載の粘性液状体の吐出容器に
おいては、前記中キャップは、上端面を開口とする筒状
主体部と、該筒状主体部に装着される屈曲可能な塗布部
を別体に成形し、前記塗布部を筒状主体部の裏面側から
挿し込んで環状周壁の上半部を上方に突出し、環状周壁
の下端に形成される外向きの鍔部を筒状主体部の周縁部
裏面に接合して一体化されることを特徴としている。
おいては、前記中キャップは、上端面を開口とする筒状
主体部と、該筒状主体部に装着される屈曲可能な塗布部
を別体に成形し、前記塗布部を筒状主体部の裏面側から
挿し込んで環状周壁の上半部を上方に突出し、環状周壁
の下端に形成される外向きの鍔部を筒状主体部の周縁部
裏面に接合して一体化されることを特徴としている。
【0007】請求項3に記載の粘性液状体の吐出容器に
おいては、前記中キャップは、筒状主体部を硬質または
半硬質性の合成樹脂材を用いて成形してなることを特徴
としている。
おいては、前記中キャップは、筒状主体部を硬質または
半硬質性の合成樹脂材を用いて成形してなることを特徴
としている。
【0008】請求項4に記載の粘性液状体の吐出容器に
おいては、前記外側キャップは、その上端面に吸着部を
備えてなることを特徴としている。
おいては、前記外側キャップは、その上端面に吸着部を
備えてなることを特徴としている。
【0009】
【作用】上記のように構成されるこの発明の請求項1に
記載の粘性液状体の吐出容器によれば、容器本体に貯留
されている粘性を有する液状体は、この容器本体の上端
開口部に取付けられている中キャップの筒状主体部を通
って屈曲可能な塗布部の環状周壁内面に形成されている
仕切壁の吐出孔からその上面に吐出され、この吐出孔の
周辺に突設される複数の突起により環状周壁の内側にお
いて仕切壁の上面に略均等に分散されて、環状周壁およ
びその上縁に形成された凹凸条により案内されて被着面
に略均一状に塗布される。また、中キャップは、筒状主
体部と該筒状主体部の上端面に突出状に形成される屈曲
可能な塗布部とが一体成形されることによりユニット化
されて、その組立工程が省力化されコストダウンが図ら
れる。
記載の粘性液状体の吐出容器によれば、容器本体に貯留
されている粘性を有する液状体は、この容器本体の上端
開口部に取付けられている中キャップの筒状主体部を通
って屈曲可能な塗布部の環状周壁内面に形成されている
仕切壁の吐出孔からその上面に吐出され、この吐出孔の
周辺に突設される複数の突起により環状周壁の内側にお
いて仕切壁の上面に略均等に分散されて、環状周壁およ
びその上縁に形成された凹凸条により案内されて被着面
に略均一状に塗布される。また、中キャップは、筒状主
体部と該筒状主体部の上端面に突出状に形成される屈曲
可能な塗布部とが一体成形されることによりユニット化
されて、その組立工程が省力化されコストダウンが図ら
れる。
【0010】さらに、塗布する際容器本体を略垂直状に
したりあるいはやや傾斜したりしてその容器本体の塗布
角度が異なっても、塗布部の環状周壁および突起が容器
本体の様々の角度に追随されることにより、被着面との
間に隙間を生じることなく常に全面接触された状態で塗
布され、また、塗布部は環状周壁とその上縁に形成され
ている凹凸条によって弾力性が高められて塗布時におけ
る部分的な中折れ等がなく良好な塗布感覚で使用に供さ
れる。また、塗布部の仕切板の表面に粘性液状体の一部
が残留したり、これらの残留液が固化されて塊状化して
も容易に除去されることにより、吐出孔の目詰まりが防
止され、また、粘性液状体の直線的な流出がなく外側キ
ャップの容器本体への着脱が円滑に行われる。
したりあるいはやや傾斜したりしてその容器本体の塗布
角度が異なっても、塗布部の環状周壁および突起が容器
本体の様々の角度に追随されることにより、被着面との
間に隙間を生じることなく常に全面接触された状態で塗
布され、また、塗布部は環状周壁とその上縁に形成され
ている凹凸条によって弾力性が高められて塗布時におけ
る部分的な中折れ等がなく良好な塗布感覚で使用に供さ
れる。また、塗布部の仕切板の表面に粘性液状体の一部
が残留したり、これらの残留液が固化されて塊状化して
も容易に除去されることにより、吐出孔の目詰まりが防
止され、また、粘性液状体の直線的な流出がなく外側キ
ャップの容器本体への着脱が円滑に行われる。
【0011】請求項2に記載の粘性液状体の吐出容器に
よれば、前記中キャップは、筒状主体部と弾力性を有す
る塗布部とをそれぞれ別体に成形し、塗布部を筒状主体
部に装着して組立て一体化されることにより、その組立
て作業が容易に行われると同時に複雑な寸法、形状によ
る高度な成形技術を必要とせず簡単に成形することが可
能となり、また、使用する合成樹脂材を製品の使用目的
やコストに対応して選択されそのトータルコストが軽減
される。さらに、下端に外向きの鍔部を形成して、この
鍔部を筒状主体部の裏面と容器本体の上端縁との間にパ
ッキン状態で配置されることにより、塗布部の結合を高
めると同時に中キャップと容器本体とが密着状にシール
されて粘性液状体の漏れが防止されている。
よれば、前記中キャップは、筒状主体部と弾力性を有す
る塗布部とをそれぞれ別体に成形し、塗布部を筒状主体
部に装着して組立て一体化されることにより、その組立
て作業が容易に行われると同時に複雑な寸法、形状によ
る高度な成形技術を必要とせず簡単に成形することが可
能となり、また、使用する合成樹脂材を製品の使用目的
やコストに対応して選択されそのトータルコストが軽減
される。さらに、下端に外向きの鍔部を形成して、この
鍔部を筒状主体部の裏面と容器本体の上端縁との間にパ
ッキン状態で配置されることにより、塗布部の結合を高
めると同時に中キャップと容器本体とが密着状にシール
されて粘性液状体の漏れが防止されている。
【0012】請求項3に記載の粘性液状体の吐出容器に
よれば、前記中キャップは、筒状主体部を硬質または半
硬質性の合成樹脂材により形成されることにより、筒状
主体部の保形性が高められ容器本体に強固に取付けられ
る。
よれば、前記中キャップは、筒状主体部を硬質または半
硬質性の合成樹脂材により形成されることにより、筒状
主体部の保形性が高められ容器本体に強固に取付けられ
る。
【0013】請求項4に記載の粘性液状体の吐出容器に
よれば、前記外側キャップはその上端面に吸着部を形成
して、容器本体の外側キャップを下向きとしてその吸着
部を机やテーブル等に吸着されることにより、反対向き
の状態で容器本体が截置固定され開口側に粘性液状体が
集められてその使い勝手が高められる。
よれば、前記外側キャップはその上端面に吸着部を形成
して、容器本体の外側キャップを下向きとしてその吸着
部を机やテーブル等に吸着されることにより、反対向き
の状態で容器本体が截置固定され開口側に粘性液状体が
集められてその使い勝手が高められる。
【0014】
【実施例】以下、この発明に係る粘性液状体の吐出容器
の実施例につき添付図面に基づいて説明する。図1は、
この発明に係る粘性液状体の吐出容器を展開した正面側
の略示図、図2は装着状態における要部の断面図、図3
は中キャップの一部断面正面図、図4は同じく中キャッ
プの平面図である。
の実施例につき添付図面に基づいて説明する。図1は、
この発明に係る粘性液状体の吐出容器を展開した正面側
の略示図、図2は装着状態における要部の断面図、図3
は中キャップの一部断面正面図、図4は同じく中キャッ
プの平面図である。
【0015】本発明に係る粘性液状体の吐出容器は、粘
性を有する糊やマヨネーズ等の各種液状体Aを貯留する
合成樹脂材から成形される有底筒状の容器本体10と、
この容器本体10の上端開口部11にキャッピングされ
る中キャップ20と、容器本体10の上端側に着脱可能
に被冠される合成樹脂製の外側キャップ40とから構成
されている。
性を有する糊やマヨネーズ等の各種液状体Aを貯留する
合成樹脂材から成形される有底筒状の容器本体10と、
この容器本体10の上端開口部11にキャッピングされ
る中キャップ20と、容器本体10の上端側に着脱可能
に被冠される合成樹脂製の外側キャップ40とから構成
されている。
【0016】有底筒状の容器本体10は、その内部に貯
留されている液状体Aの残留量が目視されるように透明
または半透明を有して縦長状に形成され、その上端側の
外周面には外側キャップ40を螺合する外側キャップ用
ねじ部12が刻設され、この外側キャップ用ねじ部12
の上方にはその外周面に中キャップ20を螺合する中キ
ャップ用ねじ部13を刻設した口縁部14が一体に突出
成形されている。
留されている液状体Aの残留量が目視されるように透明
または半透明を有して縦長状に形成され、その上端側の
外周面には外側キャップ40を螺合する外側キャップ用
ねじ部12が刻設され、この外側キャップ用ねじ部12
の上方にはその外周面に中キャップ20を螺合する中キ
ャップ用ねじ部13を刻設した口縁部14が一体に突出
成形されている。
【0017】中キャップ20は、やや下方寄りの内周面
に前記容器本体10の中キャップ用ねじ部13に螺合さ
れるねじ部35を刻設して上面をその周縁側を残して開
口31とする筒状主体部21と、該筒状主体部21の上
面開口31に突出形成される屈曲可能な塗布部22とを
ナイロンやシリコン等の軟質性の合成樹脂材を用いて射
出成形により一体成形されている。筒状主体部21に形
成される屈曲可能な塗布部22は、筒状主体部21上面
の開口31を囲繞して立設される薄膜状の環状周壁23
と、この環状周壁23の上縁に形成される略三角形状の
凹凸条24と、環状周壁23のやや上方側の内面を閉塞
して複数の吐出孔25を適宜位置に穿設されている仕切
壁26と、この仕切壁26の上面に突設されてその上端
を環状周壁23の凹凸条24と略同高とし吐出孔25の
周辺に配置される複数の尖端棒状の突起27とが形成さ
れている。
に前記容器本体10の中キャップ用ねじ部13に螺合さ
れるねじ部35を刻設して上面をその周縁側を残して開
口31とする筒状主体部21と、該筒状主体部21の上
面開口31に突出形成される屈曲可能な塗布部22とを
ナイロンやシリコン等の軟質性の合成樹脂材を用いて射
出成形により一体成形されている。筒状主体部21に形
成される屈曲可能な塗布部22は、筒状主体部21上面
の開口31を囲繞して立設される薄膜状の環状周壁23
と、この環状周壁23の上縁に形成される略三角形状の
凹凸条24と、環状周壁23のやや上方側の内面を閉塞
して複数の吐出孔25を適宜位置に穿設されている仕切
壁26と、この仕切壁26の上面に突設されてその上端
を環状周壁23の凹凸条24と略同高とし吐出孔25の
周辺に配置される複数の尖端棒状の突起27とが形成さ
れている。
【0018】中キャップ20をキャッピングした容器本
体1に着脱可能に被冠される外側キャップ40は、内周
面には容器本体10の上方側に形成された外側キャップ
用ねじ部12に螺合されるねじ部41が刻設され、頂部
裏面には外側キャップ40の被冠状態において、中キャ
ップ20の塗布部22から吐出された液状体Aが中キャ
ップ20の外周面から外側に流れ出るのを防ぐための環
状の流止め部42が垂下されている。
体1に着脱可能に被冠される外側キャップ40は、内周
面には容器本体10の上方側に形成された外側キャップ
用ねじ部12に螺合されるねじ部41が刻設され、頂部
裏面には外側キャップ40の被冠状態において、中キャ
ップ20の塗布部22から吐出された液状体Aが中キャ
ップ20の外周面から外側に流れ出るのを防ぐための環
状の流止め部42が垂下されている。
【0019】この容器本体10を用いて被着物に塗布す
るには、容器本体10に被冠されている外側キャップ4
0を外し、容器本体10の胴体部を押圧することにより
内部に貯留されている粘性液状体Aは、その上端開口部
11にキャッピングされている中キャップ20の筒状主
体部21を通って塗布部22の仕切壁26に穿設されて
いる吐出孔25から上面に吐出さる。吐出孔25周辺に
吐出された粘性液状体Aは、その付近に突設されている
複数の尖端棒状の突起27によって仕切壁26上面に略
均等に分散され、環状周壁23およびその上縁に形成さ
れている凹凸条24によって被着面に略均一状に塗布さ
れるものである。
るには、容器本体10に被冠されている外側キャップ4
0を外し、容器本体10の胴体部を押圧することにより
内部に貯留されている粘性液状体Aは、その上端開口部
11にキャッピングされている中キャップ20の筒状主
体部21を通って塗布部22の仕切壁26に穿設されて
いる吐出孔25から上面に吐出さる。吐出孔25周辺に
吐出された粘性液状体Aは、その付近に突設されている
複数の尖端棒状の突起27によって仕切壁26上面に略
均等に分散され、環状周壁23およびその上縁に形成さ
れている凹凸条24によって被着面に略均一状に塗布さ
れるものである。
【0020】このように塗布部22は、使用材料の弾力
性と相俟って環状周壁23とその上縁の凹凸条24とに
より屈曲可能に形成され、かつ、その内面側には環状周
壁23に追随して屈曲される複数の尖端棒状の突起27
が設けられているため、塗布するとき容器本体10の被
着面に対する角度が異なっても、塗布部22は塗布面と
の間に隙間を生じることなくその傾斜角度に追随され常
に全面接触された状態で塗布することができるとともに
復元性を有し永久的な中折れがなく、長期間筆のような
柔らかい感覚を保持することができる。
性と相俟って環状周壁23とその上縁の凹凸条24とに
より屈曲可能に形成され、かつ、その内面側には環状周
壁23に追随して屈曲される複数の尖端棒状の突起27
が設けられているため、塗布するとき容器本体10の被
着面に対する角度が異なっても、塗布部22は塗布面と
の間に隙間を生じることなくその傾斜角度に追随され常
に全面接触された状態で塗布することができるとともに
復元性を有し永久的な中折れがなく、長期間筆のような
柔らかい感覚を保持することができる。
【0021】前記中キャップ20は、筒状主体部21と
塗布部22とを弾力性を有する同一の軟質合成樹脂材を
用いて一体成形する以外、図5に示すように、筒状主体
部21を汎用性の高い硬質または半硬質の合成樹脂材を
用いて軟質の合成樹脂材を用いる塗布部22とを一体成
形することも可能であり、塗布部22に弾力性と塗布性
をもたせると同時に筒状主体部21を硬質とすることに
よって保形性が得られ容器本体10の上端開口部11へ
の螺合部分における変形が防止されて強固にキャッピン
グさせることができる。
塗布部22とを弾力性を有する同一の軟質合成樹脂材を
用いて一体成形する以外、図5に示すように、筒状主体
部21を汎用性の高い硬質または半硬質の合成樹脂材を
用いて軟質の合成樹脂材を用いる塗布部22とを一体成
形することも可能であり、塗布部22に弾力性と塗布性
をもたせると同時に筒状主体部21を硬質とすることに
よって保形性が得られ容器本体10の上端開口部11へ
の螺合部分における変形が防止されて強固にキャッピン
グさせることができる。
【0022】上記実施例においては、環状周壁23の上
縁に形成されている凹凸条24を三角形状で説明した
が、このような三角形状の凹凸条24に限らず、側面視
略円弧状(図6(イ))、台形状(図6(ロ))あるい
は円柱状(図6(ハ))でもよく、また、これらの形状
以外でも同様に屈曲されて同様の塗布機能を有する形状
であればよく、その凹凸形状についてはとくに特定され
るものではない。また、仕切壁26に穿設される吐出孔
25は円形状以外十字状の切欠き片により形成して、容
器本体10の押圧により切欠き片を拡開して吐出孔とす
るものでもよい(図示せず)。
縁に形成されている凹凸条24を三角形状で説明した
が、このような三角形状の凹凸条24に限らず、側面視
略円弧状(図6(イ))、台形状(図6(ロ))あるい
は円柱状(図6(ハ))でもよく、また、これらの形状
以外でも同様に屈曲されて同様の塗布機能を有する形状
であればよく、その凹凸形状についてはとくに特定され
るものではない。また、仕切壁26に穿設される吐出孔
25は円形状以外十字状の切欠き片により形成して、容
器本体10の押圧により切欠き片を拡開して吐出孔とす
るものでもよい(図示せず)。
【0023】さらに、中キャップ20は、容器本体10
の口縁部14に形成される中キャップ用ねじ部13に筒
状主体部21の内周面に刻設したねじ部35を螺合して
容器本体10の上端開口部11に取り付けることで説明
したが、筒状主体部21を容器本体10の上端開口部1
1に密嵌するものであってもよい(図示せず)。なお、
容器本体10は有底筒状としてその上端開口部11に中
キャップ20をキャッピングして内部の粘性液状体Aを
吐出させ被着物に塗布することで説明したが、内部に貯
留されている粘性液状体の使用目的により容器本体の上
下両端に開口部を形成して、それぞれに筒状主体部に塗
布部を形成した中キャップをキャッピングして両端を用
いて塗布するものでもよい(図示せず)。
の口縁部14に形成される中キャップ用ねじ部13に筒
状主体部21の内周面に刻設したねじ部35を螺合して
容器本体10の上端開口部11に取り付けることで説明
したが、筒状主体部21を容器本体10の上端開口部1
1に密嵌するものであってもよい(図示せず)。なお、
容器本体10は有底筒状としてその上端開口部11に中
キャップ20をキャッピングして内部の粘性液状体Aを
吐出させ被着物に塗布することで説明したが、内部に貯
留されている粘性液状体の使用目的により容器本体の上
下両端に開口部を形成して、それぞれに筒状主体部に塗
布部を形成した中キャップをキャッピングして両端を用
いて塗布するものでもよい(図示せず)。
【0024】図7および図8は、本発明に係る粘性液状
体の吐出容器の他の実施例を示すものである。前記実施
例では、容器本体10の口縁部14にキャッピングされ
る中キャップ20は、筒状主体部21と塗布部22とを
一体成形することで説明したが、この実施例では、筒状
主体部21と塗布部22とをそれぞれ別体に成形し、筒
状主体部21に塗布部22を挿し込み一体的に結合して
構成されるものである。
体の吐出容器の他の実施例を示すものである。前記実施
例では、容器本体10の口縁部14にキャッピングされ
る中キャップ20は、筒状主体部21と塗布部22とを
一体成形することで説明したが、この実施例では、筒状
主体部21と塗布部22とをそれぞれ別体に成形し、筒
状主体部21に塗布部22を挿し込み一体的に結合して
構成されるものである。
【0025】中キャップ20を構成する筒状主体部21
は、塗布部22と同一または別異の軟質性の合成樹脂材
を用いて成形するものでもよいが、筒状主体部21に保
形性が得られるように硬質または半硬質性の合成樹脂を
用いて成形することが望ましく、上端面には周縁部を残
して開口31が穿設されている。前記筒状主体部21に
装着される塗布部22は、弾力性が得られるように軟質
合成樹脂材を用いて成形され、前記筒状主体部21の開
口31内面に合致するように略等しい径を有しその上縁
に凹凸条24を設けた薄膜状の環状周壁23のやや上方
寄りの内面に吐出孔25を複数穿設した仕切壁26を形
成して閉塞し、この仕切壁26の上面には複数の尖端棒
状の突起27が突設されるとともに環状周壁23の下端
周縁には外側に延出される外向きの鍔部28が形成され
ている。
は、塗布部22と同一または別異の軟質性の合成樹脂材
を用いて成形するものでもよいが、筒状主体部21に保
形性が得られるように硬質または半硬質性の合成樹脂を
用いて成形することが望ましく、上端面には周縁部を残
して開口31が穿設されている。前記筒状主体部21に
装着される塗布部22は、弾力性が得られるように軟質
合成樹脂材を用いて成形され、前記筒状主体部21の開
口31内面に合致するように略等しい径を有しその上縁
に凹凸条24を設けた薄膜状の環状周壁23のやや上方
寄りの内面に吐出孔25を複数穿設した仕切壁26を形
成して閉塞し、この仕切壁26の上面には複数の尖端棒
状の突起27が突設されるとともに環状周壁23の下端
周縁には外側に延出される外向きの鍔部28が形成され
ている。
【0026】筒状主体部21と塗布部22とをそれぞれ
成形して中キャップ20を形成するには、塗布部22を
筒状主体部21の下面側の開口31から挿し込んで環状
周壁23の上半部分を上方に突出させるとともに外向き
の鍔部28を筒状主体部21の周縁部32の裏面に密着
して一体化される。この中キャップ20を容器本体10
の口縁部14に螺着して、その上端開口部11の上端縁
と筒状主体部21の周縁部32裏面とにより外向きの鍔
部28を挟着して容器本体10にキャッピングされる。
成形して中キャップ20を形成するには、塗布部22を
筒状主体部21の下面側の開口31から挿し込んで環状
周壁23の上半部分を上方に突出させるとともに外向き
の鍔部28を筒状主体部21の周縁部32の裏面に密着
して一体化される。この中キャップ20を容器本体10
の口縁部14に螺着して、その上端開口部11の上端縁
と筒状主体部21の周縁部32裏面とにより外向きの鍔
部28を挟着して容器本体10にキャッピングされる。
【0027】このように構成される中キャップ20は、
筒状主体部21と塗布部22とを別部品とすることによ
って、複雑な寸法、形状による高度な成形技術を必要と
せず簡単に成形することが可能となり、また、使用する
合成樹脂材を製品の使用目的やコストに対応して選択さ
れそのトータルコストを低減することができる。さら
に、環状周壁23の下端に形成される外向きの鍔部28
を筒状主体部21の裏面と容器本体10の上端縁との間
にパッキン状態で配置されることにより、塗布部22の
結合を高めると同時に中キャップ20と容器本体10と
が密着状にシールされて粘性液状体Aの漏れが防止され
ている。
筒状主体部21と塗布部22とを別部品とすることによ
って、複雑な寸法、形状による高度な成形技術を必要と
せず簡単に成形することが可能となり、また、使用する
合成樹脂材を製品の使用目的やコストに対応して選択さ
れそのトータルコストを低減することができる。さら
に、環状周壁23の下端に形成される外向きの鍔部28
を筒状主体部21の裏面と容器本体10の上端縁との間
にパッキン状態で配置されることにより、塗布部22の
結合を高めると同時に中キャップ20と容器本体10と
が密着状にシールされて粘性液状体Aの漏れが防止され
ている。
【0028】図9は、さらに他の実施例を示すもので、
外側キャップ40の上端面にはその外周縁と中央部分に
それぞれに弾力性を有する大小の環状体43a、43b
よりなる吸着部43が形成されている。この吸着部43
を設けた外側キャップ40を用いることにより、外側キ
ャップ40の上端面側を截置部として容器本体10を下
向きとして置いて保管したり、容器本体10に被冠され
た外側キャップ40の吸着部43を適宜箇所に吸着させ
ることによって、容器本体10が下向きに固定されて一
定の場所に截置されるため容器本体10の開口部側に液
状体が寄せ集められた状態で使用に供され使い勝手をよ
くすることができる。また、容器本体10または中キャ
ップ20と外側キャップ40とをねじ部によりに螺着せ
ず、容器本体10に取り付けられた中キャップ20の外
側面に膨出状の係止部44を形成し、外側キャップ40
の内側面を凹面状の係合部45として弾発的に結合する
ことにより、外側キャップ40を上向きにして吸着固定
しておいて容器本体10を抜き出して使用し、使用後は
容器本体10を固定されている外側キャップ40に押し
込んで嵌合するように取り付けられ、繰り返しや間欠的
な使用に適しているものである。なお、この実施例にお
いては塗布部22の仕切壁26の略中央に一つの比較的
大径の吐出孔25を穿設するとともに外側キャップ40
の裏面中央に尖端状の流れ止め部42を垂設して、外側
キャップ40が被冠されたとき尖端状の流れ止め部42
を吐出孔25に差し込んで液状体の流出が防止されてい
る。
外側キャップ40の上端面にはその外周縁と中央部分に
それぞれに弾力性を有する大小の環状体43a、43b
よりなる吸着部43が形成されている。この吸着部43
を設けた外側キャップ40を用いることにより、外側キ
ャップ40の上端面側を截置部として容器本体10を下
向きとして置いて保管したり、容器本体10に被冠され
た外側キャップ40の吸着部43を適宜箇所に吸着させ
ることによって、容器本体10が下向きに固定されて一
定の場所に截置されるため容器本体10の開口部側に液
状体が寄せ集められた状態で使用に供され使い勝手をよ
くすることができる。また、容器本体10または中キャ
ップ20と外側キャップ40とをねじ部によりに螺着せ
ず、容器本体10に取り付けられた中キャップ20の外
側面に膨出状の係止部44を形成し、外側キャップ40
の内側面を凹面状の係合部45として弾発的に結合する
ことにより、外側キャップ40を上向きにして吸着固定
しておいて容器本体10を抜き出して使用し、使用後は
容器本体10を固定されている外側キャップ40に押し
込んで嵌合するように取り付けられ、繰り返しや間欠的
な使用に適しているものである。なお、この実施例にお
いては塗布部22の仕切壁26の略中央に一つの比較的
大径の吐出孔25を穿設するとともに外側キャップ40
の裏面中央に尖端状の流れ止め部42を垂設して、外側
キャップ40が被冠されたとき尖端状の流れ止め部42
を吐出孔25に差し込んで液状体の流出が防止されてい
る。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の粘性液
状体の吐出容器によれば、粘性を有する液状体を貯留す
る容器本体の上端開口部に取付けられる中キャップは、
筒状主体部とその上端面に突出状に形成される屈曲可能
な塗布部とより形成されるもので、この塗布部は、筒状
主体部の開口端を囲繞して立設される環状周壁と、この
環状周壁の上縁に形成される凹凸条とその環状周壁の内
面を閉塞して一つまたは複数の吐出孔を適宜位置に穿設
した仕切壁とこの仕切壁の上面に突設されて吐出孔の周
辺に配置される複数の突起とを形成していることによ
り、吐出孔の周辺に吐出された粘性液状体はその付近に
突設されている複数の突起によって環状周壁内側の仕切
壁上面に略均等に分散され、環状周壁の上縁に形成され
ている凹凸条によって被着面に略均一状に塗布されるこ
とができる。
状体の吐出容器によれば、粘性を有する液状体を貯留す
る容器本体の上端開口部に取付けられる中キャップは、
筒状主体部とその上端面に突出状に形成される屈曲可能
な塗布部とより形成されるもので、この塗布部は、筒状
主体部の開口端を囲繞して立設される環状周壁と、この
環状周壁の上縁に形成される凹凸条とその環状周壁の内
面を閉塞して一つまたは複数の吐出孔を適宜位置に穿設
した仕切壁とこの仕切壁の上面に突設されて吐出孔の周
辺に配置される複数の突起とを形成していることによ
り、吐出孔の周辺に吐出された粘性液状体はその付近に
突設されている複数の突起によって環状周壁内側の仕切
壁上面に略均等に分散され、環状周壁の上縁に形成され
ている凹凸条によって被着面に略均一状に塗布されるこ
とができる。
【0030】さらに、塗布部は使用材料の弾力性と相俟
って環状周壁とその上縁の凹凸条とにより屈曲可能に形
成され、かつ、その内面側には環状周壁に追随される複
数の突起が設けられているため、塗布するとき容器本体
の被着面に対する角度が異なっても、塗布部は塗布面と
の間に隙間を生じることなくその傾斜角度に追随して屈
曲され常に全面接触された状態で塗布することができる
とともに復元性を有し永久的な中折れがなく、長期間筆
のような柔らかい感覚を保持することができる。また、
塗布部の表面に粘性液状体の一部が残留されたり、この
残留液状体が固化されても塊状化して固着されることが
なく容易に除去して吐出孔の目詰まりを防止することが
でき、また、粘性液状体の直線的な流出が防止され外側
キャップの容器本体への着脱を円滑に行うことができ
る。
って環状周壁とその上縁の凹凸条とにより屈曲可能に形
成され、かつ、その内面側には環状周壁に追随される複
数の突起が設けられているため、塗布するとき容器本体
の被着面に対する角度が異なっても、塗布部は塗布面と
の間に隙間を生じることなくその傾斜角度に追随して屈
曲され常に全面接触された状態で塗布することができる
とともに復元性を有し永久的な中折れがなく、長期間筆
のような柔らかい感覚を保持することができる。また、
塗布部の表面に粘性液状体の一部が残留されたり、この
残留液状体が固化されても塊状化して固着されることが
なく容易に除去して吐出孔の目詰まりを防止することが
でき、また、粘性液状体の直線的な流出が防止され外側
キャップの容器本体への着脱を円滑に行うことができ
る。
【図1】本発明に係る粘性液状体の吐出容器を示す正面
側の分解略示図である。
側の分解略示図である。
【図2】本発明に係る粘性液状体の吐出容器の要部を示
す断面図である。
す断面図である。
【図3】中キャップの一部断面正面図である。
【図4】中キャップの平面図である。
【図5】中キャップの変形例を示す断面図である。
【図6】中キャップの塗布部の凹凸条の変形例を示す図
であり、(イ)は略円弧状の凹凸条を、(ロ)は台形状
の凹凸条を、(ハ)は略円柱状の凹凸条をそれぞれ示す
略示図である。
であり、(イ)は略円弧状の凹凸条を、(ロ)は台形状
の凹凸条を、(ハ)は略円柱状の凹凸条をそれぞれ示す
略示図である。
【図7】他の実施例の要部を示す断面図である。
【図8】図6の他の実施例の中キャップを示す分解断面
図である。
図である。
【図9】さらに他の実施例を示す要部の分解断面図であ
る。
る。
10 容器本体 11 容器本体10の上端開口部 12 容器本体10の外側キャップ用ねじ部 13 容器本体10の中キャップ用ねじ部 20 中キャップ 21 筒状主体部 22 塗布部 23 塗布部23の環状周壁 24 塗布部23の凹凸条 25 塗布部23の吐出孔 26 塗布部23の仕切壁 27 塗布部23の突起 28 塗布部23の外向きの鍔部 31 筒状主体部21の開口 35 筒状主体部21のねじ部 40 外側キャップ 41 外側キャップ40のねじ部 43 外側キャップ40の吸着部 A 液状体
Claims (4)
- 【請求項1】 粘性を有する液状体を貯留する容器本体
の上端開口部に中キャップを取付け、前記容器本体の上
端部には外側キャップを被冠してなる粘性液状体の吐出
容器において、前記中キャップは、筒状主体部と該筒状
主体部の上端面に突出状に形成される屈曲可能な塗布部
とを軟質性の合成樹脂材により一体または一体となるよ
うに成形し、前記塗布部は、筒状主体部の上面に形成さ
れる開口を囲繞して立設されその上縁に凹凸条を形成し
た環状周壁と該環状周壁の内面を閉塞して一つまたは複
数の吐出孔を穿設した仕切壁と該仕切壁の上面において
吐出孔の周辺に突設される複数の突起とを有してなるこ
とを特徴とする粘性液状体の吐出容器。 - 【請求項2】 前記中キャップは、上端面を開口とする
筒状主体部と、該筒状主体部に装着される塗布部とを別
体に成形し、前記塗布部を筒状主体部の裏面側から挿し
込んで環状周壁の上半部を上方に突出し、環状周壁の下
端に形成される外向きの鍔部を筒状主体部の周縁部裏面
に接合して一体化されることを特徴とする請求項1記載
の粘性液状体の吐出容器。 - 【請求項3】 前記中キャップは、筒状主体部を硬質ま
たは半硬質性の合成樹脂材を用いて成形してなることを
特徴とする請求項1または2記載の粘性液状体の吐出容
器。 - 【請求項4】 前記外側キャップは、その上端面に吸着
部を備えてなることを特徴とする請求項1ないし3記載
の粘性液状体の吐出容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9294764A JPH11100077A (ja) | 1997-09-22 | 1997-09-22 | 粘性液状体の吐出容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9294764A JPH11100077A (ja) | 1997-09-22 | 1997-09-22 | 粘性液状体の吐出容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11100077A true JPH11100077A (ja) | 1999-04-13 |
Family
ID=17812005
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9294764A Pending JPH11100077A (ja) | 1997-09-22 | 1997-09-22 | 粘性液状体の吐出容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11100077A (ja) |
-
1997
- 1997-09-22 JP JP9294764A patent/JPH11100077A/ja active Pending
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