JP2002205784A - 摺動蓋付き注出容器 - Google Patents

摺動蓋付き注出容器

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JP2002205784A
JP2002205784A JP2001230829A JP2001230829A JP2002205784A JP 2002205784 A JP2002205784 A JP 2002205784A JP 2001230829 A JP2001230829 A JP 2001230829A JP 2001230829 A JP2001230829 A JP 2001230829A JP 2002205784 A JP2002205784 A JP 2002205784A
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    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B11/00Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
    • B05B11/01Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use characterised by the means producing the flow
    • B05B11/02Membranes or pistons acting on the contents inside the container, e.g. follower pistons
    • B05B11/028Pistons separating the content remaining in the container from the atmospheric air to compensate underpressure inside the container

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  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】容器本体の角筒形状をした胴部内周面に対し
て、摺動蓋のシール機能部を、その全周にわたって確実
に密摺接させることにより、この種の容器の外観体裁に
好ましい面白味を与える。 【解決手段】角筒状胴部2を有し、胴部2内に摺動蓋8
を嵌装したポンプ体6付き注出容器において、摺動蓋8
を、主体板片12の外周端に外鍔状のフランジ片11を
介して、胴部2の内周面よりもわずかに小さい外径寸法
の周筒片10を連設すると共に、周筒片10の上下両端
から、胴部2内周面よりもわずかに大きい径寸法まで拡
径しながら延出する上方ラッパ筒片17および下方ラッ
パ筒片18を連設して構成し、上方ラッパ筒片17およ
び下方ラッパ筒片18に、発生するしわ寄せを吸収する
ことのできる柔軟性を与え、摺動蓋8の角筒状胴部2に
対する密嵌入組付けを確実にかつ安定的に達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内容液注出用のポ
ンプを有し、内容液の注出により発生した負圧に従っ
て、内容液収納部と外部とを区画する摺動蓋を内容液収
納部側に密に摺動移動させる構成を、角筒状胴部を有す
る容器本体に適用した摺動蓋付き注出容器に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】容器本体の口部に組付けたポンプ機能部
により内容液を強制注出し、この内容液の注出に従って
容器本体内に発生した負圧により、容器本体の直線筒状
となった胴部内を、内容液収納部と開放部とに密に区画
する摺動蓋を、内容液収納部側に摺動移動させる摺動蓋
付き注出容器の従来技術として、特開昭62−7807
8号公報等が知られている。
【0003】この従来技術にあっては、容器本体の胴部
は、強力で確実なシール性を簡単に得ることができるの
で、例外なしに円筒状となっており、また内容液収納部
の底壁を形成するので、充分な自己形状保持力を必要と
する摺動蓋は、比較的硬質な材料で有底短筒状に成形さ
れた本体部の外周面に、Oリング等のシール機能部を組
付けて構成されている。
【0004】この従来技術にあっては、容器本体の胴部
が円筒形状であるので、シール機能部であるOリングと
胴部の内周面との間の締め代が、その全周にわたって均
等となり、これにより高いシール性を得ることができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の容器にあっては、容器本体の胴部は円筒形状に限定さ
れているので、容器の外観体裁が単調となりがちとな
り、商品としての外観に面白味が欠ける、と云う問題が
あった。
【0006】このように、容器本体の胴部が円筒形状に
限定されるのは、この胴部を角筒形状とすると、シール
機能部であるOリングと胴部の内周面との間の締め代
が、板状辺壁部に対向する部分と、隅部に対向する部分
とで均等にならず、このため隅部に対向する部分にしわ
寄せが出てしまい、確実なシール性を得ることができな
いからである。
【0007】そこで、本発明は、上記した従来技術にお
ける問題点を解消すべく創案されたもので、容器本体の
角筒形状をした胴部内周面に対して、摺動蓋のシール機
能部を、その全周にわたって確実に密摺接触させること
を技術的課題とし、もってこの種の容器の外観体裁に好
ましい面白味を与えることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
る本発明の内、請求項1記載の発明の手段は、各辺壁部
を外方に湾曲突出した湾曲板状に成形すると共に、各隅
部の内周面を角取りして滑らかな円弧面とした角筒状の
胴部を有する容器本体の口部に、注出用のポンプ体を組
付けキャップで組付け、胴部内に、ポンプ体の稼働で発
生した負圧により、密摺動しながら上昇変位する摺動蓋
を嵌装した注出容器に関するものであること、摺動蓋
を、主体板片の外周端に外鍔状のフランジ片を介して、
前記胴部の内周面よりもわずかに小さい外径寸法の周筒
片を連設すると共に、該周筒片の上下両端から、前記胴
部の内周面よりもわずかに大きい径寸法まで拡径しなが
ら延出する上方ラッパ筒片および下方ラッパ筒片を連設
して構成すること、摺動蓋の上方ラッパ筒片および下方
ラッパ筒片の延出長さおよび肉厚を、この上方ラッパ筒
片および下方ラッパ筒片の、容器本体の胴部の板状辺壁
部と隅部に対する締め代の不均等による、この隅部に対
向する部分のしわ寄せを吸収する柔軟性を発揮する値に
設定すること、にある。
【0009】容器本体の胴部内に密摺動可能に嵌装され
た摺動蓋は、この容器本体内を、上端にポンプを組付け
た口部を有する内容液収納部と、外部に開放された開放
部とに、上下に密に区画する。
【0010】ポンプ体を押し下げ稼働させて内容液を注
出すると、注出された内容液の容量に応じて内容液収納
部に負圧が発生し、摺動蓋を、この負圧がほぼ無くなる
まで上昇変位させる。
【0011】容器本体の胴部の内周面と、摺動蓋の上方
ラッパ筒片および下方ラッパ筒片との間に、全周にわた
って締め代を付けると、容器本体の胴部の辺壁部に対向
する部分と隅部に対向する部分との間に締め代の差が発
生し、これにより隅部に対向する部分にしわ寄せが発生
しようとする。
【0012】しかしながら、上方ラッパ筒片および下方
ラッパ筒片は、予めその延出長さおよび肉厚を、発生し
ようとするしわ寄せを吸収することのできる柔軟性を発
揮する値に設定されているので、このしわ寄せを無理な
くそして確実に吸収して、隅部に対向する部分を確実に
かつ強固に胴部内周面に密摺接させる。
【0013】上方ラッパ筒片および下方ラッパ筒片は、
圧縮弾性変形ではなく、その基端を支点とした傾動弾性
変形を主体として、胴部内周面に対する密摺接を達成す
るので、大きな弾性変形量を得ることができ、これによ
り締め代の不均等に伴うしわ寄せを無理なく良好に吸収
する。
【0014】なお、予め角取りされた胴部の内周面の隅
部の湾曲程度は、その曲率半径が小さい程、上方ラッパ
筒片および下方ラッパ筒片の隅部に対向する部分に対す
るしわ寄せが強くかつ大きくなるので、例え充分な柔軟
性を持つように両ラッパ筒片を成形したとしても、胴部
の内周面の隅部はできるだけ大きな曲率半径で角取りす
ることが望ましいが、胴部の辺壁部を外方に湾曲突出し
た湾曲板状とすることにより、その湾曲程度に従って隅
部内周面の曲率程度を体裁良く大きくすることができ、
その分、隅部内周面に対する摺動蓋の密摺接を、強固で
安定したものとすることができる。
【0015】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明に、摺動蓋を、比較的軟質な合成樹脂製の一体成形物
に構成し、容器本体の胴部の隅部内周面と、摺動蓋の上
方ラッパ筒片および下方ラッパ筒片の、胴部の隅部に対
向する端縁の曲率半径を、4mm以上に設定した、こと
を加えたものである。
【0016】この請求項2記載の発明にあっては、摺動
蓋を成形する合成樹脂材料は、この摺動蓋の主体板片と
フランジ片と周筒片とから成る本体部に、安定した自己
形状保持能力を発揮させることができる程度の硬さが必
要とされるため、上方ラッパ筒片および下方ラッパ筒片
に、胴部の隅部内周面に密接触するのに充分な柔軟性を
付与することが難しくなる。
【0017】そこで、胴部の隅部内周面と、この隅部に
対向する上方ラッパ筒片および下方ラッパ筒片の端縁の
曲率半径を4mm以上に設定し、これにより隅部内周面
に対して上方ラッパ筒片および下方ラッパ筒片の端縁
が、無理なく弾性的にしわ寄せを生じることなく倣い変
形して密接触し、胴部に対する摺動蓋の密摺接組付きを
達成する。
【0018】また、摺動蓋は、合成樹脂材料による一体
成形物であるので、その製作が容易であると共に、低コ
ストとなる。
【0019】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明に、摺動蓋を、主体板片の外周端に外鍔状のフランジ
片を介して、容器本体の胴部の内周面よりもわずかに小
さい外径寸法の周筒片を連設した硬質合成樹脂製の本体
部と、周筒片の外周面全域を覆って接着した薄肉な接着
筒片の上下両端から、胴部の内周面よりもわずかに大き
い径寸法まで拡径しながら延出する、やや厚肉となった
上方ラッパ筒片および下方ラッパ筒片を連設して構成さ
れ、本体部の周筒片をインサート材として射出成形され
た軟質弾性材製のシール体部と、から構成した、ことを
加えたものである。
【0020】この請求項3記載の発明にあっては、摺動
蓋のシール体部は、摺動蓋の本体部の周筒片をインサー
ト材として射出成形されるので、本体部に対してその接
着筒片で強固に接着固定する。
【0021】そして、摺動蓋の本体部分に、より強固で
安定した自己形状保持力を付与することができると共
に、シール機能部分に、より充分な弾性と柔軟性とを付
与することができる。
【0022】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明に、摺動蓋のシール体部の上方ラッパ筒片および下方
ラッパ筒片の連設端側端面を、摺動蓋の本体部の周筒片
の上端面および下端面に当接させた、ことを加えたもの
である。
【0023】この請求項4記載の発明にあっては、シー
ル体部の上方ラッパ筒片および下方ラッパ筒片は、本体
部に接着固定した接着筒片に外側部分を連設した状態
で、この連設部分の内側部分を周筒片の上下端面に当接
させているので、傾動弾性変形により大きな弾性変形量
を得ることができる状態で、この当接により大きな弾力
を発揮することになり、延出端をより強力にかつ安定し
て胴部内周面に弾接させることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を、図面
を参照しながら説明する。図1〜図3は第一実施例を示
したもので、本発明による摺動蓋付き注出容器は、四角
筒状の胴部2の上端に、外周に段部を設けた内鍔状の肩
部を介して円筒状の口部を起立設した容器本体1と、こ
の容器本体1の口部に、組付けキャップ5により螺合締
め付け組付けされたポンプ体6と、このポンプ体6の全
体を覆って容器本体1の肩部の段部に着脱するカバーキ
ャップ7と、胴部2内に密摺動可能に嵌装して、容器本
体1内を、内容液収納部と開放部とに上下に区画する摺
動蓋8と、胴部2の下端開放部を塞ぐ底蓋19とから構
成されている。
【0025】容器本体1は、硬質合成樹脂、例えばポリ
プロピレン樹脂で射出成形され、直線正四角筒状となっ
た胴部2は、各板状辺壁部3を、大きな曲率半径で外方
に湾曲した湾曲板状に成形し、各隅部4の外周面は、殆
ど角取りすることなく成形されているのに対し、各隅部
4の内周面は、できる限り大きな曲率半径(4mm以
上)で角取り(図3参照)して、滑らかな円弧面となっ
ている。
【0026】ポンプ体6は、ノズルヘッドの昇降動作に
より内容液を吸い上げ注出するものとなっており、その
内容液吸い上げ口は、容器本体1の胴部2の上端部分
(図1参照)に位置している。
【0027】低密度ポリエチレン樹脂等の比較的軟質な
合成樹脂で一体成形された摺動蓋8は、下面に脚筒片1
3aを垂下設した有底円筒状の中央陥没筒片13を中央
に設け、胴部2内周面と同じ四角形状をした有頂四角筒
状の主体板片12の周壁下端から、外鍔状のフランジ片
11を介して、胴部2内周面よりわずかに小さい外径寸
法を有する四角筒状の周筒片10を垂下状に連設し、中
央陥没筒片13と主体板片12とフランジ片11と周筒
片10とが形成する周凹部に、複数(図示実施例の場
合、8個、図3参照)の補強リブ片14を放射状に設
け、かつ周筒片10の上下端から、肉薄に成形された上
方ラッパ筒片17と下方ラッパ筒片18を、延出端が胴
部2の内周面よりも僅かに大きい外径となるまで拡径さ
せて、それぞれ延出設して、必要な弾性と柔軟性とを発
揮するシール機能部を形成している。
【0028】容器本体1の胴部2の隅部4内周面と、こ
の隅部4に対向する、摺動蓋8の上方ラッパ筒片17お
よび下方ラッパ筒片18の端縁部の各曲率半径は、それ
ぞれ4mm以上に設定されており、これにより、両ラッ
パ筒片17、18の、隅部4に対向する部分のしわ寄せ
がより確実に吸収される。
【0029】補強リブ片14は、主体板片12や周筒片
10の形状が、外力の作用により妄りに変形するのを防
止するもので、周筒片10の形状を一定に安定保持する
ことにより、シール機能部に、安定して強固なシール作
用を発揮させる。
【0030】胴部2の下端を塞ぐ底蓋19は、胴部2と
同じ平面形状の本体板20の上面周端部に、胴部2の下
端開口部に嵌入係止する短四角筒形状をした嵌合筒片2
2を立設すると共に、本体板20の上面中央から、摺動
蓋8の下降限を設定する中央筒片23を起立設し、本体
板20の適当な箇所に通気孔21を開設して構成されて
いる。
【0031】この底蓋19は、容器の座を安定的に形成
すると共に、胴部2内の摺動蓋8の下に形成される空間
を閉じることにより、この空間へのゴミの侵入を阻止し
て、容器の使用状況を好適なものに保つ。
【0032】図4〜図6は第二実施例を示したもので、
摺動蓋8を、強固で安定した自己形状保持力を有する本
体部9と、充分な弾性と柔軟性とを発揮するシール体部
15とから構成している。
【0033】ポリプロピレン樹脂等の硬質合成樹脂で射
出成形された本体部9は、中央に有底円筒状の中央陥没
筒片13を設け、胴部2内周面と同じ四角形状をした有
頂四角筒状の主体板片12の周壁下端から、外鍔状のフ
ランジ片11を介して、胴部2内周面よりわずかに小さ
い外径寸法を有する四角筒状の周筒片10を垂下状に連
設し、中央陥没筒片13と主体板片12とフランジ片1
1と周筒片10とが形成する周凹部に、複数(図示実施
例の場合、8個、図6参照)の補強リブ片14を放射状
に設けて構成されている。
【0034】エラストマー等の軟質合成樹脂材、或いは
合成ゴム等の軟質弾性材製のシール体部15は、本体部
9の周筒片10の外周面全域をインサート材として射出
成形され、周筒片10の外周面全域を覆って接着固定さ
れた薄肉筒状の接着筒片16の上下端から、やや肉厚と
なった上方ラッパ筒片17と下方ラッパ筒片18を、胴
部2の内周面よりもわずかに大きい外径となるまで拡径
しながら延出設し、上方ラッパ筒片17および下方ラッ
パ筒片18の接着筒片16との連設端に形成される端面
は、周筒片10の上下端面に当接している。
【0035】
【発明の効果】本発明は、上記した構成となっているの
で、以下に示す効果を奏する。請求項1記載の発明にあ
っては、摺動蓋の両ラッパ筒片と容器本体の胴部の板状
辺壁部および隅部との間の締め代の不均等により、ラッ
パ筒片の、胴部の隅部に対向する部分にしわ寄せが発生
しようとしても、このしわ寄せをラッパ筒片がその柔軟
性で吸収し、これにより胴部の隅部に対するラッパ筒片
の密摺接を、胴部の板状辺壁部に対するのと同等に強固
にかつ確実に確保し、胴部と摺動蓋との間の全周にわた
るシールを確実に得ることができる。
【0036】このように、角筒状の胴部と摺動蓋との間
の確実なシールを得ることができるので、角筒状胴部を
有する容器を商品とすることができ、これによりこの種
の容器の外観体裁に面白味のある変化を与えることがで
きる。
【0037】請求項2記載の発明にあっては、摺動蓋を
合成樹脂製一体成形物としても、容器本体の胴部の隅部
内周面に対して、摺動蓋を安定して確実に密摺接させる
ことができ、これにより使用することのできる摺動蓋を
容易に、かつ低コストで製作することができる。
【0038】請求項3記載の発明にあっては、摺動蓋の
本体部分に、より強固で安定した自己形状保持力を付与
することができると共に、シール機能部分に、より充分
な弾性と柔軟性とを付与することができる。
【0039】請求項4記載の発明にあっては、容器本体
の胴部の内周面に密摺接する摺動蓋のシール体部の上方
ラッパ筒片および下方ラッパ筒片を、その基端の外周側
を、摺動蓋の本体部に接触固定した接着筒片に一体連結
し、残部の基側端面を本体部の周筒片の上下端面に当接
させているので、上方ラッパ筒片および下方ラッパ筒片
の胴部との弾接による弾性変形は、曲がり変形だけでは
なく、内側部分の圧縮変形も加わることになり、これに
より柔軟性が充分であるにもかかわらず、強い弾力を発
揮することができ、もってより確実なシール性を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例を示す、要部を半縦断した
全体側面図。
【図2】図1図示実施例の摺動蓋の、辺部中央から隅部
に亘る拡大不規則縦断面図。
【図3】図1図示実施例の摺動蓋の組付き状態を示す、
全体拡大底面図。
【図4】本発明の第二実施例を示す、要部を半縦断した
全体側面図。
【図5】図4図示実施例の摺動蓋の、辺部中央から隅部
に亘る拡大不規則縦断面図。
【図6】図4図示実施例の摺動蓋の組付き状態を示す、
全体拡大底面図。
【符号の説明】
1 ; 容器本体 2 ; 胴部 3 ; 辺壁部 4 ; 隅部 5 ; 組付けキャップ 6 ; ポンプ体 7 ; カバーキャップ 8 ; 摺動蓋 9 ; 本体部 10 ; 周筒片 11 ; フランジ片 12 ; 主体板片 13 ; 中央陥没筒片 13a ; 脚筒片 14 ; 補強リブ片 15 ; シール体部 16 ; 接着筒片 17 ; 上方ラッパ筒片 18 ; 下方ラッパ筒片 19 ; 底蓋 20 ; 本体板 21 ; 通気孔 22 ; 嵌合筒片 23 ; 中央筒片
フロントページの続き Fターム(参考) 3E014 PA01 PB03 PC03 PC18 PD13 PF10 3E084 AA05 AA12 AA26 AB01 BA03 CA01 CA03 CC04 CC05 DA01 DA03 DB12 DB13 DC05 EA10 EC04 FA09 FB01 FC01 GA04 GA08 GB04 GB12 KB01 LC01 LD22

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各辺壁部(3)を外方に湾曲突出した湾曲
    板状に成形すると共に、各隅部(4)の内周面を角取りし
    て滑らかな円弧面とした角筒状の胴部(2) を有する容器
    本体(1) の口部に、注出用のポンプ体(6) を組付けキャ
    ップ(5) で組付け、前記胴部(2) 内に、前記ポンプ体
    (6) の稼働で発生した負圧により、密摺動しながら上昇
    変位する摺動蓋(8) を嵌装した注出容器において、前記
    摺動蓋(8) を、主体板片(12)の外周端に外鍔状のフラン
    ジ片(11)を介して、前記胴部(2)の内周面よりもわずか
    に小さい外径寸法の周筒片(10)を連設すると共に、該周
    筒片(10)の上下両端から、前記胴部(2) の内周面よりも
    わずかに大きい径寸法まで拡径しながら延出する上方ラ
    ッパ筒片(17)および下方ラッパ筒片(18)を連設して構成
    し、かつ、前記上方ラッパ筒片(17)および下方ラッパ筒
    片(18)の延出長さおよび肉厚を、該上方ラッパ筒片(17)
    および下方ラッパ筒片(18)の、前記胴部(2)の辺壁部(3)
    と隅部(4) に対する締め代の不均等による、該隅部(4)
    に対向する部分のしわ寄せを吸収する柔軟性を発揮す
    る値に設定した摺動蓋付き注出容器。
  2. 【請求項2】 摺動蓋(8)を、比較的軟質な合成樹脂製
    の一体成形物に構成し、容器本体(1)の胴部(2)の隅部
    (4)内周面と、前記摺動蓋(8)の上方ラッパ筒片(17)およ
    び下方ラッパ筒片(18)の、前記隅部(4)に対向する端縁
    の曲率半径を、4mm以上に設定した請求項1記載の摺
    動蓋付き注出容器。
  3. 【請求項3】 摺動蓋(8) を、主体板片(12)の外周端に
    外鍔状のフランジ片(11)を介して、前記胴部(2) の内周
    面よりもわずかに小さい外径寸法の周筒片(10)を連設し
    た硬質合成樹脂製の本体部(9)と、前記周筒片(10)の外
    周面全域を覆って接着した薄肉な接着筒片(16)の上下両
    端から、前記胴部(2) の内周面よりもわずかに大きい径
    寸法まで拡径しながら延出する、やや厚肉となった上方
    ラッパ筒片(17)および下方ラッパ筒片(18)を連設して構
    成され、前記周筒片(10)をインサート材として射出成形
    された軟質弾性材製のシール体部(15)と、から構成した
    請求項1記載の摺動蓋付き注出容器。
  4. 【請求項4】 上方ラッパ筒片(17)および下方ラッパ筒
    片(18)の連設端側端面を、周筒片(10)の上端面および下
    端面に当接させた請求項3記載の摺動蓋付き注出容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006329156A (ja) * 2005-05-30 2006-12-07 Daikin Ind Ltd 回転式圧縮機
JP2010159077A (ja) * 2009-01-09 2010-07-22 Mitani Valve Co Ltd エアレスポンプ機構の内容物収容空間域画定用の可動シール部材およびこの可動シール部材を備えたポンプ式製品
JP2013199279A (ja) * 2012-03-23 2013-10-03 Yaita Seisakusho:Kk 液体吐出容器
JP2020007014A (ja) * 2018-07-10 2020-01-16 株式会社ダイゾー 2液吐出容器及び2液吐出製品

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