JPH1099671A - 攪拌型混合造粒機 - Google Patents

攪拌型混合造粒機

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JPH1099671A
JPH1099671A JP27997796A JP27997796A JPH1099671A JP H1099671 A JPH1099671 A JP H1099671A JP 27997796 A JP27997796 A JP 27997796A JP 27997796 A JP27997796 A JP 27997796A JP H1099671 A JPH1099671 A JP H1099671A
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container
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mixing granulator
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Masamitsu Nagao
正光 長尾
Fumiaki Tanabe
文明 田辺
Osamu Maruyama
修 丸山
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Nara Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】装置の分解を容易にし、それによって処理物
(粉粒体)と接触する部分の洗浄、乾燥を容易にかつ完
全に行なうことができ、また装置の組立も容易な攪拌型
混合造粒機を提供する。 【解決手段】上方を小径とし、下方が閉じた略円筒状容
器の底面の中心を垂直方向に貫通する駆動軸を有する主
攪拌羽根と、該容器の側面を該駆動軸の軸方向に対して
垂直方向に貫通する駆動軸を有する造粒羽根とを該容器
内に配置し、かつ少なくとも該容器の下部で、主攪拌羽
根の駆動軸が貫通する部分の近傍に、一定の容積を有し
て軸封エアーシール用エアーを溜めることのできる軸封
エアーボックスを備えた攪拌型混合造粒機において、該
容器を水平方向に少なくとも2分割し、分割された個々
の部材を、その側部において緊結部材によって密接させ
る構造とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉粒体の攪拌型混
合造粒機に関する。特に小型で使い勝手のよい研究開発
用の攪拌型混合造粒機に関する。
【0002】
【従来の技術】攪拌型混合造粒機は、多成分系の均一混
合、及び重質な顆粒を手軽に作れる造粒機として、さら
に粉体の表面改質装置という観点から、医薬品、化粧
品、食品業界を始めとして、多くの業界で使用されてい
る。そして、製品のバラツキやコンタミネーションを防
ぐために、一連の操作が終了する毎に容器内を洗浄し、
残留する粉粒体を除去する必要があったので、主攪拌羽
根と造粒羽根を取り外して容器内を洗浄していた。
【0003】しかしながら、両羽根の駆動軸の軸封部周
辺までは洗浄することはできなかったので、該軸封部周
辺を容易に洗浄する装置として、軸封エアーシールを行
なうためのエアー供給路を容器内洗浄時に洗浄水の供給
路として使用するようにした洗浄設備を内装して、主攪
拌羽根や造粒羽根を取り外すことなく、軸封部周辺の洗
浄及び容器内の洗浄を可能にした攪拌型混合造粒機が開
発された(実公昭58−11377号公報)。
【0004】この従来の攪拌型混合造粒機(以下、「従
来の造粒機」という。)の概略を、図面を参照にしなが
ら説明する。図5は、従来の造粒機の側面図、図6は図
5の要部拡大断面図である。上記装置は、ベースボック
ス101と該ベースボックス101に固定された上方を
小径とし、下方が閉じた略円筒状の容器102とからな
り、該ベースボックス101内にはモーター103が配
置されている。容器102内には、駆動軸104に取り
付けられた主攪拌羽根105と、該主攪拌羽根105の
軸方向に対して垂直方向に突出した造粒羽根106とが
配置され、該造粒羽根106は、駆動軸107を介して
モーター108によって駆動される。容器102の側面
には排出装置109が付設され、該排出装置109は、
容器102の側面に開口する排出口、これに嵌合する排
出弁110、排出ロッド111、排出シュート112及
び排出用エアーシリンダー113から構成されている。
また、容器102の上面には、ヒンジ114によって開
閉自在の上蓋115が配置されており、該上蓋115
は、締付金具116によって容器102の上面に密着す
る構造になっている。
【0005】図6において、117は容器102の下部
に設けられ、一定の容積を有して軸封エアーシール用エ
アーを溜めることのできる駆動軸104の軸封エアーボ
ックスで、該軸封エアーボックス117は、容器102
の底面に連設された円筒状のアップスタンド118、主
攪拌羽根105が取り付けられているボス119の内
面、軸封エアーボックス117の底面120及び駆動軸
104とによって囲まれた空間である。アップスタンド
118の上端面に相対するボス119の内面には、切り
欠いてリング状の可撓性軸封シール121を挿着してい
る。122は、混合、造粒時には軸封エアーシール用エ
アーを供給し、洗浄時には洗浄水を供給するための注入
口、123は排水口である。
【0006】124は容器102の側部に設けられ、一
定の容積を有して軸封エアーシール用エアーを溜めるこ
とのできる駆動軸107の軸封エアーボックス、125
は、混合、造粒時には軸封エアーシール用エアーを供給
し、洗浄時には洗浄水を供給するための注入口、126
は排水口である。なお、容器102の側面の駆動軸10
7を挿通するための開口部にも円筒状の可撓性軸封シー
ル127を嵌合している。上蓋115には、その一部を
開口し、そこに袋状に形成したバグフィルター128を
取り付け、上記注入口122及び125から容器102
内に供給された軸封エアーシール用エアーの排気口とし
ている。また、129は軸封エアーシール用エアーの供
給ライン、130は洗浄水の供給ライン、131はドレ
イン、132〜137は操作弁、138と139は逆止
弁である。
【0007】そして、混合、造粒時には、操作弁132
〜137をすべて閉じ、供給ライン129から軸封エア
ーシール用エアーを供給すると、該エアーは、注入口1
22から軸封エアーボックス117内に入り蓄圧された
後、可撓性軸封シール121を押し退けて、ボス119
と容器102の底面との間から容器102内に均一に噴
出され、粉体が軸封エアーボックス117内に侵入する
のを防止している。一方、上記エアーは、注入口125
から軸封エアーボックス124内に入り蓄圧された後、
可撓性軸封シール127を押し退けて、容器102内に
均一に噴出され、粉体が軸封エアーボックス124内に
侵入するのを防止している。
【0008】上記装置において、洗浄する場合は、ま
ず、操作弁132、133、136、137を開いて、
洗浄水の供給ライン130から、それぞれ注入口12
2、125を通して軸封エアーボックス117、124
に加圧洗浄水を供給する。供給された加圧洗浄水は、逆
止弁138、139によりエアーの供給ライン129側
には行かず、軸封エアーボックス117に供給され、該
軸封エアーボックス117を満たし、軸封シール121
を押し退けて、ボス119と容器102の底面との間か
ら容器102内に噴出され、それによって該軸封エアー
ボックス117、駆動軸104、ボス119の内面、容
器102及び主攪拌羽根105が洗浄される。一方、軸
封エアーボックス124に供給された加圧洗浄水は、該
軸封エアーボックス124を満たし、軸封シール127
を押し退けて、造粒羽根106と容器102の側面との
間から容器102内に噴出され、それによって軸封エア
ーボックス124、駆動軸107及びその周囲、容器1
02、並びに造粒羽根106が洗浄される。
【0009】次に、操作弁136、137を開けると軸
封エアーボックス117、124を満たしていた洗浄水
が排水口123、126を通ってドレイン131から排
出され、さらに操作弁132、133を閉じ、操作弁1
34、135を開ければ、洗浄水はそれぞれ排水口12
3、125を通ってドレイン131から排出される。ま
た、容器102内に供給された洗浄水は、排出弁110
を開けることによって容易に排出することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の造粒機の洗浄方法を用いても、容器102の側面や
底面、主攪拌羽根105や造粒羽根106に強固に付着
した粉粒体を除去することは充分でなく、また軸封エア
ーボックスに入り込んだ粉体を洗い流すことも充分では
なかった。そこで、特にコンタミネーションを嫌う医薬
品業界では、主攪拌羽根、造粒羽根を取り外して洗浄し
ていたが、取り外せる部分はボスを含めそこまでであっ
たため、すなわち、造粒機を操作する者が日々の洗浄作
業において、容器102をベースボックス101から容
易に取り外すことができない構造であったため、充分満
足のできる洗浄を行なうことはできなかった。
【0011】また、洗浄後は自然乾燥を待つしかなく、
例え注入口122、125を通して加熱エアーを供給し
たとしても、乾燥には時間を要していた。特に、小型の
実験・研究機はグレードチェンジが多く、コンタミネー
ションを防止するために、分解、洗浄、組立が容易な装
置が望まれていた。
【0012】本発明は上述した従来の造粒機が有する課
題に鑑みてなされたものであり、その目的は、装置の分
解を容易にし、それによって処理物(粉粒体)と接触す
る部分の洗浄、乾燥を容易にかつ完全に行なうことがで
き、また装置の組立も容易な攪拌型混合造粒機を提供す
ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、上方を小径とし、下方が閉じた略円筒
状容器の底面の中心を垂直方向に貫通する駆動軸を有す
る主攪拌羽根と、該容器の側面を該駆動軸の軸方向に対
して垂直方向に貫通する駆動軸を有する造粒羽根とを該
容器内に配置し、かつ少なくとも該容器の下部で、主攪
拌羽根の駆動軸が貫通する部分の近傍に、一定の容積を
有して軸封エアーシール用エアーを溜めることのできる
軸封エアーボックスを備えた攪拌型混合造粒機におい
て、該容器を水平方向に少なくとも2分割し、分割され
た個々の部材を、その側部において緊結部材によって密
接させる構造とした。上記の攪拌型混合造粒機によれ
ば、容器を簡単に分解して主攪拌羽根、造粒羽根を含
め、該容器内を隅々まで洗浄することができ、また洗浄
後の組立ても容易に行うことができる。
【0014】また、上記の攪拌型混合造粒機において、
容器を軸封エアーボックス部において水平方向に分割す
る構造とした。上記の攪拌型混合造粒機によれば、主攪
拌羽根の軸封エアーボックス部を開放することができる
ので、処理物が接触する(侵入する)部分の隅々まで簡
単に、かつ完全に洗浄することができる。
【0015】さらに、上記の攪拌型混合造粒機におい
て、容器の側部で、造粒羽根の駆動軸が貫通する部分の
近傍に、一定の容積を有して軸封エアーシール用エアー
を溜めることのできる軸封エアーボックスを備え、該軸
封エアーボックス部を垂直方向に分割し、該分割部を、
その側部において緊結部材によって密接させる構造とし
た。上記の攪拌型混合造粒機によれば、造粒羽根の軸封
エアーボックス部を開放することができるので、この部
分においても隅々まで簡単に、かつ完全に洗浄すること
ができる。また、上記の構造により、すなわち容器を構
成する各部材に分割することができるので、洗浄後に上
記各構成部材の乾燥、殺菌も容易に行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、上記した本発明の実施の形
態を、図面に基づいて詳細に説明する。図1〜図4は、
本発明の一実施例の形態を示すものであり、図1は、本
発明の攪拌型混合造粒機の側面図(組み立てた状態を示
す図)、図2は、図1の装置を各構成部材に分解した側
断面図である。また、図3は、図2の装置の要部を拡大
した側断面図で、図4は、図2の装置の主攪拌羽根及び
造粒羽根付近の要部を拡大した側断面図である。
【0017】同図において1はベースボックスで、該ベ
ースボックス1内には、その上面にモーター2の軸3を
垂直方向上向きに貫通させて取り付けてある。該軸3に
は、モーター2の回転を主攪拌羽根4に伝達するための
駆動軸5が、セットスクリュー6によって固定されてい
る。
【0018】7は上方を小径とし、下方が閉じた略円筒
状の混合攪拌容器で、該容器7は、上方ほど内径が小さ
い略コニカル状部材8と、下方が閉じて容器7の底面9
を形成する略円筒状部材10とから構成されている。ま
た、容器7は、スタンド部材11を介してベースボック
ス1の上面に固定される。
【0019】上記スタンド部材11は、具体的には比較
的厚い円盤状部材12の上部に、該円盤状部材12と同
心で、直径の大きい円盤状部材13を連接した形状の構
造物である。そして、該スタンド部材11の中央には、
駆動軸5を挿通するための貫通孔14を設けると共に、
その上部には上記略円筒状部材10の底面9の裏面との
間で軸封エアーボックス15を形成するために、貫通孔
14と同心で、内径の大きい円柱状の切欠き部16を設
けてある。該軸封エアーボックス15は、一定の容積を
有して軸封エアーシール用エアーを溜めることのできる
構造、すなわち軸封エアーボックス15に供給された加
圧エアーを一次的に蓄え、容器7に均一に噴出する構造
になっている。
【0020】スタンド部材11の貫通孔14には、さら
に切欠き部を設けてオイルシール17を埋設し、駆動軸
5は、その外周面が該オイルシール17の内周面とわず
かに接触しながら摺動する。18は、オイルシール17
を固定するためのオイルシールカバーである。スタンド
部材11には、貫通路19を設け、その一端は軸封エア
ーボックス15に連通し、他端は円盤状部材12の側面
に連通して軸封エアーシール用エアーの供給路としてい
る。スタンド部材11は、緊結部材(例えばボルト)2
0によってベースボックス1に固定する。
【0021】略コニカル状部材8は、具体的には中空の
切頭円錐状部材21の上下面に円筒状部材22、23を
突設した形状の構造物である。そして、略コニカル状部
材8の下方側面には、フランジ24を周設し、該フラン
ジ24には、略コニカル状部材8、略円筒状部材10及
びスタンド部材11とを、それらの側部において連接す
るためのボルト等の緊結部材25等が貫通するための孔
26が、等間隔で複数箇所穿設されている。なお、略コ
ニカル状部材8、略円筒状部材10及びスタンド部材1
1とを連接するための緊結部材25はボルトである必要
はなく、クランプ等であってもよい。また、スタンド部
材11に略円筒状部材10を緊結し、該略円筒状部材1
0に略コニカル状部材8を緊結する構造であってもよ
い。
【0022】略円筒状部材10は、具体的には容器の側
面を形成する比較的肉厚の円筒状部材27の下端面に、
容器7の底面9を形成する円盤状部材28を連接した形
状の構造物である。また、円筒状部材27の上端面の内
側には、上記略コニカル状部材8の下方に突設された円
筒状部材23が嵌合する切欠き部29が設けてある。円
盤状部材28の下部には、該円盤状部材28と同心で、
スタンド部材11の切欠き部16に嵌合する円盤状部材
30を突設し、円盤状部材28、30の中央部には、駆
動軸5を垂直方向に挿通するための貫通孔31を設ける
と共に、該円盤状部材28の上面には該貫通孔31と同
心で、内径が等しい円筒状部材を連設してアップスタン
ド32を形成している。
【0023】なお、円筒状部材27と円盤状部材28と
の接合部、すなわち容器7の内面の会合部33を湾曲面
にすることが好ましい。また、円筒状部材27には、上
記略コニカル状部材8のフランジ24に穿設された孔2
6が会合する部分に、垂直方向に同様の貫通孔34が穿
設されており、スタンド部材11にも同様に、該貫通孔
34が会合する部分に貫通孔35が穿設されている。
【0024】円筒状部材27には、排出装置36が付設
されている。該排出装置36は、円筒状部材27の側面
に開口する排出口37、該排出口37に嵌合する排出弁
38、該排出弁38にその一端を取り付けた排出ロッド
39、及び排出シュート40から構成されている。ま
た、上記排出ロッド39の他端には、ストッパー41と
ハンドグリップ42とが取り付けられている。上記排出
ロッド39は、該排出ロッド39が図中左右方向に自由
に移動することができる貫通孔をその中心部に有するガ
イド43を介して排出シュート40に取り付けられてい
る。そして、排出口37を閉じるときは、ストッパー4
1がガイド43に当接するまで排出ロッド39を図中右
方向にスライドさせ、緊結部材(例えばボルト)44で
固定する。なお、図5に示す従来の造粒機の場合と同様
に、排出ロッド39にエアーシリンダーを連設し、圧縮
空気を用いて排出弁38を作動させてもよい。
【0025】主攪拌羽根4は、ボス45と該ボス45に
連設された2枚以上の略長方形の板状部材46とから構
成されている。ボス45は、具体的には円筒状部材47
の上端面に直径が等しい円盤状部材48を連接すると共
に、該円盤状部材48の下面に、該円盤状部材48と同
心で、駆動軸5の先端部が嵌合する内径を有する円筒状
部材49を突設した形状の構造物である。また、円盤状
部材48の中心には、主攪拌羽根4を駆動軸5に固定す
るための緊結部材(例えばボルト)50を挿通するため
の貫通孔が穿設されている。
【0026】板状部材46は、ボス45の円筒状部材4
7の側面に、回転方向を下り傾斜とするように放射状
に、かつ等間隔で連設され、主攪拌羽根4を形成してい
る。板状部材46の容器7の内面の会合部33に相対す
る部分は、該会合部33の形状に合わせて削り落とした
形状とすることが好ましい。
【0027】なお、主攪拌羽根4を駆動軸5に取り付け
たときに、ボス45の裏面、すなわち円盤状部材48の
下面とアップスタンド32の上端面との間には、接する
ことのない極めてわずかなギャップを有し、また円筒状
部材47及び板状部材46の下端面は主攪拌羽根4を回
転させたときにおいても、容器7の底面9に接しない形
状でなければならない。また、従来の造粒機と同様に、
アップスタンド32の上端面に相対する円盤状部材48
の裏面を切り欠いて、そこにリング状の可撓性シールを
挿着してもよい。主攪拌羽根4を駆動軸5の取り付ける
ときは、円筒状部材49の内部に駆動軸5を嵌入し、ボ
ス4の上面に、中心に貫通孔を有する略円錐状のセンタ
ーコーン51を乗せ、緊結部材50を該センターコーン
51、円盤状部材48の貫通孔に挿通し、駆動軸5に螺
合することによって固定する。
【0028】円筒状部材27の他の側面の上部には、駆
動軸5の軸方向に対して垂直方向に貫通孔52を設け、
該貫通孔にはモーター53の回転を造粒羽根54に伝達
するための駆動軸55を挿通するための略円筒状部材5
6を嵌入固定し、該円筒状部材56の他端には、該円筒
状部材56と同心で、直径の大きい比較的厚い円盤状部
材57を連設している。該円盤状部材57には、駆動軸
55が挿通する貫通孔52に連通すると共に、モーター
53を取り付けたブラケット58の他の側面との間で軸
封エアーボックス59を形成するために、該貫通孔と同
心で内径の大きい円柱状の切欠き部60を設けてある。
該軸封エアーボックス59も、一定の容積を有して軸封
エアーシール用エアーを溜めることのできる構造、すな
わち軸封エアーボックス59に供給された加圧エアーを
一次的に蓄え、容器7に均一に噴出する構造になってい
る。そして、ブラケット58を、その側部において緊結
部材61によって円盤状部材57の平面に固定し、モー
ター53を混合攪拌容器7に近設する。また、円盤状部
材57には、外部(例えば下方)から軸封エアーボック
ス59に連通する貫通路62を設けて、軸封エアーシー
ル用エアーの供給路としている。
【0029】造粒羽根54は、具体的には円盤状のボス
63の上面に各種形状の破砕刃64を連接し、下面には
駆動軸55の先端部が嵌合する内径を有する円筒状部材
65を突設した形状の構造物である。造粒羽根54は、
円筒状部材65の内部に駆動軸55を嵌入し、ボス63
の中心に穿設された貫通孔に緊結部材66を挿通し、駆
動軸55に螺合することによって固定する。67はモー
ターカバーである。また、従来の造粒機と同様に、駆動
軸55が挿通する貫通孔52の内面にも造粒羽根54の
ボス63の下面の当接する円筒状の可撓性軸封シール1
27を嵌合してもよい。
【0030】68は容器7の上面、すなわち円筒状部材
22の上端面に密着する上蓋で、該上蓋68は、具体的
には円盤状部材69の下面に該円盤状部材69の直径よ
りもわずかに小さくかつ同心で、円筒状部材22に緩嵌
する円盤状部材70を連接し、両円盤状部材69、70
の中心部には貫通孔を設けて、貫通路19、62を通っ
て容器7内に供給された軸封エアーシール用エアーを排
出するための排気口71とすると共に、該円盤状部材6
9の上面には、排出口71と同心で、内径が等しい円筒
状部材72を連接した形状の構造物である。円盤状部材
69の下面には、Oリング73を嵌入するための切欠き
部を設けてある。74は袋状のバグフィルターで、円筒
状部材72の側面に外嵌し、バンド75等によって固定
する。
【0031】上蓋68には、突出部76を先端部に設け
たヒンジ部材A77を、該突出部76が上蓋68の外側
に位置するように固定し、該突出部76が掛合する切欠
き部78を先端部に設けたヒンジ部材B79の他端をコ
ニカル状部材8のフランジ24に固定している。上蓋6
8の中心軸線を越えた反対側には、締付部材80の一部
を掛合した取っ手81を、該締付部材80が上蓋68の
外側に位置するように固定し、該締付部材80の他部が
掛合する突出部82をコニカル状部材8の円筒状部材2
2の側面に連設している。そして、ヒンジ部材B79の
切欠き部78にヒンジ部材A77の突出部76を掛合す
ることにより、この部分を支点にして上蓋68を自由に
開閉することができ、上蓋68を閉じた後に、締付部材
80の他端を突出部82に掛合することにより、上蓋6
8を容器7の上面に密着させることができる。
【0032】次に本発明の攪拌型混合造粒機の組立方法
について説明する。まず、スタンド部材11を、その貫
通孔14に駆動軸5を挿通しながらベースボックス1の
上面に取り付け、緊結部材20によって固定する。次
に、略円筒状部材10を、その円盤状部材30がスタン
ド部材11の切欠き部16に嵌合するように取り付け、
その上に略コニカル状部材8を、その下部の円筒状部材
23が略円筒状部材10の切欠き部29に嵌合するよう
に取り付ける。そして、各緊結部材25をそれぞれ貫通
孔26、34、35に通し、螺合する。また、駆動軸5
5を貫通孔52に挿通し、ブラケット58を円盤状部材
57の端面に取り付け、緊結部材61によって固定す
る。
【0033】その後で、円筒状部材49の内部に駆動軸
5を嵌入し、ボス4の上面に、センターコーン51を乗
せ、緊結部材50を該センターコーン51、円盤状部材
48の貫通孔に挿通し、駆動軸5に螺合することによっ
て、主攪拌羽根4を駆動軸5に固定する。また、造粒羽
根54は、円筒状部材65の内部に駆動軸55を嵌入
し、ボス63の貫通孔に緊結部材66を挿通し、駆動軸
55に螺合することによって固定する。
【0034】また、上蓋68には、円筒状部材72の側
面にバグフィルター74を外嵌し、バンド75等によっ
て固定する。そして、切欠き部78に突出部76を掛合
し、この部分を支点にして上蓋68を略コニカル状部材
21の上端面に乗せ、締付部材80の他端を突出部82
に掛合することにより、上記上蓋68を容器7の上面に
密着させることができる。なお、本発明の攪拌型混合造
粒機の分解は、上記の組立方法の逆を行えばよい。
【0035】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、請求項1
に記載した本発明の攪拌型混合造粒機によれば、容器を
簡単に分解して主攪拌羽根、造粒羽根を含め、該容器内
を隅々まで洗浄することができ、また洗浄後の組立ても
容易に行うことができる。また、請求項2に記載した本
発明の攪拌型混合造粒機によれば、主攪拌羽根の軸封エ
アーボックス部を開放することができるので、処理物が
接触する(侵入する)部分の隅々まで簡単に、かつ完全
に洗浄することができる。
【0036】さらに、請求項3に記載した本発明の攪拌
型混合造粒機によれば、造粒羽根の軸封エアーボックス
部を開放することができるので、この部分においても隅
々まで簡単に、かつ完全に洗浄することができる。ま
た、上記の構造により、すなわち容器を構成する各部材
に分割することができるので、洗浄後に上記各構成部材
の乾燥、殺菌も容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる装置の側面図であ
る。
【図2】図1の装置を各構成部材に分解した側断面図で
ある。
【図3】図2の装置の要部を拡大した側断面図である。
【図4】図2の装置の主攪拌羽根及び造粒羽根付近の要
部を拡大した側断面図である。
【図5】従来の攪拌型混合造粒機の側面図である。
【図6】図5の装置の要部を拡大した側断面図である。
【符号の説明】
1 ベースボックス 2 モーター 3 軸 4 主攪拌羽根 5 駆動軸 6 セットスクリュー 7 混合攪拌容器 8 略コニカル状部材 9 底面 10 略円筒状部材 11 スタンド部材 12 円盤状部材 13 円盤状部材 14 貫通孔 15 軸封エアーボックス 16 切欠き部 17 オイルシール 18 オイルシールカバー 19 貫通路 20 緊結部材 21 中空の切頭円錐状部材 22 円筒状部材 23 円筒状部材 24 フランジ 25 緊結部材 26 貫通孔 27 円筒状部材 28 円盤状部材 29 切欠き部 30 円盤状部材 31 貫通孔 32 アップスタンド 33 会合部 34 貫通孔 35 貫通孔 36 排出装置 37 排出口 38 排出弁 39 排出ロッド 40 排出シュート 41 ストッパー 42 ハンドグリップ 43 ガイド 44 緊結部材 45 ボス 46 板状部材 47 円筒状部材 48 円盤状部材 49 円筒状部材 50 緊結部材 51 センターコーン 52 貫通孔 53 モーター 54 造粒羽根 55 駆動軸 56 略円筒状部材 57 円盤状部材 58 ブラケット 59 軸封エアーボックス 60 切欠き部 61 緊結部材 62 貫通孔 63 ボス 64 破砕刃 65 円筒状部材 66 緊結部材 67 モーターカバー 68 上蓋 69 円盤状部材 70 円盤状部材 71 排気口 72 円筒状部材 73 Oリング 74 バグフィルター 75 バンド 76 突出部 77 ヒンジ部材A 78 切欠き部 79 ヒンジ部材B 80 締付部材 81 取っ手 82 突出部
【手続補正書】
【提出日】平成9年2月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方を小径とし、下方が閉じた略円筒状
    容器の底面の中心を垂直方向に貫通する駆動軸を有する
    主攪拌羽根と、該容器の側面を該駆動軸の軸方向に対し
    て垂直方向に貫通する駆動軸を有する造粒羽根とを該容
    器内に配置し、かつ少なくとも該容器の下部で、主攪拌
    羽根の駆動軸が貫通する部分の近傍に、一定の容積を有
    して軸封エアーシール用エアーを溜めることのできる軸
    封エアーボックスを備えた攪拌型混合造粒機において、
    該容器を水平方向に少なくとも2分割し、分割された個
    々の部材を、その側部において緊結部材によって密接さ
    せる構造としたことを特徴とする攪拌型混合造粒機。
  2. 【請求項2】 上記容器を軸封エアーボックス部におい
    て水平方向に分割する構造としたことを特徴とする請求
    項1に記載の攪拌型混合造粒機。
  3. 【請求項3】 上記容器の側部で、造粒羽根の駆動軸が
    貫通する部分の近傍に、一定の容積を有して軸封エアー
    シール用エアーを溜めることのできる軸封エアーボック
    スを備え、該軸封エアーボックス部を垂直方向に分割
    し、該分割部を、その側部において緊結部材によって密
    接させる構造としたことを特徴とする請求項2に記載の
    攪拌型混合造粒機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005296894A (ja) * 2004-04-15 2005-10-27 Satake Chemical Equipment Mfg Ltd 撹拌翼
JP2010500164A (ja) * 2006-08-05 2010-01-07 ベーリンガー インゲルハイム インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 顆粒化し混合する装置
CN105056832A (zh) * 2015-07-22 2015-11-18 哈尔滨纳诺机械设备有限公司 一种干法制粒机
CN108554312A (zh) * 2018-01-22 2018-09-21 江阴市龙昌机械制造有限公司 湿法制粒机
KR102492962B1 (ko) * 2022-09-05 2023-02-01 주식회사 피티케이 Wip 랙을 이용한 교반기 청소 시스템

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