JPH1098381A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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Publication number
JPH1098381A
JPH1098381A JP8252564A JP25256496A JPH1098381A JP H1098381 A JPH1098381 A JP H1098381A JP 8252564 A JP8252564 A JP 8252564A JP 25256496 A JP25256496 A JP 25256496A JP H1098381 A JPH1098381 A JP H1098381A
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counter
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signal
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counters
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JP8252564A
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Morihito Hasegawa
守仁 長谷川
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Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
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Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】周波数を一定とする同一の信号を分周する2個
のカウンタを内蔵してなる半導体集積回路に関し、これ
ら2個のカウンタの出力信号の周波数が同一とされた場
合であっても、これら2個のカウンタの出力信号が干渉
し合わないようにする。 【解決手段】リファレンスカウンタ49のリセットのタ
イミングを知らせるリファレンス信号REFをリファレ
ンスカウンタ50に供給し、リファレンスカウンタ50
がリファレンスカウンタ49と同一のタイミングでリセ
ットしないようにし、出力信号S49、S50の位相が
一致しないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、周波数を一定とす
る同一の信号を分周する2個のカウンタを内蔵してなる
半導体集積回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の半導体集積回路の一例の要
部を示すブロック回路図である。この半導体集積回路
は、携帯電話機の高周波回路として使用されるものであ
り、送信回路及び受信回路を含むものである。
【0003】図6中、1は水晶発振子が外付けされる水
晶発振器(OSC)、2、3は水晶発振器1の出力信号
S1を分周するリファレンスカウンタ、4は送信回路の
一部をなす位相同期ループ回路、いわゆる、PLL回
路、5は受信回路の一部をなすPLL回路である。
【0004】また、PLL回路4において、6はリファ
レンスカウンタ2の出力信号S2が基準周波数信号とし
て供給される位相比較器(PC)、7は位相比較器6か
らの出力信号をアナログ電圧信号に変換するチャージポ
ンプ(CP)である。
【0005】また、8はチャージポンプ7の出力信号か
ら高周波成分を除去するローパスフィルタ(LPF)、
9はローパスフィルタ8から出力されるDCレベルに応
じて発振周波数を変化させる電圧制御発振器(VCO)
であり、電圧制御発振器9の出力信号S9は、例えば、
送信側の混合回路に供給される。
【0006】また、10は電圧制御発振器9の出力信号
S9を分周するプリスケーラ、11はプリスケーラ10
の出力信号を分周するプログラマブルカウンタ、12は
スワローカウンタである。
【0007】また、PLL回路5において、13はリフ
ァレンスカウンタ3の出力信号S3が基準周波数信号と
して供給される位相比較器、14は位相比較器13から
の出力信号をアナログ電圧信号に変換するチャージポン
プである。
【0008】また、15はチャージポンプ14の出力信
号から高周波成分を除去するローパスフィルタ、16は
ローパスフィルタ15から出力されるDCレベルに応じ
て発振周波数を変化させる電圧制御発振器であり、電圧
制御発振器16の出力信号S16は、例えば、受信側の
混合回路に供給される。
【0009】また、17は電圧制御発振器S16の出力
信号S16を分周するプリスケーラ、18はプリスケー
ラ17の出力信号を分周するプログラマブルカウンタ、
19はスワローカウンタである。
【0010】図7はリファレンスカウンタ2の構成を示
す論理回路図である。図7中、21は水晶発振器1の出
力信号S1を反転するインバータ、22〜28はラッチ
付きプログラマブルカウンタであり、D01〜D07は
分周比を設定するための分周比データ、STBは分周比
データD01〜D07のラッチを制御するストローブ信
号である。
【0011】また、ラッチ付きプログラマブルカウンタ
22〜28において、Dはデータ入力端子、STBはス
トローブ信号入力端子、CKはクロック入力端子、xC
Kは反転クロック入力端子、Qは正相出力端子、xQは
逆相出力端子、LDはロード信号入力端子、xLDは反
転ロード信号出力端子である。
【0012】なお、表1にラッチ付きプログラマブルカ
ウンタ22〜28のラッチ部の機能表、表2にラッチ付
きプログラマブルカウンタ22、24〜26のカウンタ
部の機能表、表3にラッチ付きプログラマブルカウンタ
23、27、28のカウンタ部の機能表を示している。
【0013】
【表1】
【0014】
【表2】
【0015】
【表3】
【0016】即ち、ラッチ付きプログラマブルカウンタ
22〜28のラッチ部においては、ストローブ信号ST
B=Hレベルの場合、分周比データD01〜D07のラ
ッチが行われ、データ入力端子DがHレベルとされてい
る場合にはHレベルをラッチし、データ入力端子DがL
レベルとされている場合にはLレベルをラッチし、スト
ローブ信号STB=Lレベルとされると、ラッチした分
周比データD01〜D07をホールドすることになる。
【0017】また、ラッチ付きプログラマブルカウンタ
22〜28のカウンタ部においては、ロード信号LD=
Lレベル(反転ロード信号xLD=Hレベル)とされる
と、クロックCKには関係なく、ラッチ部がホールドし
ているデータがロードされ、リセットされる。
【0018】そして、ロード信号LD=Hレベル(反転
ロード信号xLD=Lレベル)とされると、ラッチ付き
プログラマブルカウンタ22〜28は、Tフリップフロ
ップ回路として機能し、クロックCKをカウントする動
作を開始することになる。
【0019】また、29はラッチ付きプログラマブルカ
ウンタ22、25〜28の逆相出力端子xQに出力され
る信号と、ラッチ付きプログラマブルカウンタ23の正
相出力端子Qに出力される信号を反転した信号と、ラッ
チ付きプログラマブルカウンタ24の正相出力端子Qに
出力される信号とをNAND処理するNAND回路であ
る。
【0020】また、30〜32はNAND回路29の出
力をシフトするシフトレジスタを構成するDフリップフ
ロップ回路、33はDフリップフロップ回路32の正相
出力端子Qに出力される信号を反転してリファレンスカ
ウンタ2の出力信号S2を出力するインバータである。
【0021】この例では、Dフリップフロップ回路32
の正相出力端子Qに出力される信号は、ロード信号LD
として、ラッチ付きプログラマブルカウンタ22のロー
ド信号入力端子LDに供給されるが、ラッチ付きプログ
ラマブルカウンタ22〜28は、ラッチ付きプログラマ
ブルカウンタ22→ラッチ付きプログラマブルカウンタ
23→ラッチ付きプログラマブルカウンタ24〜26→
ラッチ付きプログラマブルカウンタ27、28の順にロ
ード状態とされ、リセットされる。
【0022】図8はリファレンスカウンタ3の構成を示
す論理回路図である。図8中、35は水晶発振器1の出
力信号S1を反転するインバータ、36〜42はラッチ
付きプログラマブルカウンタ22〜28と同様に構成さ
れたラッチ付きプログラマブルカウンタであり、D01
〜D07は分周比を設定するための分周比データ、ST
Bは分周比データD01〜D07のラッチを制御するス
トローブ信号である。
【0023】また、43はラッチ付きプログラマブルカ
ウンタ36、39〜42の逆相出力端子xQに出力され
る信号と、ラッチ付きプログラマブルカウンタ37の正
相出力端子Qに出力される信号を反転した信号と、ラッ
チ付きプログラマブルカウンタ38の正相出力端子Qに
出力される信号とをNAND処理するNAND回路であ
る。
【0024】また、44〜46はNAND回路43の出
力をシフトするシフトレジスタを構成するDフリップフ
ロップ回路、47はDフリップフロップ回路46の正相
出力端子Qに出力される信号を反転してリファレンスカ
ウンタ3の出力信号S3を出力するインバータである。
【0025】この例では、Dフリップフロップ回路46
の正相出力端子Qに出力される信号は、ロード信号LD
として、ラッチ付きプログラマブルカウンタ36のロー
ド信号入力端子LDに供給されるが、ラッチ付きプログ
ラマブルカウンタ36〜42は、ラッチ付きプログラマ
ブルカウンタ36→ラッチ付きプログラマブルカウンタ
37→ラッチ付きプログラマブルカウンタ38〜40→
ラッチ付きプログラマブルカウンタ41、42の順にロ
ード状態とされ、リセットされる。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】図6に示す従来の半導
体集積回路においては、リファレンスカウンタ2、3の
分周比が同一とされ、リファレンスカウンタ2、3の出
力信号S2、S3の周波数が同一とされた場合におい
て、これら出力信号S2、S3の位相が一致する場合に
は、これら出力信号S2、S3が干渉し合い、電圧制御
発振器9、16の出力信号S9、S16のS/N比を悪
化させてしまうという問題点があった。
【0027】本発明は、かかる点に鑑み、周波数を一定
とする同一の信号を分周する2個のカウンタを内蔵して
なる半導体集積回路において、これら2個のカウンタの
出力信号の周波数が同一とされた場合であっても、これ
ら2個のカウンタの出力信号が干渉し合わないようにす
ることができるようにした半導体集積回路を提供するこ
とを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明中、第1の発明
(請求項1記載の半導体集積回路)は、周波数を一定と
する同一の信号を分周する第1、第2のカウンタを内蔵
してなる半導体集積回路において、第1、第2のカウン
タの出力信号の位相が一致しないように制御する位相制
御手段を備えるというものである。
【0029】この第1の発明によれば、第1、第2のカ
ウンタの出力信号の位相が一致しないように制御する位
相制御手段を備えるとしているので、第1、第2のカウ
ンタの分周比が同一とされ、第1、第2のカウンタの出
力信号の周波数が同一とされる場合であっても、第1、
第2のカウンタの出力信号の位相が一致しないようにす
ることができる。
【0030】本発明中、第2の発明(請求項2記載の半
導体集積回路)は、第1の発明において、位相制御手段
は、第1のカウンタのリセットのタイミングを知らせる
リファレンス信号を第2のカウンタに供給するリファレ
ンス信号供給手段と、リファレンス信号に基づいて、第
2のカウンタが第1のカウンタと同一のタイミングでリ
セットしないように制御するリセット制御手段とを備え
て構成されるというものである。
【0031】本発明中、第3の発明(請求項3記載の半
導体集積回路)は、第1又は第2の発明において、第
1、第2のPLL回路を備え、第1のPLL回路の位相
比較器には第1のカウンタの出力信号が基準周波数信号
として供給され、第2のPLL回路の位相比較器には第
2のカウンタの出力信号が基準周波数信号として供給さ
れるように構成されているというものである。
【0032】本発明中、第4の発明(請求項4記載の半
導体集積回路)は、第3の発明において、送信回路及び
受信回路を備え、第1、第2のPLL回路のいずれか一
方を送信回路に使用し、他方を受信回路に使用するよう
に構成されているというものである。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図5を参照して、本
発明の実施の一形態について説明する。なお、図1〜図
3において、図6〜図8に対応する部分には同一符号を
付し、その重複説明は省略する。
【0034】図1は本発明の実施の一形態の要部を示す
ブロック回路図である。本発明の実施の一形態は、図6
に示す従来の半導体集積回路が設けるリファレンスカウ
ンタ2、3の代わりに、これらリファレンスカウンタ
2、3とは回路構成の異なるリファレンスカウンタ4
9、50を設け、その他については、図6に示す従来の
半導体集積回路と同様に構成したものである。
【0035】図2は、リファレンスカウンタ49の構成
を示す論理回路図である。リファレンスカウンタ49
は、Dフリップフロップ回路30〜32の正相出力端子
Qから出力される信号をAND処理して、リファレンス
カウンタ49のリセットのタイミングをリファレンスカ
ウンタ50に知らせるリファレンス信号REFを出力す
るリファレンス信号供給手段をなす3入力のAND回路
51を設け、その他については、図6(図7)に示すリ
ファレンスカウンタ2と同様に構成したものである。
【0036】ここに、AND回路51は、第1の入力端
子をDフリップフロップ回路30の正相出力端子Qに接
続され、第2の入力端子をDフリップフロップ回路31
の正相出力端子Qに接続され、第3の入力端子をDフリ
ップフロップ回路32の正相出力端子Qに接続されてい
る。
【0037】図3は、リファレンスカウンタ50の構成
を示す論理回路図である。リファレンスカウンタ50
は、インバータ52と2入力のOR回路53からなるリ
セット制御手段を設け、その他については、図6(図
8)に示すリファレンスカウンタ3と同様に構成したも
のである。
【0038】ここに、インバータ52は、リファレンス
カウンタ49から供給されるリファレンス信号REFを
反転するものであり、OR回路53は、第1の入力端子
をインバータ52の出力端子に接続され、第2の入力端
子をDフリップフロップ45の正相出力端子Qに接続さ
れ、出力端子をDフリップフロップ46のデータ入力端
子Dに接続されている。
【0039】図4はリファレンスカウンタ49の分周比
を1/16とした場合のリファレンスカウンタ49の動
作を示すタイミングチャート、図5はリファレンスカウ
ンタ50の分周比を1/16とした場合のリファレンス
カウンタ50の動作を示すタイミングチャートであり、
電源投入後、時刻T1で、リファレンスカウンタ49の
出力信号S49とリファレンスカウンタ50の出力信号
S50の位相とが一致した場合を例にして示している。
【0040】即ち、本発明の実施の一形態においては、
図4(A)、図5(A)に示すような水晶発振器1の出
力信号S1がリファレンスカウンタ49、50に供給さ
れると、リファレンスカウンタ49においては、ラッチ
付きプログラマブルカウンタ22(CNT22)の逆相
出力端子xQのレベル、ラッチ付きプログラマブルカウ
ンタ23(CNT23)の正相出力端子Qのレベル、ラ
ッチ付きプログラマブルカウンタ24(CNT24)の
正相出力端子Qのレベルは、それぞれ、図4(B)、図
4(C)、図4(D)に示すようになる。
【0041】また、ラッチ付きプログラマブルカウンタ
25(CNT25)の逆相出力端子xQのレベル、ラッ
チ付きプログラマブルカウンタ26(CNT26)の逆
相出力端子xQのレベル、ラッチ付きプログラマブルカ
ウンタ27(CNT27)の逆相出力端子xQのレベ
ル、ラッチ付きプログラマブルカウンタ28(CNT2
8)の逆相出力端子xQのレベルは、それぞれ、図4
(E)、図4(F)、図4(G)、図4(H)に示すよ
うになる。
【0042】この結果、NAND回路29の出力は、図
4(I)に示すように変化し、Dフリップフロップ回路
30(DFF30)の正相出力端子Q、Dフリップフロ
ップ回路31(DFF31)の正相出力端子Q、Dフリ
ップフロップ回路32(DFF32)の正相出力端子Q
のレベル、リファレンス信号REFのレベル、リファレ
ンスカウンタ49の出力信号S49は、それぞれ、図4
(J)、図4(K)、図4(L)、図4(M)、図4
(N)に示すようになる。
【0043】他方、リファレンスカウンタ50において
は、ラッチ付きプログラマブルカウンタ36(CNT3
6)の逆相出力端子xQのレベル、ラッチ付きプログラ
マブルカウンタ37(CNT37)の正相出力端子Qの
レベル、ラッチ付きプログラマブルカウンタ38(CN
T38)の正相出力端子Qのレベルは、それぞれ、図5
(B)、図5(C)、図5(D)に示すようになる。
【0044】また、ラッチ付きプログラマブルカウンタ
39(CNT39)の逆相出力端子xQのレベルは、ラ
ッチ付きプログラマブルカウンタ40(CNT40)の
逆相出力端子xQのレベル、ラッチ付きプログラマブル
カウンタ41(CNT41)の逆相出力端子xQのレベ
ル、ラッチ付きプログラマブルカウンタ42(CNT4
2)の逆相出力端子xQのレベルは、それぞれ、図5
(E)、図5(F)、図5(G)、図5(H)に示すよ
うになる。
【0045】この結果、NAND回路43の出力は、図
5(I)に示すように変化し、Dフリップフロップ回路
44(DFF44)の正相出力端子Qのレベル、Dフリ
ップフロップ回路45(DFF45)の正相出力端子Q
のレベルは、それぞれ、図5(J)、図5(K)に示す
ように変化する。
【0046】しかし、水晶発振器1の出力信号S1の時
刻T1から始まるサイクルをC0とし、サイクルC0に
続くサイクルを順にサイクルC1、サイクルC2・・・
とした場合、サイクルC12〜C14の間、リファレン
ス信号REFは、図5(L)に示すようにLレベルとさ
れるので、サイクルC14の間、Dフリップフロップ回
路45の正相出力端子Qのレベル=Lレベルとなるにも
関わらず、OR回路53の出力は、サイクルC13で
は、図5(M)に示すようにHレベルを維持する。
【0047】この結果、Dフリップフロップ回路46
(DFF46)の正相出力端子Qの出力は、サイクルC
14では、図5(N)に示すようにHレベルを維持し、
リファレンスカウンタ50の出力信号S50は、サイク
ルC14では、図5(O)に示すようにHレベルを維持
することになる。
【0048】ここに、リファレンス信号REF=Hレベ
ル、Dフリップフロップ回路46の正相出力端子Qのレ
ベル=Lレベル、リファレンスカウンタ50の出力信号
S50がHレベルとなるのは、サイクルC135の時で
あり、このようにして、リファレンスカウンタ49の出
力信号S49の位相とリファレンスカウンタ50の出力
信号S50の位相とが一致しないようにされると、以
降、リファレンスカウンタ50は、この位相状態で、1
6分周動作を行うことになる。
【0049】このように、本発明の実施の一形態によれ
ば、リファレンスカウンタ49のリセットのタイミング
をリファレンスカウンタ50に知らせるリファレンス信
号REFを生成するAND回路51を設けると共に、リ
ファレンスカウンタ50内にインバータ52及びOR回
路53からなるリセット制御手段を設けるようにしたこ
とにより、リファレンスカウンタ49、50の出力信号
S49、S50の分周比を同一とし、リファレンスカウ
ンタ49、50の出力信号S49、S50の周波数を同
一とした場合においても、これら出力信号S49、S5
0の位相が一致しないようにすることができるので、こ
れら出力信号S49、S50が干渉し合うのを回避し、
電圧制御発振器9、16の出力信号S9、S16のS/
N比を向上させることができる。
【0050】なお、マージンを見込む必要がない場合に
は、Dフリップフロップ回路31の正相出力端子Qに出
力される信号をリファレンス信号REFとしてリファレ
ンスカウンタ50のインバータ52に供給するように構
成すれば良い。
【0051】
【発明の効果】以上のように、第1の発明(請求項1記
載の半導体集積回路)によれば、第1、第2のカウンタ
の出力信号の位相が一致しないように制御する位相制御
手段を備えるとしたことにより、第1、第2のカウンタ
の分周比が同一とされ、第1、第2のカウンタの出力信
号の周波数が同一とされる場合であっても、第1、第2
のカウンタの出力信号の位相が一致しないようにするこ
とができるので、第1、第2のカウンタの出力信号が干
渉し合わないようにすることができる。
【0052】また、第2の発明(請求項2記載の半導体
集積回路)によれば、第1の発明と同様の効果を得るこ
とができると共に、位相制御手段を簡単な構成とするこ
とができる。
【0053】また、第3の発明(請求項3記載の半導体
集積回路)によれば、第1の発明と同様に、第1、第2
のカウンタの出力信号が干渉し合わないようにすること
ができるので、第1、第2のPLL回路を構成する電圧
制御発振器の出力信号のS/N比の向上を図ることがで
き、また、第2の発明を利用する場合には、位相制御手
段を簡単な構成とすることができる。
【0054】また、第4の発明(請求項4記載の半導体
集積回路)によれば、第3の発明と同様に、第1、第2
のPLL回路を構成する電圧制御発振器の出力信号のS
/N比の向上を図ることができるので、送信回路及び受
信回路のS/N比の向上を図ることができ、また、第2
の発明を利用する場合には、位相制御手段を簡単な構成
とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の要部を示すブロック回
路図である。
【図2】本発明の実施の一形態が内蔵する送信側のPL
L回路が備えるリファレンスカウンタの構成を示す論理
回路図である。
【図3】本発明の実施の一形態が内蔵する受信側のPL
L回路が備えるリファレンスカウンタの構成を示す論理
回路図である。
【図4】本発明の実施の一形態が内蔵する送信側のPL
L回路が備えるリファレンスカウンタの動作を示すタイ
ミングチャートである。
【図5】本発明の実施の一形態が内蔵する受信側のPL
L回路が備えるリファレンスカウンタの動作を示すタイ
ミングチャートである。
【図6】従来の半導体集積回路の一例の要部を示すブロ
ック回路図である。
【図7】図6に示す従来の半導体集積回路が内蔵する送
信側のPLL回路が備えるリファレンスカウンタの構成
を示す論理回路図である。
【図8】図6に示す従来の半導体集積回路が内蔵する受
信側のPLL回路が備えるリファレンスカウンタの構成
を示す論理回路図である。
【符号の説明】
1 水晶発振器 6、13 位相比較器 7、14 チャージポンプ 8、15 ローパスフィルタ 9、16 電圧制御発振器 REF リファレンス信号

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周波数を一定とする同一の信号を分周する
    第1、第2のカウンタを内蔵してなる半導体集積回路に
    おいて、 前記第1、第2のカウンタの出力信号の位相が一致しな
    いように制御する位相制御手段を備えていることを特徴
    とする半導体集積回路。
  2. 【請求項2】前記位相制御手段は、前記第1のカウンタ
    のリセットのタイミングを知らせるリファレンス信号を
    前記第2のカウンタに供給するリファレンス信号供給手
    段と、前記リファレンス信号に基づいて、前記第2のカ
    ウンタが前記第1のカウンタと同一のタイミングでリセ
    ットしないように制御するリセット制御手段とを備えて
    構成されていることを特徴とする請求項1記載の半導体
    集積回路。
  3. 【請求項3】第1、第2のPLL回路を備え、前記第1
    のPLL回路の位相比較器には前記第1のカウンタの出
    力信号が基準周波数信号として供給され、前記第2のP
    LL回路の位相比較器には前記第2のカウンタの出力信
    号が基準周波数信号として供給されるように構成されて
    いることを特徴とする請求項1又は2記載の半導体集積
    回路。
  4. 【請求項4】送信回路及び受信回路を備え、前記第1、
    第2のPLL回路のいずれか一方を前記送信回路に使用
    し、他方を前記受信回路に使用していることを特徴とす
    る請求項3記載の半導体集積回路。
JP8252564A 1996-09-25 1996-09-25 半導体集積回路 Withdrawn JPH1098381A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014049808A (ja) * 2012-08-29 2014-03-17 Mitsubishi Electric Corp 周波数シンセサイザ

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