JPH109832A - 干渉測定装置 - Google Patents

干渉測定装置

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Publication number
JPH109832A
JPH109832A JP8158688A JP15868896A JPH109832A JP H109832 A JPH109832 A JP H109832A JP 8158688 A JP8158688 A JP 8158688A JP 15868896 A JP15868896 A JP 15868896A JP H109832 A JPH109832 A JP H109832A
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JP
Japan
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elements
interference fringes
mask
detector
interference
Prior art date
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Pending
Application number
JP8158688A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeo Mizoroke
茂男 御菩薩池
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 隣接する素子の間隔よりも干渉縞の位相差π
の幅が小さい場合でも、干渉縞の画像処理において隣接
する素子間で位相のつなぎを可能とする干渉測定装置を
提供する。 【解決手段】 干渉縞4を形成する干渉計と、該干渉縞
をアレイ状に配列された素子2aで検出する検出器2
と、該検出器2の検出面の前側位置又は該前側位置と等
価な位置に配設された遮光性を有するマスク14とを具
備し、該マスク14には光を透過する透過孔14aが形
成され、該透過孔14aを介して前記素子2aに光が入
射されることにより、前記各素子2aからの検出信号に
基づき干渉縞の測定を行う干渉測定装置において、前記
透過孔14aは、隣接する素子2aの少なくとも2つ以
上に跨ると共に、一つの素子2aに対しては1箇所のみ
形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光学部品の形状
計測などに用いられる干渉測定装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のものとしては、特開平6
ー307809号公報に記載されたものがある。
【0003】この装置は、光学部材の干渉縞を形成する
干渉計と、アレイ状に配列された素子で前記干渉計によ
って得られた干渉縞を検出するディテクタと、このディ
テクタの前側に配設されたマスクとを有しており、この
マスクには、各素子の配列ピッチと同ピッチで、且つ、
素子の大きさよりも小さな透過部としてのピンホールが
形成されている。そして、このマスクとディテクタとが
一体となって光軸垂直方向に駆動装置により移動される
ようになっている。
【0004】干渉縞検出時には、駆動装置によりマスク
とディテクタとを光軸垂直方向に素子の配列ピッチより
も小さく変位させ、この変位毎に測定手段により干渉縞
を測定するようにしている。
【0005】このようにすることにより、隣接する素子
の間隔よりも干渉縞の位相差πの幅が小さい場合でも、
干渉縞の画像処理において隣接する素子間で位相のつな
ぎが可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のものにあっては、上述のように各素子間での
位相のつなぎを可能とすべく、マスクとディテクタとを
一体的に駆動装置により移動させるようにしているた
め、駆動装置を装備しなければならないと共に、その移
動に応じた信号処理を行う測定手段を用意しなければな
らず、装置の構造が複雑となると同時に、コスト高にも
つながる、という問題がある。
【0007】また、各素子毎に1つずつピンホールを形
成しているため、アレイ状に配列された全素子を利用す
るには、多数の素子と同数のピンホールを形成しなけれ
ばならないことから、高精度が要求されるピンホール
を、しかも、一定の間隔で成形するのは製造が大変であ
った。
【0008】そこで、この発明は、隣接する素子の間隔
よりも干渉縞の位相差πの幅が小さい場合でも、干渉縞
の画像処理において隣接する素子間で位相のつなぎを可
能とする干渉測定装置を提供することを課題としてい
る。
【0009】他の課題は、アレイ状に配列された多数の
素子よりも少ない数の透過部を有するマスクで、透過部
の数より多くの素子を利用でき、且つ、簡単な構造とす
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる課題を達成するた
めに、請求項1に記載の発明は、干渉縞を形成する干渉
計と、該干渉縞をアレイ状に配列された素子で検出する
検出器と、該検出器の検出面の前側位置又は該前側位置
と等価な位置に配設された遮光性を有するマスクとを具
備し、該マスクには光を透過する透過部が形成され、該
透過部を介して前記素子に光が入射されることにより、
前記各素子からの検出信号に基づき干渉縞の測定を行う
干渉測定装置において、前記透過部は、隣接する素子の
少なくとも2つ以上に跨ると共に、一つの素子に対して
は1箇所のみ形成されている干渉測定装置としたことを
特徴としている。
【0011】請求項2に記載した発明は、請求項1に記
載のマスクは、前記検出器の検出面の前側位置又は該前
側位置と等価な位置に一枚配設されていることを特徴と
している。
【0012】請求項3に記載した発明は、請求項1又は
2に記載の透過部は、隣接する4つの素子の角部に対応
して形成されていることを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を説
明する。
【0014】[発明の実施の形態1]図1乃至図3に
は、この発明の実施の形態1を示す。この実施の形態1
では、干渉計としてフィゾー型干渉計を一例として示
す。
【0015】まず構成について説明すると、図3中符号
1は検出器2上に被測定面3の干渉縞4を形成する干渉
計で、この干渉計1は以下のようになっている。すなわ
ち、光源6から出射されたコヒーレント光束が、レンズ
7により発散光となり、ビームスプリッタ8を透過して
フィゾーレンズ9に入射するようになっている。そし
て、光束の一部は、フィゾーレンズ9の参照面9aで正
反射し参照光束となり、残りの透過光束は、参照面9a
を透過し被測定面3で正反射して測定光束となるように
なっている。前記参照光束と測定光束は、フィゾーレン
ズ9を透過して、ビームスプリッタ8で反射され、結象
レンズ10を通って検出器2の検出面上に干渉縞4を形
成するようになっている。
【0016】また、そのフィゾーレンズ9は、縞走査用
アクチュエータ11によって軸方向に光源波長の半分
(λ/2)だけ変位されるようになっており、その縞走
査用アクチュエータ11の駆動はコンピュータ12から
の信号によりドライバー13にて行われるようになって
いる。
【0017】さらに、前記検出器2は、図1及び図2に
示すように、多数の素子2a…がアレイ状に配列され、
各素子2aに受光された干渉縞情報の信号が前記コンピ
ュータ12に送られて信号処理されて被測定面3の形状
測定が行われるようになっている。その検出器2として
は、CCDカメラ等を用いることができる。
【0018】さらにまた、この検出器2の前側位置に
は、遮光性を有するマスク14が配設されている。この
マスク14には、「透過部」としての多数の透過孔14
a…が形成されている。これら透過孔14aは、隣接す
る4つの素子2aの角部に対応して形成され、一つの素
子2aに対しては1箇所のみ形成されている。これら透
過孔14aの配列ピッチは、図の横方向及び縦方向でそ
れぞれ素子2aの配列ピッチの2倍のピッチに設定され
ている。
【0019】次に、作用について説明する。
【0020】干渉計1により被測定面3の干渉縞4が、
マスク14の多数の透過孔14aを介して検出器2の多
数の素子2a上に形成され、これら素子2aに受光され
た信号がコンピュータ12に送られることにより、干渉
縞4の測定が行われることとなる。この際には、縞走査
用アクチュエータ11により、フィゾーレンズ9を光軸
方向に光源波長の半分(λ/2)だけ変位させ、この間
の干渉縞4の変化を測定することにより、各素子2aに
おける干渉縞4の位相差を高精度に測定できることとな
る。
【0021】かかる測定時には、透過孔14aは、隣接
する4つの素子2aの角部に跨るように形成されている
ため、一つの透過孔14aに望む4つの素子2aは極め
て近い位置になるので、検出及び位相つなぎ可能な干渉
縞の空間周波数帯域が拡大され、これら素子2a間での
干渉縞4の位相のつなぎを比較的簡単に行うことがで
き、各透過孔14aに対応した部分での干渉縞4の角度
を求めることができる。従って、異なる透過孔14aに
望む素子2a間での干渉縞4の位相のつなぎについて
は、各透過孔14aにおける干渉縞4の角度を求めるこ
とができることから、それを延長して接続することによ
り、比較的に簡単に干渉縞4の位相のつなぎを行うこと
ができる。
【0022】してみれば、マスク14への透過部14a
の形成の仕方を本発明のように工夫することにより、干
渉縞4の位相のつなぎを行うことができるため、従来の
ように、マスク14や検出器2を移動させる移動装置が
必要ないと共に移動に伴う信号処理のための測定手段も
必要なく、極めて単純な構造とすることができ、廉価に
できる。
【0023】また、透過孔14aは、4つの素子2aに
跨るように形成されているため、従来と同じ数の素子2
aを利用する場合には、少ない数の透過孔14aを形成
すればよい。従って、成形加工が簡単である。さらに、
このように複数の素子2aに跨るようにすれば、従来と
比べ、透過孔14aを大きくできるため、この点でも成
形加工が容易であり、且つ、透過孔14a開口の回折の
光学的影響による測定誤差の発生を軽減できることとな
る。
【0024】[発明の実施の形態2]図4には、この発
明の実施の形態2を示す。
【0025】上記実施の形態1では、マスク14が1枚
配設されているが、これに限らず、マスクを複数枚重ね
て配設して各マスク部材を組み合わせることにより、上
記実施の形態と同様の利点を奏するようにすることもで
きる。
【0026】すなわち、この実施の形態2では、素子2
aの前側に第1マスク16が、更に、この第1マスク1
6の前側に第2マスク17が配設されている。この第1
マスク16には、隣接する4つの素子2aの角部に跨
り、且つ、各素子2a毎に4つの透過孔16aが形成さ
れており、又、第2マスク17には、実施の形態1のマ
スク14の透過孔14aと同じ位置に透過孔16aより
も大きな透過孔17aが形成されている。
【0027】これによれば、第2マスク17を移動させ
るだけで、第1マスク16の他の透過孔16aを使用す
ることができる。
【0028】なお、上記各実施の形態では、各マスク1
4,16,17の位置は、検出器2の前面に配設した
が、これに限らず、光学系中、素子2a面と共役位置で
あれば良い。また、上記各実施の形態では、マスク14
に形成された透過孔14aが、4つの素子2aに跨るよ
うに形成されているが、これに限らず、2又は3つ等で
も良いことは勿論である。
【0029】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、透過部
は、2つ以上の素子に跨るように形成することにより、
干渉縞の位相のつなぎを行うことができるため、従来の
ように、マスクや検出器を移動させる移動装置が必要な
いと共に移動に伴う信号処理のための測定手段も必要な
く、極めて単純な構造とすることができ、廉価にでき
る。
【0030】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
の効果に加え、マスクを一枚とし、且つ、透過部を、2
つ以上の素子に跨るように形成しているため、従来と同
じ数の素子を利用する場合には、少ない数の透過部を形
成すればよい。従って、成形加工を簡単にできると共
に、このように複数の素子に跨るようにすれば、従来と
比べ、透過部を大きくできるため、この点でも成形加工
が容易であり、且つ、透過部開口の回折の光学的影響に
よる測定誤差の発生を軽減できる。
【0031】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は2の効果に加え、透過部を、隣接する4つの素子の
角部に対応して形成することにより、より透過部の数を
削減できると共に、透過部の大きさもより大きくでき
る、という実用上有益な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係る干渉測定装置の
検出器とマスクの正面図である。
【図2】同実施の形態1に係る干渉縞,透過孔及び素子
の関係を示す図である。
【図3】同実施の形態1に係る干渉測定装置の概略図で
ある。
【図4】この発明の実施の形態2を示す図2に相当する
図である。
【符号の説明】
1 干渉計 2 検出器 2a 素子 3 被測定面 4 干渉縞 6 光源 7 レンズ 8 ビームスプリッタ 9 フィゾーレンズ 9a 参照面 10 結像レンズ 11 縞走査用アクチュエータ 12 コンピュータ 13 ドライバ 14 マスク 14a 透過孔(透過部) 16 第1マスク 16a 透過孔(透過部) 17 第2マスク 17a 透過孔(透過部)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 干渉縞を形成する干渉計と、該干渉縞を
    アレイ状に配列された素子で検出する検出器と、該検出
    器の検出面の前側位置又は該前側位置と等価な位置に配
    設された遮光性を有するマスクとを具備し、該マスクに
    は光を透過する透過部が形成され、該透過部を介して前
    記素子に光が入射されることにより、前記各素子からの
    検出信号に基づき干渉縞の測定を行う干渉測定装置にお
    いて、 前記透過部は、隣接する素子の少なくとも2つ以上に跨
    ると共に、一つの素子に対しては1箇所のみ形成されて
    いることを特徴とする干渉測定装置。
  2. 【請求項2】 前記マスクは、前記検出器の検出面の前
    側位置又は該前側位置と等価な位置に一枚配設されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の干渉測定装置。
  3. 【請求項3】 前記透過部は、隣接する4つの素子の角
    部に対応して形成されていることを特徴とする請求項1
    又は2記載の干渉測定装置。
JP8158688A 1996-06-19 1996-06-19 干渉測定装置 Pending JPH109832A (ja)

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JP8158688A JPH109832A (ja) 1996-06-19 1996-06-19 干渉測定装置

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JPH109832A true JPH109832A (ja) 1998-01-16

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ID=15677188

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