JPH1098106A - インピーダンス調整回路 - Google Patents

インピーダンス調整回路

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JPH1098106A
JPH1098106A JP8250717A JP25071796A JPH1098106A JP H1098106 A JPH1098106 A JP H1098106A JP 8250717 A JP8250717 A JP 8250717A JP 25071796 A JP25071796 A JP 25071796A JP H1098106 A JPH1098106 A JP H1098106A
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resistors
impedance
resistance value
terminal
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Yuji Yamanaka
祐司 山中
Toshihiko Kyogoku
敏彦 京極
Jun Funaki
純 船木
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Mitsumi Electric Co Ltd
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Mitsumi Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の抵抗を予め調整端子に対して並列に接
続しておき、複数の抵抗の接続を切断することにより抵
抗値を調整するインピーダンス調整回路に関し、最小限
の切断箇所で均一なインピーダンス調整が可能なインピ
ーダンス調整回路を提供することを目的とする。 【解決手段】 調整用端子TA 、TB 間に切断可能な調
整用配線12−4、及び、最大調整抵抗値で140K
〔Ω〕に設定された抵抗R14を接続し、また、抵抗R14
に並列に切断可能な調整用配線12−3を介して抵抗値
420K〔Ω〕の抵抗R13を接続し、抵抗R13に並列に
切断可能な調整用配線12−3を介して抵抗値210K
〔Ω〕の抵抗R12を接続し、抵抗R12に並列に切断可能
な調整用配線12−2を介して抵抗値70K〔Ω〕の抵
抗R11を接続し、調整用配線12−1〜12−4を選択
的に切断することにより35K〔Ω〕間隔で調整用端子
TA 、TB 間の合成抵抗値を調整可能としてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインピーダンス調整
回路に係り、特に、複数の抵抗を予め調整端子に対して
並列に接続しておき、複数の抵抗の接続を切断すること
により抵抗値を調整するインピーダンス調整回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】IC(Integrated Circuit)を駆動する
駆動電源電圧は、電源等に応じて各種設定されている。
このため、製造するICも電源電圧に応じて展開する必
要が求められている。
【0003】図7に従来のインピーダンス調整回路の回
路構成図を示す。従来のインピーダンス調整回路41
は、半導体チップ上に形成され、同半導体チップ上に形
成された内部回路と接続され、内部回路のインピーダン
スを調整する。
【0004】インピーダンス調整回路41は、抵抗R41
〜R44を内部回路に接続される調整用端子TA 、TB 間
に並列に接続した構成とされ、抵抗R41〜R44は、調整
用端子TA 、TB から切断可能な構成とされている。調
整用端子TA と調整用端子TB との間には短絡用配線4
2が接続されている。この短絡用配線42にはレーザー
ショット箇所LZ44が設定されている。レーザーショッ
ト箇所LZ44は、調整用端子TA と調整用端子TB との
間のインピーダンスを0、すなわち、短絡状態とする場
合以外には切断される。
【0005】抵抗R44は、調整用端子TA と調整用端子
TB との間に接続され、調整用端子TA と調整用端子T
B との間における最大の抵抗値rが設定される。抵抗R
43は、抵抗値が抵抗R44と同一の抵抗値rに設定されて
おり、一端が調整用配線43を介して調整用端子TA に
接続され、他端は直接調整用端子TB に接続される。調
整用配線43には、レーザーショット箇所LZ43が設け
られている。レーザーショット箇所LZ43は、調整用端
子TA と調整用端子TB との間に最大抵抗R44=r、又
は、抵抗R44、R43の並列合成抵抗、又は、抵抗R44、
R43、R42の合成抵抗を得るときに切断される。
【0006】抵抗R42は、抵抗値が抵抗R44、R43と同
一の抵抗値rに設定されおり、一端が調整用配線44を
介して抵抗R43の一端と調整用配線43との接続点に接
続され、他端は直接調整用端子TB に接続される。調整
用配線44には、レーザーショット箇所LZ42が設定さ
れている。レーザーショット箇所LZ42は、抵抗R44と
抵抗R43との並列合成抵抗を得るときに切断される。
【0007】抵抗R41は、抵抗値が抵抗R44、R43、R
42と同一の抵抗値rに設定されており、一端が調整用配
線45を介して抵抗R42の一端と調整用配線44との接
続点に接続され、他端が直接調整用端子TB に接続され
る。調整用配線45には、レーザーショット箇所LZ41
が設定されている。レーザーショット箇所LZ41は、抵
抗R44、R43、R42の並列合成抵抗を得るときに切断さ
れる。
【0008】次に、従来のインピーダンス調整回路41
の動作を説明する。インピーダンス調整回路41で最低
のインピーダンスを得る場合には、レーザーショット箇
所LZ41、LZ42、LZ43、LZ44のいずれにもレーザ
ーショットを行わない。上記レーザーショット箇所LZ
41、LZ42、LZ43、LZ44のいずれにもレーザーショ
ットを行わないことにより、調整用配線42、43、4
4、45のいずれも切断されない状態となる。調整用配
線42、43、44、45のいずれも切断されない状態
では、調整用端子TA と調整用端子TB との間には調整
用配線42が接続されるため、調整用端子TA と調整用
端子TB との間は短絡状態とされ、インピーダンスは0
とされる。
【0009】また、インピーダンス調整回路41で最大
のインピーダンスを得る場合には、レーザーショット箇
所LZ43、LZ44の2箇所にレーザーショットを行う。
レーザーショット箇所LZ43、LZ44の2箇所にレーザ
ーショットを行うことにより調整用配線42、43が切
断される。調整用配線42、43の切断により調整用端
子TA と調整用端子TB との間には抵抗R44だけが接続
されることになり、並列に他の抵抗R43、R42、R41が
接続されることがないので、抵抗R44の抵抗値rが最大
のインピーダンスとして接続されることになる。
【0010】さらに、中間のインピーダンスを得る場合
には、レーザーショット箇所LZ44のみの一箇所、レー
ザーショット箇所LZ44、及び、LZ41又はLZ42の2
箇所にレーザーショットを行う。例えば、レーザーショ
ット箇所LZ44、の1箇所にレーザーショットを行う
と、調整用端子TA と調整用端子TB との間には抵抗R
41、R42、R43、R44が並列に接続されるため、調整用
端子TA と調整用端子TB との間には抵抗R41、R42、
R43、R44の並列合成抵抗RABは、
【0011】
【数2】
【0012】が接続される。ここで、抵抗R41、R42、
R43、R44の抵抗値は全てrであるので、式(1)は、
【0013】
【数3】
【0014】となる。また、レーザーショット箇所LZ
44、及び、LZ41の2箇所にレーザーショットを行う
と、調整用端子TA と調整用端子TB との間には抵抗R
42、R43、R44が並列に接続されるため、調整用端子T
A と調整用端子TB との間には抵抗R42、R43、R44の
並列合成抵抗RABは、
【0015】
【数4】
【0016】が接続される。ここで、抵抗R42、R43、
R44の抵抗値は全てrであるので、式(3)は、
【0017】
【数5】
【0018】となる。さらに、レーザーショット箇所L
Z44、及び、LZ42の2箇所にレーザーショットを行う
と、調整用端子TA と調整用端子TB との間には抵抗R
43、R44が並列に接続されるため、調整用端子TA と調
整用端子TB との間には抵抗R43、R44の並列合成抵抗
RABは、
【0019】
【数6】
【0020】が接続される。ここで、抵抗R43、R44の
抵抗値はrであるので、式(5)は、
【0021】
【数7】
【0022】となる。したがって、インピーダンス調整
回路41で調整可能な抵抗値RABは、 0、r/4、r/3、r/2、r となる。
【0023】図8に従来のインピーダンス調整回路の切
断箇所とインピーダンスとの関係を示す図を示す。図8
は、抵抗R41、R42、R43、R44の抵抗値をr=140
KΩとした場合の合成抵抗RABを示す。
【0024】図8に示すようにレーザーショット箇所L
Z44のみを切断し場合には、式(2)から合成抵抗RAB
は、r/4=140K/4=35KΩとされる。また、
レーザーショット箇所LZ44及びLZ41を切断した場合
には、式(4)から合成抵抗RABは、r/3=140K
/3=47KΩとされる。
【0025】さらに、レーザーショット箇所LZ44及び
LZ42を切断した場合には、式(6)から合成抵抗RAB
は、r/2=140K/2=70KΩとされる。このよ
うに、従来のインピーダンス調整回路41では、調整で
きる抵抗値がr/n(nは正の整数)となるため、図8
に示すように調整できる合成抵抗の差が12KΩ、23
KΩ、70KΩとなり、均一に設定できない。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来のイン
ピーダンス調整回路は、調整用端子に並列に接続される
抵抗が全て同一の抵抗値rに設定されていたため、図8
に示すように調整できる合成抵抗の差が12KΩ、23
KΩ、70KΩとなり、均一に設定できず、したがっ
て、調整インピーダンスを大きく取りたい場合など、図
8に示すように70KΩから140KΩの間には70K
Ωもの差ができ、微調整ができなかった。
【0027】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、最小限の切断箇所で均一なインピーダンス調整が可
能なインピーダンス調整回路を提供することを目的とす
る。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明は請求項1は、調
整端子間にN個の抵抗が並列に接続され、該n個の抵抗
の該調整端子への接続を切断することにより該調整端子
間のインピーダンスを調整するインピーダンス調整回路
において、前記調整端子の抵抗値が一定の差で調整可能
となるように前記N個の抵抗の抵抗値を設定したことを
特徴とする。
【0029】請求項2は、取りうる最大の抵抗値をrma
x としたとき、前記N個の抵抗R1〜Rn のうち抵抗R
nを最大値rmax に設定し、他の(N−1)個の抵抗R
1 〜Rn-1 の抵抗値rx を
【0030】
【数8】
【0031】に設定したことを特徴とする。請求項3
は、前記N個の抵抗を前記抵抗値rm が設定された抵抗
を前記調整端子間に接続し、他の抵抗は前記抵抗値rm
が設定された抵抗から抵抗値の大きい順に切断可能な配
線を介して順次前段の抵抗の一端に接続する構成とする
ことを特徴とする。
【0032】請求項4は、前記N個の抵抗を切断可能な
配線を介して前記調整用端子間に並列に接続されたこと
を特徴とする。請求項5は、前記調整用端子間を切断可
能な配線により短絡することを特徴とする。
【0033】本発明によれば、N個の抵抗の抵抗値を取
りうる最大の抵抗値をrm としたとき、前記N個の抵抗
のうち一の抵抗の抵抗値をrm に設定し、他の(N−
1)個の抵抗R1 〜Rn-1 の抵抗値rx を
【0034】
【数9】
【0035】に設定し、抵抗を選択的に切断することに
より、調整端子の抵抗値が一定の差で調整することがで
きる。
【0036】
【発明の実施の形態】図1に本発明の第1実施例の回路
構成図を示す。本実施例のインピーダンス調整回路11
は、半導体チップ上に形成され、同半導体チップ上に形
成された内部回路と接続され、内部回路のインピーダン
スを調整する。
【0037】インピーダンス調整回路11は、n個の抵
抗R11〜R1nを内部回路に接続される調整用端子TA 、
TB 間に並列に接続した構成とされ、抵抗R11〜R1n
は、調整用端子TA 、TB から切断可能な構成とされて
いる。調整用端子TA と調整用端子TB との間には短絡
用配線12−nが接続されている。この短絡用配線12
−nにはレーザーショット箇所LZ1nが設定されてい
る。レーザーショット箇所LZ1nは、調整用端子TA と
調整用端子TB との間のインピーダンスを0、すなわ
ち、短絡状態とする場合以外には切断される。
【0038】抵抗R1nは、調整用端子TA と調整用端子
TB との間に接続され、調整用端子TA と調整用端子T
B との間における最大の抵抗値r1nが設定される。抵抗
R1n-1は、抵抗値が抵抗R1nとは異なる抵抗値rn-1 に
設定されており、一端が調整用配線12−n-1 を介して
調整用端子TA に接続され、他端は直接調整用端子TB
に接続される。調整用配線12−n-1 には、レーザーシ
ョット箇所LZ1n-1が設けられている。レーザーショッ
ト箇所LZ1n-1は、調整用端子TAと調整用端子TB と
の間に最大抵抗R1n=rを得るときに切断される。
【0039】同様に、抵抗R14〜抵抗R1n-2が接続され
る。また、抵抗R13は、抵抗値が抵抗R14〜R1nとは異
なる抵抗値r13に設定されており、一端が調整用配線1
2−3を介して抵抗R14の一端と調整用配線12−4と
の接続点に接続され、他端は直接調整用端子TB に接続
される。調整用配線12−3には、レーザーショット箇
所LZ13が設定されている。レーザーショット箇所LZ
13は、抵抗R14〜抵抗R1nとの並列合成抵抗を得るとき
に切断される。
【0040】抵抗R12は、抵抗値が抵抗R13〜R1nとは
異なる抵抗値r12に設定されており、一端が調整用配線
12−2を介して抵抗R13の一端と調整用配線12−3
との接続点に接続され、他端が直接調整用端子TB に接
続される。調整用配線12−2には、レーザーショット
箇所LZ12が設定されている。レーザーショット箇所L
Z12は、抵抗R13〜R1nの並列合成抵抗を得るときに切
断される。
【0041】抵抗R11は、抵抗値が抵抗R12〜R1nとは
異なる抵抗値r11に設定されており、一端が調整用配線
12−1を介して抵抗R12の一端と調整用配線12−2
との接続点に接続され、他端が直接調整用端子TB に接
続される。調整用配線12−1には、レーザーショット
箇所LZ11が設定されている。レーザーショット箇所L
Z11は、抵抗R12〜R1nの並列合成抵抗を得るときに切
断される。
【0042】ここで、抵抗R11〜R1nの抵抗値r11〜r
1nの設定値について説明する。抵抗R1nの抵抗値r1n
は、インピーダンス調整回路11の最大インピーダン
ス、抵抗値に設定される。抵抗R11〜R1n-1の抵抗値r
11〜r1n-1は、抵抗R1nの抵抗値をr1n、抵抗の個数を
Nとするとき、
【0043】
【数10】
【0044】に設定されている。すなわち、抵抗R11〜
R1n-1の抵抗値をrx としたとき、
【0045】
【数11】
【0046】で決定されることになる。次に、従来のイ
ンピーダンス調整回路11の動作を説明する。インピー
ダンス調整回路11で最低のインピーダンスを得る場合
には、レーザーショット箇所LZ11〜LZ1nのいずれに
もレーザーショットを行わない。上記レーザーショット
箇所LZ11〜LZ1nのいずれにもレーザーショットを行
わないことにより、調整用配線12−1〜12−nのい
ずれも切断されない状態となる。調整用配線12−1〜
12−nのいずれも切断されない状態では、調整用端子
TA と調整用端子TB との間には調整用配線12−nが
接続されるため、調整用端子TA と調整用端子TB との
間は短絡状態とされ、インピーダンスは0とされる。
【0047】また、インピーダンス調整回路11で最大
のインピーダンスを得る場合には、レーザーショット箇
所LZ1n-1、及び、LZ1nの2箇所にレーザーショット
を行う。レーザーショット箇所LZ1n-1、及び、LZ1n
の2箇所にレーザーショットを行うことにより調整用配
線12−n-1 、及び、12−nが切断される。調整用配
線12−n-1 、及び、12−nの切断により調整用端子
TA と調整用端子TBとの間には抵抗R1nだけが接続さ
れることになり、抵抗R1nの抵抗値r1nが最大のインピ
ーダンスとして接続されることになる。
【0048】さらに、中間のインピーダンスを得る場合
には、レーザーショット箇所LZ1nのみの一箇所、レー
ザーショット箇所LZ1n、及び、LZ11〜LZ1n-1のう
ちの1箇所の計2箇所にレーザーショットを行う。例え
ば、レーザーショット箇所LZ1n、の1箇所にレーザー
ショットを行うと、調整用端子TA と調整用端子TB と
の間には抵抗R11〜R1nが並列に接続されるため、調整
用端子TA と調整用端子TB との間には抵抗R11〜R1n
の並列合成抵抗RABが接続される。抵抗R11〜R1nの並
列合成抵抗RABは、
【0049】
【数12】
【0050】で表せる。ここで、抵抗R11〜R1nは上記
式(7)により設定されているので、式(8)は、
【0051】
【数13】
【0052】となる。また、レーザーショット箇所LZ
1nとLZ11の2箇所にレーザーショットを行うと、調整
用端子TA と調整用端子TB との間には抵抗R12〜R1n
が並列に接続されるため、調整用端子TA と調整用端子
TB との間には抵抗R12〜R1nの並列合成抵抗RABが接
続される。抵抗R12〜R1nの並列合成抵抗RABは、
【0053】
【数14】
【0054】で表せる。ここで、抵抗R11〜R1nは上記
式(7)により設定されているので、式(10)は、
【0055】
【数15】
【0056】となる。また、レーザーショット箇所LZ
1n、及び、LZ12の2箇所にレーザーショットを行う
と、調整用端子TA と調整用端子TB との間には抵抗R
13〜R1nが並列に接続されるため、調整用端子TA と調
整用端子TB との間には抵抗R13〜R1nの並列合成抵抗
RABとなり、抵抗R13〜R1nの並列合成抵抗RABは、
【0057】
【数16】
【0058】で表せる。ここで、抵抗R11〜R1nは上記
式(7)により設定されているので、式(12)は、
【0059】
【数17】
【0060】となる。さらに、レーザーショット箇所L
Z1n、及び、LZn-2 の2箇所にレーザーショットを行
うと、調整用端子TA と調整用端子TB との間には抵抗
R1n-1〜R1nが並列に接続されるため、調整用端子TA
と調整用端子TB との間には抵抗R1n-2〜R1nの並列合
成抵抗RABが接続される。抵抗R1n-1〜R1nの並列合成
抵抗RABは、
【0061】
【数18】
【0062】で表せる。ここで、抵抗R11〜R1nは上記
式(7)により設定されているので、式(7)を式(1
4)に代入すると式(14)は、
【0063】
【数19】
【0064】となる。したがって、インピーダンス調整
回路41で調整可能な抵抗値RABは、
【0065】
【数20】
【0066】となる。図2に従来のインピーダンス調整
回路の切断箇所とインピーダンスとの関係を示す図を示
す。図2において×は切断を示す。図2に示すようにレ
ーザーショット箇所LZ1nのみを切断し場合には、式
(9)から合成抵抗RABは、(1/N)×r1nとなり、
レーザーショット箇所LZ1n及びLZ11を切断した場合
には、式(11)から合成抵抗RABは、(2/N)×r
1nとなり、レーザーショット箇所LZ1n及びLZ12を切
断した場合には、式(13)から合成抵抗RABは、(3
/N)×r1nとなる。
【0067】また、レーザーショット箇所LZ1n及びL
Z1n-2を切断した場合には、式(15)から合成抵抗R
ABは、{(N−1)/N}×r1nとなり、レーザーショ
ット箇所LZ1n及びLZ1n-1を切断した場合には、r1n
となる。このように、本実施例のインピーダンス調整回
路11では、調整できる抵抗値を(1/N)×r1n間隔
で均一に調整できる。
【0068】図3に本発明の第2実施例の回路構成図を
示す。本実施例のインピーダンス調整回路21は、図1
の第1実施例において接続する抵抗の数Nを4とし、イ
ンピーダンス調整回路21が取り得る最大の抵抗値を1
40KΩに設定してなる。
【0069】インピーダンス調整回路21の抵抗R11の
抵抗値r11は、式(7−1)のNに4を代入し、r1nに
140KΩを代入すると、
【0070】
【数21】
【0071】となる。また、抵抗R12の抵抗値r12は、
式(7−2)のNに4を代入し、r1nに140KΩを代
入すると、
【0072】
【数22】
【0073】となる。また、抵抗R13の抵抗値r13は、
式(7−3)のNに4を代入し、r1nに140KΩを代
入すると、
【0074】
【数23】
【0075】となる。また、抵抗R14の抵抗値r14は、
最大の抵抗r1nに設定されるため、140K〔Ω〕とな
る。ここで、レーザーショット箇所LZ14、の1箇所に
レーザーショットを行うと、調整用端子TA と調整用端
子TB との間には抵抗R11、R12、R13、R14が並列に
接続されるため、調整用端子TA と調整用端子TB との
間には抵抗R11、R12、R13、R13の並列合成抵抗RAB
が接続される。抵抗R11、R12、R13、R13の並列合成
抵抗RABは、式(9)から、
【0076】
【数24】
【0077】となる。また、レーザーショット箇所LZ
14、及び、LZ11の2箇所にレーザーショットを行う
と、調整用端子TA と調整用端子TB との間には抵抗R
12、R13、R14が並列に接続されるため、調整用端子T
A と調整用端子TB との間には抵抗R12、R13、R14の
並列合成抵抗RABが接続される。抵抗R12、R13、R14
の並列合成抵抗RABは、式(11)より
【0078】
【数25】
【0079】となる。さらに、レーザーショット箇所L
Z14、及び、LZ12の2箇所にレーザーショットを行う
と、調整用端子TA と調整用端子TB との間には抵抗R
13、R14が並列に接続されるため、調整用端子TA と調
整用端子TB との間には抵抗R13、R14の並列合成抵抗
RABが接続される。抵抗R13、R14の並列合成抵抗RAB
は、式(15)より
【0080】
【数26】
【0081】となる。したがって、インピーダンス調整
回路21で調整可能な抵抗値RABは、0、35K、70
K、105K、140K〔Ω〕となる。
【0082】図4に本発明の第2実施例の切断箇所とイ
ンピーダンスとの関係を示す図を示す。図4において×
は切断を示す。図4に示すように、本実施例のインピー
ダンス調整回路21では、調整できる抵抗値が(m/
N)r1n(mは正の整数:Nは抵抗の個数)となり、調
整可能な抵抗値が0、35K、70K、105K、14
0K〔Ω〕となり、35KΩ単位で均一に調整可能とな
る。
【0083】図5に本発明の第3実施例の回路構成図を
示す。本実施例のインピーダンス調整回路31は、調整
用端子TA と調整用端子TBとの間に抵抗R31〜R34を
並列に接続して、抵抗R31、R32、R33に直列に調整用
配線32−1、32−2、32−3を設けた構成とさ
れ、抵抗R31〜R34の抵抗値r31、r32、r33、r34
は、第1実施例の式(7)に基づいて設定される。ここ
では、N=4、r34=140K〔Ω〕とし、抵抗値r31
は420K〔Ω〕、r32は210K〔Ω〕、r33は70
K〔Ω〕、r34は140K〔Ω〕に設定されているもの
とする。
【0084】調整用端子TA と調整用端子TB との間に
は短絡用配線32−4が接続されている。この短絡用配
線32−4にはレーザーショット箇所LZ34が設定され
ている。レーザーショット箇所LZ34は、調整用端子T
A と調整用端子TB との間のインピーダンスを0、すな
わち、短絡状態とする場合以外には切断される。
【0085】抵抗R34は、調整用端子TA と調整用端子
TB との間に接続され、調整用端子TA と調整用端子T
B との間における最大の抵抗値rが設定される。抵抗R
33は、一端が調整用配線32−3を介して調整用端子T
A に接続され、他端は直接調整用端子TB に接続され
る。調整用配線32−3には、レーザーショット箇所L
Z33が設けられている。
【0086】また、抵抗R32は、一端が調整用配線32
−2を介して調整用端子TA に接続され、他端は直接調
整用端子TB に接続される。調整用配線32−2には、
レーザーショット箇所LZ32が設けられている。抵抗R
31は、一端が調整用配線32−1を介して調整用端子T
A に接続され、他端は直接調整用端子TB に接続され
る。調整用配線32−1には、レーザーショット箇所L
Z31が設けられている。
【0087】次に、本実施例のインピーダンス調整回路
31の動作を説明する。インピーダンス調整回路31で
最低のインピーダンスを得る場合には、レーザーショッ
ト箇所LZ31、LZ32、LZ33、LZ34のいずれにもレ
ーザーショットを行わない。上記レーザーショット箇所
LZ31、LZ32、LZ33、LZ34のいずれにもレーザー
ショットを行わないことにより、調整用配線32−1、
32−2、32−3、32−4のいずれも切断されない
状態となる。調整用配線32−1、32−2、32−
3、32−4のいずれも切断されない状態では、調整用
端子TA と調整用端子TB との間には調整用配線32−
4が接続されるため、調整用端子TA と調整用端子TB
との間は短絡状態とされ、インピーダンスは0とされ
る。
【0088】また、インピーダンス調整回路31で最大
のインピーダンスを得る場合には、レーザーショット箇
所LZ31、LZ32、LZ33、LZ34の全てにレーザーシ
ョットを行う。レーザーショット箇所LZ31、LZ32、
LZ33、LZ34の全てにレーザーショットを行うことに
より調整用配線32−1、32−2、32−3、32−
4が切断される。調整用配線32−1、32−2、32
−3、32−4の切断により調整用端子TA と調整用端
子TB との間には抵抗R34だけが接続されることにな
り、抵抗R34の抵抗値rが最大のインピーダンスとして
接続されることになる。
【0089】さらに、中間のインピーダンスを得る場合
には、レーザーショット箇所LZ31、LZ32、LZ33、
LZ34に対して選択的にレーザーショットを行う。例え
ば、レーザーショット箇所LZ34、の1箇所にレーザー
ショットを行うと、調整用端子TA と調整用端子TB と
の間には抵抗R31、R32、R33、R34が並列に接続され
るため、調整用端子TA と調整用端子TB との間には抵
抗R31、R32、R33、R34の並列合成抵抗RABが接続さ
れることになる。抵抗R31、R32、R33、R34の並列合
成抵抗RABは、
【0090】
【数27】
【0091】となる。また、レーザーショット箇所LZ
33、及び、LZ34の2箇所にレーザーショットを行う
と、調整用端子TA と調整用端子TB との間には抵抗R
31、R32、R34が並列に接続されるため、調整用端子T
A と調整用端子TB との間には抵抗R31、R32、R34の
並列合成抵抗RABが接続される。抵抗R31、R32、R34
の並列合成抵抗RABは、
【0092】
【数28】
【0093】となる。さらに、レーザーショット箇所L
Z32、LZ33、LZ34の3箇所にレーザーショットを行
うと、調整用端子TA と調整用端子TB との間には抵抗
R31、R34が並列に接続されるため、調整用端子TA と
調整用端子TB との間には抵抗R31、R34の並列合成抵
抗RABが接続される。抵抗R31、R34の並列合成抵抗R
ABは、
【0094】
【数29】
【0095】となる。さらに、レーザーショット箇所L
Z31、LZ32、LZ33、LZ34の4箇所にレーザーショ
ットを行うと、調整用端子TA と調整用端子TB との間
には抵抗R34だけが接続されることになるため、調整用
端子TA と調整用端子TB との間には抵抗R34の抵抗値
140K〔Ω〕とされる。
【0096】図6に本発明の第2実施例の切断箇所とイ
ンピーダンスとの関係を示す図を示す。図6において×
は切断を示す。図6に示すように、本実施例のインピー
ダンス調整回路31では、調整できる抵抗値が(m/
N)r1n(mは正の整数:Nは抵抗の個数)となり、調
整可能な抵抗値が0、35K、70K、105K、14
0K〔Ω〕となり、35KΩ単位で均一に調整可能とな
る。
【0097】
【発明の効果】上述の如く、 本発明によれば、N個の
抵抗の抵抗値を取りうる最大の抵抗値をrmax としたと
き、前記N個の抵抗のうち一の抵抗Rn の抵抗値をrma
x に設定し、他の(N−1)個の抵抗R1 〜Rn-1 の抵
抗値rx を、
【0098】
【数30】
【0099】に設定し、抵抗を選択的に切断することに
より、調整端子の抵抗値が一定の差で調整することがで
きる等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の回路構成図である。
【図2】本発明の第1実施例の切断箇所とインピーダン
スとの関係を示す図である。
【図3】本発明の第2実施例の回路構成図である。
【図4】本発明の第2実施例の切断箇所とインピーダン
スとの関係を示す図である。
【図5】本発明の第3実施例の回路構成図である。
【図6】本発明の第3実施例の切断箇所とインピーダン
スとの関係を示す図である。
【図7】従来のインピーダンス調整回路の一例の回路構
成図である。
【図8】従来のインピーダンス調整回路の一例の切断箇
所とインピーダンスとの関係を示す図である。
【符号の説明】
1、11、21 インピーダンス調整回路 R11〜R14、R21〜R24、R31〜R3n 抵抗 LZ11〜LZ14、LZ21〜LZ24、LZ31〜LZ3n レ
ーザーショット箇所

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調整端子間にN個の抵抗が並列に接続さ
    れ、該N個の抵抗の該調整端子への接続を切断すること
    により該調整端子間のインピーダンスを調整するインピ
    ーダンス調整回路において、 前記調整端子の抵抗値が一定の差で調整可能となるよう
    に前記N個の抵抗の抵抗値を設定したことを特徴とする
    インピーダンス調整回路。
  2. 【請求項2】 取りうる最大の抵抗値をrmax としたと
    き、前記N個の抵抗R1 〜Rn のうち一の抵抗Rn を最
    大抵抗値rmax に設定し、残りの(N−1)個の抵抗R
    1 〜Rn-1 の抵抗値rx を、 【数1】 で設定したことを特徴とする請求項1記載のインピーダ
    ンス調整回路。
  3. 【請求項3】 前記N個の抵抗は、前記抵抗値rmax が
    設定された抵抗を前記調整端子間に接続し、他の抵抗は
    前記抵抗値rmax が設定された抵抗から抵抗値の大きい
    順に切断可能な配線を介して順次前段の抵抗の一端に接
    続する構成とすることを特徴とする請求項2記載のイン
    ピーダンス回路。
  4. 【請求項4】 前記N個の抵抗は、切断可能な配線を介
    して前記調整用端子間に並列に接続されたことを特徴と
    する請求項2記載のインピーダンス調整回路。
  5. 【請求項5】 前記調整用端子間は、切断可能な配線に
    より短絡可能とされたことを特徴とする請求項1乃至4
    のいずれか一項記載のインピーダンス調整回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006116018A (ja) * 2004-10-20 2006-05-11 Toshiba Corp 超音波診断装置および超音波プローブ
JP2007116750A (ja) * 2002-05-31 2007-05-10 Toshiba Corp 可変インダクタを含む増幅器及びこの増幅器を備えた無線端末

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