JPH1097870A - リチウム二次電池 - Google Patents

リチウム二次電池

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JPH1097870A
JPH1097870A JP8250636A JP25063696A JPH1097870A JP H1097870 A JPH1097870 A JP H1097870A JP 8250636 A JP8250636 A JP 8250636A JP 25063696 A JP25063696 A JP 25063696A JP H1097870 A JPH1097870 A JP H1097870A
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electrolyte
lithium
negative electrode
solvent
carbonate
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JP8250636A
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Takashi Suzuki
貴志 鈴木
Hideaki Nagura
秀哲 名倉
Tomoya Murata
知也 村田
Yoshiro Harada
吉郎 原田
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Original Assignee
FDK Corp
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  • Carbon And Carbon Compounds (AREA)
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  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 負極に黒鉛材料を用いても、常温で大きな放
電容量が得られるのみならず、低温でも大きな放電容量
が得られるリチウム二次電池を提供する。 【解決手段】 負極2に少なくとも六方晶系及び菱面体
晶系に帰属される結晶配列の領域を含有し、広角X線回
折曲線の2θ/θ=43.3°付近に出現する菱面体晶系の
(101) 面に相当するピークの強度r(101) と2θ/θ=
44.5°付近に出現する六方晶系の(101) 面に相当するピ
ークの強度h(101) を用いて、R値=r(101)/{r(101)+h
(101)}なる式により定義されるR値が0.27以上であるよ
うな黒鉛材料を用い、且つ非水電解液はプロピレンカー
ボネート、エチレンカーボネート及び低沸点溶媒とで構
成され、前記エチレンカーボネートと前記プロピレンカ
ーボネートの体積比が2:1 〜1:5 であって、該エチレン
カーボネートと該プロピレンカーボネートとの合計体積
量が全電解液量の20〜80体積%であるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、常温での放電容量の向
上及び低温特性の改良を図った非水電解液リチウム二次
電池に関する。
【0002】
【従来の技術】リチウム二次電池の炭素材料からなる負
極は、充放電サイクル中での容量劣化が少なく優れた耐
久性を示すことで注目されている。これは炭素質材料が
卑な電位でリチウムの吸蔵・放出を可逆的に行うことが
可能であるためで、リチウムと炭素質材料との層間化合
物が可逆的に形成されることを利用したためである。
【0003】例えば、セパレータを介して、十分な量の
リチウムを含有する正極、負極としての炭素質材料、お
よび非水系のリチウムイオン導電性電解質で電池を構成
すると、この電池は放電状態で組立てが完了することに
なる。このため、この種の電池は、組立て後に充電しな
いと放電可能状態にならない。
【0004】この電池に対して第1サイクル目の充電を
行うと、正極中のリチウムは電気化学的に負極炭素質材
料の層間にドープされる。そして放電を行うと、ドープ
されていたリチウムは脱ドープし、再び正極中にもど
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この場合の
炭素質材料の単位重量当たりの電気容量(mAh/g)
は、リチウムの吸蔵・放出可能容量によって決まるた
め、このような負極ではリチウムの電気化学的な可逆的
吸蔵量を出来る限り大きくすることが望ましい。
【0006】この種の電池のように、電池内で電気化学
的にリチウムと炭素の層間化合物を生成させる場合(充
電操作に相当)、理論的には炭素原子6個に対してリチ
ウム原子1個の割合で吸蔵された状態が上限、つまりリ
チウムと炭素質材料の層間化合物の飽和組成となる。
【0007】このような条件を満たす負極炭素質材料と
して、従来よりある種の有機系高分子化合物またはその
複合物を、種々の方法によって炭素化或いは黒鉛化され
たものが使用されてきた。また天然黒鉛や土状黒鉛のよ
うに天然に存在する炭素質物質も検討されている。これ
らの中でも結晶化がある程度以上に発達した黒鉛材料
は、リチウムの吸蔵・放出量が大きく、なおかつ作動電
位が全領域に渡って卑で平坦であるため特に注目されて
いる。
【0008】一方、この種の電池に用いられる電解液の
溶媒としては、高誘電率溶媒と低沸点溶媒とを混合して
して用いるのが一般的である。高誘電率溶媒と低沸点溶
媒とを適正な配合比で配合した混合溶媒を非水溶媒とす
る電解液は、特に高い電導率を発揮し、この種の電解液
を用いた電池の充放電特性は極めて良好であることが確
認されている。
【0009】しかしながら、黒鉛材料は高誘電率溶媒の
一つであるプロピレンカーボネート(以下PCと略記)
との反応性が非常に高いという欠点がある。例えば高誘
電率溶媒としてPCのみを含んだ電解液中で電気化学的
にリチウムをドープさせると、その初期充電時において
はPCが還元分解する反応のみが優先して進行してしま
い、黒鉛材料にドープされるリチウム量は極く僅かとな
る。このため、実用的に満足できる容量を到底確保でき
ないという問題がある。
【0010】また、高誘電率溶媒の一部にPCを含んだ
電解液中で電気化学的にリチウムをドープさせると、そ
の初期充電時において、リチウムが黒鉛層間にドープさ
れる反応と共にPCが還元分解する反応も同時に競争反
応として進行するため、初期充放電サイクル時に大きな
不可逆容量が発生してしまう。このため、以後の充放電
サイクルでは恒常的に容量が減少したままで充放電が繰
り返されることになる。
【0011】すなわち、充放電反応はリチウムイオンが
正極側から負極側、負極側から正極側に移動することに
よって行われ、その移動可能な容量が当該電池の充放電
容量となるが、前述の如く第一サイクルにおける脱ドー
プ時に移動可能な容量が減少してしまうと、以後のサイ
クルにおいて恒常的に容量が減少したままで充放電が繰
り返されることになり、このため電池の容量が減少する
という欠点がある。
【0012】従って、通常この種の電池の負極材料とし
て黒鉛材料を用いる場合には、高誘電率溶媒としてエチ
レンカーボネート(以下ECと略記)を採用するのが一
般的であった。ECはPCとは異なりこの問題を回避で
きるからである。
【0013】ところが、高誘電率溶媒としてECのみを
用いた場合、常温の充放電特性は満足できるものの、特
に0℃以下の低温で得られる充放電容量は常温の場合と
比較して著しく小さいという欠点があった。この問題は
高誘電率溶媒としてECを用いた場合の電解液の粘度が
PC等の場合と比較して非常に大きいことに起因するも
のと考えられる。
【0014】本発明は、以上の問題点を解決するもので
あって、その目的は、負極に黒鉛材料を用いても、常温
で大きな放電容量が得られるのみならず、低温でも大き
な放電容量が得られるリチウム二次電池を提供すること
にある。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明では、負極にリチウムのドープ・脱ドープ可
能な炭素質材料を用い、正極にリチウムと遷移金属との
複合酸化物を用い、電解液として非水溶媒に電解質を溶
解した非水電解液を用いてなるリチウム二次電池におい
て、前記負極炭素質材料は、少なくとも六方晶系及び菱
面体晶系に帰属される結晶配列の領域を含有する黒鉛材
料であって、広角X線回折曲線の2θ/θ=43.3°付近
に出現する菱面体晶系の(101)面に相当するピ−ク
の強度r(101)と2θ/θ=44.5°付近に出現する
六方晶系の(101)面に相当するピ−クの強度h(1
01)を用いて、R値=r(101)/{r(101)
+h(101)}なる式により定義されるR値が0.27以
上であり、前記非水電解液はプロピレンカーボネート、
エチレンカーボネート及び低沸点溶媒とで構成され、前
記エチレンカーボネートと前記プロピレンカーボネート
の体積比が2:1〜1:5であって、該エチレンカーボ
ネートと該プロピレンカーボネートとの合計体積量が全
電解液量の20〜80体積%であることを特徴としてい
る。
【0016】ここで用いられる黒鉛材料としては、前述
のように、少なくとも六方晶系及び菱面体晶系に帰属さ
れる結晶配列の領域を含有する黒鉛材料であって、広角
X線回折曲線の2θ/θ=43.3°付近に出現する菱面体
晶系の(101)面に相当するピ−クの強度r(10
1)と2θ/θ=44.5°付近に出現する六方晶系の(1
01)面に相当するピ−クの強度h(101)を用いて
定義されるR値が0.27以上の黒鉛材料に限定される。
【0017】ここで広角X線回折曲線の2θ/θ=43.3
°付近に出現するピ−クは菱面体晶系の(101)面に
帰属され、2θ/θ=44.5°付近に出現するピ−クは六
方晶系の(101)面に帰属されることは周知の事実で
ある(例えば、炭素材料入門/炭素材料学会編.昭和5
4年11月発行等参照)。
【0018】R値が0.27以下である場合にはPCと
の反応性が高く、PCを含んだ電解液中で充放電を行っ
た場合、初期充放電効率及び充放電容量が低下するため
好ましくない。
【0019】前述の如く示した黒鉛材料は以下のように
比較的簡単な操作によって製造することが可能である。
例えば約1000℃以上の温度で熱処理された易黒鉛化
炭素材料を黒鉛化した後ジェットミル等の衝撃型粉砕機
で粉砕することによって製造可能である。黒鉛化処理の
温度及び処理時間は、粉砕後の黒鉛材料が少なくとも六
方晶系及び菱面体晶系に帰属される結晶配列の領域を含
有する黒鉛材料であって、広角X線回折曲線の2θ/θ
=43.3°付近に出現する菱面体晶系の(101)面に相
当するピ−クの強度r(101)と2θ/θ=44.5°付
近に出現する六方晶系の(101)面に相当するピ−ク
の強度h(101)を用いて定義されるR値が0.27以上
であるように適宜設定して差し支えないが、例えば窒素
ガスまたはアルゴンガス等の不活性ガス気流中、昇温速
度1〜100℃/分、到達温度2500〜3200℃、
保持時間0〜30時間程度の条件で行えばよい。
【0020】また、前述のようなコークス類の他にも人
造黒鉛粉末等も使用することが可能である。また天然黒
鉛ブロックをそのままジェットミル等の衝撃型粉砕機で
粉砕することによっても製造可能である。一般的に生成
直後の人造黒鉛ブロック、または天然黒鉛ブロックは、
その大部分が六方晶系の黒鉛に帰属され菱面体晶系の黒
鉛は殆ど含まれていないのが実状である。しかしこれら
の黒鉛ブロックを適当に粉砕することで菱面体晶系に帰
属される黒鉛の割合が増加し、上記物性値を有した黒鉛
材料が製造可能となる。
【0021】ここで粉砕する場合の粉砕機に衝撃型の粉
砕機であるジェットミルを用いるのが好ましい理由は、
ボールミルのような磨砕型粉砕機を用いると黒鉛の結晶
構造が破壊され充放電容量が減少してしまうからであ
る。これに対し、ジェットミルは風力エネルギーを利用
して粒子同志の衝突を図ることで、微粉砕を有効に行な
う粉砕機であり、1m/sec以上の速度で粉砕するこ
とを特長としている。
【0022】また、本発明では前述の如く、ある特定の
物性値を有した黒鉛材料を用いると共に、低温での放電
特性を確保するために、電解液としてECとPCとの体
積比を2:1から1:5の範囲にして、且つECとPC
との合計体積量を全電解液量の20〜80体積%含ませ
ることを特徴としているが、これはECとPCとの体積
比が2:1よりもECの含有体積量が大きくなった場
合、常温での放電特性は比較的満足できるものの、低温
で得られる放電容量が著しく小さくなるため好ましくな
く、またECとPCの体積比が、1:5以上にPCの含
有体積量が大きくなった場合、黒鉛材料とPCとの反応
性が高まり、初期充電過程での不可逆容量が増加するこ
とによって電池容量が減少するため好ましくないからで
ある。
【0023】リチウムイオンが黒鉛材料にインタ−カレ
−ションする場合は、ベンゼン環が同一平面状に連なっ
て形成される六角網面部分(ベーサルプレーン)の端部
(エッヂ)より侵入することになる。従ってこの部分の
結晶配列に起因する状態は初期リチウムドープ過程にお
ける不可逆容量の発生機構に大きく関与していると考え
られる。黒鉛材料に菱面体晶が適度に含まれている場合
はエッヂでの反応性を低下させる作用を有していると考
えられる。
【0024】従って菱面体晶系に帰属されるエッヂ部分
が電気化学的にリチウムをドープする場合に、そのエッ
ヂ部分でPCが還元分解する反応を抑制しているため、
PCをある程度まで含有した電解液を用いても初期不可
逆容量の増加を抑制することができる。
【0025】一方、前述のように電解液の溶媒として
は、高誘電率溶媒と低粘度溶媒とを混合して用いるのが
一般的であり、高誘電率溶媒としてPC及びECを用
い、適当な低粘度溶媒を配合した電解液を電解液に用い
る場合に、本発明では全電解液量に対する高誘電率溶媒
の量は20から80体積%に限定しているが、これは2
0体積%以下、または80体積%以上であると、常温で
の放電容量が低下するため好ましくないからである。
【0026】また、低粘度溶媒は非水溶媒の粘度を低減
するためのものであり、この種の電池に用いられるもの
であれば何れも使用可能であり、例示するのであればジ
メトキシエタン、ジエトキシエタン、ジエチルエーテ
ル、1、3―ジオキソラン、4―メチルテトラヒドロフ
ラン、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、
エチルメチルカーボネート、メチルプロピルカーボネー
ト等があげられる。
【0027】非水電解液としては、有機溶媒と電解質を
適宜組み合わせて調整されるが、これら電解質もこの種
の電池に用いられるものであれば何れも使用可能であ
り、例示すれば、LiClO4、LiAsF6 、LiB
4 、LiPF6 、LiCF3SO3 、LiCl等であ
る。
【0028】この場合、正極材料としてはこの種の電池
に使用されるものであれば如何なるものであってもよい
が、特に十分な量のリチウムを含んだ材料を用いること
が好ましい。例えばLiMn2 4 や一般式LiMO2
(ただしMはCo、Niの少なくとも一種を表す。従っ
て、例えばLiCoO2 やLiCo0.8 Ni0.2
2等)で表される複合金属酸化物やリチウムを含んだ層
間化合物が好適である。
【0029】また、TiO2 、V2 5 、MnO2 等の
リチウムを含まない金属カルコゲン化物を正極として使
用する場合には、予めこれらの正極を完全放電状態また
は部分的な放電状態、即ちリチウムをドープした状態に
しておくことが望ましい。またその他に、ポリアセン、
ポリピロール、ポリチオフェン、ポリアセチレン、ポリ
アニリン等の導電性高分子も使用することができる。
【0030】従って、本発明のように負極に少なくとも
六方晶系及び菱面体晶系に帰属される結晶配列の領域を
含有し、広角X線回折曲線の2θ/θ=43.3°付近に出
現する菱面体晶系の(101)面に相当するピ−クの強
度r(101)と2θ/θ=44.5°付近に出現する六方
晶系の(101)面に相当するピ−クの強度h(10
1)を用いて、R値=r(101)/{r(101)+
h(101)}なる式により定義されるR値が0.27以上
であるような黒鉛材料を用い、且つ非水電解液はプロピ
レンカーボネート、エチレンカーボネート及び低沸点溶
媒とで構成され、前記エチレンカーボネートと前記プロ
ピレンカーボネートの体積比が2:1〜1:5であっ
て、該エチレンカーボネートと該プロピレンカーボネー
トとの合計体積量が全電解液量の20〜80体積%であ
るように構成すれば、PCとの高い反応性という黒鉛材
料特有の問題を回避できるため、負極に黒鉛材料を用い
た場合でさえもPCを含んだ電解液を使用することが可
能となり、非水電解液二次電池の低温における放電特性
を飛躍的に改善し得る。
【0031】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係るリチウム二
次電池の好適な実施の形態について、添付図面を参照し
て詳細に説明する。
【0032】[負極の黒鉛材料]マダガスカル産の天然
黒鉛粉末をジェットミルで粉砕した。この粉末をサンプ
ル1とする。
【0033】石油コークスブロックを窒素ガス気流中3
200℃で50時間処理した人造黒鉛粉末をジェットミ
ルで粉砕するとともに、その粉砕時間を制御することに
よって3種の試料を作製した。これらをサンプル2−
1、2−2、2−3とする。
【0034】無煙炭ブロックを窒素ガス気流中3000
℃で10時間処理した人造黒鉛粉末をジェットミルで粉
砕するとともに、その粉砕時間を制御することによって
3種の試料を作製した。これらをサンプル3−1、3−
2、3−3とする。
【0035】石炭系ピッチコークスを窒素ガス気流中3
200℃で50時間処理した人造黒鉛粉末をジェットミ
ルで粉砕するとともに、その粉砕時間を制御することに
よって2種の試料を作製した。これらをサンプル4−
1、4−2とする。
【0036】平均粒径が100um程度の予め粗粉砕さ
れた石炭系ニードルコークスを窒素ガス気流中3200
℃で50時間処理した人造黒鉛をサンプル5−1とす
る。このサンプル5−1をジェットミルで粉砕した試料
をサンプル5−2とする。
【0037】先ず、これらの黒鉛材料のX線回折図形を
測定した。
【0038】この時に用いた粉末X線広角回折測定装置
は、ガイガーフレックス型である。X線はCuKα線を
用い、CuKβ線はニッケルフィルターによって除去し
た。X線管球への印可電圧及び電流は、40kV及び4
0mAである。回折図形測定の際のX線回折系のスリッ
トは、DS=1°、SS=1°、RS=0.15mmで
ある。計数管の操作速度は1/4°/minとし、操作
は2θ/θ=41°〜48°であり、低角度側から高角
度側へ操作した。得られた回折図形は回折曲線をガウス
関数に近似してピーク分離を行ない、前述のR値を算出
した。
【0039】これらの結果を図1〜11に示す。またレ
−ザー回折式粒度測定装置により粒度分布を測定した。
これらの結果を下表1に示す。
【0040】
【表1】 [予備試験]各々の黒鉛材料については、リチウムの可
逆容量を以下のようにして測定した。
【0041】先ず、黒鉛材料にバインダーとなるポリテ
トラフルオロエチレンを3重量%相当量加えて混練・造
粒後、40mgを秤取り、円筒型のペレットを作製し
た。このペレットを150℃で5時間減圧乾燥した後、
ニッケルメッシュに圧着し、図12に示されているよう
なコイン型テストセルを露点−40℃以下の除湿雰囲気
で作製した。このテストセルの寸法は、直径20mm、
高さ1.6mmである。
【0042】図12において、セパレータはポリプロピ
レン製多孔性質膜、対極はリチウム金属であり、電解液
は下記に示した組成の6種類の有機電解液1〜6を用い
た。この6種類の電解液は、電解質として1M(1mo
l/l)のLiPF6 が含有され、溶媒としてはPC,
EC,ジエチルカーボネート(以下、DECと略記す
る)で構成されている。なお、PC,EC,DECの前
の数値は体積比率を示すものであり、数値記載のない部
分は1であることを指している。作成後のセルは0.5
mAの定電流で、放電終止電圧5mV、充電終止電圧
1.0Vとして充放電を行った。なお、ここで用いたテ
ストセルで放電とは黒鉛材料にリチウムがドープする反
応を指し、充電とは黒鉛材料にドープされたリチウムが
脱ドープする反応を指している。この結果を下表2に示
す。
【0043】 電解液1 1M LiPF6 / EC+DEC 電解液2 1M LiPF6 / PC+ 3EC+ 4DEC 電解液3 1M LiPF6 / PC+ 2EC+ 3DEC 電解液4 1M LiPF6 / 3PC+EC+4DEC 電解液5 1M LiPF6 / 5PC+EC+6DEC 電解液6 1M LiPF6 / 6PC+EC+7DEC
【表2】 以上の結果より明らかなように、R値が0.27以上の
黒鉛は、電解液6を除く電解液中で、PCが含まれた電
解液を用いても初期効率が低下せず、且つこれに伴う容
量の低下がほとんど見られず、比較的安定して作動して
いる。一方、R値が0.27以下の黒鉛材料は、PCの
含有率が高くなるに従って充放電容量が小くなりなおか
つ初期充放電効率が低下するため好ましくない。
【0044】なお、R値が0.593以上の黒鉛材料は
今回の実験に用いたサンプルの中には見出せなかった
が、その定性的な特性から言って充分に負極の黒鉛材料
として好ましいと推定できる。
【0045】[電池の作製]第13図は、従来から知ら
れている巻回式非水電解液二次電池の断面図である。同
図において1は正極板であり、正極活物質のLiCoO
2 と導電材のカーボン粉末と結着剤のPTFEの水性デ
ィスパージョンを重量比で100:10:10の割合で
混合し、水でペースト状に混練したものを厚さ30μm
のアルミニウム箔の両面に塗着した後、乾燥、圧延し、
所定の大さに切断して帯状正極シートを作製した。
【0046】このシートの一部をシートの長手方向に対
して垂直に合剤を掻き取り、チタン製正極リード板を集
電体上にスポット溶接して取りつけた。活物質のLiC
oO2 は酸化コバルト(CoO)と炭酸リチウム(Li
2 CO3 )をモル比で2:1に混合し、空気中で900
℃,9時間加熱したものを用いた。また上記の材料の混
合比率のうちPTFEの水性ディスパージョンの割合は
そのうちの固形分の割合である。
【0047】2は負極炭素材料極で炭素質粉末と結着剤
のPTFEの水性ディスパージョンを重量比で100:
5の割合で混練したものをニッケル製エキスパンドメタ
ルに圧入し、乾燥後所定の大きさに切断し、帯状負極シ
ートを作製した。このシートの一部をシートの長手方向
に対して垂直に合剤を掻き取り、ニッケル製負極リード
板を集電体上にスポット溶接して取りつけた。なお、P
TFEの比率は上記と同様固形分の割合である。ここで
炭素質粉末には、前述のサンプル2−3を用いた。
【0048】これら正極と負極を3のポリプロピレン製
の多孔質フィルムセパレータを介して渦巻き状に巻回
し、ケース4内に挿入する。挿入後5のチタン製リード
を6のステンレス製封口板にスポット溶接する。7はア
ルミニウム製の正極キャップ兼正極端子で予め封口板6
にスポット溶接する。8はポリプロピレン製の絶縁板で
あり、9は同じくポリプロピレン製の絶縁ガスケットで
ある。10は電池に異常がおきて、電池内圧が上昇した
場合に内部のガスが外部へ放出されるように取り付けて
ある安全弁である。12はポリプロピレン製絶縁底板
で、巻回時に生じる空間Aと同面積になるように穴が開
いている。
【0049】以上の操作の後、電解液(2.3ml)を
注入し封口する。用いた電解液は、前述の電解液1〜6
である。完成電池のサイズは単3形(14.5φmm×
50mm)である。
【0050】[電池の試験]常温で電池を100mAの
定電流で4.2Vまで充電し、20℃及び−20℃で放
電させた。この時に得られた容量を各電解液毎に下表3
に示す。
【0051】
【表3】 上記の電解液の溶媒は、高誘電率溶媒としてのECまた
はPC及びECと、低沸点溶媒としてのDECとの体積
比を1:1にした場合であり、PC及びECの体積比を
種々に変化させた場合の充放電容量が示されている。
【0052】上記の表に示されているように、本発明の
範囲内である、ECとPCの体積比が2:1〜1:5で
ある場合(電解液3,4,5)には、常温での放電特性
が比較的大きく、且つ−20℃での放電容量も260m
Ah以上を確保している。これに対して電解液6の場合
では20℃で得られる容量も小さくなっているが、これ
は黒鉛材料の初期充放電効率が低いことが原因であると
考えられる。
【0053】また、上記実施例と同様な方法で電池を作
製し、以下に示された種々の溶媒に1mol/lのLi
PF6 を溶解させた電解液を注液して電池を完成させ、
混合系高誘電率溶媒と低沸点溶媒との比率に対する初期
放電容量の関係を調べる試験を下記の様な方法で行なっ
た。
【0054】すなわち、各々の電解液の溶媒は高誘電率
溶媒のECとPCの混合体積比率が2:1、1:1、
1:5の場合について、混合系高誘電率溶媒と低沸点溶
媒の体積比率を種々に変化させ、前述のような充放電条
件で第一サイクルの充放電を行なって初期放電容量を確
認し、混合系高誘電率溶媒と低沸点溶媒との比率に対す
る初期放電容量をプロットした。その結果を図14〜1
6に示す。
【0055】図14〜16から明らかなように、ECと
PCとの混合体積比率に関係なく、PC及びECの混合
高誘電率溶媒の合計体積量が、全電解液量の20〜80
体積%である場合には常温における初期放電容量が比較
的大きく、350(mAh)以上が確保されている。な
お、本実施例では低沸点溶媒としてDECを例にとって
説明を行なってきたが、DECに限らず他の低沸点溶媒
でも同様な傾向にあることを確認した。他の低沸点溶媒
とは、前述のようにジメトキシエタン、ジエトキシエタ
ン、ジエチルエーテル、1、3―ジオキソラン、4―メ
チルテトラヒドロフラン、ジメチルカーボネート、ジエ
チルカーボネート、エチルメチルカーボネート、メチル
プロピルカーボネート等である。
【0056】
【発明の効果】以上、実施例で詳細に説明したように、
本発明に係るリチウム二次電池のように、負極に少なく
とも六方晶系及び菱面体晶系に帰属される結晶配列の領
域を含有し、広角X線回折曲線の2θ/θ=43.3°付近
に出現する菱面体晶系の(101)面に相当するピ−ク
の強度r(101)と2θ/θ=44.5°付近に出現する
六方晶系の(101)面に相当するピ−クの強度h(1
01)を用いて、R値=r(101)/{r(101)
+h(101)}なる式により定義されるR値が0.27以
上であるような黒鉛材料を用い、且つ非水電解液はプロ
ピレンカーボネート、エチレンカーボネート及び低沸点
溶媒とで構成され、前記エチレンカーボネートと前記プ
ロピレンカーボネートの体積比が2:1〜1:5であっ
て、該エチレンカーボネートと該プロピレンカーボネー
トとの合計体積量が全電解液量の20〜80体積%であ
るように構成すれば、PCとの高い反応性という黒鉛材
料特有の問題を回避できるため、負極に黒鉛材料を用い
た場合でさえもPCを含んだ電解液を使用することが可
能となり、非水電解液二次電池の低温における放電特性
を飛躍的に改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】負極材料として用いる黒鉛のサンプル1のX線
回折図形である。
【図2】同上、サンプル2−1の回折図形である。
【図3】同上、サンプル2−2の回折図形である。
【図4】同上、サンプル2−3の回折図形である。
【図5】同上、サンプル3−1の回折図形である。
【図6】同上、サンプル3−2の回折図形である。
【図7】同上、サンプル3−3の回折図形である。
【図8】同上、サンプル4−1の回折図形である。
【図9】同上、サンプル4−2の回折図形である。
【図10】同上、サンプル5−1の回折図形である。
【図11】同上、サンプル5−2の回折図形である。
【図12】予備試験に用いたコイン型テストセルの断面
図である。
【図13】本実施例の巻回式非水電解液リチウム二次電
池の断面図である。
【図14】混合系高誘電率溶媒と低沸点溶媒との比率に
対する初期放電容量の関係を調べた実験結果のグラフ
で、比率が2:1の場合のものである。
【図15】同上、比率が1:1の場合のものである。
【図16】同上、比率が1:5の場合のものである。
【符号の説明】
1 正極板 2 負極(炭素材料極) 3 多孔質フィルムセパレータ 4 ケース 5 リード 6 封口板 7 正極キャップ兼正極端子 8 絶縁板 9 絶縁ガスケット 10 安全弁 11 負極リード板 12 絶縁底板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原田 吉郎 東京都港区新橋5丁目36番11号 富士電気 化学株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負極にリチウムのドープ・脱ドープ可能
    な炭素質材料を用い、正極にリチウムと遷移金属との複
    合酸化物を用い、電解液として非水溶媒に電解質を溶解
    した非水電解液を用いてなるリチウム二次電池におい
    て、 前記負極炭素質材料は、少なくとも六方晶系及び菱面体
    晶系に帰属される結晶配列の領域を含有する黒鉛材料で
    あって、広角X線回折曲線の2θ/θ=43.3°付近に出
    現する菱面体晶系の(101)面に相当するピ−クの強
    度r(101)と2θ/θ=44.5°付近に出現する六方
    晶系の(101)面に相当するピ−クの強度h(10
    1)を用いて下式により定義されるR値が0.27以上であ
    り、前記非水電解液はプロピレンカーボネート、エチレ
    ンカーボネート及び低沸点溶媒とで構成され、前記エチ
    レンカーボネートと前記プロピレンカーボネートの体積
    比が2:1〜1:5であって、該エチレンカーボネート
    と該プロピレンカーボネートとの合計体積量が全電解液
    量の20〜80体積%であることを特徴とするリチウム
    二次電池。 R値=r(101)/{r(101)+h(101)}
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