JPH1097717A - 光学式記録装置及び記録媒体 - Google Patents

光学式記録装置及び記録媒体

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JPH1097717A
JPH1097717A JP22580997A JP22580997A JPH1097717A JP H1097717 A JPH1097717 A JP H1097717A JP 22580997 A JP22580997 A JP 22580997A JP 22580997 A JP22580997 A JP 22580997A JP H1097717 A JPH1097717 A JP H1097717A
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pulse
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Fumihiko Yokogawa
文彦 横川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 符号間干渉を生ぜしめることなくRF信号サ
ンプリングにおける所定のジッタマージンを確保し得る
光学式記録装置を提供すること。 【解決手段】 最小時間長を単位としてパルス幅の変化
する原パルス信号に基づいて記録媒体に情報を記録する
光学式記録装置であって、前記原パルス信号のパルス幅
が所定時間長以下であるとき検出信号を発生する検出手
段と、前記検出信号が発生された場合に、前記原パルス
信号に対して前記所定時間長以下であるパルス幅を前記
最小時間長を越えない範囲内にて短縮せしめる処理を施
して記録用のパルス信号を生成するパルス整形手段とを
備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパルス信号を光記録
媒体に記録する光学式記録装置に関する。本発明はま
た、最小時間長を単位としてパルス幅の変化する原パル
ス信号に対応した記録信号が形成される記録媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】第7図(A)は、光ディスク上に記録さ
れたピットと、このピットを読取ったとき図示しないピ
ックアップが出力するRF(高周波)信号出力波形を示
しており、各ピットの長さ及び間隔は夫々図示しない記
録デジタル信号の「1」及び「0」の部分のデータ長に
対応している。例えば、ピット1Tはデジタルデータ信
号の単位ピット長「1」に対応しており、ピット3Tは
デジタル信号の「111」に対応してピット1Tの3倍
の長さになっている。
【0003】上記RF信号から同期信号が分離されて図
示しないPLL回路に供給され、上記同期信号に同期し
かつ上記RF信号の時間軸変動にも追従するデータ復調
用クロック信号が得られる。このクロック信号により、
上記RF信号はサンプルホールドされてA/D変換さ
れ、「0」もしくは「1」の2値信号に復調される。こ
のサンプリングタイミングとその値を図中に矢印で示し
ている。
【0004】ところで、CAV(角速度一定)ディスク
に記録されたピット長はディスクの外周側では第7図
(A)の如く比較的長くかつ各ピット間の距離もある。
かかる領域ではビックアップの出力するRF信号の振幅
は単位ピット長の部分でも所定判別レベルを十分に越え
る。
【0005】しかしながら、デジタル信号が光ディスク
の内周方向に記録されて行くに従って、第7図(B)に
示されるように各ピットの長さ及び各ピット間の間隔は
狭くなってくる。ピット長がある長さよりも短くなる
と、ピックアップの光学系においてピットから戻る光ビ
ームの反射光のコントラストが低下する。これによって
ピックアップの出力も低下するので、第7図(B)に示
されるようにRF信号の単位ピット長の部分はレベルが
十分に上がらないようになる。
【0006】従って、隣接する「0」レベル相当部分と
のレベル差が減少してクロック信号の時間軸変動に対す
る余裕、いわゆるジッタマージンが小さくなってしま
う。そこで、上記ジッタマージンを増加せんとして例え
ば第8図に示されるパルス幅調整回路が用いられる。
【0007】第8図において、第9図の如き波形の入力
デジタル信号Pを信号遅延回路41により所定時間tだ
け遅延せしめて遅延信号Qを得る。この遅延時間tは情
報内容を変化させないために単位ピット長相当時間(最
小時間長)を越えないように設定される。入力デジタル
信号Pと遅延信号Qとの論理積をアンドゲート42によ
り得てtだけパルス幅の狭い出力信号Rが得られる。ま
た、入力信号Pと遅延信号Qとの論理和を得てtだけパ
ルス幅の広い出力信号Sが得られる。
【0008】ピットの長さを判断するためピックアップ
のディスク半径方向の位置を、例えばポテンショメータ
あるいは位置検出スイッチ等により構成される1ピック
アップ位置検出回路45によって検出する。ピックアッ
プ位置検出回路45は、ピックアップがディスクの外周
側に存在していることを検出すると信号選択スイッチ4
4に出力信号Rを出力端に中継させ、ピックアップが内
周側に存在していることを検出すると信号選択スイッチ
44に出力信号Sを出力端に中継させる。
【0009】かかるパルス幅調整回路によってピックア
ップのディスク半径方向の位置が内周側にあるときは記
録デジタル信号のパルス幅を広げ、単位ピット長を長く
することが出来る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記パ
ルス幅調整回路の場合にはデジタル信号の最小ピット部
分のパルス幅のみならず他の部分のパルス幅も増加させ
るので、ディスクに記録されたピット間の未記録エリア
が相対的に狭くなって全体的に符号間干渉を増加させる
不具合が生じる。
【0011】よって、本発明の目的とするところは、符
号間干渉を生ぜしめることなくRF信号サンプリングに
おける所定のジッタマージンを確保し得る光学式記録装
置及びそのようにして記録された記録媒体を提供するこ
とである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、最小時間長を
単位としてパルス幅の変化する原パルス信号に基づいて
記録媒体に情報を記録する光学式記録装置であって、前
記原パルス信号のパルス幅が所定時間長以下であるとき
検出信号を発生する検出手段と、前記検出信号が発生さ
れた場合に、前記原パルス信号に対して前記所定時間長
以下であるパルス幅を前記最小時間長を越えない範囲内
にて短縮せしめる処理を施して記録用のパルス信号を生
成するパルス整形手段とを備えたことを特徴としてい
る。
【0013】また、さらなる本発明は最小時間長を単位
としてパルス幅の変化する原パルス信号に対応した記録
信号が形成される記録媒体であって、前記原パルス信号
における所定時間長以下であるパルス幅に対応する前記
記録信号の有効期間長が、前記パルス幅に対応する長さ
よりも前記最小時間長を越えない範囲内にて短いことを
特徴としている。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を第1図及び第2図を
参照しつつ説明する。第1図において、入力デジタル信
号AはDフリップフロップ(以下、D−FFと称する)
11〜13が縦列接続されてなる信号遅延回路に供給さ
れる。入力デジタル信号Aを構成する各パルスの高レベ
ル及び低レベルの幅は夫々一連の「1」及び「0」の数
に対応しており、例えば最小時間長のパルス幅1Tの部
分がデジタルコード信号の最小ピット長「1」に対応し
ている。また、パルス幅2Tはデジタルコード信号「1
1」に、パルス幅3Tはデジタルコード信号「111」
に対応している。実施例においてはコード信号の最小ピ
ット長と該コード信号を構成する単位ピット長は共に
「1」である。
【0015】D−FF11〜13にはクロック信号CK
が供給され、ごの信号が立ち上るときのD入力レベルが
Q出力端に保持される。D−FF13のQ出力信号1は
入力デジタル信号Aに対して2.5クロック遅延し、回
路19〜21によって構成される既述パルス幅調整回路
に供給される。
【0016】遅延回路19によって遅延されたt時間だ
けアンドゲート20の出力信号はパルス幅が減少して信
号選択回路22の常開入力端に供給される。オアゲート
21の出力信号は遅延回路19によって遅延された時間
tだけパルス幅が増加して信号選択回路22の常閉入力
端に供給される。
【0017】D−FF11及び12各々のQ出力信号B
及びCは夫々アンドゲート14の入力となり、両信号の
論理積である信号Dが得られる。Q出力信号CがQ出力
信号Bに対して入力デジタル信号の最小ピット長に相当
する時間1Tだけ遅延していることによって信号Dの1
T以下のパルス幅部分は低レベルとなる。
【0018】信号DはD−FF15〜17によって構成
される遅延回路に供給される。D−FF15〜17はク
ロック信号CKに同期して動作する。D−FF15〜1
7のQ出力信号E〜Gはオアゲート18に供給されて各
信号の論理和である信号Hが得られる。信号Hは信号D
のパルス幅を広げた信号となっており、入力デジタル信
号Aのパルス幅1T以下の部分を低レベルとし、それ以
上のパルス幅の部分を広げた波形に等しい。
【0019】ここで、パルス幅1Tは所定時間長に対応
している。この信号Hは検出信号として信号選択回路2
2の制御入力に供給される。回路11〜18はパルス信
号時間長検出手段を構成する。
【0020】信号選択回路22は、信号Hが低レベルの
ときパルス幅伸長出力となるオアゲート21の出力を出
力端に中継し、信号Hが高レベルのときパルス幅圧縮出
力となるアンドゲート20の出力を出力端に中継する。
その結果、出力端に得られる出力デジタル信号Kは、入
力デジタル信号Aのパルス幅1T部を遅延時間tだけ広
げ、パルス幅2T,3T部を遅延時間tだけ狭くした波
形に相当する。
【0021】回路19〜22は時間軸伸長手段を構成す
る。
【0022】この出力デジタル信号Kにより、ディスク
にピットを記録した場合を第7図(C)に示す。第7図
(C)においてパルス幅1Tに対応しているピット1T
の長さは増加し、パルス幅3Tに対応しているピット3
Tの長さは該増加分だけ減少しているので両ピット間隔
は減少していない。
【0023】従って、このピットを読取ったピックアッ
プの出力するRF信号はピット1Tの部分で振幅が増加
し、ピット3Tの部分の振幅との差が減少する。また、
データ「0」の区間は狭くならないので符号間干渉が増
えることはなく、むしろ単位データ長以上のパルス相互
間では「0」の区間は増加する。
【0024】それ故、既述サンプリングクロックに対す
るジッタマージンが増加し、ピックアップのMTF(Mod
ulation Transfer Function)による出力の低下が抑制さ
れる利点がある。
【0025】ところで、記録面の材質がTe(テルル)
等の金属を含む金属系記録ディスクの場合には、光ビー
ムの照射によって記録ディスクに形成されるピットの形
状が光ビームスポットの軌跡よりも広がることが判明し
た。これは金属の溶けた部分が広がるからである。かか
る場合には、ピット1Tを形成するための記録信号のパ
ルス幅を狭くする必要がある。
【0026】このような場合にも対処可能なデジタル信
号記録装置の例を第3図を参照しつつ説明する。第3図
において、入力デジタル信号はD−FF51及びアンド
ゲート52の一方入力端に供給される。D−FF51の
Q出力信号Q1はアンドゲート52の他方入力端及びD
−FF53に供給される。D−FF53のQ出力信号Q
4は後述するパルス幅伸縮回路70に供給される。
【0027】アンドゲート52の出力信号AD1はD−
FF54及び3入力ノアゲート55の第1入力端に供給
される。D−FF54のQ出力信号Q2はノアゲート5
5の第2入力端及びD−FF56に供給される。D一F
F56のQ出力信号Q3はノアゲート55の第3入力端
に供給される。ノアゲート55は、出力信号AD1,Q
2及びQ3が全て論理「1」のときのみ論理「0」を発
生し、パルス伸縮回路70における信号遅延を相殺する
遅延回路60に供給する。
【0028】D−FF51,54及び56には、クロッ
ク信号CKが動作クロックとして供給される。また、D
−FF53にはクロック信号CKをインバータ57によ
って反転したクロック信号CKが供給される。回路51
〜57は1T検出回路を構成する。これはパルス信号時
間長検出手段に対応する。
【0029】遅延回路60は、出力信号NR1を例えば
7τ時間遅延させた遅延信号を信号選択回路62のナン
ドゲート62cの一方入力端に供給する。また、上記遅
延信号はインバータ61によって反転されてナンドゲー
ト62aの一方入力端に供給される。
【0030】ナンドゲート62cの他方入力端にはパル
ス幅伸縮設定信号が供給される。また、上記パルス幅伸
縮設定信号はインバータ62bにより反転されてナンド
ゲート62aの他方入力端に供給される。ナンドゲート
62a及び62cの両出力はナンドゲート62dに入力
される。ナンドゲート62dの出力信号Sは信号選択回
路63の制御信号となる。
【0031】回路62a〜62dによって構成された信
号選択回路62は、パルス伸縮設定信号が論理「1」の
ときナンドゲート62cに供給される遅延NR1信号を
出力信号Sとし、論理「0」のときナンドゲート62a
に供給される反転された遅延NR1信号を出力信号Sと
する。
【0032】パルス幅伸縮回路70は、例えば特願昭6
2−59745号に開示された構成を用いることが可能
であり、デューティ設定信号Wに応じて遅延時間を設定
する可変遅延回路71及び72、可変遅延回路71の出
力信号DT1及び可変遅延回路72の出力信号DT2を
両入力とするアンドゲート73及びオアゲート74によ
り構成される。
【0033】更に、可変遅延回路71及び72の構成例
を第4図及び第5図を参照しつつ説明する。第4図にお
いて、Q出力信号Q4は直列接続された遅延回路71a
〜71gの一端に供給される。遅延回路71gの出力信
号(b)は更に直列接続された遅延回路72a〜72g
の一端に供給される。
【0034】Q出力信号Q4及び遅延回路71a〜71
gの各出力信号は多信号切換スイッチ71hの各入力端
子に夫々接続される。出力信号(b)及び遅延回路72
a〜72gの各出力信号は多信号切換スイッチ72hの
各入力端子に接続される。
【0035】スイッチ71h及びスイッチ72hは連動
して動作し、デューティ設定信号に応じて入力端子を選
択する。スイッチ71hの出力は出力信号DT1とな
り、アンドゲート74及びオアゲート74に供給され
る。スイッチ72hの出力は出力信号DT2となり、ア
ンドゲート73及びオアゲート74に供給される。
【0036】かかるパルス幅伸縮回路70の動作につい
て説明する。まず、遅延回路71gの出力パルス(第5
図(b))の幅の中央にクロック(同図(a))のエッ
ジが位置するように予め設定される。従ってスイッチ7
1hにより例えば遅延回路71gの入力(遅延素子71
fの出力)を選択すると、スイッチ71hの出力は遅延
素子71gの出力より時間Tだけ進んでいる(同図
(C))。
【0037】同様にしてスイッチ72hの出力(遅延素
子72aの出力)は遅延素子71gの出力より時間τだ
け遅れることになる(同図(d))。従ってアンドゲー
ト73とオアゲート74によりスイッチ71hと72h
出力の論理積と論理和を演算することにより、リーディ
ングエッジとトレーリングエッジを時間τだけ狭めたパ
ルス(同図(e))と広げたパルス(同図(f))を生
成することができる。
【0038】この場合において、デューティ設定信号W
により各遅延回路出力を選択することにより時間τづつ
パルスのデューティを変化させることが可能である。両
スイッチが入力端子n=0に設定された場合にはパルス
幅の調整はなされない。なお、遅延回路71a〜71g
による信号の遅れ7τは遅延回路60による遅延時間7
τにより相殺されている。
【0039】アンドゲート73及びオアゲート74の各
出力信号は信号選択回路63に供給される。信号選択回
路63は、信号選択回路62と同様に構成されて、出力
信号Sが論理「1」のときオアゲート74の出力信号を
出力端に中継し、論理「0」のときアンドゲート73の
出力信号を出力端に中継する。
【0040】次に、装置の動作について第6図を参照し
つつ説明する。入力デジタル信号はD−FF51によっ
て1クロック相当(1T時間)遅延されてQ出力信号Q
1となる。このQ出力信号Q1ともとの入力デジタル信
号との論理積をアンドゲート52により得ると、入力デ
ジタル信号のパルス幅1Tの部分が消去された出力信号
AD1が得られる。
【0041】この出力信号AD1をD−FF54及び5
6によって1クロックずつ遅延してQ出力信号Q2及び
Q3を得る。ノアゲート55により出力信号AD1,Q
2及びQ3の論理和を得ると、ノアゲート55の出力信
号NR1は、Q出力信号Q1のパルス幅2T以上の部分
で論理「0」となり、パルス幅1Tの部分で論理「1」
となる。
【0042】出力信号NR1は遅延回路60により可変
遅延回路71の遅延時間7τに対応して7τ時間遅延さ
れて信号選択回路62の一方入力端に供給される。ま
た、遅延された出力信号NR1はインバータ61によっ
て反転されて信号選択回路62の他方入力端に供給され
る。パルス幅ITを伸長すべきパルス幅伸長モードの場
合には、パルス伸縮設定信号は論理「1」に設定され
る。このとき信号選択回路62は7τ時間遅延出力した
信号NR1をそのまま出力信号として信号選択回路63
に供給する。
【0043】Q出力信号Q1は、D−FF53によって
半クロック相当時間遅延されて出力信号Q4となり、パ
ルス幅伸縮回路70の可変遅延回路71に供給される。
デューティ設定信号Wにより可変遅延回路71及び72
の遅延時間が第4図の如くn=1に選定された場合に
は、可変遅延回路71の出力信号DT1は、Q出力信号
Q4より(7τ−τ)時間遅延する。また、可変遅延回
路72、出力DT2は、Q出力信号Q4より(7τ+
τ)時間遅延する。
【0044】出力信号Sが論理「1」のとき、信号選択
回路63は、出力信号DT1及びDT2の論理和出力
(オアゲート74の出力)を出力端に中継するので7τ
遅延されたQ出力信号Q4のパルス幅1T部分は伸長さ
れる。一方、出力信号Sが論理「0」のとき、信号選択
回路63は出力信号DT1及びDT2の論理積出力(ア
ンドゲート73の出力)を出力端に中継するので2T以
上のパルス幅は短縮される。
【0045】パルス幅1Tを短縮すべきパルス幅短縮モ
ードの場合には、バルス伸縮設定信号は論理「0」に設
定される。こうすると、7τ遅延した出力信号NR1の
反転出力が信号選択回路62によって選択され、出力信
号Sの極性が反転する。従って、出力信号Sによる選択
動作をなす信号選択回路63は、7τ遅延されたQ出力
信号Q4のパルス幅1Tの部分を短縮し、パルス幅2T
以上の部分を伸長する。
【0046】こうして、パルス幅1Tの部分が必要な程
度まで伸長あるいは短縮される。これを例えば、記録デ
ィスクが金属系である場合に用いれば、予め記録信号の
パルス幅を適当に狭くすることが出来るので記録部材が
溶けてピットが記録信号パルス幅より広がる不具合を解
消し得る。
【0047】一方、記録ディスクが色素系あるいは光磁
気系等のリニアリティの良い材質である場合には、ディ
スクの内周側においてパルス幅1Tを単位ビット長の範
囲内で適当に広げて読取りにおける光学系のMTFを改
善することが可能である。
【0048】なお、実施例においては入力デジタル信号
Aの最小パルス幅1Tについて最小時間長の範囲内でパ
ルス幅を増加あるいは減少させているが、所定パルス幅
以下のもの、例えばパルス幅2T以下のものについてパ
ルス幅を増加あるいは減少させる処理を行なうこととし
ても良いのである。この場合、パルス幅2Tは所定時間
長に相当する。
【0049】また、パルス信号時間長検出手段は実施例
に限られるものではなく、例えば被測定パルスの存在中
計数用パルスをカウントするカウンタ、あるいは被測定
パルスによりトリガされるタイマ等を用いて所定ピット
長以下のパルスを検出することが出来る。
【0050】また、遅延回路19の遅延時間をディスク
半径方向のピックアップの位置に応じて制御することに
よって、パルス幅をより適切に調整することが可能とな
る。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明の光学式記録
装置は、記録媒体に記録されるべきパルス列信号のうち
所定幅以下のパルスについて最小パルス幅を越えない範
囲内にてパルス幅を短縮するようにしているので、例え
ば金属系記録ディスクの場合には特に有効であり、符号
間干渉の発生も可及的に抑制されるので、データ復調の
際のエラーが減少して好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図2】図1に示された実施例の動作を説明するための
信号波形図である。
【図3】本発明の他の実施例を示すブロック図である。
【図4】パルス幅伸縮回路の構成例を示すブロック図で
ある。
【図5】パルス幅伸縮回路の動作を説明するための信号
波形図である。
【図6】図3に示された実施例の動作を説明するための
信号波形図である。
【図7】ディスクに記録されたピットとその読取り信号
を説明するための図である。
【図8】従来例を示すブロック図である。
【図9】従来例の動作を説明するための信号波形図であ
る。
【符号の説明】 11〜13・・・Dフリップフロップ 15〜17・・・Dフリップフロップ 51,53,54,56・・・Dフリップフロップ 19,60・・・遅延回路 22,62,63・・・・信号選択回路 50・・・1T検出回路 70・・・パルス幅伸縮回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 最小時間長を単位としてパルス幅の変化
    する原パルス信号に基づいて記録媒体に情報を記録する
    光学式記録装置であって、 前記原パルス信号のパルス幅が所定時間長以下であると
    き検出信号を発生する検出手段と、 前記検出信号が発生された場合に、前記原パルス信号に
    対して前記所定時間長以下であるパルス幅を前記最小時
    間長を越えない範囲内にて短縮せしめる処理を施して記
    録用のパルス信号を生成するパルス整形手段とを備えた
    ことを特徴とする光学式記録装置。
  2. 【請求項2】 前記パルス整形手段は、前記検出信号の
    非発生の場合に前記原パルス信号に対して前記所定時間
    長より大なるパルス幅を前記最小時間長を越えない範囲
    内にて伸張せしめる処理をも施して前記記録用パルス信
    号生成することを特徴とする請求項3記載の光学式記録
    装置。
  3. 【請求項3】 最小時間長を単位としてパルス幅の変化
    する原パルス信号に対応した記録信号が形成される記録
    媒体であって、 前記原パルス信号における所定時間長以下であるパルス
    幅に対応する前記記録信号の有効期間長が、前記パルス
    幅に対応する長さよりも前記最小時間長を越えない範囲
    内にて短いことを特徴とする記録媒体。
  4. 【請求項4】 最小時間長を単位としてパルス幅の変化
    する原パルス信号に対応した記録信号が形成される記録
    媒体であって、 前記原パルス信号における所定時間長以下であるパルス
    幅に対応する前記記録信号の有効期間長が、その有効期
    間中央の時間軸位置を相対的に不変に持続しつつ前記パ
    ルス幅に対応する長さよりも前記最小時間長を越えない
    範囲内にて短いことを特徴とする記録媒体。
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