JP2844197B2 - 光学式記録装置及び記録媒体 - Google Patents

光学式記録装置及び記録媒体

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JP2844197B2
JP2844197B2 JP63278200A JP27820088A JP2844197B2 JP 2844197 B2 JP2844197 B2 JP 2844197B2 JP 63278200 A JP63278200 A JP 63278200A JP 27820088 A JP27820088 A JP 27820088A JP 2844197 B2 JP2844197 B2 JP 2844197B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明はパルス信号を光記録媒体に記録する光学式記
録装置に関する。本発明はまた、最小時間長を単位とし
てパルス幅の変化する原パルス信号に対応した記録信号
が形成される記録媒体に関する。
背景技術 第7図(A)は、光ディスク上に記録されたピット
と、このピットを読取ったとき図示しないピックアップ
が出力するRF(高周波)信号出力波形を示しており、各
ピットの長さ及び間隔は夫々図示しない記録デジタル信
号の「1」及び「0」の部分のデータ長に対応してい
る。例えば、ピット1Tはデジタルデータ信号の単位ピッ
ト長「1」に対応しており、ピット3Tはデジタル信号の
「111」に対応してピット1Tの3倍の長さになってい
る。
上記RF信号から同期信号が分離されて図示しないPLL
回路に供給され、上記同期信号に同期しかつ上記RF信号
の時間軸変動にも追従するデータ復調用クロック信号が
得られる。このクロック信号により、上記RF信号はサン
プルホールドされてA/D変換され、「0」もしくは
「1」の2値信号に復調される。このサンプリングタイ
ミングとその値を図中に矢印で示している。
ところで、CAV(角速度一定)ディスクに記録された
ピット長はディスクの外周側では第7図(A)の如く比
較的長くかつ各ピット間の距離も長い。かかる領域では
ピックアップの出力するRF信号の振幅は単位ピット長の
部分でも所定判別レベルを十分に越える。
しかしながら、デジタル信号が光ディスクの内周方向
に記録されて行くに従って、第7図(B)に示されるよ
うに各ピットの長さ及び各ピット間の間隔は短くなって
くる。ピット長がある長さよりも短くなると、ピックア
ップの光学系においてピットから戻る光ビームの反射光
のコントラストが低下する。これによってピックアップ
の出力も低下するので、第7図(B)に示されるように
RF信号の単位ピット長の部分はレベルが十分に上がらな
いようになる。
従って、隣接する「0」レベル相当部分とのレベル差
が減少してクロック信号の時間軸変動に対する余裕、い
わゆるジッタマージンが小さくなってしまう。
そこで、上記ジッタマージンを増加せんとして例えば
第8図に示されるパルス幅調整回路が用いられる。
第8図において、第9図の如き波形の入力デジタル信
号Pを信号遅延回路41により所定時間tだけ遅延せしめ
て遅延信号Qを得る。この遅延時間tは情報内容を変化
させないために単位ピット長相当時間(最小時間長)を
越えないように設定される。入力デジタル信号Pと遅延
信号Qとの論理積をアンドゲート42により得て信号Pに
対しtだけパルス幅の狭い出力信号Rが得られる。ま
た、入力信号Pと遅延信号Qとの論理和を得て信号Pに
対しtだけパルス幅の広い出力信号Sが得られる。
ピットの長さを判断するためピックアップのディスク
半径方向の位置を、例えばポテンショメータあるいは位
置検出スイッチ等により構成されるピックアップ位置検
出回路45によって検出する。ピックアップ位置検出回路
45は、ピックアップがディスクの外周側に存在している
ことを検出すると信号選択スイッチ44に出力信号Rを出
力端に中継させ、ピックアップが内周側に存在している
ことを検出すると信号選択スイッチ44に出力信号Sを出
力端に中継させる。
かかるパルス幅調整回路によってピックアップのディ
スク半径方向の位置が内周側にあるときは記録デジタル
信号のパルス幅を広げ、単位ピット長を長くすることが
出来る。
しかしながら、上記パルス幅調整回路の場合にはデジ
タル信号の最小ピット部分のパルス幅のみならず他の部
分のパルス幅も増加させるので、ディスクに記録された
ピット間の未記録エリアが相対的に狭くなって全体的に
符号間干渉を増加させる不具合が生じる。
発明の概要 よって、本発明の目的とするところは、記録媒体の読
取において符号間干渉を生ぜしめることなくRF信号のサ
ンプリングにおける所定のジッタマージンを確保し得る
光学式記録装置及び記録媒体を提供することである。
上記目的を達成するため、本願の主たる第1の発明
は、最小時間長を単位としてパルス幅の変化する原パル
ス信号に基づいて記録媒体に情報を記録する光学式記録
装置であって、前記原パルス信号のパルス幅を検出する
パルス幅検出手段と、前記パルス幅検出手段で検出され
たパルス幅が所定パルス幅以下であった場合は、前記原
パルス信号の立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジの
双方を前記最小時間長を超えない範囲内にて所定時間伸
長せしめる処理を施して記録用パルス信号を生成するパ
ルス整形手段とを備えたことを特徴としている。
本願の主たる第2の発明は、最小時間長を単位として
パルス幅の変化する原パルス信号に基づいて記録媒体に
情報を記録する光学式記録装置であって、短パルス幅伸
長モード及び短パルス幅短縮モードのいずれか一方を設
定する設定手段と、前記原パルス信号のパルス幅を検出
するパルス幅検出手段と、前記短パルス幅伸長モード下
において、前記パルス幅検出手段で検出されたパルス幅
が所定パルス幅以下であった場合は、そのパルス幅を前
記最小時間長を超えない範囲内にて伸長せしめる処理を
施す一方、前記短パルス幅短縮モード下において、前記
パルス幅検出手段で検出されたパルス幅が所定パルス幅
以上であった場合は、そのパルス幅を前記最小時間長を
超えない範囲内にて短縮せしめる処理を施して記録用パ
ルス信号を生成するパルス整形手段とを備えたことを特
徴としている。
本願の主たる第3の発明は、最小時間長を単位として
パルス幅の変化する原パルス信号に基づいて記録媒体に
情報を記録する光学式記録装置であって、前記原パルス
信号のハルス幅を検出するパルス幅検出手段と、前記パ
ルス幅検出手段で検出されたパルス幅が所定パルス幅以
下であった場合は、そのパルス幅を前記最小時間長を超
えない範囲内にて伸張せしめる一方、前記パルス幅検出
手段で検出されたパルス幅が所定パルス幅以上であった
場合は、そのパルス幅を前記最小時間長を超えない範囲
内にて短縮せしめる処理を施して記録用パルス信号を生
成するパルス整形手段とを備えたことを特徴としてい
る。
本願の主たる第4の発明は、最小時間長を単位として
パルス幅の変化する原パルス信号に対応したピットが形
成される記録媒体であって、前記原パルス信号のパルス
幅が所定パルス幅以下であった場合は、前記原パルス信
号の立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジの双方を前
記最小時間長を超えない範囲内にて所定時間伸長せしめ
る処理を施した記録用パルス信号を用いて前記ピットを
形成したことを特徴としている。
本願の主たる第5の発明は、最小時間長を単位として
パルス幅の変化する原パルス信号に対応したピットが形
成される記録媒体であって、 前記原パルス信号のパルス幅が所定パルス幅以下であ
った場合は、前記最小時間長を超えない範囲内にて伸張
せしめる処理を施した記録用パルス信号を用いて前記ピ
ットを形成し、前記原パルス信号のパルス幅が所定パル
ス幅以上であった場合は、前記最小時間長を超えない範
囲内にて短縮せしめる処理を施した記録用パルス信号を
用いて前記ピットを形成したことを特徴としている。
実 施 例 以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第1図において、入力デジタル信号AはDフリップフ
ロップ(以下、D−FFと称する)11〜13が縦列接続され
てなる信号遅延回路に供給される。入力デジタル信号A
を構成する各パルスの高レベル及び低レベルの幅は夫々
一連の「1」及び「0」の数に対応しており、例えば最
小時間長のパルス幅1Tの部分がデジタルコード信号の最
小ピット長「1」に対応している。また、パルス幅2Tは
デジタルコード信号「11」に、パルス幅3Tはデジタルコ
ード信号「111」に対応している。実施例においてはコ
ード信号の最小ピット長と該コード信号を構成する単位
ピット長は共に「1」である。D−FF11〜13にはクロッ
ク信号▲▼が供給され、この信号が立ち上るときの
D入力レベルがQ出力端に保持される。
D−FF13のQ出力信号1は入力デジタル信号Aに対し
て2.5クロック遅延し、回路19〜21によって構成される
既述パルス幅調整回路に供給される。遅延回路19によっ
て遅延されたt時間だけアンドゲート20の出力信号はパ
ルス幅が減少して信号選択回路22の常開入力端に供給さ
れる。オアゲート21の出力信号は遅延回路19によって遅
延された時間tだけパルス幅が増加して信号選択回路22
の常閉入力端に供給される。
D−FF11のQ出力信号B及びD−FF12のQ出力信号C
は夫々アンドゲート14の入力となり、両信号の論理積で
ある信号Dが得られる。Q出力信号CがQ出力信号Bに
対して入力デジタル信号の最小ピット長に相当する時間
1Tだけ遅延していることによって信号Dの1T以下のパル
ス幅部分は低レベルとなる。
信号DはD−FF15〜17によって構成される遅延回路に
供給される。D−FF15〜17はクロック信号CKに同期して
動作する。D−FF15〜17のQ出力信号E〜Gはオアゲー
ト18に供給されて各信号の論理和である信号Hが得られ
る。信号Hは信号Dのパルス幅を広げた信号となってお
り、入力デジタル信号Aのパルス幅1T以下の部分を低レ
ベルとし、それ以上のパルス幅の部分を広げた波形に等
しい。ここで、パルス幅1Tは所定時間長に対応してい
る。この信号Hは検出信号として信号選択回路22の制御
入力に供給される。回路11〜18はパルス信号時間長検出
手段を構成する。
信号選択回路22は、信号Hが低レベルのときパルス幅
伸長出力となるオアゲート21の出力信号を出力端に中継
し、信号Hが高レベルのときパルス幅圧縮出力となるア
ンドゲート20の出力信号を出力端に中継する。その結
果、出力端に得られる出力デジタル信号Kは、入力デジ
タル信号Aのパルス幅1T部を遅延時間tだけ広げ、パル
ス幅2T,3T部を遅延時間tだけ狭くした波形に相当す
る。回路19〜22は伸長手段(パルス整形手段)を構成す
る。
この出力デジタル信号Kにより、ディスクにピットを
記録した場合を第7図(C)に示す。
第7図(C)においてパルス幅1Tに対応しているピッ
ト1Tの長さは増加し、パルス幅3Tに対応しているピット
3Tの長さは該増加分だけ減少しているので両ピット間隔
は減少していない。従って、このピットを読取ったピッ
クアップの出力するRF信号はピット1Tの部分で振幅が増
加し、ピット3Tの部分の振幅との差が減少する。また、
データ「0」の区間は狭くならないので符号間干渉が増
えることはなく、むしろ単位データ長以上のパルス相互
間では「0」の区間は増加する。
それ故、既述サンプリングクロックに対するジッタマ
ージンが増加し、ピックアップのMTF(Modulatlon Tran
sfer Functlon)による出力の低下が抑制される利点が
ある。
ところで、記録面の材質がTe(テルル)等の金属を含
む金属系記録ディスクの場合には、光ビームの照射によ
って記録ディスクに形成されるピットの形状が光ビーム
スポットの軌跡よりも広がることが判明した。これは金
属の溶けた部分が広がるからである。かかる場合には、
ピット1Tを形成するための記録信号のパルスを狭くする
必要がある。
このような場合にも対処可能なデジタル信号記録装置
の例を第3図を参照しつつ説明する。
第3図において、入力デジタル信号はD−FF51及びア
ンドゲート52の一方入力端に供給される。D−FF51のQ
出力信号Q1はアンドゲート52の他方入力端及びD−FF53
に供給される。D−FF53のQ出力信号Q4は後述するパル
ス幅伸縮回路70に供給される。アンドゲート52の出力信
号AD1はD−FF54及び3入力ノアゲート55の第1入力端
に供給される。D−FF54のQ出力信号Q2はノアゲート55
の第2入力端及びD−FF56に供給される。D−FF56のQ
出力信号Q3はノアゲート55の第3入力端に供給される。
ノアゲート55は、出力信号AD1,Q2及びQ3の少なくとも1
つが論理「1」のときのみ論理「0」を発生し、パルス
幅伸縮回路70における信号遅延を相殺する遅延回路60に
供給する。D−FF51,54及び56には、クロック信号CKが
動作クロックとして供給される。また、D−FF53にはク
ロック信号CKをインバータ57によって反転したクロック
信号▲▼が供給される。回路51〜57は1T検出回路を
構成する。これはパルス信号時間長検出手段に対応す
る。
遅延回路60は、出力信号NR1を例えば7τ時間遅延さ
せた遅延信号を信号選択回路62のナンドゲート62cの一
方入力端に供給する。また、上記遅延信号はインバータ
61によって反転されてナンドゲート62aの一方入力端に
供給される。ナンドゲート62cの他方入力端にはパルス
幅伸縮設定信号が供給される。本実施例では、このパル
ス幅伸縮設定信号の供給系がモードの設定手段を形成す
る。また、上記パルス幅伸縮設定信号はインバータ62b
により反転されてナンドゲート62aの他方入力端に供給
される。ナンドゲート62a及び62cの両出力はナンドゲー
ト62dに入力される。ナンドゲート62dの出力信号Sは信
号選択回路63の制御信号となる。回路62a〜62dによって
構成された信号選択回路62は、パルス伸縮設定信号が論
理「1」のときナンドゲート62cに供給される遅延NR1
号を出力信号Sとし、論理「0」のときナンドゲート62
aに供給される反転された遅延NR1信号を出力信号Sとす
る。
パルス幅伸縮回路70は、例えば特願昭62−59745号に
開示された構成を用いることが可能であり、デューティ
設定信号Wに応じて遅延時間を設定する可変遅延回路71
及び72、可変遅延回路71の出力信号DT1及び可変遅延回
路72の出力信号DT2の両入力とするアンドゲート73及び
オアゲート74により構成される。
更に、可変遅延回路71及び72の構成例を第4図及び第
5図を参照しつつ説明する。
第4図において、Q出力信号Q4は直列接続された遅延
回路71a〜71gの一端に供給される。遅延回路71gの出力
信号(b)は更に直列接続された遅延回路72a〜72gの一
端に供給される。Q出力信号Q4及び遅延回路71a〜71gの
各出力信号は多信号切換スイッチ71hの各入力端子に夫
々接続される。出力信号(b)及び遅延回路72a〜72gの
各出力信号は多信号切換スイッチ72hの各入力端子に接
続される。スイッチ71h及びスイッチ72hは連動して動作
し、デューティ設定信号に応じて入力端子を選択する。
スイッチ71hの出力は出力DT1となり、アンドゲート73及
びオアゲート74に供給される。スイッチ72hの出力は出
力信号DT2となり、アンドゲート73及びオアゲート74に
供給される。
かかるパルス幅伸縮回路70の動作について説明する。
まず、遅延回路71gの出力パルス(第5図(b))の幅
の中央にクロック(同図(a))のエッジが位置するよ
うに予め設定される。従ってスイッチ71hにより例えば
遅延回路71gの入力(遅延素子71fの出力)を選択する
と、スイッチ71hの出力は遅延素子71gの出力より時間τ
だけ進んでいる(同図(c))。同様にしてスイッチ72
hの出力(遅延素子72aの出力)は遅延素子71gの出力よ
り時間τだけ遅れることになる(同図(d))。従って
アンドゲート73とオアゲート74によりスイッチ71hと72h
の出力の論理積と論理和を演算することにより、リーデ
ィングエッジとトレーリングエッジを時間τだけ狭めた
パルス(同図(e))と広げたパルス(同図(f))を
生成することができる。
この場合において、デューティ設定信号Wにより各遅
延回路出力を選択することにより時間τづつパルスのデ
ューティを変化させることが可能である。両スイッチが
入力端子n=0に設定された場合にはパルス幅の調整は
なされない。なお、遅延回路71a〜71gによる信号の遅れ
7τは遅延回路60による遅延時間7τにより相殺されて
いる。
アンドゲート73及びオアゲート74の各出力信号は信号
選択回路63に供給される。信号選択回路63は、信号選択
回路62と同様に構成されて、出力信号Sが論理「1」の
ときオアゲート74の出力信号を出力端に中継し、論理
「0」のときアンドゲート73の出力信号を出力端に中継
する。第3図の構成において、1T検出回路50及びパルス
伸縮設定信号の供給系を除く部分は、パルス整形手段を
担う。
次に、装置の動作について第6図を参照しつつ説明す
る。
入力デジタル信号はD−FF51によって1クロック相当
(1T時間)遅延されてQ出力信号Q1となる。このQ出力
信号Q1ともとの入力デジタル信号との論理積をアンドゲ
ート52により得ると、入力デジタル信号のパルス幅1Tの
部分が消去された出力信号AD1が得られる。この出力信
号AD1をD−FF54及び56によって1クロックずつ遅延し
てQ出力信号Q2及びQ3を得る。ノアゲート55により出力
信号AD1,Q2及びQ3の論理和を得ると、ノアゲート55の出
力信号NR1は、Q出力信号Q1のパルス幅2T以上の部分で
論理「0」となり、パルス幅1Tの部分で論理「1」とな
る。出力信号NR1は遅延回路60により可変遅延回路71の
遅延時間7τに対応して7τ時間遅延されて信号選択回
路62の一方入力端に供給される。また、遅延された出力
信号NR1はインバータ61によって反転されて信号選択回
路62の他方入力端に供給される。
パルス幅1Tを伸長すべきパルス幅伸長モードの場合に
は、パルス伸縮設定信号は論理「1」に設定される。こ
のとき信号選択回路62は7τ時間遅延出力した信号NR1
をそのまま出力信号として信号選択回路63に供給する。
Q出力信号Q1は、D−FF53によって半クロック相当時
間遅延されて出力信号Q4となり、パルス幅伸縮回路70の
可変遅延回路71に供給される。デューティ設定信号Wに
より可変遅延回路71及び72の遅延時間が第4図の如くn
=1に選定された場合には、可変遅延回路71の出力信号
DT1は、Q出力信号Q4より(7τ−τ)時間遅延する。
また、可変遅延回路72、出力DT2は、Q出力信号Q4より
(7τ+τ)時間遅延する。出力信号Sが論理「1」の
とき、信号選択回路63は、出力信号DT1及びDT2の論理和
力出力(オアゲート74の出力)を出力端に中継するので
7τ遅延されたQ出力信号Q4のパルス幅1T部分は伸長さ
れる。一方、出力信号Sが論理「0」のとき、信号選択
回路63は出力信号DT1及びDT2の論理積出力(アンドゲー
ト73の出力)を出力端に中継するので2T以上のパルス幅
は短縮される。
パルス幅1Tを短縮すべきパルス幅短縮モードの場合に
は、パルス伸縮設定信号は論理「0」に設定される。こ
うすると、7τ遅延した出力信号NR1の反転出力が信号
選択回路62によって選択され、出力信号Sの極性が反転
する。従って、出力信号Sによる選択動作をなす信号選
択回路63は、7τ遅延されたQ出力信号Q4のパルス幅1T
の部分を短縮し、パルス幅2T以上の部分を伸長する。
こうして、パルス幅1Tの部分が必要な程度まで伸長あ
るいは短縮される。これを例えば、記録ディスクが金属
系である場合に用いれば、予め記録信号のパルス幅を適
当に狭くすることが出来るので記録部材が溶けてピット
が記録信号パルス幅より広がる不具合を解消し得る。一
方、記録ディスクが色素系あるいは光磁気系等のリニア
リティの良い材質である場合には、ディスクの内周側に
おいてパルス幅1Tを単位ピット長の範囲内で適当に広げ
て読取りにおける光学系のMTFを改善することが可能で
ある。
なお、実施例においては入力デジタル信号Aの最小パ
ルス幅1Tについて最小時間長の範囲内でパルス幅を増加
あるいは減少させているが、所定パルス幅以下のもの、
例えばパルス幅2T以下のものについてパルス幅を増加あ
るいは減少させる処理を行なうこととしても良いのであ
る。この場合、パルス幅2Tは所定時間長に相当する。
また、パルス信号時間長検出手段は実施例に限られる
ものではなく、例えば被測定パルスの存在中計数用パル
スをカウントするカウンタ、あるいは被測定パルスによ
りトリガされるタイマ等を用いて所定ピット長以下のパ
ルスを検出することが出来る。
また、遅延回路19の遅延時間をディスク半径方向のピ
ックアップの位置に応じて制御することによって、パル
ス幅をより適切に調整することが可能となる。
発明の効果 以上説明したように本発明の光学式記録装置は、記録
媒体に記録されるべきパルス列信号のうち所定幅以下の
パルスについて、立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッ
ジの双方を最小パルス幅を超えない範囲内にて伸張処理
するので、読取りマージンを犠牲にすることがない。
また、本発明による別の光学的記録装置においては、
記録媒体に記憶されるべきパルス列信号のうち所定幅以
下のパルスについて最小パルス幅を超えない範囲内にて
伸張処理を行い、所定幅以上のパルスについて最小パル
ス幅を超えない範囲内にて短縮処理を行を行うので符号
間干渉が増えず、読取マージンを犠牲にすることがな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例を示すブロック図、第2図
は、第1図に示された実施例の動作を説明するための信
号波形図、第3図は、本発明の他の実施例を示すブロッ
ク図、第4図は、パルス幅伸縮回路の構成例を示すブロ
ック図、第5図は、パルス幅伸縮回路の動作を説明する
ための信号波形図、第6図は、第3図に示された実施例
の動作を説明するための信号波形図、第7図(A)〜
(C)は、ディスクに記録されたピットとその読取り信
号を説明するための図、第8図は、従来例を示すブロッ
ク図、第9図は、従来例の動作を説明するための信号波
形図である。 主要部分の符号の説明 11〜13,15〜17、51,53,54,56……Dフリップフロップ 19,60……遅延回路 22,62,63……信号選択回路 50……1T検出回路 70……パルス幅伸縮回路

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】最小時間長を単位としてパルス幅の変化す
    る原パルス信号に基づいて記録媒体に情報を記録する光
    学式記録装置であって、 前記原パルス信号のパルス幅を検出するパルス幅検出手
    段と、 前記パルス幅検出手段で検出されたパルス幅が所定パル
    ス幅以下であった場合は、前記原パルス信号の立ち上が
    りエッジ及び立ち下がりエッジの双方を前記最小時間長
    を超えない範囲内にて所定時間伸長せしめる処理を施し
    て記録用パルス信号を生成するパルス整形手段とを備え
    たことを特徴とする光学的記録装置。
  2. 【請求項2】前記パルス整形手段は、前記パルス幅検出
    手段で検出されたパルス幅が所定パルス幅以上であった
    場合に、そのパルス幅を前記最小時間長を超えない範囲
    内にて短縮せしめる処理を施して前記記録用パルス信号
    を生成することを特徴とする請求項1記載の光学式記録
    装置。
  3. 【請求項3】最小時間長を単位としてパルス幅の変化す
    る原パルス信号に基づいて記録媒体に情報を記録する光
    学式記録装置であって、 短パルス幅伸長モード及び短パルス幅短縮モードのいず
    れか一方を設定する設定手段と、 前記原パルス信号のパルス幅を検出するパルス幅検出手
    段と、 前記短パルス幅伸長モード下において、前記パルス幅検
    出手段で検出されたパルス幅が所定パルス幅以下であっ
    た場合は、そのパルス幅を前記最小時間長を超えない範
    囲内にて伸長せしめる処理を施す一方、 前記短パルス幅短縮モード下において、前記パルス幅検
    出手段で検出されたパルス幅が所定パルス幅以上であっ
    た場合は、そのパルス幅を前記最小時間長を超えない範
    囲内にて短縮せしめる処理を施して記録用パルス信号を
    生成するパルス整形手段とを備えたことを特徴とする光
    学式記録装置。
  4. 【請求項4】前記パルス整形手段は、さらに、前記短パ
    ルス幅伸張モード下において、前記パルス幅検出手段で
    検出されたパルス幅が所定パルス幅以上であった場合
    に、そのパルス信号を前記最小時間長を超えない範囲内
    にて短縮せしめる処理を施す一方、前記短パルス幅短縮
    モード下において、前記パルス幅検出手段で検出された
    パルス幅が所定パルス幅以上であった場合に、そのパル
    ス信号を前記最小時間長を超えない範囲内にて伸張する
    処理をも施して前記記録用パルス信号を生成することを
    特徴とする請求項3記載の光学式記録装置。
  5. 【請求項5】前記所定時間長は、前記最小時間長に等し
    いことを特徴とする請求項1ないし4記載のうちいずれ
    か1つに記載の光学式記録装置。
  6. 【請求項6】前記記録媒体は、ディスク状記録媒体であ
    り、前記パルス整形手段は、前記原パルス信号に対して
    施す処理におけるパルス幅の変化量を前記ディスク状記
    録媒体の記録位置に応じて制御することを特徴とする請
    求項1ないし5記載のうちいずれか1つに記載の光学式
    記録装置。
  7. 【請求項7】最小時間長を単位としてパルス幅の変化す
    る原パルス信号に基づいて記録媒体に情報を記録する光
    学式記録装置であって、 前記原パルス信号のパルス幅を検出するパルス幅検出手
    段と、 前記パルス幅検出手段で検出されたパルス幅が所定パル
    ス幅以下であった場合は、そのパルス幅を前記最小時間
    長を超えない範囲内にて伸張せしめる一方、 前記パルス幅検出手段で検出されたパルス幅が所定パル
    ス幅以上であった場合は、そのパルス幅を前記最小時間
    長を超えない範囲内にて短縮せしめる処理を施して記録
    用パルス信号を生成するパルス整形手段とを備えたこと
    を特徴とする光学式記録装置。
  8. 【請求項8】前記パルス整形手段は、前記原パルス信号
    に対して施す伸張処理を、前記原パルス信号の立ち上が
    りエッジ及び立ち下がりエッジの双方を所定時間伸張す
    ることにより行うことを特徴とする請求項3または7記
    載の光学式記録装置。
  9. 【請求項9】前記パルス整形手段は、前記原パルス信号
    に対して施す短縮処理を、前記原パルス信号の立ち上が
    りエッジ及び立ち下がりエッジの双方を所定時間短縮す
    ることにより行うことを特徴とする請求項2、3、5ま
    たは7記載の光学式記録装置。
  10. 【請求項10】最小時間長を単位としてパルス幅の変化
    する原パルス信号に対応したピットが形成される記録媒
    体であって、 前記原パルス信号のパルス幅が所定パルス幅以下であっ
    た場合は、前記原パルス信号の立ち上がりエッジ及び立
    ち下がりエッジの双方を前記最小時間長を超えない範囲
    内にて所定時間伸長せしめる処理を施した記録用パルス
    信号を用いて前記ピットを形成したことを特徴とする記
    録媒体。
  11. 【請求項11】最小時間長を単位としてパルス幅の変化
    する原パルス信号に対応したピットが形成される記録媒
    体であって、 前記原パルス信号のパルス幅が所定パルス幅以下であっ
    た場合は、前記最小時間長を超えない範囲内にて伸張せ
    しめる処理を施した記録用パルス信号を用いて前記ピッ
    トを形成し、前記原パルス信号のパルス幅が所定パルス
    幅以上であった場合は、前記最小時間長を超えない範囲
    内にて短縮せしめる処理を施した記録用パルス信号を用
    いて前記ピットを形成したことを特徴とする記録媒体。
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