JPH1097666A - 紙葉判別装置 - Google Patents

紙葉判別装置

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JPH1097666A
JPH1097666A JP8271637A JP27163796A JPH1097666A JP H1097666 A JPH1097666 A JP H1097666A JP 8271637 A JP8271637 A JP 8271637A JP 27163796 A JP27163796 A JP 27163796A JP H1097666 A JPH1097666 A JP H1097666A
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JP
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sheet
motor
start pulse
paper sheet
image sensor
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Application number
JP8271637A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Chiba
龍也 千葉
Sadahiko Miyamoto
貞彦 宮本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Musashi Engineering Co Ltd
Hitachi High Tech Corp
Original Assignee
Musashi Engineering Co Ltd
Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
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Publication date
Application filed by Musashi Engineering Co Ltd, Hitachi Electronics Engineering Co Ltd filed Critical Musashi Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 紙葉を副走査方向に搬送しつつ、該副走査方
向に直角な主走査方向に沿って該紙葉を検出走査し、こ
の走査結果を基にして該紙葉を判別する装置において、
搬送モータとして安価な交流モータを使用すること。 【解決手段】 紙葉を副走査方向に搬送するために交流
モータ11を使用し、このACモータ11の回転位置を
ロータリエンコーダ17で検出する。このロータリエン
コーダ17の出力に基づき所定の搬送位置毎に同期して
各主走査を開始させる開始パルスを作成し、該各開始パ
ルスに同期して紙葉を読み取るための各主走査を行わせ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙幣あるいは小切
手等の有価証券その他印刷された紙葉類の真偽判定を行
う紙葉判別装置に関し、特に、判別対象の紙葉を一方向
に搬送しつつラインイメージセンサによって1次元的に
イメージ検知を行うことにより、紙葉面の2次元的イメ
ージ検知を行うものの改良に関する。
【従来の技術】一般的に、紙葉整理機や現金入出金装置
等には、客が投入した紙葉の金種や真偽を判別して金庫
に収納するための紙葉判別装置が使用されている。従
来、紙葉判別装置としては、一般的に図5に示すような
概略のものが知られている。この種の紙葉判別装置で
は、判別処理速度を高めるために、移送方向Fに対して
判別すべき紙葉Pが横向きに一次元のイメージセンサ1
02を通過するように移送され、前記紙葉Pの縦方向
(長手方向)を光学的に走査する。イメージセンサ10
2の上流側に設けられたタイミングセンサ101は、発
光素子と受光素子とで構成され、移送されてくる紙葉P
の先端による遮光作用によって、該紙葉Pの先端を検出
して紙葉検出信号を出力する。この紙葉検出信号に呼応
して、イメージセンサ102から出力される各走査毎の
アナログビデオ信号が、階調を有するディジタル(多
値)データに変換された後、メモリ3に格納され始め
る。
【0002】こうして、前記紙葉Pがイメージセンサ1
02下を移動されつつ、該紙葉Pの全面の多値データが
メモリ103に格納される。その後、紙葉判定部104
では、メモリ103に格納された前記紙葉Pの全面の多
値データに対して前記紙葉Pのエッジを検出することに
よって、前記紙葉Pの金種および真偽をその外形寸法に
関して判別する。さらに、紙葉判定部104では、前記
紙葉Pに印刷された印章、肖像等の印刷パターンに対応
する前記多値データのデータパターン(以下、読取りデ
ータパターンという)に基づいて、基準メモリ105に
各紙葉P毎に予め用意された基準データパターンとパタ
ーンマッチングして、前記紙葉Pの金種および真偽をそ
の印刷パターンに関して判定する。また、このようにイ
メージセンサ102を用いて紙葉の画像データを取込む
場合には、ステッピングモータ109を用いて移送ロー
ラに回転を与えて紙葉を搬送するようにしていた。この
際、移送ローラによる搬送速度とイメージセンサ102
を駆動する走査周期とを同期させるために、以下の構成
を必要としていた。まず、安定な発振周波数を有するク
ロック発振器106でクロック信号を発生させ、次に、
クロック発振器106から出力されるクロック信号を分
周器107で1/2分周して、図6(a)に示すよう
な、クロック信号を出力させる。分周器107から出力
されるクロック信号は、イメージセンサ102からデー
タを排出させるために用いる一方、メモリ103へのデ
ータの書き込みタイミングを形成するためにも用いられ
る。また、分周器107から出力されるクロック信号は
分周器108で分周して、図6(b)に示すような読取
り開始位置を表すスタートパルスを発生させる。この場
合、移送ローラの搬送速度とイメージセンサ102の走
査周期とを同期させる必要があるため、搬送速度制御回
路110を設け、スタートパルスに同期してステッピン
グモータ109を駆動制御する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の紙
葉判別装置にあっては、一次元イメージセンサを用いて
紙葉の画像データを取込む場合には、紙葉の搬送速度と
走査周期との関係を安定させ、走査周期に紙葉の搬送速
度を同期させる必要があったので、搬送制御のためにス
テッピングモータを使用するようにしていた。しかし、
ステッピングモータ及びそれに付随する搬送速度制御回
路は高価であるため、比較的安価な交流モータの使用が
望まれていた。しかし、交流モータを使用した場合は、
細かな回転位置制御ができないので、走査周期に同期さ
せて搬送を行うことができず、そのため、交流モータを
使用することができなかった。本発明は上記に鑑みてな
されたもので、安価な交流モータを使用して紙葉の搬送
を行い、その一方で、紙葉の搬送速度と走査周期との関
係を安定させることができるようにした紙葉判別装置を
提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、紙葉を副走査
方向に搬送しつつ、該副走査方向に直角な主走査方向に
沿って該紙葉を検出走査し、この走査結果を基にして該
紙葉を判別する紙葉判別装置において、前記紙葉を副走
査方向に搬送するための交流モータと、該交流モータの
回転位置を検出する回転位置検出手段と、該回転位置検
出手段の出力に基づいて所定の搬送位置に同期して前記
各主走査を開始させる開始パルスを作成する開始パルス
作成手段と、該各開始パルスに同期して前記紙葉の各主
走査を行う主走査手段とを備えたことを特徴とするもの
である。回転位置検出手段によって交流モータの回転位
置を正確に検出することができるので、所定の搬送位置
毎に同期して主走査の開始を指示する開始パルスを正確
に作成できる。従って、この開始パルスに従って各主走
査を開始させるようにすることにより、副走査方向への
紙葉搬送動作と各主走査動作とを確実に同期させること
ができる。従って、安価な交流モータを使用して紙葉の
搬送を行い、その一方で、紙葉の搬送速度と走査周期と
の関係を安定させることができる、という優れた効果を
奏する。
【0005】前記回転位置検出手段の出力とは無関係に
純電気的に周期的な制御信号を発生する手段と、前記交
流モータの停止時において、前記主走査手段での主走査
を、前記開始パルスに代えて前記制御信号に同期して行
わせる手段とを更に備えてもよい。これにより、搬送さ
れる紙葉のジャム等によりモータの回転が停止したと
き、回転に応答する開始パルスが得らなくなっても、そ
の代わりに純電気的に発生される制御信号によって主走
査を行わせることができ、ジャムした紙葉の検知を行う
ことができる。た請求項1に記載の紙葉判別装置。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の一実施の形態に
係る紙葉判別装置のハードウエア構成例を示すブロック
図である。図1において、マイクロプロセッサ16は、
紙葉判別装置の動作全体を制御するものである。クロッ
ク発生器14は、本装置の基本的な動作クロック信号を
発生する。交流(AC)モータ11は、紙葉を副走査方
向Fに搬送するための移送ローラ13を回転する交流モ
ータである。スイッチ15は、ACモータ11に交流電
源の供給を断続制御するためのスイッチである。スター
トパルス発生器18は、例えば、紙葉投入センサによっ
てある紙葉Pが本装置に投入されたことが検出される
と、ACモータ11の回転位置を検出するロータリエン
コーダ17の出力パルス信号を計数して当該紙葉を所定
の間隔毎に読み取るための読取開始パルス、所謂スター
トパルスを発生する。イメージセンサ10は、このスタ
ートパルスに応じて紙葉Pに対応した所定ピッチでの水
平スキャンSを開始して画素毎の画像信号レベルを一時
蓄積するとともに、前回一時蓄積された画素毎の画像信
号レベルをスタートパルスに同期してクロック信号に応
じて連続的に出力する。なお、イメージセンサ10は、
紙葉Pに対するラインスキャン(一点鎖線Sで示す)に
よって1画素当り1mmの反射イメージを検出するもの
とする。
【0007】スキャンカウンタ19は、スタートパルス
によってリセットされた後に、各水平スキャンSの開始
から終了までの画素数をカウントすることにより各水平
スキャン毎の画素位置(ビット位置)をアドレスとして
出力する。A/D変換器20は、イメージセンサ10か
ら出力されるアナログのビデオ信号を各画素毎に階調を
有する多値データに変換する。なお、各多値データは、
イメージセンサ10が出力した1画素の濃淡レベルを、
多値に量子化したデータである。各水平スキャンS当り
の多値データの値によって示される波形図は、図4の
(c)のようである。図1において、判別すべき紙葉P
の外形寸法を検出するために、紙葉Pの水平スキャンS
方向のエッジを各画素(この例では1mm)毎の分解能
で検出し、検出したエッジ位置を示すデータを取り込む
ために、以下のような構成要素を用いるものである。ス
ライスレベルレジスタ21は、前記多値データを二値デ
ータに変換するための基準となる所定のスライスレベル
(図4の(c)においてSLで示す)を格納している。
なお、このスライスレベルSLとしては、前記移送ロー
ラ13の“黒”と紙葉Pにおける無印刷部分(特に、エ
ッジ部分)の“白”とを判別できるレベルが設定されて
いる。二値化部22は、各前記多値データのレベルとス
ライスレベルとを比較して、前記多値データを例えば
“黒”、“白”を示す二値データに変換し、その結果出
力される各水平スキャンS毎の二値データを立上り/立
下り検出部24に与える。前記立上り/立下り検出部2
4は、各水平スキャンS毎に前記二値データが“黒”デ
ータから“白”データに変化した時点を、イメージセン
サ10の出力レベルの立上り(紙葉Pの左側エッジに対
応する)として検出する一方、前記二値データが“白”
データから“黒”データに変化した時点を、イメージセ
ンサ10の出力レベルの立下り(紙葉Pの右側エッジに
対応する)として検出するものである。立上りラッチ2
6は、各水平スキャンS毎に、前記立上り/立下り検出
部24によって立上りが検出されると、その時点におい
てスキャンカウンタ19によって出力されるビット位置
をラッチする。立下りラッチ28は、立上り/立下り検
出部24によって立下りが検出されると、その時点にお
いてスキャンカウンタ19によって出力されるビット位
置をラッチする。
【0008】さらに、図1において、判別すべき紙葉P
の印刷パターンを、前記外形寸法検出時より粗い分解能
で検出して取り込むために、以下のような構成要素を用
いるものである。上述のように立上り/立下り検出部2
4によって立上りが検出されると、前記A/D変換器2
0によってディジタル化された各水平スキャンS毎の多
値データは、第1の加算回路34に与えられる。第1の
加算回路34は、分周器35によって発生されるクロッ
ク信号を1/N(例えば4分の1とする)に分周したタ
イミング信号に従って、水平方向4画素毎の多値データ
の値D0,D1,…を加算し、水平方向加算値H0,H
1,…を作成する。さらに、第2の加算回路36は、各
水平スキャンS毎の水平方向加算値H0,H1,…を、
垂直方向4画素毎に加算し、垂直方向加算値V0,V
1,…を作成する。各水平スキャンS毎の垂直方向加算
値V0,V1,…は、FIFOメモリ37に記憶され
る。FIFOメモリ37は、マイクロプロセッサ16と
は非同期で、上記各種要素による垂直方向加算値V0,
V1,…作成処理が行えるようタイミング調整を行うた
めのものである。マイクロプロセッサ16では、FIF
Oメモリ37に記憶されたこれらの垂直方向加算値V
0,V1,…を、読取りパターンデータとしてパターン
データメモリ39に格納する。パターンデータメモリ3
9は、イメージセンサ10の4×4画素、つまり、この
場合、4mm×4mm毎の読取りパターンデータV0,
V1,…が格納される。基準パターンメモリ40は、予
め基準データパターンBPを格納する。基準外形メモリ
38は、予め各々の紙葉の基準外形寸法を格納する。
【0009】次に、図2は、スタートパルス発生器18
の一例を示す図である。図2において、移送ローラ13
は、イメージセンサ10の下方に設けられ、紙葉Pをイ
メージセンサ10に対して移送方向Fに移送するもので
あり、この移送の速度に比例する所定のスキャンピッチ
で、イメージセンサ10は前記紙葉Pの1つの面全体を
スキャンできるようになっている。ロータリエンコーダ
17は、ACモータ11による移送ローラ13の回転に
応じて回転位置検出パルス信号を発生するものであり、
ACモータ11の回転軸または移送ローラ13の回転軸
に直接取り付けてもよいし、それらの実際の回転角を適
宜増幅して取り出すために適宜のギヤ機構を介在させて
取り付けてもよい。分周器(又はカウンタ)52は、ロ
ータリエンコーダ17から出力されるパルス信号を計数
して当該紙葉を所定の間隔毎に読み取るための読取開始
パルス、所謂スタートパルスを発生する。分周器51
は、クロック発生器14から出力されるクロック信号を
分周して、周期的な読取り開始位置を表すスタートパル
スを純電気的に疑似的に発生させるものであり、これは
通常時は使用せず、ACモータ11が非回転状態にある
ときにのみ、イメージセンサ10下部の紙葉Pのジャム
検出のために主走査を行わせるために用いる。セレクタ
53は、ACモータ11が回転状態にあるときには専ら
分周器52からのスタートパルスを選択する一方、AC
モータ11が非回転状態にあるときには分周器51から
の疑似的スタートパルスを選択する。これは搬送中の紙
葉がジャムしてモータ11の回転が停止したときに、紙
葉Pのジャム検出のために主走査を行わせるために疑似
的スタートパルスを純電気的に発生する目的で使用され
る。
【0010】次に、図3に示すスタートパルス発生器1
8のタイミングチャート、図4に示す装置のタイミング
チャートを用いて紙葉判別装置の動作を説明する。な
お、ここでは便宜上、日本の紙幣(1万円札、5千円札
および千円札)を判別処理する場合について説明を行う
ものとする。まず、マイクロプロセッサ16は、スイッ
チ15をON制御してACモータ11に交流電源の供給
を開始すると、ACモータ11が回転して紙葉Pを副走
査方向Fに搬送するための移送ローラ13が回転する。
このACモータ11の回転に連動して、ロータリエンコ
ーダ17が回転位置検出パルス信号を発生させる。次
に、図3(b)に示すように、ロータリエンコーダ17
から出力されるパルス信号を分周器52で分周又はカウ
ントして、所定の搬送位置毎に紙葉Pの読み取り(つま
り主走査)を開始するためのスタートパルスを発生させ
る。通常、マイクロプロセッサ16は、この分周器52
からのスタートパルスをセレクタ53によって選択して
イメージセンサ10に与える。一方、このスタートパル
スに同期して前記紙葉Pを主走査方向Sに光学的に走査
して一次元線画像をイメージセンサ10で読み取る。
【0011】なお、マイクロプロセッサ16は、ACモ
ータ11が非回転状態にあるときにはセレクタ53で分
周器51から出力される一定周期のスタートパルスを選
択して主走査を行わせることができるので、移送ローラ
13とイメージセンサ10との間に紙葉Pが詰まってい
るような場合にも、紙葉Pの詰まりの有無をイメージセ
ンサ10を用いて検出することができる。ここで、図3
(c)に示すように、イメージセンサ10から出力され
る一次元線画像信号(ア)を分周器52から出力される
スタートパルスに同期してクロック信号に応じて連続的
に出力するようにする。なお、イメージセンサ10から
出力される一次元線画像信号(ア)に続いてダミーデー
タ(イ)が出力される。このダミーデータ(イ)を出力
するためのダミー期間を広く設定しておくことで、AC
モータ11の回転むらを吸収するようにしている。この
結果、従来のパルスモータに比較して回転速度が極めて
速い交流モータによる回転を移送ローラ13に伝えるの
で、紙葉Pを高速に移送できる。同時に、モータ11の
回転位置をロータリエンコーダ17で検出してスタート
パルスを発生させ、このスタートパルスにイメージセン
サ10の読取り動作及び一次元線画像の出力動作を同期
させることができるので、紙葉の高速移送に同期して紙
葉から画像データを高速で読み取ることができる。その
結果、紙葉の金種を判別するための処理速度を向上する
ことができる。
【0012】このとき、図4の(a)に示すように、イ
メージセンサ10(ここでは、分かり易さのため破線で
示す)は移送路12を横切るよう設けられており、紙葉
判別処理を高速化するために、判別すべき紙葉Pは、移
送ローラ13によって、移送方向Fに対して横向きにイ
メージセンサ10を通過しながら、該イメージセンサ1
0によってその長さL方向に光学的に走査される。ま
た、この走査に際には、前記イメージセンサ10は、図
示しないLEDアレイから照射される光の反射光(反射
イメージ)を受光して、一次元のイメージを検出する。
前記反射イメージの濃淡レベルの変化によって紙葉Pを
検出できるよう、移送路12において、イメージセンサ
10の下方に設けられた前記移送ローラ13は黒色であ
り、且つ、イメージセンサ10は、紙葉Pが移送されて
くる前から(例えば、紙葉Pがこの装置の所定の紙葉投
入口に投入されたことが検出された時点から)スキャン
動作を行う。前記紙葉Pが投入された後、最初のイメー
ジセンサ10からの出力レベルは、移送ローラ13の表
面による黒レベルから紙葉Pによる白レベルに立ち上が
り、紙葉Pの移送方向F先端がイメージセンサ10を通
過したことが検出される。この先端検出時点から、イメ
ージセンサ10の各水平方向のラインスキャン(以下、
単に水平スキャンSと言う)毎の出力データがメモリに
格納される動作が開始される。その後、スタートパルス
による所定のスキャンピッチで多数回の水平スキャンS
が行われる。その後、イメージセンサ10の出力レベル
が黒レベルに立ち下がり、その黒レベルが所定時間継続
した時に、前記紙葉Pの移送方向F後端がイメージセン
サ10を通過したことが検出され、この後端検出時点に
おいて、イメージセンサ10の出力データの格納動作が
終了される。
【0013】一方、マイクロプロセッサ16は、前記紙
葉Pが投入されたことが検出された後、検出部24を介
して、最初に、イメージセンサ10の出力レベルが黒レ
ベルから白レベルに立ち上がったことが検出された時
に、紙葉Pの移送方向F先端がイメージセンサ10を通
過したことを検出する。その後、前記紙葉Pについて所
定ピッチでの多数回の水平スキャンが終わり、イメージ
センサ10の出力レベルが黒レベルに立ち下がり、その
黒レベル状態が所定時間継続した時に、前記紙葉Pの移
送方向F後端がイメージセンサ10を通過したことを検
出する。ここで、各水平スキャンS毎に、前記立上り/
立下り検出部24によって立上りが検出されると、その
時点においてスキャンカウンタ19によって出力される
ビット位置が、立上りラッチ26にラッチされる。ま
た、その後、立上り/立下り検出部24によって立下り
が検出されると、その時点で、スキャンカウンタ19に
よって出力されるビット位置が、立下りラッチ28にラ
ッチされる。こうして、立上りラッチ26および立下り
ラッチ28にラッチされた立上りおよび立下りのビット
位置は、マイクロプロセッサ16に与えられる。マイク
ロプロセッサ16では、前記ビット位置を外形データメ
モリ30に格納する。こうして、外形データメモリ30
には、各水平スキャンS毎の立上りおよび立下り、すな
わち、前記紙葉Pのエッジのビット位置が、前記紙葉P
の外形データとして格納される。その後、マイクロプロ
セッサ16では、外形データメモリ30に格納された外
形データに基づいて前記紙葉Pの外形寸法を検出し、基
準外形メモリ34に予め格納されている各々の紙葉の基
準外形寸法と比較照合することで、前記紙葉Pをその外
形寸法に関して判別する。
【0014】さらに、前記外形寸法検出時より粗い分解
能で検出して取り込むために、立上り/立下り検出部2
4によって立上りが検出されると、前記A/D変換器2
0によってディジタル化された各水平スキャンS毎の多
値データは、第1の加算回路34に与えられる。第1の
加算回路34では、分周器35によって発生される、ク
ロック信号を1/N(例えば4分の1とする)に分周し
たタイミング信号に従って、図4の(a)に示すよう
に、水平方向4画素毎の多値データの値D0,D1,…
を加算し、水平方向加算値H0,H1,…を作成する。
次に、第2の加算回路36では、図4の(b)に示すよ
うに、各水平スキャンS毎の水平方向加算値H0,H
1,…を、垂直方向4画素毎に加算し、垂直方向加算値
V0,V1,…を作成する。各水平スキャンS毎の垂直
方向加算値V0,V1,…は、FIFOメモリ37に記
憶される。このFIFOメモリ37は、マイクロプロセ
ッサ16とは非同期で、上記各種要素による垂直方向加
算値V0,V1,…作成処理が行えるようタイミング調
整を行う。マイクロプロセッサ16では、FIFOメモ
リ37に記憶されたこれらの垂直方向加算値V0,V
1,…を、読取りパターンデータとしてパターンデータ
メモリ39に格納する。こうして、パターンデータメモ
リ39には、イメージセンサ10の4×4画素、つま
り、この場合、4mm×4mm毎の読取りパターンデー
タV0,V1,…(以下、読取りデータ要素Vという)
が格納される。次に、例えば上位コンピュータでは、こ
のようにしてパターンデータメモリ39に格納された読
取りデータ要素Vに基づいて前記紙葉P自体の全体的な
読取りデータパターンRPを求める。次に、該読取りデ
ータパターンRPと、基準パターンメモリ40に予め格
納された基準データパターンBPとを、例えば相関値計
算式を利用してマッチングすることで、前記紙葉Pをそ
の印刷パターンに関して判別する。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
回転位置検出手段によって交流モータの回転位置を正確
に検出することができるので、所定の搬送位置毎に同期
して主走査の開始を指示する開始パルスを正確に作成で
きる。従って、この開始パルスに従って各主走査を開始
させるようにすることにより、副走査方向への紙葉搬送
動作と各主走査動作とを確実に同期させることができ
る。従って、安価な交流モータを使用して紙葉の搬送を
行い、その一方で、紙葉の搬送速度と走査周期との関係
を安定させることができる、という優れた効果を奏す
る。また、パルスモータに比較して回転速度が極めて速
い交流モータによる回転を移送ローラに伝えるので、紙
葉を高速に移送することもでき、紙葉を判別するための
処理速度を向上することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る紙葉判別装置のハ
ードウエア構成例を示すブロック図である。
【図2】スタートパルス発生器18のブロック構成を示
す図である。
【図3】スタートパルス発生器18の動作を説明するた
めのタイミングチャートである。
【図4】紙葉判別装置の動作を説明するためのタイミン
グチャートである。
【図5】従来の紙葉判別装置の概略を説明するための図
である。
【図6】従来の紙葉判別装置の動作を説明するためのタ
イミングチャートである。
【符号の説明】
10 イメージセンサ 11 ACモータ 13 移送ローラ 14 クロック発生器 17 ロータリエンコーダ 52 分周器 53 セレクタ P 紙葉

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙葉を副走査方向に搬送しつつ、該副走
    査方向に直角な主走査方向に沿って該紙葉を検出走査
    し、この走査結果を基にして該紙葉を判別する紙葉判別
    装置であって、 前記紙葉を副走査方向に搬送するための交流モータと、 該交流モータの回転位置を検出する回転位置検出手段
    と、 該回転位置検出手段の出力に基づいて所定の搬送位置に
    同期して前記各主走査を開始させる開始パルスを作成す
    る開始パルス作成手段と、 該各開始パルスに同期して前記紙葉の各主走査を行う主
    走査手段とを備えた紙葉判別装置。
  2. 【請求項2】 前記回転位置検出手段の出力とは無関係
    に純電気的に周期的な制御信号を発生する手段と、 前記交流モータの停止時において、前記主走査手段での
    主走査を、前記開始パルスに代えて前記制御信号に同期
    して行わせる手段とを更に備えた請求項1に記載の紙葉
    判別装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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