JPH109758A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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Publication number
JPH109758A
JPH109758A JP16411496A JP16411496A JPH109758A JP H109758 A JPH109758 A JP H109758A JP 16411496 A JP16411496 A JP 16411496A JP 16411496 A JP16411496 A JP 16411496A JP H109758 A JPH109758 A JP H109758A
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JP
Japan
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strength
partition
refrigerator
door
equal
Prior art date
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Pending
Application number
JP16411496A
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English (en)
Inventor
Tamio Innami
民雄 印南
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPH109758A publication Critical patent/JPH109758A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】冷凍装置に使われる冷媒に、特に可燃性の冷媒
を使用した時に問題となる冷媒漏洩時の火災や爆発等に
安全に対応することにある。 【解決手段】断熱箱体1,扉体2により一般空間と仕切
る外隔壁をなして構成される冷蔵庫において、扉体2の
閉止維持力を外隔壁強度と同等以上とし、外隔壁強度の
中で断熱箱体1の天井壁3の強度が一番弱い強度となる
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫に係り、特
に、断熱箱体,扉体,扉体閉止維持力,中仕切りの壁強
度に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、特公平7−65842号公報では、断
熱箱体,扉体の内,鋼鈑等の金属板にウレタンフォーム
を発泡させて製作する扉体の温度変化に起因する金属と
ウレタンフォームの収縮差により発生する扉体表面変形
の防止方法について述べているが、扉体全体の必要強度
は、確保されていることが前提に立っているものと推定
される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、例えば特開平
8−14675号公報にも示されているように、冷凍装置に使
われる冷媒に、特に可燃性の冷媒を使用した時に問題と
なる冷媒漏洩時の火災や爆発等の重大事故に安全対応す
ることにある。
【0004】本発明の目的は、冷蔵庫の扉体閉止維持
力,断熱箱体,扉体,中仕切り強度を工夫することによ
り、特に可燃性の冷媒を使用した時に問題となる冷媒漏
洩時の火災や爆発等の重大事故の安全対応冷蔵庫を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は断熱箱体,扉体により一般空間と仕切る外
隔壁をなして構成される冷蔵庫において、扉体閉止維持
力を外隔壁強度と同等以上とし、外隔壁強度の中で断熱
箱体の天井壁強度が一番弱い強度となるようにした。
【0006】また、断熱箱体,扉体により一般空間と仕
切る外隔壁をなして構成される冷蔵庫の内部に中仕切り
を持つものにあっては、扉体閉止維持力を外隔壁強度と
同等以上とし、中仕切りの四周の強度より中仕切り中央
部の強度が弱い強度となるようにし、中仕切り四周の強
度は外隔壁強度と同等以上で、天井壁強度Ft<中仕切
り中央部の強度Fn<外隔壁強度Fgとした。
【0007】また、扉体閉止維持力を外隔壁強度と同等
以上とし、冷蔵庫の内部に中仕切りを複数個持つものに
あっては、中仕切りの四周の強度より、中仕切り中央部
の強度が弱い強度となるようにし、中仕切り四周の強度
は外隔壁強度と同等以上で、天井壁に近い中仕切りの中
央部の強度を、下位の中仕切り中央部の強度より弱く、
天井壁強度Ft<天井壁に近い中仕切り中央部の強度F
n1<下位の中仕切り中央部の強度Fn2<外隔壁強度
Fgとした。
【0008】また、扉体閉止維持力を外隔壁強度と同等
以上とし、断熱箱体上部の天井壁後部強度と後壁面の上
部強度とを外隔壁強度の中で一番弱い強度となるように
した。
【0009】また、扉体閉止維持力を外隔壁強度と同等
以上とし、外隔壁である断熱箱体上部の天井壁後部強度
と後壁面の上部強度とを外隔壁強度の中で一番弱い強度
となるようにした。
【0010】また、扉体閉止維持力を外隔壁強度と同等
以上とし、外隔壁,中仕切りにあって、強度の弱い部分
と強度の強い部分とを外から区別して視覚できるように
した。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1,
図2を使って説明する。
【0012】図1は冷蔵庫背面斜視図、図2は冷蔵庫の
縦断面図である。1は冷蔵庫本体の断熱箱体、2は扉体
であり一般空間と仕切って食品等を収納し、冷却保冷す
る。
【0013】断熱箱体1内は、中仕切り7により断熱箱
体内空間を仕切って、冷凍食品・氷等の冷凍室,肉類・
ビール等の冷蔵室,野菜・果物等の野菜室として冷却保
冷する食品の必要温度を部屋ごとに変えているものが一
般的である。
【0014】次に冷凍サイクルについて簡単に説明す
る。圧縮機5により高温高圧になったガス冷媒は、断熱
箱体1の外部底面、あるいは圧縮機周辺に置かれた放熱
器(図示せず)で外気へ放熱することにより高圧の液冷
媒となる。高圧の液冷媒は、減圧機構であるキャピラリ
ーチューブ(図示せず)により減圧され低温のガス冷媒
となって冷却器6に入る。冷却器6により断熱箱体1内
の空気が冷却され、冷却された空気は、庫内ファン(図
示せず)により各室を循環し、温度調節ダンパ(図示せ
ず)により各室の温度は適度な温度に調節される。冷却
器6を出たガス冷媒は、圧縮機5に戻り冷凍サイクルを
構成する。
【0015】近年、これまでは安全と考えられていた
が、冷媒の種類によっては、オゾン層破壊・地球温暖化
等、地球環境破壊の原因と指摘されるものがある。従っ
てこれらの冷媒に代わる地球環境を考慮した安全な自然
冷媒を使った冷蔵庫が望まれる。
【0016】オゾン層破壊・地球温暖化防止に対応した
自然冷媒には、冷凍能力にも優れたプロパン,ブタン,
イソブタン等がある。しかしこれらの冷媒は、可燃性物
性であり、これら可燃性冷媒漏洩時の火災や爆発等の重
大事故に安全対応する必要がある。
【0017】可燃性冷媒を冷蔵庫に使った場合、図2に
示す冷凍室,冷蔵室,野菜室等は、少容積密閉空間なの
で、庫内に設置された冷却器6,配管あるいは、冷却器
と配管との接続部等から冷媒が漏れた場合には、可燃範
囲,爆発限界範囲になり易く、火花,裸ヒータ等何らか
の着火源があると火災や爆発が起こる。図3は冷蔵庫の
部分斜視図であり、下側の図は、冷蔵庫の部分斜視図の
丸で囲った部分の拡大図であり、断熱箱体1外隔壁と扉
体2との扉体閉止維持力を外隔壁強度と同等以上とする
ための扉締結機構の1実施例を示したものである。図4
に扉体閉止維持力を強めるために、扉体パッキングを挟
んで箱体側と扉体側とに電磁石を設置した他の実施例を
示した。この電磁石の吸引力により、扉閉時の扉体閉止
維持力を強め、扉開時には電磁力を切って、簡単に開け
られるようにすることは、勿論のことである。この扉締
結機構は各扉ごとに設け、扉体閉止維持力を強め、断熱
箱体1,扉体2の外隔壁強度とバランスさせ、冷蔵庫外
隔壁強度の中で断熱箱体の天井壁強度が最も弱い部分1
5を設ける。冷蔵庫外隔壁強度の中で断熱箱体の天井壁
強度が最も弱い部分15を設けることによって、庫内で
可燃性冷媒に火災や爆発が起き、高くなった庫内空気圧
力により、外隔壁強度の中で最も強度の弱い天井壁部分
が押し破られるようになる。いわゆる爆風は、天井方向
だけに吹出し、扉締結機構により扉体閉止維持力は強く
爆風で扉が開くことがなく、天井壁以外の扉を含む冷蔵
庫箱体の5隔壁からは爆風は吹き出さない。
【0018】ちなみに、従来の断熱箱体と扉体との扉体
閉止維持力は、図7に示したように扉体2の外周に取り
付けられ、断熱箱体1からの冷気漏れを防ぐパッキング
8の一部に内蔵されている帯条マグネット9の吸引力だ
けによるものであり非常に弱いものであった。
【0019】図5に示すように、冷蔵庫の内部に中仕切
り18を持つものにあっては中仕切りの四周の強度は、
外隔壁強度と同等以上であるが、中仕切り18の中央部
に強度が弱い部分を設ける。この時天井壁4の強度Ft
と中仕切りで強度が弱い部分の強度Fn,外隔壁強度F
gとは、Ft<Fn<Fgとなるようにし、外隔壁強度
Fgを最も強く、天井壁強度Ftが一番弱くなるように
する。この時扉体閉止維持力を外隔壁強度と同等以上と
しておくことが必要である。冷蔵庫の内部に中仕切りを
複数持つものにあっては、天井壁に近い中仕切りの強度
が弱い部分18の強度Fn1,天井壁から2番目に近い
中仕切りの強度が弱い部分21の強度Fn2、さらに下
位の中仕切りがある場合(図示せず)には、その中仕切
りの強度が弱い部分の強度をFn3とした時天井壁に近
い中仕切りから、下位の中仕切り順にFt<Fn1<F
n2<Fn3<Fgとなるようにする。図6に示す実施
例では、外隔壁である断熱箱体上部の天井壁と連続する
後壁面の上部17の強度を外隔壁強度の中で一番弱い強
度とした場合を示す。この様な構成とすることにより外
隔壁上部に強度の弱い部分の表面積を広くとることがで
きる。また図1,図3,図5,図6の強度の弱い部分に
並行線で一例として示したように、強度の弱い部分と他
の強度の強い部分とを一瞥して区別できるようにしたの
で冷蔵庫の取り扱い、安全を考慮する際に有用である。
ここでは、並行線にて、強度の弱い部分を表示する例を
示したが、色による区別等視覚による区別ができるよう
にすることが大切である。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、可燃性冷媒が庫内に漏
洩し火災爆発に至っても爆風を天井方向にのみ排出させ
るので、冷蔵庫周辺への危害を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】冷蔵庫の背面の斜視図。
【図2】冷蔵庫の縦断面図。
【図3】冷蔵庫の部分の斜視図。
【図4】扉体締結装置の実施例の説明図。
【図5】断熱箱体中仕切り構造の説明図。
【図6】冷蔵庫の背面の斜視図。
【図7】従来の扉体閉止状態の説明図。
【符号の説明】
1…断熱箱体、2…扉体、3…天井壁、4…天井壁で強
度が弱い部分。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】断熱箱体,扉体により一般空間と仕切り外
    隔壁をなす冷蔵庫において、前記扉体の閉止維持力を前
    記外隔壁の強度と同等以上とし、前記外隔壁の強度の中
    で前記断熱箱体の前記天井壁の強度が一番弱い強度とな
    るようにしたことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】前記扉体の閉止維持力を前記外隔壁の強度
    と同等以上とし、前記冷蔵庫の内部に中仕切りを持つも
    のでは、中仕切りの四周の強度より、前記中仕切り中央
    部の強度が弱い強度となるようにし、前記中仕切りの四
    周の強度は前記外隔壁の強度と同等以上で、前記天井壁
    の強度Ft<前記中仕切りの中央部の強度Fn<前記外
    隔壁強度Fgとした請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 【請求項3】前記扉体の閉止維持力を前記外隔壁の強度
    と同等以上とし、前記冷蔵庫の内部に中仕切りを複数個
    持つものでは、前記中仕切りの四周の強度より、前記中
    仕切り中央部の強度が弱い強度となるようにし、前記中
    仕切りの四周の強度は前記外隔壁の強度と同等以上で、
    前記天井壁に近い前記中仕切りの中央部の強度を、下位
    の前記中仕切り中央部の強度より弱く、前記中仕切り中
    央部の強度Fn1<前記中仕切り中央部の強度Fn2と
    した請求項1に記載の冷蔵庫。
  4. 【請求項4】前記扉体の閉止維持力を前記外隔壁の強度
    と同等以上とし、前記外隔壁である前記断熱箱体の上部
    の前記天井壁の後部強度と後壁面の上部強度とを前記外
    隔壁の強度の中で一番弱い強度となるようにした請求項
    1に記載の冷蔵庫。
  5. 【請求項5】前記扉体の閉止維持力を前記外隔壁の強度
    と同等以上とし、前記外隔壁,前記中仕切りにあって、
    強度の弱い部分と強度の強い部分とを区別して外から視
    覚できるようにした請求項1に記載の冷蔵庫。
JP16411496A 1996-06-25 1996-06-25 冷蔵庫 Pending JPH109758A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109813050A (zh) * 2018-12-28 2019-05-28 青岛海尔股份有限公司 用于冰箱的制冷剂泄漏检测方法及检测装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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