JPH10272712A - 断熱壁 - Google Patents
断熱壁Info
- Publication number
- JPH10272712A JPH10272712A JP7787697A JP7787697A JPH10272712A JP H10272712 A JPH10272712 A JP H10272712A JP 7787697 A JP7787697 A JP 7787697A JP 7787697 A JP7787697 A JP 7787697A JP H10272712 A JPH10272712 A JP H10272712A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat insulating
- heat insulation
- wall
- paint
- face
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Refrigerator Housings (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 断熱壁の断熱性能を向上させる。
【解決手段】 面材２、２間に断熱材３を発泡充填した
断熱壁１の面材２、２表面に断熱塗料４を塗布する。
断熱壁１の面材２、２表面に断熱塗料４を塗布する。
Description
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼板や樹脂板等の
面材間に断熱材を発泡充填して成る断熱壁に関するもの
である。
面材間に断熱材を発泡充填して成る断熱壁に関するもの
である。
【従来の技術】従来よりコンビニエンスストアなどの店
舗内には、精肉や鮮魚などの冷蔵食品を陳列保存する冷
蔵ケースや、アイスクリーム、冷凍食品などを陳列保存
する冷凍ケースが設置されている。そして、これらショ
ーケースの庫内は圧縮機、凝縮器、冷却器及び送風機等
から構成された冷却装置により所定の温度に冷却される
ものであった。また、これら冷却ケースは鋼板製の外面
材（或いは外箱）と、同様の鋼板製若しくは硬質樹脂製
の内面材（或いは内箱）間にポリウレタン等の断熱材原
液を注入して現場発泡方式にて充填した断熱壁にて構成
され、係る冷却ケースの断熱壁は例えば特開平１−４４
９９１号公報（Ｆ２５Ｄ２３／０６）などにも示されて
いる。この場合、庫内の断熱性能は断熱壁の断熱厚みで
略決まってしまうが、クローズタイプの製品（業冷庫や
チェストフリーザー等）或いはガラス扉付き低温ショー
ケース等は外形に対して庫内容積を大きく拡張し、大量
の品物を収納する傾向になってきている。
舗内には、精肉や鮮魚などの冷蔵食品を陳列保存する冷
蔵ケースや、アイスクリーム、冷凍食品などを陳列保存
する冷凍ケースが設置されている。そして、これらショ
ーケースの庫内は圧縮機、凝縮器、冷却器及び送風機等
から構成された冷却装置により所定の温度に冷却される
ものであった。また、これら冷却ケースは鋼板製の外面
材（或いは外箱）と、同様の鋼板製若しくは硬質樹脂製
の内面材（或いは内箱）間にポリウレタン等の断熱材原
液を注入して現場発泡方式にて充填した断熱壁にて構成
され、係る冷却ケースの断熱壁は例えば特開平１−４４
９９１号公報（Ｆ２５Ｄ２３／０６）などにも示されて
いる。この場合、庫内の断熱性能は断熱壁の断熱厚みで
略決まってしまうが、クローズタイプの製品（業冷庫や
チェストフリーザー等）或いはガラス扉付き低温ショー
ケース等は外形に対して庫内容積を大きく拡張し、大量
の品物を収納する傾向になってきている。
【発明が解決しようとする課題】ところで、これら冷却
ケースの設置スペースには限界があり、設置スペースを
変えずに、或いは、縮小しながら庫内容積を拡張するた
めには、断熱壁を薄くしなければならない。しかしなが
ら、断熱壁の厚みを薄くすると、今度は断熱性能が低下
して霜付きや結露などが発生すると共に、要求温度を維
持するのに冷却装置の運転率が高くなり、これによって
消費電力が増大してしまう。また、断熱壁両面に設けた
内外面材の裏面には接着性や耐食性を考慮したコーティ
ング剤が使用される場合もあったが、これらは殆ど断熱
性能は期待できず、断熱壁の断熱性能の向上は主に断熱
材の断熱性の向上に依っていた。しかしながら、断熱材
の断熱性能の向上にも略限界がきており、現状では同じ
厚さの断熱壁でこれ以上断熱性能を向上させることは困
難であった。本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、断熱壁の断熱性能を効果
的に向上させることを目的とする。
ケースの設置スペースには限界があり、設置スペースを
変えずに、或いは、縮小しながら庫内容積を拡張するた
めには、断熱壁を薄くしなければならない。しかしなが
ら、断熱壁の厚みを薄くすると、今度は断熱性能が低下
して霜付きや結露などが発生すると共に、要求温度を維
持するのに冷却装置の運転率が高くなり、これによって
消費電力が増大してしまう。また、断熱壁両面に設けた
内外面材の裏面には接着性や耐食性を考慮したコーティ
ング剤が使用される場合もあったが、これらは殆ど断熱
性能は期待できず、断熱壁の断熱性能の向上は主に断熱
材の断熱性の向上に依っていた。しかしながら、断熱材
の断熱性能の向上にも略限界がきており、現状では同じ
厚さの断熱壁でこれ以上断熱性能を向上させることは困
難であった。本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、断熱壁の断熱性能を効果
的に向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の断熱壁
は、面材間に断熱材を発泡充填して成るものであって、
面材の表面に断熱塗料を塗布したものである。また、請
求項２の断熱壁は面材間に断熱材を発泡充填して成るも
のであって、面材の断熱材側の面に断熱塗料を塗布した
ものである。また、請求項３の断熱壁は上記各発明にお
いて、断熱塗料は、セラミックスを主原料とした熱反射
遮断機能性樹脂塗料としたものである。
は、面材間に断熱材を発泡充填して成るものであって、
面材の表面に断熱塗料を塗布したものである。また、請
求項２の断熱壁は面材間に断熱材を発泡充填して成るも
のであって、面材の断熱材側の面に断熱塗料を塗布した
ものである。また、請求項３の断熱壁は上記各発明にお
いて、断熱塗料は、セラミックスを主原料とした熱反射
遮断機能性樹脂塗料としたものである。
【発明の実施の形態】次に、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図１は本発明の実施例の断熱壁１の断
面図を示している。本発明の断熱壁１は、例えばコンビ
ニエンスストアなどの店舗内に設けられた精肉や鮮魚な
どの冷蔵食品を陳列保存する図示しない冷蔵庫、及び、
アイスクリームや冷凍食品などを陳列保存する、図示し
ない冷凍ショーケース等の断熱壁、断熱箱体を構成する
もので、内外に位置する面材２、２と、これら面材２、
２間に充填された断熱材３とから構成されている。断熱
壁１は、鋼板若しくは硬質樹脂製の内側（庫内側）面材
２と、鋼板製の外側（庫外側）面材２との間に、ポリウ
レタン断熱材３を現場発泡方式にて充填したものであ
り、これにより所定の断熱性能が得られるように構成さ
れている。また、両面材２、２の表面（断熱材３の反対
側になる外側の面）には断熱塗料４が塗布されており、
これにより断熱壁１の断熱性能を更に向上させている。
ここで断熱塗料４は例えば、長島特殊塗料株式会社製サ
ーモシールド（商品名）などの熱反射遮断機能性樹脂塗
料で、主な原料は、弾性アクリルエマルジョンと断熱性
の非常に高いセラミックスで構成され、有害物を含まず
鉄、アルミ等の金属板の表面或いは樹脂板等の表面に塗
布可能に構成されている。これによりそれらの鉄板、ア
ルミ板或いは樹脂板等で高断熱性能が得られるように構
成されている。前記断熱壁１は両面材２、２表面に断熱
塗料４が塗布されて、内部に断熱材３が充填され、これ
により断熱壁１の断熱性能を向上している。係る場合、
面材２に断熱塗料４を塗布しているので、従来の断熱壁
１の厚さで大きな断熱性能を得ることができる。従っ
て、断熱壁１全体の厚さ寸法を薄くしてもその断熱性能
を低下させることなく所定の機能を維持し、或いは、同
様の厚さ寸法であれば高い断熱性能を得ることが可能と
なる。また、図２に他の構成の断熱壁１を示す。この場
合、各面材２、２の内面（断熱壁３側の面）に断熱塗料
４を塗布されている。この場合、断熱塗料４によって断
熱材３と各面材２、２との接着性がより良好となる。こ
れにより、断熱壁１の強度を向上することが可能とな
る。次に、図３に更に他の構成の断熱壁１を示す。この
場合、各面材２、２の内外両面に断熱塗料４を塗布され
ている。これにより更に断熱壁１の断熱性能を向上する
ことが可能となると共に、断熱材３と各面材２、２との
接着性が増大して極めて断熱壁１の強度を向上させるこ
とが可能となり、断熱壁１をより薄くすることが可能と
なる。このように、断熱壁１の面材２、２に断熱塗料４
を塗布すると共に、面材２、２間に断熱材３を発泡充填
しているので、断熱壁１の断熱性能を大幅に向上させる
ことができる。これにより、断熱壁１の厚さを薄くし
て、冷凍ショーケースや冷却貯蔵庫などに使用した場合
には、庫内有効容積を拡張することが可能となると共
に、消費電力を削減することが可能となる。
形態を詳述する。図１は本発明の実施例の断熱壁１の断
面図を示している。本発明の断熱壁１は、例えばコンビ
ニエンスストアなどの店舗内に設けられた精肉や鮮魚な
どの冷蔵食品を陳列保存する図示しない冷蔵庫、及び、
アイスクリームや冷凍食品などを陳列保存する、図示し
ない冷凍ショーケース等の断熱壁、断熱箱体を構成する
もので、内外に位置する面材２、２と、これら面材２、
２間に充填された断熱材３とから構成されている。断熱
壁１は、鋼板若しくは硬質樹脂製の内側（庫内側）面材
２と、鋼板製の外側（庫外側）面材２との間に、ポリウ
レタン断熱材３を現場発泡方式にて充填したものであ
り、これにより所定の断熱性能が得られるように構成さ
れている。また、両面材２、２の表面（断熱材３の反対
側になる外側の面）には断熱塗料４が塗布されており、
これにより断熱壁１の断熱性能を更に向上させている。
ここで断熱塗料４は例えば、長島特殊塗料株式会社製サ
ーモシールド（商品名）などの熱反射遮断機能性樹脂塗
料で、主な原料は、弾性アクリルエマルジョンと断熱性
の非常に高いセラミックスで構成され、有害物を含まず
鉄、アルミ等の金属板の表面或いは樹脂板等の表面に塗
布可能に構成されている。これによりそれらの鉄板、ア
ルミ板或いは樹脂板等で高断熱性能が得られるように構
成されている。前記断熱壁１は両面材２、２表面に断熱
塗料４が塗布されて、内部に断熱材３が充填され、これ
により断熱壁１の断熱性能を向上している。係る場合、
面材２に断熱塗料４を塗布しているので、従来の断熱壁
１の厚さで大きな断熱性能を得ることができる。従っ
て、断熱壁１全体の厚さ寸法を薄くしてもその断熱性能
を低下させることなく所定の機能を維持し、或いは、同
様の厚さ寸法であれば高い断熱性能を得ることが可能と
なる。また、図２に他の構成の断熱壁１を示す。この場
合、各面材２、２の内面（断熱壁３側の面）に断熱塗料
４を塗布されている。この場合、断熱塗料４によって断
熱材３と各面材２、２との接着性がより良好となる。こ
れにより、断熱壁１の強度を向上することが可能とな
る。次に、図３に更に他の構成の断熱壁１を示す。この
場合、各面材２、２の内外両面に断熱塗料４を塗布され
ている。これにより更に断熱壁１の断熱性能を向上する
ことが可能となると共に、断熱材３と各面材２、２との
接着性が増大して極めて断熱壁１の強度を向上させるこ
とが可能となり、断熱壁１をより薄くすることが可能と
なる。このように、断熱壁１の面材２、２に断熱塗料４
を塗布すると共に、面材２、２間に断熱材３を発泡充填
しているので、断熱壁１の断熱性能を大幅に向上させる
ことができる。これにより、断熱壁１の厚さを薄くし
て、冷凍ショーケースや冷却貯蔵庫などに使用した場合
には、庫内有効容積を拡張することが可能となると共
に、消費電力を削減することが可能となる。
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、面材
間に断熱材を発泡充填して成る断熱壁において、前記面
材に断熱塗料を塗布しているので、断熱壁の断熱性能が
向上する。これにより、壁厚さの縮小を図り、冷却貯蔵
庫などに適用した場合には、庫内有効容積の拡張、或い
は、設置スペースの縮小を図ることができるようになる
と共に、消費電力の削減をも達成できる。特に、請求項
２の発明の如く面材の断熱材側の面に断熱塗料を塗布す
れば、断熱材と面材との接着性が良好となり、断熱壁全
体の強度向上を図ることができるようになるものであ
る。
間に断熱材を発泡充填して成る断熱壁において、前記面
材に断熱塗料を塗布しているので、断熱壁の断熱性能が
向上する。これにより、壁厚さの縮小を図り、冷却貯蔵
庫などに適用した場合には、庫内有効容積の拡張、或い
は、設置スペースの縮小を図ることができるようになる
と共に、消費電力の削減をも達成できる。特に、請求項
２の発明の如く面材の断熱材側の面に断熱塗料を塗布す
れば、断熱材と面材との接着性が良好となり、断熱壁全
体の強度向上を図ることができるようになるものであ
る。
【図１】面材の表面に断熱塗料を塗布した断熱壁の断面
図である。
図である。
【図２】面材の断熱材側の面に断熱塗料を塗布した断熱
壁の断面図である。
壁の断面図である。
【図３】面材の内外両面に断熱塗料を塗布した断熱壁の
断面図である。
断面図である。
１ 断熱壁 ２ 面材 ３ 断熱材 ４ 断熱塗料
Claims (3)
- 【請求項１】 面材間に断熱材を発泡充填して成る断熱
壁において、 前記面材の表面に断熱塗料を塗布したことを特徴とする
断熱壁。 - 【請求項２】 面材間に断熱材を発泡充填して成る断熱
壁において、 前記面材の前記断熱材側の面に断熱塗料を塗布したこと
を特徴とする断熱壁。 - 【請求項３】 断熱塗料は、セラミックスを主原料とし
た熱反射遮断機能性樹脂塗料であることを特徴とする請
求項１又は請求項２の断熱壁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7787697A JPH10272712A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 断熱壁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7787697A JPH10272712A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 断熱壁 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10272712A true JPH10272712A (ja) | 1998-10-13 |
Family
ID=13646272
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7787697A Withdrawn JPH10272712A (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 断熱壁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10272712A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20050021072A (ko) * | 2003-08-26 | 2005-03-07 | 엘지전자 주식회사 | 냉장고용 케이싱 |
| JP2009269329A (ja) * | 2008-05-09 | 2009-11-19 | Sekisui Chem Co Ltd | 発泡プラスチック系断熱材 |
| JP2010179955A (ja) * | 2009-02-09 | 2010-08-19 | Omori Mach Co Ltd | センターシール部の折り曲げ装置およびピロー包装機 |
-
1997
- 1997-03-28 JP JP7787697A patent/JPH10272712A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20050021072A (ko) * | 2003-08-26 | 2005-03-07 | 엘지전자 주식회사 | 냉장고용 케이싱 |
| JP2009269329A (ja) * | 2008-05-09 | 2009-11-19 | Sekisui Chem Co Ltd | 発泡プラスチック系断熱材 |
| JP2010179955A (ja) * | 2009-02-09 | 2010-08-19 | Omori Mach Co Ltd | センターシール部の折り曲げ装置およびピロー包装機 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20040123 |