JPH109704A - 多室冷暖房装置 - Google Patents

多室冷暖房装置

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JPH109704A
JPH109704A JP15786596A JP15786596A JPH109704A JP H109704 A JPH109704 A JP H109704A JP 15786596 A JP15786596 A JP 15786596A JP 15786596 A JP15786596 A JP 15786596A JP H109704 A JPH109704 A JP H109704A
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JP
Japan
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way valve
superheat degree
refrigerant
liquid level
suction
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Application number
JP15786596A
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English (en)
Inventor
Nobuhiro Nakagawa
信博 中川
Hiroshi Kitayama
浩 北山
Masaharu Kamei
正治 亀井
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
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Publication of JPH109704A publication Critical patent/JPH109704A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2600/00Control issues
    • F25B2600/21Refrigerant outlet evaporator temperature

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  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多室冷暖房装置に非共沸混合冷媒を使用した
場合の暖房運転において、凝縮圧力一定制御を行ったと
きの、暖房能力の低下を防止する。 【解決手段】 第1二方弁14、レシーバタンク15、
第2二方弁16を連接したバイパス回路17と、液面検
出手段22と、液面判定手段23と、吸入圧力、温度を
検出する吸入圧力温度検出手段24と、吸入過熱度演算
手段25と、演算結果と設定過熱度とを比較判定する吸
入過熱度判定手段26と、液面判定手段23と吸入過熱
度判定手段26の判定結果を基に第1二方弁14と第2
二方弁16を駆動させる二方弁駆動手段27とを備える
ことにより、非共沸混合冷媒を使用した場合の暖房運転
において、凝縮圧力一定制御を行っても所望の暖房能力
を確保できる。また、レシーバタンク15の液封を防
ぎ、安全性を確保できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非共沸混合冷媒を
用いた多室冷暖房装置において、暖房運転時の冷媒量調
整制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術としては特開平6−1376
91号公報で知られるような多室冷暖房装置がある。
【0003】以下、図面を参照しながら従来の技術につ
いて説明する。図5において、1は圧縮機、2は四方
弁、3はアキュムレータ、4は室外側熱交換器、5は室
外側膨張弁、6は室外ファンであり、これらで室外機7
を形成している。
【0004】8a,8bは室内側熱交換器、9a,9b
は室内側膨張弁、10a,10bは室内ファンであり、
これらで室内機11a,11bを形成している。
【0005】そして、室外機7と室内機11a,11b
は液管12とガス管13によって環状に連接されてい
る。
【0006】以上の様に構成された多室冷暖房装置の動
作について説明する。まず、冷房運転時は、圧縮機1で
圧縮された高温高圧ガスは四方弁2を介して室外側熱交
換器4に送られ、室外ファン6により室外空気に放熱し
て凝縮液化し、室外側膨張弁5を通って室内機11a,
11bに送られる。
【0007】そして、冷媒は室内側膨張弁9a,9bで
減圧され、低温低圧の2相冷媒となって室内側熱交換器
8a,8bに送られ、室内ファン10a,10bにより
室内空気の熱を吸熱冷房して蒸発ガス化し、四方弁2と
アキュムレータ3を介して、圧縮機1に戻る。
【0008】このとき、室内側膨張弁9a,9bの開度
は、一般的に室内側熱交換器8a,8bの出口過熱度を
制御するため、アキュムレータ3内の冷媒は、空調負荷
の変動に関係なく過熱ガス状態となり、余剰冷媒は溜ま
らない。
【0009】次に、暖房運転時は、圧縮機1で圧縮され
た高温高圧ガスは四方弁2を介して室内側熱交換器8
a,8bに送られ、室内ファン10a,10bにより室
内空気を放熱暖房して凝縮液化し、室内側膨張弁9a,
9bで適正循環量制御され、室外機7に送られる。
【0010】そして、冷媒は室外側膨張弁5で減圧され
て低温低圧の2相状態になって室外側熱交換器4に送ら
れ、室外ファン6により室外空気の熱を吸熱して蒸発す
る。そして、四方弁2とアキュムレータ3を介して、圧
縮機1に戻る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、暖房運転時にHCFC22代替冷媒とし
て非共沸混合冷媒を使用した場合、室内空調負荷が大き
い運転状態(例えば、全室内機が運転しており、停止機
がない状態)では、停止機に冷媒が溜まり込まない分、
アキュムレータ3に余剰冷媒が液として溜まり込み、ア
キュムレータ3内部では、低沸点冷媒が蒸発ガス化す
る。
【0012】従って、圧縮機1が吸入するガス冷媒、つ
まり循環冷媒は低沸点冷媒の組成比率が高くなり、同一
圧力下でも封入組成時より凝縮温度が低くなる。
【0013】このため、凝縮圧力一定制御を行うと、暖
房能力が低下するという課題を有していた。
【0014】本発明は上記課題を解決するもので、非共
沸混合冷媒を使用した場合の暖房運転において、サイク
ル内に余剰冷媒が生じた場合でも、循環冷媒の組成変化
を防止して、凝縮圧力一定制御を行っても暖房能力が低
下せず、所望の能力を確保できる多室冷暖房装置を提供
することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の多室冷暖房装置は、第1二方弁、レシーバタ
ンク、第2二方弁を連接してバイパス回路を構成し、こ
のバイパス回路の一方を室外側膨張弁と複数の室内機と
の間に連通し、他の一方を圧縮機の吸入口と四方弁との
間に連通し、レシーバタンク内の液面を検出する液面検
出手段と、この検出結果を基に液面が高いか低いかを判
定する液面判定手段と、圧縮機の吸入圧力と吸入温度を
検出する吸入圧力温度検出手段と、この検出結果を基に
吸入冷媒の過熱度を演算する吸入過熱度演算手段と、こ
の演算結果と予め定めた設定過熱度とを比較判定する吸
入過熱度判定手段と、液面判定手段と吸入過熱度判定手
段の判定結果を基に第1二方弁と第2二方弁を駆動させ
る二方弁駆動手段とを備えた構成となっている。
【0016】このことにより、非共沸混合冷媒を使用し
た場合の暖房運転において、凝縮圧力一定制御を行って
も暖房能力が低下せず、所望の能力を確保できるととも
に、レシーバタンクの液封を防止して、安全性を確保で
きる。
【0017】また、第1二方弁、レシーバタンク、第2
二方弁を連接してバイパス回路を構成し、このバイパス
回路の一方を室外側膨張弁と複数の室内機との間に連通
し、他の一方を圧縮機の吸入口と四方弁との間に連通
し、レシーバタンク内の液面を検出する液面検出手段
と、この検出結果を基に液面が高いか低いかを判定する
液面判定手段と、圧縮機の吐出圧力と吐出温度を検出す
る吐出圧力温度検出手段と、この検出結果を基に吐出冷
媒の過熱度を演算する吐出過熱度演算手段と、この演算
結果と予め定めた設定過熱度とを比較判定する吐出過熱
度判定手段と、液面判定手段と吐出過熱度判定手段の判
定結果を基に第1二方弁と第2二方弁を駆動させる二方
弁駆動手段とを備えた構成となっている。
【0018】このことにより、非共沸混合冷媒を使用し
た場合の暖房運転において、凝縮圧力一定制御を行って
も暖房能力が低下せず、所望の能力を確保できるととも
に、レシーバタンクの液封を防止して、安全性を確保で
きる。
【0019】また、制御安定性を向上できる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、圧縮機、四方弁、室外側熱交換器、室外側膨張弁、
第1二方弁、レシーバタンク、第2二方弁から成る室外
機と、室内側熱交換器、室内側膨張弁から成る複数の室
内機とを環状に接続して冷媒回路を構成し、第1二方
弁、レシーバタンク、第2二方弁を連接してバイパス回
路を構成し、バイパス回路の一方を室外側膨張弁と複数
の室内機との間に連通し、他の一方を圧縮機の吸入口と
四方弁との間に連通し、レシーバタンク内の液面を検出
する液面検出手段と、液面検出手段の検出結果を基に液
面が高いか低いかを判定する液面判定手段と、圧縮機の
吸入圧力と吸入温度を検出する吸入圧力温度検出手段
と、吸入圧力温度検出手段の検出結果を基に吸入冷媒の
過熱度を演算する吸入過熱度演算手段と、吸入過熱度演
算手段の演算結果と予め定めた設定過熱度とを比較判定
する吸入過熱度判定手段と、液面判定手段と吸入過熱度
判定手段の判定結果を基に第1二方弁と第2二方弁を駆
動させる二方弁駆動手段とを備えた構成であり、液面検
出手段でレシーバタンク内の液面を検出し、液面判定手
段で液面が高いか低いかを判定する。
【0021】液面が高い場合には、二方弁駆動手段で第
2二方弁を開け、レシーバタンクから冷媒を取り出して
液封を防止する作用を有する。
【0022】液面が低い場合には、吸入圧力温度検出手
段で圧縮機吸入冷媒の圧力と温度を検出し、これを基に
吸入過熱度演算手段で圧縮機吸入冷媒の過熱度を演算
し、この結果を基に吸入過熱度判定手段で吸入過熱度が
設定値より大きいか小さいかを判定する。
【0023】吸入過熱度が小さい場合には、二方弁駆動
手段で第1二方弁を開け、レシーバタンクに余剰冷媒を
溜めて、サイクル内の冷媒量を調整する作用を有する。
【0024】また、吸入過熱度が大きい場合には、二方
弁駆動手段で第2二方弁を開け、レシーバタンクから冷
媒を取り出して、サイクル内の冷媒量を調整する作用を
有する。
【0025】請求項2に記載の発明は、圧縮機、四方
弁、室外側熱交換器、室外側膨張弁、第1二方弁、レシ
ーバタンク、第2二方弁から成る室外機と、室内側熱交
換器、室内側膨張弁から成る複数の室内機とを環状に接
続して冷媒回路を構成し、第1二方弁、レシーバタン
ク、第2二方弁を連接してバイパス回路を構成し、バイ
パス回路の一方を室外側膨張弁と複数の室内機との間に
連通し、他の一方を圧縮機の吸入口と四方弁との間に連
通し、レシーバタンク内の液面を検出する液面検出手段
と、液面検出手段の検出結果を基に液面が高いか低いか
を判定する液面判定手段と、圧縮機の吐出圧力と吐出温
度を検出する吐出圧力温度検出手段と、吐出圧力温度検
出手段の検出結果を基に吐出冷媒の過熱度を演算する吐
出過熱度演算手段と、吐出過熱度演算手段の演算結果と
予め定めた設定過熱度とを比較判定する吐出過熱度判定
手段と、液面判定手段と吐出過熱度判定手段の判定結果
を基に第1二方弁と第2二方弁を駆動させる二方弁駆動
手段とを備えた構成であり、液面検出手段でレシーバタ
ンク内の液面を検出し、液面判定手段で液面が高いか低
いかを判定する。
【0026】液面が高い場合には、二方弁駆動手段で第
2二方弁を開け、レシーバタンクから冷媒を取り出して
液封を防止する作用を有する。
【0027】液面が低い場合には、吐出圧力温度検出手
段で圧縮機吐出冷媒の圧力と温度を検出し、これを基に
吐出過熱度演算手段で圧縮機吐出冷媒の過熱度を演算
し、この結果を基に吐出過熱度判定手段で吐出過熱度が
設定値より大きいか小さいかを判定する。
【0028】吐出過熱度が小さい場合には、二方弁駆動
手段で第1二方弁を開け、レシーバタンクに余剰冷媒を
溜めて、サイクル内の冷媒量を調整する作用を有する。
【0029】また、吐出過熱度が大きい場合には、二方
弁駆動手段で第2二方弁を開け、レシーバタンクから冷
媒を取り出して、サイクル内の冷媒量を調整する作用を
有する。
【0030】また、吐出過熱度を制御項目にすることに
より、制御安定性を向上させる作用を有する。
【0031】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図4を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は第1の実施の形態における多室
冷暖房装置の冷媒サイクル図である。図2は同実施の形
態における暖房運転時の動作フローチャートである。
【0032】尚、従来と同一構成については同一符号を
付し、その詳細な説明を省略する。図1において、14
は第1二方弁であり、電磁弁を使用している。15はレ
シーバタンクである。16は第2二方弁であり、電磁弁
を使用している。17はバイパス回路であり、第1二方
弁14、レシーバタンク15、第2二方弁16を直列に
連接し、液管12の室外側膨張弁5近傍と圧縮機1の吸
入管とを連通している。
【0033】18は吸入圧力センサーであり、圧縮機1
の吸入管に取り付けられている。19は吸入温度センサ
ーであり、圧縮機1の吸入管に取り付けられている。
【0034】20は超音波式の液面センサーであり、レ
シーバタンク15の上部に取り付けられている。21は
室外機である。
【0035】22は液面検出手段であり、液面センサー
20でレシーバタンク15内の液面を検出する。
【0036】23は液面判定手段であり、検出した液面
が液面センサー20の取り付け位置より高いか低いかを
判定する。
【0037】24は吸入圧力温度検出手段であり、吸入
圧力センサー18で吸入圧力を検出し、吸入温度センサ
ー19で吸入温度を検出する。
【0038】25は吸入過熱度演算手段であり、検出し
た吸入圧力と吸入温度を基に吸入過熱度を演算する。
【0039】26は吸入過熱度判定手段であり、吸入過
熱度が予め定めた設定過熱度より大きいか小さいかを比
較判定する。
【0040】27は二方弁駆動手段であり、液面判定手
段23と吸入過熱度判定手段26の判定に基づいて、第
1二方弁14または第2二方弁16の開閉を行う。
【0041】28は制御装置であり、液面検出手段2
2、液面判定手段23、吸入圧力温度検出手段24、吸
入過熱度演算手段25、吸入過熱度判定手段26、二方
弁駆動手段27から構成されている。
【0042】以上のように構成された多室冷暖房装置
に、非共沸混合冷媒を使用した場合の暖房運転時につい
て、図2を参照しながらその動作を説明する。
【0043】図2において、Step1は液面検出手段
22であり、液面センサー20でレシーバタンク15内
の液面を検出し、Step2へ移行する。
【0044】Step2は液面判定手段23であり、液
面センサー20の取り付け位置、つまりレシーバタンク
15上部が液であるかガスであるかを判定する。
【0045】液の場合には、レシーバタンク15が液封
であると判定して、Step3へ移行する。
【0046】Step3は二方弁駆動手段27であり、
第1二方弁14を閉じ、第2二方弁16を開いて、レシ
ーバタンク15内の冷媒を流出させ、Step1へ戻
る。
【0047】Step2でガスの場合には、レシーバタ
ンク15が液封でないと判定して、Step4へ移行す
る。
【0048】Step4は吸入圧力温度検出手段24で
あり、吸入圧力センサー18で吸入圧力Psを、吸入温
度センサー19で吸入温度Tsを検出し、Step5へ
移行する。
【0049】Step5は吸入過熱度演算手段25であ
り、PsとTsを基に次式より吸入過熱度SHsを演算
して、Step6へ移行する。
【0050】SHs=f(Ps,Ts) Step6は吸入過熱度判定手段26であり、SHsが
予め定めた設定過熱度より大きいか小さいかを比較判定
する。
【0051】本発明では、設定過熱度の許容範囲を、 5K≦設定過熱度≦10K と定めており、SHsがこの範囲内にある場合には、サ
イクル内の冷媒量が適正であると判定して、Step7
へ移行する。
【0052】Step7は二方弁駆動手段27であり、
第1二方弁14と第2二方弁16を閉じ、レシーバタン
ク15への冷媒流入と、レシーバタンク15からの冷媒
流出を防ぐ。
【0053】Step6で、 5K≦SHs≦10K でない場合には、Step8へ移行する。
【0054】Step8は吸入過熱度判定手段26であ
り、 SHs<5K の場合には、SHsが設定過熱度より小さく、サイクル
内に余剰冷媒が生じていると判定して、Step9へ移
行する。
【0055】Step9は二方弁駆動手段27であり、
第1二方弁14を開き、第2二方弁16を閉じて、レシ
ーバタンク15に冷媒を流入させ、Step1へ戻る。
【0056】Step8で、 SHs<5K でない場合には、SHsが設定過熱度より大きく(SH
s>10K)、サイクル内の冷媒量が不足していると判
定して、Step10へ移行する。
【0057】Step10は二方弁駆動手段27であ
り、第1二方弁14を閉じ、第2二方弁16を開いて、
レシーバタンク15内の冷媒を流出させ、Step1へ
戻る。
【0058】この第1の実施の形態によれば、非共沸混
合冷媒を使用した場合の暖房運転において、サイクル内
に生じた余剰冷媒をレシーバタンク15に溜めて冷媒量
を調整する。
【0059】レシーバタンク15は第1二方弁14と第
2二方弁16で閉塞されているため、循環冷媒の組成変
化を防止でき、凝縮圧力一定制御を行っても暖房能力が
低下せず、所望の能力を確保できる。
【0060】また、レシーバタンク15内が液封になる
のを防止して、安全性を確保できる。
【0061】(実施の形態2)図3は第2の実施の形態
における多室冷暖房装置の冷媒サイクル図である。図4
は同実施の形態における暖房運転時の動作フローチャー
トである。
【0062】尚、第1の実施の形態と同一構成について
は同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0063】図3において、29は吐出圧力センサーで
あり、圧縮機1の吐出管に取り付けられている。30は
吐出温度センサーであり、圧縮機1の吐出管に取り付け
られている。31は室外機である。
【0064】32は吐出圧力温度検出手段であり、吐出
圧力センサー29で吐出圧力を検出し、吐出温度センサ
ー30で吐出温度を検出する。
【0065】33は吐出過熱度演算手段であり、検出し
た吐出圧力と吐出温度を基に吐出過熱度を演算する。
【0066】34は吐出過熱度判定手段であり、吐出過
熱度が予め定めた設定過熱度より大きいか小さいかを比
較判定する。
【0067】35は制御装置であり、液面検出手段2
2、液面判定手段23、吐出圧力温度検出手段32、吐
出過熱度演算手段33、吐出過熱度判定手段34、二方
弁駆動手段27から構成されている。
【0068】以上のように構成された多室冷暖房装置
に、非共沸混合冷媒を使用した場合の暖房運転時につい
て、図4を参照しながらその動作を説明する。
【0069】図4において、Step1は液面検出手段
22であり、液面センサー20でレシーバタンク15内
の液面を検出し、Step2へ移行する。
【0070】Step2は液面判定手段23であり、液
面センサー20の取り付け位置、つまりレシーバタンク
15上部が液であるかガスであるかを判定する。
【0071】液の場合には、レシーバタンク15が液封
であると判定して、Step3へ移行する。
【0072】Step3は二方弁駆動手段27であり、
第1二方弁14を閉じ、第2二方弁16を開いて、レシ
ーバタンク15内の冷媒を流出させ、Step1へ戻
る。
【0073】Step2でガスの場合には、レシーバタ
ンク15が液封でないと判定して、Step4へ移行す
る。
【0074】Step4は吐出圧力温度検出手段32で
あり、吐出圧力センサー29で吐出圧力Pdを、吐出温
度センサー30で吐出温度Tdを検出し、Step5へ
移行する。
【0075】Step5は吐出過熱度演算手段33であ
り、PdとTdを基に次式より吐出過熱度SHdを演算
して、Step6へ移行する。
【0076】SHd=f(Pd,Td) Step6は吐出過熱度判定手段34であり、SHdが
予め定めた設定過熱度より大きいか小さいかを比較判定
する。
【0077】本発明では、設定過熱度の許容範囲を、 20K≦設定過熱度≦40K と定めており、SHdがこの範囲内にある場合には、サ
イクル内の冷媒量が適正であると判定して、Step7
へ移行する。
【0078】Step7は二方弁駆動手段27であり、
第1二方弁14と第2二方弁16を閉じ、レシーバタン
ク15への冷媒流入と、レシーバタンク15からの冷媒
流出を防ぐ。
【0079】Step6で、 20K≦SHd≦40K でない場合には、Step8へ移行する。
【0080】Step8は吐出過熱度判定手段34であ
り、 SHd<20K の場合には、SHdが設定過熱度より小さく、サイクル
内に余剰冷媒が生じていると判定して、Step9へ移
行する。
【0081】Step9は二方弁駆動手段27であり、
第1二方弁14を開き、第2二方弁16を閉じて、レシ
ーバタンク15に冷媒を流入させ、Step1へ戻る。
【0082】Step8で、 SHd<20K でない場合には、SHdが設定過熱度より大きく(SH
d>40K)、サイクル内の冷媒量が不足していると判
定して、Step10へ移行する。
【0083】Step10は二方弁駆動手段27であ
り、第1二方弁14を閉じ、第2二方弁16を開いて、
レシーバタンク15内の冷媒を流出させ、Step1へ
戻る。
【0084】この第2の実施の形態によれば、非共沸混
合冷媒を使用した場合の暖房運転において、サイクル内
に生じた余剰冷媒をレシーバタンク15に溜めて冷媒量
を調整する。
【0085】レシーバタンク15は第1二方弁14と第
2二方弁16で閉塞されているため、循環冷媒の組成変
化を防止でき、凝縮圧力一定制御を行っても暖房能力が
低下せず、所望の能力を確保できる。
【0086】また、レシーバタンク15内が液封になる
のを防止して、安全性を確保できる。
【0087】さらに、吐出過熱度を制御項目にしている
ため、設定過熱度の許容範囲を大きくでき、制御安定性
を向上できる。
【0088】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、非共沸混
合冷媒を使用した場合の暖房運転において、凝縮圧力一
定制御を行っても暖房能力が低下せず、所望の能力を確
保できるという有利な効果が得られる。
【0089】また、液面センサーを用いて、レシーバタ
ンク内が液封になるのを防止し、安全性を確保できると
いう有利な効果が得られる。
【0090】さらに、吐出過熱度を制御項目にすること
により、制御安定性が向上するという有利な効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における多室冷暖房
装置の冷媒サイクル図
【図2】同実施の形態における暖房運転時の動作フロー
チャート
【図3】本発明の第2の実施の形態における多室冷暖房
装置の冷媒サイクル図
【図4】同実施の形態における暖房運転時の動作フロー
チャート
【図5】従来の多室冷暖房装置の冷媒サイクル図
【符号の説明】
1 圧縮機 2 四方弁 4 室外側熱交換器 5 室外側膨張弁 8a,8b 室内側熱交換器 9a,9b 室内側膨張弁 11a,11b 室内機 14 第1二方弁 15 レシーバタンク 16 第2二方弁 17 バイパス回路 21 室外機 22 液面検出手段 23 液面判定手段 24 吸入圧力温度検出手段 25 吸入過熱度演算手段 26 吸入過熱度判定手段 27 二方弁駆動手段 31 室外機 32 吐出圧力温度検出手段 33 吐出過熱度演算手段 34 吐出過熱度判定手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、四方弁、室外側熱交換器、室外
    側膨張弁、第1二方弁、レシーバタンク、第2二方弁か
    ら成る室外機と、室内側熱交換器、室内側膨張弁から成
    る複数の室内機とを環状に接続して冷媒回路を構成し、
    前記第1二方弁、前記レシーバタンク、前記第2二方弁
    を連接してバイパス回路を構成し、前記バイパス回路の
    一方を前記室外側膨張弁と前記複数の室内機との間に連
    通し、他の一方を前記圧縮機の吸入口と前記四方弁との
    間に連通し、前記レシーバタンク内の液面を検出する液
    面検出手段と、前記液面検出手段の検出結果を基に液面
    が高いか低いかを判定する液面判定手段と、前記圧縮機
    の吸入圧力と吸入温度を検出する吸入圧力温度検出手段
    と、前記吸入圧力温度検出手段の検出結果を基に吸入冷
    媒の過熱度を演算する吸入過熱度演算手段と、前記吸入
    過熱度演算手段の演算結果と予め定めた設定過熱度とを
    比較判定する吸入過熱度判定手段と、前記液面判定手段
    と前記吸入過熱度判定手段の判定結果を基に前記第1二
    方弁と前記第2二方弁を駆動させる二方弁駆動手段とを
    備え、冷媒として非共沸混合冷媒を用いた多室冷暖房装
    置。
  2. 【請求項2】 圧縮機、四方弁、室外側熱交換器、室外
    側膨張弁、第1二方弁、レシーバタンク、第2二方弁か
    ら成る室外機と、室内側熱交換器、室内側膨張弁から成
    る複数の室内機とを環状に接続して冷媒回路を構成し、
    前記第1二方弁、前記レシーバタンク、前記第2二方弁
    を連接してバイパス回路を構成し、前記バイパス回路の
    一方を前記室外側膨張弁と前記複数の室内機との間に連
    通し、他の一方を前記圧縮機の吸入口と前記四方弁との
    間に連通し、前記レシーバタンク内の液面を検出する液
    面検出手段と、前記液面検出手段の検出結果を基に液面
    が高いか低いかを判定する液面判定手段と、前記圧縮機
    の吐出圧力と吐出温度を検出する吐出圧力温度検出手段
    と、前記吐出圧力温度検出手段の検出結果を基に吐出冷
    媒の過熱度を演算する吐出過熱度演算手段と、前記吐出
    過熱度演算手段の演算結果と予め定めた設定過熱度とを
    比較判定する吐出過熱度判定手段と、前記液面判定手段
    と前記吐出過熱度判定手段の判定結果を基に前記第1二
    方弁と前記第2二方弁を駆動させる二方弁駆動手段とを
    備え、冷媒として非共沸混合冷媒を用いた多室冷暖房装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000060288A1 (fr) * 1999-04-02 2000-10-12 Matsushita Refrigeration Company Pompe à chaleur

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WO2000060288A1 (fr) * 1999-04-02 2000-10-12 Matsushita Refrigeration Company Pompe à chaleur

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