JPH09324959A - 多室冷暖房装置 - Google Patents

多室冷暖房装置

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Publication number
JPH09324959A
JPH09324959A JP14408096A JP14408096A JPH09324959A JP H09324959 A JPH09324959 A JP H09324959A JP 14408096 A JP14408096 A JP 14408096A JP 14408096 A JP14408096 A JP 14408096A JP H09324959 A JPH09324959 A JP H09324959A
Authority
JP
Japan
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flow valve
valve
refrigerant
degree
discharge
Prior art date
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Pending
Application number
JP14408096A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuhiro Nakagawa
信博 中川
Hiroshi Kitayama
浩 北山
Masaharu Kamei
正治 亀井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
Application filed by Matsushita Refrigeration Co filed Critical Matsushita Refrigeration Co
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Publication of JPH09324959A publication Critical patent/JPH09324959A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2600/00Control issues
    • F25B2600/21Refrigerant outlet evaporator temperature

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多室冷暖房装置に非共沸混合冷媒を使用した
場合の暖房運転において、凝縮圧力一定制御を行ったと
きの、暖房能力の低下を防止する。 【解決手段】 第1流量弁14、レシーバタンク15、
第2流量弁16を連接したバイパス回路17と、吸入圧
力、温度を検出する吸入圧力温度検出手段21と、検出
結果を基に吸入過熱度を演算する吸入過熱度演算手段2
2と、演算結果を基に第1流量弁14と第2流量弁16
の開度を演算する流量弁開度演算手段23と、この開度
を基に第1流量弁14と第2流量弁16を駆動させる流
量弁駆動手段24とを備えることにより、非共沸混合冷
媒を使用した場合の暖房運転において、凝縮圧力一定制
御を行っても暖房能力が低下せず、所望の能力を確保で
きる。また、細かな吸入過熱度制御が可能となり、サイ
クル安定性を向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非共沸混合冷媒を
用いた多室冷暖房装置において、暖房運転時の冷媒量調
整制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術としては特開平6−1376
91号公報で知られるような多室冷暖房装置がある。
【0003】以下、図面を参照しながら従来の技術につ
いて説明する。図7において、1は圧縮機、2は四方
弁、3はアキュムレータ、4は室外側熱交換器、5は室
外側膨張弁、6は室外ファンであり、これらで室外機7
を形成している。
【0004】8a,8bは室内側熱交換器、9a,9b
は室内側膨張弁、10a,10bは室内ファンであり、
これらで室内機11a,11bを形成している。
【0005】そして、室外機7と室内機11a,11b
は液管12とガス管13によって環状に連接されてい
る。
【0006】以上の様に構成された多室冷暖房装置の動
作について説明する。まず、冷房運転時は、圧縮機1で
圧縮された高温高圧ガスは四方弁2を介して室外側熱交
換器4に送られ、室外ファン6により室外空気に放熱し
て凝縮液化し、室外側膨張弁5を通って室内機11a,
11bに送られる。
【0007】そして、冷媒は室内側膨張弁9a,9bで
減圧され、低温低圧の2相冷媒となって室内側熱交換器
8a,8bに送られ、室内ファン10a,10bにより
室内空気の熱を吸熱冷房して蒸発ガス化し、四方弁2と
アキュムレータ3を介して、圧縮機1に戻る。
【0008】このとき、室内側膨張弁9a,9bの開度
は、一般的に室内側熱交換器8a,8bの出口過熱度を
制御するため、アキュムレータ3内の冷媒は、空調負荷
の変動に関係なく過熱ガス状態となり、余剰冷媒は溜ま
らない。
【0009】次に、暖房運転時は、圧縮機1で圧縮され
た高温高圧ガスは四方弁2を介して室内側熱交換器8
a,8bに送られ、室内ファン10a,10bにより室
内空気を放熱暖房して凝縮液化し、室内側膨張弁9a,
9bで適正循環量制御され、室外機7に送られる。
【0010】そして、冷媒は室外側膨張弁5で減圧され
て低温低圧の2相状態になって室外側熱交換器4に送ら
れ、室外ファン6により室外空気の熱を吸熱して蒸発す
る。そして、四方弁2とアキュムレータ3を介して、圧
縮機1に戻る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、暖房運転時にHCFC22代替冷媒とし
て非共沸混合冷媒を使用した場合、室内空調負荷が大き
い運転状態(例えば、全室内機が運転しており、停止機
がない状態)では、停止機に冷媒が溜まり込まない分、
アキュムレータ3に余剰冷媒が液として溜まり込み、ア
キュムレータ3内部では、低沸点冷媒が蒸発ガス化す
る。
【0012】従って、圧縮機1が吸入するガス冷媒、つ
まり循環冷媒は低沸点冷媒の組成比率が高くなり、同一
圧力下でも封入組成時より凝縮温度が低くなる。
【0013】このため、凝縮圧力一定制御を行うと、暖
房能力が低下するという課題を有していた。
【0014】本発明は上記課題を解決するもので、非共
沸混合冷媒を使用した場合の暖房運転において、サイク
ル内に余剰冷媒が生じた場合でも、循環冷媒の組成変化
を防止して、凝縮圧力一定制御を行っても暖房能力が低
下せず、所望の能力を確保できる多室冷暖房装置を提供
することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の多室冷暖房装置は、第1流量弁、レシーバタ
ンク、第2流量弁を連接してバイパス回路を構成し、こ
のバイパス回路の一方を室外側膨張弁と複数の室内機と
の間に連通し、他の一方を圧縮機の吸入口と四方弁との
間に連通し、圧縮機の吸入圧力と吸入温度を検出する吸
入圧力温度検出手段と、この検出結果を基に吸入冷媒の
過熱度を演算する吸入過熱度演算手段と、この演算結果
を基に第1流量弁と第2流量弁の開度を演算する流量弁
開度演算手段と、演算した開度を基に第1流量弁と第2
流量弁を駆動させる流量弁駆動手段とを備えた構成とな
っている。
【0016】このことにより、非共沸混合冷媒を使用し
た場合の暖房運転において、凝縮圧力一定制御を行って
も暖房能力が低下せず、所望の能力を確保できる。
【0017】また、細かな吸入過熱度制御が可能とな
り、サイクル安定性を向上できる。また、第1流量弁、
レシーバタンク、第2流量弁を連接してバイパス回路を
構成し、このバイパス回路の一方を室外側膨張弁と複数
の室内機との間に連通し、他の一方を圧縮機の吸入口と
四方弁との間に連通し、圧縮機の吐出圧力と吐出温度を
検出する吐出圧力温度検出手段と、この検出結果を基に
吐出冷媒の過熱度を演算する吐出過熱度演算手段と、こ
の演算結果を基に第1流量弁と第2流量弁の開度を演算
する流量弁開度演算手段と、演算した開度を基に第1流
量弁と第2流量弁を駆動させる流量弁駆動手段とを備え
た構成となっている。
【0018】このことにより、非共沸混合冷媒を使用し
た場合の暖房運転において、凝縮圧力一定制御を行って
も暖房能力が低下せず、所望の能力を確保できる。
【0019】また、細かな吐出過熱度制御が可能とな
り、サイクル安定性を向上できる。さらに、サイクル内
必要冷媒量の制御安定性を向上できる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、圧縮機、四方弁、室外側熱交換器、室外側膨張弁、
第1流量弁、レシーバタンク、第2流量弁から成る室外
機と、室内側熱交換器、室内側膨張弁から成る複数の室
内機とを環状に接続して冷媒回路を構成し、第1流量
弁、レシーバタンク、第2流量弁を連接してバイパス回
路を構成し、バイパス回路の一方を室外側膨張弁と複数
の室内機との間に連通し、他の一方を圧縮機の吸入口と
四方弁との間に連通し、圧縮機の吸入圧力と吸入温度を
検出する吸入圧力温度検出手段と、吸入圧力温度検出手
段の検出結果を基に吸入冷媒の過熱度を演算する吸入過
熱度演算手段と、吸入過熱度演算手段の演算結果を基に
第1流量弁と第2流量弁の開度を演算する流量弁開度演
算手段と、流量弁開度演算手段の演算結果を基に第1流
量弁と第2流量弁を駆動させる流量弁駆動手段とを備え
た構成であり、吸入圧力温度検出手段で圧縮機吸入冷媒
の圧力と温度を検出し、これを基に吸入過熱度演算手段
で圧縮機吸入冷媒の過熱度を演算する。
【0021】この結果を基に流量弁開度演算手段で、吸
入過熱度に応じた第1流量弁と第2流量弁の開度を演算
する。
【0022】吸入過熱度が小さい場合には、流量弁駆動
手段で第1流量弁を吸入過熱度に応じた開度に制御し、
レシーバタンクに余剰冷媒を溜めて、サイクル内の冷媒
量を調整する作用を有する。
【0023】また、吸入過熱度が大きい場合には、流量
弁駆動手段で第2流量弁を吸入過熱度に応じた開度に制
御し、レシーバタンクから冷媒を取り出して、サイクル
内の冷媒量を調整する作用を有する。
【0024】請求項2に記載の発明は、圧縮機、四方
弁、室外側熱交換器、室外側膨張弁、第1流量弁、レシ
ーバタンク、第2流量弁から成る室外機と、室内側熱交
換器、室内側膨張弁から成る複数の室内機とを環状に接
続して冷媒回路を構成し、第1流量弁、レシーバタン
ク、第2流量弁を連接してバイパス回路を構成し、バイ
パス回路の一方を室外側膨張弁と複数の室内機との間に
連通し、他の一方を圧縮機の吸入口と四方弁との間に連
通し、圧縮機の吐出圧力と吐出温度を検出する吐出圧力
温度検出手段と、吐出圧力温度検出手段の検出結果を基
に吐出冷媒の過熱度を演算する吐出過熱度演算手段と、
吐出過熱度演算手段の演算結果を基に第1流量弁と第2
流量弁の開度を演算する流量弁開度演算手段と、流量弁
開度演算手段の演算結果を基に第1流量弁と第2流量弁
を駆動させる流量弁駆動手段とを備えた構成であり、吐
出圧力温度検出手段で圧縮機吐出冷媒の圧力と温度を検
出し、これを基に吐出過熱度演算手段で圧縮機吐出冷媒
の過熱度を演算する。
【0025】この結果を基に流量弁開度演算手段で、吐
出過熱度に応じた第1流量弁と第2流量弁の開度を演算
する。
【0026】吐出過熱度が小さい場合には、流量弁駆動
手段で第1流量弁を吐出過熱度に応じた開度に制御し、
レシーバタンクに余剰冷媒を溜めて、サイクル内の冷媒
量を調整する作用を有する。
【0027】また、吐出過熱度が大きい場合には、流量
弁駆動手段で第2流量弁を吐出過熱度に応じた開度に制
御し、レシーバタンクから冷媒を取り出して、サイクル
内の冷媒量を調整する作用を有する。
【0028】また、吐出過熱度を制御項目にすることに
より、サイクル内必要冷媒量の制御安定性を向上させる
作用を有する。
【0029】(実施の形態1)図1は第1の実施の形態
における多室冷暖房装置の冷媒サイクル図である。図2
は同実施の形態における暖房運転時の動作フローチャー
トである。図3は同実施の形態における吸入過熱度と流
量弁開度の関係図である。
【0030】尚、従来と同一構成については同一符号を
付し、その詳細な説明を省略する。図1において、14
は第1流量弁であり、電動式流量弁を使用している。1
5はレシーバタンクである。16は第2流量弁であり、
電動式流量弁を使用している。
【0031】17はバイパス回路であり、第1流量弁1
4、レシーバタンク15、第2流量弁16を直列に連接
し、液管12の室外側膨張弁5近傍と圧縮機1の吸入管
とを連通している。
【0032】18は吸入圧力センサーであり、圧縮機1
の吸入管に取り付けられている。19は吸入温度センサ
ーであり、圧縮機1の吸入管に取り付けられている。2
0は室外機である。
【0033】21は吸入圧力温度検出手段であり、吸入
圧力センサー18で吸入圧力を検出し、吸入温度センサ
ー19で吸入温度を検出する。
【0034】22は吸入過熱度演算手段であり、検出し
た吸入圧力と吸入温度を基に吸入過熱度を演算する。
【0035】23は流量弁開度演算手段であり、吸入過
熱度に応じた第1流量弁14と第2流量弁16の開度を
演算する。
【0036】24は流量弁駆動手段であり、流量弁開度
演算手段23で演算した開度に、第1流量弁14と第2
流量弁16の開度を制御する。
【0037】25は制御装置であり、吸入圧力温度検出
手段21、吸入過熱度演算手段22、流量弁開度演算手
段23、流量弁駆動手段24から構成されている。
【0038】以上のように構成された多室冷暖房装置
に、非共沸混合冷媒を使用した場合の暖房運転時につい
て、図2を参照しながらその動作を説明する。
【0039】図2において、Step1は吸入圧力温度
検出手段21であり、吸入圧力センサー18で吸入圧力
Psを、吸入温度センサー19で吸入温度Tsを検出
し、Step2へ移行する。
【0040】Step2は吸入過熱度演算手段22であ
り、PsとTsを基に次式より吸入過熱度SHsを演算
して、Step3へ移行する。
【0041】SHs=f(Ps,Ts) Step3は流量弁開度演算手段23であり、図3に示
す吸入過熱度と流量弁開度の関係に従って、第1流量弁
14の開度X1と第2流量弁16の開度X2を演算す
る。
【0042】図3において、 SHs<5K の場合には、サイクル内に余剰冷媒が生じていると判定
して、第1流量弁14の開度X1を吸入過熱度に応じた
開度とし、第2流量弁16の開度X2を0パルスとし
て、Step4へ移行する。
【0043】図3において、 5K≦SHs≦10K の場合には、サイクル内の冷媒量が適正であると判定し
て、第1流量弁14の開度X1と第2流量弁16の開度
X2の両方を0パルスとして、Step4へ移行する。
【0044】図3において、 SHs>10K の場合には、サイクル内の冷媒量が不足していると判定
して、第1流量弁14の開度X1を0パルスとし、第2
流量弁16の開度X2を吸入過熱度に応じた開度とし
て、Step4へ移行する。
【0045】Step4は流量弁駆動手段24であり、
第1流量弁14の開度をX1に、第2流量弁16の開度
をX2に制御し、レシーバタンク15に冷媒を流入させ
たり、レシーバタンク15から冷媒を流出させたりし
て、Step1へ戻る。
【0046】この第1の実施の形態によれば、非共沸混
合冷媒を使用した場合の暖房運転において、サイクル内
に生じた余剰冷媒をレシーバタンク15に溜めて冷媒量
を調整する。
【0047】レシーバタンク15は第1流量弁14と第
2流量弁16で閉塞されているため、循環冷媒の組成変
化を防止でき、凝縮圧力一定制御を行っても暖房能力が
低下せず、所望の能力を確保できる。
【0048】また、吸入過熱度に応じて第1流量弁14
と第2流量弁16の開度を制御するので、細かな吸入過
熱度制御が可能となり、サイクル安定性を向上できる。
【0049】(実施の形態2)図4は第2の実施の形態
における多室冷暖房装置の冷媒サイクル図である。図5
は同実施の形態における暖房運転時の動作フローチャー
トである。図6は同実施の形態における吐出過熱度と流
量弁開度の関係図である。
【0050】尚、第1の実施の形態と同一構成について
は同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0051】図4において、26は吐出圧力センサーで
あり、圧縮機1の吐出管に取り付けられている。27は
吐出温度センサーであり、圧縮機1の吐出管に取り付け
られている。28は室外機である。
【0052】29は吐出圧力温度検出手段であり、吐出
圧力センサー26で吐出圧力を検出し、吐出温度センサ
ー27で吐出温度を検出する。
【0053】30は吐出過熱度演算手段であり、検出し
た吐出圧力と吐出温度を基に吐出過熱度を演算する。
【0054】31は流量弁開度演算手段であり、吐出過
熱度に応じた第1流量弁14と第2流量弁16の開度を
演算する。
【0055】32は制御装置であり、吐出圧力温度検出
手段29、吐出過熱度演算手段30、流量弁開度演算手
段31、流量弁駆動手段24から構成されている。
【0056】以上のように構成された多室冷暖房装置
に、非共沸混合冷媒を使用した場合の暖房運転時につい
て、図5を参照しながらその動作を説明する。
【0057】図5において、Step1は吐出圧力温度
検出手段29であり、吐出圧力センサー26で吐出圧力
Pdを、吐出温度センサー27で吐出温度Tdを検出
し、Step2へ移行する。
【0058】Step2は吐出過熱度演算手段30であ
り、PdとTdを基に次式より吐出過熱度SHdを演算
して、Step3へ移行する。
【0059】SHd=f(Pd,Td) Step3は流量弁開度演算手段31であり、図6に示
す吐出過熱度と流量弁開度の関係に従って、第1流量弁
14の開度X1と第2流量弁16の開度X2を演算す
る。
【0060】図6において、 SHd<20K の場合には、サイクル内に余剰冷媒が生じていると判定
して、第1流量弁14の開度X1を吐出過熱度に応じた
開度とし、第2流量弁16の開度X2を0パルスとし
て、Step4へ移行する。
【0061】図6において、 20K≦SHd≦40K の場合には、サイクル内の冷媒量が適正であると判定し
て、第1流量弁14の開度X1と第2流量弁16の開度
X2の両方を0パルスとして、Step4へ移行する。
【0062】図6において、 SHd>40K の場合には、サイクル内の冷媒量が不足していると判定
して、第1流量弁14の開度X1を0パルスとし、第2
流量弁16の開度X2を吐出過熱度に応じた開度とし
て、Step4へ移行する。
【0063】Step4は流量弁駆動手段24であり、
第1流量弁14の開度をX1に、第2流量弁16の開度
をX2に制御し、レシーバタンク15に冷媒を流入させ
たり、レシーバタンク15から冷媒を流出させたりし
て、Step1へ戻る。
【0064】この第2の実施の形態によれば、非共沸混
合冷媒を使用した場合の暖房運転において、サイクル内
に生じた余剰冷媒をレシーバタンク15に溜めて冷媒量
を調整する。
【0065】レシーバタンク15は第1流量弁14と第
2流量弁16で閉塞されているため、循環冷媒の組成変
化を防止でき、凝縮圧力一定制御を行っても暖房能力が
低下せず、所望の能力を確保できる。
【0066】また、吐出過熱度に応じて第1流量弁14
と第2流量弁16の開度を制御するので、細かな吐出過
熱度制御が可能となり、サイクル安定性を向上できる。
【0067】さらに、吐出過熱度を制御項目にしている
ため、適正冷媒量時の過熱度範囲を大きくでき、サイク
ル内必要冷媒量の制御安定性を向上できる。
【0068】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、非共沸混
合冷媒を使用した場合の暖房運転において、凝縮圧力一
定制御を行っても暖房能力が低下せず、所望の能力を確
保できるという有利な効果が得られる。
【0069】また、細かな吸入及び、吐出過熱度制御が
可能となり、サイクル安定性が向上するという有利な効
果が得られる。
【0070】さらに、吐出過熱度を制御項目にすること
により、サイクル内必要冷媒量の制御安定性が向上する
という有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における多室冷暖房
装置の冷媒サイクル図
【図2】同実施の形態における暖房運転時の動作フロー
チャート
【図3】同実施の形態における吸入過熱度と流量弁開度
の関係図
【図4】本発明の第2の実施の形態における多室冷暖房
装置の冷媒サイクル図
【図5】同実施の形態における暖房運転時の動作フロー
チャート
【図6】同実施の形態における吐出過熱度と流量弁開度
の関係図
【図7】従来の多室冷暖房装置の冷媒サイクル図
【符号の説明】
1 圧縮機 2 四方弁 4 室外側熱交換器 5 室外側膨張弁 8a,8b 室内側熱交換器 9a,9b 室内側膨張弁 11a,11b 室内機 14 第1流量弁 15 レシーバタンク 16 第2流量弁 17 バイパス回路 20,28 室外機 21 吸入圧力温度検出手段 22 吸入過熱度演算手段 23,31 流量弁開度演算手段 24 流量弁駆動手段 29 吐出圧力温度検出手段 30 吐出過熱度演算手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、四方弁、室外側熱交換器、室外
    側膨張弁、第1流量弁、レシーバタンク、第2流量弁か
    ら成る室外機と、室内側熱交換器、室内側膨張弁から成
    る複数の室内機とを環状に接続して冷媒回路を構成し、
    前記第1流量弁、前記レシーバタンク、前記第2流量弁
    を連接してバイパス回路を構成し、前記バイパス回路の
    一方を前記室外側膨張弁と前記複数の室内機との間に連
    通し、他の一方を前記圧縮機の吸入口と前記四方弁との
    間に連通し、前記圧縮機の吸入圧力と吸入温度を検出す
    る吸入圧力温度検出手段と、前記吸入圧力温度検出手段
    の検出結果を基に吸入冷媒の過熱度を演算する吸入過熱
    度演算手段と、前記吸入過熱度演算手段の演算結果を基
    に前記第1流量弁と前記第2流量弁の開度を演算する流
    量弁開度演算手段と、前記流量弁開度演算手段の演算結
    果を基に前記第1流量弁と前記第2流量弁を駆動させる
    流量弁駆動手段とを備え、冷媒として非共沸混合冷媒を
    用いた多室冷暖房装置。
  2. 【請求項2】 圧縮機、四方弁、室外側熱交換器、室外
    側膨張弁、第1流量弁、レシーバタンク、第2流量弁か
    ら成る室外機と、室内側熱交換器、室内側膨張弁から成
    る複数の室内機とを環状に接続して冷媒回路を構成し、
    前記第1流量弁、前記レシーバタンク、前記第2流量弁
    を連接してバイパス回路を構成し、前記バイパス回路の
    一方を前記室外側膨張弁と前記複数の室内機との間に連
    通し、他の一方を前記圧縮機の吸入口と前記四方弁との
    間に連通し、前記圧縮機の吐出圧力と吐出温度を検出す
    る吐出圧力温度検出手段と、前記吐出圧力温度検出手段
    の検出結果を基に吐出冷媒の過熱度を演算する吐出過熱
    度演算手段と、前記吐出過熱度演算手段の演算結果を基
    に前記第1流量弁と前記第2流量弁の開度を演算する流
    量弁開度演算手段と、前記流量弁開度演算手段の演算結
    果を基に前記第1流量弁と前記第2流量弁を駆動させる
    流量弁駆動手段とを備え、冷媒として非共沸混合冷媒を
    用いた多室冷暖房装置。
JP14408096A 1996-06-06 1996-06-06 多室冷暖房装置 Pending JPH09324959A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003314907A (ja) * 2002-04-23 2003-11-06 Daikin Ind Ltd 膨張弁の制御装置
CN107036249A (zh) * 2017-05-05 2017-08-11 广东美的暖通设备有限公司 用于空调的控制方法、设备及空调

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