JPH1097042A - カラー画像形成方法 - Google Patents
カラー画像形成方法Info
- Publication number
- JPH1097042A JPH1097042A JP25195996A JP25195996A JPH1097042A JP H1097042 A JPH1097042 A JP H1097042A JP 25195996 A JP25195996 A JP 25195996A JP 25195996 A JP25195996 A JP 25195996A JP H1097042 A JPH1097042 A JP H1097042A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dye
- compound
- added
- image
- pat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】コンピューターによって変調した可視光ビーム
によって走査露光した熱現像カラー感光材料を使用する
ことにより、露光時間が短く、画質が向上する、カラー
画像形成方法を提供する。 【解決手段】支持体上に少なくとも3層の可視光域の互
いに異なる波長に最大分光感度を有する感光性層、色素
を放出または形成する色素供与性化合物及び、少なくと
も一層に可視光域に0.5以上の透過濃度を有する化合
物を含有する熱現像カラー感光材料を、画像情報に基づ
いて変調した可視光ビームにより走査露光した後に熱現
像処理することを特徴とするカラー画像形成方法。
によって走査露光した熱現像カラー感光材料を使用する
ことにより、露光時間が短く、画質が向上する、カラー
画像形成方法を提供する。 【解決手段】支持体上に少なくとも3層の可視光域の互
いに異なる波長に最大分光感度を有する感光性層、色素
を放出または形成する色素供与性化合物及び、少なくと
も一層に可視光域に0.5以上の透過濃度を有する化合
物を含有する熱現像カラー感光材料を、画像情報に基づ
いて変調した可視光ビームにより走査露光した後に熱現
像処理することを特徴とするカラー画像形成方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカラー画像形成方法
に関するものであり、特にコンピューターによって変調
した可視光ビームによって走査露光した熱現像カラー感
光材料を使用するカラー画像形成方法に関するものであ
る。
に関するものであり、特にコンピューターによって変調
した可視光ビームによって走査露光した熱現像カラー感
光材料を使用するカラー画像形成方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】熱現像感光材料はこの分野では公知であ
り熱現像感光材料とそのプロセスについては、たとえば
「写真工学の基礎」非銀塩写真編(1982年コロナ社
発行)の242頁〜255頁、米国特許第450062
6号等に記載されている。
り熱現像感光材料とそのプロセスについては、たとえば
「写真工学の基礎」非銀塩写真編(1982年コロナ社
発行)の242頁〜255頁、米国特許第450062
6号等に記載されている。
【0003】その他、例えば現像主薬の酸化体とカプラ
ーとのカップリング反応により色素画像を形成する方法
が米国特許第3761270号、同4021240号等
に記載されている。また感光銀色素漂白法によりポジの
色画像を形成する方法が米国特許第4235957号等
に記載されている。
ーとのカップリング反応により色素画像を形成する方法
が米国特許第3761270号、同4021240号等
に記載されている。また感光銀色素漂白法によりポジの
色画像を形成する方法が米国特許第4235957号等
に記載されている。
【0004】また、最近、熱現像により画像状に拡散性
の色素を放出または形成させ、この拡散性の色素を色素
固定要素に転写する方法が提案されている。この方法で
は使用する色素供与性化合物の種類または使用するハロ
ゲン化銀の種類を変えることにより、ネガの色素画像も
ポジの色素画像も得ることができる。更に詳しくは米国
特許第4500626号、同4483914号、同45
03137号、同4559290号、特開昭58−14
9046号、特開昭60−133449号、同59−2
18443号、同61−238056号、欧州特許公開
220746A2号、公開技報87−6199、欧州特
許公開210660A2等に記載されている。
の色素を放出または形成させ、この拡散性の色素を色素
固定要素に転写する方法が提案されている。この方法で
は使用する色素供与性化合物の種類または使用するハロ
ゲン化銀の種類を変えることにより、ネガの色素画像も
ポジの色素画像も得ることができる。更に詳しくは米国
特許第4500626号、同4483914号、同45
03137号、同4559290号、特開昭58−14
9046号、特開昭60−133449号、同59−2
18443号、同61−238056号、欧州特許公開
220746A2号、公開技報87−6199、欧州特
許公開210660A2等に記載されている。
【0005】熱現像でポジのカラー画像を得る方法につ
いても多くの方法が提案されている。例えば、米国特許
第4559290号にはいわゆるDRR化合物を色像放
出能力のない酸化型にした化合物を還元剤もしくはその
前駆体を共存させ、熱現像によりハロゲン化銀の露光量
に応じて還元剤を酸化させ、酸化されずに残った還元剤
により還元して拡散性色素を放出させる方法が提案され
ている。また、欧州特許公開220746A号、公開技
術87−6199(第12巻22号)には、同様の機構
で拡散性色素を放出する化合物として、N−X結合(X
は酸素原子、窒素原子または硫黄原子を表す)の還元的
な開裂によって拡散性色素を放出する化合物を用いる熱
現像カラー感光材料が記載されている。
いても多くの方法が提案されている。例えば、米国特許
第4559290号にはいわゆるDRR化合物を色像放
出能力のない酸化型にした化合物を還元剤もしくはその
前駆体を共存させ、熱現像によりハロゲン化銀の露光量
に応じて還元剤を酸化させ、酸化されずに残った還元剤
により還元して拡散性色素を放出させる方法が提案され
ている。また、欧州特許公開220746A号、公開技
術87−6199(第12巻22号)には、同様の機構
で拡散性色素を放出する化合物として、N−X結合(X
は酸素原子、窒素原子または硫黄原子を表す)の還元的
な開裂によって拡散性色素を放出する化合物を用いる熱
現像カラー感光材料が記載されている。
【0006】従来の熱現像カラー感光材料は現像時間が
短くすむことから、近年普及してきた。しかし、露光方
法が原稿にスキャナーで光をあてて反射光又は透過光を
利用した面露光のものしか実用されてなく露光時間が長
くかかってしまったり、原稿の画像処理をコンピュータ
ーを用いて行い画質をあげる作業が不可能であった。
短くすむことから、近年普及してきた。しかし、露光方
法が原稿にスキャナーで光をあてて反射光又は透過光を
利用した面露光のものしか実用されてなく露光時間が長
くかかってしまったり、原稿の画像処理をコンピュータ
ーを用いて行い画質をあげる作業が不可能であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、コン
ピューターによって変調した可視光ビームによって走査
露光した熱現像カラー感光材料を使用することにより、
露光時間が短く、画質が向上する、カラー画像形成方法
を提供することである。
ピューターによって変調した可視光ビームによって走査
露光した熱現像カラー感光材料を使用することにより、
露光時間が短く、画質が向上する、カラー画像形成方法
を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、以下によっ
て達成される。 (1)支持体上に少なくとも3層の可視光域の互いに異
なる波長に最大分光感度を有し、互いに異なる色調の色
素を放出または形成する色素供与性化合物と組み合わさ
れた感光層を有し、熱現像カラー感光材料であって、該
感光層側の可視光域の透過濃度が0.5以上である熱現
像カラー感光材料を、画像情報に基づいて変調した可視
光ビームにより走査露光し、熱現像処理することを特徴
とするカラー画像形成方法。 (2)該可視光ビームによる走査ピッチが実効ビーム径
より小さく、かつラスタ間の重なり幅が実効ビーム径の
5%以上95%以下である走査露光を施すことを特徴と
する(1)記載のカラー画像形成方法。 該熱現像カラー感光材料が色素トラップ剤を有すること
を特徴とする(1)に記載のカラー画像形成方法。
て達成される。 (1)支持体上に少なくとも3層の可視光域の互いに異
なる波長に最大分光感度を有し、互いに異なる色調の色
素を放出または形成する色素供与性化合物と組み合わさ
れた感光層を有し、熱現像カラー感光材料であって、該
感光層側の可視光域の透過濃度が0.5以上である熱現
像カラー感光材料を、画像情報に基づいて変調した可視
光ビームにより走査露光し、熱現像処理することを特徴
とするカラー画像形成方法。 (2)該可視光ビームによる走査ピッチが実効ビーム径
より小さく、かつラスタ間の重なり幅が実効ビーム径の
5%以上95%以下である走査露光を施すことを特徴と
する(1)記載のカラー画像形成方法。 該熱現像カラー感光材料が色素トラップ剤を有すること
を特徴とする(1)に記載のカラー画像形成方法。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明を更に詳細に述べ
る。
る。
【0010】始めに走査露光について説明する。本発明
で適用される走査露光は、ラスタ(光ビームの軌跡)間
の重なり幅が実効ビーム径の5%〜95%の走査露光で
あり、画像ムラを防ぐ上でラスタ間の重なり幅は好まし
くは15%〜85%、最も好ましくは20%〜80%で
ある。ここで、実効ビーム径は、特開平5−19423
号4頁左下の記載と全く同様の方法で求められる。すな
わち、感光材料に対して、形成する画像の中の最高発色
濃度を与えるに足るレーザー光強度の50%の出力のレ
ーザー光のビームを用いて一本の線分を露光し、発色現
像処理を施して線状の発色像を得る。この発色像をミク
ロ濃度計をもちいて該線分の垂直方向に濃度プロファイ
ルを測定する。このプロファイルの最高濃度Dmaxの
1/5に対応する濃度D1/5の線幅をもって実効ビー
ム径とする。走査露光における実効ビーム径は、目的と
する出力画像の画素密度から決定することができるが、
ピクトリアル画像として好ましい画素密度は、一般に5
0dpi〜2000dpiの範囲とされている。これを
画素の大きさに換算すると約10〜500μmとなる。
本発明において好ましく用いられる実効ビーム径は5〜
200μm、より好ましくは10〜100μmである。
本発明における走査ピッチとは、ラスタの間隔で定義さ
れ、光ビームが円である場合には、ビームの中心の間隔
で表される。本発明においては、実効ビーム径が画像走
査ピッチよりも大きいことが必要となる。具体的には、
ラスタ間の重なり幅は下記の数式の関係にある。 L;ラスタ間の重なり幅、d:実効ビーム径、p:走査
ピッチ L=d−p 上記の式により、本発明において適用される走査ピッチ
は0.25μm〜190μmが好ましく、2μm〜80
μmが最も好ましい。光ビーム走査は、感光材料を円筒
形のドラムに巻き付け、これを高速で回転することで主
走査をおこない、光源を円筒の幅方向に徐々に移動させ
ることで副走査を行う方法、所謂ドラムスキャニングで
もおこなうことができるが、光ビームを高速で回転する
多面体状の鏡面(ポリゴンミラー)に入射させることで
主走査を行い、これと垂直な方向に感光材料を移動させ
ることで副走査を行う方法がより好ましい。ポリゴンミ
ラーの面数は、特に制限はないが、2〜36面が好まし
く、なかでも6〜14面が好ましい。ポリゴンミラーの
安定な回転数としては4000〜36000rpmの範
囲が好ましい。この回転数に鏡面の面数を乗じると時間
当たりの走査本数が算出できる。光ビームを発生する手
段としては、公知の各種光源を用いることができるが、
本発明では半導体レーザー、ガスレーザー、発光ダイオ
ード等の高照度光源を用いた場合に顕著な効果がある。
また、システムをよりコンパクトで、安価なものにする
ために半導体レーザーを使用するか、又は半導体レーザ
ーあるいは半導体レーザーを励起光源にもちいた固体レ
ーザーと非線形光学結晶を組み合わせた第2高調波発生
光源(SHG)を使用することが好ましい。特にコンパ
クトで、安価、更に寿命が長く、安定性が高い装置を設
計するためには、半導体レーザーの使用が好ましい。本
発明における光ビームの波長は、感光材料の分光極大に
より、任意に設定できる。また、本発明における1画素
当たりの露光時間としては10-4秒以下が好ましく、1
0-6秒以下がより好ましい。
で適用される走査露光は、ラスタ(光ビームの軌跡)間
の重なり幅が実効ビーム径の5%〜95%の走査露光で
あり、画像ムラを防ぐ上でラスタ間の重なり幅は好まし
くは15%〜85%、最も好ましくは20%〜80%で
ある。ここで、実効ビーム径は、特開平5−19423
号4頁左下の記載と全く同様の方法で求められる。すな
わち、感光材料に対して、形成する画像の中の最高発色
濃度を与えるに足るレーザー光強度の50%の出力のレ
ーザー光のビームを用いて一本の線分を露光し、発色現
像処理を施して線状の発色像を得る。この発色像をミク
ロ濃度計をもちいて該線分の垂直方向に濃度プロファイ
ルを測定する。このプロファイルの最高濃度Dmaxの
1/5に対応する濃度D1/5の線幅をもって実効ビー
ム径とする。走査露光における実効ビーム径は、目的と
する出力画像の画素密度から決定することができるが、
ピクトリアル画像として好ましい画素密度は、一般に5
0dpi〜2000dpiの範囲とされている。これを
画素の大きさに換算すると約10〜500μmとなる。
本発明において好ましく用いられる実効ビーム径は5〜
200μm、より好ましくは10〜100μmである。
本発明における走査ピッチとは、ラスタの間隔で定義さ
れ、光ビームが円である場合には、ビームの中心の間隔
で表される。本発明においては、実効ビーム径が画像走
査ピッチよりも大きいことが必要となる。具体的には、
ラスタ間の重なり幅は下記の数式の関係にある。 L;ラスタ間の重なり幅、d:実効ビーム径、p:走査
ピッチ L=d−p 上記の式により、本発明において適用される走査ピッチ
は0.25μm〜190μmが好ましく、2μm〜80
μmが最も好ましい。光ビーム走査は、感光材料を円筒
形のドラムに巻き付け、これを高速で回転することで主
走査をおこない、光源を円筒の幅方向に徐々に移動させ
ることで副走査を行う方法、所謂ドラムスキャニングで
もおこなうことができるが、光ビームを高速で回転する
多面体状の鏡面(ポリゴンミラー)に入射させることで
主走査を行い、これと垂直な方向に感光材料を移動させ
ることで副走査を行う方法がより好ましい。ポリゴンミ
ラーの面数は、特に制限はないが、2〜36面が好まし
く、なかでも6〜14面が好ましい。ポリゴンミラーの
安定な回転数としては4000〜36000rpmの範
囲が好ましい。この回転数に鏡面の面数を乗じると時間
当たりの走査本数が算出できる。光ビームを発生する手
段としては、公知の各種光源を用いることができるが、
本発明では半導体レーザー、ガスレーザー、発光ダイオ
ード等の高照度光源を用いた場合に顕著な効果がある。
また、システムをよりコンパクトで、安価なものにする
ために半導体レーザーを使用するか、又は半導体レーザ
ーあるいは半導体レーザーを励起光源にもちいた固体レ
ーザーと非線形光学結晶を組み合わせた第2高調波発生
光源(SHG)を使用することが好ましい。特にコンパ
クトで、安価、更に寿命が長く、安定性が高い装置を設
計するためには、半導体レーザーの使用が好ましい。本
発明における光ビームの波長は、感光材料の分光極大に
より、任意に設定できる。また、本発明における1画素
当たりの露光時間としては10-4秒以下が好ましく、1
0-6秒以下がより好ましい。
【0011】前記した走査露光光源を使用する場合、本
発明の感光材料の分光感度極大は、使用する走査露光用
光源の波長により設定することができる。感光材料の取
扱い性や一般の感光材料との共用性から、本発明の感光
材料の分光感度極大は、青、緑、赤の可視領域にするこ
とが特に好ましい。半導体レーザーを励起光源に用いた
固体レーザーあるいは半導体レーザーと非線形光学結晶
を組み合わせて得られるSHG光源では、レーザーの発
振波長を半分にできるので、青色光、緑色光が得られ
る。従って、感光材料の分光感度極大は通常の青、緑、
赤の3つの領域に持たせることが可能である。装置を安
価で安定性が高く、しかもコンパクトなものにできる光
源として、半導体レーザーを使用するためには、少なく
とも2層が670nm以上に分光感度極大を有している
ことが好ましい。これは、入手可能な安価で、安定な周
期律表第III とV族系半導体レーザーの発光波長域が現
在赤から赤外領域にしかないためである。しかしなが
ら、実験室レベルでは、緑や青域の周期律表第IIとVI族
系半導体レーザーの発振が確認されており、半導体レー
ザーの製造技術が発達すればこれらの半導体レーザーを
安価に安定に使用することができるであろうことは十分
に予想される。このような場合、少なくとも2層が67
0nm以上に分光感度極大を有する必要性は小さくな
る。
発明の感光材料の分光感度極大は、使用する走査露光用
光源の波長により設定することができる。感光材料の取
扱い性や一般の感光材料との共用性から、本発明の感光
材料の分光感度極大は、青、緑、赤の可視領域にするこ
とが特に好ましい。半導体レーザーを励起光源に用いた
固体レーザーあるいは半導体レーザーと非線形光学結晶
を組み合わせて得られるSHG光源では、レーザーの発
振波長を半分にできるので、青色光、緑色光が得られ
る。従って、感光材料の分光感度極大は通常の青、緑、
赤の3つの領域に持たせることが可能である。装置を安
価で安定性が高く、しかもコンパクトなものにできる光
源として、半導体レーザーを使用するためには、少なく
とも2層が670nm以上に分光感度極大を有している
ことが好ましい。これは、入手可能な安価で、安定な周
期律表第III とV族系半導体レーザーの発光波長域が現
在赤から赤外領域にしかないためである。しかしなが
ら、実験室レベルでは、緑や青域の周期律表第IIとVI族
系半導体レーザーの発振が確認されており、半導体レー
ザーの製造技術が発達すればこれらの半導体レーザーを
安価に安定に使用することができるであろうことは十分
に予想される。このような場合、少なくとも2層が67
0nm以上に分光感度極大を有する必要性は小さくな
る。
【0012】イエロー、マゼンタ、シアンの3原色を用
いて色度図内の広範囲の色を得るためには、少なくとも
3層のそれぞれ異なるスペクトル領域に感光性を持つハ
ロゲン化銀乳剤層を組合わせて用いる。本発明では、青
感層、緑感層、赤感層の3層の組合せを採っている。各
感光層は通常型のカラー感光材料で知られている種々の
配列順序を採ることができる。また、これらの各感光層
は必要に応じて2層以上に分割してもよい。
いて色度図内の広範囲の色を得るためには、少なくとも
3層のそれぞれ異なるスペクトル領域に感光性を持つハ
ロゲン化銀乳剤層を組合わせて用いる。本発明では、青
感層、緑感層、赤感層の3層の組合せを採っている。各
感光層は通常型のカラー感光材料で知られている種々の
配列順序を採ることができる。また、これらの各感光層
は必要に応じて2層以上に分割してもよい。
【0013】一般的にはイエローの色素供与性化合物を
含有する感光層には、波長400nm〜500nmの範囲に
分光感度を持つハロゲン化乳剤(青感乳剤)を、マゼン
タの色素供与性化合物を含有する感光層には、500nm
〜600nmの範囲に分光増感されたハロゲン化乳剤(緑
感乳剤)を同様にシアンの色素供与性化合物を含有する
感光層には、600nm〜740nmに分光増感されたハロ
ゲン化乳剤(赤感乳剤)を含有させる方法である。ま
た、この場合には、イエロー感光層が、イエローに着色
しているため、支持体から離れた最上層の感光層である
ことが望ましい。
含有する感光層には、波長400nm〜500nmの範囲に
分光感度を持つハロゲン化乳剤(青感乳剤)を、マゼン
タの色素供与性化合物を含有する感光層には、500nm
〜600nmの範囲に分光増感されたハロゲン化乳剤(緑
感乳剤)を同様にシアンの色素供与性化合物を含有する
感光層には、600nm〜740nmに分光増感されたハロ
ゲン化乳剤(赤感乳剤)を含有させる方法である。ま
た、この場合には、イエロー感光層が、イエローに着色
しているため、支持体から離れた最上層の感光層である
ことが望ましい。
【0014】即ち、支持体から、シアン色素供与性化合
物含有赤感層、中間層、マゼンタ色素供与性化合物含有
緑感層、中間層、イエロー色素供与性化合物含有青感
層、中間層、保護層の組合である。シアン層とマゼンタ
層は逆でも、ほぼ同じ特長を持つ。また、各感光層は、
2層からなり、各々が色素供与性化合物とハロゲン化乳
剤を含有しても良いし、また、上層のみにハロゲン化銀
乳剤を含有させ、下層に色素供与性化合物を含有させ、
高感度化を図ることも可能である。
物含有赤感層、中間層、マゼンタ色素供与性化合物含有
緑感層、中間層、イエロー色素供与性化合物含有青感
層、中間層、保護層の組合である。シアン層とマゼンタ
層は逆でも、ほぼ同じ特長を持つ。また、各感光層は、
2層からなり、各々が色素供与性化合物とハロゲン化乳
剤を含有しても良いし、また、上層のみにハロゲン化銀
乳剤を含有させ、下層に色素供与性化合物を含有させ、
高感度化を図ることも可能である。
【0015】熱現像拡散転写型カラー感光材料には、保
護層、下塗り層、中間層、黄色フィルター層、アンチハ
レーション層、バック層などの種々の補助層を設けるこ
とができる。支持体が、酸化チタンなどの白色顔料を含
有したポリエチレンラミネート紙である場合にはバック
層は、帯電防止機能を持ち表面抵抗率が1012Ω・cm以
下になる様設計することが必要である。
護層、下塗り層、中間層、黄色フィルター層、アンチハ
レーション層、バック層などの種々の補助層を設けるこ
とができる。支持体が、酸化チタンなどの白色顔料を含
有したポリエチレンラミネート紙である場合にはバック
層は、帯電防止機能を持ち表面抵抗率が1012Ω・cm以
下になる様設計することが必要である。
【0016】以下、本発明の熱現像拡散転写型カラー感
光材料において用いられるハロゲン化銀乳剤について詳
述する。
光材料において用いられるハロゲン化銀乳剤について詳
述する。
【0017】該ハロゲン化銀乳剤は、塩化銀、臭化銀、
沃臭化銀、塩臭化銀、塩沃化銀、塩沃臭化銀のいずれで
もよい。該ハロゲン化銀乳剤は、表面潜像型乳剤であっ
ても、内部潜像型乳剤であってもよい。内部潜像型乳剤
は造核剤や光カブラセとを組合わせて直接反転乳剤とし
て使用される。また、粒子内部と粒子表層が異なる相を
持ったいわゆるコアシェル乳剤であってもよく、またエ
ピタキシャル接合によって組成の異なるハロゲン化銀が
接合されていても良い。ハロゲン化銀乳剤は単分散でも
多分散でもよく、特開平1−167,743号、同4−
223,463号記載のように単分散乳剤を混合し、階
調を調節する方法が好ましく用いられる。粒子サイズは
0.1〜2μm、特に0.2〜1.5μmが好ましい。
ハロゲン化銀粒子の晶癖は立方体、8面体、14面体の
ような規則的な結晶を有するもの、球状、高アスペクト
比の平板状のような変則的な結晶系を有するもの、双晶
面のような双晶欠陥を有するもの、あるいはそれらの複
合系その他のいずれでもよい。具体的には、米国特許第
4,500,626号第50欄、同4,628,021
号、リサーチ・ディスクロージャー誌(以下RDと略記
する)No. 17,029(1978年)、同No. 17,
643(1978年12月)22〜23頁、同No. 1
8,716(1979年11月)、648頁、同No. 3
07,105(1989年11月)863〜865頁、
特開昭62−253,159号、同64−13,546
号、特開平2−236,546号、同3−110,55
5号、およびグラフキデ著「写真の物理と化学」、ポー
ルモンテ社刊(P.Glafkides,Chemieet Phisique Photog
raphique, Paul Montel, 1967)、ダフィン著「写
真乳剤化学」、フォーカルプレス社刊(G.F.Duffin,Pho
tographic Emulsion Chemistry, Focal Press,196
6)、ゼリクマンら著「写真乳剤の製造と塗布」、フォ
ーカルプレス社刊(V.L.Zelikman et al.,Making and C
oating Photographic Emulsion,Focal Press ,196
4) 等に記載されている方法を用いて調製したハロゲン
化銀乳剤のいずれもが使用できる。
沃臭化銀、塩臭化銀、塩沃化銀、塩沃臭化銀のいずれで
もよい。該ハロゲン化銀乳剤は、表面潜像型乳剤であっ
ても、内部潜像型乳剤であってもよい。内部潜像型乳剤
は造核剤や光カブラセとを組合わせて直接反転乳剤とし
て使用される。また、粒子内部と粒子表層が異なる相を
持ったいわゆるコアシェル乳剤であってもよく、またエ
ピタキシャル接合によって組成の異なるハロゲン化銀が
接合されていても良い。ハロゲン化銀乳剤は単分散でも
多分散でもよく、特開平1−167,743号、同4−
223,463号記載のように単分散乳剤を混合し、階
調を調節する方法が好ましく用いられる。粒子サイズは
0.1〜2μm、特に0.2〜1.5μmが好ましい。
ハロゲン化銀粒子の晶癖は立方体、8面体、14面体の
ような規則的な結晶を有するもの、球状、高アスペクト
比の平板状のような変則的な結晶系を有するもの、双晶
面のような双晶欠陥を有するもの、あるいはそれらの複
合系その他のいずれでもよい。具体的には、米国特許第
4,500,626号第50欄、同4,628,021
号、リサーチ・ディスクロージャー誌(以下RDと略記
する)No. 17,029(1978年)、同No. 17,
643(1978年12月)22〜23頁、同No. 1
8,716(1979年11月)、648頁、同No. 3
07,105(1989年11月)863〜865頁、
特開昭62−253,159号、同64−13,546
号、特開平2−236,546号、同3−110,55
5号、およびグラフキデ著「写真の物理と化学」、ポー
ルモンテ社刊(P.Glafkides,Chemieet Phisique Photog
raphique, Paul Montel, 1967)、ダフィン著「写
真乳剤化学」、フォーカルプレス社刊(G.F.Duffin,Pho
tographic Emulsion Chemistry, Focal Press,196
6)、ゼリクマンら著「写真乳剤の製造と塗布」、フォ
ーカルプレス社刊(V.L.Zelikman et al.,Making and C
oating Photographic Emulsion,Focal Press ,196
4) 等に記載されている方法を用いて調製したハロゲン
化銀乳剤のいずれもが使用できる。
【0018】本発明の感光性ハロゲン化銀乳剤を調製す
る過程で、過剰の塩を除去するいわゆる脱塩を行うこと
が好ましい。このための手段として、ゼラチンをゲル化
させて行うヌーデル水洗法を用いても良く、また多価ア
ニオンより成る無機塩類(例えば硫酸ナトリウム)、ア
ニオン性界面活性剤、アニオン性ポリマー(例えばポリ
スチレンスルホン酸ナトリウム)、あるいはゼラチン誘
導体(例えば脂肪族アシル化ゼラチン、芳香族アシル化
ゼラチン、芳香族カルバモイル化ゼラチンなど)を利用
した沈降法を用いても良い。沈降法が好ましく用いられ
る。
る過程で、過剰の塩を除去するいわゆる脱塩を行うこと
が好ましい。このための手段として、ゼラチンをゲル化
させて行うヌーデル水洗法を用いても良く、また多価ア
ニオンより成る無機塩類(例えば硫酸ナトリウム)、ア
ニオン性界面活性剤、アニオン性ポリマー(例えばポリ
スチレンスルホン酸ナトリウム)、あるいはゼラチン誘
導体(例えば脂肪族アシル化ゼラチン、芳香族アシル化
ゼラチン、芳香族カルバモイル化ゼラチンなど)を利用
した沈降法を用いても良い。沈降法が好ましく用いられ
る。
【0019】本発明で使用する感光性ハロゲン化銀乳剤
は、種々の目的でイリジウム、ロジウム、白金、カドミ
ウム、亜鉛、タリウム、鉛、鉄、オスミウムなどの重金
属を含有させても良い。これらの化合物は、単独で用い
ても良いしまた2種以上組み合わせて用いてもよい。添
加量は、使用する目的によるが一般的には、ハロゲン化
銀1モルあたり10-9〜10-3モル程度である。また含
有させる時には、粒子に均一に入れてもよいし、また粒
子の内部や表面に局在させてもよい。具体的には、特開
平2−236,542号、同1−116,637号、特
願平4−126,629号等に記載の乳剤が好ましく用
いられる。
は、種々の目的でイリジウム、ロジウム、白金、カドミ
ウム、亜鉛、タリウム、鉛、鉄、オスミウムなどの重金
属を含有させても良い。これらの化合物は、単独で用い
ても良いしまた2種以上組み合わせて用いてもよい。添
加量は、使用する目的によるが一般的には、ハロゲン化
銀1モルあたり10-9〜10-3モル程度である。また含
有させる時には、粒子に均一に入れてもよいし、また粒
子の内部や表面に局在させてもよい。具体的には、特開
平2−236,542号、同1−116,637号、特
願平4−126,629号等に記載の乳剤が好ましく用
いられる。
【0020】本発明で用いるイリジウムの好ましい添加
量は、ハロゲン化銀1モルあたり10-9〜10-4モルで
あり、より好ましくは10-8〜10-6モルである。コア
シェル乳剤の場合は、コアおよび/またはシェルにイリ
ジウムを添加してもよい。化合物としては、K2 IrC
l6 やK3 IrCl6 が好ましく用いられる。
量は、ハロゲン化銀1モルあたり10-9〜10-4モルで
あり、より好ましくは10-8〜10-6モルである。コア
シェル乳剤の場合は、コアおよび/またはシェルにイリ
ジウムを添加してもよい。化合物としては、K2 IrC
l6 やK3 IrCl6 が好ましく用いられる。
【0021】また、本発明で用いるロジウムの好ましい
添加量は、ハロゲン化銀1モルあたり10-9〜10-6モ
ルである。
添加量は、ハロゲン化銀1モルあたり10-9〜10-6モ
ルである。
【0022】また、本発明で用いる鉄の好ましい添加量
は、ハロゲン化銀1モルあたり10 -7〜10-3モルであ
り、より好ましくは10-6〜10-3モルである。
は、ハロゲン化銀1モルあたり10 -7〜10-3モルであ
り、より好ましくは10-6〜10-3モルである。
【0023】これらの重金属の一部、または全部を塩化
銀、塩臭化銀、臭化銀、沃臭化銀等の微粒子乳剤にあら
かじめドープさせてからこの微粒子乳剤を添加すること
により、ハロゲン化銀乳剤表面に局所的にドープさせる
方法も好ましく用いられる。
銀、塩臭化銀、臭化銀、沃臭化銀等の微粒子乳剤にあら
かじめドープさせてからこの微粒子乳剤を添加すること
により、ハロゲン化銀乳剤表面に局所的にドープさせる
方法も好ましく用いられる。
【0024】本発明の感光性ハロゲン化銀乳剤の粒子形
成段階において、ハロゲン化銀溶剤としてロダン塩、ア
ンモニア、4置換チオエーテル化合物や特公昭47−1
1,386号記載の有機チオエーテル誘導体または特開
昭53−144,319号に記載されている含硫黄化合
物等を用いることができる。
成段階において、ハロゲン化銀溶剤としてロダン塩、ア
ンモニア、4置換チオエーテル化合物や特公昭47−1
1,386号記載の有機チオエーテル誘導体または特開
昭53−144,319号に記載されている含硫黄化合
物等を用いることができる。
【0025】その他の条件については、前記のグラフキ
デ著「写真の物理と化学」、ポールモンテ社刊(P.Glaf
kides, Chemie et Phisique Photographique, Paul Mon
tel,1697)、ダフィン著「写真乳剤化学」、フォー
カルプレス社刊(G.F.Duffin,Photographic Emulsion C
hemistry,Focal Press,1966)、ゼリクマンら著
「写真乳剤の製造と塗布」、フォーカルプレス社刊(V.
L.Zelikman et al.,Making and Coating Photographic
Emulsion,Focal Press,1964)等の記載を参照すれ
ば良い。すなわち酸性法、中性法、アンモニア法のいず
れでもよく、また可溶性銀塩と可溶性ハロゲン塩を反応
させる形式としては片側混合法、同時混合法、それらの
組み合わせのいずれを用いてもよい。単分散乳剤を得る
ためには、同時混合法が好ましく用いられる。粒子を銀
イオン過剰の下において形成させる逆混合法も用いるこ
ともできる。同時混合法の一つの形式としてハロゲン化
銀の生成される液相中のpAgを一定に保つ、いわゆる
コントロールドダブルジェット法も用いることもでき
る。
デ著「写真の物理と化学」、ポールモンテ社刊(P.Glaf
kides, Chemie et Phisique Photographique, Paul Mon
tel,1697)、ダフィン著「写真乳剤化学」、フォー
カルプレス社刊(G.F.Duffin,Photographic Emulsion C
hemistry,Focal Press,1966)、ゼリクマンら著
「写真乳剤の製造と塗布」、フォーカルプレス社刊(V.
L.Zelikman et al.,Making and Coating Photographic
Emulsion,Focal Press,1964)等の記載を参照すれ
ば良い。すなわち酸性法、中性法、アンモニア法のいず
れでもよく、また可溶性銀塩と可溶性ハロゲン塩を反応
させる形式としては片側混合法、同時混合法、それらの
組み合わせのいずれを用いてもよい。単分散乳剤を得る
ためには、同時混合法が好ましく用いられる。粒子を銀
イオン過剰の下において形成させる逆混合法も用いるこ
ともできる。同時混合法の一つの形式としてハロゲン化
銀の生成される液相中のpAgを一定に保つ、いわゆる
コントロールドダブルジェット法も用いることもでき
る。
【0026】また、粒子成長を早めるために、添加する
銀塩およびハロゲン塩の添加濃度、添加量、添加速度を
上昇させてもよい(特開昭55−142,329号、同
55−158,124号、米国特許第3650757号
等)。さらに反応液の攪拌方法は、公知のいずれの攪拌
方法でもよい。またハロゲン化銀粒子形成中の反応液の
温度、pHは、目的に応じてどのように設定してもよ
い。好ましいpH範囲は2.2〜8.5、より好ましく
は2.5〜7.5である。
銀塩およびハロゲン塩の添加濃度、添加量、添加速度を
上昇させてもよい(特開昭55−142,329号、同
55−158,124号、米国特許第3650757号
等)。さらに反応液の攪拌方法は、公知のいずれの攪拌
方法でもよい。またハロゲン化銀粒子形成中の反応液の
温度、pHは、目的に応じてどのように設定してもよ
い。好ましいpH範囲は2.2〜8.5、より好ましく
は2.5〜7.5である。
【0027】本発明において使用される感光性ハロゲン
化銀乳剤の塗設量は、銀換算1mgないし10g/m2の範
囲である。
化銀乳剤の塗設量は、銀換算1mgないし10g/m2の範
囲である。
【0028】本発明に用いられる感光性ハロゲン化銀に
青感性、緑感性、赤感性の感色性を持たせるためには、
感光性ハロゲン化銀乳剤をメチン色素類その他によって
分光増感する。また、必要に応じて赤外感性に分光増感
を施してもよい。用いられる色素には、シアニン色素、
メロシアニン色素、複合シアニン色素、複合メロシアニ
ン色素、ホロポーラーシアニン色素、ヘミシアニン色
素、スチリル色素およびヘミオキソノール色素が包含さ
れる。具体的には、米国特許第4,617,257号、
特開昭59−180,550号、同64−13,546
号、特開平5−45,828号、同5−45,834号
などに記載の増感色素が挙げられる。これらの増感色素
は単独に用いてもよいが、それらの組合わせを用いても
よく、増感色素の組合わせは特に、強色増感や分光増感
の波長調節の目的でしばしば用いられる。増感色素とと
もに、それ自身分光増感作用を持たない色素あるいは可
視光を実質的に吸収しない化合物であって、強色増感を
示す化合物を乳剤中に含んでもよい(例えば米国特許第
3,615,641号、特開昭63−23,145号等
に記載のもの)。これらの増感色素を乳剤中に添加する
時期は化学熟成時もしくはその前後でもよいし、米国特
許第4,183,756号、同4,225,666号に
従ってハロゲン化銀粒子の核形成前後でもよい。またこ
れらの増感色素や強色増感剤は、メタノールなどの有機
溶剤の溶液、ゼラチンなどの分散物あるいは界面活性剤
の溶液で添加すればよい。添加量は一般にハロゲン化銀
1モル当り10-8ないし10-2モル程度である。
青感性、緑感性、赤感性の感色性を持たせるためには、
感光性ハロゲン化銀乳剤をメチン色素類その他によって
分光増感する。また、必要に応じて赤外感性に分光増感
を施してもよい。用いられる色素には、シアニン色素、
メロシアニン色素、複合シアニン色素、複合メロシアニ
ン色素、ホロポーラーシアニン色素、ヘミシアニン色
素、スチリル色素およびヘミオキソノール色素が包含さ
れる。具体的には、米国特許第4,617,257号、
特開昭59−180,550号、同64−13,546
号、特開平5−45,828号、同5−45,834号
などに記載の増感色素が挙げられる。これらの増感色素
は単独に用いてもよいが、それらの組合わせを用いても
よく、増感色素の組合わせは特に、強色増感や分光増感
の波長調節の目的でしばしば用いられる。増感色素とと
もに、それ自身分光増感作用を持たない色素あるいは可
視光を実質的に吸収しない化合物であって、強色増感を
示す化合物を乳剤中に含んでもよい(例えば米国特許第
3,615,641号、特開昭63−23,145号等
に記載のもの)。これらの増感色素を乳剤中に添加する
時期は化学熟成時もしくはその前後でもよいし、米国特
許第4,183,756号、同4,225,666号に
従ってハロゲン化銀粒子の核形成前後でもよい。またこ
れらの増感色素や強色増感剤は、メタノールなどの有機
溶剤の溶液、ゼラチンなどの分散物あるいは界面活性剤
の溶液で添加すればよい。添加量は一般にハロゲン化銀
1モル当り10-8ないし10-2モル程度である。
【0029】このような工程で使用される添加剤および
本発明の熱現像感光材料や色素固定材料に使用できる公
知の写真用添加剤は、前記のRDNo. 17,643、同
No.18,716および同No. 307,105に記載さ
れており、その該当箇所を下記の表にまとめる。 添加剤の種類 RD17643 RD18716 RD307105 1. 化学増感剤 23頁 648頁右欄 866頁 2. 感度上昇剤 648頁右欄 3. 分光増感剤、 23〜24頁 648頁右欄 866 〜 868頁 強色増感剤 〜 649頁右欄 4. 蛍光増白剤 24頁 648頁右欄 868頁 5. かぶり防止 24 〜25頁 649頁右欄 868 〜 870頁 剤、安定剤 6. 光吸収剤、 25 〜26頁 649頁右欄 873頁 フィルター 〜 650頁左欄 染料、紫外 線吸収剤 7. 色素画像 25頁 650頁左欄 872頁 安定剤 8. 硬 膜 剤 26頁 651頁左欄 874〜 875頁 9. バインダー 26頁 651頁左欄 873〜 874頁 10. 可塑剤、 27頁 650頁右欄 876頁 潤滑剤 11. 塗布助剤、 26 〜27頁 650頁右欄 875〜 876頁 表面活性剤 12. スタチック 27頁 650頁右欄 876〜 877頁 防止剤 13. マット剤 878〜 879頁
本発明の熱現像感光材料や色素固定材料に使用できる公
知の写真用添加剤は、前記のRDNo. 17,643、同
No.18,716および同No. 307,105に記載さ
れており、その該当箇所を下記の表にまとめる。 添加剤の種類 RD17643 RD18716 RD307105 1. 化学増感剤 23頁 648頁右欄 866頁 2. 感度上昇剤 648頁右欄 3. 分光増感剤、 23〜24頁 648頁右欄 866 〜 868頁 強色増感剤 〜 649頁右欄 4. 蛍光増白剤 24頁 648頁右欄 868頁 5. かぶり防止 24 〜25頁 649頁右欄 868 〜 870頁 剤、安定剤 6. 光吸収剤、 25 〜26頁 649頁右欄 873頁 フィルター 〜 650頁左欄 染料、紫外 線吸収剤 7. 色素画像 25頁 650頁左欄 872頁 安定剤 8. 硬 膜 剤 26頁 651頁左欄 874〜 875頁 9. バインダー 26頁 651頁左欄 873〜 874頁 10. 可塑剤、 27頁 650頁右欄 876頁 潤滑剤 11. 塗布助剤、 26 〜27頁 650頁右欄 875〜 876頁 表面活性剤 12. スタチック 27頁 650頁右欄 876〜 877頁 防止剤 13. マット剤 878〜 879頁
【0030】熱現像感光材料や色素固定材料の構成層の
バインダーには親水性のものが好ましく用いられる。そ
の例としては前記のリサーチ・ディスクロージャーおよ
び特開昭64−13,546号の(71)頁〜(75)
頁に記載されたものが挙げられる。具体的には、透明か
半透明の親水性バインダーが好ましく、例えばゼラチ
ン、ゼラチン誘導体等の蛋白質またはセルロース誘導
体、澱粉、アラビアゴム、デキストラン、プルラン等の
多糖類のような天然化合物と、ポリビニルアルコール、
ポリビニルピロリドン、アクリルアミド重合体等の合成
高分子化合物が挙げられる。また、米国特許第4,96
0,681号、特開昭62−245,260号等に記載
の高吸水性ポリマー、すなわち−COOMまたは−SO
3 M(Mは水素原子またはアルカリ金属)を有するビニ
ルモノマーの単独重合体またはこのビニルモノマーどう
し、もしくは他のビニルモノマーとの共重合体(例えば
メタクリル酸ナトリウム、メタクリル酸アンモニウム、
住友化学(株)製のスミカゲルL−5H)も使用され
る。これらのバインダーは2種以上組み合わせて用いる
こともできる。特にゼラチンと上記バインダーの組み合
わせが好ましい。またゼラチンは、種々の目的に応じて
石灰処理ゼラチン、酸処理ゼラチン、カルシウムなどの
含有量を減らしたいわゆる脱灰ゼラチンから選択すれば
良く、組み合わせて用いることも好ましい。
バインダーには親水性のものが好ましく用いられる。そ
の例としては前記のリサーチ・ディスクロージャーおよ
び特開昭64−13,546号の(71)頁〜(75)
頁に記載されたものが挙げられる。具体的には、透明か
半透明の親水性バインダーが好ましく、例えばゼラチ
ン、ゼラチン誘導体等の蛋白質またはセルロース誘導
体、澱粉、アラビアゴム、デキストラン、プルラン等の
多糖類のような天然化合物と、ポリビニルアルコール、
ポリビニルピロリドン、アクリルアミド重合体等の合成
高分子化合物が挙げられる。また、米国特許第4,96
0,681号、特開昭62−245,260号等に記載
の高吸水性ポリマー、すなわち−COOMまたは−SO
3 M(Mは水素原子またはアルカリ金属)を有するビニ
ルモノマーの単独重合体またはこのビニルモノマーどう
し、もしくは他のビニルモノマーとの共重合体(例えば
メタクリル酸ナトリウム、メタクリル酸アンモニウム、
住友化学(株)製のスミカゲルL−5H)も使用され
る。これらのバインダーは2種以上組み合わせて用いる
こともできる。特にゼラチンと上記バインダーの組み合
わせが好ましい。またゼラチンは、種々の目的に応じて
石灰処理ゼラチン、酸処理ゼラチン、カルシウムなどの
含有量を減らしたいわゆる脱灰ゼラチンから選択すれば
良く、組み合わせて用いることも好ましい。
【0031】微量の水を供給して熱現像を行うシステム
を採用する場合、上記の高吸水性ポリマーを用いること
により、水の吸収を迅速に行うことが可能となる。また
高吸水性ポリマーを色素固定層やその保護層に使用する
と、転写後に色素が色素固定要素から他のものに再転写
するのを防止することができる。本発明において、バイ
ンダーの塗布量は1m2当たり20g以下が好ましく、特
に10g以下、更には7g〜0.5gにするのが適当で
ある。
を採用する場合、上記の高吸水性ポリマーを用いること
により、水の吸収を迅速に行うことが可能となる。また
高吸水性ポリマーを色素固定層やその保護層に使用する
と、転写後に色素が色素固定要素から他のものに再転写
するのを防止することができる。本発明において、バイ
ンダーの塗布量は1m2当たり20g以下が好ましく、特
に10g以下、更には7g〜0.5gにするのが適当で
ある。
【0032】本発明においては、感光性ハロゲン化銀乳
剤と共に、有機金属塩を酸化剤として併用することもで
きる。このような有機金属塩の中で、有機銀塩は、特に
好ましく用いられる。上記の有機銀塩酸化剤を形成する
のに使用し得る有機化合物としては、米国特許第4,5
00,626号第52〜53欄等に記載のベンゾトリア
ゾール類、脂肪酸その他の化合物がある。また米国特許
第4,775,613号記載のアセチレン銀も有用であ
る。有機銀塩は、2種以上を併用してもよい。以上の有
機銀塩は、感光性ハロゲン化銀1モルあたり、0.01
〜10モル、好ましくは0.01〜1モルを併用するこ
とができる。感光性ハロゲン化銀乳剤と有機銀塩の塗布
量合計は銀換算で0.05〜10g/m2、好ましくは
0.1〜4g/m2が適当である。
剤と共に、有機金属塩を酸化剤として併用することもで
きる。このような有機金属塩の中で、有機銀塩は、特に
好ましく用いられる。上記の有機銀塩酸化剤を形成する
のに使用し得る有機化合物としては、米国特許第4,5
00,626号第52〜53欄等に記載のベンゾトリア
ゾール類、脂肪酸その他の化合物がある。また米国特許
第4,775,613号記載のアセチレン銀も有用であ
る。有機銀塩は、2種以上を併用してもよい。以上の有
機銀塩は、感光性ハロゲン化銀1モルあたり、0.01
〜10モル、好ましくは0.01〜1モルを併用するこ
とができる。感光性ハロゲン化銀乳剤と有機銀塩の塗布
量合計は銀換算で0.05〜10g/m2、好ましくは
0.1〜4g/m2が適当である。
【0033】本発明に用いる還元剤としては、熱現像感
光材料の分野で知られているものを用いることができ
る。また、後述する還元性を有する色素供与性化合物も
含まれる(この場合、その他の還元剤を併用することも
できる)。また、それ自身は還元性を持たないが現像過
程で求核試薬や熱の作用により還元性を発現する還元剤
プレカーサーも用いることができる。本発明に用いられ
る還元剤の例としては、米国特許第4,500,626
号の第49〜50欄、同4,839,272号、同4,
330,617号、同4,590,152号、同5,0
17,454号、同5,139,919号、特開昭60
−140,335号の第(17)〜(18)頁、同57
−40,245号、同56−138,736号、同59
−178,458号、同59−53,831号、同59
−182,449号、同59−182,450号、同6
0−119,555号、同60−128,436号、同
60−128,439号、同60−198,540号、
同60−181,742号、同61−259,253
号、同62−201,434号、同62−244,04
4号、同62−131,253号、同62−131,2
56号、同63−10,151号、同64−13,54
6号の第(40)〜(57)頁、特開平1−120,5
53号、同2−32,338号、同2−35,451
号、同2−234,158号、同3−160,443
号、欧州特許第220,746号の第78〜96頁等に
記載の還元剤や還元剤プレカーサーがある。米国特許第
3,039,869号に開示されているもののような種
々の還元剤の組合せも用いることができる。
光材料の分野で知られているものを用いることができ
る。また、後述する還元性を有する色素供与性化合物も
含まれる(この場合、その他の還元剤を併用することも
できる)。また、それ自身は還元性を持たないが現像過
程で求核試薬や熱の作用により還元性を発現する還元剤
プレカーサーも用いることができる。本発明に用いられ
る還元剤の例としては、米国特許第4,500,626
号の第49〜50欄、同4,839,272号、同4,
330,617号、同4,590,152号、同5,0
17,454号、同5,139,919号、特開昭60
−140,335号の第(17)〜(18)頁、同57
−40,245号、同56−138,736号、同59
−178,458号、同59−53,831号、同59
−182,449号、同59−182,450号、同6
0−119,555号、同60−128,436号、同
60−128,439号、同60−198,540号、
同60−181,742号、同61−259,253
号、同62−201,434号、同62−244,04
4号、同62−131,253号、同62−131,2
56号、同63−10,151号、同64−13,54
6号の第(40)〜(57)頁、特開平1−120,5
53号、同2−32,338号、同2−35,451
号、同2−234,158号、同3−160,443
号、欧州特許第220,746号の第78〜96頁等に
記載の還元剤や還元剤プレカーサーがある。米国特許第
3,039,869号に開示されているもののような種
々の還元剤の組合せも用いることができる。
【0034】耐拡散性の還元剤を使用する場合には、耐
拡散性還元剤と現像可能なハロゲン化銀との間の電子移
動を促進するために、必要に応じて電子伝達剤および/
または電子伝達剤プレカーサーを組合せて用いることが
できる。特に好ましくは、前記米国特許第5,139,
919号、欧州特許公開第418,743号、特開平1
−138,556号、同3−102,345号記載のも
のが用いられる。また特開平2−230,143号、同
2−235,044号記載のように安定に層中に導入す
る方法が好ましく用いられる。電子伝達剤またはそのプ
レカーサーは、前記した還元剤またはそのプレカーサー
の中から選ぶことができる。電子伝達剤またはそのプレ
カーサーはその移動性が耐拡散性の還元剤(電子供与
体)より大きいことが望ましい。特に有用な電子伝達剤
は1−フェニル−3−ピラゾリドン類又はアミノフェノ
ール類である。電子伝達剤と組合せて用いる耐拡散性の
還元剤(電子供与体)としては、前記した還元剤の中で
感光材料の層中で実質的に移動しないものであればよ
く、好ましくはハイドロキノン類、スルホンアミドフェ
ノール類、スルホンアミドナフトール類、特開昭53−
110827号、米国特許第5,032,487号、同
5,026,634号、同4,839,272号に電子
供与体として記載されている化合物および後述する耐拡
散性で還元性を有する色素供与性化合物等が挙げられ
る。また特開平3−160,443号記載のような電子
供与体プレカーサーも好ましく用いられる。さらに中間
層や保護層に混色防止、色再現改善、白地改善、色素固
定材料への銀移り防止など種々の目的で上記還元剤を用
いることができる。具体的には、欧州特許公開第52
4,649号、同357,040号、特開平4−24
9,245号、同2−64,633号、同2−46,4
50号、特開昭63−186,240号記載の還元剤が
好ましく用いられる。また特公平3−63,733号、
特開平1−150,135号、同2−110,557
号、同2−64,634号、同3−43,735号、欧
州特許公開第451,833号記載のような現像抑制剤
放出還元性化合物も用いられる。
拡散性還元剤と現像可能なハロゲン化銀との間の電子移
動を促進するために、必要に応じて電子伝達剤および/
または電子伝達剤プレカーサーを組合せて用いることが
できる。特に好ましくは、前記米国特許第5,139,
919号、欧州特許公開第418,743号、特開平1
−138,556号、同3−102,345号記載のも
のが用いられる。また特開平2−230,143号、同
2−235,044号記載のように安定に層中に導入す
る方法が好ましく用いられる。電子伝達剤またはそのプ
レカーサーは、前記した還元剤またはそのプレカーサー
の中から選ぶことができる。電子伝達剤またはそのプレ
カーサーはその移動性が耐拡散性の還元剤(電子供与
体)より大きいことが望ましい。特に有用な電子伝達剤
は1−フェニル−3−ピラゾリドン類又はアミノフェノ
ール類である。電子伝達剤と組合せて用いる耐拡散性の
還元剤(電子供与体)としては、前記した還元剤の中で
感光材料の層中で実質的に移動しないものであればよ
く、好ましくはハイドロキノン類、スルホンアミドフェ
ノール類、スルホンアミドナフトール類、特開昭53−
110827号、米国特許第5,032,487号、同
5,026,634号、同4,839,272号に電子
供与体として記載されている化合物および後述する耐拡
散性で還元性を有する色素供与性化合物等が挙げられ
る。また特開平3−160,443号記載のような電子
供与体プレカーサーも好ましく用いられる。さらに中間
層や保護層に混色防止、色再現改善、白地改善、色素固
定材料への銀移り防止など種々の目的で上記還元剤を用
いることができる。具体的には、欧州特許公開第52
4,649号、同357,040号、特開平4−24
9,245号、同2−64,633号、同2−46,4
50号、特開昭63−186,240号記載の還元剤が
好ましく用いられる。また特公平3−63,733号、
特開平1−150,135号、同2−110,557
号、同2−64,634号、同3−43,735号、欧
州特許公開第451,833号記載のような現像抑制剤
放出還元性化合物も用いられる。
【0035】本発明に於いては還元剤の添加量は銀1モ
ルに対して0.001〜20モル、特に好ましくは0.
01〜10モルである。
ルに対して0.001〜20モル、特に好ましくは0.
01〜10モルである。
【0036】本発明においては、高温状態下で銀イオン
が銀に還元される際、この反応に対応して、あるいは逆
対応して可動性色素を生成するか、あるいは放出する化
合物、すなわち色素供与性化合物を含有することもでき
る。
が銀に還元される際、この反応に対応して、あるいは逆
対応して可動性色素を生成するか、あるいは放出する化
合物、すなわち色素供与性化合物を含有することもでき
る。
【0037】本発明で使用しうる色素供与性化合物の例
としてはまず、酸化カップリング反応によって色素を形
成する化合物(カプラー)を挙げることができる。この
カプラーは4当量カプラーでも、2当量カプラーでもよ
い。また、耐拡散性基を脱離基に持ち、酸化カップリン
グ反応により拡散性色素を形成する2当量カプラーも好
ましい。この耐拡散性基はポリマー鎖をなしていてもよ
い。カラー現像薬およびカプラーの具体例は T.H.James
「The Theory of the Photographic Process」第4版2
91〜334頁、および354〜361頁、特開昭58
−123533号、同58−149046号、同58−
149047号、同59−111148号、同59−1
24399号、同59−174835号、同59−23
1539号、同59−231540号、同60−295
0号、同60−2951号、同60−14242号、同
60−23474号、同60−66249号等に詳しく
記載されている。
としてはまず、酸化カップリング反応によって色素を形
成する化合物(カプラー)を挙げることができる。この
カプラーは4当量カプラーでも、2当量カプラーでもよ
い。また、耐拡散性基を脱離基に持ち、酸化カップリン
グ反応により拡散性色素を形成する2当量カプラーも好
ましい。この耐拡散性基はポリマー鎖をなしていてもよ
い。カラー現像薬およびカプラーの具体例は T.H.James
「The Theory of the Photographic Process」第4版2
91〜334頁、および354〜361頁、特開昭58
−123533号、同58−149046号、同58−
149047号、同59−111148号、同59−1
24399号、同59−174835号、同59−23
1539号、同59−231540号、同60−295
0号、同60−2951号、同60−14242号、同
60−23474号、同60−66249号等に詳しく
記載されている。
【0038】また、以下のようなカプラーを用いること
が好ましい。 イエローカプラー:EP502,424A号の式
(I)、(II) で表わされるカプラー:EP513,4
96A号の式(1) 、(2) で表わされるカプラー、特願平
4−134523号の請求項1の一般式(I)で表わさ
れるカプラー:US5,066,576号のカラム1の
45、55行の一般式Dで表わされるカプラー、特開平
4−274425号の段落0008の一般式Dで表わさ
れるカプラー:EP498,38A1号の40頁のクレ
ーム1に記載のカプラー、EP447,969A1号の
4頁の式(Y)で表わされるカプラー、US4,47
6,219のカラム7の36、58行の式(I)〜(I
V) で表わされるカプラー。 マゼンタカプラー;特開平3−39737号、同6−4
3611号、同5−204106号、特開平4−362
6号に記載のカプラー。 シアンカプラー;特開平4−204843号、特開平4
−43345号、特願平4−23633号。 ポリマーカプラー:特開平2−44345号。
が好ましい。 イエローカプラー:EP502,424A号の式
(I)、(II) で表わされるカプラー:EP513,4
96A号の式(1) 、(2) で表わされるカプラー、特願平
4−134523号の請求項1の一般式(I)で表わさ
れるカプラー:US5,066,576号のカラム1の
45、55行の一般式Dで表わされるカプラー、特開平
4−274425号の段落0008の一般式Dで表わさ
れるカプラー:EP498,38A1号の40頁のクレ
ーム1に記載のカプラー、EP447,969A1号の
4頁の式(Y)で表わされるカプラー、US4,47
6,219のカラム7の36、58行の式(I)〜(I
V) で表わされるカプラー。 マゼンタカプラー;特開平3−39737号、同6−4
3611号、同5−204106号、特開平4−362
6号に記載のカプラー。 シアンカプラー;特開平4−204843号、特開平4
−43345号、特願平4−23633号。 ポリマーカプラー:特開平2−44345号。
【0039】発色色素が適度な拡散性を有するカプラー
としては、US4,366,237号、GB2,12
5,570号、EP96,570号、DE3,234,
533号に記載のものが好ましい。
としては、US4,366,237号、GB2,12
5,570号、EP96,570号、DE3,234,
533号に記載のものが好ましい。
【0040】また、本発明の感光材料には、以下のよう
な機能性カプラーを含有しても良い。発色色素の不要な
吸収を補正するためのカプラーは、EP456,257
A1号に記載のイエローカラードシアンカプラー、該E
Pに記載のイエローカラードマゼンタカプラー、US
4,833,069号に記載のマゼンタカラードシアン
カプラー、US4,837,136号の(2) 、WO92
/11575のクレーム1の式(A)で表わされる無色
のマスキングカプラー(特に36−45頁の例示化合
物)。本発明には現像主薬の酸化体との反応により、写
真的に有用な化合物を放出するカプラーあるいは他の化
合物を用いるのが好ましい。現像主薬酸化体と反応して
写真的に有用な化合物残査を放出する化合物(カプラー
を含む)としては、以下のものが挙げられる。現像抑制
剤放出化合物:EP378,236A1号の11頁に記
載の式(I)〜(IV) で表わされる化合物、EP43
6,938A2号の7頁に記載の式(I)で表わされる
化合物、特開平5−307248号の式(1) で表わされ
る化合物、EP440,195A2の5、6頁に記載の
式(I)、(II) 、(III) で表わされる化合物、特開平
6−59411号の請求項1の式(I)で表わされる化
合物−リガンド放出化合物、US4,555,478号
のクレーム1に記載のLIG−Xで表わされる化合物。
な機能性カプラーを含有しても良い。発色色素の不要な
吸収を補正するためのカプラーは、EP456,257
A1号に記載のイエローカラードシアンカプラー、該E
Pに記載のイエローカラードマゼンタカプラー、US
4,833,069号に記載のマゼンタカラードシアン
カプラー、US4,837,136号の(2) 、WO92
/11575のクレーム1の式(A)で表わされる無色
のマスキングカプラー(特に36−45頁の例示化合
物)。本発明には現像主薬の酸化体との反応により、写
真的に有用な化合物を放出するカプラーあるいは他の化
合物を用いるのが好ましい。現像主薬酸化体と反応して
写真的に有用な化合物残査を放出する化合物(カプラー
を含む)としては、以下のものが挙げられる。現像抑制
剤放出化合物:EP378,236A1号の11頁に記
載の式(I)〜(IV) で表わされる化合物、EP43
6,938A2号の7頁に記載の式(I)で表わされる
化合物、特開平5−307248号の式(1) で表わされ
る化合物、EP440,195A2の5、6頁に記載の
式(I)、(II) 、(III) で表わされる化合物、特開平
6−59411号の請求項1の式(I)で表わされる化
合物−リガンド放出化合物、US4,555,478号
のクレーム1に記載のLIG−Xで表わされる化合物。
【0041】本発明の感光材料では、銀現像によって生
成した酸化体が前述のカプラーとカップリングして色素
を生成する事の出来る発色現像主薬を内蔵することもで
きる。この場合、米国特許第3,531,256号の、
p−フェニレンジアミン類現像主薬とフェノールまたは
活性メチレンカプラー、同第3,761,270号の、
p−アミノフェノール系現像主薬と活性メチレンカプラ
ーの組合せを使用することが出来る。米国特許第4,0
21,240号、特開昭60−128438号等に記載
されているようなスルホンアミドフェノールと4当量カ
プラーの組合せは、感光材料に内蔵する場合、生保存に
優れており、好ましい組合せである。発色現像主薬を内
蔵する場合は、発色現像主薬のプレカーサーを用いても
良い。例えば、US3,342,597号記載のインド
アニリン系化合物、US3,342,599号、リサー
チ・ディスクロージャーNo. 14,850及び同No.1
5,159に記載のシッフ塩基型化合物、同13,92
4記載のアルドール化合物、US3,719,492号
記載の金属塩錯体、特開昭53−135628号記載の
ウレタン系化合物を挙げることができる。
成した酸化体が前述のカプラーとカップリングして色素
を生成する事の出来る発色現像主薬を内蔵することもで
きる。この場合、米国特許第3,531,256号の、
p−フェニレンジアミン類現像主薬とフェノールまたは
活性メチレンカプラー、同第3,761,270号の、
p−アミノフェノール系現像主薬と活性メチレンカプラ
ーの組合せを使用することが出来る。米国特許第4,0
21,240号、特開昭60−128438号等に記載
されているようなスルホンアミドフェノールと4当量カ
プラーの組合せは、感光材料に内蔵する場合、生保存に
優れており、好ましい組合せである。発色現像主薬を内
蔵する場合は、発色現像主薬のプレカーサーを用いても
良い。例えば、US3,342,597号記載のインド
アニリン系化合物、US3,342,599号、リサー
チ・ディスクロージャーNo. 14,850及び同No.1
5,159に記載のシッフ塩基型化合物、同13,92
4記載のアルドール化合物、US3,719,492号
記載の金属塩錯体、特開昭53−135628号記載の
ウレタン系化合物を挙げることができる。
【0042】また、特願平7−180,568号に記載
のスルホンアミドフェノール系主薬、特願平7−492
87号、同7−63572号に記載のヒドラジン系主薬
とカプラーの組合せも、本発明の感光材料に使用するの
に好ましい。
のスルホンアミドフェノール系主薬、特願平7−492
87号、同7−63572号に記載のヒドラジン系主薬
とカプラーの組合せも、本発明の感光材料に使用するの
に好ましい。
【0043】本発明においては、現像主薬として特願平
8−46822号に記載の化合物を用いることが好まし
い。これらの中でも特に一般式IあるいはIIの化合物が
好ましく用いられる。
8−46822号に記載の化合物を用いることが好まし
い。これらの中でも特に一般式IあるいはIIの化合物が
好ましく用いられる。
【0044】耐拡散性の現像主薬を使用する場合には、
耐拡散性現像主薬と現像可能なハロゲン化銀との間の電
子移動を促進するために、必要に応じて電子伝達剤およ
び/または電子伝達剤プレカーサーを組合せて用いるこ
とができる。特に好ましくは、前記米国特許第5,13
9,919号、欧州特許公開第418,743号記載の
ものが用いられる。また特開平2−230,143号、
同2−235,044号記載のように安定に層中に導入
する方法が好ましく用いられる。電子伝達剤またはその
プレカーサーは、前記した現像主薬またはそのプレカー
サーの中から選ぶことができる。電子伝達剤またはその
プレカーサーはその移動性が耐拡散性の現像主薬(電子
供与体)より大きいことが望ましい。特に有用な電子伝
達剤は1−フェニル−3−ピラゾリドン類又はアミノフ
ェノール類である。また特開平3−160,443号記
載のような電子供与体プレカーサーも好ましく用いられ
る。さらに中間層や保護層に混色防止、色再現改善など
種々の目的で種々の還元剤を用いることができる。具体
的には、欧州特許公開第524,649号、同357,
040号、特開平4−249,245号、同2−46,
450号、特開昭63−186,240号記載の還元剤
が好ましく用いられる。また特公平3−63,733
号、特開平1−150,135号、同2−46,450
号、同2−64,634号、同3−43,735号、欧
州特許公開第451,833号記載のような現像抑制剤
放出還元剤化合物も用いられる。
耐拡散性現像主薬と現像可能なハロゲン化銀との間の電
子移動を促進するために、必要に応じて電子伝達剤およ
び/または電子伝達剤プレカーサーを組合せて用いるこ
とができる。特に好ましくは、前記米国特許第5,13
9,919号、欧州特許公開第418,743号記載の
ものが用いられる。また特開平2−230,143号、
同2−235,044号記載のように安定に層中に導入
する方法が好ましく用いられる。電子伝達剤またはその
プレカーサーは、前記した現像主薬またはそのプレカー
サーの中から選ぶことができる。電子伝達剤またはその
プレカーサーはその移動性が耐拡散性の現像主薬(電子
供与体)より大きいことが望ましい。特に有用な電子伝
達剤は1−フェニル−3−ピラゾリドン類又はアミノフ
ェノール類である。また特開平3−160,443号記
載のような電子供与体プレカーサーも好ましく用いられ
る。さらに中間層や保護層に混色防止、色再現改善など
種々の目的で種々の還元剤を用いることができる。具体
的には、欧州特許公開第524,649号、同357,
040号、特開平4−249,245号、同2−46,
450号、特開昭63−186,240号記載の還元剤
が好ましく用いられる。また特公平3−63,733
号、特開平1−150,135号、同2−46,450
号、同2−64,634号、同3−43,735号、欧
州特許公開第451,833号記載のような現像抑制剤
放出還元剤化合物も用いられる。
【0045】それ自身は還元性を持たないが現像過程で
求核試薬や熱の作用により還元性を発現する現像主薬プ
レカーサーも用いることができる。その他、下記の様な
還元剤を感材に内蔵しても良い。本発明に用いられる還
元剤の例としては、米国特許第4,500,626号の
第49〜50欄、同4,839,272号、同4,33
0,617号、同4,590,152号、同5,01
7,454号、同5,139,919号、特開昭60−
140,335号の第(17)〜(18)頁、同57−40,2
45号、同56−138,736号、同59−178,
458号、同59−53,831号、同59−182,
449号、同59−182,450号、同60−11
9,555号、同60−128,436号、同60−1
28,439号、同60−198,540号、同60−
181,742号、同61−259,253号、同62
−244,044号、同62−131,253号、同6
2−131,256号、同64−13,546号の第(4
0)〜(57)頁、特開平1−120,553号、欧州特許第
220,746A2号の第78〜96頁等に記載の還元
剤や還元剤プレカーサーがある。また、米国特許第3,
039,869号に開示されているもののような種々の
還元剤の組合せも用いることができる。現像主薬あるい
は還元剤は、後述する処理シートに内蔵しても良いが、
感光材料に内蔵しても良い。本発明に於いては現像主薬
および、還元剤の総添加量は銀1モルに対して0.01
〜20モル、特に好ましくは0.1〜10モルである。
求核試薬や熱の作用により還元性を発現する現像主薬プ
レカーサーも用いることができる。その他、下記の様な
還元剤を感材に内蔵しても良い。本発明に用いられる還
元剤の例としては、米国特許第4,500,626号の
第49〜50欄、同4,839,272号、同4,33
0,617号、同4,590,152号、同5,01
7,454号、同5,139,919号、特開昭60−
140,335号の第(17)〜(18)頁、同57−40,2
45号、同56−138,736号、同59−178,
458号、同59−53,831号、同59−182,
449号、同59−182,450号、同60−11
9,555号、同60−128,436号、同60−1
28,439号、同60−198,540号、同60−
181,742号、同61−259,253号、同62
−244,044号、同62−131,253号、同6
2−131,256号、同64−13,546号の第(4
0)〜(57)頁、特開平1−120,553号、欧州特許第
220,746A2号の第78〜96頁等に記載の還元
剤や還元剤プレカーサーがある。また、米国特許第3,
039,869号に開示されているもののような種々の
還元剤の組合せも用いることができる。現像主薬あるい
は還元剤は、後述する処理シートに内蔵しても良いが、
感光材料に内蔵しても良い。本発明に於いては現像主薬
および、還元剤の総添加量は銀1モルに対して0.01
〜20モル、特に好ましくは0.1〜10モルである。
【0046】本発明においてはカプラーとして、4当量
カプラーと2当量カプラーを主薬の種類によって使い分
けることができる。また、一般式Iの現像主薬に対して
は4当量カプラーを使用する。一般式Iの現像主薬は、
カップリング部位がスルホニル基によって置換されてお
り、カップリング時に、このスルホニル基がスルフィン
酸として離脱するため、カプラー側の離脱基はカチオン
として離脱しなければならない。このため、カップリン
グ時にプロトンを離脱基として放出可能な4当量カプラ
ーとは反応するが、離脱基がアニオンである2当量カプ
ラーとは反応しない。逆に、一般式II、III の現像主薬
に対しては2当量カプラーを使用する。一般式II、III
の現像主薬は、カップリング部位がカルバモイル基によ
って置換されており、カップリング時に窒素原子上の水
素原子がプロトンとして離脱するため、カプラー側の離
脱基はアニオンとして離脱しなければならない。このた
め、カップリング時にアニオンを離脱基として放出可能
な2当量カプラーとは反応するが、離脱基がプロトンで
ある4当量カプラーとは反応しない。この組合せを用い
ることによって、現像主薬の酸化体の層間移動に由来す
る色にごりを防止することができる。カプラーの具体例
は、4当量、2当量の両者ともセオリー・オブ・ザ・フ
ォトグラフィック・プロセス(4th Ed. T.H.James 編
集、Macmillam,1977) 291頁〜334頁、および35
4頁〜361頁、特開昭58−12353号、同58−
149046号、同58−149047号、同59−1
1114号、同59−124399号、同59−174
835号、同59−231539号、同59−2315
40号、同60−2951号、同60−14242号、
同60−23474号、同60−66249号及び前掲
した文献・特許に詳しく記載されている。
カプラーと2当量カプラーを主薬の種類によって使い分
けることができる。また、一般式Iの現像主薬に対して
は4当量カプラーを使用する。一般式Iの現像主薬は、
カップリング部位がスルホニル基によって置換されてお
り、カップリング時に、このスルホニル基がスルフィン
酸として離脱するため、カプラー側の離脱基はカチオン
として離脱しなければならない。このため、カップリン
グ時にプロトンを離脱基として放出可能な4当量カプラ
ーとは反応するが、離脱基がアニオンである2当量カプ
ラーとは反応しない。逆に、一般式II、III の現像主薬
に対しては2当量カプラーを使用する。一般式II、III
の現像主薬は、カップリング部位がカルバモイル基によ
って置換されており、カップリング時に窒素原子上の水
素原子がプロトンとして離脱するため、カプラー側の離
脱基はアニオンとして離脱しなければならない。このた
め、カップリング時にアニオンを離脱基として放出可能
な2当量カプラーとは反応するが、離脱基がプロトンで
ある4当量カプラーとは反応しない。この組合せを用い
ることによって、現像主薬の酸化体の層間移動に由来す
る色にごりを防止することができる。カプラーの具体例
は、4当量、2当量の両者ともセオリー・オブ・ザ・フ
ォトグラフィック・プロセス(4th Ed. T.H.James 編
集、Macmillam,1977) 291頁〜334頁、および35
4頁〜361頁、特開昭58−12353号、同58−
149046号、同58−149047号、同59−1
1114号、同59−124399号、同59−174
835号、同59−231539号、同59−2315
40号、同60−2951号、同60−14242号、
同60−23474号、同60−66249号及び前掲
した文献・特許に詳しく記載されている。
【0047】また、別の色素供与性化合物の例として、
画像状に拡散性色素を放出ないし拡散する機能を持つ化
合物を挙げることができる。この型の化合物は次の一般
式〔LI〕で表わすことができる。
画像状に拡散性色素を放出ないし拡散する機能を持つ化
合物を挙げることができる。この型の化合物は次の一般
式〔LI〕で表わすことができる。
【0048】 (Dye−Y)n −Z 〔LI〕
【0049】Dyeは色素基、一時的に短波化された色
素基または色素前駆体基を表わし、Yは単なる結合また
は連結基を表わし、Zは画像状に潜像を有する感光性銀
塩に対応または逆対応して(Dye−Y)n −Zで表わ
される化合物の拡散性に差を生じさせるか、または、D
yeを放出し、放出されたDyeと(Dye−Y)n−
Zとの間に拡散性において差を生じさせるような性質を
有する基を表わし、nは1または2を表わし、nが2の
時、2つのDye−Yは同一でも異なっていてもよい。
素基または色素前駆体基を表わし、Yは単なる結合また
は連結基を表わし、Zは画像状に潜像を有する感光性銀
塩に対応または逆対応して(Dye−Y)n −Zで表わ
される化合物の拡散性に差を生じさせるか、または、D
yeを放出し、放出されたDyeと(Dye−Y)n−
Zとの間に拡散性において差を生じさせるような性質を
有する基を表わし、nは1または2を表わし、nが2の
時、2つのDye−Yは同一でも異なっていてもよい。
【0050】一般式〔LI〕で表わされる色素供与性化
合物の具体例としては下記の〜の化合物を挙げるこ
とができる。なお、下記の〜はハロゲン化銀の現像
に逆対応して拡散性の色素像(ポジ色素像)を形成する
ものであり、とはハロゲン化銀の現像に対応して拡
散性の色像像(ネガ色素像)を形成するものである。
合物の具体例としては下記の〜の化合物を挙げるこ
とができる。なお、下記の〜はハロゲン化銀の現像
に逆対応して拡散性の色素像(ポジ色素像)を形成する
ものであり、とはハロゲン化銀の現像に対応して拡
散性の色像像(ネガ色素像)を形成するものである。
【0051】米国特許第3134764号、同336
2819号、同3597200号、同3544545
号、同3482972号等に記載されているハイドロキ
ノン系現像薬と色素成分を連結した色素現像薬。この色
素現像薬はアルカリ性の環境下で拡散性であるが、ハロ
ゲン化銀と反応すると非拡散性になるものである。
2819号、同3597200号、同3544545
号、同3482972号等に記載されているハイドロキ
ノン系現像薬と色素成分を連結した色素現像薬。この色
素現像薬はアルカリ性の環境下で拡散性であるが、ハロ
ゲン化銀と反応すると非拡散性になるものである。
【0052】米国特許第4503137号等に記され
ている通り、アルカリ性の環境下で拡散性色素を放出す
るが、ハロゲン化銀と反応するとその能力を失う非拡散
性の化合物も使用できる。その例としては、米国特許第
3980479号等に記載された分子内求核置換反応に
より拡散性色素を放出する化合物、米国特許第4199
354号等に記載されたイソオキサゾロン環の分子内巻
き換え反応により拡散性色素を放出する化合物が挙げら
れる。
ている通り、アルカリ性の環境下で拡散性色素を放出す
るが、ハロゲン化銀と反応するとその能力を失う非拡散
性の化合物も使用できる。その例としては、米国特許第
3980479号等に記載された分子内求核置換反応に
より拡散性色素を放出する化合物、米国特許第4199
354号等に記載されたイソオキサゾロン環の分子内巻
き換え反応により拡散性色素を放出する化合物が挙げら
れる。
【0053】米国特許第4559290号、欧州特許
第220746A2号、米国特許第4783396号、
公開技報87−6199等に記されている通り、現像に
よって酸化されずに残った還元剤と反応して拡散性色素
を放出する非拡散性の化合物も使用できる。
第220746A2号、米国特許第4783396号、
公開技報87−6199等に記されている通り、現像に
よって酸化されずに残った還元剤と反応して拡散性色素
を放出する非拡散性の化合物も使用できる。
【0054】その例としては、米国特許第413938
9号、同4139379号、特開昭59−185333
号、同57−84453号等に記載されている還元され
た後に分子内の求核置換反応により拡散性の色素を放出
する化合物、米国特許第4232107号、特開昭59
−101649号、同61−88257号、RD240
25(1984年)等に記載された還元された後に分子
内の電子移動反応により拡散性の色素を放出する化合
物、西独特許第3008588A号、特開昭56−14
2530号、米国特許第4343893号、同4619
884号等に記載されている還元後に一重結合が開裂し
て拡散性の色素を放出する化合物、米国特許第4450
223号等に記載されている電子受容後に拡散性色素を
放出するニトロ化合物、米国特許第4609610号等
に記載されている電子受容後に拡散性色素を放出する化
合物などが挙げられる。
9号、同4139379号、特開昭59−185333
号、同57−84453号等に記載されている還元され
た後に分子内の求核置換反応により拡散性の色素を放出
する化合物、米国特許第4232107号、特開昭59
−101649号、同61−88257号、RD240
25(1984年)等に記載された還元された後に分子
内の電子移動反応により拡散性の色素を放出する化合
物、西独特許第3008588A号、特開昭56−14
2530号、米国特許第4343893号、同4619
884号等に記載されている還元後に一重結合が開裂し
て拡散性の色素を放出する化合物、米国特許第4450
223号等に記載されている電子受容後に拡散性色素を
放出するニトロ化合物、米国特許第4609610号等
に記載されている電子受容後に拡散性色素を放出する化
合物などが挙げられる。
【0055】また、より好ましいものとして、欧州特許
第220746A2号、公開技報87−6199号、米
国特許第4783396号、特開昭63−201653
号、同63−201654号等に記された一分子内にN
−X結合(Xは酸素、硫黄または窒素原子を表す)と電
子吸引性基を有する化合物、特開平1−26842号に
記された一分子内にSO2 −X(Xは上記と同義)と電
子吸引性基を有する化合物、特開昭63−271344
号に記載された一分子内にPO−X結合(Xは上記と同
義)と電子吸引性基を有する化合物、特開昭63−27
1341号に記された一分子内にC−X′分結合(X′
はXと同義かまたは−SO2 −を表す)と電子吸引性基
を有する化合物が挙げられる。
第220746A2号、公開技報87−6199号、米
国特許第4783396号、特開昭63−201653
号、同63−201654号等に記された一分子内にN
−X結合(Xは酸素、硫黄または窒素原子を表す)と電
子吸引性基を有する化合物、特開平1−26842号に
記された一分子内にSO2 −X(Xは上記と同義)と電
子吸引性基を有する化合物、特開昭63−271344
号に記載された一分子内にPO−X結合(Xは上記と同
義)と電子吸引性基を有する化合物、特開昭63−27
1341号に記された一分子内にC−X′分結合(X′
はXと同義かまたは−SO2 −を表す)と電子吸引性基
を有する化合物が挙げられる。
【0056】この中でも特に一分子内にN−X結合と電
子吸引性基を有する化合物も好ましい。その具体例は欧
州特許第220746A2号に記載された化合物(1) 〜
(3)、(7) 〜(10)、(12)、(13)、(15)、(23)〜(26)、(3
1)、(32)、(35)、(36)、(40)、(41)、(44)、(53)〜(5
9)、(64)、(70)、公開技報87−6199号の化合物(1
1)〜(23)などである。
子吸引性基を有する化合物も好ましい。その具体例は欧
州特許第220746A2号に記載された化合物(1) 〜
(3)、(7) 〜(10)、(12)、(13)、(15)、(23)〜(26)、(3
1)、(32)、(35)、(36)、(40)、(41)、(44)、(53)〜(5
9)、(64)、(70)、公開技報87−6199号の化合物(1
1)〜(23)などである。
【0057】拡散性色素を脱離基に持つカプラーであ
って還元剤の酸化体との反応により拡散性色素を放出す
る化合物(DDRカプラー)。具体的には、英国特許第
1330542号、特公昭48−39165号、米国特
許第3443940号、同4474867号、同448
3914号等に記載されたものがある。
って還元剤の酸化体との反応により拡散性色素を放出す
る化合物(DDRカプラー)。具体的には、英国特許第
1330542号、特公昭48−39165号、米国特
許第3443940号、同4474867号、同448
3914号等に記載されたものがある。
【0058】ハロゲン化銀または有機銀塩に対して還
元性であり、相手を還元すると拡散性の色素を放出する
化合物(DRR化合物)。この化合物は他の還元剤を用
いなくてもよいので、還元剤の酸化分解物による画像の
汚染という問題がなく好ましい。その代表例は、米国特
許第3,928,312号、同4,053,312号、
同4,055,428号、同4,336,322号、特
開昭59−65839号、同59−69839号、同5
3−3819号、同51−104343号、RD174
65号、米国特許第3,725,062号、同3,72
8,113号、同3,443,939号、特開昭58−
116537号、同57−179840号、米国特許第
4,500,626号等に記載されている。DRR化合
物の具体例としては前述の米国特許第4,500,62
6号の第22欄〜第44欄に記載の化合物を挙げること
ができるが、てかでも前記米国特許に記載の化合物
(1)〜(3)、(10)〜(13)、(16)〜(19)、
(28)〜(30)、(33)〜(35)、(38)〜(40)、(4
2)〜(64) が好ましい。また米国特許第4,639,
408号第37〜39欄に記載の化合物も有用である。
元性であり、相手を還元すると拡散性の色素を放出する
化合物(DRR化合物)。この化合物は他の還元剤を用
いなくてもよいので、還元剤の酸化分解物による画像の
汚染という問題がなく好ましい。その代表例は、米国特
許第3,928,312号、同4,053,312号、
同4,055,428号、同4,336,322号、特
開昭59−65839号、同59−69839号、同5
3−3819号、同51−104343号、RD174
65号、米国特許第3,725,062号、同3,72
8,113号、同3,443,939号、特開昭58−
116537号、同57−179840号、米国特許第
4,500,626号等に記載されている。DRR化合
物の具体例としては前述の米国特許第4,500,62
6号の第22欄〜第44欄に記載の化合物を挙げること
ができるが、てかでも前記米国特許に記載の化合物
(1)〜(3)、(10)〜(13)、(16)〜(19)、
(28)〜(30)、(33)〜(35)、(38)〜(40)、(4
2)〜(64) が好ましい。また米国特許第4,639,
408号第37〜39欄に記載の化合物も有用である。
【0059】その他、上記に述べたカプラーや一般式
〔LI〕以外の色素供与性化合物として、有機銀塩と色
素を結合した色素銀化合物(リサーチ・ディスクロージ
ャー誌1978年5月号、54〜58頁等)、熱現像銀
色素漂白法に用いられるアゾ色素(米国特許第4,23
5,957号、リサーチ・ディスクロージャー誌、19
76年4月号、30〜32頁等)、ロイコ色素(米国特
許第3,985,565号、同4,022,617号
等)なども使用できる。
〔LI〕以外の色素供与性化合物として、有機銀塩と色
素を結合した色素銀化合物(リサーチ・ディスクロージ
ャー誌1978年5月号、54〜58頁等)、熱現像銀
色素漂白法に用いられるアゾ色素(米国特許第4,23
5,957号、リサーチ・ディスクロージャー誌、19
76年4月号、30〜32頁等)、ロイコ色素(米国特
許第3,985,565号、同4,022,617号
等)なども使用できる。
【0060】色素供与性化合物、耐拡散性還元剤などの
疎水性添加剤は米国特許第2,322,027号記載の
方法などの公知の方法により熱現像感光材料の層中に導
入することができる。この場合には、米国特許第4,5
55,470号、同4,536,466号、同4,53
6,467号、同4,587,206号、同4,55
5,476号、同4,599,296号、特公平3−6
2,256号などに記載のような高沸点有機溶媒を、必
要に応じて沸点50℃〜160℃の低沸点有機溶媒と併
用して、用いることができる。またこれら色素供与性化
合物、耐拡散性還元剤、高沸点有機溶媒などは2種以上
併用することができる。高沸点有機溶媒の量は用いられ
る色素供与性化合物1gに対して10g以下、好ましく
は5g以下、より好ましくは1g〜0.1gである。ま
た、バインダー1gに対して1cc以下、更には0.5cc
以下、特に0.3cc以下が適当である。また特公昭51
−39,853号、特開昭51−59,943号に記載
されている重合物による分散法や特開昭62−30,2
42号等に記載されている微粒子分散物にして添加する
方法も使用できる。水に実質的に不溶な化合物の場合に
は、前記方法以外にバインダー中に微粒子にして分散含
有させることができる。疎水性化合物を親水性コロイド
に分散する際には、種々の界面活性剤を用いることがで
きる。例えば特開昭59−157,636号の第(3
7)〜(38)頁、前記のリサーチ・ディスクロージャ
ー記載の界面活性剤として挙げたものを使うことができ
る。本発明の熱現像感光材料には、現像の活性化と同時
に画像の安定化を図る化合物を用いることができる。好
ましく用いられる具体的化合物については米国特許第
4,500,626号の第51〜52欄に記載されてい
る。
疎水性添加剤は米国特許第2,322,027号記載の
方法などの公知の方法により熱現像感光材料の層中に導
入することができる。この場合には、米国特許第4,5
55,470号、同4,536,466号、同4,53
6,467号、同4,587,206号、同4,55
5,476号、同4,599,296号、特公平3−6
2,256号などに記載のような高沸点有機溶媒を、必
要に応じて沸点50℃〜160℃の低沸点有機溶媒と併
用して、用いることができる。またこれら色素供与性化
合物、耐拡散性還元剤、高沸点有機溶媒などは2種以上
併用することができる。高沸点有機溶媒の量は用いられ
る色素供与性化合物1gに対して10g以下、好ましく
は5g以下、より好ましくは1g〜0.1gである。ま
た、バインダー1gに対して1cc以下、更には0.5cc
以下、特に0.3cc以下が適当である。また特公昭51
−39,853号、特開昭51−59,943号に記載
されている重合物による分散法や特開昭62−30,2
42号等に記載されている微粒子分散物にして添加する
方法も使用できる。水に実質的に不溶な化合物の場合に
は、前記方法以外にバインダー中に微粒子にして分散含
有させることができる。疎水性化合物を親水性コロイド
に分散する際には、種々の界面活性剤を用いることがで
きる。例えば特開昭59−157,636号の第(3
7)〜(38)頁、前記のリサーチ・ディスクロージャ
ー記載の界面活性剤として挙げたものを使うことができ
る。本発明の熱現像感光材料には、現像の活性化と同時
に画像の安定化を図る化合物を用いることができる。好
ましく用いられる具体的化合物については米国特許第
4,500,626号の第51〜52欄に記載されてい
る。
【0061】色素の拡散転写により画像を形成するシス
テムにおいて、本発明の熱現像感光材料の構成層には不
要な色素や着色物を固定化または無色化し、得られる画
像の白地を改良する目的で種々の化合物を添加すること
ができる。具体的には、欧州公開特許第353,741
号、同461,416号、特開昭63−163,345
号、同62−203,158号記載の化合物を用いるこ
とができる。
テムにおいて、本発明の熱現像感光材料の構成層には不
要な色素や着色物を固定化または無色化し、得られる画
像の白地を改良する目的で種々の化合物を添加すること
ができる。具体的には、欧州公開特許第353,741
号、同461,416号、特開昭63−163,345
号、同62−203,158号記載の化合物を用いるこ
とができる。
【0062】本発明で用いる透過濃度0.5以上の化合
物としては、上記色素供与性化合物が可視光域に吸収を
もつ場合、これを用いることが好ましい。
物としては、上記色素供与性化合物が可視光域に吸収を
もつ場合、これを用いることが好ましい。
【0063】また、上記本発明の色素供与性化合物が可
視光域に吸収を持たない場合、色分離性改良や高感化な
どの目的で用いる種々の顔料や染料を透過濃度が0.5
以上になる様に塗設して用いることができる。
視光域に吸収を持たない場合、色分離性改良や高感化な
どの目的で用いる種々の顔料や染料を透過濃度が0.5
以上になる様に塗設して用いることができる。
【0064】具体的には前記リサーチ・ディスクロージ
ャー記載の化合物や、欧州公開特許第479,167
号、第502,508号、特開平1−167,838
号、同4−343,355号、同2−168,252
号、特開昭61−20,943号、欧州公開特許第47
9,167号、同502,508号等に記載の化合物や
層構成を用いることができる。
ャー記載の化合物や、欧州公開特許第479,167
号、第502,508号、特開平1−167,838
号、同4−343,355号、同2−168,252
号、特開昭61−20,943号、欧州公開特許第47
9,167号、同502,508号等に記載の化合物や
層構成を用いることができる。
【0065】色素の拡散転写により画像を形成するシス
テムにおいては熱現像感光材料と共に色素固定材料が用
いられる。色素固定材料は感光材料とは別々の支持体上
に別個に塗設される形態であっても、感光材料と同一の
支持体上に塗設される形態であってもよい。感光材料と
色素固定材料相互の関係、支持体との関係、白色反射層
との関係は米国特許第4,500,626号の第57欄
に記載の関係が本発明にも適用できる。本発明に好まし
く用いられる色素固定材料は媒染剤とバインダーを含む
層を少なくとも1層有する。媒染剤は写真分野で公知の
ものを用いることができ、その具体例としては米国特許
第4,500,626号第58〜59欄、特開昭61−
88,256号第(32)〜(41)頁や特開平1−1
61,236号第(4)〜(7)頁に記載の媒染剤、米
国特許第4,774,162号、同4,619,883
号、同4,594,308号等に記載のものを挙げるこ
とができる。また、米国特許第4,463,079号に
記載されているような色素受容性の高分子化合物を用い
てもよい。本発明の色素固定材料に用いられるバインダ
ーは、前記の親水性バインダーが好ましい。さらに欧州
公開特許第443,529号記載のようなカラギナン類
の併用や、特公平3−74,820号記載のようなガラ
ス転移温度40℃以下のラテックス類を併用することが
好ましく用いられる。色素固定材料には必要に応じて保
護層、剥離層、下塗り層、中間層、バック層、カール防
止層などの補助層を設けることができる。特に保護層を
設けるのは有用である。
テムにおいては熱現像感光材料と共に色素固定材料が用
いられる。色素固定材料は感光材料とは別々の支持体上
に別個に塗設される形態であっても、感光材料と同一の
支持体上に塗設される形態であってもよい。感光材料と
色素固定材料相互の関係、支持体との関係、白色反射層
との関係は米国特許第4,500,626号の第57欄
に記載の関係が本発明にも適用できる。本発明に好まし
く用いられる色素固定材料は媒染剤とバインダーを含む
層を少なくとも1層有する。媒染剤は写真分野で公知の
ものを用いることができ、その具体例としては米国特許
第4,500,626号第58〜59欄、特開昭61−
88,256号第(32)〜(41)頁や特開平1−1
61,236号第(4)〜(7)頁に記載の媒染剤、米
国特許第4,774,162号、同4,619,883
号、同4,594,308号等に記載のものを挙げるこ
とができる。また、米国特許第4,463,079号に
記載されているような色素受容性の高分子化合物を用い
てもよい。本発明の色素固定材料に用いられるバインダ
ーは、前記の親水性バインダーが好ましい。さらに欧州
公開特許第443,529号記載のようなカラギナン類
の併用や、特公平3−74,820号記載のようなガラ
ス転移温度40℃以下のラテックス類を併用することが
好ましく用いられる。色素固定材料には必要に応じて保
護層、剥離層、下塗り層、中間層、バック層、カール防
止層などの補助層を設けることができる。特に保護層を
設けるのは有用である。
【0066】熱現像感光材料および色素固定材料の構成
層には、可塑剤、スベリ剤あるいは感光材料と色素固定
材料との剥離性改良剤として高沸点有機溶媒を用いるこ
とができる。具体的には、前記リサーチ・ディスクロー
ジャーや特開昭62−245,253号などに記載され
たものがある。更に、上記の目的のために、各種のシリ
コーンオイル(ジメチルシリコーンオイルからジメチル
シロキサンに各種の有機基を導入した変性シリコーンオ
イルまでの総てのシリコーンオイル)を使用できる。そ
の例としては、信越シリコーン(株)発行の「変性シリ
コーンオイル」技術資料P6〜18Bに記載の各種変性
シリコーンオイル、特にカルボキシ変性シリコーン(商
品名X−22−3710)などが有効である。また特開
昭62−215,953号、同63−46,449号に
記載のシリコーンオイルも有効である。
層には、可塑剤、スベリ剤あるいは感光材料と色素固定
材料との剥離性改良剤として高沸点有機溶媒を用いるこ
とができる。具体的には、前記リサーチ・ディスクロー
ジャーや特開昭62−245,253号などに記載され
たものがある。更に、上記の目的のために、各種のシリ
コーンオイル(ジメチルシリコーンオイルからジメチル
シロキサンに各種の有機基を導入した変性シリコーンオ
イルまでの総てのシリコーンオイル)を使用できる。そ
の例としては、信越シリコーン(株)発行の「変性シリ
コーンオイル」技術資料P6〜18Bに記載の各種変性
シリコーンオイル、特にカルボキシ変性シリコーン(商
品名X−22−3710)などが有効である。また特開
昭62−215,953号、同63−46,449号に
記載のシリコーンオイルも有効である。
【0067】熱現像感光材料や色素固定材料には退色防
止剤を用いてもよい。退色防止剤としては、例えば酸化
防止剤、紫外線吸収剤、あるいはある種の金属錯体があ
り、前記リサーチ・ディスクロージャー記載の色素画像
安定剤や紫外線吸収剤なども、有用である。酸化防止剤
としては、例えばクロマン系化合物、クマラン系化合
物、フェノール系化合物(例えばヒンダードフェノール
類)、ハイドロキノン誘導体、ヒンダードアミン誘導
体、スピロインダン系化合物がある。また、特開昭61
−159,644号記載の化合物も有効である。紫外線
吸収剤としては、ベンゾトリアゾール系化合物(米国特
許第3,533,794号など)、4−チアゾリドン系
化合物(米国特許第3,352,681号など)、ベン
ゾフェノン系化合物(特開昭46−2,784号な
ど)、その他特開昭54−48,535号、同62−1
36,641号、同61−88,256号等に記載の化
合物がある。また、特開昭62−260,152号記載
の紫外線吸収性ポリマーも有効である。金属錯体として
は、米国特許第4,241,155号、同4,245,
018号第3〜36欄、同第4,254,195号第3
〜8欄、特開昭62−174,741号、同61−8
8,256号(27)〜(29)頁、同63−199,
248号、特開平1−75,568号、同1−74,2
72号等に記載されている化合物がある。
止剤を用いてもよい。退色防止剤としては、例えば酸化
防止剤、紫外線吸収剤、あるいはある種の金属錯体があ
り、前記リサーチ・ディスクロージャー記載の色素画像
安定剤や紫外線吸収剤なども、有用である。酸化防止剤
としては、例えばクロマン系化合物、クマラン系化合
物、フェノール系化合物(例えばヒンダードフェノール
類)、ハイドロキノン誘導体、ヒンダードアミン誘導
体、スピロインダン系化合物がある。また、特開昭61
−159,644号記載の化合物も有効である。紫外線
吸収剤としては、ベンゾトリアゾール系化合物(米国特
許第3,533,794号など)、4−チアゾリドン系
化合物(米国特許第3,352,681号など)、ベン
ゾフェノン系化合物(特開昭46−2,784号な
ど)、その他特開昭54−48,535号、同62−1
36,641号、同61−88,256号等に記載の化
合物がある。また、特開昭62−260,152号記載
の紫外線吸収性ポリマーも有効である。金属錯体として
は、米国特許第4,241,155号、同4,245,
018号第3〜36欄、同第4,254,195号第3
〜8欄、特開昭62−174,741号、同61−8
8,256号(27)〜(29)頁、同63−199,
248号、特開平1−75,568号、同1−74,2
72号等に記載されている化合物がある。
【0068】色素固定材料に転写された色素の退色を防
止するための退色防止剤は予め色素固定材料に含有させ
ておいてもよいし、熱現像感光材料や後述する転写溶剤
などの外部から色素固定材料に供給するようにしてもよ
い。上記の酸化防止剤、紫外線吸収剤、金属錯体はこれ
らどうしを組み合わせて使用してもよい。熱現像感光材
料や色素固定材料には蛍光増白剤を用いてもよい。特に
色素固定材料に蛍光増白剤を内蔵させるか、熱現像感光
材料や転写溶剤などの外部から供給させるのが好まし
い。その例としては、K.Veenkataraman 編「The Chemis
tryof Synthetic Dyes 」第V巻第8章、特開昭61−
143752号などに記載されている化合物を挙げるこ
とができる。より具体的には、スチルベン系化合物、ク
マリン系化合物、ビフェニル系化合物、ベンゾオキサゾ
リル系化合物、ナフタルイミド系化合物、ピラゾリン系
化合物、カルボスチリル系化合物などが挙げられる。蛍
光増白剤は退色防止剤や紫外線吸収剤と組み合わせて用
いることができる。これらの褪色防止剤、紫外線吸収
剤、蛍光増白剤の具体例は、特開昭62−215,27
2号(125)〜(137)頁、特開平1−161,2
36号(17)〜(43)頁に記載されている。
止するための退色防止剤は予め色素固定材料に含有させ
ておいてもよいし、熱現像感光材料や後述する転写溶剤
などの外部から色素固定材料に供給するようにしてもよ
い。上記の酸化防止剤、紫外線吸収剤、金属錯体はこれ
らどうしを組み合わせて使用してもよい。熱現像感光材
料や色素固定材料には蛍光増白剤を用いてもよい。特に
色素固定材料に蛍光増白剤を内蔵させるか、熱現像感光
材料や転写溶剤などの外部から供給させるのが好まし
い。その例としては、K.Veenkataraman 編「The Chemis
tryof Synthetic Dyes 」第V巻第8章、特開昭61−
143752号などに記載されている化合物を挙げるこ
とができる。より具体的には、スチルベン系化合物、ク
マリン系化合物、ビフェニル系化合物、ベンゾオキサゾ
リル系化合物、ナフタルイミド系化合物、ピラゾリン系
化合物、カルボスチリル系化合物などが挙げられる。蛍
光増白剤は退色防止剤や紫外線吸収剤と組み合わせて用
いることができる。これらの褪色防止剤、紫外線吸収
剤、蛍光増白剤の具体例は、特開昭62−215,27
2号(125)〜(137)頁、特開平1−161,2
36号(17)〜(43)頁に記載されている。
【0069】熱現像感光材料や色素固定材料の構成層に
用いる硬膜剤としては、前記リサーチ・ディスクロージ
ャー、米国特許第4,678,739号第41欄、同
4,791,042号、特開昭59−116,655
号、同62−245,261号、同61−18,942
号、特開平4−218,044号等に記載の硬膜剤が挙
げられる。より具体的には、アルデヒド系硬膜剤(ホル
ムアルデヒドなど)、アジリジン系硬膜剤、エポキシ系
硬膜剤、ビニルスルホン系硬膜剤(N,N′−エチレン
−ビス(ビニルスルホニルアセタミド)エタンなど)、
N−メチロール系硬膜剤(ジメチロール尿素など)、あ
るいは高分子硬膜剤(特開昭62−234,157号な
どに記載の化合物)が挙げられる。これらの硬膜剤は、
塗布されたゼラチン1gあたり0.001〜1g好まし
くは、0.005〜0.5gが用いられる。また添加す
る層は、感光材料や色素固定材料の構成層のいずれの層
でも良いし、2層以上に分割して添加しても良い。
用いる硬膜剤としては、前記リサーチ・ディスクロージ
ャー、米国特許第4,678,739号第41欄、同
4,791,042号、特開昭59−116,655
号、同62−245,261号、同61−18,942
号、特開平4−218,044号等に記載の硬膜剤が挙
げられる。より具体的には、アルデヒド系硬膜剤(ホル
ムアルデヒドなど)、アジリジン系硬膜剤、エポキシ系
硬膜剤、ビニルスルホン系硬膜剤(N,N′−エチレン
−ビス(ビニルスルホニルアセタミド)エタンなど)、
N−メチロール系硬膜剤(ジメチロール尿素など)、あ
るいは高分子硬膜剤(特開昭62−234,157号な
どに記載の化合物)が挙げられる。これらの硬膜剤は、
塗布されたゼラチン1gあたり0.001〜1g好まし
くは、0.005〜0.5gが用いられる。また添加す
る層は、感光材料や色素固定材料の構成層のいずれの層
でも良いし、2層以上に分割して添加しても良い。
【0070】熱現像感光材料や色素固定材料の構成層に
は、種々のカブリ防止剤または写真安定剤およびそれら
のプレカーサーを使用することができる。その具体例と
しては、前記リサーチ・ディスクロージャー、米国特許
第5,089,378号、同4,500,627号、同
4,614,702号、特開昭62−13,546号
(7)〜(9)頁、(57)〜(71)頁および(8
1)〜(97)頁、米国特許第4,775,610号、
同4,626,500号、同4,983,494号、特
開昭62−174,747号、同62−239,148
号、同63−264,747号、特開平1−150,1
35号、同2−110,557号、同2−178,65
0号、RD17,643(1978年)(24)〜(2
5)頁等記載の化合物が挙げられる。これらの化合物
は、銀1モルあたり5×10-6〜1×10-1モルが好ま
しく、さらに1×10-5〜1×10-2モルが好ましく用
いられる。
は、種々のカブリ防止剤または写真安定剤およびそれら
のプレカーサーを使用することができる。その具体例と
しては、前記リサーチ・ディスクロージャー、米国特許
第5,089,378号、同4,500,627号、同
4,614,702号、特開昭62−13,546号
(7)〜(9)頁、(57)〜(71)頁および(8
1)〜(97)頁、米国特許第4,775,610号、
同4,626,500号、同4,983,494号、特
開昭62−174,747号、同62−239,148
号、同63−264,747号、特開平1−150,1
35号、同2−110,557号、同2−178,65
0号、RD17,643(1978年)(24)〜(2
5)頁等記載の化合物が挙げられる。これらの化合物
は、銀1モルあたり5×10-6〜1×10-1モルが好ま
しく、さらに1×10-5〜1×10-2モルが好ましく用
いられる。
【0071】熱現像感光材料や色素固定材料の構成層に
は、塗布助剤、剥離性改良、スベリ性改良、帯電防止、
現像促進等の目的で種々の界面活性剤を使用することが
できる。界面活性剤の具体例は前記リサーチ・ディスク
ロージャー、特開昭62−173,463号、同62−
183,457号等に記載されている。熱現像感光材料
や色素固定材料の構成層には、スベリ性改良、帯電防
止、剥離性改良等の目的で有機フルオロ化合物を含ませ
てもよい。有機フルオロ化合物の代表例としては、特公
昭57−9053号第8〜17欄、特開昭61−209
44号、同62−135826号等に記載されているフ
ッ素系界面活性剤、またはフッ素油などのオイル状フッ
素系化合物もしくは四フッ化エチレン樹脂などの固体状
フッ素化合物樹脂などの疎水性フッ素化合物が挙げられ
る。
は、塗布助剤、剥離性改良、スベリ性改良、帯電防止、
現像促進等の目的で種々の界面活性剤を使用することが
できる。界面活性剤の具体例は前記リサーチ・ディスク
ロージャー、特開昭62−173,463号、同62−
183,457号等に記載されている。熱現像感光材料
や色素固定材料の構成層には、スベリ性改良、帯電防
止、剥離性改良等の目的で有機フルオロ化合物を含ませ
てもよい。有機フルオロ化合物の代表例としては、特公
昭57−9053号第8〜17欄、特開昭61−209
44号、同62−135826号等に記載されているフ
ッ素系界面活性剤、またはフッ素油などのオイル状フッ
素系化合物もしくは四フッ化エチレン樹脂などの固体状
フッ素化合物樹脂などの疎水性フッ素化合物が挙げられ
る。
【0072】熱現像感光材料や色素固定材料には、接着
防止、スベリ性改良、非光沢面化などの目的でマット剤
を用いることができる。マット剤としては二酸化ケイ
素、ポリオレフィンまたはポリメタクリレートなどの特
開昭61−88256号(29)頁記載の化合物の他
に、ベンゾグアナミン樹脂ビーズ、ポリカーボネート樹
脂ビーズ、AS樹脂ビーズなどの特開昭63−2749
44号、同63−274952号記載の化合物がある。
その他前記リサーチ・ディスクロージャー記載の化合物
が使用できる。これらのマット剤は、最上層(保護層)
のみならず必要に応じて下層に添加することもできる。
その他、熱現像感光材料および色素固定材料の構成層に
は、熱溶剤、消泡剤、防菌防バイ剤、コロイダルシリカ
等を含ませてもよい。これらの添加剤の具体例は特開昭
61−88256号第(26)〜(32)頁、特開平3
−11,338号、特公平2−51,496号等に記載
されている。
防止、スベリ性改良、非光沢面化などの目的でマット剤
を用いることができる。マット剤としては二酸化ケイ
素、ポリオレフィンまたはポリメタクリレートなどの特
開昭61−88256号(29)頁記載の化合物の他
に、ベンゾグアナミン樹脂ビーズ、ポリカーボネート樹
脂ビーズ、AS樹脂ビーズなどの特開昭63−2749
44号、同63−274952号記載の化合物がある。
その他前記リサーチ・ディスクロージャー記載の化合物
が使用できる。これらのマット剤は、最上層(保護層)
のみならず必要に応じて下層に添加することもできる。
その他、熱現像感光材料および色素固定材料の構成層に
は、熱溶剤、消泡剤、防菌防バイ剤、コロイダルシリカ
等を含ませてもよい。これらの添加剤の具体例は特開昭
61−88256号第(26)〜(32)頁、特開平3
−11,338号、特公平2−51,496号等に記載
されている。
【0073】本発明において熱現像感光材料及び/又は
色素固定材料には画像形成促進剤を用いることができ
る。画像形成促進剤には銀塩酸化剤と還元剤との酸化還
元反応の促進、色素供与性物質からの色素の生成または
色素の分解あるいは拡散性色素の放出等の反応の促進お
よび、熱現像感光材料層から色素固定層への色素の移動
の促進等の機能があり、物理化学的な機能からは塩基ま
たは塩基プレカーサー、求核性化合物、高沸点有機溶媒
(オイル)、熱溶剤、界面活性剤、銀または銀イオンと
相互作用を持つ化合物等に分類される。ただし、これら
の物質群は一般に複合機能を有しており、上記の促進効
果のいくつかを合せ持つのが常である。これらの詳細に
ついては米国特許4,678,739号第38〜40欄
に記載されている。塩基プレカーサーとしては、熱によ
り脱炭酸する有機酸と塩基の塩、分子内求核置換反応、
ロッセン転位またはベックマン転位によりアミン類を放
出する化合物などがある。その具体例は米国特許第4,
514,493号、同4,657,848号等に記載さ
れている。
色素固定材料には画像形成促進剤を用いることができ
る。画像形成促進剤には銀塩酸化剤と還元剤との酸化還
元反応の促進、色素供与性物質からの色素の生成または
色素の分解あるいは拡散性色素の放出等の反応の促進お
よび、熱現像感光材料層から色素固定層への色素の移動
の促進等の機能があり、物理化学的な機能からは塩基ま
たは塩基プレカーサー、求核性化合物、高沸点有機溶媒
(オイル)、熱溶剤、界面活性剤、銀または銀イオンと
相互作用を持つ化合物等に分類される。ただし、これら
の物質群は一般に複合機能を有しており、上記の促進効
果のいくつかを合せ持つのが常である。これらの詳細に
ついては米国特許4,678,739号第38〜40欄
に記載されている。塩基プレカーサーとしては、熱によ
り脱炭酸する有機酸と塩基の塩、分子内求核置換反応、
ロッセン転位またはベックマン転位によりアミン類を放
出する化合物などがある。その具体例は米国特許第4,
514,493号、同4,657,848号等に記載さ
れている。
【0074】少量の水の存在下に熱現像と色素の転写を
同時に行うシステムにおいては、塩基及び/又は塩基プ
レカーサーは色素固定材料に含有させる方法が熱現像感
光材料の保存性を高める意味で好ましい。上記の他に、
欧州特許公開210,660号、米国特許第4,74
0,445号に記載されている難溶性金属化合物および
この難溶性金属化合物を構成する金属イオンと錯形成反
応しうる化合物(錯形成化合物という)の組合せや、特
開昭61−232,451号に記載されている電解によ
り塩基を発生する化合物なども塩基プレカーサーとして
使用できる。特に前者の方法は効果的である。この難溶
性金属化合物と錯形成化合物は、前記特許に記載のよう
に、熱現像感光材料と色素固定要素に別々に添加するの
が有利である。
同時に行うシステムにおいては、塩基及び/又は塩基プ
レカーサーは色素固定材料に含有させる方法が熱現像感
光材料の保存性を高める意味で好ましい。上記の他に、
欧州特許公開210,660号、米国特許第4,74
0,445号に記載されている難溶性金属化合物および
この難溶性金属化合物を構成する金属イオンと錯形成反
応しうる化合物(錯形成化合物という)の組合せや、特
開昭61−232,451号に記載されている電解によ
り塩基を発生する化合物なども塩基プレカーサーとして
使用できる。特に前者の方法は効果的である。この難溶
性金属化合物と錯形成化合物は、前記特許に記載のよう
に、熱現像感光材料と色素固定要素に別々に添加するの
が有利である。
【0075】本発明において熱現像感光材料及び/又は
色素固定材料には、現像時の処理温度および処理時間の
変動に対し、常に一定の画像を得る目的で種々の現像停
止剤を用いることができる。ここでいう現像停止剤と
は、適正現像後、速やかに塩基を中和または塩基と反応
して膜中の塩基濃度を下げ現像を停止する化合物または
銀および銀塩と相互作用して現像を抑制する化合物であ
る。具体的には、加熱により酸を放出する酸プレカーサ
ー、加熱により共存する塩基と置換反応を起す親電子化
合物、または含窒素ヘテロ環化合物、メルカプト化合物
及びその前駆体等が挙げられる。更に詳しくは特開昭6
2−253,159号(31)〜(32)頁に記載され
ている。
色素固定材料には、現像時の処理温度および処理時間の
変動に対し、常に一定の画像を得る目的で種々の現像停
止剤を用いることができる。ここでいう現像停止剤と
は、適正現像後、速やかに塩基を中和または塩基と反応
して膜中の塩基濃度を下げ現像を停止する化合物または
銀および銀塩と相互作用して現像を抑制する化合物であ
る。具体的には、加熱により酸を放出する酸プレカーサ
ー、加熱により共存する塩基と置換反応を起す親電子化
合物、または含窒素ヘテロ環化合物、メルカプト化合物
及びその前駆体等が挙げられる。更に詳しくは特開昭6
2−253,159号(31)〜(32)頁に記載され
ている。
【0076】本発明において熱現像感光材料や色素固定
材料の支持体としては、処理温度に耐えることのできる
ものが用いられる。一般的には、日本写真学会編「写真
工学の基礎−銀塩写真編−」、(株)コロナ社刊(昭和
54年)(223)〜(240)頁記載の紙、合成高分
子(フィルム)等の写真用支持体が挙げられる。具体的
には、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフ
タレート、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、ポリス
チレン、ポリプロピレン、ポリイミド、セルロース類
(例えばトリアセチルセルロース)またはこれらのフィ
ルム中へ酸化チタンなどの顔料を含有させたもの、更に
ポリプロピレンなどから作られるフィルム法合成紙、ポ
リエチレン等の合成樹脂パルプと天然パルプとから作ら
れる混抄紙、ヤンキー紙、バライタ紙、コーティッドペ
ーパー(特にキャストコート紙)、金属、布類、ガラス
類等が用いられる。これらは、単独で用いることもでき
るし、ポリエチレン等の合成高分子で片面または両面を
ラミネートされた支持体として用いることもできる。こ
のラミネート層には、酸化チタン、群青、カーボンブラ
ックなどの顔料や染料を必要に応じて含有させておくこ
とができる。この他に、特開昭62−253,159号
(29)〜(31)頁、特開平1−161,236号
(14)〜(17)頁、特開昭63−316,848
号、特開平2−22,651号、同3−56,955
号、米国特許第5,001,033号等に記載の支持体
を用いることができる。これらの支持体の裏面は、親水
性バインダーとアルミナゾルや酸化スズのような半導性
金属酸化物、カーボンブラックその他の帯電防止剤を塗
布してもよい。具体的には、特開昭63−220,24
6号などに記載の支持体を使用できる。また支持体の表
面は親水性バインダーとの密着性を改良する目的で種々
の表面処理や下塗りを施すことが好ましく用いられる。
材料の支持体としては、処理温度に耐えることのできる
ものが用いられる。一般的には、日本写真学会編「写真
工学の基礎−銀塩写真編−」、(株)コロナ社刊(昭和
54年)(223)〜(240)頁記載の紙、合成高分
子(フィルム)等の写真用支持体が挙げられる。具体的
には、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフ
タレート、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、ポリス
チレン、ポリプロピレン、ポリイミド、セルロース類
(例えばトリアセチルセルロース)またはこれらのフィ
ルム中へ酸化チタンなどの顔料を含有させたもの、更に
ポリプロピレンなどから作られるフィルム法合成紙、ポ
リエチレン等の合成樹脂パルプと天然パルプとから作ら
れる混抄紙、ヤンキー紙、バライタ紙、コーティッドペ
ーパー(特にキャストコート紙)、金属、布類、ガラス
類等が用いられる。これらは、単独で用いることもでき
るし、ポリエチレン等の合成高分子で片面または両面を
ラミネートされた支持体として用いることもできる。こ
のラミネート層には、酸化チタン、群青、カーボンブラ
ックなどの顔料や染料を必要に応じて含有させておくこ
とができる。この他に、特開昭62−253,159号
(29)〜(31)頁、特開平1−161,236号
(14)〜(17)頁、特開昭63−316,848
号、特開平2−22,651号、同3−56,955
号、米国特許第5,001,033号等に記載の支持体
を用いることができる。これらの支持体の裏面は、親水
性バインダーとアルミナゾルや酸化スズのような半導性
金属酸化物、カーボンブラックその他の帯電防止剤を塗
布してもよい。具体的には、特開昭63−220,24
6号などに記載の支持体を使用できる。また支持体の表
面は親水性バインダーとの密着性を改良する目的で種々
の表面処理や下塗りを施すことが好ましく用いられる。
【0077】熱現像感光材料に画像を露光し記録する方
法としては、例えばカメラなどを用いて風景や人物など
を直接撮影する方法、プリンターや引伸機などを用いて
リバーサルフィルムやネガフィルムを通して露光する方
法、複写機の露光装置などを用いて、原画をスリットな
どを通して走査露光する方法、画像情報を電気信号を経
由して発光ダイオード、各種レーザー(レーザーダイオ
ード、ガスレーザーなど)などを発光させ走査露光する
方法(特開平2−129,625号、特願平3−33
8,182号、同4−9,388号、同4−281,4
42号等に記載の方法)、画像情報をCRT、液晶ディ
スプレイ、エレクトロルミネッセンスディスプレイ、プ
ラズマディスプレイなどの画像表示装置に出力し、直接
または光学系を介して露光する方法などがある。
法としては、例えばカメラなどを用いて風景や人物など
を直接撮影する方法、プリンターや引伸機などを用いて
リバーサルフィルムやネガフィルムを通して露光する方
法、複写機の露光装置などを用いて、原画をスリットな
どを通して走査露光する方法、画像情報を電気信号を経
由して発光ダイオード、各種レーザー(レーザーダイオ
ード、ガスレーザーなど)などを発光させ走査露光する
方法(特開平2−129,625号、特願平3−33
8,182号、同4−9,388号、同4−281,4
42号等に記載の方法)、画像情報をCRT、液晶ディ
スプレイ、エレクトロルミネッセンスディスプレイ、プ
ラズマディスプレイなどの画像表示装置に出力し、直接
または光学系を介して露光する方法などがある。
【0078】熱現像感光材料へ画像を記録する光源とし
ては、上記のように、自然光、タングステンランプ、発
光ダイオード、レーザー光源、CRT光源などの米国特
許第4,500,626号第56欄、特開平2−53,
378号、同2−54,672号記載の光源や露光方法
を用いることがてきる。また、非線形光学材料とレーザ
ー光等のコヒーレントな光源を組み合わせた波長変換素
子を用いて画像露光することもできる。ここで非線形光
学材料とは、レーザー光のような強い光電界をあたえた
ときに現れる分極と電界との間の非線形性を発現可能な
材料であり、ニオブ酸リチウム、リン酸二水素カリウム
(KDP)、沃素酸リウチム、BaB2 O4 などに代表
される無機化合物や、尿素誘導体、ニトロアニリン誘導
体、例えば3−メチル−4−ニトロピリジン−N−オキ
シド(POM)のようなニトロピリジン−N−オキシド
誘導体、特開昭61−53462号、同62−2104
32号に記載の化合物が好ましく用いられる。波長変換
素子の形態としては、単結晶光導波路型、ファイバー型
等が知られておりそのいずれもが有用である。また、前
記の画像情報は、ビデオカメラ、電子スチルカメラ等か
ら得られる画像信号、日本テレビジョン信号規格(NT
SC)に代表されるテレビ信号、原画をスキャナーなど
多数の画素に分割して得た画像信号、CG、CADで代
表されるコンピューターを用いて作成された画像信号を
利用できる。
ては、上記のように、自然光、タングステンランプ、発
光ダイオード、レーザー光源、CRT光源などの米国特
許第4,500,626号第56欄、特開平2−53,
378号、同2−54,672号記載の光源や露光方法
を用いることがてきる。また、非線形光学材料とレーザ
ー光等のコヒーレントな光源を組み合わせた波長変換素
子を用いて画像露光することもできる。ここで非線形光
学材料とは、レーザー光のような強い光電界をあたえた
ときに現れる分極と電界との間の非線形性を発現可能な
材料であり、ニオブ酸リチウム、リン酸二水素カリウム
(KDP)、沃素酸リウチム、BaB2 O4 などに代表
される無機化合物や、尿素誘導体、ニトロアニリン誘導
体、例えば3−メチル−4−ニトロピリジン−N−オキ
シド(POM)のようなニトロピリジン−N−オキシド
誘導体、特開昭61−53462号、同62−2104
32号に記載の化合物が好ましく用いられる。波長変換
素子の形態としては、単結晶光導波路型、ファイバー型
等が知られておりそのいずれもが有用である。また、前
記の画像情報は、ビデオカメラ、電子スチルカメラ等か
ら得られる画像信号、日本テレビジョン信号規格(NT
SC)に代表されるテレビ信号、原画をスキャナーなど
多数の画素に分割して得た画像信号、CG、CADで代
表されるコンピューターを用いて作成された画像信号を
利用できる。
【0079】本発明の熱現像感光材料および/または色
素固定材料は、加熱現像および色素の拡散転写のための
加熱手段として導電性の発熱体層を有する形態であって
も良い。この場合の発熱要素には、特開昭61−14
5,544号等に記載のものを利用できる。熱現像工程
での加熱温度は、約50℃〜250℃であるが、特に約
60℃〜180℃が有用である。色素の拡散転写工程は
熱現像と同時に行っても良いし、熱現像工程終了後に行
ってもよい。後者の場合、転写工程での加熱温度は熱現
像工程における温度から室温の範囲で転写可能である
が、特に50℃以上で、熱現像工程の温度より約10℃
低い温度までが好ましい。
素固定材料は、加熱現像および色素の拡散転写のための
加熱手段として導電性の発熱体層を有する形態であって
も良い。この場合の発熱要素には、特開昭61−14
5,544号等に記載のものを利用できる。熱現像工程
での加熱温度は、約50℃〜250℃であるが、特に約
60℃〜180℃が有用である。色素の拡散転写工程は
熱現像と同時に行っても良いし、熱現像工程終了後に行
ってもよい。後者の場合、転写工程での加熱温度は熱現
像工程における温度から室温の範囲で転写可能である
が、特に50℃以上で、熱現像工程の温度より約10℃
低い温度までが好ましい。
【0080】色素の移動は熱のみによっても生じるが、
色素移動を促進するために溶媒を用いてもよい。また、
米国特許第4,704,345号、同4,740,44
5号、特開昭61−238,056号等に記載されてい
る、少量の溶媒(特に水)の存在下で加熱し現像と転写
を同時または連続して行う方法も有用である。この方式
においては、加熱温度は50℃以上で溶媒の沸点以下が
好ましく、例えば溶媒が水の場合は50℃〜100℃が
好ましい。現像の促進および/または色素の拡散転写の
ために用いる溶媒の例としては、水、無機のアルカリ金
属塩や有機の塩基を含む塩基性の水溶液(これらの塩基
としては画像形成促進剤の項で記載したものが用いられ
る)、低沸点溶媒または低沸点溶媒と水もしくは前記塩
基性水溶液との混合溶液が挙げられる。また界面活性
剤、かぶり防止剤、難溶性金属塩との錯形成化合物、防
黴剤、防菌剤を溶媒中に含ませてもよい。これらの熱現
像、拡散転写の工程で用いられる溶媒としては水が好ま
しく用いられるが、水としては一般に用いられる水であ
れば何を用いても良い。具体的には蒸留水、水道水、井
戸水、ミネラルウォーター等を用いることができる。ま
た本発明の熱現像感光材料および色素固定材料を用いる
熱現像装置においては水を使い切りで使用しても良い
し、循環し繰り返し使用してもよい。後者の場合材料か
ら溶出した成分を含む水を使用することになる。また特
開昭63−144,354号、同63−144,355
号、同62−38,460号、特開平3−210,55
5号等に記載の装置や水を用いても良い。
色素移動を促進するために溶媒を用いてもよい。また、
米国特許第4,704,345号、同4,740,44
5号、特開昭61−238,056号等に記載されてい
る、少量の溶媒(特に水)の存在下で加熱し現像と転写
を同時または連続して行う方法も有用である。この方式
においては、加熱温度は50℃以上で溶媒の沸点以下が
好ましく、例えば溶媒が水の場合は50℃〜100℃が
好ましい。現像の促進および/または色素の拡散転写の
ために用いる溶媒の例としては、水、無機のアルカリ金
属塩や有機の塩基を含む塩基性の水溶液(これらの塩基
としては画像形成促進剤の項で記載したものが用いられ
る)、低沸点溶媒または低沸点溶媒と水もしくは前記塩
基性水溶液との混合溶液が挙げられる。また界面活性
剤、かぶり防止剤、難溶性金属塩との錯形成化合物、防
黴剤、防菌剤を溶媒中に含ませてもよい。これらの熱現
像、拡散転写の工程で用いられる溶媒としては水が好ま
しく用いられるが、水としては一般に用いられる水であ
れば何を用いても良い。具体的には蒸留水、水道水、井
戸水、ミネラルウォーター等を用いることができる。ま
た本発明の熱現像感光材料および色素固定材料を用いる
熱現像装置においては水を使い切りで使用しても良い
し、循環し繰り返し使用してもよい。後者の場合材料か
ら溶出した成分を含む水を使用することになる。また特
開昭63−144,354号、同63−144,355
号、同62−38,460号、特開平3−210,55
5号等に記載の装置や水を用いても良い。
【0081】これらの溶媒は熱現像感光材料、色素固定
材料またはその両者に付与する方法を用いることができ
る。その使用量は全塗布膜の最大膨潤体積に相当する溶
媒の重量以下でよい。この水を付与する方法としては、
例えば特開昭62−253,159号(5)頁、特開昭
63−85,544号等に記載の方法が好ましく用いら
れる。また、溶媒をマイクロカプセルに閉じ込めたり、
水和物の形で予め熱現像感光材料もしくは色素固定要素
またはその両者に内蔵させて用いることもできる。付与
する水の温度は前記特開昭63−85,544号等に記
載のように30℃〜60℃であれば良い。特に水中での
雑菌類の繁殖を防ぐ目的で45℃以上にすることは有用
である。
材料またはその両者に付与する方法を用いることができ
る。その使用量は全塗布膜の最大膨潤体積に相当する溶
媒の重量以下でよい。この水を付与する方法としては、
例えば特開昭62−253,159号(5)頁、特開昭
63−85,544号等に記載の方法が好ましく用いら
れる。また、溶媒をマイクロカプセルに閉じ込めたり、
水和物の形で予め熱現像感光材料もしくは色素固定要素
またはその両者に内蔵させて用いることもできる。付与
する水の温度は前記特開昭63−85,544号等に記
載のように30℃〜60℃であれば良い。特に水中での
雑菌類の繁殖を防ぐ目的で45℃以上にすることは有用
である。
【0082】また色素移動を促進するために、常温で固
体であり高温では溶解する親水性熱溶剤を熱現像感光材
料および/または色素固定材料に内蔵させる方式も採用
できる。内蔵させる層は感光性ハロゲン化銀乳剤層、中
間層、保護層、色素固定層いずれでも良いが、色素固定
層および/またはその隣接層が好ましい。親水性熱溶剤
の例としては、尿素類、ピリジン類、アミド類、スルホ
ンアミド類、イミド類、アルコール類、オキシム類その
他の複素環類がある。
体であり高温では溶解する親水性熱溶剤を熱現像感光材
料および/または色素固定材料に内蔵させる方式も採用
できる。内蔵させる層は感光性ハロゲン化銀乳剤層、中
間層、保護層、色素固定層いずれでも良いが、色素固定
層および/またはその隣接層が好ましい。親水性熱溶剤
の例としては、尿素類、ピリジン類、アミド類、スルホ
ンアミド類、イミド類、アルコール類、オキシム類その
他の複素環類がある。
【0083】現像および/または転写工程における加熱
方法としては、加熱されたブロックやプレートに接触さ
せたり、熱板、ホットプレッサー、熱ローラー、熱ドラ
ム、ハロゲンランプヒーター、赤外および遠赤外ランプ
ヒーターなどに接触させたり、高温の雰囲気中を通過さ
せる方法などがある。熱現像感光材料と色素固定材料を
重ね合わせる方法は特開昭62−253,159号、特
開昭61−147,244号(27)頁記載の方法が適
用できる。
方法としては、加熱されたブロックやプレートに接触さ
せたり、熱板、ホットプレッサー、熱ローラー、熱ドラ
ム、ハロゲンランプヒーター、赤外および遠赤外ランプ
ヒーターなどに接触させたり、高温の雰囲気中を通過さ
せる方法などがある。熱現像感光材料と色素固定材料を
重ね合わせる方法は特開昭62−253,159号、特
開昭61−147,244号(27)頁記載の方法が適
用できる。
【0084】本発明の写真要素の処理には種々の熱現像
装置のいずれもが使用できる。例えば、特開昭59−7
5,247号、同59−177,547号、同59−1
81,353号、同60−18,951号、実開昭62
−25,944号、特願平4−277,517号、同4
−243,072号、同4−244,693号等に記載
されている装置などが好ましく用いられる。また市販の
装置としては富士写真フイルム(株)製ピクトロスタッ
ト100、同ピクトロスタット200、同ピクトログラ
フィー3000、同ピクトログラフィー2000などが
使用できる。
装置のいずれもが使用できる。例えば、特開昭59−7
5,247号、同59−177,547号、同59−1
81,353号、同60−18,951号、実開昭62
−25,944号、特願平4−277,517号、同4
−243,072号、同4−244,693号等に記載
されている装置などが好ましく用いられる。また市販の
装置としては富士写真フイルム(株)製ピクトロスタッ
ト100、同ピクトロスタット200、同ピクトログラ
フィー3000、同ピクトログラフィー2000などが
使用できる。
【0085】
【実施例】以下実施例をもって本発明の説明を行うが、
本発明はこれらに限定されるものではない。
本発明はこれらに限定されるものではない。
【0086】実施例1 水酸化亜鉛の分散物の調整法について述べる。
【0087】平均粒子サイズが0.2μmの水酸化亜鉛
12.5g、分散剤としてカルボキシメチルセルロース
1g、ポリアクリル酸ソーダ0.1gを4%ゼラチン水
溶液100mlに加え、ミルで平均粒径0.75mmのガラ
スビーズを用いて30分間粉砕した。ガラスビーズを分
離し、水酸化亜鉛の分散物を得た。
12.5g、分散剤としてカルボキシメチルセルロース
1g、ポリアクリル酸ソーダ0.1gを4%ゼラチン水
溶液100mlに加え、ミルで平均粒径0.75mmのガラ
スビーズを用いて30分間粉砕した。ガラスビーズを分
離し、水酸化亜鉛の分散物を得た。
【0088】次に電子伝達剤の分散物の調整法について
述べる。
述べる。
【0089】下記の電子伝達剤10g、分散剤としてポ
リエチレングリコールノニルフェニルエーテル0.5
g、下記のアニオン性界面活性剤0.5gを5%ゼラチ
ン水溶液に加え、ミルで平均粒径0.75mmのガラスビ
ーズを用いて60分間粉砕した。ガラスビーズを分離
し、平均粒径0.35μmの電子伝達剤の分散物を得
た。
リエチレングリコールノニルフェニルエーテル0.5
g、下記のアニオン性界面活性剤0.5gを5%ゼラチ
ン水溶液に加え、ミルで平均粒径0.75mmのガラスビ
ーズを用いて60分間粉砕した。ガラスビーズを分離
し、平均粒径0.35μmの電子伝達剤の分散物を得
た。
【0090】
【化1】
【0091】
【化2】
【0092】次に色素トラップ剤分散物の調整法につい
て述べる。
て述べる。
【0093】下記のポリマーラテックス(固形分13
%)108ml、下記の界面活性剤20g、水1232ml
の混合液を攪拌しながら、下記のアニオン性界面活性剤
の5%水溶液600mlを10分間かけて添加した。この
様にして作った分散物を限外ろ過モジュールを用いて、
500mlまで濃縮、脱塩した。次に1500mlの水を加
えてもう一度同様な操作を繰り返し色素トラップ剤分散
物500gを得た。
%)108ml、下記の界面活性剤20g、水1232ml
の混合液を攪拌しながら、下記のアニオン性界面活性剤
の5%水溶液600mlを10分間かけて添加した。この
様にして作った分散物を限外ろ過モジュールを用いて、
500mlまで濃縮、脱塩した。次に1500mlの水を加
えてもう一度同様な操作を繰り返し色素トラップ剤分散
物500gを得た。
【0094】
【化3】
【0095】
【化4】
【0096】
【化5】
【0097】次に疎水性添加剤のゼラチン分散物の調整
法について述べる。
法について述べる。
【0098】シアン、マゼンタ、イエローの色素供与化
合物、電子供与体のゼラチン分散物を、それぞれ表1の
処方どうり調整した。即ち各油相成分を、約60℃に加
熱溶解させ均一な溶液とし、この溶液と約60℃に加温
した水相成分を加え、攪拌混合した後ホモジナイザーで
13分間、12000rpm で分散した。これに加水し、
攪拌して均一な分散物を得た。
合物、電子供与体のゼラチン分散物を、それぞれ表1の
処方どうり調整した。即ち各油相成分を、約60℃に加
熱溶解させ均一な溶液とし、この溶液と約60℃に加温
した水相成分を加え、攪拌混合した後ホモジナイザーで
13分間、12000rpm で分散した。これに加水し、
攪拌して均一な分散物を得た。
【0099】
【表1】
【0100】
【化6】
【0101】
【化7】
【0102】
【化8】
【0103】
【化9】
【0104】
【化10】
【0105】
【化11】
【0106】
【化12】
【0107】
【化13】
【0108】
【化14】
【0109】
【化15】
【0110】
【化16】
【0111】
【化17】
【0112】
【化18】
【0113】
【化19】
【0114】次に、感光性ハロゲン化銀乳剤の作り方に
ついて述べる。
ついて述べる。
【0115】感光性ハロゲン化銀乳剤(1) 〔赤感乳剤層
用〕 良く攪拌しているゼラチン水溶液(水700ml中にゼラ
チン20g、臭化カリウム0.5g、塩化ナトリウム
2.5gおよび下記の薬品(A)15mgを加えて42℃
に保温したもの)に、表2の(I)液と(II)液を同時
に8分間等流量で添加した。次いで(I) 、(II)液の添
加終了8分後に色素のゼラチン分散物の水溶液(水16
0ml中にゼラチン1.9g、下記の色素(a)127m
g、下記の色素(b)253mg、下記の色素(c)8mg
を含み35℃に保温したもの)を添加した。2分後から
さらに表2の(III) 液と(IV)液を同時に32分間等流
量で添加した。
用〕 良く攪拌しているゼラチン水溶液(水700ml中にゼラ
チン20g、臭化カリウム0.5g、塩化ナトリウム
2.5gおよび下記の薬品(A)15mgを加えて42℃
に保温したもの)に、表2の(I)液と(II)液を同時
に8分間等流量で添加した。次いで(I) 、(II)液の添
加終了8分後に色素のゼラチン分散物の水溶液(水16
0ml中にゼラチン1.9g、下記の色素(a)127m
g、下記の色素(b)253mg、下記の色素(c)8mg
を含み35℃に保温したもの)を添加した。2分後から
さらに表2の(III) 液と(IV)液を同時に32分間等流
量で添加した。
【0116】常法により水洗、脱塩した後石灰処理オセ
インゼラチン22g、下記の薬品(B)50mgを加え
て、pHを6.2、pAgを7.8に調整し4−ヒドロ
キシ−6−メチル−1,3,3a,7−テトラザインデ
ンを加え、次にチオ硫酸ナトリウムと塩化金酸を加えて
68℃で最適に化学増感し、次いで下記カブリ防止剤
(1)、薬品(C)80mg、薬品(D)3gを加えた後
冷却した。このようにして平均粒子サイズ0.21μm
の単分散立方体塩臭化銀乳剤635gを得た。
インゼラチン22g、下記の薬品(B)50mgを加え
て、pHを6.2、pAgを7.8に調整し4−ヒドロ
キシ−6−メチル−1,3,3a,7−テトラザインデ
ンを加え、次にチオ硫酸ナトリウムと塩化金酸を加えて
68℃で最適に化学増感し、次いで下記カブリ防止剤
(1)、薬品(C)80mg、薬品(D)3gを加えた後
冷却した。このようにして平均粒子サイズ0.21μm
の単分散立方体塩臭化銀乳剤635gを得た。
【0117】
【化20】
【0118】
【表2】
【0119】
【化21】
【0120】
【化22】
【0121】
【化23】
【0122】感光性ハロゲン化銀乳剤(2) 〔赤感乳剤層
用〕 良く攪拌しているゼラチン水溶液(水700ml中にゼラ
チン20g、臭化カリウム0.3g、塩化ナトリウム9
gおよび前記薬品(A)15mgを加えて53℃に保温し
たもの)に、表3の(I)液と(II)液を同時に10分
間等流量で添加した。次いで(I) 、(II)液の添加終了
6分後に色素のゼラチン分散物の水溶液(水115ml中
にゼラチン1.2g、前記の色素(a)77mg、前記の
色素(b)153mg、前記の色素(c)5mgを含み45
℃に保温したもの)を添加した。4分後からさらに表2
の(III) 液と(IV)液を同時に30分間等流量で添加し
た。
用〕 良く攪拌しているゼラチン水溶液(水700ml中にゼラ
チン20g、臭化カリウム0.3g、塩化ナトリウム9
gおよび前記薬品(A)15mgを加えて53℃に保温し
たもの)に、表3の(I)液と(II)液を同時に10分
間等流量で添加した。次いで(I) 、(II)液の添加終了
6分後に色素のゼラチン分散物の水溶液(水115ml中
にゼラチン1.2g、前記の色素(a)77mg、前記の
色素(b)153mg、前記の色素(c)5mgを含み45
℃に保温したもの)を添加した。4分後からさらに表2
の(III) 液と(IV)液を同時に30分間等流量で添加し
た。
【0123】常法により水洗、脱塩した後石灰処理オセ
インゼラチン33g、前記の薬品(B)50mgを加え
て、pHを6.2、pAgを7.8に調整し4−ヒドロ
キシ−6−メチル−1,3,3a,7−テトラザインデ
ンを加え、次にチオ硫酸ナトリウムと塩化金酸を加えて
68℃で最適に化学増感し、次いで前記カブリ防止剤
(1)、薬品(C)80mg、薬品(D)3gを加えた後
冷却した。このようにして平均粒子サイズ0.45μm
の単分散立方体塩臭化銀乳剤635gを得た。
インゼラチン33g、前記の薬品(B)50mgを加え
て、pHを6.2、pAgを7.8に調整し4−ヒドロ
キシ−6−メチル−1,3,3a,7−テトラザインデ
ンを加え、次にチオ硫酸ナトリウムと塩化金酸を加えて
68℃で最適に化学増感し、次いで前記カブリ防止剤
(1)、薬品(C)80mg、薬品(D)3gを加えた後
冷却した。このようにして平均粒子サイズ0.45μm
の単分散立方体塩臭化銀乳剤635gを得た。
【0124】
【表3】
【0125】感光性ハロゲン化銀乳剤(3) 〔緑感乳剤層
用〕 良く攪拌しているゼラチン水溶液(水690ml中にゼラ
チン20g、臭化カリウム0.5g、塩化ナトリウム5
gおよび前記の薬品(A)15mgを加えて41℃に保温
したもの)に、表4の(I)液と(II)液を同時に8分
間等流量で添加した。10分後さらに表4の(III) 液と
(IV)液を同時に32分間等流量で添加した。また(II
I) 、(IV)液の添加終了1分後に色素のメタノール溶
液(メタノール47ml中に下記の色素(d−1)228
mgと下記の色素(d−2)57.3mgを含み30℃に保
温したもの)を一括して添加した。
用〕 良く攪拌しているゼラチン水溶液(水690ml中にゼラ
チン20g、臭化カリウム0.5g、塩化ナトリウム5
gおよび前記の薬品(A)15mgを加えて41℃に保温
したもの)に、表4の(I)液と(II)液を同時に8分
間等流量で添加した。10分後さらに表4の(III) 液と
(IV)液を同時に32分間等流量で添加した。また(II
I) 、(IV)液の添加終了1分後に色素のメタノール溶
液(メタノール47ml中に下記の色素(d−1)228
mgと下記の色素(d−2)57.3mgを含み30℃に保
温したもの)を一括して添加した。
【0126】常法により水洗、脱塩した後石灰処理オセ
インゼラチン22g、前記の薬品(B)50mg、薬品
(D)3gを加えて、pHを6.0、pAgを7.1に
調整し4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a,7
−テトラザインデンを加え、次にチオ硫酸ナトリウムを
加えて60℃で最適に化学増感し、次いで下記カブリ防
止剤(1)を加えた後冷却した。このようにして平均粒
子サイズ0.23μmの単分散立方体塩臭化銀乳剤63
5gを得た。
インゼラチン22g、前記の薬品(B)50mg、薬品
(D)3gを加えて、pHを6.0、pAgを7.1に
調整し4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a,7
−テトラザインデンを加え、次にチオ硫酸ナトリウムを
加えて60℃で最適に化学増感し、次いで下記カブリ防
止剤(1)を加えた後冷却した。このようにして平均粒
子サイズ0.23μmの単分散立方体塩臭化銀乳剤63
5gを得た。
【0127】
【表4】
【0128】
【化24】
【0129】感光性ハロゲン化銀乳剤(4) 〔緑感乳剤層
用〕 良く攪拌しているゼラチン水溶液(水710ml中にゼラ
チン20g、臭化カリウム0.3g、塩化ナトリウム9
gおよび前記の薬品(A)7.5mgを加えて63℃に保
温したもの)に、表5の(I)液と(II)液を同時に1
0分間等流量で添加した。10分後さらに表5の(III)
液と(IV)液を同時に20分間等流量で添加した。また
(III) 、(IV)液の添加終了1分後に色素のメタノール
溶液(メタノール35ml中に前記の色素(d−1)21
0mgと(d−2)42.7mgを含み46℃に保温したも
の)を一括して添加した。
用〕 良く攪拌しているゼラチン水溶液(水710ml中にゼラ
チン20g、臭化カリウム0.3g、塩化ナトリウム9
gおよび前記の薬品(A)7.5mgを加えて63℃に保
温したもの)に、表5の(I)液と(II)液を同時に1
0分間等流量で添加した。10分後さらに表5の(III)
液と(IV)液を同時に20分間等流量で添加した。また
(III) 、(IV)液の添加終了1分後に色素のメタノール
溶液(メタノール35ml中に前記の色素(d−1)21
0mgと(d−2)42.7mgを含み46℃に保温したも
の)を一括して添加した。
【0130】常法により水洗、脱塩した後石灰処理オセ
インゼラチン33g、前記の薬品(B)50mg、薬品
(D)3gを加えて、pHを6.0、pAgを7.2に
調整し4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a,7
−テトラザインデンを加え、次にチオ硫酸ナトリウムと
塩化金酸を加えて60℃で最適に化学増感し、次いで下
記カブリ防止剤(1)を加えた後冷却した。このように
して平均粒子サイズ0.45μmの単分散立方体塩臭化
銀乳剤635gを得た。
インゼラチン33g、前記の薬品(B)50mg、薬品
(D)3gを加えて、pHを6.0、pAgを7.2に
調整し4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a,7
−テトラザインデンを加え、次にチオ硫酸ナトリウムと
塩化金酸を加えて60℃で最適に化学増感し、次いで下
記カブリ防止剤(1)を加えた後冷却した。このように
して平均粒子サイズ0.45μmの単分散立方体塩臭化
銀乳剤635gを得た。
【0131】
【表5】
【0132】感光性ハロゲン化銀乳剤(5) 〔青感乳剤層
用〕 良く攪拌しているゼラチン水溶液(水690ml中にゼラ
チン20g、臭化カリウム0.5g、塩化ナトリウム5
gおよび前記の薬品(A)15mgを加えて46℃に保温
したもの)に、表6の(I)液と(II)液を同時に8分
間等流量で添加した。10分後さらに表6の(III) 液と
(IV)液を同時に18分間等流量で添加した。また(II
I) 、(IV)液の添加終了1分後に色素の水溶液(水9
5mlとメタノール5ml中に、下記の色素(e)225mg
と下記の色素(f)225mgを含み30℃に保温したも
の)を一括して添加した。
用〕 良く攪拌しているゼラチン水溶液(水690ml中にゼラ
チン20g、臭化カリウム0.5g、塩化ナトリウム5
gおよび前記の薬品(A)15mgを加えて46℃に保温
したもの)に、表6の(I)液と(II)液を同時に8分
間等流量で添加した。10分後さらに表6の(III) 液と
(IV)液を同時に18分間等流量で添加した。また(II
I) 、(IV)液の添加終了1分後に色素の水溶液(水9
5mlとメタノール5ml中に、下記の色素(e)225mg
と下記の色素(f)225mgを含み30℃に保温したも
の)を一括して添加した。
【0133】常法により水洗、脱塩した後石灰処理オセ
インゼラチン22g、前記の薬品(B)50mg、薬品
(D)3gを加えて、pHを6.0、pAgを7.7に
調整し4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a,7
−テトラザインデンを加え、次にチオ硫酸ナトリウムを
加えて65℃で最適に化学増感し、次いで下記カブリ防
止剤(1)を加えた後冷却した。このようにして平均粒
子サイズ0.27μmの単分散立方体塩臭化銀乳剤63
5gを得た。
インゼラチン22g、前記の薬品(B)50mg、薬品
(D)3gを加えて、pHを6.0、pAgを7.7に
調整し4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a,7
−テトラザインデンを加え、次にチオ硫酸ナトリウムを
加えて65℃で最適に化学増感し、次いで下記カブリ防
止剤(1)を加えた後冷却した。このようにして平均粒
子サイズ0.27μmの単分散立方体塩臭化銀乳剤63
5gを得た。
【0134】
【表6】
【0135】
【化25】
【0136】
【化26】
【0137】感光性ハロゲン化銀乳剤(6) 〔青感乳剤層
用〕 良く攪拌しているゼラチン水溶液(水710ml中にゼラ
チン20g、臭化カリウム0.3g、塩化ナトリウム9
gおよび前記の薬品(A)15mgを加えて59℃に保温
したもの)に、表7の(I)液と(II)液を同時に8分
間等流量で添加した。10分後さらに表7の(III) 液と
(IV)液を同時に18分間等流量で添加した。また(II
I) 、(IV)液の添加終了1分後に色素の水溶液(水8
2mlとメタノール6ml中に、前記の色素(e)113mg
と前記の色素(f)113mgを含み40℃に保温したも
の)を一括して添加した。
用〕 良く攪拌しているゼラチン水溶液(水710ml中にゼラ
チン20g、臭化カリウム0.3g、塩化ナトリウム9
gおよび前記の薬品(A)15mgを加えて59℃に保温
したもの)に、表7の(I)液と(II)液を同時に8分
間等流量で添加した。10分後さらに表7の(III) 液と
(IV)液を同時に18分間等流量で添加した。また(II
I) 、(IV)液の添加終了1分後に色素の水溶液(水8
2mlとメタノール6ml中に、前記の色素(e)113mg
と前記の色素(f)113mgを含み40℃に保温したも
の)を一括して添加した。
【0138】常法により水洗、脱塩した後石灰処理オセ
インゼラチン33g、前記の薬品(B)50mg、薬品
(D)3gを加えて、pHを6.0、pAgを7.7に
調整し4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a,7
−テトラザインデンを加え、次にチオ硫酸ナトリウムと
塩化金酸を加えて65℃で最適に化学増感し、次いで下
記カブリ防止剤(1)を加えた後冷却した。このように
して平均粒子サイズ0.47μmの単分散立方体塩臭化
銀乳剤635gを得た。
インゼラチン33g、前記の薬品(B)50mg、薬品
(D)3gを加えて、pHを6.0、pAgを7.7に
調整し4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a,7
−テトラザインデンを加え、次にチオ硫酸ナトリウムと
塩化金酸を加えて65℃で最適に化学増感し、次いで下
記カブリ防止剤(1)を加えた後冷却した。このように
して平均粒子サイズ0.47μmの単分散立方体塩臭化
銀乳剤635gを得た。
【0139】
【表7】
【0140】以上のものを用いて第8表に示す感光材料
101を作った。
101を作った。
【0141】
【表8】
【0142】
【表9】
【0143】
【表10】
【0144】
【化27】
【0145】
【化28】
【0146】
【化29】
【0147】
【化30】
【0148】
【化31】
【0149】
【化32】
【0150】
【化33】
【0151】次に受像材料の作り方について述べる。表
11、表12に示す様な構成の受像材料R201を作っ
た。
11、表12に示す様な構成の受像材料R201を作っ
た。
【0152】
【表11】
【0153】
【表12】
【0154】
【化34】
【0155】
【化35】
【0156】
【化36】
【0157】
【化37】
【0158】
【化38】
【0159】(比較用の画像形成方法)以上の感光材料
101及び受像材料R201を用い、富士写真フイルム
株式会社製ピクトロスタット300を使い処理した。即
ち、ピクトロスタット300の原稿台に原画(電子写真
学会テストチャート)を置き、通常の操作により面露光
し、露光済の感光材料を40℃に保温した水に2.5秒
間浸漬したのち、ローラーで絞り直ちに受像材料と膜面
が接するように重ね合わせた。ついで吸水した膜面の温
度が80℃となるように温度調節したヒートドラムを用
い、17秒間加熱し受像材料から感光材料を引き剥がす
と受像材料上に原画に対応したカラー画像が得られた。
101及び受像材料R201を用い、富士写真フイルム
株式会社製ピクトロスタット300を使い処理した。即
ち、ピクトロスタット300の原稿台に原画(電子写真
学会テストチャート)を置き、通常の操作により面露光
し、露光済の感光材料を40℃に保温した水に2.5秒
間浸漬したのち、ローラーで絞り直ちに受像材料と膜面
が接するように重ね合わせた。ついで吸水した膜面の温
度が80℃となるように温度調節したヒートドラムを用
い、17秒間加熱し受像材料から感光材料を引き剥がす
と受像材料上に原画に対応したカラー画像が得られた。
【0160】(本発明の画像形成方法)これらの試料に
対して、上記原画をライノタイプ・ヘル株式会社製フラ
ットベッドカラースキャナーTOPAZで読み込んだ画
像情報を変調した下記の可視光ビームによる走査露光を
施した。
対して、上記原画をライノタイプ・ヘル株式会社製フラ
ットベッドカラースキャナーTOPAZで読み込んだ画
像情報を変調した下記の可視光ビームによる走査露光を
施した。
【0161】光源としては、半導体レーザーGaAlA
s(発振波長,808.5nm)を励起光源としたYA
G固体レーザー(発振波長,946nm)をKNbO3
のSHG結晶により波長変換して取り出した473nm
と、半導体レーザーGaAlAs(発振波長,808.
7nm)を励起光源としたYVO4 固体レーザー(発振
波長,1064nm)をSHGのKTP結晶により波長
変換して取り出した532nmと、AlGaInP(発
振波長,約670nm:東芝製タイプNo. TOLD92
11)とを用いた。3色のそれぞれのレーザー光はポリ
ゴンミラーにより走査方向に対して垂直方向に移動し、
感光材料上に、順次走査露光できるようにした。半導体
レーザーの温度による光量変動は、ペルチェ素子を利用
して温度が一定に保たれることで抑えられている。
s(発振波長,808.5nm)を励起光源としたYA
G固体レーザー(発振波長,946nm)をKNbO3
のSHG結晶により波長変換して取り出した473nm
と、半導体レーザーGaAlAs(発振波長,808.
7nm)を励起光源としたYVO4 固体レーザー(発振
波長,1064nm)をSHGのKTP結晶により波長
変換して取り出した532nmと、AlGaInP(発
振波長,約670nm:東芝製タイプNo. TOLD92
11)とを用いた。3色のそれぞれのレーザー光はポリ
ゴンミラーにより走査方向に対して垂直方向に移動し、
感光材料上に、順次走査露光できるようにした。半導体
レーザーの温度による光量変動は、ペルチェ素子を利用
して温度が一定に保たれることで抑えられている。
【0162】上記露光済の感光材料を、比較用の画像形
成方法と同様の方法で熱現像処理し、受像材料上に原画
に対応したカラー画像が得られた。本発明により得られ
た画像は比較用に対して、より鮮明で、解像度に優れた
高画質のカラー画像であった。
成方法と同様の方法で熱現像処理し、受像材料上に原画
に対応したカラー画像が得られた。本発明により得られ
た画像は比較用に対して、より鮮明で、解像度に優れた
高画質のカラー画像であった。
【0163】実施例2 感光性ハロゲン化銀乳剤の作り方 感光性ハロゲン化銀乳剤(1)〔赤感乳剤層用〕 良く攪拌しているゼラチン水溶液(水26.3リットル中に
ゼラチン800g、臭化カリウム12g、塩化ナトリウ
ム80gおよび化合物(a)1.2gを加えて53℃に
保温したもの)に、表13の(I)液を9分間等流量で
添加し、又(II)液を(I)液の添加の10秒前から9分
10秒間等流量で添加した。6分後さらに表13の(II
I)液を24分間等流量で(IV) 液を(III) 液と同時に
添加を始め24分30秒間等流量で添加した。常法によ
り水洗、脱塩(沈降剤(a)を用いてpH4.0で行っ
た)した後石灰処理オセインゼラチン880gと化合物
(b)2.8gを加えて、pHを6.0に調整しリボ核
酸分解物12.8g、トリメチルチオ尿素32mgを加え
60℃で71分最適に化学増感した後、4−ヒドロキシ
−6−メチル−1,3,3a,7−テトラザインデン
2.6g、色素(a)3.2g、KBrを5.1g、後
述する安定剤を2.6gを順次加えた後、冷却した。こ
のようにして平均粒子サイズ0.32μmの単分散立方
体塩臭化銀乳剤28.1kgを得た。
ゼラチン800g、臭化カリウム12g、塩化ナトリウ
ム80gおよび化合物(a)1.2gを加えて53℃に
保温したもの)に、表13の(I)液を9分間等流量で
添加し、又(II)液を(I)液の添加の10秒前から9分
10秒間等流量で添加した。6分後さらに表13の(II
I)液を24分間等流量で(IV) 液を(III) 液と同時に
添加を始め24分30秒間等流量で添加した。常法によ
り水洗、脱塩(沈降剤(a)を用いてpH4.0で行っ
た)した後石灰処理オセインゼラチン880gと化合物
(b)2.8gを加えて、pHを6.0に調整しリボ核
酸分解物12.8g、トリメチルチオ尿素32mgを加え
60℃で71分最適に化学増感した後、4−ヒドロキシ
−6−メチル−1,3,3a,7−テトラザインデン
2.6g、色素(a)3.2g、KBrを5.1g、後
述する安定剤を2.6gを順次加えた後、冷却した。こ
のようにして平均粒子サイズ0.32μmの単分散立方
体塩臭化銀乳剤28.1kgを得た。
【0164】
【表13】
【0165】
【化39】
【0166】感光性ハロゲン化銀乳剤(2)〔緑感乳剤
層用〕 良く攪拌しているゼラチン水溶液(水600ml中にゼラ
チン20g、臭化カリウム0.3g、塩化ナトリウム2
gおよび化合物(a)30mgを加えて46℃に保温した
もの)に、表14の(I)液と(II)液を同時に9分間
等流量で添加した。5分後さらに表14の(III)液と
(IV) 液を同時に32分間等流量で添加した。また(II
I) 液添加開始の11分後に沃化カリウムの1%水溶液
を100cc添加した。更に(III)、(IV) 液の添加終
了1分後に色素のメタノール溶液60ml(色素(b1)
360mgと色素(b2)73.4mgとを含む)を一括し
て添加した。常法により水洗、脱塩(沈降剤(a)を用
いてpH4.0で行った)した後石灰処理オセインゼラ
チン22gを加えて、NaClとNaOHを適量加えて
pHを6.0、pAgを7.6に調整し、リボ核酸分解
物を0.18g、チオ硫酸ナトリウム4.2mgと4−ヒ
ドロキシ−6−メチル−1,3,3a,7−テトラザイ
ンデン180mgを加えて60℃で最適に化学増感し、次
いでカブリ防止剤(1)90mgを添加した後、冷却し
た。また、防腐剤として化合物(b)70mgと化合物
(c)3mlを加えた。このようにして平均粒子サイズ
0.30μmの単分散立方体塩臭化銀乳剤635gを得
た。
層用〕 良く攪拌しているゼラチン水溶液(水600ml中にゼラ
チン20g、臭化カリウム0.3g、塩化ナトリウム2
gおよび化合物(a)30mgを加えて46℃に保温した
もの)に、表14の(I)液と(II)液を同時に9分間
等流量で添加した。5分後さらに表14の(III)液と
(IV) 液を同時に32分間等流量で添加した。また(II
I) 液添加開始の11分後に沃化カリウムの1%水溶液
を100cc添加した。更に(III)、(IV) 液の添加終
了1分後に色素のメタノール溶液60ml(色素(b1)
360mgと色素(b2)73.4mgとを含む)を一括し
て添加した。常法により水洗、脱塩(沈降剤(a)を用
いてpH4.0で行った)した後石灰処理オセインゼラ
チン22gを加えて、NaClとNaOHを適量加えて
pHを6.0、pAgを7.6に調整し、リボ核酸分解
物を0.18g、チオ硫酸ナトリウム4.2mgと4−ヒ
ドロキシ−6−メチル−1,3,3a,7−テトラザイ
ンデン180mgを加えて60℃で最適に化学増感し、次
いでカブリ防止剤(1)90mgを添加した後、冷却し
た。また、防腐剤として化合物(b)70mgと化合物
(c)3mlを加えた。このようにして平均粒子サイズ
0.30μmの単分散立方体塩臭化銀乳剤635gを得
た。
【0167】
【表14】
【0168】
【化40】
【0169】
【化41】
【0170】感光性ハロゲン化銀乳剤(3)〔青感乳剤
層用〕 良く攪拌しているゼラチン水溶液(水29.2リットル中に
ゼラチン1582g、KBr127g、化合物(a)6
60mgを加えて72℃に保ったもの)に表15に示す組
成のI液とII液を、II液を添加し、10秒後にI液を、
各々30分間かけて添加した。また、I液添加終了後2
分後にV液を添加し、II液添加終了後5分後にIV液を添
加し、その10秒後にIII 液を、III 液は27分50
秒、IV液は28分間かけて添加した。
層用〕 良く攪拌しているゼラチン水溶液(水29.2リットル中に
ゼラチン1582g、KBr127g、化合物(a)6
60mgを加えて72℃に保ったもの)に表15に示す組
成のI液とII液を、II液を添加し、10秒後にI液を、
各々30分間かけて添加した。また、I液添加終了後2
分後にV液を添加し、II液添加終了後5分後にIV液を添
加し、その10秒後にIII 液を、III 液は27分50
秒、IV液は28分間かけて添加した。
【0171】その後、常法により水洗、脱塩(沈降剤
(b)32.4gを用いてpH3.9で行った)した
後、石灰処理オセインゼラチン1230gと化合物
(b)2.8mgを加えてpHを6.1、pAgを8.4
にあわせた。その後、チオ硫酸ナトリウムを24.9mg
加え、65℃で約70分最適に化学増感した後、色素
(c)13.1g、化合物(c)を118ml順次加えた
後、冷却した。得られた乳剤のハロゲン化銀粒子はイモ
状粒子であり、粒子サイズは0.53μm 、収量は3
0.7kgであった。
(b)32.4gを用いてpH3.9で行った)した
後、石灰処理オセインゼラチン1230gと化合物
(b)2.8mgを加えてpHを6.1、pAgを8.4
にあわせた。その後、チオ硫酸ナトリウムを24.9mg
加え、65℃で約70分最適に化学増感した後、色素
(c)13.1g、化合物(c)を118ml順次加えた
後、冷却した。得られた乳剤のハロゲン化銀粒子はイモ
状粒子であり、粒子サイズは0.53μm 、収量は3
0.7kgであった。
【0172】
【表15】
【0173】
【化42】
【0174】次に化合物(d)のゼラチン分散物の作り
方について述べる。化合物(d)を0.76g、高沸点
有機溶剤(1)を2.27g、化合物(f)を0.23
g、化合物(g)を0.47g、化合物(h)を0.1
0g、界面活性剤(1)を0.66g秤量し、酢酸エチ
ルを10cc加え、約60℃で加熱溶解し、均一な溶液と
した。この溶液と石灰処理ゼラチンの16%溶液62.
5gを攪拌混合した後、ホモジナイザーで10分間10
000rpm で分散した。分散後、希釈用の水を28cc加
えた。この分散液を化合物(d)の分散物と言う。
方について述べる。化合物(d)を0.76g、高沸点
有機溶剤(1)を2.27g、化合物(f)を0.23
g、化合物(g)を0.47g、化合物(h)を0.1
0g、界面活性剤(1)を0.66g秤量し、酢酸エチ
ルを10cc加え、約60℃で加熱溶解し、均一な溶液と
した。この溶液と石灰処理ゼラチンの16%溶液62.
5gを攪拌混合した後、ホモジナイザーで10分間10
000rpm で分散した。分散後、希釈用の水を28cc加
えた。この分散液を化合物(d)の分散物と言う。
【0175】
【化43】
【0176】次に化合物(2)のゼラチン分散物の作り
方について述べる。化合物(2)を0.035g、化合
物(O)を0.017g、化合物(d)を0.76g、
高沸点有機溶剤(1)を2.27g、化合物(f)を
0.23g、化合物(g)を0.47g、化合物(h)
を0.10g、界面活性剤(1)を0.66g秤量し、
酢酸エチルを10cc加え、約60℃で加熱溶解し、均一
な溶液とした。この溶液と石灰処理ゼラチンの16%溶
液62.5gを攪拌混合した後、ホモジナイザーで10
分間10000rpm で分散した。分散後、希釈用の水を
132cc加えた。この分散液を本発明の化合物(2)の
ゼラチン分散物と言う。
方について述べる。化合物(2)を0.035g、化合
物(O)を0.017g、化合物(d)を0.76g、
高沸点有機溶剤(1)を2.27g、化合物(f)を
0.23g、化合物(g)を0.47g、化合物(h)
を0.10g、界面活性剤(1)を0.66g秤量し、
酢酸エチルを10cc加え、約60℃で加熱溶解し、均一
な溶液とした。この溶液と石灰処理ゼラチンの16%溶
液62.5gを攪拌混合した後、ホモジナイザーで10
分間10000rpm で分散した。分散後、希釈用の水を
132cc加えた。この分散液を本発明の化合物(2)の
ゼラチン分散物と言う。
【0177】
【化44】
【0178】次に色素供与性化合物のゼラチン分散物の
作り方について述べる。シアンの色素供与性化合物(A
1)を7.3g、シアンの色素供与性化合物(A2)を
11.0g、界面活性剤(1)を0.8g、化合物
(h)を1g、化合物(i)を2.2g、高沸点有機溶
剤(l)を7g、高沸点有機溶剤(2)を3g秤量し、
酢酸エチル26ml、水1.2mlを加え、約60℃で加熱
溶解し、均一な溶液とした。この溶液と石灰処理ゼラチ
ンの16%溶液65gと水87ccを攪拌混合した後、ホ
モジナイザーで10分間10000rpm で分散した。分
散後、希釈用の水を216cc加えた。この分散液をシア
ンの色素供与性化合物の分散物と言う。
作り方について述べる。シアンの色素供与性化合物(A
1)を7.3g、シアンの色素供与性化合物(A2)を
11.0g、界面活性剤(1)を0.8g、化合物
(h)を1g、化合物(i)を2.2g、高沸点有機溶
剤(l)を7g、高沸点有機溶剤(2)を3g秤量し、
酢酸エチル26ml、水1.2mlを加え、約60℃で加熱
溶解し、均一な溶液とした。この溶液と石灰処理ゼラチ
ンの16%溶液65gと水87ccを攪拌混合した後、ホ
モジナイザーで10分間10000rpm で分散した。分
散後、希釈用の水を216cc加えた。この分散液をシア
ンの色素供与性化合物の分散物と言う。
【0179】
【化45】
【0180】
【化46】
【0181】マゼンタの色素供与性化合物(B)を4.
57g、化合物(m)を0.051g、化合物(h)を
0.051g、化合物(n)を0.032g、界面活性
剤(1)を0.094g、高沸点有機溶剤(2)を2.
3g秤量し、酢酸エチル12mlを加え、約60℃で加熱
溶解し、均一な溶液とした。この溶液と石灰処理ゼラチ
ンの16%溶液15.4gと水23.7ccを攪拌混合し
た後、ホモジナイザーで10分間、10000rpm で分
散した。その後希釈用水を43cc加えた。この分散液を
マゼンタの色素供与性化合物の分散物と言う。
57g、化合物(m)を0.051g、化合物(h)を
0.051g、化合物(n)を0.032g、界面活性
剤(1)を0.094g、高沸点有機溶剤(2)を2.
3g秤量し、酢酸エチル12mlを加え、約60℃で加熱
溶解し、均一な溶液とした。この溶液と石灰処理ゼラチ
ンの16%溶液15.4gと水23.7ccを攪拌混合し
た後、ホモジナイザーで10分間、10000rpm で分
散した。その後希釈用水を43cc加えた。この分散液を
マゼンタの色素供与性化合物の分散物と言う。
【0182】
【化47】
【0183】イエローの色素供与性化合物(C)を15
g、化合物(d)を2.3g、化合物(h)を0.9
g、界面活性剤(l)を0.88g、化合物(J)を
3.9g、化合物(K)を1.9g、高沸点有機溶剤
(1)を16.9g秤量し、酢酸エチル49mlを加え、
約60℃で加熱溶解し、均一な溶液とした。この溶液と
石灰処理ゼラチンの16%溶液63.5gと水103cc
を攪拌混合した後、ホモジナイザーで10分間、100
00rpm で分散した。その後希釈用水を94cc加えた。
この分散液をイエローの色素供与性化合物の分散物と言
う。
g、化合物(d)を2.3g、化合物(h)を0.9
g、界面活性剤(l)を0.88g、化合物(J)を
3.9g、化合物(K)を1.9g、高沸点有機溶剤
(1)を16.9g秤量し、酢酸エチル49mlを加え、
約60℃で加熱溶解し、均一な溶液とした。この溶液と
石灰処理ゼラチンの16%溶液63.5gと水103cc
を攪拌混合した後、ホモジナイザーで10分間、100
00rpm で分散した。その後希釈用水を94cc加えた。
この分散液をイエローの色素供与性化合物の分散物と言
う。
【0184】
【化48】
【0185】これらにより、表16、表17、表18、
表19のような熱現像感光材料301を構成した。
表19のような熱現像感光材料301を構成した。
【0186】
【表16】
【0187】
【表17】
【0188】
【表18】
【0189】
【表19】
【0190】
【化49】
【0191】
【化50】
【0192】(比較用の画像形成方法)以上の感光材料
301及び受像材料R201を用い、富士写真フイルム
株式会社製ピクトロスタット330を以下の露光と処理
を行った。即ち、ピクトロスタット330のNSE33
0の原稿台にカラーネガ原稿(電子写真学会テストチャ
ートを富士写真フイルム株式会社製カラーネガフィルム
・スーパーG400ACEに露光し処理したもの)を置
き、通常の操作により面露光し、露光済の感光材料を4
0℃に保温した水に2.5秒間浸したのち、ローラーで
絞り直ちに受像材料と膜面が接するように重ね合わせ
た。次いで吸水した膜面の温度が83℃となるように温
度調節したヒートドラムを用い、30秒間加熱し受像材
料から感光材料を引き剥がすと受像材料上に原画(電子
写真学会テストチャート)に対応したカラー画像が得ら
れた。
301及び受像材料R201を用い、富士写真フイルム
株式会社製ピクトロスタット330を以下の露光と処理
を行った。即ち、ピクトロスタット330のNSE33
0の原稿台にカラーネガ原稿(電子写真学会テストチャ
ートを富士写真フイルム株式会社製カラーネガフィルム
・スーパーG400ACEに露光し処理したもの)を置
き、通常の操作により面露光し、露光済の感光材料を4
0℃に保温した水に2.5秒間浸したのち、ローラーで
絞り直ちに受像材料と膜面が接するように重ね合わせ
た。次いで吸水した膜面の温度が83℃となるように温
度調節したヒートドラムを用い、30秒間加熱し受像材
料から感光材料を引き剥がすと受像材料上に原画(電子
写真学会テストチャート)に対応したカラー画像が得ら
れた。
【0193】(本発明の画像形成方法)これらの試料に
対して、上記原画(電子写真学会テストチャート)をラ
イノタイプ・ヘル株式会社製フラットベッドカラースキ
ャナーTOPAZで読み込んだ画像情報を変調し実施例
1と同様の方法で可視光ビームによる走査露光を施し
た。
対して、上記原画(電子写真学会テストチャート)をラ
イノタイプ・ヘル株式会社製フラットベッドカラースキ
ャナーTOPAZで読み込んだ画像情報を変調し実施例
1と同様の方法で可視光ビームによる走査露光を施し
た。
【0194】上記露光済の感光材料を、比較用の画像形
成方法と同様の方法で熱現像処理し、受像材料上に原画
に対応したカラー画像が得られた。本発明により得られ
た画像は比較用に対して、より鮮明で、解像度に優れた
高画質のカラー画像であった。
成方法と同様の方法で熱現像処理し、受像材料上に原画
に対応したカラー画像が得られた。本発明により得られ
た画像は比較用に対して、より鮮明で、解像度に優れた
高画質のカラー画像であった。
Claims (3)
- 【請求項1】 支持体上に少なくとも3層の、可視光域
の互いに異なる波長に最大分光感度を有し、互いに異な
る色調の色素を放出または形成する色素供与性化合物と
組み合わされた感光層を有する熱現像カラー感光材料で
あって、該感光層側の可視光域の透過濃度が0.5以上
である熱現像カラー感光材料を、画像情報に基づいて変
調した可視光ビームにより走査露光し、熱現像処理する
ことを特徴とするカラー画像形成方法。 - 【請求項2】 該可視光ビームによる走査ピッチが実効
ビーム径より小さく、かつラスタ間の重なり幅が実効ビ
ーム径の5%以上95%以下である走査露光を施すこと
を特徴とする請求項1記載のカラー画像形成方法。 - 【請求項3】 該熱現像カラー感光材料が色素トラップ
剤を有することを特徴とする請求項1に記載のカラー画
像形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25195996A JPH1097042A (ja) | 1996-09-24 | 1996-09-24 | カラー画像形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25195996A JPH1097042A (ja) | 1996-09-24 | 1996-09-24 | カラー画像形成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1097042A true JPH1097042A (ja) | 1998-04-14 |
Family
ID=17230539
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25195996A Pending JPH1097042A (ja) | 1996-09-24 | 1996-09-24 | カラー画像形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1097042A (ja) |
-
1996
- 1996-09-24 JP JP25195996A patent/JPH1097042A/ja active Pending
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