JPH1096640A - 車輌走行表示装置 - Google Patents

車輌走行表示装置

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JPH1096640A
JPH1096640A JP15153097A JP15153097A JPH1096640A JP H1096640 A JPH1096640 A JP H1096640A JP 15153097 A JP15153097 A JP 15153097A JP 15153097 A JP15153097 A JP 15153097A JP H1096640 A JPH1096640 A JP H1096640A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車輌の現在位置表示を、運転者にわかりやす
い表示で、的確に行うことができ、有用な情報を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 車輌の走行方向の変更を検出する方位検
出手段と、 車輌の走行距離を検出する距離検出手段と、
前記方位検出手段と前記距離検出手段からの信号を入力
し、 ある地点から別のある地点までの走行方向及び距離
を演算する演算手段と、前記演算手段で演算した結果を
表示する表示手段とを備え、 前記方位検出手段は、 方位
変更があったときに信号を出力するものとし、 前記演算
手段は、距離を計測するタイマ手段を有し、 このタイマ
手段へのタイマ開始信号は前記方位検出手段からの出力
信号によって行い、 前記方位検出手段から方位が変更さ
れたことを内容とする次の信号が入力されるまで距離検
出手段からの距離信号を入力することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車輌用、特に自動
車の車輌走行表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来自動車には走行距離を計測し表示す
る装置が設けられていた。又計時装置(タイマー)や燃
料消費計測装置を有し、平均速度や燃費、又は目的地へ
の到達予定時間、残存燃料での走行可能距離等を計算し
表示するものがあった。また、例えば特開昭58ー12
9212号公報に示されるように、CRTディスプレイ
と、走行経路を計測する機能と地図情報を有して地図を
作成する機能とを有するコンピュータシステムを備え、
表示装置の画面に地図と走行経路を同時に併せて表示
し、自動車等の走行位置を地図上にて知ることができる
ようにした車輌走行表示装置が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら車輌の走
行表示装置として、有用な情報をわかりやすく表示する
装置は、今なおあまり提案されていないのが現状であ
る。
【0004】そこで本発明は、車両の走行において、有
用な情報を提供することを目的とする。また本発明は、
車輌の現在位置表示を的確に行うことができる車輌走行
表示装置を提供することを目的とする。また本発明は、
上記情報が運転者にわかりやすい表示で車輌走行表示装
置を提供することを目的とする。さらに本発明は、その
表示操作をより簡単で理解しやすい操作をすることによ
り、走行中の安全を十分に確保しつつ車輌走行表示装置
を利用することができる車輌走行表示装置を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の本発明の車輌走行表示装置は、車輌
の走行方向の変更を検出する方位検出手段と、車輌の走
行距離を検出する距離検出手段と、前記方位検出手段と
前記距離検出手段からの信号を入力し、ある地点から別
のある地点までの走行方向及び距離を演算する演算手段
と、前記演算手段で演算した結果を表示する表示手段と
を備え、前記方位検出手段は、方位変更があったときに
信号を出力するものとし、前記演算手段は、距離を計測
するタイマ手段を有し、このタイマ手段へのタイマ開始
信号は前記方位検出手段からの出力信号によって行い、
前記方位検出手段から方位が変更されたことを内容とす
る次の信号が入力されるまで距離検出手段からの距離信
号を入力することを特徴とする。 請求項2記載の本発明の車輌走行表示装置は、車輌の走
行方向の変更を検出する方位検出手段と、車輌の走行距
離を検出する距離検出手段と、前記方位検出手段と前記
距離検出手段からの信号を入力し、ある地点から別のあ
る地点までの走行方向及び距離を演算する演算手段と、
前記演算手段で演算した結果を一定時間又は一定距離ご
とに記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された内
容をその都度すぐに表示する表示手段とを備えたことを
特徴とする。請求項3記載の本発明の車輌走行表示装置
は、車輌の走行方向の変更を検出する方位検出手段と、
車輌の走行距離を検出する距離検出手段と、前記方位検
出手段と前記距離検出手段からの信号を入力し、ある地
点から別のある地点までの走行方向及び距離を演算する
演算手段と、前記演算手段で演算した結果を表示する表
示手段とを備え、前記演算手段は、複数の方位の変更が
所定時間あるいは所定距離以下で生じた場合には、はじ
めの方位と最後の方位とが同じであればその間の方位を
無視する補正手段を有することを特徴とする。 請求項4記載の本発明の車輌走行表示装置は、車輌の走
行方向の変更を検出する方位検出手段と、車輌の走行距
離を検出する距離検出手段と、前記方位検出手段と前記
距離検出手段からの信号を入力し、ある地点から別のあ
る地点までの走行方向及び距離を演算する演算手段と、
前記演算手段で演算した結果を表示する表示手段とを備
え、前記演算手段は、複数の方位の変更が所定時間ある
いは所定距離以下で生じた場合には、それぞれの方位を
単位時間又は単位距離ごとにそれぞれの信号として入力
し平均した方位を演算する補正手段を有することを特徴
とする。請求項5記載の本発明の車輌走行表示装置は、
前記補正手段は、車輌の走行速度が一定速度より遅いと
きにのみ機能することを特徴とする。請求項6記載の本
発明の車輌走行表示装置は、出発地と目的地とを特定し
その方位及び距離をあらかじめ設定する方位・距離設定
手段と、出発地から現在地までの方位と距離を演算する
演算手段と、前記演算手段の出力信号と前記方位・距離
設定手段からの信号に基づき出発地から現在地までの距
離を前記方位・距離設定手段により設定した方位に演算
した直線距離を求める第2演算手段と、前記方位・距離
設定手段により設定された出発地から目的地までの直線
距離に関する情報、前記演算手段によって演算した出発
地から現在位置までの距離に関する情報、及び前記第2
演算手段によって演算した方位への直線距離に関する情
報を表示する表示手段とを設けたことを特徴とする。 請求項7記載の本発明の車輌走行表示装置は、車輌の走
行方向の変更を検出する方位検出手段と、車輌の走行距
離を検出する距離検出手段と、前記方位検出手段と前記
距離検出手段からの信号を入力し、ある地点から別のあ
る地点までの走行方向及び距離を演算する演算手段と、
現在位置を表示する表示手段とを備え、前記表示手段
は、前記演算手段で演算した結果を一定時間又は一定距
離ごとに表示することを特徴とする。請求項8記載の本
発明の車輌走行表示装置は、出発地と目的地とを特定し
その方位及び距離をあらかじめ設定する方位・距離設定
手段と、出発地から現在地までの方位と距離を演算する
演算手段と、前記演算手段の出力信号と前記方位・距離
設定手段からの信号に基づき現在地から目的地までの方
位及び直線距離を求める第2演算手段と、前記演算手段
の出力信号と前記方位・距離設定手段からの信号に基づ
き出発地から現在地までの距離を前記方位・距離設定手
段により設定した方位に演算した直線距離、又は前記第
2演算手段の出力信号と前記方位・距離設定手段からの
信号に基づき現在宝目的地までの距離を前記方位・距離
認定手段により設定した方位に演算した直線距離を求め
る第3演算手段と、前記第2演算手段で求めた現在地か
ら目的地までの方位及び直線距離に関する情報、前記方
位・距離設定手段により設定された出発地から目的地ま
での直線距離に関する情報、及び前記第3演算手段によ
って演算した出発地から現在地までの距離を前記方位・
距離設定手段により設定した方位に演算した直線距離、
又は現在地から目的地までの距離を前記方位・距離設定
手段により設定した方位に演算した直線距離に関する情
報を表示する表示手段とを設けたことを特徴とする。請
求項9記載の本発明の車輌走行表示装置は、出発地と目
的地とを特定しその方位及び距離をあらかじめ設定する
方位・距離設定手段と、出発地から現在地までの方位及
び距離を演算する演算手段と、前記方位・距離設定手段
で設定された出発地から目的地までの全体の距離に対す
る出発地から現在地までの距離に関する情報、及び前記
方位・距離設定手段で設定された出発地から目的地まで
の全体の距離に対する現在地から目的地までの距離に関
する情報を演算する演算手段とを備え、出発地から目的
地までの方位に関する情報、現在地から目的地までの方
位及び直線距離に関する情報、及び出発地から目的地ま
での全体の距離に対する出発地から現在地まで、及び出
発地から目的地までの全体の距離に対する現在地から目
的地までの距離に関する情報を表示することを特徴とす
る。請求項10記載の本発明の車輌走行表示装置は、車
輌の走行方向の変更を検出する方位検出手段と、車輌の
走行距離を検出する距離検出手段と、前記方位検出手段
と前記距離検出手段からの信号を入力し、ある地点から
別のある地点までの走行方向及び距離を演算する演算手
段と、前記演算手段で演算した結果を記憶する記憶手段
と、前記記憶手段に記憶された内容を表示する表示手段
とを備え、前記記憶手段は、走行時に入力したいくつか
の地点に関する情報、及びある区間に関する全ての信号
を記憶しておき、これらの記憶した情報は表示すること
ができるとともに別に設けたクリア手段によってこれら
の情報を消去することができることを特徴とする。請求
項11記載の本発明の車輌走行表示装置は、既に走行し
てきた地点や区間に関する情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶した情報を入力指示に基づいて表示
する表示手段と、これらの記憶した情報を消去すること
ができるクリア手段とを有することを特徴とする。請求
項12記載の本発明の車輌走行表示装置は、CD、光デ
ィスク、磁気ディスク等の記憶部に記憶された内容を読
み取る記憶部読取手段と、前記記憶部読取手段によって
読み取った内容を表示する表示手段と、前記記憶部に読
み出しを指示する指示手段と、前記指示手段の指示内容
を表示する表示手段と、地図の縮尺を変更する倍率変更
指示手段と、前記倍率変更指示手段の内容を表示する表
示手段と、表示された地図を移動する表示移動操作手段
と、表示された地図の方位を変更する回転手段と、車輌
の進行方向を表示する表示手段と、ポイントとなる各地
点を入力する地名入力手段と、前記地名入力手段によっ
て入力された情報を記憶する記憶手段と、前記地名入力
手段により入力された出発地と目的地、及び出発地とし
て入力した地点から目的地の方向を表示する表示手段
と、既に走行してきた地点や区間に関する情報を記憶
し、この記憶した情報を入力指示に基づいて表示する表
示手段と、これらの記憶した情報を消去することができ
るクリア手段とを有することを特徴とする。請求項13
記載の本発明の車輌走行表示装置は、CD、光ディス
ク、磁気ディスク等の記憶部に記載された内容を読み取
る記憶部読取手段と、前記記憶部読取手段によって読み
取った内容を表示するとともに現在位置を表示する表示
手段と、前記記憶部読取手段を制御し、前記表示手段に
表示内容を出力する制御手段とを備え、前記制御手段
は、地図の縮尺を変更する倍率変更指示手段と、表示さ
れた地図を移動する表示移動操作手段と、表示された地
図の方位を変更する回転手段とを有し、現在位置表示
は、一定時間又は一定距離ごとに表示することを特徴と
する。請求項14記載の本発明の車輌走行表示装置は、
車輌の走行方向の変更を検出する方位検出手段と、車輌
の走行距離を検出する距離検出手段と、前記方位検出手
段と前記距離検出手段からの信号を入力し、ある地点か
ら別のある地点までの走行方向及び距離を演算する演算
手段とを備え、前記演算手段は、一定距離ごとに出力さ
れる距離信号パルスを基準にして、その時の方位を検出
して演算することを特徴とする。請求項15記載の本発
明の車輌走行表示装置は、CD、光ディスク、磁気ディ
スク等の記憶部に記載された内容を読み取る記憶部読取
手段と、前記記憶部読取手段によって読み取った内容を
表示する表示手段と、前記記憶部読取手段を制御し、前
記表示手段に表示内容を出力する制御手段とを備え、前
記制御手段は、現在位置を表示する表示部を画面の特定
の位置に固定表示された状態で地図の方位を固定したま
まで地図を移動表示させる第一の表示手段と、現在位置
を表示する表示部を画面の特定の位置に固定表示させた
状態で地図の方位も変更しながら地図を移動表示させる
第二の表示手段とを有することを特徴とする。請求項1
6記載の本発明の車輌走行表示装置は、CD、光ディス
ク、磁気ディスク等の記憶部に記載された内容を読み取
る記憶部読取手段と、前記記憶部読取手段によって読み
取った内容を表示する表示手段と前記記憶部読取手段を
制御し、前記表示手段に表示内容を出力する制御手段
と、出発地と目的地とを特定し目的地までの方位をあら
かじめ設定する方位設定手段と、目的地までの方位と車
輌の進行方向を表示する表示手段とを備え、前記制御手
段は、現在位置を表示する表示部を画面の特定の位置に
固定表示させた状態で地図の方位を固定したままで地図
を移動表示させる第一の表示手段と、現在位置を表示す
る表示部を画面の特定の位置に固定表示させた状態で地
図の方位も変更しながら地図を移動表示させる第二の表
示手段とを有することを特徴とする。請求項17記載の
本発明の車輌走行表示装置は、出発地と目的地とをあら
かじめ特定する設定手段と、現在地を演算する演算手段
と、前記設定手段で設定された出発地から目的地までの
全体の距離に対する出発地から現在地までの距離に関す
る情報、及び前記設定手段で設定された出発地から目的
地までの全体の距離に対する現在地から目的地までの距
離に関する情報を演算する演算手段とを備え、現在地か
ら目的地までの方位及び直線距離に関する情報と、出発
地から目的地までの全体の距離に対する出発地から現在
地までの距離に関する情報と、出発地から目的地までの
全体の距離に対する現在地から目的地までの距離に関す
る情報を表示することを特徴とする。請求項18記載の
本発明の車輌走行表示装置は、出発地と目的地とをあら
かじめ特定する設定手段と、現在地を演算する演算手段
と、前記設定手段で設定された出発地から目的地までの
全体の距離に対する出発地から現在地までの距離に関す
る情報、及び前記設定手段で設定された出発地から目的
地までの全体の距離に対する現在地から目的地までの距
離に関する情報を演算する演算手段とを備え、現在地か
ら目的地までの方位に関する情報と、出発地から目的地
までの全体の距離に対する出発地から現在地までの距離
に関する情報と、出発地から目的地までの全体の距離に
対する現在地から目的地までの距離に関する情報を表示
することを特徴とする。請求項19記載の本発明の車輌
走行表示装置は、第一のポイントと第二のポイントとを
あらかじめ特定する設定手段と、第三のポイントを演算
する演算手段と、前記設定手段で設定された第一のポイ
ントから第二のポイントまでの全体の距離に対する第一
のポイントから第三のポイントまでの距離に関する情
報、及び前記設定手段で設定された第一のポイントから
第二のポイントまでの全体の距離に対する第三のポイン
トから第二のポイントまでの距離に関する情報を演算す
る演算手段とを備え、第三のポイントから第二のポイン
トまでの方位に関する情報と、第一のポイントから第二
のポイントまでの全体の距離に対する第一のポイントか
ら第三のポイントまでの距離に関する情報と、第一のポ
イントから第二のポイントまでの全体の距離に対する第
三のポイントから第二のポイントまでの距離に関する情
報を表示することを特徴とする。請求項20記載の本発
明の車輌走行表示装置は、ポイントとなる各地点を入力
する地名入力手段と、前記地名入力手段により入力され
た各地点間の情報を計測し、その結果を記憶する記憶手
段と、前記記憶手段に記憶させた各地点間の情報を表示
する表示手段とを有し、前記地名入力手段により複数の
ポイントを入力する場合にある地点を計測開始地点及び
計測終了地点とすることができることを特徴とする。請
求項21記載の本発明の車輌走行表示装置は、走行中の
各地点間の情報を計測しその結果を記憶する記憶手段
と、前記記憶手段に記憶させた各地点間の情報を読み出
す読出手段と、読み出した情報を表示する表示手段とを
有することを特徴とする。請求項22記載の本発明の車
輌走行表示装置は、ポイントとなる地点及び距離を入力
する地名・距離入力手段と、各地点に関する情報を記憶
する記憶手段と、前記地名・距離入力手段により基準と
なる地点と距離を入力したとき前記記憶手段の中から基
準となる地点から入力された距離内にある地点に関する
情報を呼出して演算する演算手段と、前記地名・距離入
力手段により入力された基準となる地点から入力された
距離内にある地点に関する情報を表示する表示手段とを
有することを特徴とする。請求項23記載の本発明の車
輌走行表示装置は、ポイントとなる地点及び距離を入力
する地名・方位入力手段と、各地点に関する情報を記憶
する記憶手段と、前記地名・方位入力手段により基準と
なる地点と方位を入力したとき前記記憶手段の中から基
準となる地点から入力された方位にある地点に関する情
報を呼出して演算する演算手段と、前記地名・方位入力
手段により入力された基準となる地点から入力された方
位にある地点に関する情報を表示する表示手段とを有す
ることを特徴とする。請求項24記載の本発明の車輌走
行表示装置は、CD、光ディスク、磁気ディスク等の記
憶部に記載された内容を読み取る記憶部読取手段と、前
記記憶部読取手段によって読み取った内容を表示する表
示手段と、前記記憶部に読み出しを指示する指示手段
と、前記指示手段の指示内容を表示する表示手段と、地
図の縮尺を変更する倍率変更指示手段と、前記倍率変更
指示手段の内容を表示する表示手段と、表示された地図
及び現在位置を表示する表示部を択一的に選択して移動
する表示移動操作手段と、表示された地図の方位を変更
する回転手段と、車輌の進行方向を表示する表示手段と
を有することを特徴とする。請求項25記載の本発明の
車輌走行表示装置は、CD、光ディスク、磁気ディスク
等の記憶部に記載された内容を読み取る記憶部読取手段
と、前記記憶部読取手段によって読み取った内容を表示
する表示手段と、前記記憶部に読み出しを指示する指示
手段と、前記指示手段の指示内容を表示する表示手段
と、地図の縮尺を変更する倍率変更指示手段と、前記倍
率変更指示手段の内容を表示する表示手段と、表示され
た地図若しくは現在位置を表示する表示部を択一的に選
択して移動する表示移動操作手段とを有し、現在位置を
表示する表示部を画面の特定の位置に固定表示させて地
図を移動させることができるとともに、地図を固定表示
させて表示部を移動表示させることができることを特徴
とする。請求項26記載の本発明の車輌走行表示装置
は、CD、光ディスク、磁気ディスク等の記憶部に記載
された内容を読み取る記憶部読取手段と、前記記憶部読
取手段によって読み取った内容を表示する表示手段と、
前記記憶部読取手段を制御し、前記表示手段に表示内容
を出力する制御手段と、前記記憶部に読み出しを指示す
る指示手段と、前記指示手段の指示内容を表示する表示
手段と、表示された地図若しくは現在位置を表示する表
示部を移動する表示移動操作手段と、表示された地図の
方位を変更する回転手段と、車輌の進行方向を表示する
表示手段と、ポイントとなる各地点を入力する地名入力
手段と、前記地名入力手段によって入力された情報を記
憶する記憶手段と、前記地名入力手段により入力された
出発点と目的地の二つの地点が画面上に表示されるよう
に地図の縮尺を変更する倍率変更指示手段と、前記地名
入力手段により入力された出発点と目的地の二つの地点
の距離及び目的地の方向を表示する表示手段とを備え、
前記制御手段は、現在位置を表示する表示部を画面の特
定の位置に固定表示させ地図の方位を固定したままで地
図を移動表示させる第一の表示手段と、現在位置を表示
する表示部を画面の特定の位置に固定表示させ地図の方
位も変更させながら地図を移動表示させる第二の表示手
段とを有することを特徴とする。請求項27記載の本発
明の車輌走行表示装置は、CD、光ディスク、磁気ディ
スク等の記憶部に記載された内容を読み取る記憶部読取
手段と、前記記憶部読取手段によって読み取った内容を
表示する表示手段と、前記記憶部読取手段を制御し、前
記表示手段に表示内容を出力する制御手段とを備え、前
記制御手段は、地図の縮尺を変更する倍率変更指示手段
と、表示された地図若しくは現在位置を表示する表示部
を移動する表示移動操作手段と、表示された地図の方位
を変更する回転手段とを有し、前記倍率変更指示手段
は、拡大及び縮小を指示する二つの操作部からなり、前
記表示移動操作手段は、表示された地図若しくは現在位
置を表示する表示部を上方向に移動させる第一の操作部
と、表示された地図若しくは現在位置を表示する表示部
を下方向に移動させる第二の操作部と、表示された地図
若しくは現在位置を表示する表示部を右方向に移動させ
る第三の操作部と、表示された地図若しくは現在位置を
表示する表示部を左方向に移動させる第四の操作部とを
有し、前記第一の操作部から第四の操作部は、ある点を
中心に上下左右に等間隔に設け、また前記制御手段は、
現在位置を表示する表示部を画面の特定の位置に固定表
示させ地図の方位を固定したままで地図を移動表示させ
る第一の表示手段と、現在位置を表示する表示部を画面
の特定の位置に固定表示させ地図の方位も変更させなが
ら地図を移動表示させる第二の表示手段とを有すること
を特徴とする。請求項28記載の本発明の車輌走行表示
装置は、車輌の走行方向の変更を検出する方位検出手段
と、車輌の走行距離を検出する距離検出手段と、前記方
位検出手段と前記距離検出手段からの信号を入力し、あ
る地点から別のある地点までの走行方向及び距離を演算
する演算手段と、前記演算手段で演算した結果を表示す
る表示手段とを備え、前記演算手段は、一定距離ごとに
出力される距離信号パルスを基準としてその時の方位を
検出して演算し、前記演算結果を所定距離ごとに出力し
て表示することを特徴とする。請求項29記載の本発明
の車輌走行表示装置は、車輌の走行方向の変更を検出す
る方位検出手段と、車輌の走行距離を検出する距離検出
手段と、前記方位検出手段と前記距離検出手段からの信
号を入力し、ある地点から別のある地点までの走行を演
算する演算手段と、前記演算手段で演算した結果を表示
する表示手段とを備え、前記演算手段は、所定時間又は
所定距離以下で生じた方位変更信号を考慮しないことを
特徴とする。請求項30記載の本発明の車輌走行表示装
置は、CD、光ディスク、磁気ディスク等の記憶部に記
載された内容を読み取る記憶部読取手段と、前記記憶部
読取手段に読み取り内容を指示する指示手段と、前記記
憶部読取手段によって読み取った内容を表示する表示手
段と、地図の縮尺変更を指示する倍率変更指示手段と、
車輌の実際の走行距離を表示される地図上でどれくらい
移動させるかを演算する表示移動演算手段と、前記表示
移動演算手段の演算結果に基づいて車輌の現在位置を表
示する表示部を移動する表示移動手段とを備え、前記表
示移動手段は、現在位置を表示する表示部を画面の特定
の位置に固定表示させ地図の方位を固定したままで地図
を移動表示させる第一の表示手段と、現在位置を表示す
る表示部を画面の特定の位置に固定表示させ地図の方位
も変更させながら地図を移動表示させる第二の表示手段
とを有し、さらに表示された地図の方位を変更する回転
手段を設けたことを特徴とする。請求項31記載の本発
明の車輌走行表示装置は、CD、光ディスク、磁気ディ
スク等の記憶部に記載された内容を読み取る記憶部読取
手段と、前記記憶部読取手段に読み取り内容を指示する
指示手段と、前記記憶部読取手段によって読み取った内
容を表示する表示手段と、地図の縮尺変更を指示する倍
率変更指示手段と、ポイントとなる各地点を入力する地
名入力手段と、前記地名入力手段により入力した目的地
までの距離及び出発地から現在地までの距離又は現在地
から目的地までの距離に関する情報を表示する表示手段
と、車輌の実際の走行距離を表示される地図上でどれく
らい移動させるかを演算する表示移動演算手段と、前記
表示移動演算手段の演算結果に基づいて車輌の現在位置
を表示する表示部を移動する表示移動手段とを備え、前
記表示移動手段は、現在位置を表示する表示部を画面の
特定の位置に固定表示させ地図の方位を固定したままで
地図を移動表示させる第一の表示手段と、現在位置を表
示する表示部を画面の特定の位置に固定表示させ地図の
方位も変更させながら地図を移動表示させる第二の表示
手段とを有することを特徴とする。請求項32記載の本
発明の車輌走行表示装置は、CD、光ディスク、磁気デ
ィスク等の記憶部に記載された内容を読み取る記憶部読
取手段と、前記記憶部読取手段によって読み取った内容
を表示する表示手段と、前記記憶部読取手段を制御し前
記表示手段に表示内容を出力する制御手段と、車輌の進
行方向を表示する表示手段と、ポイントとなる各地点を
入力する地名入力手段と、前記地名入力手段により入力
した目的地までの方向や距離に関する情報を表示する表
示手段と、出発地から現在地までの距離を演算する演算
手段と、前記演算手段により演算した現在地までの距離
に関する情報又は現在地から目的地までの距離に関する
情報を表示する表示手段と、現在地から目的地までの方
位に関する情報を表示する表示手段とを備え、前記制御
手段は現在位置を表示する表示部を画面の特定の位置に
固定表示させ地図の方位を固定したままで地図を移動表
示させる第一の表示手段と、現在位置を表示する表示部
を画面の特定の位置に固定表示させ地図の方位も変更さ
せながら地図を移動表示させる第二の表示手段とを有
し、さらに表示された地図の方位を変更する回転手段を
設けたことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の第1の手段によれば、方
位検出手段から方位が変更されたことを内容とする次の
信号が入力されるまで距離検出手段からの距離信号をカ
ウントする。すなわち、方位信号を常に計測しながら距
離信号を計測すると演算処理が複雑になるが、方位信号
は変更時だけその信号を入力し、方位ごとに距離信号を
計測するため演算処理が容易に行える。特にこのように
方位ごとに距離信号を計測カウントすることにより、車
輌の現在位置表示を的確に行うことができる。さらに本
発明の第2の手段によれば、演算手段で演算した結果を
一定時間又は一定距離ごとに記憶手段へ入力し、そして
表示手段によって表示するために、車速の変動に影響さ
れる事なく車輌の現在位置表示を的確に行うことができ
る。すなわち、一定時間ごとに表示を行う場合には特に
車輌速度が遅いときでも確実に車輌の現在位置を表示す
ることができる。また、一定距離ごとに表示を行う場合
には特に車輌速度が速いときでも確実に車輌の現在位置
を表示することができる。さらに本発明の第3の手段に
よれば、複数の方位の変更が所定時間あるいは所定距離
以下で生じた場合には、はじめの方位と最後の方位とが
同じであればその間の方位を無視し、はじめの方位ある
いは最後の方位が継続していたとして方位あるいは距離
を連続的に計測するために、演算処理を容易にすること
ができるとともに、走行に不必要な情報までも表示する
ことを防止でき、運転者にわかりやすい表示を行うこと
ができる。さらに本発明の第4の手段によれば、複数の
方位の変更が所定時間あるいは所定距離以下で生じた場
合には、それぞれの方位を単位時間又は単位距離ごとに
それぞれの信号として入力し平均した方位を演算するた
めに、演算処理を容易にすることができるとともに、走
行に不必要な情報までも表示することを防止でき、運転
者にわかりやすい表示を行うことができる。さらに本発
明の第5の手段によれば、車輌の走行速度が一定速度よ
りも遅いときのみ前記補正手段を機能させることによ
り、低速時に生じやすい走行に不必要な情報の表示を防
止でき、運転者にわかりやすい表示を行うことができ
る。さらに本発明の第6の手段によれば、あらかじめ設
定した目的地までの直線距離と現在地までの距離を設定
方位の方向で見たときの直線距離に関する情報を表示す
ることにより目的地までどの程度近づいたかが理解しや
すく、また設定した出発時から現在地までの距離に関す
る情報を併せて表示することにより、どれだけ効率的に
走行しているかあるいは今後どの程度走行するかなどの
予測することができる。さらに本発明の第7の手段によ
れば、本発明の第2の手段と同様な効果を有する。さら
に本発明の第8の手段によれば、あらかじめ設定した目
的地までの方位及び直線距離、現在地から目的地までの
方位及び直線距離、現在地までの距離又は現在地から目
的地までの距離を設定方位の方向で見たときの直線距離
など走行に必要な情報を提供することができる。特に目
的地までの方位を知ることにより目的地への最短径路を
選びやすくなる。また、出発地から目的地までの直線距
離と出発地から現在地又は現在地から目的地までの距離
を設定した方位に演算した直線距離に関する情報とを表
示することにより目的地までの到達度合を知ることがで
きる。さらに本発明の第9の手段によれば、目的地まで
の方位に関する情報を表示させることにより目的地への
最短径路を選びやすくなる。また現在地から目的地まで
の直線距離を併せて表示することにより今後の走行予測
などが可能になる。さらに本発明の第10及び11の手
段によれば、走行時に入力したいくつかの地点に関する
情報、又はある区間に関する全ての信号を記憶している
ので、既に走行してきた地点や区間を後で表示すること
ができ、例えば後日同じルートを利用したい場合に活用
できたり、あるいは走行中においても今までの走行状況
を確認することができる。また、これらの情報は、別に
設けたクリア手段によって消去可能にしているので、必
要に応じて保存・消去することにより、それぞれのデー
タを作成することができる。さらに本発明の第12の手
段によれば、CD、光ディスク、磁気ディスク等の記憶
部に記憶された内容、指示手段の指示内容、倍率変更指
示手段の内容、車輌の進行方向、出発地と目的地、出発
地として入力した地点から目的地の方向、出発地から目
的地までの直線距離、及び出発地から現在地又は現在地
から目的地までの距離を出発地から目的地までの方位に
変更したときの直線距離に関する情報がそれぞれ必要に
応じて表示される。従って、走行に必要な情報を必要に
応じて得ることかできる。さらに走行時に入力したいく
つかの地点に関する情報、又はある区間に関する全ての
信号を記憶しているので、既に走行してきた地点や区間
を後で表示することができ、例えば後日同じルートを利
用したい場合に活用できたり、あるいは走行中において
も今までの走行状況を確認することができる。また、こ
れらの情報は、別に設けたクリア手段によって消去可能
にしているので、必要に応じて保存・消去することによ
り、それぞれのデータを作成することができる。また、
表示された地図を、移動させたり方位を変更させたり、
あるいはその縮尺を変更させたりすることができるので
車輌の運転中に見やすい表示を行うことができる。さら
に本発明の第13の手段によれば、基本機能として地図
の縮尺を変更する倍率変更指示手段と、表示された地図
を移動する表示移動操作手段とを有しているので、表示
内容を、見たい箇所を見やすい大きさで表示させること
ができるとともに、その表示操作をより簡単に理解しや
すい操作とすることにより、走行中の安全を十分に確保
しつつ車輌走行表示装置を利用することが可能となる。
さらに本発明の第2の手段と同様の効果を有する。さら
に本発明の第14の手段によれば、本発明の第1の手段
と同様に演算処理を容易に行うことができる。さらに本
発明の第15の手段によれば、例えば表示内容を拡大
し、わずかの走行距離で表示地図内容が変更する場合に
は、現在位置を画面の特定の位置に表示されるように
し、表示地図を移動させることにより、操作が容易で常
に一定範囲の周辺状況を理解することができる。そして
例えば目的地がどの方向に在るかを認識して運転する方
が運転しやすい時には、第一の表示手段により地図の方
位を固定したままで地図を移動させることにより運転者
は容易に必要な情報を理解することができる。また、例
えば実際の走行時と同じように左折や右折情報を的確に
得たい場合には、第二の表示手段により地図の方位も変
更しながら地図を移動させることにより運転者は容易に
必要な情報を理解することができる。さらに本発明の第
16の手段によれば、例えば表示内容を拡大し、わずか
の走行距離で表示地図内容が変更する場合には、現在位
置を画面の特定の位置に表示されるようにし、表示地図
を移動させることにより、操作が容易で常に一定範囲の
周辺状況を理解することができる。そして例えば目的地
がどの方向に在るかを認識して運転する方が運転しやす
い時には、第一の表示手段により地図の方位を固定した
ままで地図を移動させることにより運転者は容易に必要
な情報を理解することができる。また、例えば実際の走
行時と同じように左折や右折情報を的確に得たい場合に
は、第二の表示手段により地図の方位も変更しながら地
図を移動させることにより運転者は容易に必要な情報を
理解することができる。さらに、特に第一の表示手段に
より地図の方位を固定したままで地図を移動させる場合
には、目的地までの方位及び車輌の走行方向を併せて表
示することにより、目的地への最短径路を選びやすくな
る。また、特に第二の表示手段により地図の方位も変更
しながら地図を移動させる場合には、目的地までの方位
表示により、地図の方位変更によって目的地を勘違いす
る危険性が少なくなる。さらに本発明の第17の手段に
よれば、実際の走行距離だけからではわかりにくい、出
発点から目的地までの現在の到達度を運転者が容易に理
解することができる。さらに本発明の第18の手段によ
れば、実際の走行距離だけからではわかりにくい、第一
のポイントから第二のポイントまでの第三のポイントの
到達度を運転者が容易に理解することができる。さらに
本発明の第19の手段によれば、実際の走行距離だけか
らではわかりにくい、出発点から目的地までの現在の到
達度を運転者が容易に理解することができるとともに、
出発点から現在位置までの所定時間及び平均速度を併せ
て理解することができるので、目的地までの到達予測が
可能となる。さらに本発明の第20、第21の手段によ
れば、ポイントとなる各地点間の情報を走行の都度メモ
リーしておき、それを必要に応じて表示させることがで
きるので現在までの走行状況を確認したり、あるいは一
度走行した情報をその後に利用することができる。従っ
て以前と同じポイントを経由して走行したい時にはその
データを活用することができる。特に自らの経験だけで
なく他人の過去のデータを有効に活用できるメリットも
ある。また複数の地点を入力する場合に、在る地点を計
測開始地点及び計測終了地点として入力できるので一度
入力した地点をそのまま利用できるとともに、開始、終
了地点を同じとして入力できることにより一方向の走行
データを逆方向にも利用することができる。さらに本発
明の第22の手段によれば、目的地を決定する場合にあ
る地点から一定の範囲(距離)にある候補地を表示させ
ることができる。さらに本発明の第23の手段によれ
ば、目的地を決定する場合にある地点から一定の範囲
(方位)にある候補地を表示させることができる。さら
に本発明の第24の手段によれば、表示された地図情報
を必要に応じて移動し、また拡大・縮小することができ
るとともに地図の方位も変更することができるので運転
者に理解しやすいように表示変更ができる。さらに、車
輌の進行方向が表示されるので正しい走行が可能とな
る。さらに本発明の第25の手段によれば、目的地があ
らかじめ決定されている場合、現在位置と目的地との両
地点が画面上に表示されるようにすることにより、現在
地から目的地までの全体的な位置関係を理解することが
できる。また、例えば詳細な地図を必要とする場合であ
っても、通常かかる場合に必要な詳細地図は、出発点か
目的地、あるいは出発点から目的地に至る途中の地点に
関するものであるため、現在位置と目的地との両地点が
画面上に表示されるような地図であれば上記の必要とす
る詳細地図はこの表示された地図上にあるため、かかる
地図から必要な詳細地図を選択することができる。従っ
て詳細地図を必要とする場合にあっても非常に便利であ
る。さらに本発明の第26の手段によれば、目的地があ
らかじめ決定されている場合、現在位置と目的地との両
地点が画面上に表示されるようにすることにより、現在
地から目的地までの全体的な位置関係を理解することが
できる。また必要に応じて地図の方位も変更することが
できるので運転者に理解しやすいように表示変更ができ
る。また、車輌の進行方向が表示されるので正しい走行
が可能となる。また、出発点から目的地までの距離や方
向を知ることができ、これらの情報を見ながら目的地の
選択が容易に行える。さらに、例えば表示内容を拡大
し、わずかの走行距離で表示地図内容が変更する場合に
は、現在位置を画面の特定の位置に表示されるように
し、表示地図を移動させることにより、操作が容易で常
に一定範囲の周辺状況を理解することができる。そして
例えば目的地がどの方向に在るかを認識して運転する方
が運転しやすい時には、第一の表示手段により地図の方
位を固定したままで地図を移動させることにより運転者
は容易に必要な情報を理解することができる。また例え
ば実際の走行時と同じように左折や右折情報を的確に得
たい場合には、第二の表示手段により地図の方位も変更
しながら地図を移動させることにより運転者は容易に必
要な情報を理解することができる。さらに本発明の第2
7の手段によれば、表示された地図情報を必要に応じて
拡大・縮小することができるとともに地図の方位も変更
することができるので運転者に理解しやすいように表示
変更ができる。また、基本機能として地図の縮尺を変更
する倍率変更指示手段と、表示された地図若しくは現在
位置を表示する表示部を移動する表示移動操作手段とを
有しているので、表示内容を、見たい箇所を見やすい大
きさで表示させることができるとともに、その表示操作
をより簡単で理解しやすい操作とすることにより、走行
中の安全を十分に確保しつつ車輌走行表示装置を利用す
ることが可能となる。すなわち、地図の縮尺を変更する
操作手段を、例えば必要とする倍率を入力する方法やそ
れぞれの倍率に対応した操作部を倍率に応じて設ける方
法によると、操作が複雑になったり、操作部が増加する
ことにより運転に支障を与えかねない。しかし、倍率変
更指示手段を拡大及び縮小を指示する二つの操作部によ
り構成することにより、操作が簡単になり走行中の安全
を十分に確保できる。また、表示移動操作手段を少なく
とも在る点を中心に上下左右四方向に設けられた第一の
操作部から第四の操作部により構成することにより、表
示移動方向と対応させた操作が可能となる。すなわち例
えば表示地図のさらに上部を表示させたいときには地図
を下方向に移動させるために、第二の操作部を操作すれ
ば良い。さらに、例えば表示内容を拡大し、わずかの走
行距離で表示地図内容が変更する場合には、現在位置を
画面の特定の位置に表示されるようにし、表示地図を移
動させることにより、操作が容易で常に一定範囲の周辺
状況を理解することができる。そして例えば目的地がど
の方向に在るかを認識して運転する方が運転しやすい時
には、第一の表示手段により地図の方位を固定したまま
で地図を移動させることにより運転者は容易に必要な情
報を理解することができる。また例えば実際の走行時と
同じように左折や右折情報を的確に得たい場合には、第
二の表示手段により地図の方位も変更しながら地図を移
動させることにより運転者は容易に必要な情報を理解す
ることができる。さらに本発明の第28の手段によれば
本発明の第14の手段と同様の効果を、また、本発明の
第29の手段によれば本発明の第3の手段と同様の効果
を有する。さらに本発明の第30の手段によれば、例え
ば表示内容を拡大し、わずかの走行距離で表示地図内容
が変更する場合には、現在位置を画面の特定の位置に表
示されるようにし、表示地図を移動させることにより、
操作が容易で常に一定範囲の周辺状況を理解することが
できる。そして例えば目的地がどの方向に在るかを認識
して運転する方が運転しやすい時には、第一の表示手段
により地図の方位を固定したままで地図を移動させるこ
とにより運転者は容易に必要な情報を理解することがで
きる。また例えば実際の走行時と同じように左折や右折
情報を的確に得たい場合には、第二の表示手段により地
図の方位も変更しながら地図を移動させることにより運
転者は容易に必要な情報を理解することができる。さら
に、表示された地図情報を必要に応じて拡大・縮小する
ことができるとともに、地図の方位も変更することがで
きるので運転者に理解しやすいように表示変更ができ
る。さらに本発明の第31の手段によれば、例えば表示
内容を拡大し、わずかの走行距離で表示地図内容が変更
する場合には、現在位置を画面の特定の位置に表示され
るようにし、表示地図を移動させることにより、操作が
容易で常に一定範囲の周辺状況を理解することができ
る。そして例えば目的地がどの方向に在るかを認識して
運転する方が運転しやすい時には、第一の表示手段によ
り地図の方位を固定したままで地図を移動させることに
より運転者は容易に必要な情報を理解することができ
る。また例えば実際の走行時と同じように左折や右折情
報を的確に得たい場合には、第二の表示手段により地図
の方位も変更しながら地図を移動させることにより運転
者は容易に必要な情報を理解することができる。また表
示された地図情報を必要に応じて拡大・縮小することが
できるので運転者に理解しやすいように表示変更ができ
る。さらに目的地までの距離及び出発地から現在地又は
現在地から目的地までの距離に関する情報を表示するこ
とにより目的地までの到達度合を知ることができ、目的
地への到達時間などの予測が容易に行える。さらに本発
明の第32の手段によれば、例えば表示内容を拡大し、
わずかの走行距離で表示地図内容が変更する場合には、
現在位置を画面の特定の位置に表示されるようにし、表
示地図を移動させることにより、操作が容易で常に一定
範囲の周辺状況を理解することができる。そして例えば
目的地がどの方向に在るかを認識して運転する方が運転
しやすい時には、第一の表示手段により地図の方位を固
定したままで地図を移動させることにより運転者は容易
に必要な情報を理解することができる。また例えば実際
の走行時と同じように左折や右折情報を的確に得たい場
合には、第二の表示手段により地図の方位も変更しなが
ら地図を移動させることにより運転者は容易に必要な情
報を理解することができる。また目的地までの距離及び
出発地から現在地又は現在地から目的地までの距離に関
する情報を表示することにより目的地までの到達度合を
知ることができ、目的地への到達時間などの予測が容易
に行える。
【0007】
【実施例】以下関連する各発明の各種実施例を説明す
る。なお下記に説明する実施例は、それぞれ別の構成ま
たは方法で説明する場合もあるが、一の発明の一の実施
例の構成の一部を他の関連する発明の実施例若しくは一
の発明の他の実施例の構成の一部若しくは全部と置きか
える場合や、一の発明の一の実施例の構成の一部を他の
関連する発明の実施例若しくは一の発明の他の実施例の
構成の一部若しくは全部と結合する場合も本発明を構成
するものとして説明を省略する。
【0008】第1図は、現在の走行位置を視覚的に地図
上で確認できる装置のシステム概念図である。同図にお
いて4はCD、光ディスク、磁気ディスク等の記憶部、
5はこの記憶部4の記憶内容を読みとる記憶部読取手段
である。6はこの記憶部読取手段によって読み取った内
容を表示するディスプレイ(表示手段)である。制御装
置7は、記憶部読取手段5を制御し、表示手段6に表示
内容を出力するものである。この制御装置7には、電源
スイッチ7a、記憶部4に読み出しを指示する指示手段
7b,この指示手段7bの指示内容を表示する表示部7
c、表示手段6にて表示される地図の縮尺を変更する倍
率変更指示手段7d、この倍率変更指示手段7dで指示
した内容を表示する表示部7e、表示手段6にて表示さ
れた地図若しくは現在位置(車輌位置)を表示する表示
部8を移動する表示移動操作手段7f、表示された地図
の方位を変更する回転手段7g、車輌の進行方向を表示
する方位表示手段7hが設けられている。なお、制御装
置7には、方位検出部や距離検出部などの車輌位置を測
定するために必要な検出部が接続され、これらの信号を
入力するようになっている。また、倍率変更指示手段7
dは、縮尺を拡大する操作スイッチ(図中『大』表示の
操作部)と縮小する操作スイッチ(図中『小』表示の操
作部)によって構成されている。また、表示移動操作手
段7fは、回転手段7gの操作部を中心にしてその周り
に4つの操作部が上下左右4方向に等間隔で等距離に設
けられている。そしてそれぞれの操作部は、表示手段6
に表示された地図若しくは表示部8の移動方向に対応し
ている。なお、これらの操作部は例えば同図にも示して
あるように三角形の形状とすることにより地図の移動方
向若しくは表示したい方向を感触的に理解できる形状と
することが好ましい。
【0009】次に、上記システム構成の操作手順につい
て説明する。まず記憶部4を記憶部読取手段5にセット
するとともに制御装置7の電源7aをONにする。次に
記憶部の中の読み出したい情報を指示手段7bにて入力
する。そして指示手段7bの指示内容は表示部7cに表
示されるとともに表示手段6に指示した情報が表示され
る。例えば、岡山県の道路地図情報を読みだす場合に
は、あらかじめ決められたナンバーを指示手段7bにて
入力する。するとこの入力されたナンバーは表示部7c
に表示されるとともに指示した岡山県の道路地図が表示
手段6に表示されることになる。ただし通常は同図に示
すように車輌の現在位置が画面上に表示される。なお、
このとき車輌の実際の位置と地図上の表示移動操作手段
7fによって一致させるようにしてもよい。このように
地図が表示された状態で、表示された地図の縮尺を変更
したい場合には、倍率変更指示手段7dにより拡大若し
くは縮小を指示する。そして拡大若しくは縮小を指示し
た結果は表示部7eに表示される。これは表示手段6に
表示された地図がどれだけの縮尺表示なのかを表示する
ものである。また、画面上に表示されていない箇所を見
たいときには、表示移動操作手段7fを操作して該当箇
所を画面上に表示する。例えば表示された地図のさらに
上部を見たいときには、表示移動操作手段7fの上部の
操作部を押し表示地図を下方向にスライド移動させるこ
とにより行う。また表示された地図の方位を変更したい
場合には、回転手段7gにより表示された地図を回転さ
せることにより行う。車輌が走行し始めると、方位検出
部および距離検出部からの信号により実際の車輌の移動
距離や方向を検出し、表示手段6上に表示された表示部
8を移動させることにより地図上での車輌の現在位置を
表示する。
【0010】なお、上記実施例では地図の縮尺変更を倍
率変更指示手段7dで操作することにより行う場合を説
明したが、このように手動によるものに限らず、自動的
にも変更するように構成すればさらに好ましい。すなわ
ち、例えば一旦表示された地図上で目的地(必要に応じ
て現在地)を指示してやれば、その現在位置と目的地と
の距離にあわせて、両地点が画面上に表示されるように
縮尺率を自動的に変更し表示するものがさらに操作性の
面ですぐれている。目的地があらがじめ決定されている
場合、現在位置と目的地との両地点が画面上に表示され
るようにすることにより、現在地から目的地までの全体
的な位置関係を理解することができる。また、例えば詳
細な地図を必要とする場合であっても、通常かかる場合
に必要な詳細地図は、出発点か目的地、あるいは出発点
から目的地に至る途中の地点に関するものであるため、
現在位置と目的地との両地点が画面上に表示されるよう
な地図であれば上記の必要とする詳細地図はこの表示さ
れた地図上にあるため、かかる地図から必要な詳細地図
を選択することもできる。従って詳細地図を必要とする
場合にあっても非常に便利である。特に最初に表示され
る地図は、詳細地図ではなくある程度縮尺の大きなもの
(例えば全体地図)とすることが好ましい。このように
ある程度縮尺の大きなもの(例えば全体地図)とするこ
とによって、目的地の指示がしやすくなる。
【0011】なお、車輌走行中の表示方法については、
画面上の地図はそのままで表示部8を移動表示させる方
法のほか、表示部8を画面上の特定の位置に固定表示し
たまま地図表示を移動表示させる方法がある。すなわ
ち、画面上の地図はそのままで表示部8を移動させる方
法によれば、地図が固定なのではじめの位置からどれだ
け移動したかを運転しながらでも容易に判別でき、目的
地の方へ進行しているかどうかを簡単にみきわめること
ができる。しかし一方では車輌の進行方向と表示部の進
行方向が一致しないため、交差点での右折左折等の判断
が困難となってしまう。また、表示部8が画面の周辺に
移動した場合には、運転に必要な情報が表示されない場
合が生じてしまう。従って他の方法として、表示部8は
常に画面の中央部で固定表示しておき地図の方を移動表
示させる方法がある。このとき地図の方位(通常は上を
北とする)を固定したままで移動表示させる方法と、地
図の方位も変更する方法とがある。地図の方位を変更す
るとは、車輌が北へ向かえば地図の上は北となり、車輌
が南へ向かえば地図を180度回転させて地図の上を南
とする方法であり、車輌の方向転換にあわせて地図方位
を回転するものである。車輌の進行方向と画面上の地図
の方向とを常に一致させることが最も好ましい方法であ
る。この方法によれば、交差点で左折右折の誤りがない
という利点がある。地図の方位(通常は上を北とする)
を固定したままで移動させる方法においては、地図の方
位がわからなくなる心配はないが、車輌が南方に向かっ
て走行している時には、左折右折が表示と反対になって
しまうため運転中のとっさの判断時には不便な場合があ
る。かかる場合には、回転手段7gにより表示された地
図を回転させ、南方が画面上部になるように操作するこ
とにより解決することができる。上記表示方法は、選択
的に利用できることが好ましいが、必ずしも全ての表示
方法を持っていなくても良い。なお、画面上の地図はそ
のままで表示部8を自動的に移動させる方法において、
表示部8が画面のすみに近づいた場合の表示方法として
は、一つには表示部8が画面上に残るように地図を移動
させる方法と、他にはその表示部8に近づいた側の地図
に新たに表示し直す方法がある。前者の方法は、結果的
には表示部8を固定しておき地図の方を移動させる方法
と同じような表示となる。ただ表示部8の位置は画面中
央ではなく、画面の周辺であり、またあらかじめ定めた
特定のポイントでない点で異なる。すなわち表示部8
が、画面中央から一定の範囲に到達したとき、あるいは
画面周辺から一定範囲に到達した後は、画面周辺側に車
輌が進行しているかぎりその位置で表示され続けられ
る。ただ、表示された画面上に車輌が進行すれば表示部
8は移動し始めるものである。後者の方法は、スライド
的に地図を移動表示するのでなく、画面を切り替える方
法で表示するものである。すなわち、表示部8が、画面
中央から一定の範囲に到達したとき、あるいは画面周辺
から一定範囲に到達した時は、表示部8が画面中央に表
示されるように周辺地図を表示し直すものである。そし
てこのように周辺地図を表示し直した後は、また表示部
8を車輌の進行に伴って移動させるものである。また表
示部が移動する場合であってもその表示部(現在位置)
を中心にして、車輌の方向変更とともに地図が回転する
ものであっても良い。
【0012】次にある地点から現在位置までの方位また
は距離あるいはその双方を知ることを目的とする実施例
について第2図を用いて説明する。第2図は機能実現手
段で表したブロック図である。方位検出手段とは、東西
南北の方位を検出する手段で、ある方向からの角度を検
出するものでも、あらかじめ定めたいくつかの方位を検
出するものでもよい。なおこのとき第3図に示すように
方位検出部を複数個備え、これらの方位検出手段からの
信号を入力し、各信号を比較判定部で比較判別し、より
正確な信号を演算手段に出力すれば、正確な情報を利用
できる。たとえば2つの方位検出部A、Cで検出した信
号がa信号で、方位検出部Bで検出した信号が方位検出
部A、Cで検出した信号とは異なるb信号であったとす
るとa信号を演算手段に出力するものである。なお磁界
などの信号の強さからノイズをみきわめることもでき
る。すなわち、レベルの異なる信号をノイズとしてカッ
トすることができる。
【0013】距離検出手段とは、タイヤの回転数等から
車輌の走行距離を検出するものである。
【0014】演算手段とは方位検出手段からの入力信号
と距離検出手段からの入力信号とによってある点から現
在位置までの方位や距離を演算するものである。例えば
第4図においてA地点から出発してA〜a1 (北へ1キ
ロメートル)、a1 〜B(東へ1キロメートル)の径路
でB地点に到達したとすると、このA地点からa1 地点
までは方位検出手段から北方向の信号が入力され続け
る。そしてこの同一信号が入力され続ける間の距離検出
手段からの信号を連続して入力する。そして次にa1
点からB地点までは東方向の信号が入力され続け新たに
距離検出手段からの信号を連続して入力する。その結果
北へ1キロメートル東へ1キロメートルという情報を記
憶してその演算結果として東北√2キロメートルという
情報を演算する。ただし演算手段への方位検出手段、距
離検出手段からの入力信号は上記の例に限られるもので
なく、また演算手段の結果を記憶する記憶部は演算手段
の中に有するものでも別個に設けられてもよい。例えば
方位検出手段から入力される信号は、定期的(一定時
間、一定距離ごと)なものであってもよいし、また前回
と異なる方位を検出した時のみ出力されるものであって
もよい。また演算手段の中にタイマ手段を有し、タイマ
手段へのタイマ開始信号は方位検出手段から行い、方位
検出手段から方位が変更されたことを内容とする信号が
入力されるまで距離検出手段からの距離信号を入力し、
この方位検出手段からの方位変更の信号によって演算手
段(または記憶部)へタイマ手段によって計測した同一
方位への距離信号を出力するとともに新たにタイマを開
始させるものであってもよい。このように同一方位への
距離及び方位をそれぞれ記憶し、B地点に到達したとき
にそのそれぞれの距離及び方位に基づいて演算し、A地
点からB地点の方位及び距離を出力する。ただしこのと
きまとめて演算する方法の他に、新たな方位、距離信号
の情報が入力される都度前回までの方位、距離信号の情
報との間で演算していってもよい。第5図は記憶手段を
演算手段とは別に設けた場合のブロック図である。車の
走行開始、始動キーの操作と連動して、又はこれらとは
別の外部入力操作により車輌位置を演算する演算手段が
作動する。そして距離検出手段からの信号により走行開
始時の方位への距離を演算する。次に車輌が方位を変え
ると方位検出手段から演算手段及び記憶手段に信号が入
力される。また、方位検出手段からの信号が定期的(一
定時間、一定距離ごと)に出されものでは、一定時間又
は一定距離ごとに方位検出手段から演算手段及び記憶手
段に信号が入力される。すなわちこの記憶手段への入力
信号によりそれまでの演算結果を記憶部に入力する。ま
た演算手段への新たな入力信号により、新たな方位、距
離を演算手段にて演算する。前記記憶手段へ入力された
信号はその都度すぐにあるいは外部信号により表示手段
で表示される。また新たに方位検出手段から記憶手段へ
信号が入力されると、それまで記憶していた信号を演算
手段に送りそれまで演算した結果との間で演算し再び記
憶手段に入力され、必要に応じて表示手段で表示する。
また記憶手段への入力信号は方位検出手段からの信号に
かえて距離検出手段から所定距離ごとに出力する信号で
あってもよい。また他の方法として、あらかじめ定めた
いくつかの方位別に距離をそれぞれカウント部にセレク
トして、最後にそれぞれの方位のトータルの距離を演算
してもよい(第6図)。なお上記実施例は基本的には方
位を中心にして一定方位ごとの距離を演算する場合につ
いて説明したが逆に一定距離ごとに出力される距離信号
パルスを中心にして、その単位パルス間の方位を検出
し、又は演算(例えば平均的方位の演算)するものであ
ってもよい。
【0015】上記のように演算手段とは、記憶部やタイ
マー部を適宜有しながら、方位検出手段から入力される
方位信号と距離検出手段から入力される距離信号とに基
づいてある地点からある地点までの方位ならびにその直
線距離を演算するものである。また方位だけか直線距離
だけを演算するものであってもよい。なお演算手段は原
則的には上記のように方位ごとの距離を演算するが、実
際には車輌は微妙に方位を変更するため演算処理が複雑
になってしまう。すなわち、市街地では数メートルの間
で数回曲がる場合も多く、また路面の状態が悪いときに
は、直線的な道であってもこまかく左右にハンドル操作
する場合があり、他には自転車や自動車等が左側に停車
しているときにはこれをさけるため短距離の間に方位を
変更する場合がある。このように所定距離以下で生じる
方位の変更は表示上実質的影響が少ない上に、これらを
正確に演算し表示しようとするとかえって運転者に不必
要な表示を行ってしまうため、無視するかあるいは平均
値とする等の補正を加えることが装置の簡素化や見やす
い表示のためには必要である。
【0016】そこでかかる場合の補正手段の実施例につ
いて以下に説明する。まず車輌のゆれ又はハンドルの一
時的操作変更等による方位の微妙変化について説明す
る。北へ進行していた車輌が路面の凹凸により、又は障
害物をさけるため一時的にハンドルを回した時などの方
位検出手段からの信号を第7図、第8図、第9図に示
す。かかる場合測定される時間又は測定される距離が所
定時間又は所定距離以下の極めて短い間に生じたもので
あれば無視し、ゆれはじめる前の方位(北)とゆれおわ
りの方位(北)が継続していたとして距離を連続的に計
測する補正手段を設ける。また他の方法として一定時間
又は一定距離の間にかかる出力信号の変動を生じる場合
にはそれぞれの方位を単位時間又は単位距離のそれぞれ
の信号として入力し平均値を演算する補正手段であって
もよい。またかかる補正手段は出発点(計測開始点)か
らあらかじめ設定した設定点(計測終了予定点)までの
距離が長い場合にのみ機能するものや、方位の変動が短
い距離で生じた場合に限って機能するものであってもよ
い。また平均した方位を演算してその方位に総距離を対
応させるか、または最も多く(長く)検出した方位を代
表方位として計測してもよい。またかかる補正手段は車
速が一定速度よりも遅い時のみ機能するものであっても
よい。
【0017】次に方位が連続的に徐々に変化する場合の
補正手段について説明する。かかる変化に対しては、単
位時間、単位距離ごとに平均方位を検出して行う。また
方位検出手段自体をアナログ的なものでなく一定の幅を
有するデジタル的な信号としてもよい。
【0018】次に表示手段とは、被検出区間の方位、距
離を視覚的又は聴覚的に表示するものである。その他総
トータル距離や所用時間等を併せて表示してもよい。ま
た上記実施例において、計算スタートスイッチやストッ
プスイッチを有するものであってもよい。この場合スタ
ートスイッチの操作により計測がはじまり、ストップス
イッチによりその操作までの方位、距離が表示されるも
のである。
【0019】次に目的地までどれだけ近づき、又は目的
地の方位と現在までの走行方位とがどれだけ異なってい
るか等を知ることを目的とする実施例について説明す
る。第10図において方位設定手段とは、第1の地点
(特に出発地点)と目的地とをあらかじめ設定し、その
方位を設定する方位設定手段である。前述の実施例の説
明のように方位検出手段と距離検出手段とからの信号に
基づいて第1の地点(特に出発地点)から第2の地点
(特に現在地点)までの方位と直線距離を演算手段にて
演算する。そしてこの演算手段の出力信号と方位設定手
段からの信号を第2演算手段に入力し、この第2演算手
段で、設定した方位に演算した直線距離を求める。すな
わち第2演算手段とは、設定方位と演算方位を比較して
その差に基づいて設定方位への直線距離をベクトル計算
や関数計算又はあらかじめ定めたテーブル等によって求
めるものである。表示手段はこの第2演算手段によって
定めた設定方位への直線距離、方位設定手段により設定
した方位、演算手段にて求めた第1の地点(特に出発地
点)から第2の地点(特に現在地点)までの距離、同じ
く演算手段にて求めた第1の地点から第2の地点までの
方位のうちから少なくとも一つ又は複雑の情報を表示す
るものである。なお本実施例においてもそれぞれの演算
手段によって演算した方位あるいは距離、または設定し
た方位等を記憶する記憶手段を省略して説明したが、そ
れぞれの手段の中にあるいはそれぞれの手段とは別に記
憶手段を適宜有するものであってもよい。そしてさらに
この記憶手段に記憶される信号(演算手段、第2演算手
段、方位設定手段等の内容)は、単に表示手段に出力さ
れるだけではなく、各演算手段に適宜読み込まれるもの
であってもよい。なおこの記憶手段は、一つのものであ
ってもよいし、それぞれ別個のものでもよい。またこの
記憶手段に記憶される信号はそれぞれ対応する新しい信
号が入力される毎に新たしく書きかえられるものでもよ
し、2、3若しくはあらかじめ定めたいくつかの信号を
つねに記憶しておくものでもよいし、さらには、すべて
の信号を区間毎に別々に記憶しておき、別に設けたクリ
ア手段によるクリア信号(消去信号)によってのみ記憶
を解除するものであってもよい。
【0020】ここで上記実施例は、方位設定だけを行っ
たが、第11図に示すように第1の地点(特に出発地
点)と目的地とをあらかじめ設定してその方位及び距離
を設定する方位及び距離設定手段を設ければさらに運転
に必要な情報を得ることが可能となる。すなわち距離設
定手段により定めた信号を前記実施例における第2演算
手段に入力し、前述の第1の地点(特に出発点)から第
2の地点(特に現在位置)までの直線距離をあらかじめ
定めた方位に演算した直線距離と、比較演算することに
よって目的地までの残りの直線距離(第1の地点から目
的地までを結んだ直線距離における残り距離または現在
位置から目的地までの直線距離)に関する情報を知るこ
とができる。またさらには現在位置から目的地までの方
位をも知ることができる。このことを第12図を用いて
説明する。出発点Aから目的地Bまでの距離をx、方位
を北とする。現在位置CはAからyの距離で北から西方
向へαの角度の位置である。
【0021】まずC点はAB間を結ぶ直線からαの角度
を有するためAC間の距離yをAB間の直線距離に演算
すると、cos.α×yとなる。従ってAB間の直線距離に
おけるB点までの残り距離は(x−ycos.α)となる。
またCB間の直線距離Zは、CC'の距離ysin.αとC'
Bの距離(x−ycos.α)から(x2+y2−xycos.
α)となる。またCBのABに対する角度βはZcos.β
=(x−ycos.α)から求まる。従って目的地Bに近づ
きながらも目的地Bにたどりつけないとき現在位置Cか
ら目的地Bの方位ならびに距離を知ることができ、まよ
うことなく確実にBに近づくことができる。なお上記の
計算は便宜上関数計算としたが、演算方法は上記に限る
ことなく他の方法でもかまわず、またあらかじめ定めら
れたテーブルの中から与えられた信号に対応するデータ
をみつけだす方法であってもかまわない。
【0022】また計時手段を設けることによって現在ま
での所用時間、平均速度を計算して、C点からB点まで
の予定時間等を演算すればさらに運転が容易となる。第
13図は方位設定手段と方位検出手段からまず角度を演
算する場合のブロック図である。
【0023】次に地名入力手段と計測開始終了入力手段
を有し、ある地点から別の地点までの情報を走行のつど
記憶させておき、必要に応じて既に記憶させた情報を表
示させることができる実施例について第14図、第15
図を用いて説明する。地名入力手段とはA地、B地、C
地、などポイントとなる各地点に関する情報を入力する
ものである。計測開始終了入力手段とは測定したい区間
の計測を指示するもので計測開始入力手段と計測終了入
力手段との2つに分かれたものであってもよい。また地
名入力手段による入力によって、計測開始終了入力手段
をかねたものでもよい。また地名入力手段により入力
し、その確認ボタンにより計測を開始、終了するもので
あってもよい。そしてこの計測開始信号によって計測を
開始したい地点からの方位検出手段および距離検出手段
からの信号が演算手段に入力され、前記実施例のように
して方位、距離を演算する。そしてB地点に到達したと
き、計測開始終了入力手段によって計測終了信号を出力
する。演算結果の方位、距離に関する情報は演算手段か
ら適宜記憶手段に出力されて記憶される。また地名入力
手段によって入力されたA地点及びB地点に関する情報
も記憶手段に入力される。このようにしてA、B、C、
D、Eなどの地点を入力しこれらの地点を車輌が走行す
ると、同様にBC間、CD間、DE間の走行結果が記憶
手段に入力される。このとき車輌がA地点から連続して
B、C、D、E、Aと走行する場合には、計測終了の地
点と計測開始の地点が同じになるため、一度計測終了と
して入力した地点を再度入力することなく計測開始の地
点とするようにしてもよい。すなわち計測終了地点とし
て入力した地点をそのまま表示または記憶しておき計測
開始地点とするものであってもよい。また、AB、B
C、CD、DE、EA間のそれぞれの方向及び直線距離
などの情報が記憶手段に記憶されていれば、例えば第1
5図のようにAC間、AD間、BD間、CE間の方位や
直線距離を知ることができる。すなわち地名入力手段に
より出発点と終了点を入力すれば記憶手段の中からその
2つの地点に関する情報が演算手段で演算され、その2
つの地点の距離あるいは出発点として入力した地点から
終了点とした地点の方向を表示手段により表示すること
ができる。かかる一実施例を機能実現手段で表したのが
第16図である。地名入力手段により出発地としてAの
地点を、目的地としてCの地点を入力する。記憶手段の
中にはあらかじめAやC、その他の地点に関する情報が
入力されており、今AとCの地点を指示すると、A及び
Cの地点に関する情報が記憶手段から呼び出される。そ
してAからCの方向や距離などが演算されてその演算結
果は表示手段にて表示される。この他に、基準となる地
点及び距離、あるいは方位等を入力することにより、基
準となる地点から一定距離(入力した距離)の地名又は
一定方位(入力した方位)の地名を知ることができ、例
えばドライブ時の次の行き先を決定するための情報を容
易に得ることができる。かかる実施例を機能実現手段で
表したのが第17図、第18図である。第17図は基準
となる地点から一定距離にある地点に関する情報を表示
するものである。同図において、地名、距離入力手段と
は、基準となる地点やその基準となる地点から捜そうと
する地点までの範囲を指定する距離を入力するものであ
る。この地名、距離入力手段により情報が入力される
と、その情報に該当するものを記憶手段から呼び出す。
そしてその該当する地点が基準地からどの方向にどれだ
け離れているかを演算し、その結果を表示手段にて表示
する。今同図においては、基準地としてAを、距離とし
て15キロメートル以内をその条件とした場合であり、
それに該当する地点としてCがあり、そのC地点はA地
点から北方向で12.5キロメートルの位置にあること
を示している。第18図は基準となる地点から一定方向
にある地点に関する情報を表示するものである。同図に
おいて、地名、方位入力手段とは、基準となる地点やそ
の基準となる地点から捜そうとする地点の方位を入力す
るものである。この地名、方位入力手段により情報が入
力されると、その情報に該当するものを記憶手段から呼
び出す。そしてその該当する地点が基準地からどの方向
にどれだけ離れているかを演算し、その結果を表示手段
にて表示する。今同図においては、基準地としてAを、
方位として北をその条件とした場合であり、それに該当
する地点としてCがあり、そのC地点はA地点から北方
向で12.5キロメートルの位置にあることを示してい
る。従って方位、距離の入力は、例えば入力値以内で演
算、表示する場合や入力時に5キロメートル〜10キロ
メートル、北から北東のような範囲指定できるようにす
るのが便利である。
【0024】次に表示手段に関する実施例を第19図〜
第21図を用いて説明する。第19図において車輌の方
位を検出する方位検出手段と車輌の走行距離を検出する
距離検出手段からの信号を演算手段に入力し、この演算
手段で表示手段上での表示移動距離、角度(方位)を演
算する。そしてこの演算手段からの出力信号に基づいて
表示移動手段で表示部又は表示地図を移動させ表示手段
で表示する。なお表示移動操作手段とは第1図で説明し
たものと同様の機能を有するものである。
【0025】第20図において記憶手段とは、CD、光
ディスク、磁気ファイル等の記憶部である。この記憶部
に記載された内容を、指示手段からの指示に基づいて記
憶部読取手段で読み取る。この記憶部読取手段にて読み
取った内容は一旦表示手段に表示されるが、倍率変更指
示手段から指示に基づいて倍率変更手段によってこの表
示された地図の縮尺を変更できる。一方方位検出手段か
らの信号と距離検出手段からの信号が演算手段に入力さ
れ、車輌の進行方向、距離が演算される。このとき一旦
車輌の実際の進行方向、距離を演算した後に表示手段に
表示される地図の標準縮尺率に演算し直すものであって
もよいし、実際の進行方向、距離を演算することなしに
直接表示される地図上での距動距離を演算するものであ
ってもよい。なお前記倍率変更手段により表示された地
図の縮尺率を変更したときは、当然に地図上での距動距
離が変わるために、倍率変更手段からの信号は、表示移
動演算手段に入力される。またこの倍率変更手段は倍率
変更指示手段からの信号による場合だけでなく、表示さ
れる地図の縮尺率(倍率)の信号を表示移動演算手段に
出力するものであってもよい。すなわち、地図は必ず縮
小されているものであり、表示手段に表示される地図が
必ずすべて同じ縮尺であれば、あらかじめ制御装置内の
表示移動演算手段又は演算手段で処理できるが、そうで
なく、縮尺がまちまちの場合には表示移動演算手段は演
算手段にその情報を入力してやる必要がある。従って倍
率変更手段にてその情報を演算手段に入力するのであ
る。なおこの情報は倍率変更手段から出力する場合の
他、記憶部読取手段から出力するものであってもよい。
次に表示移動演算手段とは、車輌の実際の走行距離を表
示された地図上でどれくらい移動させるかを演算するも
のである。従って演算手段で実際の走行距離を演算すれ
ば、表示移動演算手段では表示されている地図の縮尺を
かけて地図上の移動距離を計算するものである。ただし
この実施例のように演算手段とは別個に表示移動演算手
段を有する必要はなく、同時に演算するものであっても
よい。その他表示移動手段、表示移動操作手段等は第1
9図の場合と同様の機能を有するものである。また第2
1図、第22図にそれぞれ信号の入出力の異なるブロッ
ク図を示したがこれらに限定されるものではない。なお
第22図のように方位検出手段からの信号はそのまま表
示移動手段に入力してもよい。このように第19図〜第
22図は一部づつを変えた実施例としたが、それぞれの
変更部分を他に適用したものも本発明の範囲である。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、以下のよ
うな効果を奏し、車輌の走行において、有用な情報を提
供することができる。本発明の第1、第14、及び第2
8の手段によれば、方位毎に距離信号を計測カウントす
ることにより、車輌の現在位置表示を的確に行うことが
できる。さらに本発明の第2及び第7の手段によれば、
車速の変動に影響される事なく車輌の現在位置表示を的
確に行うことができる。すなわち、一定時間ごとに表示
を行う場合には特に車輌速度が遅いときでも確実に車輌
の現在位置を表示することができる。また、一定距離ご
とに表示を行う場合には特に車輌速度が速いときでも確
実に車輌の現在位置を表示することができる。さらに本
発明の第3及び第29の手段によれば、演算処理を容易
にすることができるとともに、走行に不必要な情報まで
も表示することを防止でき、運転者にわかりやすい表示
を行うことができる。さらに本発明の第4の手段によれ
ば、演算処理を容易にすることができるとともに、走行
に不必要な情報までも表示することを防止でき、運転者
にわかりやすい表示を行うことができる。さらに本発明
の第5の手段によれば、低速時に生じやすい走行に不必
要な情報の表示を防止でき、運転者にわかりやすい表示
を行うことかできる。さらに本発明の第6の手段によれ
ば、目的地までどの程度近づいたかが理解しやすく、ま
たどれだけ効率的に走行しているかあるいは今後どの程
度走行するかなどの予測することができる。さらに本発
明の第8の手段によれば、特に目的地までの方位を知る
ことにより目的地への最短径路を選びやすくなる。ま
た、目的地までの到達度合を知ることができる。さらに
本発明の第9の手段によれば、目的地への最短径路を選
びやすくなる。また今後の走行予測などが可能になる。
さらに本発明の第10、第11、及び第12の手段によ
れば、既に走行してきた地点や区間を後で表示すること
ができ、例えば後日同じルートを利用したい場合に活用
できたり、あるいは走行中においても今までの走行状況
を確認することができる。また、これらの情報は別に設
けたクリア手段によって消去可能にしているので必要に
応じて保存・消去することにより、それぞれのデータを
作成することができる。さらに本発明の第13の手段に
よれば、表示内容を、見たい箇所を見やすい大きさで表
示させることができるとともに、その表示操作をより簡
単に理解しやすい操作とすることにより、走行中の安全
を十分に確保しつつ車輌走行表示装置を利用することが
可能となる。さらに本発明の第15の手段によれば、操
作が容易で常に一定範囲の周辺状況を理解することがで
きる。そして例えば目的地がどの方向に在るかを認識し
て運転する方が運転しやすい時には、第一の表示手段に
より地図の方位を固定したままで地図を移動させること
により運転者は容易に必要な情報を理解することができ
る。また、例えば実際の走行時と同じように左折や右折
情報を的確に得たい場合には、第二の表示手段により地
図の方位も変更しながら地図を移動させることにより運
転者は容易に必要な情報を理解することができる。さら
に本発明の第16の手段によれば、操作が容易で常に一
定範囲の周辺状況を理解することができる。そして例え
ば目的地がどの方向に在るかを認識して運転する方が運
転しやすい時には、第一の表示手段により地図の方位を
固定したままで地図を移動させることにより運転者は容
易に必要な情報を理解することができる。また、例えば
実際の走行時と同じように左折や右折情報を的確に得た
い場合には、第二の表示手段により地図の方位も変更し
ながら地図を移動させることにより運転者は容易に必要
な情報を理解することができる。さらに、特に第一の表
示手段により地図の方位を固定したままで地図を移動さ
せる場合には、目的地までの方位及び車輌の走行方向を
併せて表示することにより、目的地への最短径路を選び
やすくなる。また、特に第二の表示手段により地図の方
位も変更しながら地図を移動させる場合には、目的地ま
での方位表示により、地図の方位変更によって目的地を
勘違いする危険性が少なくなる。さらに本発明の第17
の手段によれば、実際の走行距離だけからではわかりに
くい、出発点から目的地までの現在の到達度を運転者が
容易に理解することができる。さらに本発明の第18の
手段によれば、実際の走行距離だけからではわかりにく
い、第一のポイントから第二のポイントまでの第三のポ
イントの到達度を運転者が容易に理解することができ
る。さらに本発明の第19の手段によれば、実際の走行
距離だけからではわかりにくい、出発点から目的地まで
の現在の到達度を運転者が容易に理解することができる
とともに、出発点から現在位置までの所定時間及び平均
速度を併せて理解することができるので、目的地までの
到達予測が可能となる。さらに本発明の第20、及び第
21の手段によれば、現在までの走行状況を確認した
り、あるいは一度走行した情報をその後に利用すること
ができる。従って以前と同じポイントを経由して走行し
たい時にはそのデータを活用することができる。特に自
らの経験だけでなく他人の過去のデータを有効に活用で
きるメリットもある。また複数の地点を入力する場合
に、一度入力した地点をそのまま利用できるとともに、
開始、終了地点を同じとして入力できることにより一方
向の走行データを逆方向にも利用することができる。さ
らに本発明の第22の手段によれば、目的地を決定する
場合にある地点から一定の範囲(距離)にある候補地を
表示させることができる。さらに本発明の第23の手段
によれば、目的地を決定する場合にある地点から一定の
範囲(方位)にある候補地を表示させることができる。
さらに本発明の第24の手段によれば、運転者に理解し
やすいように表示変更ができる。さらに、車輌の進行方
向が表示されるので正しい走行が可能となる。さらに本
発明の第25の手段によれば、目的地があらかじめ決定
されている場合、現在位置と目的地との両地点が画面上
に表示されるようにすることにより、現在地から目的地
までの全体的な位置関係を理解することができる。さら
に本発明の第26の手段によれば、目的地があらかじめ
決定されている場合、現在位置と目的地との両地点が画
面上に表示されるようにすることにより、現在地から目
的地までの全体的な位置関係を理解することができる。
また必要に応じて地図の方位も変更することができるの
で運転者に理解しやすいように表示変更ができる。ま
た、車輌の進行方向が表示されるので正しい走行が可能
となる。また、出発点から目的地までの距離や方向を知
ることができ、これらの情報を見ながら目的地の選択が
容易に行える。さらに、例えば表示内容を拡大し、わず
かの走行距離で表示地図内容が変更する場合には、現在
位置を画面の特定の位置に表示されるようにし、表示地
図を移動させることにより、操作が容易で常に一定範囲
の周辺状況を理解することができる。そして例えば目的
地がどの方向に在るかを認識して運転する方が運転しや
すい時には、第一の表示手段により地図の方位を固定し
たままで地図を移動させることにより運転者は容易に必
要な情報を理解することができる。また例えば実際の走
行時と同じように左折や右折情報を的確に得たい場合に
は、第二の表示手段により地図の方位も変更しながら地
図を移動させることにより運転者は容易に必要な情報を
理解することができる。さらに本発明の第27の手段に
よれば、運転者に理解しやすいように表示変更ができ
る。また、基本機能として地図の縮尺を変更する倍率変
更指示手段と、表示された地図若しくは現在位置を表示
する表示部を移動する表示移動操作手段とを有している
ので、表示内容を、見たい箇所を見やすい大きさで表示
させることができるとともに、その表示操作をより簡単
で理解しやすい操作とすることにより、走行中の安全を
十分に確保しつつ車輌走行表示装置を利用することが可
能となる。すなわち、地図の縮尺を変更する操作手段
を、例えば必要とする倍率を入力する方法やそれぞれの
倍率に対応した操作部を倍率に応じて設ける方法による
と、操作が複雑になったり、操作部が増加することによ
り運転に支障を与えかねない。しかし、倍率変更指示手
段を拡大及び縮小を指示する二つの操作部により構成す
ることにより、操作が簡単になり走行中の安全を十分に
確保できる。また、表示移動操作手段を少なくとも在る
点を中心に上下左右四方向に設けられた第一の操作部か
ら第四の操作部により構成することにより、表示移動方
向と対応させた操作が可能となる。すなわち例えば表示
地図のさらに上部を表示させたいときには地図を下方向
に移動させるために、第二の操作部を操作すれば良い。
さらに、例えば表示内容を拡大し、わずかの走行距離で
表示地図内容が変更する場合には、現在位置を画面の特
定の位置に表示されるようにし、表示地図を移動させる
ことにより、操作が容易で常に一定範囲の周辺状況を理
解することができる。そして例えば目的地がどの方向に
在るかを認識して運転する方が運転しやすい時には、第
一の表示手段により地図の方位を固定したままで地図を
移動させることにより運転者は容易に必要な情報を理解
することができる。また例えば実際の走行時と同じよう
に左折や右折情報を的確に得たい場合には、第二の表示
手段により地図の方位も変更しながら地図を移動させる
ことにより運転者は容易に必要な情報を理解することが
できる。さらに本発明の第30の手段によれば、操作が
容易で常に一定範囲の周辺状況を理解することができ
る。そして例えば目的地がどの方向に在るかを認識して
運転する方が運転しやすい時には、第一の表示手段によ
り地図の方位を固定したままで地図を移動させることに
より運転者は容易に必要な情報を理解することができ
る。また例えば実際の走行時と同じように左折や右折情
報を的確に得たい場合には、第二の表示手段により地図
の方位も変更しながら地図を移動させることにより運転
者は容易に必要な情報を理解することができる。さら
に、表示された地図情報を必要に応じて拡大・縮小する
ことができるとともに、地図の方位も変更することがで
きるので運転者に理解しやすいように表示変更ができ
る。さらに本発明の第31の手段によれば、例えば表示
内容を拡大し、わずかの走行距離で表示地図内容が変更
する場合には、現在位置を画面の特定の位置に表示され
るようにし、表示地図を移動させることにより、操作が
容易で常に一定範囲の周辺状況を理解することができ
る。そして例えば目的地がどの方向に在るかを認識して
運転する方が運転しやすい時には、第一の表示手段によ
り地図の方位を固定したままで地図を移動させることに
より運転者は容易に必要な情報を理解することができ
る。また例えば実際の走行時と同じように左折や右折情
報を的確に得たい場合には、第二の表示手段により地図
の方位も変更しながら地図を移動させることにより運転
者は容易に必要な情報を理解することができる。また表
示された地図情報を必要に応じて拡大・縮小することが
できるので運転者に理解しやすいように表示変更ができ
る。さらに目的地までの距離及び出発地から現在地又は
現在地から目的地までの距離に関する情報を表示するこ
とにより目的地までの到達度合を知ることができ、目的
地への到達時間などの予測が容易に行える。さらに本発
明の第32の手段によれば、例えば表示内容を拡大し、
わずかの走行距離で表示地図内容が変更する場合には、
現在位置を画面の特定の位置に表示されるようにし、表
示地図を移動させることにより、操作が容易で常に一定
範囲の周辺状況を理解することができる。そして例えば
目的地がどの方向に在るかを認識して運転する方が運転
しやすい時には、第一の表示手段により地図の方位を固
定したままで地図を移動させることにより運転者は容易
に必要な情報を理解することができる。また例えば実際
の走行時と同じように左折や右折情報を的確に得たい場
合には、第二の表示手段により地図の方位も変更しなが
ら地図を移動させることにより運転者は容易に必要な情
報を理解することができる。また目的地までの距離及び
出発地から現在地又は現在地から目的地までの距離に関
する情報を表示することにより目的地までの到達度合を
知ることができ、目的地への到達時間などの予測が容易
に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるシステム構成図
【図2】本発明の一実施例を機能実現手段で表したブロ
ック図
【図3】本発明に関連する方位検出手段の異なる構成を
示すブロック図
【図4】本発明に関連する演算手段の演算原理説明図
【図5】本発明の一実施例を機能実現手段で表したブロ
ック図
【図6】本発明の一実施例を機能実現手段で表したブロ
ック図
【図7】方位検出手段からの出力信号説明図
【図8】方位検出手段からの出力信号説明図
【図9】方位検出手段からの出力信号説明図
【図10】本発明の一実施例を機能実現手段で表したブ
ロック図
【図11】本発明の一実施例を機能実現手段で表したブ
ロック図
【図12】演算原理説明図
【図13】本発明の一実施例を機能実現手段で表したブ
ロック図
【図14】本発明の一実施例を機能実現手段で表したブ
ロック図
【図15】本発明を説明する説明図
【図16】本発明の一実施例を機能実現手段で表したブ
ロック図
【図17】本発明の一実施例を機能実現手段で表したブ
ロック図
【図18】本発明の一実施例を機能実現手段で表したブ
ロック図
【図19】本発明の一実施例を機能実現手段で表したブ
ロック図
【図20】本発明の一実施例を機能実現手段で表したブ
ロック図
【図21】本発明の一実施例を機能実現手段で表したブ
ロック図
【図22】本発明の一実施例を機能実現手段で表したブ
ロック図
【符号の説明】
4 記憶部 5 記憶部読取手段 6 表示手段 7 制御装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年6月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 車輌走行表示装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車輌用、特に自動
車の車輌走行表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来自動車には走行距離を計測し表示す
る装置が設けられていた。又計時装置(タイマー)や燃
料消費計測装置を有し、平均速度や燃費、又は目的地へ
の到達予定時間、残存燃料での走行可能距離等を計算し
表示するものがあった。また、例えば特開昭58−12
9212号公報に示されるように、CRTディスプレイ
と、走行経路を計測する機能と地図情報を有して地図を
作成する機能とを有するコンピュータシステムを備え、
表示装置の画面に地図と走行経路を同時に併せて表示
し、自動車等の走行位置を地図上にて知ることができる
ようにした車輌走行表示装置が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら車輌の走
行表示装置として、有用な情報をわかりやすく表示する
装置は、今なおあまり提案されていないのが現状であ
る。
【0004】そこで本発明は、車両の走行において、有
用な情報を提供することを目的とする。また本発明は、
車輌の現在位置表示を的確に行うことができる車輌走行
表示装置を提供することを目的とする。また本発明は、
上記情報が運転者にわかりやすい表示で車輌走行表示装
置を提供することを目的とする。さらに本発明は、その
表示操作をより簡単で理解しやすい操作をすることによ
り、走行中の安全を十分に確保しつつ車輌走行表示装置
を利用することができる車輌走行表示装置を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の本発明の車輌走行表示装置は、C
D、光ディスク、磁気ディスク等の記憶部に記載された
内容を読み取る記憶部読取手段と、前記記憶部読取手段
によって読み取った内容を表示する表示手段と、前記記
憶部読取手段を制御し、前記表示手段に表示内容を出力
する制御手段とを備え、前記制御手段は、現在位置を表
示する表示部を画面の特定の位置に固定表示された状態
で地図の方位を固定したままで地図を移動表示させる第
一の表示手段と、現在位置を表示する表示部を画面の特
定の位置に固定表示させた状態で地図の方位も変更しな
がら地図を移動表示させる第二の表示手段とを有し、前
記第一の表示手段と前記第二の表示手段とを選択的に利
用可能としたことを特徴とする。請求項2記載の本発明
の車輌走行表示装置は、CD、光ディスク、磁気ディス
ク等の記憶部に記載された内容を読み取る記憶部読取手
段と、前記記憶部読取手段によって読み取った内容を表
示する表示手段と、前記記憶部読取手段を制御し前記表
示手段に表示内容を出力する制御手段と、車輌の進行方
向を表示する表示手段と、ポイントとなる各地点を入力
する地名入力手段と、前記地名入力手段により入力した
目的地までの方向や距離に関する情報を表示する表示手
段と、出発地から現在地までの距離を演算する演算手段
と、前記演算手段により演算した現在地までの距離に関
する情報又は現在地から目的地までの距離に関する情報
を表示する表示手段と、現在地から目的地までの方位に
関する情報を表示する表示手段とを備え、前記制御手段
は現在位置を表示する表示部を画面の特定の位置に固定
表示させ地図の方位を固定したままで地図を移動表示さ
せる第一の表示手段と、現在位置を表示する表示部を画
面の特定の位置に固定表示させ地図の方位も変更させな
がら地図を移動表示させる第二の表示手段と、画面上の
地図を固定表示させ現在位置を表示する表示部を移動さ
せる第三の表示手段とを有し、前記第一の表示手段、前
記第二の表示手段、又は前記第三の表示手段とを選択的
に利用可能としたことを特徴とする。請求項3記載の本
発明の車輌走行表示装置は、請求項1又は請求項2に記
載の車輌用走行表示装置において、前記第二の表示手段
は、車輌方向がある基準方向から所定角度以上変更した
ときに地図の方位を所定角度変更させ、車輌方向がある
基準方向から所定角度以内の時には地図の方向を変更さ
せないことを特徴とする。請求項4記載の本発明の車輌
走行表示装置は、車輌の走行方向の変更を検出する方位
検出手段と、車輌の走行距離を検出する距離検出手段
と、前記方位検出手段と前記距離検出手段からの信号を
入力し、ある地点から別のある地点までの走行方向及び
距離を演算する演算手段と、前記演算手段で演算した結
果を表示する表示手段とを備え、前記演算手段は、前記
方位検出手段からの新たな方位変更信号によって、距離
計測の新たな開始を行うことを特徴とする。請求項5記
載の本発明の車輌走行表示装置は、車輌の走行方向の変
更を検出する方位検出手段と、車輌の走行距離を検出す
る距離検出手段と、前記方位検出手段と前記距離検出手
段からの信号を入力し、ある地点から別のある地点まで
の走行方向及び距離を演算する演算手段と、前記演算手
段で演算した結果を記憶する記憶手段と、前記記憶手段
に記憶された内容を表示する表示手段とを備え、前記記
憶手段は、走行時に入力したいくつかの地点に関する情
報、及びある区間に関する信号を記憶しておき、これら
の走行時に記憶した特定の地点又は特定の区間に関する
情報を入力指示に基づいて再表示することができるとと
もに非表示とすることができ、また別に設けたクリア手
段によってこれらの情報を消去することができることを
特徴とする。請求項6記載の本発明の車輌走行表示装置
は、既に走行してきた地点や区間に関する情報を記憶す
る記憶手段と、前記記憶手段に走行中に記憶した特定の
地点又は特定の区間に関する情報を入力指示に基づいて
再表示する表示手段と、これらの記憶した情報を消去す
ることができるクリア手段とを有することを特徴とす
る。請求項7記載の本発明の車輌走行表示装置は、C
D、光ディスク、磁気ディスク等の記憶部に記憶された
内容を読み取る記憶部読取手段と、前記記憶部読取手段
によって読み取った内容を表示する表示手段と、前記記
憶部に読み出しを指示する指示手段と、前記指示手段の
指示内容を表示する表示手段と、地図の縮尺を変更する
倍率変更指示手段と、前記倍率変更指示手段の内容を表
示する表示手段と、表示された地図を移動する表示移動
操作手段と、表示された地図の方位を変更する回転手段
と、車輌の進行方向を表示する表示手段と、ポイントと
なる各地点を入力する地名入力手段と、前記地名入力手
段によって入力された情報を記憶する記憶手段と、前記
地名入力手段により入力された出発地と目的地、及び出
発地として入力した地点から目的地の方向を表示する表
示手段と、既に走行してきた地点や区間に関する情報を
記憶し、この走行中に記憶した特定の地点又は特定の区
間に関する情報を入力指示に基づいて表示する表示手段
と、これらの記憶した情報を消去することができるクリ
ア手段とを有することを特徴とする。請求項8記載の本
発明の車輌走行表示装置は、車輌の走行方向の変更を検
出する方位検出手段と、車輌の走行距離を検出する距離
検出手段と、前記方位検出手段と前記距離検出手段から
の信号を入力し、ある地点から別のある地点までの走行
方向及び距離を演算する演算手段とを備え、前記演算手
段は、一定距離ごとに出力される距離信号パルスを基準
にして、その時の方位を検出して演算することを特徴と
する。請求項9記載の本発明の車輌走行表示装置は、走
行中の各地点間の情報を計測しその結果を記憶する記憶
手段と、前記記憶手段に記憶させた各地点間の情報を読
み出す読出手段と、読み出した情報を表示する表示手段
とを有することを特徴とする。請求項10記載の本発明
の車輌走行表示装置は、車輌の走行方向の変更を検出す
る方位検出手段と、車輌の走行距離を検出する距離検出
手段と、前記方位検出手段と前記距離検出手段からの信
号を入力し、ある地点から別のある地点までの走行方向
及び距離を演算する演算手段と、前記演算手段で演算し
た結果を表示する表示手段とを備え、前記演算手段は、
一定距離ごとに出力される距離信号パルスを基準として
その時の方位を検出して演算し、前記演算結果を所定距
離ごとに出力して表示することを特徴とする。請求項1
1記載の本発明の車輌走行表示装置は、車輌の走行方向
の変更を検出する方位検出手段と、車輌の走行距離を検
出する距離検出手段と、前記方位検出手段と前記距離検
出手段からの信号を入力し、ある地点から別のある地点
までの走行を演算する演算手段と、前記演算手段で演算
した結果を表示する表示手段とを備え、前記演算手段
は、所定時間又は所定距離以下で生じた方位変更信号を
考慮しないことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の第1の手段によれば、例
えば表示内容を拡大し、わずかの走行距離で表示地図内
容が変更する場合には、現在位置を画面の特定の位置に
表示されるようにし、表示地図を移動させることによ
り、操作が容易で常に一定範囲の周辺状況を理解するこ
とができる。そして例えば目的地がどの方向に在るかを
認識して運転する方が運転しやすい時には、第一の表示
手段により地図の方位を固定したままで地図を移動させ
ることにより運転者は容易に必要な情報を理解すること
ができる。また、例えば実際の走行時と同じように左折
や右折情報を的確に得たい場合には、第二の表示手段に
より地図の方位も変更しながら地図を移動させることに
より運転者は容易に必要な情報を理解することができ
る。さらに本発明の第2の手段によれば、例えば表示内
容を拡大し、わずかの走行距離で表示地図内容が変更す
る場合には、現在位置を画面の特定の位置に表示される
ようにし、表示地図を移動させることにより、操作が容
易で常に一定範囲の周辺状況を理解することができる。
そして例えば目的地がどの方向に在るかを認識して運転
する方が運転しやすい時には、第一の表示手段により地
図の方位を固定したままで地図を移動させることにより
運転者は容易に必要な情報を理解することができる。ま
た例えば実際の走行時と同じように左折や右折情報を的
確に得たい場合には、第二の表示手段により地図の方位
も変更しながら地図を移動させることにより運転者は容
易に必要な情報を理解することができる。また第三の表
示手段により地図が固定なのでどれだけ移動したかを運
転しながらでも容易に判別することができ、目的地の方
向に正しく進行しているか否かを簡単に見極めることが
できる。また目的地までの距離及び出発地から現在地又
は現在地から目的地までの距離に関する情報を表示する
ことにより目的地までの到達度合を知ることができ、目
的地への到達時間などの予測が容易に行える。さらに本
発明の第3の手段によれば、左折右折を間違えることが
なく、さらには頻繁な地図の方向変更が生じないため
に、運転しながらでも地図を見誤る危険性が少ない。本
発明の第4の手段によれぱ、方位検出手段から方位が変
更されたことを内容とする次の信号が入力されるまで距
離検出手段からの距離信号をカウントする。すなわち、
方位信号を常に計測しながら距離信号を計測すると演算
処理が複雑になるが、方位信号は変更時だけその信号を
入力し、方位ごとに距離信号を計測するため演算処理が
容易に行える。特にこのように方位ごとに距離信号を計
測カウントすることにより、車輌の現在位置表示を的確
に行うことができる。さらに本発明の第5及び6の手段
によれば、走行時に入力したいくつかの地点に関する情
報、又はある区間に関する全ての信号を記憶しているの
で、既に走行してきた地点や区間を後で表示することが
でき、例えば後日同じルートを利用したい場合に活用で
きたり、あるいは走行中においても今までの走行状況を
確認することができる。また、これらの情報は、別に設
けたクリア手段によって消去可能にしているので、必要
に応じて保存・消去することにより、それぞれのデータ
を作成することができる。さらに本発明の第7の手段に
よれば、CD、光ディスク、磁気ディスク等の記憶部に
記憶された内容、指示手段の指示内容、倍率変更指示手
段の内容、車輌の進行方向、出発地と目的地、出発地と
して入力した地点から目的地の方向、出発地から目的地
までの直線距離、及び出発地から現在地又は現在地から
目的地までの距離を出発地から目的地までの方位に変更
したときの直線距離に関する情報がそれぞれ必要に応じ
て表示される。従って、走行に必要な情報を必要に応じ
て得ることかできる。さらに走行時に入力したいくつか
の地点に関する情報、又はある区間に関する全ての信号
を記憶しているので、既に走行してきた地点や区間を後
で表示することができ、例えば後日同じルートを利用し
たい場合に活用できたり、あるいは走行中においても今
までの走行状況を確認することができる。また、これら
の情報は、別に設けたクリア手段によって消去可能にし
ているので、必要に応じて保存・消去することにより、
それぞれのデータを作成することができる。また、表示
された地図を、移動させたり方位を変更させたり、ある
いはその縮尺を変更させたりすることができるので車輌
の運転中に見やすい表示を行うことができる。さらに本
発明の第8及び10の手段によれば、方位検出手段から
方位が変更されたことを内容とする次の信号が入力され
るまで距離検出手段からの距離信号をカウントする。す
なわち、方位信号を常に計測しながら距離信号を計測す
ると演算処理が複雑になるが、方位信号は変更時だけそ
の信号を入力し、方位ごとに距離信号を計測するため演
算処理が容易に行える。特にこのように方位ごとに距離
信号を計測カウントすることにより、車輌の現在位置表
示を的確に行うことができる。さらに本発明の第9の手
段によれば、ポイントとなる各地点間の情報を走行の都
度メモリーしておき、それを必要に応じて表示させるこ
とができるので現在までの走行状況を確認したり、ある
いは一度走行した情報をその後に利用することができ
る。従って以前と同じポイントを経由して走行したい時
にはそのデータを活用することができる。特に自らの経
験だけでなく他人の過去のデータを有効に活用できるメ
リットもある。また複数の地点を入力する場合に、在る
地点を計測開始地点及び計測終了地点として入力できる
ので一度入力した地点をそのまま利用できるとともに、
開始、終了地点を同じとして入力できることにより一方
向の走行データを逆方向にも利用することができる。さ
らに本発明の第11の手段によれば、複数の方位の変更
が所定時間あるいは所定距離以下で生じた場合には、は
じめの方位と最後の方位とが同じであればその間の方位
を無視し、はじめの方位あるいは最後の方位が継続して
いたとして方位あるいは距離を連続的に計測するため
に、演算処理を容易にすることができるとともに、走行
に不必要な情報までも表示することを防止でき、運転者
にわかりやすい表示を行うことができる。
【0007】
【実施例】以下関連する各発明の各種実施例を説明す
る。なお下記に説明する実施例は、それぞれ別の構成ま
たは方法で説明する場合もあるが、一の発明の一の実施
例の構成の一部を他の関連する発明の実施例若しくは一
の発明の他の実施例の構成の一部若しくは全部と置きか
える場合や、一の発明の一の実施例の構成の一部を他の
関連する発明の実施例若しくは一の発明の他の実施例の
構成の一部若しくは全部と結合する場合も本発明を構成
するものとして説明を省略する。
【0008】第1図は、現在の走行位置を視覚的に地図
上で確認できる装置のシステム概念図である。同図にお
いて4はCD、光ディスク、磁気ディスク等の記憶部、
5はこの記憶部4の記憶内容を読みとる記憶部読取手段
である。6はこの記憶部読取手段によって読み取った内
容を表示するディスプレイ(表示手段)である。制御装
置7は、記憶部読取手段5を制御し、表示手段6に表示
内容を出力するものである。この制御装置7には、電源
スイッチ7a、記憶部4に読み出しを指示する指示手段
7b,この指示手段7bの指示内容を表示する表示部7
c、表示手段6にて表示される地図の縮尺を変更する倍
率変更指示手段7d、この倍率変更指示手段7dで指示
した内容を表示する表示部7e、表示手段6にて表示さ
れた地図若しくは現在位置(車輌位置)を表示する表示
部8を移動する表示移動操作手段7f、表示された地図
の方位を変更する回転手段7g、車輌の進行方向を表示
する方位表示手段7hが設けられている。なお、制御装
置7には、方位検出部や距離検出部などの車輌位置を測
定するために必要な検出部が接続され、これらの信号を
入力するようになっている。また、倍率変更指示手段7
dは、縮尺を拡大する操作スイッチ(図中『大』表示の
操作部)と縮小する操作スイッチ(図中『小』表示の操
作部)によって構成されている。また、表示移動操作手
段7fは、回転手段7gの操作部を中心にしてその周り
に4つの操作部が上下左右4方向に等間隔で等距離に設
けられている。そしてそれぞれの操作部は、表示手段6
に表示された地図若しくは表示部8の移動方向に対応し
ている。なお、これらの操作部は例えば同図にも示して
あるように三角形の形状とすることにより地図の移動方
向若しくは表示したい方向を感触的に理解できる形状と
することが好ましい。
【0009】次に、上記システム構成の操作手順につい
て説明する。まず記憶部4を記憶部読取手段5にセット
するとともに制御装置7の電源7aをONにする。次に
記憶部の中の読み出したい情報を指示手段7bにて入力
する。そして指示手段7bの指示内容は表示部7cに表
示されるとともに表示手段6に指示した情報が表示され
る。例えば、岡山県の道路地図情報を読みだす場合に
は、あらかじめ決められたナンバーを指示手段7bにて
入力する。するとこの入力されたナンバーは表示部7c
に表示されるとともに指示した岡山県の道路地図が表示
手段6に表示されることになる。ただし通常は同図に示
すように車輌の現在位置が画面上に表示される。なお、
このとき車輌の実際の位置と地図上の表示移動操作手段
7fによって一致させるようにしてもよい。このように
地図が表示された状態で、表示された地図の縮尺を変更
したい場合には、倍率変更指示手段7dにより拡大若し
くは縮小を指示する。そして拡大若しくは縮小を指示し
た結果は表示部7eに表示される。これは表示手段6に
表示された地図がどれだけの縮尺表示なのかを表示する
ものである。また、画面上に表示されていない箇所を見
たいときには、表示移動操作手段7fを操作して該当箇
所を画面上に表示する。例えば表示された地図のさらに
上部を見たいときには、表示移動操作手段7fの上部の
操作部を押し表示地図を下方向にスライド移動させるこ
とにより行う。また表示された地図の方位を変更したい
場合には、回転手段7gにより表示された地図を回転さ
せることにより行う。車輌が走行し始めると、方位検出
部および距離検出部からの信号により実際の車輌の移動
距離や方向を検出し、表示手段6上に表示された表示部
8を移動させることにより地図上での車輌の現在位置を
表示する。
【0010】なお、上記実施例では地図の縮尺変更を倍
率変更指示手段7dで操作することにより行う場合を説
明したが、このように手動によるものに限らず、自動的
にも変更するように構成すればさらに好ましい。すなわ
ち、例えば一旦表示された地図上で目的地(必要に応じ
て現在地)を指示してやれば、その現在位置と目的地と
の距離にあわせて、両地点が画面上に表示されるように
縮尺率を自動的に変更し表示するものがさらに操作性の
面ですぐれている。目的地があらがじめ決定されている
場合、現在位置と目的地との両地点が画面上に表示され
るようにすることにより、現在地から目的地までの全体
的な位置関係を理解することができる。また、例えば詳
細な地図を必要とする場合であっても、通常かかる場合
に必要な詳細地図は、出発点か目的地、あるいは出発点
から目的地に至る途中の地点に関するものであるため、
現在位置と目的地との両地点が画面上に表示されるよう
な地図であれば上記の必要とする詳細地図はこの表示さ
れた地図上にあるため、かかる地図から必要な詳細地図
を選択することもできる。従って詳細地図を必要とする
場合にあっても非常に便利である。特に最初に表示され
る地図は、詳細地図ではなくある程度縮尺の大きなもの
(例えば全体地図)とすることが好ましい。このように
ある程度縮尺の大きなもの(例えば全体地図)とするこ
とによって、目的地の指示がしやすくなる。
【0011】なお、車輌走行中の表示方法については、
画面上の地図はそのままで表示部8を移動表示させる方
法のほか、表示部8を画面上の特定の位置に固定表示し
たまま地図表示を移動表示させる方法がある。すなわ
ち、画面上の地図はそのままで表示部8を移動させる方
法によれば、地図が固定なのではじめの位置からどれだ
け移動したかを運転しながらでも容易に判別でき、目的
地の方へ進行しているかどうかを簡単にみきわめること
ができる。しかし一方では車輌の進行方向と表示部の進
行方向が一致しないため、交差点での右折左折等の判断
が困難となってしまう。また、表示部8が画面の周辺に
移動した場合には、運転に必要な情報が表示されない場
合が生じてしまう。従って他の方法として、表示部8は
常に画面の中央部で固定表示しておき地図の方を移動表
示させる方法がある。このとき地図の方位(通常は上を
北とする)を固定したままで移動表示させる方法と、地
図の方位も変更する方法とがある。地図の方位を変更す
るとは、車輌が北へ向かえば地図の上は北となり、車輌
が南へ向かえば地図を180度回転させて地図の上を南
とする方法であり、車輌の方向転換にあわせて地図方位
を回転するものである。車輌の進行方向と画面上の地図
の方向とを常に一致させることが最も好ましい方法であ
るが、上記の説明のように車輌がある基準方向から所定
角度(例えば180度)以上変更したときに、地図の方
向を所定角度(180度)変更させても有効である。こ
の方法によれば、交差点で左折右折の誤りがないという
利点がある。地図の方位(通常は上を北とする)を固定
したままで移動させる方法においては、地図の方位がわ
からなくなる心配はないが、車輌が南方に向かって走行
している時には、左折右折が表示と反対になってしまう
ため運転中のとっさの判断時には不便な場合がある。か
かる場合には、回転手段7gにより表示された地図を回
転させ、南方が画面上部になるように操作することによ
り解決することができる。上記表示方法は、選択的に利
用できることが好ましいが、必ずしも全ての表示方法を
持っていなくても良い。なお、画面上の地図はそのまま
で表示部8を自動的に移動させる方法において、表示部
8が画面のすみに近づいた場合の表示方法としては、一
つには表示部8が画面上に残るように地図を移動させる
方法と、他にはその表示部8に近づいた側の地図に新た
に表示し直す方法がある。前者の方法は、結果的には表
示部8を固定しておき地図の方を移動させる方法と同じ
ような表示となる。ただ表示部8の位置は画面中央では
なく、画面の周辺であり、またあらかじめ定めた特定の
ポイントでない点で異なる。すなわち表示部8が、画面
中央から一定の範囲に到達したとき、あるいは画面周辺
から一定範囲に到達した後は、画面周辺側に車輌が進行
しているかぎりその位置で表示され続けられる。ただ、
表示された画面上に車輌が進行すれば表示部8は移動し
始めるものである。後者の方法は、スライド的に地図を
移動表示するのでなく、画面を切り替える方法で表示す
るものである。すなわち、表示部8が、画面中央から一
定の範囲に到達したとき、あるいは画面周辺から一定範
囲に到達した時は、表示部8が画面中央に表示されるよ
うに周辺地図を表示し直すものである。そしてこのよう
に周辺地図を表示し直した後は、また表示部8を車輌の
進行に伴って移動させるものである。また表示部が移動
する場合であってもその表示部(現在位置)を中心にし
て、車輌の方向変更とともに地図が回転するものであっ
ても良い。
【0012】次にある地点から現在位置までの方位また
は距離あるいはその双方を知ることを目的とする実施例
について第2図を用いて説明する。第2図は機能実現手
段で表したブロック図である。方位検出手段とは、東西
南北の方位を検出する手段で、ある方向からの角度を検
出するものでも、あらかじめ定めたいくつかの方位を検
出するものでもよい。なおこのとき第3図に示すように
方位検出部を複数個備え、これらの方位検出手段からの
信号を入力し、各信号を比較判定部で比較判別し、より
正確な信号を演算手段に出力すれば、正確な情報を利用
できる。たとえば2つの方位検出部A、Cで検出した信
号がa信号で、方位検出部Bで検出した信号が方位検出
部A、Cで検出した信号とは異なるb信号であったとす
るとa信号を演算手段に出力するものである。なお磁界
などの信号の強さからノイズをみきわめることもでき
る。すなわち、レベルの異なる信号をノイズとしてカッ
トすることができる。
【0013】距離検出手段とは、タイヤの回転数等から
車輌の走行距離を検出するものである。
【0014】演算手段とは方位検出手段からの入力信号
と距離検出手段からの入力信号とによってある点から現
在位置までの方位や距離を演算するものである。例えば
第4図においてA地点から出発してA〜a(北へ1キ
ロメートル)、a〜B(東へ1キロメートル)の径路
でB地点に到達したとすると、このA地点からa地点
までは方位検出手段から北方向の信号が入力され続け
る。そしてこの同一信号が入力され続ける間の距離検出
手段からの信号を連続して入力する。そして次にa
点からB地点までは東方向の信号が入力され続け新たに
距離検出手段からの信号を連続して入力する。その結果
北へ1キロメートル東へ1キロメートルという情報を記
憶してその演算結果として東北√2キロメートルという
情報を演算する。ただし演算手段への方位検出手段、距
離検出手段からの入力信号は上記の例に限られるもので
なく、また演算手段の結果を記憶する記憶部は演算手段
の中に有するものでも別個に設けられてもよい。例えば
方位検出手段から入力される信号は、定期的(一定時
間、一定距離ごと)なものであってもよいし、また前回
と異なる方位を検出した時のみ出力されるものであって
もよい。また演算手段の中にタイマ手段を有し、タイマ
手段へのタイマ開始信号は方位検出手段から行い、方位
検出手段から方位が変更されたことを内容とする信号が
入力されるまで距離検出手段からの距離信号を入力し、
この方位検出手段からの方位変更の信号によって演算手
段(または記憶部)へタイマ手段によって計測した同一
方位への距離信号を出力するとともに新たにタイマを開
始させるものであってもよい。このように同一方位への
距離及び方位をそれぞれ記憶し、B地点に到達したとき
にそのそれぞれの距離及び方位に基づいて演算し、A地
点からB地点の方位及び距離を出力する。ただしこのと
きまとめて演算する方法の他に、新たな方位、距離信号
の情報が入力される都度前回までの方位、距離信号の情
報との間で演算していってもよい。第5図は記憶手段を
演算手段とは別に設けた場合のブロック図である。車の
走行開始、始動キーの操作と連動して、又はこれらとは
別の外部入力操作により車輌位置を演算する演算手段が
作動する。そして距離検出手段からの信号により走行開
始時の方位への距離を演算する。次に車輌が方位を変え
ると方位検出手段から演算手段及び記憶手段に信号が入
力される。また、方位検出手段からの信号が定期的(一
定時間、一定距離ごと)に出されものでは、一定時間又
は一定距離ごとに方位検出手段から演算手段及び記憶手
段に信号が入力される。すなわちこの記憶手段への入力
信号によりそれまでの演算結果を記憶部に入力する。ま
た演算手段への新たな入力信号により、新たな方位、距
離を演算手段にて演算する。前記記憶手段へ入力された
信号はその都度すぐにあるいは外部信号により表示手段
で表示される。また新たに方位検出手段から記憶手段へ
信号が入力されると、それまで記憶していた信号を演算
手段に送りそれまで演算した結果との間で演算し再び記
憶手段に入力され、必要に応じて表示手段で表示する。
また記憶手段への入力信号は方位検出手段からの信号に
かえて距離検出手段から所定距離ごとに出力する信号で
あってもよい。また他の方法として、あらかじめ定めた
いくつかの方位別に距離をそれぞれカウント部にセレク
トして、最後にそれぞれの方位のトータルの距離を演算
してもよい(第6図)。なお上記実施例は基本的には方
位を中心にして一定方位ごとの距離を演算する場合につ
いて説明したが逆に一定距離ごとに出力される距離信号
パルスを中心にして、その単位パルス間の方位を検出
し、又は演算(例えば平均的方位の演算)するものであ
ってもよい。
【0015】上記のように演算手段とは、記憶部やタイ
マー部を適宜有しながら、方位検出手段から入力される
方位信号と距離検出手段から入力される距離信号とに基
づいてある地点からある地点までの方位ならびにその直
線距離を演算するものである。また方位だけか直線距離
だけを演算するものであってもよい。なお演算手段は原
則的には上記のように方位ごとの距離を演算するが、実
際には車輌は微妙に方位を変更するため演算処理が複雑
になってしまう。すなわち、市街地では数メートルの間
で数回曲がる場合も多く、また路面の状態が悪いときに
は、直線的な道であってもこまかく左右にハンドル操作
する場合があり、他には自転車や自動車等が左側に停車
しているときにはこれをさけるため短距離の間に方位を
変更する場合がある。このように所定距離以下で生じる
方位の変更は表示上実質的影響が少ない上に、これらを
正確に演算し表示しようとするとかえって運転者に不必
要な表示を行ってしまうため、無視するかあるいは平均
値とする等の補正を加えることが装置の簡素化や見やす
い表示のためには必要である。
【0016】そこでかかる場合の補正手段の実施例につ
いて以下に説明する。まず車輌のゆれ又はハンドルの一
時的操作変更等による方位の微妙変化について説明す
る。北へ進行していた車輌が路面の凹凸により、又は障
害物をさけるため一時的にハンドルを回した時などの方
位検出手段からの信号を第7図、第8図、第9図に示
す。かかる場合測定される時間又は測定される距離が所
定時間又は所定距離以下の極めて短い間に生じたもので
あれば無視し、ゆれはじめる前の方位(北)とゆれおわ
りの方位(北)が継続していたとして距離を連続的に計
測する補正手段を設ける。また他の方法として一定時間
又は一定距離の間にかかる出力信号の変動を生じる場合
にはそれぞれの方位を単位時間又は単位距離のそれぞれ
の信号として入力し平均値を演算する補正手段であって
もよい。またかかる補正手段は出発点(計測開始点)か
らあらかじめ設定した設定点(計測終了予定点)までの
距離が長い場合にのみ機能するものや、方位の変動が短
い距離で生じた場合に限って機能するものであってもよ
い。また平均した方位を演算してその方位に総距離を対
応させるか、または最も多く(長く)検出した方位を代
表方位として計測してもよい。またかかる補正手段は車
速が一定速度よりも遅い時のみ機能するものであっても
よい。
【0017】次に方位が連続的に徐々に変化する場合の
補正手段について説明する。かかる変化に対しては、単
位時間、単位距離ごとに平均方位を検出して行う。また
方位検出手段自体をアナログ的なものでなく一定の幅を
有するデジタル的な信号としてもよい。
【0018】次に表示手段とは、被検出区間の方位、距
離を視覚的又は聴覚的に表示するものである。その他総
トータル距離や所用時間等を併せて表示してもよい。ま
た上記実施例において、計算スタートスイッチやストッ
プスイッチを有するものであってもよい。この場合スタ
ートスイッチの操作により計測がはじまり、ストップス
イッチによりその操作までの方位、距離が表示されるも
のである。
【0019】次に目的地までどれだけ近づき、又は目的
地の方位と現在までの走行方位とがどれだけ異なってい
るか等を知ることを目的とする実施例について説明す
る。第10図において方位設定手段とは、第1の地点
(特に出発地点)と目的地とをあらかじめ設定し、その
方位を設定する方位設定手段である。前述の実施例の説
明のように方位検出手段と距離検出手段とからの信号に
基づいて第1の地点(特に出発地点)から第2の地点
(特に現在地点)までの方位と直線距離を演算手段にて
演算する。そしてこの演算手段の出力信号と方位設定手
段からの信号を第2演算手段に入力し、この第2演算手
段で、設定した方位に演算した直線距離を求める。すな
わち第2演算手段とは、設定方位と演算方位を比較して
その差に基づいて設定方位への直線距離をベクトル計算
や関数計算又はあらかじめ定めたテーブル等によって求
めるものである。表示手段はこの第2演算手段によって
定めた設定方位への直線距離、方位設定手段により設定
した方位、演算手段にて求めた第1の地点(特に出発地
点)から第2の地点(特に現在地点)までの距離、同じ
く演算手段にて求めた第1の地点から第2の地点までの
方位のうちから少なくとも一つ又は複雑の情報を表示す
るものである。なお本実施例においてもそれぞれの演算
手段によって演算した方位あるいは距離、または設定し
た方位等を記憶する記憶手段を省略して説明したが、そ
れぞれの手段の中にあるいはそれぞれの手段とは別に記
憶手段を適宜有するものであってもよい。そしてさらに
この記憶手段に記憶される信号(演算手段、第2演算手
段、方位設定手段等の内容)は、単に表示手段に出力さ
れるだけではなく、各演算手段に適宜読み込まれるもの
であってもよい。なおこの記憶手段は、一つのものであ
ってもよいし、それぞれ別個のものでもよい。またこの
記憶手段に記憶される信号はそれぞれ対応する新しい信
号が入力される毎に新たしく書きかえられるものでもよ
し、2、3若しくはあらかじめ定めたいくつかの信号を
つねに記憶しておくものでもよいし、さらには、すべて
の信号を区間毎に別々に記憶しておき、別に設けたクリ
ア手段によるクリア信号(消去信号)によってのみ記憶
を解除するものであってもよい。
【0020】ここで上記実施例は、方位設定だけを行っ
たが、第11図に示すように第1の地点(特に出発地
点)と目的地とをあらかじめ設定してその方位及び距離
を設定する方位及び距離設定手段を設ければさらに運転
に必要な情報を得ることが可能となる。すなわち距離設
定手段により定めた信号を前記実施例における第2演算
手段に入力し、前述の第1の地点(特に出発点)から第
2の地点(特に現在位置)までの直線距離をあらかじめ
定めた方位に演算した直線距離と、比較演算することに
よって目的地までの残りの直線距離(第1の地点から目
的地までを結んだ直線距離における残り距離または現在
位置から目的地までの直線距離)に関する情報を知るこ
とができる。またさらには現在位置から目的地までの方
位をも知ることができる。このことを第12図を用いて
説明する。出発点Aから目的地Bまでの距離をx、方位
を北とする。現在位置CはAからyの距離で北から西方
向へαの角度の位置である。
【0021】まずC点はAB間を結ぶ直線からαの角度
を有するためAC間の距離yをAB間の直線距離に演算
すると、cos.α×yとなる。従ってAB間の直線距
離におけるB点までの残り距離は(x−ycos.α)
となる。またCB間の直線距離Zは、CC’の距離ys
in.αとC’Bの距離(x−ycos.α)から(x
+y−xycos.α)となる。またCBのABに
対する角度βはZcos.β=(x−ycos.α)か
ら求まる。従って目的地Bに近づきながらも目的地Bに
たどりつけないとき現在位置Cから目的地Bの方位なら
びに距離を知ることができ、まようことなく確実にBに
近づくことができる。なお上記の計算は便宜上関数計算
としたが、演算方法は上記に限ることなく他の方法でも
かまわず、またあらかじめ定められたテーブルの中から
与えられた信号に対応するデータをみつけだす方法であ
ってもかまわない。
【0022】また計時手段を設けることによって現在ま
での所用時間、平均速度を計算して、C点からB点まで
の予定時間等を演算すればさらに運転が容易となる。第
13図は方位設定手段と方位検出手段からまず角度を演
算する場合のブロック図である。
【0023】次に地名入力手段と計測開始終了入力手段
を有し、ある地点から別の地点までの情報を走行のつど
記憶させておき、必要に応じて既に記憶させた情報を表
示させることができる実施例について第14図、第15
図を用いて説明する。地名入力手段とはA地、B地、C
地、などポイントとなる各地点に関する情報を入力する
ものである。計測開始終了入力手段とは測定したい区間
の計測を指示するもので計測開始入力手段と計測終了入
力手段との2つに分かれたものであってもよい。また地
名入力手段による入力によって、計測開始終了入力手段
をかねたものでもよい。また地名入力手段により入力
し、その確認ボタンにより計測を開始、終了するもので
あってもよい。そしてこの計測開始信号によって計測を
開始したい地点からの方位検出手段および距離検出手段
からの信号が演算手段に入力され、前記実施例のように
して方位、距離を演算する。そしてB地点に到達したと
き、計測開始終了入力手段によって計測終了信号を出力
する。演算結果の方位、距離に関する情報は演算手段か
ら適宜記憶手段に出力されて記憶される。また地名入力
手段によって入力されたA地点及びB地点に関する情報
も記憶手段に入力される。このようにしてA、B、C、
D、Eなどの地点を入力しこれらの地点を車輌が走行す
ると、同様にBC間、CD間、DE間の走行結果が記憶
手段に入力される。このとき車輌がA地点から連続して
B、C、D、E、Aと走行する場合には、計測終了の地
点と計測開始の地点が同じになるため、一度計測終了と
して入力した地点を再度入力することなく計測開始の地
点とするようにしてもよい。すなわち計測終了地点とし
て入力した地点をそのまま表示または記憶しておき計測
開始地点とするものであってもよい。また、AB、B
C、CD、DE、EA間のそれぞれの方向及び直線距離
などの情報が記憶手段に記憶されていれば、例えば第1
5図のようにAC間、AD間、BD間、CE間の方位や
直線距離を知ることができる。すなわち地名入力手段に
より出発点と終了点を入力すれば記憶手段の中からその
2つの地点に関する情報が演算手段で演算され、その2
つの地点の距離あるいは出発点として入力した地点から
終了点とした地点の方向を表示手段により表示すること
ができる。かかる一実施例を機能実現手段で表したのが
第16図である。地名入力手段により出発地としてAの
地点を、目的地としてCの地点を入力する。記憶手段の
中にはあらかじめAやC、その他の地点に関する情報が
入力されており、今AとCの地点を指示すると、A及び
Cの地点に関する情報が記憶手段から呼び出される。そ
してAからCの方向や距離などが演算されてその演算結
果は表示手段にて表示される。この他に、基準となる地
点及び距離、あるいは方位等を入力することにより、基
準となる地点から一定距離(入力した距離)の地名又は
一定方位(入力した方位)の地名を知ることができ、例
えばドライブ時の次の行き先を決定するための情報を容
易に得ることができる。かかる実施例を機能実現手段で
表したのが第17図、第18図である。第17図は基準
となる地点から一定距離にある地点に関する情報を表示
するものである。同図において、地名、距離入力手段と
は、基準となる地点やその基準となる地点から捜そうと
する地点までの範囲を指定する距離を入力するものであ
る。この地名、距離入力手段により情報が入力される
と、その情報に該当するものを記憶手段から呼び出す。
そしてその該当する地点が基準地からどの方向にどれだ
け離れているかを演算し、その結果を表示手段にて表示
する。今同図においては、基準地としてAを、距離とし
て15キロメートル以内をその条件とした場合であり、
それに該当する地点としてCがあり、そのC地点はA地
点から北方向で12.5キロメートルの位置にあること
を示している。第18図は基準となる地点から一定方向
にある地点に関する情報を表示するものである。同図に
おいて、地名、方位入力手段とは、基準となる地点やそ
の基準となる地点から捜そうとする地点の方位を入力す
るものである。この地名、方位入力手段により情報が入
力されると、その情報に該当するものを記憶手段から呼
び出す。そしてその該当する地点が基準地からどの方向
にどれだけ離れているかを演算し、その結果を表示手段
にて表示する。今同図においては、基準地としてAを、
方位として北をその条件とした場合であり、それに該当
する地点としてCがあり、そのC地点はA地点から北方
向で12.5キロメートルの位置にあることを示してい
る。従って方位、距離の入力は、例えば入力値以内で演
算、表示する場合や入力時に5キロメートル〜10キロ
メートル、北から北東のような範囲指定できるようにす
るのが便利である。
【0024】次に表示手段に関する実施例を第19図〜
第21図を用いて説明する。第19図において車輌の方
位を検出する方位検出手段と車輌の走行距離を検出する
距離検出手段からの信号を演算手段に入力し、この演算
手段で表示手段上での表示移動距離、角度(方位)を演
算する。そしてこの演算手段からの出力信号に基づいて
表示移動手段で表示部又は表示地図を移動させ表示手段
で表示する。なお表示移動操作手段とは第1図で説明し
たものと同様の機能を有するものである。
【0025】第20図において記憶手段とは、CD、光
ディスク、磁気ファイル等の記憶部である。この記憶部
に記載された内容を、指示手段からの指示に基づいて記
憶部読取手段で読み取る。この記憶部読取手段にて読み
取った内容は一旦表示手段に表示されるが、倍率変更指
示手段から指示に基づいて倍率変更手段によってこの表
示された地図の縮尺を変更できる。一方方位検出手段か
らの信号と距離検出手段からの信号が演算手段に入力さ
れ、車輌の進行方向、距離が演算される。このとき一旦
車輌の実際の進行方向、距離を演算した後に表示手段に
表示される地図の標準縮尺率に演算し直すものであって
もよいし、実際の進行方向、距離を演算することなしに
直接表示される地図上での距動距離を演算するものであ
ってもよい。なお前記倍率変更手段により表示された地
図の縮尺率を変更したときは、当然に地図上での距動距
離が変わるために、倍率変更手段からの信号は、表示移
動演算手段に入力される。またこの倍率変更手段は倍率
変更指示手段からの信号による場合だけでなく、表示さ
れる地図の縮尺率(倍率)の信号を表示移動演算手段に
出力するものであってもよい。すなわち、地図は必ず縮
小されているものであり、表示手段に表示される地図が
必ずすべて同じ縮尺であれば、あらかじめ制御装置内の
表示移動演算手段又は演算手段で処理できるが、そうで
なく、縮尺がまちまちの場合には表示移動演算手段は演
算手段にその情報を入力してやる必要がある。従って倍
率変更手段にてその情報を演算手段に入力するのであ
る。なおこの情報は倍率変更手段から出力する場合の
他、記憶部読取手段から出力するものであってもよい。
次に表示移動演算手段とは、車輌の実際の走行距離を表
示された地図上でどれくらい移動させるかを演算するも
のである。従って演算手段で実際の走行距離を演算すれ
ば、表示移動演算手段では表示されている地図の縮尺を
かけて地図上の移動距離を計算するものである。ただし
この実施例のように演算手段とは別個に表示移動演算手
段を有する必要はなく、同時に演算するものであっても
よい。その他表示移動手段、表示移動操作手段等は第1
9図の場合と同様の機能を有するものである。また第2
1図、第22図にそれぞれ信号の入出力の異なるブロッ
ク図を示したがこれらに限定されるものではない。なお
第22図のように方位検出手段からの信号はそのまま表
示移動手段に入力してもよい。このように第19図〜第
22図は一部づつを変えた実施例としたが、それぞれの
変更部分を他に適用したものも本発明の範囲である。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、以下のよ
うな効果を奏し、車輌の走行において、有用な情報を提
供することができる。本発明の第1の手段によれば、操
作が容易で常に一定範囲の周辺状況を理解することがで
きる。そして例えば目的地がどの方向に在るかを認識し
て運転する方が運転しやすい時には、第一の表示手段に
より運転者は容易に必要な情報を理解することができ
る。また、例えば実際の走行時と同じように左折や右折
情報を的確に得たい場合には、第二の表示手段により運
転者は容易に必要な情報を理解することができる。さら
に本発明の第2の手段によれば、操作が容易で常に一定
範囲の周辺状況を理解することができる。そして例えば
目的地がどの方向に在るかを認識して運転する方が運転
しやすい時には、第一の表示手段により運転者は容易に
必要な情報を理解することができる。また例えば実際の
走行時と同じように左折や右折情報を的確に得たい場合
には、第二の表示手段により運転者は容易に必要な情報
を理解することができる。また第三の表示手段によりど
れだけ移動したかを運転しながらでも容易に判別するこ
とができ、目的地の方向に正しく進行しているか否かを
簡単に見極めることができる。また目的地までの距離及
び出発地から現在地又は現在地から目的地までの距離に
関する情報を表示することにより目的地までの到達度合
を知ることができ、目的地への到達時間などの予測が容
易に行える。さらに本発明の第3の手段によれば、左折
右折を間違えることがなく、さらには頻繁な地図の方向
変更が生じないために、運転しながらでも地図を見誤る
危険性が少ない。本発明の第4の手段によれば、方位ご
とに距離信号を計測するため演算処理が容易に行える。
特にこのように方位ごとに距離信号を計測カウントする
ことにより、車輌の現在位置表示を的確に行うことがで
きる。さらに本発明の第5及び6の手段によれば、既に
走行してきた地点や区間を後で表示することができ、例
えば後日同じルートを利用したい場合に活用できたり、
あるいは走行中においても今までの走行状況を確認する
ことができる。また、これらの情報は、必要に応じて保
存・消去することにより、それぞれのデータを作成する
ことができる。さらに本発明の第7の手段によれば、走
行に必要な情報を必要に応じて得ることかできる。さら
に走行時に入力したいくつかの地点に関する情報、又は
ある区間に関する全ての信号を記憶しているので、既に
走行してきた地点や区間を後で表示することができ、例
えば後日同じルートを利用したい場合に活用できたり、
あるいは走行中においても今までの走行状況を確認する
ことができる。また、これらの情報は、必要に応じて保
存・消去することにより、それぞれのデータを作成する
ことができる。また、表示された地図を、移動させたり
方位を変更させたり、あるいはその縮尺を変更させたり
することができるので車輌の運転中に見やすい表示を行
うことができる。さらに本発明の第8及び10の手段に
よれば、演算処理が容易に行える。さらに本発明の第9
の手段によれば、現在までの走行状況を確認したり、あ
るいは一度走行した情報をその後に利用することができ
る。従って以前と同じポイントを経由して走行したい時
にはそのデータを活用することができる。特に自らの経
験だけでなく他人の過去のデータを有効に活用できるメ
リットもある。また複数の地点を入力する場合に、在る
地点を計測開始地点及び計測終了地点として入力できる
ので一度入力した地点をそのまま利用できるとともに、
開始、終了地点を同じとして入力できることにより一方
向の走行データを逆方向にも利用することができる。さ
らに本発明の第11の手段によれば、演算処理を容易に
することができるとともに、走行に不必要な情報までも
表示することを防止でき、運転者にわかりやすい表示を
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるシステム構成図
【図2】本発明の一実施例を機能実現手段で表したブロ
ック図
【図3】本発明に関連する方位検出手段の異なる構成を
示すブロック図
【図4】本発明に関連する演算手段の演算原理説明図
【図5】本発明の一実施例を機能実現手段で表したブロ
ック図
【図6】本発明の一実施例を機能実現手段で表したブロ
ック図
【図7】方位検出手段からの出力信号説明図
【図8】方位検出手段からの出力信号説明図
【図9】方位検出手段からの出力信号説明図
【図10】本発明の一実施例を機能実現手段で表したブ
ロック図
【図11】本発明の一実施例を機能実現手段で表したブ
ロック図
【図12】演算原理説明図
【図13】本発明の一実施例を機能実現手段で表したブ
ロック図
【図14】本発明の一実施例を機能実現手段で表したブ
ロック図
【図15】本発明を説明する説明図
【図16】本発明の一実施例を機能実現手段で表したブ
ロック図
【図17】本発明の一実施例を機能実現手段で表したブ
ロック図
【図18】本発明の一実施例を機能実現手段で表したブ
ロック図
【図19】本発明の一実施例を機能実現手段で表したブ
ロック図
【図20】本発明の一実施例を機能実現手段で表したブ
ロック図
【図21】本発明の一実施例を機能実現手段で表したブ
ロック図
【図22】本発明の一実施例を機能実現手段で表したブ
ロック図
【符号の説明】 4 記憶部 5 記憶部読取手段 6 表示手段 7 制御装置

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輌の走行方向の変更を検出する方位検
    出手段と、車輌の走行距離を検出する距離検出手段と、
    前記方位検出手段と前記距離検出手段からの信号を入力
    し、ある地点から別のある地点までの走行方向及び距離
    を演算する演算手段と、前記演算手段で演算した結果を
    表示する表示手段とを備え、前記方位検出手段は、方位
    変更があったときに信号を出力するものとし、前記演算
    手段は、距離を計測するタイマ手段を有し、このタイマ
    手段へのタイマ開始信号は前記方位検出手段からの出力
    信号によって行い、前記方位検出手段から方位が変更さ
    れたことを内容とする次の信号が入力されるまで距離検
    出手段からの距離信号を入力することを特徴とする車輌
    走行表示装置。
  2. 【請求項2】 車輌の走行方向の変更を検出する方位検
    出手段と、車輌の走行距離を検出する距離検出手段と、
    前記方位検出手段と前記距離検出手段からの信号を入力
    し、ある地点から別のある地点までの走行方向及び距離
    を演算する演算手段と、前記演算手段で演算した結果を
    一定時間又は一定距離ごとに記憶する記憶手段と、前記
    記憶手段に記憶された内容をその都度すぐに表示する表
    示手段とを備えたことを特徴とする車輌走行表示装置。
  3. 【請求項3】 車輌の走行方向の変更を検出する方位検
    出手段と、車輌の走行距離を検出する距離検出手段と、
    前記方位検出手段と前記距離検出手段からの信号を入力
    し、ある地点から別のある地点までの走行方向及び距離
    を演算する演算手段と、前記演算手段で演算した結果を
    表示する表示手段とを備え、前記演算手段は、複数の方
    位の変更が所定時間あるいは所定距離以下で生じた場合
    には、はじめの方位と最後の方位とが同じであればその
    間の方位を無視する補正手段を有することを特徴とする
    車輌走行表示装置。
  4. 【請求項4】 車輌の走行方向の変更を検出する方位検
    出手段と、車輌の走行距離を検出する距離検出手段と、
    前記方位検出手段と前記距離検出手段からの信号を入力
    し、ある地点から別のある地点までの走行方向及び距離
    を演算する演算手段と、前記演算手段で演算した結果を
    表示する表示手段とを備え、前記演算手段は、複数の方
    位の変更が所定時間あるいは所定距離以下で生じた場合
    には、それぞれの方位を単位時間又は単位距離ごとにそ
    れぞれの信号として入力し平均した方位を演算する補正
    手段を有することを特徴とする車輌走行表示装置。
  5. 【請求項5】 前記補正手段は、車輌の走行速度が一定
    速度より遅いときにのみ機能することを特徴とする請求
    項3若しくは請求項4に記載の車輌走行表示装置。
  6. 【請求項6】 出発地と目的地とを特定しその方位及び
    距離をあらかじめ設定する方位・距離設定手段と、出発
    地から現在地までの方位と距離を演算する演算手段と、
    前記演算手段の出力信号と前記方位・距離設定手段から
    の信号に基づき出発地から現在地までの距離を前記方位
    ・距離設定手段により設定した方位に演算した直線距離
    を求める第2演算手段と、前記方位・距離設定手段によ
    り設定された出発地から目的地までの直線距離に関する
    情報、前記演算手段によって演算した出発地から現在位
    置までの距離に関する情報、及び前記第2演算手段によ
    って演算した方位への直線距離に関する情報を表示する
    表示手段とを設けたことを特徴とする車輌走行表示装
    置。
  7. 【請求項7】 車輌の走行方向の変更を検出する方位検
    出手段と、車輌の走行距離を検出する距離検出手段と、
    前記方位検出手段と前記距離検出手段からの信号を入力
    し、ある地点から別のある地点までの走行方向及び距離
    を演算する演算手段と、現在位置を表示する表示手段と
    を備え、前記表示手段は、前記演算手段で演算した結果
    を一定時間又は一定距離ごとに表示することを特徴とす
    る車輌走行表示装置。
  8. 【請求項8】 出発地と目的地とを特定しその方位及び
    距離をあらかじめ設定する方位・距離設定手段と、出発
    地から現在地までの方位と距離を演算する演算手段と、
    前記演算手段の出力信号と前記方位・距離設定手段から
    の信号に基づき現在地から目的地までの方位及び直線距
    離を求める第2演算手段と、前記演算手段の出力信号と
    前記方位・距離設定手段からの信号に基づき出発地から
    現在地までの距離を前記方位・距離設定手段により設定
    した方位に演算した直線距離、又は前記第2演算手段の
    出力信号と前記方位・距離設定手段からの信号に基づき
    現在宝目的地までの距離を前記方位・距離認定手段によ
    り設定した方位に演算した直線距離を求める第3演算手
    段と、前記第2演算手段で求めた現在地から目的地まで
    の方位及び直線距離に関する情報、前記方位・距離設定
    手段により設定された出発地から目的地までの直線距離
    に関する情報、及び前記第3演算手段によって演算した
    出発地から現在地までの距離を前記方位・距離設定手段
    により設定した方位に演算した直線距離、又は現在地か
    ら目的地までの距離を前記方位・距離設定手段により設
    定した方位に演算した直線距離に関する情報を表示する
    表示手段とを設けたことを特徴とする車輌走行表示装
    置。
  9. 【請求項9】 出発地と目的地とを特定しその方位及び
    距離をあらかじめ設定する方位・距離設定手段と、出発
    地から現在地までの方位及び距離を演算する演算手段
    と、前記方位・距離設定手段で設定された出発地から目
    的地までの全体の距離に対する出発地から現在地までの
    距離に関する情報、及び前記方位・距離設定手段で設定
    された出発地から目的地までの全体の距離に対する現在
    地から目的地までの距離に関する情報を演算する演算手
    段とを備え、出発地から目的地までの方位に関する情
    報、現在地から目的地までの方位及び直線距離に関する
    情報、及び出発地から目的地までの全体の距離に対する
    出発地から現在地まで、及び出発地から目的地までの全
    体の距離に対する現在地から目的地までの距離に関する
    情報を表示することを特徴とする車輌走行表示装置。
  10. 【請求項10】 車輌の走行方向の変更を検出する方位
    検出手段と、車輌の走行距離を検出する距離検出手段
    と、前記方位検出手段と前記距離検出手段からの信号を
    入力し、ある地点から別のある地点までの走行方向及び
    距離を演算する演算手段と、前記演算手段で演算した結
    果を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された内
    容を表示する表示手段とを備え、前記記憶手段は、走行
    時に入力したいくつかの地点に関する情報、及びある区
    間に関する全ての信号を記憶しておき、これらの記憶し
    た情報は表示することができるとともに別に設けたクリ
    ア手段によってこれらの情報を消去することができるこ
    とを特徴とする車輌走行表示装置。
  11. 【請求項11】 既に走行してきた地点や区間に関する
    情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶した情
    報を入力指示に基づいて表示する表示手段と、これらの
    記憶した情報を消去することができるクリア手段とを有
    することを特徴とする車輌走行表示装置。
  12. 【請求項12】 CD、光ディスク、磁気ディスク等の
    記憶部に記憶された内容を読み取る記憶部読取手段と、
    前記記憶部読取手段によって読み取った内容を表示する
    表示手段と、前記記憶部に読み出しを指示する指示手段
    と、前記指示手段の指示内容を表示する表示手段と、地
    図の縮尺を変更する倍率変更指示手段と、前記倍率変更
    指示手段の内容を表示する表示手段と、表示された地図
    を移動する表示移動操作手段と、表示された地図の方位
    を変更する回転手段と、車輌の進行方向を表示する表示
    手段と、ポイントとなる各地点を入力する地名入力手段
    と、前記地名入力手段によって入力された情報を記憶す
    る記憶手段と、前記地名入力手段により入力された出発
    地と目的地、及び出発地として入力した地点から目的地
    の方向を表示する表示手段と、既に走行してきた地点や
    区間に関する情報を記憶し、この記憶した情報を入力指
    示に基づいて表示する表示手段と、これらの記憶した情
    報を消去することができるクリア手段とを有することを
    特徴とする車輌走行表示装置。
  13. 【請求項13】 CD、光ディスク、磁気ディスク等の
    記憶部に記載された内容を読み取る記憶部読取手段と、
    前記記憶部読取手段によって読み取った内容を表示する
    とともに現在位置を表示する表示手段と、前記記憶部読
    取手段を制御し、前記表示手段に表示内容を出力する制
    御手段とを備え、前記制御手段は、地図の縮尺を変更す
    る倍率変更指示手段と、表示された地図を移動する表示
    移動操作手段と、表示された地図の方位を変更する回転
    手段とを有し、現在位置表示は、一定時間又は一定距離
    ごとに表示することを特徴とする車輌走行表示装置。
  14. 【請求項14】 車輌の走行方向の変更を検出する方位
    検出手段と、車輌の走行距離を検出する距離検出手段
    と、前記方位検出手段と前記距離検出手段からの信号を
    入力し、ある地点から別のある地点までの走行方向及び
    距離を演算する演算手段とを備え、前記演算手段は、一
    定距離ごとに出力される距離信号パルスを基準にして、
    その時の方位を検出して演算することを特徴とする車輌
    走行表示装置。
  15. 【請求項15】 CD、光ディスク、磁気ディスク等の
    記憶部に記載された内容を読み取る記憶部読取手段と、
    前記記憶部読取手段によって読み取った内容を表示する
    表示手段と、前記記憶部読取手段を制御し、前記表示手
    段に表示内容を出力する制御手段とを備え、前記制御手
    段は、現在位置を表示する表示部を画面の特定の位置に
    固定表示された状態で地図の方位を固定したままで地図
    を移動表示させる第一の表示手段と、現在位置を表示す
    る表示部を画面の特定の位置に固定表示させた状態で地
    図の方位も変更しながら地図を移動表示させる第二の表
    示手段とを有することを特徴とする車輌走行表示装置。
  16. 【請求項16】 CD、光ディスク、磁気ディスク等の
    記憶部に記載された内容を読み取る記憶部読取手段と、
    前記記憶部読取手段によって読み取った内容を表示する
    表示手段と前記記憶部読取手段を制御し、前記表示手段
    に表示内容を出力する制御手段と、出発地と目的地とを
    特定し目的地までの方位をあらかじめ設定する方位設定
    手段と、目的地までの方位と車輌の進行方向を表示する
    表示手段とを備え、前記制御手段は、現在位置を表示す
    る表示部を画面の特定の位置に固定表示させた状態で地
    図の方位を固定したままで地図を移動表示させる第一の
    表示手段と、現在位置を表示する表示部を画面の特定の
    位置に固定表示させた状態で地図の方位も変更しながら
    地図を移動表示させる第二の表示手段とを有することを
    特徴とする車輌走行表示装置。
  17. 【請求項17】 出発地と目的地とをあらかじめ特定す
    る設定手段と、現在地を演算する演算手段と、前記設定
    手段で設定された出発地から目的地までの全体の距離に
    対する出発地から現在地までの距離に関する情報、及び
    前記設定手段で設定された出発地から目的地までの全体
    の距離に対する現在地から目的地までの距離に関する情
    報を演算する演算手段とを備え、現在地から目的地まで
    の方位及び直線距離に関する情報と、出発地から目的地
    までの全体の距離に対する出発地から現在地までの距離
    に関する情報と、出発地から目的地までの全体の距離に
    対する現在地から目的地までの距離に関する情報を表示
    することを特徴とする車輌走行表示装置。
  18. 【請求項18】 出発地と目的地とをあらかじめ特定す
    る設定手段と、現在地を演算する演算手段と、前記設定
    手段で設定された出発地から目的地までの全体の距離に
    対する出発地から現在地までの距離に関する情報、及び
    前記設定手段で設定された出発地から目的地までの全体
    の距離に対する現在地から目的地までの距離に関する情
    報を演算する演算手段とを備え、現在地から目的地まで
    の方位に関する情報と、出発地から目的地までの全体の
    距離に対する出発地から現在地までの距離に関する情報
    と、出発地から目的地までの全体の距離に対する現在地
    から目的地までの距離に関する情報を表示することを特
    徴とする車輌走行表示装置。
  19. 【請求項19】 第一のポイントと第二のポイントとを
    あらかじめ特定する設定手段と、第三のポイントを演算
    する演算手段と、前記設定手段で設定された第一のポイ
    ントから第二のポイントまでの全体の距離に対する第一
    のポイントから第三のポイントまでの距離に関する情
    報、及び前記設定手段で設定された第一のポイントから
    第二のポイントまでの全体の距離に対する第三のポイン
    トから第二のポイントまでの距離に関する情報を演算す
    る演算手段とを備え、第三のポイントから第二のポイン
    トまでの方位に関する情報と、第一のポイントから第二
    のポイントまでの全体の距離に対する第一のポイントか
    ら第三のポイントまでの距離に関する情報と、第一のポ
    イントから第二のポイントまでの全体の距離に対する第
    三のポイントから第二のポイントまでの距離に関する情
    報を表示することを特徴とする車輌走行表示装置。
  20. 【請求項20】 ポイントとなる各地点を入力する地名
    入力手段と、前記地名入力手段により入力された各地点
    間の情報を計測し、その結果を記憶する記憶手段と、前
    記記憶手段に記憶させた各地点間の情報を表示する表示
    手段とを有し、前記地名入力手段により複数のポイント
    を入力する場合にある地点を計測開始地点及び計測終了
    地点とすることができることを特徴とする車輌走行表示
    装置。
  21. 【請求項21】 走行中の各地点間の情報を計測しその
    結果を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶させた
    各地点間の情報を読み出す読出手段と、読み出した情報
    を表示する表示手段とを有することを特徴とする車輌走
    行表示装置。
  22. 【請求項22】 ポイントとなる地点及び距離を入力す
    る地名・距離入力手段と、各地点に関する情報を記憶す
    る記憶手段と、前記地名・距離入力手段により基準とな
    る地点と距離を入力したとき前記記憶手段の中から基準
    となる地点から入力された距離内にある地点に関する情
    報を呼出して演算する演算手段と、前記地名・距離入力
    手段により入力された基準となる地点から入力された距
    離内にある地点に関する情報を表示する表示手段とを有
    することを特徴とする車輌走行表示装置。
  23. 【請求項23】 ポイントとなる地点及び距離を入力す
    る地名・方位入力手段と、各地点に関する情報を記憶す
    る記憶手段と、前記地名・方位入力手段により基準とな
    る地点と方位を入力したとき前記記憶手段の中から基準
    となる地点から入力された方位にある地点に関する情報
    を呼出して演算する演算手段と、前記地名・方位入力手
    段により入力された基準となる地点から入力された方位
    にある地点に関する情報を表示する表示手段とを有する
    ことを特徴とする車輌走行表示装置。
  24. 【請求項24】 CD、光ディスク、磁気ディスク等の
    記憶部に記載された内容を読み取る記憶部読取手段と、
    前記記憶部読取手段によって読み取った内容を表示する
    表示手段と、前記記憶部に読み出しを指示する指示手段
    と、前記指示手段の指示内容を表示する表示手段と、地
    図の縮尺を変更する倍率変更指示手段と、前記倍率変更
    指示手段の内容を表示する表示手段と、表示された地図
    及び現在位置を表示する表示部を択一的に選択して移動
    する表示移動操作手段と、表示された地図の方位を変更
    する回転手段と、車輌の進行方向を表示する表示手段と
    を有することを特徴とする車輌走行表示装置。
  25. 【請求項25】 CD、光ディスク、磁気ディスク等の
    記憶部に記載された内容を読み取る記憶部読取手段と、
    前記記憶部読取手段によって読み取った内容を表示する
    表示手段と、前記記憶部に読み出しを指示する指示手段
    と、前記指示手段の指示内容を表示する表示手段と、地
    図の縮尺を変更する倍率変更指示手段と、前記倍率変更
    指示手段の内容を表示する表示手段と、表示された地図
    若しくは現在位置を表示する表示部を択一的に選択して
    移動する表示移動操作手段とを有し、現在位置を表示す
    る表示部を画面の特定の位置に固定表示させて地図を移
    動させることができるとともに、地図を固定表示させて
    表示部を移動表示させることができることを特徴とする
    車輌走行表示装置。
  26. 【請求項26】 CD、光ディスク、磁気ディスク等の
    記憶部に記載された内容を読み取る記憶部読取手段と、
    前記記憶部読取手段によって読み取った内容を表示する
    表示手段と、前記記憶部読取手段を制御し、前記表示手
    段に表示内容を出力する制御手段と、前記記憶部に読み
    出しを指示する指示手段と、前記指示手段の指示内容を
    表示する表示手段と、表示された地図若しくは現在位置
    を表示する表示部を移動する表示移動操作手段と、表示
    された地図の方位を変更する回転手段と、車輌の進行方
    向を表示する表示手段と、ポイントとなる各地点を入力
    する地名入力手段と、前記地名入力手段によって入力さ
    れた情報を記憶する記憶手段と、前記地名入力手段によ
    り入力された出発点と目的地の二つの地点が画面上に表
    示されるように地図の縮尺を変更する倍率変更指示手段
    と、前記地名入力手段により入力された出発点と目的地
    の二つの地点の距離及び目的地の方向を表示する表示手
    段とを備え、前記制御手段は、現在位置を表示する表示
    部を画面の特定の位置に固定表示させ地図の方位を固定
    したままで地図を移動表示させる第一の表示手段と、現
    在位置を表示する表示部を画面の特定の位置に固定表示
    させ地図の方位も変更させながら地図を移動表示させる
    第二の表示手段とを有することを特徴とする車輌走行表
    示装置。
  27. 【請求項27】 CD、光ディスク、磁気ディスク等の
    記憶部に記載された内容を読み取る記憶部読取手段と、
    前記記憶部読取手段によって読み取った内容を表示する
    表示手段と、前記記憶部読取手段を制御し、前記表示手
    段に表示内容を出力する制御手段とを備え、前記制御手
    段は、地図の縮尺を変更する倍率変更指示手段と、表示
    された地図若しくは現在位置を表示する表示部を移動す
    る表示移動操作手段と、表示された地図の方位を変更す
    る回転手段とを有し、前記倍率変更指示手段は、拡大及
    び縮小を指示する二つの操作部からなり、前記表示移動
    操作手段は、表示された地図若しくは現在位置を表示す
    る表示部を上方向に移動させる第一の操作部と、表示さ
    れた地図若しくは現在位置を表示する表示部を下方向に
    移動させる第二の操作部と、表示された地図若しくは現
    在位置を表示する表示部を右方向に移動させる第三の操
    作部と、表示された地図若しくは現在位置を表示する表
    示部を左方向に移動させる第四の操作部とを有し、前記
    第一の操作部から第四の操作部は、ある点を中心に上下
    左右に等間隔に設け、また前記制御手段は、現在位置を
    表示する表示部を画面の特定の位置に固定表示させ地図
    の方位を固定したままで地図を移動表示させる第一の表
    示手段と、現在位置を表示する表示部を画面の特定の位
    置に固定表示させ地図の方位も変更させながら地図を移
    動表示させる第二の表示手段とを有することを特徴とす
    る車輌走行表示装置。
  28. 【請求項28】 車輌の走行方向の変更を検出する方位
    検出手段と、車輌の走行距離を検出する距離検出手段
    と、前記方位検出手段と前記距離検出手段からの信号を
    入力し、ある地点から別のある地点までの走行方向及び
    距離を演算する演算手段と、前記演算手段で演算した結
    果を表示する表示手段とを備え、前記演算手段は、一定
    距離ごとに出力される距離信号パルスを基準としてその
    時の方位を検出して演算し、前記演算結果を所定距離ご
    とに出力して表示することを特徴とする車輌走行表示装
    置。
  29. 【請求項29】 車輌の走行方向の変更を検出する方位
    検出手段と、車輌の走行距離を検出する距離検出手段
    と、前記方位検出手段と前記距離検出手段からの信号を
    入力し、ある地点から別のある地点までの走行を演算す
    る演算手段と、前記演算手段で演算した結果を表示する
    表示手段とを備え、前記演算手段は、所定時間又は所定
    距離以下で生じた方位変更信号を考慮しないことを特徴
    とする車輌走行表示装置。
  30. 【請求項30】 CD、光ディスク、磁気ディスク等の
    記憶部に記載された内容を読み取る記憶部読取手段と、
    前記記憶部読取手段に読み取り内容を指示する指示手段
    と、前記記憶部読取手段によって読み取った内容を表示
    する表示手段と、地図の縮尺変更を指示する倍率変更指
    示手段と、車輌の実際の走行距離を表示される地図上で
    どれくらい移動させるかを演算する表示移動演算手段
    と、前記表示移動演算手段の演算結果に基づいて車輌の
    現在位置を表示する表示部を移動する表示移動手段とを
    備え、前記表示移動手段は、現在位置を表示する表示部
    を画面の特定の位置に固定表示させ地図の方位を固定し
    たままで地図を移動表示させる第一の表示手段と、現在
    位置を表示する表示部を画面の特定の位置に固定表示さ
    せ地図の方位も変更させながら地図を移動表示させる第
    二の表示手段とを有し、さらに表示された地図の方位を
    変更する回転手段を設けたことを特徴とする車輌走行表
    示装置。
  31. 【請求項31】 CD、光ディスク、磁気ディスク等の
    記憶部に記載された内容を読み取る記憶部読取手段と、
    前記記憶部読取手段に読み取り内容を指示する指示手段
    と、前記記憶部読取手段によって読み取った内容を表示
    する表示手段と、地図の縮尺変更を指示する倍率変更指
    示手段と、ポイントとなる各地点を入力する地名入力手
    段と、前記地名入力手段により入力した目的地までの距
    離及び出発地から現在地までの距離又は現在地から目的
    地までの距離に関する情報を表示する表示手段と、車輌
    の実際の走行距離を表示される地図上でどれくらい移動
    させるかを演算する表示移動演算手段と、前記表示移動
    演算手段の演算結果に基づいて車輌の現在位置を表示す
    る表示部を移動する表示移動手段とを備え、前記表示移
    動手段は、現在位置を表示する表示部を画面の特定の位
    置に固定表示させ地図の方位を固定したままで地図を移
    動表示させる第一の表示手段と、現在位置を表示する表
    示部を画面の特定の位置に固定表示させ地図の方位も変
    更させながら地図を移動表示させる第二の表示手段とを
    有することを特徴とする車輌走行表示装置。
  32. 【請求項32】 CD、光ディスク、磁気ディスク等の
    記憶部に記載された内容を読み取る記憶部読取手段と、
    前記記憶部読取手段によって読み取った内容を表示する
    表示手段と、前記記憶部読取手段を制御し前記表示手段
    に表示内容を出力する制御手段と、車輌の進行方向を表
    示する表示手段と、ポイントとなる各地点を入力する地
    名入力手段と、前記地名入力手段により入力した目的地
    までの方向や距離に関する情報を表示する表示手段と、
    出発地から現在地までの距離を演算する演算手段と、前
    記演算手段により演算した現在地までの距離に関する情
    報又は現在地から目的地までの距離に関する情報を表示
    する表示手段と、現在地から目的地までの方位に関する
    情報を表示する表示手段とを備え、前記制御手段は現在
    位置を表示する表示部を画面の特定の位置に固定表示さ
    せ地図の方位を固定したままで地図を移動表示させる第
    一の表示手段と、現在位置を表示する表示部を画面の特
    定の位置に固定表示させ地図の方位も変更させながら地
    図を移動表示させる第二の表示手段とを有し、さらに表
    示された地図の方位を変更する回転手段を設けたことを
    特徴とする車輌走行表示装置。
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