JPH1096441A - 積載量感応型ショックアブソーバ - Google Patents

積載量感応型ショックアブソーバ

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JPH1096441A
JPH1096441A JP27166496A JP27166496A JPH1096441A JP H1096441 A JPH1096441 A JP H1096441A JP 27166496 A JP27166496 A JP 27166496A JP 27166496 A JP27166496 A JP 27166496A JP H1096441 A JPH1096441 A JP H1096441A
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damping
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Norihisa Shibuya
紀久 渋谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 積載量感応型のショックアブソーバの車両へ
の装着が容易であると共に、減衰特性の可変制御に際し
て伸側および圧側減衰特性を連続的に制御しつつ減衰比
を所定の範囲に保って車両としての良好な乗心地をも確
保する。 【解決手段】 ピストン5に設けた伸側減衰バルブ16
とベースバルブ7に設けた圧側減衰バルブ21とで伸圧
それぞれの減衰力を発生する複筒型のショックアブソー
バ1において、ピストン5で区画されたシリンダ2内の
伸側作動油室Aを伸圧共用の可変減衰バルブ36を備え
たバイパス油路Cでシリンダ2の外周にあるリザーバ室
Rに連通し、この可変減衰バルブ36の調整機構に外部
から導通路43を通してエアサスペンション装置の内圧
を導き、当該内圧の変化で可変減衰バルブ36のセット
圧力を制御しつつ伸圧それぞれのバルブ特性による減衰
特性を連続して高低に制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、積載荷重の多寡
によるエアサスペンション装置の内圧変化を利用して自
動的に減衰特性を連続して高低に制御する積載量感応型
ショックアブソーバの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、懸架装置としてエアサスペンシ
ョン装置を用いた車両にあっては、積載荷重(ばね上荷
重)の多寡に応じて当該エアサスペンション装置の内圧
が変化することから懸架装置としてのばね定数が変化す
る。
【0003】その結果、エアサスペンション装置と併せ
て用いるショックアブソーバの減衰特性が一定である
と、積載荷重の多寡に伴い当該ショックアブソーバの振
動減衰性能(減衰特性)に過不足が生じて乗心地を害す
ることになる。
【0004】これは、特に、積荷や乗客数によって著し
くばね上荷重が変化するトラックやバス等において大き
く現れ、空車時と積車時との減衰特性を共に最適に保つ
ことができないことになる。
【0005】そこで、従来、例えば、昭和58年特許出
願公開第128912号公報にみられるように、エアサ
スペンション装置と併用して、ピストンロッドに挿通し
た調整杆を外部から回転操作することにより、径の異な
るオリフィスを選択して減衰特性を高低に可変制御する
減衰力可変型のショックアブソーバを用いている。
【0006】そして、積載荷重の多寡に伴うエアサスペ
ンション装置の内圧変化をエアシリンダの伸縮動作即ち
直線運動として取り出し、この直線運動をレバーにより
回転運動に変換して上記ショックアブソーバの調整杆を
回転操作することにより、当該ショックアブソーバの減
衰特性をエアサスペンション装置の内圧の変化に合わせ
て可変制御するようにしたものが提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このもので
は、エアサスペンション装置の内圧をエアシリンダによ
り直線運動として取り出し、この直線運動をレバーで回
転運動に変換してショックアブソーバの減衰特性を可変
制御するようにしているために、それらの取り付けに大
きなスペースが必要となって装着性に劣るという問題点
があった。
【0008】また、エアサスペンション装置の内圧に合
わせてショックアブソーバの減衰特性を可変制御する際
に、ピストンに設けた径の異なる複数のオリフィスを選
択して行うようにしているために、エアサスペンション
装置の内圧の変化即ち積載荷重の変化に対応して減衰特
性を連続して細かく制御することができず、車両として
の乗心地改善の点でいまだ充分ではないという問題点も
あった。
【0009】さらに、そればかりでなく、減衰特性の可
変制御によって車両としての乗心地を害さずに常に車体
の振動を安定的に吸収するためには、エアサスペンショ
ン装置のばね定数とショックアブソーバの減衰係数の比
即ち減衰比をできるだけ一定の範囲に保つことが必要で
ある。
【0010】しかし、径の異なるオリフィスを選択する
ことで減衰特性を可変制御調整するようにした当該ショ
ックアブソーバにあっては、伸縮速度の増大に伴って減
衰力が二次曲線的に上昇する。
【0011】その点からも、エアサスペンション装置の
ばね定数の変化に対応して減衰比を所定の範囲に保ちな
がらショックアブソーバの減衰特性を可変制御すること
ができず、したがって、車両としての乗心地が低下して
しまうという不都合をも有していた。
【0012】したがって、この発明の目的は、車両への
装着が容易であると共に、減衰特性の可変制御に際して
伸側および圧側の減衰特性を連続して細かく制御しつ
つ、かつ、減衰比を所定の範囲に保って車両としての乗
心地を向上させることのできる積載量感応型のショック
アブソーバを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記した目的は、シリン
ダの内部を伸側減衰バルブと圧側吸込バルブをもつピス
トンで伸側作動油室と圧側作動油室とに区画すると共
に、圧側作動油室をベースバルブに設けた圧側減衰バル
ブと伸側吸込バルブを通してアウタシェルとシリンダと
の間にあるリザーバ室に連通し、これら伸側および圧側
減衰バルブにより伸圧それぞれの減衰力を発生するよう
にした複筒型のショックアブソーバにおいて、伸側作動
油室を途中に伸圧共用の可変減衰バルブを介装したバイ
パス油路でリザーバ室に連通し、この可変減衰バルブの
調整機構に外部から導通路を通してエアサスペンション
装置の内圧を導き、この内圧の変化に応じて可変減衰バ
ルブのセット圧力を伸側および圧側減衰バルブのセット
圧力の上下に亙り連続的に可変制御して伸圧それぞれの
減衰特性を連続して高低に切り換えることにより達成さ
れる。
【0014】すなわち、上記のように構成することによ
って、積載荷重が零か設定荷重以下でエアサスペンショ
ン装置の内圧が低い状態にあっては、伸圧共用の可変減
衰バルブを初期設定状態の低いセット圧力に保つ。
【0015】それに対して、積載荷重の増加によりエア
サスペンション装置の内圧が設定値を越えて上昇する
と、当該内圧の上昇に伴って伸圧共用の可変減衰バルブ
のセット圧力が連続的に変わって高くなり、最終的に
は、当該可変減衰バルブのセット圧力が伸側および圧側
減衰バルブのセット圧力を越えて高くなる。
【0016】これにより、積載荷重が零か設定荷重以下
にあるときのショクアブソーバの伸張動作時には、伸側
作動油室から押し出された作動油がピストンの伸側減衰
バルブを押し開いて圧側作動油室に押し出されることな
く、バイパス油路から伸側減衰バルブよりも低いセット
圧力状態にある伸圧共用の可変減衰バルブを押し開いて
リザーバ室に押し出される。
【0017】しかも、これと併せて、圧側作動油室に
は、リザーバ室からベースバルブの伸側吸込バルブを開
いて作動油が補給され、当該リザーバ室からの作動油で
圧側作動油室に発生する負圧を防止する。
【0018】一方、圧縮動作時にあっては、圧側作動油
室から押し出された作動油がベースバルブに設けた圧側
減衰バルブを押し開いてリザーバ室へと押し出されるこ
となく、ピストンに配設した圧側吸込バルブを開いて伸
側作動油室に流入し、当該圧側作動油室からの作動油で
伸側作動油室に発生する負圧を防止する。
【0019】そして、ここからシリンダへのピストンロ
ッドの浸入によって伸側作動油室に入り切らない余剰の
作動油を、上記した伸張動作時と同様に、バイパス油路
から圧側減衰バルブよりも低いセット圧力状態にある伸
圧共用の可変減衰バルブを押し開いてリザーバ室に押し
出す。
【0020】かくして、伸張および圧縮動作の何れの場
合にあっても、伸側および圧側減衰バルブよりも低いセ
ット圧力状態にある伸圧共用の可変減衰バルブを押し開
いて作動油を流すことでバルブ特性の伸側および圧側減
衰力を発生する。
【0021】また、積載荷重の負荷でエアサスペンショ
ン装置の内圧が上昇し、伸圧共用の可変減衰バルブのセ
ット圧力が伸側および圧側減衰バルブのセット圧力を越
えて高くなったときには、当該ショックアブソーバの伸
張および圧縮動作の両方において、バイパス油路から当
該伸圧共用の可変減衰バルブを押し開いてリザーバ室へ
と押し出される前記作動油の流れがカットされる。
【0022】その結果、このときの伸張動作時には、伸
側作動油室からピストンの伸側減衰バルブを押し開いて
圧側作動油室へと作動油を流しつつ、ピストンロッドの
退出体積分に相当する量の作動油をリザーバ室からベー
スバルブの伸側吸込バルブを開いて圧側作動油室へと吸
い込み、これら作動油で圧側作動油室に発生する負圧を
防止する。
【0023】同様に、圧縮動作時にあっては、ピストン
の圧側吸込バルブを開いて圧側作動油室から伸側作動油
室へと作動油を吸い込み、当該作動油で伸側作動油室に
発生する負圧を防止しつつ、かつ、ピストンロッドの浸
入体積分に相当する量の作動油を圧側作動油室からベー
スバルブの圧側減衰バルブを押し開いてリザーバ室へと
押し出す。
【0024】このようにして、通常の複筒型ショックア
ブソーバと同様の動作を行いながら伸張および圧縮動作
時のそれぞれにおいて、伸側減衰バルブと圧側減衰バル
ブを選択的に働かせてバルブ特性のハードの伸側減衰力
と圧側減衰力を発生する。
【0025】かくして、当該ショックアブソーバは、所
定の積載荷重を境としたエアサスペンション装置の内圧
の変化に伴い、伸圧両方の発生減衰特性をエアサスペン
ション装置の内圧変化即ちばね定数の変化に合わせて連
続的に高低に可変制御することになる。
【0026】このことから、複筒型のショックアブソー
バにおいて、一般に用いられているように、例えば、伸
側減衰バルブと圧側減衰バルブのバルブシート面に伸側
および圧側用のコンスタントオリフィスをそれぞれ設け
てやる。
【0027】これにより、伸側および圧側用のコンスタ
ントオリフィスで発生減衰特性の可変制御前後における
低速域でのオリフィス特性による減衰特性を所定の状態
に保ち、かつ、中・高速域では、伸圧共用の可変減衰バ
ルブにより減衰比を所定の範囲に保って、バルブ特性の
伸側および圧側減衰特性を連続的に可変制御しつつ乗心
地のよい積載量感応型のショックアブソーバとすること
ができる。
【0028】しかも、構成上において、バイパス油路は
勿論のこと可変減衰バルブ機構をもショックアブソーバ
と一体に組み付けることが可能になり、したがって、外
部に対しては単に可変減衰バルブ機構の調整機構に導通
路を通してエアサスペンション装置の内圧を導いてやれ
ばよいことになる。
【0029】その結果、ショックアブソーバの外部には
何等の切換機構も不要となり、例えば、一本の配管等で
ショックアブソーバをエアサスペンション装置へと結ん
でやればよいことになるので、当該ショックアブソーバ
の車両への組付性および搭載性も著しく向上することに
なる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて、この
発明の好ましい実施の形態である積載量感応型のショッ
クアブソーバを説明する。
【0031】図1において、この発明による積載量感応
型のショックアブソーバ1は、シリンダ2とアウタシェ
ル3、および、これらシリンダ2とアウタシェル3の間
に位置して配置した筒体4とで内外三重筒構造の本体部
分を構成している。
【0032】シリンダ2の内部には、ピストン5が摺動
自在に挿入してあり、当該ピストン5でシリンダ2の内
部を上方の伸側作動油室Aと下方の圧側作動油室Bとに
区画し、しかも、ピストン5から上方へと向って延びる
ピストンロッド6が伸側作動油室Aを貫通して三重筒構
造の本体部分であるシリンダ2とアウタシェル3および
筒体4の上端密閉部Dを貫通して外部に突出している。
【0033】シリンダ2と筒体4の下端には、両者の開
口部を密閉してベースバルブ7が嵌着してあり、当該ベ
ースバルブ7でこれらシリンダ2と筒体4の芯合わせを
行うと共に、アウタシェル3の下端に溶着して取り付け
たボトムキャップ8の内底面にベースバルブ7を押し当
てることで、これらシリンダ2と筒体4をアウタシェル
3に対してセンタリングしている。
【0034】このようにして、アウタシェル3と筒体4
との間をリザーバ室Rとして画成しつつ、かつ、シリン
ダ2と筒体4とで両者の間に環状油路9を形成し、当該
環状油路9の入口である上端側の部分をシリンダ2に穿
ったポート10で伸側作動油室Aに連通している。
【0035】一方、伸側作動油室Aと圧側作動油室B
は、ピストン5を貫通して穿った圧側ポート11と伸側
ポート12を通して相互に連通し、これと併せて、圧側
作動油室Bは、ベースバルブ7を貫通して穿った伸側ポ
ート13と圧側ポート14を通して上記リザーバ室Rに
通じている。
【0036】ピストン5の上下面には、圧側吸込バルブ
(当該実施の形態では圧側背面バルブとして図示してあ
るが単なるチェックバルブであってもよい)15と伸側
減衰バルブ16がそれぞれ設けてある。
【0037】圧側吸込バルブ15は、ピストンナット1
7でピストン5と共に内周部分を挟持してピストンロッ
ド6と一体に結合してあり、自己の撓み剛性力と背面側
に介装したスプリング18の設定荷重との合成力でピス
トン5の上面へと押し付けられ、当該圧側吸込バルブ1
5で圧側ポート11の上端開口部を塞いでいる。
【0038】また、伸側減衰バルブ16は、ピストンナ
ット17の外周面に沿って摺動自在に配設してあり、し
かも、ピストンナット17の下端鍔部との間に介装した
バルブスプリング19でピストン5の下面へと押し付
け、当該伸側減衰バルブ16で伸側ポート12の下端開
口部を塞いでいる。
【0039】上記ピストン5側の圧側吸込バルブ15と
伸側減衰バルブ16に対応してベースバルブ7の上下面
にも、伸側吸込バルブ(チェックバルブ)20と圧側減
衰バルブ21がそれぞれ設けてある。
【0040】伸側吸込バルブ20は、ベースバルブ7に
ナット22で締め付けて固定したセンタピン23をガイ
ド面として摺動自在に配設してあり、このセンタピン2
3の上端との間に介装したスプリング24でベースバル
ブ7の上面へと押し付けることにより伸側ポート13の
上端開口部を塞いでいる。
【0041】同様に、圧側減衰バルブ21は、ナット2
2により内周部分を挟んでベースバルブ7に取り付けて
あり、自己の撓み剛性力でベースバルブ7の下面へと押
し付けることで圧側ポート14の下端開口部を塞いでい
る。
【0042】さらに、この実施の形態にあっては、ピス
トン5とベースバルブ7における伸側および圧側減衰バ
ルブ16,21のバルブシート面に打刻を施し、当該打
刻でそれぞれのバルブシート面に低速域でのオリフィス
特性による伸側および圧側減衰力を発生する伸側用と圧
側用のコンスタントオリフィス25,26をそれぞれ形
成している。
【0043】以上述べてきた構成は、シリンダ2を取り
囲んで配置した筒体4によりリザーバ室R内に環状油路
9を形成し、当該環状油路9の入口側をシリンダ2に穿
ったポート10で伸側作動油室Aに連通した点を除け
ば、一般の複筒型ショックアブソーバとして従来からよ
く知られている構造である。
【0044】それに対して、この実施の形態にあって
は、上記した環状油路9と併せてこれから述べる以下の
構成を付け加えた点がこの発明を実施する上で特に重要
な構造を形作っている。
【0045】すなわち、上記した環状油路9の出口側
は、筒体4に穿ったもう一つのポート27を通して筒体
4の外周面との間に隔壁体28で画成した油室29に通
じ、当該油室29から隔壁体28に対し先端を差し込ん
で配設したバルブ体30のポート31と油路32を通し
てリザーバ室Rに通じている。
【0046】このようにして、ポート10,27と環状
油路9,油室29,ポート31および油路32とでピス
トン5を迂回しつつ、伸側作動油室Aをリザーバ室Rに
連通するバイパス油路Cを構成している。
【0047】バルブ体30は、アウタシェル3の側面に
固定して配置したバルブケース33にねじ込んで支持さ
れており、かつ、バルブ体30からは、支持杆34がナ
ット35により固定してバルブケース33内へと軸方向
に向って延びている。
【0048】支持杆34とバルブ体30との間には、伸
圧共用の可変減衰バルブ36が内周部分を挟持して配設
してあり、当該可変減衰バルブ36でバルブ体30にお
けるポート31の出口側開口部を塞いでいる。
【0049】支持杆34の外周には、バルブスプリング
37を間に挟んで二つのスプリング受け38、39が摺
動自在に嵌挿してあり、かつ、基端側のスプリング受け
39を支持杆34の先端に螺着したナット40で係止し
ている。
【0050】これにより、先端側のスプリング受け38
は、バルブスプリング37のスプリング力で上記した伸
圧共用の可変減衰バルブ36の背面側へと押し付けら
れ、当該可変減衰バルブ36を自己の撓み剛性力とバル
ブスプリング37のスプリング力との合成力でバルブ体
30へと押し付けてポート31を塞いでいる。
【0051】一方、バルブケース33内には、基端側の
スプリング受け39と対向して空圧ピストン41が摺動
自在に配設してある。
【0052】この空圧ピストン41は、バルブケース3
3との間に空圧室42を画成し、この空圧室42をバル
ブケース33に穿った導通路43で外部へと導き、この
導通路43を通してエアサスペンション装置(図示省
略)の内圧を空圧ピストン41に加えるようにしてあ
る。
【0053】これにより、空圧ピストン41は、特定の
積載荷重を境にした空圧室42の圧力に応じて基端側の
スプリング受け39を押し進めつつ、バルブスプリング
37を圧縮して伸圧共用の可変減衰バルブ36のセット
圧力を連続的に高める調整機構として構成してある。
【0054】なお、この場合において、当該実施の形態
にあっては、導通路43にコンスタントオリフィス44
を設け、このコンスタントオリフィス44を通してエア
サスペンション装置の内圧を空圧室42に導くことによ
り、当該空圧室42を一次遅れ圧力室として形成してい
る。
【0055】このように、空圧室42を一次遅れ圧力室
として構成したのは、車両走行時の高周波振動によって
エアサスペンション装置の内圧が変動したとしても、当
該変動が空圧室42に伝達されるのを極力抑え、空圧ピ
ストン41の頻繁な動作で伸圧共用の可変減衰バルブ3
6のセット圧力の可変制御に不安定性が生じるのを防止
するためのものである。
【0056】このことから、上記したコンスタントオリ
フィス44は、必ずしもバルブケース33の導通路43
の部分に設けてやる必要はなく、空圧室42へとエアサ
スペンション装置の内圧を導く通路中に設けてやればよ
く、また、この発明を実施する上で好ましいものではあ
るが必ずしも必須のものではない。
【0057】かくして、この発明を適用したショックア
ブソーバ1は、以下のように動作して車両の振動を制振
する。
【0058】今、積載荷重が零か設定荷重以下であって
エアサスペンション装置の内圧が低い場合にあっては、
当該内圧により空圧ピストン41と基端側のスプリング
受け39を通して伸圧共用の可変減衰バルブ36のバル
ブスプリング37を押し縮めることなく、当該可変減衰
バルブ36を初期設定状態の低いセット圧力に保持して
いる。
【0059】この状態でのショックアブソーバ1の伸張
動作時には、ベースバルブ7の伸側ポート13から伸側
吸込バルブ20を開いてリザーバ室R内の作動油を圧側
作動油室Bへと吸い込みつつ、伸側作動油室Aから押し
出されてくる作動油を、ピストン5の伸側ポート12か
ら伸側減衰バルブ16を押し開いて圧側作動油室Bに押
し出そうとすると共に、ポート10からもバイパス油路
Cを通して伸圧共用の可変減衰バルブ36を押し開きつ
つリザーバ室Rに押し出そうとする。
【0060】それに対して、圧縮動作時には、圧側作動
油室Bから押し出されてくる作動油を、ベースバルブ7
に設けた圧側ポート14から圧側減衰バルブ21を押し
開いてリザーバ室Rに押し出そうとすると共に、ピスト
ン5の圧側ポート11から圧側吸込バルブ15を開いて
伸側作動油室Aに押し出しつつ、ここから上記伸張動作
時と同様にバイパス油路Cを通して伸圧共用の可変減衰
バルブ36を押し開いてリザーバ室Rに押し出そうとす
る。
【0061】しかし、これら伸張および圧縮動作の何れ
にあっても、ショックアブソーバ1の伸縮速度が遅い低
速域にあっては、伸側および圧側作動油室A,Bに生じ
る作動油圧力が低いために、伸側および圧側減衰バルブ
16,21は勿論のことそれらよりも低いセット圧力状
態にある伸圧共用の可変減衰バルブ36をも押し開いて
作動油を流すことができない。
【0062】そのために、伸張動作時にあっては、伸側
作動油室A内の作動油をピストン5に設けた伸側用のコ
ンスタントオリフィス25から圧側作動油室Bに押し出
すと共に、シリンダ2からのピストンロッド6の退出に
よって不足する量の作動油をリザーバ室Rからベースバ
ルブ7の伸側ポート13を通して伸側吸込バルブ20を
開きつつ圧側作動油室Bへと吸い込む。
【0063】また、圧縮動作時には、圧側作動油室B内
の作動油をピストン5の圧側ポート11から圧側吸込バ
ルブ15を開いて伸側作動油室Aに供給すると共に、シ
リンダ2へのピストンロッド6の浸入によって伸側作動
油室Aへと入り切らない余剰の作動油を、圧側作動油室
Bからベースバルブ7に設けた圧側用のコンスタントオ
リフィス26を通してリザーバ室Rへと押し出す。
【0064】かくして、これら伸張および圧縮動作時の
両方において、圧側作動油室Bと伸側作動油室Aに生じ
る負圧をリザーバ室Rと圧側作動油室Bから補給される
作動油で補償しつつ、伸側用のコンスタントオリフィス
25と圧側用のコンスタントオリフィス26を通る作動
油の流動抵抗でオリフィス特性の伸側および圧側減衰力
をそれぞれ発生することになる。
【0065】一方、上記した状態からショックアブソー
バ1の伸縮動作が中・高速域に入って伸縮速度が速くな
ると、それに伴って伸側および圧側作動油室A,Bに生
じるそれぞれの作動油圧力が高くなる。
【0066】ここで、今、伸張動作時に伸側作動油室A
の作動油圧力が伸圧共用の可変減衰バルブ36のセット
圧力を越えたとする。
【0067】しかし、このときの伸側作動油室Aの作動
油圧力では、ピストン5の伸側ポート12を通して当該
可変減衰バルブ36よりもセット圧力を高く設定してあ
る伸側減衰バルブ16を押し開きつつ圧側作動油室Bへ
と作動油を押し出すことができない。
【0068】そのために、伸側減衰バルブ16を押し開
くことなく閉じたまま、上記したリザーバ室Rからの圧
側作動油室Bへの作動油の補給作用と伸側用のコンスタ
ントオリフィス25を通る作動油の流れと並行して、伸
側作動油室Aからバイパス油路Cを通して伸圧共用の可
変減衰バルブ36を押し開きつつリザーバ室Rへと向う
作動油の流れが生じる。
【0069】また、この状態での圧縮作動時において、
圧側作動油室Bの作動圧力が伸圧共用の可変減衰バルブ
36のセット圧力を越えたとしても、ベースバルブ7の
圧側ポート14を通して当該可変減衰バルブ36よりも
セット圧力を高く設定した圧側減衰バルブ21を押し開
いてリザーバ室Rへと作動油を押し出すことができな
い。
【0070】その結果、この場合にも、圧側減衰バルブ
21を押し開くことなく閉じたまま上記したベースバル
ブ7の圧側用のコンスタントオリフィス26を通る作動
油の流れと並行して、圧側作動油室Bからピストン5の
圧側ポート11を通して圧側吸込バルブ15を開きつつ
伸側作動油室Aへと押し出されてきた作動油が、ここか
ら先の伸張動作時と同様にバイパス油路Cを通して可変
減衰バルブ36を押し開きつつリザーバ室Rへと流れ
る。
【0071】このようにして、伸張および圧縮動作の何
れの場合にあっても、伸側および圧側減衰バルブ16,
21よりも低くセットした伸圧共用の可変減衰バルブ3
6によってバルブ特性の伸側および圧側減衰力を発生す
ることになる。
【0072】それに対して、積載荷重が設定値を越えて
殖えていった場合には、それに伴うエアサスペンション
装置の内圧の上昇で可変減衰バルブ36におけるバルブ
スプリング37の基端側を空圧ピストン41で押し、当
該バルブスプリング37を圧縮しつつ可変減衰バルブ3
6のセット圧力をエアサスペンション装置の内圧に応じ
て連続的に高める。
【0073】しかし、この場合にあっても、ショックア
ブソーバ1の伸縮速度が遅い低速域にあっては、先にも
述べたように、伸側および圧側作動油室A,Bに発生す
る作動油圧力では、セット圧力が初期設定状態よりも高
くなった可変減衰バルブ36は勿論のこと、伸側および
圧側減衰バルブ16,21をも押し開いて作動油を流す
ことができない。
【0074】したがって、先の積載荷重が設定荷重以下
の場合と同様にして、伸側および圧側用のコンスタント
オリフィス25,26を通る作動油の流れでオリフィス
特性の伸側および圧側減衰力を発生する。
【0075】その反面、伸縮速度が低速域を越えて中・
高速域に入った伸張動作時にあっては、伸側作動油室A
内の作動油圧力がエアサスペンション装置の内圧に応じ
て高められた伸圧共用の可変減衰バルブ36のセット圧
力を越えた時点で、リザーバ室Rからの圧側作動油室B
への作動油の補給作用と並行して、伸側作動油室Aから
押し出されきた作動油をバイパス油路Cから可変減衰バ
ルブ36を押し開いてリザーバ室Rに押し出す。
【0076】また、この状態での圧縮動作時にあって
も、圧側作動油室Bからピストン5の圧側ポート11を
通して圧側吸込バルブ15を開きつつ伸側作動油室Aに
補給されてきた作動油圧力が同じくエアサスペンション
装置の内圧によって高められた可変減衰バルブ36のセ
ット圧力を越えた時点で、ピストンロッド6の浸入によ
る余剰分の作動油を伸側作動油室Aから当該可変減衰バ
ルブ36を押し開いてリザーバ室Rへと押し出す。
【0077】このようにして、伸張および圧縮動作の両
方において、共にバイパス油路Cから可変減衰バルブ3
6を押し開いて作動油をリザーバ室Rへと押し出すこと
により、エアサスペンション装置の内圧変化に応じて連
続的に高低に制御されたバルブ特性の伸側および圧側減
衰力を発生することになる。
【0078】そして、エアサスペンション装置の内圧変
化によって伸圧共用の可変減衰バルブ36のセット圧力
が伸側および圧側減衰バルブ16,21のセット圧力を
越えて高くなると、伸張動作時には、リザーバ室Rから
の圧側作動油室Bへの作動油の補給作用と並行して、伸
側作動油室Aから押し出されきた作動油をピストン5に
設けた伸側減衰バルブ16を押し開いて圧側作動油室B
に押し出す。
【0079】また、この状態での圧縮動作時にあって
も、圧側作動油室B内の作動油圧力がベースバルブ7に
おける圧側減衰バルブ21のセット圧力を越えた時点
で、圧側作動油室Bから伸側作動油室Aへの作動油の補
給作用と並行して、ピストンロッド6の浸入による余剰
分の作動油を圧側作動油室Bからベースバルブ7に設け
た圧側減衰バルブ21を押し開いてリザーバ室Rへと押
し出す。
【0080】これにより、伸張および圧縮動作時のそれ
ぞれにおいて、伸側減衰バルブ16と圧側減衰バルブ2
1を個々に働かせつつバルブ特性の伸側減衰力と圧側減
衰力を発生する。
【0081】かくして、ショックアブソーバ1の低速域
での伸縮動作時には、積載荷重の多寡によるエアサスペ
ンション装置の内圧の変化に関係なく、伸側用のコンス
タントオリフィス25と圧側用のコンスタントオリフィ
ス26とで伸側および圧側減衰特性を所定のオリフィス
特性に保持する。
【0082】それに対して、低速域を越えた中・高速域
では、エアサスペンション装置の内圧変化により応じて
伸圧共用の可変減衰バルブ36のセット圧力を連続的に
可変制御し、バルブ特性の伸側および圧側減衰特性をエ
アサスペンション装置の内圧変化即ちばね定数の変化に
合わせて減衰比を所定の範囲に保ちつつ、かつ、最終的
には、伸側および圧側減衰バルブ16,21を働かせて
乗心地のよい積載量感応型のショックアブソーバ1とす
る。
【0083】しかも、可変制御用のバイパス油路Cは言
うまでもなく、可変減衰バルブ36のセット圧力を調整
する調整機構をもショックアブソーバ1と一体にして組
み付け、外部からはこの可変減衰バルブ36の調整機構
に導通路43を通してエアサスペンション装置の内圧を
導いてやればよい。
【0084】その結果、ショックアブソーバ1の外部に
は何等の切換機構も不要となり、例えば、一本の配管等
で導通路43エアサスペンション装置へと結んでやれば
よいことになるので、当該ショックアブソーバ1の車両
への組付性および搭載性も著しく向上することになる。
【0085】なお、上記した図1の実施の形態では、伸
圧共用の可変減衰バルブ36におけるバルブスプリング
37の調整機構を空圧ピストン41と空圧室42とから
なるシリンダ型の調整機構として構成してきた。
【0086】しかし、これらは特に図示はしないが、例
えば、ロータによる回転運動を送りねじ等により直線運
動に変換してバルブスプリング37のばね力を制御する
ロータリアクチュエータ型の調整機構に置き換えてもよ
いことは言うまでもない。
【0087】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、ピストンを迂回するバイパス油路に伸圧共用の可変
減衰バルブを介装し、当該バイパス油路を通して伸側作
動油室をリザーバ室に連通すると共に、この可変減衰バ
ルブをセット圧力を所定の積載荷重を境としたエアサス
ペンション装置の内圧の変化で可変制御するようにした
ことにより、積載荷重の変化に応じて伸圧両方の減衰特
性をそれぞれ連続して高低に可変制御し得るばかりか、
エアサスペンション装置のばね定数の変化に対応して減
衰係数をも変えつつ減衰比を所定の範囲に保って車両と
しての乗心地を向上させることができる。
【0088】しかも、上記において、伸圧共用の可変減
衰バルブを備えたバイパス油路は勿論のこと、可変減衰
バルブの調整機構と当該調整機構にエアサスペンション
装置の内圧を導く導通路をもショックアブソーバに対し
て一体に組み付け得ることから、ショックアブソーバの
外部には何等の切換機構も不要となり、当該ショックア
ブソーバの車両への組付性および搭載性をも著しく向上
させることが可能になる。
【0089】請求項2の発明によれば、上記の効果に加
えて、ショックアブソーバの本体部分を内外三重筒構造
にすることによって伸圧共用の可変減衰バルブを備えた
バイパス油路を容易に構成することができる。
【0090】請求項3の発明によれば、上記したそれぞ
れの効果に加えて、可変減衰バルブの調整機構を構成が
簡単で製作の容易なシリンダ型のアクチュエータにして
安価に作ることができる。
【0091】また、請求項4の発明によれば、上記した
これらの効果に加えて、車両走行時におけるエアサスペ
ンション装置の高周波での内圧変動に際し、それに応動
して可変減衰バルブのセット圧力が頻繁に変わるのを阻
止しつつ制御の不安定性をも防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示すもので、特に理解
を容易にするために、ショックアブソーバの本体部分に
対して切換バルブの部分を拡大して示した縦断正面図で
ある。
【符号の説明】
A 伸側作動油室 B 圧側作動油室 C バイパス油路 R リザーバ室 1 ショックアブソーバ 2 シリンダ 3 アウタシェル 4 筒体 5 ピストン 6 ピストンロッド 7 ベースバルブ 9 環状油路 10,27,31 ポート 11 ピストンの圧側ポート 12 ピストンの伸側ポート 13 ベースバルブの伸側ポート 14 ベースバルブの圧側ポート 15 圧側吸込バルブ 16 伸側減衰バルブ 20 伸側吸込バルブ 21 圧側減衰バルブ 25 伸側用のコンスタントオリフィス 26 圧側用のコンスタントオリフィス 29 油室 32 油路 33 バルブケース 36 伸圧共用の可変減衰バルブ 37 バルブスプリング 38,39 スプリング受け 41 空圧ピストン 42 空圧室 43 導通路 44 一次遅れ用のコンスタントオリフィス

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダの内部を伸側減衰バルブと圧側
    吸込バルブをもつピストンで伸側作動油室と圧側作動油
    室とに区画すると共に、圧側作動油室をベースバルブに
    設けた圧側減衰バルブと伸側吸込バルブを通してアウタ
    シェルとシリンダとの間にあるリザーバ室に連通し、こ
    れら伸側および圧側減衰バルブにより伸圧それぞれの減
    衰力を発生するようにした複筒型のショックアブソーバ
    において、伸側作動油室を途中に伸圧共用の可変減衰バ
    ルブを介装したバイパス油路でリザーバ室に連通し、こ
    の可変減衰バルブの調整機構に外部から導通路を通して
    エアサスペンション装置の内圧を導き、この内圧の変化
    に応じて可変減衰バルブのセット圧力を伸側および圧側
    減衰バルブのセット圧力の上下に亙り連続的に可変制御
    して伸圧それぞれの減衰特性を連続して高低に切り換え
    ることを特徴とする積載量感応型ショックアブソーバ。
  2. 【請求項2】 伸圧共用の可変減衰バルブを通して伸側
    作動油室をリザーバ室に連通するバイパス油路を、シリ
    ンダと当該シリンダを取り巻いてリザーバ室内に配置し
    た筒体とで構成した請求項1の積載量感応型ショックア
    ブソーバ。
  3. 【請求項3】 バイパス油路に介装する伸圧共用の可変
    減衰バルブをリーフバルブと背面側に設けたバルブスプ
    リングとで構成し、かつ、バルブスプリングの調整機構
    を空圧ピストンとバルブケース側に形成した外部への導
    通路を備える空圧室とで構成した請求項1または2の積
    載量感応型ショックアブソーバ。
  4. 【請求項4】 空圧室へと通じる導通路中に一次遅れ用
    のコンスタントオリフィスを介装し、この一次遅れ用の
    コンスタントオリフィスを通してエアサスペンション装
    置の内圧を空圧室へと導くようにした請求項3の積載量
    感応型ショックアブソーバ。
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