JPH1096335A - 駐車設備 - Google Patents

駐車設備

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Publication number
JPH1096335A
JPH1096335A JP25175396A JP25175396A JPH1096335A JP H1096335 A JPH1096335 A JP H1096335A JP 25175396 A JP25175396 A JP 25175396A JP 25175396 A JP25175396 A JP 25175396A JP H1096335 A JPH1096335 A JP H1096335A
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JP
Japan
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vehicle
wheel
parking facility
stopping device
storage space
Prior art date
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Application number
JP25175396A
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English (en)
Inventor
Kaoru Mizuno
薫 水野
Katsuhiko Maekawa
勝彦 前川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shin Meiva Industry Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1096335A publication Critical patent/JPH1096335A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 24時間無人管理のコイン式の駐車設備の不
正退出防止を図った駐車設備の不正退出防止装置を提供
する。 【解決手段】 保管スペース1からの車両の退出を阻止
するように車両の車輪の退出方向側に車輪制止装置が設
けられ、この車輪制止装置は、車両の前輪の一方側のみ
に設けられた第1車輪制止装置2と車両の後輪の一方側
のみであり、かつ第1車輪制止装置2に対して反対側の
位置に第2車輪制止装置3とが設けられている。さら
に、第1車輪制止装置2および第2車輪制止装置3の車
輪との接する先端部には、車輪の回転方向と同じ方向に
自在に回転するローラが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、駐車設備に関
し、より特定的には、24時間無人営業のコイン式駐車
設備における不正退出防止装置を備える駐車設備の構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、駅前や繁華街などの空き地に、2
4時間無人営業のコイン式の駐車設備が設けられるよう
になっている。
【0003】このコイン式の駐車設備200は、図22
に示すように、車両1台を保管する保管スペース1と、
車輪止め5と、保管スペース1に車両が進入したことを
検知するため地中に埋め込まれた車両検知装置6と、こ
の車両検知装置6から得られる情報に基づいて、保管ス
ペース1からの車両の退出を阻止するように、車両の車
輪の退出方向側に設けられた保管スペース1に対して起
伏可能な制止プレートを有する車輪制止装置2と、保管
スペース1での車両の保管時間に応じた金額を支払うこ
とにより、車輪制止装置2の解除を行なうための精算機
4とが備えられている。
【0004】上記構造よりなるコイン式の駐車設備20
0において、利用者は、保管スペース1に車両を進入さ
せると、車両検知装置6の動作により、車輪制止装置2
が働き、車両の退出が阻止されるようになる。
【0005】また、利用者は、保管スペース1から車両
を退出させようとする場合、保管スペース1での車両の
保管時間に応じた金額を精算機4に投入することによっ
て、車輪制止装置2が解除され、車両を退出させること
が可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
造よりなるコイン式の駐車設備200においては、通常
24時間無人営業を行なっているため、利用者の中に
は、不正退出を試みようとする者がある。この場合、利
用者は、車輪制止装置が働いた状態で車両の車輪が車輪
制止装置を乗り上げることによって、無理やり車両を退
出させて、保管スペース1での車両の保管時間に応じた
金額を支払うことなく駐車設備200から車両の退出を
行なうものである。
【0007】この発明は、上記問題点を解決するために
なされたもので、駐車設備における不正退出を防止する
装置を備えるとともに、不正退出を行なった車両の判別
を行なうことができるようにした、駐車設備を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に基づいた駐車
設備においては、車両を保管するための保管スペース
と、この保管スペースに車両が進入したことを検知する
ための車両検知装置と、保管スペースに車両が保管され
ているときに、車両検知装置からの情報に基づいて保管
スペースからの車両の退出を阻止するように、車両の車
輪の退出方向側に設けられた車輪制止装置と、保管スペ
ースでの車両の保管時間に応じた対価を支払うことによ
り、車輪制止装置の解除を行なうための制止解除手段と
を備えている。さらに、車輪制止装置は、車両の前輪の
一方側のみに設けられた第1車輪制止装置と、車両の後
輪の一方側のみであり、かつ第1車輪制止装置とは反対
側の位置に設けられた第2車輪制止装置とを有してい
る。
【0009】このように、車輪制止装置は、前輪の一方
側にのみ第1車輪制止装置を設け、後輪の一方側のみで
あり、かつ第1車輪制止装置に対して反対側の位置に第
2車輪ロック装置とを設けることにより、利用者が車両
の不正退出を試みた場合、前輪と後輪との両方におい
て、車両の退出を阻止することが可能となる。また、第
1車輪制止装置と第2車輪制止装置とを互いに反対側、
つまり千鳥状に配置させることにより、利用者が車両を
不正退出させようとした場合、車両は左右に大きく揺れ
ることになり、利用者は心理的に非常に罪悪感を受け、
不正退出を断念させることが可能となる。
【0010】また、好ましくは、第1車輪制止装置およ
び第2車輪制止装置は、地面に対して起伏する制止プレ
ートと、この制止プレートと車輪との接する制止プレー
トの先端部に、車輪の回転方向に自在に回転するローラ
が設けられている。このように、制止プレートの先端部
にローラを設けることによって、制止プレートに車輪が
当接した場合、車輪の回転力がローラによって逃がさ
れ、車輪は制止プレートを乗り上げることができないよ
うになり、利用者の不正退出を阻止することが可能とな
る。
【0011】また好ましくは、車両検知装置から得られ
た情報に基づいて、車両のプレート番号を記憶する記憶
装置と、この記憶装置により記憶されたプレート番号を
表示するための表示手段とをさらに備えることにより、
利用者は、利用者の車両が、この駐車設備に登録されて
いることを認識するため、不正退出をした場合、利用者
の車両であることが直ちに立証されることを認識し、不
正退出を試みる意思を未然になくさせることが可能とな
る。
【0012】また好ましくは、第1車輪制止装置および
第2車輪制止装置は、車輪のロック状態において、車両
の運転者が不正退出を試みたときに、第1車輪制止装置
および第2車輪制止装置に加わる車両の重量を検知する
ための重量検知装置をさらに有している。このように、
不正退出を試みたときに第1車輪制止装置および第2車
輪制止装置に加わる重量を検知するための重量検知装置
を有することにより、たとえばこの重量検知装置から得
られた情報に基づいて、車両の運転者に警報を発するこ
とや、また第1車輪制止装置および第2車輪制止装置の
破損を防止するために、第1車輪制止装置および第2車
輪制止装置のロック状態を解除するための非常解除装置
を設けることが可能となる。
【0013】また好ましくは、非常解除装置が動作した
ときには、車両に着色塗料を吹きつけるための塗料吹付
け装置を設けることも可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明に基づいた実施の
形態におけるコイン式の駐車設備100について、図を
参照しながら説明する。
【0015】まず、図1を参照して、この実施の形態に
おける駐車設備100の概略について説明する。
【0016】このコイン式の駐車設備100は、車両1
台を保管する保管スペース1と、車輪止め5と、保管ス
ペース1に車両が進入したことを検知するために地中に
埋め込まれたループセンサによる車両検知装置6と、こ
の車両検知装置6から得られた情報に基づいて、保管ス
ペース1からの車両の退出を阻止するように、車両の車
輪の退出方向側に設けられた第1車輪制止装置2と、第
2車輪制止装置3とを有している。
【0017】第1車輪制止装置と第2車輪制止装置と
は、第1車輪制止装置2が、車両の前輪の一方側のみに
設けられ、第2車輪制止装置3は、車両の後輪の一方側
のみであり、かつ、第1車輪制止装置2に対して反対
側、つまり千鳥上に設けられている。
【0018】さらに、この駐車設備100においては、
保管スペース1での車両の保管時間に応じた金額を支払
うことにより、第1車輪制止装置2および第2車輪制止
装置3の解除を行なうためのロック解除装置を備えた精
算機4が設けられている。この精算機4には、車両検知
装置6から得られた情報に基づいて、車両のプレート番
号を記録するためのカメラ7と、このカメラ7により記
憶した車両のプレート番号を表示するためのモニタ4b
が設けられている。さらに、不正退出を試みた車両に、
着色塗料を吹きつけるための塗料吹付け用のインジェク
タ4cが設けられている。このインジェクタ4cの動作
については後述する。また、精算機4には、駐車設備1
00の利用者に、不正退出を試みないように、図3に示
すような注意書4aが表示されている。
【0019】ここで、図1に示す駐車設備100は、通
常図2に示すように複数並列に配置される。このとき、
第1車輪制止装置2と第2車輪制止装置3との距離
(L)は、小型車から大型車まですべての車両に対応さ
せるため、大型車のホィールベース寸法に合わせること
が好ましい。また、第1車輪制止装置2と第2車輪制止
装置3とを直線状に配置せず、千鳥状に配置した場合、
図4に示すように、車輪が第1車輪制止装置2および第
2車輪制止装置3に乗り上げようとしたとき、前後の車
輪を独立に考えると、図4(c)に示すようになる。し
かし、現実には、前後の車輪の車軸はほぼ水平であるた
め、地面につく車輪は、前輪または後輪のいずれかのみ
で、車両は非常に不安定な状態となる。
【0020】さらに、前輪に駆動力を有するF/F車が
前向きで進入し、後退するときに不正退出を試みたとき
は、第1車輪制止装置2に設けられたローラ8が有効に
働く。また、F/F車が後向きに進入し、前進するとき
に不正退出を試みたときは、第2車輪制止装置3に設け
られたローラ8が有効に働く。
【0021】同様に、後輪に駆動力を有するF/R車が
前向きで進入し、後退するときに不正退出を試みたとき
は、第2車輪制止装置3に設けられたローラ8が有効に
働く。また、F/F車が後向きに進入し、前進するとき
に不正退出を試みたときは、第1車輪制止装置2に設け
られたローラ8が有効に働く。
【0022】また、第1車輪制止装置2および第2車輪
制止装置3に同じように車輪が触れていなくても、第1
車輪制止装置2および第2車輪制止装置3を乗り上げて
脱出する場合に、まず第1車輪制止装置2で車体が左へ
傾き、次に第2車輪制止装置3により車体が右へ傾くた
め、結果的には車体が左右に大きく揺れることとなり、
運転者へ心理的不安を与えることができ、運転者への罪
悪感による不正退出を中断しようとする心理的効果を得
ることが可能となる。
【0023】次に、第1車輪制止装置2および第2車輪
制止装置3の構造について説明する。なお、第1車輪制
止装置2と第2車輪制止装置3とは同じ構造を有してい
るため、ここでは、第1車輪制止装置2の構造につい
て、図を参照して説明する。
【0024】まず、図5および図6を参照して、この第
1車輪制止装置2には、地面に対して起伏する制止プレ
ート2Aと、この制止プレート2Aと車輪との接する制
止プレート2Aの先端部に、車輪の回転方向に自在に回
転するローラ8が設けられている。
【0025】このように、制止プレート2Aの先端部分
にローラ8を設けることにより、図6に示すように、車
輪9が第1車輪制止装置2を乗り上げようとした場合、
車輪9の回転力は、ローラ8の回転により逃がされ、車
輪9の第1車輪制止装置2への乗り上げを防止させるこ
とが可能となる。また、ローラ8に、図7に示すよう
に、ベルトチェーン10などを介在して発電機11を設
けておくことにより、ローラ8が回転した場合に、発電
機11に起電力が発生し、トランジスタ12にベース電
流が流れ、警告音発生装置13を鳴らす構造を採用する
ことが可能となる。これによって、不正退出を試みた運
転者に警告を促すことが可能となる。発電機11の代わ
りにパルスジェネレータなどを用いた回路によってもか
まわないまた、図8に示すように、ローラ8に加わる荷
重を測定するため、ローラ8を支持するプレート14の
軸受孔15に、ロードセル16を設けておくことによ
り、第1車輪制止装置2に加わる荷重を検出することが
可能となり、たとえば、所定荷重以上の荷重が第1車輪
制止装置2に加わった場合、第1車輪制止装置2のロッ
ク状態を解除し、第1車輪制止装置2の破損を未然に防
止させることも可能となる。
【0026】次に、図9〜図12を参照して、制止プレ
ート2Aの地面に対する起伏を与えるための機構につい
て説明する。
【0027】まず図9は、制止プレート2Aに、軸21
を設け、この軸21をモータ20の軸に接続するように
したものである。モータ20の軸26には、ブレーキ2
2と軸21の回転角を測定するためのエンコーダ23と
が設けられている。
【0028】次に、図10に示す構造においては、制止
プレート2Aに設けられた軸21とモータ20の軸26
との間に平歯車24および平歯車25を噛み合わせるこ
とによって、モータのトルクを上げようとしたものであ
る。
【0029】次に、図11に示す構造は、制止プレート
2Aを支点2Bを中心として、パワーシリンダ27を用
いて、パワーシリンダ27のロッド27Aを出し入れす
ることにより、制止プレート2Aの起伏を行なわせよう
とするものである。
【0030】次に、図12に示す構造は、制止プレート
2Aにギア29を設け、モータ20の軸26にギア30
を設けるようにして、ギア29とギア30とを噛み合わ
せたものである。
【0031】なお、図9〜図12に示すブレーキ23の
一例を図13に示す。図13(a)に示すように、ブレ
ーキシュー22a,22bを開放させることによって、
ブレーキ23が開放状態となり、図13(b)に示すよ
うに、ブレーキシュー22a,22bをブレーキドラム
26に当接させることにより、ブレーキ23がかかった
状態となる。
【0032】次に、図14および図15を参照して、第
2車輪制止装置3のロックされた状態およびロックされ
ていない状態の検知方法について、説明する。なお、図
14および図15においては、第2車輪制止装置3につ
いて述べたが、第1車輪制止装置2においても同様の構
成である。
【0033】まず、図14を参照して、第2車輪制止装
置3には、ロックされた状態を検知するためのリミット
スイッチ18およびアンロックされた状態を検知するた
めのリミットスイッチ17とが設けられている。それぞ
れのリミットスイッチ17,18の動作状態について、
図14中の矢視a,矢視bに対応した状態を図15に示
す。
【0034】図15に示すように、それぞれのリミット
スイッチ17およびリミットスイッチ18を用いること
により、確実に第2車輪制止装置のロックされた状態お
よびロックされていない状態とを検知することが可能と
なる。
【0035】次に、図16〜図18を参照して、第1車
輪制止装置2にローラ8が設けられていない場合の不正
退出の検出について説明する。
【0036】まず、図16を参照して、不正退出第1段
階として、図8で説明したように、制止プレート2Aの
回転軸部に、ロードセル16を取付けておく。これによ
り、第1車輪制止装置2に少しでも力が加わった場合
に、不正退出第1段階として認識することが可能とな
る。
【0037】さらに、図17を参照して、第1車輪制止
装置2にさらなる荷重が加わった場合に、第1車輪制止
装置2の破損を防止するため、第1車輪制止装置2のロ
ック状態を解放する。なお、第1車輪制止装置2の制止
プレート2Aに加わるトルクTは、図18に示す式によ
って求めることができる。
【0038】次に、上述した構造よりなる駐車設備10
0の動作フローについて、図19および図20を参照し
て説明する。なお、図19は、第1車輪制止装置2およ
び第2車輪制止装置3にローラ8が設けられている場合
のフローを示し、図20は、ローラが設けられていない
場合のフローを示している。
【0039】まず、図19を参照して、第1車輪制止装
置2および第2車輪制止装置3にローラ8が設けられて
いる場合のフローを順次説明する。
【0040】まず車両入庫待ち状態ステップ10(以下
S10と称す)からS20において車が入庫され、S3
0に移行し、車両検知装置6により入庫が検知される。
この時点から車両の駐車時間が計算される。
【0041】次に、S40に移行し、第1および第2車
輪制止装置2,3を作動させ、同時に車両のプレートナ
ンバーをカメラ7を用いて登録する。このとき精算機4
のモニタ4bにナンバープレートの映像を表示する。
【0042】次に、S50に移行し、利用者が駐車料金
を払っているか否かを確認する。利用者が駐車料金を払
っている場合、S60に移行し、第1および第2車輪制
止装置2,3を解除する。その後S70に移行し、車両
が出庫される。その後、駐車設備はS140に移行し入
庫待ち状態となる。
【0043】次に、駐車料金を払っていない場合は、S
50からS80に移行する。このとき、ローラ8が回転
していないかどうかを確認する。ローラ8が回転してい
る場合S90に移行し警告音を鳴らす。さらに、S10
0に移行し、ローラ8の回転が止まったか否かを検知す
る。このとき、ローラ8の回転が止まっている場合はS
150に移行し、警告音を停止させる。その後、S50
に移行し駐車料金を払っているかどうかについて再度確
認を行なう。
【0044】一方、S100において、さらにローラの
回転が止まって場合に、S110に移行し、第1および
第2車輪制止装置2、3への荷重が許容範囲内であるか
否かを判別する。この場合、許容範囲内である場合は、
S100に移行する。一方、許容範囲を超えている場合
は、不正退出第2段階として判別し、第1および第2車
輪制止装置2,3の破損を防止するためロックを解除す
る。このとき、インジェクタを作動させて、不正退出車
両に着色塗料を吹きつける。さらに、S130に移行
し、車両のプレートナンバーを不正退出車として登録
し、その後S140に移行し入庫待ち状態となる。
【0045】次に、図20を参照して、ローラ8を用い
ていない場合の動作フローについて説明する。このロー
ラ8を用いない動作フローにおいては、図19に示すS
100およびS110のステップが図20においてS1
00a、S110aのステップに変更されているのみ
で、その他のフローについては同様の動作が行なわれ
る。
【0046】なお、上述した駐車設備100に用いられ
るカメラ7においては、図21(a)に示すように、開
閉蓋7bが設けられたボックス7c内にカメラ7aを設
けるようにしても構わないし、また、(b)に示すよう
に、蓋7dに、カメラのレンズ7eを取付けただけのも
のを用いても、利用者は、カメラに撮られるという意識
から、未然に不正退出を防止させる意識を芽生えさせる
ことが可能となる。
【0047】以上、本実施の形態における駐車設備にお
いては、まず第1段階として、第1車輪制止装置2と第
2車輪制止装置3とを設けることにより、車両の不正退
出を防止し、さらに、第1車輪制止装置2および第2車
輪制止装置3の制止プレートの先端部に車輪の回転方向
と同じ方向に自在に回転するローラ8を設けることによ
り、車輪の乗り上げを防止する。
【0048】また、第1車輪制止装置2と第2車輪制止
装置3とを乗り上げようとする車に対しては、まず第1
車輪制止装置2と第2車輪制止装置3との破損を防止す
るために、ロックを解除し、不正退出車両に対してプレ
ートナンバーを登録し、着色塗料等を吹きつけることに
よって、不正退出車両の確定を容易にしている。
【0049】なお、今回開示された実施の形態はすべて
の点で例示であって制限的なものではないと考えられる
べきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく特許
請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意
味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に基づく駐車設備の一実施の形態を示
す全体斜視図である。
【図2】この発明に基づく駐車設備の平面配置を示す図
である。
【図3】注意書きの一例を示す図である。
【図4】車輪制止装置の配置の効果を説明するための図
である。
【図5】車輪制止装置の構造を示す第1の図である。
【図6】車輪制止装置の構造を示す第2の図である。
【図7】車輪制止装置の構造を示す第3の図である。
【図8】車輪制止装置の構造を示す第4の図である。
【図9】車輪制止装置の駆動機構を示す第1の図であ
る。
【図10】車輪制止装置の駆動機構を示す第2の図であ
る。
【図11】車輪制止装置の駆動機構を示す第3の図であ
る。
【図12】車輪制止装置の駆動機構を示す第4の図であ
る。
【図13】ブレーキの動作状態を示す模式図である。
【図14】車輪制止装置のロックされた状態とロックさ
れていない状態とを検知するための第1の図である。
【図15】車輪制止装置のロックされた状態とロックさ
れていない状態とを検知するための第2の図である。
【図16】不正退出第1段階を示す図である。
【図17】不正退出第2段階を示す図である。
【図18】車輪制止装置に加わるトルクを算出するため
の模式図である。
【図19】この発明に基づく駐車設備の動作状態を説明
するための第1のフロー図である。
【図20】この発明に基づく駐車設備の動作状態を説明
するための第2のフロー図である。
【図21】記憶装置の構造を説明するための図である。
【図22】従来技術における駐車設備の構造を示す全体
斜視図である。
【符号の説明】
1 保管スペース 2 第1車輪制止装置 3 第2車輪制止装置 4 精算機 4a 注意書き 4b モニタ 4c インジェクタ 5 車輪止め 6 車両検知装置 7 カメラ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両を保管するための保管スペースと、 前記保管スペースに前記車両が進入したことを検知する
    ための車両検知手段と、 前記保管スペースに前記車両が保管されているときに、
    前記車両検知手段からの情報に基づいて、前記保管スペ
    ースからの前記車両の退出を阻止するように、前記車両
    の車輪の退出方向側に設けられた車輪制止手段と、 前記保管スペースでの前記車両の保管時間に応じた対価
    を支払うことにより、前記車輪制止手段の解除を行なう
    ための解除手段と、を備え、 前記車輪制止手段は、 前記車両の前輪の一方側のみに設けられた第1車輪制止
    装置と、 前記車両の後輪の一方側のみであり、かつ、前記第1車
    輪制止装置とは反対側の位置に設けられた第2車輪制止
    装置と、を有する、駐車設備。
  2. 【請求項2】 前記第1車輪制止装置および前記第2車
    輪制止装置は、 地面に対して起伏する制止プレートと、 前記制止プレートと前記車輪との接する前記制止プレー
    トの先端部に、前記車輪の回転方向に自在に回転するロ
    ーラと、を有する、請求項1に記載の駐車設備。
  3. 【請求項3】 前記車両検知手段から得られた情報に基
    づいて、前記車両のプレート番号を記憶する記憶手段
    と、 前記記憶手段により記憶した前記プレート番号を表示す
    るための表示手段と、をさらに有する、請求項1に記載
    の駐車設備。
  4. 【請求項4】 前記第1車輪制止装置および前記第2車
    輪制止装置は、 前記車輪のロック状態において、前記車両の運転者が不
    正退出を試みたときに、前記第1車輪制止装置および前
    記第2車輪制止装置に加わる前記車両の重量を検知する
    ための重量検知手段をさらに有する、請求項1に記載の
    駐車設備。
  5. 【請求項5】 前記重量検知手段から得られた情報に基
    づいて、前記車両の運転者に警報を発するための警報手
    段をさらに有する、請求項4に記載の駐車設備。
  6. 【請求項6】 前記重量検知手段から得られた情報に基
    づいて、前記車両の重量が所定の重量を超えたときに、
    前記第1車輪制止装置および前記第2車輪制止装置のロ
    ック状態を解除するための非常解除手段をさらに有す
    る、請求項4に記載の駐車設備。
  7. 【請求項7】 前記非常解除手段が動作したときに、前
    記車両に着色塗料を吹きつけるための塗料吹付け手段を
    さらに有する、請求項6に記載の駐車設備。
JP25175396A 1996-09-24 1996-09-24 駐車設備 Pending JPH1096335A (ja)

Priority Applications (1)

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US7458434B2 (en) 2004-07-23 2008-12-02 Kubota Corporation Lawn mower having an engine disposed rearwardly of a driver's seat
JP2017197904A (ja) * 2016-04-25 2017-11-02 アマノ株式会社 フラップ装置、精算機及び駐車場管理システム
CN115030579A (zh) * 2022-06-23 2022-09-09 江西奥德川自动化科技有限公司 一种平面移动类立体车库

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