JPH1096319A - 幕 板 - Google Patents

幕 板

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Publication number
JPH1096319A
JPH1096319A JP25064196A JP25064196A JPH1096319A JP H1096319 A JPH1096319 A JP H1096319A JP 25064196 A JP25064196 A JP 25064196A JP 25064196 A JP25064196 A JP 25064196A JP H1096319 A JPH1096319 A JP H1096319A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
curtain plate
modesty panel
modesty
base materials
external wall
Prior art date
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Pending
Application number
JP25064196A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Hirano
英治 平野
Masaki Tsujino
雅紀 辻野
Takao Hayashi
孝雄 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd filed Critical Asahi Glass Co Ltd
Priority to JP25064196A priority Critical patent/JPH1096319A/ja
Publication of JPH1096319A publication Critical patent/JPH1096319A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】幕板意匠面や幕板以下の外壁に雨筋汚れが付か
ない。 【解決手段】幕板10の表面の上部及び下部に水切り部
34、38を形成する。幕板10の上方から流れてきた
雨水は、幕板10の上部水切り部34によって幕板10
から水切りされる。上部水切り部34から下方の幕板意
匠面に沿って流れてきた雨水は、幕板の下部水切り部3
8によって幕板10から水切りされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は幕板に係り、特に建
物の上階と下階の外壁の境界部に取り付けられる幕板に
関する。
【0002】
【従来の技術】幕板は、上階と下階の外壁の境界部に取
り付けられて、建物外装の美観を高めるための化粧板と
して使用される。実開平3−48033号公報の幕板
は、幕板の表面の上部に水切り突条を形成し、幕板の上
方から流れてきた雨水を、前記水切り突条で水切りする
ことにより、水切り突条から下方の幕板意匠面(凹凸
面)や、幕板から下方の外壁に雨筋汚れが付かないよう
にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実開平
3−48033号公報の幕板は、前記水切り突条によっ
て、外壁を伝って幕板の上部にたまる雨水の雨筋汚れは
防止することができるが、水切り突条から下方の幕板意
匠面にたまった塵埃が、雨水によってそのまま幕板の下
方の外壁に流れてしまうので、幕板から下方の外壁に雨
筋汚れが付いてしまうという欠点がある。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、幕板意匠面や幕板から下方の外壁に雨筋汚れ
が付かない幕板を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決する為の手段】本発明は、前記目的を達成
するために、外壁に取り付けられたベース材の係合部
に、その裏面に形成された係合部を係合させることによ
りベース材を介して外壁に取り付けられる幕板におい
て、該幕板の表面の上部及び下部には水切り部が形成さ
れていることを特徴とする。
【0006】本発明によれば、幕板の上方から流れてき
た雨水は、幕板の上部に形成された上部水切り部によっ
て幕板から水切りされる。これにより、幕板意匠面には
雨筋汚れが付かない。また、幕板の上部水切り部から下
方の幕板意匠面に沿ってながれてきた雨水は、幕板の下
部に形成された下部水切り部によって幕板から水切りさ
れる。これにより、幕板から下方の外壁には雨筋汚れが
付かない。
【0007】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る幕板の好ましい実施の形態について詳説する。図1
は、本発明に係る実施の形態の幕板10の断面図、図2
は幕板10の斜視図、図3は幕板10を建物の外壁面1
4に取り付けるためのベース材の斜視図である。
【0008】前記ベース材12は図1〜図3に示すよう
に、略コ字状に形成され、外壁面14への取付面である
平坦部16と、その両端部に形成された上部折曲部18
と下部折曲部20とから構成される。ベース材12の上
部折曲部18には係合爪22が形成される。また、下部
折曲部20には係止爪24が形成される。幕板10の取
り付け時に、幕板10を押し込むだけで前記係合爪22
は幕板10側の係合爪26と係合し、前記係合爪24は
幕板10側の係合爪28と係合し、幕板10を保持す
る。
【0009】図1、図2において前記幕板10は、上面
30が外壁面14から斜め下方に傾斜して形成され、そ
の上面30の終端部から第1垂直面32が続き、第1垂
直面32の下端部に水切り部34が形成されている。ま
た、幕板10の下面36も同様に外壁面14から斜め下
方に傾斜して形成され、その下面36の下端部に水切り
部38が形成されている。これらの水切り部34、38
は、幕板10の長手方向に沿って形成されている。
【0010】前記幕板10の上面30の端部には、係合
爪26が幕板10の長手方向に沿って形成され、また、
下面36の端部には係合爪28が幕板10の長手方向に
沿って形成されている。前述したように、幕板10の係
合爪26、28はベース材12の係合爪22、24と係
合し、ベース材12に保持される。幕板10は、前記水
切り部34の下方に第2垂直面40が形成され、第2垂
直面40の外壁方向への厚みは第1垂直面32よりも薄
く設定される。第2垂直面40の下方にはテーパ面42
を介して第3垂直面44が形成され、第3垂直面44の
外壁方向への厚みは第2垂直面40よりも薄く設定され
る。第3垂直面44の下方には、段部46を介して第4
垂直面48が形成される。前述した水切り部38は、第
4垂直面48の下部に形成される。
【0011】また、幕板10の第2垂直面40の裏面に
はリブ50が形成され、テーパ面42の終端裏面にもリ
ブ52が形成される。リブ50、52は、幕板10の長
手方向に沿って幕板10と一体に形成されている。これ
らのリブ50、52は、幕板10の強度を確保するため
のものである。また、リブ50と対応する幕板10の第
2垂直面40には溝54が形成されている。この溝54
は、幕板10の成形による「ひけ」が原因となる外観不
良の発生を防止するものである。
【0012】前記幕板10の施工方法は、水平の墨出し
をした所定の外壁面14に、例えば長さが1.5mのベ
ース材12を図4に示すように、1.5mの間隔をあけ
て配置したのち、釘56、56…(図3参照)によって
外壁面14に固定する。このベース材12に向けて、3
mの幕板10を押し込んで、ベース材12の上部係合爪
22に幕板10の係合爪26を係合させ、ベース14の
下部係合爪24に幕板10の係合爪28を係合させて、
幕板10の両端をベース材12、12で保持させる。そ
して、幕板10とベース材12との係合上部にシーラン
ト58(図1参照)を充填して、幕板10とベース材1
2との係合上部からの水侵入を防止する。これにより、
幕板10の取り付けが終了する。
【0013】このように取り付けられた幕板10によれ
ば、幕板10の上方から、幕板10の上面30及び第1
垂直面32を介して流れてきた雨水は、上部水切り部3
4によって幕板10から水切りされる。これにより、幕
板10の表面に形成された意匠面には雨筋汚れが付かな
い。また、上部水切り部18から下方の幕板意匠面(第
2垂直面40、テーパ面42、第3垂直部44、段部4
6及び第4垂直面48)に沿って流れてきた雨水は、下
部水切り部38によって幕板10から水切りされる。こ
れにより、幕板10から下方の外壁面14には雨筋汚れ
が付かない。
【0014】前記水切り部34、38の水切り角度θ
は、できるだけ小さいほど良いが、成形性や成形品の欠
け等の強度面の観点から45°〜85°の範囲が好まし
い。また、本実施の形態では図4に示すように、幕板1
0に対してベース材12を半分の長さに形成し、そし
て、ベース材12を幕板10、10同士のジョイント部
に配置して、隣接する複数の幕板10、10…の端部同
士を、共通のベース材12に係合させている。このよう
に幕板10、10…を施工すれば、幕板10のジョイン
ト部(両端部)が簡単にしかも変形のない連続的な面と
なるので、良好な外観を得ることができる。
【0015】更に、本実施の形態の前記幕板10は、繊
維強化塩化ビニル系組成物を押し出し成形して形成され
ている。詳しくは、塩化ビニル系重合体、塩化ビニル系
重合体と混和性である重合体連鎖と塩化ビニル系重合体
と非混和性である重合体連鎖とから構成される共重合
体、及び繊維質を含む組成物で、線膨張係数が4×10
-5°C以下、曲げ弾性率が500kg/mm2 以上であ
る組成物である。この組成物で幕板10を成形すると、
温度変化による伸縮が大幅に小さくなるので耐久性、施
工性が向上し、かつ幕板10の大型化が可能となる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る幕板に
よれば、幕板の表面の上部及び下部の双方に水切り部を
形成したので、幕板意匠面や幕板以下の外壁に雨筋汚れ
が付かない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る幕板の縦断面図
【図2】本実施の形態に係る幕板の斜視図
【図3】ベーズ材の実施の形態を示す斜視図
【図4】幕板の取り付け状態を示す正面図
【符号の説明】
10…幕板 12…ベース材 14…外壁面 22、24…ベース材側の係合爪 26、28…幕板側の係合爪 34、38…水切り部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年9月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】更に、本実施の形態の前記幕板10は、繊
維強化塩化ビニル系組成物を押し出し成形して形成され
ている。詳しくは、塩化ビニル系重合体、塩化ビニル系
重合体と混和性である重合体連鎖と塩化ビニル系重合体
と非混和性である重合体連鎖とから構成される共重合
体、及び繊維質を含む組成物で、線膨張係数が4×10
-5/°C以下、曲げ弾性率が500kg/mm2 以上で
ある組成物である。この組成物で幕板10を成形する
と、温度変化による伸縮が大幅に小さくなるので耐久
性、施工性が向上し、かつ幕板10の大型化が可能とな
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外壁に取り付けられるベース材の係合部
    に、その裏面に形成された係合部を係合させることによ
    り、該ベース材を介して外壁に取り付けられる幕板にお
    いて、 前記幕板の表面の上部及び下部には水切り部が形成され
    ていることを特徴とする幕板。
  2. 【請求項2】前記幕板は、塩化ビニル系重合体、該塩化
    ビニル系重合体と混和性である重合体連鎖と塩化ビニル
    系重合体と非混和性である重合体連鎖とから構成される
    共重合体、及び繊維質を含む組成物で、線膨張係数が4
    ×10-5°C以下、曲げ弾性率が500kg/mm2
    上である組成物で成形されていることを特徴とする請求
    項1記載の幕板。
JP25064196A 1996-09-20 1996-09-20 幕 板 Pending JPH1096319A (ja)

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JP25064196A JPH1096319A (ja) 1996-09-20 1996-09-20 幕 板

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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