JPH1096302A - 穴開き防水シートとその防水工法 - Google Patents

穴開き防水シートとその防水工法

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JPH1096302A
JPH1096302A JP28576596A JP28576596A JPH1096302A JP H1096302 A JPH1096302 A JP H1096302A JP 28576596 A JP28576596 A JP 28576596A JP 28576596 A JP28576596 A JP 28576596A JP H1096302 A JPH1096302 A JP H1096302A
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JP
Japan
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waterproof sheet
perforated
waterproof
sheet
waterproofing
Prior art date
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Pending
Application number
JP28576596A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Minagawa
光雄 皆川
Osamu Minagawa
治 皆川
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RIBOOLE KK
Original Assignee
RIBOOLE KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】防水性の向上と材料や作業コストの低減を図
り、現場作業を簡略化することができる穴開き防水シー
ト及びその固定方法を提供することを目的とする。 【構成】防水シートに所定間隔で1〜10mmの穴を開
けた穴開き防水シートを用いて、これを防水施工面に敷
設し防水シートの穴の部分に接着剤を塗布して接着剤を
穴の部分から流し込み防水シートの穴部分周辺のみを防
水施工下地面に点接合させ、しかる後穴開き防水シート
面に防水材を塗布する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建造物の屋根、屋上、バ
ルコニー、床等に使用する防水シートとその防水工法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来建造物の屋根、屋上、バルコニー、
床等の下地の防水施工面に室内への雨水の浸入を防止す
るために防水シートが敷設されている。
【0003】このような防水シートを用いる場合、防水
シートを防水施工面に直接鋲やタッカー等の固定手段に
より下地に打ち付けて敷設固定したり、防水シートの下
面に接着剤により張り合わせて敷設固定していた。
【0004】しかし鋲やタッカー等の固定手段を用いて
防水シートを固定した場合、固定手段が外方に露出し、
さらに下地にまで固定手段が達していることと相俟って
鋲やタッカーの穿孔から雨水が浸入し、雨漏りを起こす
ことがあった。
【0005】又防水シートの裏面全体を接着剤によって
貼着するのは施工現場における接着剤塗布作業に熟練を
要し、しかも手間がかかりコストアップの要因となる。
【0006】防水シートの裏面全体を防水施工面に接着
剤で貼着した場合防水施工面で例えばコンクリート等に
亀裂が生じた場合防水シートさらにその上に施工されて
いる防水層にも亀裂が入り雨水の浸入を生ずることにな
る。
【0007】シート防水工法においても防水シートの全
面接着工法の他に部分接着する点張り工法、その他防水
層の末端部のみを下地に接着する浮し張り工法、絶縁工
法などがあるが、いずれも現場施工に手間がかかりコス
トダウンを図ることはできなかった。
【0008】アスファルト防水シートに穴開きの防水シ
ートがあるが、この目的は空気を抜くいわゆる脱気を目
的とした穴である。アスファルト防水工法は厚塗りにす
るため空気のたまりができ易くアスファルト防水層のふ
くれや劣化の大きな原因となる。コンクリート等下地の
亀裂はアスファルト防水層へも亀裂を生じさせることに
なる。従って空気を抜くための脱気の穴を必要とするの
であり、本発明の目的とは全く異なるのである。本発明
の場合は逆に空気が入っていてもよい防水工法である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる事情に
鑑みなされたもので、防水性の向上と材料や作業コスト
の低減を図り、現場作業を簡略化することができる穴開
き防水シート及びその固定方法と防水工法を提供するこ
とを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】その目的を達成するため
防水シートに所定間隔で1〜10mmの穴を開けた穴開
き防水シートを作製し、これを防水施工面に敷設し防水
シートの穴の部分に接着剤を塗布して接着剤を穴の部分
から流し込み防水シートの穴部分周辺のみを防水施工下
地面に点接合させ、しかる後穴開き防水シート面に防水
材を塗布する防水工法である。
【0011】
【作用】本発明による穴開き防水シート及びその防水工
法によると、防水施工面に亀裂が入っても防水シートは
その亀裂部分周辺の点接合箇所が剥離するのみで防水シ
ート自身には損傷を生じない。穴開き防水シートを防水
施工面に敷設して、穴開き防水シートの穴都分に接着剤
を塗布し、穴部分周辺を下地に接着させる点接合をする
からである。この穴開き防水シートの上面を塗膜防水材
で防水施工することによって容易且つ確実に防水施工を
行なうことができるのである。
【0012】穴開き防水シートの防水シートは、ゴム入
アスファルト、塩化ビニール、ポリエチレン・酢酸ビニ
ル共重合体、合成ゴム、ネオプレン、ポリイソブチレ
ン、アクリル等、あるいはこれらを複合したもの、合成
繊維シートや不繊布等を積層したもの、無機繊維による
不燃シートなど各種の防水シートを使用することができ
る。特に塩化ビニールやポリエチレン等と不繊布等を積
層した防水シートが好適に使用される。穴開き防水シー
トは高い耐水分透過性を有し、施工場所の形状に容易に
追従できる柔軟性、防水シートを接合する場合の接合性
などを有しているものである。
【0013】防水シート面に開ける穴の大きさは1〜1
0mmの範囲である。1mm以下では接着剤が充分流れ
込まず防水施工面との接着接合が不充分で容易に剥離し
てしまい、10mm以上の大きな穴では穴周辺の接着力
が大きくなり防水シートの部分伸張力が強くなり均一に
防水シートを貼着することができなくなる。
【0014】防水シート面に開ける穴の間隔は、穴の大
きさ、防水シートの材質によって決定しなければならな
いが、50〜300mmの範囲が好適である。50mm
以下ではあまり間隔がせますぎて施工にも手間がかか
る。300mm以上ではあまり間隔が大きすぎて点接合
の効果が減少するからである。
【0015】穴開き防水シートを防水施工面に敷設し
て、穴の部分に塗布する接着剤は、穴開き防水シートの
材質等により決定されるが、エマルジョン型酢酸ビニル
樹脂系、エマルジョン型ビニル共重合体系、ラテックス
型ゴム系、ラテックス型エポキシ変性ゴム系、エポキシ
樹脂系、ウレタン系等が使用できる。
【0016】穴開き防水シートの上面に防水施工する塗
膜防水材は、アクリル系、ウレタン系、エチレン酢酸ビ
ニル共重合体系、クロロプレン系などが使用される。
【0017】
【実施例】以下本発明の実施例を説明する。
【0018】実施例 合成樹脂製の不繊布シートの上面
にポリエチレンフィルムを下面にポリエチレン製テープ
を織ったものをそれぞれ張り合わせて強化した防水シー
ト(商品名「タイベック」旭・デュポン・フラッシュパ
ン・プロダクツ社製)の面に縦横各150mm間隔に5
mmの穴を開けた穴開き防水シートを作製した。
【0019】下地コンクリート仕上面に穴開き防水シー
トを敷設して、穴の部分にエポキシ樹脂系接着剤(商品
名「タイルメントEP−900」タイルメント社製)を
塗布して穴開き防水シートの穴周辺部分を下地コンクリ
ート仕上面に接着接合した。
【0020】穴開き防水シートの上面をエマルジョン型
アクリル系塗膜防水材(商品名「リボールマイティ」東
洋エクステリア社製)を塗布し防水施工を行なった。し
かる後下地コンクリート仕上面全面に人工的な幅1mm
の亀裂を生じさせたが、亀裂周辺の穴開き防水シート穴
接合部分3ヶ所が剥離したのみで防水シートには全く損
傷は見られず防水層にも異常は生じなかった。
【0021】
【発明の効果】以上の如く本発明にかかる穴開き防水シ
ート防水工法は現場作業を大幅に簡略化することがで
き、材料や作業コストの低減を図り且つ防水性、施工下
地面との追従性を向上させることができたのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】穴開き防水シート
【図2】穴開き防水シート防水施工断面図
【符号の説明】
1.穴開き防水シート 2.塗膜防水材 3.接着剤 4.穴 5.防水下地

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項 1】 所定間隔で1〜10mmの穴を開けた
    穴開き防水シートを用いることを特徴とする穴開き防水
    シートとその防水工法。
  2. 【請求項 2】 防水施工面に穴開き防水シートを敷設
    し防水シートの穴の部分に接着剤を塗布して穴部分から
    接着剤を流し込み防水シートの穴部分周辺のみ防水施工
    面に点接合し、しかる後穴開き防水シート面に防水材を
    塗布することを特徴とする請求項1記載の穴開き防水シ
    ートとその防水工法。
JP28576596A 1996-09-24 1996-09-24 穴開き防水シートとその防水工法 Pending JPH1096302A (ja)

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JP28576596A JPH1096302A (ja) 1996-09-24 1996-09-24 穴開き防水シートとその防水工法

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JPH1096302A true JPH1096302A (ja) 1998-04-14

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