JPH1096027A - 耐候性に優れ、靭性の良好な溶接構造用鋼の製造方法 - Google Patents

耐候性に優れ、靭性の良好な溶接構造用鋼の製造方法

Info

Publication number
JPH1096027A
JPH1096027A JP11688497A JP11688497A JPH1096027A JP H1096027 A JPH1096027 A JP H1096027A JP 11688497 A JP11688497 A JP 11688497A JP 11688497 A JP11688497 A JP 11688497A JP H1096027 A JPH1096027 A JP H1096027A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
less
steel
hot rolling
ceq
toughness
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11688497A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihaya Tanaka
賢逸 田中
Toshiya Nishimura
俊弥 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
Priority to JP11688497A priority Critical patent/JPH1096027A/ja
Publication of JPH1096027A publication Critical patent/JPH1096027A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heat Treatment Of Steel (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】、塩分、とくに0.05mdd以上10mdd
未満の塩分が飛来する環境において高い耐候性と溶接性
を有し、かつ靭性の良好な溶接構造用鋼の製造方法を提
供すること。 【解決手段】重量%で、C:0.15%以下、Si:
0.7%以下、Mn:0.1〜2%、P:0.03〜
0.15%、S:0.02%以下、Al:0.01〜
0.1%、Cr:0.1%以下、Ni:0.4〜4%、
Cu:0.4%以下、Mo:0.1〜4%を含有する鋼
に対し、950℃以下における累積圧下率20%以上の
熱間圧延を施し、かつ熱間圧延を750〜900℃の温
度範囲で終了し、溶接構造用鋼を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、海岸地域に建設さ
れる橋梁や鉄塔などの塩水が関与した腐食環境で用いら
れる溶接構造物に適した、高耐食性かつ高溶接性で靭性
の良好な低合金鋼からなる溶接構造用鋼の製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】橋梁などの鋼構造物は、その実用期間が
数十年にも及ぶため、厳重な塗装を施すなどの防食処置
をとる必要がある。塗装は非常に効果の高い防食手段で
あるが、大気暴露環境においては劣化が著しいため、定
期的な補修を必要とする。
【0003】しかし、特に近年は人件費の高騰や塗装工
の減少などにより、その補修が困難になるという問題が
生じている。この問題を回避するため、橋梁などの鋼構
造物に耐候性鋼が適用される例が増加している。
【0004】耐候性鋼は、大気暴露環境において、銅、
りん、クロムなどの有効元素が富化した防食性の高い安
定錆が表面を覆うことにより、著しく腐食の進展が遅く
なる性質を有するものである。その著しい耐候性の高さ
のため、耐候性鋼を使用した橋梁は、しばしば無塗装の
まま数十年間の使用に耐えることが知られている。
【0005】しかし、海岸地域のように塩分が比較的に
多い環境では、耐候性鋼の錆は安定化しにくく、実用的
な耐食性が得難いことが知られている。このような環境
下で実用に耐える鋼材を製造するため、銅、りん、クロ
ム、タングステンなどの有効元素を多量に添加するなど
の方法が、例えば特公昭51−28048号、特公昭5
7−10941号、特開平3−158436号、特開平
4−6245号の各公報に開示されている。
【0006】ところで、近年、耐候性鋼を日本国内の各
所に暴露試験した結果が、建設省により公表された。こ
の試験結果から、建設省は、耐候性鋼を無塗装で使用す
ることが可能な地域として、飛来する塩分量が0.05
mdd未満の地域に限るという指針を提示している。す
なわち、飛来塩分量が0.05mdd以上の地域におい
ては、上記公報に開示された技術によっても、飛来塩分
量が0.05mdd以上の地域において、従来製造され
てきた耐候性鋼は、無塗装で使用するのに十分な耐候性
を有していない。
【0007】海岸地域における耐候性を改善した鋼の製
造技術としては、特開平7−207340号公報、特開
平4−207340号公報に開示されたものがある。こ
の技術によれば、クロムやニッケルなどの元素を多量に
添加することにより、塩分が比較的に多い環境における
鋼の耐候性を改善している。
【0008】しかし、クロムを多量に含有する鋼は、低
温割れなどの溶接欠陥が生じやすく、予熱を実施するな
どの溶接欠陥を防止する処置が必要である。橋梁などの
屋外構造物の場合、予熱や溶接欠陥の検査などの現場作
業は困難であり、建設コストが増加するなどの弊害が生
じる。また、ニッケルを多量に含有する鋼は、焼入れ性
が不十分なものとなり、通常の熱間圧延によっては、ベ
イナイト組織が析出し、靭性が不十分なものとなる。す
なわち、これらの技術では、実用的な溶接性と靭性を有
する鋼を製造することが困難である。
【0009】すなわち、従来の技術によっては、飛来塩
分量が0.05mdd以上の地域において、実用的な耐
候性と溶接性を有し、靭性の良好な溶接構造用鋼を製造
することは実質的に不可能であった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる事情に
鑑みててなされたものであって、0.05mdd以上1
0mdd未満の塩分が飛来する環境において高い耐候性
と溶接性を有し、かつ靭性の良好な溶接構造用鋼の製造
方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋼材の成分組成について鋭意検討した。そ
の結果、Moを適当な量のNi、Cuとともに添加する
ことにより、鋼材の耐候性を著しく向上し得ること、お
よびMoの量を限定し、かつCrを極力減ずることによ
り、溶接割れ感受性を実用的な範囲に維持することがで
きると、さらにはMn、NiおよびMoの量を特定の範
囲に規定し、熱間圧延を適当な温度で終了することによ
り、鋼材に良好な靭性を付与し得るとの知見を得、これ
により高い耐候性と溶接性を両立し、かつ靭性の良好な
鋼材の製造が可能であることを見出した。
【0012】本発明はこのような見知に基づいてなされ
たものであり、第1に、重量%で、C:0.15%以
下、Si:0.7%以下、Mn:0.1〜2%、P:
0.03〜0.15%、S:0.02%以下、Al:
0.01〜0.1%、Cr:0.1%以下、Ni:0.
4〜4%、Cu:0.4%以下、Mo:0.1〜4%を
含有する鋼に対し、950℃以下における累積圧下率2
0%以上の熱間圧延を施し、かつ熱間圧延を750〜9
00℃の温度範囲で終了することを特徴とする、耐候性
に優れ、靭性の良好な溶接構造用鋼の製造方法を提供す
る。
【0013】第2に、重量%で、C:0.15%以下、
Si:0.7%以下、Mn:0.1〜2%、P:0.0
3〜0.15%、S:0.02%以下、Al:0.01
〜0.1%、Cr:0.1%以下、Ni:0.4〜4
%、Cu:0.4%以下、Mo:0.1〜4%を含有
し、Ni、CuおよびMoが、Ni+3Mo≧1.2%
を満たし、かつ以下に示す炭素当量Ceqが0.4%以
下、溶接割れ感受性指数Pcmが0.2%以下である鋼
に対し、950℃以下における累積圧下率20%以上の
熱間圧延を施し、かつ熱間圧延を750〜900℃の温
度範囲で終了することを特徴とする、耐候性に優れ、靭
性の良好な溶接構造用鋼の製造方法を提供する。 第3
に、重量%で、C:0.15%以下、Si:0.7%以
下、Mn:0.2〜1.5%、P:0.03〜0.15
%、S:0.02%以下、Al:0.01〜0.1%、
Cr:0.1%以下、Ni:0.4〜4%、Cu:0.
4%以下、Mo:0.1〜1.5%を含有し、Ni、M
nおよびMoが、Ni+3Mo≧1.2%、Mn×Mo
≦0.4%を満たし、かつ以下に示す炭素当量Ceqが
0.4%以下、溶接割れ感受性指数Pcmが0.2%以
下である鋼に対し、950℃以下における累積圧下率2
0%以上の熱間圧延を施し、かつ熱間圧延を750〜9
00℃の温度範囲で終了することを特徴とする、耐候性
に優れ、靭性の良好な溶接構造用鋼の製造方法を提供す
る。
【0014】第4に、C:0.15%以下、Si:0.
7%以下、Mn:0.1〜2%、P:0.03〜0.1
5%、S:0.02%以下、Al:0.01〜0.1
%、Cr:0.1%以下、Ni:0.4〜4%、Cu:
0.4%以下、Mo:0.1〜4%を含有し、さらにT
i:0.005〜0.1%、V:0.005〜0.1
%、Nb:0.005〜0.1%、B:0.0003〜
0.001%の1種または2種以上を含有する鋼に対
し、950℃以下における累積圧下率20%以上の熱間
圧延を施し、かつ熱間圧延を750〜900℃の温度範
囲で終了することを特徴とする、耐候性に優れ、靭性の
良好な溶接構造用鋼の製造方法を提供する。
【0015】第5に、重量%で、C:0.15%以下、
Si:0.7%以下、Mn:0.1〜2%、P:0.0
3〜0.15%、S:0.02%以下、Al:0.01
〜0.1%、Cr:0.1%以下、Ni:0.4〜4
%、Cu:0.4%以下、Mo:0.1〜4%を含有
し、さらにTi:0.005〜0.1%、V:0.00
5〜0.1%、Nb:0.005〜0.1%、B:0.
0003〜0.001%の1種または2種以上を含有
し、NiおよびMoが、Ni+3Mo≧1.2%を満た
し、かつ以下に示す炭素当量Ceqが0.4%以下、溶
接割れ感受性指数Pcmが0.2%以下である鋼に対
し、950℃以下における累積圧下率20%以上の熱間
圧延を施し、かつ熱間圧延を750〜900℃の温度範
囲で終了することを特徴とする、耐候性に優れ、靭性の
良好な溶接構造用鋼の製造方法を提供する。 第6に、
重量%で、C:0.15%以下、Si:0.7%以下、
Mn:0.2〜1.5%、P:0.03〜0.15%、
S:0.02%以下、Al:0.01〜0.1%、C
r:0.1%以下、Ni:0.4〜4%、Cu:0.4
%以下、Mo:0.1〜1.5%を含有し、さらにT
i:0.005〜0.1%、V:0.005〜0.1
%、Nb:0.005〜0.1%、B:0.0003〜
0.001%の1種または2種以上を含有し、Ni、M
nおよびMoが、Ni+3Mo≧1.2%、Mn×Mo
≦0.4%を満たし、かつ以下に示す炭素当量Ceqが
0.4%以下、溶接割れ感受性指数Pcmが0.2%以
下である鋼に対し、950℃以下における累積圧下率2
0%以上の熱間圧延を施し、かつ熱間圧延を750〜9
00℃の温度範囲で終了することを特徴とする、耐候性
に優れ、靭性の良好な溶接構造用鋼の製造方法を提供す
る。
【0016】第7に、重量%で、C:0.15%以下、
Si:0.7%以下、Mn:0.1〜2.0%、P:
0.03〜0.15%、S:0.02%以下、Al:
0.01〜0.1%、Cr:0.1%以下、Ni:0.
4〜4%、Cu:0.4%以下、Mo:0.1〜4%、
Nb:0.005〜0.05%を含有し、NiおよびM
oが、Ni+3Mo≧1.2%を満たし、かつ以下に示
す炭素当量Ceqが0.4%以下、溶接割れ感受性指数
Pcmが0.2%以下である鋼に対し、950℃以下に
おける累積圧下率20%以上の熱間圧延を施し、かつ熱
間圧延を750〜900℃の温度範囲で終了することを
特徴とする、耐候性に優れ、靭性の良好な溶接構造用鋼
の製造方法を提供する。
【0017】第8に、重量%で、C:0.15%以下、
Si:0.7%以下、Mn:0.2〜1.5%、P:
0.03〜0.15%、S:0.02%以下、Al:
0.01〜0.1%、Cr:0.1%以下、Ni:0.
4〜4%、Cu:0.4%以下、Mo:0.1〜1.5
%、Nb:0.005〜0.05%を含有し、Ni、M
nおよびMoが、Ni+3Mo≧1.2%、Mn×Mo
≦0.4%を満たし、かつ以下に示す炭素当量Ceqが
0.4%以下、溶接割れ感受性指数Pcmが0.2%以
下である鋼に対し、950℃以下における累積圧下率2
0%以上の熱間圧延を施し、かつ熱間圧延を750〜9
00℃の温度範囲で終了することを特徴とする、耐候性
に優れ、靭性の良好な溶接構造用鋼の製造方法を提供す
る。 Ceq=C+(Si/24)+(Mn/6)+(Cr/5)+(Ni/40)+(Mo/4)+(V/14) Pcm=C+(Si/30)+(Mn/20)+(Cu/20)+(Ni/60)+(Cr/20)+(Mo
/15)+(V/10)+5B
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。本発明に係る鋼としては、(1)重量%
で、C:0.15%以下、Si:0.7%以下、Mn:
0.1〜2%、P:0.03〜0.15%、S:0.0
2%以下、Al:0.01〜0.1%、Cr:0.1%
以下、Ni:0.4〜4%、Cu:0.4%以下、M
o:0.1〜4%を基本組成とするもの、(2)重量%
で、C:0.15%以下、Si:0.7%以下、Mn:
0.1〜2%、P:0.03〜0.15%、S:0.0
2%以下、Al:0.01〜0.1%、Cr:0.1%
以下、Ni:0.4〜4%、Cu:0.4%以下、M
o:0.1〜4%、Nb:0.005〜0.05%を基
本組成とするもの、の2つが挙げられる。
【0019】以下、本発明で成分組成を上記範囲に限定
した理由について説明する。 (a)組成(1)について C: Cは所定の強度を確保するために添加するが、
0.15%を超えると溶接性および靭性が劣化する。し
たがって、その上限を0.15%とする。
【0020】Si: Siは製鋼時の脱酸剤および強度
向上元素として添加するが、過剰に添加すると靭性が著
しく低下する。したがって、その上限を0.7%以下と
する。
【0021】Mn: Mnは所定の強度を確保するため
に0.1%以上添加する。しかし、2%を超えて過剰に
添加するとベイナイト組織が生じやすくなり、機械的特
性、特に靭性が劣化する。したがってMn量を0.1〜
2%の範囲とする。靭性を向上させる観点からは、0.
2〜1.5%の範囲が好ましい。
【0022】P: Pは本発明において重要な元素であ
り、鋼の強度を向上させる作用があるとともに、耐食性
を向上させる効果がある。しかし、0.03%未満の添
加では耐食性の向上に効果がなく、0.15%を超える
と溶接性が劣化する。したがって、P量を0.03〜
0.15%の範囲とする。
【0023】S: Sは耐食性に有害な元素であるの
で、0.02%以下とする。 Al: Alは製鋼時の脱酸剤として0.01%以上添
加するが、過剰に添加すると腐食の起点となる介在物が
生じやすくなるので0.1%以下とする必要がある。し
たがって、Al量を0.01〜0.1%とする。
【0024】Cr: Crは、塩分の多い環境において
は孔あき腐食を助長する効果がある。また、溶接性を著
しく劣化させる。そのため、Cr量を0.1%以下とす
る。 Ni: Niはこの発明において重要な元素であり、M
oとの共存により塩分の多い環境における耐食性を向上
させる効果がある。しかし、0.4%未満の添加では効
果がなく、4%を超えると経済性の点で不利である。し
たがって、Ni量を0.4〜4%とする。
【0025】Cu: Cuは耐食性を向上させる効果が
あるため、必要量添加する。しかし、0.4%を超える
と効果が飽和し、かつ経済性の点で不利である。したが
って、Cu量を0.4%以下とする。
【0026】Mo: Moもまたこの発明において重要
な元素であり、Niとの共存により塩分の多い環境にお
ける耐食性を向上させる効果がある。しかし、0.1%
未満の添加では効果がなく、4%を超える添加では経済
性の点で不利である。したがって、Mo量を0.1〜4
%の範囲とする。靭性を向上させる観点からは、0.1
〜1.5%の範囲が好ましい。
【0027】組成(1)については、上記基本成分の
他、選択成分としてTi、V、Nb、Bの1種または2
種以上を含有してもよい。 Ti: Tiは圧延前加熱時のオーステナイト粒を微細
化することにより、鋼の強度を向上させ、あわせて靭性
を向上させるので、必要に応じて添加する。しかし、そ
の量が0.005%未満では効果がなく、0.1%を超
えると経済性の点で不利であるので、0.005〜0.
1%の範囲とする。
【0028】V: Vは焼戻し処理における析出強化を
利用して鋼を強化するために、必要に応じて添加する。
しかし、その量が0.005%未満では効果がなく、
0.1%を超えると経済性の点で不利であるので、0.
005〜0.1%の範囲とする。
【0029】Nb: Nbは圧延前加熱時のオーステナ
イト粒を微細化することにより、鋼の強度を向上させ、
あわせて靭性を向上させるので、必要に応じて添加す
る。しかし、その量が0.005%未満では効果がな
く、0.1%を超えると経済性の点で不利であるので、
0.005〜0.1%の範囲とする。
【0030】B: Bは粒界を強化する作用があり、耐
二次加工割れ性を改善するので、必要に応じて添加す
る。しかし、その量が0.0003%未満では効果がな
く、0.001%を超えると効果が飽和するので、0.
0003〜0.001%の範囲とする。
【0031】(b)組成(2)について 組成(2)は、上記組成(1)のに加え、Nbをも基本
成分とするものである。Nbは、上述したように圧延前
加熱時のオーステナイト粒を微細化することにより、強
度を向上させ、かつ靭性を向上させるために添加するも
のであるが、0.005%未満ではその効果がなく、
0.05%を超えてもその効果が飽和するので、0.0
05〜0.05%の範囲とする。
【0032】以上のように、本発明の特徴はCrを積極
的には添加しないことにある。Crは、塩分の少ない環
境においては、鋼の耐食性を向上させる効果を有するた
め、従来製造されてきた耐候性鋼には、Crが積極的に
添加されてきた。しかし、本発明者らの検討結果による
と、Crは塩分の多い環境においてはむしろ孔あき腐食
を助長する作用があることが判明した。また、Crは上
述したように溶接性を著しく劣化させる元素である。し
たがって、上述したように、Cr量は0.1%以下に規
定するが、上記趣旨からするとできるだけその含有量を
減ずることが好ましい。
【0033】本発明のもうひとつの特徴は、Moを適当
な量のNiとともに添加することにより、著しく耐食性
を改善したことにある。NiおよびMoの耐食性に与え
る効果の詳細は必ずしも明らかではないが、以下のよう
に考えられる。すなわち、Moは錆の凋密性を高め、水
分や塩分といった腐食因子が鋼表面に接触するのを妨げ
る効果があると考えられる。その一方、Moは錆を脆く
する性質があり、クラックなどの欠陥が生じやすくな
る。Niは割れやすい錆の性質を改善し、クラックなど
の欠陥を生じにくくする性質がある。これらNiならび
にMoの2つの異なる性質による相乗効果が発揮される
ため、適当な量のMoを適当な量のNiとともに添加す
ることにより、耐食性が著しく改善するものと考えられ
る。耐食性の観点からは、Moは0.1%以上のNi、
Cuとともに添加すると効果が現れ、その効果はNi+
3Mo≧1.2%で好ましいものとなる。
【0034】また、さらに、Mnが0.2〜1.5%か
つMoが0.1〜1.5%で、Mn×Mo≦0.4%を
満たすことにより、下記の製造条件と組み合わせた場
合、特に特に優れた母材靭性を得ることができる。
【0035】さらに、溶接性を実用水準とするために
は、炭素当量Ceqおよび溶接割れ感受性指数Pcmを
考慮することが好ましく、CeqおよびPcmをそれぞ
れ0.4%以下および0.2%以下とすることが好まし
い。
【0036】本発明のさらなる特徴は、熱間圧延を適当
な温度で終了することにより、実用的な靭性を確保する
ことである。NiおよびMoの添加は、鋼の焼入れ性を
著しく高めるため、通常の熱間圧延によっては、ベイナ
イト組織が析出し、靭性が不十分なものとなる。本発明
ではNiおよびMoを添加した鋼が有するこのような欠
点を克服するため、950℃以下における累積圧下率2
0%以上の熱間圧延を行い、熱間圧延終了温度を750
〜900℃と比較的低温に制御することとした。これに
より、パーライト組織の析出を促進し、かつ組織を微細
化し、良好な靭性を実現したものである。なお、本発明
では、転炉または電気炉で溶製し、次いで連続鋳造また
は造塊→分塊法によってスラブとした後、上記条件で圧
延して鋼板または形鋼とする。
【0037】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。表
1に示す成分組成の鋼塊を溶製し、1200℃に加熱し
て熱間圧延を開始し、950℃以下で30%の累積圧下
率にて850℃で圧延を終了し、厚さ25mmの鋼板と
した。圧延終了後は室温まで空冷した。得られた鋼板
は、JIS斜めy型溶接割れ試験および図2に示す複合
サイクル腐食試験を実施した。図1は、複合サイクル腐
食試験による供試材の最大孔あき深さの値を、溶接割れ
防止予熱温度とともに示したものである。比較鋼101
〜132,134〜136,139,140,143〜
166,168,169は、最大孔あき深さが0.4m
mを越え、耐食性が劣る。比較鋼133,137,13
8,141,142,169,170は、最大孔あき深
さが比較的に小さく、耐食性が優れるが、溶接割れ防止
予熱温度がそれぞれ70℃、100℃、150℃、10
0℃、150℃、70℃、100℃であり、溶接性が良
好でない。一方、発明鋼1〜3,5〜7,9〜11,1
3,14,17,18,21〜64は、最大孔あき深さ
が0.40mm以下であり、溶接割れ防止予熱温度は、
室温と耐食性および溶接性がともに良好である。発明鋼
4,8,12,16,19,20,53,54,57,
62〜86は、溶接割れの防止のための予熱温度が50
℃または70℃であるが、比較鋼で同等の溶接性を有す
る105,114,122,123,132〜142,
169よりも、耐食性が著しく優れている。
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】
【0040】
【表3】
【0041】
【表4】
【0042】
【表5】
【0043】次に、供試鋼の化学組成および圧延条件と
靭性との関係を調査した。表6にはその際の圧延条件と
シャルピー遷移温度vTrs、vTreの値を示す。表
6のG-0-0 〜G-5-3 では化学組成を発明鋼Gと同一と
し、圧延条件が靭性に与える影響を調査したものであ
る。また、G-4-2 およびH〜V、q〜uは、圧延条件を
一定とし、成分組成が靭性に与える影響を調査したもの
である。なお、靭性はシャルピー遷移温度で評価した。
【0044】
【表6】
【0045】表6に示すように、仕上げ圧延温度が90
0℃を超えるG-0-0 からG-2-2 までは、vTreが0℃
以上であり、靭性が十分ではなかった。また、仕上げ圧
延温度が900℃以下であっても950℃以下における
累積圧下率が20%未満であるG-3-1 、G-4-1 、G-5-1
についても、vTreが0℃以上であり、靭性が十分で
はなかった。これに対して、仕上げ圧延温度が900℃
以下であり、950℃以下の累積圧下率が20%を超え
るG-3-2 、G-4-2 、G-4-3 、G-5-2 、G-5-3 は、いずれ
もvTreが−30℃以下であり、靭性が優れているこ
とが確認された。
【0046】また、比較鋼q〜uは、いずれもvTre
が0℃を越え、靭性が十分ではなかった。これに対し、
発明鋼のG〜I,L〜Vは、いずれもvTreが0℃以
下であり靭性が優れていることが確認された。
【0047】図3は、発明鋼G〜Rと比較鋼q〜uにつ
いて、MnとMoの添加量が靭性に与える影響を表した
ものであり、図中の数字は、シャルピー遷移温度vTr
eである。この図から、Mnが0.2〜1.5%かつM
oが0.1〜1.5%の範囲において、vTreが0℃
以下であり、特にMn×Mo≦0.4%の範囲では、v
Treが−20℃以下で、特に優れた靭性を有すること
が明確である。
【0048】図4は、複合サイクル腐食試験と暴露腐食
試験による最大孔あき深さである。暴露腐食試験地は銚
子で、試験期間は約1年間、飛来する塩分量は約0.2
5mddである。JIS規格に定める一般構造用鋼SS
400や従来型鋼SMA400に比べ、本発明鋼21は
銚子での暴露試験でも耐食性が優れているのが明らかで
ある。また、この3種の鋼において、複合サイクル腐食
試験と暴露腐食試験で孔あき深さの比はほぼ同じ値であ
り、複合サイクル腐食試験は暴露腐食試験に変わる腐食
試験として妥当なものであることが明らかである。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
0.05mdd以上10mdd未満の塩分が飛来する環
境において、高い耐候性および実用的な溶接性を有し、
靭性にも優れた溶接構造用鋼を経済的に製造することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】複合サイクル腐食試験の試験条件を説明するた
めの図。
【図2】各供試材における斜めy型溶接割れ試験による
割れ防止予熱温度と複合サイクル腐食試験により生じた
最大孔あき深さとの関係を示すグラフ。
【図3】靭性に及ぼすMnおよびMoの影響を示すグラ
フ。
【図4】複合サイクル腐食試験と暴露腐食試験による最
大孔あき深さを示す図。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量%で、C:0.15%以下、Si:
    0.7%以下、Mn:0.1〜2%、P:0.03〜
    0.15%、S:0.02%以下、Al:0.01〜
    0.1%、Cr:0.1%以下、Ni:0.4〜4%、
    Cu:0.4%以下、Mo:0.1〜4%を含有する鋼
    に対し、950℃以下における累積圧下率20%以上の
    熱間圧延を施し、かつ熱間圧延を750〜900℃の温
    度範囲で終了することを特徴とする、耐候性に優れ、靭
    性の良好な溶接構造用鋼の製造方法。
  2. 【請求項2】 重量%で、C:0.15%以下、Si:
    0.7%以下、Mn:0.1〜2%、P:0.03〜
    0.15%、S:0.02%以下、Al:0.01〜
    0.1%、Cr:0.1%以下、Ni:0.4〜4%、
    Cu:0.4%以下、Mo:0.1〜4%を含有し、N
    iおよびMoが、Ni+3Mo≧1.2%を満たし、か
    つ以下に示す炭素当量Ceqが0.4%以下、溶接割れ
    感受性指数Pcmが0.2%以下である鋼に対し、95
    0℃以下における累積圧下率20%以上の熱間圧延を施
    し、かつ熱間圧延を750〜900℃の温度範囲で終了
    することを特徴とする、耐候性に優れ、靭性の良好な溶
    接構造用鋼の製造方法。 Ceq=C+(Si/24)+(Mn/6)+(Cr/5)+(Ni/40)+(Mo/4)+(V/14) Pcm=C+(Si/30)+(Mn/20)+(Cu/20)+(Ni/60)+(Cr/20)+(Mo
    /15)+(V/10)+5B
  3. 【請求項3】 重量%で、C:0.15%以下、Si:
    0.7%以下、Mn:0.2〜1.5%、P:0.03
    〜0.15%、S:0.02%以下、Al:0.01〜
    0.1%、Cr:0.1%以下、Ni:0.4〜4%、
    Cu:0.4%以下、Mo:0.1〜1.5%を含有
    し、Ni、MnおよびMoが、Ni+3Mo≧1.2
    %、Mn×Mo≦0.4%を満たし、かつ以下に示す炭
    素当量Ceqが0.4%以下、溶接割れ感受性指数Pc
    mが0.2%以下である鋼に対し、950℃以下におけ
    る累積圧下率20%以上の熱間圧延を施し、かつ熱間圧
    延を750〜900℃の温度範囲で終了することを特徴
    とする、耐候性に優れ、靭性の良好な溶接構造用鋼の製
    造方法。 Ceq=C+(Si/24)+(Mn/6)+(Cr/5)+(Ni/40)+(Mo/4)+(V/14) Pcm=C+(Si/30)+(Mn/20)+(Cu/20)+(Ni/60)+(Cr/20)+(Mo
    /15)+(V/10)+5B
  4. 【請求項4】 重量%で、C:0.15%以下、Si:
    0.7%以下、Mn:0.1〜2%、P:0.03〜
    0.15%、S:0.02%以下、Al:0.01〜
    0.1%、Cr:0.1%以下、Ni:0.4〜4%、
    Cu:0.4%以下、Mo:0.1〜4%を含有し、さ
    らにTi:0.005〜0.1%、V:0.005〜
    0.1%、Nb:0.005〜0.1%、B:0.00
    03〜0.001%の1種または2種以上を含有する鋼
    に対し、950℃以下における累積圧下率20%以上の
    熱間圧延を施し、かつ熱間圧延を750〜900℃の温
    度範囲で終了することを特徴とする、耐候性に優れ、靭
    性の良好な溶接構造用鋼の製造方法。
  5. 【請求項5】 重量%で、C:0.15%以下、Si:
    0.7%以下、Mn:0.1〜2%、P:0.03〜
    0.15%、S:0.02%以下、Al:0.01〜
    0.1%、Cr:0.1%以下、Ni:0.4〜4%、
    Cu:0.4%以下、Mo:0.1〜4%を含有し、さ
    らにTi:0.005〜0.1%、V:0.005〜
    0.1%、Nb:0.005〜0.1%、B:0.00
    03〜0.001%の1種または2種以上を含有し、N
    iおよびMoが、Ni+3Mo≧1.2%を満たし、か
    つ以下に示す炭素当量Ceqが0.4%以下、溶接割れ
    感受性指数Pcmが0.2%以下である鋼に対し、95
    0℃以下における累積圧下率20%以上の熱間圧延を施
    し、かつ熱間圧延を750〜900℃の温度範囲で終了
    することを特徴とする、耐候性に優れ、靭性の良好な溶
    接構造用鋼の製造方法。 Ceq=C+(Si/24)+(Mn/6)+(Cr/5)+(Ni/40)+(Mo/4)+(V/14) Pcm=C+(Si/30)+(Mn/20)+(Cu/20)+(Ni/60)+(Cr/20)+(Mo
    /15)+(V/10)+5B
  6. 【請求項6】 重量%で、C:0.15%以下、Si:
    0.7%以下、Mn:0.2〜1.5%、P:0.03
    〜0.15%、S:0.02%以下、Al:0.01〜
    0.1%、Cr:0.1%以下、Ni:0.4〜4%、
    Cu:0.4%以下、Mo:0.1〜1.5%を含有
    し、さらにTi:0.005〜0.1%、V:0.00
    5〜0.1%、Nb:0.005〜0.1%、B:0.
    0003〜0.001%の1種または2種以上を含有
    し、Ni、MnおよびMoが、Ni+3Mo≧1.2
    %、Mn×Mo≦0.4%を満たし、かつ以下に示す炭
    素当量Ceqが0.4%以下、溶接割れ感受性指数Pc
    mが0.2%以下である鋼に対し、950℃以下におけ
    る累積圧下率20%以上の熱間圧延を施し、かつ熱間圧
    延を750〜900℃の温度範囲で終了することを特徴
    とする、耐候性に優れ、靭性の良好な溶接構造用鋼の製
    造方法。 Ceq=C+(Si/24)+(Mn/6)+(Cr/5)+(Ni/40)+(Mo/4)+(V/14) Pcm=C+(Si/30)+(Mn/20)+(Cu/20)+(Ni/60)+(Cr/20)+(Mo
    /15)+(V/10)+5B
  7. 【請求項7】 重量%で、C:0.15%以下、Si:
    0.7%以下、Mn:0.1〜2%、P:0.03〜
    0.15%、S:0.02%以下、Al:0.01〜
    0.1%、Cr:0.1%以下、Ni:0.4〜4%、
    Cu:0.4%以下、Mo:0.1〜4%、Nb:0.
    005〜0.05%を含有し、NiおよびMoが、Ni
    +3Mo≧1.2%を満たし、かつ以下に示す炭素当量
    Ceqが0.4%以下、溶接割れ感受性指数Pcmが
    0.2%以下である鋼に対し、950℃以下における累
    積圧下率20%以上の熱間圧延を施し、かつ熱間圧延を
    750〜900℃の温度範囲で終了することを特徴とす
    る、耐候性に優れ、靭性の良好な溶接構造用鋼の製造方
    法。 Ceq=C+(Si/24)+(Mn/6)+(Cr/5)+(Ni/40)+(Mo/4)+(V/14) Pcm=C+(Si/30)+(Mn/20)+(Cu/20)+(Ni/60)+(Cr/20)+(Mo
    /15)+(V/10)+5B
  8. 【請求項8】 重量%で、C:0.15%以下、Si:
    0.7%以下、Mn:0.2〜1.5%、P:0.03
    〜0.15%、S:0.02%以下、Al:0.01〜
    0.1%、Cr:0.1%以下、Ni:0.4〜4%、
    Cu:0.4%以下、Mo:0.1〜1.5%、Nb:
    0.005〜0.05%を含有し、Ni、MnおよびM
    oが、Ni+3Mo≧1.2%、Mn×Mo≦0.4%
    を満たし、かつ以下に示す炭素当量Ceqが0.4%以
    下、溶接割れ感受性指数Pcmが0.2%以下である鋼
    に対し、950℃以下における累積圧下率20%以上の
    熱間圧延を施し、かつ熱間圧延を750〜900℃の温
    度範囲で終了することを特徴とする、耐候性に優れ、靭
    性の良好な溶接構造用鋼の製造方法。 Ceq=C+(Si/24)+(Mn/6)+(Cr/5)+(Ni/40)+(Mo/4)+(V/14) Pcm=C+(Si/30)+(Mn/20)+(Cu/20)+(Ni/60)+(Cr/20)+(Mo
    /15)+(V/10)+5B
JP11688497A 1996-05-07 1997-05-07 耐候性に優れ、靭性の良好な溶接構造用鋼の製造方法 Pending JPH1096027A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11688497A JPH1096027A (ja) 1996-05-07 1997-05-07 耐候性に優れ、靭性の良好な溶接構造用鋼の製造方法

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11262296 1996-05-07
JP8-202096 1996-07-31
JP8-112622 1996-07-31
JP20209696 1996-07-31
JP11688497A JPH1096027A (ja) 1996-05-07 1997-05-07 耐候性に優れ、靭性の良好な溶接構造用鋼の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1096027A true JPH1096027A (ja) 1998-04-14

Family

ID=27312295

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11688497A Pending JPH1096027A (ja) 1996-05-07 1997-05-07 耐候性に優れ、靭性の良好な溶接構造用鋼の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1096027A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999066093A1 (fr) * 1998-06-17 1999-12-23 Kawasaki Steel Corporation Materiau en acier resistant aux intemperies
US6258181B1 (en) 1998-08-05 2001-07-10 Nippon Steel Corporation Structural steel excellent in wear resistance and fatigue resistance property and method of producing the same

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999066093A1 (fr) * 1998-06-17 1999-12-23 Kawasaki Steel Corporation Materiau en acier resistant aux intemperies
AU749066B2 (en) * 1998-06-17 2002-06-20 Kawasaki Steel Corporation Weatherable steel material
KR100501781B1 (ko) * 1998-06-17 2005-07-18 제이에프이 스틸 가부시키가이샤 내후성 강
US6258181B1 (en) 1998-08-05 2001-07-10 Nippon Steel Corporation Structural steel excellent in wear resistance and fatigue resistance property and method of producing the same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4768447B2 (ja) 溶接熱影響部の靭性に優れた耐候性鋼板
JP5446278B2 (ja) 耐候性に優れた構造用鋼材
JPH10251797A (ja) 耐候性に優れた溶接構造用鋼及びその製造方法
JPH1121623A (ja) 耐候性に優れた低降伏比溶接構造用鋼材の製造方法
JP3845366B2 (ja) 溶接熱影響部靭性に優れた耐食鋼
JPH1121622A (ja) 耐候性に優れた低降伏比溶接構造用鋼材の製造方法
JPH1096027A (ja) 耐候性に優れ、靭性の良好な溶接構造用鋼の製造方法
JP3265867B2 (ja) 耐候性に優れた溶接構造用鋼
JP3542209B2 (ja) 耐候性に優れた溶接構造用鋼
JP3846218B2 (ja) 耐候性に優れた構造用鋼
JPH1046285A (ja) 耐候性に優れた鋼及びその製造方法
JP2006161125A (ja) 加工性・溶接熱影響部靭性に優れた高耐食性熱延鋼板およびその製造法
JP4592173B2 (ja) 耐火性に優れたマルテンサイト系ステンレス鋼溶接構造体
JPH111745A (ja) 耐海水腐食性に優れた構造用鋼及びその製造方法
JPH10330880A (ja) 耐海水腐食性に優れた溶接構造用鋼及びその製造方法
JP3694187B2 (ja) 潜弧溶接方法
JP2573109B2 (ja) 耐Znメッキ割れ構造用高張力鋼の製造方法
JP2000001752A (ja) 耐食性および疲労強度に優れた溶接継手
JPH111740A (ja) 耐海水腐食性と溶接性に優れた高靭性鋼及びその製造 方法
JPH101721A (ja) 水中溶接性と靱性に優れた鋼矢板の製造方法
JP2000054067A (ja) 耐候性および耐疲労特性に優れた圧延鋼材およびその製造方法
JP3577890B2 (ja) 耐めっき割れ性に優れた高張力鋼とその製造方法
JPH0987802A (ja) 耐めっき割れ性に優れた高張力鋼板およびその製造方法
JP3303672B2 (ja) 耐溶融亜鉛めっき割れ性に優れた高張力鋼及びその製造方法
JPS62256947A (ja) 溶接性及び低温靭性に優れた調質高燐型耐候性鋼板