JPH1095474A - 粒状体用容器 - Google Patents

粒状体用容器

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JPH1095474A
JPH1095474A JP8269400A JP26940096A JPH1095474A JP H1095474 A JPH1095474 A JP H1095474A JP 8269400 A JP8269400 A JP 8269400A JP 26940096 A JP26940096 A JP 26940096A JP H1095474 A JPH1095474 A JP H1095474A
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Eiichi Miyamoto
栄一 宮本
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D83/00Containers or packages with special means for dispensing contents
    • B65D83/04Containers or packages with special means for dispensing contents for dispensing annular, disc-shaped, or spherical or like small articles, e.g. tablets or pills
    • B65D83/0481Containers or packages with special means for dispensing contents for dispensing annular, disc-shaped, or spherical or like small articles, e.g. tablets or pills the articles passing through a small opening or passage, without additional dispensing devices and without retaining means for the following article

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 所望の数の粒状体をスピーディかつスムーズ
に取り出すことができるとともに、簡単な構成で安価に
製造し得る粒状体用容器を提供する。 【解決手段】 収容室12と捕捉室20とを通路26を
介して連通させ、捕捉室20の底面と通路26の内側面
とを略90°の角度で会接させることにより段差部32
を構成する。容器10を大きく傾けた後で水平程度まで
戻すと、捕捉室20内には1個の粒状体Pのみが段差部
32により制止されて残留する。この粒状体Pは粒状体
取出口24から落下させて取り出すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、丸薬等の粒状体を
収容し、使用時に所望の量の粒状体を取り出し得るよう
に構成した容器に関する。
【0002】
【従来の技術】丸薬や錠剤等の粒状体を収容するための
最も一般的な容器では、瓶状、箱状、筒状等の種々の形
状の容器本体に粒状体を収容し、用時には、容器本体を
傾けたり、あるいは容器の蓋を開成することにより、容
器本体に設けられた開口部から粒状体を落とすようにし
て取り出す構成となっている。
【0003】上記のようにして粒状体を容器から取り出
す際には、ある程度の数の粒状体が連続的に開口部から
流出するため、所望の数の粒状体がちょうど流出し終わ
った時点で粒状体の流出を止めることは困難である。特
に、粒状体を1個ずつ出そうとするような場合、容器本
体を傾けると多数の粒状体が次々に流出し、その結果余
分な粒状体までが流出することになる。
【0004】そこで、例えば図12に示すように、粒状
体Pを収容する容器本体61の取出口部分に、溝66を
有する回転体67を設け、該溝66に粒状体Pを1個ま
たは数個入れて回転体67を回転させることにより、一
定数の粒状体Pを取り出す構成とした容器60(実開昭
61−183870号公報参照)や、容器本体内に計量
室を設け、粒状体を該計量室に一旦入れてから容器外に
出す構成とした容器(実開平6−32377号公報参
照)等が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような容器においては、粒状体が回転体の溝や計量室に
うまく入らずに、詰まったりしてスムーズに取り出せな
いといった不具合が生じることがあり、スピーディに粒
状体を取り出すことができない。さらに、構造がやや複
雑で製造コストも高くつくという問題もある。
【0006】本発明はこのような課題を解決するために
成されたものであり、その目的とするところは、所望の
数の粒状体をスピーディかつスムーズに取り出すことが
できるとともに、簡単な構成で安価に製造し得る粒状体
用容器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に成された本発明に係る粒状体用容器は、内部に収容さ
れた多数の粒状体から所定数の粒状体を取り出すことの
できる粒状体用容器において、該粒状体用容器の内壁面
の上部に設けられた凹部と、該粒状体用容器の内壁面の
上部に設けられた開口と、を備えることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態及び発明の効果】本発明に係る粒状
体用容器は、ガラスやプラスチック等の一般に容器製造
に用いられる材料を通常の成形法により加工して作成す
ることができ、その形状は、瓶状、箱状、筒状等、任意
である。粒状体用容器の内壁面の上部に設けられた上記
凹部は、所定数の粒状体をその内部に捕捉するためのも
のであり、その形状及び寸法は、粒状体の粒径及び取り
出そうとする粒状体の数等に応じて適宜決定される。ま
た、粒状体用容器の内壁面の上部に設けられた上記開口
は、上記凹部に捕捉された粒状体を粒状体用容器の外部
へ取り出すための開口である。
【0009】本発明に係る粒状体用容器の使用法は次の
通りである。まず、粒状体用容器に多数の粒状体を収容
する。この粒状体用容器を傾けると、収容部内の粒状体
は粒状体用容器の底部から上部へ向かって移動する。こ
れらの粒状体の一部は凹部内へ入り込み、凹部に捕捉さ
れる。所定数の粒状体が凹部に捕捉されると、捕捉され
た粒状体により凹部が完全に充填されるため、後続の粒
状体は凹部内に入り込むことはできない。このような状
態になった後、粒状体用容器の傾きを水平程度まで、あ
るいは粒状体用容器の底部が上部よりもやや低くなるま
で戻すと、凹部に捕捉されなかった粒状体は粒状体用容
器の底部へ戻る一方、凹部に捕捉された粒状体はそのま
ま凹部内に残留する。これらの残留した粒状体は、粒状
体用容器の姿勢を適宜変更する(例えば、容器の傾きを
変える、容器を回転させる等)と、上記凹部から出て開
口へ移動し、該開口から落下する。こうして所定数の粒
状体が粒状体用容器から取り出される。
【0010】本発明に係る粒状体用容器では、容器本体
を一度大きく傾けた後に容器本体をほぼ水平にまで戻す
だけで、凹部内には所定数の粒状体が残留し、その所定
数の粒状体は開口から容易に取り出すことができる。こ
のように極めて簡単な動作で所定数の粒状体を取り出す
ことができる本発明の粒状体用容器は、その構造が極め
て簡単であるため、安価に製造することができる。
【0011】本発明に係る粒状体用容器の好ましい態様
においては、該粒状体用容器の内壁面に形成された、上
記凹部から上記開口までの粒状体を移動を案内するため
の案内溝を備えるようにする。このようにすると、凹部
に捕捉された粒状体を容易、円滑かつ確実に開口まで移
動させ、該開口から取り出すことができる。
【0012】本発明に係る粒状体用容器の別の好ましい
態様においては、上記凹部は該粒状体用容器の内側面の
上部の全周にわたる、粒状体の径よりも大きな幅を有す
る内周溝であり、また、上記開口は該内周溝の底の適宜
箇所に設けられた、粒状体の径よりも大きい口径を有す
る開口であるようにする。本態様の粒状体用容器では、
まず上記のような手順で内周溝に所定数の粒状体が捕捉
される。その後、粒状体用容器を中心軸の回りに回転さ
せると、捕捉された粒状体は内周溝に案内されて移動
し、内周溝の底に設けられた開口に達したところで該開
口から落下する。このように、本態様の粒状体用容器で
は、内周溝が凹部としてだけでなく案内溝としても機能
するようになっているため、凹部に捕捉された粒状体の
取り出しを容易、円滑かつ確実に行なうことができる。
【0013】本発明に係る粒状体用容器の更に別の好ま
しい態様においては、上記開口は該粒状体用容器の最上
部に設けられた、粒状体の径よりも大きい口径を有する
開口であり、上記凹部は該開口に近接して該粒状体用容
器の内側面の上部に設けられた凹部であるようにする。
本態様の粒状体用容器では、上記開口を適宜手段(例え
ば蓋、指等)により密閉した状態で、上記のような手順
により凹部に所定数の粒状体を捕捉させ、その後、該開
口の密閉状態を解除し、粒状体用容器の姿勢をほぼ水平
にすると、凹部に捕捉された粒状体が開口から落下す
る。本態様の粒状体用容器によっても、捕捉された粒状
体の取り出しを容易、円滑かつ確実に行なうことができ
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明に係る粒状体用容器(以下、単
に「容器」とする)の各種実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0015】図1は本発明に係る容器の一実施例を示す
斜視図である。本実施例の容器10は上部が下部よりも
やや細くなった瓶状に成形されている。容器10の下部
には収容室12が形成されており、ここに多数の粒状体
Pが収容されている。収容室12の内壁の上部は上に狭
くなるテーパ状に成形されている。一方、容器10の上
部には円筒状の捕捉室20が設けられており、その側部
には粒状体取出口24が設けられている。収容室12と
捕捉室20とは通路26を介して相互に連通している。
通路26の内側面と収容室12の底面とは略90°の角
度で相互に接して段差部32を構成している。また、容
器10の上部には捕捉室20に通じる粒状体装入口28
が設けられている。粒状体装入口28は栓30により密
閉可能となっている。
【0016】上記の容器10において、収容室12へ粒
状体Pを装入するには、まず栓30を粒状体装入口28
から外し、そこから捕捉室20及び通路26を通じて、
収容室12内へ粒状体Pを装入する。
【0017】本実施例の容器10に収容された粒状体P
を取り出す手順を図2を参照しながら説明する。なお、
本実施例の捕捉室20に収容可能な粒状体の数(以下、
「捕捉室の容量」とする)は粒状体Pの1個分であるも
のとする。
【0018】まず図2(a)は、粒状体Pを装入した直
後の容器10の様子である。この容器10を手で保持
し、図2(b)に示すように、粒状体取出口24を上に
向けた状態で傾けてゆくと、粒状体Pは収容室12内部
で移動し、一部は通路26を通って捕捉室20にまで達
する。このとき、1個の粒状体Pが捕捉室20内に捕捉
されと、他の粒状体Pは捕捉室20へ入り込むことがで
きず、通路26内や収容室12内に残る。その後、図2
(c)に示すように、容器10の傾きを小さくし、容器
10の上部が下部よりもやや上に位置するようにする
と、通路26内や収容室12内に残っていた粒状体Pは
重力の作用により収容室12の底部に集まる一方、捕捉
室20内に捕捉された粒状体Pは、段差部32により制
止されて捕捉室20内に残留する。そして、図2(d)
に示すように、容器10を中心軸の回りに回転させて粒
状体取出口24が下に向くようにすると、捕捉室20内
の粒状体Pは粒状体取出口24から落下する。
【0019】以上の説明では捕捉室20の容量が粒状体
Pの1個分であるとしたが、容量がそれより大きい場合
でも、上記と同様の行程により捕捉室20から粒状体P
を取り出すことができる。
【0020】本実施例の容器10において、その上部に
装着するためのキャップを備えるようにし、このキャッ
プを容器10の上部に装着することにより粒状体取出口
24が閉じられるようにしてもよい。このようにする
と、例えば容器10をポケットなどに入れて携帯してい
る間に粒状体取出口24から粒状体がこぼれてしまった
り、あるいは粒状体取出口24から容器10内へ異物が
混入する等といった事態を防止することができる。ま
た、上記キャップの側面の、粒状体取出口24に対応す
る位置に該粒状体取出口24とほぼ等しい口径の開口を
設け、粒状体Pを取り出すときにはキャップを回して上
記開口を粒状体取出口24に合わせて該粒状体取出口2
4を開く一方、それ以外の時はキャップを回して上記開
口を粒状体取出口24からずらして該粒状体取出口24
を閉じることができる構成としてもよい。このようにす
れば、粒状体Pを取り出す際にキャップを外す必要がな
くなるだけでなく、栓30を備える必要がなくなるた
め、好ましい。
【0021】次に、捕捉室の容量がその形状及び寸法、
通路の内径等によってどのように変化するかを図3〜図
5を参照しながら説明する。図3は容量が粒状体1個分
である捕捉室の一例を示す図、図4は容量が粒状体2個
分である捕捉室の一例を示す図、図5は容量が粒状体3
個分である捕捉室の一例を示す図である。また、図3〜
図5のいずれにおいても、(a)は捕捉室を通路側から
見た図であり、(b)は側面からみた図である。
【0022】まず、図3の捕捉室20aについて説明す
る。この捕捉室20aは円筒状に成形されており、その
高さHは粒状体Pの粒径dよりも僅かに大きい程度であ
る一方、通路26aの内径は上記粒径dよりも大きく、
粒径の2倍よりも十分に小さい。この捕捉室20aに第
一の粒状体P1が捕捉されると、粒状体P1が通路26
aを部分的に閉塞するため、第二の粒状体P2は通路2
6aから捕捉室20a内へ入り込むことができなくな
る。
【0023】図4の捕捉室20bは、図3の捕捉室20
aよりも大きい内径を有するが、通路26bの内径は図
3の通路26aの内径と同じである。この捕捉室20b
では、第一の粒状体P1が捕捉室20bに捕捉された後
でも、通路26bから第二の粒状体P2が捕捉室20b
へ入り込むことができる。しかし、2個の粒状体P1及
びP2が捕捉されると、通路26bから第三の粒状体P
3が入り込むことはできない。
【0024】図5の捕捉室20cは、図4の通路26b
よりも内径の大きい通路26cを有する。この捕捉室2
0cには3個の粒状体P1、P2及びP3が捕捉可能で
あるが、3個の粒状体が捕捉されてしまうと、通路26
cから第四の粒状体P4が入り込むことはできない。
【0025】以上のように、捕捉室の内径や通路の内径
を適宜変更すると、それに応じて捕捉室の容量も変化す
る。また、上の説明では述べなかったが、捕捉室の高さ
Hを変更することによって捕捉室の容量を変えることも
もちろん可能である。更に、捕捉室の形状を変更する
(例えば直方体、球体等)ことにより捕捉室の容量を変
えることもできる。
【0026】図6は、図1の実施例の変形例を示す水平
断面図(a)及びA−A線における断面図(b)であ
る。本変形例の容器では、捕捉室20の側壁面に、粒状
体取出口24の片側付近に粒状体制止片34が突設され
ている。粒状体Pを捕捉室20から取り出す際、先に説
明した図2(c)から図2(d)に移る過程において、
捕捉室20内の粒状体Pは捕捉室20の側壁面上を粒状
体取出口24へ向かって移動するが、この移動の速度が
過大であると、粒状体Pが粒状体取出口24を越えて反
対側の側壁面へ達してしまう恐れがある。しかし、上記
のように粒状体制止片34を設ければ、捕捉室20の側
壁面上を移動してきた粒状体Pは粒状体制止片34によ
り確実に制止されて粒状体取出口24から落下する。こ
のように、本変形例の容器よれば、粒状体をより確実か
つスムーズに取り出すことができる。
【0027】図7は、図1の実施例の別の変形例を示す
一部を破断した部分斜視図(a)及びB−B線における
断面図(b)である。本変形例の容器では、図1の栓3
0の代わりに、内側面に雌ネジ36を有するキャップ3
5が備えられている。一方、容器10の上部には上記雌
ネジ36と協働する雄ネジ37が設けられており、上記
キャップ35はネジ構造により容器10の上部に装着さ
れるようになっている。また、キャップ35の内部には
ピストン部38が設けられており、キャップ35を容器
10の上部に装着すると、ピストン部38が粒状体装入
口28から捕捉室20内へ装入された状態となる。
【0028】本変形例の容器では、キャップ35を適宜
方向に回転させると、ネジ機構によりキャップ35の上
下方向の位置が変化し、これにともなってピストン部3
8の位置も変化する。このようにして、捕捉室20の容
量を変化させることができる。また、キャップ35を最
も下までねじ込んだときには、通路26がピストン部3
8の底面で、また粒状体取出口24がキャップ35の側
部で、それぞれ閉塞されるようになっているため、容器
の不使用時に粒状体が誤って流出したり、異物が粒状体
取出口24から入り込んだりする事態を防止できる。ま
た、キャップ35はネジ構造により容器10の上部に装
着されているため、例えば容器10をポケットに入れて
携帯しているときにキャップ35が誤って外れて上記の
ような事態が生じるということもなく、衛生的である。
【0029】図8は本発明に係る容器の別の実施例を示
す斜視図である。本実施例の容器40では、捕捉室41
から粒状体を取り出すための粒状体取出口42は容器4
0の上部に設けられており、これが粒状体装入口として
も用いられる。粒状体取出口42は、容器40の上部の
一端に蝶着された蓋44によって開閉可能となってい
る。図示したその他の部分の構成は図1の容器と同様で
ある。
【0030】本実施例の容器40に収容された粒状体P
を取り出す手順を図9を参照しながら説明する。なお、
本実施例においても、捕捉室41の容量は粒状体Pの1
個分であるものとする。
【0031】まず、図9(a)は容器40に粒状体Pを
装入して蓋44を閉じたときの様子を示している。その
後に行なわれる図9(b)及び図9(c)の行程は、先
に説明した図2(b)及び図2(c)の行程と同様であ
るから、説明を省略する。図9(c)に示したように1
個の粒状体Pのみが捕捉室41に残留した状態になった
ら、図9(d)に示したように容器40の上部と下部の
高さがほぼ同一か、あるいは上部が下部よりもやや低く
なるようにして、蓋44を開く。すると、捕捉室41内
の粒状体Pは重力の作用により粒状体取出口42から落
下する。なお、図9(a)〜図9(c)の行程を、蓋4
4により粒状体取出口42を閉じた状態で行なうのでは
なく、例えば指で粒状体取出口42を押さえた状態でこ
れを行ない、図9(d)の行程でその指を粒状体取出口
42から外して粒状体Pを落下させるようにしても良
い。
【0032】本実施例の容器において、捕捉室41の側
壁面を上に開いたテーパ状に成形しすれば、容器40を
大きく傾けなくても粒状体Pが容易に落下するようにな
る。
【0033】図10は図8の実施例の変形例を示す図で
ある。本変形例の容器50では、捕捉室51は円筒状で
はなく、円筒を中心軸に対して斜めに切断して得られる
立体状に形成されており、段差部52も、通路26の上
端を斜めに切断する平面上で楕円形となっている。その
他の部分の構成は図8の容器と同様である。
【0034】本変形例の容器50に収容された粒状体P
を取り出す手順を図11を参照しながら説明する。以下
の説明では、捕捉室51の深さが最も深い部分(図10
の符号51a)を捕捉室51の底部と呼び、それに対向
する部分(図10の符号51b)を捕捉室51の上部と
呼ぶ。なお、本実施例においても、捕捉室51の容量は
粒状体Pの1個分であるものとする。
【0035】まず、図11(a)のように粒状体Pを容
器50に装入して蓋44を閉じる。そして、図11
(b)に示したように捕捉室51の底部51aを下にし
て容器50を大きく傾ける。それから、容器50の傾き
を小さくし、容器50の上部が下部よりもやや上に位置
するようにすると、1個の粒状体Pが段差部52に制止
されて捕捉室51の底部51aに残留する一方、その他
の粒状体Pは収容室12へ戻る。この後で蓋44を開く
と、図11(c)に示したような状態になる。蓋44を
開いたら、図11(d)に示すように、容器50を中心
軸の回りに回転させる。すると、捕捉室51に残留した
粒状体Pは段差部52に案内されながら捕捉室51の底
部51aから上部51bへ移動し、最後に粒状体取出口
42から落下する。このように本変形例では、最後に粒
状体Pを粒状体取出口42から落下させる行程で容器5
0の傾きを再度大きくする必要がないため、該最後の行
程を容易かつスムーズに行なうことができる。
【0036】以上、図面を参照しながら、本発明の実施
例の構成及び効果を詳細に説明したが、もちろん、本発
明の実施例はこれに限られるものではなく、別に記載の
特許請求の範囲により特定される発明の精神及び範囲内
で様々な変形が可能であることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る容器の一実施例を示す斜視図。
【図2】 図1の容器に収容された粒状体を取り出す手
順を示す図(a)〜(d)。
【図3】 容量が粒状体1個分である捕捉室の一例を示
す図。
【図4】 容量が粒状体2個分である捕捉室の一例を示
す図。
【図5】 容量が粒状体3個分である捕捉室の一例を示
す図。
【図6】 図1の実施例の変形例を示す水平断面図
(a)及びA−A線における断面図(b)。
【図7】 図1の実施例の別の変形例を示す一部を破断
した部分斜視図(a)及びB−B線における断面図
(b)。
【図8】 本発明に係る容器の別の実施例を示す斜視
図。
【図9】 図8の容器に収容された粒状体を取り出す手
順を示す図(a)〜(d)。
【図10】 図8の実施例の変形例を示す図。
【図11】 図10の容器に収容された粒状体を取り出
す手順を示す図(a)〜(d)。
【図12】 所定数の粒状体を取り出すことのできる既
知の容器の一例を示す図。
【符号の説明】
10、40、50…容器 12…収容室 20、41…捕捉室 24、42…粒状体取出口 26…通路 32、52…段差部 34…粒状体制止片 35…キャップ 38…ピストン部 P…粒状体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に収容された多数の粒状体から所定
    数の粒状体を取り出すことのできる粒状体用容器におい
    て、 該粒状体用容器の内壁面の上部に設けられた凹部と、 該粒状体用容器の内壁面の上部に設けられた開口と、を
    備えることを特徴とする粒状体用容器。
JP8269400A 1996-09-18 1996-09-18 粒状体用容器 Pending JPH1095474A (ja)

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JP8269400A JPH1095474A (ja) 1996-09-18 1996-09-18 粒状体用容器

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106904376A (zh) * 2017-04-21 2017-06-30 成都万家健康管理股份有限公司 一种方便取药的按压式药瓶

Cited By (2)

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CN106904376A (zh) * 2017-04-21 2017-06-30 成都万家健康管理股份有限公司 一种方便取药的按压式药瓶
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