JPH1094170A - 消費電力制御システム - Google Patents
消費電力制御システムInfo
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- JPH1094170A JPH1094170A JP24363396A JP24363396A JPH1094170A JP H1094170 A JPH1094170 A JP H1094170A JP 24363396 A JP24363396 A JP 24363396A JP 24363396 A JP24363396 A JP 24363396A JP H1094170 A JPH1094170 A JP H1094170A
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- Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
- Selective Calling Equipment (AREA)
- Telephonic Communication Services (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 一般家庭内等の全消費電力量を定格電力量内
に制御する。 【解決手段】 その家庭の電力線1に流れる商用電源に
基づいて、変流器2が複数の電気機器5で消費される現
在の全消費電力量を検出し、これをA/D変換器3を介
して電流検出端末装置4内の演算部10に供給する。こ
の端末装置4の設定電流メモリ9には、電流設定器8に
より設定されたその家庭の定格電流量が記憶されてい
る。演算部10は、この定格電流量と現在の全消費電力
量の検出出力に基づいて、その家庭の電力消費状態を示
す電流データを形成し、これをネットワーク上に出力す
る。制御端末装置6は、このネットワーク上に出力され
た電流データを取り込むと共に、各制御端末装置6との
間で相互に通信を行い、これにより決定された電気機器
5を例えばオフ制御する。これにより、前記全消費電力
量を定格電力量内に制御することができる。
に制御する。 【解決手段】 その家庭の電力線1に流れる商用電源に
基づいて、変流器2が複数の電気機器5で消費される現
在の全消費電力量を検出し、これをA/D変換器3を介
して電流検出端末装置4内の演算部10に供給する。こ
の端末装置4の設定電流メモリ9には、電流設定器8に
より設定されたその家庭の定格電流量が記憶されてい
る。演算部10は、この定格電流量と現在の全消費電力
量の検出出力に基づいて、その家庭の電力消費状態を示
す電流データを形成し、これをネットワーク上に出力す
る。制御端末装置6は、このネットワーク上に出力され
た電流データを取り込むと共に、各制御端末装置6との
間で相互に通信を行い、これにより決定された電気機器
5を例えばオフ制御する。これにより、前記全消費電力
量を定格電力量内に制御することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば一般家庭内
や集合住宅等で使用される複数の電気機器による全消費
電力量の制御に用いて好適な消費電力制御システムに関
し、特に各電気機器の動作状態を個別に制御することに
より、該全消費電力量を一般家庭内や集合住宅等の定格
電力量内に制御可能とした消費電力制御システムに関す
る。
や集合住宅等で使用される複数の電気機器による全消費
電力量の制御に用いて好適な消費電力制御システムに関
し、特に各電気機器の動作状態を個別に制御することに
より、該全消費電力量を一般家庭内や集合住宅等の定格
電力量内に制御可能とした消費電力制御システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】今日において、世の中には様々な電気機
器が氾濫しており、例えば一般家庭内においても、複数
の電気機器が同時に使用されることが多くなっている。
器が氾濫しており、例えば一般家庭内においても、複数
の電気機器が同時に使用されることが多くなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一般家庭のよ
うな一つの建物内で使用可能な電力量は、安全面を考慮
して例えば50アンペア,60アンペア等のように定格
電力量として予め定められているものである。また、多
くの場合、ユーザが各電気機器の消費電力量を計算しな
がら該電気機器の使用をすることは稀であり、いわばそ
の電気機器が必要であるがために使用するものである。
うな一つの建物内で使用可能な電力量は、安全面を考慮
して例えば50アンペア,60アンペア等のように定格
電力量として予め定められているものである。また、多
くの場合、ユーザが各電気機器の消費電力量を計算しな
がら該電気機器の使用をすることは稀であり、いわばそ
の電気機器が必要であるがために使用するものである。
【0004】このため、使用電力量の多い複数の電気機
器が同時に使用され、その家庭の全消費電力量が前記定
格電力量を超過することも多々ある。そして、この状態
が一定時間以上続くと、安全装置として設けられている
いわゆるブレーカが落ち、その家庭が停電状態となる不
都合を生ずる。
器が同時に使用され、その家庭の全消費電力量が前記定
格電力量を超過することも多々ある。そして、この状態
が一定時間以上続くと、安全装置として設けられている
いわゆるブレーカが落ち、その家庭が停電状態となる不
都合を生ずる。
【0005】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたも
のであり、一般家庭内や集合住宅等で使用される複数の
電気機器による全消費電力量を、自動的に定格電力量内
に制御して、定格電力量を超過することによりブレーカ
が落ちる不都合を防止することができるような消費電力
制御システムの提供を目的とする。
のであり、一般家庭内や集合住宅等で使用される複数の
電気機器による全消費電力量を、自動的に定格電力量内
に制御して、定格電力量を超過することによりブレーカ
が落ちる不都合を防止することができるような消費電力
制御システムの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電力消費制
御システムは、上述の課題を解決するために複数の電気
機器の全消費電力量を検出する消費電力量検出手段を備
え、この消費電力量検出手段からの検出出力に基づい
て、前記全消費電力量に関する消費電力情報を通信回線
上に出力する電力検出端末装置と、前記各電気機器毎、
或いはいくつかの電気機器毎に設けられ、自己が管理す
る電気機器の動作状態を制御する複数の制御端末装置と
を有する。そして、前記制御端末装置が、前記電力検出
端末装置から通信回線上に出力された消費電力情報に基
づいて、各制御端末装置間で前記通信回線を介して相互
に通信を行い、前記全消費電力量が所定消費量以下とな
るように、自己が管理する電気機器の動作状態を低下制
御する。
御システムは、上述の課題を解決するために複数の電気
機器の全消費電力量を検出する消費電力量検出手段を備
え、この消費電力量検出手段からの検出出力に基づい
て、前記全消費電力量に関する消費電力情報を通信回線
上に出力する電力検出端末装置と、前記各電気機器毎、
或いはいくつかの電気機器毎に設けられ、自己が管理す
る電気機器の動作状態を制御する複数の制御端末装置と
を有する。そして、前記制御端末装置が、前記電力検出
端末装置から通信回線上に出力された消費電力情報に基
づいて、各制御端末装置間で前記通信回線を介して相互
に通信を行い、前記全消費電力量が所定消費量以下とな
るように、自己が管理する電気機器の動作状態を低下制
御する。
【0007】この「低下制御」の概念は、その電気機器
を停止状態とする制御、及び現在の動作状態を1段階
(或いは数段階)下げる制御の両方を含む概念である。
そして、このような低下制御は、前記全消費電力量が所
定消費量(例えば、その家庭で定められている50アン
ペア,60アンペア等の定格電力量、或いはユーザが希
望する消費電力量)以上となった場合に行われるように
なっており、各制御端末装置が相互に通信を行い、それ
ぞれ自己が管理する電気機器を停止状態或いは現在の動
作状態を1段階下げることで前記全消費電力量を所定消
費量以下に制御する。
を停止状態とする制御、及び現在の動作状態を1段階
(或いは数段階)下げる制御の両方を含む概念である。
そして、このような低下制御は、前記全消費電力量が所
定消費量(例えば、その家庭で定められている50アン
ペア,60アンペア等の定格電力量、或いはユーザが希
望する消費電力量)以上となった場合に行われるように
なっており、各制御端末装置が相互に通信を行い、それ
ぞれ自己が管理する電気機器を停止状態或いは現在の動
作状態を1段階下げることで前記全消費電力量を所定消
費量以下に制御する。
【0008】これにより、複数の電気機器による全消費
電力量を、自動的に定格電力量内に制御して、定格電力
量を超過することによりブレーカが落ちる不都合を防止
することができる。
電力量を、自動的に定格電力量内に制御して、定格電力
量を超過することによりブレーカが落ちる不都合を防止
することができる。
【0009】次に、例えば一般家庭で使用されている電
気機器には、その動作状態を制御してよい機器と、なる
べく動作状態を制御したくない機器とがある。このた
め、本発明に係る消費電力制御システムの前記制御端末
装置には、前記複数の電気機器に制御を施す優先順位を
設定するための優先順位設定手段が設けられている。
気機器には、その動作状態を制御してよい機器と、なる
べく動作状態を制御したくない機器とがある。このた
め、本発明に係る消費電力制御システムの前記制御端末
装置には、前記複数の電気機器に制御を施す優先順位を
設定するための優先順位設定手段が設けられている。
【0010】この優先順位設定手段により、各電気機器
の優先順位が設定されると、各制御端末装置は、該優先
順位及び前記消費電力情報に基づいて、各制御端末装置
間で相互に通信を行い、前記全消費電力量が所定消費量
以下となるように、自己が管理する電気機器の動作状態
を低下制御する。
の優先順位が設定されると、各制御端末装置は、該優先
順位及び前記消費電力情報に基づいて、各制御端末装置
間で相互に通信を行い、前記全消費電力量が所定消費量
以下となるように、自己が管理する電気機器の動作状態
を低下制御する。
【0011】具体的には、前記全消費電力量が所定消費
量以上となった場合、各制御端末装置は相互に通信を行
うことにより、自己が管理する電気機器の優先順位を確
認し、この優先順位順に前記低下制御等を行う。
量以上となった場合、各制御端末装置は相互に通信を行
うことにより、自己が管理する電気機器の優先順位を確
認し、この優先順位順に前記低下制御等を行う。
【0012】これにより、ユーザが希望する電気機器か
ら前記低下制御を行うことができ、なるべく動作状態を
制御したくない機器に対して低下制御を行うことなく、
前記全消費電力量を所定消費量以下に制御することがで
きる。
ら前記低下制御を行うことができ、なるべく動作状態を
制御したくない機器に対して低下制御を行うことなく、
前記全消費電力量を所定消費量以下に制御することがで
きる。
【0013】次に、このように低下制御を行った後に、
例えば使用していた電気機器の使用を止めた場合等に現
在の全消費電力量が下がり、該現在の全消費電力量が前
記所定消費量を大幅に下回ることがある。このような場
合は、前に低下制御した電気機器を元の動作状態に復帰
させることが好ましい。
例えば使用していた電気機器の使用を止めた場合等に現
在の全消費電力量が下がり、該現在の全消費電力量が前
記所定消費量を大幅に下回ることがある。このような場
合は、前に低下制御した電気機器を元の動作状態に復帰
させることが好ましい。
【0014】このようなことから当該消費電力制御シス
テムの前記制御端末装置には、前記低下制御を行った電
気機器を該制御前の動作状態に復帰させる際の消費電力
量である復帰電力量を設定するための復帰電力量設定手
段が設けられている。
テムの前記制御端末装置には、前記低下制御を行った電
気機器を該制御前の動作状態に復帰させる際の消費電力
量である復帰電力量を設定するための復帰電力量設定手
段が設けられている。
【0015】例えば、その家庭の定格電力量が60アン
ペアであったとすると、全消費電力量が50アンペア以
下となったときに、前に低下制御を行った電気機器を該
制御前の動作状態に復帰させても、前記所定消費量を超
過する虞は少ない。
ペアであったとすると、全消費電力量が50アンペア以
下となったときに、前に低下制御を行った電気機器を該
制御前の動作状態に復帰させても、前記所定消費量を超
過する虞は少ない。
【0016】このため、前記復帰電力量設定手段を用い
てこのような復帰電力量が設定されると、全消費電力量
が前記復帰電力量以下となった場合に、前記制御端末装
置が、前記低下制御を行った電気機器を、前記優先順位
に応じて該制御前の動作状態に復帰制御する。
てこのような復帰電力量が設定されると、全消費電力量
が前記復帰電力量以下となった場合に、前記制御端末装
置が、前記低下制御を行った電気機器を、前記優先順位
に応じて該制御前の動作状態に復帰制御する。
【0017】すなわち、前記制御端末装置は、この場
合、必要頻度の高い機器である前記優先順位の低い機器
から順に復帰制御を行う。これにより、上述の低下制御
を行った場合でも、必要頻度の高い機器から順にこれを
復帰させることができる。
合、必要頻度の高い機器である前記優先順位の低い機器
から順に復帰制御を行う。これにより、上述の低下制御
を行った場合でも、必要頻度の高い機器から順にこれを
復帰させることができる。
【0018】次に、本発明に係る消費電力制御システム
は、優先順位順に各電気機器を低下制御或いは復帰制御
するために、前記制御端末装置が、前記低下制御時に、
自己が管理する電気機器の該制御後に、該電気機器に付
された優先順位に「1」を加算することで、次に制御を
行う電気機器の優先順位を示す優先順位情報を形成して
通信回線上の出力し、前記復帰制御時に、自己が管理す
る電気機器の該制御後に、該自己が管理する電気機器に
付された優先順位に「1」を減算することで、次に制御
を行う電気機器の優先順位を示す優先順位情報を形成し
て通信回線上の出力するようになっている。そして、前
記通信回線上に出力された優先順位情報で示される優先
順位と一致する優先順位を有する電気機器を管理する制
御端末装置が、前記低下制御或いは復帰制御を行うよう
になっている。
は、優先順位順に各電気機器を低下制御或いは復帰制御
するために、前記制御端末装置が、前記低下制御時に、
自己が管理する電気機器の該制御後に、該電気機器に付
された優先順位に「1」を加算することで、次に制御を
行う電気機器の優先順位を示す優先順位情報を形成して
通信回線上の出力し、前記復帰制御時に、自己が管理す
る電気機器の該制御後に、該自己が管理する電気機器に
付された優先順位に「1」を減算することで、次に制御
を行う電気機器の優先順位を示す優先順位情報を形成し
て通信回線上の出力するようになっている。そして、前
記通信回線上に出力された優先順位情報で示される優先
順位と一致する優先順位を有する電気機器を管理する制
御端末装置が、前記低下制御或いは復帰制御を行うよう
になっている。
【0019】前記低下制御を行う際には、優先順位の高
いもの(小さな優先番号が付された機器:ユーザが最初
に制御したい機器)から順に低下制御を行う必要があ
る。このため、前記低下制御後に、自己が管理する電気
機器に付された優先順位に「1」を加算して出力するこ
とにより、優先番号1番,優先番号2番,優先番号3番
・・・等の順に各電気機器を順に低下制御することがで
きる。
いもの(小さな優先番号が付された機器:ユーザが最初
に制御したい機器)から順に低下制御を行う必要があ
る。このため、前記低下制御後に、自己が管理する電気
機器に付された優先順位に「1」を加算して出力するこ
とにより、優先番号1番,優先番号2番,優先番号3番
・・・等の順に各電気機器を順に低下制御することがで
きる。
【0020】また、前記復帰制御を行う際には、優先順
位の低いもの(大きな優先番号が付された機器:ユーザ
がなるべく低下制御したくない機器)から順に復帰制御
を行う必要がある。このため、前記復帰制御後に、自己
が管理する電気機器に付された優先順位から「1」を減
算して出力することにより、優先番号6番,優先番号5
番,優先番号4番・・・等の順に各電気機器を順に復帰
制御することができる。
位の低いもの(大きな優先番号が付された機器:ユーザ
がなるべく低下制御したくない機器)から順に復帰制御
を行う必要がある。このため、前記復帰制御後に、自己
が管理する電気機器に付された優先順位から「1」を減
算して出力することにより、優先番号6番,優先番号5
番,優先番号4番・・・等の順に各電気機器を順に復帰
制御することができる。
【0021】次に、このように各電気機器に優先順位を
付すと、次に前記いずれかの制御を行う電気機器(次の
優先順位を有する電気機器)が電力線上から外されてい
ると、その機器の優先順位がいわば抜け番号となり、こ
の抜け番号以降の優先順位の電気機器の制御が不可能と
なる。
付すと、次に前記いずれかの制御を行う電気機器(次の
優先順位を有する電気機器)が電力線上から外されてい
ると、その機器の優先順位がいわば抜け番号となり、こ
の抜け番号以降の優先順位の電気機器の制御が不可能と
なる。
【0022】このため、本発明に係る消費電力制御シス
テムは、自己が管理する電気機器の優先順位を示す優先
順位情報を取り込んだ場合、これを取り込んだことを示
す優先順位受信情報を通信回線上に出力するように前記
制御端末装置を構成する。そして、次に制御を行う電気
機器の優先順位を示す優先順位情報を形成して出力した
制御端末装置が、該優先順位情報の出力後、前記通信回
線上に前記優先順位受信情報が出力されるか否かを所定
時間監視する。所定時間内に前記優先順位受信情報が通
信回線上にあらわれないということは、その優先順位の
電気機器は、通信回線上に接続されていないことを示す
(その電気機器の優先順位は抜け番号となっていること
を示す。)。このため、前記制御端末装置は、行う制御
に応じて(前記低下制御或いは復帰制御に応じて)、前
回形成した優先順位情報にさらに「1」を加算或いは減
算して新たな優先順位情報を形成して通信回線上に出力
する。
テムは、自己が管理する電気機器の優先順位を示す優先
順位情報を取り込んだ場合、これを取り込んだことを示
す優先順位受信情報を通信回線上に出力するように前記
制御端末装置を構成する。そして、次に制御を行う電気
機器の優先順位を示す優先順位情報を形成して出力した
制御端末装置が、該優先順位情報の出力後、前記通信回
線上に前記優先順位受信情報が出力されるか否かを所定
時間監視する。所定時間内に前記優先順位受信情報が通
信回線上にあらわれないということは、その優先順位の
電気機器は、通信回線上に接続されていないことを示す
(その電気機器の優先順位は抜け番号となっていること
を示す。)。このため、前記制御端末装置は、行う制御
に応じて(前記低下制御或いは復帰制御に応じて)、前
回形成した優先順位情報にさらに「1」を加算或いは減
算して新たな優先順位情報を形成して通信回線上に出力
する。
【0023】これにより、優先順位情報により指定され
た電気機器が通信回線上から外されていても、これを飛
ばして次の優先順位の電気機器を低下制御或いは復帰制
御することができる。
た電気機器が通信回線上から外されていても、これを飛
ばして次の優先順位の電気機器を低下制御或いは復帰制
御することができる。
【0024】次に、これと同様に、優先順位情報により
指定された電気機器が通信回線上から外されていても、
これを飛ばして次の優先順位の電気機器を低下制御或い
は復帰制御可能とするために、本発明に係る消費電力制
御システムは、前記制御端末装置を、自己が管理する電
気機器の優先順位を示す優先順位情報を取り込んだ場
合、これを取り込んだことを示す優先順位受信情報を通
信回線上に出力するように構成する。そして、各制御端
末装置が、通信回線上に優先順位情報が出力されると、
それぞれこれを取り込むと共に通信回線上から前記優先
順位受信情報の取り込みを行う。
指定された電気機器が通信回線上から外されていても、
これを飛ばして次の優先順位の電気機器を低下制御或い
は復帰制御可能とするために、本発明に係る消費電力制
御システムは、前記制御端末装置を、自己が管理する電
気機器の優先順位を示す優先順位情報を取り込んだ場
合、これを取り込んだことを示す優先順位受信情報を通
信回線上に出力するように構成する。そして、各制御端
末装置が、通信回線上に優先順位情報が出力されると、
それぞれこれを取り込むと共に通信回線上から前記優先
順位受信情報の取り込みを行う。
【0025】一定時間以内に優先順位受信情報の取り込
みが行えなかった場合は、現在、通信回線上に出力され
ている優先順位の電気機器は存在しないことを示す。こ
のため、前記制御端末装置は、一定時間以内に優先順位
受信情報の取り込みが行えなかった場合、前記低下制御
時には前記取り込んだ優先順位情報に「1」を加算して
新たな優先順位情報を形成する。また、前記復帰制御時
には前記取り込んだ優先順位情報に「1」を減算して新
たな優先順位情報を形成する。そして、この新たな優先
順位情報で示される優先順位と、自己が管理する電気機
器の優先順位とを比較し、両者が一致した場合に、自己
が管理する電気機器を前記低下制御或いは復帰制御す
る。
みが行えなかった場合は、現在、通信回線上に出力され
ている優先順位の電気機器は存在しないことを示す。こ
のため、前記制御端末装置は、一定時間以内に優先順位
受信情報の取り込みが行えなかった場合、前記低下制御
時には前記取り込んだ優先順位情報に「1」を加算して
新たな優先順位情報を形成する。また、前記復帰制御時
には前記取り込んだ優先順位情報に「1」を減算して新
たな優先順位情報を形成する。そして、この新たな優先
順位情報で示される優先順位と、自己が管理する電気機
器の優先順位とを比較し、両者が一致した場合に、自己
が管理する電気機器を前記低下制御或いは復帰制御す
る。
【0026】これは、各制御端末装置が、前記一定時間
が経過したときに、いわば自主的に新たな優先順位情報
を形成し、この新たな優先順位情報で示される優先順位
と、自己が管理する電気機器の優先順位とが一致した場
合に前記制御を行うものである。
が経過したときに、いわば自主的に新たな優先順位情報
を形成し、この新たな優先順位情報で示される優先順位
と、自己が管理する電気機器の優先順位とが一致した場
合に前記制御を行うものである。
【0027】これにより、優先順位情報により指定され
た電気機器が通信回線上から外されていても、これを飛
ばして次の優先順位の電気機器を低下制御或いは復帰制
御することができる。
た電気機器が通信回線上から外されていても、これを飛
ばして次の優先順位の電気機器を低下制御或いは復帰制
御することができる。
【0028】次に、上述の消費電力制御システムは、制
御端末装置が、優先順位順に各制御を進める際に、自己
が管理する電気機器の優先順位に「1」を加算或いは減
算して優先順位情報を形成して出力することとしたが、
以下に説明する本発明に係る消費電力制御システムは、
制御端末装置が、前記加減算を行うことなく自己が管理
する電気機器の優先順位情報そのものを出力しても優先
順位順に各制御を行うことを可能としたものである。
御端末装置が、優先順位順に各制御を進める際に、自己
が管理する電気機器の優先順位に「1」を加算或いは減
算して優先順位情報を形成して出力することとしたが、
以下に説明する本発明に係る消費電力制御システムは、
制御端末装置が、前記加減算を行うことなく自己が管理
する電気機器の優先順位情報そのものを出力しても優先
順位順に各制御を行うことを可能としたものである。
【0029】すなわち、本発明に係る消費電力制御シス
テムは、制御端末装置を、前記低下制御時及び前記復帰
制御時において、自己が管理する電気機器の該制御後
に、該電気機器に付された優先順位そのものを示す優先
順位情報を形成して通信回線上に出力すると共に、該制
御を行ったことを示す制御通知情報を形成して通信回線
上に出力するように構成する。
テムは、制御端末装置を、前記低下制御時及び前記復帰
制御時において、自己が管理する電気機器の該制御後
に、該電気機器に付された優先順位そのものを示す優先
順位情報を形成して通信回線上に出力すると共に、該制
御を行ったことを示す制御通知情報を形成して通信回線
上に出力するように構成する。
【0030】各制御端末装置は、それぞれ通信回線上に
出力された前記優先順位情報及び制御通知情報の取り込
みを行い、この制御通知情報の取り込みが行われ、か
つ、前記取り込んだ優先順位情報に前記低下制御或いは
復帰制御に応じて「1」を加算或いは減算して自己が管
理する電気機器の優先順位と一致した場合に、該自己が
管理する電気機器を前記低下制御或いは復帰制御する。
これにより、優先順位順に前記低下制御或いは復帰制御
を進めることができる。
出力された前記優先順位情報及び制御通知情報の取り込
みを行い、この制御通知情報の取り込みが行われ、か
つ、前記取り込んだ優先順位情報に前記低下制御或いは
復帰制御に応じて「1」を加算或いは減算して自己が管
理する電気機器の優先順位と一致した場合に、該自己が
管理する電気機器を前記低下制御或いは復帰制御する。
これにより、優先順位順に前記低下制御或いは復帰制御
を進めることができる。
【0031】次に、前記低下制御或いは復帰制御する際
に、各電気機器をオンオフ制御するよりも、段階的に徐
々に動作状態を制御することが好ましい。このため、本
発明に係る消費電力制御システムは、前記制御端末装置
を、自己が管理する電気機器の低下制御或いは復帰制御
を行う場合に、その電気機器の動作状態を少なくとも1
段階毎に低下制御或いは復帰制御するように構成する。
これにより、動作中の電気機器を極力停止させることな
く低下制御することができ、また、停止中の電気機器を
徐々に高い動作状態に復帰制御することができる。
に、各電気機器をオンオフ制御するよりも、段階的に徐
々に動作状態を制御することが好ましい。このため、本
発明に係る消費電力制御システムは、前記制御端末装置
を、自己が管理する電気機器の低下制御或いは復帰制御
を行う場合に、その電気機器の動作状態を少なくとも1
段階毎に低下制御或いは復帰制御するように構成する。
これにより、動作中の電気機器を極力停止させることな
く低下制御することができ、また、停止中の電気機器を
徐々に高い動作状態に復帰制御することができる。
【0032】次に、本発明に係る消費電力制御システム
は、前記各制御端末装置を、低下制御時或いは復帰制御
時に、自己が管理する電気機器の動作状態を少なくとも
1段階低下制御或いは復帰制御した場合に増減する電力
量を示す変動電力量情報を前記通信回線を介して相互に
通信するように構成する。そして、前記増減する電力量
が一番少ない電子機器を管理する制御端末装置が、前記
低下制御或いは復帰制御を行う。これにより、各電気機
器の動作状態の変化を抑えながら消費電力量の調整を行
うことができる。
は、前記各制御端末装置を、低下制御時或いは復帰制御
時に、自己が管理する電気機器の動作状態を少なくとも
1段階低下制御或いは復帰制御した場合に増減する電力
量を示す変動電力量情報を前記通信回線を介して相互に
通信するように構成する。そして、前記増減する電力量
が一番少ない電子機器を管理する制御端末装置が、前記
低下制御或いは復帰制御を行う。これにより、各電気機
器の動作状態の変化を抑えながら消費電力量の調整を行
うことができる。
【0033】次に、本発明に係る消費電力制御システム
は、前記各制御端末装置を、低下制御時或いは復帰制御
時に、自己が管理する電気機器の動作状態を少なくとも
1段階低下制御或いは復帰制御した場合に増減する電力
量を示す変動電力量情報を前記通信回線を介して相互に
通信するように構成する。そして、前記増減する電力量
が、前記所定消費量を超過した電力量、或いは前記所定
消費量と現在の全電力消費量の差に相当する電力量に、
一番近い電子機器を管理する制御端末装置が、前記低下
制御或いは復帰制御を行う。これにより、動作制御を行
う電気機器をなるべく少なくしたうえで消費電力量の調
整を行うことができる。
は、前記各制御端末装置を、低下制御時或いは復帰制御
時に、自己が管理する電気機器の動作状態を少なくとも
1段階低下制御或いは復帰制御した場合に増減する電力
量を示す変動電力量情報を前記通信回線を介して相互に
通信するように構成する。そして、前記増減する電力量
が、前記所定消費量を超過した電力量、或いは前記所定
消費量と現在の全電力消費量の差に相当する電力量に、
一番近い電子機器を管理する制御端末装置が、前記低下
制御或いは復帰制御を行う。これにより、動作制御を行
う電気機器をなるべく少なくしたうえで消費電力量の調
整を行うことができる。
【0034】次に、本発明に係る消費電力制御システム
は、前記各制御端末装置からの要求に応じて、或いは一
定時間毎に時間情報を通信回線上に出力する時計端末装
置を設ける。そして、前記各制御端末装置は、前記時計
端末装置から通信回線上に出力される時間情報を取り込
み、これに基づいて、自己が管理する電気機器に設けら
れている時計に対して時刻設定を行う。
は、前記各制御端末装置からの要求に応じて、或いは一
定時間毎に時間情報を通信回線上に出力する時計端末装
置を設ける。そして、前記各制御端末装置は、前記時計
端末装置から通信回線上に出力される時間情報を取り込
み、これに基づいて、自己が管理する電気機器に設けら
れている時計に対して時刻設定を行う。
【0035】電気機器の中には、時計機能を有している
ものも多く、このような時刻設定機能を当該システムに
設けることにより、例えば各制御端末装置に設けられた
時刻設定要求スイッチが操作された場合や、一定時間毎
等に各電子機器の時計を正確な時刻に合わせることがで
きる。
ものも多く、このような時刻設定機能を当該システムに
設けることにより、例えば各制御端末装置に設けられた
時刻設定要求スイッチが操作された場合や、一定時間毎
等に各電子機器の時計を正確な時刻に合わせることがで
きる。
【0036】次に、電気機器に設けられている時計は停
電があると停止状態となり、或いは例えば0時00分が
点滅するリセット状態となり、時計としての機能を果た
さなくなる。このため、本発明に係る消費電力制御シス
テムは、前記時計端末装置を、前記各電気機器に接続さ
れた電力線の状態を検出し、この状態が、電力供給停止
状態から電力供給状態に復帰したときに、前記時間情報
を通信回線上に出力するように構成する。そして、前記
各制御端末装置が、前記電力供給停止状態から電力供給
状態に復帰したときに、前記通信回線上に出力される時
間情報を取り込み、これに基づいて、自己が管理する電
気機器に設けられている時計に対して時刻設定を行う。
これにより、停電により各電気機器の時計に狂いが生じ
ても、停電復帰後にこれを正確な時刻に設定することが
できる。
電があると停止状態となり、或いは例えば0時00分が
点滅するリセット状態となり、時計としての機能を果た
さなくなる。このため、本発明に係る消費電力制御シス
テムは、前記時計端末装置を、前記各電気機器に接続さ
れた電力線の状態を検出し、この状態が、電力供給停止
状態から電力供給状態に復帰したときに、前記時間情報
を通信回線上に出力するように構成する。そして、前記
各制御端末装置が、前記電力供給停止状態から電力供給
状態に復帰したときに、前記通信回線上に出力される時
間情報を取り込み、これに基づいて、自己が管理する電
気機器に設けられている時計に対して時刻設定を行う。
これにより、停電により各電気機器の時計に狂いが生じ
ても、停電復帰後にこれを正確な時刻に設定することが
できる。
【0037】次に、前記低下制御が終了しても(例え
ば、全部の電気機器が停止状態に制御され、これ以上制
御不可能な場合)、前記全消費電流量が所定消費量以上
であるということは、何等かの異常事態が発生している
ことを示し、これを放置すると火災等が発生する虞れが
ある。このため、本発明に係る消費電力制御システム
は、前記複数の電気機器のうちの少なくとも一つに、異
常事態を報知する異常事態報知手段を設ける。そして、
この異常事態報知手段を管理する制御端末装置が、少な
くとも各電気機器の低下制御が終了した時点で、前記全
消費電流量が所定消費量以上である場合に、前記異常事
態を報知するように異常事態報知手段を制御する。これ
により、ユーザに、異常事態の発生を報知することがで
き、前記火災等の発生を未然に防止することができる。
ば、全部の電気機器が停止状態に制御され、これ以上制
御不可能な場合)、前記全消費電流量が所定消費量以上
であるということは、何等かの異常事態が発生している
ことを示し、これを放置すると火災等が発生する虞れが
ある。このため、本発明に係る消費電力制御システム
は、前記複数の電気機器のうちの少なくとも一つに、異
常事態を報知する異常事態報知手段を設ける。そして、
この異常事態報知手段を管理する制御端末装置が、少な
くとも各電気機器の低下制御が終了した時点で、前記全
消費電流量が所定消費量以上である場合に、前記異常事
態を報知するように異常事態報知手段を制御する。これ
により、ユーザに、異常事態の発生を報知することがで
き、前記火災等の発生を未然に防止することができる。
【0038】次に、前記通信回線として、新たに当該シ
ステム用の通信回線を設けてもよいが、これでは工事費
等がかかり当該システムがコスト高となる虞れがある。
ステム用の通信回線を設けてもよいが、これでは工事費
等がかかり当該システムがコスト高となる虞れがある。
【0039】このため、本発明に係る消費電力制御シス
テムは、前記通信回線として、各電気機器に電力を供給
する電力線を利用する。そして、前記電力検出端末装
置,制御端末装置或いは時計端末装置が、前記電力線に
流れる電源信号に各情報を重畳して出力する。これによ
り、既存の電力線を通信回線として用いることができ、
当該システムを容易かつ安価に提供可能とすることがで
きる。
テムは、前記通信回線として、各電気機器に電力を供給
する電力線を利用する。そして、前記電力検出端末装
置,制御端末装置或いは時計端末装置が、前記電力線に
流れる電源信号に各情報を重畳して出力する。これによ
り、既存の電力線を通信回線として用いることができ、
当該システムを容易かつ安価に提供可能とすることがで
きる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る消費電力制御
システムの好ましい実施の形態について図面を参照しな
がら詳細に説明する。
システムの好ましい実施の形態について図面を参照しな
がら詳細に説明する。
【0041】本発明に係る消費電力制御システムは、一
般家庭内に設けられた複数の電気機器による全消費電力
量を、設定量以内に制御する家庭内消費電力制御システ
ム(家庭内情報ネットワークシステム)に適用すること
ができる。
般家庭内に設けられた複数の電気機器による全消費電力
量を、設定量以内に制御する家庭内消費電力制御システ
ム(家庭内情報ネットワークシステム)に適用すること
ができる。
【0042】この本発明の第1の実施の形態に係る家庭
内情報ネットワークシステムは、図1に示すようにその
家屋内に商用電源による電力供給用として配線された電
力線1と、この電力線1に接続され、その家庭の全消費
電流量を検出する変流器2(CT)と、変流器2により
検出された前記全消費電流量の検出出力をデジタル化し
て出力するA/D変換器3と、A/D変換器3からの前
記全消費電流量の検出出力に基づいて所定の電流データ
を形成すると共に、この電流データを前記電力線1に流
れる商用電源に重畳して出力する電流検出端末装置4と
を有している。
内情報ネットワークシステムは、図1に示すようにその
家屋内に商用電源による電力供給用として配線された電
力線1と、この電力線1に接続され、その家庭の全消費
電流量を検出する変流器2(CT)と、変流器2により
検出された前記全消費電流量の検出出力をデジタル化し
て出力するA/D変換器3と、A/D変換器3からの前
記全消費電流量の検出出力に基づいて所定の電流データ
を形成すると共に、この電流データを前記電力線1に流
れる商用電源に重畳して出力する電流検出端末装置4と
を有している。
【0043】また、当該家庭内情報ネットワークシステ
ムは、前記電力線1からコンセントを介して電力の取り
込みを行いこれに基づいて動作する複数の電気機器5
と、各電気機器5にそれぞれ設けられ、該各電気機器5
をオンオフ制御するための制御信号の供給端子であるホ
ームオートメーション端子5a(HA端子)と、前記各
電気機器5毎に設けられ、前記電力線1に流れる商用電
源から前記電流データを検出し、これに基づいて該各電
子機器5をオンオフ制御する複数の制御端末装置6とを
有している。
ムは、前記電力線1からコンセントを介して電力の取り
込みを行いこれに基づいて動作する複数の電気機器5
と、各電気機器5にそれぞれ設けられ、該各電気機器5
をオンオフ制御するための制御信号の供給端子であるホ
ームオートメーション端子5a(HA端子)と、前記各
電気機器5毎に設けられ、前記電力線1に流れる商用電
源から前記電流データを検出し、これに基づいて該各電
子機器5をオンオフ制御する複数の制御端末装置6とを
有している。
【0044】前記電流検出端末装置4は、ユーザにより
設定されるその家庭の最大消費電流量(例えば、60ア
ンペア,50アンペア等の電流値)、或いは所望の消費
電流を設定するための電流値設定器8と、該電流値設定
器8により設定された設定電流値を記憶する設定電流値
メモリ9と、前記設定電流値メモリ9に記憶された設定
電流値及び前記変流器3により検出されたその家庭の全
消費電流量に基づいて所定の演算を行い電流データを形
成する演算部10と、該演算部10により形成された電
流データに所定の変調処理(AM変調処理,FM変調処
理等)を施して電力線1に流れる商用電源に重畳して出
力する送信部11とで構成されている。
設定されるその家庭の最大消費電流量(例えば、60ア
ンペア,50アンペア等の電流値)、或いは所望の消費
電流を設定するための電流値設定器8と、該電流値設定
器8により設定された設定電流値を記憶する設定電流値
メモリ9と、前記設定電流値メモリ9に記憶された設定
電流値及び前記変流器3により検出されたその家庭の全
消費電流量に基づいて所定の演算を行い電流データを形
成する演算部10と、該演算部10により形成された電
流データに所定の変調処理(AM変調処理,FM変調処
理等)を施して電力線1に流れる商用電源に重畳して出
力する送信部11とで構成されている。
【0045】前記複数の電気機器5としては、例えば室
温,湿度の調整等を行うエアコンディショナと、洗濯物
を乾燥させる衣類乾燥機と、適温に調整される電気カー
ペットと、消費電流に異常がある場合等に警報を発する
警報器等が設けられている。
温,湿度の調整等を行うエアコンディショナと、洗濯物
を乾燥させる衣類乾燥機と、適温に調整される電気カー
ペットと、消費電流に異常がある場合等に警報を発する
警報器等が設けられている。
【0046】前記各制御端末装置6は、前記電力線1に
流れる商用電源に重畳された前記電流データを抽出する
と共に、制御部13からの制御信号に所定の変調処理を
施して電力線1に流れる商用電源に重畳して出力するす
る送受信部12と、各制御端末装置6との相互間で通信
を行い、該当する電気機器5をオンオフ制御して全消費
電流量を調整する制御部13とで構成されている。
流れる商用電源に重畳された前記電流データを抽出する
と共に、制御部13からの制御信号に所定の変調処理を
施して電力線1に流れる商用電源に重畳して出力するす
る送受信部12と、各制御端末装置6との相互間で通信
を行い、該当する電気機器5をオンオフ制御して全消費
電流量を調整する制御部13とで構成されている。
【0047】このような家庭内情報ネットワークシステ
ムは、前記各電気機器5の電力供給用として設けられた
電力線1をデータ伝送用のネットワークとして用いるよ
うになっており、該ネットワーク(電力線1)を介して
各制御端末装置5間で相互に通信を行い、全消費電流量
を前記設定電流値以下に制御するようになっている。
ムは、前記各電気機器5の電力供給用として設けられた
電力線1をデータ伝送用のネットワークとして用いるよ
うになっており、該ネットワーク(電力線1)を介して
各制御端末装置5間で相互に通信を行い、全消費電流量
を前記設定電流値以下に制御するようになっている。
【0048】なお、図1においては、より解り易くする
ために各電気機器5に電力を供給する電力線1と、前記
ネットワークとして用いる電力線1とを別ラインとして
表現したが、これは、その家庭内に配された同じ電力線
を示すものである。
ために各電気機器5に電力を供給する電力線1と、前記
ネットワークとして用いる電力線1とを別ラインとして
表現したが、これは、その家庭内に配された同じ電力線
を示すものである。
【0049】次に、このような構成を有する当該第1の
実施の形態に係る家庭内情報ネットワークシステムの動
作説明をする。
実施の形態に係る家庭内情報ネットワークシステムの動
作説明をする。
【0050】まず、ユーザは、当該家庭内情報ネットワ
ークシステムの使用を開始するにあたって、例えばキー
パットや設定ダイヤル等の設定手段を用いてその家庭で
使用可能とする最大電流値(或いは所望の電流値)の入
力を行う。これにより、前記設定された最大電流値を示
すデータが入力端子7を介して電流設定器8に供給され
る。電流設定器8は、この最大電流値を示すデータを設
定電流値として設定電流値メモリ9に記憶制御する。こ
れにより、当該家庭内情報ネットワークシステムによる
全消費電流量の制御が可能となる。
ークシステムの使用を開始するにあたって、例えばキー
パットや設定ダイヤル等の設定手段を用いてその家庭で
使用可能とする最大電流値(或いは所望の電流値)の入
力を行う。これにより、前記設定された最大電流値を示
すデータが入力端子7を介して電流設定器8に供給され
る。電流設定器8は、この最大電流値を示すデータを設
定電流値として設定電流値メモリ9に記憶制御する。こ
れにより、当該家庭内情報ネットワークシステムによる
全消費電流量の制御が可能となる。
【0051】次に、このようにして当該家庭内情報ネッ
トワークシステムの使用が開始されると、変流器2が、
電力線1に流れる商用電源の電流値を検出し、これをそ
の家庭の全消費電流量の検出出力としてA/D変換器3
に供給する。A/D変換器3は、前記検出出力をデジタ
ル化して電流検出端末装置4内に供給する。
トワークシステムの使用が開始されると、変流器2が、
電力線1に流れる商用電源の電流値を検出し、これをそ
の家庭の全消費電流量の検出出力としてA/D変換器3
に供給する。A/D変換器3は、前記検出出力をデジタ
ル化して電流検出端末装置4内に供給する。
【0052】電流検出端末装置4は、前記全消費電流量
の検出出力が供給されると、図2のフローチャートに従
って動作し電流データを形成して出力する。
の検出出力が供給されると、図2のフローチャートに従
って動作し電流データを形成して出力する。
【0053】すなわち、このフローチャートは、前記全
消費電流量の検出出力が当該電流検出端末装置4に供給
されることによりスタートとなりステップS1に進む。
消費電流量の検出出力が当該電流検出端末装置4に供給
されることによりスタートとなりステップS1に進む。
【0054】ステップS1では、演算部10が、前記全
消費電流量の検出出力の取り込みを行いステップS2に
進む。ステップS2では、演算部10が、前記取り込ん
だ全消費電流量の検出出力と、前記設定電流値メモリ9
に記憶された設定電流値とに基づいて以下の式1に示す
演算を行い電流データを形成し、これを送信部11に供
給してステップS3に進む。
消費電流量の検出出力の取り込みを行いステップS2に
進む。ステップS2では、演算部10が、前記取り込ん
だ全消費電流量の検出出力と、前記設定電流値メモリ9
に記憶された設定電流値とに基づいて以下の式1に示す
演算を行い電流データを形成し、これを送信部11に供
給してステップS3に進む。
【0055】 電流データ=設定電流値−全消費電流量・・・(式1) ステップS3では、前記送信部11が、前に電流データ
を出力してから所定時間が経過したか否か(例えば、5
秒経過したか否か)を判断し、Noの場合は前記ステッ
プS1に戻る。また、Yesの場合は、ステップS4に
進んで前記電流データに所定に変調処理を施し、これを
電力線1に流れる商用電源に重畳して出力する。
を出力してから所定時間が経過したか否か(例えば、5
秒経過したか否か)を判断し、Noの場合は前記ステッ
プS1に戻る。また、Yesの場合は、ステップS4に
進んで前記電流データに所定に変調処理を施し、これを
電力線1に流れる商用電源に重畳して出力する。
【0056】前記電流検出端末装置4は、このように一
定時間毎に電流データを形成し、これを間欠的にネット
ワーク上(前記電力線1)に出力する動作を繰り返し行
うようになっている。
定時間毎に電流データを形成し、これを間欠的にネット
ワーク上(前記電力線1)に出力する動作を繰り返し行
うようになっている。
【0057】次に、前記電流データがネットワーク上に
出力されると、前記各電気機器5にそれぞれ接続された
制御端末装置6が相互間で通信を行い全消費電流量を所
定消費電流量に調整する。この制御端末装置6の動作
は、図3のフローチャートに示すようになっており、送
受信部12によりネットワーク上に出力された電流デー
タが取り込まれることによりスタートなりステップS5
に進む。
出力されると、前記各電気機器5にそれぞれ接続された
制御端末装置6が相互間で通信を行い全消費電流量を所
定消費電流量に調整する。この制御端末装置6の動作
は、図3のフローチャートに示すようになっており、送
受信部12によりネットワーク上に出力された電流デー
タが取り込まれることによりスタートなりステップS5
に進む。
【0058】すなわち、ネットワーク上に電流データが
出力されると、前記送受信部12が商用電源と電流デー
タを分離することにより該電流データを抽出し、これに
所定の復調処理を施して制御部13に供給する。
出力されると、前記送受信部12が商用電源と電流デー
タを分離することにより該電流データを抽出し、これに
所定の復調処理を施して制御部13に供給する。
【0059】ここで、前記電流データは、上述の式1に
基づいてユーザにより設定された設定電流値から現在の
全消費電流値を減算処理することで形成される。このた
め、現在の全消費電流値が設定電流値を超過した場合に
はマイナス極性の電流データが制御部13に取り込ま
れ、現在の全消費電流値が設定電流値以下の場合にはプ
ラス極性の電流データが制御部13に取り込まれること
となる。このため、各制御端末装置6の各制御部13は
ステップS5において、取り込まれた電流データの極性
を判別することにより、現在の全消費電流値が設定電流
値を超過したか否かを判別し、Yesの場合はステップ
S6に進み、Noの場合はステップS9に進む。
基づいてユーザにより設定された設定電流値から現在の
全消費電流値を減算処理することで形成される。このた
め、現在の全消費電流値が設定電流値を超過した場合に
はマイナス極性の電流データが制御部13に取り込ま
れ、現在の全消費電流値が設定電流値以下の場合にはプ
ラス極性の電流データが制御部13に取り込まれること
となる。このため、各制御端末装置6の各制御部13は
ステップS5において、取り込まれた電流データの極性
を判別することにより、現在の全消費電流値が設定電流
値を超過したか否かを判別し、Yesの場合はステップ
S6に進み、Noの場合はステップS9に進む。
【0060】ステップS6では、現在の全消費電流値が
設定電流値を超過しているため、各制御部13が相互に
通信を行い、これにより決定された電気機器5を強制的
に停止状態に制御してステップS7に進む。
設定電流値を超過しているため、各制御部13が相互に
通信を行い、これにより決定された電気機器5を強制的
に停止状態に制御してステップS7に進む。
【0061】すなわち、前記超過が検出されると、各制
御部13は、自己が管理する電気機器5の動作状態を示
すデータ及びこれにより使用されている電流値を示すデ
ータをネットワーク上に出力すると共に、他の制御部1
3がネットワーク上に出力した前記両データの取り込み
を行う。また、各制御部13は、前記電流データに基づ
いて、設定電流値を超過した電流量(超過電流量)を検
出し、自己が管理する電気機器5を停止した場合に、ど
の程度の使用電流値の削減が可能であるかを示すデータ
をネットワーク上に出力すると共に、他の制御部13が
ネットワーク上に出力した前記データの取り込みを行
う。そして、この両データに基づいて、自己が管理する
電気機器5の停止許可を他の制御部13に求め、この停
止許可が下りた場合に自己が管理する電気機器5を停止
させるための制御信号を、HA端子5aを介して電気機
器5供給する。
御部13は、自己が管理する電気機器5の動作状態を示
すデータ及びこれにより使用されている電流値を示すデ
ータをネットワーク上に出力すると共に、他の制御部1
3がネットワーク上に出力した前記両データの取り込み
を行う。また、各制御部13は、前記電流データに基づ
いて、設定電流値を超過した電流量(超過電流量)を検
出し、自己が管理する電気機器5を停止した場合に、ど
の程度の使用電流値の削減が可能であるかを示すデータ
をネットワーク上に出力すると共に、他の制御部13が
ネットワーク上に出力した前記データの取り込みを行
う。そして、この両データに基づいて、自己が管理する
電気機器5の停止許可を他の制御部13に求め、この停
止許可が下りた場合に自己が管理する電気機器5を停止
させるための制御信号を、HA端子5aを介して電気機
器5供給する。
【0062】これにより、その制御部13が管理する電
気機器5を強制的に停止状態に制御することができる。
なお、以下に説明するが、自己が管理する電気機器5を
強制的に停止状態に制御した制御部13は、例えばフラ
グを立てる等して強制停止制御を行ったことを記憶して
おき、現在の全消費電流値が設定電流値以下となった場
合に、前記フラグを下ろし動作状態に復帰制御するよう
になっている。
気機器5を強制的に停止状態に制御することができる。
なお、以下に説明するが、自己が管理する電気機器5を
強制的に停止状態に制御した制御部13は、例えばフラ
グを立てる等して強制停止制御を行ったことを記憶して
おき、現在の全消費電流値が設定電流値以下となった場
合に、前記フラグを下ろし動作状態に復帰制御するよう
になっている。
【0063】一方、現在の全消費電流値が設定電流値以
下である場合、前記各制御部13はステップS9におい
て、自己が管理する電気機器5が、現在、強制停止状態
であるか否かを判別し、強制停止状態でなければそのま
まステップS7に進む。また、強制停止状態である場合
は、その電気機器5を動作状態とする制御信号をHA端
子5aを介して該電気機器5に供給してステップS7に
進む。これにより、前記ステップS6において強制的に
停止状態に制御した電気機器5を、該強制停止制御時の
動作状態に復帰制御することができる。
下である場合、前記各制御部13はステップS9におい
て、自己が管理する電気機器5が、現在、強制停止状態
であるか否かを判別し、強制停止状態でなければそのま
まステップS7に進む。また、強制停止状態である場合
は、その電気機器5を動作状態とする制御信号をHA端
子5aを介して該電気機器5に供給してステップS7に
進む。これにより、前記ステップS6において強制的に
停止状態に制御した電気機器5を、該強制停止制御時の
動作状態に復帰制御することができる。
【0064】なお、この復帰制御において、強制的に停
止状態に制御された電気機器5が複数ある場合は、その
制御部13同士で相互通信を行い決定された順に復帰制
御を行う。
止状態に制御された電気機器5が複数ある場合は、その
制御部13同士で相互通信を行い決定された順に復帰制
御を行う。
【0065】次に、ステップS7では、各制御部13が
前記電流データを検出することにより、上述の強制停止
制御或いは復帰制御で、現在の全消費電流値が設定電流
値以下となったか否かを判別し、Yesの場合はステッ
プS5に戻って上述の各ルーチンを繰り返し、Noの場
合はステップS8に進む。
前記電流データを検出することにより、上述の強制停止
制御或いは復帰制御で、現在の全消費電流値が設定電流
値以下となったか否かを判別し、Yesの場合はステッ
プS5に戻って上述の各ルーチンを繰り返し、Noの場
合はステップS8に進む。
【0066】ステップS8では、このような消費電流量
の制御動作を行っても、未だ全消費電流値が設定電流値
以下にならないということは、何等かの異常が発生して
いるものであるため、電気機器5の一つとして設けられ
ている警報器に接続された制御部13がこれを判断し、
該警報器を駆動制御する。これにより、警報器を介して
警報が発令され、ユーザに異常を知らせることができ
る。そして、事故の発生等を未然に防止することができ
る。
の制御動作を行っても、未だ全消費電流値が設定電流値
以下にならないということは、何等かの異常が発生して
いるものであるため、電気機器5の一つとして設けられ
ている警報器に接続された制御部13がこれを判断し、
該警報器を駆動制御する。これにより、警報器を介して
警報が発令され、ユーザに異常を知らせることができ
る。そして、事故の発生等を未然に防止することができ
る。
【0067】このように、当該家庭内情報ネットワーク
システムは、各電気機器5にそれぞれ設けられた各制御
端末装置6が、電流検出端末装置4からの電流データに
基づいて現在の全消費電流量を検出し、これに基づいて
各制御部13が相互間で通信を行い、現在の全消費電流
量がユーザにより設定された設定電流量以下となるよう
に各電気機器5をオンオフ制御する。これにより、その
家庭における全消費電流量を、常に設定量以下となるよ
うに制御することができる。また、全消費電流量がその
家庭の定格電流量以上となり、不意にブレーカが落ちて
その家庭が停電状態となるような不都合を防止すること
ができる。
システムは、各電気機器5にそれぞれ設けられた各制御
端末装置6が、電流検出端末装置4からの電流データに
基づいて現在の全消費電流量を検出し、これに基づいて
各制御部13が相互間で通信を行い、現在の全消費電流
量がユーザにより設定された設定電流量以下となるよう
に各電気機器5をオンオフ制御する。これにより、その
家庭における全消費電流量を、常に設定量以下となるよ
うに制御することができる。また、全消費電流量がその
家庭の定格電流量以上となり、不意にブレーカが落ちて
その家庭が停電状態となるような不都合を防止すること
ができる。
【0068】また、前記電流検出端末装置4は、一定時
間毎に電流データを出力するようになっているため、各
制御端末装置6においては、該電流データの取り込みを
前記一定時間毎に行えばよく、該各制御端末装置6での
全消費電流量の監視負担を軽減することができる。
間毎に電流データを出力するようになっているため、各
制御端末装置6においては、該電流データの取り込みを
前記一定時間毎に行えばよく、該各制御端末装置6での
全消費電流量の監視負担を軽減することができる。
【0069】また、全消費電流量の制限制御を行って
も、なおも設定電流量以下とならない場合には警報を発
令するようになっているため、異常事態の発生をユーザ
に報知することができ、事故等の発生を未然に防止して
安全な生活を提供することができる。
も、なおも設定電流量以下とならない場合には警報を発
令するようになっているため、異常事態の発生をユーザ
に報知することができ、事故等の発生を未然に防止して
安全な生活を提供することができる。
【0070】さらに、商用電源供給用の電力線1を流れ
る商用電源に前記電流データを重畳することで、該電力
線1を通信用のネットワークとして用いているため、そ
の家屋に専用のネットワークを配する必要がなく、当該
家庭内情報ネットワークシステムを安価かつ簡単な工事
で家屋に取り付け可能とすることができる。このため、
このような利便性を有する当該家庭内情報ネットワーク
システムの汎用性の向上を図ることができる。
る商用電源に前記電流データを重畳することで、該電力
線1を通信用のネットワークとして用いているため、そ
の家屋に専用のネットワークを配する必要がなく、当該
家庭内情報ネットワークシステムを安価かつ簡単な工事
で家屋に取り付け可能とすることができる。このため、
このような利便性を有する当該家庭内情報ネットワーク
システムの汎用性の向上を図ることができる。
【0071】次に、このような当該第1の実施の形態に
係る家庭内情報ネットワークシステムのいくつかの変形
例の説明をする。
係る家庭内情報ネットワークシステムのいくつかの変形
例の説明をする。
【0072】まず、第1の変形例に係る家庭内情報ネッ
トワークシステムは、図2のフローチャートのステップ
S2として説明した前記電流検出端末装置4で行われる
電流データの演算動作(前記式1参照)を、図4のフロ
ーチャートのステップS10に示す演算動作に変更した
ものであり、前記電流検出端末装置4は、以下の式2に
示す演算式に基づいて電流データを形成し、これを一定
時間毎にネットワーク上に出力する。なお、この第1の
変形例に係る家庭内情報ネットワークシステムにおいて
は、この電流データの演算動作のみが異なるだけである
ため、図4のフローチャートの説明はこのステップS1
0のみ行うこととする。
トワークシステムは、図2のフローチャートのステップ
S2として説明した前記電流検出端末装置4で行われる
電流データの演算動作(前記式1参照)を、図4のフロ
ーチャートのステップS10に示す演算動作に変更した
ものであり、前記電流検出端末装置4は、以下の式2に
示す演算式に基づいて電流データを形成し、これを一定
時間毎にネットワーク上に出力する。なお、この第1の
変形例に係る家庭内情報ネットワークシステムにおいて
は、この電流データの演算動作のみが異なるだけである
ため、図4のフローチャートの説明はこのステップS1
0のみ行うこととする。
【0073】 電流データ=全消費電流量−設定電流値・・・(式2) この場合、現在の全消費電流量がユーザにより設定され
た設定電流値を超過している場合は電流データがプラス
極性となり、現在の全消費電流量がユーザにより設定さ
れた設定電流値以下である場合は電流データがマイナス
極性となる。このため、前記各制御端末装置6の各制御
部13は、この電流データの極性に基づいて上述と同様
の消費電流量制御動作を行うことにより上述と同様の効
果を得ることができる。
た設定電流値を超過している場合は電流データがプラス
極性となり、現在の全消費電流量がユーザにより設定さ
れた設定電流値以下である場合は電流データがマイナス
極性となる。このため、前記各制御端末装置6の各制御
部13は、この電流データの極性に基づいて上述と同様
の消費電流量制御動作を行うことにより上述と同様の効
果を得ることができる。
【0074】次に、第2の変形例に係る家庭内情報ネッ
トワークシステムは、図2のフローチャートのステップ
S3として説明した前記電流検出端末装置4の電流デー
タの出力動作を、図5のフローチャートのステップS1
1に示す出力動作に変更したものである。なお、この第
2の変形例に係る家庭内情報ネットワークシステムにお
いては、この電流データの出力動作のみが異なるだけで
あるため、図5のフローチャートの説明はこのステップ
S11のみ行うこととする。
トワークシステムは、図2のフローチャートのステップ
S3として説明した前記電流検出端末装置4の電流デー
タの出力動作を、図5のフローチャートのステップS1
1に示す出力動作に変更したものである。なお、この第
2の変形例に係る家庭内情報ネットワークシステムにお
いては、この電流データの出力動作のみが異なるだけで
あるため、図5のフローチャートの説明はこのステップ
S11のみ行うこととする。
【0075】すなわち、上述の第1の実施の形態に係る
家庭内情報ネットワークシステムでは、形成した電流デ
ータを一定時間毎にネットワーク上に出力することとし
たが、この第2の変形例に係る家庭内情報ネットワーク
システムでは、電流データが一定値を超過した場合にの
み電流データをネットワーク上に出力するようにしたも
のである。
家庭内情報ネットワークシステムでは、形成した電流デ
ータを一定時間毎にネットワーク上に出力することとし
たが、この第2の変形例に係る家庭内情報ネットワーク
システムでは、電流データが一定値を超過した場合にの
み電流データをネットワーク上に出力するようにしたも
のである。
【0076】具体的には、図5のステップS2(又はス
テップS10)において、前記式1或いは式2の演算を
行い電流データが形成されると、電流検出端末装置4の
演算部10は、形成された電流データが一定値を超過し
たか否かを判別し、Noの場合はステップS1に戻り、
Yesの場合はステップS4に進んでその電流データを
ネットワーク上に出力する。そして、各制御端末装置6
の各制御部13は、前記電流データを取り込んだ場合の
み消費電流量の制御動作を行う。
テップS10)において、前記式1或いは式2の演算を
行い電流データが形成されると、電流検出端末装置4の
演算部10は、形成された電流データが一定値を超過し
たか否かを判別し、Noの場合はステップS1に戻り、
Yesの場合はステップS4に進んでその電流データを
ネットワーク上に出力する。そして、各制御端末装置6
の各制御部13は、前記電流データを取り込んだ場合の
み消費電流量の制御動作を行う。
【0077】これにより、各制御端末装置6の各制御部
13の負担を大幅に軽減することができる他、上述の第
1の実施の形態に係る家庭内情報ネットワークシステム
と同様の効果を得ることができる。
13の負担を大幅に軽減することができる他、上述の第
1の実施の形態に係る家庭内情報ネットワークシステム
と同様の効果を得ることができる。
【0078】次に、第3の変形例に係る家庭内情報ネッ
トワークシステムは、図2のフローチャートのステップ
S3として説明した前記電流検出端末装置4の電流デー
タの出力動作と、図5のフローチャートのステップS1
1に示す電流データの出力動作とを併用したものであ
る。なお、この第3の変形例に係る家庭内情報ネットワ
ークシステムにおいては、この電流データの出力動作の
みが異なるだけであるため、図6のフローチャートの説
明はこの電流データの出力動作のみ行うこととする。
トワークシステムは、図2のフローチャートのステップ
S3として説明した前記電流検出端末装置4の電流デー
タの出力動作と、図5のフローチャートのステップS1
1に示す電流データの出力動作とを併用したものであ
る。なお、この第3の変形例に係る家庭内情報ネットワ
ークシステムにおいては、この電流データの出力動作の
みが異なるだけであるため、図6のフローチャートの説
明はこの電流データの出力動作のみ行うこととする。
【0079】この第3の変形例に係る家庭内情報ネット
ワークシステムは、図6のステップS2(又はステップ
S10)において、前記式1或いは式2の演算を行い電
流データが形成されると、電流検出端末装置4の送信部
11は、まず、ステップS11において、前記形成され
た電流データが一定値を超過したか否かを判別し、No
の場合はステップS3に進み、Yesの場合はそのまま
ステップS4に進み電流データをネットワーク上に出力
する。
ワークシステムは、図6のステップS2(又はステップ
S10)において、前記式1或いは式2の演算を行い電
流データが形成されると、電流検出端末装置4の送信部
11は、まず、ステップS11において、前記形成され
た電流データが一定値を超過したか否かを判別し、No
の場合はステップS3に進み、Yesの場合はそのまま
ステップS4に進み電流データをネットワーク上に出力
する。
【0080】ステップS3では、前記送信部11が、前
に電流データを出力してから一定時間を経過したか否か
を判別し、Noの場合はステップS1に戻り、Yesの
場合はステップS4に進み電流データをネットワーク上
に出力する。
に電流データを出力してから一定時間を経過したか否か
を判別し、Noの場合はステップS1に戻り、Yesの
場合はステップS4に進み電流データをネットワーク上
に出力する。
【0081】すなわち、この第3の変形例に係る家庭内
情報ネットワークシステムにおいては、電流データが一
定値を超過するか(ステップS11)、或いは前に電流
データを出力してから一定時間が経過するかの、いずれ
かの場合に電流データが出力されることとなる。
情報ネットワークシステムにおいては、電流データが一
定値を超過するか(ステップS11)、或いは前に電流
データを出力してから一定時間が経過するかの、いずれ
かの場合に電流データが出力されることとなる。
【0082】これにより、長時間、電流データがネット
ワーク上に出力されないような不都合を防止することが
できる他、上述の第1の実施の形態に係る家庭内情報ネ
ットワークシステムと同様の効果を得ることができる。
ワーク上に出力されないような不都合を防止することが
できる他、上述の第1の実施の形態に係る家庭内情報ネ
ットワークシステムと同様の効果を得ることができる。
【0083】次に、第4の変形例に係る家庭内情報ネッ
トワークシステムは、前記電流検出端末装置4に設けら
れている電流値設定器8,設定電流メモリ9及び演算部
10を制御端末装置6側に設けるようにしたものであ
る。
トワークシステムは、前記電流検出端末装置4に設けら
れている電流値設定器8,設定電流メモリ9及び演算部
10を制御端末装置6側に設けるようにしたものであ
る。
【0084】この場合、電流検出端末装置4は、変流器
2で検出された現在の全消費電流量の検出出力を、送信
部11を介してそのままネットワーク上に出力する。制
御端末装置6は、前記送受信部12により、ネットワー
ク上に出力された前記検出出力を検出し、当該制御端末
装置6側に設けられた演算部10に供給する。
2で検出された現在の全消費電流量の検出出力を、送信
部11を介してそのままネットワーク上に出力する。制
御端末装置6は、前記送受信部12により、ネットワー
ク上に出力された前記検出出力を検出し、当該制御端末
装置6側に設けられた演算部10に供給する。
【0085】演算部10は、電流値設定器8を用いてユ
ーザにより設定された設定電流値を設定電流メモリ9か
ら読み出し、この設定電流値及び前記現在の全消費電流
量の検出出力に基づいて上述のように電流データを形成
する。そして、この電流データに基づいて各制御端末装
置6間で相互通信を行い、消費電流量の制御を行う。
ーザにより設定された設定電流値を設定電流メモリ9か
ら読み出し、この設定電流値及び前記現在の全消費電流
量の検出出力に基づいて上述のように電流データを形成
する。そして、この電流データに基づいて各制御端末装
置6間で相互通信を行い、消費電流量の制御を行う。
【0086】これにより、電流検出端末装置4の構成を
簡略化及び演算等の負担の軽減を図ることができる他、
第1の実施の形態に係る家庭内情報ネットワークシステ
ムと同様の効果を得ることができる。
簡略化及び演算等の負担の軽減を図ることができる他、
第1の実施の形態に係る家庭内情報ネットワークシステ
ムと同様の効果を得ることができる。
【0087】次に、本発明の第2の実施の形態に係る家
庭内情報ネットワークシステムの説明をする。
庭内情報ネットワークシステムの説明をする。
【0088】この第2の実施の形態に係る家庭内情報ネ
ットワークシステムは、時計機能及びマイクロコンピュ
ータ(マイコン)を有する電気機器5の時刻合わせを、
該マイコンを介して自動的に行うようにしたものである
(時間設定制御)。
ットワークシステムは、時計機能及びマイクロコンピュ
ータ(マイコン)を有する電気機器5の時刻合わせを、
該マイコンを介して自動的に行うようにしたものである
(時間設定制御)。
【0089】なお、この第2の実施の形態に係る家庭内
情報ネットワークシステムの説明において、上述の第1
の実施の形態に係る家庭内情報ネットワークシステムと
同じ動作を示す箇所には同じ符号を付し、その詳細な説
明を省略する。
情報ネットワークシステムの説明において、上述の第1
の実施の形態に係る家庭内情報ネットワークシステムと
同じ動作を示す箇所には同じ符号を付し、その詳細な説
明を省略する。
【0090】すなわち、この第2の実施の形態に係る家
庭内情報ネットワークシステムの要部は、図7に示すよ
うに時計26及びマイコン25を有する各電気機器5
と、前記電力線1に接続され、その電気機器5の電源投
入時にマイコン25から供給される時間要求データに応
じて現在の時刻を示す時間データを前記電力線1(前記
ネットワーク)及び前記制御端末装置6を介して各電気
機器5に伝送する時計端末装置20とで構成されてい
る。
庭内情報ネットワークシステムの要部は、図7に示すよ
うに時計26及びマイコン25を有する各電気機器5
と、前記電力線1に接続され、その電気機器5の電源投
入時にマイコン25から供給される時間要求データに応
じて現在の時刻を示す時間データを前記電力線1(前記
ネットワーク)及び前記制御端末装置6を介して各電気
機器5に伝送する時計端末装置20とで構成されてい
る。
【0091】前記時計端末装置20は、前記電気機器5
からの時間要求データを受信し前記時間データに所定の
変調処理を施し商用電源に重畳して送信する送受信部2
1と、バッテリ22と、主に前記時間要求データ及び時
間データの送受信制御を行う制御部23と、後に説明す
る停電検出部24とで構成されている。
からの時間要求データを受信し前記時間データに所定の
変調処理を施し商用電源に重畳して送信する送受信部2
1と、バッテリ22と、主に前記時間要求データ及び時
間データの送受信制御を行う制御部23と、後に説明す
る停電検出部24とで構成されている。
【0092】また、前記時計26及びマイコン25を有
する電気機器5としては、この例においては例えばエア
コンディショナ,衣類乾燥機が設けられている。
する電気機器5としては、この例においては例えばエア
コンディショナ,衣類乾燥機が設けられている。
【0093】このような構成を有する第2の実施の形態
に係る家庭内情報ネットワークシステムの前記時計端末
装置20及び制御端末装置6における時間設定制御動作
は、図8及び図9のフローチャートに示すようになって
おり、前記電気機器5の電源プラグが商用電源のコンセ
ントに差し込まれ、その電気機器5に電源が投入される
ことにより、以下に説明する時間設定制御を行うように
なっている。
に係る家庭内情報ネットワークシステムの前記時計端末
装置20及び制御端末装置6における時間設定制御動作
は、図8及び図9のフローチャートに示すようになって
おり、前記電気機器5の電源プラグが商用電源のコンセ
ントに差し込まれ、その電気機器5に電源が投入される
ことにより、以下に説明する時間設定制御を行うように
なっている。
【0094】すなわち、まず、図9に示す前記制御端末
装置6側の動作を示すフローチャートのステップS17
において、その電気機器5を管理する制御端末装置6の
制御部13が、該電気機器5に電源が投入されたか否か
を判別し、Noの場合はその電気機器5は使用状態にな
いものであるため電源が投入されるまで当該ステップS
17を繰り返し、Yesの場合はステップS18に進
む。ステップS18では、前記制御部13が、時計端末
装置20側に時間データの送信を要求するために時間要
求データを形成し、これを送受信部12に供給する。送
受信部12は、前記時間要求データに所定の変調処理を
施し、これを電力線1に流れる商用電源に重畳して出力
する。
装置6側の動作を示すフローチャートのステップS17
において、その電気機器5を管理する制御端末装置6の
制御部13が、該電気機器5に電源が投入されたか否か
を判別し、Noの場合はその電気機器5は使用状態にな
いものであるため電源が投入されるまで当該ステップS
17を繰り返し、Yesの場合はステップS18に進
む。ステップS18では、前記制御部13が、時計端末
装置20側に時間データの送信を要求するために時間要
求データを形成し、これを送受信部12に供給する。送
受信部12は、前記時間要求データに所定の変調処理を
施し、これを電力線1に流れる商用電源に重畳して出力
する。
【0095】一方、時計端末装置20側に設けられてい
る制御部23は、例えば一定時間毎に電力線1に流れる
商用電源から時間要求データを取り込むように送受信部
21を制御している。そして、図8の時計端末装置20
側の動作を示すフローチャートのステップS15に示す
ように、いずれかの電気機器5から時間要求がなされた
か否かを前記一定時間毎に判別し、前記時間要求データ
が取り込まれた場合、ずなわち、Yesの場合はステッ
プS16に進み、Noの場合は時間要求データが取り込
まれるまで当該ステップS15のルーチンを繰り返す。
ステップS16では、前記いずれかの電気機器5からの
時間要求データが取り込まれたため、制御部13が、現
在の時刻を示す時間データを形成し、これを送受信部2
1に供給する。
る制御部23は、例えば一定時間毎に電力線1に流れる
商用電源から時間要求データを取り込むように送受信部
21を制御している。そして、図8の時計端末装置20
側の動作を示すフローチャートのステップS15に示す
ように、いずれかの電気機器5から時間要求がなされた
か否かを前記一定時間毎に判別し、前記時間要求データ
が取り込まれた場合、ずなわち、Yesの場合はステッ
プS16に進み、Noの場合は時間要求データが取り込
まれるまで当該ステップS15のルーチンを繰り返す。
ステップS16では、前記いずれかの電気機器5からの
時間要求データが取り込まれたため、制御部13が、現
在の時刻を示す時間データを形成し、これを送受信部2
1に供給する。
【0096】具体的には、当該時計端末装置20には、
いわゆる電波時計が設けられており、この電波時計によ
り、例えば人口衛星等を介して常時送信されている時間
情報を受信し、これに基づいて前記時間データを形成す
るようになっている。
いわゆる電波時計が設けられており、この電波時計によ
り、例えば人口衛星等を介して常時送信されている時間
情報を受信し、これに基づいて前記時間データを形成す
るようになっている。
【0097】なお、この時計データの形成は、例えばユ
ーザが時計端末装置20に設けられている基準となる時
刻を形成する時計を予めセットし、以後、この時計によ
り形成される時刻を基準として前記時間データを形成す
るようにしてもよい。
ーザが時計端末装置20に設けられている基準となる時
刻を形成する時計を予めセットし、以後、この時計によ
り形成される時刻を基準として前記時間データを形成す
るようにしてもよい。
【0098】送受信部21は、このように形成された前
記時間データに所定の変調処理を施し、これを電力線1
に流れる商用電源に重畳して出力する。
記時間データに所定の変調処理を施し、これを電力線1
に流れる商用電源に重畳して出力する。
【0099】再度、図9に示す制御端末装置6側のフロ
ーチャートにおいて、制御端末装置6側に制御部13
は、一定時間毎に電力線1に流れる商用電源からデータ
を取り込むように送受信部12を制御しており、ステッ
プS19では、前記時計端末装置20側からの時間デー
タが取り込まれたか否かを判別する。そして、時間デー
タが取り込まれた場合、ずなわち、Yesの場合はステ
ップS20に進み、Noの場合は前記時間データが取り
込まれるまで当該ステップS19のルーチンを繰り返
す。ステップS20では、前記制御部13が、取り込ま
れた時間データを電子機器5のマイコン25に供給す
る。マイコン25は、この時間データに応じて時計26
に現在の時刻をセットする。
ーチャートにおいて、制御端末装置6側に制御部13
は、一定時間毎に電力線1に流れる商用電源からデータ
を取り込むように送受信部12を制御しており、ステッ
プS19では、前記時計端末装置20側からの時間デー
タが取り込まれたか否かを判別する。そして、時間デー
タが取り込まれた場合、ずなわち、Yesの場合はステ
ップS20に進み、Noの場合は前記時間データが取り
込まれるまで当該ステップS19のルーチンを繰り返
す。ステップS20では、前記制御部13が、取り込ま
れた時間データを電子機器5のマイコン25に供給す
る。マイコン25は、この時間データに応じて時計26
に現在の時刻をセットする。
【0100】これにより、その電子機器5の使用開始時
に現在の時刻をセットしなくとも、自動的に該現在の時
刻をセットすることができるため、繁雑かつ面倒な時刻
合わせ操作を完全に省略したうえでその電子機器5の使
用開始を可能とすることができ、当該家庭内情報ネット
ワークシステムのさらなる利便性の向上を図ることがで
きる。
に現在の時刻をセットしなくとも、自動的に該現在の時
刻をセットすることができるため、繁雑かつ面倒な時刻
合わせ操作を完全に省略したうえでその電子機器5の使
用開始を可能とすることができ、当該家庭内情報ネット
ワークシステムのさらなる利便性の向上を図ることがで
きる。
【0101】次に、このような当該第2の実施の形態に
係る家庭内情報ネットワークシステムのいくつかの変形
例の説明をする。
係る家庭内情報ネットワークシステムのいくつかの変形
例の説明をする。
【0102】まず、第1の変形例に係る家庭内情報ネッ
トワークシステムは、上述の時間設定制御を、その電子
機器5の電源投入時のみならず、該電子機器5の動作開
始時にも行うようにしたものである。
トワークシステムは、上述の時間設定制御を、その電子
機器5の電源投入時のみならず、該電子機器5の動作開
始時にも行うようにしたものである。
【0103】この第1の変形例に係る家庭内情報ネット
ワークシステムにおける制御端末装置6側の動作は図1
0のフローチャートに示すようになっており、上述の図
9に示したフローチャートにステップS21が追加され
たかたちとなっている。なお、この第1の変形例に係る
家庭内情報ネットワークシステムにおいては、このステ
ップS21のルーチンを追加した以外は、上述の第1の
実施の形態に係る家庭内情報ネットワークシステムと同
じ動作を示すため、図10のフローチャートの説明はこ
のステップS21のみ行うこととする。
ワークシステムにおける制御端末装置6側の動作は図1
0のフローチャートに示すようになっており、上述の図
9に示したフローチャートにステップS21が追加され
たかたちとなっている。なお、この第1の変形例に係る
家庭内情報ネットワークシステムにおいては、このステ
ップS21のルーチンを追加した以外は、上述の第1の
実施の形態に係る家庭内情報ネットワークシステムと同
じ動作を示すため、図10のフローチャートの説明はこ
のステップS21のみ行うこととする。
【0104】すなわち、図10の制御端末装置6の動作
を示すフローチャートにおいて、上述のようにステップ
S17で電気機器5の電源投入がなされたか否かが判別
され、電源投入がなされていないものと判断されると
(Noの場合)、前記制御部13はステップS21に進
み、その電気機器5の動作が開始されたか否かを判別す
る。そして、その電気機器5の動作が開始されたと判断
した場合は、すなわちYesの場合はステップS18に
進み、Noの場合はステップS17に戻る。
を示すフローチャートにおいて、上述のようにステップ
S17で電気機器5の電源投入がなされたか否かが判別
され、電源投入がなされていないものと判断されると
(Noの場合)、前記制御部13はステップS21に進
み、その電気機器5の動作が開始されたか否かを判別す
る。そして、その電気機器5の動作が開始されたと判断
した場合は、すなわちYesの場合はステップS18に
進み、Noの場合はステップS17に戻る。
【0105】これにより、その電子機器5の電源投入時
或いは該電子機器5の動作開始時に上述の時間設定制御
を行うことができ、例えば電源投入時にセットされた時
刻に狂いが生じた場合でも、その電子機器5の使用開始
時にはこれを是正することができ、常に、正確な時刻で
その電子機器5を使用可能とすることができる。
或いは該電子機器5の動作開始時に上述の時間設定制御
を行うことができ、例えば電源投入時にセットされた時
刻に狂いが生じた場合でも、その電子機器5の使用開始
時にはこれを是正することができ、常に、正確な時刻で
その電子機器5を使用可能とすることができる。
【0106】次に、当該第2の実施の形態に係る家庭内
情報ネットワークシステムの第2の変形例の説明をす
る。
情報ネットワークシステムの第2の変形例の説明をす
る。
【0107】この第2の変形例に係る家庭内情報ネット
ワークシステムは、上述の時間設定制御を、その電子機
器5の電源投入時のみならず、一定時間経過毎に定期的
に行うようにしたものである。
ワークシステムは、上述の時間設定制御を、その電子機
器5の電源投入時のみならず、一定時間経過毎に定期的
に行うようにしたものである。
【0108】この第2の変形例に係る家庭内情報ネット
ワークシステムにおける制御端末装置6側の動作は図1
1のフローチャートに示すようになっており、上述の図
9に示したフローチャートにステップS22が追加され
たかたちとなっている。なお、この第2の変形例に係る
家庭内情報ネットワークシステムにおいては、このステ
ップS22のルーチンを追加した以外は、上述の第1の
実施の形態に係る家庭内情報ネットワークシステムと同
じ動作を示すため、図11のフローチャートの説明はこ
のステップS22のみ行うこととする。
ワークシステムにおける制御端末装置6側の動作は図1
1のフローチャートに示すようになっており、上述の図
9に示したフローチャートにステップS22が追加され
たかたちとなっている。なお、この第2の変形例に係る
家庭内情報ネットワークシステムにおいては、このステ
ップS22のルーチンを追加した以外は、上述の第1の
実施の形態に係る家庭内情報ネットワークシステムと同
じ動作を示すため、図11のフローチャートの説明はこ
のステップS22のみ行うこととする。
【0109】すなわち、図11の制御端末装置6の動作
を示すフローチャートにおいて、上述のようにステップ
S17で電気機器5の電源投入がなされたか否かが判別
され、電源投入がなされていないものと判断されると
(Noの場合)、前記制御部13はステップS22に進
み、例えば前回、時間設定制御を行ってから例えば1時
間,3時間,6時間,12時間,24時間等の一定時間
が経過したか否かを判別する。そして、前記一定時間が
経過したものと判断した場合、すなわちYesの場合は
ステップS18に進み、Noの場合はステップS17に
戻る。
を示すフローチャートにおいて、上述のようにステップ
S17で電気機器5の電源投入がなされたか否かが判別
され、電源投入がなされていないものと判断されると
(Noの場合)、前記制御部13はステップS22に進
み、例えば前回、時間設定制御を行ってから例えば1時
間,3時間,6時間,12時間,24時間等の一定時間
が経過したか否かを判別する。そして、前記一定時間が
経過したものと判断した場合、すなわちYesの場合は
ステップS18に進み、Noの場合はステップS17に
戻る。
【0110】これにより、その電子機器5の電源投入時
のみならず、一定時間経過毎に定期的に時間設定制御を
行うことができ、常に、正確な時刻でその電子機器5を
使用可能とすることができる。
のみならず、一定時間経過毎に定期的に時間設定制御を
行うことができ、常に、正確な時刻でその電子機器5を
使用可能とすることができる。
【0111】次に、当該第2の実施の形態に係る家庭内
情報ネットワークシステムの第3の変形例の説明をす
る。
情報ネットワークシステムの第3の変形例の説明をす
る。
【0112】上述の当該第2の実施の形態に係る家庭内
情報ネットワークシステム,第1の変形例及び第2の変
形例の説明では、時計端末装置20は、制御端末装置6
からの時間要求データを受信した場合のみ時間データを
送信するようになっていたが、この第3の変形例に係る
家庭内情報ネットワークシステムでは、前記時計端末装
置20が、その家庭の「停電」を検出しこれから復帰し
たときにも前記時間データを送信するようにしたもので
ある。
情報ネットワークシステム,第1の変形例及び第2の変
形例の説明では、時計端末装置20は、制御端末装置6
からの時間要求データを受信した場合のみ時間データを
送信するようになっていたが、この第3の変形例に係る
家庭内情報ネットワークシステムでは、前記時計端末装
置20が、その家庭の「停電」を検出しこれから復帰し
たときにも前記時間データを送信するようにしたもので
ある。
【0113】この第3の変形例に係る家庭内情報ネット
ワークシステムにおける時計端末装置20側の動作は図
12のフローチャートに示すようになっており、上述の
図8に示したフローチャートにステップS23が追加さ
れたかたちとなっている。なお、この第3の変形例に係
る家庭内情報ネットワークシステムにおいては、このス
テップS23のルーチンを追加した以外は、上述の第1
の実施の形態に係る家庭内情報ネットワークシステム及
び第1,第2の変形例に係る家庭内情報ネットワークシ
ステムと同じ動作を示すため、図12のフローチャート
の説明はこのステップS23のみ行うこととする。
ワークシステムにおける時計端末装置20側の動作は図
12のフローチャートに示すようになっており、上述の
図8に示したフローチャートにステップS23が追加さ
れたかたちとなっている。なお、この第3の変形例に係
る家庭内情報ネットワークシステムにおいては、このス
テップS23のルーチンを追加した以外は、上述の第1
の実施の形態に係る家庭内情報ネットワークシステム及
び第1,第2の変形例に係る家庭内情報ネットワークシ
ステムと同じ動作を示すため、図12のフローチャート
の説明はこのステップS23のみ行うこととする。
【0114】すなわち、図12の時計端末装置20の動
作を示すフローチャートにおいて、上述のようにステッ
プS15で時間データの送信を要求する時間要求データ
が取り込まれたか否かが判別され、時間要求データの取
り込みがなされていないものと判断された場合(Noの
場合)、当該時計端末装置20に設けられている制御部
23はステップS23に進み、電圧低下の状態からその
後復帰したか否かを判別する。
作を示すフローチャートにおいて、上述のようにステッ
プS15で時間データの送信を要求する時間要求データ
が取り込まれたか否かが判別され、時間要求データの取
り込みがなされていないものと判断された場合(Noの
場合)、当該時計端末装置20に設けられている制御部
23はステップS23に進み、電圧低下の状態からその
後復帰したか否かを判別する。
【0115】具体的には、図7に示す停電検出部24
は、電力線1の電圧を常時検出している。この電圧は、
その家庭が停電状態となると、その電圧値が零レベル
(或いは、零レベルに近いレベル)となる。当該時計端
末装置20は、バッテリ22を電源として独自に動作し
ている。このため、前記停電検出部24は、前記電力線
1の電圧が零レベルとなったときに、その家庭が停電状
態となったものと判断する。そして、その家庭が停電状
態から復帰し、前記電力線1の電圧が零レベルから向上
したときに、停電状態からの復帰を示す復帰データを制
御部23に供給する。
は、電力線1の電圧を常時検出している。この電圧は、
その家庭が停電状態となると、その電圧値が零レベル
(或いは、零レベルに近いレベル)となる。当該時計端
末装置20は、バッテリ22を電源として独自に動作し
ている。このため、前記停電検出部24は、前記電力線
1の電圧が零レベルとなったときに、その家庭が停電状
態となったものと判断する。そして、その家庭が停電状
態から復帰し、前記電力線1の電圧が零レベルから向上
したときに、停電状態からの復帰を示す復帰データを制
御部23に供給する。
【0116】制御部23は、前記ステップS23におい
て、この復帰データに有無を検出することにより、前記
電圧低下の状態からその後復帰したか否かを判別し、N
oの場合はは前記ステップS15に戻り、Yesの場合
はステップS16に進み、前記時間データの送信を行
う。
て、この復帰データに有無を検出することにより、前記
電圧低下の状態からその後復帰したか否かを判別し、N
oの場合はは前記ステップS15に戻り、Yesの場合
はステップS16に進み、前記時間データの送信を行
う。
【0117】各電子機器5に設けられている時計26を
制御するマイコン25は、電源投入時には、例えば午前
0時00分を点滅表示する初期設定モードとなり、ユー
ザに時刻合わせを促すようになっている。このため、停
電からの復帰時には、新たな電源投入と同じこととな
り、各電気機器5の時計26が全て初期設定モードとな
ってしまうが、当該第3の変形例に係る家庭内情報ネッ
トワークシステムでは、この停電からの復帰時に、前記
時間データの送信を行うようになっているため、各電気
機器5の時計26を自動的にセットし直すことができ
る。従って、各電気機器5の時計26をそれぞれセット
し直す面倒を省略することができ、当該家庭内情報ネッ
トワークシステムのさらなる利便性の向上を図ることが
できる。
制御するマイコン25は、電源投入時には、例えば午前
0時00分を点滅表示する初期設定モードとなり、ユー
ザに時刻合わせを促すようになっている。このため、停
電からの復帰時には、新たな電源投入と同じこととな
り、各電気機器5の時計26が全て初期設定モードとな
ってしまうが、当該第3の変形例に係る家庭内情報ネッ
トワークシステムでは、この停電からの復帰時に、前記
時間データの送信を行うようになっているため、各電気
機器5の時計26を自動的にセットし直すことができ
る。従って、各電気機器5の時計26をそれぞれセット
し直す面倒を省略することができ、当該家庭内情報ネッ
トワークシステムのさらなる利便性の向上を図ることが
できる。
【0118】次に、当該第2の実施の形態に係る家庭内
情報ネットワークシステムの第4の変形例の説明をす
る。
情報ネットワークシステムの第4の変形例の説明をす
る。
【0119】上述の当該第2の実施の形態に係る家庭内
情報ネットワークシステム及び第1〜第3の変形例にお
いては、電気機器5に電源が投入された際,停電から復
帰した際等に、自動的に時間設定制御を行うようになっ
ていたが、この第4の変形例に係る家庭内情報ネットワ
ークシステムでは、ユーザの意思による時間設定制御を
可能としたものであり、図13に示すように制御端末装
置6側にユーザが時間設定制御を希望する場合にオン操
作される入力スイッチ27が設けられている。
情報ネットワークシステム及び第1〜第3の変形例にお
いては、電気機器5に電源が投入された際,停電から復
帰した際等に、自動的に時間設定制御を行うようになっ
ていたが、この第4の変形例に係る家庭内情報ネットワ
ークシステムでは、ユーザの意思による時間設定制御を
可能としたものであり、図13に示すように制御端末装
置6側にユーザが時間設定制御を希望する場合にオン操
作される入力スイッチ27が設けられている。
【0120】なお、この第4の変形例に係る家庭内情報
ネットワークシステムの構成は、前記制御端末装置6側
に入力スイッチ27が設けられた以外は、上述の第2の
実施の形態に係る家庭内情報ネットワークシステムと同
じであるため、当該第4の変形例の説明では、この入力
スイッチ27に関係する各部の動作のみを説明すること
とする。
ネットワークシステムの構成は、前記制御端末装置6側
に入力スイッチ27が設けられた以外は、上述の第2の
実施の形態に係る家庭内情報ネットワークシステムと同
じであるため、当該第4の変形例の説明では、この入力
スイッチ27に関係する各部の動作のみを説明すること
とする。
【0121】すなわち、この第4の変形例に係る家庭内
情報ネットワークシステムにおいて、ユーザは、例えば
電子機器5に設けられている時計26に狂いが生じた場
合等に、前記制御端末装置6側に設けられている入力ス
イッチ27をオン操作する。この入力スイッチ27がオ
ン操作されると、これを示すデータが送受信部12を介
して制御部13に供給される。制御部13は、図14に
示す制御端末装置6側のフローチャートのステップS2
4において、前記入力スイッチ27がオン操作されたか
否かを判別し、Noの場合はステップS17に戻り、Y
esの場合はステップS18に進んで上述の時間要求デ
ータを形成して時計端末装置20側に送信する。これに
より、ユーザが希望するタイミングでの時間設定制御を
可能とすることができる。
情報ネットワークシステムにおいて、ユーザは、例えば
電子機器5に設けられている時計26に狂いが生じた場
合等に、前記制御端末装置6側に設けられている入力ス
イッチ27をオン操作する。この入力スイッチ27がオ
ン操作されると、これを示すデータが送受信部12を介
して制御部13に供給される。制御部13は、図14に
示す制御端末装置6側のフローチャートのステップS2
4において、前記入力スイッチ27がオン操作されたか
否かを判別し、Noの場合はステップS17に戻り、Y
esの場合はステップS18に進んで上述の時間要求デ
ータを形成して時計端末装置20側に送信する。これに
より、ユーザが希望するタイミングでの時間設定制御を
可能とすることができる。
【0122】次に、当該第2の実施の形態に係る家庭内
情報ネットワークシステムの第5の変形例の説明をす
る。
情報ネットワークシステムの第5の変形例の説明をす
る。
【0123】上述の第4の変形例に係る家庭内情報ネッ
トワークシステムは、制御端末装置6側に前記入力スイ
ッチ27を設けるようにしたものであったが、この第5
の変形例は、図15に示すように前記入力スイッチ27
を時計端末装置20側に設けるようにしたものである。
トワークシステムは、制御端末装置6側に前記入力スイ
ッチ27を設けるようにしたものであったが、この第5
の変形例は、図15に示すように前記入力スイッチ27
を時計端末装置20側に設けるようにしたものである。
【0124】なお、この第5の変形例に係る家庭内情報
ネットワークシステムの構成は、前記時計端末装置20
側に入力スイッチ27を設けた以外は、上述の第2の実
施の形態に係る家庭内情報ネットワークシステムと同じ
であるため、当該第5の変形例の説明では、この入力ス
イッチ27に関係する各部の動作のみを説明することと
する。
ネットワークシステムの構成は、前記時計端末装置20
側に入力スイッチ27を設けた以外は、上述の第2の実
施の形態に係る家庭内情報ネットワークシステムと同じ
であるため、当該第5の変形例の説明では、この入力ス
イッチ27に関係する各部の動作のみを説明することと
する。
【0125】すなわち、この第5の変形例に係る家庭内
情報ネットワークシステムにおいて、ユーザは、例えば
電子機器5に設けられている時計26に狂いが生じた場
合等に、前記時計端末装置20側に設けられている入力
スイッチ27をオン操作する。この入力スイッチ27が
オン操作されると、これを示すデータが制御部23に供
給される。制御部23は、図16に示す時計端末装置2
0側のフローチャートのステップS25において、前記
入力スイッチ27がオン操作されたか否かを判別し、N
oの場合はステップS15に戻り、Yesの場合はステ
ップS16に進んで上述の時間データを制御端末装置6
側に送信する。これにより、ユーザが希望するタイミン
グでの時間設定制御を可能とすることができる。
情報ネットワークシステムにおいて、ユーザは、例えば
電子機器5に設けられている時計26に狂いが生じた場
合等に、前記時計端末装置20側に設けられている入力
スイッチ27をオン操作する。この入力スイッチ27が
オン操作されると、これを示すデータが制御部23に供
給される。制御部23は、図16に示す時計端末装置2
0側のフローチャートのステップS25において、前記
入力スイッチ27がオン操作されたか否かを判別し、N
oの場合はステップS15に戻り、Yesの場合はステ
ップS16に進んで上述の時間データを制御端末装置6
側に送信する。これにより、ユーザが希望するタイミン
グでの時間設定制御を可能とすることができる。
【0126】なお、この第2の実施の形態に係る家庭内
情報ネットワークシステムにおいて、上述の第1の実施
の形態に係る家庭内情報ネットワークシステムの第1の
変形例〜第4の変形例に掲げたような態様をとるように
してもよい(図4〜図6及び第1〜第4の変形例の該当
説明箇所を参照のこと。)。
情報ネットワークシステムにおいて、上述の第1の実施
の形態に係る家庭内情報ネットワークシステムの第1の
変形例〜第4の変形例に掲げたような態様をとるように
してもよい(図4〜図6及び第1〜第4の変形例の該当
説明箇所を参照のこと。)。
【0127】次に、本発明の第3の実施の形態に係る家
庭内情報ネットワークシステムの説明をする。
庭内情報ネットワークシステムの説明をする。
【0128】上述の第1,第2の実施の形態に係る家庭
内情報ネットワークシステムは、各電子機器5に設けら
れている各制御端末装置6が相互に通信を行い、これに
より決定された電子機器をオンオフ制御することによ
り、その家庭の全消費電流量を制御するものであった
が、この第3の実施の形態に係る家庭内情報ネットワー
クシステムは、各電子機器5毎にオフ制御を行う優先順
位を設定し、これに応じて全消費電流量を制御するよう
にしたものである。
内情報ネットワークシステムは、各電子機器5に設けら
れている各制御端末装置6が相互に通信を行い、これに
より決定された電子機器をオンオフ制御することによ
り、その家庭の全消費電流量を制御するものであった
が、この第3の実施の形態に係る家庭内情報ネットワー
クシステムは、各電子機器5毎にオフ制御を行う優先順
位を設定し、これに応じて全消費電流量を制御するよう
にしたものである。
【0129】なお、この第3の実施の形態に係る家庭内
情報ネットワークシステムの説明において、上述の第1
の実施の形態に係る家庭内情報ネットワークシステムと
同じ動作を示す箇所には同じ符号を付し、その詳細な説
明を省略する。
情報ネットワークシステムの説明において、上述の第1
の実施の形態に係る家庭内情報ネットワークシステムと
同じ動作を示す箇所には同じ符号を付し、その詳細な説
明を省略する。
【0130】すなわち、この第3の実施の形態に係る家
庭内情報ネットワークシステムは、図17に示すように
前記制御端末装置6側に、各電気機器5の前記優先順位
を設定するための優先順位設定器31と、該優先順位設
定器31により設定された優先順位を記憶するための優
先順位メモリ32と、オフ制御された電気機器を再度オ
ン制御(復帰)する際の消費電流量(復帰電流量)の設
定をするための復帰電流設定器33と、復帰電流設定器
33により設定された消費電流量を記憶するための復帰
電流メモリ34とを有する。また、これらと共に、当該
制御端末装置6が管理する電気機器5をオフ制御或いは
オン制御することを示す制御動作フラグを形成する動作
判定フラグ器35と、現在の全消費電流量及び前記復帰
電流メモリ34に記憶されている復帰電流量を比較し、
この比較出力を制御部37に供給する比較器36とを有
することが特徴となっている。
庭内情報ネットワークシステムは、図17に示すように
前記制御端末装置6側に、各電気機器5の前記優先順位
を設定するための優先順位設定器31と、該優先順位設
定器31により設定された優先順位を記憶するための優
先順位メモリ32と、オフ制御された電気機器を再度オ
ン制御(復帰)する際の消費電流量(復帰電流量)の設
定をするための復帰電流設定器33と、復帰電流設定器
33により設定された消費電流量を記憶するための復帰
電流メモリ34とを有する。また、これらと共に、当該
制御端末装置6が管理する電気機器5をオフ制御或いは
オン制御することを示す制御動作フラグを形成する動作
判定フラグ器35と、現在の全消費電流量及び前記復帰
電流メモリ34に記憶されている復帰電流量を比較し、
この比較出力を制御部37に供給する比較器36とを有
することが特徴となっている。
【0131】このような構成を有する当該第3の実施の
形態に係る家庭内情報ネットワークシステムの動作は、
図18のフローチャートに示すようになっており、ま
ず、ユーザにより、前記優先順位設定器31が操作され
各電子機器5毎にオフ制御を行う優先順位が設定される
と共に、復帰電流設定器33が操作され、オフ制御され
た電気機器を復帰させる際の復帰電流量が設定され、該
優先順位及び復帰電流量が制御部37により、優先順位
メモリ32及び復帰電流メモリ34にそれぞれ記憶制御
されるとスタートとなりステップS31に進む。
形態に係る家庭内情報ネットワークシステムの動作は、
図18のフローチャートに示すようになっており、ま
ず、ユーザにより、前記優先順位設定器31が操作され
各電子機器5毎にオフ制御を行う優先順位が設定される
と共に、復帰電流設定器33が操作され、オフ制御され
た電気機器を復帰させる際の復帰電流量が設定され、該
優先順位及び復帰電流量が制御部37により、優先順位
メモリ32及び復帰電流メモリ34にそれぞれ記憶制御
されるとスタートとなりステップS31に進む。
【0132】ステップS31では、制御端末装置6の制
御部37が、自己が管理する電気機器5の現在の動作状
態を記憶してステップS32に進む。具体的には、電気
機器5がエアコンディショナの場合、これを管理する制
御端末装置6の制御部37は、例えば設定温度や送風強
度等の、そのときのユーザにより設定されている状態を
記憶する。
御部37が、自己が管理する電気機器5の現在の動作状
態を記憶してステップS32に進む。具体的には、電気
機器5がエアコンディショナの場合、これを管理する制
御端末装置6の制御部37は、例えば設定温度や送風強
度等の、そのときのユーザにより設定されている状態を
記憶する。
【0133】次に、ステップS32では、制御部37
が、優先順位メモリ32に記憶された自己の優先順位を
検出し、該自己の優先順位が最低であるか否か(一番最
後にオフ制御されるものであるか否か)を判別し、Ye
sの場合はステップS34に進み、Noの場合はステッ
プS33に進む。
が、優先順位メモリ32に記憶された自己の優先順位を
検出し、該自己の優先順位が最低であるか否か(一番最
後にオフ制御されるものであるか否か)を判別し、Ye
sの場合はステップS34に進み、Noの場合はステッ
プS33に進む。
【0134】後のステップS40及びステップS44で
説明するが、この第3の実施の形態に係る家庭内情報ネ
ットワークシステムにおいては、消費電流量が所定の電
流量を超過した場合には、優先順位の高いものから順に
電気機器5をオフ制御することで消費電流量が所定の電
流量以下となるように調整すると共に、自己が管理する
電気機器5をオフ制御した制御端末装置6は、自己の優
先順位に「1」を加算した優先順位データを形成してネ
ットワーク上に出力することにより、次にオフ制御する
電気機器を指定するようになっている。また、この逆
に、消費電流量が、ユーザにより設定された復帰電流量
以下となった場合には、優先順位の低いものから順に電
気機器5をオン制御することで消費電流量を調整すると
共に、自己が管理する電気機器5をオン制御した制御端
末装置6は、自己の優先順位に「1」を減算した優先順
位データを形成してネットワーク上に出力することによ
り、次にオン制御する電気機器を指定するようになって
いる。
説明するが、この第3の実施の形態に係る家庭内情報ネ
ットワークシステムにおいては、消費電流量が所定の電
流量を超過した場合には、優先順位の高いものから順に
電気機器5をオフ制御することで消費電流量が所定の電
流量以下となるように調整すると共に、自己が管理する
電気機器5をオフ制御した制御端末装置6は、自己の優
先順位に「1」を加算した優先順位データを形成してネ
ットワーク上に出力することにより、次にオフ制御する
電気機器を指定するようになっている。また、この逆
に、消費電流量が、ユーザにより設定された復帰電流量
以下となった場合には、優先順位の低いものから順に電
気機器5をオン制御することで消費電流量を調整すると
共に、自己が管理する電気機器5をオン制御した制御端
末装置6は、自己の優先順位に「1」を減算した優先順
位データを形成してネットワーク上に出力することによ
り、次にオン制御する電気機器を指定するようになって
いる。
【0135】このため、前記ステップS33では、制御
部37が、ネットワーク上に出力された優先順位データ
を検出することにより、自己と同一の優先順位が指定さ
れたか否か、すなわち、自己が管理する電気機器5のオ
フ制御或いはオン制御が指定されたか否かを判別し、Y
esの場合はステップS34に進み。Noの場合は該指
定がなされるまで当該ステップS33を繰り返す。
部37が、ネットワーク上に出力された優先順位データ
を検出することにより、自己と同一の優先順位が指定さ
れたか否か、すなわち、自己が管理する電気機器5のオ
フ制御或いはオン制御が指定されたか否かを判別し、Y
esの場合はステップS34に進み。Noの場合は該指
定がなされるまで当該ステップS33を繰り返す。
【0136】次に、ステップS34では、前記優先順位
データにより指定された制御部37が、制御動作フラグ
をセットしてステップS35に進む。ステップS35で
は、この制御部37が、上述のように電流検出端末装置
4から送信される電流データを検出することにより、そ
の家庭の全消費電流量が所定の消費電流量(例えば、5
0アンペア,60アンペア等のようにその家庭に定めら
れた定格電流量)を超過したか否かを判別し、Noの場
合はステップS36に進み、Yesの場合はステップS
41〜ステップS45に示すオフ制御モードに移行す
る。
データにより指定された制御部37が、制御動作フラグ
をセットしてステップS35に進む。ステップS35で
は、この制御部37が、上述のように電流検出端末装置
4から送信される電流データを検出することにより、そ
の家庭の全消費電流量が所定の消費電流量(例えば、5
0アンペア,60アンペア等のようにその家庭に定めら
れた定格電流量)を超過したか否かを判別し、Noの場
合はステップS36に進み、Yesの場合はステップS
41〜ステップS45に示すオフ制御モードに移行す
る。
【0137】前記電流データは、常時、比較器36に供
給されており、比較器36は、この電流データと、前記
復帰電流メモリ34に記憶された復帰電流量との比較を
行い、この比較出力を制御部37に供給している。前記
ステップS36では、制御部37が、この比較出力に基
づいて、現在に消費電流量が復帰電流量以下となったか
否かを判別し、Noの場合はステップS35に戻り、Y
esの場合はステップS37〜ステップS40に示す復
帰制御モードに移行する。
給されており、比較器36は、この電流データと、前記
復帰電流メモリ34に記憶された復帰電流量との比較を
行い、この比較出力を制御部37に供給している。前記
ステップS36では、制御部37が、この比較出力に基
づいて、現在に消費電流量が復帰電流量以下となったか
否かを判別し、Noの場合はステップS35に戻り、Y
esの場合はステップS37〜ステップS40に示す復
帰制御モードに移行する。
【0138】次に、前記ステップS35においてYes
と判断され「オフ制御モード」に移行した場合、前記制
御部37は、ステップS41において、自己が管理する
電気機器5を強制的に停止状態にオフ制御してステップ
S42に進む。これにより、その電気機器5がオフ制御
され全消費電流量が減少することとなる。
と判断され「オフ制御モード」に移行した場合、前記制
御部37は、ステップS41において、自己が管理する
電気機器5を強制的に停止状態にオフ制御してステップ
S42に進む。これにより、その電気機器5がオフ制御
され全消費電流量が減少することとなる。
【0139】次に、ステップS42では、制御部37
が、自己が管理する電気機器5の優先順位は最高である
か否か、すなわち、一番最後にオフ制御されるものであ
るか否かを判別する。そして、Noの場合はステップS
43に進み、Yesの場合はステップS45に進む。
が、自己が管理する電気機器5の優先順位は最高である
か否か、すなわち、一番最後にオフ制御されるものであ
るか否かを判別する。そして、Noの場合はステップS
43に進み、Yesの場合はステップS45に進む。
【0140】ステップS45では、一番最後にオフ制御
されるべき電気機器5までもオフ制御しなければならな
い程、消費電流量が上がっているため、何等かの異常事
態が発生したものと判断し、図17に示す警報器を管理
する制御端末装置6と通信を行い、該警報器を介して警
報を発令する。これにより、ユーザに対して異常事態を
報知することができ、事故等を未然に防止することがで
きる。
されるべき電気機器5までもオフ制御しなければならな
い程、消費電流量が上がっているため、何等かの異常事
態が発生したものと判断し、図17に示す警報器を管理
する制御端末装置6と通信を行い、該警報器を介して警
報を発令する。これにより、ユーザに対して異常事態を
報知することができ、事故等を未然に防止することがで
きる。
【0141】次に、ステップS43では、自己が管理す
る電気機器5は、一番最後にオフ制御されるものではな
いため、前記制御部37が、前記制御動作フラグをリセ
ットしてステップS44に進む。
る電気機器5は、一番最後にオフ制御されるものではな
いため、前記制御部37が、前記制御動作フラグをリセ
ットしてステップS44に進む。
【0142】ステップS44では、制御部37が、自己
が管理する電気機器5のオフ制御は終了したため、次に
オフ制御する電気機器5の優先順位を指定すべく、自己
の優先順位に「1」を加算した値の優先順位データを形
成し、これをネットワーク上に出力することにより、当
該「オフ制御モード」を終了して上述のステップS33
に戻る。
が管理する電気機器5のオフ制御は終了したため、次に
オフ制御する電気機器5の優先順位を指定すべく、自己
の優先順位に「1」を加算した値の優先順位データを形
成し、これをネットワーク上に出力することにより、当
該「オフ制御モード」を終了して上述のステップS33
に戻る。
【0143】これにより、全消費電流量が所定の電流量
を超過した場合には、各電子機器5を優先順位の高い電
気機器から順にオフ制御させて全消費電流量を徐々に減
少させることができる。このため、ユーザが常に動作状
態にとしておきたいような、例えば冷蔵庫等の電気機器
はオフ制御することなく消費電流量の調整を行うことが
でき、より人間の制御に近い制御を可能とすることがで
きる。
を超過した場合には、各電子機器5を優先順位の高い電
気機器から順にオフ制御させて全消費電流量を徐々に減
少させることができる。このため、ユーザが常に動作状
態にとしておきたいような、例えば冷蔵庫等の電気機器
はオフ制御することなく消費電流量の調整を行うことが
でき、より人間の制御に近い制御を可能とすることがで
きる。
【0144】一方、前記ステップS36において全消費
電流量が、ユーザにより設定された復帰電流量以下とな
ったことが検出された場合、前記制御部37は、前記
「復帰制御モード」に移行してステップS37に進む。
このステップS37では、制御部37が、全消費電流量
が復帰電流量以下となったため、前記ステップS31で
記憶した「オフ制御前の動作状態」となるように、自己
が管理する電気機器5をオン制御(復帰制御)してステ
ップS38に進む。
電流量が、ユーザにより設定された復帰電流量以下とな
ったことが検出された場合、前記制御部37は、前記
「復帰制御モード」に移行してステップS37に進む。
このステップS37では、制御部37が、全消費電流量
が復帰電流量以下となったため、前記ステップS31で
記憶した「オフ制御前の動作状態」となるように、自己
が管理する電気機器5をオン制御(復帰制御)してステ
ップS38に進む。
【0145】ステップS38では、制御部37が、自己
が管理する電気機器5の優先順位は最低のものであるか
否か、すなわち、一番最後に復帰させる電気機器5であ
るか否かを判別し、Noの場合はステップS39に進
む。また、Yesの場合は、自己が管理する電気機器5
以後には復帰させる電気機器は存在しないため、以下に
説明する優先順位データを形成することなく前記ステッ
プS33に戻る。
が管理する電気機器5の優先順位は最低のものであるか
否か、すなわち、一番最後に復帰させる電気機器5であ
るか否かを判別し、Noの場合はステップS39に進
む。また、Yesの場合は、自己が管理する電気機器5
以後には復帰させる電気機器は存在しないため、以下に
説明する優先順位データを形成することなく前記ステッ
プS33に戻る。
【0146】次に、ステップS39では、自己が管理す
る電気機器5の復帰制御が終了したため、制御部37
が、前記制御動作フラグをリセットしてステップS40
に進む。
る電気機器5の復帰制御が終了したため、制御部37
が、前記制御動作フラグをリセットしてステップS40
に進む。
【0147】ステップS40では、制御部37が、自己
が管理する電気機器5の復帰制御は終了したため、次に
復帰制御する電気機器5の優先順位を指定すべく、自己
の優先順位に「1」を減算した値の優先順位データを形
成し、これをネットワーク上に出力することにより、当
該「復帰制御モード」を終了して上述のステップS33
に戻る。
が管理する電気機器5の復帰制御は終了したため、次に
復帰制御する電気機器5の優先順位を指定すべく、自己
の優先順位に「1」を減算した値の優先順位データを形
成し、これをネットワーク上に出力することにより、当
該「復帰制御モード」を終了して上述のステップS33
に戻る。
【0148】これにより、全消費電流量が、ユーザによ
り設定された設定電流量以下となった場合には、各電子
機器5を優先順位の低い電気機器から順に復帰制御させ
ることができる。このため、全消費電流量の調整のため
に、一旦、オフ制御した電気機器でも適時復帰させるこ
とができ、利便性の向上を図ることができる。
り設定された設定電流量以下となった場合には、各電子
機器5を優先順位の低い電気機器から順に復帰制御させ
ることができる。このため、全消費電流量の調整のため
に、一旦、オフ制御した電気機器でも適時復帰させるこ
とができ、利便性の向上を図ることができる。
【0149】次に、当該第3の実施の形態に係る家庭内
情報ネットワークシステムのいくつかの変形例の説明を
する。
情報ネットワークシステムのいくつかの変形例の説明を
する。
【0150】まず、第1の変形例に係る家庭内情報ネッ
トワークシステムは、前記優先順位の付された電気機器
5のいずれかを、例えばユーザが電力線1から切り離す
ことにより、該優先順位に「抜け番」が生じた場合でも
対処可能としたものである。
トワークシステムは、前記優先順位の付された電気機器
5のいずれかを、例えばユーザが電力線1から切り離す
ことにより、該優先順位に「抜け番」が生じた場合でも
対処可能としたものである。
【0151】すなわち、この第1の変形例に係る家庭内
情報ネットワークシステムの動作は、図19のフローチ
ャートに示すようになっており、上述の図18のフロー
チャートで説明した動作に加え、ステップS50〜ステ
ップS54のルーチンを実行するようになっている。
情報ネットワークシステムの動作は、図19のフローチ
ャートに示すようになっており、上述の図18のフロー
チャートで説明した動作に加え、ステップS50〜ステ
ップS54のルーチンを実行するようになっている。
【0152】なお、この第1の変形例に係る家庭内情報
ネットワークシステムは、前記ステップS50〜ステッ
プS54のルーチンを実行することのみが上述の第3の
実施の形態に係る家庭内情報ネットワークシステムと異
なるため、この説明においては、該第3の実施の形態に
係る家庭内情報ネットワークシステムと同じ動作を示す
ステップは同じステップ番号を付して省略し、前記ステ
ップS50〜ステップS54における動作のみ説明する
こととする。
ネットワークシステムは、前記ステップS50〜ステッ
プS54のルーチンを実行することのみが上述の第3の
実施の形態に係る家庭内情報ネットワークシステムと異
なるため、この説明においては、該第3の実施の形態に
係る家庭内情報ネットワークシステムと同じ動作を示す
ステップは同じステップ番号を付して省略し、前記ステ
ップS50〜ステップS54における動作のみ説明する
こととする。
【0153】すなわち、この第1の変形例に係る家庭内
情報ネットワークシステムでは、図19に示すステップ
S33で自己と同一の優先順位データが供給されたと判
断した場合、ステップS50において、各制御部37が
「優先順位受信データ」を形成し、これをネットワーク
上に出力するようになっている。
情報ネットワークシステムでは、図19に示すステップ
S33で自己と同一の優先順位データが供給されたと判
断した場合、ステップS50において、各制御部37が
「優先順位受信データ」を形成し、これをネットワーク
上に出力するようになっている。
【0154】上述の「オフ制御モード」のステップS4
4及び「復帰制御モード」のステップS40で説明した
ように、管理する電気機器5をオフ制御或いは復帰制御
した制御端末装置6は、自己の優先順位に「1」を加算
或いは減算することにより、次にオフ制御或いは復帰制
御する電気機器の優先順位を示す優先順位データを形成
して出力するのであるが、この優先順位データに対応す
る優先順位の電気機器5が電力線1から切り離されてい
ると、当該制御端末装置6が出力した優先順位データに
対しては、前記「優先順位受信データ」がネットワーク
上に出力されないこととなる。
4及び「復帰制御モード」のステップS40で説明した
ように、管理する電気機器5をオフ制御或いは復帰制御
した制御端末装置6は、自己の優先順位に「1」を加算
或いは減算することにより、次にオフ制御或いは復帰制
御する電気機器の優先順位を示す優先順位データを形成
して出力するのであるが、この優先順位データに対応す
る優先順位の電気機器5が電力線1から切り離されてい
ると、当該制御端末装置6が出力した優先順位データに
対しては、前記「優先順位受信データ」がネットワーク
上に出力されないこととなる。
【0155】このため、当該変形例に係る家庭内情報ネ
ットワークシステムは、「オフ制御モード」及び「復帰
制御モード」において、優先順位データの出力後、一定
時間内に「優先順位受信データ」がネットワーク上に出
力されない場合には、その優先順位データに対応する電
気機器は電力線1から切り離されているものと判断し
(その優先順位は抜け番となっているものと判断し)、
再度、新たな優先順位データを形成してネットワーク上
に出力して「優先順位受信データ」の有無を判断するよ
うになっている。
ットワークシステムは、「オフ制御モード」及び「復帰
制御モード」において、優先順位データの出力後、一定
時間内に「優先順位受信データ」がネットワーク上に出
力されない場合には、その優先順位データに対応する電
気機器は電力線1から切り離されているものと判断し
(その優先順位は抜け番となっているものと判断し)、
再度、新たな優先順位データを形成してネットワーク上
に出力して「優先順位受信データ」の有無を判断するよ
うになっている。
【0156】具体的には、前記「オフ制御モード」にお
いて、ステップS44で自己が管理する電気機器5の優
先順位に「1」を加算した優先順位データを形成し、こ
れをネットワーク上に出力すると、前記制御部37はス
テップS53に進み、ネットワーク上に「優先順位受信
データ」が出力されたか否かを判別する。そして、ネッ
トワーク上に「優先順位受信データ」が出力されたこと
を検出した場合は(Yesの場合は)、今回形成した優
先順位データに対応する電気機器5が存在することを意
味するため、そのままステップS33に戻る。また、ネ
ットワーク上に「優先順位受信データ」が検出されない
場合は(Noの場合は)ステップS54に進む。
いて、ステップS44で自己が管理する電気機器5の優
先順位に「1」を加算した優先順位データを形成し、こ
れをネットワーク上に出力すると、前記制御部37はス
テップS53に進み、ネットワーク上に「優先順位受信
データ」が出力されたか否かを判別する。そして、ネッ
トワーク上に「優先順位受信データ」が出力されたこと
を検出した場合は(Yesの場合は)、今回形成した優
先順位データに対応する電気機器5が存在することを意
味するため、そのままステップS33に戻る。また、ネ
ットワーク上に「優先順位受信データ」が検出されない
場合は(Noの場合は)ステップS54に進む。
【0157】ステップS54では、制御部37が、前記
ネットワーク上に「優先順位受信データ」が検出されな
いまま一定時間が経過したか否かを判別し、Noの場合
はステップS53に戻って一定時間の経過を待つ。ま
た、Yesの場合は、一定時間待っても「優先順位受信
データ」がネットワーク上に出力されないということ
は、その優先順位データに対応する電気機器は電力線1
から切り離されており存在しないことを示すためステッ
プS44に戻り、先に形成した優先順位データにさらに
「1」を加算した優先順位データを新たに形成し、これ
をネットワーク上に出力して前記「優先順位受信デー
タ」の検出を行う。制御部37は、このような動作を
「優先順位受信データ」が検出されるまで繰り返し行
う。
ネットワーク上に「優先順位受信データ」が検出されな
いまま一定時間が経過したか否かを判別し、Noの場合
はステップS53に戻って一定時間の経過を待つ。ま
た、Yesの場合は、一定時間待っても「優先順位受信
データ」がネットワーク上に出力されないということ
は、その優先順位データに対応する電気機器は電力線1
から切り離されており存在しないことを示すためステッ
プS44に戻り、先に形成した優先順位データにさらに
「1」を加算した優先順位データを新たに形成し、これ
をネットワーク上に出力して前記「優先順位受信デー
タ」の検出を行う。制御部37は、このような動作を
「優先順位受信データ」が検出されるまで繰り返し行
う。
【0158】同様に前記「復帰制御モード」において、
ステップS40で自己が管理する電気機器5の優先順位
に「1」を減算した優先順位データを形成し、これをネ
ットワーク上に出力すると、前記制御部37はステップ
S51に進み、ネットワーク上に「優先順位受信デー
タ」が出力されたか否かを判別する。そして、ネットワ
ーク上に「優先順位受信データ」が出力されたことを検
出した場合は(Yesの場合は)、今回形成した優先順
位データに対応する電気機器5が存在することを意味す
るため、そのままステップS33に戻る。また、ネット
ワーク上に「優先順位受信データ」が検出されない場合
は(Noの場合は)ステップS52に進む。
ステップS40で自己が管理する電気機器5の優先順位
に「1」を減算した優先順位データを形成し、これをネ
ットワーク上に出力すると、前記制御部37はステップ
S51に進み、ネットワーク上に「優先順位受信デー
タ」が出力されたか否かを判別する。そして、ネットワ
ーク上に「優先順位受信データ」が出力されたことを検
出した場合は(Yesの場合は)、今回形成した優先順
位データに対応する電気機器5が存在することを意味す
るため、そのままステップS33に戻る。また、ネット
ワーク上に「優先順位受信データ」が検出されない場合
は(Noの場合は)ステップS52に進む。
【0159】ステップS52では、制御部37が、前記
ネットワーク上に「優先順位受信データ」が検出されな
いまま一定時間が経過したか否かを判別し、Noの場合
はステップS51に戻って一定時間の経過を待つ。ま
た、Yesの場合は、一定時間待っても「優先順位受信
データ」がネットワーク上に出力されないということ
は、その優先順位データに対応する電気機器は電力線1
から切り離されており存在しないことを示すためステッ
プS40に戻り、先に形成した優先順位データにさらに
「1」を減算した優先順位データを新たに形成し、これ
をネットワーク上に出力して前記「優先順位受信デー
タ」の検出を行う。制御部37は、このような動作を
「優先順位受信データ」が検出されるまで繰り返し行
う。
ネットワーク上に「優先順位受信データ」が検出されな
いまま一定時間が経過したか否かを判別し、Noの場合
はステップS51に戻って一定時間の経過を待つ。ま
た、Yesの場合は、一定時間待っても「優先順位受信
データ」がネットワーク上に出力されないということ
は、その優先順位データに対応する電気機器は電力線1
から切り離されており存在しないことを示すためステッ
プS40に戻り、先に形成した優先順位データにさらに
「1」を減算した優先順位データを新たに形成し、これ
をネットワーク上に出力して前記「優先順位受信デー
タ」の検出を行う。制御部37は、このような動作を
「優先順位受信データ」が検出されるまで繰り返し行
う。
【0160】このように、形成して出力した優先順位デ
ータに対して「優先順位受信データ」が検出されない場
合には、該「優先順位受信データ」が検出されるまで優
先順位データに順次「1」を加算或いは減算して出力す
ることにより、その優先順位データに対応する電気機器
が電力線1から切り離されており存在しない場合でも、
これを飛ばして次に存在する電気機器5の制御を行うこ
とができる。
ータに対して「優先順位受信データ」が検出されない場
合には、該「優先順位受信データ」が検出されるまで優
先順位データに順次「1」を加算或いは減算して出力す
ることにより、その優先順位データに対応する電気機器
が電力線1から切り離されており存在しない場合でも、
これを飛ばして次に存在する電気機器5の制御を行うこ
とができる。
【0161】次に、当該第3の実施の形態に係る家庭内
情報ネットワークシステムの第2の変形例の説明をす
る。
情報ネットワークシステムの第2の変形例の説明をす
る。
【0162】上述の第1の変形例に係る家庭内情報ネッ
トワークシステムは、「優先順位受信データ」が検出さ
れるまで優先順位データに順次「1」を加算或いは減算
して出力することにより、優先順位に「抜け番」が生じ
た場合でも対処可能としたものであったが、この第2の
変形例に係る家庭内情報ネットワークシステムは、ネッ
トワーク上に前記優先順位受信データが出力されていな
い場合、現在の優先順位データに一定時間毎に「1」を
加算或いは減算し、自己の優先順位と同じとなった時点
でオフ制御或いは復帰制御を行うようにしたものであ
る。
トワークシステムは、「優先順位受信データ」が検出さ
れるまで優先順位データに順次「1」を加算或いは減算
して出力することにより、優先順位に「抜け番」が生じ
た場合でも対処可能としたものであったが、この第2の
変形例に係る家庭内情報ネットワークシステムは、ネッ
トワーク上に前記優先順位受信データが出力されていな
い場合、現在の優先順位データに一定時間毎に「1」を
加算或いは減算し、自己の優先順位と同じとなった時点
でオフ制御或いは復帰制御を行うようにしたものであ
る。
【0163】すなわち、この第2の変形例に係る家庭内
情報ネットワークシステムは、図20に示すように、図
18のフローチャートに、ステップS50及びステップ
S55〜ステップS59の各ルーチンの動作を追加して
実行するようになっている。
情報ネットワークシステムは、図20に示すように、図
18のフローチャートに、ステップS50及びステップ
S55〜ステップS59の各ルーチンの動作を追加して
実行するようになっている。
【0164】具体的には、当該家庭内情報ネットワーク
システムにおいても、ステップS33で、自己が管理す
る電気機器5と同じ優先順位の優先順位データが供給さ
れたか否かを判別するようになっており、Yesの場合
はステップS50に進み、これを示す優先順位受信デー
タを出力するようになっている。また、Noの場合はス
テップS55〜ステップS59に示すサブルーチンを実
行するようになっている。
システムにおいても、ステップS33で、自己が管理す
る電気機器5と同じ優先順位の優先順位データが供給さ
れたか否かを判別するようになっており、Yesの場合
はステップS50に進み、これを示す優先順位受信デー
タを出力するようになっている。また、Noの場合はス
テップS55〜ステップS59に示すサブルーチンを実
行するようになっている。
【0165】ステップS55では、制御部37が、現
在、ネットワーク上に優先順位受信データが出力されて
いるか否かを判別する。この優先順位受信データがネッ
トワーク上に出力されていないということは、現在、ネ
ットワーク上に出力されている優先順位データに対応す
る電気機器5が存在しないことを示す。また、この逆
に、この優先順位受信データがネットワーク上に出力さ
れているということは、現在、ネットワーク上に出力さ
れている優先順位データに対応する電気機器5が存在す
ることを示す。このため、制御部37は、このステップ
S55において、現在、ネットワーク上に優先順位受信
データが出力されていると判断した場合(Yesの場
合)は、ステップS33に戻り、上述のステップS50
及びステップS34〜ステップS45のルーチンを実行
する。また、現在、ネットワーク上に優先順位受信デー
タが出力されていないと判断した場合(Noの場合)
は、ステップS56に進む。
在、ネットワーク上に優先順位受信データが出力されて
いるか否かを判別する。この優先順位受信データがネッ
トワーク上に出力されていないということは、現在、ネ
ットワーク上に出力されている優先順位データに対応す
る電気機器5が存在しないことを示す。また、この逆
に、この優先順位受信データがネットワーク上に出力さ
れているということは、現在、ネットワーク上に出力さ
れている優先順位データに対応する電気機器5が存在す
ることを示す。このため、制御部37は、このステップ
S55において、現在、ネットワーク上に優先順位受信
データが出力されていると判断した場合(Yesの場
合)は、ステップS33に戻り、上述のステップS50
及びステップS34〜ステップS45のルーチンを実行
する。また、現在、ネットワーク上に優先順位受信デー
タが出力されていないと判断した場合(Noの場合)
は、ステップS56に進む。
【0166】ステップS56では、制御部37が、現
在、ネットワーク上に出力されている優先順位データ、
ずなわち、該当する電子機器5が存在しない優先順位デ
ータ(n)を一旦記憶してステップS57に進む。ステ
ップS57では、制御部37が、前記優先順位受信デー
タが検出されないまま一定時間が経過したか否かを判別
し、Noの場合はステップS55に戻り、Yesの場合
はステップS58に進む。
在、ネットワーク上に出力されている優先順位データ、
ずなわち、該当する電子機器5が存在しない優先順位デ
ータ(n)を一旦記憶してステップS57に進む。ステ
ップS57では、制御部37が、前記優先順位受信デー
タが検出されないまま一定時間が経過したか否かを判別
し、Noの場合はステップS55に戻り、Yesの場合
はステップS58に進む。
【0167】ステップS58では、制御部37が、前記
記憶した優先順位データの値を1つずらす。すなわち、
上述の「オフ制御モード」である場合は、前記記憶した
優先順位データに「1」を加算し、「復帰制御モード」
である場合は、前記記憶した優先順位データに「1」を
減算してステップS59に進む。ステップS59では、
制御部37が、前記ステップS58において「1」を加
算或いは減算して形成した優先順位データを、自己が管
理する電気機器5の優先順位と比較し、両者が一位する
場合(Yesの場合)はステップS50に進み、両者が
不一致の場合(Noの場合)は前記ステップS55に戻
る。そして、ステップS55からステップS59のルー
チンを、前記「1」を加算或いは減算して形成した優先
順位データが自己が管理する電気機器5の優先順位と同
じ値となるまで繰り返し実行する。
記憶した優先順位データの値を1つずらす。すなわち、
上述の「オフ制御モード」である場合は、前記記憶した
優先順位データに「1」を加算し、「復帰制御モード」
である場合は、前記記憶した優先順位データに「1」を
減算してステップS59に進む。ステップS59では、
制御部37が、前記ステップS58において「1」を加
算或いは減算して形成した優先順位データを、自己が管
理する電気機器5の優先順位と比較し、両者が一位する
場合(Yesの場合)はステップS50に進み、両者が
不一致の場合(Noの場合)は前記ステップS55に戻
る。そして、ステップS55からステップS59のルー
チンを、前記「1」を加算或いは減算して形成した優先
順位データが自己が管理する電気機器5の優先順位と同
じ値となるまで繰り返し実行する。
【0168】これにより、該当する優先順位の電気機器
5が電力線1から切り離されている場合でも、一定時間
後(前記ステップS57)には、これを飛ばして再度、
優先順位通りに制御を継続することができる。
5が電力線1から切り離されている場合でも、一定時間
後(前記ステップS57)には、これを飛ばして再度、
優先順位通りに制御を継続することができる。
【0169】次に、当該第3の実施の形態に係る家庭内
情報ネットワークシステムの第3の変形例の説明をす
る。
情報ネットワークシステムの第3の変形例の説明をす
る。
【0170】上述の第3の実施の形態に係る家庭内情報
ネットワークシステムは、オフ制御後、或いは復帰制御
後に、自己が管理する電気機器の優先順位に「1」を加
算或いは減算した優先順位データを出力して、次に該各
制御を行う電子機器を指定するようにしたものであった
が、この第3の変形例に係る家庭内情報ネットワークシ
ステムは、自己の優先順位を示す優先順位データそのも
のを出力すると共に、オフ制御或いは復帰制御を行った
ことを、次の優先順位の電気機器5を管理する制御端末
装置6に通知するためのデータ(強制停止通知データ或
いは復帰通知データ)を出力することで、各電気機器5
に付された優先順位順に制御が行われるようにしたもの
である。
ネットワークシステムは、オフ制御後、或いは復帰制御
後に、自己が管理する電気機器の優先順位に「1」を加
算或いは減算した優先順位データを出力して、次に該各
制御を行う電子機器を指定するようにしたものであった
が、この第3の変形例に係る家庭内情報ネットワークシ
ステムは、自己の優先順位を示す優先順位データそのも
のを出力すると共に、オフ制御或いは復帰制御を行った
ことを、次の優先順位の電気機器5を管理する制御端末
装置6に通知するためのデータ(強制停止通知データ或
いは復帰通知データ)を出力することで、各電気機器5
に付された優先順位順に制御が行われるようにしたもの
である。
【0171】すなわち、この第3の変形例に係る家庭内
情報ネットワークシステムは、図21のフローチャート
で示す各ルーチンを実行するようになっており、まず、
ユーザにより、前記優先順位設定器31が操作され各電
子機器5毎にオフ制御を行う優先順位が設定されると共
に、復帰電流設定器33が操作され、オフ制御された電
気機器を復帰させる際の復帰電流量が設定され、該優先
順位及び復帰電流量が制御部37により、優先順位メモ
リ32及び復帰電流メモリ34にそれぞれ記憶制御され
るとスタートとなりステップS61に進む。
情報ネットワークシステムは、図21のフローチャート
で示す各ルーチンを実行するようになっており、まず、
ユーザにより、前記優先順位設定器31が操作され各電
子機器5毎にオフ制御を行う優先順位が設定されると共
に、復帰電流設定器33が操作され、オフ制御された電
気機器を復帰させる際の復帰電流量が設定され、該優先
順位及び復帰電流量が制御部37により、優先順位メモ
リ32及び復帰電流メモリ34にそれぞれ記憶制御され
るとスタートとなりステップS61に進む。
【0172】ステップS61では、制御端末装置6の制
御部37が、自己が管理する電気機器5の現在の動作状
態を記憶してステップS62に進む。次に、ステップS
62では、制御部37が、優先順位メモリ32に記憶さ
れた自己の優先順位を検出し、該自己の優先順位が最低
であるか否か(一番最後にオフ制御されるものであるか
否か)を判別し、Noの場合はステップS63に進み、
Yesの場合はステップS76に進み、前記制御動作フ
ラグをセットしてステップS63に進む。
御部37が、自己が管理する電気機器5の現在の動作状
態を記憶してステップS62に進む。次に、ステップS
62では、制御部37が、優先順位メモリ32に記憶さ
れた自己の優先順位を検出し、該自己の優先順位が最低
であるか否か(一番最後にオフ制御されるものであるか
否か)を判別し、Noの場合はステップS63に進み、
Yesの場合はステップS76に進み、前記制御動作フ
ラグをセットしてステップS63に進む。
【0173】ステップS63では、制御部37が、ネッ
トワーク上に優先順位データが出力されたか否かを判別
し、Noの場合は優先順位データがネットワーク上に出
力されるまで当該ステップS63を繰り返し、Yesの
場合はステップS64に進む。
トワーク上に優先順位データが出力されたか否かを判別
し、Noの場合は優先順位データがネットワーク上に出
力されるまで当該ステップS63を繰り返し、Yesの
場合はステップS64に進む。
【0174】後のステップS71及びステップS79で
説明するが、当該家庭内情報ネットワークシステムにお
いては、上述の「オフ制御」或いは「復帰制御」を行っ
た場合にこれを示す「強制停止通知データ」或いは「復
帰通知データ」を自己が管理する電気機器5の優先順位
を示す優先順位データと共に出力するようになってい
る。
説明するが、当該家庭内情報ネットワークシステムにお
いては、上述の「オフ制御」或いは「復帰制御」を行っ
た場合にこれを示す「強制停止通知データ」或いは「復
帰通知データ」を自己が管理する電気機器5の優先順位
を示す優先順位データと共に出力するようになってい
る。
【0175】このため、ステップS64では、前記制御
部37が、自己が管理する電気機器5に付された優先順
位に「1」を加算することにより優先順位データを形成
し、この優先順位データと、前記ネットワーク上に出力
された優先順位データ(ステップS63)とを比較す
る。また、前記「強制停止通知データ」がネットワーク
上に出力されているか否かを判別する。そして、自己が
管理する電気機器5に付された優先順位に「1」を加算
することにより形成した優先順位データと、ネットワー
ク上に出力された優先順位データとの両者が一致し、か
つ、前記「強制停止通知データ」がネットワーク上に出
力されていた場合はステップS66に進み、該両者が不
一致の場合、或いは「強制停止通知データ」がネットワ
ーク上に出力されていない場合はステップS65に進
む。
部37が、自己が管理する電気機器5に付された優先順
位に「1」を加算することにより優先順位データを形成
し、この優先順位データと、前記ネットワーク上に出力
された優先順位データ(ステップS63)とを比較す
る。また、前記「強制停止通知データ」がネットワーク
上に出力されているか否かを判別する。そして、自己が
管理する電気機器5に付された優先順位に「1」を加算
することにより形成した優先順位データと、ネットワー
ク上に出力された優先順位データとの両者が一致し、か
つ、前記「強制停止通知データ」がネットワーク上に出
力されていた場合はステップS66に進み、該両者が不
一致の場合、或いは「強制停止通知データ」がネットワ
ーク上に出力されていない場合はステップS65に進
む。
【0176】次に、ステップS65では、前記制御部3
7が、自己が管理する電気機器5に付された優先順位か
ら「1」を減算することにより優先順位データを形成
し、この優先順位データと、前記ネットワーク上に出力
された優先順位データ(ステップS63)とを比較す
る。また、前記「強制停止通知データ」がネットワーク
上に出力されているか否かを判別する。そして、自己が
管理する電気機器5に付された優先順位から「1」を減
算することにより形成した優先順位データと、ネットワ
ーク上に出力された優先順位データとの両者が一致し、
かつ、前記「強制停止通知データ」がネットワーク上に
出力されていた場合はステップS66に進み、該両者が
不一致の場合、或いは「強制停止通知データ」がネット
ワーク上に出力されていない場合はステップS63に戻
る。
7が、自己が管理する電気機器5に付された優先順位か
ら「1」を減算することにより優先順位データを形成
し、この優先順位データと、前記ネットワーク上に出力
された優先順位データ(ステップS63)とを比較す
る。また、前記「強制停止通知データ」がネットワーク
上に出力されているか否かを判別する。そして、自己が
管理する電気機器5に付された優先順位から「1」を減
算することにより形成した優先順位データと、ネットワ
ーク上に出力された優先順位データとの両者が一致し、
かつ、前記「強制停止通知データ」がネットワーク上に
出力されていた場合はステップS66に進み、該両者が
不一致の場合、或いは「強制停止通知データ」がネット
ワーク上に出力されていない場合はステップS63に戻
る。
【0177】前記ステップS64或いはステップS65
において、自己の優先順位に「1」を加算或いは減算す
ることで、前記ネットワーク上に出力された優先順位デ
ータと同じ値を示すようになった場合は、次に制御を行
うべき電気機器は、自己が管理する電気機器であること
を示すため、制御部37は、制御動作フラグをセットす
るように動作判定フラグ器35を制御してステップS6
7に進む。
において、自己の優先順位に「1」を加算或いは減算す
ることで、前記ネットワーク上に出力された優先順位デ
ータと同じ値を示すようになった場合は、次に制御を行
うべき電気機器は、自己が管理する電気機器であること
を示すため、制御部37は、制御動作フラグをセットす
るように動作判定フラグ器35を制御してステップS6
7に進む。
【0178】ステップS67では、制御部37が、上述
のように電流検出端末装置4から送信される電流データ
を検出することにより、その家庭の全消費電流量が所定
の消費電流量を超過したか否かを判別し、Noの場合は
ステップS68に進み、Yesの場合はステップS77
に進み上述の「オフ制御モード」に移行する。
のように電流検出端末装置4から送信される電流データ
を検出することにより、その家庭の全消費電流量が所定
の消費電流量を超過したか否かを判別し、Noの場合は
ステップS68に進み、Yesの場合はステップS77
に進み上述の「オフ制御モード」に移行する。
【0179】ステップS68では、制御部37が、前記
電流データを検出することにより、その家庭の全消費電
流量がユーザにより設定された復帰電流量以下となった
か否かを判別し、Noの場合はステップS67に戻り、
Yesの場合はステップS69に進み上述の「復帰制御
モード」に移行する。
電流データを検出することにより、その家庭の全消費電
流量がユーザにより設定された復帰電流量以下となった
か否かを判別し、Noの場合はステップS67に戻り、
Yesの場合はステップS69に進み上述の「復帰制御
モード」に移行する。
【0180】次に、前記ステップS67においてYes
と判断され「オフ制御モード」に移行した場合、前記制
御部37は、ステップS77において、自己が管理する
電気機器5を強制的に停止状態にオフ制御してステップ
S78に進む。これにより、その電気機器5がオフ制御
され全消費電流量が減少することとなる。ステップS7
8では、制御部37が、前記ステップS66でセットし
た制御動作フラグをリセットするように動作判定フラグ
器35を制御してステップS79に進む。ステップS7
9では、制御部37が、自己が管理する電気機器5を強
制的に停止状態にオフ制御したことを示す「強制停止通
知データ」を形成してステップS72に進む。
と判断され「オフ制御モード」に移行した場合、前記制
御部37は、ステップS77において、自己が管理する
電気機器5を強制的に停止状態にオフ制御してステップ
S78に進む。これにより、その電気機器5がオフ制御
され全消費電流量が減少することとなる。ステップS7
8では、制御部37が、前記ステップS66でセットし
た制御動作フラグをリセットするように動作判定フラグ
器35を制御してステップS79に進む。ステップS7
9では、制御部37が、自己が管理する電気機器5を強
制的に停止状態にオフ制御したことを示す「強制停止通
知データ」を形成してステップS72に進む。
【0181】一方、前記ステップS68において全消費
電流量が、ユーザにより設定された復帰電流量以下とな
ったことが検出され「復帰制御モード」に移行した場
合、制御部37は、前記ステップS61で記憶した「オ
フ制御前の動作状態」となるように、自己が管理する電
気機器5をオン制御(復帰制御)してステップS70に
進む。ステップS70では、制御部37が、前記ステッ
プS66でセットした制御動作フラグをリセットするよ
うに動作判定フラグ器35を制御してステップS71に
進む。ステップS79では、制御部37が、自己が管理
する電気機器5を復帰制御したことを示す「復帰通知デ
ータ」を形成してステップS72に進む。
電流量が、ユーザにより設定された復帰電流量以下とな
ったことが検出され「復帰制御モード」に移行した場
合、制御部37は、前記ステップS61で記憶した「オ
フ制御前の動作状態」となるように、自己が管理する電
気機器5をオン制御(復帰制御)してステップS70に
進む。ステップS70では、制御部37が、前記ステッ
プS66でセットした制御動作フラグをリセットするよ
うに動作判定フラグ器35を制御してステップS71に
進む。ステップS79では、制御部37が、自己が管理
する電気機器5を復帰制御したことを示す「復帰通知デ
ータ」を形成してステップS72に進む。
【0182】次に、前記「強制停止通知データ」或いは
「復帰通知データ」が形成されると、制御部37は、ス
テップS72において、自己が管理する電気機器5に付
された優先順位そのものを示す優先順位データと共に、
該「強制停止通知データ」或いは「復帰通知データ」を
ネットワーク上に出力してステップS73に進む。
「復帰通知データ」が形成されると、制御部37は、ス
テップS72において、自己が管理する電気機器5に付
された優先順位そのものを示す優先順位データと共に、
該「強制停止通知データ」或いは「復帰通知データ」を
ネットワーク上に出力してステップS73に進む。
【0183】このように、当該家庭内情報ネットワーク
システムは、自己が管理する電気機器5の優先順位に
「1」を加算或いは減算して次の優先順位の電気機器を
指定する代わりに、自己が管理する電気機器5の優先順
位そのものを示す優先順位データと共に、自己が管理す
る電気機器を強制的に停止制御したことを示す「強制停
止通知データ」、或いは自己が管理する電気機器を復帰
制御したことを示す「復帰通知データ」をネットワーク
上に出力する。そして、前記優先順位そのものを示す優
先順位データを取り込んだ制御端末装置6が、これに
「1」を加算或いは減算して自己の優先順位と比較し、
一致した場合に強制停止制御或いは復帰制御を行う。
システムは、自己が管理する電気機器5の優先順位に
「1」を加算或いは減算して次の優先順位の電気機器を
指定する代わりに、自己が管理する電気機器5の優先順
位そのものを示す優先順位データと共に、自己が管理す
る電気機器を強制的に停止制御したことを示す「強制停
止通知データ」、或いは自己が管理する電気機器を復帰
制御したことを示す「復帰通知データ」をネットワーク
上に出力する。そして、前記優先順位そのものを示す優
先順位データを取り込んだ制御端末装置6が、これに
「1」を加算或いは減算して自己の優先順位と比較し、
一致した場合に強制停止制御或いは復帰制御を行う。
【0184】これにより、上述の第3の実施の形態に係
る家庭内情報ネットワークシステムと同様に、優先順位
順に各電気機器5を強制停止制御或いは復帰制御するこ
とができる。
る家庭内情報ネットワークシステムと同様に、優先順位
順に各電気機器5を強制停止制御或いは復帰制御するこ
とができる。
【0185】次に、ステップS73〜ステップS75の
各ルーチンは、異常時を検出して警報を発令するための
ルーチンであり、ステップS73では、制御部37が、
自己が管理する電気機器5は、一番最後に制御を行う機
器であるか否かを判別し、Noの場合はステップS63
に戻り、Yesの場合はステップS74に進む。ステッ
プS74では、制御部37が、一番最後に制御を行った
にもかかわらず、全消費電流量が、なおも所定の電流量
を超過しているか否かを判別し、Noの場合はステップ
S63に戻り、Yesの場合はステップS75に進む。
ステップS75では、一番最後に制御を行ったにもかか
わらず、全消費電流量が、なおも所定の電流量を超過し
ているため、制御部37が、異常事態が発生しているも
のと判断し、警報を発令してユーザに異常事態の発生を
報知してステップS63に戻る。これにより、事故の発
生等を未然に防止することができる。
各ルーチンは、異常時を検出して警報を発令するための
ルーチンであり、ステップS73では、制御部37が、
自己が管理する電気機器5は、一番最後に制御を行う機
器であるか否かを判別し、Noの場合はステップS63
に戻り、Yesの場合はステップS74に進む。ステッ
プS74では、制御部37が、一番最後に制御を行った
にもかかわらず、全消費電流量が、なおも所定の電流量
を超過しているか否かを判別し、Noの場合はステップ
S63に戻り、Yesの場合はステップS75に進む。
ステップS75では、一番最後に制御を行ったにもかか
わらず、全消費電流量が、なおも所定の電流量を超過し
ているため、制御部37が、異常事態が発生しているも
のと判断し、警報を発令してユーザに異常事態の発生を
報知してステップS63に戻る。これにより、事故の発
生等を未然に防止することができる。
【0186】次に、当該第3の実施の形態に係る家庭内
情報ネットワークシステムの第4の変形例の説明をす
る。
情報ネットワークシステムの第4の変形例の説明をす
る。
【0187】上述の第3の実施の形態及び第1〜第3の
変形例に係る家庭内情報ネットワークシステムでは、電
流検出端末装置4は、電流設定器8,電流メモリ9及び
演算部10を有し、これらにより電流データを形成して
出力するようになっていたが、この第4の変形例に係る
家庭内情報ネットワークシステムは、図22に示すよう
に前記電流設定器8,電流メモリ9及び演算部10を制
御端末装置6側に設けるようにしたものである。
変形例に係る家庭内情報ネットワークシステムでは、電
流検出端末装置4は、電流設定器8,電流メモリ9及び
演算部10を有し、これらにより電流データを形成して
出力するようになっていたが、この第4の変形例に係る
家庭内情報ネットワークシステムは、図22に示すよう
に前記電流設定器8,電流メモリ9及び演算部10を制
御端末装置6側に設けるようにしたものである。
【0188】なお、この第4の変形例に係る家庭内情報
ネットワークシステムにおいては、この点のみが異なる
ため、この説明において上述の第3の実施の形態及び第
1〜第3の変形例に係る家庭内情報ネットワークシステ
ムと同じ動作を示す箇所には同じ符号を付し、その詳細
な説明は省略する。
ネットワークシステムにおいては、この点のみが異なる
ため、この説明において上述の第3の実施の形態及び第
1〜第3の変形例に係る家庭内情報ネットワークシステ
ムと同じ動作を示す箇所には同じ符号を付し、その詳細
な説明は省略する。
【0189】すなわち、この第4の変形例に係る家庭内
情報ネットワークシステムにおいて、前記変流器2によ
りその家庭の全消費電流量が検出されると、この検出出
力が電流検出端末装置4内の送信部11に供給される。
送信部11は、前記全消費電流量の検出出力を、何の演
算もすることなくそのまま電流データとして商用電源に
重畳させてネットワーク上に出力する。
情報ネットワークシステムにおいて、前記変流器2によ
りその家庭の全消費電流量が検出されると、この検出出
力が電流検出端末装置4内の送信部11に供給される。
送信部11は、前記全消費電流量の検出出力を、何の演
算もすることなくそのまま電流データとして商用電源に
重畳させてネットワーク上に出力する。
【0190】このネットワーク上に出力された前記全消
費電流量の電流データは、制御端末装置6側に送受信部
30で受信され演算部10に供給される。そして、この
演算部10において、上述の式1,式2等で示した演算
処理が施され前記比較器36に供給される。
費電流量の電流データは、制御端末装置6側に送受信部
30で受信され演算部10に供給される。そして、この
演算部10において、上述の式1,式2等で示した演算
処理が施され前記比較器36に供給される。
【0191】これにより、電流検出端末装置4の構成を
送信部11のみとする大幅な簡略化を可能とすることが
でき、また、該電流検出端末装置4の前記演算処理等の
負担を軽減することができる。
送信部11のみとする大幅な簡略化を可能とすることが
でき、また、該電流検出端末装置4の前記演算処理等の
負担を軽減することができる。
【0192】なお、この第3の実施の形態及び第1の変
形例〜第4の変形例に係る家庭内情報ネットワークシス
テムにおいて、上述の第1の実施の形態に係る家庭内情
報ネットワークシステムで説明した電流検出端末装置4
における電流データ形成の際の変形例を適用するように
してもよい。(図2〜図6及びこれに該当する第1の実
施の形態,各変形例の説明参照のこと。)。
形例〜第4の変形例に係る家庭内情報ネットワークシス
テムにおいて、上述の第1の実施の形態に係る家庭内情
報ネットワークシステムで説明した電流検出端末装置4
における電流データ形成の際の変形例を適用するように
してもよい。(図2〜図6及びこれに該当する第1の実
施の形態,各変形例の説明参照のこと。)。
【0193】さらに、上述の第2の実施の形態に係る家
庭内情報ネットワークシステムで説明した「時間設定制
御」及び(又は)「停電検出制御」を行うようにしても
よい(図7〜図16及びこれに該当する第2の実施の形
態,各変形例の説明参照のこと。)。
庭内情報ネットワークシステムで説明した「時間設定制
御」及び(又は)「停電検出制御」を行うようにしても
よい(図7〜図16及びこれに該当する第2の実施の形
態,各変形例の説明参照のこと。)。
【0194】次に、本発明の第4の実施の形態に係る家
庭内情報ネットワークシステムの説明をする。
庭内情報ネットワークシステムの説明をする。
【0195】上述の第1〜第3の実施の形態に係る家庭
内情報ネットワークシステムは、各電子機器5をオン制
御或いはオフ制御することにより、全消費電流量の調整
を行うものであったが、この第4の実施の形態に係る家
庭内情報ネットワークシステムでは、図23に示すよう
に各電子機器5に設けられているマイコン40を介して
その電気機器5の動作状態(能力)を段階的に制御する
ようにしたものである。
内情報ネットワークシステムは、各電子機器5をオン制
御或いはオフ制御することにより、全消費電流量の調整
を行うものであったが、この第4の実施の形態に係る家
庭内情報ネットワークシステムでは、図23に示すよう
に各電子機器5に設けられているマイコン40を介して
その電気機器5の動作状態(能力)を段階的に制御する
ようにしたものである。
【0196】なお、この第4の実施の形態に係る家庭内
情報ネットワークシステムの説明において、上述の第1
の実施の形態に係る家庭内情報ネットワークシステムと
同じ動作を示す箇所には同じ符号を付し、その詳細な説
明を省略する。
情報ネットワークシステムの説明において、上述の第1
の実施の形態に係る家庭内情報ネットワークシステムと
同じ動作を示す箇所には同じ符号を付し、その詳細な説
明を省略する。
【0197】すなわち、この第4の実施の形態に係る家
庭内情報ネットワークシステムは、図23に示すように
各電気機器5に設けられたマイコン40と、送受信部4
2〜比較器47からなり、前記各電気機器5の動作状態
を段階的に制御する制御端末装置41を有することが特
徴となっている。
庭内情報ネットワークシステムは、図23に示すように
各電気機器5に設けられたマイコン40と、送受信部4
2〜比較器47からなり、前記各電気機器5の動作状態
を段階的に制御する制御端末装置41を有することが特
徴となっている。
【0198】前記制御端末装置41は、前記電流端末装
置4からの電流データを受信すると共に、各制御端末装
置41間で行う通信のデータを送受信する送受信部42
と、動作状態がダウン制御された電気機器を元の動作状
態に復帰制御する際の消費電流量(復帰電流量)の設定
をするための復帰電流設定器43と、復帰電流設定器3
3により設定された復帰電流量を記憶するための復帰電
流メモリ34とを有している。
置4からの電流データを受信すると共に、各制御端末装
置41間で行う通信のデータを送受信する送受信部42
と、動作状態がダウン制御された電気機器を元の動作状
態に復帰制御する際の消費電流量(復帰電流量)の設定
をするための復帰電流設定器43と、復帰電流設定器3
3により設定された復帰電流量を記憶するための復帰電
流メモリ34とを有している。
【0199】また、前記制御端末装置41は、自己が管
理する電気機器5の動作状態を1段階、ダウン制御した
場合に節約される電流量を検出する節約電流量判断部4
5と、復帰電流メモリ44に記憶された復帰電流量と前
記電流データとを比較し、動作状態がダウン制御された
電気機器を元の動作状態に復帰制御する際のトリガとな
る比較出力を通信制御器46に供給する比較器47と、
各制御端末装置41間で相互通信を行い、自己が管理す
る電気機器5の動作状態を段階的に制御する通信制御器
46とを有している。
理する電気機器5の動作状態を1段階、ダウン制御した
場合に節約される電流量を検出する節約電流量判断部4
5と、復帰電流メモリ44に記憶された復帰電流量と前
記電流データとを比較し、動作状態がダウン制御された
電気機器を元の動作状態に復帰制御する際のトリガとな
る比較出力を通信制御器46に供給する比較器47と、
各制御端末装置41間で相互通信を行い、自己が管理す
る電気機器5の動作状態を段階的に制御する通信制御器
46とを有している。
【0200】このような構成を有する第4の実施の形態
に係る家庭内情報ネットワークシステムの動作は、図2
4のフローチャートに示すようになっている。このフロ
ーチャートは、ユーザにより前記復帰電流設定器43が
操作され、復帰電流メモリ44に前記復帰電流量が記憶
されることでスタートとなりステップS81に進む。
に係る家庭内情報ネットワークシステムの動作は、図2
4のフローチャートに示すようになっている。このフロ
ーチャートは、ユーザにより前記復帰電流設定器43が
操作され、復帰電流メモリ44に前記復帰電流量が記憶
されることでスタートとなりステップS81に進む。
【0201】ステップS81では、制御端末装置41の
通信制御器46が、自己が管理する電気機器5の現在の
動作状態を記憶してステップS82に進む。具体的に
は、電気機器5がエアコンディショナの場合、これを管
理する制御端末装置41の通信制御器46は、例えば設
定温度や送風強度等の、そのときのユーザにより設定さ
れている状態を記憶する。
通信制御器46が、自己が管理する電気機器5の現在の
動作状態を記憶してステップS82に進む。具体的に
は、電気機器5がエアコンディショナの場合、これを管
理する制御端末装置41の通信制御器46は、例えば設
定温度や送風強度等の、そのときのユーザにより設定さ
れている状態を記憶する。
【0202】次に、ステップS82では、通信制御器4
6が、送受信部42を介して供給される電流データに基
づいて、現在の全消費電流量が、その家庭の上限に定め
られている消費電流量を超過したか否かを判別し、Ye
sの場合はステップS92に進み、Noの場合はステッ
プS83に進む。
6が、送受信部42を介して供給される電流データに基
づいて、現在の全消費電流量が、その家庭の上限に定め
られている消費電流量を超過したか否かを判別し、Ye
sの場合はステップS92に進み、Noの場合はステッ
プS83に進む。
【0203】ステップS92では、前記通信制御器46
が、自己が管理する電気機器5が、前記超過により、現
在、強制的に停止された状態であるか否かを判別し、N
oの場合はステップS85に進み、Yesの場合は、こ
れ以上その電気機器5の動作を制御することができない
ためステップS82に戻り、該ステップS82において
Noと判別されるまでステップS82及びステップS9
2を繰り返す。
が、自己が管理する電気機器5が、前記超過により、現
在、強制的に停止された状態であるか否かを判別し、N
oの場合はステップS85に進み、Yesの場合は、こ
れ以上その電気機器5の動作を制御することができない
ためステップS82に戻り、該ステップS82において
Noと判別されるまでステップS82及びステップS9
2を繰り返す。
【0204】次に、ステップS83では、通信制御器4
6が、前記比較器47からの比較出力に基づいて、現在
の全消費電流量が、ユーザにより設定された復帰電流量
以下となったか否かを判別し、Yesの場合はステップ
S84に進み、Noの場合はステップS82に戻る。
6が、前記比較器47からの比較出力に基づいて、現在
の全消費電流量が、ユーザにより設定された復帰電流量
以下となったか否かを判別し、Yesの場合はステップ
S84に進み、Noの場合はステップS82に戻る。
【0205】ステップS84では、通信制御器46が、
自己が管理する電気機器5に設けられているマイコン4
0と通信を行うことにより、該電気機器5が、現在、ユ
ーザの設定状態により動作中であるか否かを確認する。
そして、動作中である場合はステップS85に進み、動
作中でない場合はステップS82に戻る。
自己が管理する電気機器5に設けられているマイコン4
0と通信を行うことにより、該電気機器5が、現在、ユ
ーザの設定状態により動作中であるか否かを確認する。
そして、動作中である場合はステップS85に進み、動
作中でない場合はステップS82に戻る。
【0206】次に、ステップS85では、通信制御器4
6が、自己が管理する電気機器5に設けられているマイ
コン40と通信を行うことにより、現在の動作状態から
1段階下げた動作状態とすることで節約可能な電流量を
検出し、これをネットワーク上に出力すると共に、他の
制御端末装置41によりそれぞれ検出された各電気機器
5に対応する節約可能な電流量の取り込みを行いステッ
プS86に進む。ステップS86では、通信制御器46
が、前記各電気機器5に対応する節約可能な電流量の取
り込みが可能な時間が経過したか否かを判別し、Yes
の場合はステップS87に進み、Noの場合はステップ
S85に戻って該電流量の取り込みを継続する。
6が、自己が管理する電気機器5に設けられているマイ
コン40と通信を行うことにより、現在の動作状態から
1段階下げた動作状態とすることで節約可能な電流量を
検出し、これをネットワーク上に出力すると共に、他の
制御端末装置41によりそれぞれ検出された各電気機器
5に対応する節約可能な電流量の取り込みを行いステッ
プS86に進む。ステップS86では、通信制御器46
が、前記各電気機器5に対応する節約可能な電流量の取
り込みが可能な時間が経過したか否かを判別し、Yes
の場合はステップS87に進み、Noの場合はステップ
S85に戻って該電流量の取り込みを継続する。
【0207】ステップS87では、通信制御器46が、
自己が管理する電気機器5に対応する節約可能な電流量
と、他の制御端末装置41によりそれぞれ検出された各
電気機器5に対応する節約可能な電流量とを比較し、自
己が管理する電気機器5に対応する節約可能な電流量が
他の節約可能な電流量よりも小さいか否かを判別し、N
oの場合は何の制御も行うことなくステップS82に戻
り、Yesの場合はステップS88に進む。
自己が管理する電気機器5に対応する節約可能な電流量
と、他の制御端末装置41によりそれぞれ検出された各
電気機器5に対応する節約可能な電流量とを比較し、自
己が管理する電気機器5に対応する節約可能な電流量が
他の節約可能な電流量よりも小さいか否かを判別し、N
oの場合は何の制御も行うことなくステップS82に戻
り、Yesの場合はステップS88に進む。
【0208】ステップS88では、自己が管理する電気
機器5に対応する節約可能な電流量が最小であるため、
通信制御器46が、自己が管理する電気機器5に設けら
れているマイコン40を介して該電気機器5の動作状態
を1段階ダウン制御してステップS89に進む。
機器5に対応する節約可能な電流量が最小であるため、
通信制御器46が、自己が管理する電気機器5に設けら
れているマイコン40を介して該電気機器5の動作状態
を1段階ダウン制御してステップS89に進む。
【0209】このような制御は、以下に説明するステッ
プS89〜ステップS91を介して、全消費電流量が定
格電流量以下となるまで繰り返し行われる。
プS89〜ステップS91を介して、全消費電流量が定
格電流量以下となるまで繰り返し行われる。
【0210】具体的には、例えばその家庭の定格電流値
が60Aであり、図25に示すように前記ネットワーク
上に2台のエアコンディショナ,衣類乾燥機,電気カー
ペット,食器洗い乾燥機及びその他の電気機器が接続さ
れているものとする。
が60Aであり、図25に示すように前記ネットワーク
上に2台のエアコンディショナ,衣類乾燥機,電気カー
ペット,食器洗い乾燥機及びその他の電気機器が接続さ
れているものとする。
【0211】いま、2台のエアコンディショナがそれぞ
れレベル3,レベル4で動作しており、衣類乾燥機がレ
ベル2で動作しており、電気カーペットがレベル3で動
作しており、食器洗い乾燥機がレベル3で動作している
ときに、10アンペアの使用電流量となるその他の電気
機器を使用したがために全消費電流量が71アンペアと
なり前記60アンペアの定格電流値を超過した場合、ま
ず、「第1段階」のダウン制御として、レベル3で動作
しているエアコンディショナの動作状態がレベル2の動
作状態にダウン制御される。これにより、2アンペアの
電流量を節約することができ、全消費電流量を69アン
ペアに下げることができる。
れレベル3,レベル4で動作しており、衣類乾燥機がレ
ベル2で動作しており、電気カーペットがレベル3で動
作しており、食器洗い乾燥機がレベル3で動作している
ときに、10アンペアの使用電流量となるその他の電気
機器を使用したがために全消費電流量が71アンペアと
なり前記60アンペアの定格電流値を超過した場合、ま
ず、「第1段階」のダウン制御として、レベル3で動作
しているエアコンディショナの動作状態がレベル2の動
作状態にダウン制御される。これにより、2アンペアの
電流量を節約することができ、全消費電流量を69アン
ペアに下げることができる。
【0212】しかし、この状態では、まだ、前記定格電
流値を9アンペア超過しているため、次に、「第2段
階」のダウン制御として、レベル3で動作している電気
カーペットの動作状態がレベル2の動作状態にダウン制
御される。これにより、3アンペアの電流量を節約する
ことができ、全消費電流量を66アンペアに下げること
ができる。
流値を9アンペア超過しているため、次に、「第2段
階」のダウン制御として、レベル3で動作している電気
カーペットの動作状態がレベル2の動作状態にダウン制
御される。これにより、3アンペアの電流量を節約する
ことができ、全消費電流量を66アンペアに下げること
ができる。
【0213】しかし、この状態では、まだ、前記定格電
流値を6アンペア超過しているため、次に、「第3段
階」のダウン制御として、レベル2にダウン制御した前
記エアコンディショナの動作状態が、さらにレベル1の
動作状態にダウン制御される。これにより、2アンペア
の電流量を節約することができ、全消費電流量を64ア
ンペアに下げることができる。
流値を6アンペア超過しているため、次に、「第3段
階」のダウン制御として、レベル2にダウン制御した前
記エアコンディショナの動作状態が、さらにレベル1の
動作状態にダウン制御される。これにより、2アンペア
の電流量を節約することができ、全消費電流量を64ア
ンペアに下げることができる。
【0214】しかし、この状態では、まだ、前記定格電
流値を4アンペア超過しているため、次に、「第4段
階」のダウン制御として、レベル3で動作している食器
洗い乾燥機の動作状態がレベル2の動作状態にダウン制
御される。これにより、4アンペアの電流量を節約する
ことができ、全消費電流量を前記定格電流値である60
アンペアに下げることができる。
流値を4アンペア超過しているため、次に、「第4段
階」のダウン制御として、レベル3で動作している食器
洗い乾燥機の動作状態がレベル2の動作状態にダウン制
御される。これにより、4アンペアの電流量を節約する
ことができ、全消費電流量を前記定格電流値である60
アンペアに下げることができる。
【0215】次に、当該家庭内情報ネットワークシステ
ムは、このようにダウン制御した電気機器を復帰制御す
る場合も、これを段階的に行うようになっている。
ムは、このようにダウン制御した電気機器を復帰制御す
る場合も、これを段階的に行うようになっている。
【0216】具体的には、図26に示すように上述のダ
ウン制御により全消費電流量を前記定格電流値である6
0アンペアに下げた後に、その他の電気機器5の使用電
流量が10アンペアから1アンペアに下がることで全消
費電流量が51アンペアに下がった場合、全消費電流量
が、図23に示す復帰電流設定器43を操作してユーザ
により設定された復帰電流量以下となり、これを示す比
較出力が比較器47から通信制御器46に供給される。
そして、この比較出力がトリガとなり、以下に説明する
ように、1段階、動作状態を上げたときの復帰電流量が
一番少ない電気機器から順に復帰制御が行われる。
ウン制御により全消費電流量を前記定格電流値である6
0アンペアに下げた後に、その他の電気機器5の使用電
流量が10アンペアから1アンペアに下がることで全消
費電流量が51アンペアに下がった場合、全消費電流量
が、図23に示す復帰電流設定器43を操作してユーザ
により設定された復帰電流量以下となり、これを示す比
較出力が比較器47から通信制御器46に供給される。
そして、この比較出力がトリガとなり、以下に説明する
ように、1段階、動作状態を上げたときの復帰電流量が
一番少ない電気機器から順に復帰制御が行われる。
【0217】まず、「第1段階」の復帰制御として、1
段階、動作状態を上げたときの復帰電流量が一番少ない
エアコンディショナの動作状態が、レベル1からレベル
2の動作状態に復帰制御される。これにより、2アンペ
アの電流量が増加され、全消費電流量が53アンペアに
上がることとなる。
段階、動作状態を上げたときの復帰電流量が一番少ない
エアコンディショナの動作状態が、レベル1からレベル
2の動作状態に復帰制御される。これにより、2アンペ
アの電流量が増加され、全消費電流量が53アンペアに
上がることとなる。
【0218】しかし、この状態では前記定格電流量にな
るまで余裕があるため、次に、「第2段階」の復帰制御
として、1段階、動作状態を上げたときの復帰電流量が
二番目に少ない電気カーペットの動作状態が、レベル2
からレベル3の動作状態に復帰制御される。これによ
り、3アンペアの電流量が増加され、全消費電流量が5
6アンペアに上がることとなる。
るまで余裕があるため、次に、「第2段階」の復帰制御
として、1段階、動作状態を上げたときの復帰電流量が
二番目に少ない電気カーペットの動作状態が、レベル2
からレベル3の動作状態に復帰制御される。これによ
り、3アンペアの電流量が増加され、全消費電流量が5
6アンペアに上がることとなる。
【0219】しかし、この状態では前記定格電流量にな
るまで余裕があるため、次に、「第3段階」の復帰制御
として、1段階、動作状態を上げたときの復帰電流量が
三番目に少ない食器洗い乾燥機の動作状態が、レベル2
からレベル3の動作状態に復帰制御される。これによ
り、4アンペアの電流量が増加され、全消費電流量を定
格電流量である60アンペアとすることができる。
るまで余裕があるため、次に、「第3段階」の復帰制御
として、1段階、動作状態を上げたときの復帰電流量が
三番目に少ない食器洗い乾燥機の動作状態が、レベル2
からレベル3の動作状態に復帰制御される。これによ
り、4アンペアの電流量が増加され、全消費電流量を定
格電流量である60アンペアとすることができる。
【0220】当該家庭内情報ネットワークシステムで
は、このように節約可能な電流量或いは増加する電流量
が一番小さな電気機器から順に、その動作状態を1段階
ずつダウン制御或いは復帰制御するようにしているた
め、各電気機器の動作状態(能力)を急激に変えること
なく全消費電流量の調整を行うことができる。
は、このように節約可能な電流量或いは増加する電流量
が一番小さな電気機器から順に、その動作状態を1段階
ずつダウン制御或いは復帰制御するようにしているた
め、各電気機器の動作状態(能力)を急激に変えること
なく全消費電流量の調整を行うことができる。
【0221】次に、図24に示すフローチャートのステ
ップS89〜ステップS91の各ルーチンは、異常時を
検出して警報を発令するためのルーチンであり、ステッ
プS89では、通信制御器46が、自己が管理する電気
機器5を前記ダウン制御するとネットワーク上の全ての
電気機器が停止状態となり、これ以上の制御は不可能な
状態であるか否かを判別し、Noの場合はステップS8
2に戻り、Yesの場合はステップS90に進む。ステ
ップS90では、通信制御器46が、前記制御不可能な
状態であるにもかかわらず、全消費電流量が、なおも所
定の電流量を超過しているか否かを判別し、Noの場合
はステップS82に戻り、Yesの場合はステップS9
1に進む。ステップS91では、前記制御不可能な状態
であるにもかかわらず、全消費電流量が、なおも所定の
電流量を超過しているため、通信制御器46が、異常事
態が発生しているものと判断し、警報を発令してユーザ
に異常事態の発生を報知してステップS82に戻る。こ
れにより、事故の発生等を未然に防止することができ
る。
ップS89〜ステップS91の各ルーチンは、異常時を
検出して警報を発令するためのルーチンであり、ステッ
プS89では、通信制御器46が、自己が管理する電気
機器5を前記ダウン制御するとネットワーク上の全ての
電気機器が停止状態となり、これ以上の制御は不可能な
状態であるか否かを判別し、Noの場合はステップS8
2に戻り、Yesの場合はステップS90に進む。ステ
ップS90では、通信制御器46が、前記制御不可能な
状態であるにもかかわらず、全消費電流量が、なおも所
定の電流量を超過しているか否かを判別し、Noの場合
はステップS82に戻り、Yesの場合はステップS9
1に進む。ステップS91では、前記制御不可能な状態
であるにもかかわらず、全消費電流量が、なおも所定の
電流量を超過しているため、通信制御器46が、異常事
態が発生しているものと判断し、警報を発令してユーザ
に異常事態の発生を報知してステップS82に戻る。こ
れにより、事故の発生等を未然に防止することができ
る。
【0222】次に、当該第4の実施の形態に係る家庭内
情報ネットワークシステムのいくつかの変形例の説明を
する。
情報ネットワークシステムのいくつかの変形例の説明を
する。
【0223】上述の第4の実施の形態に係る家庭内情報
ネットワークシステムは、1段階、動作状態をダウン制
御することで節約電流量が一番少ない電気機器から順に
該ダウン制御を行うものであったが、以下に説明する第
1の変形例に係る家庭内情報ネットワークシステムは、
前記定格電流量を超過した電流量に、1段階の動作状態
のダウン制御による節約電流量が一番近い電気機器を該
ダウン制御するようにしたものである。
ネットワークシステムは、1段階、動作状態をダウン制
御することで節約電流量が一番少ない電気機器から順に
該ダウン制御を行うものであったが、以下に説明する第
1の変形例に係る家庭内情報ネットワークシステムは、
前記定格電流量を超過した電流量に、1段階の動作状態
のダウン制御による節約電流量が一番近い電気機器を該
ダウン制御するようにしたものである。
【0224】すなわち、この第1の変形例に係る家庭内
情報ネットワークシステムのダウン制御動作は、図27
のフローチャートに示すようになっており、図24に示
した第4の実施の形態に係る家庭内情報ネットワークシ
ステムにおけるダウン制御動作のステップS87(図2
4)の代わりにステップS93(図27)が挿入された
かたちとなっている。
情報ネットワークシステムのダウン制御動作は、図27
のフローチャートに示すようになっており、図24に示
した第4の実施の形態に係る家庭内情報ネットワークシ
ステムにおけるダウン制御動作のステップS87(図2
4)の代わりにステップS93(図27)が挿入された
かたちとなっている。
【0225】なお、この第1の変形例に係る家庭内情報
ネットワークシステムにおけるダウン制御動作と、第4
の実施の形態に係る家庭内情報ネットワークシステムに
おけるダウン制御動作は、このステップS93のみが異
なるだけであるため、当該第1の変形例に係る家庭内情
報ネットワークシステムにおけるダウン制御動作の説明
では、このステップS93に関する動作のみ説明する。
ネットワークシステムにおけるダウン制御動作と、第4
の実施の形態に係る家庭内情報ネットワークシステムに
おけるダウン制御動作は、このステップS93のみが異
なるだけであるため、当該第1の変形例に係る家庭内情
報ネットワークシステムにおけるダウン制御動作の説明
では、このステップS93に関する動作のみ説明する。
【0226】この第1の変形例に係る家庭内情報ネット
ワークシステムでは、上述のステップS85において、
通信制御器46が、自己が管理する電気機器5の動作状
態を、現在の動作状態から1段階下げた動作状態とする
ことで節約可能な電流量の検出、及び他の制御端末装置
41によりそれぞれ検出された各電気機器5に対応する
節約可能な電流量の取り込みを行うとステップS86を
介してステップS93に進む。
ワークシステムでは、上述のステップS85において、
通信制御器46が、自己が管理する電気機器5の動作状
態を、現在の動作状態から1段階下げた動作状態とする
ことで節約可能な電流量の検出、及び他の制御端末装置
41によりそれぞれ検出された各電気機器5に対応する
節約可能な電流量の取り込みを行うとステップS86を
介してステップS93に進む。
【0227】ステップS93では、通信制御器46が、
自己が管理する電気機器5の動作状態を、現在の動作状
態から1段階下げた動作状態とすることにより節約され
る電流量が、前記定格電流量を超過する現在の使用電流
量(超過分)に一番近いか否かを判別し、Noの場合は
何の制御もせずそのままステップS82に戻り、Yes
の場合はステップS88に進み、自己が管理する電気機
器5の動作状態を、現在の動作状態から1段階分ダウン
制御する。
自己が管理する電気機器5の動作状態を、現在の動作状
態から1段階下げた動作状態とすることにより節約され
る電流量が、前記定格電流量を超過する現在の使用電流
量(超過分)に一番近いか否かを判別し、Noの場合は
何の制御もせずそのままステップS82に戻り、Yes
の場合はステップS88に進み、自己が管理する電気機
器5の動作状態を、現在の動作状態から1段階分ダウン
制御する。
【0228】具体的には、例えばその家庭の定格電流値
が60Aであり、図28に示すように前記ネットワーク
上に2台のエアコンディショナ,衣類乾燥機,電気カー
ペット,食器洗い乾燥機及びその他の電気機器が接続さ
れているものとする。
が60Aであり、図28に示すように前記ネットワーク
上に2台のエアコンディショナ,衣類乾燥機,電気カー
ペット,食器洗い乾燥機及びその他の電気機器が接続さ
れているものとする。
【0229】いま、2台のエアコンディショナがそれぞ
れレベル3,レベル4で動作しており、衣類乾燥機がレ
ベル2で動作しており、電気カーペットがレベル3で動
作しており、食器洗い乾燥機がレベル3で動作している
ときに、10アンペアの使用電流量となるその他の電気
機器を使用したがために全消費電流量が71アンペアと
なり前記60アンペアの定格電流値を11アンペア分超
過した場合、まず、「第1段階」のダウン制御として、
レベル2の動作状態をレベル1の動作状態とすることに
より8アンペアの電流量の節約が可能な衣類乾燥機がダ
ウン制御される。これにより、71アンペアであった全
消費電流量を63アンペアの全消費電流量にダウン制御
することができる。
れレベル3,レベル4で動作しており、衣類乾燥機がレ
ベル2で動作しており、電気カーペットがレベル3で動
作しており、食器洗い乾燥機がレベル3で動作している
ときに、10アンペアの使用電流量となるその他の電気
機器を使用したがために全消費電流量が71アンペアと
なり前記60アンペアの定格電流値を11アンペア分超
過した場合、まず、「第1段階」のダウン制御として、
レベル2の動作状態をレベル1の動作状態とすることに
より8アンペアの電流量の節約が可能な衣類乾燥機がダ
ウン制御される。これにより、71アンペアであった全
消費電流量を63アンペアの全消費電流量にダウン制御
することができる。
【0230】次に、全消費電流量が63アンペアとなっ
たところで、超過電流量が3アンペアとなるため、「第
2段階」のダウン制御として、レベル3の動作状態をレ
ベル2の動作状態とすることにより3アンペアの電流量
の節約が可能な電気カーペットがダウン制御される。こ
れにより、63アンペアであった全消費電流量を、定格
電流値である60アンペアにダウン制御することができ
る。
たところで、超過電流量が3アンペアとなるため、「第
2段階」のダウン制御として、レベル3の動作状態をレ
ベル2の動作状態とすることにより3アンペアの電流量
の節約が可能な電気カーペットがダウン制御される。こ
れにより、63アンペアであった全消費電流量を、定格
電流値である60アンペアにダウン制御することができ
る。
【0231】次に、当該家庭内情報ネットワークシステ
ムは、このようにダウン制御した電気機器を復帰制御す
る場合も、これを復帰制御することで増加する電流量
が、前記定格電流量に足りない分(不足分)に一番近い
電気機器から順に行うようになっている。
ムは、このようにダウン制御した電気機器を復帰制御す
る場合も、これを復帰制御することで増加する電流量
が、前記定格電流量に足りない分(不足分)に一番近い
電気機器から順に行うようになっている。
【0232】具体的には、図29に示すように上述のダ
ウン制御により全消費電流量を前記定格電流値である6
0アンペアに下げた後に、その他の電気機器5の使用電
流量が10アンペアから2アンペアに下がることで全消
費電流量が52アンペアに下がった場合、全消費電流量
が、図23に示す復帰電流設定器43を操作してユーザ
により設定された復帰電流量以下となるため、これを示
す比較出力が比較器47から通信制御器46に供給さ
れ、以下に説明する当該復帰制御が行われる。
ウン制御により全消費電流量を前記定格電流値である6
0アンペアに下げた後に、その他の電気機器5の使用電
流量が10アンペアから2アンペアに下がることで全消
費電流量が52アンペアに下がった場合、全消費電流量
が、図23に示す復帰電流設定器43を操作してユーザ
により設定された復帰電流量以下となるため、これを示
す比較出力が比較器47から通信制御器46に供給さ
れ、以下に説明する当該復帰制御が行われる。
【0233】この場合、前記不足分は8アンペアであ
り、動作状態を1段階分復帰制御することで増加する電
流量が該8アンペアに近い電気機器は衣類乾燥機であ
る。このため、「第1段階」の復帰制御としてレベル1
で動作している衣類乾燥機がレベル2の動作状態に復帰
制御される。これにより、全使用電流量を8アンペア分
増加させることができ、全消費電流量を定格電流値であ
る60アンペアとすることができる。
り、動作状態を1段階分復帰制御することで増加する電
流量が該8アンペアに近い電気機器は衣類乾燥機であ
る。このため、「第1段階」の復帰制御としてレベル1
で動作している衣類乾燥機がレベル2の動作状態に復帰
制御される。これにより、全使用電流量を8アンペア分
増加させることができ、全消費電流量を定格電流値であ
る60アンペアとすることができる。
【0234】このように、当該家庭内情報ネットワーク
システムは、節約可能な電流量或いは増加する電流量
が、定格電流量の超過分或いは不足分に一番近い電気機
器から順に、その動作状態を1段階ずつダウン制御或い
は復帰制御するようにしているため、制御する電気機器
を少なくしたうえで全消費電流量の調整を行うことがで
きる。
システムは、節約可能な電流量或いは増加する電流量
が、定格電流量の超過分或いは不足分に一番近い電気機
器から順に、その動作状態を1段階ずつダウン制御或い
は復帰制御するようにしているため、制御する電気機器
を少なくしたうえで全消費電流量の調整を行うことがで
きる。
【0235】次に、当該第4の実施の形態に係る家庭内
情報ネットワークシステムの第2の変形例の説明をす
る。
情報ネットワークシステムの第2の変形例の説明をす
る。
【0236】上述の第4の実施の形態及び第1の変形例
に係る家庭内情報ネットワークシステムでは、電流検出
端末装置4は、電流設定器8,電流メモリ9及び演算部
10を有し、これらにより電流データを形成して出力す
るようになっていたが、この第2の変形例に係る家庭内
情報ネットワークシステムは、図30に示すように前記
電流設定器8,電流メモリ9及び演算部10を制御端末
装置41側に設けるようにしたものである。
に係る家庭内情報ネットワークシステムでは、電流検出
端末装置4は、電流設定器8,電流メモリ9及び演算部
10を有し、これらにより電流データを形成して出力す
るようになっていたが、この第2の変形例に係る家庭内
情報ネットワークシステムは、図30に示すように前記
電流設定器8,電流メモリ9及び演算部10を制御端末
装置41側に設けるようにしたものである。
【0237】なお、この第2の変形例に係る家庭内情報
ネットワークシステムにおいては、この点のみが異なる
ため、この説明において上述の第4の実施の形態及び第
1の変形例に係る家庭内情報ネットワークシステムと同
じ動作を示す箇所には同じ符号を付し、その詳細な説明
は省略する。
ネットワークシステムにおいては、この点のみが異なる
ため、この説明において上述の第4の実施の形態及び第
1の変形例に係る家庭内情報ネットワークシステムと同
じ動作を示す箇所には同じ符号を付し、その詳細な説明
は省略する。
【0238】すなわち、この第2の変形例に係る家庭内
情報ネットワークシステムにおいて、前記変流器2によ
りその家庭の全消費電流量が検出されると、この検出出
力が電流検出端末装置4内の送信部11に供給される。
送信部11は、前記全消費電流量の検出出力を、何の演
算もすることなくそのまま電流データとして商用電源に
重畳させてネットワーク上に出力する。
情報ネットワークシステムにおいて、前記変流器2によ
りその家庭の全消費電流量が検出されると、この検出出
力が電流検出端末装置4内の送信部11に供給される。
送信部11は、前記全消費電流量の検出出力を、何の演
算もすることなくそのまま電流データとして商用電源に
重畳させてネットワーク上に出力する。
【0239】このネットワーク上に出力された前記全消
費電流量の電流データは、制御端末装置6側に送受信部
42で受信され演算部10に供給される。そして、この
演算部10において、上述の式1,式2等で示した演算
処理が施され前記比較器47に供給される。
費電流量の電流データは、制御端末装置6側に送受信部
42で受信され演算部10に供給される。そして、この
演算部10において、上述の式1,式2等で示した演算
処理が施され前記比較器47に供給される。
【0240】これにより、電流検出端末装置4の構成を
送信部11のみとする大幅な簡略化を可能とすることが
でき、また、該電流検出端末装置4の前記演算処理等の
負担を軽減することができる。
送信部11のみとする大幅な簡略化を可能とすることが
でき、また、該電流検出端末装置4の前記演算処理等の
負担を軽減することができる。
【0241】なお、この第4の実施の形態に係る家庭内
情報ネットワークシステムにおいて、上述の第1の実施
の形態に係る家庭内情報ネットワークシステムの第1の
変形例〜第4の変形例に掲げたような態様をとるように
してもよい(図4〜図6及び第1〜第4の変形例の該当
説明箇所を参照のこと。)。また、上述の第2の実施の
形態に係る家庭内情報ネットワークシステムで説明した
「時間設定制御」及び(又は)「停電検出制御」を行う
ようにしてもよい(図7〜図16及びこれに該当する第
2の実施の形態,各変形例の説明参照のこと。)。
情報ネットワークシステムにおいて、上述の第1の実施
の形態に係る家庭内情報ネットワークシステムの第1の
変形例〜第4の変形例に掲げたような態様をとるように
してもよい(図4〜図6及び第1〜第4の変形例の該当
説明箇所を参照のこと。)。また、上述の第2の実施の
形態に係る家庭内情報ネットワークシステムで説明した
「時間設定制御」及び(又は)「停電検出制御」を行う
ようにしてもよい(図7〜図16及びこれに該当する第
2の実施の形態,各変形例の説明参照のこと。)。
【0242】次に、本発明の第5の実施の形態に係る家
庭内情報ネットワークシステムの説明をする。
庭内情報ネットワークシステムの説明をする。
【0243】この第5の実施の形態に係る家庭内情報ネ
ットワークシステムは、上述の第3,第4の実施の形態
に係る家庭内情報ネットワークシステムの各特徴を合わ
せ持つようになっており、各電気機器に付された優先順
位順に、段階的にダウン制御或いは復帰制御を行うよう
にしたものである。
ットワークシステムは、上述の第3,第4の実施の形態
に係る家庭内情報ネットワークシステムの各特徴を合わ
せ持つようになっており、各電気機器に付された優先順
位順に、段階的にダウン制御或いは復帰制御を行うよう
にしたものである。
【0244】なお、この第5の実施の形態に係る家庭内
情報ネットワークシステムの説明において、上述の各実
施の形態に係る家庭内情報ネットワークシステムと同じ
動作を示す箇所には同じ符号を付し、その詳細な説明を
省略する。
情報ネットワークシステムの説明において、上述の各実
施の形態に係る家庭内情報ネットワークシステムと同じ
動作を示す箇所には同じ符号を付し、その詳細な説明を
省略する。
【0245】すなわち、この第5の実施の形態に係る家
庭内情報ネットワークシステムは、図31に示すように
上述の第3,第4の実施の形態で説明した優先順位設定
器31,優先順位メモリ32,動作判定フラグ器35,
送受信部42,復帰電流設定器43,復帰電流メモリ4
4,節約電流量判断部45,通信制御器46及び比較器
47を合わせ持つ、複数の制御端末装置50を有するこ
とが特徴となっている。
庭内情報ネットワークシステムは、図31に示すように
上述の第3,第4の実施の形態で説明した優先順位設定
器31,優先順位メモリ32,動作判定フラグ器35,
送受信部42,復帰電流設定器43,復帰電流メモリ4
4,節約電流量判断部45,通信制御器46及び比較器
47を合わせ持つ、複数の制御端末装置50を有するこ
とが特徴となっている。
【0246】また、各電気機器5には、それぞれマイコ
ン40が設けられており、前記制御端末装置50は、自
己が管理する電気機器5を、このマイコン40を介して
段階的にダウン制御或いは復帰制御するようになってい
る。
ン40が設けられており、前記制御端末装置50は、自
己が管理する電気機器5を、このマイコン40を介して
段階的にダウン制御或いは復帰制御するようになってい
る。
【0247】このような構成を有する当該第5の実施の
形態に係る家庭内情報ネットワークシステムの動作は、
図32のフローチャートに示すようになっており、ま
ず、ユーザにより、前記優先順位設定器31が操作され
各電子機器5毎に当該制御を行う優先順位が設定される
と共に、復帰電流設定器33が操作されダウン制御され
た電気機器を復帰させる際の復帰電流量が設定され、該
優先順位及び復帰電流量が通信制御器46により、優先
順位メモリ32及び復帰電流メモリ34にそれぞれ記憶
制御されるとスタートとなりステップS100に進む。
形態に係る家庭内情報ネットワークシステムの動作は、
図32のフローチャートに示すようになっており、ま
ず、ユーザにより、前記優先順位設定器31が操作され
各電子機器5毎に当該制御を行う優先順位が設定される
と共に、復帰電流設定器33が操作されダウン制御され
た電気機器を復帰させる際の復帰電流量が設定され、該
優先順位及び復帰電流量が通信制御器46により、優先
順位メモリ32及び復帰電流メモリ34にそれぞれ記憶
制御されるとスタートとなりステップS100に進む。
【0248】ステップS100では、制御端末装置50
の通信制御器46が、自己が管理する電気機器5の現在
の動作状態を記憶してステップS101に進む。ステッ
プS101では、通信制御器46が、優先順位メモリ3
2に記憶された自己の優先順位を検出し、該自己の優先
順位が最低であるか否か(一番最後にダウン制御される
ものであるか否か)を判別し、Yesの場合はステップ
S103に進み、Noの場合はステップS102に進
む。
の通信制御器46が、自己が管理する電気機器5の現在
の動作状態を記憶してステップS101に進む。ステッ
プS101では、通信制御器46が、優先順位メモリ3
2に記憶された自己の優先順位を検出し、該自己の優先
順位が最低であるか否か(一番最後にダウン制御される
ものであるか否か)を判別し、Yesの場合はステップ
S103に進み、Noの場合はステップS102に進
む。
【0249】後のステップS117及びステップS12
1で説明するが、この第5の実施の形態に係る家庭内情
報ネットワークシステムにおいては、消費電流量が所定
の電流量を超過した場合には、優先順位の高いものから
順に電気機器5をダウン制御することで消費電流量が所
定の電流量以下となるように調整すると共に、自己が管
理する電気機器5をダウン制御した制御端末装置6は、
自己の優先順位に「1」を加算した優先順位データを形
成してネットワーク上に出力することにより、次にダウ
ン制御する電気機器を指定するようになっている。ま
た、この逆に、消費電流量が、ユーザにより設定された
復帰電流量以下となった場合には、優先順位の低いもの
から順に電気機器5を復帰制御することで消費電流量を
調整すると共に、自己が管理する電気機器5を復帰制御
した制御端末装置6は、自己の優先順位に「1」を減算
した優先順位データを形成してネットワーク上に出力す
ることにより、次に復帰制御する電気機器を指定するよ
うになっている。
1で説明するが、この第5の実施の形態に係る家庭内情
報ネットワークシステムにおいては、消費電流量が所定
の電流量を超過した場合には、優先順位の高いものから
順に電気機器5をダウン制御することで消費電流量が所
定の電流量以下となるように調整すると共に、自己が管
理する電気機器5をダウン制御した制御端末装置6は、
自己の優先順位に「1」を加算した優先順位データを形
成してネットワーク上に出力することにより、次にダウ
ン制御する電気機器を指定するようになっている。ま
た、この逆に、消費電流量が、ユーザにより設定された
復帰電流量以下となった場合には、優先順位の低いもの
から順に電気機器5を復帰制御することで消費電流量を
調整すると共に、自己が管理する電気機器5を復帰制御
した制御端末装置6は、自己の優先順位に「1」を減算
した優先順位データを形成してネットワーク上に出力す
ることにより、次に復帰制御する電気機器を指定するよ
うになっている。
【0250】このため、ステップS102では、通信制
御器46が、ネットワーク上に出力された優先順位デー
タを検出することにより、自己と同一の優先順位が指定
されたか否か、すなわち、自己が管理する電気機器5の
ダウン制御或いは復帰制御が指定されたか否かを判別
し、Yesの場合はステップS103に進み。Noの場
合は該指定がなされるまで当該ステップS102を繰り
返す。
御器46が、ネットワーク上に出力された優先順位デー
タを検出することにより、自己と同一の優先順位が指定
されたか否か、すなわち、自己が管理する電気機器5の
ダウン制御或いは復帰制御が指定されたか否かを判別
し、Yesの場合はステップS103に進み。Noの場
合は該指定がなされるまで当該ステップS102を繰り
返す。
【0251】次に、ステップS103では、前記優先順
位データにより指定された電気機器5を管理する制御端
末装置50の通信制御器46が、制御動作フラグをセッ
トしてステップS104に進む。ステップS104で
は、この通信制御器46が、前記電流検出端末装置4か
ら送信される電流データを検出することにより、その家
庭の全消費電流量が所定の消費電流量(例えば、50ア
ンペア,60アンペア等のようにその家庭に定められた
定格電流量)を超過したか否かを判別し、Noの場合は
ステップS105に進み、Yesの場合はステップS1
14に進む。
位データにより指定された電気機器5を管理する制御端
末装置50の通信制御器46が、制御動作フラグをセッ
トしてステップS104に進む。ステップS104で
は、この通信制御器46が、前記電流検出端末装置4か
ら送信される電流データを検出することにより、その家
庭の全消費電流量が所定の消費電流量(例えば、50ア
ンペア,60アンペア等のようにその家庭に定められた
定格電流量)を超過したか否かを判別し、Noの場合は
ステップS105に進み、Yesの場合はステップS1
14に進む。
【0252】ステップS114では、通信制御器46
が、自己が管理する電気機器5が強制的に停止されてい
る状態か否かを判別し、Yesの場合はこれ以上制御で
きないためステップS115に進み、Noの場合はダウ
ン制御或いは復帰制御を行うべくステップS107に進
む。
が、自己が管理する電気機器5が強制的に停止されてい
る状態か否かを判別し、Yesの場合はこれ以上制御で
きないためステップS115に進み、Noの場合はダウ
ン制御或いは復帰制御を行うべくステップS107に進
む。
【0253】ここで、当該家庭内情報ネットワークシス
テムでは、後に説明するステップS107において、各
制御端末装置50の通信制御器46が、それぞれ自己が
管理する電気機器の動作状態を1段階、ダウン制御或い
は復帰制御した場合に変動する電流量(電流変動量)を
ネットワーク上に出力すると共に、他の制御端末装置5
0から出力された電流変動量を取り込むようになってい
る。そして、自己が管理する電気機器が同一の優先順位
を有する制御端末装置50同士が相互に通信を行い、こ
の中で前記電流変動量が最小となるものから順にダウン
制御或いは復帰制御を行うようになっている。
テムでは、後に説明するステップS107において、各
制御端末装置50の通信制御器46が、それぞれ自己が
管理する電気機器の動作状態を1段階、ダウン制御或い
は復帰制御した場合に変動する電流量(電流変動量)を
ネットワーク上に出力すると共に、他の制御端末装置5
0から出力された電流変動量を取り込むようになってい
る。そして、自己が管理する電気機器が同一の優先順位
を有する制御端末装置50同士が相互に通信を行い、こ
の中で前記電流変動量が最小となるものから順にダウン
制御或いは復帰制御を行うようになっている。
【0254】このため、前記ステップS115では、一
定時間内に前記電流変動量が取り込まれたか否かを判別
し、Noの場合はステップS104に戻り、Yesの場
合はステップS116に進む。ステップS116では、
自己が管理する電気機器が強制的に停止状態に制御され
ており(ステップS114)、これ以上ダウン制御する
ことができないため、通信制御器46が、前記制御動作
フラグをリセットしてステップS117に進む。ステッ
プS117では、次にダウン制御を行う優先順位の電気
機器を指定すべく、通信制御器46が、自己の優先順位
に「1」を加算した優先順位データを形成してステップ
S102に戻る。
定時間内に前記電流変動量が取り込まれたか否かを判別
し、Noの場合はステップS104に戻り、Yesの場
合はステップS116に進む。ステップS116では、
自己が管理する電気機器が強制的に停止状態に制御され
ており(ステップS114)、これ以上ダウン制御する
ことができないため、通信制御器46が、前記制御動作
フラグをリセットしてステップS117に進む。ステッ
プS117では、次にダウン制御を行う優先順位の電気
機器を指定すべく、通信制御器46が、自己の優先順位
に「1」を加算した優先順位データを形成してステップ
S102に戻る。
【0255】一方、前記電流検出端末装置4からの電流
データは、制御端末装置50の比較器47に供給されて
おり、該比較器47は、この電流データと、前記復帰電
流メモリ44に記憶された復帰電流量との比較を行い、
この比較出力を通信制御器46に供給している。
データは、制御端末装置50の比較器47に供給されて
おり、該比較器47は、この電流データと、前記復帰電
流メモリ44に記憶された復帰電流量との比較を行い、
この比較出力を通信制御器46に供給している。
【0256】このため、前記ステップS104において
Noと判別されステップS105に進んだ場合、通信制
御器46は、前記比較器47からの比較出力に基づい
て、現在に消費電流量が復帰電流量以下となったか否か
を判別し、Noの場合はステップS104に戻り、Ye
sの場合はステップS106に進む。そして、ステップ
S106において、自己が管理する電気機器5がユーザ
により設定された動作状態で動作しているか否かを判別
し、Yesの場合はステップS107に進み、Noの場
合はステップS119に進む。
Noと判別されステップS105に進んだ場合、通信制
御器46は、前記比較器47からの比較出力に基づい
て、現在に消費電流量が復帰電流量以下となったか否か
を判別し、Noの場合はステップS104に戻り、Ye
sの場合はステップS106に進む。そして、ステップ
S106において、自己が管理する電気機器5がユーザ
により設定された動作状態で動作しているか否かを判別
し、Yesの場合はステップS107に進み、Noの場
合はステップS119に進む。
【0257】ステップS119では、一定時間内に、前
記電流変動量が取り込まれたか否かを判別し、Noの場
合はステップS104に戻り、Yesの場合はステップ
S120に進む。ステップS120では、自己が管理す
る電気機器がユーザにより設定された動作状態で動作し
ていないため(ステップS106)、通信制御器46
が、前記制御動作フラグをリセットしてステップS12
1に進む。ステップS121では、次に復帰制御を行う
優先順位の電気機器を指定すべく、通信制御器46が、
自己の優先順位に「1」を減算した優先順位データを形
成してステップS104に戻る。
記電流変動量が取り込まれたか否かを判別し、Noの場
合はステップS104に戻り、Yesの場合はステップ
S120に進む。ステップS120では、自己が管理す
る電気機器がユーザにより設定された動作状態で動作し
ていないため(ステップS106)、通信制御器46
が、前記制御動作フラグをリセットしてステップS12
1に進む。ステップS121では、次に復帰制御を行う
優先順位の電気機器を指定すべく、通信制御器46が、
自己の優先順位に「1」を減算した優先順位データを形
成してステップS104に戻る。
【0258】次に、前記ステップS104で現在の全消
費電流量がその家屋の定格電流量を超過したものと判断
され、ステップS114で自己が管理する電気機器が強
制停止状態ではないと判断された場合、及び、前記ステ
ップS105で現在の全消費電流量がユーザにより設定
された復帰電流量以下となったものと判断され、ステッ
プS106で自己が管理する電気機器がユーザにより設
定された動作状態で動作しているものと判断された場合
は、それぞれステップS107にすすむ。
費電流量がその家屋の定格電流量を超過したものと判断
され、ステップS114で自己が管理する電気機器が強
制停止状態ではないと判断された場合、及び、前記ステ
ップS105で現在の全消費電流量がユーザにより設定
された復帰電流量以下となったものと判断され、ステッ
プS106で自己が管理する電気機器がユーザにより設
定された動作状態で動作しているものと判断された場合
は、それぞれステップS107にすすむ。
【0259】このステップS107では、通信制御器4
6が、自己が管理する電気機器の動作状態を1段階、ダ
ウン制御或いは復帰制御した場合に変動する電流量(電
流変動量)をネットワーク上に出力すると共に、他の制
御端末装置50から出力された電流変動量を取り込みス
テップS108に進む。
6が、自己が管理する電気機器の動作状態を1段階、ダ
ウン制御或いは復帰制御した場合に変動する電流量(電
流変動量)をネットワーク上に出力すると共に、他の制
御端末装置50から出力された電流変動量を取り込みス
テップS108に進む。
【0260】ステップS108では、通信制御器46
が、前記電流変動量の取り込みに要する一定時間を経過
したか否かを判別し、Yesの場合はステップS109
に進み、Noの場合はステップS107に戻る。
が、前記電流変動量の取り込みに要する一定時間を経過
したか否かを判別し、Yesの場合はステップS109
に進み、Noの場合はステップS107に戻る。
【0261】ステップS109では、通信制御器46
が、自己が管理する電気機器5に対応する節約可能な電
流量と、他の制御端末装置50によりそれぞれ検出され
た各電気機器5に対応する節約可能な電流量とを比較
し、自己が管理する電気機器5に対応する節約可能な電
流量が他の節約可能な電流量よりも小さいか否かを判別
し、Noの場合は何の制御も行うことなくステップS1
04に戻り、Yesの場合はステップS110に進む。
が、自己が管理する電気機器5に対応する節約可能な電
流量と、他の制御端末装置50によりそれぞれ検出され
た各電気機器5に対応する節約可能な電流量とを比較
し、自己が管理する電気機器5に対応する節約可能な電
流量が他の節約可能な電流量よりも小さいか否かを判別
し、Noの場合は何の制御も行うことなくステップS1
04に戻り、Yesの場合はステップS110に進む。
【0262】ステップS110では、自己が管理する電
気機器5に対応する節約可能な電流量が最小であるた
め、通信制御器46が、自己が管理する電気機器5に設
けられているマイコン40を介して該電気機器5の動作
状態を1段階、ダウン制御或いは復帰制御してステップ
S111に進む。
気機器5に対応する節約可能な電流量が最小であるた
め、通信制御器46が、自己が管理する電気機器5に設
けられているマイコン40を介して該電気機器5の動作
状態を1段階、ダウン制御或いは復帰制御してステップ
S111に進む。
【0263】このような制御は、以下に説明するステッ
プS111〜ステップS113を介して繰り返し行われ
る。
プS111〜ステップS113を介して繰り返し行われ
る。
【0264】具体的には、例えばその家庭の定格電流値
が60Aであり、図33に示すように前記ネットワーク
上に2台のエアコンディショナ,衣類乾燥機,電気カー
ペット,食器洗い乾燥機及びその他の電気機器が接続さ
れているものとする。
が60Aであり、図33に示すように前記ネットワーク
上に2台のエアコンディショナ,衣類乾燥機,電気カー
ペット,食器洗い乾燥機及びその他の電気機器が接続さ
れているものとする。
【0265】いま、2台のエアコンディショナがそれぞ
れレベル3,レベル4で動作しており、衣類乾燥機がレ
ベル2で動作しており、電気カーペットがレベル3で動
作しており、食器洗い乾燥機がレベル3で動作している
ときに、28アンペアの使用電流量となるその他の電気
機器を使用したがために全消費電流量が89アンペアと
なり前記60アンペアの定格電流値を超過した場合、ま
ず、ダウン制御の対象として、第1番目の優先順位が付
されている衣類乾燥機及び食器洗い乾燥機が該対象とな
る。
れレベル3,レベル4で動作しており、衣類乾燥機がレ
ベル2で動作しており、電気カーペットがレベル3で動
作しており、食器洗い乾燥機がレベル3で動作している
ときに、28アンペアの使用電流量となるその他の電気
機器を使用したがために全消費電流量が89アンペアと
なり前記60アンペアの定格電流値を超過した場合、ま
ず、ダウン制御の対象として、第1番目の優先順位が付
されている衣類乾燥機及び食器洗い乾燥機が該対象とな
る。
【0266】この衣類乾燥機は、現在、レベル2で動作
しており、この動作状態を1段階、ダウン制御すると8
アンペアの消費電力が節約され、また、食器洗い乾燥機
は、現在、レベル3で動作しており、この動作状態を1
段階、ダウン制御すると4アンペアの消費電力が節約さ
れる。この衣類乾燥機及び食器洗い乾燥機を管理する各
制御端末装置50は、それぞれこの節約電流量をネット
ワーク上に出力し又取り込む。そして、この場合におい
て節約電流量に一番少ない電気機器である食器洗い乾燥
機を管理する制御端末装置50が、第1段階のダウン制
御として、レベル3からレベル2の動作状態に該食器洗
い乾燥機をダウン制御する。これにより、4アンペアの
電流量を節約することができ、全消費電流量を85アン
ペアに下げることができる。
しており、この動作状態を1段階、ダウン制御すると8
アンペアの消費電力が節約され、また、食器洗い乾燥機
は、現在、レベル3で動作しており、この動作状態を1
段階、ダウン制御すると4アンペアの消費電力が節約さ
れる。この衣類乾燥機及び食器洗い乾燥機を管理する各
制御端末装置50は、それぞれこの節約電流量をネット
ワーク上に出力し又取り込む。そして、この場合におい
て節約電流量に一番少ない電気機器である食器洗い乾燥
機を管理する制御端末装置50が、第1段階のダウン制
御として、レベル3からレベル2の動作状態に該食器洗
い乾燥機をダウン制御する。これにより、4アンペアの
電流量を節約することができ、全消費電流量を85アン
ペアに下げることができる。
【0267】次に、全消費電流量が85アンペアに下が
ったとはいえ、前記60アンペアの定格電流量を、未だ
25アンペア超過しているため、今度は同じ第1番目の
優先順位が付されている衣類乾燥機を管理する制御端末
装置50が、第2段階のダウン制御として、レベル2か
らレベル1の動作状態に該衣類乾燥機をダウン制御す
る。これにより、8アンペアの電流量を節約することが
でき、全消費電流量を77アンペアに下げることができ
る。
ったとはいえ、前記60アンペアの定格電流量を、未だ
25アンペア超過しているため、今度は同じ第1番目の
優先順位が付されている衣類乾燥機を管理する制御端末
装置50が、第2段階のダウン制御として、レベル2か
らレベル1の動作状態に該衣類乾燥機をダウン制御す
る。これにより、8アンペアの電流量を節約することが
でき、全消費電流量を77アンペアに下げることができ
る。
【0268】次に、全消費電流量が77アンペアに下が
ったとはいえ、前記60アンペアの定格電流量を、未だ
17アンペア超過しているため、今度は同じ第1番目の
優先順位が付されている食器洗い乾燥機を管理する制御
端末装置50が、第3段階のダウン制御として、前回、
レベル2にダウン制御した食器洗い乾燥機を、該レベル
2からレベル1の動作状態にダウン制御する。これによ
り、4アンペアの電流量を節約することができ、全消費
電流量を73アンペアに下げることができる。
ったとはいえ、前記60アンペアの定格電流量を、未だ
17アンペア超過しているため、今度は同じ第1番目の
優先順位が付されている食器洗い乾燥機を管理する制御
端末装置50が、第3段階のダウン制御として、前回、
レベル2にダウン制御した食器洗い乾燥機を、該レベル
2からレベル1の動作状態にダウン制御する。これによ
り、4アンペアの電流量を節約することができ、全消費
電流量を73アンペアに下げることができる。
【0269】次に、全消費電流量が73アンペアに下が
ったとはいえ、前記60アンペアの定格電流量を、未だ
13アンペア超過しているため、今度は同じ第1番目の
優先順位が付されている食器洗い乾燥機を管理する制御
端末装置50が、第4段階のダウン制御として、前回、
レベル1にダウン制御した食器洗い乾燥機を、該レベル
1からレベル0の動作状態、すなわち停止状態にダウン
制御する。これにより、4アンペアの電流量を節約する
ことができ、全消費電流量を69アンペアに下げること
ができる。
ったとはいえ、前記60アンペアの定格電流量を、未だ
13アンペア超過しているため、今度は同じ第1番目の
優先順位が付されている食器洗い乾燥機を管理する制御
端末装置50が、第4段階のダウン制御として、前回、
レベル1にダウン制御した食器洗い乾燥機を、該レベル
1からレベル0の動作状態、すなわち停止状態にダウン
制御する。これにより、4アンペアの電流量を節約する
ことができ、全消費電流量を69アンペアに下げること
ができる。
【0270】次に、全消費電流量が69アンペアに下が
ったとはいえ、前記60アンペアの定格電流量を、未だ
9アンペア超過しているため、今度は同じ第1番目の優
先順位が付されている衣類乾燥機を管理する制御端末装
置50が、第5段階のダウン制御として、レベル1から
レベル0の動作状態、すなわち停止状態に該衣類乾燥機
をダウン制御する。これにより、7アンペアの電流量を
節約することができ、全消費電流量を62アンペアに下
げることができる。
ったとはいえ、前記60アンペアの定格電流量を、未だ
9アンペア超過しているため、今度は同じ第1番目の優
先順位が付されている衣類乾燥機を管理する制御端末装
置50が、第5段階のダウン制御として、レベル1から
レベル0の動作状態、すなわち停止状態に該衣類乾燥機
をダウン制御する。これにより、7アンペアの電流量を
節約することができ、全消費電流量を62アンペアに下
げることができる。
【0271】次に、全消費電流量が62アンペアに下が
ったとはいえ、前記60アンペアの定格電流量を、未だ
2アンペア超過している。また、第1番目の優先順位が
付された衣類乾燥機及び食器洗い乾燥機は、共に停止状
態となっている。このため、今度は、第2番目の優先順
位が付されている電気カーペットを管理する制御端末装
置50が、第6段階のダウン制御として、レベル3から
レベル2の動作状態に該衣類乾燥機をダウン制御する。
これにより、3アンペアの電流量を節約することがで
き、全消費電流量を定格電流量以下の59アンペアに下
げることができる。
ったとはいえ、前記60アンペアの定格電流量を、未だ
2アンペア超過している。また、第1番目の優先順位が
付された衣類乾燥機及び食器洗い乾燥機は、共に停止状
態となっている。このため、今度は、第2番目の優先順
位が付されている電気カーペットを管理する制御端末装
置50が、第6段階のダウン制御として、レベル3から
レベル2の動作状態に該衣類乾燥機をダウン制御する。
これにより、3アンペアの電流量を節約することがで
き、全消費電流量を定格電流量以下の59アンペアに下
げることができる。
【0272】次に、当該家庭内情報ネットワークシステ
ムは、このようにダウン制御した電気機器を復帰制御す
る場合も、これを優先順位に基づいて段階的に行うよう
になっている。
ムは、このようにダウン制御した電気機器を復帰制御す
る場合も、これを優先順位に基づいて段階的に行うよう
になっている。
【0273】具体的には、図34に示すように上述のダ
ウン制御により全消費電流量を前記定格電流値である6
0アンペアに下げた後に、その他の電気機器5の使用電
流量が28アンペアから14アンペアに下がることで全
消費電流量が45アンペアに下がった場合、全消費電流
量が、図31に示す復帰電流設定器43を操作してユー
ザにより設定された復帰電流量以下となり、これを示す
比較出力が比較器47から通信制御器46に供給され
る。そして、この比較出力がトリガとなり、以下に説明
するように、優先順位の低いもの順、かつ、1段階、動
作状態を上げたときの復帰電流量が一番少ない電気機器
から順に復帰制御が行われる。
ウン制御により全消費電流量を前記定格電流値である6
0アンペアに下げた後に、その他の電気機器5の使用電
流量が28アンペアから14アンペアに下がることで全
消費電流量が45アンペアに下がった場合、全消費電流
量が、図31に示す復帰電流設定器43を操作してユー
ザにより設定された復帰電流量以下となり、これを示す
比較出力が比較器47から通信制御器46に供給され
る。そして、この比較出力がトリガとなり、以下に説明
するように、優先順位の低いもの順、かつ、1段階、動
作状態を上げたときの復帰電流量が一番少ない電気機器
から順に復帰制御が行われる。
【0274】この場合、上述のように衣類乾燥機及び食
器洗い乾燥機の優先順位がそれぞれ第1番目の優先順位
であり、共に前記ダウン制御により停止状態に制御され
ている。また、電気カーペットの優先順位は第2番目の
優先順位であり、前記ダウン制御によりレベル1の動作
状態にダウン制御されている。
器洗い乾燥機の優先順位がそれぞれ第1番目の優先順位
であり、共に前記ダウン制御により停止状態に制御され
ている。また、電気カーペットの優先順位は第2番目の
優先順位であり、前記ダウン制御によりレベル1の動作
状態にダウン制御されている。
【0275】このため、優先順位の低い方の電気機器で
ある第2番目の優先順位が付された電気カーペットが最
初の復帰制御の対象となり、該電気カーペットを管理す
る制御端末装置50の通信制御器46が、「第1段階」
の復帰制御として、レベル2からレベル3の動作状態に
該電気カーペットを復帰制御する。これにより、3アン
ペアの電流量が増加し、全消費電流量が48アンペアに
上がることとなる。
ある第2番目の優先順位が付された電気カーペットが最
初の復帰制御の対象となり、該電気カーペットを管理す
る制御端末装置50の通信制御器46が、「第1段階」
の復帰制御として、レベル2からレベル3の動作状態に
該電気カーペットを復帰制御する。これにより、3アン
ペアの電流量が増加し、全消費電流量が48アンペアに
上がることとなる。
【0276】次に、全消費電流量が48アンペアに上が
ったとはいえ、60アンペアの定格電流量になるまで余
裕があるため、次に、第1番目の優先順位が付された衣
類乾燥機及び食器洗い乾燥機が復帰制御の対象となる。
ったとはいえ、60アンペアの定格電流量になるまで余
裕があるため、次に、第1番目の優先順位が付された衣
類乾燥機及び食器洗い乾燥機が復帰制御の対象となる。
【0277】上述のようにこの復帰制御時において、制
御端末装置50の通信制御器46は、自己が管理する電
気機器を現在の動作状態から1段階、復帰制御した場合
に増加する電流量を検出し、これを前記電流変動量とし
てネットワーク上に出力すると共に、他方の出力した電
流変動量を取り込む。そして、この電流変動量が少ない
電気機器から順に復帰制御が行われる。
御端末装置50の通信制御器46は、自己が管理する電
気機器を現在の動作状態から1段階、復帰制御した場合
に増加する電流量を検出し、これを前記電流変動量とし
てネットワーク上に出力すると共に、他方の出力した電
流変動量を取り込む。そして、この電流変動量が少ない
電気機器から順に復帰制御が行われる。
【0278】このため、電流変動量が4アンペアである
食器洗い乾燥機を管理する制御端末装置50の通信制御
器46が、「第2段階」の復帰制御として、停止状態
(レベル0)からレベル1の動作状態に該食器洗い乾燥
機を復帰制御する。これにより、4アンペアの電流量が
増加し、全消費電流量が52アンペアに上がることとな
る。
食器洗い乾燥機を管理する制御端末装置50の通信制御
器46が、「第2段階」の復帰制御として、停止状態
(レベル0)からレベル1の動作状態に該食器洗い乾燥
機を復帰制御する。これにより、4アンペアの電流量が
増加し、全消費電流量が52アンペアに上がることとな
る。
【0279】次に、全消費電流量が52アンペアに上が
ったとはいえ、60アンペアの定格電流量になるまで余
裕があるため、次に、同じく第1番目の優先順位が付さ
れた衣類乾燥機を管理する制御端末装置50の通信制御
器46が、「第3段階」の復帰制御として、停止状態
(レベル0)からレベル1の動作状態に該衣類乾燥器を
復帰制御する。これにより、7アンペアの電流量が増加
し、全消費電流量を略々定格電流量とおなじ59アンペ
アに上げることができる。
ったとはいえ、60アンペアの定格電流量になるまで余
裕があるため、次に、同じく第1番目の優先順位が付さ
れた衣類乾燥機を管理する制御端末装置50の通信制御
器46が、「第3段階」の復帰制御として、停止状態
(レベル0)からレベル1の動作状態に該衣類乾燥器を
復帰制御する。これにより、7アンペアの電流量が増加
し、全消費電流量を略々定格電流量とおなじ59アンペ
アに上げることができる。
【0280】このように、当該家庭内情報ネットワーク
システムは、各電気機器5に優先順位を付し、優先順位
が高い電気機器(先にダウン制御したい電気機器)から
順に、かつ、電流変動量が低いものから順に1段階ずつ
動作状態をダウン制御し、また、優先順位が低い電気機
器(なるべく動作状態を変更したくない電気機器)から
順に、かつ、電流変動量が低いものから順に1段階ずつ
動作状態を復帰制御することにより、ユーザが希望する
電気機器から順に、かつ、該各機器の動作状態を大幅に
変えることなく全消費電流量の調整を行うことができ
る。
システムは、各電気機器5に優先順位を付し、優先順位
が高い電気機器(先にダウン制御したい電気機器)から
順に、かつ、電流変動量が低いものから順に1段階ずつ
動作状態をダウン制御し、また、優先順位が低い電気機
器(なるべく動作状態を変更したくない電気機器)から
順に、かつ、電流変動量が低いものから順に1段階ずつ
動作状態を復帰制御することにより、ユーザが希望する
電気機器から順に、かつ、該各機器の動作状態を大幅に
変えることなく全消費電流量の調整を行うことができ
る。
【0281】なお、この第5の実施の形態に係る家庭内
情報ネットワークの説明では、優先順位が高い電気機器
から順に、かつ、電流変動量が低いものから順に1段階
ずつ動作状態をダウン制御し、また、優先順位が低い電
気機器から順に、かつ、電流変動量が低いものから順に
1段階ずつ動作状態を復帰制御することとしたが、これ
は、上述の第4の実施の形態の第1の変形例のように、
優先順位が高い電気機器から順に、かつ、電流変動量が
超過分に近い電気機器から順に1段階ずつ動作状態をダ
ウン制御し、また、優先順位が低い電気機器から順に、
かつ、電流変動量が不足分に近い電気機器から順に1段
階ずつ動作状態を復帰制御するようにしてもよい(図2
7のステップS93参照)。この場合、ユーザが希望す
る電気機器から順に、かつ、該動作状態を変更する電気
機器を少なくしたうえで全消費電流量の調整を行うこと
ができる。
情報ネットワークの説明では、優先順位が高い電気機器
から順に、かつ、電流変動量が低いものから順に1段階
ずつ動作状態をダウン制御し、また、優先順位が低い電
気機器から順に、かつ、電流変動量が低いものから順に
1段階ずつ動作状態を復帰制御することとしたが、これ
は、上述の第4の実施の形態の第1の変形例のように、
優先順位が高い電気機器から順に、かつ、電流変動量が
超過分に近い電気機器から順に1段階ずつ動作状態をダ
ウン制御し、また、優先順位が低い電気機器から順に、
かつ、電流変動量が不足分に近い電気機器から順に1段
階ずつ動作状態を復帰制御するようにしてもよい(図2
7のステップS93参照)。この場合、ユーザが希望す
る電気機器から順に、かつ、該動作状態を変更する電気
機器を少なくしたうえで全消費電流量の調整を行うこと
ができる。
【0282】また、図31に示す電流検出端末装置4に
設けられている電流値設定器8,設定電流メモリ9及び
演算部10を制御端末装置50側に設け、該電流検出端
末装置4の構成を簡略化すると共に負担を軽減するよう
にしてもよい。
設けられている電流値設定器8,設定電流メモリ9及び
演算部10を制御端末装置50側に設け、該電流検出端
末装置4の構成を簡略化すると共に負担を軽減するよう
にしてもよい。
【0283】また、上述の第1の実施の形態に係る家庭
内情報ネットワークシステムの第1の変形例〜第4の変
形例に掲げたような態様をとるようにしてもよい(図4
〜図6及び第1〜第4の変形例の該当説明箇所を参照の
こと。)。
内情報ネットワークシステムの第1の変形例〜第4の変
形例に掲げたような態様をとるようにしてもよい(図4
〜図6及び第1〜第4の変形例の該当説明箇所を参照の
こと。)。
【0284】さらに、上述の第2の実施の形態に係る家
庭内情報ネットワークシステムで説明した「時間設定制
御」及び(又は)「停電検出制御」を行うようにしても
よい(図7〜図16及びこれに該当する第2の実施の形
態,各変形例の説明参照のこと。)。
庭内情報ネットワークシステムで説明した「時間設定制
御」及び(又は)「停電検出制御」を行うようにしても
よい(図7〜図16及びこれに該当する第2の実施の形
態,各変形例の説明参照のこと。)。
【0285】最後に、上述の各実施の形態の説明では、
ネットワークとして電力線1を用いることとしたが、こ
れは、専用の通信回線を設けるようにしてもよい。
ネットワークとして電力線1を用いることとしたが、こ
れは、専用の通信回線を設けるようにしてもよい。
【0286】また、電流検出端末装置4は、一定時間毎
に電流データを形成してネットワーク上に出力すること
としたが、これは、逐次演算してネットワーク上に出力
するようにしてもよい。
に電流データを形成してネットワーク上に出力すること
としたが、これは、逐次演算してネットワーク上に出力
するようにしてもよい。
【0287】また、その家庭の消費電力量を定格電力量
以下となるように制御することとしたが、これは、図1
等に示す電流設定器8により設定する値に応じて自由に
可変可能であり、これを例えばユーザが希望する消費電
力量に設定することにより、全消費電力量を該設定され
た消費電力量以下となるように制御することができ、節
電等を行うことができる。
以下となるように制御することとしたが、これは、図1
等に示す電流設定器8により設定する値に応じて自由に
可変可能であり、これを例えばユーザが希望する消費電
力量に設定することにより、全消費電力量を該設定され
た消費電力量以下となるように制御することができ、節
電等を行うことができる。
【0288】さらに、上述の各実施の形態の説明では、
本発明に係る消費電力制御システムを、一般家庭内の消
費電力量を制御する家庭内情報ネットワークシステムに
適用することとしたが、これはほんの一例であり、この
他本発明を例えばビルディングや集合住宅等の建築物に
おける消費電力量を制御する制御システムに適用する等
のように、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲で
あれば設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿
論である。
本発明に係る消費電力制御システムを、一般家庭内の消
費電力量を制御する家庭内情報ネットワークシステムに
適用することとしたが、これはほんの一例であり、この
他本発明を例えばビルディングや集合住宅等の建築物に
おける消費電力量を制御する制御システムに適用する等
のように、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲で
あれば設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿
論である。
【0289】
【発明の効果】本発明に係る消費電力制御システムは、
一般家庭内や集合住宅等で使用される複数の電気機器に
よる全消費電力量を自動的に定格電力量内に制御するこ
とができる。このため、定格電力量の超過によりブレー
カが落ちる等の不都合を防止することができる。
一般家庭内や集合住宅等で使用される複数の電気機器に
よる全消費電力量を自動的に定格電力量内に制御するこ
とができる。このため、定格電力量の超過によりブレー
カが落ちる等の不都合を防止することができる。
【図1】本発明の消費電力制御システムを適用した第1
の実施の形態に係る家庭内情報ネットワークシステムを
示すブロック図である。
の実施の形態に係る家庭内情報ネットワークシステムを
示すブロック図である。
【図2】前記第1の実施の形態に係る家庭内情報ネット
ワークシステムに設けられている電流検出端末装置の動
作を説明するためのフローチャートである。
ワークシステムに設けられている電流検出端末装置の動
作を説明するためのフローチャートである。
【図3】前記第1の実施の形態に係る家庭内情報ネット
ワークシステムに設けられている制御端末装置の動作を
説明するためのフローチャートである。
ワークシステムに設けられている制御端末装置の動作を
説明するためのフローチャートである。
【図4】前記第1の実施の形態の第1の変形例に係る家
庭内情報ネットワークシステムに設けられている電流検
出端末装置の動作を説明するためのフローチャートであ
る。
庭内情報ネットワークシステムに設けられている電流検
出端末装置の動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図5】前記第1の実施の形態の第2の変形例に係る家
庭内情報ネットワークシステムに設けられている電流検
出端末装置の動作を説明するためのフローチャートであ
る。
庭内情報ネットワークシステムに設けられている電流検
出端末装置の動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図6】前記第1の実施の形態の第3の変形例に係る家
庭内情報ネットワークシステムに設けられている電流検
出端末装置の動作を説明するためのフローチャートであ
る。
庭内情報ネットワークシステムに設けられている電流検
出端末装置の動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図7】本発明の消費電力制御システムを適用した第2
の実施の形態に係る家庭内情報ネットワークシステムを
示すブロック図である。
の実施の形態に係る家庭内情報ネットワークシステムを
示すブロック図である。
【図8】前記第2の実施の形態に係る家庭内情報ネット
ワークシステムに設けられている時計端末装置の動作を
説明するためのフローチャートである。
ワークシステムに設けられている時計端末装置の動作を
説明するためのフローチャートである。
【図9】前記第2の実施の形態に係る家庭内情報ネット
ワークシステムに設けられている制御端末装置の動作を
説明するためのフローチャートである。
ワークシステムに設けられている制御端末装置の動作を
説明するためのフローチャートである。
【図10】前記第2の実施の形態の第1の変形例に係る
家庭内情報ネットワークシステムに設けられている制御
端末装置の動作を説明するためのフローチャートであ
る。
家庭内情報ネットワークシステムに設けられている制御
端末装置の動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図11】前記第2の実施の形態の第2の変形例に係る
家庭内情報ネットワークシステムに設けられている制御
端末装置の動作を説明するためのフローチャートであ
る。
家庭内情報ネットワークシステムに設けられている制御
端末装置の動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図12】前記第2の実施の形態の第3の変形例に係る
家庭内情報ネットワークシステムに設けられている時計
端末装置の動作を説明するためのフローチャートであ
る。
家庭内情報ネットワークシステムに設けられている時計
端末装置の動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図13】前記第2の実施の形態の第4の変形例に係る
家庭内情報ネットワークシステムのブロック図である。
家庭内情報ネットワークシステムのブロック図である。
【図14】前記第2の実施の形態の第4の変形例に係る
家庭内情報ネットワークシステムに設けられている制御
端末装置の動作を説明するためのフローチャートであ
る。
家庭内情報ネットワークシステムに設けられている制御
端末装置の動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図15】前記第2の実施の形態の第5の変形例に係る
家庭内情報ネットワークシステムのブロック図である。
家庭内情報ネットワークシステムのブロック図である。
【図16】前記第2の実施の形態の第5の変形例に係る
家庭内情報ネットワークシステムに設けられている時計
端末装置の動作を説明するためのフローチャートであ
る。
家庭内情報ネットワークシステムに設けられている時計
端末装置の動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図17】本発明の消費電力制御システムを適用した第
3の実施の形態に係る家庭内情報ネットワークシステム
を示すブロック図である。
3の実施の形態に係る家庭内情報ネットワークシステム
を示すブロック図である。
【図18】前記第3の実施の形態に係る家庭内情報ネッ
トワークシステムに設けられている制御端末装置の動作
を説明するためのフローチャートである。
トワークシステムに設けられている制御端末装置の動作
を説明するためのフローチャートである。
【図19】前記第3の実施の形態の第1の変形例に係る
家庭内情報ネットワークシステムに設けられている制御
端末装置の動作を説明するためのフローチャートであ
る。
家庭内情報ネットワークシステムに設けられている制御
端末装置の動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図20】前記第3の実施の形態の第2の変形例に係る
家庭内情報ネットワークシステムに設けられている制御
端末装置の動作を説明するためのフローチャートであ
る。
家庭内情報ネットワークシステムに設けられている制御
端末装置の動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図21】前記第3の実施の形態の第3の変形例に係る
家庭内情報ネットワークシステムに設けられている制御
端末装置の動作を説明するためのフローチャートであ
る。
家庭内情報ネットワークシステムに設けられている制御
端末装置の動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図22】前記第3の実施の形態の第4の変形例に係る
家庭内情報ネットワークシステムのブロック図である。
家庭内情報ネットワークシステムのブロック図である。
【図23】本発明の消費電力制御システムを適用した第
4の実施の形態に係る家庭内情報ネットワークシステム
を示すブロック図である。
4の実施の形態に係る家庭内情報ネットワークシステム
を示すブロック図である。
【図24】前記第4の実施の形態に係る家庭内情報ネッ
トワークシステムに設けられている制御端末装置の動作
を説明するためのフローチャートである。
トワークシステムに設けられている制御端末装置の動作
を説明するためのフローチャートである。
【図25】前記第4の実施の形態に係る家庭内情報ネッ
トワークシステムに設けられている制御端末装置によ
り、全消費電流量に応じて各電気機器の動作状態が段階
的にダウン制御される一例を説明するための図である。
トワークシステムに設けられている制御端末装置によ
り、全消費電流量に応じて各電気機器の動作状態が段階
的にダウン制御される一例を説明するための図である。
【図26】前記第4の実施の形態に係る家庭内情報ネッ
トワークシステムに設けられている制御端末装置によ
り、全消費電流量に応じて各電気機器の動作状態が段階
的に復帰制御される一例を説明するための図である。
トワークシステムに設けられている制御端末装置によ
り、全消費電流量に応じて各電気機器の動作状態が段階
的に復帰制御される一例を説明するための図である。
【図27】前記第4の実施の形態の第1の変形例に係る
家庭内情報ネットワークシステムに設けられている制御
端末装置の動作を説明するためのフローチャートであ
る。
家庭内情報ネットワークシステムに設けられている制御
端末装置の動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図28】前記第4の実施の形態の第1の変形例に係る
家庭内情報ネットワークシステムに設けられている制御
端末装置により、全消費電流量に応じて各電気機器の動
作状態がダウン制御される一例を説明するための図であ
る。
家庭内情報ネットワークシステムに設けられている制御
端末装置により、全消費電流量に応じて各電気機器の動
作状態がダウン制御される一例を説明するための図であ
る。
【図29】前記第4の実施の形態の第1の変形例に係る
家庭内情報ネットワークシステムに設けられている制御
端末装置により、全消費電流量に応じて各電気機器の動
作状態が復帰制御される一例を説明するための図であ
る。
家庭内情報ネットワークシステムに設けられている制御
端末装置により、全消費電流量に応じて各電気機器の動
作状態が復帰制御される一例を説明するための図であ
る。
【図30】前記第4の実施の形態の第2の変形例に係る
家庭内情報ネットワークシステムのブロック図である。
家庭内情報ネットワークシステムのブロック図である。
【図31】本発明の消費電力制御システムを適用した第
5の実施の形態に係る家庭内情報ネットワークシステム
を示すブロック図である。
5の実施の形態に係る家庭内情報ネットワークシステム
を示すブロック図である。
【図32】前記第5の実施の形態に係る家庭内情報ネッ
トワークシステムに設けられている制御端末装置の動作
を説明するためのフローチャートである。
トワークシステムに設けられている制御端末装置の動作
を説明するためのフローチャートである。
【図33】前記第5の実施の形態に係る家庭内情報ネッ
トワークシステムに設けられている制御端末装置によ
り、各電気機器の動作状態が優先順位電流変動量に応じ
てダウン制御される一例を説明するための図である。
トワークシステムに設けられている制御端末装置によ
り、各電気機器の動作状態が優先順位電流変動量に応じ
てダウン制御される一例を説明するための図である。
【図34】前記第5の実施の形態に係る家庭内情報ネッ
トワークシステムに設けられている制御端末装置によ
り、各電気機器の動作状態が優先順位電流変動量に応じ
て復帰制御される一例を説明するための図である。
トワークシステムに設けられている制御端末装置によ
り、各電気機器の動作状態が優先順位電流変動量に応じ
て復帰制御される一例を説明するための図である。
1…電力線,2…変流器,3…アナログ/デジタル(A
/D)変換器 4…電流検出端末装置,5…電気機器,6…制御端末装
置 5a…ホームオートメーション端子(HA端子),8…
電流値設定器 9…設定電流メモリ,10…演算部,11…送信部,1
2…送受信部 13…制御部,20…時計端末装置,24…停電検出
部,26…時計 25…マイクロコンピュータ(マイコン),27…入力
スイッチ 31…優先順位設定器,32…優先順位メモリ,33…
復帰電流設定器 34…復帰電流メモリ,35…動作判定フラグ器,36
…比較器 37…制御部,45…節約電流量判断部
/D)変換器 4…電流検出端末装置,5…電気機器,6…制御端末装
置 5a…ホームオートメーション端子(HA端子),8…
電流値設定器 9…設定電流メモリ,10…演算部,11…送信部,1
2…送受信部 13…制御部,20…時計端末装置,24…停電検出
部,26…時計 25…マイクロコンピュータ(マイコン),27…入力
スイッチ 31…優先順位設定器,32…優先順位メモリ,33…
復帰電流設定器 34…復帰電流メモリ,35…動作判定フラグ器,36
…比較器 37…制御部,45…節約電流量判断部
Claims (14)
- 【請求項1】 複数の電気機器の全消費電力量を検出す
る消費電力量検出手段を備え、この消費電力量検出手段
からの検出出力に基づいて、前記全消費電力量に関する
消費電力情報を通信回線上に出力する電力検出端末装置
と、 前記各電気機器毎、或いはいくつかの電気機器毎に設け
られ、自己が管理する電気機器の動作状態を制御する複
数の制御端末装置とを有し、 前記制御端末装置は、前記電力検出端末装置から通信回
線上に出力された消費電力情報に基づいて、各制御端末
装置間で前記通信回線を介して相互に通信を行い、前記
全消費電力量が所定消費量以下となるように、自己が管
理する電気機器の動作状態を低下制御することを特徴と
する消費電力制御システム。 - 【請求項2】 前記制御端末装置は、 前記複数の電気機器に制御を施す優先順位を設定するた
めの優先順位設定手段を有し、 前記消費電力情報及び前記優先順位設定手段により設定
された優先順位に基づいて、各制御端末装置間で相互に
通信を行い、前記全消費電力量が所定消費量以下となる
ように、自己が管理する電気機器の動作状態を低下制御
することを特徴とする請求項1記載の消費電力制御シス
テム。 - 【請求項3】 前記制御端末装置は、 前記低下制御を行った電気機器を該制御前の動作状態に
復帰させる際の消費電力量である復帰電力量を設定する
ための復帰電力量設定手段を有し、 前記全消費電力量が前記復帰電力量以下となった場合
に、前記低下制御を行った電気機器を、前記優先順位に
応じて該制御前の動作状態に復帰制御することを特徴と
する請求項2記載の消費電力制御システム。 - 【請求項4】 前記制御端末装置は、前記低下制御時
に、自己が管理する電気機器の該制御後に、該電気機器
に付された優先順位に「1」を加算することで、次に制
御を行う電気機器の優先順位を示す優先順位情報を形成
して通信回線上に出力し、前記復帰制御時に、自己が管
理する電気機器の該制御後に、該自己が管理する電気機
器に付された優先順位に「1」を減算することで、次に
制御を行う電気機器の優先順位を示す優先順位情報を形
成して通信回線上の出力し、 前記通信回線上に出力された優先順位情報で示される優
先順位と一致する優先順位を有する電気機器を管理する
制御端末装置が、前記低下制御或いは復帰制御を行うこ
とを特徴とする請求項3記載の消費電力制御システム。 - 【請求項5】 前記制御端末装置は、自己が管理する電
気機器の優先順位を示す優先順位情報を取り込んだ場
合、これを取り込んだことを示す優先順位受信情報を通
信回線上に出力するようにし、 次に制御を行う電気機器の優先順位を示す優先順位情報
を形成して出力した制御端末装置は、該優先順位情報の
出力後、所定時間以内に、前記通信回線を介して前記優
先順位受信情報を検出できない場合に、前記低下制御或
いは復帰制御に応じて、前回形成した優先順位情報にさ
らに「1」を加算或いは減算して新たな優先順位情報を
形成して通信回線上に出力することを特徴とする請求項
4記載の消費電力制御システム。 - 【請求項6】 前記制御端末装置は、自己が管理する電
気機器の優先順位を示す優先順位情報を取り込んだ場
合、これを取り込んだことを示す優先順位受信情報を通
信回線上に出力するようにし、 各制御端末装置は、通信回線上に優先順位情報が出力さ
れると、それぞれこれを取り込むと共に通信回線上から
前記優先順位受信情報の取り込みを行い、一定時間以内
に優先順位受信情報の取り込みを行えなかった場合に、
前記低下制御或いは復帰制御に応じて、前記取り込んだ
優先順位情報に「1」を加算或いは減算して新たな優先
順位情報を形成し、この新たな優先順位情報で示される
優先順位と、自己が管理する電気機器の優先順位とを比
較し、両者が一致した場合に、自己が管理する電気機器
を前記低下制御或いは復帰制御することを特徴とする請
求項4記載の消費電力制御システム。 - 【請求項7】 前記制御端末装置は、前記低下制御時及
び前記復帰制御時において、自己が管理する電気機器の
該制御後に、該電気機器に付された優先順位そのものを
示す優先順位情報を形成して通信回線上に出力すると共
に、該制御を行ったことを示す制御通知情報を形成して
通信回線上に出力するようにし、 各制御端末装置は、それぞれ通信回線上に出力された前
記優先順位情報及び制御通知情報の取り込みを行い、該
制御通知情報の取り込みが行われ、かつ、前記低下制御
或いは復帰制御に応じて、前記取り込んだ優先順位情報
に「1」を加算或いは減算して自己が管理する電気機器
の優先順位と一致した場合に、該自己が管理する電気機
器を前記低下制御或いは復帰制御することを特徴とする
請求項3記載の消費電力制御システム。 - 【請求項8】 前記制御端末装置は、自己が管理する電
気機器の低下制御或いは復帰制御を行う場合に、その電
気機器の動作状態を少なくとも1段階毎に低下制御或い
は復帰制御することを特徴とする請求項1,請求項2,
請求項3,請求項4,請求項5,請求項6又は請求項7
記載の消費電力制御システム。 - 【請求項9】 前記各制御端末装置は、低下制御時或い
は復帰制御時に、自己が管理する電気機器の動作状態を
少なくとも1段階低下制御或いは復帰制御した場合に増
減する電力量を示す変動電力量情報を前記通信回線を介
して相互に通信し、 前記増減する電力量が一番少ない電子機器を管理する制
御端末装置が、前記低下制御或いは復帰制御を行うこと
を特徴とする請求項1,請求項2,請求項3,請求項
4,請求項5,請求項6,請求項7又は請求項8記載の
消費電力制御システム。 - 【請求項10】 前記各制御端末装置は、低下制御時或
いは復帰制御時に、自己が管理する電気機器の動作状態
を少なくとも1段階低下制御或いは復帰制御した場合に
増減する電力量を示す変動電力量情報を前記通信回線を
介して相互に通信し、 前記増減する電力量が、前記所定消費量を超過した電力
量、或いは前記所定消費量と現在の全電力消費量の差に
相当する電力量に、一番近い電子機器を管理する制御端
末装置が、前記低下制御或いは復帰制御を行うことを特
徴とする請求項1,請求項2,請求項3,請求項4,請
求項5,請求項6,請求項7又は請求項8記載の消費電
力制御システム。 - 【請求項11】 前記各制御端末装置からの要求に応じ
て、或いは一定時間毎に時間情報を通信回線上に出力す
る時計端末装置を有し、 前記各制御端末装置は、時計端末装置から通信回線上に
出力される時間情報を取り込み、これに基づいて、自己
が管理する電気機器に設けられている時計に対して時刻
設定を行うことを特徴とする請求項1,請求項2,請求
項3,請求項4,請求項5,請求項6,請求項7,請求
項8,請求項9又は請求項10記載の消費電力制御シス
テム。 - 【請求項12】 前記時計端末装置は、前記各電気機器
に接続された電力線の状態を検出し、この状態が、電力
供給停止状態から電力供給状態に復帰したときに、前記
時間情報を通信回線上に出力し、 前記各制御端末装置は、前記電力供給停止状態から電力
供給状態に復帰したときに、前記通信回線上に出力され
る時間情報を取り込み、これに基づいて、自己が管理す
る電気機器に設けられている時計に対して時刻設定を行
うことを特徴とする請求項11記載の消費電力制御シス
テム。 - 【請求項13】 前記複数の電気機器のうちの少なくと
も一つは、異常事態を報知する異常事態報知手段であ
り、 この異常事態報知手段を管理する制御端末装置は、少な
くとも各電気機器の低下制御が終了した時点で、前記全
消費電流量が所定消費量以上である場合に、前記異常事
態を報知するように異常事態報知手段を制御することを
特徴とする請求項1,請求項2,請求項3,請求項4,
請求項5,請求項6,請求項7,請求項8,請求項9,
請求項10,請求項11又は請求項12記載の消費電力
制御システム。 - 【請求項14】 前記通信回線は、各電気機器に電力を
供給する電力線であり、 前記電力検出端末装置,制御端末装置或いは時計端末装
置は、前記電力線に流れる電源信号に各情報を重畳して
出力することを特徴とする請求項1,請求項2,請求項
3,請求項4,請求項5,請求項6,請求項7,請求項
8,請求項9,請求項10,請求項11,請求項12又
は請求項13記載の消費電力制御システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24363396A JPH1094170A (ja) | 1996-09-13 | 1996-09-13 | 消費電力制御システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24363396A JPH1094170A (ja) | 1996-09-13 | 1996-09-13 | 消費電力制御システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1094170A true JPH1094170A (ja) | 1998-04-10 |
Family
ID=17106729
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24363396A Pending JPH1094170A (ja) | 1996-09-13 | 1996-09-13 | 消費電力制御システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1094170A (ja) |
Cited By (14)
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