JPH1094048A - 移動通信システム - Google Patents

移動通信システム

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JPH1094048A
JPH1094048A JP8245216A JP24521696A JPH1094048A JP H1094048 A JPH1094048 A JP H1094048A JP 8245216 A JP8245216 A JP 8245216A JP 24521696 A JP24521696 A JP 24521696A JP H1094048 A JPH1094048 A JP H1094048A
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Hiroshi Ishiga
寛 石賀
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NEC Mobile Communications Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線基地局が移動端末の設定時間を超えずに
応答し、無線基地局の要求信号を保留せずに送信する移
動通信システムの提供。 【解決手段】 送信処理部12は、着信スロットの送信
タイミングで起動され、保留ACK記憶テーブルのAC
K送信時間T3の検索を行う。ACK送信時間が’0’
の移動端末3が確認されると、待ち時間切れまでスロッ
ト単位の時間となり、送信処理部12は、ACK信号を
着信スロットに挿入し、この移動端末3の識別コードと
ACK送信時間T3を保留ACK記憶テーブルから削除
する。そして、ACK送信時間が’0’である移動端末
3がなくなるか一着信スロットが送信可能なデータ長に
なるまで、送信処理部12はこの操作を繰り返す。ま
た、ACK送信時間が’0’である移動端末3がないと
すると、着信信号を挿入する余裕があるかどうかを確認
し、余裕があると、移動端末の識別コードを挿入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動通信システム
に関し、移動端末から移動通信用無線基地局への発呼信
号に対する、移動通信用無線基地局から移動端末への応
答信号(以下ACK信号:Acknowledge信
号)制御に係わるものである。
【0002】
【従来の技術】移動通信システムにおいて、無線基地局
から各移動端末へ送られる下り制御チャネルは着信チャ
ネルであり、単位時間で分割された着信スロットで構成
されている。この着信スロットは、複数の移動局に無線
基地局の情報を一斉に通知したいときに使用される報知
信号、複数の移動局が一つの集まりとしてのセル単位で
制御されるときに使用される個別セル信号および無線基
地局を介して他の端末が移動端末を呼び出すときの着信
信号で構成されている。
【0003】この着信スロットを用いた移動通信システ
ムにおいて、着信チャネルが、着信スロットを番号’
0’〜’n’(nは自然数である)に分割されている
と、これらの着信スロットは、時分割送信され、着信ス
ロット番号’0’から始まり番号’n’に達したら、ま
た、番号’0’に戻ってスロット送信操作が繰り返えさ
れる。この着信スロットは、移動端末から無線基地局へ
の発呼信号に対する無線基地局から移動端末へのACK
信号も有している。
【0004】移動端末は、間欠受信または非間欠受信に
て着信スロットを受信している。間欠受信は、移動端末
の駆動電流削減のため、移動端末が自身の識別コードを
含む着信スロットのみを受信することである。この着信
スロットの間欠受信の周期は、移動端末毎に異ってお
り、すなわち、一個の着信チャンネルにl回受信する移
動端末、二個の着信チャンネルにl回受信する移動端
末、・・・・・、n個の着信チャンネルに1回受信する
移動端末がある。
【0005】また、間欠受信の周期は、利用者の着信の
頻度や受信待ち時間における消費電力等を考慮し、選択
することができる。無線基地局が特定の移動端末に対し
て、着信スロットにより着信信号の送信を行う場合に
は、無線基地局がどの周期におけるどの着信スロット番
号から間欠受信しているかを判断し、該当する着信スロ
ットを選択して着信信号を送信する。
【0006】また、非間欠受信については、主に消費電
力を考慮しない車載の移動端末が使用する。この場合、
移動端末は、着信スロットの受信を通信要求である発呼
信号および自身の位置を無線基地局へ知らせるための位
置登録信号(以下MS信号:発呼および位置登録信号)
の送信直後から無線基地局から着信スロットによりAC
K信号が帰ってくるまでの待ち時間に行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の移動
通信システムにおいては、発呼信号に対する移動端末に
おけるACK信号の待ち時間に制限があり、無線基地局
は移動端末からのMS信号を受信後、この待ち時間以内
にACK信号を移動端末へ送信する必要がある。そし
て、移動端末は、発呼信号転送後、ACK信号の待ち時
間が過ぎても無線基地局からACK信号が送信されない
場合、MS信号の再送信動作を行わなければならない欠
点があった。
【0008】また、着信スロットのトラヒックが高くな
ると、着信スロットに着信信号とACK信号が混在して
いるため、着信スロットで送信可能な着信信号の数が制
限され、送信されべき着信信号が無線基地局において、
保留され続けるという問題があった。本発明はこのよう
な背景の下になされたもので、無線基地局が移動端末の
ACK信号待ち時間を超えずにACK信号を返し、無線
基地局から移動端末への着信信号を留保せずに送信でき
る移動通信システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
移動通信システムにおいて、複数の移動端末および複数
の固定端末との通信を行う移動通信用無線基地局内に設
けられた、前記移動端末から出力された出力信号より前
記移動端末の識別情報を抽出する抽出手段と、前記識別
情報と、移動通信用無線基地局に前記出力信号が入力さ
れてから、前記移動端末に応答信号を送るまでの余裕時
間を示す第一の時間データとを一時的に記憶する第一の
一時記憶手段と、前記複数の移動端末または前記複数の
固定端末からの、前記移動体端末との通信を要求する要
求信号を一時的に記憶する第二の一時記憶手段と、前記
第一の一時記憶手段に記憶されている第一の時間データ
と前記第二の一時記憶手段における前記要求信号の有無
とから、前記移動端末に前記応答信号および前記要求信
号を出力する優先順位を判断する判断手段と、この判断
手段による優先順位の順番に前記移動端末へ前記応答信
号および前記要求信号を出力する出力手段とを具備する
ことを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の移
動通信システムにおいて、前記判断手段が、前記第一の
時間データが’0’か’0’を超えているかを判断し、
前記第一の時間データが’0’であるとき、前記出力手
段が当該前記移動端末へ前記応答信号を出力することを
特徴とする。請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項2移動通信システムにおいて、前記判断手段が、前
記第一の時間データが’0’か’0’を超えているかを
判断し、前記第一の時間データが’0’を超え、’1’
以上であり、前記第二の一時記憶手段に前記要求信号が
あるとき、前記出力手段が当該前記移動端末へ前記要求
信号を出力することを特徴とする。請求項4記載の発明
は、請求項1ないし請求項3にいずれか記載の移動通信
システムにおいて、演算結果を第一の一時記憶手段に記
憶させる演算手段を具備し、前記演算手段が、前記複数
の移動端末毎に予め定められた時間を示す第二の時間デ
ータと前記応答信号の周期とから、前記第一の時間デー
タを求めることを特徴とする。請求項5記載の発明は、
請求項4記載の移動通信システムにおいて、前記第二の
時間データが、前記移動端末を他の端末と通信状態とす
るため、前記移動端末が前記無線基地局へ前記出力信号
を出力してから、前記移動端末が通信可能な待ち状態で
前記応答信号を受け取るまでの設定時間であることを特
徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。図1は本発明の一実施形態に
よる移動通信システムの構成を示すブロック図である。
この図において、1は、無線基地局内に設けられたれた
無線制御部であり、アンテナ2で信号を送受信し、複数
ある移動端末3、・・・・・、3の一対一の通信、ま
た、移動端末3、・・・・・、と伝送路4および5を介
して接続されている電話局に設けられた回線制御部6で
回線制御される固定端末7との通信の制御を行う。10
は着信スロット選択部であり、回線制御部6から受信し
た移動端末3に対する着信信号の着信スロットの番号を
抽出し、テーブル記憶部11の着信スロット毎に用意さ
れている着信スロットテーブルに予め登録されている領
域に移動端末3の識別コードを書き込む。
【0012】12は送信処理部であり、着信スロットの
送信タイミングで起動し、着信信号と移動端末3からの
発呼信号に対してのACK信号とを着信スロットに挿入
し、無線機14に送信する。無線機14は、送信処理部
12から送られてくる着信スロットをアンテナ2から出
力し、さらに、移動端末3からの発呼信号を受信し、記
憶テーブル制御部15へ送信する。記憶テーブル制御部
15は、無線機14から送られてきた発呼信号から移動
端末3の識別コードを抽出し、これをテーブル記憶部1
3の着信スロット毎に用意されている保留ACK記憶テ
ーブルに記憶させる。
【0013】次に図1におけるテーブル記憶部13に記
憶されている保留ACK記憶テーブルを示す図2の説明
を行う。この図において20は、記憶領域であり、現在
保留されているACK信号の数が記憶されている。21
0〜21n(0〜nは自然数)は、記憶領域であり、おのお
のACK送信時間を記憶する領域25とACK信号が保
留されている移動端末3の識別コードを記憶する領域2
6とが記憶される。
【0014】このACK送信時間は、該当する移動端末
のMS信号を受信した時間から、あらかじめ決められた
移動端末のACK待ち時間までを表すものである。記憶
テーブル制御部15は、ACK信号待ちタイムアウト時
間T1、着信スロットの時間T2から、移動端末3のM
S信号に対するACK送信時間T3を T3 = (T2/T1)−1 の式より求め、保留ACK記憶テーブルに移動端末3の
移動端末の識別コードとともに、ACK送信時間T3を
書き込む。この式で、’−l’としているのは、ACK
信号を返す着信スロットが、時間切れとなる一つ前の着
信スロットで送信されるためである。
【0015】次に、本発明の実施例の動作について、図
lおよび図2を参照し、図3および図4のフローチャー
トに従い説明する。まず、固定端末7から移動端末3を
呼び出す場合、移動端末3の間欠受信している着信スロ
ットの番号及ぴ移動端末の識別コードを載せた着信情報
が回線制御部6から無線制御部1に送られる。次に着信
スロット選択部10は、着信信号内の着信スロットの番
号を抽出し、着信信号で指定された移動端末識別コード
をテーブル記憶部11の着信スロットテーブル領域に書
き込む。
【0016】また、一方、移動端末3は、MS信号を無
線基地局に送信する。そして、無線基地局内の無線制御
部1にて受信されたMS信号は、アンテナ2及び無線機
14を介し記憶テーブル制御部15に転送される。次
に、図3のステップS1において、記憶テーブル制御部
15は、MS信号を受信する。次に、ステップS2にお
いて、移動端末3で、予め決められているACK信号の
待ち時間T2より、記憶テーブル制御部15は、移動端
末3にACK送信時間T3の計算を行う。次に、記憶テ
ーブル制御部15は、ステップS3において、計算され
たACK送信時間T3を記憶テーブル13の保留ACK
記憶テーブル領域に書き込む。
【0017】次に、図4のステップS10において、送
信処理部12は、着信スロットの送信タイミングで起動
され、保留ACK記憶テーブルのACK送信時間T3に
ついて検索を行う。このとき、ACK送信時間が’0’
である移動端末3が確認されたとすると、この移動端末
3のACK待ち時間切れまで、一着信スロット分の時間
となるので、ステップS11において、送信処理部12
は、この該当する移動端末3に対するACK信号を着信
スロットに挿入し、この移動端末3の識別コードおよび
ACK送信時間T3を保留ACK記憶テーブルから削除
する。
【0018】そして、保留ACK記憶テーブルにおい
て、ACK送信時間が’0’である移動端末3が確認さ
れなくなるか一着信スロットが送信可能なデータ長にな
るまで、送信処理部12はステップS11の操作を繰り
返す。また、ステップS10において、保留ACK記憶
テーブルのACK送信時間T3についての検索で、AC
K送信時間が’0’である移動端末3が確認されないと
すると、ステップS11は実行されず、ステップS12
に進む。
【0019】次に、ステップS12において、送信処理
部12は、ACK信号を挿入した着信スロットに着信信
号を挿入する余裕があるかどうかを確認する。次に、ス
テップS12で着信スロットに余裕があるとすると、着
信スロットテーブルから現在処理している着信スロット
の番号の領域を検索し、この領域に示されている移動端
末3の識別コードを着信スロットに挿入する。そして、
着信スロットテーブルにおいて、該当する移動端末3に
対する着信信号を全て挿入するか、着信スロットが送信
可能なデータ長になるまで、送信処理部12はステップ
S13の操作を繰り返す。また、ステップS12におい
て、着信スロットに余裕がないことが確認された場合、
ステップS13は実行されず、ステップS14に進む。
【0020】次に、ステップS14において、送信処理
部12は、着信信号を挿入した着信スロットに、さら
に、ACK信号を挿入する余裕があるかどうかの確認を
行う。そして、ステップS14において、着信スロット
に余裕があるとすると、ステップS15において、送信
処理部12は保留ACK記憶テーブルに残っているAC
K信号を送る必要のある移動端末3に送るACK信号を
着信スロットに挿入し、この移動端末3の識別コードと
ACK送信時間T3を保留ACK記憶テーブルから削除
する。
【0021】そして、保留ACK記憶テーブルにおい
て、残っていた移動端末3に対するACK信号を全て挿
入するか、着信スロットが送信可能なデータ長になるま
で、送信処理部12はステップS15の操作を繰り返
す。また、ステップS14において、着信スロットに余
裕がないことが確認された場合、ステップS15は実行
されず、ステップS16に進む。次に、ステップS16
において、送信処理部12は、無線機14に着信スロッ
トを送信し、この時点で保留ACK記憶テーブルに残っ
ている、ACK信号を送る必要のある移動端末3のAC
K送信時間から’1’を引き、操作を終了する。そし
て、次の着信スロットの送信タイミングに上述した操作
が繰り返される。
【0022】次に具体的な数値を用いて、送信処理部1
2および記憶テーブル制御部15の動作を図1および図
5を参照し、図3および図4のタイミングチャートに従
って説明する。図5(a)は、上り制御チャンネル30
を示している。上り制御チャンネル30は、上り制御ス
ロット31〜38で構成されている。また図5(b)
は、着信チャンネル40を示している。着信チャンネル
40は、着信スロット41〜47で構成されている。
【0023】まず、この移動通信システムにおける上り
制御チャネル及び着信チャネルの各スロットの時間幅
は、10msであり、移動端末3のMS信号に対するA
CK待ち時間が70msとする。上り制御チャネルは、
移動端末3がMS信号を送信する為の無線基地局に対す
る信号である。また、ここでの一着信スロットにおける
送信可能データ量は8信号とする。
【0024】そして、回線制御部6から無線基地局内の
着信スロット制御部10に送信された着信信号は、着信
信号内の着信スロット番号を参照され、着信スロット毎
に用意された着信スロットテーブルの該当するスロット
番号領域にに書き込まれる。ここで、着信スロットテー
ブル内の着信スロット41から46までの着信スロット
に対応する領域は、着信信号が8信号であり、一着信ス
ロットにおける送信可能データ量に既に達しており、着
信スロット47における着信信号の数はl信号とする。
そいて、移動端末3は、自身の識別コードを付加したM
S信号を上り制御スロット31において送信したとす
る。
【0025】そして、ステップS1において、上り制御
スロット31により送信されるMS信号は、アンテナ2
および無線機14を介し、記憶テーブル制御部15に送
られる。次に、ステップS2において、記憶テーブル制
御部15は、上り制御スロット31のタイミングから、
ACK信号待ち時間までのスロット数をACK送信時間
T3として算出する。この場合の式を以下に示す、 T3 = (70ms/10ms) − l そして、ステップS3において、記憶テーブル制御部1
5は、MS信号に記載された移動端末3の識別コードお
よび上記演算により得られたACK送信時間T3(’
6’)を保留ACK記憶テーブルへ書き込む。
【0026】また、ステップS10において、送信処理
部12は、着信スロットのタイミングで起動し、保留A
CK記憶テーブル内を検索する。このとき、保留ACK
記憶テーブル内には、移動端末3のACK送信時間、移
動端末3の識別コードが記憶されている。ここで、ステ
ップ3で、記憶テーブル制御部15により、保留ACK
記憶テーブルに書き込まれたACK送信時間が’6’で
あるので、ステップS11は実行されず、着信スロット
ヘのACK信号の挿入は行われない。
【0027】次に、ステップS12において、送信処理
部12により着信信号を挿入する余裕があるかどうかの
確認が行われる。このとき、ACK信号は挿入されてい
ないので、ステップS13において、送信処理部12
は、着信スロットテーブル内の着信スロット41で着信
信号を送る必要のある移動端末の識別コードが記憶され
ている領域を参照し、この領域にある移動端末3の識別
コードに対応する’8個’の着信信号を挿入し、着信ス
ロットを作成する。
【0028】そして、ステップS14において、送信処
理部12により着信スロット41にACK信号を挿入す
る余裕があるかどうかの確認が行われるが、すでに着信
信号が’8個’挿入されて余裕が無いことが確認され、
ステップS15での着信スロット41へのACK信号の
挿入は行われない。次に、ステップS16において、送
信処理部12が、保留ACK記憶テーブルの領域25に
示されているACK送信時間T3から’1’を減じるた
め、移動端末3のACK送信時間T3は、’5’とな
る。そして、着信スロット41のタイミングでの操作は
終了する。
【0029】さらに、着信スロットのタイミングで送信
処理部12が起動され、上述した操作が繰り返される。
たとえば、着信スロット42のタイミングで起動された
処理が終了とすると上り制御スロット31に対するAC
K信号のACK送信時間T3は、’4’となる。すなわ
ち、着信スロット41〜46まで、挿入される着信デー
タが’8個’づつあり、送信データ量に余裕がないので
ACK送信時間T3が、一着信スロットの周期である1
0ms毎に’1’づつ減少するため、着信スロット46
で起動された送信処理部12の操作が終了した時点でA
CT送信時間T3は、’0’となる。
【0030】そして、送信処理部12が、着信スロット
47のタイミングで起動され、ステップS10におい
て、送信処理部12は保留ACK記憶テーブル内の確認
を行う。ここで、送信処理部12は、上り制御スロット
31に対するACK信号のACK送信時間T3が’0’
であることを確認し、ステップS11において、このA
CK信号を着信スロット47に挿入する。そして、送信
処理部12は、保留ACK記憶テーブル内のACK信号
を送信した移動端末3の識別コードおよびACK送信時
間T3を削除する。
【0031】次に、ステップS12において、着信スロ
ット47には、ACK信号が’1個’入っているだけな
ので、送信処理部12は送信データに余裕があることを
確認する。そして、ステップS14において、送信処理
部12は、着信スロットテーブル内の着信スロット47
に対応する移動端末3の着信信号’1個’を着信スロッ
ト47に挿入する。
【0032】次に、ステップS14において、送信処理
部12は、着信スロット47に送信データの余裕がある
かどうかの確認を行う。この時点で、着信スロットに
は、ACK信号’1個’と着信信号’1個’との’2
個’の信号データが挿入されているので、ステップS1
5において、送信処理部12は、着信スロット47の送
信データに余裕のある限り、または、保留ACK記憶テ
ーブルにACK信号のある限り、ACK信号を着信スロ
ット47に挿入する。次に、ステップS16において、
送信処理部12は、保留ACKテーブルに残っているA
CK送信時間T3から’1’を減じる。そして、着信ス
ロット47のタイミングで起動された送信処理部12の
操作は、終了する。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、移動通信システムにお
いて、複数の移動端末および複数の固定端末との通信を
行う移動通信用無線基地局内に、前記移動端末から出力
された出力信号より前記移動端末の識別情報を抽出する
抽出手段と、前記識別情報と、移動通信用無線基地局が
前記出力信号を入力してから、信号前記移動端末に応答
信号を送るまでの時間を示す第一の時間データとを一時
的に記憶する第一の一時記憶手段と、前記複数の移動端
末または前記複数の固定端末からの、前記移動体端末と
の通信を要求する要求信号を一時的に記憶するための第
二の一時記憶手段と、前記第一の一時記憶手段に記憶さ
れている第一の時間データと前記第二の一時記憶手段に
おける前記要求信号の有無とから、前記移動端末に前記
応答信号および前記要求信号を出力する優先順位を判断
する判断手段と、この判断手段による優先順位の順番に
前記移動端末へ前記応答信号および前記要求信号を出力
する出力手段とが設けられているため、移動端末からの
出力信号に対する応答時間が長くなることによる出力信
号の再出力動作を行うことが少なくなり、他の端末から
の着信信号が得られない移動端末の発生を防ぐことがで
きるという効果が得られる。
【0034】また、本発明によれば、移動通信システム
において、演算結果を第一の一時記憶手段に記憶させる
演算手段を具備し、前記演算手段が、前記複数の移動端
末毎に予め定められた第二の時間と前記応答信号の周期
とから、前記応答信号を前記出力手段により出力するま
での第一の時間を求めるため、前記出力手段が前記応答
信号を出力するタイミングを、正確に前記判断手段が判
断できる効果がある。さらに、本発明によれば、移動通
信システムにおいて、前記第二の時間データが、前記移
動端末が他の端末と通信状態とするため、前記移動端末
が前記無線基地局へ前記出力信号を出力してから、前記
移動端末が通信可能な待ち状態で前記応答信号を受け取
るまでの設定時間であるため、前記移動端末毎の前記第
二の時間データを得ることにより、前記第一の時間デー
タを計算でき、前記判断手段の判断材料を作成できる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による移動通信システム
の構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の一実施形態による移動通信システム
に用いられる保留ACK記憶テーブルの構成を示す図で
ある。
【図3】 本発明の一実施形態による移動通信システム
における記憶テーブル制御部の動作のフローチャートで
ある。
【図4】 本発明の一実施形態による移動通信システム
における送信処理部の動作のフローチャートである。
【図5】 本発明の一実施形態による移動通信システム
に用いられるスロットを示す図である。
【符号の説明】
1 無線制御部 2 アンテナ 3 移動端末 4 伝送路 5 伝送路 6 回線制御部 7 固定端末 10 着信スロット選択部 11、13 テーブル記憶部 12 送信処理部 14 無線機 15 記憶テーブル制御部 20 領域 210〜21n 領域 25 領域 26 領域 30 上り制御チャンネル 31、32、33、34 上り制御スロット 35、36、37、38 上り制御スロット 40 着信チャンネル 41、42、43、44 着信スロット 45、46、47 着信スロット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の移動端末および複数の固定端末と
    の通信を行う移動通信用無線基地局内に設けられた、 前記移動端末から出力された出力信号より前記移動端末
    の識別情報を抽出する抽出手段と、 前記識別情報と、移動通信用無線基地局に前記出力信号
    が入力されてから、前記移動端末に応答信号を送るまで
    の余裕時間を示す第一の時間データとを一時的に記憶す
    る第一の一時記憶手段と、 前記複数の移動端末または前記複数の固定端末からの、
    前記移動体端末との通信を要求する要求信号を一時的に
    記憶する第二の一時記憶手段と、 前記第一の一時記憶手段に記憶されている第一の時間デ
    ータと前記第二の一時記憶手段における前記要求信号の
    有無とから、前記移動端末に前記応答信号および前記要
    求信号を出力する優先順位を判断する判断手段と、 この判断手段による優先順位の順番に前記移動端末へ前
    記応答信号および前記要求信号を出力する出力手段と、 を具備することを特徴とする移動通信システム。
  2. 【請求項2】 前記判断手段が、前記第一の時間データ
    が’0’か’0’を超えているかを判断し、前記第一の
    時間データが’0’であるとき、前記出力手段が当該前
    記移動端末へ前記応答信号を出力することを特徴とする
    請求項1記載の移動通信システム。
  3. 【請求項3】 前記判断手段が、前記第一の時間データ
    が’0’か’0’を超えているかを判断し、前記第一の
    時間データが’0’を超え、’1’以上であり、前記第
    二の一時記憶手段に前記要求信号があるとき、前記出力
    手段が当該前記移動端末へ前記要求信号を出力すること
    を特徴とする請求項1または請求項2記載の移動通信シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 演算結果を第一の一時記憶手段に記憶さ
    せる演算手段を具備し、前記演算手段が、前記複数の移
    動端末毎に予め定められた時間を示す第二の時間データ
    と前記応答信号の周期とから、前記第一の時間データを
    求めることを特徴とする請求項1ないし請求項3にいず
    れか記載の移動通信システム。
  5. 【請求項5】 前記第二の時間データが、前記移動端末
    を他の端末と通信状態とするため、前記移動端末が前記
    無線基地局へ前記出力信号を出力してから、前記移動端
    末が通信可能な待ち状態で前記応答信号を受け取るまで
    の設定時間であることを特徴とする請求項4記載の移動
    通信システム。
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