JPH1093418A - Ecl論理回路 - Google Patents

Ecl論理回路

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JPH1093418A
JPH1093418A JP8246688A JP24668896A JPH1093418A JP H1093418 A JPH1093418 A JP H1093418A JP 8246688 A JP8246688 A JP 8246688A JP 24668896 A JP24668896 A JP 24668896A JP H1093418 A JPH1093418 A JP H1093418A
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JP
Japan
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transistor
ecl logic
power supply
emitter
logic circuit
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JP8246688A
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English (en)
Inventor
Takaaki Shimizu
水 孝 明 清
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ECL論理回路の動作速度を、消費電流を増
加させることなく、高速化する。 【解決手段】 ECL論理回路のエミッタフォロア回路
(Q11)の定電流源を、NPNトランジスタ(Q1
2)とPMOSトランジスタ(M1)と、抵抗(R8)
と、によってダーリントン構成で形成し、この定電流源
をECL回路(1)の出力によって制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ECL論理回路に
関し、特に、ECL論理回路の動作速度の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のECL論理回路(インバータ)の
例について図4を参照して説明する。
【0003】同図において、NPNトランジスタQ1の
ベースに入力端INが接続され、NPNトランジスタQ
2のベースにしきい値となる電位Vbb1が印加され
る。また、トランジスタQ1及びQ2のエミッタは共通
接続され、NPNトランジスタQ3と抵抗R1とによっ
て構成される第1の定電流源を介し電源VEEへと接続
される。トランジスタQ1のコレクタは抵抗R2を介し
て接地電位GNDへ接続される。トランジスタQ2のコ
レクタはそのまま電位GNDに接続される。トランジス
タQ1のコレクタ出力は出力段のエミッタフォロア回路
を形成するNPNトランジスタQ4のベースに供給され
る。トランジスタQ4のコレクタは電位GNDへ接続さ
れ、そのエミッタは、出力端OUTに接続される。ま
た、トランジスタQ4のエミッタはNPNトランジスタ
Q5と抵抗R3とによって構成される第2の定電流源を
介し電源VEEへも接続される。第1及び第2の定電流
源の出力電流は制御電圧Vcs1 によって設定される。
【0004】かかる構成の従来のECL論理回路では、
入力端INに供給される入力信号INが“L”から
“H”へ変わるとトランジスタQ1が導通、トランジス
タQ2が非導通となり、トランジスタQ1に電流が流れ
る。この電流と抵抗R2による電圧降下によって、トラ
ンジスタQ4のベース電圧とエミッタ電圧は下がり、出
力端OUTは“L”レベルとなる。また、入力信号IN
が“H”から“L”へ変わると、トランジスタQ1が非
導通、トランジスタQ2が導通となり、トランジスタQ
1に電流が流れなくなる。抵抗R2での電圧降下がなく
なるため、トランジスタQ4のベース電圧とエミッタ電
圧が上昇し、出力端OUTは“H”レベルとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のECL論理回路
では、第2の定電流源を含むエミッタフォロア回路を出
力段として用いている。出力信号が“L”から“H”へ
変化するときは、出力段のトランジスタQ4のエミッタ
電流により出力段に接続される図示しない負荷の入力負
荷容量に電荷を充電する。一方、出力信号が“H”から
“L”へ変化するときは、出力段の第2の定電流源(Q
5)の電流により出力段に接続される入力負荷容量に蓄
積された電荷を放電する。上記回路では、出力信号の立
ち上りの際におけるトランジスタQ4の充電電流に比
べ、出力信号の立ち下りの際における第2の定電流源
(Q5)の放電電流は小さい。そのため、出力信号の遅
延時間の負荷容量依存性は、立ち上り特性に対して立ち
下り特性が大幅に劣る。
【0006】しかしながら、立ち下り時における出力信
号遅延時間の負荷容量依存性を改善し、高速化を実現す
るために、エミッタフォロア定電流源(Q5)の電流値
を増すと、消費電流が増大するという不具合がある。
【0007】よって、本発明は、回路動作の高速化を、
消費電流を増加させることなく実現することを可能とす
るECL論理回路を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のECL論理回路においては、互いのエミッ
タを共通に接続した複数のトランジスタを用いて入力信
号(IN)に対応する出力信号の論理状態を決定するE
CL論理部(1)と、第1の電源(GND)と出力端
(OUT)との間に接続されて、ECL論理部(1)の
出力信号をレベルシフトして出力端(OUT)に供給す
るエミッタフォロア回路(Q11)と、出力端(OU
T)と第2の電源(VEE)との間に接続されて、EC
L論理部(1)の出力信号の第1のレベル(低レベル)
に応じて導通し、第2のレベル(高レベル)に応じて非
導通となる、ダーリントン回路(M1,Q12,R8)
と、を含む出力部(3)と、ECL論理部(1)の出力
信号をレベルシフトしてダーリントン回路の制御入力
(M1のゲート)に印加する駆動部(2)と、を有す
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図1を参照して説明する。同図に示すECL論理回路
(インバータ)においては、NPNトランジスタQ6及
びQ7はECL回路1を形成し、トランジスタQ6のベ
ースには入力信号INを、トランジスタQ7のベースに
はしきい値電位Vbb1が印加される。トランジスタQ
6及びQ7の各エミッタは、NPNトランジスタQ8と
抵抗R4から成る第1の定電流源を介し電源VEEに接
続される。トランジスタQ6のコレクタは抵抗R5を介
し接地電位GNDに接続される。また、トランジスタQ
6のコレクタは、NPNトランジスタQ9及びNPNト
ランジスタQ11の各ベースに接続される。トランジス
タQ11はエミッタフォロア回路を形成する。トランジ
スタQ9のコレクタは電位GNDに接続され、そのエミ
ッタは抵抗R6の一端に接続される。抵抗R6の他端は
NPNトランジスタQ10と抵抗R7から成る第2の定
電流源を介して電源VEEに接続される。また、エミッ
タフォロア構成のトランジスタQ11のコレクタは電位
GNDに接続され、そのエミッタは出力端OUTに接続
される。この出力端OUTには第3の電流源となるPM
OSトランジスタM1のソースが接続される。トランジ
スタM1のゲートは抵抗R6を介してトランジスタQ9
のエミッタに接続され、そのバックゲートは電位GND
に接続される。トランジスタM1のドレインは第4の電
流源であるNPNトランジスタQ12のベースに接続さ
れ、また、抵抗R8を介して電源VEEにも接続され
る。トランジスタQ12のコレクタは出力端OUTに接
続され、そのエミッタは電源VEEに接続される。
【0010】次に、上記実施の形態の動作について説明
する。まず、入力信号INが“L”から“H”へ変わる
とトランジスタQ6が導通となりトランジスタQ7が非
導通となる。このとき、抵抗R5にコレクタ電流Ic
流れ、その両端に電圧降下R5 c が起こり、トランジ
スタQ9のベース電圧とトランジスタQ11の各ベース
電圧が下降する。また、それに伴ってPMOSトランジ
スタM1のゲート電圧も下降する。トランジスタM1の
ゲート・ソース間電圧Vgsが大きくなり、トランジスタ
M1を流れるドレイン電流が増加する。また、このドレ
イン電流と抵抗R8により、トランジスタQ12のベー
ス電圧が上昇する。トランジスタQ12のベース・エミ
ッタ間電圧VBEが大きくなることによりトランジスタQ
12が導通し、そのエミッタ電流が増大する。PMOS
トランジスタM1のソース電流とトランジスタQ12の
コレクタ電流により出力端OUTの負荷容量に蓄積され
た電荷が急速に放電され、出力信号OUTは、“H”か
ら“L”へ高速に移行する。出力信号OUTが“L”レ
ベルに安定した時、PMOSトランジスタM1のゲート
・ソース間電圧Vgsは小さくなりトランジスタM1に流
れる電流は減少する。また、トランジスタQ12のベー
ス電圧も下降するためトランジスタQ12は非導通とな
る。
【0011】一方、入力信号INが“H”から“L”へ
変わると、トランジスタQ6が非導通、トランジスタQ
7が導通となる。このとき、抵抗R5の電圧降下はなく
なり、トランジスタQ9のベース電圧とトランジスタQ
11のベース電圧が上昇する。このため、トランジスタ
Q11のベース・エミッタ間電圧VBEが大きくなりエミ
ッタ電流が発生し、出力端OUTに接続される負荷容量
に急速な充電を行なう。また、トランジスタQ9のベー
ス電圧の上昇に伴って、PMOSトランジスタM1のゲ
ート電圧も上昇する。トランジスタM1のゲート・ソー
ス間電圧Vgsは小さいためトランジスタM1にはわずか
な電流しか流れない。トランジスタQ12のベース電圧
も低いため、トランジスタQ12も非導通のままであ
る。定常状態では、電流源であるMOSトランジスタM
1とトランジスタQ11にはわずかな電流しか流れな
い。
【0012】他の実施の形態を図2に示す。この実施の
形態では、PMOSトランジスタM1のバックゲートを
出力端に接続している。このような構成とすることによ
っても、図1に示す回路と同様の効果が得られる。
【0013】なお、第1、第2実施例ともにPMOSト
ランジスタM1をPNPトランジスタに置換して同様の
回路を構成することが可能である。
【0014】この場合にはすべてのトランジスタがバイ
ポーラとなるためプロセス上有利となる。
【0015】図3に、SPICEシミュレーションによ
り得られた、図4に示す従来のECL論理回路と図1に
示す実施の形態における過渡解析結果(出力端負荷容量
L=0.5pF)を示す。
【0016】同図において、横軸は時間[ns]、縦軸
は電圧[v]を表わす。また図中のINは入力信号、O
UT1は実施の形態の出力信号、OUT2は従来例の出
力信号を表わしている。このSPICEシミュレーショ
ンの結果では、出力端負荷容量CL =0.5pF時にお
ける立ち下り時の伝般遅延時間は、従来のECL論理回
路に対し実施例では約1/3となり、この時の消費電流
は従来ECL論理回路と実施例でほぼ同じであった。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のECL論
理回路によれば、ECL論理回路の出力回路をエミッタ
フォロア回路とダーリントン接続回路とによって構成す
るので、ECL論理回路の消費電流を増加させることな
くECL論理回路の高速化することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施の形態を説明する回路図
である。
【図2】図2は、本発明の他の実施の形態を説明する回
路図である。
【図3】図3は、従来例と本願回路との動作特性の比較
を説明するグラフである。
【図4】図4は、従来のECL論理回路の構成例を示す
回路図である。
【符号の説明】
Q1〜Q19 NPNトランジスタ M1〜M2 PMOSトランジスタ R1〜R13 抵抗 1 エミッタ結合回路 2 MOSトランジスタ駆動回路 3 出力回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いのエミッタを共通に接続した複数のト
    ランジスタを用いて入力信号に対応する出力信号の論理
    状態を決定するECL論理部と、 第1の電源と出力端との間に接続されて、前記ECL論
    理部の出力信号をレベルシフトして前記出力端に供給す
    るエミッタフォロア回路と、前記出力端と第2の電源と
    の間に接続されて、前記ECL論理部の出力信号の第1
    のレベルに応じて導通し、第2のレベルに応じて非導通
    となるダーリントン回路と、を含む出力部と、 前記ECL論理部の出力信号をレベルシフトして前記ダ
    ーリントン回路の制御入力に印加する駆動部と、 を有するECL論理回路。
  2. 【請求項2】前記ダーリントン回路は、 ゲートが前記駆動部のレベルシフト出力を受け、ソース
    が前記出力端に接続され、ドレインが抵抗を介して第2
    の電源に接続されるトランジスタと、このトランジスタ
    に並列に夫々コレクタ及びベースが接続されるバイポー
    ラトランジスタと、によって形成されることを特徴とす
    る請求項1記載のECL論理回路。
  3. 【請求項3】前記第2の電源に接続されるトランジスタ
    はPMOSトランジスタ、前記バイポーラトランジスタ
    はNPNトランジスタである、 ことを特徴とする請求項2記載のECL論理回路。
  4. 【請求項4】前記第2の電源に接続されるトランジスタ
    はPNPトランジスタ、前記バイポーラトランジスタは
    NPNトランジスタである。ことを特徴とする請求項2
    記載のECL論理回路。
  5. 【請求項5】互いのエミッタが共通に接続され、各々の
    ベースに信号若しくは所定レベルが印加される第1及び
    第2のトランジスタと、 前記エミッタに接続される第1の定電流源と、 第1のトランジスタのコレクタと第1の電源との間に接
    続される第1の抵抗と、 ベースが第1のトランジスタのコレクタに接続され、コ
    レクタが第1の電源に接続され、エミッタが第2の抵抗
    を介して第2の電流源に接続される第3のトランジスタ
    と、 ベースが第1のトランジスタのコレクタに接続され、エ
    ミッタが出力端に接続される第4のトランジスタと、 ソースが第4のトランジスタのエミッタに接続され、ゲ
    ートが第2の抵抗と第2の電流源との接続点に接続さ
    れ、ドレインが第3の抵抗を介して第2の電源に接続さ
    れる第5のトランジスタと、 コレクタが出力端に接続され、ベースがMOSトランジ
    スタのドレインに接続される第6のトランジスタと、 を備えるECL論理回路。
  6. 【請求項6】第1乃至第4および第6のトランジスタは
    NPNトランジスタ、前記第5のトランジスタはPMO
    Sトランジスタである、 ことを特徴とする請求項5記載のECL論理回路。
  7. 【請求項7】前記第5のトランジスタのバックゲートが
    第1の電源若しくは第4のトランジスタのエミッタに接
    続される、 ことを特徴とする請求項6記載のECL論理回路。
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