JP2545730Y2 - Icインターフェース回路 - Google Patents

Icインターフェース回路

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JP2545730Y2
JP2545730Y2 JP1101791U JP1101791U JP2545730Y2 JP 2545730 Y2 JP2545730 Y2 JP 2545730Y2 JP 1101791 U JP1101791 U JP 1101791U JP 1101791 U JP1101791 U JP 1101791U JP 2545730 Y2 JP2545730 Y2 JP 2545730Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ICテスターなどに
おいて、ICドライバと被試験用ICの入出力端子との
間に配されるICインターフェース回路に関し、特に回
路がモード信号に制御されてドライバモードよりハイイ
ンピーダンスモードへ実質的に切換わる時間を高速化し
たものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のICインターフェース回
路を図3,図4を参照して説明する。ICインターフェ
ース回路は外部から供給されるモード信号により切換制
御され、そのモード信号がドライバモードである時、外
部のICドライバ1より入力端子2に入力される信号を
ほぼそのまま出力端子3を介して被試験用IC4の入出
力端子4aに供給し、前記モード信号がハイインピーダ
ンスモードである時、IC4の入出力端子側より見たI
Cインターフェース回路の出力インピーダンスがハイイ
ンピーダンスとなるよう動作する。ハイインピーダンス
モードにおいては、IC4の出力信号が入出力端子4a
に接続されている受信回路5に供給されるが、ICイン
ターフェース回路の出力インピーダンスはハイインピー
ダンスとなっているので、IC4より受信回路5への信
号伝送には何の影響も与えない。回路構成 定電流源PI1 にトランジスタQ1 のエミッタが接続さ
れ、そのコレクタとICインターフェース回路の入力端
子2との間に、3個のダイオードが定電流源PI1 の電
流方向と同じ方向に直列に接続されているダイオード回
路N1 が接続される。また定電流源PI1 にトランジス
タQ2 のエミッタが接続され、そのコレクタはダイオー
ドD7 を介して正電圧源P1 に接続される。
【0003】定電流源PI1 とほぼ同じ電流値の定電流
源PI2 の電流吸込端子にトランジスタQ3 のエミッタ
が接続され、そのコレクタと入力端子2との間に、3個
のダイオードが定電流源PI2 の電流方向と同じ方向に
直列に接続されたダイオード回路N2 が接続される。ま
た定電流源PI2 の電流吸込端子にトランジスタQ4
エミッタが接続され、そのコレクタはダイオードD8
カソード〜アノードを介して負電圧源M1 に接続され
る。
【0004】正電圧源P2 にトランジスタQ5 のコレク
タが接続され、そのエミッタはダイオードD1 と抵抗器
3 との直列回路を介して、出力端子3に接続され、そ
のベースはトランジスタQ1 のコレクタに接続されると
共にダイオードD9 を介してトランジスタQ4 のコレク
タに接続される。負電圧源M2 にトランジスタQ6 のコ
レクタが接続され、そのエミッタは、ダイオードD2
抵抗器R4 との直列回路を介して出力端子3に接続さ
れ、そのベースはトランジスタQ3 のコレクタに接続さ
れると共にダイオードD10のカソード〜アノードを介し
てトランジスタQ2 のコレクタに接続される。
【0005】Q1 〜Q4 のベースは第1乃至第4モード
信号(図4のVB1〜VB4)がそれぞれ供給される制御端
子T1 乃至T4 にそれぞれ接続される。Q1 ,Q2 及び
3,Q4 によってそれぞれ一対の電流スイッチが構成
される。正電圧源P2 の電圧(例えば+16V)は正電
圧源P1 の電圧(例えば+10V)より充分高く設定さ
れ、また負電圧源M2 の電圧(例えば−12V)は負電
圧源M1 の電圧(例えば−5V)より充分低く設定され
る。正電圧源P1 の電圧(10V)及び負電圧源M1
電圧(−5V)はそれぞれ入力電圧V2Nの上限値(9
V)より大きく或いは下限値(−4V)より低く設定さ
れる。
【0006】次に回路の動作を説明するドライバモード(1) 制御端子T1 〜T4 のモード信号がドライバモードにあ
る時、ICドライバ1より、図4に示すような高レベル
又は低レベルのいずれかに切換わる入力信号VINが入力
端子2に供給される。入力信号VINはIC4がCMOS
型である場合には例えば0〜+3Vの信号であり、EC
L型の場合には例えば−1.8〜−0.8Vの信号であ
り、入力端子2の電圧はその入力電圧に追従して変化す
る。
【0007】Q1 ,Q3 がオン(しかも飽和することは
無い)、Q2 ,Q4 はオフに制御され、PI1 −Q1
1 −N2 −Q3 −PI2 の経路に電流が流れる。これ
により、Q1 のコレクタ電流の一部がQ5 のベースに供
給され、Q6 のベース電流がQ3 のコレクタに流し込む
ことができるようになるので、Q5 ,Q6 はオン(しか
し飽和することはない)とされ、P2 −Q5 −D1 −R
3 −R4 −D2 −Q6−M2 の経路に電流が流れる。Q
2 がオフとなるのでD7 ,D10もオフとされ、またQ4
がオフとなるのでD8 ,D9 もオフとされる。
【0008】入力電圧VINはダイオード回路N1 により
3×VF (VF はダイオードの順電圧)だけ持ち上げら
れてQ5 のベースに供給されるが、Q5 のベース〜エミ
ッタ電圧VBE5 とダイオードD1 の順電圧VF1と抵抗器
3 の端子電圧VR3の和の電圧VT1だけ引き下げられて
出力端子3に供給される。前記和の電圧VT1はほぼ3×
F に設定されているので、出力端子3に供給される電
圧は入力電圧VINにほぼ等しくなる。同様に、入力電圧
INはダイオード回路N2 で3×VF だけレベルシフト
されてQ6 のベースに供給されるが、Q6 のベース〜エ
ミッタ電圧VBE6 と、D2 の順電圧VF2と抵抗器R4
端子電圧VR4との和の電圧VT2(3×VF にほぼ等しく
設定される)だけ持ち上げられて出力端子3に供給され
る。このようにして出力端子3の出力電圧VOUT は入力
電圧VINにほぼ等しくされる。ハイインピーダンスモード モード信号がt=t1 においてハイインピーダンスモー
ドに切換ると、Q1 ,Q3 はオフ、Q2 ,Q4 はオンに
切換えられ、定電流源PI1 の電流は、Q2 ,D7 を通
って正電圧源P1 に流れると共に、Q2 ,D10を通って
6 のベース入力側の導体パターンにつながる浮遊容量
O2(Q3 のコレクタ容量も含む)を充電する。Q6
ベース電圧VB6は図4に示すように、VB60 (ICドラ
イバ1よりデータが入力していない状態でのVB6をV
B60 とする。VB50 についても同様とする。)から正電
圧源P1 の電圧VP1にほぼ等しい電圧迄直線的に増加す
る。
【0009】同様に定電流源PI2 の電流は負電圧源M
1 よりD8 ,Q4 を通って流れると共に、一部はD9
介してQ5 のベース入力側の導体パータンにつながる浮
遊容量CO1(Q1 のコレクタ容量を含む)を負極性に充
電する。そのためQ5 のベース電圧VB5は図4に示すよ
うに、VB50 から負電圧源M1 の電圧VM1にほぼ等しい
電圧迄直線的に減少する。
【0010】これによりVB5とVB6とは次第に電圧の大
きさが逆転し、Q5 のベース〜エミッタ、D1 ,D2
6 のエミッタ〜ベースにそれぞれ逆電圧が印加される
ようになり、それぞれオフとされる。従って出力端子3
側より見た回路の出力インピーダンスはハイインピーダ
ンスに保持される。またこの間、ダイオード回路N1
2 にも逆方向電圧が印加されてオフとされる。
【0011】VB5がVB50 よりe≒0.7V(トランジ
スタのエミッタ〜コレクタ順電圧程度)に低下し、また
B6がVB60 よりe≒0.7V程度増加した時刻をt=
Aとすると、t=t1 からtA 迄の時間は、Q5 ,Q
6 の出力インピーダンスはオン状態(但し不飽和)にお
ける通常のインピーダンスからオフ状態におけるハイイ
ンピーダンスに変化する過渡的な期間である。D1 ,D
2 もこのt1 〜tA の期間においてほぼ同様にインピー
ダンスが低インピーダンスからハイインピーダンスに変
化する。ハイインピーダンスモードにおいてICインタ
ーフェース回路の出力インピーダンスが実質的にハイイ
ンピーダンスになるのはt1 =tA 以降であり、この期
間に被試験用IC4より受信回路5にデータを送信でき
るようになる。ドライバモード(2) 時刻t2 においてモード信号がドライバモードに切換わ
ると、急速にQ1 ,Q3 はオンに、Q2 ,Q4 はオフに
切換えられ、またダイオード回路N1 ,N2 はオンとさ
れる。VB5はVM1から直線的に増加しt=t3 において
一定値VB50 となり、VB6はVP1から直線的に減少し
て、t=t3 において一定値VB60 となり、Q5 ,D1
及びQ6 ,D2 はオフとされる。VB5及びVB6がそれぞ
れVB50 及びVB60 よりe≒0.7V程度、つまりトラ
ンジスタのエミッタ〜コレクタ順電圧程度低く又は高く
なる時刻をt=tB とすれば、tB からt3 迄の間はQ
5 及びQ6 の出力インピーダンスがハイインピーダンス
から通常の不飽和時のインピーダンスに変化している過
渡的な期間である。ICドライバ1からは、t=t3
降例えばt=t4 からデータが入力される。
【0012】
【考案が解決しようとする課題】従来の回路ではモード
信号がドライバモードからハイインピーダンスモードに
切換えられた時刻t=t1 から、回路の出力インピーダ
ンスが実質的にハイインピーダンスとなり、被試験用I
C4から受信回路5にデータを出力できるようになる時
刻t=tA 迄の時間は、比較的長くなり、結局IC4の
試験に要する時間が長くなる欠点があった。長くなる理
由は、PI1 −Q2 −D7 −P1 の経路に流れる電流I
p1は、定電流I1 の一部がD10を介して浮遊容量C02
充電するため、スルーレート(電流立上りの傾斜)が緩
やかであり、同様にM1 −D8 −Q4 −PI2 の経路に
流れる電流IM1は、定電流I2 がD9 を介してC01を負
極性に充電するため、スルーレートが緩やかとなる。即
ち、Q6 のベース電圧VB6及びQ5 のベース電圧VB5
それぞれC01及びC02が存在するために緩やかに変化す
るためである。この考案の目的はこのような従来の欠点
を解決して、モード信号がドライバモードからハイイン
ピーダンスモードに切換ってから、ICインターフェー
ス回路の出力インピーダンスが実質的にハイインピーダ
ンスに切換わる迄の時間を従来より短縮しようとするも
のである。
【0013】
【課題を解決するための手段】外部から供給されるモー
ド信号により切換制御され、そのモード信号がドライバ
モードである時、外部のICドライバより入力端子に入
力される信号をほぼそのまま出力端子を介してICの入
出力端子に供給し、前記モード信号がハイインピーダン
スモードである時、前記ICの入出力端子側より見た回
路の出力インピーダンスがハイインピーダンスとなるよ
うに動作するICインターフェース回路において、この
考案の回路は、以下のように構成される。
【0014】第1定電流源に第1トランジスタのエミッ
タが接続され、そのコレクタより前記入力端子に向けて
複数のダイオードを直列接続した第1ダイオード回路が
接続される。前記第1定電流回路に第2トランジスタの
エミッタが接続され、そのコレクタは第1抵抗器を介し
て第1負電圧源に接続される。前記第1定電流源とほぼ
同じ電流値の第2定電流源の電流吸込端子に第3トラン
ジスタのエミッタが接続され、そのコレクタより前記入
力端子に向けて複数のダイオードを直列接続した第2ダ
イオード回路が接続される。前記第2定電流源の電流吸
込端子に第4トランジスタのエミッタが接続され、その
コレクタは第2抵抗器を介して第1正電圧源に接続され
る。
【0015】前記第1正電圧源の電圧より大きい電圧を
有する第2正電圧源に第5トランジスタのコレクタが接
続され、そのエミッタは第1ダイオードと第3抵抗器と
の直列回路を介して、前記出力端子に接続され、そのベ
ースは前記第1トランジスタのコレクタに接続される。
前記第1負電圧源の電圧より低い電圧を有する第2負電
圧源に第6トランジスタのコレクタが接続され、そのエ
ミッタは第2ダイオーダと第4抵抗器との直列回路を介
して前記出力端子に接続され、そのベースは前記第3ト
ランジスタのコレクタに接続される。
【0016】前記第1正電圧源に第7トランジスタのエ
ミッタが接続され、そのベースは前記第4トランジスタ
のコレクタに接続され、前記第7トランジスタのコレク
タは、第3ダイオードを介して前記第6トランジスタの
ベースに接続されると共に第4ダイオーダを介して前記
第7トランジスタのベースに接続される。前記第1負電
圧源に第8トランジスタのエミッタが接続され、そのベ
ースは前記第2トランジスタのコレクタに接続され、前
記第8トランジスタのコレクタは、第5ダイオードを介
して前記第5トランジスタのベースに接続されると共に
第6ダイオードを介して第8トランジスタのベースに接
続される。
【0017】前記第1乃至第4トランジスタのベースは
第1乃至第4モード信号がそれぞれ供給される第1乃至
第4制御端子にそれぞれ接続され、前記第1,第2トラ
ンジスタ及び前記第3,第4トランジスタによってそれ
ぞれ一対の電流スイッチが構成される。
【0018】
【実施例】この考案の実施例を図1及び図2に、図3、
図4と対応する部分に同じ符号を付し、重複説明を省略
する。正電圧源P1 ,P2 及び負電圧源M1 ,M2 の電
圧値及び入力電圧VINの上限値、下限値の大きさの関係
は従来例で述べたのと同じである。この考案の回路では
2 のコレクタは、浮遊容量CO2のつながるQ6 のベー
ス配線に接続されることなく、抵抗器R1 を通じて負電
圧源M2 に接続される。またQ4 のコレクタもC01のつ
ながるQ5 のベース配線に接続されることなく、抵抗器
2 を通って正電圧源P1 に接続される。
【0019】Q5 のベースはD5 を介してQ8 のコレク
タに接続され、Q8 のベースはQ2のコレクタに、また
エミッタは負電圧源M1 にそれぞれ接続される。またQ
8 のコレクタはD6 のカソード〜アノードを介してQ8
のベースに接続される。Q6 のベースはD3 のカソード
〜アノードを介してQ7 のコレクタに接続され、Q7
ベースはQ4 のコレクタに、エミッタは正電圧源P1
それぞれ接続される。また、Q7 のコレクタはD4 を介
してQ7 のベースに接続される。回路の動作 図2に示すようにモード信号が時刻t1 においてドライ
バモードよりハイインピーダンスモードに切換えられる
と、定電流源PI1 よりQ2 ,R1 を通じて負電圧源M
1 に電流IM1が流れる。この電流は図3の回路のように
6 のベースにつながる浮遊容量CO2を充電することは
無いので、きわめて急速に立上る。つまりスルーレート
が従来よりかなり大きい(正電圧源P1 よりQ4 へ流れ
る電流IP1についても同様である。)。
【0020】電流IM1が流れて、R1 による電圧降下
が、t=tC において0.7V程度になるとQ8 及びD
5 がオンとなり、CO1を充電していた電荷はD5 ,Q8
を通じて負電圧源M1 に流れる。このQ8 のコレクタ電
流はベース電流IB8のhFE(電流増幅率)倍と大きいの
で、CO1の電荷は急速に放電し、VB5は急速に立下る。
B5がt=tA において0.7V程度立下ると、Q5
1 はオフとなり、共にハイインピーダンスとなる。t
1 からtA 迄の時間は、上述したように、第1に負電圧
源M1 に流れる電流IM1のスルーレートが大きいこと
と、第2にQ8 はそのベース電流のhFE倍の大きなコレ
クタ電流を流せるのでCO1の電荷は急速に放電し、VB5
が急速に立下ることの二つの理由によって、図3の回路
(t1 〜tA≒10ns)に比較して7〜8ns程度に
高速化できる。
【0021】VB5が急速に立下り、Q8 のコレクタ電圧
C8も同様に立下り、t=tD において、VB8≒VM1
0.7(V)の電圧値より0.5V程度小さい電圧にな
ると、D6 がオンとなる。その時のQ8 のコレクタ〜エ
ミッタ電圧は、 VCE8 =VBE8 −VF6≒0.7−0.5=0.2(V) 程度となり、VCE8 がこれ以上小さくなって、Q8 が飽
和しないようにしている。その理由は、Q8 が飽和する
と、オンからオフになる時間が長くなるからである。
【0022】t=tD においてD6 がオンになると、V
B5は、 VB5≒VM1+0.2+VF5(VF5≒0.5V) となる。CO1の電荷が更に放電し、D5 を流れる放電電
流がゼロに近くなると、t=tE においてD5 の両端の
電圧はほぼ等しくなり、VC8≒VB5となる。t=t2
おいてモード信号がドライバモードになると、急速にQ
1 ,Q3 はオン、Q2 ,Q4 はオフとされる。Q2 のコ
レクタよりR1 ,D6 ,Q8 を経由して負電圧源M1
流れる電流は次第にゼロとなり、t=tF においてVB8
=VE8=VM1となってQ8 はオフ、従ってD6 ,D5
オフとなり、Q5 のベース入力回路に影響を与えないよ
うにされる。
【0023】Q1 のコレクタ電圧によってCO1は充電さ
れ、VB5は比較的緩やかに立上り、t=tB 〜t3 にお
いてQ5 ,D1 はオフからオンに切り換えられる。な
お、t=tF 以降の回路の動作は図3の回路と同じであ
る。以上図1の上半部の回路の動作を主に説明したが、
下半部の動作は上半部の動作と類似しているので、図2
に要部の波形を示すにとどめ、説明を省略する。
【0024】
【考案の効果】以上述べたように、この考案によれば、
t=t1 においてモード信号がドライバモードからハイ
インピーダンスモードに切換えられ、電流スイッチQ2
を通して負電圧源M1 に流れる電流IM1及び正電圧源P
1 より電流スイッチQ4 を流れる電流IP1のスルーレー
トはそれぞれQ6 又はQ5 のベース入力側の浮遊容量C
O2又はCO1と切離されているので、従来よりきわめて大
きくなる。
【0025】また上記CO1,CO2はQ8 又はQ7 を通じ
て負電圧源M1 又は正電圧源P1 に接続され、充電され
ていた電荷が急速に放電するために、出力トランジスタ
5,Q6 のベース電圧VB5,VB6は急速に立下り或い
は立上り、t=tA においてQ5 ,Q6 ,D1 ,D2
カットオフされる。上記の二つの理由によって、モード
信号がハイインピーダンスモードに切換えられてより、
回路の出力インピーダンスが実質的にハイインピーダン
スになる迄のt1 〜tA 間の時間は従来より2〜3割短
縮される。従ってそれだけ速かに被試験用ICを入力モ
ードより出力モードでの試験に切換えることができ、I
C試験時間を短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例を示す回路図。
【図2】図1のタイムチャート。
【図3】従来のICインターフェース回路の回路図。
【図4】図3のタイムチャート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−273615(JP,A) 実開 昭54−8360(JP,U) 実開 昭62−178628(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から供給されるモード信号により切
    換制御され、そのモード信号がドライバモードである
    時、外部のICドライバより入力端子に入力される信号
    をほぼそのまま出力端子を介してICの入出力端子に供
    給し、前記モード信号がハイインピーダンスモードであ
    る時、前記ICの入出力端子側より見た回路の出力イン
    ピーダンスがハイインピーダンスとなるように動作する
    ICインターフェース回路において、第1定電流源に第
    1トランジスタのエミッタが接続され、そのコレクタよ
    り前記入力端子に向けて複数のダイオードを直列接続し
    た第1ダイオード回路が接続され、前記第1定電流回路
    に第2トランジスタのエミッタが接続され、そのコレク
    タは第1抵抗器を介して第1負電圧源に接続され、前記
    第1定電流源とほぼ同じ電流値の第2定電流源の電流吸
    込端子に第3トランジスタのエミッタが接続され、その
    コレクタより前記入力端子に向けて複数のダイオードを
    直列接続した第2ダイオード回路が接続され、前記第2
    定電流源の電流吸込端子に第4トランジスタのエミッタ
    が接続され、そのコレクタは第2抵抗器を介して第1正
    電圧源に接続され、前記第1正電圧源の電圧より大きい
    電圧を有する第2正電圧源に第5トランジスタのコレク
    タが接続され、そのエミッタは第1ダイオードと第3抵
    抗器との直列回路を介して、前記出力端子に接続され、
    そのベースは前記第1トランジスタのコレクタに接続さ
    れ、前記第1負電圧源の電圧より低い電圧を有する第2
    負電圧源に第6トランジスタのコレクタが接続され、そ
    のエミッタは第2ダイオーダと第4抵抗器との直列回路
    を介して前記出力端子に接続され、そのベースは前記第
    3トランジスタのコレクタに接続され、前記第1正電圧
    源に第7トランジスタのエミッタが接続され、そのベー
    スは前記第4トランジスタのコレクタに接続され、前記
    第7トランジスタのコレクタは、第3ダイオードを介し
    て前記第6トランジスタのベースに接続されると共に第
    4ダイオーダを介して前記第7トランジスタのベースに
    接続され、前記第1負電圧源に第8トランジスタのエミ
    ッタが接続され、そのベースは前記第2トランジスタの
    コレクタに接続され、前記第8トランジスタのコレクタ
    は、第5ダイオードを介して前記第5トランジスタのベ
    ースに接続されると共に第6ダイオードを介して第8ト
    ランジスタのベースに接続され、前記第1乃至第4トラ
    ンジスタのベースは第1乃至第4モード信号がそれぞれ
    供給される第1乃至第4制御端子にそれぞれ接続され、
    前記第1,第2トランジスタ及び前記第3,第4トラン
    ジスタによってそれぞれ一対の電流スイッチが構成され
    て成る、ICインターフェース回路。
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